幼馴染で魔法なTVアニメ動画ランキング 49

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の幼馴染で魔法な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番の幼馴染で魔法なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.4 1 幼馴染で魔法なアニメランキング1位
杖と剣のウィストリア(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (127)
368人が棚に入れました
原作:大森藤ノ(『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』)×漫画:圧倒的画力!新進気鋭の才能・青井 聖×監督:𠮷原達矢(『チェンソーマン』アクションディレクター)×キャラクターデザイン:小野早香(『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』)×音楽:林ゆうき(『僕のヒーローアカデミア』) 至高の布陣で贈る、杖と剣のハイファンタジー・アクション! 原作ライトノベルがシリーズ累計1,500万部を突破、2023年現在、TVアニメも第5期まで製作が決定している大ヒット作『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の大森藤ノが原作を担当し、気鋭の漫画家、青井 聖の美麗なイラストとともに世界観をダイナミックに描く、“剣と魔法”の学園ファンタジーコミック『杖と剣のウィストリア』。 現在「別冊少年マガジン」にて連載中の話題作が待望のTVアニメ化決定。 一人前の魔導士をめざして魔法学院に入学した少年ウィル。努力家の彼には魔導師として致命的な弱点があった。それは、“魔法がまったく使えない”こと。 同級生や教師から冷たい視線を浴び、時にはくじけそうになりながらも、強い気持ちで邁進していくウィル。杖は使えなくとも剣を執り、魔法至上主義の世界で戦い抜く。自分だけに与えられた力を信じて。そして、大切な人との約束を守るためにーー 監督は𠮷原達矢(『チェンソーマン』アクションディレクター)。原作の要である剣と魔法のバトルをハイクオリティなアクションとして描き出す。 キャラクターデザインおよび総作画監督に小野早香(『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』)。 音楽は林ゆうき(『ハイキュー‼』『僕のヒーローアカデミア』)が担当。制作プロダクションはアクタスとバンダイナムコピクチャーズの共同体制。尖鋭のスタッフが本作のために集結した。 落ちこぼれの少年が剣で魔法に挑む。杖と剣が交わる魔剣譚が今はじまる!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2話 テンプレ作品ですが出来は悪くないです。今見たいと思えませんでした。

1話 魔術学院の劣等生は女たらし。面白いが底は浅い。

{netabare}「魔法科高校の劣等生」の構造ですね。あるいは「マッシュル」の方が似ているかもしれません。一般的な魔法が使えないけど他の理由で強い…力と剣ですね。つまり弱者代表ではなく俺TUEEEの最たるものです。

 強敵と戦いますが「ダンまち」のミノタウルス戦とそっくりなシーンです。もちろん同じ作者なのでパクリではないです。中央の高い塔も「ダンまち」で見た絵です。天然の女たらしなのも、強さを女性のために求めるのも一緒ですね。

 そして、黒猫でキキって大丈夫か?と心配になります。

 という具合に「ダンまち」をベースに、ラノベ・マンガの面白そうなものを集めました…という感じです。

 1話目は面白いですが、寄せ集め感で底の浅さを感じました。そこから先です。初期設定を意識的に模倣から初めて、一つの世界観は作り上げています。面白さを追求するラノベの面白いところのエッセンスを模倣し続ける学園ものにするのか、そこから上手くズラしてゆくのかどちらでしょう。

 原作者は「ダンまち」しかやっていないのでポケットが小さい1発屋で終わるのか、ストーリーテラーとしての才能を見せつけるのか。まあ「ダンまち」一発屋だとしても十分すぎるほど大きな1発ですけどね。

 CGは進化していてほとんど手書きとそん色ないところに近づきつつあります。髪の毛などの揺れものの処理も出来つつあります。その道のりは80%というところでしょう。その点では見るべきところがあります。画面もいいと思います。{/netabare}


2話 テンプレ作品ですが出来は悪くないです。今見たいと思えませんでした。

 ゾルトラーク的な魔法…というより1つの魔法を極めるという考えが出てきました。「フリーレン」とどっちが先かとか面倒で調べてませんが要するに本作はいろんな要素の寄せ集めということです。
 この1つの技を極めるというのは、武術マンガだとそれこそテンプレですから、フリーレンは真似したんだろうなと思います。思いますがそれで作品の価値が減ると考える人は少ないでしょう。

 寄せ集めは悪い事ではありません。テーマ性や文学性を持たせることもできます。驚きもエンタメももちろんです。要は原作者、制作者が何をどうやって表現したいか、どんなキャラを活躍させたいかです。

 本作に関しては「みんなが考える魔術学園もの」「魔法が使えない劣等生の下剋上」をその通りにつくりました、という風に見えます。その後、塔がどう絡むかです。EDを見る限り、あの塔の娘が絡んでくると思います。その展開まではテンプレなのはほぼ確実だと思います。エンタメとしての質は驚きがない点を除けば悪くないと思います。

 塔が絡んだあともどうかですね。天との闘いが始まるのかどうかですが、1クールなら塔までたどり着くのかどうかでしょう。

 結論は慌てて見ることもないかな、という感じました。作画レベルは大したものだし、演出などもそれほど悪いとは思いません。ただ、今季はみなそれぞれ工夫して見どころを作ってきたアニメが多い中、本作は今見たくなるような内容じゃないので、一旦視聴断念して1クール終わった後のレビューや評価で判断します。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

真っ当な良作ファンタジー。さすがダンまち作者

魔法学園で魔法が使えない主人公が剣技で成り上がっていく、と構図はマッシュルと同じですが、ギャグ風味ではなく普通のファンタジー風味なので普通に面白い作品です。
作画も良好。
キャラは主人公は格好良くヒロインは可愛く。
普通に面白い作品ですね。
これは見ます。


というわけで、大方問題は無いのですが、細かなツッコミを。

魔法使いしか居ない世界で、戦士って言葉があるの?
とは思いました。
剣士なら剣を使う人なので良いですが、
戦う人である戦士が魔法使いではないというのは、剣で戦う人が一般的で、魔法使いが特殊な世界の言葉だと思います。
この世界の戦士は魔法使いじゃないとおかしい。

またこの世界において、剣はどういう存在なんでしょう。
流石に刃物が存在しないことは無いでしょうけど、戦えるようになったら皆魔法を使うなら、剣は必要無いはず。
世の中一部は主人公のように魔法が使えない人が居て、剣は魔法が使えない人の武器として侮蔑されているとか?

という感じに、本当に魔法使いしか居ない世界だとすると、違和感のある描写が多いと思いました。

まあ細かいことは気にするなってことかもしれませんが。

まあ魔法至上主義になったのはつい最近で、50年前くらいまでは剣士が普通に居て、何か魔法のブレイクスルーが起きて魔法使いが優位になって誰も剣士が居なくなった、ということなら、戦士という言葉が残っていたり剣があったりしても筋は通るかな?

まあ楽しめるなら細かいことは言わず楽しもうとは思いますが。

全話感想
真っ当に楽しめる、普通に良いファンタジー作品でした。
作画も良好、キャラも良好、展開もピンチの演出、そこからの活躍など、普通に面白く…。
何も問題なく、安心して楽しめますね。
普通にプロの作品って感じですね。
いやプロですが。

いやWebからのデビューだからって素人扱いするのは、もう失礼ですね。
誰だった最初は素人ですがプロとして10年以上活動していりゃ普通に一流のプロです。

ただ、なろう系のご都合主義チート作品を描くタイプの人ではなく一般的な少年漫画、ラノベ系作品を描く人だと、Web発であることを感じさせないなと思いました。

2期も楽しみです。
ダンまち含め2作品アニメ化し、2作品共2クール以上続くというのは凄いと思います。

まあダンまちの5期はやっぱりもっと凄いですね。今期楽しみです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

この手の物語は、やり尽くした感ありです。

 最終話(12話)まで観ました。2024.09.30

 祝2期決定!しかし、今後の展開に不安もあります。最終話で明らかになりましたが、剣に魔法をエンチャント出来る様です。多分、剣士の技術としてこの世界に存在しているんでしょうね。

 こんなん、主人公が強いに決まってます。これから、他に強い剣士がゴロゴロでてきたら、最初の魔法至上主義的な設定が破綻しそうです。

 強さがインフレしてめちゃくちゃになる系の物語っぽいなぁ〜と思いつつ、2期も楽しみだったりします。願わくは、変な延命引き伸ばしをしないで、サクッと最後までやって欲しいです。
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 10話まで観ました。2024.09.16

 出たよ…。今までの話は全部茶番だったらしいですよ?学園や単位、優等生やら擦っていた部分は全部どうでもよく、学園は無能の溜まり場だった様です。

 で、世界に敵対的な悪の組織が出てきますが、何やねんお前ら…。あまりにも良くある展開にチビリそうです。 

 もう、お腹いっぱいです。まさか2クール目に突入しないよね?初期設定が既に死に体の物語に面白い展開など期待出来ない感じです。
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 7話まで観ました。2024.08.29

 主人公は魔法が使えないけど、肉体がゴイスーなマッシュみたいな出落ちキャラです。他のキャラ達はみんな、主人公を馬鹿にしますが、そもそも前衛としては非常に優秀なのでは?

 魔法が、広範囲の精神破壊攻撃とか、即死効果とか、陰険な呪いとか絵面のエグい陰キャの極みみたいな攻撃方法だったら、物理攻撃系は役に立ちませんが、本作品、冒険活劇なので、魔法も火や水、氷や岩を飛ばすなど、物理攻撃に毛が生えた感じです。

 結局、現代戦で戦車等の機甲部隊が無くならないのと同じです。防御された陣地を占領するには、ミサイルやドローン、空爆等の遠距離攻撃だけでは駄目で、誰かが行って来ないといけないので、防御力の高い機甲部隊が必要なのです。

 いずれ魔法使い達も、魔法防御力の高い装備を持った機甲軍団みたいのに駆逐されそうですね。

 物理攻撃系主人公を活躍させるために、魔法にあまり魅力が無いのは、残念です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

78.2 2 幼馴染で魔法なアニメランキング2位
無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (413)
1764人が棚に入れました
2012年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始されて以来絶大な人気を誇る“なろう系ラノベのパイオニア”『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』。理不尽な孫の手の著による本作は、多くの作品が生み出されている「異世界転生系ラノベ」「なろう系小説」のまさに先駆者的作品であり、幅広いファンを獲得している当ジャンルの代表作。働きもせず他人と関わりもせず、ただ部屋に引きこもってゲームやネットに明け暮れるだけの34歳のニート男が、ある日交通事故に遭い死亡…したと思った次の瞬間、剣と魔法の異世界に生まれたばかりの赤ん坊として転生!少年ルーデウスとして生まれ変わった男が、前世の記憶と後悔を糧に、出会いや試練に直面しながら「今度こそ本気で生きていく」姿と壮大な冒険が描かれる大河ファンタジー。


声優・キャラクター
ルーデウス・グレイラット:内山夕実
前世の男:杉田智和
フィッツ:茅野愛衣
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

【ネフィリム】の【生存戦略】

●一見するとスピンオフみたいな今期?

もちろん主人公は登場しますが、わざわざ「エピソード0」みたいな
スピンオフの展開を噛ませてくるのにはどのような意味があるのでしょうか?

本作のアンチである当方には{netabare}「シルフィ」{/netabare}なる耳長キャラには印象が皆無な状態でありまして
正直このキャラが前期で登場したかどうかも記憶があやふやであったりします。

前期では作画を含めかなりの高評価を得た本作でありますが、{netabare}この耳長キャラを
全面的に押し出したような展開には微妙なものを感じた人も少なくはなく、
恐らくは前期と比べると評価の方もかなり厳しいものとなるような気がいたします。

特に今期は、一般的に見て面白いと言える要素はほぼ無く、どちらかというと
マニア向け作品の傾向が強く、例えば円盤が普通に売れない現代にも拘らず
円盤の売り上げで奮闘してる「鬼舞い」に似たものを感じます。

熱狂的なファンには好評であるようですが、そうではない人からしてみると
高評価のポイントが今一つ見えないわけであります。{/netabare}

個人的意見では9話「白い仮面」こそが本作の本筋に繋がる展開でありまして
もっとそちらの描写に尺を割くべきであると考えるわけですが、{netabare}フィギュアやら
獣人族やら阿修羅男爵?やら、一見すると脇道それ過ぎでどうでもいいような話が
多かったような印象を受けてしまいました。

もちろん、裏設定的に考えれば耳長族のヒロインとの絡みに意味があると
解釈も成り立ち、アホ毛同士は結ばれるというのも鉄板法則と言えるのでありますが、
一般論として言えば、{/netabare}特に今期は第三者にお奨めできるほどの作品ではなかったように思います。

主人公のキャラ設定等には当然意味があるのですが、理解はできても面倒くさいと言いますか
{netabare}「ルー」+「デウス」という主人公の名前由来が【ケルト文化】であるように
ケルト、フェニキア、アングロサクソン、等々混血種族の文化的なバイアス負荷が
かかり過ぎているため車酔いにも似た感覚を覚えてしまいます。{/netabare}

「異世界行ったら本気出す」のタイトル回収のために今期の展開は必要不可欠であったと
考えられるわけですが、そのために各種の設定に「諸刃の剣」が仕込まれてしまうのが
本作の致命的な欠陥であると言えるのかもしれません。

{netabare}主人公は中身がおっさんの変態的なエロ人格者でありますが、
「異世界行ったら子作りに本気を出す」のが本作のテーマである以上
エロくなければ話が成り立たなくなるというわけであります。

結論から言いますと色々な種族と交わり「混血種」を作り出し種族を繁栄させるのが
「彼ら」=【ネフィリムの眷属の生存戦略】であります。

耳長ヒロイン=「シルフィ」の名前の元ネタは「風の妖精シルフ」でありまして
妖精とは【妖魔族】であり、【魔族】ということになります。

魔族の頂点に君臨するのは【魔王=サタン】でありまして、【堕天使ルシファー】であります。

【堕天使】とは人間の女を孕ませる衝動が抑えきれずにこの世に堕天した
【堕落の天使】でありまして、その特性は【エロ】ということになります。

【堕天使】と「人間の女」から生まれたハイブリットを【ネフィリム】と言いますが、
【ネフィリム】の第一世代は【巨人族】であり【鬼族】であるとも言われています。

【鬼族】は【ネフィリムの眷属】でありますので、頭に【角】が生えておりまして
その【角】は【堕天使】の遺伝子に由来するわけであります。

【堕天使】の血が濃い【ネフィリム】はノアの大洪水でほぼ壊滅しまして
現在に生き残った【ネフィリムの眷属】は混血化が進んだ影響もあり、人間化しておりまして
見た目では人間種と区別が不能な状態であったりするようです。

「名家」や「名だたる英雄」こそが【ネフィリムの眷属】のでありまして
例えば【オリンピアの祭典】では【黄金の魂を持つ勇者】を讃えるわけですが
【黄金の魂を持つ勇者】は後の【王家】となり、故に「王侯貴族」は【ネフィリムの眷属】
であるということになります。

「天皇すり替え説」という奇説もありますが、もしも今の天皇に「異能」の類があるとしたら
恐らくは【ネフィリムの眷属】ということになるのでしょう。

もしも「天皇すり替え説」が真だとすると本物の帝は【八咫烏】ということになるでしょう。

通常の人間には魔法の類は使えないのでありますが、【シャーマン】であった【卑弥呼】には
【呪術】などの異能が使えたようでありまして、だからこそ「邪馬台国の女王」に
なれたわけであります。

通常の人間とは違う【ネフィリムの眷属】を表すために頭に「アホ毛」を描くわけですが
その元ネタが「ゲゲゲの【鬼】太郎」の「妖怪アンテナ」であるように
「鬼の魂」を有する【ネフィリムの眷属】には【角】が生えていて然るべきというわけであります。

何度も繰り返される【人狼ブーム】についての詳細は「生首女」の方で書くつもりですが
【獣人族】、「ウェアウルフ」の類の元ネタが何なのかと言えば、神話であり古代宗教
でありまして、【人狼】に限らず亜人種の類は古代宗教の神々である故に
アニメなどでは当たり前のようにごり押しされるわけであります。

「おおかみかくし」という作品がありますが、タイトルが何故「ひらがな」表記
なのかと言えば、ダブルミーニングが仕込まれているからでありまして
「おおかみ」は「狼」であり=「大神」というわけであります。

【獣】の種族である「もののけ姫」の名は「サン」でありますが
「サン」=「sun」は「太陽」であり、従いまして太陽神「天照大神」を暗示しています。

「天照大神」は「あまてらすおおみかみ」ですが
「あまてらす【おおかみ】」とも読んだりもします。

「狼の神」と言えば【アヌビス】であり、【フェンリル】でありまして
【フェンリル】に似たものに【エンリル】というのがいまして
この【エンリル】と【エンキ】兄妹が神社にいる「狛犬」の元ネタであると言われています。

【エンリル】のことを「アッカド語」では「ベール」とも言いまして
「ベール」が転じて【ベル】となり【バアル】となるわけであります。

「狛犬」には「角」が生えていますが、【エンリル】にも「角」が生えており
【フェニキア人】の神=【鬼神バアル】そして【ケルト人】の鬼神も同様であります。

【ケルトの鬼神】その名を【ベル】と言いまして、
「ジングルベル♪ジングルベル♪鈴が成る♪」の【ベル】=「鐘」が教会やお寺に
当たり前のようにあるのは【ベル】が「神の名」を意味するからなのであります。

「12月25日」は何の日でしょうか?
「イエス・キリスト」とは全く関係ありません。
この日のルーツは【ベル】と【バアル】と【ニムロド】の物語に由来しますが
詳細については長くなるため今回は割愛いたします。

要するに【ローマカトリック教会】は謎の宗教儀式を世界に拡散しているのであります。

アホ毛の耳長族エロ女=エリナリーゼ・【ドラゴン】ロード
一見するとどうでもいいキャラのようでありますが、
「異世界行ったら子作りに本気を出す」というのが本作の主題でありますので
このエロ女キャラも伏線的な意味合いが込められているというわけでありまして
本作【8】話でそれとなく描写された決闘=求婚の儀式につながるわけであります。
獣人族の発情期が「収穫祭」と重なるわけですが、そもそも収穫祭というのは
地母神信仰に基づく宗教儀式でありまして、実りをもたらす地母神=【豊穣の女神】に
感謝の意を示す祭典であります。

豊穣の女神には様々な名があり、【イナンナ、フレア、ヴィーナス】などがありますが
これらは【金星の女神】であり、よって【8芒星】=【イナンナスター】で
暗示されるわけであります。

【金星の女神】は「エロエロ」の女神でありまして、なのでそのエロ属性を持つ
エリナリーゼがクローズアップされ、獣人族の求婚儀式に繋がるわけであります。

「イースター」は春に行われる復活祭という祭典ですが、元ネタは
【イシター】=【イシュタル、アシュタルト、イシス】という女神の名が由来でありまして
復活祭というのは大嘘であり、実は古代から伝わる女神信仰の儀式を単に
リメイクしただけだったりします。

「天空の城ラピュタ」の「シータ」もこの女神の名が由来と言われています。

本来の【イースター】では女神に多産を祈願する意味合いがありまして
そういうことで女神信仰を暗示する「収穫祭」と「子作り」が繋がるわけであります。

エリナリーゼ・【ドラゴン】ロードの【ドラゴン】と言えば【竜】でありまして
オルステッドも【竜神】ということで同じキーワードで繋がります。

【龍】も【竜」も同じわけでありまして、【竜】とは年老いた【蛇】が変化したものと言われています。

【蛇】と言えば「アダムとエバ」を誘惑して【禁断の果実】を食べさせた【サタン】でありまして
【光の天使ルシファー】であります。

【明けの明星】のことをラテン語で【ルシフェル】と言いますが
【明けの明星】は【金星】でありますので「エロエロの女神」と【堕天使ルシファー】は
等号で結ばれ、【女神アシュタルト】が【鬼神バアル】の妻であることから
【堕天使】と【鬼神族】が同じ種族であるのが見えてくるのであります。

そしてバーディガーディは阿修羅であり、カーリー、ドゥルガー、
へカントケイル(百手巨人)と一致します。

阿修羅は【鬼族】であり、へカントケイルは【巨人族】でありますので
バーディガーディ=魔王は【ネフィリムの眷属】ということになります。

【エリス】にもアホ毛が生えていまして、故に【ネフィリムの眷属】と言えるわけですが
名前がギリシア神話の不和と争いの女神でありまして、新型567変異株の名前とも一致します。

ギリシア神話の女神と言えばエロいのが当然でありまして、しかも
先代の最高神【クロノス】が【ティターンズ】=【巨神族】であることから
【エリス】なる女神も【ネフィリムの眷属】であることが確定します。

「白い仮面」の転生者が登場するわけですが、「仮面」と言えば【マスカレード】でありまして
貴族文化の【仮面舞踏会】を意味するわけであります。

【マスカレード】の発祥の地は【ヴェネツィア】でありまして、ここを拠点に
活動していたのが【ヴェネツィアの黒い貴族】であります。

「黒い貴族」と言われる理由は肌の色がスレッタ・マーキュリーのように浅黒い感じだった
からでありまして、中東から来た種族であると言われています。

「黒い貴族」は「ユダヤ人」であるという説もあるのですが、商業や金融業に向いているのは
どう考えても【フェニキア人】でありまして、しかも【マスカレード】はかなり
いかがわしい宗教儀式でありますので、ユダヤの思想とは全く接点がないことからしても
黒い貴族の正体が判明するわけであります。

【マスカレード】とは乱交パーティー的なものであるようでして、
その詳しい内容については「ベルセルク」の原作に詳しく描写されています。

ざっくり言えばダークギャザリング的な黒ミサでありまして、
「ベルセルク」ではドラッグを吸引した上で行われていました。

ヴェネツィア発祥の【マスカレード】の秘密について命がけで暴露しようと試みたのが
今は亡き「スタンリー・キューブリック」監督でありまして、その作品が
「アイズ・ワイド・シャット」であります。

そして【マスカレード】と全く同じような仮装するのが
「ハロウィンパーティー」の元ネタとなった【ケルト人】の【サウィン祭】であります。

悪霊からの攻撃を回避するために悪霊と同じ格好をしたのが仮装パーティーのルーツ
であるようですが要するにコスプレの起源も【ドルイド教】の宗教儀式にある
ということになるわけであります。

悪霊は【ケルト人】にとっての神に匹敵するため、これに生贄を捧げるわけですが
「ガリア戦記」に記されていたように彼らは「人間」を供物として捧げる
【人身御供】を行っていたと言われています。

【ドルイド教】の【サウィン祭】は【ハロウィン】に継承され、大変残念な話でありますが
【人身御供】の儀式も現在進行形で続いているわけであります。

元「サタニスト」であり現在は「クリスチャン」へと転じた「ジョン・ラミネス」の証言によれば
【ハロウィン】では人間の子供を生贄に捧げる儀式を行っているということでありまして
熱狂的な信者の信仰心というものがいかに恐ろしいかを物語るわけであります。

奴隷は【人身売買】と繋がりまして、個人的見解では【人身売買】と彼らの宗教儀式も
繋がると予想しています。

本作では【人身売買】と「ダークギャザリング」が繋がる描写はなかったようですが
【呪術文化】ではドラッグを用いた「儀式」を積極的に行っており、最終的に
主人公のEDを回復させたのもなにかしら薬物であることから、「ベルセルク」で
描写されていたドラッグを用いた性的儀式に通じる要素があると見ることができるわけであります。

「ドラッグパーティ」は芸能界にも普及しており広末涼子やキムタク、酒井法子、
ジャニーズなどがその関係者であるとして名が挙がっています。

現在進行形で騒がれているジャニーズの問題は、ある種の【人身売買】案件でありまして
大規模な人身売買マーケットの起源が何処なのかと言えば恐らくは【古代バビロン】でありますが
それが現在の形に整備されたのが【英国東インド会社】設立の時なのでしょう。

ドラッグとは【呪術文化】の宗教儀式には必須のものでありまして
【偶像崇拝】とは【呪術文化】特有の形態であります。

【呪術文化】では【人身御供】が当たり前のように行われるため人命が軽視され
【人身売買】も気軽に実施されるわけであります。

本作だけの話ではありませんが、人身売買案件を当たり前のように描写するのは
【呪術文化】の思想が背景にあるからであると考えられます。{/netabare}

フィクションなんだから表現の自由を尊重すべきだろうという意見もあるかもしれませんが
主人公の倫理観があまりに破綻し過ぎて話になりません。

倫理観が破綻した性犯罪者みたいな主人公に感情移入できるのかと言えば
それは無理というのが結論であります。

銀魂の銀さんの生き様と本作の主人公を比べると同じおっさんでも
ここまで差があるのには愕然とするしかありません。

年取ったおっさんほど清く正しく美しく生きるべきであるというのが個人的意見であります。


●「ルー」+「デウス」が示す【ケルト人】の信仰

正直ぱっと見は意味不明な変態的フィギュア回であります。
わざわざ{netabare}奴隷{/netabare}を購入してまで行おうとする壮大なるフィギュア構想・・・
更にフィギアに関するただならぬ彼らの拘りから今回事件が起こります。

正tお直当方としてはフィギュアマニアの気持ちは理解できませんので、非常に冷めた目でフィギュア回を
見送るつもりでおりましたが、 {netabare}主人公の「例の下着」に対する異様なまでの信仰心を見て
フィギアの意味するところが見えて参りました。

「フィギュア」は【偶像崇拝】のシンボルでありまして
「例の下着」も同じく【偶像崇拝】を示しているというわけであります。

【ケルト人】は【鬼神】を崇め奉るという意味では【フェニキア人】と一致します。

お宝フィギュアを破壊し侮辱した獣人2匹を拘束し顔に「呪文」の類を書き記します。
「偶像」を侮辱した2匹を断罪する【生贄の儀式】を実施したわけであります。

【生贄の儀式】では「家畜(ゴイム)」が供物として捧げられます。
半人半獣の獣人族ですので【人身御供】の意味合いが秘められているとも考えられます。

主人公は拘束した獣人に対して体を触るというエロ行為に及びますが、
このエロ行為も【偶像崇拝】の儀式を示しているのだと解釈できます。

「刺青」、【偶像崇拝】、【生贄の儀式】や「性的な儀式」
これらはすべて【呪術文化】と密接な関係があり
【ケルト人】や【フェニキア人】に繋がります。

獣人族に辱めを与える儀式を【フリーメイソン】を暗示する「魔法大学」内で
敢えて行うことに特別な意味があったという話であります。

【フェニキア人】がもたらした「黒魔術【カバラ】」と【ケルト人】の【ドルイド教】が
融合され混血の種族が誕生した真実を暗示しているように思えて仕方がありません。

【アシュケナユダヤ人】が褐色の肌ではなく白人種であるのが世界最大のミステリーでありますが
【ケルト人】と融合したと考えれば合点のいく話であります。

「ユダヤ人」とは人種に関係なく「ユダヤ教」を信じている信徒のことでありますが
「バビロン捕囚」以降の「ユダヤ教」は、パリサイ派のラビ(司祭)によって取り込まれた
【バビロニアタルムード】の影響を受け異質なものに変えられてしまいます。

「魔法大学」の元ネタである【フリーメイソン】で研究されていた【黒魔術】のことを
「ユダヤ神秘思想」【カバラ】というのもパリサイ派による宗教改変が関係している
というように推測できます。

「ユダヤ人」という人種が確実に存在していたのは【ソロモン王】以前のことであり
それ以降に発生した「ディアスポラ(=離散)」以降は「ユダヤ教」や「ユダヤ人」という概念は
曖昧になり、今ではどういうわけか180度違う意味合いのものとなったようであります。

【バビロニアタルムード】を信仰するものが「ユダヤ人」であるなら、【フェニキア人】や
【ケルト人】も「ユダヤ人」ということになり、「ルー」+「デウス」という名の
【偶像崇拝】信者も「ユダヤ人」ということになります。

日本のアニメの主人公やヒロインが白人であるパターンが多いのも、
【アシュケナユダヤ人】=【アシュケナジー】が世界の勝ち組であることを
暗示しているからなのかもしれません。

混血種を続々と生み出し彼らの子孫を繁栄させることが彼らの【生存戦略】でありまして
そして「グレートファミリー」による世界支配の構想が実現するわけであります。

【ケルト】の神の名を持つ主人公は魔法大学で【カバラ】の真理を会得し
恐らく「グレートファミリー」の眷属になるのでしょう。

「エリートになりたきゃ楽しちゃだめだよ心臓どくどくマヤマヤポン」であります。{/netabare}


●やはり本作は今期人気アニメの筆頭格か?

例えアンチの糞レビューでもそれなりの方々に読んでもらえることは有難いことでありまして
ただ作品を貶すだけではなく、わざわざ読んでくれる人に伝わるものを書くべしと
思うに至るわけであります。

「魔法大学」なるものが登場しますが、もちろん元ネタは「ハリーポッター」でもお馴染みの
「魔法学校」の類でありまして、【フリーメイソン】であります。

現在の【フリーメイソン】はただの社交クラブ化しておりまして、由緒正しき「古代メイソン」とは
まるで違うものになってしまいましたが、本来の「メイソン」は【黒魔術】研究機関でありました。

{netabare}「古代メイソン」で研究していた【黒魔術】のことを(「ユダヤ神秘思想」)【カバラ】と言いますが
「ユダヤ教」を信じてる「ユダヤ人」が【黒魔術】に精通している?という発想はそもそも
ズレておりまして、矛盾しているのでございます。

「ユダヤ人」と言えば「創造主ヤハウェ」に選ばれた「選民」でありまして
創造主との契約により選民性と創造主による特別な庇護を賜ったのであります。

父なる「創造主」は、生み出した子どもたち=「ユダヤ人」に対して律法=戒律を介して
「やるべきではないこと」を教えるわけであります。

純血の種族ユダヤ人が最もやるべきでないことと言えば、「異教徒」に関わり
「異教徒」の思想や文化に染まることでありまして、【偶像崇拝】とはまさに
創造主が最も忌み嫌うユダヤ人の最大タブーでありました。

【黒魔術】とは【呪術】とほぼ同じ種類のものでありまして、【呪術文化】で有名なのは
【古代エジプト】や【古代バビロン】でありますが、これらの【呪術文明】がユダヤ人に悪影響を
及ぼすということで、創造主はユダヤ人保護の名目で【呪術文化】の国々に災いをもたらし
容赦なく次々にこれをぶっ壊すのでありました。

創造主はユダヤ人に安住の地として「カナン」を与えるのですが、そこに住んでいた
先住民=【カナーン人】については聖絶=殲滅してよしとユダヤ人に指示するのであります。

捕虜としたり奴隷として生かす選択肢など全くなく皆殺しの一択なのは、子どもたちに
与える悪影響の芽を完全に摘んでしまおうという創造主の親心の現れでありました。

【カナーン人】は【アモリ人】と同じ血族であり、【呪術文化バビロン】の眷属であります。

【カナーン人】は【モレク神】を信仰しており、
【モレク神】を崇め奉る【偶像崇拝】の儀式にご執心でありました。

【鬼神】をかたどる【モレクの偶像】の下腹の当たりには炉が備え付けられておりまして
そこで火を焚くことができるわけであります。

【モレクの儀式】の際には「ドラム」をガンガン叩いて盛り上げて火を焚いて、そうして
【モレクの像】の火の中に子供を生きたまま投げ入れて【モレク神】に供物を捧げるわけであります。

かなり残酷な【生贄の儀式】でありますが、【等価交換の原則】により「※願い事」が
何でも叶うと言われるこの【偶像崇拝】の儀式に自分の子どもたち=ユダヤ人が嵌ることを
嫌う創造主は【カナーン人】に対して容赦することはなかったのであります。

【古代エジプト文明】は「ユダヤの預言者モーセ」を支援するために発動した
創造主の災いにより衰退し、そして滅び去りました。

【バビロンの王国】も(自分の子どもたちのために)それを望んだ創造主の預言通りに崩壊しました。

選ばれた民=ユダヤ人に対抗する勢力=【バビロン】の血族
最後に残ったのは【フェニキア人】であります。

「ノアの大洪水」、「ソドム」と「ゴモラ」、「バベルの塔」の計画も
勝つのは常にユダヤ人でありましたが、【フェニキア人】の「生存戦略」が功を奏し
「ユダヤ人の選民性」を覆すことに成功するわけであります。

ユダヤ人には創造主の鉄壁なる庇護があるため、まともにやり合っても勝てる見込みがないと
考えた【フェニキア人】は、ユダヤ最強と謳われる【ソロモン王】を懐柔する計略を企て
そしてユダヤ人を異教徒文化に染め上げて【堕落】させることに成功したのでありました。

「イスラエルの国旗」にも記される【✡】=【六芒星】は「ダビデの星」とも
【ソロモンの星】とも言われます。

【✡】を神として崇めたり、神聖視することは【偶像崇拝】と同じ意味があり
「ユダヤ人のタブー」であるはずなのですが、【✡】のことをどういうわけか
【ソロモンの星】と呼ぶのであります。

【ソロモン王】は預言の警告を無視して、【フェニキア】のティルス王である【ヒラム】と関わり
【666】タラントの報酬を得たと言われています。

【6】つの頂点、【6つ】の三角形、内部に【6】角形で構成される
【✡】は【666】を表していると言われます。

ユダヤの【ソロモン王】が【666】=【獣の刻印】を受けたことにより
ユダヤ人の「選民性」は失われます。

【フェニキア人】と交流を持ち異教徒の文化に毒された【ソロモン王】は拝金主義者となり
異教徒の宗教の影響が鮮明に表れた【ソロモン神殿】を建設するのであります。

そしてこの【ソロモン神殿】建設に関わる重要人物が、
【フェニキア人】のカリスマ石工職人の【ヒラム・アビフ】であります。

【ヒラム・アビフ】には高度な建築学の知識があっただけでなく神秘主義的な秘術に精通しており
恐らくそれが【錬金術】と呼ばれるものであります。

石工職人と言えば【バベルの塔】や【ピラミッド】を建設したのも彼らの仕事であると
言われていまして、数学や幾何学やなどに精通していただけでなく、
どうやら【錬金術】の知識もあったようであります。

【錬金術】とはほぼ魔法と同じようなものでありますので、
【黒魔術】であるとも解釈できるわけであります。

【ソロモン神殿】には【ボアズ】と【ヤキン】の柱がありまして、これと同じものが
現在の【フリーメイソン】のロッジにもシンボルとして設置されております。

【古代メイソン】で研究されていた【黒魔術】のことを「ユダヤ神秘思想【カバラ】」
と言うのですが、【ソロモン王】の堕落と【ソロモン神殿】の建設の逸話は
ユダヤ人的には災いをもたらす駄目駄目なNG行為の事例ということになります。

更に言えば黒魔術の【カバラ】にしても【フリーメイソン】にしても、そのルーツは
ユダヤ人ではなく敵対していた【フェニキア人】にあったと考えるのが妥当でしょう

「魔法大学」の元ネタは【フリーメイソン】であり黒魔術=【カバラ】であるのですが
そもそも【カバラ】と「ユダヤの思想」には明確な関係性などあるはずもなく
【黒魔術】や【呪術】なら【バビロン】の種族に繋がると見るのが自然と言えます。

【黒魔術】の元ネタとして一つに【カバラ】というものがありますが、
もう一つは【ケルト人】の宗教である【ドルイド教】の神官=ドルイドの秘術であります。

【錬金術】と言えば【古代メイソン】の石工職人との関係性が強いと言えますが
一般的な「魔法」と言うなら【ドルイド】の呪術の類というように区分できるのかもしれません。

純血の人間には魔法は使えません。

魔法が使える種族がもしいるとしたら?それはそもそも純粋な人間でない何かの混血か?
特別な【禁断の秘術】をどこかで得たということになるでしょう。

【呪術文化のシャーマン】はドラッグを服用してトランス状態になり
神々や悪霊の類と【チャネリング】します。

所謂「神降ろしの儀式」でありまして、例えば【鬼神バアル】などから啓示を受け
特別な「知恵」を賜るわけであります。

人類に【禁断の知識】を与えたのは【鬼神】であり、【ネフィリム】であり、
【堕天使】であるわけであります。

【呪術文化】に毒されたものたちは【堕天使】の種族であり【ネフィリム】の眷属であります。

「知恵」を得て「目」が開け「明るく」なることを【啓蒙】と言うわけですが、それは
【プロビデンスの目】を得たということでありまして、「光の祝福を受けた」
ということを意味します。

【イルミナティ】とは「光の祝福を受けた」者でありまして、教科書に載ってる
【啓蒙思想家】とは【イルミナティ】のことでありまして、
「フランス革命」を引き起こしたのも【イルミナティ】であります。

「光をもたらすもの」は「エデン」にいた「蛇」でありまして、
アダムとエバに【禁断の果実】を食べさせた【光の天使ルシファー】であります。

【ルシファー】は【堕天使】であり、【デーモン族】の悪魔であるので
頭に【角】が生えているわけであります。 {/netabare}

【堕天使】は人間の女に欲情し女を孕ませるため地上に降りたということで
その性質はエロで満ちております。

本作の主人公並びにエロエルフの女が「アホ毛」ホルダーであるのは
【堕天使】の血族=【ネフィリム】であることを示しています。

「アホ毛」は【鬼の角】を表し、その種族の血統を示すのであります。

「アホ毛」ホルダーは特別な知恵や能力を持っている一方で、【堕天使】のエロエロの特性も
継承しているという表現でありまして、「アホ毛」ホルダーの性格はエロでも
あったりするということであります。



「無職転生」には残念ながら悪い印象しかありません。

今期の0~2話くらいまでは主人公が大人しくしていたのでまだマシだったのですが
やはりこの作品特有の脂っこい感じのエロネタ、エロ表現が炸裂しまして
それを見るとゲンナリするわけであります。

嫌なら見なければいいというのは正論でありますが、{netabare} 何故この作品がここまで評価されているのか
気になり、分析してみたいということで視聴継続しているわけであります。

結論から言えば、前期にしても今期にしても大して面白くもなく、主人公のキャラ設定にクセが
ありすぎて、感情移入することができず、このやり過ぎ設定には多くの疑問が残ります。{/netabare}

「Re:ゼロから始める異世界生活」と本作を比べてみれば一目瞭然でありまして
人気もあり実力もありキャラ設定も機能している「Re:ゼロ」に対して本作は
{netabare}あらゆる面で劣っているわけであります。{/netabare}

前期の作画が良かったと意見については理解はできますが、物語のレベルは
せいぜい「3」がいいところで、{netabare}そこにマニアックなフィギアネタとか下ネタ
エロネタなどなどの要素を減点したら、最悪「1」にもなり得ると個人的には考えております。

一番ひどいのは主人公のキャラ設定でありまして、エロゲーマニア程度なら許容できますが
猥褻性犯罪行為を犯す主人公というのはかなり厳しく、例え原作がそうだったとして
アニメ化するなら自主規制した方が良かったのではないかと思えて仕方ありません。

成長物語を描こうとしているのはなんとなく理解できますが、その点についても
「Re:ゼロ」比べると全く描けていないと言わざるを得ません。{/netabare}

「ルーデウス」という名は「ルー」+「デウス」という形で構成されています。
「デウス」は「神」を意味します。
「ルー」は【ケルト神話】の「太陽神」=「光の神」であります。

主人公が【ケルト人】の神の名を持つことが重要なポイントでありまして
このことが極端なキャラ設定の秘密に関係するとも考えられます。

{netabare}【ケルト人】と言えば【ドルイド教】という宗教でありますが、今ではいつの間にか
日本でも祝われている【ハロウィン】は【ドルイド教】由来の宗教行事であります。

11月1日の【サウィン祭】の前夜祭に当たるのが【ハロウィン】であります。

【ケルト人】は【フェニキア人】とよく似たところがあり、宗教儀式として
【人身御供】を行います。

所謂【生贄の儀式】でありまして、【ウィッカーマン】という木でできた巨大な人型の檻に
人間を閉じ込め火を放ち焼いて供物を捧げるわけであります。

「ベルセルク」では黒ミサ的な儀式の描写が詳しく示されていますが、どうやら
【ケルト人】や他の種族の実際にあった儀式を参考にしているようでありまして
非常にリアリティがあったわけであります。

【人身御供】に最も好ましいのは「子供」でありまして、そもそも「子供」には
「供物」の意味合いがあったと言われています。

「祇園祭」でも子供を生贄に捧げる【人身御供】が行われていたとのことであります。

【フェニキア人】か【ケルト人】か他の民族かは定かではありませんが、子供を
性的凌辱する儀式の類があるようでありまして、「ベルセルク」で性的な儀式の
描写があったのと関係してくるのであろうと考えられるわけであります。

児童人身売買を暴く大ヒット映画「サウンド・オブ・フリーダム」は現実世界のタブーに
触れていまして、【グローバルエリート】たちが「ペドフェリア」であり人身売買に
深く関わっているというネットの噂話を補完する内容が描かれています。

「ペドフェリア」とは「小児性愛」と訳されますが、「ロリコン」よりも
変態性癖が強いニュアンスが含まれる言葉であります。

因みに当方が「鬼舞い」アンチな理由は「ペドフェリア」と関係する
【ジェフリーエプスタイン事件】を知ったからでありまして、ジャニーズの件も含め
現実世界の酷い有様を目の当たりにしたことにより、ロリコン変態は誉め言葉であるという
冗談めいたご意見には全く以て理解不能という立ち位置なったというのがあります。

【ケルト】の神の名を持つ主人公が「アホ毛」ホルダーであり、猥褻性犯罪を行う
「ペドフェリア」であるのが設定であるとするならば、そこから導かれる結論はやはり
【グノーシス主義】的な宗教思想というのものが作品の背景にあるということなのでありましょう。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャプテンE.D.

