イムラ さんの感想・評価
4.4
好き嫌い分かれてますね♪
<2020/12/16 初投稿>
原作漫画は未読です。
あらすじは一期のレビューとそこまで変わらないので(というか変わった部分書くとネタバレなので)割愛。
本作の楽しみ方について少し書こうと思います。
本作は理屈じゃなく感性で楽しむ。
此れに尽きます。
もともとソウルイーターの頃からその傾向はありました。
すなわち「Don't think! Feel!(考えるな!感じろ!)」
大久保篤さんの作風はそういうところがあります。
誰とも似ていないオンリーワンなデザインと世界観で繰り広げられる物語には常にどこか狂気を孕んでいます。
その狂気の正体についてロジカルな説明はされません。
読者と視聴者を不安の渦に追い込んでいく表現が秀逸。
この不安感に浸ることができるか?
理論的な説明のない心理描写や物語展開を許せるか?
この質問の答えがYesかNoかは完全に受け手の好みの問題だと思います。
ジャンプのH×H、デスノ、呪術廻戦などのロジカルで明快な物語の系譜とは真逆。
だから当然ながら賛否真っ二つ。
正直、ソウルイーターに比べると作者の魅力と力量があまり発揮しきれてない感じはしますが。
それでも本作、私は結構好きです。