怪盗で戦いなおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの怪盗で戦いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年09月23日の時点で一番の怪盗で戦いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.2 1 怪盗で戦いなアニメランキング1位
アンデッドガール・マーダーファルス(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (220)
673人が棚に入れました
19世紀末。吸血鬼・人造人間・人狼など、異形な存在がまだ暮らしていた世界。首から下のない不老不死の美少女探偵・輪堂鴉夜が、“鬼殺し”の異名を持つ半人半鬼の真打津軽と、彼女に付き従うメイドの馳井静句と共に、怪物専門の探偵 “鳥籠使い”として数々の事件を解決しながら、鴉夜の奪われた体を探してヨーロッパを巡る―――。
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

籠の中の探偵

原作未読 全12話

芝居かかった噺家のような口調の半人鬼人で主人公に誘われた助手と鳥籠の中に仕舞われている生首の主人公、その主人公に仕えるメイド姿の助手と3人である目的のためにヨーロッパに渡り難事件を解決していくお話です。

主要な舞台はイギリスやドイツで、イギリスではかの有名な探偵と探偵に関わっていた色々な人々や有名な怪盗との対決に巻き込まれてしまいます。

この世界ではみなさんも聞き覚えがある怪物と呼ばれる化け物たち {netabare}(不死の種族・鬼・吸血鬼・人狼){/netabare}が、人間に深く関わっていまね。

相手は怪物ばかりなので人間たちには到底敵いません。たくさんの人たち殺されてしまいます。

事件はそれぞれ解決しますが、本来の目的が果たせなかったのでキリのいいところで終わっています。

メインの3人の掛け合いが好きでしたね。謎解きが好きな私は結構面白かったです。続きが観たい作品ですね。

OPはCLASS:yさん、EDはAnnaさんが歌っています。

最後に、籠の中の探偵である主人公の輪堂 鴉夜役は黒沢ともよさん、黒沢ともよさんといえば響け!ユーフォニアムの黄前久美子役の方ですが、この作品はEDのテロップを観るまで誰だか分からないくらい妖艶な演技で全然違いましたね。改めて声優さんの引き出しの多さに感服しました^^

投稿 : 2024/09/21
♥ : 20

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

暴力が前面に出てくると、推理もクソも無いような…。

 最終話(13話)まで観ました。2023.09.28

 犯人が明らかに!しかし…なんか納得いきません。人狼も村人もアホなの?犯人は色々な人物に化けるのですが、なぜ見破れないの?

 人狼は鼻が良いだけで、目は節穴なの?犯人の動機も?です。言ってることと、やってる事の差が大き過ぎます。

 戦いも雑に終了!キャラも雑に死に過ぎです。フランケン男が結構話の分かる奴だったり、ツカミ所もありません。

 話を雑にたたみすぎて、なんで生首様御一行が人狼村に来たのかぼやけてしまいました。もう、単なる殺人行脚ですよ…。

 ラスト数話は若干紙芝居っぽくなりましたが、アニメの質は維持されていただけに、こんなんで良いのか?と疑問に感じるラストでした。

 二期があったら観たいですが、消化不良な感じでした。原作もこんな感じなのかな?

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 12話まで観ました。2023.09.24

 村の少女達や人狼の娘達を殺したのは誰だ!?生首さまの推理は凄く気になりますが…。

 いやいや…いくら人狼でも殺し過ぎじゃね?別に隠れ集落の人狼達は悪いことはしてないのに、主要登場人物総出で死体の山を築きます。

 こんなの、頼んでもいないのに足立区は治安が悪いから改善すると言って全足立区民を荒川河川敷に並べて処刑するようなもので、無茶苦茶です。

 生首様の推理も霞んでしまいます。こんなに殺しまくったら、真犯人とかどうでもいいでしょ。多分死体の中に犯人混じってますよ。

 スコットランドヤードの警官をゴミの様に殺したのも大概だなぁと思いましたが、まさかの惨劇…。次回最終回ですが、話が決着するのかとても心配です。
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 8話まで観ました。2023.08.24

 敵はモリアーティ教授でした。いつの間にかシャーロックホームズ系の関係者とはお友達になりました。ルパン一味も良いライバル関係となった様です。

 怪物を敵視する保険機構の2人とは扱いが雲泥の差何ですが…。スコットランドヤードの警官や屋敷の使用人もゴミの様に殺されてますが、いい感じに事件は解決した感じになっています。

 責任とか誰が取るんでしょう?ホームズさんはパンピーなので関係無いかも知れませんが、今後の探偵稼業に悪影響はありそうです。

 どうも、身内だけ良い感じになる話っぽいです。推理モノで、凄まじい殺人鬼は出さない方が良かったんじゃ…?もう、遅いですね。

 次話以降不安しかございませんねぇ。
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 7話まで観ました。2023.08.19

 う〜ん…。思っていたのと違いますねぇ。ルパンやシャーロックホームズとかの有名人が活躍するのですが、敵も味方も怪物で、モブは怪物に殺されまくるという…。

 敵がガチの怪物過ぎて、推理とか会話劇が霞んでいます。いや…怖すぎんだろ…。

 推理モノは、犯人に犯罪を隠す意図が無いと成立しません。犯罪後に逃亡出来る、警察に捕まらない自信があれば、推理が必要な犯罪はしません。奪え!殺せ!ヒャッハー!ですね。

 ルパンは、犯罪を隠す意図が無い犯罪者なので、シャーロックホームズとの相性は、本来悪いはずです。

 また、警官やモブを殺しまくっている怪物君達も、ヒャッハー系で犯罪行為を隠す意図は無さそうです。

 警察側も、警察比例の原則を守る組織でないといけません。犯人一人を捕まえるのに無関係の市民を百人拷問死させても構わんみたいなゲシュタポやカーゲーベーでは推理の必要がありません。

 こんなに暴力が前面に出てくると、生首様の推理なんて、必要無い感じがします。津軽が暴れていればえーやん…。

 取り敢えず、推理バトルとか下らない小競り合いは辞めて、ガチ怪物教授?みたいな奴を倒した方が良さそうです。アニオリでもないのに、ぶっ飛んでいますね!

 迷走気味ですが、原作どおりなんでしょうか?疑問を感じます。

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 4話まで観ました。2023.07.26

 トリックは古典的ですが、まぁこんなもんでしょうか。ツッコミは野暮ですね。

 しかし…犯人の処刑まで探偵がやるのか…。津軽の見せ場ではありますが、無力化で良しとせず、殺害してしまうのはどうも…。吸血鬼母を一人殺しただけで私刑なのか…。

 ゴタール卿も、殺害の許可はしてない様な気がするんですが、津軽が勝手に殺した様な感じです。探偵がここまでして良いのかな?化物だから人間の法の適用外?