世の中、たいていのことには『良い点』と『悪い点』が混在いたします。
禍福は糾える縄の如し、とはよく言ったもの。
EDのもつ最大の良点は『腹上死する危険性がなくなる』ところかと。

死というものは万人に等しく訪れますが、
その価値は、ほんとそれぞれ。
欧米では『友のための死が最も尊い』とか言われます。

  腹上死というのはたぶん、
  その対極に位置する存在ではあるまいかと。

もちろん『性欲はオレの友だ』と言い張ることもできるにはできます。
キャプツバ的に『リビドーはトモダチだよ』と爽やかに言うこともできます。
ほんとできるっちゃできるんですが、
それはあくまでも『言論の自由』というケンポ-上の話であり、
うんうんそうだね、と言ってくれるヒトは、
早くその話題を終わらせたいから相づち打ってることをお忘れなく。

  実際の話、そういう大往生をしてしまうと、
  残されたご遺族の心境もけっこうフクザツでありましょうし、
  弔辞の書き方にも困ってしまいます。
  さらに、お葬式の雰囲気も微妙なものになってしまいかねませんので、
  オトコがなるべく避けたい往生の仕方の一つと言えるでしょう。

  その心配がゼロになる、というのですから、
  EDというのもなかなか捨てたものではないのかも知れません。
  (自分がなるのはゼッタイごめんですが)


さて、本作『無職転生Ⅱ』第一ク-ルは、
エリスに去られて自己憐憫をこじらせたルーデウスがEDになり、
魔法大学でシルフィと再会してそれを克服するまでを描いたおハナシです。
完全に前作『無職転生』の続きなので、
まだ見ておられない方はまるっとおいてけぼりですね。

今ク-ルはこれまでの血わき肉踊る異世界冒険譚とは趣を異にし、
どちらかと言うとせせこましい、
ぶっちゃけ半日常系みたいな話がちくちく紡がれていきます。

とは言っても、話のすすめ方がザツ、ということはありません。

0話まるっと使ってシルフィが魔法大学に入った経緯を説明してから、
1~4話がいわゆる『泥沼編』。
大切な放送期間まるまる一か月をかけて、
ルディ(ルーデウス)の見事な自己憐憫っぷりからのED発覚、
そして魔法大学入学までを描きます。

  これを『しっかりと経緯や心情を描いている』と評価するか、
  あるいは『展開が遅くてまだるっこしい』と考えるかは人それぞれ。
  きちんと物語を描きたいカントクの意図はわかりますが、
  昨今はやりの『なぜもへったくれもない』展開になじんだ方々は、
  早よシルフィだせやゴラァ、と思うかも知れません。

  まあ実際、
  そんなに面白い・引き込まれるエピソードでもないし、
  鬱モードに入ったルディがうっとうしいし、
  プロットヒロインのサラがええとこなしでかわいそうなので、
  半分の尺でもよかったかな、とは思うところ。

そして5話からがラノア魔法大学編。

基本的に『魔法学校』という舞台設定は、
おなかいっぱいというか、創造力のないラノベ作家が選ぶド定番であります。
あまりにも亜種が多すぎてよくわかんないほどなんですが、
本作は草分け的存在なので、
発表当時はまだ鮮度が残っていたかも知れませぬ。

ただし、ルディが魔法大学に入学した目的が
向学心のためとか祖国のためとか憧れの師匠に追いつきたいためとか、
そういう内面的かつふわっとしたものではなく、
  EDの治療法を探すため
という『はっきりしていて切実』なものなので、サベツ化は充分かと。
てか、ぶっ飛んでいて好きかもです。

で、ここからはおハナシの趣がガラリと変わり、
けっこう既視感の強い、下ネタおおめの異世界学園ラブコメふうとなります。
旧キャラに加えて新キャラもけっこう出てきます。
{netabare}
  ロキシーがパンツしか登場しないため、
  萌えという絶対領域はシルフィがほとんど一人でカバ-いたしております。
  ドワーフっ子のジュリエットもかわいいっちゃかわいいのですが、
  萌えとしては、上級者向けではあるまいかと。
  ケモナ-さん向けにもふたりご用意しておりますが、扱いがリョナ。

  ナナホシという、
  今後の物語展開でキーパ-ソンになりそうな娘も再登場しますが、
  今ク-ルで何かが大きく動くわけではありません。

  ヒトガミとルディの前世姿の登場も、泥沼編の一回こっきり。
  ルディがこまめに肉体を鍛え、
  ふつうのファンタジーヒ-ロ-っぽく、かっこよくなっていきます。

  つまるところ、
  小さなプロットがけっこうあるものの、何をやっても物語の主たる関心が、
    シルフィがいつ身バレするのか
    ルディがどんなふうにEDを克服するのか
  の二点に帰結してしまうという、
  わりとミもフタもない展開のク-ルだったりするわけです。{/netabare}


それじゃつまんないんですかと問われると、
決してそんなことはなく、
熱狂するような感じじゃありませんが、ふつうに楽しく見られます。

個々のキャラの心情もしっかりと繊細に描かれていますし、
『萌え』『笑い』『シリアス』『業』『バトル』
みたいなものがきちんと、しかもほどよく配合されておりまして、
  ヨ-グルトがけグラノーラ、オレンジジュースつき
みたいな、バランスの良い朝食的仕上がりなのではあるまいかと。

  ただし『ED』というクセの強いシードが含まれているため、
  とりわけ女性の視聴者さんにおかれましては、
    えっと……笑ったらいいんですか?
    それとも同情した方がいいのかしら?
  などと、咀嚼に困惑される場合もあろうかと存じまず。

  どうぞ笑ってやってくださいまし。
  そもそもルディの未熟な自己憐憫が原因ですから自業自得ですし、
  同情なんかされたらそれこそいたたまれませんから。


拙的な本作のおススメ度は、
前期を視聴済みという前提でAランクです。
(てか、第二ク-ルから見はじめる人ってあんまいないよね)

前期みたく、
エンタメ性を存分に発揮しながらも『人間の業』に深くえぐり込む、
というキレッキレ感はあまりありません。
もちろん、ヒトガミやナナホシとの会話などで片鱗は見せるのですが、
通して視聴すると、
やっぱ下ネタおおめの異世界学園ラブコメみたいな印象かと。

  なんでそうなるのかとと言うと、
  物語全体の印象というかインパクトを、
  シルフィ(茅野さん)が全部もってっちゃってるんですよね。
  ひさびさの茅野さん無双でありまする。
   {netabare}
  とりわけラスト二話、
  シルフィの身バレとED完治が同時ではなく別プロットになり、
  茅野さんがそれぞれのプロットで披露したお芝居、
  ゴジョ-先生もまっつぁおの領域展開が、インパクトやばいレベルです。
  
  ふつうのアニメだったら、
  身バレでソッコ-完治、愛はEDを救う、みたくなると思うんですよね。
  だけど本作では、
  『それはそれ、EDはED』
  ということで仕切り直し。キビしいです。

  え~~、やっぱあっちとそっちって違うもんなんですか?
  とか女性の方から聞かれても、なったことないからわかりませぬ。

    ほんとわかんないんですが、
    何となくわかるような気がするかも、
    というのがこっち側の大半の意見なんじゃないかしら。

  でまあ結局、ふたりでクスリ飲んでキメ〇ク、という
  かなり身もフタもない解決方法に至っちゃうわけでありまして、
  まさにディ-プインパクト。ぜひもなし。{/netabare}


作画は、相変わらずの高水準ですね。

ただ、前期に比べると粗くなったという声もあり、
そう言われると確かに、
ロングやモブの描き方がザツだとか仕上げがちょっとアレかなあとか、
前期になかった「ん?」は感じますが、
それでも他社との比較論で言うならけっこうなお点前ではあるまいかと。

  今ク-ルから監督が、
  前期まで副監督を務めていた平野宏樹さんに変わっております。
  また、成長したキャラを描くにあたり、
  キャラデの担当者も前期とは違う方になっており、
  そのへんの影響は、やっぱあるでしょうね。


役者さんは、キャラ替えもなく、全員ハイレベルです。

特にルディ役の内山夕実さん。
前期からルディの年齢が変わって肉体的に成長していますし、
おまけにEDという女性には理解がムズカシイ役どころなんですが、
うまく咀嚼して『青年ルディ』を創り上げています。

その他、今期からは新キャラで
上田麗奈さん(アリエル役)や若山詩音さん(ナナホシ役)など、
旬の実力派役者さんも参加していて百花繚乱。
プロットヒロインのサラを演じた白石晴香さんも、
けっこうアシリパ入ってたけれど頑張っておられました。

ただ、そんな中においても、
インパクトという観点においては、
すでに述べたように茅野愛衣さん(シルフィ役)が無双状態かと。

茅野さんって、
最近はご自身のyoutubeでお酒ばっか飲んでるイメ-ジなんですが、
もともと卓越した演技力をお持ちの方なんですよね。

  彼女のお芝居で拙が「マジすげえ」と思わされるのは、
  セリフの『硬度』と『温度』の使いわけです。
  これはもう、天性のものと呼んでいいんじゃないかしら。
   {netabare}
  本作でも物語冒頭、アスラ王国に飛ばされてきてすぐのときは、
  ガチガチに緊張した、バリカタの声ですね。
  それから『無言のフィッツ』として新生活になじんでくると、
  緊張がややほぐれて声の硬度が一段階さがります。
  (それでも初対面の相手と話すときは硬度かために)

  そして、フィッツとしてルディと会話している時には、
  リラックスできるのか、
  まったく同じ話し方なのに声のトーンはやわらかくおだやかに。

  こうした同じ話し方での『声の硬度』の使いわけ、
  『バリカタ』『かため』『ふつう』が自然にできてるんですよね。
  あの『氷菓』伊原摩耶花役でも披露してましたが、
  なかなかマネできない、ものすごい技術だと拙は思います。
  (たぶん、鳴らす場所や緊張させる筋肉を微妙に変えてるんでしょうね)

  で、それに加えて『声温度』の上げ下げができるんです、この方は。

  ナナホシとの会話などでは、声温度かなり低め。
  ルディとの会話でも、
  感情の起伏に伴って面白いぐらい上がったり下がったりいたします。

  そして、今ク-ルで最大の見せ場は、やっぱ最終話。
  ド-ピングの前後で声温度爆上り。
  その温度のまま究極の最終奥義、オトコ殺しの頂上セリフが炸裂します。

    どうぞお召し上がりください。

  これはあかん。
  わりと身持ちのかたい僕ではありますが、耳元でこれは殺られる。
  まさにアルテマウェポン。奥さんほんとごめんなさい。

  というか、マジなハナシ茅野さんって、
  『声バリカタ冷え冷えで』とか『声やわ激アツで』とか、
  どんなオーダ-にも応えられるすごい役者さんだと思う次第であります。
{/netabare}

音楽は、
劇伴は前期と同じく藤澤慶昌さん。
古楽器を駆使した安定した音作りで、世界観もドンピです。

OP/EDは、
前期は大原ゆいこさんが全部やってたんですが、
今ク-ルのOPはLONGMANさんが担当。
わりといいんじゃないかしら、世界観にもハマってますし。

あと、最終話のEDは大原さんの曲を茅野さんが歌唱しております。
ただし、セリフにかぶせてBGM的に使っちゃったので、
印象としてはかなり薄めかと。
(拙は初見のとき気がつきませんでした。お恥ずかしい)



いずれにいたしましても、
見て損をするようなアニメでは決してありません。
他の『なろう系』を見るぐらいならぜひこっちを、という感じかと。

ただ、前期については、
 『異世界転生もののハイエンドモデル』
と評価させていただいたのですが、
今ク-ルについては、さすがにそこまで言えませぬ。

既に述べたことだけど本作品の通奏的なテ-マは
  『人間の業と再生』
みたいなモノだと拙は愚考しているわけです。

そこんところ今ク-ルは、かなり薄味になっちゃってるんですよね。

そして『テ-マ』ではなく『ギミック』の一つである、
ルディのEDが前に出すぎちゃったことで、
なにがしたいのかイマイチわかりづらいク-ルになっちゃったなあ、と。
{netabare}

  もちろん、ルディがEDになったのって、
  エリスの真意をはかりきれないルディの『未熟さ』と、
  それがゆえの自己憐憫をこじらせちゃったのが原因であります。

  前世で死んだのが34歳だから通算年齢ほぼ50歳、
  ええ歳こいたおっさんがそんなんでええんか、自業自得やんかジブン、
  という意味では『業のなせるワザ』と言えなくもありません。

  ただ、その乗り越え方が、
  なんか頑張ってジブンの弱さを克服した、みたくリッパなものではなく、
    クスリでキメたらうまくいったぜキャホホイ
  という、リアルではあるけれどドラマ性のかけらもないものでして、
  え……あ……よかったね、としか言いようがありませぬ。

  人間の未熟さとか腐った性根というものはカンタンに治んないですよ、
  という背骨の部分は前期から一貫しているのですが、
  だからといってこの展開で、
    何かカンド-したり学んだりしろ、
  なんていうのは、さすがにムリ筋に過ぎるかと。{/netabare}


とはいえ、ルディくんの冒険譚は、まだまだ道半ば。
見てくれがいっぱしの青年になったとしても、
いきなり中身までリッパになられては、お話が回せません。

第二ク-ルは来年四月からとの由、
  とりあえず性的に充足したルディくんにどんな冒険が待っているのか、
  おパンツ以外のロキシーの姿は拝めるのか、
  ヒトガミやフィットア領転移事件の謎は明かされるのか、
  いいかげん下ネタを卒業してドラマにシフトしてくれるのか、
いろいろと興味の尽きないところであります。

今ク-ルはちょっとまあアレな感じでナニな出来ばえでしたが、
それでも面白いっちゃ面白いし、
物語自体はよく練られていてすごく興味深いものなので、
次ク-ルを楽しみに待ちたいと思います。

  あと、レビュータイトルがアレなので、
  某所からクレームが入り、
  BANされたらごめんしておくんなまし。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

失意のルーデウス…

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
そう言えば原作は完結しているんですよね。
メッチャ原作の気になる作品ですが、時間が無くて手に取ることが出来ないのが分かり切っています。

時間を捻出するには…
もう宝くじを買って一攫千金を狙うか、仕事を定年退職した年金生活の老後の2択しか頭に浮かびません。
しかし、私たちが老後になった時って、年金ってどれだけ貰えるんでしょうね…^^;
その前に何歳まで働かなければならないのか、さっぱり見当が付きません。

さて、そんなお先真っ暗な状況はルーデウスも一緒…
ルディに課せられた精神的苦痛が、肉体にまで影響を及ぼすようになってきました。
きっとこの辛さは体現した人にしか分からないと思います。

ルディはこの経験を経て、これまで以上に人に優しくなるのではないでしょうか。
そうあって欲しいと期待しています。


「俺は、この異世界で本気だす!」
34歳・童貞・無職の引きこもりニート男。
両親の葬儀の日に家を追い出された瞬間、トラックに轢かれ命を落としてしまう。

目覚めると、なんと剣と魔法の異世界で赤ん坊に生まれ変わっていた!
ゴミクズのように生きてきた男は、少年・ルーデウスとして異世界で本気をだして生きていく事を誓うー!

ルーデウスを待ち受けるのは、ロリっ子魔術師、エルフ耳のボクっ子幼馴染、凶暴ツンデレお嬢様、
そのほかの様々な人間との出会い。そして過酷な冒険と戦い。

新しい人生が動き出す!
「人生やり直し」ファンタジー、開幕!


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

公式サイトのINTRODUCTIONやSTORYを見ても殆ど物語の内容に触れられていません。
これは切り売りせずとも視聴者を納得・満足させられるクオリティであることを作り手の皆さんが自負している何よりの証だと思います。

こういう潔さって個人的には嫌いじゃありません。
寧ろこの作品「らしさ」を感じる気がします。

TVアニメ第1期ではロキシー師匠とエリスにスポットが当てられて物語が展開してきましたが、今回はまさにシルフィ回でしたね。

これまでルディは過酷な旅路を強いられてきました。
エリスに対する心情の変化も、あまりにも過酷過ぎた帰途の日々であったことも拍車をかけていると思います。

誰もが等しく刻まれる時間を生きてきたシルフィも、やっぱり大変だったと思います。
シルフィは元々引っ込み思案な性格なんです。
それが強制的に独りぼっちで生きていかなければならない選択を突き付けられたんです。
心を許せる人が居ないって、物凄く寂しいと思うんです。
でも、シルフィは見事その壁を乗り越えました。

そんな頑張り屋さんなシルフィも大好物ではあるのですが、個人的にはルディと接点を持った以降のシルフィの方が大好きです。
故あって身分を明かす事は出来ませんでしたが、サングラスの色味を通して時折覗くシルフィの瞳が兎にも角にもヤバい…

見た目だけでもシルフィは十分可愛いのに、演者がかやのんってどれだけ…
もう言葉になりません。
かやのんがシルフィの魅力を限界まで引き出してくれたからでしょう。
終盤は何度も萌え死にそうになりましたよ。
特に「なに…ルディ?」の台詞には電撃が流れました。
流石かやのん…
最高のシルフィを見せて頂きありがとうございます!

これから物語がどの様に動いていくかが楽しみで仕方ありません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、LONGMANさんによる「spiral」
エンディングテーマは、大原ゆい子さんによる「ムスビメ」

1クール全13話の物語でした。
今、視聴順序がメチャクチャなのでBEST10が何時作れるかは自分でも分かりませんが、間違いなくBEST10のトップクラスに入る内容だったと思っています。
第2クールは2024年の4月から放送される予定です。
あと半年…きっとあっという間だと思います。
第2クール、メッチャ期待しています!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

64.8 3 幼馴染で魔法なアニメランキング3位
おかしな転生(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (133)
430人が棚に入れました
貧乏領地・モルテールン領の次期領主として期待される少年・ペイストリー。 幼くして類まれな才能を発揮する彼の前世は、将来を約束された天才菓子職人だった!! 「お菓子で笑顔を作ってみせる」 変わらぬ決意を胸に、転生した世界でもお菓子作りに励むペイストリー。 だが、若き少年に数々の苦難と試練が降りかかる。 領地を襲撃する盗賊に、一癖も二癖もある腹黒貴族たち、さびしい懐事情に、水も乏しく枯れ果てた土地と前途多難……。 立ち向かう武器は、持ち前の知略とお菓子作りへの愛情。果たして、ペイストリーは幸せ溢れる領地を作れるのか!? 甘くておかしな王道スイーツ・ファンタジー開演!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

なろう主人公は、アニメ化するとヘイトを集めやすいようで…。

 最終話(12話)まで観ました。2023.09.19

 コミカライズ版を読むと、何となくそういうもんかなぁと思う物語も、アニメ化すると、そんなことあるか〜い!とツッコミたくなるのは何でだろ〜♪

 戦争は呆気なく終わり、武勲を挙げられず落ち込んだスクヮーレを、我らが主人公、天才パティシエのペイス様がタルト・タタンを作って慰めます。

 ペイス様、タタン姉妹の故事から失敗しても大丈夫的な、いい感じの話をして、鬱になったスクヮーレを慰めます。いや〜良かった!

 ただ…、タタン姉妹って、転生した世界の話じゃないですよね?転生者のペイスしか知らないエピソードです。

 タルト・タタンも異世界人が初めて食べるもののハズです。スクヮーレが以前食べていたら、そんな話聞いたことね〜よ?と思うハズです。
 
 しかも、タルト・タタンにまつわる話は、タルトを作ろうとして失敗したけどリカバリーして美味しいお菓子になったというエピソードです。

 これ、裏を返せば、もともと美味しいタルトを作るためのものだったから、失敗しても美味しいお菓子になったよというもので、大貴族のスクヮーレにとっては、戦で失敗してもテメェは素材(身分)が良いから、美味しく食べられる(利用価値がある)んだよ(笑)という、壮絶な嫌味にも受け取れます。

 エピソードとして、評価が決まって無いお話を、良い教訓話にするには話者に権威が必要です。

 タルト・タタンには失敗を転じて幸いとなすという教訓があるということを、少なくても知識階級が共通認識として持っていなければ、悪い方へ受取る可能性もあります。

 この世界で初めて開陳された話を、戦闘力を評価されてるとは言え、領民200人くらいしかいないゴミの様な貴族?のクソガキにされても、大貴族様は良い方向に受けとらないでしょう。

 一事が万事、この調子のお菓子な転生ですが、漫画版を読んでみて思ったのは、作者がアホなんじゃなくて、アニメ化に問題があるように感じます。

 小説や漫画だと、脳内補完で読み飛ばせるエピソードも、より解釈の遊びの少ないアニメだと、矛盾が噴き出して面白さを阻害します。

 要するに、ガバガバなろうをアニメ化するには、もう少し演出を工夫してエピソードに説得力を持たせないといかんなぁと言うことです。

 工夫次第では、もう少し面白くなりそうな物語だったので、とても残念です。
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 11話まで観ました。2023.09.12

 主人公、相変わらずお菓子を作りませんねぇ。そして、ヤギを取り返すとか言い出し、パパとともに援軍として戦争に参加します。

 しかし…万を超える兵力がぶつかり合う大戦争に10人位の手下を連れていって何をするつもりなんでしょうか?しかも、大半農兵なんですが…。

 でもって、フバーレク辺境伯から一個中隊の兵力を借りて戦いに参加します。

 何か、ヤバい感じしかしません。縁戚になる予定とは言え、よそ者に軍の指揮させます?フバーレク辺境伯には人材がいないんでしょうか? 

 万が一、領主親子共々討ち死にしたら、どう責任をとるつもりなんでしょうか?従うフバーレク軍兵士も嫌でしょうねぇ…。寧ろそれが狙いか?
 
 なろう的ガバガバ戦争勃発で次回最終話…。作者の能力に余る展開は辞めといた方が良い様な気がします。
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 9話まで観ました。2023.08.29

 主人公、やっとパティシエらしくお菓子を作りましたが、ベッコウ飴とりんご飴…。天才パティシエが作るお菓子のレパートリーかこれ?

 砂糖が超貴重なのは分かりますが、この世界、お菓子が無いわけではないんですよね…。

 実際、レーテシュ伯のパーティーでも、色々うまそうなお菓子がテーブルにならんでいるのですが…。

 なのに、ベッコウ飴は貴族達に絶賛されます。ちょいと細工した飴なんかそんなに美味いか?

 しかも、駄菓子みたいにデカい瓶に入れてあるのを貴族達に食わせて…もう少しカラフルな包に入れるとかしないの?近所の甘味に飢えたガキに駄菓子を配ってるんじゃないんだからさぁ…。

 ヘイヤンキー!ギブミーチョコレート!GHQの兵士じゃないんだから、もう少し演出を考えた方がよろしいかと。

 作者があまりお菓子に詳しくないんだろうなぁ…。多分調べてもいないんだろうなぁ…。なろうだなぁ…クソか!

 許嫁のリコリスがメンヘラなのも含めて、周囲の知能サゲの中途半端に主人公ゴイスー!で、観ていて疲れます。

 こういう、端々に炸裂するレベルの低さがなろう品質でたまりません!

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 8話まで観ました。2023.08.22

 主人公、敵対組織を退けて自領に戻り、領地経営とお菓子作りの準備をします。危惧したとおり頭の悪いなろう節が炸裂します。

 降水量が少ないから貯水池造ろう!敵から転写した能力でパパっと巨大なやつを造ってしまおう!コレで農作物も木も育てられるね!

 もう、作者アホなんじゃないかと…。降水量が少ない土地で貯水池造ってどうやって水を溜めんだよ…。

 川から水を引けば良いなら、パパ達がとっくにやってんだろ…。灌漑は農業の基本だろが!

 今まで井戸からしか水を汲んで無かったそうです。何?天水で農業やってたの?新石器時代の始めの方の農業レベルじゃん…。異世界人、知的レベル低すぎ…。

 いや〜、農業舐めてますねぇ。私、こういう技術や文明にリスペクトの無い話の作り方は許せません。前期の自重を知らない神々の使徒並のクソっぷりです。

 また、転写魔法も、いくらでも相手から魔法を転写してストック出来る様です。制約なしでいくらでも他人の魔法使えるんか…。

 シャーロットの主人公じゃ無いんだから、行き着く先は化物じゃんか…。ご都合主義過ぎます。

 パティシエが異世界へ転生し、色々苦労してお菓子を作る話は、やり方次第ではとても面白くなりそうですが、作者の能力が足りないのと、専門知識を調べる手間を惜しんでいるので、こんなことになるんでしょうねぇ。

 アニメ制作側も、原作がガバガバなのは分かってるんでしょうから、コンコンと水が流れる水路の映像を作って無いで、もう少し考えろよと小一時間説教したい所です。

 パティシエマジでどこ行ったよ?な8話でした。(´Д`)ハァ…脱落しそう…。
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 6話まで観ました。2023.08.08

 主人公のパーパの瞬間移動能力、凄すぎるだろ!何人も任意の場所に転送出来るって無敵じゃね?

 何で貧乏領主に甘んじてるの?密輸でも何でもすれば、巨万の富が築けますよね?

 主人公も、その能力を転写出来るなら、さっさと令嬢連れて逃げればよくね?

 世界観を破壊しかねない何でもありの能力のせいで、お菓子の国を作るとかの初期目標が吹き飛んでいます。こんな能力あるなら、直接お菓子を出せる能力者もいそうです。

 能力に制約が無さ過ぎるので、話に全く緊張感がありません。盗賊との戦いも、もっと簡単に終わったのでは?

 やっぱり、なろうのご都合主義を煮詰めた様な作品でした。パティシエ関係ないじゃ〜ん!

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 4話まで観ました。2023.07.26

 主人公、一応領主様しております。盗賊団に村人が結構斬り捨てられてましたが、死者ゼロだったらしいです。

 ただ、端々に怪しい発言が多い気がします。従者の一人が盗賊頭に腹を切られた時も、「止血優先!傷は残っても良い!」とかのたまいますが、お前何もせんのか〜い!

 そもそも、医療技術的に助かる傷なのか?という疑問があります。

 有名な雑兵物語にある、戦場での腹の傷の治療法みたいに、傷口に焼酎ぶっかけて其辺の糸と針で縫って、馬糞を水でといたものを飲む位の医療水準でしょ?

 お菓子作りに以外に知識チートが無いはずの主人公の今後の活躍に期待大です。(嫌味ですよ…。)

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 2話まで観ました。2023.07.14

 盗賊団と激突!防衛戦です。展開的には、何でパティシエにそんな軍事的知識があるんだよ!と、ツッコミが入らない程度の穏当さでした。

 気になる戦闘描写も無いことは無いのですが、まぁ、許容範囲です。

 その位置から投石したら、主人公の後頭部に石が当たるんじゃね?とか言い出したらキリがありません。

 この戦闘、今後のお菓子作りに意味があるのか不明ですが、胸くそ展開にならず終わり、良かったです。

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 1話観てのレビューです。2023.07.04

 パティシエが転生!異世界にお菓子の国を作るのが主人公の目標です。

 この、目標があるのは重要です。結構、転生系なろうは主人公に目的が無く、無自覚イキリ俺tueeeeeeee!でイライラすることがありますが、本作品は安心感があります。

 ただ、盗賊団が2ヶ月後に来襲予定とか、どうして分かるのか不明な設定があったりと、世界観を詰めていない感じがヒシヒシ伝わってきます。

 日露戦争で、ロシアのバルチック艦隊が日本に迫って来ているのとは訳が違います。

 当時から電信がある上に、旅順港を目指していると公言し、航路もほぼ絞れるので艦隊の大体の位置が分かりましたが、盗賊の位置は魔法かなんかで追跡してるんでしょうか?

 この辺が、所詮なろうな感じです。盗賊達は一日10km移動していても、600km向こうから攻めて来てるんでしょうか?30kmなら1800kmですよ!?

 しかも、明確に主人公達の領地を目指している理由は何なんですかね。マジで頭が悪いです。

 本当になろうってレベルが低いです。最初からガバガバ設定が露呈していますが、上手く誤魔化せれば、少しは面白いかもしれません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

これは、天才と言われながら志半ばで命を落とし、異世界の貧乏貴族の息子として転生したパティシエが、お菓子と笑顔で満ち溢れた世界を目指す、厳しくも甘~い甘いスイーツな物語である。

この作品の原作は未読です。
2023年冬アニメの視聴も終わっていないと言うのに、もう2023年夏アニメのレビューに手を付けるなんて…
後から見直した際に、いつ放送された作品かが絶対分からない自信が湧いてきました^^;

まややん、本渡さん、日笠さんが出演されると知り。物語の内容は分からずとも視聴を楽しみにしていた作品でした。


貧乏領地・モルテールン領の次期領主として期待される少年・ペイストリー。

幼くして類まれな才能を発揮する彼の前世は、将来を約束された天才菓子職人だった!!


「お菓子で笑顔を作ってみせる」

変わらぬ決意を胸に、転生した世界でもお菓子作りに励むペイストリー。


だが、若き少年に数々の苦難と試練が降りかかる。


領地を襲撃する盗賊に、一癖も二癖もある腹黒貴族たち、

さびしい懐事情に、水も乏しく枯れ果てた土地と前途多難......。


立ち向かう武器は、持ち前の知略とお菓子作りへの愛情。

果たして、ペイストリーは幸せ溢れる領地を作れるのか!?


甘くておかしな王道スイーツ・ファンタジー開演!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

いさかいが全く無い訳ではありませんが、救いようの無い悪が存在しないので、終始平和で、ほぼストレスレスで視聴できる作品でした。

最近、この作品の様にゆる~く視聴できる作品のリアタイで視聴する比率が上がっているような気がします。
感動モノの作品が好きな私にとっては、物語の起伏はメッチャ大切なんですけれど…

最近仕事が忙しくて自分に余裕が無いからなのかな…
って、自分の事を客観的に見れるうちは、未だ大丈夫ですね^^

天才お菓子職人が転生して、お菓子の力で平和を引き寄せようと努力する…
この設定も中々斬新なのではないでしょうか。

ですが、物語はきっと未だ序盤だと思うので、ペイスの考え方が世の中に浸透していないため、戦う武器はやはり剣とか槍などの相手に直接ダメージが入る武器が主体でした。
ペイスは現世において決して叶わない夢を異世界で叶えようとしているんですよね。
そう考えると、完遂のハードルの高さはきっと半端ないのでしょう。

だって、お菓子で世の中から戦争を無くそうとしている訳ですから…
現実のこの世界では、今も戦争が続いています。
戦争している国家主席の顔を思い浮かべると、お菓子じゃ世の中は絶対に変わらないと思いますが、そこは発想の勝利…ということで良いと思います。

それと、主人公のペイスを演じた村瀬さん。
幼い子供のハイトーンボイスに微塵も違和感が感じられなかったんですけれど…
よく回想シーンなどで主人公の幼い頃の描かれることがちょいちょいあると思います。

この場合、幼い頃の主人公役を女性の声優さんが演じることはよくあることですし、違和感だって感じません。
例えば、中田譲治さんや小山力也さんが演じるキャラの幼い頃を、そのまま演じたらどうなるか…
メッチャ渋いと思いますが、あまりの渋さにキャラが子供であることを忘れてしまいそうです。

だから幼少期を女性声優が演じるには普通だとばかり思っていましたが、村瀬さんはどちらもこなしちゃうんですよね。
しかも相当高いレベルで…

プリキュアに男性プリキュアが加わったと風の噂で聞いたことがありますが、この唯一無二のキャラに命を吹き込んでいるのも村瀬さんなんですよね。
声優さんの演技の幅の広さって、やっぱり凄いですね!
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、sana(sajou no hana)さんによる「Brand new day」
エンディングテーマは、YuNiさんによる「風味絶佳」
個人的にはオープニングが大好きで、現在進行形で通勤時に聴かせて貰っています。

1クール全12話の物語でした。
こういう肩の力を抜いて視聴できる作品の大切さを改めて感じさせて貰った作品になりました。
原作のストックはあるようなので、続編が制作されるなら絶対視聴します。

ペイスの年齢は確か9歳だったと記憶していますが、本渡さん演じる婚約者のリコリスとの行く末や、ペイスは9歳ながら女性からの人気がかなり高いので、もしかすると第二婦人みたいなのが出てきちゃったり…!?
などと思わず想像してしまいます。
その答え合わせがアニメでできると嬉しく思います。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ちゃんと普通に作られた異世界転生もの。主人公の目的が明白なので魅力があり、普通に面白い

1話 3.5
なろう系にはよく文句を言いますが、それはあれらが普通の作りをしていないからです。
特に大きいのは主人公の目的が不明なことでしょう。

主人公の夢を早めに提示することで、その目的に向かう主人公を応援しようと思えるわけです。
本作の主人公はおかしの国をつくりたい、という明白な夢があり、それに共感できるかはともかく、とりあえずそういう夢があってそのために頑張っている、というのがわかるだけで応援度合いは全く違います。
チートなんてのは本来手段でしかないんですよ。
あくまで目的が主で、それを叶える手段としてチートがあるに過ぎない。

世のなろう系の大部分はそれを履き違えていてチートが目的でしか無いんですよね。だからそのチートで何をする? という部分が空虚でしかない。
もうちょっと真面目に、そのチートを輝かせる舞台設定を考えて欲しいものです。

というわけで… この作品は真っ当です。
主人公の前職から現在の夢までがすんなり理解でき、主人公の性格も好感がもて、また世界観も結構考えられている感じですね。
ちゃんとワクワクする作りになっています。
原作は巻数を重ねているようですが、良く作られた作品に感じます。

作画も良好でキャラは可愛らしい。これは申し分なし。

このようにまともに作ってさえくれれば、本来異世界転生ものは大好物なので、好みにバッチリというわけです。普通の面白さ+好きなジャンルなら、十分視聴対象です。
なので、本作は高優先で見たいですね。

ただ、強烈にすごく面白いというほどではないので、本数次第では諦めます。

全話感想
普通に真っ当な、良質なファンタジー系の物語でしたね。
なろうと言うと… とあらゆるデメリットを並べたくなりますが、そのかなりの部分が当てはまらない、普通に良作でした。

主人公は確かにチートなのですが、チート過ぎて何もかもぶち壊しというほどではなく、決して圧倒的過ぎはしないので戦い毎に工夫する必要があり、その工夫を感心して楽しめました。

メインヒロインが決まっていて一途な所も良いですね。

主人公のやりたいことがはっきりしているところも良かったし…。
作中あまりお菓子作ってないな、と思いましたが、平和に程遠い世界なので戦いが頻発して苦労している様子も感じられました。

作画も全体的に安定していましたし、質の高い良質な作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

79.2 4 幼馴染で魔法なアニメランキング4位
極黒のブリュンヒルデ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1737)
9715人が棚に入れました
子供の頃に事故で死なせてしまった幼なじみの女の子のことが忘れられない高校生・村上良太は、彼女との約束「宇宙人が存在することの証明」を果たすべく、天文部に在籍し毎日夜空を見上げ探し続けていた。ある日、良太の前にその幼なじみと瓜二つの転校生・黒羽寧子が現れる。しかし、彼女は自分を「魔法使い」だと語った…。「魔法使い」は研究所で手術や薬により肉体を改造され、様々な特殊能力を持つが、鎮死剤を毎日1錠飲まなければ死んでしまうという。「研究所」から逃げ出してきたという彼女を回収するため、次々と追跡者が差し向けられる。迫り来る高位の魔法使いと鎮死剤の枯渇、あらゆる死の恐怖が迫る中で彼女と良太が選んだことは・・・。

声優・キャラクター
逢坂良太、種田梨沙、洲崎綾、M・A・O、田所あずさ、東地宏樹、鈴木達央、沼倉愛美、内山夕実、能登麻美子
ネタバレ

NEOたちばな さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

笑顔の彼が流した涙は地面に深く突き刺さる@原作読破完了!物語評価上方修正

原作読破
ハーレム×ダークファンタジー×SF、学園要素は最初と途中にちょこっとだけ
グロ描写もあるが、これは設定の軸であり作品に重みを持たせるため必要な「グロ」だと理解
男性視聴者にはありがたいサービスショットも盛りだくさん、ありがてぇーです(ゲス顔)
{netabare}「たまたま」天文台の近くに温泉があるんだから、そら温泉にみんな入りたいよね!
がっつりカズミのおまんまん見てたのは、さすがにやりすぎw{/netabare}
1~9話までの物語構成は完璧、いや完璧すぎる
こんなに続きを待ち望むことが出来る物語性を有していながら、あの12話13話はもったいない本当に
特に最終回は超展開すぎて腑に落ちない点が多々ある。だが、その中においても{netabare}寧子が記憶を無くした状態で村上に「あなたは誰ですか?」「なんで泣いてるんですか?」って聞いたときに村上が流した涙、あれは深い。そして重い。
・無事だったことを喜ぶ安堵感
・覚醒状態を経て取り戻した記憶が無くなってしまった絶望感
・「幼馴染み」の寧子に告白されて両思いになれたのにまた失ってしまったという喪失感
無事だと思った最愛の幼馴染が赤の他人に・・・{/netabare}
この涙をみた瞬間、自分の感情はぐちゃぐちゃになった

