レオン博士 さんの感想・評価
3.3
ドルバスター
ロボとか重機とか苦手でロボアニメとしてどうかはわかんないですが、絵は綺麗
メカの良さがわからないので置いといて、お金なくて現実は厳しい系のしんきくさい話
ストーリーは良くて最後の締め方もいい展開だったけど、いろいろと設定に無理があると思うのと、金がないからあんまり弾撃つなとかバトルの爽快感がなくなるようなことがあって、ロボアニメでやらなくても良かったんじゃないかなー?って思った
レオン博士 さんの感想・評価
3.3
ロボとか重機とか苦手でロボアニメとしてどうかはわかんないですが、絵は綺麗
メカの良さがわからないので置いといて、お金なくて現実は厳しい系のしんきくさい話
ストーリーは良くて最後の締め方もいい展開だったけど、いろいろと設定に無理があると思うのと、金がないからあんまり弾撃つなとかバトルの爽快感がなくなるようなことがあって、ロボアニメでやらなくても良かったんじゃないかなー?って思った
鬼戦車 t89 さんの感想・評価
2.8
最終話(12話)まで観ました。2023.12.30
巨獣の発生原因は分かりましたが、島で繁殖してましたって…。一体巨獣は何を食べているんでしょ?これ、海に進出して魚とか食べてますよね?
もう、塩田化学が島を領有して巨獣ファームにしようとかそういうレベルを超えたバイオハザード進行中じゃん!どうするのよ?周辺住民既に何人か食われてるでしょ!?
波止工業も、そんなに簡単に巨獣駆除出来んなら最初からやれよ!バカなの?
結局、巨獣が脅威だけど金になるなら、塩田、波止、島民、行政が一丸となって対応しなきゃ駄目でしょ。もっと上手い方法がありそうです。
後、ブルバスター要らんです。巨獣退治だけなら、トヨタのバンに重機関銃でも乗せた方が戦力になります。イスラムゲリラのお墨付きですよ!?信用と実績が…。
何となく、零細企業の波止工業の勝利的な感じで終わりましたが、常に後手後手で不手際連発だったのに、島民の信頼を得られるの?島民の頭はお花畑ですね。
警察とか自衛隊が出てきて業務終了でしょ。これから何をするんですか?これからも島のインフラメンテナンス独占出来ると思ってるの?
なんか、根本的な部分が解決出来て無いんですが、無理矢理ハッピーエンドにした感じが強いです。
制作は頑張っているようですが、物語がおかしいので、面白く無くなってしまったのがとても残念です。
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10話まで観ました。2023.12.10
いや…、そうはならんやろー!本社に吸収されそうなので、意趣返ししたれや〜!で、主人公達はSNSを活用します。
今までの話は何だったんでしょう?公害の原因を隠している大企業の内幕を協力会社が正義感から暴露したみたいな流れになっていますが、巨獣と公害は違います。
公害は、政府や大企業が原因を隠したりして、被害が拡大しますが、巨獣は取り敢えず討伐すれば、島民も帰還できます。原因は解明は後でよろし!
そもそも論として、なんで波止工業が巨獣退治請け負ってんだって話に戻ります。ブルバスターはこの世界では一般的なロボらしいし、零細企業で大した技術も人材も無い会社ですよ!?