 ちょっと治外法権すぎる所が気になりますが、次回も楽しみです。

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 2話まで観ました。2023.07.14

 洋行して、もう現地に馴染んでいる生首様御一行です。ラノベっぽい韜晦的な津軽の台詞回しに少しイラッとしましたが、ここは好き嫌いでしょうか。

 馬車の運転手をいじめるのは胸くそ悪い感じです。依頼主との会話も、うぜぇと感じるギリギリの線です。
 
 本作品は妖怪バトルではなく、推理ものだったようです。割と緊張感のある話なので、スリリングで面白いです。事件の謎解きが楽しみです。

 もう少し、会話劇のウザさが薄まると良いかもです。
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 1話観てのレビューです。2023.07.06

 中々雰囲気が良い感じの1話でした。現実の明治政府が進めていた暴力的啓蒙活動も背景にあり、妖怪変化が否定される世の中ってのも好感度が高いです。

 明治30年の日本を離れて欧州へ行くのが凶と出るか吉と出るか期待大です。

 パラレルワールドの日本とは言え、上手く過去の日本を描くのは難しそうなので、欧州へ行くのは良いアイデアかもしれません。

 妖怪バトルをもっと観たい気もしますが、視聴継続です。

投稿 : 2024/09/21
♥ : 7
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

評価修正。作品の完成度は高いけど3つ目の話以外は物足りないかも。

 本作は3つの話に区切れていましたが、1つめの話のときはスノビズム臭が強くて「本格推理」のトリックのデータベース紹介を、オカルトと合わせて視点のズラしを狙った作品なのかなあと思いました。

 1つめの話は本格推理として、若干アラは感じますがその狙いが上手くいっていて、オカルト設定を絡めながらフェアな本格推理として成立していることに関心しました。が、まあ面白いけど飽きるかなと思いました。

 しかし、2つめの話で突然ロンドンで恥ずかしいくらいの「有名どころ」を集めて活劇を始めました。アレ?と思いましたが、結構引き込まれて行き、結果的にかなり面白いです。ルパンVSホームズ的な作品の中ではかなりレベルが高いと思います。

 話はベタな予告盗難もので、トリックというよりは仕掛けですが、これの仕掛けの大がかりですが説得力がありました。展開もいいです。主要3人のキャラも立ってきて愛着がわき出すのもあるでしょうが、上手くゲスト・サブキャラと絡まっていました。

 そして、3つめ。この活劇のままで行くのかなと思ったら、また視点が変わりました。〇〇モノと書くとそれだけでネタバレになるので書きませんが、舞台設定とキャラの動き、そして肝心な幹になるストーリーが絡まって面白い、迫力がある、考えさせられる話になっていました。

 本作全体が、推理+オカルトという題材でしたが、3つの話でその方法論が違うのに、主要キャラ・サブキャラの動きに違和感がありません。これは原作者が相当優れたストーリーテラーなんだと思います。

 推理スノッブの人でもそうでない人でも楽しめる上に、ラノベ的な痛快さとキャラ萌えを両立できていると言えるでしょう。

 それを支える作画、美術、演出、声優さんの演技、構成などなどすべての要素の水準が高かった思います。OPとBGMの水準も高いと思います。

 テーマというか作品の構造ですが、仮面ライダー的あるいは人魚伝説的な根底にある不幸と、ゲストキャラの素性の悲惨さで、決して軽いだけの作品ではないです。
 ですが、それを覆い隠すエンタメ要素があるので表層ではまず楽しめる。けどやはり感じるもの、考える素材も提供してくれる感じです。1クール作品としての完成度はかなり高いのではないでしょうか。

 あまりこの辺、作品の構造を詳しく書くとネタバレになるのでこれくらいにします。シリーズとしては、主要キャラの目的は達成できていませんが、逆にもっと続いて欲しいと思わせてくれました。

 今期のアニメ、途中で嫌になる作品が多く、あまり完走した作品は多くありませんが、いまのところ作品の出来としては本作がナンバー1かなあという気がします。
 ただ、この作品を面白がれるかどうかは、人を選ぶかもしれません。その要素は…言わないでおきましょう。一つだけ言うと推理小説が好きかどうかは必要条件な気がします。

追記 23年夏のベスト1にあげていましたが訂正です。3番目のエピソードは深みがあって面白かったし完成度は高かった。ここは高く評価していいと思います。
 真ん中のエピソードは活劇として面白かったですが、ドタバタ劇だったかなあ…ここの評価は下げたいですね。
 本格推理のところも、トリックの壮大さとかハッとする感じではなかったかな。ただ、オカルトと本格推理の組み合わせは良かったです。

 評価4.7でしたが、4.3に修正します。夏の中では良かったほうには変わりないですが、ナンバー1ではないですね。



以下、視聴時の感想です。

3話 「その怪物を殺す独特な方法」による殺人を推理する?首だけの意味を出せるか?

{netabare} 1話目を見ると、初め題名にマーダーが入っているし、頭だけの存在=頭脳で勝負するという感じで、探偵ものかな、と思って見ました。
 なんだ、妖怪もの?という感じで、ただ、話の建て付けは、石ノ森章太郎氏的な改造人間の悲哀とか、人魚伝説のような不老不死の物語のような感じでした。

 ところが2話です。やっぱり探偵かい!というツッコミを入れたくなります。急におどろおどろしい感じが無くなって、古き良き探偵ものの始まりです。完全な頭脳だけで勝負の安楽椅子探偵というのがありますが、この作品は首だけでも動き回るのが面白いところですが、その首だけ設定がどこまで生かせるか?

 現状では首だけというのは、画面と設定としての面白さ以外には、あまり効果的ではないです。首だけだからこその探偵というのが描けるかどうかでしょう。あるいは、不死・改造人間問題がありますので、焦点はそこだけなんでしょうか?だとしたら、探偵ものとして描く必要があるか、です。

 Mでシャーロックホームズがいる世界ですから、オールマイティーの悪役である、モリアーティーだとしたら、ちょっと笑ってしまいますが。
 本格の推理作家の人はシャーロックホームズをネタに使い勝ちです。ですが、シャーロックホームズ的な推理はジョークネタとしてはやっても、肝心な部分の推理の組み立ては「君のシャツのエリは…」ではないと思います。

 少なくとも「ノックスの十戒」を守るとは思います。殺人に関する探偵ものとしては、トリックのズラしとして「その妖怪・怪物を殺す特有の方法」がミソっぽいですね。そこ以外は多分フェアにヒントと証拠を入れてくるのでしょう。

 ということで、設定を活かしきれるかどうかという不安はあるものの、結構妖怪殺人の探偵という流れは面白いです。
 なお、メイドはロベルタにしか見えませんでした。

 それと声優の黒沢ともよさん、さすがですねえ。あの生首っぽい声がだせてます。クレジット見るまでわかりませんでした。
 なんで生首が声だせるんだ?空気漏れないの?という疑問はさておいて。{/netabare}


4話 ちゃんとフェアな推理小説の形式になっていると思います。

 本作はやはり本格推理の様式に乗っ取り「その妖怪の特性」を作中で提示することにより、読者(視聴者)も推理可能な証拠を提示していると思います。ただ、吸血鬼編は3点ほど理解できてない部分がありました。