-各話感想-
1話-きみを待ちながら-牡羊座
{netabare}幼馴染みにそっくり美少女、クロネコ
クロネコの目的はこの世を破滅から救うこと
未来予知しちゃう系ですね、なるほど
「あなた死ぬわ」デデーン
「わたし魔法使いなの」チラッ
「お前それ魔法じゃねーよ」ビシッ
掴みは完璧、続きみたくなる
{/netabare}
2話-魔法使い-牡牛座
{netabare}開幕の浮輪で双眼鏡
なんかいっぱい女の子が捕まってるよー!
寧子なんか歌ってる、これ当時はかなり話題になったらしいですね
魔法使いを作る研究、意味深
全身不随の佳奈ちゃん口悪すぎ
リセットボタンっぽいの押すのドロドロになっちゃう、イジェクトっていうのかね
魔法使いの研究所の呼称は「魔女」
佳奈ちゃんも泣けるんやね、感情豊かやね
ボコボコにされたような傷で血が出て学校に来ないend
おいおい、気になりすぎるだろ
{/netabare}
3話-鎮死剤-双子座
{netabare}鎮死剤を飲まないと死ぬ、鎮死剤の確保が物語の鍵っぽい?
主人公の特殊能力がカメラアイと判明
カズミは関西弁でがめつい
ボタンの名前はハーネストと判明
おっぱいの分だけホクロが動くという単純な理由を天才村上が見逃しているとは
寧子は魔力を使うと記憶の一部を失っちゃう
寧子がバラバラで死んでるのにまだ大丈夫だ!って、村上なにか秘策があるのか!?
{/netabare}
4話-失われた記憶-蟹座
{netabare}サオリのもうひとつは時間の操作が出来る能力
時間を戻したから脇の下のほくろは記憶として残らず...orz
なんか目がいっぱいの気持ち悪いやついたよ、ハーネストはher nest(彼女の巣)と推理
佳奈ちゃん動けるらしい、その代わりに…
お風呂混浴からのバッチリおっぱいとおまんまん凝視wからのもみもみ
ほくろ確認しとけよ笑!
性器代まけるってなんやw
いちじく所長ひどいおー、魔女溶けちゃってますけど…
爆乳おっぱいちゃんがAA+?
けど、OPでもEDにも出てきてるし仲間っぽいけど
ハーレム要素がポツポツと
{/netabare}
5話-天体観測-獅子座
{netabare}開幕はおっぱいツンツンからの乳首の色について
カズミしょびっちの件について
夏の大三角はネタにされすぎやな
小鳥白々しいワロタ
佳奈ちゃんもカズミも天体観測ハマりすぎワロタ、何事も一度は経験しないとねっ!
小鳥に殺される予知なんやろ、AA+に追われているということは小鳥は敵じゃない?
{/netabare}
6話-微笑の理由-乙女座
{netabare}開幕は寧子激情す
タイトルから小鳥の微笑の理由がが分かるっぽい、そして小鳥は超絶いい子だった…
転移魔法はやり方でめっちゃ強力に
悲しいときほど笑う…、誕生日おめでとうが悲しいね
水浴びいいねー、小鳥ノーブラいいねーたまらんねぇー
研究者小五郎の狂気ラスト
{/netabare}
7話-希望のかけら-天秤座
{netabare}魔女は人体改造された超能力者的な?
薬の合成・宇宙人の受精卵の解析を小五郎さんに依頼
「なんなのこれっ」寧子さんそれは恋ですよー
水着あざます、てか村上ホクロみろよっー!
1107は寧子?我々の大願とは、おっさんら誰やー
寧子は最終兵器らしい
カズミはドイツ語設定を無事に回収
今すぐ魔女を殺せとな
{/netabare}
8話-残された手がかり-蠍座
{netabare}なんやなんや、電源オンの場所に何か来てたよ
カズミの直接エッチしよう宣言、逆に清々しい
心配じゃなくて信用はいい言葉だね
本当に宇宙人の卵かもしれないとは…山口敏太郎先生の出番です
よく分からんけど記憶を吸いとる能力の魔女が登場?
{/netabare}
9話-模造の記憶-蛇座?
{netabare}奈波ちゃん糖分が必要…かわええ
記憶を作れるし覗けるとはすごい能力だの
研究所こわいよーが判明したっぽい
いやいや、村上くん赤ちゃんなっちゃったよw
カメラアイは記憶とは違うみたい
おっぱいで1000円って、売春するにもこれはヤバすぎる
脇の下でも1000円ってw
奈波ちゃん日誌みられたけど、どうなるの!?
{/netabare}
10話-生きている証-射手座
{netabare}えっ、ここにきてOP変更ですかい?
てことは、展開変わるんやなたぶん
忘れられることは怖いね、奈波ちゃん…ほんと不条理、ほんと理不尽
みんなが悲しくなるのを防ぐために記憶を消すなんて、なかなか出来ないこと。奈波は優しいね。
奈波が逃げ出す可能性があるのに付き添いの男はサングラスしか対策してないのはガバガバすぎるよね
勉強してこその高校生活、そしての寧子の歌が虚しすぎるw
またホクロを確認しない主人公に無能説
日常が幸せっていいことだね
なんかヴァルキュリアのラスボス感すげー
男子のモブキャラは梅原裕一郎がやってるんだね
{/netabare}
11話-突然の再会-山羊座
{netabare}ヴァルキュリアつえぇー、山壊したよw
なんか温泉回ふえたなー、ありがたく享受させていただきます
村上の男気に痺れる憧れるぅー、そんな惚れさせてどうするつもりや
そしていきなりキスするぅー
誰か1人しか生き残れないって…ここはドロドロしてないね、生に対する執着がないのはリアルさが無いね
諦められるってすごいよね、自分なら生にしがみつくな(汗)
とうとうホクロを確認!
けど、ヴァルキュリアきたよどうなるの(^^;)(;^^)アタフタ
{/netabare}
12話-魔女狩り-水瓶座
{netabare}1107番って小鳥のこと!?
村上死ぬ…のか?
いかにも魔法使いっぽいやつら来る→撃たれる→逃げられる=無能
はつなの死がスルー気味
ハーネストのなかのドラシルが成長する→孵卵して魔女の身体を食って化け物になる
なんか数千分の1の確率ですんごいやつが出てくる、それがグラーネ?
グラーネは完全なる生命体を作るために必要らしい、えっーと超展開なのだが
小鳥はレナに身体を貸してる?レナの意識が覚醒しない?
{/netabare}
13話-守りたいもの-魚座
{netabare}いきなり村上殴打でウワァー
組織の名前が高千穂とは、日本神話ね
ヴァルキュリアの妹が寧子とのこと
レナの意識戻ってた、いちじくの妹やったんか
それにしてもなんや変なやつ生えてたな、あれがグラーネっちゅうやつか
カズミ処女のまま逝く、報われないねー
寧子覚醒して記憶が戻る
いちじく謎の身代わりで蜂の巣、ヒトの心は分からないなー
告白のキスからのお別れ
アンチマターとマイクロブラックホール?ちょっと何言ってるかワカラナイデス
とにかく、いちじくと木が何かに吸い込まれたのは分かった
【悲報】寧子、記憶を失う
寧子の「私のこと忘れないでいてくれてありがとう」が染みる
薬は出来たっぽいけどね、予知の使えなくなったカナと記憶を無くした寧子が残った
けど、薬が出来てもいずれはドラシルが孵卵しちゃうんだよね
謎の組織「高千穂」の目論みはどうなるのか
様々な伏線が未回収のまま終わってしまった・・・
{/netabare}
-ザクッと総評-
{netabare}1-9話は本当に完璧
12話13話が急すぎる、物語に追い付けなかった
原作レイプ言われてる意味が分かった
急にドラシルとかグラーネ言われても分からんよ
ヴァルキュリアもイチジクもみんなぶっ飛びすぎやろw
んで、エンドロールでその後を推察しろというのは無茶です
予知できない佳奈ちゃんと記憶なくした寧子が残ったけど、薬できても結局はドラシルが孵卵したら終わりよね・・・
キャラはみんな可愛かった、小鳥は本当にええ子やなー( ;∀;)シミジミ
皆さん言われているように、本当にもったいない作品だと思った
自分は完璧だった1-9話の物語性を評価して物語に☆4.0をつけたい{/netabare}

-OP&ED考察-
OP曲その1「BRYNHILDR IN THE DARKNESS -Ver. EJECTED-」1-9話
OPは音楽だけって特徴的
歌詞がないだけでこんなに映像に集中してしっかり見れるんだね
というか映像を見せたいから歌詞がないのかな
血まみれの虚無の表情は怖いね、なんで血まみれなんだろう?って最初は思ったけど見ていったらすぐ理由がわかった
全部見終わってからOP映像を見返すとけっこうおもしろいね
OP曲その2「Virtue and Vice」10-13話
歌:Fear, and Loathing in Las Vegas
この曲単体で聴くと「ふぇッ( ゚Д゚)」ってなるw
世界観と合ってていいんじゃないでしょうか
2クールのOPとして観たかった・・・

ED曲「いちばん星」
歌: 黒羽寧子(種田梨沙)橘佳奈(洲崎綾)カズミ・シュリーレンツァウアー(M・A・O)鷹鳥小鳥(田所あずさ)
いやー、歌詞が深い
星がテーマというのがこれまた・・・ねっ?
-気になった歌詞-
{netabare}私は今恋に落ちた
一番星お願いした
どうか君と
いつも一緒にいれるように
私は今はじめて知る
恋は切ない
苦しくなる
でも愛はとっても
ホラ
あたたかいものなんだ{/netabare}
切ないね、やるせないね、ほんと虚しいね

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

守るために、戦え。

◎放送時期:2014年4月~6月(全13話+TV未放送1話)
◎ジャンル:SF、ファンタジー

●原作:岡本倫(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
●監督:今泉賢一 ●シリーズ構成:北島行徳
●キャラクターデザイン:烏宏明 ●制作:アームス

■あらすじ■
村上良太は「一度見聞きしたものは忘れない」という能力を持った高校生。
そんな彼のもとに、幼いころ事故で亡くした初恋の幼馴染・クロネコと
そっくりの少女・黒羽寧子が現れる。
しかし、彼女は「研究所」の人体実験により生み出された「魔法使い」であった。

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☆★感想★☆

※原作未読。

原作は「エルフェンリート」の作者で知られる岡本倫先生です。
エルフェンを観ていた時も思いましたが、この作者のセンスは凄まじいですね^^
なんというか、すごくエキセントリック。(もちろんいい意味でw)


ストーリーは基本的にダークで、そしてシリアスです。
でも、それでいて純愛も描いていて、切なくも温かい物語でした。

魔女たちの設定がかなり重いのもあり、危機迫る場面も多く、
残酷描写・グロ描写も結構あります。

でも、シリアスだと思っていたら いきなりギャグになったり、
悲しい場面なのにさらっとシュールなギャグが入ってきたりするので、
温度差に驚いてしまったり ついつい笑ってしまったりします/(^o^)\

{netabare}残り少ない鎮死剤を譲りあうシーンで『どうぞどうぞ』とダチョウコント
したり、ヴァルキュリアに斬られて死にかけている村上の隣に奈波ちゃん
が現れて『どうも。』とか言っちゃったりw{/netabare}

普段はシリアスの中にギャグ挟まれると萎えてしまうのですが、
この作品は不自然さや寒さがなかったので、すんなり受け入れられました^^

悲しい場面のはずなのになぜか笑ってしまう。
観ててこんなに混乱してしまった作品は初めてです。(もちろんいい意味でw)

それでも、絶望的な局面の中で 村上たちが一致団結して敵に立ち向かおうと
する流れは、とても熱い展開で見入りました^^

そして、お話の見せ方も上手いなぁと思いました。

{netabare}一度はホクロを確認して寧子ちゃんの正体を知った村上。しかし、
サオリに殺された寧子ちゃんを救うためにサオリの力を使って時間を戻し、
その結果 ホクロを見たことを忘れ、寧子ちゃんがクロネコだということも
忘れてしまう。

そして、真実を知るのは視聴者だけになる。…というところとかねw{/netabare}


エロもありますが、嫌らしさ度が低かったのでエロが苦手な私でも観れました^^
しかし、やたらと「おっぱい」発言やお風呂シーンが多いw
カズミちゃんの{netabare}「性器代」{/netabare}発言は衝撃でしたw


主人公の村上は非常に頭が良く 言うことも的確なので、ピンチの局面でも
『なんとかしてくれるだろう』という安心感を持てるキャラでした。

そして、魔女たちことを思って 命を懸けることを惜しまず 懸命に行動する
姿勢は自然と好感が持てました^^
それから、自分の欲望に正直なところもw

{netabare}『つべこべ言わずに脇の下を見せろ!』『黒羽のおっぱいが見たい』
などというド直球発言だったり、
裸で水遊びする女子達を背後で戸惑うことなくガン見していたり…

こういうスケベなところを敢えて隠さないのが逆に良かったですw{/netabare}

ハーレム主人公は 基本的に苦手なのですが、村上はわりと好きですねw


メインキャラの魔女たちもみんな いい子揃いで魅力的でした^^

死と隣り合わせの中で必死に、それでいて明るく生きようとする
ひたむきな姿勢と純粋で清らかな心を持った魔女たちには毎回心打たれ、
感動もさせられました。

限られた命だからこそ、その命をもっと大切にしようと思える。
好きな人、大切な人のために何かをしたいという思いも強くなる。
「生きていること」は当たり前なことじゃない。
でもそれと同時に、とても素敵なことなんだと 改めて思い知らされました^^


メインヒロインの寧子ちゃんの「ポンコツ可愛さ」ったらない!

{netabare}○1話の九九出来ない『ににんが→ももんが はちに→さされる はっぱ→青臭い』
○2話の漢字読めない『今→ヘラ 左右→ナエナロ』
○7話の勘違い『カラオケ→マラムケ』そして歌う曲は「荒城の月」ww

でも、このポンコツさは寧子ちゃんの魔法の代償で記憶を失うから
なんですよね…そう考えたらすごく切ない><


あとは、なにより謎の歌ですねw何回か聞くうちにすっかり中毒になりましたw

○ネコさんのテーマ
♪困った人を助けるぞぉ~(コマッタ!)
死んじゃう人を助けるぞぉ~(ギャー!)
颯爽、登場、ネコさんだ~ みんなの人気者~♪

○気にしな~いのテーマ
♪誰と誰が間接キスしようが気にしなぁ~い
間接キスなんてキスのうちには入らなぁ~い
全然気にしな~い 全然全く何も気にしなぁ~い♪

歌詞とメロディのセンスがツボです( ゚Д゚)
CVをされている種田梨沙さんの歌い方も可愛いですね^^

嫉妬した時に無意識でモノを壊してしまうところも可愛いw{/netabare}

でもただ可愛いだけでなく、正義感の強さだったり、仲間思いなところも
寧子ちゃんの魅力だなと思います。


しかし…皆さん ほぼ同意見かと思われますが、
序盤~中盤までの流れが非常に良かっただけに終盤の詰め込みが本当に
悔やまれますね><

OPが急に変わった10話あたりから徐々に作画も不安定になっていき、
ストーリーもまさに怒涛の展開。いきなり話が飛躍しすぎですw
(聞いたところによると10話~最終話は原作4、5巻分すっとばしたらしいですw)

最後も投げっぱなしっぽく終わってしまったのは残念でした^^;
少なからずとも2クールでやっていれば間違いなく良作の域だったかと思われます。

でも、それでも全体を通して楽しめたので私は満足してます^^
これだけ詰め込んでも面白さが伝わるということは、それだけ原作の
ストーリーがしっかり出来上がっているということでしょうしね。

アニメとしての出来はさておき、センスの面では間違いなくズバ抜けている
作品だと思います。

『原作を読みたい!』
と、観終わった後に素直に思えました^^
なので、これから原作を手に取ってみようと思います。

可能であれば、数年後に2クールでリメイクしてほしいです(`・ω・´)


●OP①:「BRYNHILDR IN THE DARKNESS -Ver. EJECTED-」
●OP②:「Virtue and Vice」/Fear, and loathing in Las Vegas
●ED:「いちばん星」/黒羽寧子(種田梨沙)、橘佳奈(洲崎綾)、
カズミ・シュリーレンツァウアー(M・A・O)、鷹鳥小鳥(田所あずさ)

OP①のインスト曲がかなり好きでした^^
ホラーやミステリー映画とかで流れそうな怪しげなサウンドが作品の雰囲気
ととてもマッチしていました。

今後も、こういうインスト曲を扱ったアニメ作品が増えるといいなぁ。


■好きなキャラ■
颯爽!登場!…寧子ちゃんです^^
理由は前述したとおりですw

でも、カズミちゃんもいいなぁ。
普段は強気だけど、中身は繊細で乙女なところとか*

投稿 : 2024/11/02
♥ : 35
ネタバレ

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

序盤から中盤のストーリー展開の良さは秀逸の出来、しかし後半が残念な流れに・・・近年まれに見る惜しい作品

*このレビューには酷評を強く含みます。苦手な方は閲覧を控えて下さい。

本作は岡本倫の漫画を原作とした作品です。2014年4月-6月に全13話で放映されました。岡本倫といえばエルフィンリートがデビュー作で代表作の方ですが、私はアニメ版のエルフィンリートを見て「かなり苦手な作品だな」と思っていたのでつい最近まで視聴を控えていた作品です。

制作会社はエルフィンリートと同じ「アームス」が制作しています。
しかし制作に関わる主要メンバーは全く違うようですね。
キャラクターデザインも別の方が担当していますが、制作会社が同じなので作画の質はまんまエルフィンリートって感じですね。相変わらず少し安っぽいです。

あらすじ・・・主人公の高校生「村上良太」は幼いころに事故で幼馴染の少女「クロネコ」を死なせてしまっていた。ある日学校に「黒羽寧子(クロハネコ)」という女子高生が転校してくる。死んだはずの幼なじみである「クロネコ」に外見も名前もそっくりな彼女だが、主人公の事は知らないと拒絶されてしまう。部活の帰り道に良太は土石流に押しつぶされるところを寧子に助けてもらう事になるが、彼女は超能力のような‘物を壊す事の出来る不思議な能力’を持っている事を知ってしまう。そして彼女達を追いかけて抹殺しようとする組織との争いに巻き込まれていくことになる。…といった感じです。

総評として「序盤から中盤のストーリー展開の良さはまれにみる秀逸な出来、しかし後半は展開が早く視聴者おいてけぼり必死」といった感じでしょうか。正直エルフィンリートからは想像もつかないほど序盤から中盤にかけての展開が良かったです。ギャグ方面のネタも面白くシリアスな話に自然に溶け込んでいました。キャラクターへの感情移入もバッチリで「良く作りこまれているな」という印象でした。そして気づけば1話~9話を一気に視聴してしまい、9話を見終えた時点では「これは総合得点4点以上は堅いな!」と思っていました。

しかし問題はここからです。急にストーリーの運びが早くなり、無理な展開が続きます。キャラクターの心情を表現する描写が不足しがちになるので、急にキャラクターの行動や言動が安っぽく見えてしまうんですね。これは非常に惜しい!!と言わざるを得ません。近年まれに見る惜しい展開です。序盤の勢いを後半ここまで保てなかった作品を私は知りません。ここまでの制作陣の苦労が水の泡という表現がピッタリかもしれませんね。

後でどうしても気になったので調べてみました。どうやら9話までは丁寧に原作どおりに作られているみたいなのですが、諸事情があったのか10話からは原作から見てかなりハイペースで物語が展開しているようです。いわゆる原作レイプですね。視聴者からも批判や不満が殺到しているようで納得しました。

原作が続いている作品なので未完に終わるのであれば、別に綺麗な終わりかたを目指さずとも、もっと作りこみにこだわって変な所で終わってくれた方が気持ち良かったと思います。これは「監督の采配ミス」と言わざるを得ません。

最近はラノベや漫画を原作とする作品が非常に多いですが、やはり同じような采配ミスをしている作品が非常に多いと思います。原作がある作品は、ストーリーの作りこみに時間を割かなくて良い分、制作の負担も減るんでしょうが、制作陣の都合で物語を変えてしまう様な出来では視聴者も納得できません。もとより「人気のある作品」なればこそアニメ化の話も出るのでしょうから、制作陣は「既に人気のあるストーリー」を「自分たちの手でどうにか作りなおそう」などと思いあがる思想を控えて頂きたいものです。どうしても自分の手で何かを作りたいのであれば、自らが原作者となって世に打ち出すのが筋ではないでしょうか?と強く思います。

オープニングテーマですが前半と後半で曲が変わります。
まず前半の曲ですが非常に好みです。まさかの音楽のみで歌がありません。しかし作品の雰囲気をよく表現している音楽で好感が持てました。
そして後半の曲なんですが…これ「ハードコア」ですね。自分はこの曲がどうとか以前にパンク系の曲は苦手なので全く興味がないです。聞かないので曲としての評価は解りません。ついでに言うと今作にハードコアを合わせた制作側のセンスが理解不能です。

酷評が多くなりましたが、中盤までの評価はかなり良い作品でした。原作通りで進行している部分の評価が良いという事は、原作の漫画はきっと面白いのだと思います。あまりに良かったので今度原作を購入しようか検討してしまうほどの作品でした。

*以下ネタバレレビューにて注意です。
{netabare}
このネタバレレビューでは今作の魅力の一つである「ギャグシーン」においてコメントしたいと思います。ここまで酷評多めでしたからね、良さも伝えないと。ここで掲載したセリフは全て私が吹き出すほど面白かったセリフです。ホント良いセンスしてますw

1話
・つべこべいわずにとっとと脇を見せろ!
良太のセリフですね。
かつてここまでセクハラじみたセリフを言わされたシリアス系の主人公が居たでしょうか?普通に「脇の下にほくろは無いか?あれば俺の幼なじみと一緒なんだ!」で良いじゃないですかw

・ににんが!?・・・ももんが!!
良太の問いかけに寧子が答えるシーンですね。
九九をここまで面白く答えたのは「魁!男塾の田沢」くらいでしょうw

2話
・こまったひとをたすけるぞー、こまったぁ!
寧子の歌ですね。
こんな音痴キャラ中々居ないですね。そして歌を聞かれて赤くなる辺りが凄く可愛い寧子ちゃんでした。

4話
・おまえのおっぱいにそれだけの価値はn(ry
良太のセリフですね。
その後ブッ飛ばされる良太くんですが、これは仕方ないですねw

5話
・ど、どーしてハーネストのことをしってるんですかぁ!?
小鳥のセリフですね。
まあセリフ自体がどうというよりは、ここの展開が面白かったです。瞬間移動→即活動限界→つかえねぇ…の流れなんか特にw

6話
・捕まえたい相手と入れ替われば、簡単にハーネストを押すことができるんだ(これシリアスなセリフだけどw)
良太のセリフですね。
したり顔で言ってますけど、それ普通だろwというか真っ先にその使い方が頭をよぎるわw

9話
・ねぇ、おへそだといくら?・・・さっき見たから0円。
奈波のセリフですね。
もっと大事なものを見られてから何故おへそにシフトダウンしてるのか解らないですけど、このセリフに吹き出しましたw

10話
・全然全く何もきいてなぁーい♪♪
良太のセリフですね。
寧子に落ち着いてもらおうと曲調を真似て伝えようとする「気持ち」は解りますが、ソレ逆効果だろw

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 39

79.2 5 幼馴染で魔法なアニメランキング5位
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (527)
2066人が棚に入れました
現代の日本で生活している「本須麗乃(もとすうらの)」 は、念願である図書館への就職が決まったその日に亡くなってしまう。もっと多くの本が読みたかった、そんな未練を抱いたままの彼女は気が付くと異世界の幼女マインとしての身体を持って意識を取り戻した。物語の舞台となるのは 魔法の力を持つ貴族たちに支配された中世のような異世界の都市エーレンフェスト。厳格な身分制度の中、現代日本の知識を持つ少女マインが、本を手に入れるために奮闘する。

声優・キャラクター
井口裕香、速水奨、中島愛、折笠富美子、小山剛志、田村睦心、子安武人、日野聡、前野智昭、内田彩
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

題名の軛

[2019/10/15 v1:知識は紡いで繋いで使ってなんぼ]
[2019/12/06 v2:うつわとなかみ]
[2019/01/14 v3:題名の軛]

原作知らず。
全体としてかなり長くなってしまったので適当に畳んでおきます。

[v3 題名の軛(くびき)]
続編決定ということのようで、1期は区切りの良いところまでだったのでしょう。

アニメ作品として、絵柄が少々独特ながら異世界商工記として十分に面白く、最初の数話を問題なく視聴できるならそのまま全部見て損はない作品と思います。転生者である主人公にちょっと都合の良い幼稚化が感じられますが、「私TUEEEE」することはなく、地道・実直に下克上のステップを踏んでいます。これって昔のNHK朝ドラに通じるものがあるような・・・おしん的な?(憶えちゃいませんがね・・・)


ですが、僕個人にとっては、不満の残るお話の展開であり、終わり方でした。v1、v2で述べてきた「本とは何か」「何を残すのか」といった本の機能・役割、そこに記すべき情報・コンテンツに関する物語や展開は一切ないまま終わりました。本好きとはいったい何を指すのか。

とはいえ、この不満はタイトルを勝手に解釈した僕の妄想・期待と作品内容の不一致によるもので、原作者さんや制作サイドとしては「んなもん知るか」で終わる話でしょう。なにより、本作を楽しまれた多くの皆様にとっても同様のはずです。

―そも、タイトルに何を思ったのか
{netabare}
本作のタイトル「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」というのが、僕にとってはミスリードをうみ、また、そうは言いながら僕自身がタイトルをちゃんと吟味していなかったのかな、と思います。ラノベやなろうものにしては珍しく、タイトルに強い方向性と状況の限定が盛り込まれたものだと思っています。

「本好きの下克上」という主題から、“本のない世界に本をもちこみ、本の力で何かしらを改変・改革していく”ようなものを読み取ってしまいました。もしもそうならば、当然そこには本によって(本のない世界と比べて)爆発的な勢いと実効力で拡散していく知識、情報による人々の変革、思想の変化と発展とを背景にした主人公の「下克上」が描かれるに違いない、、、と。

でも本作は、副題である「司書になるためには手段を選んでいられません」が本当に大事なことだったのですね・・・結局、本が身の回りにありさえすればよい、という選択を主人公が終盤でしたことで、そう判断せざるを得ませんでした。
{/netabare}

―でもこのタイトルだからこそ、観てみようと思った作品
{netabare}
タイトルって、大事だと思っています。作者がそれなりに考え、作品全体を過不足なく表すものとして付けるもののはずです。だからこそ「本好き」が「下克上」するんだ、というタイトルはこの上なく魅力的に思えたのでした。僕個人の性質ですが、副題は相手にしません。場合によってはなくとも成立するのが副題なので。

なので、無理やり文句を言うならば「タイトル、もう少し気を使って付けてほしかったよ。」です。もちろん、アニメ化されたのは原作の途中までで、今後の展開でいよいよ「本そのもの」を問うていくお話になるのかもしれませんが、それならそれで片鱗だけでも見せてほしかったです。
{/netabare}

――作品タイトル一考:一面的だし、まとまってないですけど
{netabare}
アニメやラノベにかぎらず、週刊誌連載の漫画などでも思っているのですが、作品タイトルってかなり局所的なものか、最大公約数的なもののどちらかが多いと思っています。そして、長寿作品や成功した作品って、上記のケースが多いように思っています(が、数字取ったらどうなるんでしょうね・・・)。

局所的というのは、端的には主人公そのものをタイトルにするケースです。あるいは、作品に欠かせないアイテム・物品をタイトルにする場合もありますね。他には、作品の舞台となる世界をタイトルにしているケースもこれですね。「鋼の錬金術師」「オーバーロード」「ナルト」などは主人公そのものを指す(実質)固有名詞で、作品が続く限りそのタイトルが作品の中で描かれるものであり続けます。ちょっと気になって週刊ジャンプ掲載作品の一覧を見てみたら、半分近くがこれですね。

最大公約数的な例としては「ガールズ&パンツァー」などがその例にあたると思います。「女の子と戦車」であり、この組み合わせは作品の最大公約数以外の何物でもないとおもいます。銀英伝なんかも最大公約数的な例ですね。最近だと「超人高校生~ようです」も無理やりですがこちらの例にあたると思います。死なない限り、とりあえず嘘にはなりませんから。

こういうタイトルって、作品そのものの展開が大きく変わってもタイトルと作品内容が大きくずれることってそんなにないと思います。ある意味、お話をどう転がしてもタイトル詐欺にならない、安直ではあるけど堅実なタイトルの設定だと思います。逆に言えば、設定・世界観の大枠しかまとまってない段階では、こういうタイトル以外につけようがないと思います(もちろん、すべて練り込んだうえであえて狭いタイトルをつけることはあり得る:例・はがれん)。なお、偉大な例外としてドラゴンボールを挙げておきます。存在忘れてましたよ、後半以降。たまに出てきてびっくりしたもの。

これらと異なるのが、行為や属性・性質を盛り込んだものだったり、作中の人物の状況を語るようなものでしょうか。いってみれば、中途半端に限定的な情報が付加されたタイトル。本作も「本好き」がこれにあたると思います。上で述べたことの反対に、こういうタイトルは、ある程度以上作品の方向性や描くメッセージなどが固まっていないと付けられませんし、読み手・視聴者の僕としては「結構練り込まれた作品の可能性が高い」と判断する材料ともなります。

ですが、現実にはタイトル詐欺に近い状態になることが多いようで、少々残念に思っています。繰り返しますけど、タイトルって大事だと思いますよ。

スマホ不要になった「いせすま」、ダンジョンに潜らない「ダンまち」、もはや成り上がる隙間の消えた盾の勇者とか、どうすんのよ(笑)
{/netabare}

[v2 うつわとなかみ]
{netabare}
10話まで観て。

観続けていて良かったと思える作品になってきた。
言うなれば「異世界商工記」とも言うべき形になってきたように思う。その視点で見れば、それなり以上に面白い。

また、ここに来て「マイン」という器と「麗乃」という中身の食い違いがドラマを生み出している。ルッツ君(6歳)の男前っぷりに驚喜しながらも、先々の不安も感じさせる展開は良いと思う。マインが抱える病の問題も決して楽観できるものではなく、先が気になるテンションを作品に与え続けている。

ただ実際のところ[v1]で述べた不満はなにも解決しておらず、現状もモヤッとしたままである。紙は完成したものの、肝心の「本」に至っていない。結局、紙・本という器を作ることにだけ精一杯で、今の段階でなお「何を本にするのか」「何を伝えるのか」という中身についての話がひとかけらも見当たらない。お母さんのおとぎ話でいいのか。

もしもこれが、「マインの器と中身」と「本の器と中身」とを対比的に紡いでいく物語になるのだとしたら、、、あるいは、僕はそれを期待しながらこの先を観ていくことになるのだと思う。
{/netabare}

[v1 知識は紡いで繋いで使ってなんぼ]
{netabare}
二話まで一気に見て、今後どうしようか判断に困っている状態です。とりあえず次回を見て判断というところなのですが、自分の中ではどうにもDrop気配が濃厚なので今のうちに記しておこうと思っています。

作品タイトルを見て、ふわっと心躍った作品でした。かなり期待しながら見始めたのですが・・・作品タイトルで期待したものと、実際に展開されているものとが違いすぎなのです。まぁ、こちらの勝手な期待なのですから制作・原作サイドからすりゃぁ「知ったことか」なのでしょうけれど。

今のところ、ネガティブに働いているのは本作の次の二つの要因です。自分の理解のためにも、文書にしてみる。

要因1=本当に[本]そのものの作成過程を描くだけなの?という疑念。

本作が「本」「活字」に執着しすぎているのに違和感を感じている、といってもよいかもしれません。「本」や「文字」を扱うものにとって、本は確かに重要ですが、最終のOutputは本そのものではなく、そこに書かれた「中身」です(出版社・出版業は「もの」を出す側面もあるのでその限りではない)。

{netabare}
人類の歴史において、確かに「本」が果たした役割はとてつもなく大きい。しかしそれは、「本」という存在そのものではなく「本」が担った役割にこそ意味がある。その役割とは、記録、保存、体系化と継承である。
結果的に恐ろしいまでの耐久力を持った紙という媒体(保存)に、文字によって記された知識・経験・思想その他もろもろ(記録)が、何らかの意図や目的をもって取捨選択され、束ねられたものが本となる(体系化)。それは当代の知識・文化を後世に伝えるものとなり、後世の人間はその「本」から知識・文化を学び、時に発展させ、それをさらに本へとまとめていく(継承)。これが「本」の機能。本は本のために存在しているのではなく、本が伝えるコンテンツ=情報にこそ意味がある。(蓄積、移動・波及、複製、なんてのもあるわね)。

およそ「文字」に関わることをやっていると、こういう考え方になっていく人は多いのではないかと思います。極端なことを言えば、上記のようなもろもろを、記し、残し、再現可能な方法が文字+紙以外にあったなら、それが「本」にとって代わっていた可能性はあると考えます(いわゆる「伝承」などがそれに近いわけです。保存と継承に難がありますが)。耳から得た情報の記憶が100%保持されるなんて機能をヒトが持っていたら、文字すら出てこなかったかもしれない。

しかし、2話までのところ、こういった話は一切現れず、ただ「本」が欲しいを繰り返しているだけなのです。

{/netabare}
今後の展開で「本」とは何なのか、「本」は何のためにあるのかといった議論が出てくるのならばもう少し見ていきたいのですが、今のところそのような気配を感じ取れずにいます。教育が云々という言葉が出てきたので、少しは期待しているのですが・・・どう転ぶかなぁ。

要因2=本当にその設定どおりの人物ですか、本須さん?という疑念。

端的に言えば、「司書として就職予定だった本の虫」という設定が成り立っていないと判断しています(「図書館に就職」だったか。だとしたら司書補?いずれにしても大差はないと思う)。

{netabare}

現状、私の眼には「ご都合主義の記憶と知識の封印、思考力の低下をお話の展開に使っている」と映っています。こういうのは嫌い(完全に好き嫌いの問題)。この子、都合よく頭悪い、もしくは、都合よく物事を忘れすぎに見えます。転移とともに5歳児並みの思考能力になり、さらに記憶も消し飛んだ、とかいうのならまだしも、そうではない(ちゃんりんしゃん作れる)。

司書になれるくらいならば、「本」の歴史くらいはおさえているはず。中世ヨーロッパ然とした世界における本の位置づけ(希少性)、その希少性がどうして生じるのかについては知っていて然るべき。そのターニングポイントとなる活版印刷の登場と普及、その前後での識字者の価値の変化、文字・本を媒体とした情報の伝搬速度の変化などは大前提としてお話を作ってほしかった。要因1で述べたことも、明言するかどうかは別にして、意識してほしかった。なんで本を読みたいのか。なんで「文字」を見たいのか。

もしかして、そういうのちゃんと調べず、考えずに書いているのだろうかという疑念にもつながっています。

一話で「本がない」→「何か読むもの、せめて新聞」みたいなことを言っていたけれど、彼女の「本の虫+司書」の設定が正しいのならこれはあり得ない発想。二話でも気軽に羊皮紙をねだる姿が描かれているが、これも腑に落ちない。また、「その世界の紙」が羊皮紙であることが判明した段階でパピルスが即座に出てこないのが本当に腑に落ちない。
{/netabare}

現時点での本須さん像が「ただの活字中毒で、本を読んでも知の獲得ができない、知の連結ができない、知の活用ができないお馬鹿さん」というところに来てしまうのです。そんな人物ならば、別に本なんてなくてもよいではないか。繰り返しになりますが、知識の活用と連結が「お話の都合に合わせて遅い、できない」というのが嫌なのです。そのうえ、「本の虫」設定が空虚に映ってしまっています。

演出や作画面にも少々苦手なものが見られたりするのですが、これらは僕にとっては小さな問題かと思っています。大逆転を期待しつつ。。。。他を探す感じかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 42
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

好感のもてる異世界転生♪

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
やや子供向けか?と思いましたが、、、いやいや、これは面白い。

異世界に転生した活字中毒主人公が、本のない世界で本作りに邁進するアニメなんだけど、数多ある「なろう系」異世界転生作品に、お手本にしてほしいアニメ。

ゆったりと時間が流れるアニメでありながら、ピリッと香辛料も効いてます。オススメです♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
異世界転生モノで、マインもチート。しかし、それを緩和させる上手い設定、ストーリーが光った。

まず、「マインが虚弱である」ということ。いかに知識があろうと、それを実現させるだけの体力がなければ無意味。特に序盤はこの性質を生かし、うまくジレンマを演出していた。

しかし、ジレンマばかりではストレスになってしまい、創作物としては単純に面白くない。

そこで、「マインが成長し、体力がついてくる」「ルッツなどの理解者」を通して、「虚弱」は徐々に解消していく。この辺のバランス感覚の上手さは、作者のセンスかな~と。

次に、「マインが身喰いである」ということ。ただの虚弱ではなく、命に制限があると分かったことで、作品に深みが増した。中盤の「命(本)か家族か」という葛藤。まさか、「家族」を選ぶとは思わなかったけど、ここが、二流と一流の分かれ目だったかと。

そして、「マインが平民の子供である」ということ。マインの身食いは、ぶっちゃけ金と権威でなんとかなる。でも、マインがどれだけ前世の、異世界の記憶をもっていても、どうしようも出来ない、身分の差。

13話目に、神殿に魔法具があることや、神殿が身食いを必要としていることをベンロが知っていることが示されました。その時、「なんでベンロはその事実をマインに知らせなかったのだろう? 魔力を売れば?」と思ったが、14話目で鮮やかに解決。ようは、「貴族は交渉できる相手ではない」という、圧倒的な理不尽。そして、理不尽な暴力に対しては、理不尽な暴力で応じていた。

これは凄くリアリティがあったと思う。

この作品で素晴らしいのは、「転生先の異世界に、しっかり時間が流れている」こと。

数多ある「なろう系異世界転生モノ」では、転生先の世界は、転生者によって蹂躙されるだけの「軽い」存在である。しかし、本当はその世界にも長い歴史と伝統、文化があり、人々はその世界の価値観の中で生活している。それは、とても「重い」ものだ。

本作には、この「転生先の異世界」に対する深い理解と、尊重する気持ちがあると思う。つまらない言葉を使うならば、設定がしっかりしているということ。

一見地味で、とてもじゃないけど高評価は得られなさそうに見える。

でも、じっくり観ていくと、このアニメの面白さ、凄さが「じんわり」とわかってくる。多分、たくさんのアニメを観てきた人の方が、刺さるんじゃないかと思う。玄人向きというか、オジサン向きというか(笑) たまにディフォルメされるマインも、可愛かったしねw ギャグとシリアスのバランスもよく、声優さんの演技も良かったしね。2期、楽しみ!
{/netabare}

【余談~ 司書って、なかなかなれないし、給料安い ~】
{netabare}
大学で文学部行ってれば、ある程度頑張れば、司書や司書教諭の免許はとれます。私も、司書はとりました。

覚えたな~、日本十進分類法とか(笑)

ちなみに、私は今の仕事ができなければ、「図書館」か「ジュンク堂書店」で働きたいと思っていました。

でも、非正規で図書館の職員というなら多少は求人があっても、司書で正規職員として図書館に勤めるのはめちゃくちゃ狭き門です。

調べてみると、(やや古いデータですが)2010年の調査で、専任で働いている司書・司書補は、全国でわずかに6,188人。2012年の求人は、公立図書館(公務員)に限れば、全国で36件。50名以下の求人です。県立・公立大学や公立学校の図書館での募集は5件、6名程度。それに対して、司書免許をとる人は、年間約1万人。

そりゃ、キツいわな。

しかも、平均給与は、300~400万。非正規の場合は時給900円程度であり、同年の日本の平均給与(422万)より低い結果に。

これでも司書になろうとするのは、本作の主人公のように、「本に囲まれていることが幸せ」って人ですよね~やっぱり。大変な仕事です。
{/netabare}

【余談~ 読書のススメ ~】
{netabare}
本作りというと、「舟を編む」が思い浮かびますね(あれは辞書ですけど)。私は原作で読んだので、アニメは観ていませんが、、、めっちゃ良い小説です。

三浦しをんさんは、「まほろ駅前多田便利軒」「風が強く吹いている」「舟を編む」と読みました。他2作ではあまり感じなかったんですが、「舟を編む」は、言葉のリズムが凄く心地よかったことを覚えてます。

平易な言葉遣いながら、スッと本の世界に没入させてくれる感覚は久々に味わいました。キャラクターも生き生きしていて、(実は去年読んだんですがw)なんか、久々に心から読書を楽しめました。

社会人になってから、本を読むことがものすごく少なくなり、今や、1ヶ月に1冊読むか読まないか(その分、アニメ観ていますがw)。たまに、東京に出張する時、新幹線の中で1、2冊読むのが、楽しみで楽しみで。そんな生活をしています(笑)

私が最も本を読んだのは、中1~高3にかけて。この時期は、最低でも年間200冊は読んでいました。

きっかけは、中1で出会った「ロードス島戦記」。そこから、貪るようにラノベを読みまくり、本が好きになり、中2くらいから、エッセイや小説、ノンフィクションや新書など、色々読むように。

読む基準は、「近所のBOOK・OFFで、100円以内で買える本」w。この6年間、雑多な本を読みまくった、「多読」が、自分の人生最大の財産だと思っています。

大学時代は、「精読」。近代小説を中心に、1冊の本や1人の作家と、じっくり付き合うような読み方になりました。

今は、「息抜き」ですかね。人生で一番ルーズな態度で、本と向き合っている気がします(笑)

ということで、もしよかったら、皆さんが最近読んだ本で面白かったのを教えて下さい♪ 純文学でも大衆文学でもどっちも楽しめますが、グロやホラー、サスペンス、ノンフィクションは、あんまり読まないっすね。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ある意味で、異世界無双か。元々のマインが、どうなったか気になる。記憶は統合されても、人格は完全にモトスウラノに入れ換わってる。マインが、病気で死んだところに魂が入り込んだ、とかなら分かるけど。これだけ言語や文明が発展しているのに、文字がないってのも、納得できないな。

2話目 ☆4
マインのツッコミが笑える(笑) ディフォルメされたところね。異世界転生しても、その世界の理に勝てないのは素晴らしいね。

3話目 ☆4
報酬もなしに、働く女じゃない(笑) ホッコリ、良い家族話だな~。

4話目 ☆3
きちんと努力してるし、出来ないこと、苦手なことがあるのが良いね。つい、計画的に(笑) 怒り。まあ、焼き物は簡単にはいかないわなw

5話目 ☆3
色々やるより、単純に、紙を作れないの? 繊維の強い植物と糊(デンプン)で、作れないの? てか、「燃やさないで」と言うので、なんとかならんの?

6話目 ☆5
市民権を得るために旅商人をやるのに、市民権を手放すのはあり得ない。非常に論理的な話。マインの夢を叶えるのが、夢。考え、作るのがマイン。売りあるのがルッツ。ここでも、マインの身体の弱さが生きている。急用を思い出さないか?(笑) 大人の時間を分かりながら、サラリと流すマインが大人(笑)

7話目 ☆5
契約の話、良いね。ちゃんと商人している。お前、マインだよな? そうそう、こういう流れが、「この世界の理の中でのチート」。ルッツにも、プライド。聞いてるふりして(笑) 確かに、マインとは読んでないな。こういう毒まで入れてくるか。

8話目 ☆4
子供にとっての1年は、大きいよな。「マインはほとんどお前だ」。なんか、泣けるな。マインの、達観したような、怒ったような、なんとも言えない表情と声色が素晴らしい。

9話目 ☆4
金の価値も分かってないのに、髪や髪飾りは作れるのは、びびるわな。マイン、あくまで客目線で考えられるから、商人向きってことね。新キャラのフリーダ、ここからどう生きるかな? 技術革新だもんな。身食いを治す相方になっていくのかな? フリーダも、生きることに必死というか、生き急いでいるわけやな。

10話目 ☆4
ストーリーが、しっかり進んでいくし、成長していく。マインの表情の作り方が上手い。涙が手に落ちる演出、良いな。男なら、金を稼げ。シンプルで、良い。

11話目 ☆4
フリーダ、キチッとしてるな。女子会、爽やかだね。マインが、さらっと「家族」って言うところとか、良いね。これ、Cパートで神官長を出してきたのがマイナスだな。多分、神官長がなんとかするんだろうし。

12話目 ☆4
ルッツ、デレる(笑) なるほど、洗礼式で神官長と繋がりが。マイン、ツボる(笑) ここに、図書室があるからです(笑) 神殿長ゲスイな~。テンション高いマインが、可愛い回だった!