細かいツッコミは「てぶくろ」さんのレビューに譲るとして、脚本のアタオカ振りにびっくりです。下倉バイオさんの脚本かな?違う様です。
酷いオチになりそうですが、ここまで観たので、むしろワクワクします。東京24区並のヤバさを感じます。
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7話まで観ました。2023.11.16
新人の鉛さんが仲間として覚醒した7話でした。アル美とシロの別れなど、泣かせるエピソードモリモリで盛り上がってきました…。
と、素直に言えないのが本作品です。何だか分からん巨獣相手に無能な人達が中途半端にか関わるから起こる悲喜劇です。
パニック映画でキャラがやってはいかんことを敢えてしてピンチの連続になる様なイライラ感があります。
危機管理が出来てない、戦う組織のクセに金も人員も足りない、無謀なカミカゼ攻撃で結構なんとかなるなど、大人がやってるお仕事物語とは思えません。
ちいかわ達が、なんとかなれ〜!と、己の命と勇気を賭けて、でかこわと戦うのとは訳が違います。アホが何をやってもアホだな〜としか思えません。
オチへ向けて、頑張って欲しいです。道化の主人公や経理のハゲより、アル美と鉛を活かした方が良い気はします。
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6話まで観ました。2023.11.09
新キャラの鉛さん、高学歴で頭が良いけど、空気を読ないで正論を吐くアスペみたないやつでしょ?(笑)として、制作側は登場させたのかも知れませんが、世界観を破壊しかねない真っ当な正論でツッコミを入れてきます。
主人公達の会社自体が巨獣と真面目に戦う体勢の組織では無く、場当たり的なカミカゼ職場なので、鉛の正論が物語の急所を突いてきます。
今回も謎の成分が入っているガスの中、生身でガスマスクだけつけて行動したりしますが、ボンベ付じゃない、吸収缶方式程度のマスクで、謎のガス防げるわけないだろ?化学舐めてるの?
ブルバスター自体、有人機である必然性がありません。巨獣は島の生物由来らしいので、罠猟で取り敢えず生物を駆除してから活動すれば良いのでは?
コストをかけてブルバスターを運用する意味が不明で、それを新キャラの鉛に指摘させてはいけません。
馬鹿しか居ない世界に、ツッコミキャラを登場させる理由が不明です。破綻した物語の言い訳か?なにはともあれ新キャラ鉛氏の活躍に期待大です。
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5話まで観ました。2023.11.06
新キャラ登場!野郎なので別に気にもなりません。これでキービジュアルのキャラは全部揃った様です。
しかし…、ブルバスターの性能悪いですねぇ…。二足歩行する意味が問われる5話でした。
今回巨獣が出てこなかったから良かったですが、相変わらず謎の有毒ガスの中、平気で活動します。自殺行為手当でも支給されてるのかな?。いつか死にますよ?
もうちょい、登場人物達には危機感をもって行動してほしいものです。
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4話まで観ました。2023.10.26
今回は、主人公やロボも活躍し、巨獣の謎に迫る中々面白いお話でした。
経理のハゲやピンク髪の二階堂アル美(ヒデー名だな!)も良い味出していました。
ただ、やはり企業の在り方としては疑問を感じます。重要な作戦が従業員や他の会社の自腹やボランティア頼みだったりするのは、どう考えてもブラック企業の所業です。
また、島民からの委託で巨獣退治をしているというのも、どうかと思います。
熊や鹿だって泳いで他の地域に渡り、生息域を広げたりします。生態不明の巨獣も、泳げるのがいるという描写がありましたが、島から出て、他の地域で暴れたら誰が責任をとるんでしょう?
島は謎の有毒ガスも出ている様ですが、主人公達は別に防護服とか着ないで軽装で活動しています。また、YouTuberや他の一般人も簡単に上陸してきます。この人達に被害があったらどうするの?
結局、零細企業の手に負える案件じゃないんですよね。島から巨獣が逃げないようにしたり、一般人の上陸阻止とか、法的根拠と警備する人員が無ければ無理です。
公的機関の権力や大学等の調査力無しで何をするんですか?無能企業が事態を悪化させているようにしか見えません。
行政機関が出てこないのは、行政も無能なんでしょう。この世界、まともな組織が軍隊しかないという、後進国並に衰退した日本が舞台のブラックコメディなのかもしれません。
何か観ていて、気分が落ち込みそうです。
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3話まで観ました。2023.10.19
世界観が何かおかしいです。巨獣について、公的な組織が出てくると島に住人が帰還出来なくなるから、民間会社が対応してるって…。
正体も分からず、島民を容赦なく捕食する化け物ですよ?世間に公表して国家的に対応すべきでしょ。なんで、下請けで予算もないような会社がやってんの?