 ネタバレになるので未視聴の方はご注意を。

以下、トリックのネタバレ含みます。気になる点3つ。
{netabare}

1つめ。 氷のナイフによる殺人というのは非常に古典的な方法でつららを凶器にするなど、さまざまなバリエーションがります。
 そもそも、氷の凶器で人を殺せるか問題は議論があるところですが、本作は推理の古典的様式にのっとっているのでそれは不問とします。

 本作の問題は吸血鬼の弱点として「銀の杭なら殺せる」というミスリードが上手いかどうかです。
 というのは、聖水でやけどするのは明示がありましたが「聖水で殺せる」というのが明示されていない気がします。
 アリバイ工作の銀の杭が、唯一の殺せる武器だとも言っていないので、間違いではないのでしょうし血液のトリックが活きる部分ではあります。しかし、単なる杭でも心臓に突き刺せば殺せるのでしょうか?そうすると、普通の氷でもいいんじゃね?という気もします。やはり銀の杭の代替として聖水は機能するという説明は必要だったのでは?
 それと銀の杭の破壊力から言って、傷口が綺麗すぎるというのもあると思います。名探偵なら気が付くと思いますが、どうでしょうか?

2つめ。左側の血液が少ない…と言っているのは血液を採取したからという画でしたが、説得力あるかなあ?。衣服の上を流れる血液をビンで採取したんでしょうか?それにそんな左右で差がでるくらい左から採るという状況が物理的に分かりません。

3つめ。穏やかな笑顔で死んでいた、といいますが、その伏線回収が弱いです。心臓を貫かれて即死にしても、表情は変わるのでは?息子が犯人だから覚悟して穏やかに殺された、とならないと説得力がありません。本格でわざわざ言うからには、そこの説明は必要でしょう。寝てたからで終わりでしょうか?{/netabare}

 もちろん初見ですので、見落としているかもしれませんが、ここは後でフェアだったかどうか考察したいところです。

 と文句もありますが、行き詰ったジャンルとしてのパズル的な本格推理に古典的で知名度が高い妖怪の弱点を組み合わせたのは面白いところです。
 本格推理は「人が描けない」ことも特徴ですので、メインキャラへの感情移入は難しいでしょう。つまり、首だけ=頭脳の役割、鬼は怪異を殺せる以上のキャラ付けではない気もします。

 それと、予告編で今後の登場人物出てましたね。モリアーティまで出てました。これは興をそがれるなあ。

投稿 : 2024/09/21
♥ : 16

73.4 2 怪盗で戦いなアニメランキング2位
ディメンションW(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (760)
4050人が棚に入れました
西暦2072年。第四の次元「W」から無限のエネルギーを取り出せる「コイル」により、人類は繁栄の極致にあった。しかしその裏では、正規外のルートから入手した「不正コイル」を使った犯罪が横行し、回収に懸賞金がかけられるようになった。腕利きの"回収屋"マブチ・キョーマは、ある依頼の中で謎の少女・ミラと出会う。かつてコイル事故ですべてを失ったキョーマと自分の出生の秘密を探るミラは、共に「コイル」の真実を追うことになるが……。

声優・キャラクター
小野大輔、上田麗奈、石田彰、中村悠一、鈴木絵理、斉藤貴美子、松岡禎丞、鳥海浩輔、山下大輝、土師孝也
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャラ&世界観は魅力的なのに、シナリオがインフレ起こしてて惜しい迷作

本作の中盤以降のシナリオは相当にトンデモですが、ともかくも全12話を見終われば、

{netabare}(1) 人間離れした身体能力をもつ法被(はっぴ)を羽織った顎ひげのオッサン(何やら傷心もちらしい・・・)と、
(2) ピコピコ動く耳なのか触覚なのかよく分からない装置を頭部につけ、ワイヤーみたいな尻尾を生やしたクリっとした瞳の感情豊かな美少女ロボット{/netabare}

の遭遇から信頼関係の発生までをじっくり堪能できて、個人的には好きな部類の作品となりました。

しかし、

{netabare}(1)敵キャラ(ハルカ・シーマイア)の描かれ方が安っぽかったのはかなりの減点要因で、
(2)また、本作のシナリオ構成を担当した方は、原作マンガの様々なエピソードを全12話のアニメ作品として上手く再構成しようと頑張られたのだとは思いますが、話数に対して盛り込んだ内容がインフレを起こしてしまった印象が強く{/netabare}、

多くの視聴者に本作の面白さが、序盤で期待された割には余り伝わらなかった感が残りました。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


============== Dimension W (2016年1-3月) ==============

{netabare}第1話 回収屋 ★★
第2話 ルーザー ★★ Wの具象化
第3話 ナンバーズを追え ★
第4話 八十神湖に潜む謎 ★ 面白いのだが作品世界を拡張し過ぎでは?
第5話 亡者の可能性 × 脚本がゴチャゴチャし過ぎで支離滅裂に見える
第6話 アフリカの風 ☆ サルバ王子&四阿屋姉妹
第7話 過去からの呼び声 ★ キョーマの過去話、イースター島へ
第8話 虚無に落ちた島 ★ 
第9話 アドラステアの鍵 ☆ ルーザー+キョーマの過去話、記憶の世界
第10話 蘇る悪夢 × 超展開で面白いけど脚本がポンコツ
第11話 消えたジェネシス × 同上
第12話 辿りついた未来 ★ 終わり方はまずまず{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)5、☆(並回)2、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.0

OP 「Genesis」
ED 「Contrast」


◆総評

上記の各話評価のとおり、本作は、
★★(優秀回)・★(良回)が計7回と見所が多い面白作だけれども、
×(脚本がダメな回)が3回もあって、
個人的には応援したいタイプの作品なのですが、本サイト等での評価が余り高くないのは仕方ないかな、と思いました。


◆本作をお勧めしたい人

①ソルティ・レイのソルティが好きな人
②蒼き鋼のアルペジオのイオナやタカオが好きな人
③TIGER&BUNNYの鏑木T.虎撤が好きな人
④ある程度のシナリオの粗を我慢できる人
⑤多少のグロ耐性がある人

・・・こんな感じかな。

投稿 : 2024/09/21
♥ : 34
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

実は、クレジットカード持ってないし、ネットで買い物したことないし、ましてや仮想通貨なんて信じられません(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
舞台は未来。「攻殻機動隊」とは違うけど、エネルギー革命によって、様々なものが機械化されてる世界って感じ。

SFアクションとしては、かなり高クオリティの作品だったと思います。さほど有名な作品ではありませんし、あにこれでの評価は決して高くないけれど、個人的にはもう少し評価されても良いと思うアニメ(72~75点くらい?)

シリアスなアニメ大丈夫な方には、オススメです♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
おっさんと機械少女の組合わせ……昔に観た、「ソルティレイ」を思い出させますね。

OPの「ちょいズレダンス」は、「血界戦線」の名EDっぽい。

基本的におっさんが主人公の話って好きです!