13話目 ☆3
この回はいまいち。もし、ベンロが神殿のことを詳しく知っているなら、選択肢の1つとして提示しておくべきだと思う。なぜなら、命の問題だから。神殿に務めるとは、貴族の愛娼とは違うよね。家族とはなれるのは同じだとしても。それに、神殿に「魔力を売る」という交渉をする方が、本作らしいと思う。あの魔法具のことは、ベンロも知らなかった方が、設定として良いと思う。

14話目 ☆5
最善が図書室かい(笑) 家族の時間じゃないんきい(笑) 「生きるために足掻け」。なるほど、貴族相手の交渉が死の危険を孕むなら、私が13話で書いた感想は的外れですね。権力のもつ暴力性がちゃんと出ている。そして、暴力には暴力。まったくもって、納得する。よくこんなわけわかんない娘を。確かに(笑) 神官長は神殿長より偉いの? じゃないと成立しないよな。もしくは、神殿長がマジでビビったか(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 45

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

まだ離陸してない

本好きな主人公が異世界転生。本がないと生きていけないほどの本好き。その価値観はいまいち理解できないが、どうにかして本を読もう作ろうと工夫していくところは面白い。
というか井口裕香の声がぴったりな気がする。そこが良い。

きちんと格差も描かれているし、下克上がある。穏やかに作品が進むのかなと思ったけど、最後のほうはかなり不穏な感じになって少々びっくり。
まだ序章の序章くらいで終わってそうだから、これからに期待したい。さらに話が進めばもっと面白くなってくるだろうな。


OP
真っ白 諸星すみれ
ED
髪飾りの天使 中島愛


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
目覚めると、そこは本のない異世界だった--活字中毒で本を偏愛する大学生・本須麗乃は、不慮の事故で命を落とす。それは、念願である図書館への就職が決まってすぐのことだった。気が付くと麗乃は、貧しい兵士の娘・マインとして転生していた。そこは、魔法を持つ貴族が支配し、厳しい身分制度が存在する異世界の街・エーレンフェスト。マインは、本があれば生きていけると自分を鼓舞する。ところが、識字率が低く印刷技術もないこの世界では、貴重で高価な本はお貴族さまのもの。兵士の娘では、とても手が届かない。どうしても本が読みたいマインは決意する。「本がなければ作ればいい」体力もない。お金もない。あるのは麗乃時代に読み漁った読書による膨大な知識だけ。果たして、マインは本を作ることができるのか!?マインの本を作る冒険が、いま始まる。


第一章『本のない世界』
本が大好きな女子大生・本須麗乃は本に埋もれて亡くなり、気がつくと別の世界で、病弱な少女・マインとして転生していた。本があれば、どんな環境でも耐えられると思ったマイン。さっそく本がないか家中を探し回るが、どこにも本が見つからない。さらに母親のエーファと一緒に街へ出ても、文字すらなかなか見かけることができない。そこは識字率が低く、本がとても高価な世界だったのだ--。

第二章『生活改善と石板』
本が貴重なこの世界で、マインは自ら本を作ろうと決意する。だが、体が弱いマイン。姉のトゥーリと一緒に、父親・ギュンターの忘れ物を届けるため門へ行こうとするが、少し歩いただけで息が上がってしまう。そんなマインの前に、ルッツが現れる。マインと同い年のご近所さんだ。転んだマインに手を差し伸べてくれるルッツにマインは感激する。そして、門へ着いたマインはそこで古い石板をもらい、字を書ける喜びをかみしめる。

第三章『冬のできごと』
冬。雪に閉ざされる中、マインは本作りの第一歩としてパピルスもどきを作ることに。一方、姉のトゥーリは夏に洗礼式を控え、母・エーファから様々な仕事を教わっていた。マインも見習い仕事について考えるよう言われるが、相変わらず本のことしか頭にない。そんなマインと家族との距離は冬を過ごす間に徐々に縮まっていき、マインはトゥーリの洗礼式のためにある物をプレゼントしたいと思いつく。

第四章『初めての森と粘土板』
春になり、家族に森へ行きたいと言うマイン。だが、体力がないからと反対されてしまう。しばらく門へ通い、皆に遅れずに歩けるようになれば、森へ行っても良いと言うのだ。オットーの書類仕事を手伝うことになったマインは、門へ通いながら体力をつけることに。そして、次第に歩けるようになり、ついに森へ行くことを許されたマイン。さっそく森で、粘土板を作ろうとするのだが……。

第五章『洗礼式と不思議な熱』
季節は夏に移り、トゥーリの洗礼式の日がやって来た。マインが作った髪飾りをつけ、注目を集めるトゥーリ。そして森へ行く機会が増えたマインは、ルッツに手伝ってもらいながら木簡作りを始める。そんな中、マインはルッツに、オットーに会わせてほしいと頼まれた。ルッツには、旅商人になりたいという夢があったのだ。だが、度重なる紙作りの失敗にショックを受けたマインは、オットーとの会合を前に高熱で倒れてしまうのだった。

第六章『会合』
ルッツをオットーに紹介することになったマイン。だが、それはただの会合ではなく、見習い先を紹介してもらうという意味を持っていた。身なりを整え、緊張しつつ会合に臨むマインとルッツ。そんな二人の前に、オットーとベンノが現れる。オットーの旅商人時代の知り合いだというベンノは、値踏みするように二人を見、ルッツに商人になって何を売りたいかを聞く。果たして二人の答えは……。

第七章『不信感の芽生え』
いよいよ紙作りをすることになり、わくわくするマイン。そんなマインとルッツに、ベンノから呼び出しがかかる。紙作りに必要な材料を、ベンノが調達してくれると言うのだ。マインは、材料の担保や今後の援助についてベンノと交渉。そして不思議なインクを使い、契約魔術を結ぶ。だがその帰り道、いつもは快活なルッツの態度がよそよそしいことが気になるマイン。ルッツは、ベンノと平気で難しい話をするマインに違和感を覚えていた。

第八章『ルッツのマイン』
本格的に紙作りの作業が始まった。マインとルッツは作業用の倉庫を借り、必要な道具を揃えていく。さらに二人は森へ行き、木の枝を蒸して紙を作ることに。だが、慣れた様子で紙作りを進めていくマインに、ルッツはさらに違和感を募らせる。紙ができたら話をしたいと言うルッツ。そして最初の紙が完成した時、ルッツはマインに、これまでの疑念をぶつけるのだった。

第九章『ギルド長の孫娘』
ベンノに連れられて商業ギルドへ行ったマインたちは、そこでギルド長に会うことになった。マインが作っているという髪飾りを見て、驚くギルド長。それは、ギルド長の孫娘・フリーダが欲しがり、ずっと探していた髪飾りだったのだ。ギルド長から、フリーダの髪飾りを作るよう依頼されたマインは、フリーダに会いに行くことに。フリーダは、可憐で可愛らしい少女だったのだが……。

第十章『二度目の冬に向けて』
すっかりフリーダに気に入られたマイン。フリーダの話から、マインは身食いという病気だったことが分かる。治すためには、多額のお金がかかるらしい。そのことに気づいていたベンノは、商品についてのマインの情報を買ってくれる。さらに髪飾りの注文を受け、新しい商品のアイデアも次々と考えていくマイン。だが、そんな最中にも身食いの熱はマインを蝕んでいき……。

第十一章『究極の選択と家族会議』
気がつくと、マインはフリーダの家にいた。フリーダの持っていた壊れかけの魔術具のおかげで、マインは命を取りとめたのだ。だがフリーダは、これで身食いを治せたわけではないと言う。この先、魔術具を持つ貴族と契約して貴族に飼い殺されて生きるか、このまま家族の元で朽ち果てるか、二つに一つを選ばなければならない。マインに残された時間は、あと一年。しかし、マインは家族に本当のことをなかなか話せずにいた。

第十二章『洗礼式と神の楽園』
それぞれの進む道が決まったマインとルッツ。そして、二人の洗礼式の日がやってきた。初めて神殿に入ったマインは、神殿長が読む聖典に目を奪われる。その洗礼式の最中、ひょんなことからマインは神殿の中で迷子になり、偶然、図書室を見つける。転生してからはじめて目にする図書室に感激するマイン。しかし、中に入ろうとしても入れない。図書室には神殿関係者しか入れないのだ。その話を聞いたマインは……。

第十三章『巫女見習いという選択肢』
神殿の巫女見習いになりたいと言うマインに、激怒するギュンター。神官や巫女見習いは孤児がなるもの。しかも神殿に住み込みで、きつい仕事をしなければならないらしい。マインは、巫女見習いになるのを諦めることにする。そして再び神殿へやって来たマインは、神殿長と神官長のフェルディナンドに、巫女見習いの話を断ろうとするが……。そこで思わぬことが起こってしまう。

第十四章『決着』
神殿に呼び出されるマインと両親。交渉次第では、貴族に近い扱いの青色巫女見習いになれるかもしれないと聞き、ギュンターはマインを守る覚悟を決める。そして、交渉の日。神殿長は、マインの両親の貧しい身なりを見たとたん、これまでの温和な態度を一変。両親の言葉には聞く耳をもたず、マインを差し出すよう命じる。断固として断るギュンター。そんなギュンターに神殿長が牙を剥く!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

65.8 6 幼馴染で魔法なアニメランキング6位
ブラッククローバー(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (252)
1200人が棚に入れました
かつて世界が魔神とよばれる存在によって滅ぼされようとした時、1人の魔導士が現れて魔神を打倒し、世界を救った。後にその魔導士は伝説となり、魔法帝と呼ばれた。

それから時は過ぎ、クローバー王国は代々の魔法帝とその下に存在する9つの魔導士集団「魔法騎士団」によって、平和を謳歌していた。そこに住む貧民の孤児の少年・アスタは、同じ孤児である少年・ユノと共に、魔法帝を目指して日夜鍛錬を続けていたが、魔法の才能溢れるユノとは正反対に、アスタは全く魔法を使えずにいた。

やがて15歳になり、魔導書(グリモワール)が授与される日、ユノをはじめとする周囲の者達へ魔導書が与えられるが、アスタだけには与えられなかった。その後、ユノの魔導書を狙う盗賊によって、アスタは自分が生まれながらに魔力を一切持たない人間であることを知る。アスタは絶望して夢を諦めかけるが、ユノの「アスタは俺のライバルだ」という言葉に闘志を再び滾らせ、魔法を無効化する力を宿した「五つ葉の魔導書」を手に入れ、盗賊を撃退する。

改めて魔法帝を目指すことを決意したアスタは、半年後、最低最悪の魔法騎士団と言われる「黒の暴牛」に、ユノは最強の魔法騎士団「金色の夜明け」にそれぞれ入団する。2人の魔法帝を目指すための一歩が、ここから始まる。

声優・キャラクター
梶原岳人、島﨑信長、諏訪部順一、優木かな、福山潤、室元気、村瀬歩、日野聡、水樹奈々、安野希世乃、松田健一郎、森川智之、鳥海浩輔、小西克幸、小林ゆう、浪川大輔、小野大輔、寺島拓篤、西明日香、逢坂良太、中尾一貴、久保田未夢
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

1話感想
{netabare}第一話は恐ろしいくらい世界観の説明をしてくれて、親切というよりしつこいと思うくらい。
特に「この世界では魔法が全て~」って台詞が連呼され、まるで「別の世界」があるかのような錯覚さえ覚える。
けど…そんなことは無いんだよね?
とてもその世界で暮らしてるキャラクターの言葉ではなく、作者や制作に喋らされてる感がバリバリだったが…仕方ないのかなぁ?

で、話としては主人公がデルフィングの代わりに5つ葉のクロニクルを手にして物語スタート、のための設定紹介ってところでしょうか、1話は。
優秀な幼馴染が居たり目標は魔法帝になることだったり、物凄く分かりやすいというかシンプル。
ここから複雑になっていくのか、キャラメインで行くのか、原作知らんので展開サッパリ知らないけど入りとしては悪くないんじゃないかな?

ところで自分は何故か“牙”が頭をよぎったのだけど(多分幼馴染のせい?)、あんな展開になったら神アニメだけど、そんなことは無いよねぇ?{/netabare}

3話までの感想
{netabare}2話は殆ど回想シーン。
この作品全何話か知らないけど、ひょっとして長くやる予定?
話数多いんだったらこのくらいのペースは気にしない。
が、次の3話。
1・2話で出た“追放されて悪さしてた魔法騎士”の暴れっぷりを見て村の騎士志願者が尻込みしてしまい、結果的に村からはアスタとユノの2人だけしか王都へは向かわない。
ってのは余計なキャラ出さずに絞り込む手段として上手く追放騎士ネタを落とし込んだなぁと思ってたのだけど、肝心の2人の王都までの旅路が…なーーーんもこれといったイベント無し。
あっれー?
山賊に襲われるとか魔物(居るのか?)に遭遇するとかナシ。
とはいえ、出立を出送る教会の人達とかのシーンもあることだし、これ以上イベント挿入したら3話はかなり詰め込まなきゃいけないことになってた?
一方で何もアクシデント無しで旅が終わってしまうのはこれはこれで物足りないというか…なんか帯に短し襷に長し状態。
とりあえず、ここまでがプロローグですかね。{/netabare}

6話までの感想
{netabare}↑で「ここまでがプロローグかな?」と書いたが、まだまだでした。
6話まで進んだのに未だ王都が何と戦ってるか分からない、騎士団の業務内容が分からない。
それが分からないから騎士団入団試験も意味が分からない(戦力だけが重要なのか?等)。
これまた↑で書いた感想にかかってくるけど、最果ての村から王都までの道中トラブルも無かったし治安も良いみたいだし…。
凶作に見舞われて貧困にあえぐ村から年貢の取り立てをするとか、貴族と平民を天秤にかける事態に陥って貴族救うために平民見殺しにするとか…まさかそんなのはあるまい。
ハテ、他国にでも侵略してんのかね?
騎士団の志願者を募るのも、魔法が使えなきゃ価値が無いってのも、何かを想定してのことだと思うのだが…まぁ今後明かされるんだろうけど、そこまでやってくれないとプロローグまで至ってない気分。
えらくスローペースだなぁ、1年以上放送する予定なのかな?
こうなったら、むしろ暫くは王都が何と戦ってるかは見せずに、雑用をこなしつつ段々と世間が見えてくるって方向のが面白そうな気がする。
折角国の裏側・汚い部分の処理担当と思われる暴牛団入ったんだし雑用シーン描かないのは勿体無い気がするが…ジャンプマンガでそれを期待していいものかどうか。

ところで主人公の声だけど、個人的にはボンバーマンジェッターズのガング(アメリカザリガニの柳原哲也)みたいに感じる。
そこまで不快には感じないが、変っちゃあ変よね。{/netabare}

82話までの感想{netabare}
自分は大抵こういうの(ジャンプ系の話数の多いアニメ)って途中で脱落するのだけど、ブラッククローバーは未だ何故かずっと見続けてます。
といっても凄く面白いワケでもなし、新章開始の頃は何度も脱落しかけてるんですけどね、海底都市編の始まりの頃はかなりヤバかった。
で、感想も「いつものジャンプアニメだな」ってだけで特段語ることもないのですが、ひとつ気になってることがあって。

チャーミーウゼェ

王都襲撃編では他の連中が大わらわだった中コイツだけ余裕ぶっこいて暴食の限りを尽くすわ、海底都市編でも食っちゃ寝で大して苦労してないわ、それでいて「どう、カワイイでしょ?」ってな振る舞い(アニメ上での扱い)はなかなかにイラっと来ます。
「モッチャリモッチャリ」とか聞く度に殺意が沸く。
死ねとまでは言わんけど(本音としては死んで欲しい)、ちょっとはギャフンなりトホホと言うような描写が無いとヘイトばかりが溜まります(※)。
とはいえこれってなーんか既視感があって、原作未読なので原作ではどういう扱いなのかは知りませんが、ひょっとしてこれって…尺稼ぎでアニオリのキャラ付けがされてる?
キン肉マンの与作や五部刈りの小芝居って当時スゲー嫌いでした、当時見てたガキは誰も不満に感じてなかったと思ったら大間違いでっせ。
もうちょい新しいのでいえばドラゴンボールZの「一方そのころ──」とナレが入ってカメハウスで始まるど~~~でもいい茶番、あれでガクっと来た経験のある方は多いんじゃない?多くない??
ブラクロのチャーミーってそれに相当するポジなのかな?とは思ってて。
アニメが原作に追いついちゃうのは仕方のないことで、尺稼ぎの苦肉の策としてチャーミーの要らない活躍を挟んでるとするならウザがるのも悪いかなぁ、と(とはいってももうちょいヘイト貯めない描写できんのか?とは思うが)。
数話に渡ってまるまるアニオリ展開されるのとどっちがマシなんでしょうね?
因みにブリーチやナルトはアニオリ展開(多分)で脱落しました。

恐らく「フッハ」も似たようなものだと思うのだけど、こっちは※印で書いたようなギャフンやトホホがあるんですよね。
なぜチャーミーで同じことができない?と不思議に思えたり…ここら辺が「どう、カワイイでしょ?と扱ってる」と感じる部分なのかな。

なーんてことを思ってたら、82話がチャーミースペシャル。
ひえええと身構えてたら実際はプチットクローバースペシャル…見覚えのあるものだったり無いものだったりの混在で1話まるまるプチクロ。
「それ本編のずっと前のネタじゃん」と突っ込み入れたくなるのもあったけど、それ以前にプチクロって人気あるのか?たまに笑えるのもあるけど。
で、結局そこでも「どう?チャーミーカワイイでしょ?」推しされててアニメスタッフの認識がよーく分かった。
扱いが下手だと推せば推すほどヘイトが溜まるだけだと思うのだが…。{/netabare}

85話までの感想{netabare}
あしまった、すっかり忘れてた。
ナルトが有名だけどこの系統って作画は基本イマイチで、だけどたまーに凄い回があって。
で、凄い回だけでも話数メモっておこうと始まった頃思ってたのに、すっかり忘れてたー!

ということで84話は作画良いです。
但しキャラの描き込みを極力抑えてアクションを派手にした系ね、方向性としてはガイキングの13話的な。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm60536
瓦礫が立方体だと自分はどうしてもコレ思い浮かべちゃうのよねー。
最近キャラの描き込み省略してると「作画がヘボい」と言う人が居るらしいので一応。

当然現在までに他でも作画良かった回あったのだけど、何話だか忘れちゃったなぁ。
とりあえず今からでもメモ残すようにしときます。

内容は、主人公のアスタ戦じゃなくてユノ戦でコレなのには笑った。
82話でプチクロ回挟んだのはこれの布石だったか。
制作が同じぴえろ製の“パズドラ”では毎回驚くくらい安定して作画(キャラの絵)が良くて、だけどあんまり動かない。
果たしてブラクロ方式とパズドラ方式、どっちが良いんだろうか。{/netabare}

95話までの感想{netabare}
一時期…といっても結構長い期間作画が酷かったけど、実は最近良くなってます。
おや?どうした?と思って調べてみたらどうやら砂川貴哉と赤坂俊士って方がこのアニメのメインアニメーターらしい。
で、酷かった時期はこのお二方が抜けてる時期で──かといって他の作品に借り出されてたとかでもなくスコンと抜けてる時期があって…具体的には53話~71話の間──長期休暇してたのかずっと先の担当を決めてそっちに注力してたのかちょっと分からない。
まぁ抜けるなら抜けるで代わりのちゃんとした人付けろよって話で、作画が酷いという評価には文句無いけど72話超えてからは随分マシになります。
そこまで耐えろって言う気も無いし、またいつ長期離れるか分かったもんでもないけどねー。
最近のにしても、トーナメントの決勝と魔法帝vsリヒトが続いたので注力しただけで、次からは再び低カロリーモードに移るかも知れない。
関わってる時期であっても所詮飛び飛びなのでどうしても回によってのバラつきはあります。
ということで魔法帝vsリヒト戦の93話は作画良いです。
94話も上記のお二方居ないっぽいのだけどソコソコ。
但し最新の95話は…う~ん。

作画ばかりの話をしても何なので内容について。
結構序盤の頃から引っ張ってた「魔石」の謎、もっと具体的には「魔石集めたらどうなるのん?」が遂に明かされる…っぽい。
またこれまで殆どスルーで触れられずに居たアスタとユノの出生にも迫りそう。
原作読んでないけどクライマックスなのかな?
ってかこっちでも転生ネタやってるのはクスっと来た。
元々色んな作品の寄せ集め臭い作品ではあったけど転生まで取り入れるかぁ。
そうそう、最新の95話は9割以上が回想シーンです、そりゃあもうドーンと回想。
ぶっちゃけ作画よりも回想の多さが「うわぁ」ってなります。
しかもここで回想入れちゃうと「アスタ含め知らない人間に事情を知らせる」シーンで繰り返しになりそうでナンとも嫌な予感…。{/netabare}

100話までの感想{netabare}
100話、キーアニメーター参加の作画良い回。
但し担当してないと思われる「戦闘以外の部分」の作画は平均値で、同じ回の中で落差が激しいw
記念すべき第100回ってことでこだわりとかあったのかな?
非常に懐かしい初代のOPが流れたり本編がエンディングに食い込んでたりプチクロが無かったり。

初代OPが流れたのが一番そう思わせるんだろうけど、「いい最終回だった」と言いたくなってしまう…が、イヤ待て待て、気になることが山積みでここで終わられても困るw
「原作読めば良いじゃん」って言われそうだけど、他の国…ダイヤモンド王国や魔女の国は今回の騒動でどうなってるの?転生魔法の範囲なの?が一番気になるかな。
転生を解除する方法はファナの件がヒントになりそう。
また、フエゴレオンにサラマンダーが宿ったことといい、ファナの件に意識が向くように仕掛けてる気がする。
で、そうなるとダイヤモンド王国も絡んでこない?マルスは現在スパイとして潜入してるんだよね?
エルフが強く恨んでるのは王族で、そいつらを血祭りに上げるために転生は王族を避けてる気がするのだけど、魔女王はどういう扱い?
100話で影響受けてないバネッサが登場したが関係あるのかなぁ?{/netabare}

113話までの感想{netabare}
あはは、誉めたと思ったらこれだもんなぁwまぁいいけど。
101話以降、キーアニメーターの砂川&赤坂が再びスコンと居なくなっちゃって…ずっと先の回に取り掛かってるのだろうか?
別にこの2人以外でもちゃんと描ける人が居てもおかしくないと思うのだけど、なんでこうもクオリティが低くなるのか不思議なレベル。
話数の多い長い作品なので「この回は見せ場」ってのが隔離分布してて、それの繋ぎの回が正直しんどいワケだけど、101話以降ずっとそれが続いてる。
ってか本当にチャーミーが出るとガクっとつまらなくなるねぇ、いい加減コイツに痛い目見させようよ。
MP無限回復ってのもど-なん?緊張感が一気に削がれた気がするのだが。

で、文句ばっかりも何なので一応内容的に興味ある部分を。
↑でクローバー王国以外は今回の騒動どうなってるのか気になる旨を書いたけど、それっぽい情報はチョロチョロ出てきてる、のか?
エルフの記憶には魔女の国は存在してるみたい、バネッサは人間に与してるから粛清対象ではあるけど魔女の国そのものには攻め入るつもりは無い?
ダイヤモンド王国についてもファナクローンで僅かに触れたようなそうでないような。{/netabare}

139話までの感想{netabare}
久々の途中感想。
砂川&赤坂の担当回が来たら書こうと思ってたら、101話からずっと…無い!
あれー?もう後進の指導役にでも回っちゃってる?

そして内容。
とりたてて面白いってワケでもなくダラダラ見てるのだけど、じゃあ何で見続けられてるのかといったら一応気になる部分があるから。
前の感想でも書いた様に、他の国はどうなってる?というのが個人的な興味ポイントでして。
エルフの一件は世界を揺るがす大騒動じゃん?その後の悪魔やスペードの侵攻とかも。
クローバー王国に攻め込むチャンスとか人間同士で諍い合ってる場合じゃないとか、政治的な思惑が交錯するのを期待したのだけど…。
サクっとダイヤモンド王国は崩壊(崩壊度合いは不明)って明かされた時は正直ガックリした、アスタもマルスやファナクローンのこともっと心配してやれよ。
と思ったらハート王国に赴いて多少「おおっ?」とはなったり。
付かず離れずというか生かさず殺さずというか、ギリギリのラインで興味の糸を繋いでる感じ。

そして最新話、どの勢力にも属さない永世中立的な魔女の国が舞台とあって、魔女王は政治的にどう動くつもりなのか前回予告された段階から期待してたら──。
あれ?これアニオリ??
シナリオ的にやりたいことは分かるのだけど妙にお粗末、二種類の魔法が紹介された瞬間に組み合わせるオチはモロバレ。
キッズ向けと思えばそれ自体は構わない、とはいえ人形ショーを子供に見せて感動話みたいにするパートは、要る?
魔獣との戦闘最中に閃くって展開だとアクションシーンが大変なので、ローコスト化するために無理やり捏ねくり出したのかなぁ?
まぁなによりも、折角他の国のトップを登場させといて、もっとネタを仕込めるところをこんな話で消費しちゃっていいの?
どうなってるんだろう、本気で我関せずでお終いなのかな。
意図的に政治的な話は避けてるのかなー、けどだったら魔法帝と王様で最高権力を二分するような設定は要らないような…。

また、アスタの師匠夫妻は無事だった模様。
えっマリエラも?
ダイヤモンド王国、実は結構平和だったりして。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

魔法帝はオレの夢だから(苦笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
これが現在のジャンプの主力のひとつと聞き、元ジャンプ少年として、頑張って27話まで観ましたが、力尽きましたw (てか、2クールでも十分すぎた気がする)。

ジャンプ系列らしい、王道能力バトルもので、少年のサクセスストーリー。「NARUTO」「青の祓魔師」に近いかな。

それはつまり、大外れにはならないということ。まあ、大外れはしないんですけどねぇ、、、。

どこかで見たキャラが、どこかで見た能力を使い、どこかで聞いた台詞を叫び、どこかで知っているストーリーをこなす。

多分このアニメ、我々(あにこれ住人)のような、たくさんのアニメを観てきた層には高評価されないと思います。が、「既視感」に目をつぶれるなら、シンプルに楽しめるの「かも」しれませんね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
うずまきナルトがFAIRY TAILに入団してたら、こんなアニメになるんだろうね(苦笑)

「ちきしょう、それなりにはおもしれぇじゃねぇか! てやんでぇ」

というのが、(序盤の)感想。ウルトラテンプレで、これ以上ない既視感なのに、展開は全部予想つくのに、そこそこ面白い(後半はかなりダレたけど)。

やっぱり自分は少年漫画が好きなんだな~と思った。

アニメとしては、時に語ることはない。強いて言えば、ツンデレ界の革命的名言「あんたが勝手に私の下にいるのよ」が良かったかなw ただ、ノエルの可愛さ以外は、あまりにもシンプル過ぎて、真っ直ぐすぎて、何を言えば良いのか分からない。

もしかしたら、現役の少年は、心を踊らせ、真っ直ぐに楽しめるのかも。でも、少年OBのオッサンである私は、過去に心を踊らせてきた名作達が脳裏をかすめ、真っ直ぐには楽しめない。

とはいえ、少年の大先輩たる更に上の世代の方々に言わせれば、私が少年時代にハマった名作達も、過去の作品に似ていたのかもしれない。

歴史は繰り返す。

ピラミッドの壁画にも、「近頃の若者は……」的な嘆き書いてあったらしいし。まあ、年寄りが現役世代に色々文句をつけたがるのは、何千年も変わらない、人間の性みたいなもんだろうけど、あんまり、格好良い年の取り方ではないかな。自戒を込めて。

(でも、「既視感」を理由にしなくても、能力バトルものとしてはかなり低レベルだと思います。折角、各キャラに固有の魔法があるのに、「どの属性でも何でも出来ちゃう」から、つまらなくなるんですよね。例えば、ミモザの植物創成魔法は、現実にはない植物を創成できちゃうので、超ご都合主義魔法になっています。普通に、回復や毒など、薬系の効果だけで良いのに。と思ったら、マルスが炎回復魔法って、おい。ミモザの個性を殺してるし。じゃあ、風回復魔法でも煙回復魔法でもなんでも良くなるし。ロータスの煙魔法も、煙の性質を活かしてるやつは良いけど、乗り物作って移動するとか、だからなぜユノ(風魔法)の個性を殺しにいくのさ。。。NARUTOなんて、限られた能力の組み合わせや応用が本当に上手だし、勢いだけで誤魔化してる感のあるFAIRY TAILにしたって、もっと色んな魔法があってそれなりに差別化はできています。これに関してはアニメの問題じゃなく、原作者の力量の問題だと思います。ヒドイ、、、。)
{/netabare}

【余談~ これが今のジャンプのエース格と聞いたので、ちょっと原作読んでみた。 ~】
{netabare}
結果→そこまでは面白くないけれど、アニメよりはずっと面白かった。

違いはテンポと勢い。原作はわりとテンポが早く、サクサク進むから、なんか雰囲気で熱くなれる。絵も、上手いとは思わないけど線に勢いもあるし、背景もわりとちゃんと細かく描いているから、迫力があった。

アニメでテンポが落ちている一番の理由は、アスタの叫び声(汗) うるさく感じるとかだけじゃなく、シーンが間延びしている(まあ、原作を忠実に再現しているとも言えるけど、文字と声の違いを計算しないとね)。他のキャラも、わりとモッタリ話すキャラ多いし。あと、キャラにセリフ話させる時に、動かしながらではなく、棒立ちで話させる演出ばかりだからテンポが落ちるんだよね。

あと、アニメだと魔法のエフェクトがいちいち長い。原作では、わりと一コマを大きくとって、一気に魔法の全容を見せているシーンが多いけど、アニメだと結構長々見せている。この原作の魔法が、個性的で面白い魔法が多いなら、「魔法そのもの」をたっぷり見せても良いだろうけど、そもそも原作からして、魔法が単なる一装置にすぎない。(ドラゴンボール系というか、「必殺技(ドラゴンボール)」と「能力バトル(HUNTER×HUNTER)」の違いだよね)だから、ノリと勢い重視なんだから、アニメもそれに準じても良かったと思うけど(キャラは良いから、それを生かす方向で)。

もっとも、アニメ化されてる辺りをサラッと読んだだけだから、今現在はどうかは分からないけど(作者も成長するし。それ言ったら、私のNo.1少年漫画のSLAM DUNKも、最初はヒドイし笑)。

まあとにかく、以上のような理由で、アニメが原作よりつまらなくなっている気がします。だってこのアニメ、毎回「実質8分くらいしか中身ないよね」って感じてましたし(苦笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
醜いアヒルの子パターンだね。皆が魔法使える世界で唯一魔法使えない少年と、魔法の天才少年のダブル主人公? まあ、ナルトとサスケだよね。こういうのって、性格逆に出来ないのかな? 少年漫画らしい王道だね。

2話目
魔法使いが当たり前の世界で唯一魔法が使えない主人公の能力が、魔法無効化って、これだけ以上ない定番。動く漫画というような映像表現。アリか?

3話目
修行、別れ、王都への道中と、わりと丁寧。

4話目○
黒の暴牛? 守った額より被害額が多い変態の集まり? うん、FAIRY TAIL(苦笑) 主人公、入団決定w クソ~。分かってる展開なのに、やはり胸熱だな。

5話目
つまんないw 設定やキャラはNARUTOだけど、バトルの面白さ、キャラの深さで、圧倒的な差がある。これっていわば中忍試験なんだろうけど、NARUTOでは負けた相手も含めて、その後に大活躍だけど、アスタとユノ以外目立ってないし、勝ち方もパワープレイ。これは、アニメじゃなく原作のせいでしょ。これ、いつかヤミ団長、死ぬでしょ(汗)

6話目
王族の落ちこぼれ。メインヒロインでしょうね。落ちこぼれと落ちこぼれのカップルは、意外と珍しいかも。デレるの、早いな(汗)。

7話目
マグナ、かわいいな~。

8話目○
ツンデレ界の革命的名言「あんだが勝手に私の下にいるのよ」(笑)

9話目
このアニメって、超展開遅いよね。中身的には、10分ないくらいな気がする。

10話目
剣も氷も、刺さらないのね。部下達は、なぜ見ているだけなんだろう? その反射のやつも、どっかで見たな。いや、アスタは確かに努力してるけど、ある意味天才だから、あまり参考にならないでしょ。

11話目
フアつくてw 悪い意味で、あっという間に時間が過ぎるな。内容がすごく少ない気がする。

12話目
魔法帝の性格も、NARUTOっぽいな。ホントにあっという間に終わるなw

13話目
サリム、分かりやすいよね、小物っぷり。植物創成って、現実にない植物を創成できて特殊能力を付加できるから、ご都合主義になるんだよね。

14話目
新OP、なかなか格好良かった。RPG感w 展開に、セリフに、全然新鮮さがない(笑)

15話目
だから、モクモクの実だろ? 植物回復魔法とか、じゃあ煙回復魔法でも風回復魔法でも、何でも良いじゃん。いや、入り口が1ヶ所で、数的優位な状況で、何かを持ち帰る任務なんだから、敵を倒す方が優先されるでしょ。退路に敵がいるわけだし。アホか。パートまたぎで、同じシーン流しすぎ。

16話目
だから、煙で乗り物とか作るなって、何でもありになっちゃうから。強化人間か。強いヤツ殺し合いって、最後の一人までやるのは、勿体なくない? 戦力的に(仲間を殺せば魔力の上限が上がるからいざしらず)。

17話目
だから、まんまナルトvs我愛羅なんだよな。

18話目
だから、水が蛇になってれば、なぜ強いんだろ? ややBLEACH風味。ネクロマンサーね。定番だね。高笑いキャラが飽和状態。

19話目
最初の「魔法帝と呼ばれた~」から、OP飛ばそうとして1分半早送りしたら、まだ先週の復習をやっていて、逆に笑えたw

20話目
相変わらず、ストーリーが薄いな~。

21話目
空間転移させた魔導師の中に、空間転移が出来る騎士団員が一人もいないという、ご都合主義。風系統はマナ感知が得意とか、初耳w 植物でマナ感知してたやん。「俺は死ぬほど負けず嫌いなんだよ!」は、熱くて良かった。

22話目
だからそのモフモフパンチが、魔法である必要って、あったのかな? ただの、「スゲェパンチ」と同じダメージだよね。

腕もげて、止血もなにも。生まれた時から逆境、は良かった。

26話目
暫く感想書くの忘れてたw 魔法帝なのに、思ったより強くない(笑)

27話目
組織を大きくする(人数を多くする)と、秘密組織なんてやってられない。その辺、NARUTOの暁は上手かったと思う。たがらその「並んで戦えるくらい強く」って、ヒナタじゃん。

、、、力尽きました(苦笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

師弟共闘

この作品の原作は未読です。
元々は2017年の秋アニメとして放送が始まり、それから3年半もの間放送が続けられた作品です。
全170話もの超大作ですが、原作の連載は未だ続いているみたいですね。

レビューのタイトルにした「師弟共闘」は公式サイトのトップページに記載されていた文言です。
物語の序盤なら意味がチンプンカンプンですが、全170話を視聴して改めてこの文言を目にするととても感慨深いモノがあります。


週刊少年ジャンプ50周年を迎えた2017年―。

話題沸騰中の人気コミックを、数々のジャンプ作品のアニメ化を手掛けてきた
「スタジオぴえろ」×「超豪華声優」で完全アニメ化。
圧倒的かつ唯一無二の創成魔法ファンタジーが誕生。

「夢に向かってあきらめない」ということをテーマに、
僕が構想した「ブラッククローバー」のすべてがアニメでは描かれています。
アニメという映像表現は、僕の想像していた「魔法の凄さ」を具現化してくれました。
子供から大人まで、みんなが楽しめる、魔法ファンタジーを体感してもらいたいです!!
原作:田畠裕基


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

原作者の方が言っているように、この作品は基本的に原作に準拠しているのですが、所々にオリジナル要素が加えられているそうです。
何でも原作ではサラッとしか触れられなかった部分もしっかり掘り下げてあるんだとか…

原作を端折りすぎるアニメ作品には何度かお目見えしましたが、原作をアニメで補完するという神対応がこの作品では取られていたんです。
これってとても珍しいことだと思いませんか。

一方、物語の方ですが、辺境の村の教会に同じ日に捨てられていたアスタとユノが魔法帝目指して研鑽を積んでいく、という感じです。
ユノは元々魔法の資質が高かったのですが、アスタは全く魔法が使えませんでした。

それでも、魔法帝への夢を諦めきれないアスタは、魔法を無効化する力を宿した「五つ葉の魔導書」を手に入れるのです。

そして、アスタは最低最悪の魔法騎士団と言われる「黒の暴牛」に、ユノは最強の魔法騎士団「金色の夜明け」にそれぞれ入団して物語が動いていきます。

INTRODUCTIONに「超豪華声優」と記載がありましたが、その言葉に嘘はありませんでした。
最初から凄い声優陣とは思っていましたが、物語の進展に合わせて次々と旬な声優さんが投入されていくんです。
週刊少年ジャンプ50周年という節目の作品だから…なんでしょうか。
これがジャンプの底力なんでしょうね。

そして続編は劇場版との事です。
このTVアニメ版→劇場版というパターンは、もう常套手段になってしまったのでしょうか。
「鬼滅の刃」はたまたま劇場版の尺に合った物語が存在したから実現できたと思うんですが、この作品は現在スペード王国との決戦の真っ只中ではありませんか。
これまでの話の展開を踏まえると、とても劇場版の尺で収まるとは思えません。

もしかすると最終話が劇場版の布石になっているのかな、なんてことも考えられるかも。
スペード王国に乗り込むあと2日間が劇場版で描かれるとか…?
アスタはユノに続く唯一無二の親友との絆を深めて更なる強さを手に入れて…
ユノも、そして今にも飛び出しそうだったノエルだってこのままじゃいられない…
でも、そうなると「これからスペード王国に乗り込むぞ!」エンドになるのですが、この幕の引き方はあんまりですよね^^;
どんな作品を視聴できるのか、今から楽しみです。

オープニングテーマとエンディングテーマは、どちらも13曲の楽曲が使用されました。
多いので記載は割愛します。

全170話の物語でした。
こういう作品を「骨太の作品」と言うのでしょうね。
物語は完結していませんが、3年半もの間、作品を提供し続けてくれた作り手の皆さまに感謝します。
そしてラストまでアニメ化されることを期待しています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

69.0 7 幼馴染で魔法なアニメランキング7位
精霊幻想記(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (309)
988人が棚に入れました
前世と現世が交錯――二つの記憶を持つ少年が運命に立ち向かう!!幼い頃、母を殺され孤児となったリオはスラム街で必死に生きていた。ある日、幼馴染との再会を夢見て事故死した《天川春人の記憶》と《強大な魔力》がリオの中で覚醒し、剣と魔法の異世界に転生していたのだと気づく。さらに、偶然出くわした王女誘拐事件の解決に貢献したことで、貴族の子女が集う名門学院に入学することに……。階級社会の最底辺から這い上がるリオは、出会いと別れを重ねながら過酷な運命を打ち砕いてゆく。

声優・キャラクター
松岡禎丞、諏訪彩花、藤田茜、桑原由気、楠木ともり、原田彩楓、鈴代紗弓、本渡楓、金子彩花、浜田賢二、田丸篤志、遊佐浩二、東山奈央、新田ひより、首藤志奈、西明日香
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ハルトリオの紡ぐ縁

(2021.4.24初投稿, 2021.9.21更新)

◎ 1クール全12話

 2021年夏クールのアニメは、個人的にお気に入りのラノベ原作のファンタジー作品は、本作以外、「現国」「ツキミチ」「はめふら2期」「転スラ2期第2部」と盛りだくさんで非常に楽しみだった。

 中でも本作はかなり期待。それで放送前からオール4.5から評価スタート。以下ご覧のように長文レビューに。しかし、残念ながら徐々に評価は下がる結果になってしまった。もし原作ファンでなければ途中で視聴中断したかもしれない。

 不満の理由等は以下の各話レビューに書いたので、お時間とご興味があればご一読下さい。

以下、放送前投稿 (2021.9.21改訂)
{netabare}
❬原作について❭
{netabare}
 原作は、2014年2月より『小説家になろう』に連載されていたが、2020年10月に取り下げられ削除された。

 筆者の北山結莉(ゆうり)氏は男性。本作の主人公は女性の多くが憧れる、ヒロインを救う白馬の王子成分が強く、作品に少女漫画のテイストが感じられるのと、ペンネームを「ゆり」と読み間違えられることもあり、女性と誤解されることが多々あるようだ。

 書籍14巻末の筆者あとがきによると、筆者は物語の結末まで既に構想済みで、14巻末で、構想した物語の中盤にようやく片足を踏み込んだ状態。つまり順調に続けば、完結まで30巻超えもあり得る長編構想らしい。

 私はアニメ化発表を機に作品の存在を知り、2020年11月末より書籍で読み始めた。なろう版は作品の存在を知った時点で既に削除済みだったので未読。

 異世界転生&召喚(アニメで召喚者が出てくるのは後半)もので、主人公モテモテのハーレム系の厨二病のネタになりそうな英雄譚。よくある王道の物語故に原作者とのセンスが合う合わないで評価は真っ二つかもしれない。

 私にとっては、主人公とその取り巻くキャラクター達の好感度が高く感情移入出来るケースが非常に多い。またし敵役と悪役がいい感じに配置されて効果的にドラマを盛り上げてくれるので時間を忘れて没入出来るほどに嵌まった。
{/netabare}
❬主人公について❭
{netabare}
 主人公のリオは王道のイケメンのバトル最強系。

 リオは当初、不幸な境遇から這い上がることに必死でささくれ立った尖った性格だった。しかし恩師でもあるヒロインの一人との出逢いとその後の物語が秀逸。誠実で思慮深く優しい人柄へと成長する様が心地よい。

