怪盗アニメ映画ランキング 12

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の怪盗成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月06日の時点で一番の怪盗アニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.5 1 怪盗アニメランキング1位
名探偵コナン 紺青の拳(アニメ映画)

2019年4月12日
★★★★☆ 3.7 (105)
657人が棚に入れました
19世紀末に海賊船と共にシンガポール近海に沈んだとされる、世界最大のブルーサファイア“紺青の拳"。現地の富豪が回収を目論み、表舞台にその姿を現した時、マリーナベイ・サンズにて殺人事件が発生。現場には、怪盗キッドの血塗られた予告状が残されていた──。一方、シンガポールで開催される空手トーナメントを観戦する為、蘭と園子は現地を訪れていた。パスポートを持っていないので海外渡航できないコナンは留守番のはずだったが、彼を利用しようとするキッドの奇術的な方法により、強制的にシンガポールへ連れてこられてしまう。キッドに従わなければ日本に帰ることすらできないコナンは、メガネ、腕時計、服などすべて奪われ変装することに。その正体に気付いていない蘭に名前を聞かれ、とっさにアーサー・ヒライ(!?)と名乗る。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、山口勝平、山崎育三郎、河北麻友子

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

交通事故のような拳…京極真は恐ろしい漢である

高速で走行する自動車に撥ねられたかのように場外へと吹っ飛んでいく対戦相手…。

空手の試合とは思えない、衝撃を提供してくれる漢、京極真(まこと)。

コナンの劇場版のみを追いかけている層にとっては、なじみの薄い人物であろう。
それもそのはず、劇場版に登場するのは本作が初となる。
最強の空手家にして、蘭の友人、鈴木園子の恋人ポジションも担う好青年である。(CV.檜山修之)

コナンにおいて”空手”と訊けば、我らが”つのドリル”こと「蘭姉ちゃん」の活躍が真っ先に思い浮かぶ。(※普通に好きなキャラです。)
アクション面が強くなった近年の劇場版では、必ずと言っていいほど、彼女の怪力ぶりが際立つアクションシーンが見どころの一つとして用意されている。

そんな蘭の空手の成績は”関東大会優勝”。信じられないことに、彼女以上の猛者が全国にはいるのである。

そして京極真は”空手400戦無敗”という学生の枠を超えた”最強の漢”であり、戦績から言えば、蘭の格上に位置する”作中最強”との呼び声高い人物である。

そんな京極真が怪盗キッドと大暴れする本作は、当然ながらアクションが派手な、動きのある作品となっている。
初の海外である、シンガポールのマリーナベイサンズが舞台となっている点からも気合の入れようが感じられる。(某キャラが現地人として付き添うのは、余りに無理があると思うが…。)

それでいて事件も退屈ではなく、ミステリーとしても読めない要素が散りばめられているのは「から紅の恋歌」「ゼロの執行人」に続き3作連続。
以前の「アクションだけ頑張れば、事件はどうでもいい」風潮の作品が続いた時期(主観)から完全に脱却したと見ていい。
(本作も アクション>推理 の傾向が強いですが、推理要素も捨ててはおらず、事件に意外性もありました。)

名探偵コナンというブランドに胡坐をかいているだけでなく、映画単体として十分見応えのある作品となっている。

”最強の漢”京極真の強さと格好良さが際立つ映画に仕上がっており、園子との恋愛要素も強め。(このカップリングには、イマイチ興味のない人も多そうですが…。)

逆にキッド様の活躍を期待していくと、やや肩透かしに感じられるかもしれない。

主題歌は登坂広臣の「BLUE SAPPHIRE(ブルーサファイア)」
普段聞かないタイプの楽曲であったが、作品及び”京極真”にマッチしている楽曲だったと思う。

とにもかくにも、毎年恒例、ゴールデンウイーク時期のコナン映画鑑賞は、乙なものである。

オタクでない旧知の友人と感想をぶつけ合うことができる作品、そんなところにも多く観られている秘密があるのではないか。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 4
ネタバレ

ぼーち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

期待し過ぎていたのかも?

コナン歴20年以上、小学生の頃から今に至るまで漫画・映画などを楽しませて頂き、コナンは大好きな作品です。

今回の映画は、怪盗キッドにかけられたシンガポールで起きた殺人事件の犯人の容疑を、キッドからの依頼でコナンとキッドが協力し合い事件を解決していくというのがメインストーリーとなります。

サブキャラクターは、蘭・園子・京極さん・小五郎で、いつも出てくる少年探偵や博士たちはほんの僅かなシーンのみの登場です。

最近のコナン映画(5年以内)の中では、一番話の内容のクオリティが低かったと感じています。

●事件描写
上手く話しが描き切れていない感じや、この事件って結局なんだろう?と犯人の心情描写・犯行の経緯などがあっさりしすぎており、ラストは犯人の派手な犯行にもかかわらず事件が小さく感じてしまいました。

●コナン、キッド、京極真
それぞれが濃いキャラクターなのに、一人一人の話の軸がしっかりとしていないせいかまとまりがなく
、もう1時間映画が長かったらそれぞれを上手く絡ませたストーリーを作り上げる事が出来たんじゃないかなぁと思います。

●サブキャラクターについて
蘭の行動描写について
{netabare} とてもしっくり来なかったのはラストのシーンで蘭は「最初から新一ではなくキッドだと分かっていた」と話すシーンがあります。
まだ付き合い始めたばかりの蘭が、偽物だとわかっているキッドに対して水着で寄り添ったり手を握ったりする描写に、蘭ってこんな子だっけ?と感じました。 {/netabare}

●個人的な見所
今回見れて嬉しかったのは、園子のカチューシャをしていないシーンです。すごくイイ!

毎度お馴染みの爆破芸も健在です。今回も盛大に壊れますのでそこの作画もぜひ見ていただきたいです。

スクリーンで大迫力で見るコナン、子供の頃を思い出しわくわくしながら見ることが出来ました。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 1
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

そ〜んな〜の〜ほ〜せ〜き〜 タッタタラリラ

 今年も大規模爆発必ず起こる推理、アクションアニメだったです。事件、キッド、コナン、京極を巻き込んだ展開だったです。

 作画もなかなかよく、シンガポールの背景だとか綺麗だったです。
 おなじみの声優さんの声、キャラが良かった{netabare}けど、声優ゲスト主演した人の女性キャラが、あってないように思えたです。出てきたどっか子供の声もわざとらしい声だったし、どっかの予備校教師の会話が、せっかくのコナンを少し以上台無しにしている気がしたです。 {/netabare}

 OP後、少しして早くもまたもや舞台はシンガポール、キッド登場?、アーサー平井??が出てくるです。なぜ、キッドが巻き込まれたのか?です。はじめから、悪いやつが明らかにわかるようだったです。それが、話がすすむうちに真相が明らかになっていくです。
 しかし、終盤それだけではないところが、やはり劇場版名探偵コナンだったです。

 京極と園子との距離感も見どころです。新一??欄もいい感じ?になるのか?お楽しみです。

 アーサー平井こと江戸川コナンと怪盗キッドとの夢のタッグも目が話せないです。

 なんと言ってもアクションが凄いです。京極の戦闘力は超人的で、全体的とくに終盤の活躍、カッコいいです。
 最後、新一???がどうなるのか?、いつもどおりに思える落ちがあるので、お楽しみにです。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5

68.7 2 怪盗アニメランキング2位
劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス(アニメ映画)

2002年7月13日
★★★★☆ 3.9 (187)
1295人が棚に入れました
「こころのしずく」が伝説のポケモンを呼びさます…。
世界で一番美しく歴史のある水の都 <アルトマーレ>。そこでサトシたちは、ポケモン水上レースに参加する。レースの最中にサトシに興味をもって近づく「ラティアス」。「カノン」に変身したラティアスに導かれ、サトシたちは秘密の庭へ。「ラティオス」や「ボンゴレ」、本物のカノンと出会い、この庭と秘宝こころのしずくの話を聞かされる。この秘宝を狙うおしゃれな怪盗「ザンナー」と「リオン」。怪盗姉妹はラティオスをとらえ、こころのしずくを奪ってしまう。アルトマーレに隠された封印は解かれ、町は封鎖され、水路は枯れはて、やがて大津波が押し寄せてくる。サトシとピカチュウは、ラティアスとラティオスは、この危機をどう乗り越えるのか!?

声優・キャラクター
松本梨香、大谷育江、飯塚雅弓、うえだゆうじ、こおろぎさとみ、折笠富美子、江原正士、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、山寺宏一、石塚運昇、広川太一郎、神田うの、釈由美子、グッチ裕三
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

1人の少女に泣きました。

ポケモンをあまり知らなくてもグッときてしまうような映画です。
いや、ホントに。

水の都アルトマーレを舞台に
主人公のサトシ達は幻のポケモンラティオスとラティアスに出逢い
悪事を企む者から彼らを守るといった王道ストーリー。

ラティオスとラティアスは兄弟で
自分の姿を人に変化する能力を持っています。
ラティオスは少し遠目から妹を見守る優しいお兄さん。
ラティアスは元気なおてんば娘でサトシが大好き。
観ていて微笑ましいです。

そうですね。こんだけで何が面白いんだって話ですよね(笑)
言ってしまうとアレなのであまり言えませんが
兄弟愛とサトシ達が街を去るシーンがとっても素敵に描かれています。

アルトマーレの街もイタリアンチックで綺麗ですし
その細く迷路のような街の構造と入り組んだ水路を
利用したストーリー構成もよくできていて
そこに音楽をかけることで非現実感が良い具合に出ています。
その音楽もアルトマーレの街並みにとっても合っていてすごく心地よいです。


この映画は頭から尻尾の先まで大好きです。
何度見ても感動してしまいます。

ぜひ観てみては。

{netabare}


ザンナーとリオンがこころのしずくを奪い
リオンがその力を使おうとして結局は罰を受ける形になっていました。
これはこどもに向けていい教訓になったと思います。
リオンは暴走する中ザンナーがその様子に怯えるところが特にそうでした。
わるいことしてその自分の行動が原因となり
目の前の現実に恐怖する経験というのは大きいものだと思います。

ラティオスが死ぬときにこころのしずくが青く輝く地球と重ねられていました。
このイメージから連想されることは様々ですが、とても良かったと思います。
漠然としていてすみません(笑)



ラティオスの兄としての自己犠牲の死はやり切れませんね。
すごく悔しいものがありました。
まだその時でないものが汚れた力により命を落としてしまいました。
流さるはずのない血が流れてしまった。
だけれども、それは代えがたい事実となると同時に
彼の全てはこころのしずくとなりアルトマーレの中で生き続ける。
ちゃんと救いがありました。

ラティアスも兄が亡くなり、サトシもこの街からいなくなる。
街中をあれだけ楽しく飛び回っていたのに
いまや大切なものをことごとく失ってとても不憫でした。
最後どうするんだろうと思っていたら、、、

向こうから誰かが走ってくるのが見え、サトシは船を止めるように言う。
街を離れるギリギリに位置する桟橋の上に立ち、その少女を待つ。
海は穏やかに揺れ、太陽光を綺麗に反射している。
息を切らせた少女は落ち着かせながら
筒状に丸めて持っていた紙を渡す。
そして、何の知らせもせずサトシの頬にキス。

で、エンディングが流れる。
これもまた涙を誘いますね。まあ実際に耐えられませんでしたけど(笑)
ラティアスは最後、自分の姿ではなく人の姿で別れを告げました。
ここはグッときました。彼女なりに想うことがあったんでしょう。
すべてを伝えるには難しい。けど、なにか、せめて最後に。
そんなふうなことを感じました。

ラティアスが大好きになりました。


余談

最期のカノンの姿をしたあの子は
カノンなのかラティアスなのかということなのですが
あれはラティアスです。
あそこでカノンなんてわけのわからない展開はありえないですし
作中では主に白いベレー帽?で区別しているので間違いないでしょう。
とはいっても決めつけるのはあまりよくないですね。
真実は人の数だけ存在し、理解は誤解の総体なのです。