主人公、親会社と島民の板挟みになったりします。会社の業務がイリーガルなので、経営に苦労しますが、当たり前じゃね?
こんな業務でどうやって利潤出すの?巨獣の死体が金になるような、異世界ものなら分かりますが、ロボを動かすだけで赤字でしょう。
何か、巨獣を殲滅すれば良い様な流れになっていますが、だったら島を絨毯爆撃でもしろよ…。クソみたいなロボで場当たり的に上陸して駆除出来るわけ無いだろ!
リアルな会社モノっぽいのですが、根本的に世界観がおかしいので、色々空回りしています。そのうち、社員に死者が出そうです。
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1話観ました。2023.10.07
土建屋風組織がモンスターと戦う話の様です。で、もって他のレビューアー様も書かれていますが、初っ端から演出が下手すぎます。
この組織、ものすごく無能です。構成員も中卒っぽいガテン系しかいませんし、事務能力も低いです。武藤の資格、労務管理も出来ていません。
こんな組織が対応しているようでは、モンスターの脅威も大したこと無さそうです。
エブァンゲリオンのネルフは、正規軍もお手上げの人類の驚異に対応出来る、超スゴイ組織だ!という効果的な演出がありましたし、パトレイバーなら、特車二課は独立愚連隊っぽかったけど、実は有能で大活躍というカタルシスがありました。
リアル寄りにしたつもりかも知れませんが、いきなり組織の官僚主義的非効率を見せつけられて、視聴者はどう反応すれば良いのですか?
無能組織が危機に対応出来ずに末端の兵士や構成員が死でもって贖うなんて、歴史上にいくらでも実例がありますが、そういう系統のお話なの?
どちらにしても、敵がそもそも大したこと無いか、危機に対応出来なくて胸糞展開かご都合主義になるしかありません。
1話から視聴者の興味を喪失させる演出に驚きを隠さません。多分つまらんでしょうが、クソアニメ成分高めなので気にはなります。
てぶくろ さんの感想・評価
2.7
キャラに魅力がない、世界観にワクワクしない、フィクションとリアルが上手に混ざり合っているわけでもない、毎話毎話 不愉快な展開が多い……こんなのがやりたかった事なのか?
どうしてこうも主人公は自ら嫌われようとしているんでしょうね。
ただでさえ、現状6話に来てもまだアル美さんや経理のハゲ相手に空回っているのに、高学歴研修生とも衝突するんだもんなぁ。
明るいバカ ってだけなら親しみも持てるのに、学歴コンプレックスを持っていて隠そうともしないですし。
会社のしがらみとか金の問題も、ただただ面倒くさいだけでプラスに働いていない。
ここを面白く描けないなら、この作品をやる意味って何だろうと 考えてしまいます。
第10話まで視聴しました。
{netabare} とりあえず、第7話から第10話まで視聴して抱いた感想は、「あぁ、日曜劇場みたいなことがやりたかったのね」です。
大企業相手に零細企業が頑張るぞ、的なやつですか、ですが残念ながらそれを目指すには話の厚みが欠けてしまっているように感じます。
まず、第7話ですが これまでさんざん擦ってきたアル美さんの犬の話に決着がつきました。
ケリがついたことに安堵しつつも、ここまで擦るような内容だったかなと首を捻りたくもなります。
アル美さん、犬笛を頼りに単騎特攻って蛮勇が過ぎるぜ…。
ていうか、あの研究所のおっさんはどういう扱いにしたいんでしょうね。
携帯を拾おうとして、ネットにかかるってくだり必要でしたでしょうか? 別にあの巨獣が引きちぎるとかでもよくないか?