 リオは両親の復讐という明確な目標があり内に秘めたダークサイドが時折顔を覗かせる陰キャラ。はしゃぐことはまず無い。ゆえにシリアス寄りな作風で全体的にコメディ成分もほぼ皆無。しかし、それが逆に最近の単なる俺TUEEE異世界ファンタジーとは一味違い物語に深みを与えてくれると思う。

 主人公が出逢うヒロインたちを救い当然の如く彼女たちの多くに惚れられ徐々に深い絆を築く。それを読んでいて納得出来るのは、主人公が天より与えられた異能の才に胡座をかかず、日々の鍛練欠かさず実力磨く秀才タイプだから。

 彼は「はめふら」の主人公同様に転生時は前世の記憶は全く無く、ある年齢で前世の記憶がいきなり覚醒する。そこから前世と今生の生き様の葛藤などもあるのも興味深い。

 またこの異世界には彼以外も現代日本からの転生者や召喚者がいる。中には勇者になる者もいる。彼に縁ある者もいる。その出逢いはいいことばかりではなくトラブルの元になることも多いが、それらは物語にさらなる深みを与えてくれて面白い。

 またこの作品独自な異世界設定として精霊術の存在がある。それは折に触れ周りの常識を打ち破る快感を与えてくれる。
{/netabare}
❬アニメについて❭
{netabare}
 本作は、2020年11月27日に発表されたティザーPVで本作のアニメ化が主要キャストと共に告知。次に2021年4月16日発表のPV第1弾で、2021年夏クールの放送決定を告知。

 5月25日からは、HJ文庫のYouTubeチャンネルで、2分弱のミニアニメ企画『精霊幻想記』セリア先生のわくわくまじかる教室が毎週配信されるようになった。番宣の予算が潤沢なようで何より。

 続く6月11日発表のPV第2弾では、7月5日の深夜2時から放送のテレビ東京を皮切りに放送スタートと明示された。

 原作ファンなので期待を込めて本作のアニメ評価を放送前でもオール4.5にした。実際の放送後の満足度で必要があれば調整する。

https://ln-news.com/articles/66751
 以上、2017年12月29日公開、原作者の小説最新9巻&コミックス第1巻発売記念インタビューによると、

「ライトノベルの構成としてはかなり珍しい作りになっていると思っていて、第1巻から第3巻が『精霊幻想記』という物語のプロローグにあたり、第4巻から第5巻にかけて物語は大きく動き出すことになります。そこからどんどん盛り上がっていく作品だと思っているので、まずはぜひ第5巻まで読んでいただきたいです!」とのこと。

 本作のアニメの尺は2021年6月時点では不明。出来れば原作者の意を汲んで原作の良さを壊さないよう5巻末迄描くために2クール欲しい。さらに理想を言えば二期三期と続いて物語の長期に渡る一大テーマが完結する15巻迄は丁寧に描いてもらいたい。

 業界歴40年以上のベテランのヤマサキオサム氏による監督&シリーズ構成、主要キャストはキャリア豊富な人気の実力者揃い、と非常に期待している。

 7月アニメ放送開始後、本作は1クール全12話と判明した。構成と脚本上で原作からの下手な省略が無いことは祈りたい。
{/netabare}
{/netabare}

❰原作既読視点の各話レビュー❱
{netabare}       (2021年 テレビ東京 初放送日時)
第1章 (ラノベ第1巻「偽りの王国」より)
✴️第1話「前世の記憶」(7月6日 2:00 - 2:30)
{netabare}
〈あらすじ〉

 日本の現代。20歳の天川春人はバス通学で大学に通う学生。ある日、春人の乗るバスは突然暴走し、遮断中の踏切に突入、電車との激突で大破。その日のバスの乗客は春人以外は、小学生女児1名、高校生女子1名。全員命を落とした。

 異世界、ベルトラム王国 王都ベルトラント 神聖暦991年。孤児の7歳のリオは、スラムで犯罪者達の下働きで辛うじて生きていた。ある日、リオは高熱で生死の境をさ迷っていた時、目を覚ますと、突然自分の中に天川春人の記憶が流入。二人の記憶が同時に存在するようになった。その後、間もなくリオには新たな出逢いが。それは誘拐された王族を探索中の王侯貴族たちだった。

 運命は予想外の方向で動き出す。リオの中の春人の因果と共に大きな変化が突然に。

〈日本バイバイ、異世界ハラハラ〉

 堅実でとてもいい出だし。特に物語の始まりの、セリアとの重要な出逢いを申し分なく描けていた。この作品の主人公は陰が強いが白馬の王子様成分が強く、多くの女性ファン獲得が成功の大きな鍵を握ると考える。そのために主人公リオとセリアを筆頭とするヒロインたちとの人間ドラマを如何に魅力的に描けるかが重要に思う。その視点から、原作をアニメに落とし込む上で内容を巧く整理出来た印象。1話の短い時間で大まかでも主人公の因果、これからの主人公リオとキャラ達の人間関係の行く末が伝わったと思えた。

〈今期、現在リアルタイム視聴中のアニメでは個人的にトップクラス〉

 放送前のミニアニメ製作による番宣の力の入れようから察していたが、たまたま同期放送の「現国」と比べてしまうとこちらの方が予算が潤沢でアニメとしての質も上に感じた。

 特に作画。光と影の描写、色彩色調のぼかしが美しい。厳しい現実も夢の中のようで、精霊幻想記というタイトルと世界観にピッタリ。人物キャラも作品に相応しく、どこか幻想的な優しいフォルム。動画の動きも申し分ない。このままのクオリティ維持なら最終話で作画評価は5.0にする積もりだ(ったが、3話からそれは作品タイトル通りの幻想に終わった)。

 OPにはキャラの転生上のネタバレあったが、ストーリー上あえて隠す必要もないと思うのでむしろ親切と思った。
{/netabare}
✴️第2話「王立学院」(7月13日 2:00- 2:30)
{netabare}
〈あらすじ〉

 リオは第二王女フローラを誘拐犯から救った恩賞として、ベルトラム王立学院初等科に学費免除の特待生として1年次に編入、その間の衣食住も国が全面援助の学院の寮生活が始まった。

 そして5年が経ちリオは12歳になった。初等科6年生となったリオは、卒業まであと1年足らず。リオと5歳年上のセリアはこの間、生徒と教師として親密かつ良好な関係で、二人は固い信頼で結ばれていた。そしてセリアは、聡明のみならず優しいリオを、異性として意識し始めていた。一方リオはセリアを恋愛対象としてではなく、スラムから救ってくれた一生の恩人として大切に思っていた。

 リオは、王侯貴族に対する嫌悪感でセリア以外は誰とも心を開かず、寡黙で常に周りと距離を置く。彼は5年前から変わらず春人の記憶と共にあった。勤勉で真面目な彼は、入学以来の不断の努力、日本の春人の大学レベルの教養と、古武術の師範の祖父から学んだ剣術のセンス、さらには覚醒した精霊術の才能により、めきめき学院で文武両道で頭角を表す。そして周りからは、憧れと嫉妬の対象にされていた。

〈リオはキラキラ、セリアメロメロ〉

 今回はセリアの可愛さを愛でる回。セリアの優しさと過ごす5年間の学院生活で、沈着冷静で思慮深い性格となったリオが主人公オーラ出まくり。本作の出来は原作ファンの自分には今のところ申し分なく、原作からのカット部分も気にならず、1話と2話で平均95点の満足度。このまま最終話まで駆け抜けていただきたい。
{/netabare}
✴️第3話「偽りの王国」(7月20日 2:10 - 2:40) 作画4.5→4.0
{netabare}
 今回でラノベ第1巻 (漫画第3巻収録の第12話)迄の内容が終了。

 第1章(第1-3話)の平均総合満足度は85点。今回、作画レベルが明らかに落ちた。バトルが今までで一番多く粗が見えやすい、ということもあるが残念だ。

〈あらすじ〉

 学院でリオは相変わらずセリア以外には面従腹背で、事なかれ主義を基本としていた。そんなある日、初等科5年生と6年生合同の野外演習があり、そこに初めてリオと授業を共にするフローラ王女もいた。そこで魔物の襲撃から派生したトラブルからフローラを再び救うリオ。だがフローラの危機を作り出した責任もリオに押し付けられてしまう。

 リオは冤罪により拘束されぬよう不本意ながらも卒業を待たず学院から出奔する。セリアだけに別れを告げた後、彼のルーツとなるヤグモ地方を目指し旅立った。

〈話サクサク、変化イロイロ〉

 テンポよく話は進み今回で学院編終了。原作の該当部位には無駄な贅肉はあまり無いと思うが、それでも贅肉を無理に削ぎ落としガリガリに痩せ過ぎる一歩手前のダイエットをした感じ。限られた尺に原作を落とし込む脚本家の苦労が偲ばれる。

 その結果としてリオとセリアの別れは原作より湿っぽくならなくなったが、個人的にはもう少しエモさが欲しい。原作の二人の会話のフルバージョンが好きだ。アニメでごっそりカットされたフローラの非力だが健気にリオを守ろうとする件も捨てがたい。ただEDにそのエモさを補うための多少の工夫があったのは救い。

 EDは今回特殊。前回迄のリオとセリアの絡みシーンで二人にとって一番大切なひとときを強調した。それは第一章終了の宣告であると同時に二人の別れの情感を補う意図があると思われる。二人の絆は作品にとても重要だから。

 リオとセリアの絡みは本編では今回で一旦終了したが、ミニアニメではまだしばらく続きそう。火曜日更新のYouTubeが楽しみ。

 黒幕として暗躍するレイスだがリオの実力把握のために強力なミノタウルスをけしかけた。そしてリオは魔術でなく世間ではマイナーな存在の精霊術で魔力を発動していること、リオの風貌から王国に住む者には未知のはずのヤグモ地方の血筋であることを看破した。この悪役は知識が豊富で観察眼も優秀で侮れなく、その余裕に底知れぬ実力を感じる。
{/netabare}

第2章 (ラノベ第2巻「精霊の祝福」より)
✴️第4話「暗殺者の少女」(7月27日 2:10 - 2:40) 作画4.0→3.5
{netabare}
 今回の総合満足度75点。作画が強烈に足を引っ張ったのが残念。人物の表情や仕草の作画は比較的こだわりが感じられてまだいい。しかしそれ以外、特に激しい動きあるシーンがギクシャクして安っぽいのは前回と変わらなかった。

 ただし、原作から色々改変と省略あったが、アニメの話としてはすっきりまとまって脚本上はわりと好印象。そのため物語評価のみなら90点の満足度だった。 

 今回、リオが学院から逃走し王国から出る前の件、原作ではアマンドで一泊したがその宿屋での件、ラティーファと一緒になってからの道中で亜竜たちとの遭遇戦の件(静止画1カットのみはあった)などは丸々カット。またアニメだと説明がないのでわからないが、今回の最初と最後では2カ月半ほど時が経っている。テンポ良すぎで少し寂しいが尺の制限で仕方ないだろう。

〈あらすじ〉

 神聖暦996年の夏 リオ12歳

 リオは魔力で身体強化した徒歩移動で逃亡後僅か3日で隣国のガルアーク王国のクレティア公爵領内の交易都市アマンドにたどり着いた。そこに自身の指名手配がまだ無いことを確認後、偶然目にしたスープパスタを街の露店で味わう。名実共なパスタ、懐かしい味、この異世界には自分と同じ転生者が他にもいるのではないかと推測するリオ。

 パスタを気に入ったリオは、その乾麺を旅の保存食として購入するためリッカ商会に赴く。その時店舗には公爵家の令嬢リーゼロッテが従業員を装いお忍びで店舗を視察していた。彼女はアマンドの代官であり商会の会頭でもあり、さらにはパスタを開発した才女でもあった。

 奇遇にもリーゼロッテがリオの接客係となる。リオはその正体を知らないままパスタ以外も旅で当面必要なもの一式を商会で購入した。そして商会にセリアへの手紙を預けた。

 その後、街を早々に出立したリオにユグノー公爵家から差し向けられた一人の暗殺者が襲う。刺客は獣人の少女で、無力化して拘束するとラティーファと名乗る。

 ラティーファには隷属の首輪が嵌められていた。その首輪を外し隷属の呪縛を解除、戦意消滅を確認して彼女を解放するリオ。だがまだ幼い彼女にとって自由にはなったが行く当ても無く途方に暮れるしかない。彼女はリオを頼りに旅を共にする以外の選択肢はなかった。

〈会頭キレキレ、獣人モフモフ〉

 今回、物語の表舞台にヒロイン二名追加。一方は日本からの転生疑惑濃厚の貴族リーゼロッテ。もう一方は、日本人、遠藤涼音の記憶を持つと明示された奴隷のラティーファ。

 ラティーファ可愛い。アニメらしいあざとい台詞がよく嵌まり、リオが父性本能で彼女を保護する流れが自然。戦闘で勝って天然に負ける。"お兄ちゃん"ある意味必殺のキーワードでリオを懐柔。初対面は物騒でも最後はリオの優しさ全開。平和で実に微笑ましい。

 学院から離れ自由になったリオはのびのびと己が道を切り開く。原作も物語はこれからが本番。新たな出逢いがもたらす物語の行く末、アニメでも非常に楽しみだ。

 ところでリオの旅はフローラ誘拐からの奪還時の恩賞金が資金源。(ラノベ原作によると金貨100枚) アニメでそこらの経緯をカットするのはいいが、短いリオの独白でもいいから説明ないと学院を離れてもお金に全く不自由しないリオに引っ掛かりを覚える視聴者もいそう。今回そこだけは脚本に不満を感じた。

 アニメ前回、セリアとリオの別れの会話から原作にあるお金の心配するセリアとそれに答えるリオの台詞をカットしたのでなおさら。
{/netabare}
✴️第5話「精霊の森」(8月3日 2:10 - 2:40) 物語4.5→4.0
{netabare}
 今回の総合満足度68点。話の端折り具合が原作より必要以上に情緒を欠く結果になってる感。原作未読なら主人公周りの環境が変化に富む点などは面白いかもしれない。原作の販促としては平均レベルの出来か。

 特に今回なぜそう感じたか。思うに第1章はセリア、前回はラティーファがアニメでも魅力的なキャラとして注目に値した。ところが今回はヒロイン枠に入り得る新キャラが一気に4人増えた。そのために今回はそこにラティーファは埋没。

 人数増えた分だけキャラの描写もそれなりに増やすべきだが尺は短い。また長老達やドリュアスなどもリオにとって大切な存在になる故に、扱いを軽んじるべきではないと思うがそうなるとさらに尺が足りない。

 ゆえにアニメの原作ダイジェスト感の増大と共に、情緒欠く印象も濃くなった。

〈あらすじ〉

 リオとラティーファがたどり着いた場所は精霊の民の里。エルフ、ドワーフ、獣人が共生する社会。住民全員は何らかの精霊と契約し精霊術が当たり前に使える。また強固な結界に守られた彼らは、人間族と全く交流することなくひっそりと暮らしていた。

 そこで里の世界樹に宿る人型精霊のドリュアスから、リオは規格外のマナ(魔力)を持つこと、体内には高位の人型精霊が眠っていることを知らされた。精霊術の潜在能力が人間としてあり得ないリオ。里の長老たちに聖人認定される。そしてリオの人柄と、同胞であるラティーファ救出の功績もあり、大歓迎で里に受け入れられることになった。

 リオとラティーファは一軒家を与えられることに。そこでリオは里に腰を落ち着けて師の下、精霊術の修行を始める。ヤグモ地方への旅は一時中断。しばしの休息のような穏やかで平和な日々が訪れた。

〈新居ワクワク、リオはモテモテ〉

 アニメでのリオの家は漫画でのデザインよりいい。解放感あって見晴らしも良さそうで住むに快適そう。そこで4人ものヒロインと同居とは、うらやましいような、かなり気を使いそうで面倒くさいような。

 情緒安定して思慮深く真面目なリオは、聖人扱いでモテモテになっても色ボケ展開が無い所がいい。
{/netabare}
✴️第6話「祭りの夜」(8月10日 2:00 - 2:30) 物語4.0→3.5 作画3.5→3.0
{netabare}
 第2章(第4-6話)の平均総合満足度は68点。今回も原作未読ならもっと楽しめたかもしれない。まとめ方はなかなか上手い。

 かなり薄味の塩ラーメンと言った感。汁の透明度が高く水っぽいが、意外にも出汁は効いてて食べられないほど不味くはない。麺の茹で具合もいい。が、刺激を求め後入れ調味料を沢山入れたくなってしまう。ただ、レイスと見習い傭兵の件は、風味落とさず添加物カットに成功した感。これはこれでいい。さらにセリアをCパートで僅かでも登場させたのもいい。思いがけないサービスでラーメンに味付き玉子のトッピングが加わった感じ。淡白な味にいい感じのアクセントが付いた。(劇中のワイバーンの卵だといただけないが)

〈あらすじ〉

 リオとラティーファが里に腰を落ち着けて1年が経った祭りの夜。盟友として里の民と強固な信頼関係を築いたリオは、ヤグモ地方への旅立ちの意志を固めていた。

 しかしその夜、レイスの悪巧みが原因のワイバーン急襲で里は危機的状況に追い込まれ祭りは中止に。ワイバーンは里の戦力では全く歯が立たなく危機的状況に陥るものの、精霊術を完璧にマスターしたリオにはワイバーンごときは災禍とならず。ただ一人、驚くべき戦闘力でワイバーンを屠るリオは一躍里の英雄となった。

 そしてラティーファの理解も得て、多くの名残惜しい別れの後リオは精霊術による飛行術で一人ヤグモの地を目指した。

〈里はほどほど、旅にそろそろ〉

 第2章のまとめ具合で制作委員会はこのアニメを長期シリーズにする気はないと宣言された気がした。同じなろう系でも大河ドラマとして成立させようと意欲漲る『無職転生』と対照的で非常に残念。

 ここまで一貫してラノベ1巻分をアニメ3話でまとめる構成。

 第1章は人間関係にマイナス多い。リオは虐げられ視てて嫌な展開も多かったから3話でまとめるのはまだ許容できる。

 第2章は人間関係にプラス多い。リオの盟友がたくさん増える物語をたかが3話に収めるのはいかがなものか。

 シリアスな物語においては物語を簡略した分を特定のキャラ萌え(今のところはセリア、ラティーファ)で補おうとしてもいずれ限界がくるだろう。緩い日常系とは訳が違う。

 ここまで視て本作はキャラ間の関係構築の積み重ねがセリア以外はあまりに乏しい。

 エピソード(思い出)不足=情緒不足。

 結果、1年間生活を共にしたキャラたちの別れの名残惜しさが感じにくい。私は原作からのエピソードの脳内補完がないと感情移入出来ない事態に陥った。

 せめてあと1話あったら、今回はリオが颯爽と現れる直前のハラハラドキドキの引きで終わって次回の"英雄誕生の瞬間"は盛り上がり、"ラティーファとリオのより強固になる絆"を過不足なく演出できたものを。ラティーファとリオの別れ前の会話も情緒マシマシで原作に劣らない味わいが生まれたと思う。

 長老アースラとラティーファが祖母と孫という設定もアニメで表に出せかも。ラティーファの同世代の友達となる銀狼獣人サラの妹ベラと獅子獣人のアルスランもアニメで登場出来たかも。訓練で培われるリオと4名のヒロインとの関係性の深化も描けたかもしれない。

 ああっ、タラレバがどんどん増えゆく。そんなもの今後も増え続けるのは勘弁して欲しい。が、この流れの感じでは無理とみた。

 第3章(巻)は今まで以上に情緒豊かな物語。それもアニメ3話程度でまとめる可能性は高くかなり不安。今回、物語評価を下げるが第3章を4話でまとめてくれるなら評価はまた上げたい。

〈作画について〉

 今回のワイバーンとリオの戦闘が製作会社の作画の試金石と思っていた。リオが初めてヒーローとして周りから認識され、以降は出逢う人々の多くから恩人として尊敬され続けるようになる重要なターニングポイント。だからこのシーンの作画はスタッフの総力戦で取り組むと予想した。

 結果、また作画評価を下げた。頑張りは感じられるものの贔屓目でまあまあのレベル。相変わらず人物の動作は直線的でロボット的でぎこちない。行動の予備動作も足りない。しなやかでなめらかな迫力ある動きは苦手。おそらくこれ以上のクオリティは望んでも無理。楽しみは減りゆくのみか。
{/netabare}

第3章 (ラノベ第3巻「決別の鎮魂歌」第4巻「悠久の君」より)
✴️第7話「約束の地」(8月17日 2:00 - 2:30)
{netabare}
 総合満足度75点。いきなり異文化の別世界に転移したかの展開。穏やかに稲穂たなびく和の世界観はとても落ち着く。夢の中のようなふわっとした背景美術がいい。

〈あらすじ〉

 神聖暦998年の秋 リオ14歳

 リオはヤグモの方々を巡り両親の手がかりを探しカラスキ王国にたどり着く。安土桃山時代の日本のような国。そこは魔法ではなく精霊術が普及していた。

 リオはその国内のとある村に到着。そこの巷で最も顔が広いと評判の村長の家を訪ねるリオ。だがなんと驚いたことにその村長ユバはリオの父方の祖母だった。

 ユバ曰く、リオの両親は訳あって内密に国を出たという。その時、帰れる見込みは無く事情を知る一部の者で建てた二人の墓があるそう。しかし二人が国を出た理由は自分からは教えられないという。

 ユバは孫のリオを大歓迎。結果としてリオは村で働き、ユバと一つ屋根の下で生活することになった。他にも家族はもう一人でその名はルリ。彼女はリオの父の兄の娘にあたる従姉で一つ年上の15歳だった。

 リオは昼間は猟師業、午後からは農作業の手伝いをするようになる。仕事は優秀で村の生活向上のために非常に協力的。料理も得意。リオは高度な精霊術で風呂小屋や石鹸を作ったりなど村の生活改善に大きく貢献する。そしてリオはユバたちからとても頼りにされるようになった。

 そんなある日、乱暴者として嫌われる隣村の村長の息子ゴンが交易途中で村に立ち寄る。さっそくルリの親友サヨの兄シンと諍いを起こし村中に警戒されるゴン。

 その夜、ゴンとその取り巻きはユバ宅に侵入しルリの部屋に夜這いに押し入る。そこには泊まりに来ていた親友のサヨも寝ていた。二人とも手篭めにしようとするゴンたち。が、リオの防犯のための結界が反応。リオの介入により未然に犯罪を防ぐことができた。

 ゴンに母の仇敵の面影を重ねるリオ。心の封印が解かれたかのようにどす黒い怒りで我を忘れゴンを半殺しにする。

 リオは今までは天川春人の人格に引きずられ甘かった己を恥じる。そして母の敵への復讐こそ本来の自分に相応しいと気付く。

 リオは弱い自分と決別して復讐の鬼となる覚悟を固めた。

〈ゴンにイライラ、怒りでボコボコ〉

 相変わらずのダイジェスト感丸出しがマイナス。今章も急ぎ足で淡々と話が進むのか。今回はゴンたちがユバ宅に忍び込む直前で次回に引くのが王道で理想的なのだが...。この感じではやはり3話以内で今章も終りそうで残念。

 原作小説によると、精霊の民の里からヤグモ地方の端迄、飛行術なら一週間足らずだが身体強化の徒歩で数ヶ月かかる遠方。しかもヤグモは大小三十以上もの国々が存在する広さ。あてもないリオは都市や村を順番にひとつずつしらみ潰しの地道な聞き込み調査の日々。数ヶ月が経過してようやくたどり着いたのが今回登場のカラスキ王国のとある村という状況。

 アニメではリオは冒頭にいきなり村に現れ、以上の苦労は一言説明で済ませた。これではユバにたどり着くまでの苦労がアニメではいまいち伝わらない。リオが長旅で和食にすっかり馴染みきってるのも時間経過が伝わらないから唐突な印象でしっくりこない。

 たた今回は、その落ち着きに風格も感じられる村長ユバ、粗忽だが好奇心旺盛で性格明るい社交的なルリ、ルリの親友で乙女の奥ゆかしさが輝く内気なサヨ、リオを妬むが妹サヨを大切に思う根の優しい兄シン。

 以上の4名の新キャラの演技演出がとても良い。人物作画も好感度高い。特にサヨは地味だが個人的に大好きなキャラなので次回もどう描かれるか楽しみだ。
{/netabare}
✴️第8話「王家の系譜」(8月24日 2:05 - 2:35)
{netabare}
 総合満足度65点。今回のダイジェスト感は前回以上。バトルの作画が相変わらずショボいのも痛い。ゆえにアニメ評価は相変わらず厳しい。

〈あらすじ〉

 リオは護衛として村の年貢の運搬兼交易隊に同行し、数日後初めてカラスキ王国の王都を訪れた。そしてサヨと二人きりになっての必要な買い出しの最中、身分の高そうな一人の少女の誘拐事件に遭遇する。リオは即座に犯人を無力化し少女を救うが、面倒事は勘弁と事後を少女の護衛役に託し、名も告げず立ち去った。

 その夕方、宿屋に戻るリオとサヨ。すると村の担当役人ハヤテとその両親で王国随一の臣下サガ·ゴウキとその妻カヨコがリオの前に現れる。そして彼らから両親の秘密を聞かされる。リオの母アヤメは王族だった。そして父ゼンは母の元護衛役だった。

 リオは翌日、祖父母である王と王妃に謁見して母の死の事実を祖父母に告げる。そして仇敵である冒険者ルシウスを討ち取る意志を伝える。

 王はその意志を尊重しゴウキの下での修行をリオに勧め、その手始めにゴウキとリオの手合わせが関係者に見守られながら行われた。しかし王国随一の武人ゴウキに難なく勝利するリオ。リオの実力は認められ、いつでも旅立てる状況になった。

 村に戻るとリオは両親の墓前で誓う。敵討ちという醜い自分を受け入れ、逃げずに前向きに生きると。

〈イベントぎゅうぎゅう、展開バタバタ〉

 簪のプレゼントといったサヨのリオへの想い深まるエピソードを忠実に再現したのはよかった。漫画になかったリオの初カムタン(異世界ラーメン)シーンも新鮮でよかった。武士道精神溢れるカラスキ王国の再現度は高い。サヨやコモモは可愛い。人物の表情作画や声優達の演技も感情豊かで申し分ない。

 とは言うものの尺が短か過ぎる。犯罪者ゴンの処遇、リオとサヨの王都デート、コモモ救出、リオとゴウキとの出会い、リオの両親の謎の解明、リオの母アヤメの死の真実と仇敵情報、リオ仇討ちの決意表明、リオとゴウキとの手合わせ。まとめ方は絶妙だが、これだけ盛りだくさんの内容をアニメで1話に収めるのはどうかと思う。

 アニメディア2021年7月号に掲載された監督インタビューによると、原作サイドからアニメは今期内でセリアとリオのドラマにひと区切りつけて欲しいという要望があったそう。そのため監督はアニメ構成には相当苦労されたらしい。急ぎ足の現状はその弊害。ただ、物語を圧縮しても原作の持ち味を大切に残そうというシリーズ構成も担う監督の努力は感じられる。その点は素晴らしい。今回も原作未読ならそれほど気にならなかったかもしれない。

 原作では、王族との繋がりなど何も知らないままリオは一度村に戻っている。そこにユバからの手紙を読んだゴウキとその妻カヨコが村を訪れ、リオと面談してリオの人柄を見極める。そして王との謁見のためリオはゴウキ達と共に再度王都に、という流れ。ゴウキの娘コモモ救出の恩人がリオと判明するのもその時。

 以上の原作のプロットと比べ、アニメのプロットはあらすじに書いた通りで大幅な改変あり。おかげで時間短縮に成功して効率的ではある。しかし初対面同士の信頼は段階踏んで深めることも大切で、王との謁見まで時間を掛ける原作の流れの方が自然だろう。

 ラノベ第3巻は、堪え忍ぶ心、忠義の心、惻隠の情など、原作の中でも日本的情緒の豊かさで心の琴線に触れること多く原作がより好きになった。

 原作ファンとしては現状とても残念に思う。今回の流れで次回で第3巻相当の3章が終わるのは間違いない。第3巻に対しては少なくともアニメ4話分の尺が欲しい。もっと原作の持つ情感ゆたかで緩やかな流れを味わいたかった。
{/netabare}
✴️第9話「それぞれの決意」(8月31日 2:05 - 2:35) 物語3.5→3.0
{netabare}
 総合満足度60点。今期中のセリア再登場のため、急ぎ足は止まらないどころか加速中。今回の後半三分の一からラノベ第4巻の内容に突入。話が大味でさらにつまらなくなった。尺相応に原作からの改変あったが、特にCパートはかなり大胆だった。こうなることは監督インタビューからある程度予想出来ていて驚きはない。もはや諦観の境地。物語評価は今回で下げ止まりにする。

〈あらすじ〉

 ユバとリオはルリに、リオが王族でルリとは従姉弟だと伝えた。そしてリオは二人に来年の秋の収穫祭後に村から去ると伝える。リオの素性は村では三人だけの秘密。そして翌日からはいつもと変わらない村の日常に戻っていった。

 翌年の田植えの時期、リオはサヨに年内に村を去ることを伝えた。サヨはリオに心底惚れていてそれに衝撃を受ける。そしてリオに付いて行けるようにと必死に残された期間に体を鍛え精霊術のレベルを上げようとする。半年後、サヨはリオに想いを伝えリオとの同行を切望した。リオのこれから進む道は仇討ちという人殺しの道。リオはサヨの想いには応えられないと同行をはっきり断った。

 神聖暦999年の晩秋。15歳になったリオは村から旅立ち精霊の民の里に帰郷する。久しぶりに旧交を暖めるリオとラティーファたち。そんなある朝、リオは目覚めると全裸の美女が隣で寝ていた。

〈サヨはさめざめ、心しくしく〉

 サヨの告白が今回の山場。リオに付いて行きたい一心で精霊術の修行に打ち込むサヨが健気でいじらしい。不憫な妹のためリオに土下座してでもサヨの同行を頼み込む、不器用だが優しい兄シン。切ないが大好きなシーン。ここをアニメで取り上げてくれたことは感謝。

 しかし、ゴウキとカヨコ率いる家臣団がリオの仇討ちを共に果たそうと随行しようとする件はアニメではカット。コモモの村に滞在の件も画だけで表現。コモモはラティーファとは違うタイプの可愛いいキャラゆえ、アニメでろくに描かなかったのは実にもったいない。原作3巻後半で村でリオを取り巻く二人のヒロイン。コモモは陽でサヨは陰となり彩り豊かな話だったがアニメでは片手落ちになった。

 また、原作でリオの中で眠っていた精霊が目覚めるのはリオが里を旅立った後のこと。Cパート、ここは今回一番原作から改変された部分と言えそう。原作で精霊と初めて遭遇するキャラはラティーファたちではない。次回からは原作からかなりアレンジされるのは間違いないだろう。

 原作と比べアニメは回を追う毎に不満蓄積中だが、どういう形で最終話を迎えるかは興味ある。しっかり最後まで見届けようと思う。
{/netabare}

第4章 (ラノベ第4巻、第5巻「白銀の花嫁」より)
✴️第10話「精霊の目覚め」(9月7日 2:05 - 2:35)
{netabare}
 今回の満足度70点。今回から最終話迄、描くポイントが明確なのは悪くない。次回への引きもいい。

 アニメは第4巻全部と第5巻の第2章迄の内容から必要最低限だけピックアップ。そして後半の残り6分程から第5巻の第3章の内容へ。つまり今回で第5巻の前半分迄の描写終了。

 この流れで予想すると、今期は第5巻の最後まで描くのだろう。前回と今回のカットされた所の大半は、物語上必要不可欠。ゆえにもしアニメに二期があるなら、その時に形を変えてでもある程度復活すると思われる。

〈あらすじ〉

 リオの隣りで眠っていた美女は、彼の契約精霊が実体化した姿だった。リオは彼女をアイシアと名付け、里の長老たちや里の大樹に宿る精霊ドリュアスに引き合わせる。そこでアイシアは常識外の実力を持つことが判明。リオの力の凄さは彼女の守護が原因だった。

 その後リオは、里から旅立つ前にラティーファと二人きりでじっくり話す機会があり、そこで初めて前世の天川春人と彼女は同じバスの乗客だったと知る。

 神聖暦1,000年、リオはセリアに再会するために、アイシアを伴い4年ぶりにベルトラント王国の王都に戻る。しかしその夜、セリアの研究室を訪ねるとそこはもぬけの殻だった。

〈アイシアふわふわ、セリアぎりぎり〉

 いつもふわふわして神出鬼没を特技の一つとするアイシアはリオの最高の相棒で頼もしい。セリアも21歳で適齢期とは言え、よりによって婚約者がリオを嘗て拷問した貴族。運命は意地悪で残酷だ。だが今のリオにはだれにも負けない力がある。

 ここからの展開は王道中の王道。ヒロインの尊厳に関わる最大のピンチを救う白馬の王子様の物語で原作で非常に盛り上がる所。ゆえにアニメに対して、原作者がここを確実に描かせたい気持ちは非常に解る。

 だが2クール目にこの部分を持って来るべきだった。本作がアニメ企画段階で1クールしか約束されてなかったなら、アニメ化は焦らないで見送るべき、と今回改めてそう思った。

 もし2期があって続きがあるとしても、原作ファンの多くにとっては、今期のスカスカさは許し難いと思う。

 演出上で滲み出る手腕から、シリーズ構成も兼ねるヤマサキオサム監督は非常に優秀と思う。原作側の拘り抜きで、構成をすべて監督にお任せだったらどんな出来だったろう。返す返すも残念だ。
{/netabare}
✴️第11話「白銀の花嫁」(9月14日 2:00 - 2:30)
{netabare}
 ほぼ会話劇で終始してアクションシーンが無かったのが幸いして、今回の満足度80点。今回は脚本と演出、声優演技のバランスが絶妙。作画は、動作はいまいちだがキャラの表情は秀逸。

 特にセリア、細やかに心情を伝えてくれて深く感情移入出来た。結果として、今回でセリアは本作のメインヒロインとしての座を不動とした感があった。

〈あらすじ〉

 リオはアイシアの協力で現状を認識する。セリアは政略結婚の危機真っ只中。婚約者はよりによって、嘗て己が手柄のため、リオを拷問して王女フローラの誘拐犯人に仕立てようとした男、侯爵家のシャルル・アルボーだった。

 そしてセリアとの再会は、アイシアが見つけた彼女の滞在先に侵入することで人知れず成功した。しかし、まだセリアの結婚に対する真意を十分に掴めないリオは思い切った事は何も出来ない。そこには、リオには親の仇討ちという最大の目標があることも大きい。

 リオとの再会後、依然精神的に追い詰められたままのセリア。作り笑顔で己の義務に忠実であろうとする。果たしてセリアのピンチを食い止めることがリオに出来るのだろうか。

〈リオはこそこそ、セリアぼろぼろ〉

 リオとアイシアのコンビは天下無敵。アイシアの諜報の活躍無くして、こんな短期でリオが必要な情報も得られることはないだろう。

 一方、貴族としての本分をわきまえ、意に沿わぬ結婚も自分を殺してでも受け入れようとするセリア。リオが訪れて嬉しい状況でも、悲しい現実の渦中の彼女。必死に笑顔を保とうとする彼女が不憫で切ない。誰が視てもセリアは不幸のヒロイン。次回、救われないと視聴者も浮かばれないだろう。

 次回の最終話は、王道のヒロイン救出劇になるのは誰でも予想出来ると思う。ただ脚本と声優演技はともかく、アクション作画が弱点の作品ゆえ、過剰な期待はしない方がいいかもしれない。
{/netabare}
✴️第12話 (終)「運命の再会」(9月21日 2:00 - 2:30)
{netabare}
 最終話は、ラノベ第5巻第5章と第6章を描いて終了後(第5巻のエピローグは除く)、ED直前とCパートで第4巻第2章から第3章を基にアニメオリジナル構成で描かれた。

〈あらすじ〉

 リオは、シャルルとセリアの結婚パレードの途上でその馬車に突入。シャルルを踏みつけ、セリアと念話で合意の上で彼女を掻っ攫った。逃亡の途中、セリアはアイシアに託し、自らを囮として追手を引き付けるリオ。数百単位のベルトラム王国軍の大部隊を振り払い、近衛騎士団団長にして王国最強と名高い『王の剣』アルフレッド=エマールの攻撃をかわす。そして王都からの脱出に成功した。

 王都郊外にたどり着き、アイシアとセリアに合流したリオ。しかしその時、東西南北のあらゆる方角で、六本の様々な色の眩い光柱が舞い上がった。その先に待つもの、それはリオと言うより、天川春人にとっての運命の再会だった。

〈セリアにこにこ、続きあるある?〉

 今回の満足度70点。最終話は脚本のまとめ方と声優の演技はそつなく、セリアがヒロインとして非常に魅力的だったのは救い。アクションシーンの作画は、一部を除き思った通りのチープさで残念。

 ここで終わると実に中途半端。これで2期が無かったら大ブーイングだ。

 本作の最終話終了時点では、円盤の予約はパッとしないようだが、原作の売り上げの伸び(累計発行部数200万部突破間近)と国内外のアニメ配信状況は好調のようだから、2期実現の可能性はかなり高いだろう。

 仮にアニメに2期があればまた視聴するつもりだ。ただ今期、ここまで原作を簡略化した以上、2期を楽しみに待つことはないだろう。
{/netabare}

❰全話視聴後の感想❱
{netabare}
 全話の個人的評価は65点。ヒロインが多く、主要舞台も3箇所あったゆえに、人間関係の構築を丁寧に描きれない点に不満が多い。セリアだけがヒロインとしての魅力が必要十分に描かれたものの、アイーシャ他精霊の民のヒロインたち、サヨ、コモモ等、描写に割く尺が圧倒的に足りない。

 リオの人間としての魅力アップには、出逢うキャラとじっくり交流して人柄を滲み出す時間が必要。そのために原作の描く範囲をもっと狭めるべき。また、バトルの作画がチープなのも、リオの強さも安っぽくなり、彼の魅力がいまいち伝わらなくなった。

 書籍第4巻と第5巻の話の順番を入れ換えた工夫は悪くない。だだ簡略化せず、腰を落ち着けて第1期は全12話を各巻を最低4話で3巻迄丁寧に、話の切りのいいところ迄描いた方が、視聴者にとって続きが気になり、アニメ2期の期待が高まり、原作抜きでも人気タイトルになり得た気がする。

 2021年4月で書籍既刊19巻とコミカライズ既刊6巻で、シリーズ累計発行部数130万部達成。アニメ放送直前の2021年6月時点では160万部突破。さらにアニメが終わる9月には、書籍第20巻とコミカライズ第7巻も刊行されており、累計発売も190万部に到達した。

 以上から、アニメは原作販促での効果はあったかもしれない。だが、一般的に軽薄なろうテンプレとみなされがちな作品になってしまった印象は拭えない。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

4話までの感想{netabare}
原作未読、なんか色々と不思議。
最初制作はMAHO-FILMかと思ったw
絵の雰囲気が“うちの娘のためならは~”や“神達に拾われた~”っぽく感じだので。
作画はそこまで悪くないのだけどどことなくぎこちなく、そんな中ヒロインの顔だけは意地でもクオリティを死守してる様が、柳瀬雄之が血ヘド吐きながら手直し頑張ってるのかなー?と予感させる。
が、実際は全然MAHOとは関係なくトムスだった模様、いや実質はトムスじゃなくてワオワールド(“アニメガタリズ”やったとこみたい)ちゃう?
てっきりキャラデザは出口花穂だと思い込んでたよ、違いがワカランw
というか1話は凄い頑張ってたんだ、1話は。
正直本編よりOPの方がヘボくて「そんなことある?」と驚いたが、3話にして力尽きたかOP相応のクオリティになってひと安心と言って良いやら悪いやら…。

絵についてはそんな感じで内容の方、といいつつまたOPの話になっちゃうけど…これが心証悪い。
OP最後女性キャラがドドドと出てくるのが「うわぁ」と声を出さずにいられない。
転生モノとしては最近めっきり数の減った「元の世界に未練がある」タイプで(“聖女の魔力は~”のアイラとか居るので全く無い訳ではないが)ほんのちょっとは感心した…いや、したいところなんだけどOPが邪魔をする。
あれだ、スラム時代に一緒にパンを盗んだ同世代の男友人とか居ないのが残念なのかも、そういうのが居ればOPも「女の子まみれ」みたいなことになならなかったんじゃない?
元の世界に未練はあってもスラム時代には未練が無いのは、結局バーターにかけられたみたいであんまり深みを感じない。

ってところでの4話、刺客として襲ってきた新キャラのラティーファがよく分からん。
転生したの、いつ?
主人公と同じ時期なら──毒針使ったりそれなりの戦闘を繰り広げてたし、首輪つけられてずっと戦闘訓練させられてた…と思うのだけど、それにしちゃあメンタルが弱い・幼い。
見た目に関しては獣人の成長速度を知らんのでナントモ。
訓練だけでなく実際にコロコロしたことあんの?
よっぽどの手練れでなきゃ単身で追跡なんて…クライアントは結構貧乏?
ってかリオは生死不明じゃないんだ。
死体が見つかってないとはいえモンスターがうろつく世界でしょ?生存を確信したのは何でだろう。
指令としては「もし生きてたら殺せ」であって、帰還しないのは生存を明らかにすることになってヤバいと思ったのだが…最初から生存を確信されてるならいいの…か?
いやそうであるならセリアも疑われない?セリア宛の手紙なんて検閲対象でしょー。

今後その件に触れるならいいけど、現状な~んか雑さを感じる。
王女誘拐事件も5年間進展無いのん?{/netabare}

5話感想{netabare}
最初誤解を元に襲われて「またかよ!」と思ったが、いや、ひょっとしてこれは誤解が解けた後で人間と亜人とで素直に謝れる/謝れないの違いを描いた…のか?
その国や地域のトップに貸しを作るには体の良い展開だなぁと思わなくもないが…。
負けることで「そこらのなろうのチート系とは違うんだZE」アピールだとしたらちょっと志が低い。
ま、まぁ、いつもこんな感じで誤解されて襲われるのなら、ラティーファが転生者と思ってもおいそれと尋ねたりしない慎重さへの説得力にはなる、か?
というか身の上は尋ねられないの?
ラティーファが帰って来ないことで第二第三の刺客が放たれるんじゃないか?と思ってた私としては、リオがのほほんと逗留生活をしてるシーンが気が気でならなかった。
せめて追跡は断ち切ったとか、人間の手先ならここには来れないだろうとか語って欲しかった。
欲を言えば「私が居るとどんな災いをもたらすか分からない」と、それが叶わないとしても滞在を断る素振りをして欲しかった。
後で村が襲われて「お前が来なければ平和でいられたのに」と責められそうで…無いとは思うけどね、丁重にもてなされればされるほどそう予感してしまい安心して見れない。
なんかリオが「今自分の置かれてる立場」を気にしなさすぎというか、他のなろうでよくある自発的でない感じ、こっちから何かしようと思わなくても周囲がお膳立てしてくれる感じ。{/netabare}

6話感想{netabare}
まてい、ちゃんと前回の最後の方覚えてる?
ワイバーンの巣から卵奪ったらワイバーンが追ってきた、ってところで終わったんよ?
それを踏まえての6話冒頭、「リオ殿が里に来て1年──」とか言い出したので、ワイバーンの巣を襲った出来事からも1年経ったんだと思っちゃったよw
コイツら卵抱えて1年間逃げ続けてた?ってね。
よく見りゃ5話の祭の段階で1年経ってると分かるけど、だったら5話中に「リオ殿が里に来て1年──」と言えよと、何故6話に引っ張った?
もしくは卵を奪うシーンを「リオ殿が里に来て1年──」と言わせた後にするべきだったんじゃないかなー?
「リオ達が里で平和に暮らしてる裏で不穏な動きが起きている」というのを見せたくて卵を奪うシーンを5話に入れたんだろう、それは分かる。
が、紛らわしくすることで何か演出的な効果があるでもなく、単に気が利いてないだけな気が…。
細かいことかも知れないけど、こういう部分までちゃんと気を配ってるかどうかが脚本の良し悪しに繋がるんじゃないかなー、と思ったり。

なにより、ラティーファを刺客に送ったのに戻ってこないことでスティアードは次にどんな手に出る?を期待してた自分としては、何事も無く1年経っちゃったのが肩透かしでして…。
今後暗躍っぷりが描かれるのかも知れないが、前回の感想でも書いたけどそもそもそっちに気を向けないリオ達が不思議でならない。
いつかスティアードと対峙する──ケリを付けてくれないとスッキリしないので──とは思うのだけど、大丈夫かね?