あの絵はどうでしょう。
仮にあのカノンをラティアスだとしたとき
最期のお別れに他人が描いた絵を渡すというのはどうも締まりません。
おそらくラティアスはカノンが外出した先をねらって(それかカノンに頼んで)
画材を貸してもらって描いたのだと思います。


本当にいい映画でした。

僕の大好きな映画です。


{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 7
ネタバレ

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ポケモンも水も侮れない。

ポケットモンスター略してポケモン。私、これでもポケモンマスターを目指しておりまして、(過去形)それはそれは熱い情熱を注いでいる時期がございました。通信対戦で数々の強敵手と対戦する数云百回。対戦レートは1900超えて、ポケモン大好き倶楽部主催の大会にも出場、正直サトシなんて1ターンで倒せる自信ありw

え、そんなの黒歴史?すみませんwつい夢中だった気持ちが。

とまぁ、そんなわけでポケモンにはそれなりの思い入れがあります。本作『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』はポケモン映画5作目。自分の中では、本作、「ミュウツーの逆襲」「劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI」が三種の神器だと勝手に思っております。


{netabare} ~舞台は水の都アルトマーレ。水の町のモチーフはお馴染みヴェネツィア。ARIAでも有名な景観。本作もポケモン風に彩られております。そこに登場するのが、ラティ兄妹。ドラゴンポケモンの中でもガブリアスを抜く素早さと、技のポテンシャルは凄まじく、ポケモン第6世代では、多くの人愛用。かくゆう私も結構使っていました。

このラティ兄妹は町を護る神のような存在であり、「こころのしずく」という秘宝を代々守ってもいた。そんな所にお決まりロケット団?みたいな奴らが盗もうとする流れ。本作で特筆すべきは、①景観を使った作画演出と、②ラストシーン。

①景観を使ったシーンにおいては
元々水上スキー大会に出場していたサトシ達が、追い詰めるシーンでもその活躍っぷりを披露すると共に、ラティ兄妹もサトシに協力するんだけど、その協力に至るまでの過程が丁寧で、ラティは人の姿にもなれる「ゆめうつし」という技を使います。その技で日常シーンにおいて、外から来たサトシ一向を信用に値する人物か、見極める。その時のラティアス(妹、人間の姿)が可愛いw

ラティ兄妹の「ゆめうつし」によって、水の都の内部をサトシ達に魅せてくれる。この「ゆめうつし」はラティ達が観てるものを、誰かに写し魅せることも出来る。その写しによる作画演出は正直、感服。劇中「こころのしずく」が盗まれ、さらに色々あって犠牲になるラティオス。

で、このしずくを悪しき者が使うと、大津波が起こり町が水没してしまうのですが、ここからが圧巻。3Dによる津波の演出は大迫力。なお、この大津波が街を襲うというシーンだが、やはり震災を連想させる可能性があるため、今作は地上波ではしばらく視聴できそうにない。ファンの間でも人気が高く、あの震災直後に勇気を与えた「絆」が描かれている今作が、またテレビで見られる日を望みたい。

②ラストシーンにおいては、
大津波に命を懸けて突っ込むラティオス。そのおかげで水の町は救われ、ラティオスが亡くなった事により、「こころのしずく」が頭上から降ってくるんだけど…このラストにおける特筆すべきは、「こころのしずく」の在り方。

悪しき者が使うと、というくだりもありますが、元々この水の町自体が、エネルギーとして利用していたりする。この点悪しき者を成敗するといった勧善懲悪を示すものでもないので、町も悪しき者であるのかもと言った含みが残された点が、深いい。

ラティ兄妹はポケモン図鑑で無限ポケモンという部類で、そういった押井作みたいな永遠性というテーマが根底にあるのも侮れないし、最後に人間の女の子がサトシにキスをしてくれる。これがラティアスだったのかは観る人の「ゆめうつし」(想像力)次第ですかね。最後にラティオスが亡くなった風ではあるが、これまた含みがある描写で、いつまでも水の護身である夢が写される、複数に至る余韻のあるラストはウツクスィ{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 22

前原由羽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ラティアスがかわいい!!

16日に地上波で放送されるみたいですね!!今見たときに、昔見ていた時のイメージとどのくらい違っているのか楽しみ♪

10年以上も前にみたにも関わらず、テレビとかで放映されるポケモンの映画を見るたびにラティアスの映画の方が良かったと思うことが多いような...
記憶(?)を頼りに思い出してみると...
・ラティアスの擬人化したのがとにかくキュートだった。
(私が小学生だった当時は、一番に付き合いたい子だと思ってました。)
・映像が(その当時では)きれいで、カメラワークも迫力感があり、臨場感が凄かった。
(最初の方でリオンとザンナーのポケモンに追っかけられてた時に、サトシがラティアスに連れられて逃げ回っていたのですが、あまりにむちゃくちゃに走り回ってて、一体どうなるんだろうってドキワクしながら見てたことを覚えてます。)
・ラティアス(擬人化もポケモンの時もそう)がテレパシーなしでサトシたちと交流していた。
(ピカチュウに水をかけてあげたこと、サトシを観察したり、手に取って突然走り出したり、ブランコに乗ったり、悲しさを表現するために抱き付いたり、何でかキスしたり。。。ポケモンが何をしたがってるんだろうってサトシと一緒に考えてるのが楽しくて楽しくて☆)

他にもあったかもしれないですが、パッと出てきたのがこの3つ、というか何でこんなに覚えてるんだろう(笑)
ラティアスがとってもかわいくて、遊んでてとても楽しいんだけど、少しか弱いから護ってあげたい少女だと思ってたんでしょうね...当時は

話を戻して、何で他の映画よりもラティアスが面白いと思っちゃうのか...
さっき挙げた印象に残った3つが三位一体となってる!!他の映画ではそんなに感じなかったからだと思います。
ドキワク感っていうのはケルディオ以外はほぼ感じてたと思いますが、3つ目のテレパシーなしというのが、ここ最近はずっとないですね。考えは人によると思いますが、少なくとも私はサトシを含めたいろんな登場人物と一緒にそのポケモンが何を伝えたいのかを考えるというのがお互いに臨場感を味わううえではいいんじゃないのでは(!)と思ってます!!後は、ラティアスのかわいさ、要は主人公以外の登場キャラの中で何かしらの魅力があってどうしても惹かれてしまうというのになかなか遭遇できない...ダークライでのアリスやゾロアークでのセレビィ位かな。ラティアスの映画では、ラティアスに惹かれて映画の中に入り込み、サトシたちと一緒にドキワクな体験を楽しんだかのように感じました。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5

65.8 3 怪盗アニメランキング3位
ルパン三世 DEAD OR ALIVE[デッドオアアライブ](アニメ映画)

1996年4月20日
★★★★☆ 3.6 (84)
511人が棚に入れました
ズフ共和国は国王と王子パニシュが殺害されて以来、首狩り将軍によって乗っ取られていた。将軍は国王が漂流島に隠したといわれる財宝を狙っていたが、今まで軍隊をもってしてもその財宝を手に入れることが出来なかった。無数の白骨の転がるこの島にルパン達も足を踏み入れたが、島に備えられた驚異的な防御システムを前に撤退を余儀なくされたのだった。この島の防御システムの正体は何なのか。ルパン達はその鍵を握るとされる将軍の娘エメラに接近するが、銭形が仕掛けたおとり作戦にはまってしまう。今やルパンには懸賞金がかけられ、銭形やズフ国家警察長官クライシスだけでなく、賞金稼ぎにも追われる身となる。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ルパン三世現る処に銭形あり!!

1996年4月20日公開。『ルパン三世』の劇場版第6作。97分。

原作者モンキー・パンチがシリーズ史上初めて監督を担当。
他の映画やTVシリーズと比較して、キャラ全員が最も原作
に近い風貌で描かれている。

栗田貫一が正式に2代目ルパン三世の声優として演じてる。

相変わらず怒派手なバトルアクションでのカーチェイスから
如何にも"ルパン三世"という構成や音楽の挿入は安心安全♪

2013年12月7日公開「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」
特別作品として制作される迄シリーズ最後の劇場版アニメ。

モンキー・パンチ応援団-いがらしゆみこ、石ノ森章太郎、
里中満智子、竹宮恵子、ちばてつや、寺沢武一、永井豪、
弘兼憲史、北条司、水島新司、矢口高雄-


あらすじ。

"ズフ国"は"国王"と"王子パニシュ"が殺害されてからは、
「首狩り将軍」による独裁政権が敷かれていた。

将軍は国王が"漂流島"に隠したという財宝を狙うが・・
軍隊をもってしてもその財宝を手に入れられなかった。

無数の白骨の転がるこの島にルパン達も足を踏み入れたが、
島に備えられた驚異的な防御システムを前に撤退を余儀なく
されたのだった。

この島の防御システムの正体は何なのか?
ルパン達はその鍵を握る将軍の娘エメラに接近するが・・


感想

不二子って格闘センスも抜群なんだよねって再確認w
銭形警部が最も原作に近いのかも?結構渋くて良いです♡
ハードボイルド路線で一寸したコミカルが活きる感じ。
全体の作風も色彩がダークで渋みと深さがある感じかな。
音関係もスタッフの変更に余り違和感を感じない雰囲気。
ナノマシン云々や登場兵器など007バリの部分もテンプレ。
カリ城・風魔に次ぐゲストヒロインが活躍するパターン
もなかなかよい感じです。
エンターテイメント性ではカリ城が圧倒的に好みだけど
この作品は映画としては中々面白い作品だと感じた。

ルパン三世現る処に銭形あり!!

ルパンに出し抜かれるのはルパンが凄いのであって、銭形
警部がけして不甲斐ない人物なわけではないのですよね♪

不二子も色気と狡猾だけというわけでなくキレ者なのです。




キャスト
ルパン三世   栗田貫一
銭形警部    納谷悟朗
次元大介    小林清志
石川五右ェ門  井上真樹夫
峰不二子    増山江威子

オーリエンダー 高山みなみ
パニシュ 古谷徹
首狩り将軍 銀河万丈
クライシス 野沢那智
エメラ 横山智佐
スパンキー 千葉繁

渡辺美佐
辻村真人
緒方賢一
西川幾雄
茶風林
大友龍三郎
小形満
くじら
入江崇史
石黒久也
水内清光
浅沼喜久子
濱百合亜
小倉淳

投稿 : 2025/01/04
♥ : 0

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

シリアス色の強いルパン

原作者が監督を務めたこともあってか、ルパン達が渋くキリッとした顔立ちで、内容もコメディー色は弱く、常に張り詰めた緊張感があり、まさにデッドオアアライブのタイトル通りの内容になっておりました。

序盤から狭い場所めがけて戦闘機のミサイルが飛び込んできて、それを生身で避けるといった展開。ルパン達一行はもちろんのこと、ライバルの銭形警部の見事な活躍ぶりもあったりと、それぞれに見せ場を発揮していたのも良かったです。

悪役の将軍との決戦は一度でも避け損ねたら誰もが惨殺されるであろうハラハラ感があり、物凄い強敵感はないですが、普通に獰猛なモンスターと戦っているような感覚。それもラスト辺りのサプライズで納得でしたね。

普段より大人向けという印象でしたが、なおかつアクションが多く、娯楽性の高い内容に仕上がっていました。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 3

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

第6作目にして最後の(2012年現在)劇場版ルパン

モンキー・パンチが監督を務め、原作に近いルパン達のはずが、アニメとなると違和感は否めません(すぐ慣れます)。
特に最初の脱獄シーンでは「なんか、見たようなキャラが出てるな」と思っていたら、
モンキー・パンチ応援団(いがらしゆみこ・石ノ森章太郎・里中満智子・竹宮恵子・ちばてつや・寺沢武一・永井豪・弘兼憲史・北条司・水島新司・矢口高雄)のキャラがいたる所に使われていたそうです。
脱獄シーン以外でも「ルパン」っぽくないキャラが出てきたら要チェックです。
私は半分くらいしかわかりませんでしたが・・・。それにしてもすごいメンバーです。
お宝はズフ国の財宝。当然、罠が仕掛けてあり、罠から逃げるシーンなども見所の一つです。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 1