鉛くんの正論パンチや四角四面すぎる行動に対して、主人公や武藤さんの肩を持ちたくもなりますが、正直この二人の心証が悪いので何とも言えない気持ちになります。
で、その鉛くんはというと、1人で島民にアンケートとったりクラウドファンディングの準備をしていたようです。
うん…まぁいいと思いますけど、資金繰りとかが大きいテーマとしてあるこの作品で、7話まできて今さらクラファンをドヤ顔で出されてもなという気がします。
島民アンケートも、今まで守秘義務が諸々のネックだったのにアンケートとったら実は良かったですであっさり流してしまうのも釈然としません。
研究所で巨獣から逃げるときのカット割りはすごい迫力があって良かったと思います。
第8話は、冒頭の鉛くんの巨獣駆除の手腕や業務改善をくらった主人公が、そのモヤモヤを武藤さんを扱き下ろすことで発散しようとしています。
マジでコイツなんなんだ…。
オリジナルアニメは度々なんの魅力もない主人公が登場したりしてしまいますが、コイツはその中でもなかなか抜きん出ていますね。
その後、武藤さんは武藤さんで粗暴な言動をしながら、巨獣駆除を脳筋的無茶をすることで視聴者からさらに嫌われに行きます。
脳筋というだけならまだ好印象を持てるかもしれませんが、重役がいるとわかったら取り繕うとする卑しさも見せてしまったのが致命的ですね。
しかもトドメとばかりにその後、酔って若者に絡むという姿も見せてくれます。
ここでしっかりと嫌われると後に活躍したところで、マイナスが0になるだけなんですけどね。
第9話は会社が塩田に吸収されることになり、その際武藤さんが現場を退けなければいけないことが分かります。
このとき、なんか武藤さんが被害者みたいになっていますが、前話のことを踏まえると塩田の考えに納得しかありません。
その後、塩田が不穏な動きを匂わせていることがわかります。
ですが、この辺り主人公が、ロボは俺のモンだ とかいう訳のわからん視点の話を持ってきてギャーギャー騒ぎそれを鉛さんにド正論で返されたりしているので非常にブレます。
巨獣の発生理由にしても、社外秘だから取り戻せって言われたデータを興味深い内容だからみんなで見てみましょう、となったのには驚きました。いや見んなよ。
主人公から被害妄想のバイアスがかかった考えでスパイ扱いされる鉛くんやまともな事を言っているのに邪魔者扱いされる専務が不憫でなりません。
この作品はまともな人がひたすら可哀想なアニメですね。
第10話はこの作品の大きな転換点であり、また私個人としては大きく道を外してしまったような話だと思っています。
今話で社長は現状を世間に公表することで支援や公的な機関の協力について言及していましたが、正直この考えは視聴者からすると第1話の頃からずっと感じていたことです。
何故そうしないのかは守秘義務があるからとのことでしたが、鉛くんのアンケートで実はそんなことなかったですとあっさり解決してしまいましたしね。
しかも、事態が好転するかは賭けです、とか言われてはなんとも締まりません。
一方、社員たちは業務を配信することで、塩田の闇を暴露し世論を味方にして収益化しようという、暴露系youtuberみたいな事をするそうです。
クラファンとか配信とか、大学生が考えそうな企業改善案で非常に素敵ですね。
先ほども書きましたが、ドヤ顔で出すようなもんじゃないでしょ。
不条理に対して、時にルールを破る方法でもって現状を打破するというのは、漫画・アニメにおいて様式美だとは思うんですが、この作品では絶対にとってはいけなかった手段だと思います。
この作品はイントロダクションや放映時の煽り文句でも、「現実」というものに言及し注力しているのがわかります。
これまでも人件費や弾代などのコストの話、船舶免許を持っているかや会社のしがらみなどを描いてきました。
現状、悪役である塩田は現実的な手法で波止を封殺してこようとしています。
