悲劇で貴族なおすすめアニメランキング 3

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月11日の時点で一番の悲劇で貴族なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

77.5 1 悲劇で貴族なアニメランキング1位
平家物語(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (348)
1095人が棚に入れました
《祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり 娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす》
平安末期。平家一門は、権力・武力・財力あらゆる面で栄華を極めようとしていた。
亡者が見える目を持つ男・平重盛は、未来(さき)が見える目を持つ琵琶法師の少女・びわに出会い、「お前たちはじき滅びる」と予言される。
貴族社会から武家社会へ―― 日本が歴史的転換を果たす、激動の15年が幕を開ける。
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

すべて枯れゆく

山田尚子&高野文子、
制作、声優、条件が揃いすぎている。

平家の人々と琵琶を持つ少女びわ、
時代に翻弄されながらも懸命に生きる人々、
貴族社会から武家社会へ、激動の時代に揺れる。

諸行は無常であること。

羊文学の主題歌が美しく、
平家の栄華を描いたものであれ、
その日常に、その風景に、
無常観という魔法がどこか揺蕩い、
ここに生きた人々が愛おしくなる。

{netabare}亡者が見える重盛に、
亡者は何を語るのでしょう!?{/netabare}

やがてくる没落か、己の死か。

最終話視聴追記。
{netabare}水面に沈む平家の赤旗、叫べども届かず、
長門の潮の流れ、あまりにも美しい夕凪、
生者必滅、渦に身を投じ、ここに散る。{/netabare}

生きることは、語り継ぐことなのでしょう。
正しく喪に服し、亡き者に祈りを捧げる。
人の世にある苦しみを乗り越えるための祈りを。

沙羅の花、儚く美しく。

合掌。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 64
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

雰囲気の功罪

そのまんまお馴染みの古典をモチーフに山田尚子氏がメガホンをとり、複数作品でタッグを組んだ牛尾憲輔氏が音楽を担当。さらにシリーズ構成/脚本に吉田玲子氏を迎えるとなると期待せざるを得ません。声優陣も盤石な配置。
一方でこれだけ化物級の古典となると、史実との辻褄合わせもさることながら合わせて原本とダブルでの整合性を求められる難しい側面もあったりするのが悩みどころです。

 エンタメとの両立ができるか?

長年読み継がれてきた原典はその事実をもって価値ありと断言できましょう。面白みは最高の素材をどう作り手が咀嚼してるか次第です。面白いとなっても以下のような受け止め方になろうかと思います。
 第一形態:辻褄はともかく単体で面白い佳作
 第二形態:元ネタの匂いを感じる良品
 最終形態:原典へのリスペクトを感じる名作


もともと『平家物語』作者は信濃前司行長とされてますが、琵琶法師の口伝が元ネタとの論も根強く、本作で琵琶法師の少女びわ(CV悠木碧)が観察者視点で物語に関与している点は小町…じゃなかった、、、ペー的にポイント高いです。
細部はともかく源平の顛末を知らない人はさすがにいないでしょう。結末を知ってる上での全11話を終えての感想。古典で答えに窮した時の模範解答↓

 {netabare}趣きがある{/netabare}

冒頭の答え合わせをすると“第二形態”となりましょうや。
結末を知っているのは我々だけではなくびわも一緒という設定。平家視点で描かれる群像劇は彼らに肩入れしながら知っていてもなにもできない無力感とセットです。琵琶を鳴らしながらの悠木さんの芝居も素晴らしい。納得のキャスティングでした。ヒロイン的な役どころは早見さん担当になるのでしょう。品が出ますね。
また良い意味での雰囲気お化け山田監督の映像に芝居させる手法も健在。やや平面的なデザインは絵巻物のようでこれまた趣きがあるといったところでしょうか。平家カラー赤色の椿が千々になるカットが幾度挿入されるのも印象的です。沙羅双樹の花の色は一説では白味がかった黄色と聞きますが、楽器琵琶の黄色味と語り手びわの白髪との配色で盛者必衰の理をあらわしてたのかもしれません。
{netabare}びわといえばやっと見つけた母が呼んでた実名“あさぎ”にも感慨深いものがあります。≪浅葱≫はやや青みがかった色を指し、母と同じオッドアイの着色と一緒。そんな母との繋がりを成り行きからか未来視できる己を疎んだかびわはあさぎ呼びを否定しますが、口とは裏腹に浅葱色の眼を平家の行く末を語り伝えるために使うと覚悟を決めたのはこの再会からでした。さらにあさぎ呼びを拒絶し「お達者で」と母と今生の別れを済ませながらも肌身離さなかった琵琶は≪浅黄≫薄い黄色すなわち沙羅双樹の花の色でもあったのです。うーん、掛詞。{/netabare}
映像だけではありません。今期OPとED双方を早送りしなかったのは本作のみでした。世が乱れようがきっと「世界は美しい」と歌いあげてる羊文学さんの曲も読経のようなスチャANIさんのも本作に合ってるのですよ。