69.5 4 怪盗アニメランキング4位
ルパン三世 ルパンVS複製人間(アニメ映画)

1978年12月16日
★★★★☆ 3.7 (241)
1359人が棚に入れました
一人の男が処刑された。その男がルパン三世であることは、鑑識の結果確実だったが、当然銭形が信じるはずがない。銭形はルパンが埋葬されているドラキュラ城へと赴き、そこでルパンの生存を確認する。銭形はルパンを捕まえようとするが逃げられてしまう。ルパンはエジプトでピラミッドから「石」を盗み出した。それは不二子の依頼だったが、不二子もまたマモーなる人物に依頼されていた。その石は人間に永遠の生命を与えるとの言い伝えがある「賢者の石」と呼ばれるものだった。マモーはルパンを使って不老不死に関する品物を集めていたのだ。しかし、ルパンは偽物を渡したため、マモーに狙われることとなる。

声優・キャラクター
山田康雄、増山江威子、小林清志、井上真樹夫、納谷悟朗、西村晃

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「マモー」です。

1978年12月16日公開。「ルパン三世」の劇場映画第1作。
※モンキー・パンチ原作を元にしたアニメシリーズ。
宣伝の謳い文句は「世界初の長編アニメビジョン」
次作「~カリオストロの城」同様に何度もTV放送されている。
作風は第一期に回帰する形で007風のハードボイルド路線。
ED「ルパン音頭」(三波春夫)が監督降板騒ぎ等問題になった。

神と名乗る謎の人物マモーと賢者の石を巡る争奪戦を描く。

クローン技術をテーマにしたSF作品で、細胞分裂の限界等
※(テロメア参照)「複製人間」が登場するマッドサイエンス。
ゲノムが劣化する等の内容も盛り込まれている珍しい作品。
※最近のSFモノでは普通に扱われることも多いテーマかな?


あらすじ。

「ルパン三世が処刑された」という報道が流れ、信じる事が
できない銭形警部は鑑識の結果に目もくれずルパンの埋葬
されたというドラキュラ城へと赴き、そこでルパンの生存
を確認する。銭形はルパンを捕まえ様とするが逃げられ・・

その後ルパンは不二子の以来でエジプトのピラミッドから
謎の「石」を盗み出すが・・その石は人間に"永遠の生命"を
与えると言い伝えがある「賢者の石」と呼ばれるものだった。

ルパンは偽物の石を渡した為にマモーに狙われる。
「賢者の石」の秘密・・鑑識結果でルパンと断定された遺体の
謎・・マモーの本当の狙いは何なのか?相変わらず不二子に
騙されてばかりで呆れた次元と五ェ門は非協力的だが・・

ルパンは無事マモーの魔の手から逃れられるのか?謎に迫り
お宝頂戴となるのか?・・


感想。
動植物のクローン技術は進んで世界初の「試験管ベビー」等の
クローンの倫理?を問題にした作品が増えだした頃の作品?

近年のSFでも多いマッドサイエンティストものに近いかな?
勧悪懲善の代名詞の様な作風かな?結果的に世界をという。

序盤は如何にもルパンで銭形も良い感じで盛り上がる感じ。
シリーズの劇場版の中ではカリ城に次ぐ名作という印象。
このシリーズはどれも嗜好の問題で外れ作は無いと感じる。
キャラデザやメカデザは変化があるけど画質は劇場版なので
結構良い感じ。元々大判のセルを使用したビスタサイズ。
16:9の画面でも殆ど影響がないようです。

相変わらず序盤落ち着いた?と思うと派手なカーチェイスや
銃撃戦に次元や五ェ門との会話など直ぐに世界観にハマる。

このルパンと次元や五ェ門の仲間としての関係性等も確りと
クローンと絡めて腐れ縁も絆のひとつの様な演出が面白い。
不二子の寸止めテク描写も何時も通りでテンプレですよね♪
五ェ門の刀が折れるレアシーンにあのレア台詞も聞ける♪

夢を盗り戻しに行く♪ 怪盗のプライド! 盗まれた物は
盗り戻さなきゃね♪

ラストのあのシーンは印象的だった。此処は何とも演出が。
そして近年でも良くある怒派手な終焉・・此処が原点では
無いと思うけど・・この作品の影響を受けた作品も多そう。

押して良いボタンと・・危険なボタンが有るという作品。

銭形警部とルパン三世の二人三脚走りも印象的♪



マモー     西村晃※宮野真守さんとは違います。
ルパン三世 山田康雄
次元大介 小林清志
石川五ェ門 井上真樹夫
銭形警部 納谷悟朗
峰不二子 増山江威子

エジプト警察署長 三波春夫 (特別出演)
米大統領     赤塚不二夫(特別出演)
ソ書記長     梶原一騎 (特別出演)

投稿 : 2025/01/04
♥ : 2

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ハリウッドにも影響をあたえた映像表現。エロい不二子を堪能できます。

 素晴らしい映像表現が沢山ありました。なんと1978年です。この映画がハリウッドに与えた影響は大きかったようで一部は模倣されています。

 ピラミッド内部に侵入するとき赤外線センサーの眼鏡をして足場を組み立てながら侵入するシーン。(エントラップメント等多数)
 不二子がシャワーを浴びているのをマジックミラーで覗かれているのに気が付きシャワーヘッドで鏡を割るシーン。
 街中のカフェでくつろいでいるところを戦闘ヘリで銃撃されるシーン。その後の下水道の中をヘリが追いかけてくるシーン。(ミッションインポシッブル)
 部屋の内部が突然宇宙空間のように変わるシーン。等々です。
 これらが70年代に既に表現されていることに驚きます。カッコいい、新しい映像表現への挑戦が本当に素晴らしいと思います。

 不二子がちゃんとエロい。全裸の上に直接革のつなぎでピンクのハーレーダビッドソンに乗ったりします。ムチで打たれたりもするし。そしてなんといっても裏切ります。

 ストーリーはルパンでは珍しいSFものでした。当時はヤマト、999、そしてスターウォーズの影響もありSF以外は作れなかったのでしょう。ですが付け焼刃でなく、ちゃんとSFしていてクローンをテーマにしています。クローンとはどこまでが本人なのかという話も入っており、ミステリ仕立てのかなり先進的で面白い話でした。

 映像でハリウッドに影響を与えましたが、逆に本作はハリウッド映画に学んでいるところもあるのでしょう。次元が尾行から大統領補佐官に拉致られて、五右衛門とともに空母に監禁されるシーンなどは、007などのスパイアクション映画そのものでした。

 ルパンらしさという点で、カリオストロの城よりも私は各段に上の評価をしています。不二子がエロくてズルイ。3人が喧嘩する。ルパンの行動原理が本能のままである。それがルパンです。映像表現の斬新さでいっても本作のほうが私は好きです。

 で、本作の中で不二子は永遠の美を求めてマモーと行動を共にするわけですが、1978年から2021年。43年です。ルパンの原作は確か60年代なので最低50年以上たっています。それでもなおルパンの新作は作られ、画面の中の不二子は若くて美しい。何か不思議な気分になりました。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5

keylove さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

昔観たので思い出しながらですが、レビューしておきます。

意外と、深夜アニメとかラノベから入ってる人が多いと思うので、レビューしておきます。

まず、ルパンシリーズは全部観てます。
が、リアルタイムでしか観てないので(カリオストロ以外は)なかなかどれがどれだったかわからないんで、レビューしてないんですよね。

あにこれの評価は低いですけど、それって今の作品に評価が偏っていて、昔のアニメ作品は観ていない世代が多いからかな?って思ったりします。

昔からアニメファンなので、かなりの数を観てますけど、あえてレビューしていないものも多くて、ある意味でそれはもったいないので少しずつ挟んでいこうと思います。

逸れましたが、この作品はキャラデザとかは秀でているわけではなくて、テレビシリーズに近い感じですね。
実際にテレビシリーズすべてを書いている人が手がけているようです。

でも、この物語はなかなか息がつけないと言うか、かなり引き込まれる内容だと思います。
ルパンが窮地に追い込まれるってのは毎回のことなんだけど、これはしょっぱなから急展開(超設定)なので、格段に面白かったです。

それと、この作品のラストは最高でした!
これはカリオストロの次に良かったラストだと思います。

すべてを含めるとこれより上はまだありますけど。


で、ルパンに関しては登場人物の紹介はしません。

サザエさんの登場人物を紹介するようなものなので(笑)

ただ、この時代を完全に黄金時代にした声優さんたちですね。
それは感謝の域に達するはずです。


で、これはちょっと余談ですが、この作品は当時「ルートノベル」という本があって、自分がこの後の展開を選ぶという小説スタイルの書籍があったんですよね。

あれが最高に面白かったんです(笑)

ゲームでルートを選ぶのと同じなんだけど、最悪のルートを選んだ時の喪失感は半端ないものがありました。

今でもあるのか知りませんけど、ラノベとかだとありそうな気もしますけどね。


ということで、ルパンが好きだけど何を観ていいのかわからないな?
って人には一応オススメできる作品だと思います。

レビューというより追憶って感じになりました。
失礼しましたー^^;

投稿 : 2025/01/04
♥ : 17

70.3 5 怪盗アニメランキング5位
名探偵コナン 世紀末の魔術師(アニメ映画)

1999年4月17日
★★★★☆ 3.7 (299)
2089人が棚に入れました
鈴木財閥で新たに発見されたロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」を狙うという怪盗キッドから「黄昏の獅子から暁の乙女へ 秒針のない時計が12番目の文字を刻む時 光る天の楼閣からメモリーズ・エッグをいただきに参上する」という予告状が届き、コナン達はエッグが展示されている大阪へと向かう。依頼主・鈴木会長と面会しその概要を聞くコナンらだが、問題のエッグは数億円かけても手に入れようとする者は大勢いるという。キッドがエッグを狙う目的は金目当てなのかとコナンは考え込むが、今までの盗品は全て返すといった犯行からはとてもそうは思えなかった。予告状はこれまで通り文章による暗号で示され、小五郎にも何日に盗まれるかまでは分かったものの、その時刻や場所についてはあやふやなまま。キッド専任の刑事・中森警部はエッグを手中に収め、ひとまず自分たち警察の手でそれを保護しようとする。
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

キッドが出てきます。

元々、怪盗キッドは「まじっく快斗」という作品の主人公で、
名探偵コナンにだんだんと登場するようになった。
本作は、そんな怪盗キッドが初めて登場する劇場版である。
また、コナンの劇場版で初めて航海をした作品で、舞台が大阪・豪華客船・古城と変化し、それぞれ緊張感のある演出で物語は進行する。
前述の怪盗キッドの他、服部平次、遠山和葉、灰原哀などが初登場する。

以降の「ネタバレ」はWikiから引っ張ってきたあらすじです。
読みたい人は読んでください。核心には触れていません。
{netabare}
鈴木財閥で新たに発見されたロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」を狙うという怪盗キッドから「黄昏の獅子から暁の乙女へ 秒針のない時計が12番目の文字を刻む時 光る天の楼閣からメモリーズ・エッグをいただきに参上する」という予告状が届き、江戸川コナン一行はエッグが展示されている大阪へと向かことになった。

依頼主・鈴木会長と面会しその概要を聞くコナンたちだが、問題のエッグは数億円かけても手に入れようとする者は大勢いるという。キッドがエッグを狙う目的は金目当てなのかとコナンは考えるが、今までの盗品は全て返すといった犯行からはとてもそうは思えなかった。予告状はこれまで通り文章による暗号で示され、毛利小五郎の推理で何日に盗まれるかまでは分かったものの、その時刻や場所についてはあやふやなまま。キッド専任の刑事・中森警部はエッグを手中に収め、ひとまず自分たち警察の手でそれを保護しようとする。