久々に、最初から最後まで楽しんで一気に観られたアニメでした。トンデモ展開のわりに、キレイにまとめていました。特に、伏線の回収の仕方は上手いアニメだったと思います。作画もキレイでしたし、戦闘シーンも(戦い方に工夫があって)良かったです。

シリアス連続で、あまり笑いどころはなかったけど、ミラの存在が、一種の清涼剤になっていましたね♪ 全然、ポンコツなんかじゃないよ(笑)

敵キャラのクズっぷりとか、サブキャラの程よい出方とか、ポイントを押さえてて、レベル高かったです。

(全部しょうがないんだけど)惜しむらくは、一期という尺の中で完結させたため、おそらく、原作のかなりの部分をカットしてることですかね。少し話が飛ぶ場面があり、すごいキレイなんだけど、いくつかピースが欠けてるパズルを見せられてる気になりました。もう少し、序盤みたいな気楽な回を見たかったですね。

なんで面白いアニメほど2期なさそうなのかな(苦笑)。

とにかく、一期という尺の中で、伏線を回収しつつ、設定を破綻させず、見せるべきポイントはしっかり見せて、感動を呼ぶ、なかなかの良作でした♪

(ちなみにレビュタイですが、そのまんまなんすけど、「コイル」という超便利な物が当たり前になっている世の中で、ナイフ、現金、ガソリン車を愛用する主人公に、感情移入してしまってw 私がギリギリ信用できるのは、Suicaまでですw)
{/netabare}

投稿 : 2024/09/21
♥ : 33

overnao さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ソルティレイ?

女ボスの下で荒事を仕事にするオッサンが主人公、突然現れた無駄に強い触覚緑髪ロボット少女がヒロイン。
これって何処ぞのソルティレイ?

劇中に「ニューテスラ」という架空のエネルギー企業が登場するのですが、イーロン・マスク氏の「テスラ・モーターズ」を連想させるネーミングですね。考えすぎでしょうか。
(もちろん、ニコラ・テスラからインスピレーションを得た作品だとは思いますがね)
また、ニューテスラのCEOはスティーブ・ジョブズのような見た目の人物なのです。

現実世界のジョブズやイーロン・マスクのようなIT経営者たちが将来、劇中のニューテスラのように世界中のエネルギーを牛耳る、といったシナリオが暗示されているように感じました。やっぱり考えすぎ?

投稿 : 2024/09/21
♥ : 9

69.9 3 怪盗で戦いなアニメランキング3位
PERSONA5 the Animation(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (253)
1224人が棚に入れました
えん罪から保護観察の身になってしまった蓮が、心の力「ペルソナ」に目覚めた仲間たちとともに「心の怪盗団」を結成し、大都会・東京の平和を守るべく、悪党たちの悪しき心を盗み出していく姿を描くピカレスクロマン。蓮は、私立秀尽学園に通いつつ、「心の怪盗団」メンバーの中でもいち早くペルソナを発現させたリーダー「ジョーカー」として仲間たちを率いていく。

声優・キャラクター
福山潤、宮野真守、水樹奈々、大谷育江、杉田智和、佐藤利奈、悠木碧、戸松遥、保志総一朗

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

1話の勢いをまた完全に失っている。

海外でも受けただけあって、予算やスタッフに恵まれているのか、1話だけ見るとレベルが高すぎる。演出、構図、色彩どれをとってもおそらくトップクラスで、これ以上のクオリティは他ではできないだろう。

A-1ピクチャーズは昨年で10年目に突入しただけあって、今やアニメ業界でも老舗である。しかし、あまりのクオリティの高さに過剰労働で倒れる人間も出てこないかと冷や汗ものであり、色々と噂の絶えない会社なので今後が心配だ。

16話まで視聴:1話、2話で魅せてくれた演出も凡庸になっている。もしかしたらラストに持っていくための布石かもしれないが、それにしてもこれでは全26話でアニメーションを作っている意味が見受けられない。

実は原作もそこまでシナリオが良かったのかというと微妙なところでもあるので、そういった意味でまとまりがないのかもしれない。

24話まで視聴:感想変わらず。う~ん。。どんどん微妙になってゆく。。

投稿 : 2024/09/21
♥ : 7
ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

物足りない

ペルソナシリーズのアニメは、前作のペルソナ4しか見ていない。
原作ゲームもプレイしていない。

ペルソナ4のアニメは楽しかったのだが、本作は正直いって、あまり楽しめなかった。

{netabare}映像面では、バトルが単調に感じたけど、これはコマンド選択式ターン制バトルのRPGを原作にしている以上、仕方ないと思う。

問題はストーリーで、敵となる大人たちが、子供向けの童話に出てきそうなほど分かりやすい悪人で深みがないこと、心を奪って改心させるという怪盗団の手法、の2つにストーリーの安っぽさを感じてしまった。

敵はもちろん悪人でもいいのだけれど、本作が現代の日本社会を舞台にしていることを考えると、現実には鴨志田や班目のように、わかりやすく一方的な悪人は多くないから、本作はちょっと子供向けに感じてしまう。

心を奪って改心させることがいいのかという問題は作中でも触れられていたけど、怪盗団たちが勢いで押し切ったようで、あまり真剣に問題とされなかったような気がする。

各キャラが覚醒するシーンも、妙にペルソナが煽ってくることが多くて、ちょっと醒めてしまう。

本作では、取り調べや保護観察など、刑事手続きに関することがけっこう描かれていたけど、実際の刑事手続きとは異なる点が多いんじゃないだろうか。{/netabare}

投稿 : 2024/09/21
♥ : 3

TAMA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

『アナタは怪盗団を信じますか!?』

2018年2月の休み全部使ってプレイ。この為にPS4を買いました。高かったけどペルソナは好きだ!

ゲーム(原作扱い)・ハードモード、140時間プレイ済み。バッドエンド+グッドエンド全て回収済み。(一番のバッドエンドはチュートリアルで『同意しない』選んだらタイトルに戻るです。)
トロフィー多少回収忘れ。
DLC+wikiは使わず。


もう我慢出来ず買ってしまいましたね(笑)
本編も楽しめたし音楽も流石はペルソナシリーズ…良かった。本編は伏線残ってたしペルソナ4みたいにゴールデンとかみたいにするのかな?
出来る限りネタバレしないように書きます。多少伏線っぽいのを残しますが。

『ペルソナ4』はユング心理学とイザナギやイザナミ等の日本神話や古事記などでした。
しかし今回の『ペルソナ5』は違いました。全てではありませんが。これは言っても大丈夫な部分なので情報を出すと「認知科学」…「認知訶学」ですね。多少知ってるとまた違った意味で面白いですよ。

さて、まずは…

制作・A-1

主要キャラ↓
(1.キャラ名)(2.CV)(3.ネタメモ)

雨宮 蓮 … 「福山潤」(主人公・魔…)

坂本 竜司 … 「宮野真守」(ヤンキー)

高巻 杏 … 「水樹奈々」(この格好…)

モルガナ … 「大谷育江」(俺はネコじゃねー!!)

喜多川 祐介 … 「杉田智和」(おイナリ)

新島 真 … 「佐藤利奈」(世紀末覇者先輩!)