保元・平治の乱以降、福原京への遷都そして屋島・壇ノ浦そして{netabare}大原御幸{/netabare}までをこの尺で取捨選択しながらやるのは至難の業だったと思われますが程よくまとまっていたと思います。
視点を平家に置いて浮気せず、平○盛ら盛々シリーズを程よく拾いながら徳子(CV早見沙織)を彼らより少しばかり前に出して平家方の“迷い”と“覚悟”を語らせる。ここがブレません。安徳天皇の故事をここで知って歴史に興味をもつなんてこともありそうです。


■まとめ:第二形態の理由

今クールの中でもトップクラスに良い作品。
抒情的な演出が得意な監督の芸風に沿った全11話とも言えます。作り手の咀嚼っぷりも魔改造してなくて一安心。そりゃ個別では首傾げるとこありましたが『平家物語』と銘打つ以上独自解釈に思いっきり舵を取るのは危険と判断したのでしょう。
その一方で抒情性に身を委ねたいわりにはどうしても故事(事件)の挿入っぷりが叙事的であっさりしていること。「○○があった」以上以下でもないと見えるのは良し悪しでしょうね。これは好みだと思います。いちいち拾うものなら資盛と徳子に仕えてる伊子(建礼門院右京大夫)のネタだけで3~4話できますもん。白拍子三人娘の片割れ(静御前)なんかもそう。モブが豪華すぎるのが悪いです。



※閑話休題

■はるばる壇之浦

数年前に壇ノ浦古戦場訪れた時紙芝居やっていました。演目は『耳なし芳一』。おじさんの迫真の芝居とプレイヤーから流れる琵琶の音色で娘がガン泣きしたのは良い思い出です。
今思えば安徳天皇陵ある赤間神宮行っておけばよかったです。隣接してる春帆楼には行ったのに。



視聴時期:2022年1月~3月 リアタイ

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2022.03.29 初稿

投稿 : 2024/11/09
♥ : 60
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

目を開いて祈ること

アニメーション制作:サイエンスSARU、
監督:山田尚子、シリーズ構成・脚本:吉田玲子、
キャラクターデザイン:高野文子(原案)、小島崇史、
音楽:牛尾憲輔、原作:古川日出男訳『平家物語』

無常観が物語の根底にある。
見ることしかできなくても、
現実をしっかりと見て、今を生きていかなければならないという、
自身への励ましのようにも思える。

諸行無常―――
全てのものは変化し、移り変わっていくもの。
変化したことをいくら嘆いても、そこには空虚しか残らない。
仏教的な無常観というらしい。
『平家物語』のなかで、山田尚子監督は「びわ」という
架空の琵琶法師を生み出し、自身を重ね、
「見ることしかできない」と語らせる。
栄華を極めた平家の一端を目にし、
そこにも気の良い人々や現実に苦しむ人々を見る。
美しいものもたくさん網膜に焼き付ける。
{netabare}壇ノ浦の戦いでは間近で戦場を目にする。{/netabare}
最初は「見たくない」と目を塞いでいた
びわが最終的には全てを見ようとする。
目を塞いでいるだけでは、何も変わらないし、
何も変えられないのだと気付く。
最後には「祈ることだけができること」と悟る。
それは、武士の社会で生きた女性の多くが
やがて出家をする境地に似ている。
{netabare}徳子のように。{/netabare}

山田尚子監督が作品でいちばん重視したもの。
平家の世で生きた人たちが普通の感覚を持つ人間だったこと。
心のある現実感のある人々だったということを
描きたかったのではないかと感じた。
平家物語としていつまでも語り続けられた
特殊な時代であっても、そこにはごく普通の
人たちが必死に、そして楽しく生きていたのだということ。
京都アニメーションもまた普通の人々が
楽しく、しかし必死になって生きていた。