一方のコナンたちは服部平次、遠山和葉と合流。平次と共に大阪の街を歩きながら予告状の暗号を解くコナンだが、それが完全に分かったのは犯行時刻ギリギリ。結局エッグは眠らされた中森警部らから怪盗キッドに奪取されてしまい、キッドはハンググライダーで空に飛び立って逃げようとする。それをバイクで追うコナンと平次だが、肝心の運転手である平次は交通事故を起こし動くことすらできなくなる。コナンは阿笠博士の発明品のスケートボードでキッドを追うが、速度の違いもあり逃がしてしまうことは避けられない状況だった。しかし、逃亡中のキッドは追跡していたコナンの目の前で何者かにモノクル越しに右目を拳銃で狙撃され海に墜落。エッグを取り返すことには成功したもののキッドの安否、そしてその犯人は警察による大規模捜査でも確認できない状態だった。

ひとまずエッグを安全な場所へ運ぶことになり、コナン一行、そしてエッグは神奈川へ向かうため豪華客船で移動する。だがその船内では、自室を荒らされ右目から頭を貫かれた寒川竜の銃殺体が西野真人により発見された。すぐさま東京からヘリで警察が到着し、寒川の遺留品から貴重な芸術品が紛失していること、そしてそれが西野の部屋から発見されたことが判明。それに西野自身が第一発見者であることを踏まえると彼が犯人であると疑わせる状況は十分だった。だが荒らされた部屋には布団から出た羽毛が散乱し、西野が重度の羽毛アレルギーであることから、彼は犯人として考えにくい状況に。

そんな中、キッドと寒川の共通点である"右目の狙撃"をキーポイントにコナンは阿笠に電話を掛け、過去にそれを連続して行っているような人物がいないかどうか調べてもらう。阿笠が調査した結果、ICPOのWEBサイトで指名手配中の重罪犯を調べてみたところ、ある一人の人物がそのまま該当したらしい。その人物とは、右目を拳銃で狙撃し殺害するロマノフ王朝の財宝を狙い続ける国際指名手配犯、スコーピオンだという。
{/netabare}


本作は全2作に比較して新たな登場人物が多い作品だった。
残念なのは、服部や少年探偵団の活躍がいまひとつだったこと。
もう少し上手い展開が出来たのではないだろうか。
しかし、近年のゲストキャラが氾濫し、コナン無双で、ストーリーは薄っぺらでトリックも陳腐な作品群とは
比べ物にならない面白さである。何度でも見れる作品だ。
特筆すべきは{netabare}最後のスコーピオンとの対峙だろう。
あの蝶ネクタイ型変声器の使い方は面白かった。
ロシアをネタにしただけあって妙に不気味さが出て、
歴史に精通した人はより楽しめただろう。ルパン三世のテレビシリーズを彷彿させた。
{/netabare}

B'Zの歌う主題歌も本作の魅力のひとつだろう。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 10

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ロシアより愛をこめて A

名探偵コナンに持っているイメージって何でしょうか。身の回りで次々に起こる殺人事件、阿笠博士が作った非現実的な便利な道具の数々、コナンが例え高校生のままであったとしてもとても無理であろう推理力、などなど、ご都合主義がてんこ盛りのゴールデン向けアニメ、と。とにかく悪いイメージだけを抽出するとそんなところでしょうか。映画にはこれに爆破などの妙に劇的な展開が加わります。

さて、ネガティブなことばかり並べ立ててきましたが、批判したいのかというとそうではありません。コナンの映画を余り見ていない私が言うのは何なのですが、ハリウッド級の映画を作ることが難しい日本において、エンターテインメントとしての存在価値があるのではないかと思うのです。

ストーリー云々はあらすじをご参照願うこととして、物語は怪盗対名探偵というイントロダクションから意外な方向へ展開していきます。それは、国を越え、時代を越えた壮大なロマンです。コナンの見所はいろいろあるとは思うのですが(勿論あの決め台詞とか)、最後に私がこの作品の中に見出したものは「愛」でした。ストーリーが最後にこの一点へと集約されたのを見届けたとき、この種の作品で得られる爽快感よりはむしろ感動がこみ上げてきました。

この映画では、冒頭に主要人物の解説が入りますので、コナンをよく知らない人にとっても入り易いようになっています。実際に見てみれば分かるのですが、上述したとおりコナンの約束事が多数ちりばめられていますので、それらにゲンナリするような人であれば、無理にお勧めはしません。ただ、それをさて置いてでも見る価値がある作品ではないかと思っています。

この作品は史実を元にしたフィクションであり、後日、その創作部分に矛盾が生じる発見があったようです。それでもなお、この作品の存在価値は損なわれないと思います。それほど良く描かれた物語です。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 20
ネタバレ

ポケモンマスター! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

コナン映画の最高傑作?

~ストーリー~
省略。

~感想等~
コナンの劇場版第三作目です!

このあたりから作画・画質が許せる範囲になってきたとおもいます。

怪盗キッドや灰原、平次なども劇場版で初登場します。

この作品は良かった点が多かったので、先に悪かったところから・・・

灰原と平次ですが、登場するだけで特に物語りに関わってきません!

個人的には灰原にはコナンとともに犯人を追い詰めてほしかったです。

あと、怪盗キッドですが今回は大したことしなかったのでちょっとものたりなかったです。

まぁ、ラストはかっこよく消えてったので許しましょう。

少しものたりなかったのは上記のみで、後は本当にコナンらしいすばらしいストーリー展開だったと思います。

また、コナンの正体が蘭にバレそうになったりしている話が入っていたのも良かったです。

中盤から終盤にかけての暗号や様々な仕掛けがとてもおもしろかったです。

コナンが犯人を追い詰めたときの対峙シーンでの台詞がかっこよくてしびれましたね。

今のところ個人的にはコナン映画で一番おもしろい作品だと思います。

昔、楽しかった記憶のある「天国へのカウントダウン」を再視聴してないので、まだ一番とは言い切れませんが・・・

トリック、ストーリー展開や犯人の描写など、「これぞコナンの映画!」って感じがしました。

以下は観終わった方
{netabare}
まさか、キッドが白鳥さんに変装してるとは気づきませんでした!

あと、犯人との対峙シーンで犯人が拳銃で目をねらうことを気づいていてそれでメガネを交換していたのに驚かされましたね。

犯人に対しての決め台詞がとても良かったです。

「江戸川コナン。探偵さ!」

今回のこの台詞にはしびれました。

引き続き視聴がんばります。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 6

65.0 6 怪盗アニメランキング6位
名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌 (レクイエム)(アニメ映画)

2006年4月15日
★★★★☆ 3.7 (250)
1554人が棚に入れました
ある人物から調査依頼を受けた小五郎は、コナン・蘭・少年探偵団とともに、横浜に新しくできたテーマパーク「ミラクルランド」を訪れた。その敷地内にある「レッドキャッスルホテル」に着いた一行は、高田と名乗る依頼人の秘書からスイートルームに案内され、ミラクルランドの腕時計型フリーパスIDを配られる。全員がそれを腕に装着し、コナンは大喜びの少年探偵団や蘭たちとミラクルランドに向かおうとするが、高田に部屋に残るように言われる。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、茶風林
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

目暮警部や阿笠博士を筆頭に…各キャラに見せ場がある記念すべき劇場版10作目

登場キャラは、コナン、蘭、毛利小五郎、平次、和葉、園子、阿笠博士、灰原哀、歩美、光彦、元太、目暮警部、白鳥警部、佐藤刑事、高木刑事、千葉刑事、妃英理、遠山銀司郎、大滝悟郎、横溝重悟、中森銀三、白馬、怪盗キッド…etc.

 記念すべき劇場版10作目ということで、本当に多くのキャラクターを登場させています。結果、内容はやや薄味になってしまっているのですが、各キャラクターに見せ場をできるだけ多く作ってあげようという努力が感じられて、個人的にはお気に入りの作品です。

 やっぱり平次&和葉やキッドが出るとテンション上がりますし、私の大好きな石田彰が声を担当する白馬の出演もうれしい…。メインのゲストキャラの声が古谷徹と平野文とか…豪華ですし、やっぱり演技が巧くて安心して観てられるゲスト声優の方が良いですね。

 内容としましても、犯人の目的が不明で、謎が謎を呼ぶ展開…最近のコナン映画と比べると地味なのは否定できませんが、こういう推理していくコナンが好きな私には大満足です。
 推理するコナン映画がまた観たいなぁ…。

以下、ネタバレ付き感想。
{netabare}
 先ず、小五郎も妙に格好良かった気がします…弱気になるところも、さりげなく状況を目暮警部に伝えるところも…。(またキッドが化けてるわけではないかとやや疑いました。)
 また、平次やキッドの主役級の活躍。ファンとして嬉しいです。

 でも個人的にこの映画で最も格好いいと思ったのは、阿笠博士と目暮警部だったりします…。
 少年探偵団が爆弾によって最後を迎えるかもしれない瞬間に迷いもせず「子供達だけにしとくわけにはいきませんからな」っていう阿笠博士に「そうだな」と答える目暮警部…渋すぎる…泣きそうになりました。黒幕だなんて噂もあった博士ですが、子供たちへの愛は間違いなく本物ですね…。
 実際、時間が残りわずかになってから、二人は他の若者たちを追っ払って子供たちのところに向かいます。明るく「今日は楽しかったかい?」と子供たちに聞く阿笠博士…渋すぎる…。他に唯一事情を知っている白鳥警部も指示に逆らって子供たちの元へ…出世したのも納得の彼の人情の厚さを感じさせます。ここら辺のシーンが特に好きだったなぁ…。

 ただ、肝心の事件については、コナン・平次・白馬(キッド)という豪華三人組が解くには簡単すぎるもので、事実警察が既に見当を付けていた「探偵のいらない事件」でした。麗子が西尾を殺したという警察の見解が愛する麗子を死に追いやったと考えた伊東は、無能と感じる警察にではなく、優秀な探偵達に自分が西尾を殺したことを証明してもらおうと考えました。
 結果的には警察の見解である「西尾殺しは麗子によるもの」という判断が正しかったという皮肉なオチです。
 こういうオチとかは大好きなんですが、伊東の最愛の人が自分であるというのは正直違和感が…。こんなに手間をかけて調べさせてることから、「麗子への強い執着」ってものをヒシヒシと感じられるのに…それを上回る自己愛の持ち主だったとは…。確かに自分の計画が崩れただけで仲間を殺そうとしたんだしなぁ…。古谷徹の好演もあってなかなか面白い犯人だった気がします。

 最後に、白馬がキッドだと終盤まで気付かなくて、そこも面白かったです。園子がIDを無くしていたのがフラグだったとは…。白馬が付けていたIDは爆弾のついていない園子の普通のIDだったのですね!(ペンキで気づいた。)なかなかうまくできてる作品だと思います。
 B'zの曲も良いですし、あまり良い評判ではない気もしますが、個人的にはコナン映画で屈指の力作の一つだと思っています!観ていない方は是非阿笠博士の渋さを目当てにでも観てみてください!
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 4
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

探偵が集まります

本作は記念すべき第十作で、原作者の要望もあり、全レギュラー出演のオールスター作品となっている。
また、活躍は小五郎、コナン、平次などがメインで、蘭や少年探偵団は活躍しないと言っても過言ではない。
また、円谷光彦役の大谷育江が休業したため代役として折笠愛が光彦の声を演じている。

以降の「ネタバレ」はWikiから引っ張ってきたあらすじです。
読みたい人は読んでください。核心には触れていません。
{netabare}
ある人物から調査依頼を受けた小五郎は、コナン・蘭・少年探偵団とともに、横浜に新しくできたテーマパーク「ミラクルランド」を訪れた。その敷地内にある「レッドキャッスルホテル」に着いた一行は、高田と名乗る依頼人の秘書からスイートルームに案内され、ミラクルランドの腕時計型フリーパスIDを配られる。全員がそれを腕に装着し、コナンは大喜びの蘭や少年探偵団たちとミラクルランドに向かおうとするが、高田に部屋に残るように言われる。