佐倉 双葉 … 「悠木碧」(カレシぃ~♪)

奥村 春 … 「戸松遥」(美少女怪盗)

明智 吾朗 … 「保志総一朗」(王子かよ)

と、豪華ですね。杉田さんはペルソナ4のアニメのクラスメイト役、悠木さんは「中村あいか」役で出てました。どちらともアニメ版のみ。
杉田さんはペルソナに出たい!と言ってたから主要キャラとして出れたのは個人的に嬉しかったですね。(…羨ましい(-_-;))
ただこのメンバーだとアフレコ現場も楽しそうだなぁ…。宮野くんや杉田くんのアドリブ合戦で周り巻き込んだり、それにノッて悠木さんや福山くんが……カオスだな(笑)
共演も多いし仲も良いみたいなので裏話とか後々楽しみにしたいですね。個人的には「中村悠一さん」も出して頂けたらなと思います。…アフレコ現場、もっとカオスになるな(笑)
ただ主要キャラ以外のサブキャラも中々贅沢な声優さんを使ってるのでそれだけでも凄いですね。
カロリーヌ・ジュスティーヌの双子は「豊崎愛生さん」、佐倉惣治郎は「中田譲治さん」など流石はペルソナシリーズだと思います。(他にも居ます!)
兼役なども豪華だな。

ただ心配事もあります。
ご存知の方もいらっしゃると思います。

まず「運命のアルカナ」を演じてらしたのは『松来未祐さん』。2015年にお亡くなりになりました。
続いて敵役の1人のCV、『田中一成さん』もお亡くなりになりました。
そしてペルソナには欠かせないイゴール役の『田の中勇さん』もお亡くなりになってます。
ここをアニメでどうするのか?気になります。今のところ情報もないので3月のアニメジャパンの会場で何か出るのかな?と期待してます。


作品説明を少しだけしようと思います。勿論ネタバレは極力避けます。
『ペルソナ4』はヒーロー。『ペルソナ5』はダークヒーローと言ったとこですかね。ちょっと胸糞悪いとこもあるので。ただ流石はペルソナと思いましたね。事件に現実であった事件を…おっと(笑)
結構伏線や繋がりがあり、それを見付けるのも面白いかもしれませんね。
少しだけ情報を出すとしたら主人公に関係がある「ルブラン」という喫茶店が出てきます。そう、『アルセーヌ・ルパン』の作者名ですね。
後1つ出すとしたら「カロリーヌ・ジュスティーヌ」の双子の帽子のアルファベット。
「カロリーヌ・X.M.R.N」「ジュスティーヌ・O.Y.O.O」…。
さて、なんでしょう?
(物語には影響しないのでネタバレにはなりません。)


「東京ゲームショウ2016」で福山くんが言ってたんですが、福山くんの事務所のスタッフがペルソナを物凄く好きで、『スタッフ:「福山くん、どんなに忙しくてもペルソナの話が来たら受けて下さい!」』『福山くん:「来ねーよ(笑)」』…8年後。来た!
いやー…笑いましたね。どうやら今回の『ペルソナ5』はオーディションではなく、声優は指定だったみたいですね。全部が全部ではないでしょうが。
しかし「東京ゲームショウ2016」に出てたモルガナ、あのデカさだとカバンに入らないんじゃないか?(笑)


ゲーム中に結構気になった事…、気になったお菓子があるんですが…。私はいつも名前を少しだけ隠すんですが今回はATLUS自身とコラボしてたので隠しません。『じゃがりこ』です!
もうね、ペルソナ5やりながら食べましたよ。ゲーム内でも買いましたよ。コンビニで。リアルでもゲーム内でも買ってしまった…。やるな、ATLUS!
YouTube等の動画サイトにATLUSがアップしてる『じゃがりこ面接』があります。ネタバレはないのでネタとしてオススメします。悠木碧さんと杉田智和さんなので『アホガー◯』みたいですね(笑)
「うれしくて!…じゃがりこぉ!」
「かなしくてっ…じゃがりこぉ…」


ペルソナは本編以外の日常や学校行事、恋人演出など様々なお楽しみポイントがあるのでアニメも楽しみですね。私は恋人は双葉1択でした。(浮気もなし)
悠木碧さんがCVってのもあるけど性格が好きでした。

アニメで心配なのは尺ですね。ゲームシナリオなのでかなりの量です。『ペルソナ4』も真エンド削って2クールに圧縮してました。それでも足りなかったなと思いましたが。
今回はどうかなぁ…。表現出来ない部分もあるし大丈夫かなぁ…。ちょっと心配です。


さて、ペルソナ5のアニメは2018年4月から(延期がなければ)。ゲーム内では主人公はあまり喋らないのでアニメ版で喋る主人公は楽しみです。
それまでゲームの2周目をやりますかね。2周目は双子と遊べるから遊びますかね。…デスゲームだけど(笑)
アニメが終わったら評価を書こうと思います。それまでにアニメジャパン2018や作品の題材になった渋谷・新宿・池袋などに行ってみたいと思います。

では、双葉の言葉を借りて『サラダバー!』

投稿 : 2024/09/21
♥ : 6

57.8 4 怪盗で戦いなアニメランキング4位
探偵歌劇ミルキィホームズTD(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (150)
744人が棚に入れました
偵都ヨコハマではアイドルたちの歌が奪われるという事件が頻発していた。その災厄はスーパーアイドル・天城茉莉音の身にも降りかかり、彼女の大ヒット曲「奇跡の歌」もまた奪われてしまう。そこで立ち上がったのがミルキィホームズ。茉莉音から「奇跡の歌」の奪還を依頼された4人は、茉莉音のため、事件解決のために芸能界を奔走する! 一体誰が、何のために、アイドルから歌を奪ったのか!? そして、奪われた歌を取り戻す方法とは!? ミルキィホームズの新たなる戦いが、いま始まる!!

声優・キャラクター
三森すずこ、徳井青空、佐々木未来、橘田いずみ、新田恵海、南條愛乃、愛美、伊藤彩沙

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

今度の4人はダメダメ・・・? それとも・・・?