視聴者の興味の向かせ方がズレてるというか…私の方がズレてるのか?
ボケっと見てても「何か大事なことを忘れてる気がする」って感じるんじゃないかなー?
王女誘拐の件も6年間遅々として進んでないということだろうか。
冤罪だろうが犯人をデッチ上げて処罰しなけりゃ威信に係わるって話じゃなかったのか?{/netabare}

8話までの感想{netabare}
ほげええええ、顔面ヘッドスライディングした気分。
主人公が王家の血筋って…あれぇ?何故だ?何故かすっごくガッカリ。
それが悪いってことじゃないハズなのに、何で私はこんなにもガッカリに感じるんだろう。
とにかく直感で「そりゃないよー」という気持ちが湧き上がった。

今までそんなこと匂わす伏線らしきものが無かったからか?
王家を示す短刀を親の形見として持ってるとか、一族だけに遺伝するアザがあるとか、なんかあったっけ?
パスタ屋のロッテとか、回収がずーっと先と思われる伏線なんて張ってる場合じゃないだろー。
天涯孤独の身から人情とチート能力で仲間を増やしてのし上がってく話だと思ったら、本人の努力とは関係無しにデカい後ろ盾が突如生えたような…。
転生者で女神だか精霊の加護を受けてるだけでもアレなのに、突然ドエラい設定が降って湧いた様に感じて…この唐突感がガッカリの原因かなぁ?
ついでに母親の仇も唐突だし、両親が駆け落ちする原因となったロクレン王国とやらの蟠(わだかま)りはどうなった?これから?

なによりブラックワイバーン製の衣装がヤグモ背景と合ってなくてキモい。
人攫いを倒した後「面倒ごとは避けたい」とその場を去るとか、目立たない様にする努力を一切してないヤツが言うことか?
交易が盛んで色んな人種や民族衣装が町に溢れてるならまだしも、作中見る限りそうじゃないし、キモいって。
小説じゃ気にならなかったのかも知れないが、アニメでやるとヘンテコこの上ないのでもうちょっと考えてくれよー。
そろそろ切ろうかと思ってるんだけど、早くこの地を去ってくれないかな。{/netabare}

9話感想{netabare}
前回王族の血統と聞いてガッカリした話の続きになるけど、「果たしてその設定によってリオにデメリットはあるの?」に対し「いいえメリットしかありません」がアカンのだろう。
逆に、もしデメリット──本人は一切関与してないのに一族を恨んでるヤツが居てそいつから命を狙われるとか──があるならまだ見れるかなぁと思いつつ9話に臨んだら…。
どうやら無いっぽい。
いやいや、血筋絡みでの面倒ごと起きんのかーい!
ロクレン王国(両親が駆け落ちすることになった原因)は本気でスルー?もう過去の話?
ルシウス(親父の冒険仲間、母親の仇)が変貌したのはそこからの差し金って可能性を…疑わないの?
というか、前回の人攫い未遂の話はどうなったん?背後に陰謀が絡んでる…とかじゃないの?
何事も無く安穏と1年過ごしちゃったよ…ゴンは出所したん?

1話の王女誘拐が一番印象強いけど、それ以外だってトラブルに対して表面的な対処はするけど根本はなにも解決してないエピソードばかりが続く。
他の方が書いてらっしゃる「全てが中途半端のつまみ食い」、正にその通り。
最後に全ての事件が巨大な黒幕に集約するって展開なのだろうか?
そうでないと困るんだけど、それにしたって中途半端が過ぎて忘れ物が溜まる一方。
深く掘り下げることなく次の出来事へ移ってしまうため、関心を維持しづらい。


話もそうだけど、絵もちょっと…。
1年逗留したカスラギから旅立つってシーンで…なンだその軽装は!?
ああああ!!!!
結構許せない、“チート薬師”より、“D-CIDE”の龍平よりイラっと来たかも。
お土産どっさり持たされるんじゃないの?実は嫌われてた?
折角日本風の地域を出したんだから三度笠と道中合羽くらい羽織ったっていいじゃない!ってかそうしろよ!!
数ヶ月海外旅行して帰ってきたら向こうの服着てたりしない?カスラギに行った形跡を残したくないのか?浮気相手の家感覚?
ちょっと近くのコンビニに買い物行く感じにしか見えなくて、もう当分戻ってくることのない決意や雰囲気なんてあったもんじゃない。
この絵ヅラでサヨとの別れをしおらしく描いたところで嘘臭くてうすら寒いだけだって。

と思ったら次の場面でビュンと空を飛んであっという間に精霊の民の里へ到着。
あっ、ホントに近所だったんだ、徒歩10分飛行30秒って感じ?(嫌味)
旅情も哀愁もへったくれも無いな、両方の村を毎日行き来すりゃいいじゃん。
それでいて持ち運べる家をリクエストって…だからさぁ「そういうのがあったらいいな」と必要性を感じる出来事を見せてないので多くを望む業突張りにしか感じないって。
雷雨の中飛び続けるとか、寒さに丸まりながら野宿するとか、長旅感をあらわす時間経過のシーンをなぜ入れなかった?
旅の装備を考えたくなかったのかなぁ…前回町中で目立たない衣装を描かなかった件といい、作画は結構一杯一杯なんだろうか?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

大失速

なろうのテンプレアニメ。
前半はめっちゃ好きだったんだが、4話以降ぐらいからだんだんと興味を失っていき...

{netabare}
なんというか、酷いって感想よりもなんでこうなるかなぁって感じがして少し悲しい。
前半のセリア先生パートあたりは面白かっただけに。
個人的に今期No.1ヒロインはセリア先生でした。
2,3話の主人公とのやり取りは本当に良かったし、最初は先生がリオを気に掛けるという構図からだんだんと逆になっていくのも見ていて良かった。
3話でセリア先生を退場させたのが完全な間違い。

4話から10話ぐらいにかけては本当に酷い。
行く先々でヒロインが出てきて、キャラデザはかわいいんだが、掘り下げがなさ過ぎて全く何も感じない。
年数もすぐ経過して、すぐに別の場所に行くしキャラ、場所に何の感情もわかない。
そもそもヒロインは普通に先生だけでいいはずなのに、なんでこうハーレムにしちゃうかなぁという感想。
旅をしては現地妻を作って別のところに行っての繰り返し。
絶対にセリア先生との二人旅アニメにした方が面白かったと思う。

10~11話で少し取り返したんだが、最終回も酷すぎる。
ニセコイとやっていることが同じ。
あそこでセリア先生を攫ってセリア先生と結婚して終わりだったらたぶん評価あと星1ぐらいは上げてた。
まあ中途半端な終わり方をしたから結局どうなったかはわからないけど、何の前触れもなかったのでハーレム要因に加えるだけなんだろうなと。
それならあの金髪と変わらないじゃんと思った。
あの金髪、先生が攫われそうなとき結構心配してくれてたし。
最終回になって主人公が嫌いになってしまった。

まあ、最終回でサイコパス感が出てしまったと言え、そこまでの話での主人公の印象は良かったかな。
ぼくリメ、東リベ、転スラみたいに中身大人なのに子供のように見えるアニメが多い中で、このアニメは転生前(とは言っても高校生?)の年齢相応に見えた。

キャラ以外で言うと、ストーリーも前半はいかにもなろうという感じだったんだが、正直言うほど嫌いではないからまあまあ良かった。
テンプレだけど、キャラ魅力があったから普通に楽しめたといった感じ。
ただ、中盤はわけのわからないキャラが急に現れた敵と戦う展開が多くてあんまり楽しめなかったかな。
ラティーファの前世の掘り下げも薄くて、これなら前世要素いる?ってなってしまった。

それと、ルリの声がすごく耳が痛くなるような声だったんだが、声優が下手なのか?

ほんとに作りようによってはもっと面白くなったであろう惜しい作品。
OPとEDも両方良かったです。

↓一話毎感想
{netabare}
1話 3/10
おさまけか?
いつもの始まり方。なろうタウン。
OPの剣振る所ダサすぎて笑った。
前世の記憶と今の記憶どっちが正しいか葛藤してるところは良い。
ヒロインはめっちゃ可愛い全員。
特にあの銀髪の子は今期で一番かわいいかもしれない。
いや特に何も情報渡してないのになんであんなに銀貨もらえるんだよw
なんかご都合的に魔力の使い方を教えてもらえるw
久々の王道ゴミなろうって感じで一週回って面白かった。
ほんとヒロインめっちゃかわいい。
いや助けたなら今ちゃんと話せよ
なんで混乱させそうなことを言ってわざわざ連行されるんだよ。
普通に現場で転がってる誘拐犯を見せればいいじゃん。
バカしかいない。ほんとのこと話せよw
この王女たち自分がやばそうな奴に突き出しといてなんで被害者面...。いきなり王と謁見ww
ヒロインほんと可愛いし不快感はない。
もうこういうなろう系は一週回って楽しめるようになってしまった。
ED結構いい

2話 10/10
ほんとヒロインかわいい。
なんで差別される可能性あるのに学校に入れるんだよw
行かせる意味もないし。
キャラは全員可愛い。ほんとに。
12歳とか最高か?
まあ知識あってもイキらないのはいい。
このアニメ作画結構いいという。背景やたら頑張ってるし。
こういう系の作品主人公が都合よくみんな転生前に剣道やってるのなんなの?w
思ったより悪くないなこのアニメ。
ヒロイン補正大きいかもしれないけど。
転生前設定も結構生きてるのもいい。
ロリかわ。主人公がちゃんと中身大学生って感じがするのもいい。
年数経過しちゃった。17歳か。 
大人は結構差別しないのね。
戦闘あっさり 恋愛要素もあるのかな。
 
3話 10/10
一切ありません(大嘘) 強い魔物がいないとかいう分かりやすいフラグ。
魔法使えるじゃんw
さすおに系アニメか。フローラもかわいい。
ええ 先生もうでないの?
ついていってほしかった。
 
4話 5/10
なろうタウン
なんでスープパスタあるんだよw
ああ、他にもいるのか転生者。
親がどっちの親を言ってるのか分かりにくい。
主人公そこまで最強じゃない?
女の子に厳しい。都合がいい能力。
この子転生者なのか
謎リョナ 転生者なのに何でこんなカタコト
イキリ演出きつい。主人公ちょろw
このアニメの目的が分からん。
先生ちょっと出てくれるの嬉しい。
寝言で気づくって展開は書き方が下手。
東京言ってるんだから追及しろや 

5話 6/10
異世界語の下り痛いからいらない。
安定の頭の悪いMOB。
意外と主人公弱いのか?
当然のようなハーレム。
ほんとキャラめっちゃいい。なんだこのおっさん!?

6話 2/10
1年経過したw
旅立つ必要あるの?
ってか、ラティーファの伏線回収はなし
里で暮らしてるシーンが少なすぎて感情が置いてけぼり。
どうでもいいキャラの戦闘ばかり見せられてもなぁ。
主人公いつの間にこんなに強く。
ハーレムしだしたのがマイナスになってきてるのかなぁ。
ええ...実際の兄だと認識せずにこの子の話一端終わるの?
出た、四次元ポケットw 笑うわ。
序盤大好きだったけどさすがに酷くなってきた。
キャラに魅力がそんななかったのが2~3話との違いかな?
2~3話は先生とのやり取りが多かったのが良かった。
20秒ぐらいのCパートが一番面白い。

7話 3/10
ヒロインが出てきすぎだなぁ。
最初は先生だけだったから面白かったのに。
このださい服なんなんだ。旅アニメかな?
声優下手だな。
あーいつもの展開。
これ声優下手って言うか声入れてるマイクおかしいんじゃないのか?
即落ち2コマ。いややりすぎだろw 笑ったわ。
会ったばかりのヒロインが襲われたぐらいで殺そうとすんなや。
復讐とは。ほんとにつまらなくなってきた。

8話 2/10
ダメだ、ヒロインに魅力がなさすぎる。
キャラデザは好みなのに。
これが先生だったならかなり評価してたんだけど。
日本文化要素いらんなぁ。
なんで主人公は殺されなかったの??
これ前世要素いるか?
この世界の記憶だけでいいじゃん。

9話 4/10
ルリの声ほんと耳が痛い。
もう出ていくのか、展開が早すぎるしこれといった展開もないせいで何も思い入れがない。
何で連れてかないんだ?
ハーレムものじゃないのかこれ?
先生一筋ってこと? 本拠地はこの村なんか。
最後きついわw 

10話 7/10
精霊の子かわいい。
何で一緒に風呂入るんだよw
きついなあ。ラティーファ赤の他人なのかよ。
出た、なろう便利アイテム。これ何年経過してるんだ。
結婚式阻止するのはいいけど、主人公がちゃんと結婚するんだよね?
ニセコイはやめてほしい。

11話 9/10
髪型変わったか?
ほんと先生が出ると面白いの草
主人公普通に先生と旅しろよ。Cパート良かった。

12話 3/10
えぇ...。何の確証があってこの展開なんだよ。
主人公が急にきつくなった。
せめて普通に話し合いぐらいしてやれよ。
意思を確認したいだけでここまでやる必要あったか?
もうほぼ阻止してるようなもんだろw 
主人公をもっと先生への執着心の強い人間っぽくしてくれたらこの展開でもよかったんだが。
駄目だ、ギャグアニメだわこれ。
なんで「あんたの結婚相手を公衆の面前で攫う!」って言って攫うんだよw 
金髪なんかちょっと不憫だわ。
こいつ変態と思ってたけどふつうに先生愛してそうじゃんw
何でこんなキャラにした。作画が。
いや、マジで主人公サイコパスだろ。
正常な行動をしてる善人らが主人公に蹂躙される展開。
意外と作画頑張ってる。
こいつも前世関係あるの?
日本語演出だけのための異世界語下りいらないって。
は?これ結局セリア先生、金髪の元にいてもこいつの元にいても待遇変わらないじゃん。
てか2期ないのかよw スマホ太郎を思い出す終わり方だ。
{/netabare}

曲20段階評価
OP「New story」8.0/10
ED「Elder Flower」9.0/10
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

60.4 8 幼馴染で魔法なアニメランキング8位
結婚指輪物語(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (99)
303人が棚に入れました
月刊「ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス刊)にて大好評連載中のめいびいによる漫画『結婚指輪物語』。累計部数130万部(電子書籍含む)の人気作がいよいよアニメ化! どこにでもいる普通の学生サトウは、幼馴染のヒメへ密かに想いを寄せていた。 告白を決意したある日、サトウはヒメから遠いところへ引っ越さなくてはならないと突然の別れを告げられてしまう。 恋心を諦められないサトウがヒメを追って辿り着いたのは、なんと異世界だった。 ヒメは、異世界に5人存在する「指輪の姫君」のひとりだったのだ。 サトウはヒメからいきなり結婚を求められ、勇者「指輪王」として世界の脅威に立ち向かうことに。 さらに、指輪の真の力を引き出すには、残り4人の姫たちとも結婚する必要があり……!? 5人の姫との異世界新婚ファンタジーが、ここに始まる――!

声優・キャラクター
サトウ:佐藤元
ヒメ:鬼頭明里
ネフリティス:島袋美由利
グラナート:上田瞳
サフィール:加隈亜衣
アンバル:小松未可子
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

主人公がヘタレな理由を考察!

『黄昏乙女×アムネジア』、『かつて神だった獣たちへ』などのめいびいによる原作漫画は、『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載中(既刊14巻、原作既読)。
アニメは、全12話(2024年)。監督は、『金装のヴェルメイユ』、『実は俺、最強でした?』などの直谷たかし。制作は、『金装のヴェルメイユ』、『実は俺、最強でした?』などのStaple Entertainment。2期の制作が決定済み。
(2024.7.23投稿)

『ロードオブザリング』の邦題である『指輪物語』との関連性は、異世界ファンタジー設定以外でほぼなし。

パンチラ、ブラ見せ、B地区解禁作品ではあるが、DT主人公がヒロインといい雰囲気までは行くものの、謎の高い倫理観に突然目覚め、最後までは決して致さないという古典的少年漫画の伝統を正統に継承した作品(笑)

雰囲気的には、同じ監督・制作会社の『金装のヴェルメイユ』が近いか。


【あらすじ】
異世界の魔王である深淵王を封じる指輪の力を持った異世界の姫であるクリストル・ノバティ・“ノカナ”ティカこと“野中”姫乃(愛称「ヒメ」:CV.鬼頭明里)は、幼い頃に深淵王の追手から逃れるため、現代の日本に転移。
その転移した先で偶然出会った同じ年の主人公・サトウこと佐藤春人(CV.佐藤元)は、その後、ヒメの隣人・幼馴染として一緒に成長することに。

そして、二人が高校1年生になった夏、ヒメは、自分が異世界の姫君であることを周囲に隠していたが、深淵王が復活したため異世界に戻ることに。そこで、淡い恋心を抱いていたサトウと決別するため、彼を夏祭りに誘って別れを告げる。しかし、サトウもヒメが好きだったため、彼女の後を追いかけて異世界へ。

サトウが異世界に転移すると、正にヒメが復活した深淵王を再び封じる伝説の勇者「指輪王」候補と結婚するところであった。しかし、ヒメはもともと好意を寄せていたサトウが突然目の前に現れたため、思わず指輪を主人公に渡してキスしてしまう。こうしてサトウが一躍「指輪王」に。

しかし、真の「指輪王」になるためには、光・火・水・風・土の5つの指輪をもつヒメを含めた様々な種族の5人の姫と結婚する必要があった。そこで、主人公とヒメは、他の姫を探して冒険を始めるのだった…


さて、本作は、現在私がこのレビューを書いている時点で総合評価が2.9。
私は、そこまでひどくないと思ったのと、漫画原作者の他作品『黄昏乙女×アムネジア』、『かつて神だった獣たちへ』が好きなこともあり、それはちょっとかわいそうだと思ったので、主に不評な主人公がヘタレな理由を考察してみたいと思います!


【主人公がヘタレな理由を考察!】
{netabare}指輪王は、5人の結婚相手との絆が深まれば深まるほど指輪の力も強くなるという設定なので、5人の結婚相手との絆を個別に深めていけばいいだけだろ!と思うわけです(※その場合、およそ公共の電波を使って、そのまま流せないような内容になる可能性もありますが…)。
なので、そうしない本作の主人公は、そうなることに特に障害もないのに、勝手にヒヨって、とんでもないヘタレだ!いらつく!という怒りはとてもよくわかります(笑)

でも、ここで少し落ち着いて想像して欲しいのですが、仮に、主人公が5人の結婚相手と個別に仲良くなっていって、5人の結婚相手同士が互いに仲良くない状態だと、どうなるでしょうか。

おそらく5人の結婚相手は、主人公を独占しようとして互いに争いを始めたり、主人公と自分以外の結婚相手との関係に嫉妬を覚えたりするはずです(※あくまでエロゲーとかエロ漫画ではない前提です(笑))。
そうなると、正に一人の将軍の寵愛を一身に集めるために他の妻たちを蹴落として出し抜こうとする「大奥」みたいな修羅場になるわけです。

こういう状態になってしまうと、主人公と特定の結婚相手との絆が上がっても、それ以外の結婚相手との絆が下がってしまうので、結果的に主人公と5人の結婚相手との絆の総和が大きくならない(※作中で、過去の指輪王が5人の結婚相手たちと結局うまくいかなかった、というような描写がありますが、おそらくそういう理由なのだと思われます。)

そうならないためには、「主人公は、5人の結婚相手を平等に愛さなければならない」(加えて、5人の結婚相手同士も仲が良いとベター)。だけど、主人公は、1期までだと幼馴染であるヒメだけが好きなわけです。

この状態で、主人公とヒメとの関係だけが突出して進展してしまうと、他の4人が「おいてけぼり」になって、他の4人との絆が深まらない(二人で勝手にやってればいいじゃない的な)。結局、これも主人公と5人の結婚相手との絆の総和が大きくならない。

したがって、最終的に大団円を迎えるために、主人公はヒメとの関係だけを進展させてはいけないので、主人公が「据え膳状態のヒメを食わない」という“ヘタレムーブ”をかますしかないのだと考えられるわけです。

分かりやすい例かは人によりますが(笑)、「恋愛シミュレーションゲームのハーレムエンド」って、女の子の好感度を満遍なく上げていかないといけないので、大体そうじゃないですか?{/netabare}


結局のところ、本作はエロで釣ってる面もありますが、主人公がヘタレなのは、メタ的に設定を含めて原作者が「あくまでエロではなく恋愛を書きたい」という意思表示の現れなのだと思っています。

そう考えると、本作は、他の作品ではあまり見ない「より良いハーレムとは何か」を真面目に追求したアニメなのかも(笑)
(※『無職転生』でも、やたらルーデウスが2番目の妻を迎えることに気を遣ってましたね。まあ、かつて一夫多妻で妻たちを平等に愛せないと死ぬほど悩んだクソ真面目な夫もいたらしいので…)


というわけで、昨今、『異世界迷宮でハーレムを』など結構過激なアニメも増えているところに、ヒメの見た目や「据え膳」状態などから同様のエロに期待をふくらませていた紳士諸君が、メタ的理由による突然の倫理観の発動によって、お預けを食らってしまったことに対する「怨嗟の念」がこの低評価につながっていそうです(笑)

したがって、そういう方向では、最初からあまり期待せずに観ることをオススメします。


【声優】
グラナート役の上田瞳さん。最近、名前のある役をちょいちょい見かけるように。ただ、『ウマ娘』のゴールドシップ以上の当たり役は未だ見れず…

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

俺は5人の姫と結婚する。世界を、そして好きな人を守るために。

この作品の原作は未読ですが、あかりんが出演すると知り視聴を決めた作品です。
この作品も後にくまちゃんやみかこしが出演するという嬉しいさぷらいずあありましたけれど^^


どこにでもいる普通の学生サトウは、幼馴染のヒメへ密かに想いを寄せていた。
告白を決意したある日、サトウはヒメから遠いところへ引っ越さなくてはならないと
突然の別れを告げられてしまう。

恋心を諦められないサトウがヒメを追って辿り着いたのは、なんと異世界だった。

ヒメは、異世界に5人存在する「指輪の姫君」のひとりだったのだ。
サトウはヒメからいきなり結婚を求められ、勇者「指輪王」として世界の脅威に立ち向かうことに。
さらに、指輪の真の力を引き出すには、残り4人の姫たちとも結婚する必要があり……!?

5人の姫との異世界新婚ファンタジーが、ここに始まる ― !


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

今回は声優さんの起用方法に新鮮さを感じた気がします。
まずくまちゃん。
くまちゃんが演じたのは5人の姫の一人である竜人族のサフィール。
結構飄々とした感じのキャラなんですよね。

くまちゃんといえば、同じく2024年冬アニメで放送されていた「異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。」のネフェルティマみたいなほんわかした感じのキャラが声質ともマッチしていて似合うと個人的には思っています。
そんな感じのキャラがすっかり私の中で定着していたのでこんな風に感じたんだと思います。

そしてみかこし。
今回みかこしが演じたのは「アンバル」という表情の読みにくい女の子です。
みかこしも気持ちを前面に出しているキャラを演じる機会が多いオメージがあったから…
まぁ、私個人がこう思っても、皆さん役にはしっかりハマっているんですけどね^^;

さて、この作品は公式サイトのトップページで堂々と「ハーレム宣言」していましたよね。
しかも各国のお姫様ばかりを5人も…

ハーレムなんて羨ましい展開…と思いましたが、よく考えてみると日本にも昔「側室制度」があったので、所謂ハーレム状態というのは日本でも昔から存在していたんですよね。
しかも、昔は天皇にも側室制度があったそうです。
だったら現代の様な継承問題も起こらない訳です。

現代の日本では法律で規制されていますが、それでも妾の風習は残りました。
さて、今でも妾の方は現存するんでしょうか…

この作品の主人公であるサトウ…は結局苗字しか分かりませんでしたが、大好きな女の子を追って異世界に行き、そこで指輪王となりました。

ですが、不思議な点が幾つかあります。
まずサトウが指輪王となったのは指輪をお姫さまから指輪を受け取ったからですが、他の4人の姫の誰かが別な男性に指輪を先に渡していたら、サトウは指輪王になれなかったのでしょうか。
となると、渡す順番で決まってしまうことになりますが、そんな簡単で良いのでしょうか。

それとも、指輪王としてもっと資質の高い人が後から現れたら、指輪王の権利はそちらに委譲されたりするのかな。
だて、深淵王とかいうとんでも無い相手を倒さなきゃなんですよ。
指輪だって少しでも条件の良い人になって貰いたいと思ってもおかしくはないと思うんですけどね。

指輪の力をもっと引き出すには姫たちとの絆が不可欠だと言っていました。
そんなに指輪王候補をコロコロ変えたんじゃ、姫たちとの絆も深まらないか…
そう、指輪王が何でサトウ…?
という点に疑問を持たなければ割と普通に視聴できる作品だと思います。

そして、後はどの姫を推して視聴するか…ですよね。
個人的にはエルフ族のネフリティスかなぁ…と思って視聴していましたが、姫の中で一番最後に登場したアンバルが気になる存在っぽいと思いました。
まだ少ししか出てきていないので確信は持てませんけれど。

そう、ラスボス的なタイミングで登場したのは、とみたんですたね。
この展開を見た瞬間、続編無きゃ嘘でしょ…って思いましたよ^^;
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、Sizukさんによる「Lover’s Eye」
エンディングテーマは、AliAさんによる「ココロノナカ」

1クール全12話の物語でした。
この作品も既に第2期の制作が発表されました。
今期って続編制作される作品が多くありませんか?
他の作品も是非チェックしてみようと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

うーん、ハーレムが好きで見たのですが… ハーレム物として失格。ハズレです

1話感想 3.3 うーん、ハーレムを作る主人公は嫌いじゃないのですが…

何でしょうね?
基本的には悪くないんですよ。
異世界転移してハーレムで、というのはまあ全然普通ですし、そういう話は大好きです。

ヒロインはなかなか可愛いと思いました。
では申し分ないはずなのですが… うーん?
主人公がいまいち気に入らなかったかなぁ。

なんとなく煮えきらないというか…。
何でしょうね。いや本当に悪い、という程でもないのですが。

調子に乗っている、という程でもないですし…。
うーん、主人公の見た目かな? あまり格好良くは無いですが。
何だろう。まあ幼馴染でずっと好きで、そこはガツンといけよ、というところで煮えきらない、という感じがやっぱり何だこいつ、感があったのかな。
そういう部分で主人公を一発で好きにはなれませんでした。

主人公に都合の良い話しは主人公を好きになれないと残念になるんですよね。

作画はそこまで綺麗ではないですね。ただちょっとエッチな所は良かったです。
そこまで気に入ったわけでは無いですが好きなタイプの話しなので見たいとは思っています。
本数次第で諦めます。

全話感想 
まあ「ちょっとエッチ」と「ハーレム」を目当てに最後まで見ました。
結論としては… 残念ですね。おすすめできるハーレムものではありません。
良いハーレムものとは何か。
それはヒロイン全員を愛することです。
この主人公、5人の嫁と結婚しなきゃならん設定なのに、一人の本命が居るんですよ。
ちょっとないですね。
ハーレム主人公たる者、ハーレムメンバー全員を愛することは必要最低限です。
残念ながら良いハーレムモノではありません。失格です。

ハーレムものの良いところは、ヒロインを不幸にしない点にあるのです。
ヒロインを1人だけ選ぶと、選ばれなかった他のヒロインは不幸になってしまいます。
じゃあ選ばれなかったヒロインには別の男をあてがえば良いかというと、オタクってのはそういうのが大嫌いでしてね…。じゃあヒロイン全員を幸せにしようと思ったら、ハーレムしか無いじゃん、となるわけです。
皆愛して皆幸せ。めでたしめでたしです。

しかし本作では本命ヒロインがはっきりしていて、全員幸せにできないんだったらハーレムものにするんじゃねぇって話ですよ。
なんだかなぁ。わかってねぇなあ。

ストーリーもきっちり一期で締めずに続くような作りで… いや続きは原作で、と言いたいのでしょうが、微妙にしか思えません。

まあハーレムが好きだからと、わざわざ見たけれどいまいち報われなかった感じですね。残念です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

71.5 9 幼馴染で魔法なアニメランキング9位
アサルトリリィ Bouquet(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (288)
1013人が棚に入れました
近未来の地球――人類は「ヒュージ」と呼ばれる謎の生命体の出現で破滅の危機に瀕していた。全世界が対ヒュージのために団結して作り上げた決戦兵器「CHARM」を用いて、「リリィ」と呼ばれる少女たちは世界の為に戦い続けている。世界各地にはリリィ養成機関である「ガーデン」が設立され、ヒュージに抗い、人々を守る拠点となっていた。 そして、数あるガーデンの中でも、名門と謳われる百合ヶ丘女学院に入学した一柳梨璃は、出会った仲間たちと一柳隊を結成、任務の為に東京へと赴く。これを機に、ルドビコ女学院、エレンスゲ女学園、神庭女子藝術高校、御台場女学校、相模女子高等学館、そして百合ヶ丘女学院の運命が交錯し始める……

声優・キャラクター
赤尾ひかる、夏吉ゆうこ、井澤美香子、西本りみ、紡木吏佐、岩田陽葵、星守紗凪、遠野ひかる、高橋花林、水瀬いのり、高橋李依、洲崎綾、関根明良、七瀬彩夏
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

観終わった

1話感想{netabare}
アバンで「お、アクション頑張ってる?」と思ったらOPで思い切りインテリジェントデバイスが出てちょっと笑っちゃったw
新房→シャフト繋がりで“リリカルなのは”スタッフ引っ張ってきてんのかね?さすがに名前チェックしてないからよくワカランけど。
で、“なのは”っぽいのはいいとして、木谷が係わっててこの世界観って…あれ?“Z/X Code reunion”っぽいような?
いや順序が違うな、“Z/X Code reunion”が前作の“イグニッション”より“なのは”っぽくなって、アサルトリリィが更に本家に近い作りで登場したって感じか。
むしろクオリティの違いからZ/X Code reunionが練習台だったみたいな…まさかそんなね、ハハハ。

しっかしキャラ多いね、前期“ラピスリライツ”で20キャラなんて当然覚え切れなかったけど、それでもユニット別にはなってて大体の把握はできた。
で、こっちは…ぐ、グループ分けはしないの?ってか制服みんな一緒!?戦闘コスチュームとかは無し??
しかもなんだかんだ植物に因んだ名称が出てくるけど、主人公が盛りまくりで目が回るw
柳なんだか梨なんだか百合なんだかクローバー(髪飾り)なんだか、そこに更に髪の色ピンクで「どれやねん!」と、テーマフラワーというか属性が。

ついでに言うと英語圏ではユリやバラの仲間でなくても○○リリーや○○ローズと呼ばれる植物が多い、日本だと○○ランに当たるかな。
ってことでサブタイトル1話はスレイン=ウォーターリリー、2話はスズラン=リリーオブバレーで、ひょっとして○○リリーだけでサブタイトル全部使うつもりだろうか。
そこら辺もちょっと楽しみではあるけど、本編と全然関係無いサブタイ付くことになるかも?いいのかそれは。

とりあえず1話見た限りでは、期待は持てそうだけどいかんせんキャラ覚えるのが…うひぃ。
花の髪飾りでもつけててキャラ名はその植物の名前だったら楽なのだが、そういう気遣いは見られない。
その一方で突っかかってきてた楓がアッサリデレてくれて(視聴者に)優しいなぁって感じで、スタッフの姿勢は優しいんだか厳しいんだかよくわからない。
これが飴とムチってヤツ?{/netabare}

2話感想{netabare}
インテリジェントデバイスやスール制度についての説明回。
デバイスのメーカー違っても術式がミッドチルダで統一されてるのならあんまり必要無いような?
略式契約をした主人公だけ実はベルカ式だったって展開は…あるのだろうか。
一方スール制度は、ユユの過去にナニかあってそれでどうこうって展開の前フリ。
とりあえず「私と組んだことを後悔させてやろう」って気持ちで〆て、次回以降それが改めさせられるってことになるのだろう。
個人的興味はそっちよりもネウロイの正体に踏み込んで欲しいのだが…まだ2話だし別にいいか。

園芸ネタ{netabare}
それよりも次回サブタイが勿忘草(フォーゲットミーノット)でした。
早くも「○○リリーで統一するんじゃね?」という推測が外れましたwははは。
ってかちょっと待って?
アニメでの植物の描写はあんまり突っ込まないようにしてるんだけど…OPで物凄くムラサキ科(ワスレナグサもムラサキ科)っぽい花があって、だけどサイズがバカでかいので「別の花なんだろう」と思ってたのだが…。
まさかあれをワスレナグサだと思ってる?
レイヤーの順番間違ってるのかも、奥じゃなくて手前だったら問題無いから。

この際だからOPに出てるの他の花の指摘。
足湯のシーンはアヤメ科のなにか、花束はフリージア、アネモネ、プリムラ、ワスレナグサ、スズラン…スズラン!?
あんまり花数が多いのでアセビかと思ったよ、まぁいいけど。
1話サブタイの睡蓮が見当たらないのが気になるけど、もしかしたらサブタイで使い尽くして半クールでOP変わるかも?という新たな推測を立ててみる。{/netabare}

それはそうと2話エンドカードが藤真拓哉でした。
1話感想で“Z/X Code reunion”っぽいと言ったのが当たってしまった…当たったと言っていいのか?
ってかいいのかよ、藤真こっちに顔出してw
あからさまに“なのは”と関係アリマースってポーズになるし“シグルドリーヴァ”どうした?って突っ込まれそう。
あ、それと主人公の同居人の名前が「いとうしず」で、釣りが好きそうですぐに覚えられた…それこそ主人公よりも早く。
いいのかこれでw{/netabare}

総評(これだけ読めばいいかも){netabare}
前期やってた“ラピスリライツ”同様、前半の1話完結パートは面白かったのだけど中盤以降続きモノになってからはやや失速しちゃった感じ。
失速といってもダメってことではなく、80点が70点になった程度のことで総合的には良作だと思います。
しっかしなんで続きモノになると失速するんだろう?とよくよく考えてみたら、あ、思いついた。
多くの方が指摘されてる「キャラ多すぎ問題」だけど、1話完結だったら「その回限りのゲストキャラ扱い」でいちいち覚える必要も無いが、続きモノになると覚えておかなきゃいけなくなる。
ここら辺がキャラの多い作品ではネックになるんじゃないかなー?と思ったり。

で、もうちょっと内容に踏み込んだ話をすると、テンポは非常に早い。
1話:楓が主人公のリリを快く思っておらず、暫く嫌がらせをする話が続くのかなー?と思ったらその回の内にデレる。
2話:リリがユユとシュッツエンゲルを組むための説得工作が暫く続くのかなー?と思ったらその回の内に許諾される。
3話:「私とシュッツエンゲルを組んだことを後悔させてやる」と思ってたユユからの試練・嫌がらせが暫く続くのかなー?と思ったらその回の内にデレる。
4話:レギオンを結成することとなりメンバー集めの話が暫く続くのかなー?と思ったら、それまで自分に自信が無くて何処にも属してなかったワンユージアに自信を与えて加入させる。
5話:残りのメンバー集めに奔走する話が続くのかなー?と思ったらラムネを絡めてその回の内に必要人数を満たす。
6話:新結成したレギオンの一柳隊による合体技を披露。

──とポンポンと話が進む。
だけど唐突とか展開が急すぎるという感じはしない、むしろ子気味良いくらい。
それはひとえに、その回で起きた問題がその回の内に一応のケリが付く「一話完結モノ」だからじゃないかな?
作品全体にまたがる「大きな問題」とは別に、その回の内に解決できる小問題を提起して解決して、段々と「大きな問題」に迫ってく作りはよく出来てたと思う。
いやホント前半はかなり評価高いんよ。
なのだけど…この展開の早さを7話以降の「続きモノ」に移行しても続けられると、それはさすがに早急すぎるかなぁ、と。
「えっ、それで終わり?」と肩透かしを食らった感じ、もっと溜めれば良いのにと思うことがチラホラ。

まず7話から登場して10話まで続いたユリの件。
『人類を脅かす“謎の敵”が居て、敵のテクノロジーを組み込んだキャラクター(大概が「謎の少女」として登場)が居て、ひょんなことから主人公のところに迷い込んで、“当局”が回収しようとするのを主人公が拒否する』
もう何回見てきただろうってコッテコテのネタなんだけど(最近だったら“新サクラ大戦”か)、だからといって「詳しく説明しなくても分かるでしょ?」とパパっと済ませちゃうのはどうなんだ?w
またこの騒動と平行して百合ヶ丘の連中が世界からどう思われてるのか・どういうバランスの上に立ってるのかについても触れるのだが、やっぱりそこはかとなく「詳しく説明しなくても分かるでしょ?」というノリを感じる。
他の方も指摘してた「類似の作品を見慣れていて、作中のようすに大体の察しがつく人」向けになっちゃってる。
う~ん、なんか惜しい。
ソシャゲ原作ないし展開を狙ってる作品だとキャラを殺しづらい制限があると思うのだけど、そんな中殺したのは「よくやった」と言いたいのだが、アッサリ過ぎて、同じく殺した“刀使ノ巫女”よりもパンチが弱い気が…。
ってか作品によっちゃこのテーマだけで1クールやるぞ?w

ユユのエア友達の川添さんも「なんでエア友になってちょいちょいユユに嫌味めいたことを言うの?」という理由は、個人的には──。
存命時ユユに劣情を抱いていつか手を出しかねない自分がイヤで、心情を打ち明けるも「バッチ来いですわ」と返され「やっぱ今の無し、忘れて」とカリスマのレアスキルで記憶書き換えの術を施してしまう。
で、死んだ後も術は発動したまんまで、術が残ってる→そこに川添の思念も残ってる、としてエア友達化したんじゃないかなー?と解釈してるんだけど、これも「類似の作品を見慣れて~」での補完であって合ってるかどうかは知らない。
亡霊に束縛される話ってのも多いじゃん?
また百合をテーマにしといて肉体関係には否定的とは「百合とはなんぞや」と疑問を投げかけてたのか?と深読み…できなくもない。
で、最後はリリのカリスマで打ち消してようやく開放されたという話だったのかなー?、と。
何回も見返せば分かるのかねぇ?なんか妙にアッサリ話を進めちゃうんだよね。