部屋にはコナンと小五郎だけが残った。高田がリモコンを操作すると、顔を隠した依頼人がモニターに映し出された。依頼人はコナンと小五郎に「私が出すヒントを元に、今から12時間以内にある事件を解決してもらいたい。もしできなかったら、全員のフリーパスIDを爆破する。」と迫る。先ほど配られたフリーパスIDにはプラスチック爆弾が仕掛けられていたのだ。さらに、無理やりはずしたり、一度ミラクルランドに入り再び出ようとすると爆発する仕掛けになっているという。見せしめとして、小五郎の顔なじみの竜阿茶の爆死シーンがモニターに映し出される。依頼人から第一のヒントを受け取ったコナンと小五郎は、レッドキャッスルホテルを飛び出した。

捜査の過程で、コナンは服部平次、白馬探、怪盗キッドらに遭遇する。平次と白馬もまた、爆弾付のIDを付けられてしまったのだ。さらに、怪盗キッドは最近何者かに命を狙われており、その関係で中森警部ら警視庁捜査二課の他に、横溝重悟ら神奈川県警捜査一課も動いていた。

依頼人の正体とその目的、依頼人が解決を迫る事件の真相、怪盗キッドの命を狙って暗躍する怪しい影。様々な謎が絡み合う事件に、探偵たちが一丸となって挑む!!果たして探偵たちは、制限時間内に事件を解決して大切な人たちを救うことができるのか!?
{/netabare}

本作は推理よりもサスペンス要素の強い作品だったが、探偵たちが協力して捜査している点は良かった。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 9
ネタバレ

❣ユリア❣ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

意外な活躍にビックリでした!

☆映画10作品目☆
PCにて試写です♪
あらすじは省略しますm(__)m

小説を前に読んでていたので、結末は分かっていたんですが...
タイムリミット ということであり、いつもとは違ったハラハラドキドキ感を感じました!


今回、怪盗キッドはあんまり出てきませんでしたが、最後まで見ててやっと分かりました!
{netabare}
怪盗キッドって実は白鳥に化けてたんですね!かなりビックリでした!コナンが最後に言ってくれるまで全く気づきませんでした
服についたペンキ、あれがキッドだと分かったカギでしたね
ってか最後にパスを持ってって花火にしたり...カッコよく登場してコナンたちを助けたり…
と、いいとこ取りでしたね(笑)
{/netabare}
ですが、今回はあくまでコナンと平次の推理がメインであったため、キッドは控えめだったんですね!
でも、ピンチの時にはヒントをくれたり、助けたりしてくれたのでよかったです!!


~感想~
{netabare}
コナンや平次、おっちゃんまでもが、蘭や子供たちの命のために必死に事件を解いていました
唯一知っている灰を原さんも色々苦労して列の後ろに並び直したり熱中症になったり...
ですがそれを知らない(特に)子供たちがすごくのんきで、苦労してる灰原さんが可哀想に思えました...
でも、灰原さんが苦労して守ってくれたお陰で一応?最後まで無事でしたね!よかったです♪

園子、すごいですね(笑)それであゆみちゃんも助かったし(笑)何気すごい園子でした

そして、光彦くん!小学生にして行列の待ち時間を計算しちゃうなんて、すごいなぁと思いました☆

人質にとられた女の人、なんと佐藤刑事でしたね(笑)カッコよかったですが、高木と遊びに来てるってシチュが笑えました

また、10作品目でもあるのか、蘭のお母さんも出てきてくれてキャストも盛りだくさんでよかったです!

~最後に~
コナンのことを工藤新一、と言っていた時はとても驚きました!ですが、それは指紋で工藤新一だと認識したんですね♪途中それに気づいてコナンは変声期で話してたんですね!納得!!
まあ実際にはバレていないということで...安心です♪
{/netabare}

今回の作品は今から10年前のもので古い作品ではありましたが、絵が今風にキレイで、とても見やすかったです!

ぜひ他の過去作品も見たいなと思いました!

投稿 : 2025/01/04
♥ : 7

65.1 7 怪盗アニメランキング7位
名探偵コナン 銀翼の奇術師 (マジシャン)(アニメ映画)

2004年4月17日
★★★★☆ 3.6 (241)
1468人が棚に入れました
舞台女優・牧樹里の元に、怪盗キッドから「Romeo Juliet Victor Brabo! 26の文字が飛び交う中 "運命の宝石"をいただきに参上する」という予告状が送り付けられた。彼女は狙われたスター・サファイア「運命の宝石」をキッドから守るよう小五郎に依頼。予告状の暗号から、小五郎は彼女が主演している劇「ジョゼフィーヌ」公演中の舞台上でキッドが宝石を奪うと推理。当日、劇場でコナンはキッドを見つけ、追跡するも取り逃がす。
その翌日、宝石を死守したお礼として函館の牧の別荘に招待されたコナン達。しかし函館へ向かう機中で殺人事件が発生。さらに機長・副操縦士も意識不明の重体に…。

声優・キャラクター
高山みなみ、山口勝平、山崎和佳奈、神谷明
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

推理要素よりアクション要素の方が強い?

本作は監督がこだま兼嗣から山本泰一郎に代わった作品で、以前の作品に比べると作風の変化が見られる。
本作は以前の作品に比べて推理要素が少なく、劇場版にしては、死者が少ない(別に多くして欲しいわけではないが)。
また、事件解決後の後半は超絶アクションとなっており、アクション要素の方が強くなっている。
また、本作は「世紀末の魔術師」から2作目のキッド登場作品で、彼は本作のメインキャラの一人である。
英語でmagicianは魔術師、奇術師(手品師)の両方の意味があり、今回はルビをマジシャンにしている。
なお、毎回登場する警視庁捜査一課の刑事らは最後にしか登場しない。

以降の「ネタバレ」はWikiから引っ張ってきたあらすじです。
読みたい人は読んでください。核心には触れていません。

{netabare}
舞台女優・牧樹里の元に、怪盗キッドから「Romeo Juliet Victor Bravo! 26の文字が飛び交う中 "運命の宝石"をいただきに参上する」という予告状が送り付けられた。彼女は狙われたスター・サファイア「運命の宝石」をキッドから守るよう小五郎に依頼。予告状の暗号から、小五郎は彼女が主演している舞台「ジョゼフィーヌ」の公演中にキッドは宝石を奪うと推理。一方のコナンは小五郎の推理に引っかかるところがあり、独自に捜査を開始する。そして公演当日、キッド専任の中森警部も捜査に参加する中、キッドは大胆にも新一に変装しコナンを動揺させる。そしてキッドを追跡するも、寸前のところで取り逃がしてしまう。

その翌日、宝石を死守したお礼として函館にある樹里の別荘に招待されたコナン一行。しかし、今度は機内で殺人事件が発生。さらに機長・副操縦士も意識不明の重体となる。
{/netabare}

本作はコナンとキッドの絡みが面白かったが、推理アニメとしてはあまり楽しめなかったと思う。しかし、後半のアクションはスリルがあって、子供向けには良かったのではないかと思った。キャッチコピーになっていた新一と蘭の絡みは、
あまり回収出来ていないが、前作よりは良かった。また、キッドのキザさが中々良かったと思う。
EDの愛内里菜のDream×Dreamは良い曲だった。
しかし、本作は他作以上に疑問点が多く、{netabare}壊れたドアの近くに居ても吹き飛ばされなかったり、女子高生が飛行機の操縦をしたり、キッドがパトカーで滑走路を照らしたりと{/netabare}より"非現実味"が増した。最後は事件よりも事故の要素が強い。

名探偵コナンの映画としては稚拙な要素が多く、疑問点が多い作品だった。構成を上手くすればもう少しマシになったのではないか。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 9

スィースィーレモン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

今回は簡単!推理は‼︎

 丁寧な作り込みですよねぇ
 コナン君の独白が多いため、犯人を当てるのは初見でいける人はいけるでしょう。また、コナン視点の描写が異常に多いため、トリックまでいけると思います。それよりもコナン君が普段どうでもいいことを観察しまくっているんだなぁというイメージが私の中でつきました。
 今回は推理よりもメインはアクションみたいですがテーマを『空』にしてしまったため、アクションも微妙なもんになってしまいました。
 個人的にはヒントの出し方をなんとかすれば面白いものになったかもしれません。テーマを『空』にするといろいろ制約がかかりたいへんなんだなと感じました。

追加
なるべく、意識しないように見ていましたが『水平線上の陰謀』まで、見て確信しました。
監督が変わったことで面白くなくなったんだなぁ
上で書いた丁寧な作りと言いましたが、丁寧すぎる作りだと思います。今回、ヒントの出し方がコナンの独白で新鮮でした。しかし、推理ショー中にも同じカットを見せられて退屈になってしまいました。
独白か、推理ショー中にこのカットを入れる程度で良かったと思います。
 ただ、この作品にはテンポが悪く退屈になってしまうというデメリットがあります。しかし、本当に僕の憶測でしかないんですが、本格ミステリーを映像化しようと監督が努力した結果だと思います。誰が見ても納得できるような物を目指したそんな作品なんです。
 また、本格ミステリーを映像化しようとするには『空』というテーマも悪かった。本格ミステリーを映像化しようと考えた場合、一つの見せ場として考えられるのは主人公もしくは警察が手がかりを集める場面です。普通住人と小粋なトークを交えながら情報を集めるのですが、今回は飛行機の中、主人公が怪しいと思った部分を見せるしかなく、楽しませる部分がなくなったのが退屈にさせてしまいました。
 私の結論としてはテーマ『空』にされた時点で今回は本格ミステリーにする部分を捨てて、キッドと共闘もしくは追いかけっこしとくのが無難かなと思います。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 0
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

まさかのフライトパニックアクション

シリーズ8作目。
{netabare}
今回はキッドとコナンの対決を主軸に、キッドが狙う宝石に絡んだ舞台俳優たちの中で起きる殺人事件を推理し、最後には操縦不能になった飛行機の着陸を試みるという、とんでもストーリー。

前半は大胆にも工藤新一に化けたキッドとの戦いが描かれる。その際にコナンが最初からパラグライダーを用意し、かつ少年が大都会を滑空する画はなかなかシュールで面白かった。

中盤は航空機の中で起こる殺人事件の推理。これがまたとんでもなくスケールの小さな事件で、この程度ならいつものTV放映レベル。動機からしても手口からしても劇場版シリーズ中ワーストの事件。

後半はとばっちりで毒を盛られたパイロットが(コックピットに民間人を入れたのはなんだそれって感じだけど)操縦不能に。嵐の中、燃料もない状態でキッドとコナン(素人)で着陸を試みるという超展開。あれ?このアニメは推理ものだよね?みんな飛行機に関する情報に詳しすぎるし、起こることすべてがあまりに現実離れしている。もはや完全にフライトパニックアクション映画になってた。
まー、元々変声機とかキック力増強シューズとか現実離れアイテムもあるわけだからいちいちツッコむのもナンセンスなんだろうけど。でもこれをやるにしてもメインにアクションを持って来ちゃダメだよなぁ。あくまでもコナンはミステリーなんだから。

小五郎がいつもに増してバカなのもちょっと残念。やっぱ小五郎はかっこよくないと。キッドも何も盗まないし。なんじゃこりゃ、という作品。

蘭が新一に対して素直な胸の内を明かすシーン、そこだけは良かった。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5

62.7 8 怪盗アニメランキング8位
ミニオンズ [3D](アニメ映画)

2015年7月31日
★★★★☆ 3.8 (35)
148人が棚に入れました
『怪盗グルー』シリーズのミニオンが主役となる。

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

グルーと出会う前のミニオンズ!