この作品も息の長い作品ですよね^^
これまで、
・探偵オペラ ミルキィホームズ
・探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕
・ふたりはミルキィホームズ
のアニメ3期分と
探偵オペラ ミルキィホームズ Alternative ONE & TWO
が世に送り出されており、今回の「探偵歌劇 ミルキィホームズ TD」はアニメの4期目に相当する作品です^^

ミルキィホームズの4人はこれまで苦難の道のりを歩んできました^^;
彼女たちの持つ異能の力「トイズ」が急に使えなくなってダメダメ探偵になったり、タイトルに「ミルキィホームズ」と記載はあるもののフェザーズに主役の座を乗っ取られたり・・・

そんな4人は、
・シャーロック・シェリンフォード(CV:三森すずこさん)
・譲崎 ネロ(CV:徳井青空さん)
・エルキュール・バートン(CV:佐々木未来さん)
・コーデリア・グラウカ(CV:橘田いずみさん)
有名な探偵の血筋を引いているいる皆さん・・・今期はどんな活躍を見せてくれるのか、視聴を楽しみにしていた作品です^^

今回の依頼人は天才アイドルの天城茉莉音ちゃん・・・エレメントというトイズを持つ「奇跡の歌」の歌い手さんです。
茉莉音ちゃんとエレメント達は、小さい頃からずっと一緒でお互い強い絆で結ばれているのですが、ある時、忽然とエレメントが姿を消してしまい・・・茉莉音ちゃん本人も歌が歌えなくなってしまいました^^;
このエレメント達の捜査にミルキィの4人が名乗りをあげて・・・物語が動いていくのです。

これまで一緒にいるのが当たり前だったエレメント達・・・
エレメントと歌を同時に失い、仕事も暗礁に乗り上げてしまい・・・
失ったモノとの絆が強ければ強いほど、悲しみも大きくなるのは当たり前です・・・

そんな途方に暮れる茉莉音ちゃんですが、エレメントの捜査を通してミルキィ4人に触れることで変化の兆しが見え始めるのです・・・
今回のミルキィはトイズこそ無くしていませんが、あまりトイズの力を使わないんですよね・・・
今回の相手がトイズ使いの快盗では無いので、そもそも使用する必要もあまりないのですが、これが茉莉音ちゃんに対する優しさ・・・と考えると、ミルキィ4人の温かさを感じずにはいられません。

ミルキィから・・・そしてエレメント達から大切な事を学んだ茉莉音ちゃん・・・
その変貌の過程は是非本編をご覧下さい。
適度なパロを含みながらテンポ良く物語が展開していくので、中だるみを感じることなく視聴できたと思います^^

オープニングテーマは、ミルキィホームズの「ミルキィ A GO GO」
エンディングテーマは、新田恵海さんの「探求Dreaming」
明るさいっぱいのオープニングとメロディアスなエンディング・・・どちらの曲も良かったと思います^^

1ク-ル12話でしたが、全体的に心が温まる作品だったと思います。
最後に次への布石を残したようですし・・・次期にも期待しています。

投稿 : 2024/09/21
♥ : 19

Querl さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

う~ん。。。微妙に今までと雰囲気が。。。

ちょっと変わっていますよね~~(´ω`*)

今回は、アイドルの天城茉莉音のトイズが怪盗に盗まれて歌が歌えなくなっ

ちゃってミルキィホームズが、それを回収?~みたいなお話(´ω`*)


1話で、過去にトイズを無くしたり、畑を耕していた事とかにちょっと

触れていて、最初から笑っちゃいましたね(´ω`*)

一応まりねちゃんのトイズを探すため、色々な所へいってドタバタするので

すけど、行き当たりばったりだけれど、ちゃんと見つけていて、なんだろう

探偵っぽいというか 普通だなって印象ですよね(´ω`*)


今までのぶっ飛んだ内容に比べると、ちょっと大人しいかんぢ(´ω`*)

中盤以降、お話がパターン化してきて、ちょっと飽きてきちゃうけど

フェザーズの二人が、イジられ役で出ていたりと そこそこ新鮮味が

あって、まぁこれはこれで良いのかな?って印象です(´ω`*)

投稿 : 2024/09/21
♥ : 1
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

毎日がお祭り騒ぎw

全12話

1期・2期未視聴

探偵ミルキィホームズの4期です。前の1~3期を観た方がキャラの関係性などが分かりやすいとは思いますが、この作品だけを観ても大丈夫ではないかと思います。(私も3期から見始めました)

今回は、誰も歌えない「奇跡の歌」という歌を歌うアイドル天城 茉莉音(あまぎ まりね)が主人公です。その茉莉音の中にいるトイズの一種であるエレメント(妖精みたいなもの)たちとあることで離れ離れになって歌うことができなくなり、そのエレメントひとつひとつをシャロ、ネロ、エリー、コーデリア四人の探偵ミルキィホームズと探すお話です。

1話ずつのエピソードで観やすいですが、パターン化されていましたね。ミルキィホームズたちは相変わらず途中までは役立たずwでしたが、最後はビシッ?と決めてくれましたね。

11話は良かったですね〜 最終話もよく纏まっていました。

パロディネタも豊富ですが、結構知らないネタも多くてその部分は何とも言えなかったですが、全体的に楽しく観れました。

ミルキィホームズたちのカラフルで楽しい世界を観てくださいね。

お気楽に観れる作品です。重いお話を観た後などにオススメですよ^^

歌劇というくらいなので、挿入歌はたくさんの曲がありました。楽しい曲が多かったです。

最後に、全般にトイズを使うシーンが少なかったのが残念です。トイズを使う音が好きなので、もっと使ってほしかったですね。{netabare}(その分最終話はトイズの乱れうちでしたw){/netabare}

投稿 : 2024/09/21
♥ : 23

57.1 5 怪盗で戦いなアニメランキング5位
快盗天使ツインエンジェル ~キュンキュン☆ときめきパラダイス!!~(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (181)
727人が棚に入れました
都会近郊にありながら、豊かな自然に囲まれた名門『聖チェリーヌ学院』。元気いっぱいだけどちょっとドジなのが玉にキズの水無月遥と、遥のお姉さん的存在でもあり、成績優秀で生粋のお嬢様な神無月葵。幼なじみで大の親友のふたりの、誰にも言えない秘密……。それは、『快盗天使ツインエンジェル』に変身して、悪を戦い奪われた宝物を取り返すことだったのです!Let's Go Fever Time!!Lovely Angel!! 今、快盗天使たちの、新たなる物語が始まる---「ツインエンジェルに、おまかせだよ♪」

声優・キャラクター
田村ゆかり、能登麻美子、釘宮理恵、堀江由衣、柚木涼香、新谷良子、小野坂昌也
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

3人なのにツインはおかしいっしょ(65点)

全12話。
元はパチスロだが、その後漫画、アニメと展開している。

個人的満足点:65点
アニメ系統:キャラ萌え(声優萌え)

しょっぱなから突っ込み所満載。
何というか、主人公はプリ○ュ○っぽく
お○けキャラはタ○シード○面ぽく
序盤の敵はロ○ッ○団もしくはドロン○ーぽいwww
伏字ばっかりですまんwwww
話もそんな感じ。
多分これだけで伝わる人には伝わるはずw

後半は少しだけシリアス風味ではあるが、どうということはない。
全体的に話自体はたいしたこと無い。

それよりこのアニメの見所は声優。
ゆかり姫、のとちゃん、くぎゅの絡みに萌えるアニメと
個人的には思っている。
3人が必殺技を叫ぶ、そこに萌える。
3人の変身シーンに萌える。
ここに萌えれないと正直面白くないと思う。

作画は悪く無いと思う。
どうせなら毎回の変身シーンをもっと前面に押し出して欲しかったところ。
音楽はEDの3人の歌声を聞くために最後まで見る。

もはや3人の絡みに萌えれるか萌えれないかで全てが決まる。
そんなアニメ。
3人に興味がある方ならいけるであろう。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと



         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『おれはくぎゅが観たいがために観始めたが
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ         いつのまにかゆかり姫に萌えていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    釘宮病だとか貧ニューだとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…




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以下、毎話の感想。
ネタバレがある場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
色々突っ込みどころ満載なんだがw
ところで肝心のくぎゅはどこだあああ
くぎゅを楽しみにしてたのに。
田村さんと能登さんの絡みもいいが
くぎゅを早く出せ。

2話視聴。
やっとキターーーー
くぎゅくぎゅくぎゅううううううううううううう
じらしやがってw
今回の出番はほんの少しだが来週から活躍か。

え?内容はって?
1話とたいして代わり映えしないw
そんなことはどうでもいいのだwwww

3話視聴。
いよいよクルミの出番。
クルミランドセル背負ってるのはなぜかと思えば
本当に小学生だったw
しかも飛び級で中学生とはw
変身シーンには吹いたw(チャハッ)
無駄に回り気にしているのがw

ミスティナイトwwwwwwwwwwwww
今日から変態マスクと呼ばせていただきたいw

しかし、この3人のからみは美味しすぎるw
そして、クルミがロッテとかぶる気がするのは気のせいだろうかw
これはいいツンデレの気配がw

4話視聴。
ちょっと飽きてきた。
1話完結型で毎回、事件を解決する展開。
盛り上がりに欠ける。
EDは3人の歌声が聞けるので好き。
くぎゅうのためにがんばって視聴する。

5,6話視聴。
ナウイわよwwww
なんというパロ。
これ分かる人どれだけいるんだwww
ベストキッドとか酔拳とか。
分かった自分が悲しい。。。

7話視聴。
もはや最後のミスティーナイトが
バカバカしくて面白かっただけに終わった。
そして、今週もEDを楽しみ視聴を続ける私であったw

8話視聴。
ナイン可愛いよナイン。
この双子ちょっとだけシリアスモードなのかな。
ここいらで少し盛り上がって欲しいところ。
そろそろ楽しみがED曲だけになってきたw

9話視聴。
ここ2話とちょっとシリアスモードで
なかなか興味深い。
セブンアミュレットって何なんだろうか。
そして聖杯戦争とは?
まあまあ面白くなってきたかな。

しかし、ミスティーナイトが完全ギャグ要員なのはなんでなんだぜ?w

10話視聴。
なんか仲良しこよし展開だったが
ちょ!
変態マスクーーーーーーーーーーー
思いがけない展開。
まあ、大丈夫なんだろうと思うけど。
ちょっと不意打ち気味にシリアスになってくれないかと
ひそかに期待してみる。

11話視聴。
セブンアミュレットそんなところに!
次で最後かな。
なんだかんだでここまで来た。
最後まで見届けるよ。

12話視聴。
3人の変身シーンにご馳走様でした。
以上www
{/netabare}

投稿 : 2024/09/21
♥ : 19

マジ天使 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ツインエンジェルって♪マジ☆超えんじぇる!!

-シナリオ------------------------------------
シナリオは日曜朝8時半とかに放送させても問題ないレベル
往年のタイムボカンとかそういった展開に安心感がある作品
-制作------------------------------------
監督は岩崎良明。
代表作品には「ゼロの使い魔」「ラブひな」「スカイガールズ」
作品の特徴としてアニメとしての定番を良くやってる監督
-音楽------------------------------------
『あべにゅうぷろじぇくと』
主に電波ソングを専門としハイテンションで一度聴いたら耳に残る高音。
あべにゅうは地上波起用が初めてで、中毒性の高いOPは健在。
またOVAからの音源も持ってきているのが、古参にはうれしかった
-声優------------------------------------
総額いくら位のギャラになるのか教えて欲しい位ですね…
・水無月遥:田村ゆかり
・神無月葵:能登麻美子
・葉月 クルミ:釘宮理恵
・如月唯人:檜山修之
・サロメ:新谷良子
・アレキサンダー:小野坂昌也
-まとめ------------------------------------
企画の発案から5年経っている作品なので声優さんが有名になり、そのまま起用されているのでTVシリーズを当てているのでファンはたまらなく嬉しい作品。
原作を触った方なら問題なく入れる作品。
作画の質は若干下がった気がしますが、もとがOVAなので比べるのは酷というものでしょう。
変身系としては王道で親しみやすい設定なので入りやすい作品。
ネタアニメとしては面白い、往年のアニメらしいアニメ。

パチスロ原作としては、基本的にハードルは高いものを要求してしまうが、原作の設定を壊さずに、いい意味で肉付けした個人的に成功した部類に入る作品

投稿 : 2024/09/21
♥ : 12

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

レッツゴー♪ フィーバータァーイムッ♪♪

原作プレイ済みwマイスロにてプレイ済みww
1G連しちゃいました♪♪エンジェルラッシュ、白7揃いが気持ちよすぎる♪♪
この意味が分かる方、私と同じく完全にダメな人間ですね…orz

さて、ツインエンジェル3よりもアニメが出てしまった~~ww
スロの導入に勢いをつけたいところですが、結果【結構面白かった】と言えるのではないでしょうか??
いや、もちろんシナリオが素晴らしく良く、面白い作品などではありません!!
しっかりとキャラの良さを生かし!豪華な声優陣が素晴らしい演技をし!!とにかく、非現実的で子供っぽい笑いで視聴者を和ませてくれたのではないでしょうか??

とは言え、1話の初っ端から高級野菜を盗んで、闇市で売りさばくなー!!んな、悪党いるかよ・・・
と、そんな突っ込みを入れたくなるような笑いを誘う面白さなので、合わない人には合わないと思いますww

しかし、私のような無敵の声優陣とパチスロのあの感動をこよなく愛するものは楽しめたハズ!!
さぁ、これからもツインエンジェルに期待ですね♪
レッツゴー♪ フィーバータァーイムッ♪♪ラブリー・エンジェルッ♪♪♪

-----  声優陣  -----
何を隠そう、このアニメは完全に声優アニメです!
この無敵の3人組みの声に、ご期待下さい!!
水無月 遥  (cv:田村 ゆかり)
神無月 葵  (cv:能登 麻美子)
葉月  クルミ(cv:釘宮 理恵 )
如月  唯人 (cv:檜山 修之 )

-----  音 楽  -----
OP「オンナのコって♪マジ☆超えんじぇる!!」あべにゅうぷろじぇくと feat.佐倉紗織&白沢理恵 
ED「Shining☆Star」水無月遥&神無月葵&葉月クルミ

投稿 : 2024/09/21
♥ : 9

61.4 6 怪盗で戦いなアニメランキング6位
ルパン三世 天使の策略(タクティクス) 夢のカケラは殺しの香り(OVA)

2005年7月22日
★★★★☆ 3.5 (64)
315人が棚に入れました
アメリカのネバダ州にあるグレーム・レイク空軍基地エリア51に保管されている「オリジナルメタル」は、何と墜落したUFOの破片。この地球には存在しない宇宙金属こそ、ルパンが狙いを定めたお宝だ。しかも五ヱ門の斬鉄剣でも斬れないというとんでもない金属である。だが、「オリジナルメタル」を狙っていたのはルパンだけではなかった。ジークンドーの達人・ジョー、重火器のリンダ、妖刀紅桜を持つ辻斬りカオル、そして毒使いソフィという女4人組・ラッキークローバーをリーダーに持つテロ組織、ブラッディエンジェルスである。さらに銭形警部と女性捜査官・エミリーのでこぼこコンビも加わり、「オリジナルメタル」をめぐる壮大なスケールの争奪戦が始まった!