それを主人公陣営が、『こんなルールやら規則なんか関係あるかい!バーンっと世間に公表したったらええねや!もう10万人見とるわ!今さら止められるかい!巨獣ぶっ殺したるわヒャッハー!』という行き当たりばったりな手法をとってしまっては、もう理想と現実という根本のテーマからも逸脱してしまったように思います。
さらに何とも残念な点とすれば、この作品はノリと勢いが重要視されているわけではなく、キチンと鉛くんのようなキャラがいたのにも関わらずこのような手法がとられたことです。
基本的にド正論やマジレスに対しての返しが弱すぎるんだよなこの作品。
残りの話数で挽回できるのか期待です。
{/netabare}
第11話視聴しました。
{netabare} うーん…なんというか、順当に残念な方向へと向かっていますね。
打ち切り漫画の最後のまとめ方というか、敗戦処理をしているというか…。
序盤、湖の調査をしていたら巨獣が出て、取り敢えずな感じでアル美さんが怪我をしました。
なんかもう最終話にてアル美さんが駆けつけるっていう感動を演出するためだけにこうしましたよね? 安いんだよなぁ…。
その後病院にて自分たちの動画が炎上していることを知ります。
うん、まぁ 塩田のやり方の汚さを演出したり、アンチコメ等に対する脚本の言いたいこととかはわかるんですが、これをそのまんま事務員の子に言わせてるのがなんだかなぁ…。
それだけ炎上について詳しいなら、今回の件がどういうことになるか事前に想像つきそうなもんですけどね。
後半は、豪気な関西弁のおじさんがハゲネタを引っさげてビジネスの話をしに来てくれました。
島の固有種のウミキノコには新発見の発毛成分があるんですって。
研究所の人がやってきて、巨獣の新情報をくれます。巨獣には未知の神経伝達物質があるんですって。
物語の最終盤になってから、こうして未知のなんたらとか言い出しているのを見ると、話の収拾のつけ方がもうどうにもならないんだな、としみじみと思い至ります。
それでも最後はどう締めるのか楽しみです。
{/netabare}
最終話視聴しました。
{netabare} 最終回ということもあって、画面が中々派手で盛り上がってる感じが演出できていて良かったと思います。
ただ、まぁ内容についてはこれまで感じていた不安な部分をそのまま内包したまま、とりあえずなんとか気合いと熱血で誤魔化し乗り切った、そんな印象です。
巨獣との戦闘は、良く言えば「テンポが良い」ですが、印象としてはピンチを演出した割にやけにサックリといった感じです。
あの大型巨獣をがっつり終盤のメインに据えても良かったんじゃ?と思います。
沖野くんの気合いのシーンは、ヒーローという単語から序盤との繋がりを感じられるものでしたが、沖野くん…後半はめちゃくちゃ空気でしたよね笑
アル美さんについても、まだ犬のこと擦っていて笑いました。
社長の熱い啖呵も良かったのですが、その後の典型的な「俺たた」endのことを考えると、波止を見くびるな!波止をナメるな!と言われても熱さしか残りません。
まとめ
こういう作品の作風、テーマで面白いもの良いものを作ろうとするならば、最も重要なのは事前段階で どれだけ設定を深堀れているか、どれだけ話を練れているかにかかっていると思います。
本作品は「重機的なロボットが活躍する」というコンセプトの方が先に立ってしまい、ストーリーやテーマが疎かになってしまいました。
この作品においてロボットとはあくまで表現方法のはずです。
よく、オリジナルアニメではもっと尺があればな と思うことがありますが、この作品に限って言えば例え2クールあったところでたいしてオチは変わらなかったように思います。
これは個人的妄想なんですが、鉛くんの登場は第1話からで良かったのではないかと思います。
第1話の頃から沖野くんと鉛くんの関係性を深めれていれば、「理想」と「現実」の対比をもっと見応えのあるものにできたり、会社の人間関係も深めることができたのではと考えてしまいます。