“怪盗グルー”シリーズ
から派生した、前日譚。

黄色いボディにまんまる目玉の

“ミニオンズ”

ミニオン達は強者が大好き

恐竜が居た時代から自分たちが仕える

“ボス”を探してる。


そんなミニオン達に、

最高のボスが見つかる、少し前のお話し。


シリーズも多く続いてついにミニオンたち単体の作品が出来ました。怪盗グル―のシリーズって、“怪盗”と
言うだけあってなかなかダーティーなことを平気でやるんですよね。あっ!ついうっかり!で済まされないようなw
それに単眼で毛が3本4本生えてるだけのビジュアルだったりするのであんまり可愛くないように思うのに
ミニオン語ともいえるあの声を聞いてると何か可愛い気がしてくる。

楽しい雰囲気にごまかされますが、アニメーション作品のキャラクターデザインにおいてここまで秀逸なものも
あまり他に類を見ないレベルだったりします。動きも細かく、ニュアンスだけで、目線や指先の動きだけで、
感情の動きやコミカルさを表現する。日本のアニメーションでは中々真似できないですし、オーバーリアクション
の文化は日本にあまりないので独自のものとも言えます。

すごいなと思ったのが、ミニオンが主役なので言葉がまったくわからない上に吹き替えも付きませんww
だからはじめはずっとナレーションと映像だけでお送りします。人間が出てくるまでかなり時間を使うはず。

それでもお馬鹿で可愛いミニオンズを見てると癒やされてます。(あと無茶するのでドン引きします(笑))


今日はゆるいコメディアニメ見たいなーって時に見て下さいw

投稿 : 2025/01/04
♥ : 11

いしゆう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

可愛いミニオンたちの大冒険♪ 

あらすじ
サムネにある豆のような生き物 ミニオン 
彼らが求めるのは 世界一凶悪なご主人様!!
遥か昔から それを繰り返してきた 彼らの奮闘を描いています 
この物語はのちに怪盗グルーに出会う前のお話です。

恐竜が生きている時代の遥か昔から ご主人様を探しているけど
ミニオンたちのドジのせいなどで みんな死んじゃいます・・・

今回はオークランドで開かれている大悪党大会に
ご主人様を探しに行くのだけど・・・
ただ 正直 これ以上 内容を求められると困ってしまいます
あっ映像は とってもカラフルで ミニオンたちがコミカルに動きます♪

怪盗グルーのようなハートフルな感じは ありませんけど
この作品の 見所は 可愛いミニオンたちが動く!これに尽きます♪
( あくまで個人的なものです 評価も極端になってしまいました )

ミニオンたちの喋る言葉は 世界中の言葉をミックスしています
例えば 移動の掛け声が「 ヤキトリー!! 」だったりします。
みんな 同じように見えますが それぞれ名前もあります。
リーダーのケビン ギター好きのスチュワート やりたがりのボブ

他にもたくさんのミニオンたちがいますが今回はこの3人に絞っています
わたしの おススメは ボブ です 
皆さんの おススメは 何ですか?

最後まで読んで下さり ありがとうございました。 

投稿 : 2025/01/04
♥ : 11

風来坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

キャラものだけれどテンポ良し

多少のドタバタはあるものの話のストーリーとしては大したものがあるわけではないストレートなものだと思います。メインはミニオンのコミカルな動きと言動でしょうか。

確かに眼鏡バナナのようなキャラは中々ユニークで可愛くはありますが、それだけで大人がずっと観るには中々退屈であるところ、ミュージカルのようなテンポの良さでそれをカバーしているような印象です。

子ども向けにしては少しはしたない部分もあり、どの世代にオススメできる作品というのは難しい。強いて言うなら中高生以上がキャラが好きで何も考えないような作品を観たいときにオススメ……という感じです。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 2

64.7 9 怪盗アニメランキング9位
名探偵コナン 天空の難破船(ロストシップ)(アニメ映画)

2010年4月17日
★★★★☆ 3.7 (269)
1657人が棚に入れました
世界中を股に掛けて宝石を狙う怪盗キッドのところに、彼との対決に執念を燃やす大富豪・鈴木次郎吉からの挑戦状が舞い込む。世界最大の飛行船ベルツリー号の宝石“天空の貴婦人”を盗んでみろという次郎吉の申し出を知らされ、コナンや蘭、小五郎も駆けつけるが……。

声優・キャラクター
高山みなみ、小山力也、山崎和佳奈、山口勝平、岩居由希子、高木渉、大谷育江、林原めぐみ、緒方賢一、松井菜桜子、堀川りょう、宮村優子、永井一郎、石塚運昇、優木まおみ、大橋のぞみ、大友龍三郎、中田浩二、大矢兼臣、小山武宏、小川真司、茶風林、井上和彦、湯屋敦子、千葉一伸
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

怪盗キッド登場3作品目

本作は銀翼の奇術師以来3回目の怪盗キッド登場作品である。キッドが登場する作品は、ハングライダーを見せたいのか、空が舞台の映画が多い(とはいえ2/3だが)。
本作から毛利小五郎の声優が小山力也に変わった。また、著名人によるゲストは、大橋のぞみ、優木まおみが出演。
前作からの反省か重要な役は演じない。(優木まおみの役には名前も無い)
原作では自称怪盗キッドのライバルでお馴染みの鈴木次郎吉が映画に初出演。

以降の「ネタバレ」はWikiから引っ張ってきたあらすじです。
読みたい人は読んでください。核心には触れていません。
{netabare}
東京都西多摩市の国立東京微生物研究所が、7人組の武装グループに襲撃される事件が発生。武装グループは研究所に厳重保管されていた殺人バクテリアを強奪、研究所を爆破して逃走した。

翌日、警視庁での記者会見の最中にテロ組織「赤いシャムネコ」から「殺人バクテリアを手に入れた。7日以内に次の行動を起こす」との犯行声明がインターネット上に流される。

時を同じくして、鈴木次郎吉がまたもや怪盗キッドに挑戦状を叩きつけた。鈴木財閥が建造した世界最大級の飛行船「ベル・ツリーI世号」に収めたビッグジュエル「天空の貴婦人(レディー・スカイ)」を盗んでみろというのが今回の挑戦。制限時間は東京を出発する13時から大阪に到着する19時までの6時間。キッドからは「夕方、飛行船が大阪市上空に入ってから頂きに参ります」との返事が届いた。

赤いシャムネコの犯行予告期限の7日目、飛行船は次郎吉の招待を受けたコナン、蘭、小五郎、少年探偵団、さらに中森警部ら刑事と独占取材陣たちを乗せて離陸した。ところが、各々が遊覧飛行を楽しんでいた矢先、赤いシャムネコから「殺人バクテリアを船内にばら撒いた」との脅迫電話が次郎吉にかかってくる。喫煙所を調べると、ソファーの下に赤いシャムネコのアンプルが発見された。その直後、乗客と乗務員の2人に感染症状である発疹が発生。さらに船内に侵入した赤いシャムネコによって飛行船がハイジャックされ、船内に爆弾を仕掛けられてしまう。爆弾が爆発すれば乗客・乗務員全員が犠牲になる。そして、大阪上空で飛行船が爆発して細菌が飛散した場合、関西圏の1000万人の人々が感染の危機に晒されることになる。

テロリストたちの目的は一体何なのか? そしてコナンとキッドの対決はどうなってしまうのか。
{/netabare}

物語が飛行船内で展開され、ハイジャックのスリルが味わえる本作だが、キッドとコナンが仲が良すぎな気が・・・(戦略的互恵協定だろうけれども)
キッドが登場する作品はいつもキッドにオイシイ場面をもっていかれ、コナンは地団駄を踏むわけだが、本作はそんなキッドの「まじっく快斗」の顔である、少しドジな一面も伺える。
服部も2作連続出演し、3人が協力し活躍するのは私は好きである。また、最近あまり取り上げられない新一と蘭の色恋沙汰もきちんとあって、盛りだくさんな作品だ(相変わらずコナン無双のシーンは存在する)。

総評としてはコメディ要素が強く色々詰め込んでいて面白かったが、肝心の推理が今一つ。
犯行の動機も・・・{netabare}仏像盗む為に何をしているのこいつ等は{/netabare}

キッドが好きな人にはお勧めです。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 13
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ハイジャックだと劇場版ぽい

世界中を股にかけて宝石を狙う怪盗キッドは、名探偵コナンにとっても手ごわいライバルだ。そのキッドとの対決に執念を燃やす大富豪・鈴木次郎吉が挑戦状を叩きつけた。世界最大の飛行船ベルツリー号に収めた宝石“天空の貴婦人”を、盗んでみよというのだ。制限時間は東京から大阪に着くまでの6時間。小五郎と蘭、コナン達少年探偵団も飛行船に招待されて乗り込んだ。コナンは護れるのか?キッドは盗めるのか?大空を舞台に頭脳戦が始まったまさにその時、謎のテロリスト「赤いシャムネコ」が飛行船を襲う!果たして、ハイジャックの目的は? キッドとコナンの対決はいかに!?というあらすじ。


バイオテロ目的なのか最近を奪った集団と園子のおじさま飛行船VSキッドやで。
相変わらず紛れているキッドがかっこいい活躍。いつものことながら凄い飛び降り。
片や空の上でテロリストと戦い、片や地上から色々画策して事件を解決していく。{netabare}ヘリコプターで上空へ。警察カップルもまんまと騙された。新一=キッドという勘違いが{/netabare}

{netabare}実は細菌は嘘で赤くなるのは漆のせいだったというオチ。用意周到やな。仏像窃盗カモフラージュということまで。最初に被害者を装うのがボス。仲間が潜んでいるというかコナンに近い関係以外はテロリストじゃん笑。裏切りとは切ないねえ。六甲の夜景は良いすね。それにしても低空飛行。{/netabare}

規模が比較的大きい事件だと劇場版らしい感じがしますね。
ラストは蘭姉ちゃんと新一と勘違いされたキッドがキスしそうになる。まさかそこで違うことがばれるとは。彼女はさすがやな。お尻か


主題歌はGARNET CROWでOver Drive。コナンにGARNET CROWが欠かせなくなったのはこのくらいからかな。あの声が絶妙よな。
歌詞が作品の内容に合うかは??一応、空の話しているから合っているか

投稿 : 2025/01/04
♥ : 0
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

えぇっ!蘭ちゃんがキッドと・・・!

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版第14作目。

巨大飛行船を舞台に、コナンと怪盗キッドの凸凹コンビが大活躍する話です。
そして地上では、平次と和葉ちゃんが活躍します。

ネタバレになっちゃいますけど、{netabare}本作では一人の死者も出ません。なので、殺人事件が苦手な人でも{/netabare}安心して視聴する事が出来ると思います。

物語としては謎解き要素より、アクション要素の強い作品です。
コナンとキッドの凸凹コンビは相変わらず面白いです。
平次と和葉ちゃんのコンビも面白いです。

ラストに、蘭ちゃんとキッドの“ドッキリ”シーンがあります。
蘭ちゃんファンなら、誰もが目を覆いたくなるようなシーンなのですが、我慢して必ず最後まで見て下さい。
{netabare}思わず笑ってしまいますから!{/netabare}

しかし、いつも思うんですけど、コナン君、怪盗キッドを捕まえる気はサラサラ無いですよねぇ?
義賊であるキッドを認めているとか、『コナン=工藤新一』である事をバラされたくないとか、たまに新一の真似をして貰って助けて貰っているからとか・・・。どちらかといえば、キッドとの知恵比べを楽しんでいるとしか思えないんだけど・・・。

主題歌はGARNET CROWのOver Drive。名曲です。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 13

62.2 10 怪盗アニメランキング10位
名探偵コナン 業火の向日葵(アニメ映画)

2015年4月18日
★★★★☆ 3.6 (154)
873人が棚に入れました
名探偵コナンの劇場版19作目にしてシリーズ初となる芸術的(アート)ミステリー。

ゴッホが描いた“幻の絵画”を巡って、数々の謎めいた事件が巻き起こるという。

青山剛昌先生が3回描き直したというビジュアルでは、コナンのライバル・怪盗キッドが、今までにない不敵な笑みを浮かべている。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、山口勝平
ネタバレ

ほほえみみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

今年もこの季節がやってきた!ぬるい感想。

今年も見てきました業火の向日葵〜!
毎回コナンの映画で一喜一憂する私ですが、(ここの出来いい!哀ちゃん可愛い!ここのシーンあんまりだなぁ・・・、蘭ねえちゃん強ぇ!!!)今年も例に漏れず一喜一憂してきました。

Good ぽいんと!