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ルパンファンには衝撃的

UFOの欠片をめぐって女テロ組織と争奪戦を繰り広げるストーリー。
ロズウエル事件を題材にしたのはいいアイデアでしたが、その設定をあまり活かされていないのが残念。
盗みよりも戦闘とロマンスを楽しむといった感じになっています。
この作品、実は衝撃的なシーンがあって、ルパンのポリシーにこだわる人にはあまりお勧めできない作品でもあります。
その衝撃シーンを作った脚本家は相当批判されたらしいですし・・・。
またこの脚本家の影響で敵が戦隊モノになってしまったのもこの作品が批判を受ける要因のひとつ。
私としては十分に面白かったのですが・・・。

投稿 : 2024/09/21
♥ : 1

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

イマイチ

もうこんなこと突っ込んでも仕方ないのかもしれないが、すべてが安易で粗末。敵方の大ボス=エミリーが登場時点から“怪しい”と思わせた点は置いといたとしても、あの豹変振りは何なんだ?本性を通り越して“精神異常者”になってどうするんだ。他の敵メンバーの女たちも、そろいもそろってオカシイ…。それぞれ秘めた思いがあるのかと思ったら、ただの乱射バカだったり、ただの男装バカだったり。
致命的なのは、そういうおかしい敵たちをルパン一味が、あからさまに殺してしまっている点。まぁそりゃ今までも散々殺しはしてるんだろうけど、そうことごとくそれぞれが殺っちゃたらダメなのではと感じました。

投稿 : 2024/09/21
♥ : 4

66.5 7 怪盗で戦いなアニメランキング7位
ルパン三世 グッバイ・パートナー(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (24)
172人が棚に入れました
今回ルパンが狙うのは、海底に隠された“タイムクリスタル"。全世界を混乱に陥れるスーパー量子コンピューター。起動の“鍵"を手に入れたルパンの前に、最強の敵・次元大介が立ちはだかる。仲間であるはずの次元の裏切り…。そしてルパンと共謀した罪で逮捕された銭形警部の運命は!?

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一、諏訪部順一、寿美菜子、塩田朋子、小山剛志、上田燿司、内田莉紗、内田夕夜、佐々木省三、内野恵理子
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

最先端とロマンの激突

アニメ『ルパン三世』のテレビスペシャルシリーズ第26作。2019年1月25日に放送。
好きなアニメ監督が手掛けておられたので視聴しました。

TVスペシャルだけあって全体的なクオリティが高く見やすい作品です。
物語は多数の題材を扱っているため詰め込み感はあるかも。そうした理由が見つけられるとお気に入りになると感じました。
全体的に穏やかで優しい雰囲気なので、アダルトな雰囲気のルパンが好きな人は物足りないかな?

個人的に気に入ったのはコンテ・演出の巧さも理由です。導入からOPがとってもいいですよ!
嫌味な感じもなくてオススメな作品でした。

【総評】
グッバイパートナー、最先端とロマン・レトロの激突ってのが面白いですよね。
様々な題材をこれでもかと詰め込んだ理由はここにある気がします。
{netabare}
ロイにとっては古い形のあるものは全てガラクタ。実物の腕時計をロマンと言った不二子とは対照的に描いている。アリサや音楽家にとって歴史的価値のあるものに対してもロイは興味がない。

面白いのはロイの部下・加藤の最先端AIへの恋はむしろロマンである点ですね。
AIエミルカはショパンの夭逝した妹をモデルにしていて、心でも持ったかのように振る舞い最後にはボディを獲得する。ショパンコンクールファイナルの観客席に加藤と共に座っているのですよね。
美しいと感じたアリサのピアノを聞くことが、AIエミルカが最初に抱いた願いだったのかと思うと、AIエミルカも存在自体がロマンです。

そして西部劇さながらのシチュエーションで次元が早撃ちでロイを葬るシーンもロマン。不可能を技で可能にする五右衛門は言うに及ばず。
ルパンも不二子も最先端を上手に扱い目的を果たしており、作品内で最先端が悪いとかいう描写ではないんですよ。でもその対立のお陰で、次元とロイの両極端な姿が浮かび上がるのは世界観構築の妙と言えるかなと。

ルパンⅢ世という歴史ある作品には通底するテーマなのかもしれません。現実における技術の発展を作品世界に巧く織り込んだ作品だったのではないかと思ます。
濃くて面白かったです。{/netabare}


【ツイッター感想】
{netabare}
バディものとしてルパンと次元が対立→相棒に戻るのがメインの流れ。次に印象強い二人組が不二子とアリサ。ラストでアリサの演奏を聞く加藤とエミルカかなあ。

冒頭のルパンの盗みのシーンから演出良いし、音楽が流石だなと。劇伴は勿論ピアノ楽曲とEDも。音楽のことはさっぱりだけど凝ってるのはわかる。
キャラデザがかなり好み。不二子が良い女タイプの悪女なので、さっぱりした感じよく合ってたと思う。人種の描き分けしっかりしてるのも好きだなあ。

不二子のロイ評が良い。不二子とロイは相手を利用してるのはお互い様なのが楽しい。

浮き輪がビックリドッキリメカみたいなのが面白い。他にも船とか戦闘機とか要塞とか遠距離砲とか誰の発案なんだ…?って思ってしまった(笑)
反面レトロ車への愛情もハンパない。手描き車は愛嬌あって良いよね。

五右衛門がちょっと和みになってるの良いよね。
ルパンって作品ごとに性格が少しずつ違う感じがあるけど、川越監督作品だと全体的に優しいキャラになってる…?

次元の昔の恋人のお話、語りすぎずこの位で納めるのが粋ですな。
カリオストロオマージュで次元が手品を失敗するのも朴訥さがにじみ出ていて良い。

旧ドイツ軍の列車砲ドーラに対して、ルパンの「バカだねえ~!!」が素敵な演技だなあと。
レトロとロマンは使い様・創意工夫と経験による応用で化ける。積み上げられてきた文化と遺物への敬意。

ロイの小物感、野望は大きいけど終わり方はさらっとしているのは狙っているんだろうな。

「影武者とは古風な」と五右衛門が言った時皆が彼の方を見る。(古風なのはお前だろ…)と言わんばかり。最後に馬に乗って帰るのも(笑)。ロマン・レトロの愛おしくなるような滑稽さ、五右衛門の剣技に内包された底の見えなさと奥深さ。

ED曲のカランコエ良かった。{/netabare}
(2022.1.1)

投稿 : 2024/09/21
♥ : 3
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