11話、ヒュージネストから撃たれて地球一周して着弾した3発のヒュージ、これも急展開すぎじゃない?
撃たれて着弾するまでの間をもうちょっと描けばいいのに…“巨神ゴーグ”の核ミサイル着弾前みたいなさ。
「類似の作品を見慣れていて、作中のようすに大体の察しがつく人」向けであるならそこは外しちゃいけないでしょー。

それと、チャームのトップ企業のご令嬢の楓とメカニックの真島ってキャラ配置より「お?後半手を組んで新作チャームを作る展開か?」と期待したのだけどそうはなりませんでした。
これは個人的な嗜好が強いので外れたこと自体は構わないのだけど、変わりに出された協力ネタが、6話とそれを伏線として12話で消化したノインベルト戦術で…ゴレンジャーストーム。
う~ん、それ“スクスト”でもやったんだよなぁ。
大量に登場したキャラクター達がただの置き物(同期放送の“ストパン3期”がそれに近いことになってしまってた)にならない様にするにはコレしか無かったのかなぁ…う~んう~ん…。

しかもそれは作品のクライマックスではなく、クライマックスは取ってつけたかのような“トップをねらえ!”。
序盤の1話完結型サクサク進行と同じペース配分で話を消化していったら、ノインベルト戦術をやっただけでは時間が余ってしまった?
…う~ん?
だったら海上へ戻ってきたら数百年経ってたとかすりゃいいのに…とどうしても思ってしまう、あっソシャゲが続かんかw


ということで総評すると、「一話完結型」の序盤はホント良かった。
だけどそれと同じ消化ペースで「続きモノ」をやると全体のボリューム(エピソード数)はあってもひとつひとつは薄いものに仕上がってしまった、って感じ。
よくあることなんですけどね、先の“ラピスリライツ”もそうだし。
ただ、キャラが良かっただけになんかとっても惜しい。

あ、それと園芸ネタについては気が向いたら書くかも?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

前線に舞う、花びら達の狂詩曲(ラプソディー)。

シャフトさんの久々の作品ということで、視聴を楽しみにしていた作品です。
思い返せば、シャフトさんの作品は2020年の冬アニメで放送された「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」以来なんですよね。
事前情報と言えば、2020年夏アニメで放送された「魔王学院の不適合者」でサーシャ・ネクロン役を演じた夏吉ゆうこさんが出演されることくらい…
まぁ、ほぼ何も知らずに視聴始めましたが、私の中で恐らく今期一番ハマったアニメだったと思います。


近未来の地球――
人類は「ヒュージ」と呼ばれる謎の生命体の出現で破滅の危機に瀕していた。

全世界が対ヒュージという一事に団結し、
科学と魔法の力<マギ>を結集した決戦兵器「CHARM(チャーム)」の開発に成功、
その使用者となる少女たち「リリィ」を養成する機関「ガーデン」を各地に設立した。

ガーデンの中でも名門と名高い百合ヶ丘女学院に
補欠ながらも合格を果たした一柳梨璃は、
人類存続のために戦うリリィとしての一歩を踏み出す。

かつて、自身の窮地を救ってくれた白井夢結を追ってこの学園を受験した梨璃は
登校初日に邂逅を果たすも、以前の夢結とはどこか違っていて……

儚くも美しく戦う、少女たちの物語が花開く──。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

何故今期一番ハマったアニメになったか…
きっとシャフトさんの作品に飢えていたからだと思います。

キャラデザや作画は柔らかいのですが、シャフトさんらしさの象徴でもあるエッジの効きが息づいていました。
ちょうど、まどマギと物語シリーズの中間くらいの立ち位置だったのではないでしょうか。

そして公式HPのINTRODUCTIONにも記載されていましたが、儚さと美しさが見事なまでに調和した作品だったと思うんです。

人類の存亡を年端のいかない少女に押し付けている世界という設定は個人的にはあまり好きではありません。
それは本来大人の領分だと思うので…
でも、人ならざる力は少女にしか発現せず、それがヒュージを倒す唯一無二…
大人は完全に蚊帳の外なんですよね。
だから不安定ながらも懸命に戦うリリィに何度も心を打たれましたよ。

生身の身体でヒュージと対峙しているのですから、常に危険と隣り合わせ…
だからリリィ同士の繋がりが本当に大切なんですよね。
なので、上級生と下級生が契りを結ぶ、シュッツエンゲル制度なんかは、あって然るべきだと思います。
お互いに慕い合う仲…戦闘においては守り守られる仲なんて最高じゃありませんか…

特に結梨ちゃんの登場以降の展開は個人的にヤバかった…
結梨ちゃんのCVがみっくだったのも拍車をかけているかもしれませんけれど。
違和感が無かった訳ではありません。
結梨ちゃんは9人1組で行われる「ノインヴェルト戦術」を行うレギオンにまさかの10人目の存在になったのですから…
でもすぐにそんなことは霞んでしまいました。
レギオンのみんなから愛され、しっかり一柳隊の一員になっていましたから…
もう見ていて微笑ましいくらいでしたよ。
こんな時間がずっと続けば良いのに…と思ったのがフラグだったんでしょうか。

そんなに頑張らなくても良いと本気で思いましたよ。
そう思えるくらいあの時の結梨ちゃんは凄かった…
残されたのは言葉にならないほどの喪失感でしたけれど。
いえ、喪失感を感じているのは現在進行形か…

個人的に思っているのは、尺が足りていなかったということです。
少なくても一柳隊のメンバーについてもう少し掘り下げて欲しかったと思っています。
個々人にスポットが当たったのは、レギオンの仲間集めの時くらいでしたからね。
それでも圧倒的に足りない…
安藤 鶴紗、吉村・Thi・梅、グロッピことミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウスに至っては、ほぼ語られていないと言っても過言ではありません。
でも、それは上記の3人以外の掘り下げが足りているとの同義ではありませんけれど。

儚くも美しく戦う、少女たちの物語…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、RAISE A SUILENさんの「Sacred world」
最初にチュチュ様の合いの手を聴いた時「まさか」と思いましたが、RASが別な作品のオープニングテーマを手掛けているのにビックリです。
こういう可能性は全く想定していなかったので…
ということは、Poppin'PartyやRoseliaも可能性があるってことですよね…
もっと拡大解釈すると、「放課後ティータイム」や「Girls Dead Monster」が出てくる可能性も…?
なんて考えるとテンション爆上がりですね^^;

エンディングテーマは、一柳隊による「Edel Lilie」
恥ずかしながら、最初にエンディングテーマを聞いた時「一柳隊」という歌い手がいるのだとばかり思っていました。
この作品から派生していると分かったのは、物語の進展に伴ってでした。

この作品は特殊エンディングによって様々な楽曲が登場しました。
どれも、良い楽曲ばかりですよ。
第5話エンディングテーマは、一柳梨璃&白井夢結(赤尾ひかるさん&夏吉ゆうこさん)による「Heart+Heart」
第8話エンディングテーマは、一柳隊による「GROWING*」
第9話エンディングテーマは、みっくによる「まばたき」
第12話挿入歌は、「君の手を離さない」
こちらは、一柳隊&ルド女選抜&御台場選抜&相模女子選抜&ヘルヴォル&御前という大所帯で歌っています。
「君の手を離さない」は、もう一つ一柳隊による「君の手を離さない ~BOUQUET Ver.~」もあります。
楽曲の長さが違うので聞き比べてみるのも面白いかもしれませんね。
どの楽曲もAmazon Musicで聴くことができますよ。
放送されたばかりなのに、もう12話の挿入歌が入っていたのには少しビックリしましたけれど…

1クール全12話の物語でした。
一柳隊のことをもっと知りたい…
そう思っているのはきっと私だけではないと思います。
ラスト…ピカッと光りました。
それは続編に繋がる希望の光と受け取って良いんですよね…
これで終わって欲しくない…そう思える作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

waon.n さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

シャフト×美少女×バトル

【First impression】
 もうね、美少女っていうだけでとりあえず観ますよ。学園ものっていうだけでとりあえず観ますよ。バトルものってだけでとりあえず観ますよ。
 って観始めた作品です。内容? そんなの分からんでも、可愛いくて、カッコ良くて、頑張っているなら見守らんといけないという使命が私にはある。まぁ冗談はこの辺にしておいて、戦闘シーンは今期では間違いなくナンバーワン! 8話めっちゃカッコ良かった。バトルシーンの作画監督が誰がやったのか教えて欲しいくらいですわ。さすがシャフトなのかなー。

【Story synopsis】
 人類はヒュージという敵が現れたことで、彼らとの戦闘を余儀なくされます。しかし、これまでの通常兵器では歯が立たず、特殊な能力を持ったリリィと呼ばれる女子学生を訓練し育成し、ヒュージと戦わせることにした。
 リリィい憧れ訓練学校の百合丘女学院へ入学したリリは憧れの先輩ユユに指導をしてもらえることになり、ヒュージとの戦闘へと身を投じていく。

【Staff】
 制作会社        シャフト
 監督/脚本        佐伯昭志
 シリーズ構成      佐伯昭志、東冨耶子
 キャラクターデザイン   細居美恵子
 総作画監督       崎本さゆり、常盤健太郎
 チャームデザイン     秋篠Denforword日和

 今作では3つのスタッフ(役割)をピックアップしたいと思います。
 まずは、キャラクターデザインの細居美恵子さん『昭和元禄落語心中』『灰と幻想のグリムガル』でキャラクターデザインを担当しております。『灰と幻想のグリムガル』ではこの方のデザインがバシッとハマってすっごい好きになりました。ラインが美しい。特に女性のラインが。男のキャラでもカッコいいのですが、グリムガルでも女子を可愛く見せるデザインが凄く良かったように感じました。本作は本当に女子しか出てこないんでなおのこと際立ちましたね。
 総作画監督は作画の最終チェックを行うのかな? まぁそんな認識で大体あっていると思います。んで誰がどこの作画を行ったかは何やら絵を見れば分かる人は分かるらしいのですが、私にはそこまでの能力がなく悔しい限りです。話が少し逸れましたが、とにかく本作は作画が良い。特に戦闘シーンは圧巻です。冒頭にも書いた通り8話のシーンなんかもう驚きです。こんな表現でスピード感出すんですね! っていう一つの感動がありました。カット割りも良くカメラワークがより映像に迫力を与えています。
 そしてチャームデザインの秋篠Denforword日和さんですね。変形武器ってカッコいいよね。あと紋章が浮かび上がるのってカッコいいよね。『ドラゴンクエスト—ダイの大冒険-』とか『YAIBA』とか男の子は好きね。子供の頃好きだったなーって思い出しました。

【Review】
 この作品はスマホのゲームとのメディアミックスが最初から仕組まれていました。その一つにはメインキャストの声優による舞台ですかね。そのため、基本キャストは若手が多くややキャラの内面と絵とセリフの強弱に違和感が出てしまうとかテンションがいつも同じとか、気になるところはそこそこありました。
 また、物語としても、敵対する勢力の総数が全く未知であることや正体が未知であることもあり、なぜ彼女たちが戦わなくてはならないのか、その前にどれほどの犠牲が世界中に起こっているのかなど分からず、なんとなく戦っているのを見せられたり、女の子同士でイチャイチャしているのを見せられたりするので、なんとも内容は既視感が半端ないです。
 この辺りは好みの問題だと思うので、美少女がイチャイチャしているだけでも面白いと感じるのであれば良いと思う。マイノリティだとは思いますが。
 おそらく、細かい設定はあるんでしょうけれど、それを上手く説明できていないように感じるし、説明していたとしても魅せたいものに直結していないように感じます。なので、視聴者(私)の頭の中にあんまり入ってこない。
 結局頭のレベルをいくつか落として、可愛い美少女がカッコ良い武器をもってカッコ良く戦っているという部分にしか意識がいかないんですよね。
 その原因の一つに、キャラの多さです。1話目を観た時から懸念していましたが、まさにその通りで全然掘れていないし内面的な魅力を感じないというのはソシャゲアニメの成功例『プリコネRe:Dive』を見習ってほしいかなという所ですね。 

 なので、この作品はとっても最高の美少女によるバトルシーンを何度も観て楽しむというかなりニッチな人に贈られたような作品なのではないでしょうか。なので、個人的にはぶっ刺さりましたが、それだけ。

 内容に関してはソシャゲでもっと観てねって事なんですかね? 仕方ない、ダウンロードするか……。
 作画が良すぎた分、物語がちょっと弱すぎてしまいました。そのアンバランスも含めて好きになれた気がする。それが最終的な評価という感じです。
 同志がいたらきっと楽しめると思いますので、どうぞ御贔屓にしてあげてください。悪い作品ではないんです。



【以下は最初の数話の感想です】
 シャフトってOPカッコいいのは相変わらず。OPはワクワクさせてくれます。

 冒頭の戦闘で作りの良さに安心感と、キャラの多さに不安感の両方が混在する。
武器の変形とかちょっとカッコいいし、プラス美少女のバトルはとりあえずフォーマットとしては結構人気が出やすいですかね。
 しかし、新しさを出すことが果たしてできるか、期待したいと思います。

 とりあえず、1話目としては面白そうで、視聴してみようと感じる始まりでした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

64.2 10 幼馴染で魔法なアニメランキング10位
Unnamed Memory[アンネームドメモリー](TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (86)
298人が棚に入れました
絶大な力を操る五人の魔女が、人々にとって畏怖の象徴となっていた時代――。 大国ファルサスの王太子・オスカーは、幼い頃に受けた「子孫を残せない呪い」を解呪するため、荒野の塔に棲む“青き月の魔女”ティナーシャのもとを訪れる。 どんな望みも叶えるという“魔女の塔”の試練を乗り越えたオスカーが望んだのはティナーシャを妻として迎えることで……。 魔女の契約者となった王太子と、王太子の守護者となった魔女。 二人の出会いは“魔女の時代”に変革をもたらし、やがて、世界の〈運命〉を書き換えることになる。 オスカーとティナーシャの行く手に待ち受ける物語とは――。

声優・キャラクター
オスカー:中島ヨシキ
ティナーシャ:種﨑敦美
ラザル:梅田修一朗
シルヴィア:夏吉ゆうこ
メレディナ:赤﨑千夏
アルス:佐藤拓也
カーヴ:天﨑滉平
ナーク:森永千才
トラヴィス:福山潤
ルクレツィア:川澄綾子
レオノーラ:斎藤千和
ラナク:柳田淳一
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

魔法はあっても奇跡はない?永き魔女の静寂を切り裂く王子様

【あらすじ】
{netabare}
五人の魔女が畏怖される時代―――

“沈黙の魔女”に“子孫を残せない呪い”を受けたファルサスの王太子・オスカーが、
“青き月の魔女”ティナーシャが棲む、望みを叶える“魔女の塔”の試練を乗り越えて、やって来た。

オスカーの望みはティナーシャとの結婚による呪いの超克。
折衷案として1年間の“契約”を結ぶことになった2人。

魔女の周囲に持ち込まれる様々なトラブル、
王子様から魔女への求婚。
波乱の1年が始まる。{/netabare}

同名ライトノベル(web版、電撃の新文芸版共に未読)の連続アニメ化作品の分割2期の1期目。


【物語 3.0点】
ライトノベル、特に電撃経由でアニメ化するSFファンタジーには、
魔法に関する独特な解釈が興味深い作品が多い印象ですが、本作も同様。

一見、魔女の力は圧倒的で、全知全能に思えますが、
魔法で無から法則を生み出すチートは起こり得ないというのが、この世界の渋くて面白い所。
魔法は既存の物理法則等を加速させたり停滞させたりすることで現象を実現しているに過ぎない。

魔女は厳密には不老長寿ではなく、成長活動を止めているだけ。
怪我からの自己再生も、止めていた成長を急加速することで回復を早めているだけ。
{netabare} 大怪我から急回復してロリ少女属性から急成長したティナーシャ。何か萌えましたw{/netabare}

よって不可逆性の事象を覆す奇跡は、魔法でも引き起こせなし、魔女だって不死ではない。
この世界の魔法では、割れたティーカップひとつ元に戻すことができないのだ。

王太子オスカーにかけられた件の子孫を残せない“呪い”は突き詰めれば、
“沈黙の魔女”の“祝福”であるという解釈。
沈黙の魔女の強すぎる愛情が憎悪に裏返って呪い同然と化しているというのも独特。
よって{netabare} “解呪”では完全解決し難く、祝福転じた呪いに耐え得る母胎を有するティナーシャにオスカーが求婚という流れになるわけですが。{/netabare}


構成はオスカー&ティナーシャのお惚気(のろけ)な掛け合いが軸。
作中、大陸を揺るがす結構な一大事が起こっている気がしますが、
2人の関係性に焦点が絞られるため、国一つ転がされる、魔族まで絡んだ緊急事態の説明も割と雑w
聞けば原作の内容も結構飛ばされていたとか。

シリーズ構成の赤尾 でこ氏は過去、賛否が割れたり、物議を醸したりするアニメ化作品に携わったりもしていますが、
私は氏の割り切った構成が比較的肌に合う方で、魔法世界観への興味もあって、終盤までは折り合っていたのですが。

1期目・最終12話。
分割2期目に向けて強烈な引きを作るための大ドンデン返し。
私は分割2クール構成を想定していなかったので面食らいましたw
煽りを受けて物語も3.5~4.0点着地想定から、結論先送りの基準点3.0点に墜落。
最終話のこの構成。赤尾氏による犯行ではなく、プロデューサー意向によるものだそうで(※1)

個人的には11話までの内容で1クール目を締めて、
2クール目の初回で、2人への新たな試練が始まるという構成が無難だと思うのですが、
やはりプロデューサー目線だと分割クールの放送空白期間に忘却される不安が上回るのでしょうか。

これから追いかける方には、11話まで観て一端視聴やめて、
来年冬予定の2期視聴に先立って1期目最終12話から視聴再開するプランをオススメします。


2期目については私にとってはやや食傷気味のジャンルすなわち(※核心的ネタバレ){netabare} 歴史改変、広義のタイムリープ物になるようですが。
多くのSF同ジャンルと異なり、歴史を書き換えても、平行世界が発生しない。
書き換え前の歴史は消滅する。{/netabare}
ここも、不可逆性を織り込んだ本作独特の魔法解釈ならではの展開も期待できるので、
取り敢えず視聴候補には入れておこうと思います。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・ENGI

全体にやや作画カロリー不足。
大規模な魔法戦闘等も描写されますが迫力は今ひとつ。
一応モンスターデザインも付けてはいますが、そこも可もなく不可もなくくらいの出来。
ただし、ティナーシャが使役するドラゴンのナークの造形はまずまずでした。

一方で、ティナーシャらの青紫系カラーを基調とした背景美術、キャラデザ、小物デザインには統一感があり雰囲気作りは良好。
ゆっくりと紅茶でも一杯飲みながら、静寂としたファンタジー世界に浸りたいと思わせるだけの映像は実現していました。

ティナーシャが入れる紅茶。
{netabare} かつて王女として命を狙われるリスクがある中、何でも自分でやる中で習得した魔女の永き孤独の象徴。{/netabare}
さぞ渋みが効いて美味に違いありません。


オスカー&ティナーシャの恋愛メインということで、
キスシーンとか、そういう展開もありますが、
直接的な濡れ場表現は描写されないので、
視聴している姿を誰かに見られても安心?ですw
ただし、{netabare} お盛んな夜の翌朝に、あくびをするティナーシャ{/netabare} など、
間接的にアダルトなポイントは押さえてはいますw

警戒したいのはグロ表現。
{netabare} 幼女ティナーシャを滅多刺しにする{/netabare} など、
ショッキングな描写が突然飛び出すので、
油断して紅茶を噴き出さないようにしましょう。


【キャラ 4.0点】
王太子・オスカー。
子孫を残せない呪いさえなければ、もう姫君をもらい受けてもおかしくない精神年齢。
よって美少女な雰囲気のティナーシャにも動揺せず大人な?余裕の対応。
繰り出される求婚のジャブが、
初心な鈍感中二病少年とは異なる本作の味わいどころ。

初心で鈍感なのは、むしろヒロインの魔女ティナーシャの方で。
不老のため、肉体の成長を止めた際、精神の成長まで止めてしまったのか、
恋愛方面では長寿の余裕がまるで感じられないのがくすぐったいですw

2人の絆は、{netabare} ティナーシャがオスカーに腹に飲み込んだ水晶ごとアカーシアで串刺しにさせて事態解決する{/netabare} くらい深い、
命を預け合える唯一無二の関係。

だから私も2期目に向けた1期目最終回には驚きはしましたが、不思議と絶望はしませんでした。
この2人なら2期目の試練くらい、余裕のトークを繰り広げながら乗り切ってしまいそうな予感もします。


公式HPのキャラクター欄にオスカーとティナーシャしか紹介されていない程、
メイン2人一択で、他のサブキャラは添え物感が満載ですがw
私はティナーシャより年上属性な“閉ざされた森の魔女”ルクレツィアさんとは、
一度、一杯やりながら語らってみたいと思いました。


何より“沈黙の魔女”がオスカーの何を何から守ろうとして祝福転じた呪いをかけたのか?
など2期目では、サブキャラの答え合わせも望みたい所です。


【声優 4.0点】
オーディションは主演の王子様役&ヒロイン・魔女役に掛け合いの演技審査も行う、
ここもメイン2人の会話劇重視の異例の選出方法。
結局、掛け合いオーディションでペアになった、
オスカー役の中島 ヨシキさんと、ティナーシャ役の種崎 敦美さんをそのまま起用。

中島さんのイケボでティナーシャの“猫のいたずら”を軽くいなすことで本作独特の惚気のリズムが生まれる。
6話。{netabare} 使い魔・ナーク譲渡のドサクサに不意打ちのキスを受けた際の
「これは、なかなか……予想外」{/netabare}
11話。{netabare} 決戦を前にそういう雰囲気になった2人。ティナーシャに時と場所を弁えてと言われて弁えず
「分かった」「今やる。明日、死んだら心残りだしな」と臆せず行為を続けるオスカーとか。{/netabare}
恋愛面でも余裕綽々な主人公最強ぶりが可笑しかったですw

ティナーシャ役の種崎 敦美さん。
率直に『フリーレン』ロスの埋め合わせに、種崎さんの長寿キャラをというのが、
私の視聴動機の一つ。
魔法関連では熟練の余裕を見せ付けるのに、恋愛面では見事なポンコツぶりを好表現。
何百年生きても知らなかった人間を知る演技ならお手の物です。
今後も、この種のキャラで楽しめそうな声優さんです。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は松田 彬人氏。
同氏が手掛けた『響け!ユーフォニアム』の吹奏楽曲を聞いていて、
松田氏のファンタジーBGMにまた浸ってみたいと思っていた所に本作が。
というのも私の視聴動機の一つ。
静かなピアノとストリングスによる心情描写から、重厚な管弦楽による戦闘描写まで。
緩急自在なBGMもまた世界観に浸る一助に。

OP主題歌は丁「呼び声」
私にとっては『ツルネ』2期ED以来のエンカウント。
ハープ弾き語りバラードで歌われる、意味深な歌詞の真意を思い知るのはEDに回った最終12話にて。

ED主題歌はシルヴィア役の夏吉 ゆうこさんの「blan_」
ピアノと高音ボーカルが織り成す良作バラード。
“呪い祈る”こちらの歌詞の真意は、2期目以降により深く知ることになるのだと思います。

全体的に静寂が似合う世界観を壊さない品のある音楽構成でした。


【参考文献】(※1)「animate Times『Unnamed Memory』連載第8回:監督・三浦和也さんメールインタビュー」

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

王子「ティナーシャ〜!」ティナーシャ「オスカー〜!」うおおおお!フォーリーラブ!(背後で爆発)

 最終話(12話)まで観ました。2024.06.27
 
 祝2期決定!からの〜、1期であったことを最終話でチャラにします。こんな夢オチみたいな展開、良いのか?

 そしてオスカーさん、400年前に行ってもピンポイントで若き日のティナーシャの元へたどり着きます。匂いでもたどったのか?時空を越えたストーカー…キモい男ですね。

 オスカーさん、現在のティナーシャにハメられてね?塔のお掃除をお手伝いしてたらこんな目に…。体よく始末されたとしか思えないのですが?

 時空を越えるのは魔法では出来ないとか何とか過去のティナーシャさんが言い出しますし、未来から来た男が母親を助けた後に消えたという以前描かれたエピソードからも、オスカーを過去改変の鉄砲玉扱いするティナーシャの悪意を感じます。

 こういう、物語の延命のために、主人公以外の人間が記憶喪失になるとか(うしおととらだよ!俺はあの展開を今でも許していない)違う世界線でやり直すとか、夢オチとかやるのは、ファンを馬鹿にしています。

 リアルタイムで追ってきた熱心なファンにとっては、クライマックス間近でのちゃぶ台返しは頭にきます。

 途中で参入してきたニワカや、過去の記憶を維持できない様な奴ばかりでは無いのです。

 私は、ツッコミを入れながら矛盾ばかりの破綻した本作品を楽しんでいたアンチ寄りなので良いですが、熱心なファンにとっては、頭にパイルドライバーを喰らわせる様な最終回は許してはいけない様な気がします。

 大した話でも無いのにここまでやるのか…。人の心とか無いんか?

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 11話まで観ました。2024.06.19

 悪い魔女を倒しに、悪い魔女に介入されて内戦の危機にあるヤルダへ我らがバカップルが向かいます。

 そして、気持ちの悪いバカップルのイチャラブをこれでもかと見せつけて来ます。決戦前に朝までヤりまくるとかヤバいでしょ…。

 ティナーシャとオスカーの性欲モンスターぶりに、ヤルダ王女のネフェリィも引き気味です。悪い魔女もティナーシャも行動原理が謎で怖!

 やることしか頭に無い色ボケのくせに、ティナーシャがリーサル・ウェポンぶりを発揮して、内戦の危機も収めてしまうし、悪い魔女も圧倒するしで、国家間のミリタリーバランスもクソもありません。

 処女じゃないとー!とか、全く嘘やん…。ヒューマノイドタイフーン並みに強いやん…。

 ティナーシャさん、本当に400年間処女だったの?嘘なんじゃ?過去の悪事がバレない様に昔の知り合いを始末してね?

 オスカーも、魔女に魅入られて操られてるのでは?今回の悪い魔女も面白半分に王子様をたぶらかしていましたし、この国大丈夫なん?

 なろうチート男に何の警戒心も持たずに寄ってくるチョロイン並みにティナーシャとイチャイチャするオスカーは、既に籠絡されてそうです。

 チョロインズを観ていていつも思うのですが、いくら強い男が好きでも、デコピンで頭を吹き飛ばせる位のパワーがあるチート野郎に寄っていかんでしょ?うっかり死亡しそうです。

 ティナーシャが悪巧みをしていないなら、自己評価低過ぎです。気まぐれに瞬殺出来る程度の存在のくせにオラオラ男のオスカーなんて好きになる?男性視聴者には理解出来んわ〜。

 そして、結婚!次回最終回!ティナーシャが実は全ての元凶で王国を乗っ取り、世界を支配して、犬がニャーと鳴き、猫がワンと鳴く様なカオス地獄が現出することを期待しています。無いよな〜。
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 10話まで観ました。2024.06.12

 オスカーとティナーシャ、既に肉体関係になった様です。処女じゃなくなると力が落ちるとか言ってましたが、そんなことも無く、今度はオスカーとの子供が出来たら、魔力の高い者同士の子なので、悪魔鬼みたいな子供が出来ちゃうかもとか言い出しますが…。

 どうせ、そんなに気にすることも無いんでしょ?設定が全て上滑りしているので、ゴチャゴチャうるさいです。

 いつの間にか結婚が既定路線になってるし、恋愛ものとしても何かおかしい感じです。

 ラスボス的な魔女や昔の知り合いの悪魔?みたいな奴が出てきますが、どうも、気まぐれとかで城を襲ってくる様です。

 過去の因縁とかも長寿キャラティナーシャの知り合いだからで片付けてしまい、其辺のチンピラが絡んでくるのと余り変わりません。何これ?

 魔女や魔法士を便利に使い過ぎて、何が言いたいか分からなくなってきています。オスカーとティナーシャ以外のことはオマケに過ぎない…。結婚がゴールってことでエエのかな?

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 9話まで観ました。2024.06.06

 オスカー王子、また悪い奴に襲われます。ティナーシャが命懸けで救います。危機管理の出来ねぇ王子だなぁ…。

 そして、二人でさらにチュッチュイチャイチャしました。9話はマジでこれだけです。

 長寿キャラのティナーシャさん、オスカーを人間だと思って無い、ワガママで可愛い子猫が、スリスリしてきてういやつじゃ…くらいに認識してるのかと思ったら、男として性的にも好きだった様です。

 他のレビューアー様のレビューにもありますが、かなり原作を端折っているので、ティナーシャがサイコパスにしか見えません。

 どうも、鈍いというより、人間性が欠落しているというか…。仲間の魔女は恋愛経験豊富そうなので、魔女が種族としてそうなわけではなさそうです。

 まぁ…、好きにして下さい。しかし…、白昼堂々と本拠地の城が襲撃される無防備さ(一応、夜襲でしたが)は、ティナーシャ様の力でなんとかした方が良さそうです。国としてありえんだろ…。

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 8話まで観ました。2024.05.30

 まだ物語は続く様です。魔法士差別の現況となった神様?のイルティルディアとか言うのが出てきて…。

 全てイチャイチャカップルがさらにイチャイチャするための小道具に過ぎないので、極めて話がザックリしています。今更セカイ系かぁ…。

 王子とティナーシャのやることなすことが、全てお互いの愛を確かめ合うかの様な感じなので、辟易します。

 色々と言いたいこともありますが、セカイ系にツッコミ入れるのは野暮ですね。早く結婚してハッピーエンドになって終わって欲しいですね。
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 7話まで観ました。2024.05.22

 わっるい組織のわっるい人達が王子の国を含めて数カ国を危機に陥れますが、王子とティナーシャの活躍でわっるい人達はやられました!

 恋するバカップルの小規模な戦いで世界が救われた!みたいな話で、なにコレ状態です。

 敵も味方も軍勢が小規模すぎねぇ?世界系だったのかな?王子様は態度も部下の数も付き合う他の王族もチンピラみたいで、何か変な世界観です。

 王子様とティナーシャは最初からデキている感じで、王子様のティナーシャに対する距離感も何かおかしいので、素直に応援出来ないんだよなぁ〜。

 ティナーシャの正体も分かり、いよいよやることが無くなった2人…。どうする?どうする?と、私の心の中のどうする連達も騒いでいます。
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 3話まで観ました。2024.04.27

 危険な魔女がウロチョロしている世界で、王子様、戦闘力皆無の従者と二人で外出し過ぎです。今回もそれでトラブルに…。

 話の作り方が雑ですね。王子様、魔女の気まぐれで直ぐにブチ殺される程度の存在のくせに、俺様男すぎて頭がおかしいレベルです。

 契約があるとはいえ、ティナーシャを堂々口説きに行きますが、周囲はあんな人外に関わるなよ…と思わないのかな?

 外見が美女で、処女なら何でも良い…。今の所、視聴者に媚びてるだけの内容なので、なんとも言えない感じがします。

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 初回観てのレビューです。2024.04.10

 俺様王子様、攻略に人数制限のない魔女の塔に単騎で挑んであっさりクリアー、年齢不詳のロリババァと1年契約成立です。

 1話のあらすじは本気でこれだけで、なにコレ?感が強いです。色々ぶち込んできますね。

 魔女とは何なのか?王子が単独でウロチョロ出来る状況なのか?王子は何でこんなに強いのか?

 ただ、魔女は可愛いです。ラノベっぽい会話劇が売りなのかな?ベラベラ喋るロリババァ好きなら面白いかもです。特殊性癖の私めは視聴継続です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

基本的にオスカーとティナーシャのイチャラブもの

古宮九時、chibi(イラスト)による原作小説は、「小説家になろう」から「電撃の新文芸」(KADOKAWA)で書籍化(全6巻、原作未読)。『このWeb小説がすごい!』全Web小説ベストランキング9位、『このライトノベルがすごい!』単行本・ノベルス部門2020年1位、2021年3位、第5回ラノベ好き書店員大賞で単行本部門第5位。
アニメ1期は全12話(2024年)。監督は、『旗揚!けものみち』、『宇崎ちゃんは遊びたい!』などの三浦和也。制作は、『究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら』、『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』などのENGI(KADOKAWAの子会社)。2025年1月から2期が放送予定。
(2024.7.29投稿)

【あらすじ】
長きにわたって絶大な魔力で大陸に君臨する5人の魔女がいる時代。
ファルサス王国の王太子オスカー(CV.中島ヨシキ)は、「沈黙の魔女」にかけられた「子孫を残せない呪い」を解呪するため、塔を登りきれば願いを叶えてくれるという「青き月の魔女」ティナーシャ(CV.種崎敦美)が住む塔を訪れる。
塔の試練を乗り越えたオスカーであったが、ティナーシャでも解呪は難しいと告げられ、別の手段として「呪いに対抗できる魔力と魔力耐性を持った女性を探す」ことを提案される。
そこで、オスカーは、ティナーシャを妻にすることを逆提案するものの、ティナーシャが固辞するので、代案として「1年間自分の傍で暮らす」ことを提案し、ティナーシャは、これを渋々承諾するのだった…


【基本的にオスカーとティナーシャのイチャラブもの】
1期は、基本的に「ティナーシャが好きすぎることを隠そうともしないオスカー」と「恋愛に疎い鈍感ティナーシャ」がお互いに深い愛情を育んでいくまでが描かれています。

そして、この深い愛情を前提として、タイトルの“Unnamed Memory”(明かされない記憶)がどうして発生したのかが第12話で回収されるというのが大雑把な流れ。

なので、原作は「ミステリー要素」や「世界にまつわる謎」もあるみたいなんですが、おそらく尺の都合で二人の恋愛にテーマが絞られたため、それ以外のところをバッサリいかれてます。


もっとも、これ以上二人の恋愛について書くと核心的なネタバレになってしまうので、非常に説明しにくいのですが…

真の愛情と言われる「無償の愛」は、「見返りを求めず相手のためを思う気持ちや行動」(≒自己犠牲)をいいますが、その結果は、必ずしも相手を幸福にしないというのが1期の終着点。
近いのは、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」的な悲劇でしょうか。

もっとも、その辺を二人がどうやって克服するかが2期なんでしょうから、その準備段階が1期に当たるといった感じ。
なので、本作は1期と2期のセット販売です(笑)

こういった悲劇は結構好きそうな人が多そうで、原作が人気なのもわかるので、興味を持ったのなら2期が始まる前にまとめて観るといいかもしれません。おそらく1期だけだと消化不良になります(笑)


【第12話を整理(※ネタバレ有り)】
{netabare}前提として、タイムリープものでは、「祖父のパラドックス」というものがあります。
これは、「ある人が時間を遡って、血の繋がった祖父を祖母に出会う前に殺してしまったらどうなるか」というもの。
世界が1つしかないとすると、世界が分岐しないので、パラドックスが生じないように自分の祖父を殺した人は消滅することになります。これに対して、世界は1つではなく並行世界が存在するとすると、世界が分岐するので、パラドックスは生じず自分の祖父を殺しても殺した人は消滅しないことになります。
本作では、前者の設定を採用しているみたいです。

それで問題の第12話では、未来から来たオスカーが過去のティナーシャを助けないと、自分が愛するティナーシャがこれから悲惨な体験をすることがわかっている。もっとも、今助けてしまうと過去改変により、パラドックスが生じないように今の記憶を持った自分が消えてしまう。しかし、オスカーは、自分と出会う前のティナーシャであっても、自分が愛するティナーシャであることに変わりはなく、彼女が不幸になることをわかっていて見過ごすことができなかった。
そこで、オスカーは、過去のティナーシャを救って、ティナーシャとの幸せな記憶(これが“Unnamed Memory”なのかな?)を持つ自分を消滅させるという選択をする。

このオスカーの行動は、オスカーのティナーシャに対する「無償の愛」ゆえのものだとは思うのですが、原作を少し調べてみたところ、オスカーによって改変された歴史で、未来のオスカーに助けられた魔女にならないティナーシャが彼女を知らないオスカーと再会するという切ない流れになるようです。

さて、二人は2期で救われることになるのでしょうか。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

75.2 11 幼馴染で魔法なアニメランキング11位
トリニティセブン(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1339)
8758人が棚に入れました
「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」
それは、王立ビブリア学園に君臨する、7人の少女に科せられた罪(テーマ)。世界を取り戻すため、少年はこの罪(テーマ)を支配することを決断した――
その少年、春日アラタの知る日常は、「崩壊現象」と呼ばれる不可思議な事件によって、従姉妹の聖ごと異空間に消えてしまった。崩壊現象を解明し、聖を取り戻すため、王立ビブリア学園に入学したアラタ。そこに待っていたのは、罪(テーマ)により魔道を操る7人の少女たちだった。


声優・キャラクター
松岡禎丞、原由実、諏訪彩花、内田彩、佐倉綾音、日笠陽子、柚木涼香、村川梨衣、東山奈央、洲崎綾、釘宮理恵、三木眞一郎、赤﨑千夏、福原綾香、山下七海

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

声優豪華では?

特に内容が面白いわけではないが、とにかく声優が豪華でその点は幸せ。
こういうお馬鹿なエロも割と好き。トリニティセブンのみんなはそれぞれ可愛い。

最初はシリアス展開中心かと思わされたけど、意外とそうでもない。

OP
Seven Doors 歌 ZAQ
ED
BEAUTIFUL≒SENTENCE 歌 メイガス・トゥー[浅見リリス(原由実)、神無月アリン(内田彩)]
SHaVaDaVa in AMAZING♪ 歌 ユイレヴィ♡[風間レヴィ(佐倉綾音)、倉田ユイ(村川梨衣)]
ReSTART "THE WORLD" 歌 TWINKle MAGIC[リーゼロッテ・シャルロック(東山奈央)、セリナ・シャルロック(洲崎綾)]
TRINITY×SEVENTH+HEAVEN 歌 Security Politti[山奈ミラ(日笠陽子)、不動アキオ(柚木涼香)]
TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDが全作詞・作曲・編曲を担当。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食)」「色欲」それは、王立ビブリア学園に君臨する、7人の少女にかせられた罪(テーマ)。世界を取り戻すため、少年はこの罪(テーマ)を支配することを決断した--その少年、春日アラタの知る日常は、「崩壊現象」と呼ばれる不可思議な事件によって、従姉妹の聖ごと異空間に消えてしまった。崩壊現象を解明し、聖を取り戻すため、王立ビブリア学園に入学したアラタ。そこに待っていたのは、テーマにより魔道を操る7人の少女たちだった。

1. 魔王候補と第三の選択
高校生・春日アラタは、けしからんオッパイの美少女に生命を狙われる。生命を救う代わりに記憶を消すという魔道士リリスにアラタは、生命も記憶も奪わせない第三の選択をする。しかし、行き着いた魔道学園の男風呂には、なぜか、全裸の美少女が?

2. 空間閉鎖と王立図書館検察官
魔道士になるためには、7つの大罪をアーカイブする研究テーマが必要だ。寮でテーマを考えているとき、アラタたち4人は結界に閉じ込められる。出口はどこにもない。その時、リリスたちがオシ○○をもよおしてきた。大変だ! 美少女たちのオシ○○の危機だ!

3. 魔導士と錬金術
夏の海、南国の島、水着姿の美少女たち……。なぜかアラタは焼きそばを焼いている。仕方がない。彼のせいで崩壊した学園を、学園長が修復しているらしい。美少女たちと混浴温泉を楽しみながら、魔王候補アラタはテーマを決定する「支配」だ!

4. 巨大迷宮と魔銃起動
学園の地下から強大な魔力が流れ出てきた。その崩壊現象から学園を守るため、アラタたちは、巨大迷路に向かう。モンスターどもを倒し、最深部にたどり着いたとき、異変が起こる。「ぐあああっ! なんだ、この力は!?」アラタの背にドラゴンの翼が!

5. 夢の世界と第二の魔王候補
体操着姿の美少女たちのランニング。揺れる胸。アラタの心はときめく。学園生活をエンジョイしているとき、図書館に幽霊が現れる。調査に向かったアラタたちは「永劫図書館」に強制移動させられた。そこには、行方不明になっていたトリニティセブンの一人が!

6. 悪の魔導士と学園襲撃
永劫図書館の中に現れた最後のトリニティセブン、リーゼ! 彼女は魔王の刻印を受けた魔王候補だった。そして聖を救うなら、悪の道を選べとアラタを誘惑する。ためらうアラタに突然のキス!「ぐわあああっ」アラタの魔力が吸い尽くされる!リーゼはビブリア学園に襲い掛かる。

7. 秘奥義と異変解決
学園長の魔道書『ソロモンズゲート』が発動した。高位の魔道士でも長く見すぎれば、発狂する。しかし、リーゼは学園長との戦いを潜り抜け、アラタたちを襲った。そして究極の「秘奥義」ラスト・クレストを発動させる! 時間が止まった--その時、西の学園が消滅した。

8. 魔道勉強と安息日
なんと、なんと、なんと! アラタが検閲官セキュリティセカンドに任命される。そしてリリスたちと消滅した『王立リベル魔道学園』の近くに空間転移される。しかし、そこには、アラタが捜し求めていた従姉妹の姿が……!?