{netabare}
・空港で泣き崩れる蘭姉ちゃんほんとにかわいい。
新一の事心配で、もしかしたら死ぬんじゃないかって思って、やっと連絡とれたときにほっとして泣き崩れる蘭姉ちゃんがまじで可愛かったです。もう夫婦。あれ夫婦くらいの絆だわ。新一の事を攻めるでも無く、ただただ心配なんです。ええこやな・・・

・絵が綺麗!
いつも青山先生ここ描いたな、ってのが丸わかりなんですが、今年はかなり綺麗で、ここ青山先生・・・?あれここも青山先生・・・!?ってなりました。作画が美しいと映画って楽しいね!

・おばあちゃんと哀ちゃんの会話。
哀ちゃん大好き人間としては哀ちゃんがピックアップされるとめっちゃ嬉しい。本妻(蘭姉ちゃん)がいるので、すこし切ない感じだとより萌えるんですけど今回超萌えました。本妻はプライベートは任せるけど、仕事はあたいが支えてるんや!っていう哀ちゃんが見れてうれしい。哀ちゃんのコナンに対する絶対的信頼感と、私たちお互い解ってますから感ね!!!恋なんかより、愛なんかより、深いつながりがある感じがして、うーんとってもプライスレス。

・キッド様大活躍。
飛行機から飛び降りてお前よく無事だな!!!から始まり、崩れ落ちる鍾乳洞からの脱出超かっこいいです。あと今回キッドがキッドじゃない、悪キッドだ・・・どうしたのキッドぉ・・・!って心配させる感じね。悪いわーかっこいいわー。ゴッホの向日葵を懸命に守ろうとする姿は騎士のようでした。美術品は大事にするキッド超かっけえ!

・園子大活躍
今回は園子がお嬢様やってて、さすが鈴木財閥のご令嬢だなというのを感じた。ふだんとのギャップにときめく男性は多いのではないでしょうか。

・チャーリー警部良キャラだった
この映画で使い捨てちゃうのが惜しまれる・・・!

・ゴッホになぞらえてた。
兄弟を殺しちゃうところ(しかも向日葵畑で)なんてまさにゴッホの人生のようで、シンクロさせてて鳥肌たった。ゴッホの事調べて見るとより楽しいと思います。

・オーリバル!神曲
主題歌が今回ほんとにマッチしてます!すっごいいい!暑い日差しとそれにむかって燃え盛るように鮮やかに咲く向日葵が脳内で駆け巡りました。映画見終わってからしばらくこれずっと聞いてた。ポルノ兄さんありがとう!

{/netabare}

Bad ぽいんと。

{netabare}

・犯人の動機がマジで謎
はぁ〜〜〜〜!?!?!?!?鑑定士になるのなんて超超超大変なのに!!!しかも美術の勉強とか歴史とか知ったらお前そんな軽々しくそんなことできねぇよ!!!!絵画を敬う人がつく仕事だろうにそんな思い込みでやってるのが本当に謎、っていうかイラっとした。え、え、え、イミワカンナイ!!!

・いきなり出てくる武者小路先生の名前
これね、ほんとに一瞬なんですけど、ウメノおばあちゃん(向日葵みてる老婦人)と、イケメンの庭師みたいな人が生き別れる瞬間に、武者小路先生のなんちゃらを〜みたいなこと言うんだけど、覚えてる限り武者小路なんて名前出てこないからさ、ぐぐったよね・・・。

・7人のサムライ(笑)
チャーリー一人で事足りた感ある。

・哀ちゃんのフラグ
あんなにおばあちゃんと会話して、このあとなんかあるのかな!?大丈夫かな;;!ってなったのに特に何もなく終わって草生えるwwwwおい!!!哀ちゃんを!!!哀ちゃんをもっと生かしてくださいお願いします!!!

・博士のクイズが簡単すぎた。
でも小学生も見る映画だもんね・・・。

・あんまり人が死ななかった・・・
いやこれ言うとおいお前!ってなるけど、でも言うけど、連続殺人事件がさ、面白いよね・・・。

{/netabare}

前半のわくわく感は相当すごいです。
そして来年はいよいよ酒・・・!!!黒の組織くるー!!!!
毎年一喜一憂しては楽しみにしておりますよ!
総評して、やっぱりコナンは面白かった!

投稿 : 2025/01/04
♥ : 10

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ゴッホのひまわりをめぐる攻防戦。キッドから絵を守れ!

2015年公開の名探偵コナン劇場シリーズ19作目。

今回は「怪盗からお宝を守れるか!?」な、
vs怪盗キッド的側面が強いです。

キッド最強じゃない?と思わずにはいられない数々のシーン、
キッドファンなら見て損はない内容ですよ♪


● ストーリー
日本で焼失されたとされていたゴッホの2番目のひまわりの絵が、
ニューヨークのオークションに出品された。

それを高額で落札した鈴木財閥は、
世界中のゴッホのひまわりの絵を集めた展覧会を開催する計画を発表した。

しかし、
怪盗キッドもゴッホのひまわりを狙ってきた。

鈴木財閥は「7人のサムライ」と名付けたエキスパートたちと共に、
キッドから絵を守り、展覧会の開催を目指す。


ひまわりの絵をかけた攻防戦。

キッドから予告を受け、
キッドから守る…。

でもこれは表の流れであり、
裏には別の物語が隠されていることが、

いつもとどこか様子が違うキッドからも想像できます。

伏線のようなものもいくつか仕込まれていて、
最後にはちゃんと(ちょっと無理な感じもあるけど)ひとつにまとまるのがよかったです。

人が死ぬような事件はないものの、
命が危険にさらされる場面は何度もあります。

そのような事件を起こした犯人の動機がくだらなさすぎて、
腹立たしささえ感じたよ。笑

私には理解できない…。


● キャラクター
メインのコナンキャラクターは安定。

今回は特に怪盗キッドの活躍が満載!

この人は人間か?と疑いたくなるほど、
人間離れした技もたくさんw

飛行機から飛び降りて無事なものなのか…。

いくらパラグライダー常備といっても、
たかがパラグライダーじゃないのか…。

ここまで自由自在だと、
そりゃ誰も彼を捕まえられないわ。笑


劇場オリジナルキャラクターは、
最後まであまり覚えられませんでした(笑)

ゲスト声優は榮倉奈々さん。

…お世辞にもうまいとは言えないですね^^;
違和感ありありでした。


● 音楽
【 主題歌「オー!リバル」/ ポルノグラフィティ 】

コナン映画の主題歌の中では好きな方です♪

キッドのミステリアスなイメージに近い曲かも^^


● まとめ
最後まで真相がわからなくて、
犯人や動機が気になったので、飽きずに観れました。

ただまあ、犯人の動機が私には理解できないので
なんかすっきりしない(笑)


コナンよりもキッドの活躍が目立つので、
主人公はキッドな映画と言えるかも。笑

コナンも頑張ってたのだけどね。
キッドの方がうわてでした。

キッドの活躍が好きな方には楽しめるかな♪

ゴッホの絵を美術館で見たくなりました^^

投稿 : 2025/01/04
♥ : 14
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

絵画がキモ

ニューヨークのオークション会場で歓声が響く。鈴木財閥が落札したのは、かつて日本で焼失したとされているゴッホの名画「ひまわり」。絵画を護るスペシャリストたち「7人のサムライ」が招集されたその時、突如怪盗キッドが出現!会場をド派手にかく乱し、ニューヨークの空に消えた。後日、ひまわりを乗せたジェット機が日本へ向かう空で、突如爆発!キッドについにひまわりが奪われる。空港に駆けつけたコナンによってひまわりの奪還に成功したものの「巨大宝石(ビックジュエル)しか狙わないヤツが、容疑者に…」と違和感を禁じ得ないコナン。犯行がエスカレートしていく中、ひまわりは鉄壁のセキュリティを誇る美術館【レイクロック】にて護られる事となる。鈴木次郎吉の目的は、世界中に現存する7枚のひまわりを集め、世界初の展覧会を開催することだったのだ。というあらすじ。


いきなり絵画の高額落札からの制御不能飛行機。
実に劇場版らしいダイナミックな展開。

向日葵を眺めるおばあさんにも注目な作品。一応、話の筋に絡んでいる。
{netabare}過去エピソードの中で向日葵の絵を巡る話が。しれっと兄弟間での殺人事件?事故?の告白も。それは別件。{/netabare}

キッドとの対決がメイン。札束旋風しゅごい。
実はキッド以外に絵を狙っている人がいるとメッセージを送っていたとかいないとか{netabare}あの眼鏡のお姉さんだったのか。なつみさんアグレッシブや。セキュリティやら飛行機事故やら。あんまし上手じゃないと思ったら榮倉奈々さんだったのか。ゲストを犯人にするとは。{/netabare}

蘭姉ちゃん壁破壊する強さにまで成長

美術館燃え落ちたせいで絶体絶命コナン君。蘭姉ちゃんはいつものことながら灰原哀の想いが溢れている。
キッドと捕まえたい男のキザなやり取りも見逃せない。

主題歌はポルノグラフィティでオー!リバル
歌詞は相変わらず内容に関係あるとは思えないけど、ラテンサウンドでポルノグラフィティがたまらん。
ニューヨークの映像かと思ったら、急に作中でもちょっと印象的だった向日葵畑。今回は向日葵がキモだからね。あとは美術館の映像だったり、スペインだか南フランスだか分からないけど、そんな雰囲気の映像。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 0

63.1 11 怪盗アニメランキング11位
劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ~逆襲のミルキィホームズ~(アニメ映画)

2016年2月27日
★★★★☆ 3.6 (35)
141人が棚に入れました
研修旅行に来ていたミルキィホームズの4人。猿たちに囲まれ温泉につかり、のんびりしているところに警報が鳴り響く!怪盗帝国の4人が宝を狙ってやってきたのだ。ミルキィホームズVS怪盗帝国、双方トイズをフルに使っての激しいバトルが繰り広げられる!さらにGenius4の面々も駆けつけ、三つ巴の激闘に発展!だが、その大激闘の最中に、上空から激しい雷が!!被雷したミルキィホームズの4人はまたしてもトイズを失ってしまい・・・。

声優・キャラクター
三森すずこ、徳井青空、佐々木未来、橘田いずみ、明坂聡美、岸尾だいすけ、寺島拓篤、下野紘、南條愛乃、新谷良子、田村ゆかり、沢城みゆき、真壁刀義、金尾哲夫、伊藤静

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

何度転んでも立ち上がる! 七転八倒!それがミルキィホームズです!