京アニ放火事件によって、
とんでもない災厄に見舞われた山田尚子監督。
多くの仲間が亡くなり、
もうアニメを制作するのはやめようと考えたに違いない。
しかし、見事に復帰を果たしてくれた。
復帰第一作として『平家物語』の話が舞い込んだのは、
ある意味、必然だったとも思える。
また、山田尚子監督の決意を表していると感じる。
彼女にとって哀しみを受け止めて「祈ること」とは、
「アニメを、作品を制作すること」なのだ。

消えゆく栄華、流れゆく煙、散りゆく花。
美と無常観が画面上で流れていく。
今回は、歩んでいく人々の「足」は、
あまりクローズアップされない。
生きとし生けるものは全て滅んでしまうという感情が
物語自体の根底にあるからだろう。
しかし、山田尚子監督の表現として残されたものがある。
それは「鳥」だ。
序盤から頻繁に登場する鳥。
これはおそらく『リズ鳥』で山田尚子監督が
イメージしたものが表現されている。
監督に僅かながら残っている「未来」への感情。

飛び立つもの。
向かうもの。

何に向かっていくのかは分からない。
しかし、彼女のなかにある世界は、
現段階ではもう「諸行無常」だけではないのだ。
それが、この物語のいちばんの救いなのかもしれない。
(2022年4月23日初投稿)


山田尚子監督と音楽(2022年6月25日追記)

山田尚子監督といえば、音楽好きで知られている。
実際、作品のなかでどう考えても
山田尚子監督が引っ張ってきているだろ、と思わせて
本当にその通りのことがかなり多い。

例えば、『リズと青い鳥』のHomecomingsや
ダブル・ルーリードの表現。
『平家物語』の羊文学『光るとき』と
agraph『unified perspective』。
どれもいかにも山田監督らしい。
羊文学はいかにも山田監督が好きそうなロック。
どこかHomecomingsに通じる透明感のあるサウンドが魅力で、
これは誰が聴いてもその良さは分かるだろう。
より山田尚子監督の特異さを思わせるのはエンディングだ。

彼女は、フュージョンやテクノにも造詣が深く、
学生のころから電気グルーヴやヨーロッパのテクノを
聴いていたそうだ。
そんな趣向があるのは知っていたが、
スチャダラパーのANIをフィーチャーした
牛尾憲輔のひとりユニット、agraphの曲を
エンディングに持ってきたのには驚かされた。

音を絞ったエレクトロサウンドにANIのラップが
静かに響き渡る。
ラストの高揚感から一気に終息に向かう展開と
アニメーションが物語と劇的にシンクロしているようで、
「音」自体に意味があるように感じさせるのはさすがだ。

先日発売されたユリイカ7月臨時増刊号の
湯浅政明監督と山田尚子監督の対談を読んだ。
ふたりとも牛尾憲輔を重用しているところが
ひとつの共通点。湯浅監督は、牛尾憲輔に
「僕と山田さん、どっちが大事なんだ」と
冗談でよく問い詰めていたそうで、
ある日、酔っていたときに牛尾氏が
「僕は山田派です!」と言っていたことを
山田尚子に告げて、いじっていたのが面白かった。
湯浅監督からすると、自分は音楽について、
それほど深くは知らないので、
山田尚子監督と牛尾憲輔がツーカーなのが
少し羨ましいらしい。

山田尚子監督と劇伴を務める牛尾憲輔氏。
このふたりのコンビが、これからもどんな
化学反応を見せてくれるのか、期待しかない。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 58

73.6 2 悲劇で貴族なアニメランキング2位
ベルサイユのばら(TVアニメ動画)

1979年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (137)
627人が棚に入れました
18世紀のフランスで、男として育てられた14歳の貴族オスカルは新たに皇太子妃となるマリー・アントワネットを護衛する近衛隊長に任じられた。心優しい彼女を守って数々の修羅場を戦い抜くオスカルだが、贅沢三昧の王侯貴族と貧しい庶民の溝は日々深まっていき、やがて血で血を洗うフランス革命が勃発する…。

声優・キャラクター
田島令子、志垣太郎、上田みゆき、野沢那智、吉田理保子、三景啓司、市川治、キートン山田、内海賢二、京田尚子、安原義人、森功至

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

オスカルは「餌」(笑)。(連載開始45周年らしい)

原作は少女漫画『ベルサイユのばら』(池田理代子作)。

実際にあったフランス革命近辺の時代を、架空のキャラクターオスカルの視点からを中心に描く歴史大河ロマン作品。

作中で歴史は20年近く経つ、今の感覚からすると長い感じの作品です。

池田先生は当初マリー・アントワネットを主人公にした作品を構想して、編集部に却下されたらしいです(笑)。オスカルを立てても、少女漫画誌で歴史物を連載すること自体に難色を示されたらしい。

当初の構想の影響か、オスカルの青春だけでなくマリー・アントワネットの奔放さみたいな辺りの描写にも時間が割かれています。

他にアンドレは有名だと思いますが、フェルゼン伯爵辺りも重要キャラですね。

オスカル中心に観るだけでなく、是非マリー・アントワネットやフランス革命にフォーカスして観ていただきたい作品です!