{/netabare}
Witch さんの感想・評価
3.9
【レビューNo.146】(初回登録:2024/10/13)
ラノベ原作(なろう発)で2024年作品。全12話。
とりあえず「オッサン」というキーワードに惹かれたのでw
(ストーリー)
英雄譚「ヤマト伝説」に憧れる少年リックは、極めて確率の低い「固有スキル
の因子」を保有しているものの、それが発動することがなかった。
そして気がつけば30歳になっており、冒険者ギルドの受付に就いたものの冒険
者への夢を捨てきれないまま、鬱屈した日々を送っていたのだった。
そんな中、リックは「S級」の資格を持つ冒険者リーネットと出会う。
リックは彼女から魔力量を育てないまま20歳を超えたことを理由に、今から
冒険者を目指しても無理だと断言されてしまう。
それでリックも一旦は諦めがついたものの、ある事件が起こり・・・
そこで冒険者の資質があると認められたリックは、リーネットから彼女が所属
する大陸最強の冒険者パーティー「オリハルコン・フィスト」に勧誘される。
そして2年間、地獄の修行を耐え抜いたリックは冒険者になるためにE級冒険者
試験に挑むだった。
(評 価)
・シンプルで熱い展開!! →これは「異世界版『キン肉マン』」
出だしはいつものなろう展開ですね。
E級冒険者試験でいろいろと常識外れの結果を叩き出すも、無自覚で
「また俺なんかやっちゃいました?!」
的なノリで。
しかも同行しているリーネットは始めからリックに好意的だし。
しかしリックが他のなろう主人公と違うのは、始めからチート能力をを付与
されたのではなく、2年間めっちゃ努力してその域に達してるところなんで
すね。
・冒険者を目指すリックはかなり出遅れていたため、「オリハルコン・フィ
スト」のメンバーから死ぬほど鍛えられた
(というか、実際修行で死んで蘇生魔法で生き返るを何度も繰り返してい
るんだけどねw)
・ただ修行で鍛えられ驚くほどレベルアップしているものの、周りが超人だ
らけなのでその強さを自覚する機会がなかった
→ 試験最中にようやく「俺ってもしかしてめっちゃ強くね?!」と認識
・リーネットの件についても回想で彼女との出会いから始まり、ある事件を
きっかけに彼女が好意を寄せる過程も丁寧に描かれている
そんな感じなので、いつもの「ご都合主義満載のなろう系作品」というより
は「『努力・友情・勝利』のジャンプ作品」に近い感覚ですね。
ちょうど同時期に『キン肉マン』をやっていましたが、ストーリーはシンプ
ルだがバトルを通じての熱い展開など、同作品に通ずるものがあるという印
象ですね。
・アンジェリカがいい味を出していた
そこそこコメディ色の強い作品ですね。
メインになっているのは上述の通り
「また俺なんかやっちゃいました?!」
→”その強さや感覚のズレから生まれる”無自覚系ギャグみたいな。
しかし途中からリックが自分の強さを自覚しちゃうんですよね。
で、次の仕掛けがアンジェリカによるツッコミです。
途中からレギュラーメンバー化すると
「『オリハルコン・フィスト』の”常識”は、一般人の”非常識”」
ということで、切れ味鋭くどんどんツッコミまくるという。
個人的に序盤の無自覚系ギャグはイマイチかなって感じていたのですが、
アンジェリカの登場から「”ボケ”と”受け”」のキャッチボールでリズム
が生まれ流れかよくなったという印象ですね。
そしてアンジェリカ自身も
{netabare}・はじめは貴族の鼻もちならない”お嬢さまキャラ”だったが
・E級冒険者の試験官だった兄のラスターがリックに一蹴されるのをみて改心、
後にリックに弟子入り
・実は名門貴族だったが没落していたため、望まぬ婚約等実は苦労人だった
こと、そんな運命に抗うために懸命に生きていることが明かされる
・リックとの交流を経て彼に惹かれていく様やリーネットとリックとの関係