2016年の大晦日に「探偵オペラ ミルキィホームズ ファンファンパーリーナイト♪ 〜ケンとジャネットの贈り物〜」が放送されました。
このミルキィシリーズはこれまでずっと視聴を続けてきて穴を空けたくなかったので、大晦日の特番前に本作を視聴する事としました。

このシリーズ…短編作品を踏まえると、結構な数の作品が制作されているんです。
時系列で並べると以下の構成になります。

・探偵オペラ ミルキィホームズ:2010年秋アニメ 全12話
・探偵オペラ ミルキィホームズ 特別編:2011年8月 全1話
・探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕:2012年冬アニメ 全12話
・探偵オペラ ミルキィホームズ Alternative ONE & TWO:2012年8,12月 全2話
・ふたりはミルキィホームズ:2013年夏アニメ 全12話
・探偵歌劇ミルキィホームズTD:2015年冬アニメ 全12話
・劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ〜逆襲のミルキィホームズ〜

物語の舞台は「偵都ヨコハマ」
この街には「トイズ」と呼ばれる特殊能力を使って暗躍する「怪盗」と「探偵」が存在しており、日々己のプライドをかけて激しい攻防が繰り広げられ…という下りなら、手に汗握る展開の連続が期待できそうな作品をイメージできますが、この作品は少し趣向が異なっているんです。

物語の中心にはミルキィホームズ…著名な探偵をご先祖様に持つ4人組のチームですが、これまで見てきたところ、彼女たちは「トイズ」の能力の定着がどうも今一つ…
もう今まで何度失ったり復活したりを繰り返してきた事か…

トイズの能力を持たない探偵は怪盗にとって赤子の手をひねるようなモノ…
当然展開もグダグダになりますし、トイズを失って何度も苦い思いを味わってきました。
それでも彼女達は絶対諦めないんです。
例えどんなにボロボロになっても…
このシリーズ…グダグダな展開が数多くありながら、それでもここまで続いているのは根強いファンのお陰だと思っています。

こうして本作の物語が動いていく訳ですが、ミルキィの原点に還ったような…そんな印象を受けた作品でした。
まず本作の大前提として「一見さんお断り」の作品となっています。
まずキャラの説明は一切なく、これまで視聴してきた人には懐かしく感じられる「ボケとツッコミ」についても、何の前触れもありません。

でもこの作品はこれで良いんだと思います。劇場版ですから尺に限りがあります。
無駄な説明に時間を割く余裕なんてこれっぽっちも無いんです。
なので、この作品をしっかり楽しみたい方は、過去作品からの視聴をお勧めします。

これまで事件の起きる展開は大体お約束でした。
①怪盗アルセーヌとその一味である怪盗帝国が騒ぎを起こす
②探偵ミルキィホームズが出動~現場に急行し怪盗と対峙
③明智小衣率いる警察組織「Genius4」が現場に駆け付け、良かれと思ってやった事が結果的にミルキィの足を引っ張る
④グダグダな展開に移行…

でも、今回「偵都ヨコハマ」を騒がせる怪盗はアルセーヌではありません。
「偵都ヨコハマ」には暗黙のルールがあるんです…禁忌を犯したモノには鉄槌が下される筈…
しかし、遥か時空を超えた因縁…蓄積された時間と抑圧を糧に立ち塞がる力はとても強大…
「偵都ヨコハマ」を舞台に繰り広げられる捕物帖…決して画面から目が離せません。

何故ならこの作品に出演する登場人物は、これまでそれだけの歴史を刻んできているから…
ミルキィ…いつも明るい4人組ですが、落ち込む事だってあります…
自分達の無力さ…不甲斐なさを本気で攻めた事も一度や二度ではありません。
でも…どん底から這い上がるための4人組…それがミルキィホームズなんだと思います。

そんなミルキィを見守るアンリエットさん…
何だかんだ言いながら窮地には必ず駆け付けるこころちゃん…
それにフェザースだって…
そしてそれらの糸が絡み合ってミルキィの逆襲に繋がっていくのです…
本作でも十分過ぎるくらい、登場するキャラは魅力的に描かれていたと思います。

ワクワクする展開と魅力的なキャラ…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

上映時間約70分の作品です。
完走して振り返ってみると、これまでの主要キャラは全て登場したのではないでしょうか?
ミルキィの活躍を称える新聞記事の下には天城茉莉音ちゃんの名前もありましたし…
久々にミルキィを視聴しましたが、色々と思い出しながら視聴できたので嬉しく思いました。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 5

qwerty さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ミルキアンには◯〜△ 初見さんは×

森脇真琴監督が作るミルキィが帰って来る!と期待していたのですが…
第1幕、第2幕の皮を被った何か得体の知れないものを見た、というのが正直な感想です。
これはおそらく森脇監督が総監督という立場で、実際に制作の中心にいたであろう人は、桜井弘明監督であったことが理由かもしれません。

前半はほとんどギャグパートですが、ネタを詰め込みすぎてわかりにくい上に、みんなテンションが高すぎる。尺が足りないのか?と思っていたが、その割にはトゥエンティが出てきて解説するシーンは長すぎる。そして何よりもTV盤第1幕、第2幕でやったネタを映画でやる。くどいくらいやる。同じネタを繰り返し過ぎて、ギャグが面白いというより「またか…」と思ってしまう。

後半はキャラクターが真面目に現実に向き合うようになり、演出もガラリと変わる。所々にギャグを挟みつつそのままクライマックスへ。
後半は落ち着いていて割と良かった。キャラクター、特にシャロの可愛さと良い子っぷりが十分に感じられてぐっときました。
しかし、前半から急にテンションがかわるので、「さっきまであんなにいい加減だったじゃないか!」と思わずにはいられませんでした。



音楽:TDでも担当していたELEMENTS GARDEN。とても良い曲を作るグループだと思いますが、今回はキャラクターの声にかき消されて聞こえません。
作画:PVで見たそのまま。第1幕のタッチをTDの塗りにした感じです。それと顔芸多し。
ストーリー:そんなものは存在しません
脚本:理性を疑うレベル。
演技:終始テンションが高い。それと、プロレスラーの真壁刀義さんが演じる役がありますが、思っていたよりも悪くない演技でした。もともとセリフは少ないですが。
ギャグ:面白いものもありますが、どんどん流れていくのでその面白さを感じる暇がない。
キャラクター:TVに出てきたレギュラー、準レギュラー、端役に至るまで全員出てきます(一瞬しか出ないこともありますが)。探して見るのも楽しみのひとつです。

良いところ:エリーが今回は結構エロいです。後、変身シーンは思わず笑ってしまいました。G4が久しぶりに全員出てきたたことにもちょっとだけ感動。最初に流れる、「映画を見るときの注意」(シャロ編)も面白かったです。


総評:
ミルキアンにとっては好きなキャラクターがまた見れるということで◯ですが、作品自体の質は良くないので△。

初見さんには絶対にオススメしませんし、見たとしてもミルキィホームズはこんなものなのかとは思わないで欲しい。TV版は本当に名作です。

適度なカオス、そして可愛く魅力的なキャラクター、加えて最後はちょっと良い話で終わる。それがミルキィホームズの魅力で、いまだに第1幕が1番人気が高い所以なのだと思います。
製作者は今後、続編(期待してます!)を作るときはこのことを念頭において作って欲しいです。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 2

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

全てのシリーズの伏線を回収する!たぶんこれが最初で最後の集大成的ファンムービー!!バリツ!!!

2009年からメディアミックス作品としてスタートした『ミルキィホームズ』シリーズの集大成的劇場版


偵都ヨコハマを舞台にトイズと呼ばれる超能力を駆使する探偵学院の少女4人組ミルキィホームズ
それに相対する怪盗帝国、さらに警察組織Genius4を絡めた三つ巴の争いを描いたヒロイックファンタジー
シリーズによって作風が異なるものの、今作は総監督に森脇真琴、監督に桜井弘明、脚本にふでやすかずゆき、キャラデザに沼田誠也、ということでパロディやデフォルメなど不条理コメディ色がメインの作品となっています


まず第2幕で散々【黒幕】っぽい動きを見せていながら結局何一つ正体が明かされなかった森・アーティ(ちゃん?)の正体が明かされる
まあバレバレにも程がありましたがw
さらに黒歴史などと酷評された岩崎版ミルキィこと『Alternative』シリーズからエドガー・モランがメインの敵役として登場
錦織版ミルキィこと『ふたりは~』と『TD』からフェザーズが登場
そしてアイリーンちゃんをはじめとしたゲストキャラが多数登場
モブを含めるとホント凄いことになっています;
つまりこれまで並行していた全てのアニメ作品を【全肯定】しつつ特に各作品を説明する描写やセリフが無いため【ファンムービー】であることが大前提となっているお祭り映画であると言えます


さらっと新日プロレスネタもいくつかありつつwそもそも今作の敵役の一人に真壁刀義が声優で参加していてショートケーキを食べていたのが特に面白かったですねw


森脇版ミルキィと言えば原作ゲームを無視しまくった‟ダメダメなミルキィホームズ”によるポンンコツ不条理コメディですが、それを逆手にとった今作のクライマックスではウルっとさせてくれる泣かせのシークエンスで成長した4人の声優の渾身の芝居が堪能できます


オチは少し弱い・・・というかアルセーヌさんの手の上で転がっていましたーwっていうこれもシリーズではお馴染みの落とし方でしたね;
ただでさえ上級者向けと言われれるシリーズでしかもかなりハイテンポに進む今作ですが、ファンであるなら観ない手は無いでしょうb

投稿 : 2025/01/04
♥ : 7

67.5 12 怪盗アニメランキング12位
怪盗グルーのミニオン大脱走(アニメ映画)

2017年7月21日
★★★★☆ 3.7 (21)
113人が棚に入れました
晴れて結婚したグルーとルーシーの前に、新たな敵バルタザール・ブラットが現れる。1980年代に子役として人気を博した過去の栄光にすがり、80年代ファッションに身を包んだバルタザールは、様々なガジェットを駆使して犯罪を繰り返し、グルーを反悪党同盟から追い出してしまう。そんな時、グルーにドルーという生き別れになっていた双子の兄弟がいることが判明し、父親から莫大な遺産を相続しているドルーは父の志を受け継ぎ天下の大悪党になることを夢見ていた。一方、グルーの相棒ミニオンたちは、グルーが反悪党同盟をクビになったことで再び悪の道に戻ってくることを期待していたが、グルーにその気がないことを知り、新たなボスを求めて旅に出るのだが…。

声優・キャラクター
スティーヴ・カレル、クリステン・ウィグandトレイ・パーカー、【吹替版】笑福亭鶴瓶、松山ケンイチ、中島美嘉、芦田愛菜、須藤祐実、矢島晶子、いとうあさこ、山寺宏一、宮野真守、福山潤、LiSA

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

思ったほどではないがそれでも楽しい作品

前作には血の繋がりの無い者同士が家族を形作るという大きな流れが貫かれていましたが、今作は最終的には「家族っていいね」ってところに到達するものの、全体的にまとまりに欠けている印象。
 悪党バルタザールとの戦いと反悪党同盟をクビになるグルーとルーシー。突如現れたグルーの双子の兄弟ドルー。母親として認められるために奮闘するルーシー。ユニコーンを探すアグネス。グルーに反抗し家を飛び出し騒動を起こし投獄されるミニオンズ。それぞれが密接に絡み合って1つの映画を高めてゆく、っていう訳にはいかず、バラバラ。
 邦題にある「ミニオン大脱走」は本筋に全く絡まないエピソードで、ミニオン達の大活躍が見たければ『ミニオンズ』の続編に期待しましょう、って感じ。明らかにキャラを広げ過ぎたようで。それを自覚してでしょう、ネファリオ博士なんか作劇上ジャマだとばかりに退場状態にしてしまいますが、ほったらかしなまま映画が終わってしまって唖然。
 ドルーは本当はもっと重要なポジションだった筈でしょうに、立ち位置も性格もハンパ。もっと振り切れたキャラで良かったんじゃないかと思いました。

 それでもグルーと三姉妹(孤児院出身なので本当は血の繋がりは無いと思いますが)とルーシーとミニオンズ、その世界の更なる続きが見られる事は幸せですし、オモチャ箱をひっくり返したような楽しさは健在でした。
 

投稿 : 2025/01/04
♥ : 6

風来坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ミニオン関係ありません。

ミニオンを期待して観ましたが、ほとんど関係ありませんでした。
ミュージカルっぽいテンポの良さで話が進んでいくので一気に最後まで観ることはできましたが、わざわざ「ミニオン」とする意味はないかと。

日本語吹替でキャラの濃い芸能人が役を演じているので、どうしても気になってしまい、集中が途切れるのもマイナスだと思います。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 2
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