OP/EDも劇伴音楽もかなり良いと思うので、想い出補正はあるかもしれませんが、音楽評価は5です(笑)。

2017.4.21追記:
1972年に原作マンガのマーガレットでの連載が始まったらしく、今年2017年は連載開始45周年、池田理代子先生はデビュー50周年らしいです。これを記念して復刊ドットコムから豪華版(全7巻: 復刊ではない)が刊行されることになりました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27
ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

薔薇は気高く咲いて、薔薇は美しく散る ジュテーム、オスカル

1979年~1980年放送のテレビアニメ 日本テレビ系列 全40話

原作 池田理代子 監督 長浜忠夫→出崎統 制作 東京ムービー

泣く子も黙る熱血監督二人のリレーによる少女漫画のアニメ化。
いまだに信じられませんが、多くの人が名作と批評している作品でもあります。
 
観たのはうちの奴なので感想を聞きましたが、壮絶なネタバレ注意です。

{netabare}前半はマリーアントワネットが中心で声優の声が優しく美しく大好きでした。
後半はオスカル(女)とアンドレ(男)が中心となります。
すれ違う恋が切ない二人で、両想いになってから短いんです。
アンドレ(平民)と結婚するためにオスカルは貴族を捨てます。
二人とも死んでしまうんですが、恋愛シーンが短すぎます。
フランス革命でみんな死んじゃいます。悲しすぎます。
マリーアントワネットは白髪化して首を刎ねられます。{/netabare}

観終わったのは私ではありませんので、いつかは観たいと思っております。
長浜監督は声優の起用で揉めて降板したといわれていますが、
翌年病気で亡くなったことからして、盟友の出崎氏に託したというのが正しんではないでしょうか。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

フランスの歴史の一端として

フランスの貴族政治の隆盛期からフランス革命までのお話。
一般市民と貴族との乖離と貴族社会における陰謀と腐敗を
ドラマチックにアニメにした感じで、なかなか面白い作品
でした。マリー・アントワネットを守るオスカルは女性で
ありながら男として育てられ、美しすぎる近衛士官(王妃
の護衛をするかなり位の高い士官)で、とにかくカッコい
いメインキャラでした。

貴族の豊満政治に業を煮やした反乱兵士や市民の勢力が拡
大し、最後は実質のフランス革命のごとくバスティーユ監
獄が市民の反乱で陥落し、貴族政治は崩壊。マリー・アン
トワネットも処刑ということで、フランス革命の流れを、
アニメで観ることができる作品です。よくできています。
 
ドラマとしても、男性目線というよりは女性目線の恋愛観
が展開していて、いけないことも美しく表現されています。
しかし、陰謀に関しては、かなりネチネチしていて、この
時代のアニメ特有の陰湿な感じはあります。
 
女性が男らしい振る舞いをして、男らしい言葉を話す・・・
みたいな先駆け的作品であったと思う。OP曲の最初の画の
オスカルは、裸にバラがまとわりついている画だったので、
子供の頃はちょっと観るのが恥ずかしかった思い出がありま
す。
フランス革命はどうして起こったのか分かると思いますよ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

63.2 3 悲劇で貴族なアニメランキング3位
オルタンシア・サーガ(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (167)
380人が棚に入れました
イエペタス半島に700年の歴史を誇る大国――オルタンシア王国。その豊穣な土地を狙う周辺国によって幾度となく侵略の脅威に晒され続けるも、王国に仕える二大公国――オリヴィエ公国とカメリア公国が剣と盾となり、長きに渡って戦禍を免れてきた。しかし、聖王暦767年12月5日。オルタンシア王国に対し、カメリア公国が突如反旗を翻す。カメリア公国の反逆、そして反乱と時を同じくして現れるようになった魔物によって、オルタンシア王国に混迷の時代が訪れようとしていた……戦乱の世で、様々な運命に翻弄されていく騎士たち。悲劇から始まった宿命の継承と戦いが、動き出す。