にヤキモキといった乙女な一面も
・そして自身の運命を変えるため臨んだ「拳王トーナメント」で強敵ギース
に打ちのめされるも最後まで熱いバトルをみせ、リックの魂に火をつける{/netabare}
という感じで、どんどん魅力的に描かれていくんですよね。
冗長気味だった後半もそれなりに楽しめたのは、彼女の功績が大きいと思い
ます。
ストーリー的には「異世界版『キン肉マン』」という感じで、死ぬほど努力し
たリックが
・”オッサン”や”努力”を馬鹿にする連中を返り討ち
・「E級冒険者試験」や「拳王トーナメント」での熱いバトル展開
{netabare}そして最後はブロストンとの師弟対決{/netabare}
他のレビュアーさんも書かれていますが、昭和臭がプンプンする作品ではあり
ますね。
そういう意味では、文字通り”オッサン”には刺さりやすい要素がちりばめら
ている反面、「価値観の異なる”Z世代”とかにウケるのか?!」という疑問
は残るところ。
本作も最終目標は
「『ヤマト伝説」に出てくる怪物『カイザー・アルサピエト」の討伐」
らしいのですが、その辺はあまり話が進んでいないのかなっと。
ある意味”アンチ・ご都合主義のサクサクなろう展開”的な作品ではあるので、
ここに面白さを見出だせるかどうか感じでしょうか。
個人的には「理屈はいらねえ”拳で語り合う”」シンプルで熱い展開とアンジェ
リカのキャラが後半際立ってきたので、まずます楽しめた作品でしたね。
OP『荒野に咲けよ冒険者たち/串田アキラ』
・まさかの串田アキラさんとか。
この辺りも「異世界版『キン肉マン』」って感じなんだよなw
(狙った感がスゴイんですよね)
ninin さんの感想・評価
3.5
原作未読 全12話
主人公は冒険者になりたかったが、あることで一時は諦めていました。気がつけば30歳、冒険者ギルドの受付からS級ランクの冒険者に出会い、あることでその冒険者が所属しているS級ランクのパーティの冒険者たちに死ぬほど(死んでも)鍛えられます。
修行が2年経ち本人に自覚がないが、S級ランクに近い力を身に付けた主人公は冒険者最初ランクであるEランクの試験に挑んでいくお話です。
前半はそのEランク試験に挑むお話、後半はとあるもの奪取すべく格闘技トーナメントに参加します。
お話はコミカルな感じですが、ほのぼのとした感じでなく、敵になる者たちも結構嫌な感じのキャラで、闘い終わったあとはスッキリしますw
主人公は、とにかく尋常じゃない特訓を受けていたので、メチャクチャ強いですね。
前半で敗れたキャラも再登場してツッコミ役として出てきますw
オレ最強系作品ですが、最初は本人に自覚なくてランク試験のときも相手の攻撃が遅すぎて戸惑っていましたねw
トーナメントの闘いもそれぞれ持ち味を出していて、なかなか良かったです。
切りがいいところで終わっていますが、まだまだ目的までは遠いようですね。
OPは串田アキラさん、EDは藤川千愛さんが歌っています。
最後に、串田アキラさんといえばキン肉マンの曲を思い浮かべますが、ザブングルのOP/EDもいいですよ^^
ミュラー さんの感想・評価
3.5
オープニングの曲は昭和のアニソンを意識しているのだろうか。
最近中年を主人公にするアニメが多い気がする。
何歳からでも夢を追えるという趣旨だろうが、視聴者層もそうなんだろうか。
そんなことはともかく、宝玉を集めるという名目の元、
トーナメント戦に参加し、強敵と戦う。
最初は自信の無かった主人公だが、いずれ強さを認識する。
大会始まってからが面白い。
きっとこのトーナメント戦が最も描きたかったのだろう。
見せたいものがハッキリしている作品は分かりやすくて良い。
主人公がオッサンかどうかはあんまり関係なかった。
舞台設定は使いやすいし、トーナメント戦に参加する参加者たちも分かりやすくて良かったのでは。
よくある異世界系の物語といえど、見ていて面白い作品だった。