声優・キャラクター
細谷佳正、堀江由衣、津田健次郎、上田麗奈、内田彩、梅原裕一郎、小林ゆう、柿原徹也、子安武人、乃村健次、江口拓也、大坪由佳、堀江一眞、池田秀一
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

認めたくないものだな。自分自身が、「○○サーガと○○戦記は、無条件で観てしまう病」だということを(笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
ジャンルはファンタジー。ゲーム原作。

ファイヤーエンブレムとかティアリングサーガみたいな世界観ですかね。

スマホRPG原作ということで、ストーリーが弱く、内容や台詞は安っぽい。作画も良くない。決してオススメできるアニメではありません。

Q:じゃななぜ完走したの? 
A:病気だから仕方がないんです(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
唯一誉めるとしたら、最終話Cパートか。英雄が悪魔として復活。最終話Cパートにして、初めて面白くなるとは。

誉めるの終了(笑)

サーガ、とつく以上、観たいのはRPGより、大河ドラマなんですよね。

スマホゲームは基本的に、ストーリーは弱いと思っています。

①配信が続く限り、継ぎ足し継ぎ足しでストーリーを作っていくから。

②そもそもスマホゲームユーザーが、高いストーリー性を求めていないから。

③ストーリーで売らなくてもガチャで収入を得られるから。

などが理由でしょうか。

本作もそうです。国の存亡をかけた、凄く大きなドラマ(大河)なのに、小さなストーリーをチマチマと繋いでるだけ。国ではなく、個人の話になってるんですよね。最終話も、結局は親子対決。

一万の味方を得るために奔走したり、相手の知謀に負けない戦略を練ったり、そういうのが見たいのに、数人のパーティがチマチマと戦っていて、国なんて救えるのかと。

というか、主人公はアルフレッドなんだろうけど、アリエルの物語に乗ってしまうから、英雄譚としての弱さが出るんだよね。アルフレッドを主人公にするなら、アリエルは助けられる姫君で良いし、アリエルを強き女性にするなら、アリエルの英雄譚にすれば良い。

あ~ぁ、ロードス島戦記は神(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
いきなりクライマックスからのスタート。今のところ、普通のファンタジーゲームアニメって感じ。

2話目 ☆2
なんかもう少し、大河っぽくしてほしいな。

3話目 ☆2
アンデッドの村。王道ファンタジーでちゃんとつまらない(笑)

4話目 ☆


5話目 ☆
このぶつ切り感が、スマホゲームっぽい。

6話目 ☆


7話目 ☆3
こういう騎士の叙任とか、好き。

8話目 ☆


9話目 ☆


10話目☆2
まおゆう。マスケット試し打ちって、情報漏れるデメリットでかすぎだろ。銃に当てられるなら、頭撃ち抜けば良いのに。

11話目 ☆2
普通に考えて、ルーラが使える黒騎士は、アリエルをピンポイントで狙った方が良いよな。

12話目 ☆3
魔神、なんか変なの出てきた(笑) ラストバトル、めっちゃアッサリ(笑) んで、主人公死亡。って、生きてるんか~い。なるほど、悪魔としての復活。最終話にして、少し面白くなるという(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

オーソドックスなファンタジー作品

原作未プレイ 全12話

オルタンシア王国の王宮で突然王が人狼に襲われ死亡、周りの騎士たちが人狼に立ち向かう間、王女は落ち延び主人公の領地に逃げこみ見習い騎士と偽り暮らしていました。それから数年後、王国で起こる様々な出来事を描いた作品です。

中世ヨーロッパ時代のような世界、剣や弓などを武器としたオーソドックスな戦い、段々と真実が分かり終わったと思いましたが、お話は続くようですね。

お話はそれほど盛り上がらず、特に特筆すべきところはありませんでした。

興味があれば1話観て判断されるといいかもしれません。

OPはMY FIRST STORYさん、EDはまふまふさんが歌っています。

最後に、配役は?がつきますが、ゲーム原作とあって声優陣は豪華でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 15

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

キモチいいくらい王道のRPG作品

キモチいいくらい王道のRPG作品。
しかも、こういう作品が嫌いじゃないからついつい見ちゃう。
だけど、間違いなく数年後にはストーリーを忘れているだろうなぁって、自信がある(笑)。
そのくらい、テンプレな作品。

第8話。次々と現れる仲間たちに感動する回。
ここが一番の見所。





って思っていたら、最終話のラストで『ええっ!!』ってなる。
ここにきてこのオチか!!って。

しかも、ここで終わりだから始末が悪い。
この後どうなるの!?ってなっちゃう。

なんて作品だ(笑)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13
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