9. 魔道書戦闘と過去記憶
アラタたちの着いた場所は、多元宇宙の狭間を浮遊した異世界だった。次々と魔物たちが襲ってくる。現れた伝説の魔道書『イーリアスの断章』が、『アスティルの写本』に戦いを挑んできた。時間も空間も止まった世界で『アスティルの写本』は封じられ、消滅!?怒りに駆られたアラタの邪悪な力が目覚める!

10. 支配者と憤怒の魔人
究極の魔王アストラル・トリニティが現れる。それはアラタが変身したその異形の姿--。目の前に現れた聖は高位魔道士だと判明する。しかし、聖の目的はアラタを殺し、魔道学園を消滅することだった。「なぜ--!?」困惑。危機。崩壊。「福音探求会」イシュ・カリオテがビブリア学園へ攻撃に向かう。

11. 光輝剣士と姉妹の絆
学園にルーグが襲ってきた。アラタやミラたちは遠い地で足止めされている。学園を守るため、ユイは皆を夢の世界に避難させ、ただ一人、レヴィだけが戦いを挑んだ。しかし、相手は魔王因子を得た魔王候補だ。レヴィは、斬られ、打たれ、倒される。そして巨大な魔力を持った、聖が現れた!

12. 聖戦少女と魔王世界
最終回! ついに聖とアラタは直接戦う! ルーグが参戦し、リリスが、レヴィが、アリンが、ミラが、アキオが、ユイが、リーゼが、トリニティセブン全員が参戦する。いったい何のために聖はアラタを襲うのか? 強大な魔力と魔力がぶつかり合い、ついに魔王候補アラタの秘密が解き明かされる!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

アラタ君・・・色々と羨まし過ぎですよ^^;

この作品の原作は未読、事前情報も特に無く視聴を始めた作品です^^
魔法系の作品は嫌いじゃないので、どんな作品も一度は目を通すようにしているのですが、この作品・・・魔法とハーレム要素を組み合わせた王道的展開の作品でした^^

この作品の主人公は、17歳の春日アラタ・・・彼は一緒に住んでいる春日聖と平穏な日常を過ごしていました。
でも、ごく当たり前の日常に違和感を覚えたアラタに対し、これまで優しかった聖の態度は一変し・・・アラタの目の前から消えてしまうのです。

目の前でいなくなった聖を救いたい・・・
その一心で彼は聖を救うことのできる唯一の手段である魔道士になる事を選択し・・・物語が動いていきます。

アラタは、魔導学校である王立ビブリア学園に入学し自らを鍛えるため、それぞれ魔法の奥義を極めたトリニティセブンに接触するのですが・・・7人のトリニティセブンは全員美少女魔道士だったのです^^

主人公が唯一無二の力を持っていて・・・その周りには7人もの美少女が取り巻く・・・
そのトリニティセブンの皆さまはそれぞれタイプの異なる美少女揃い・・・
アラタ君・・・極めて羨ましいじゃありませんか^^
と序盤で激しく思ってしまいました(//∇//)

浅見 リリス:スタイル抜群で容姿端麗な彼女・・・そして極度の恥ずかしがり屋さんです。
神無月 アリン:失踪した聖と瓜二つの彼女・・・アラタを「旦那さま」と呼んでいます。
風間 レヴィ:くノ一で戦闘能力が極めて高い彼女・・・語尾に「〜ッス」を付けるのがが特徴です
山奈 ミラ:最初はアラタに対して全く好意的ではなく氷のような彼女・・・でも、氷って溶けるんですよね^^
不動 アキオ:ミラといつも行動を共にしている長身の彼女・・・一見ぶっきらぼうに見えますが、結構面倒見が良いんですよね^^
倉田 ユイ:新たに対する態度が一番ストレートな彼女・・・夢の中の彼女はスタイル抜群なんですよね^^
リーゼロッテ=シャルロック:トリニティセブンの中で一番色っぽい彼女・・・出番も多いので彼女の魅力を堪能する事ができます^^

このような様々な設定が盛られた7人の美少女が紆余曲折ありながらも、皆んなの好意がアラタ一点に集中していくのを指を咥えて見ている・・・というだけでなく、アラタって、ラッキースケベの塊みたいな存在なんですよね〜^^
こんなラッキーが何故起こるの・・・? という展開が次々と繰り広げられます。
アラタハーレムが徐々に出来上がっていく様を指を咥えて見ているしかできないのは少々歯痒いというか、癪という感じなのですが、それを差し引いても戦闘や日常シーンにおいて彼女たちはしっかりと堪能させてくれます^^

肝心の物語の方ですが・・・正直良く分からないというのが本音です^^
聖を助けたいアラタの気持ちは分かりますが、どの方向に転がっていくかが全く見えないうちに物語が終わってしまったような感がありました。

これで終わってしまったら、正直勿体無いと思います。
個々のパーツはどれも面白いし魅力的です・・・それらを組み合わせたその先が見えると、より良かったように思います。

オープニングテーマ
「Seven Doors」歌 - ZAQさん
エンディングテーマ
「BEAUTIFUL≒SENTENCE」歌 - メイガス・トゥー[浅見リリス(原由実)、神無月アリン(内田彩)]
「SHaVaDaVa in AMAZING♪」歌 - ユイレヴィ♡[風間レヴィ(佐倉綾音)、倉田ユイ(村川梨衣)]
「ReSTART "THE WORLD"」歌 - TWINKle MAGIC[リーゼロッテ・シャルロック(東山奈央)、セリナ・シャルロック(洲崎綾)]
「TRINITY×SEVENTH+HEAVEN」歌 - Security Politti[山奈ミラ(日笠陽子)、不動アキオ(柚木涼香)]
ZAQさんのオープニングは最高でした^^ でも歌うのが難しい曲です^^;
エンディングも覚えようと試みましたが、一番最初のリリス先生の曲で断念してしまいました(難しかったッス)^^;

1クール12話の作品でした。魔法モノですがハーレム色の強い作品だったと思います^^
作品自体の方向性が良く見えなかったので、続編でそのモヤモヤが解消できれば・・・と思っています^^;

投稿 : 2024/11/02
♥ : 36
ネタバレ

NEOたちばな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

アーカイブに接続してテーマを実行( ..)φメモメモ

友人に「ハーレムものでおすすめアニメ教えてー」と聞いたら、このアニメの名前が!

友人のためにもレビューはしっかり書かないと!と思っているのだが
物語の中身が「無」←仙石さん!旗印パクらせてもらいました!
女の子はみんな可愛い(*'▽')!
{netabare}魔導書が可愛いって何なんですかねー(遠い目){/netabare}

トリニティセブン+主人公のまとめ(個人的メモ、見返し用)
{netabare}
浅見リリス:専門術式は錬金術(アウター・アルケミック)
「書庫」は色欲(ルクスリア)、テーマは不明
赤毛のロングヘアで縞パンツ着用、そして巨乳(これ大事)

神無月アリン:専門術式は聖儀術(カオシック・ルーン)
「書庫」は憤怒(イラ)で、「テーマ」は崩壊(ルイーナ)
水色っぽい髪色で聖によく似てて天然無表情、胸はCカップ(ちょうどええ)
個人的に1番好きなキャラ、旦那様って呼ばれてぇー

風間レヴィ:専門術式は忍法術(シャーマニック・スペル)
「書庫」は嫉妬(インウィディア)で、「テーマ」は期待(エクスペクト)
めっちゃ忍者、左目隠れて見えないから見てみたい
水着でもマフラー外さないのねw

山奈ミラ:専門術式は映晶術(ゲヘナ・スコープ)
「書庫」は傲慢(スペルビア)で、「テーマ」は正義(ユースティティア)
ツンデレ!
金髪でウサギ柄の下着着用、アキオとはぶっちゃキスしてもいいみたい
アキオとソフトな百合疑惑

不動アキオ:専門術式は真言術(マントラ・エンチャント)
「書庫」は暴食(グラ)で、「テーマ」は信仰(フィデス)
胸以外ほぼ男、だが巨乳、しかしそそらない
マントラ・エンチャントって無性に口にしたくなるオノマトペすぎるw

倉田ユイ:専門術式は重唱術(アーク・シンフォニー)
「書庫」は強欲(アワリティア)で、「テーマ」は友情(アミキティア)
夢の中で過ごしていた魔道士の少女って理解できない設定、かなり強いらしい
夢の自分とか夢の中にみんなを避難させるとかあんまり分からんかった
ロリ巨乳と妹キャラのWパンチ、サイコーかよ
おにーさんって呼ばれたすぎる

リーゼロッテ=シャルロック:専門術式は数秘術(ロゴス・アート)
「書庫」は怠惰(アケディア)で、「テーマ」は停滞(スタグナ)
魔王候補でセリナと双子、メイガスモードの服装が露出しすぎ
金髪ダイナマイトバディー、キスが濃厚すぎる
超高速の世界に独りぼっちらしい、かわいそう

春日アラタ:「書庫」は傲慢で、「テーマ」は支配(インペル)
アスティルの写本とかいう魔道書(ソラ)がかなり可愛い
自分のこと最強だと思ってる(けっこう弱い)
すぐに魔力なくなりがち
すっぽんぽん魔術、それほしいのだがw

頑張って書いたけど、別に書庫とかテーマとかぶっちゃけあんまり関係ないのは内緒、知らなくてもいいというか覚えられませーん!!!
{/netabare}
ハーレムものだが、変な心理描写やダラダラ展開がないからテンポはGOOD!
中身はないけど!!!

とにかく中二病的なカタカナが多いこと多いこと{netabare}
ゲイボルグとかミストルティンとか聞くとファイアーエムブレムしか思い出さんのだがw{/netabare}
同じ北欧神話あたりがベースなんでしょう

-OP&ED考察-
OP曲「Seven Doors」
歌:ZAQ
OP映像かなり評価してます、これ見るだけでトリニティセブンの面々がどんな能力(攻撃方法)もってるかある程度分かるし
{netabare}リリスが闊歩するシーンなんか曲と超絶シンクロしてると思う{/netabare}
曲もアニメの世界観にあってる、音作りがいいと思います

EDは4曲ある
「BEAUTIFUL≒SENTENCE」浅見リリス&神無月アリン
「SHaVaDaVa in AMAZING♪」風間レヴィ&倉田ユイの友達コンビ
「TRINITY×SEVENTH+HEAVEN」山奈ミラ&不動アキオの百合疑惑コンビ
「ReSTART "THE WORLD"」リーゼロッテ=シャルロック&セリナ=シャルロックの双子コンビ
個人的には 「TRINITY×SEVENTH+HEAVEN」がおすすめ

可愛い女の子と少しのエロを欲するときに観るべきアニメ!
ハーレムものが見たいという欲求を満たしてくれるアニメなのは間違いない

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

78.8 12 幼馴染で魔法なアニメランキング12位
七つの大罪(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1469)
8703人が棚に入れました
いまだ人と、人ならざるものの世界が、分かれてはいなかった時代。絶大なる魔力を有し、人々から敬われ、時に恐れられる存在<聖騎士>に守られた『リオネス王国』。王国の王女エリザベスは、たった一人国を離れ、
ある者たちを探す旅に出ていた。それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、全聖騎士を敵に回した罪人たち──<七つの大罪>。たどり着いた一軒の酒場で、エリザベスは店主を名乗る少年・メリオダスに出会う。それは、彼女と<七つの大罪>たち、そして世界の命運を一変させるとびきりの冒険の始まりであった――!
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

侮りがたし日5|ョ∀・´)…感動スペクタクル大作!!!

◆原作コミック 全24話 原作未読
◆ジャンル アクション ファンタジー


絶大なる"魔力"を有し、人々から敬われ、時には恐れられる
存在(聖騎士)に守られた国「リオネス王国」
王国の王女『エリザベス』はたった一人国を離れ、ある物たちを探す旅に出ていた!
それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、
全騎士団を敵に回した罪人たち―〈七つの大罪〉
たどり着いた一軒の酒場で、『エリザベス』は
店主を名乗る一人の少年『メリオダス』に出会う!
それは彼女と〈七つの大罪〉たち、そして世界の命運を一変させる
"とびきりの冒険"の始まりであった― (あらすじ公式サイト引用)


簡単な相関図_((Ф(・ω・`)コンナカンジカナァ!???w
スマホだと変なんなるかも´・ω・)ω・`):

          
           凸リオネス王国凸
     
       【§聖騎士§】(甲冑着た強いヒト達)
        (民衆から敬われ、恐れられる存在)
   探してる                 魔神の力を利用!?
    ↙                         ↘
 王国王女        ↑↑↑         〈∮魔神族∮〉(滅びた!?)
『エリザベス』      【VS】     不思議な魔力を有した怪物?
  探してる       ↓↓↓          ↗
(一緒に旅をする) ↘            魔神の力と関係あり!?
            【†七つの大罪†】       
         かつて王国を裏切った!? 者たち   
       『メリオダス』『ディアンヌ』『バン』
      『キング』『ゴーセル』他 +『ホーク』(豚)



14年10月~15年3月まで放送された王道アクションファンタジー
作品ですが私も毎週楽しみに視聴させて頂きました!!

というかここ最近のこの日曜5時枠作品は侮りがたしΣヾ(゚Д゚;)ノ

中々の超感動スペクタクル大作に仕上っており
私大変夢中になってしまいました(๑→‿ฺ←๑) ♪

どこか中世ヨーロッパの景観を描いた様な世界観に
魔力や、魔法などのファンタジー要素が加わって
コレぞ王道たる魅力の所以と言いますか…

そこに息をもつかせぬ熱いバトルアクションに
それぞれのキャラの想いが重なって
この戦いは負けられない!! 仲間を救う!!
大切な…大切な存在(ヒト)の為に…

そう…その幾多となくおとずれる感動秘話に胸熱必死!!!
なのであります。゚(゚´ω`゚)゚。


そんな中でも私がとても胸熱で大好きになったキャラ、及び彼(彼女)らの
エピソードをまじえてBEST③形式で書きしるしてみました!!



*・゚゚・*ヽ(*゚∀゚)ノ*【このキャラ良かったよ!! BEST③】*ヘ(゚∀゚*)ノ*・゚゚・*:

―第③位―

『ディアンヌ』

巨人族の『ディアンヌ』はその可愛らしい容姿と気取らない
真っ直ぐな性格が好印象✩
だけども、と、とても体が、その… で、でっかい(*/ω\*) でも~
それがまたいい味出していて、ホント、ピュア(嫉妬深いw)で魅力的な女のコ♡
CV:悠木碧さんの声、演技もピッタリでした♪
彼女の優しさとういか人柄の良さには多くの方が共鳴したことと思います!

なんといってもあの{netabare} 『キーラ』の弟さん(子ども)を助けるシーンは
とても胸熱、名シーンでお涙必死かと…。゚(゚´Д`゚)゚。!!

そこから、『キーラ』&『ハウザー』が聖騎士を裏切り
『ディアンヌ』を助ける胸熱展開も大変良い(*>ω<)bイイ!!
『キング』との幼い頃の素敵なエピソードも、微笑ましくとっても◎ {/netabare}



―第②位― 

『キング』

妖精王 ハーレクインこと『キング』はその純心で一途な性格と
見てくれが変化するギャップや、常に眠たげな表情で枕を抱いて宙に浮いている
癒し系な雰囲気もさることながら、やはりその優しすぎる彼の
魅力にコレまた夢中になった方も多勢いらっしゃる事かと思います!!

なんといっても、 {netabare} 疲弊した『ディアンヌ』を全魔力を使って防御の壁(バリア)
を使って『ヘルブラム』の攻撃から守るシーンは最高に胸熱(*>ω<)b
というか、か、カッコ良すぎます!!  コノコノォ(〃´Д`σ[キング]qw

『ディアンヌ』との…切ない…過去のエピソードや
旧友『ヘルブラム』とのエピソードも思わず涙の垂れ流し状態に。゚(゚´Д`゚)゚。{/netabare}




―第①位―

『ホーク』ちゃん (豚’`ゥ(*´(00)`)’`ゥ)

残飯処理騎士団 団長こと『ホーク』ちゃんは
本作のマスコット&イメージキャラクター トコトコトコ(((っ´(00)`)っ♪

残飯の量を増やしてもらうことに日々命をかけている―w

戦闘能力は皆無だが…
なぜか!?w 自分のコトを”最強の戦士”と思い込んでいるw
喋る豚として本作では基本ツッコミ担当!?
『バン』からはこれまたなぜか!? 師匠と仰がれる存在!!
何かと上から目線で口は粗いが全く持って憎めない、
愛嬌が抜群の魅力的キャラ♪*

ハラハラバトルの合間に終始、笑いをもたらしてくれる点も◎!!

というか、私途中まで、ずっと『ポーク』ちゃん(pork)かと思ってましたが…
『ホーク』ちゃんだったのですね(ノ∀`;)w

そんな『ホーク』ちゃんに、 {netabare}まさか…最終回前話にて
まさかの豚ちゃんにお涙頂戴させられてしまうコトになるとは…。゚(゚´Д`゚)゚。
紛れもなく彼(彼女?)は1人の勇者であり、真の漢の姿そのものでありました―!!!!

「あんな気のいい奴を… よくも… くそがーーーー!!」

途中『ホーク』と仲違いする展開になってしまっていた『バン』の
あの一言が全てを物語っていましたネ… (つω・`。){/netabare}



他キャラの皆さまも大変、個性的かつ魅力的でしたが(*>ω<)b
今回は私のツボによりハマった3名(匹)を抜粋しご紹介させて頂きました!!


ただ『団長』『バン』『ゴーセル』の3人はどこか…
不死身過ぎでw バトル中もなんだか、まだ全然本気出してない感が強く
特に『団長』&『バン』は常に余裕感(隙)が出ているというか…w
元より『バン』は不死身属性を持っているせいか…

大事なバトルシーンにてやや緊迫感が損なわれてしまった感が…・ω・*) ソーッ

ただその”強さの底を見せない”雰囲気というか…
そこが本作の特徴であり、興味を注がれる面白さであるゆえ
後々恐らく色々と解き明かされる上で大事な
要素の一つなのであろうと私は勝手に思っております✩

それでも最後の方の局面は ハラハラ|ョ゚Д゚。))))ドキドキで
最高の盛り上がりを見せてくれました!!

とにかく視聴前、私が期待していた以上に大いに楽しむことができました!!

終わり方も、続編に期待を含ませた見事な締め!!でしたので、
さらなる彼らの冒険の続きが描かれる日を心待ちにしたいと思いますヽ(*´∀`)ノ

投稿 : 2024/11/02
♥ : 52

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

この作品で経験した私の初めて・・・(//∇//)

この作品の原作は未読ですが、日曜夕方の5時半枠の作品という時点で視聴を決めていました。
この時間帯のアニメは健全に感動できる作品が多いのと、雨宮さん、悠木さん・・・といったお気に入りの声優さんが出演されるのも大きな後押しになっていたと思いますけれど・・・^^;

これは未だ人と人ならざるものの世界が分かたれてはいなかった古の物語・・・
国を護る聖騎士達は絶大なる魔力を有し、恐れ、敬われた・・・
この様な下りから物語が始まります・・・この下りは結構好きでした^^

物語の舞台はブリタリア・・・聖騎士が守る国なのですが、聖騎士が「聖戦」の開始に向けた準備を着々と進め、増加した騎士の横暴な振る舞いによって国は荒廃の一途を辿っていました。
それを憂い危機的状況であると感じた第3王女のエリザベスは、聖騎士を止め聖戦を回避できるのは10年前に国を追われた伝説の騎士団『七つの大罪』だけだと考え、彼らに助けを乞うため白を抜け出し七つの大罪を探しに旅立つのです。
こうしてエリザベスは、とある酒場に流れ着き・・・物語が動いていきます。

七つの大罪の団長・・・メリオダス
憤怒の罪を背負う彼が本作品の主人公なのですが、とにかく格好良過ぎです^^
体格は決して良くはないのですが、一度怒りを買うと一国を滅ぼしかねない・・・と噂されるほどの強者です。
特にエリザベスが絡んだ時・・・それもエリザベスを傷つける輩に対するメリオダスの強さは半端無かったですね^^;
時折、エリザベスに対して過度なスキンシップを強行していますが、それも彼なりの優しさの表れなんじゃないかと思います。
王女として城で暮らしている分には、心配も不自由もありません・・・
けれど、エリザベスにとって初めての旅は、7つの大罪と同行しているものの常に危険と隣り合わせで、時には傷つく仲間に涙したり・・・城での生活と真逆な環境に身を投じているんです・・・
張り詰めたら切れてしまう緊張の糸を緩めてあげようとするメリオダスの粋な計らい・・・として私はメリオダスとエリザベスの日常の掛け合いを見ていました^^

リオネス王国の三女・・・エリザベス
彼女には第1話から涙してしまいました(//∇//)
7つの大罪を探して聖戦を止める・・・その決意は立派ですが残念ながら決意だけでは目標は達成できないでしょう・・・
でも彼女の人柄が・・・周囲の人を巻き込んでいくのです^^
彼女の心からの感謝の意は、人の心を揺さぶります・・・
一緒に行くと決めたから、時には身を挺してでも自分の役割に対して真摯に向き合います・・・
例え倒れても前を見据えると約束したから・・・

そんなエリザベスの傍で主にツッコミを担当していた「残飯処理騎士団」の団長ホークちゃん・・・
ちょっとコミカルで、でもここぞという時に頑張る彼(彼女?)の存在は大きかったですね^^
メリオダスの友人でバンから師匠と呼ばれるホークちゃんでしたが、物語の終盤・・・「いいや、いるっ」と叫び立ち塞がったホークちゃんは、間違いなくヒーローだったと思います。
そしてその立ち振る舞いに私は涙が止まりませんでした(//∇//)
これまで色んな作品を見て涙してきましたが、豚さんに号泣したのは初めての経験です。
アニメって・・・奥が深いですね^^;

その他にも嫉妬の罪を背負ったディアンヌ(CV:悠木碧さん)や強欲の罪を背負ったバンなど7つの大罪のメンバーが徐々に判明していくのですが、今回の物語では全員が勢揃いするまでには至りませんでした。
最後に新たな展開の布石も見えましたし・・・次期に期待ですね^^

オープニングテーマ
「熱情のスペクトラム」by いきものがかり
「Seven Deadly Sins」by MAN WITH A MISSION
エンディングテーマ
「7 -seven-」by FLOW×GRANRODEO
「Season」by 瀧川ありさ
オープングの2曲はどちらもお気に入りです。エンディングは物語の余韻に浸っていてあまり覚えてなかったのですが友人がカラオケで歌っているのを聞いて気になったので、今度ちゃんと聞いてみようと思います^^

2クール全24話の作品でした・・・やはり日曜夕方5時半の作品に間違えはありませんね^^
冬アニメのベスト10には間違いなく入ると思いますが、お気に入りの棚に入れるかは少し悩みたいと思います^^
続編・・・すっごく期待しています♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 43
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話まで視聴(未評価)

◎ジャンル:ファンタジー、バトル
◎放送時期:2014年10月~

●原作:漫画(作・鈴木央、週刊少年マガジン連載)
●シリーズ構成:菅正太郎 ●監督:岡村天斎
●キャラクターデザイン:佐々木啓悟
●アニメーション制作:A-1 Pictures

■ストーリー■
絶大な魔力を有する「聖騎士」に守られた「リオネス帝国」。
王女・エリザベスは、10年前、国を裏切り多くの聖騎士を殺した「七つの大罪」を、とある理由で探す旅に出ていた。
その先で1人の少年と出会い、新たな冒険が始まることとなる。

■総評■
※原作未読。

(全話視聴後に更新予定)

■好きなキャラクター■

(全話視聴後に更新予定)

■各話感想■
【1話】
{netabare}エリザベスは聖騎士のクーデターを阻止するため、七つの大罪に助力を求めて旅に出た。
そして倒れた酒場で助けてくれた主人公の少年が七つの大罪の団長・メリオダスだった。
彼も他の七つの大罪を探す旅の途中らしく、情報を集めるため開いてた酒場(ホークの母の力で移動してるっぽい)の看板娘にエリザベスを誘い共に旅へ…という話。

今回襲ってきたオジサン騎士、メリオダスにやられて死んだかと思ったら生きてたw

メリオダスは何故容姿が昔のままなのか?
あの途切れた剣で何故あんなに強いのか?
その辺の秘密は後々明らかになるのかな。

まだ謎も多いが王道ファンタジー感は好きだしテンポも良かったので継続。
ホークが可愛いwCV久野ちゃん効果か^^{/netabare}

【2話】
{netabare}聖騎士ギルサンダーを怒らせたことが原因で名水(お酒の材料)を封じられた「バーニャ村」でのお話。

エリザベスの新コスチュームかわいい!
メリオダスはあの姿だから緩和されてるけど、ただのスケベ親父やw
前回からセクハラに全く気付かないエリザベスは天然どころじゃない^^;
さらにドジっ子属性もあるときたw彼女はこの先戦ったりするんだろうか?

聖騎士の剣は聖騎士にしか抜けないと言っていたけどメリオダスがすんなり抜いたし、やっぱり聖騎士と互角に戦えるのは七つの大罪だけってことなのか。

今んとこメリオダス無双って感じでイマイチ盛り上がりに欠けるけど、味方・敵共にキャラが増えると面白くなるかな。
あ、後半の槍投げ→槍投げ返しは迫力凄かった!{/netabare}

【3話】
{netabare}「白夢の森」にて七つの大罪の1人・ディアンヌが仲間入り→追ってきたギルサンダーとの戦闘回。

ギルサンダーは10年前 聖騎士長の父を殺されたことへの復讐、そして帝国最強の騎士と証明するために七つの大罪を狙ってるらしい。
けど、聖騎士長の死は七つの大罪の仕業じゃないっぽい。
回想から察するに、全ては誰かの謀略による濡れ衣かな?
メリオダスの最後の記憶『団長…すまない』の言葉の主が鍵か。

エリザベスは今回パンツ奪われてた…
どうやって気付かれないように奪ったんだろう^^;

ホークは今回も弄られ担当w
ディアンヌに火あぶりにされて暴れてるのがかわいそ可愛かった!

最後はメリオダスが負けたふりしてギルサンダーを出し抜き新情報入手。
ギルサンダー、早くもすごい小物感が…^^;

七つの大罪が聖騎士と互角にやりあえるのは、彼らも元は帝国騎士だからなのね^^{/netabare}

【4話】
{netabare}ギルサンダーから他の七つの大罪の在処を聞き出した一行。
バステ監獄に囚われてるバンを探しに出るのだが、思った以上に深手を負ったメリオダスは途中で倒れてしまい、近くの街で休むことになるも既にそこには聖騎士の手が伸びていて…という話。

メリオダス、今回も元気にエリザベスへのセクハラをはたらいてると思ったら…
やはり聖騎士の力は普通じゃないっぽい。

さらに治療のフリして毒薬を飲まされたメリオダス。
どう復活するのだろう…

それにしてもディアンヌちゃんの乙女心が可愛い。
大きい自分には団長のために戦うくらいしかできないと、それでも精一杯メリオダスに尽くそうとする健気さが良い。

今回もホークは癒しでしたw
スペアリブと肩ロースのくだりは笑わせてもらった。

メリオダスの生存を聞いて自ら脱獄したバン。
聖騎士見習いの剣を受けたと思いきや、散髪しただと!?w
杭で打たれた跡も消えてたけど、唯一消えてない傷が首に。
つけたのはメリオダスかな?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

71.6 13 幼馴染で魔法なアニメランキング13位
だから僕は、Hができない。(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (1178)
7453人が棚に入れました
加賀良介はひとよりHへの欲求が強いのが玉に瑕の健全な男子高校生。しかし、なりゆきで契約した死神・リサラによってそのすけべ心(エナジー)は吸い取られ、女の子を見ても張り合いのない日々を暮らしている。雨の日に出会った彼女は強力な霊能力を保有する“特異者”を見つけに人間界へと訪れたのだった。良介はリサラに協力をしているのだが、女の子とひとつ屋根の下に同居するその生活が情熱をエロにかけている良介には耐えられなかった。リサラだけではなくほかの女の子からも迫られ…ては萎むスケベ心。良介は隙を見てはどうにかしてスケベ心を取り戻そうと悶々と過ごすのだった。Hな魂は果たして回復できるのか。

声優・キャラクター
遠藤綾、下野紘、西口杏里沙、石原夏織、福圓美里
ネタバレ

奈悠 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

9話の感想追加

エロ系は後回しでみてたけど、これは・・・はい。エロいですw
ただ主人公がツボにはまりました。流石です、下野さん。
この作品は主人公が気に入るか気に入らないかで大きく評価が分かれそうです。
ストーリーは今後の展開次第っすね。

OP「Reason why XXX」 佐咲紗花(6th Single)
ED「プラチナ17」 yozuca*(20th Single)

9話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
唐突な妄想シーン…そして何を伝えたいかと。
「知ってるか。女の子の二の腕はおっぱいと同じやわらかさなんだって」
ガルダーブロウグ&私「なにーーー!」
エナジー補充かもしれんがこんな時でもこの発想は…w
{/netabare}
結果的に思惑通りになったって事か…?
イマイチ理解できませぬ(^p^)

8話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
で。。出落ちエロ。キュールの想い結果的に届いたが
こうまでしないと分からない良介はかっこわるすぎる。

なんであんな簡単に脱出口?があった。鍵しめておけよとw

敵相変わらずグロいなw塔への破壊も躊躇しないとか・・・

落下だと。予想はしていたが・・・(むしろ外出て何したかったんだ)
そしてまさかの謎覚醒!?
異常なエナジー放出?それだけの思いを良介に抱いていた?
特異者って事?ならキュールはどうしてそこに気づけずにいたんだ?!

触手プレイかと思ったら、まさかの鞭プレイw

リサラ母・・・指した先w真顔だしなwww
グラムの真の力=良介のエロは揺ぎないと思うが
伝説の秘宝といいつつ、リサラ母はおそらく剣よりも
キングラムを見ていたような気がしてならないw
{/netabare}
好敵胸(ライバル)とはイリアの胸でなく心が揺れる回だった。

7話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
けつだんりょくが大事なんだ・・・尻弾力
え、こんなのも広辞苑のってるの?
流石に調べてもでてこなかったけど、yahoo知恵袋の回答?がまじツボッたw
ほんとまじバカヤロ!だよw

それにしてもいつもならエナジー切れで裸になるのに
今回切れなかったのはなぜだw
{/netabare}
良介に エロパワーがないと 見所が・・・

6話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
リ・・・リサラずれすぎだろ・・・落ち込むならちゃんと考えろw

母親の父親の出会い・・・全く同じかー。
って、行くところまでいっちゃったんだよね。てへ。(・ω<)
テヘじゃねーw 良介と違って押しがあるなw
そしてBGM自重www
だから私は、子供ができた。応援ありがとうございました。
もうほんと終わっていいよw

「俺のエロは正義の為の力だったんだー」(下野節)
ほんと前向きな廚二だなwww

きめェ。携帯?通信機・・・?
着信はもっときめぇwww

エナジー無くなる>着衣解けて無くなる。ハイハイいつものワンパターン。
ポーズw・・・特殊能力インビシブルディクショナリー・・・え、ここまでテンプレになるの?w
涙→グラム覚醒。。。
{/netabare}
あれ・・・展開が・・・何だこれ・・・!?
ちょっと見るのが辛くなってきた^^;

5話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
おい。当たり前のようにどこで拭いてるw

既に縛られてる・・・
既に裸・・・
そして既にエナジー切れ・・・いつも通りだね☆

感じて・・・ね?目でなく、心で感じて・・・。
く、黒の背表紙、金文字、第3版・・・
だ、第3版ってどんだけイメージ出来てるんだよwww

急速エロチャージwww
え、特訓ってこういう事なのかwww
単語だけでここまで妄想できるなんて・・・次元が亜空間すぐるwww

俺の辞書に・・・いや、俺のエロに不可能はなーーーーーい!!
迷言頂きました~

次回紹介自重してくださいwww
{/netabare}
今回わりとストーリーに重要な事が発覚したけど・・・
あれ、内容があると面白さが減るってどういう事・・?w

4話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
綺麗に整列・・・日本人やなー。

お前の妄想力にほんと脱帽やわ・・・師匠とよびたいw
えぇーーーーー
・・・ですとーーぉーーーー
もっぴゃぁーーぐ。。うぅ。。やわらけぇ・・・うっひゅ。

っしょ・・・

おぉ~・・・ はぁ・・・
うっぉぉおおお・・・うっぉぉおおおおおおおお

キングダム覚醒
俺のキングダムがースパークリングだああああああ
って、構図自重しろwwww

キングダム・・・偽物には反応しないってことか・・・w

まさかの八奇衆が・・・ほんと他のメンツが怖いわw

どっどはぁ・・・詳しくは公式サイトでぇ・・えっへぇーー
{/netabare}
この回で悟った。改めて下野さん高音ボイスが神であると。
ストーリーがはいってこねーwww

3話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
学園八奇衆って・・・なんだか怪しい展開に。

ッち・・・w

良介乙女っちっくすぐるw

新しい死神キャラ追加~

勝てない事・・・やっぱそこかwww
解説おかしいだろwww

男って悲しい生き物さ・・・
何かっこつけているんだ。言ってる事ひどいぞwww

黒幕(?)登場・・?
なんか構成がワンパターンなのかなこれ。
なんとなくセーラームーンを思い出した。
早く脱却を切に・・・w

{/netabare}
評価更新:物語。作画評価下げ。音楽上げ。


2話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
エナジー切れ・・・ウルトラマンより短くないかw

キングダムどんまいwww

パパにも・・・ってもうなんだかw

特異者・・・確かに特異者だろ。こえーよ

エナジー減ると服がなくなっていくのか。

エナジー=キングダムwww
まじですのーw

エナジー=エロで動く(キリッ

次回はもうちょっと内容を頼みます・・・w
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

必殺技、「インビジブルディクショナリー」

ラノベ原作、お決まりのエロ枠。
死神がこっちの世界にきて特異者探すという、ありがちな設定のバトルもの。
序盤は原作どうりですが、途中からアニメオリジナルになっていくストーリーだそうです。
おっぱいの大きくない死神や、おっぱいの大きい死神や、おっぱいの大きい人間や、ロリでおっぱいの大きい死神や・・・色々居て、よくあるハーレムのようですが意外とメインヒロインに軸足を置いています。
主人公がエロい事を感じたり考えたりするパワーが、バトルするうえでのエネルギーとなるという、頭を抱えるようなアホ設定が特徴です。


エロについては、結構頑張っています。
作画は悪くないし、お風呂シーンなどの裸の見せ場もそこそこ多い。
バトルの最中にポロリといく事が多いですが、露出の必然性が設定とストーリーに馴染んでいるので違和感というか、わざとらしさが薄れているのがいいところです。構図の取り方もなかなかツボを心得た手腕。
ただ、光補正が入りまくりなので、エロ目的のご視聴はBD/DVD版のほうがよろしいかと思われます。
(私はニコ動配信の視聴だったので補正だらけでした^^)
補正の入っていない部分でも、EDのカット絵などは実に艶かしくていいですね。
制作スタッフがヨスガノソラと同じだそうで、なるほど納得の造りです。

ラブコメ&ハーレムとしてはイマイチ。
最初からフラグのたっている幼馴染は別としても、ヒロインがデレていく過程がサッパリ理解不能でした。
なんか、いつのまにか好きになっている不自然さ。
こういう場合は、何やら事件やイベントの紆余曲折があって目からウロコで惚れられるのがお約束の流れですが、普通にバトルしてるだけで何故かフラグが立っていきます。
主人公は明るく直球なヤツで好感は持てますが、ツンがデレに転じるだけの魅力の描写が不足しています。
なんでそういう大事なとこ、手ぇ抜くかなぁ?

ストーリーとバトルは残念。
設定も展開も、ありきたりすぎて超つまらない。
秘宝やら主人公の出生の秘密やら定番的な王道になっていますが、何のヒネリも工夫も強調もないので、猛烈にどーでもよくなります。
バトルに緊迫感も皆無。話を進めるため(とエロのため)の作業としての戦闘の要素が強く、見応えもへったくれもありません。
また困ったことに、前半は気楽なバカアニメ風のところを見せておいて、後半に入って一気にシリアス展開。
シリアスといっても特筆するところもなく予定調和な展開で、むしろ序盤でみせていた主人公の明るく前向きな良かった所が完全に無くなるハメに。作風の温度差に戸惑うばかりでした。
ラストはそれなりに綺麗にまとめてあり、全体の構成そのものは悪くないのに、何か大きな娯楽性に欠いてる感じ。何なんでしょうね、これ?キャラ立ちは悪くないと思うのに、本当に記憶に残りそうもないくらい平坦で印象の薄い作品になっています。
やはり、肝心の話自体が面白くないのが最大の難点でしょうか。


結局、面白かったといえるのは、エロパワーを補充するために編み出した主人公の必殺技だけ。
アホな技ですがバリエーションも豊富で、他では真似できないオリジナリティに溢れてました。これは凄くいいw
ただ、その素敵技も出番があんまりなかったのが悔やまれます。

もっとアホバトルが見たかった・・・・
というか、そことエロ要素以外に面白味が見いだせないです、残念な事に^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

コメ、ではないラブ

異世界から現れた美少女と突然同居することになりバトルを繰り広げる、と言ってしまうといかにもありがちな設定に聞こえてしまうが、本作には類似設定の諸作にはない描写があり興味深く観ていたのだが、どうも「失敗したお色気アニメ」という評価が多いようで残念に思う。

{netabare}普通の高校生の日常にバトルが入り込むタイプの作品では、バトルが日常に影響しない設定を持ち込むことが多いが、本作では一応「結界」という設定はあるものの、基本的に主人公の生活は「バトルのある日常」へと移行することになる。

本作品は、異世界の描写として、画面全体に靄のかかったようなエフェクトを施し、クリアであった「現実」との対比で「異世界」を演出しているのだが、物語の中盤、異世界の侵攻を受けた「現実」にも靄のエフェクトがかかり、現実が変質してしまったことをビジュアルで表現している。

そして、このエフェクトは、物語の終幕に至っても、晴れることはない。

すべてのバトルや物語が収束して、以前の日常が同じように復活する、というラストは本作にはない。

事件に決着をつけ、恋人や幼馴染や、あまたの美少女たちとの楽しい(?)「日常」を取り戻した主人公がいるのは、依然として靄に霞んだままの、決定的に変質した現実なのだ。

一応、作中では、新しい世界の始まり、といったセリフがあるのだが、新しい=前向きで良いことを暗黙に含意したような説明は、いかにもとってつけたようでアリバイ作りのように聞こえる。全面にカビの生えたようなエフェクトの印象が表しているのは、単に、変質であると解釈した方が作者の意に沿っているのではないだろうか。

異世界の少女の出会いから始まった主人公の生活と日常の変質は、ついに世界全体の根本的な変質へとたどり着く。

だが、ラノベ的な設定などなくとも、ごく普通の人間であってもこのような変質は誰でも迎えているのではないだろうか。
たとえば恋愛の経験において。

ボーイ・ミーツ・ガール

ごく平凡な人間であっても、恋愛にとらわれた途端、自分や世界の意味が決定的に変化することを経験するだろう。
恋人とともに生きる世界は、かつて自分が知る世界とは全くの別物で、新たな生を受けたかのように感じるはずだ。(たとえ片思いでも同じことだ)

ガール・ミーツ・ボーイ

変質した世界の中で、勝ち取った「日常」を楽しく生きる主人公、良介の姿に、作者は当たり前のラブストーリーをぴったりと重ねて見せたのだ、というのはひねくれすぎた観かただろうか。

オープニングの最初と最後のカットを見ると、そうひねくれているとも思わないのだが{/netabare}

もっと高く評価されていい作品だと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

75.2 14 幼馴染で魔法なアニメランキング14位
六畳間の侵略者!?(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1175)
7098人が棚に入れました
高校入学から一人暮らしを始めることになった苦学生、里見孝太郎が見つけた家賃五千円の格安物件。その部屋“こころな荘一〇六号室”は…狙われていた!意外なところからつぎつぎ現れる可愛い侵略者たちと、孝太郎との壮絶な(?)闘いの火花が、たった六畳の空間に散りまくる!健速が紡ぐ急転直下のドタバトルラブコメ、ぎゅぎゅっと始まります。

声優・キャラクター
中村悠一、鈴木絵理、大森日雅、田澤茉純、長縄まりあ、鈴木達央、竹達彩奈、悠木碧、早見沙織、高本めぐみ、洲崎綾、田村ゆかり、鬼頭明里
ネタバレ

うち. さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

六畳間に集まる侵略者達!?

ヒロイン全員侵略者ではなく宇宙人と地底人が侵略者です。
ラブコメで時々シリアスという感じですかねー、一話は怒濤の展開、三話はマラソン回でしたがマラソンではなく障害物マラソンでした。
詳しく知りたい人はラノベを読む、大まかなな本筋を知りたい人はアニメを観るのがおすすめ。

ラノベの一巻を購入したのでお約束は出来ませんが感想を書くかもしれません。
一巻読んだ感想
大まかな違いを書きます。ここからはネタバレというより、違いを書きますが一応ご注意を。それが大丈夫という方はどうぞ…
{netabare} ゆりかの扱いが酷い(笑)陰の功労者なのですが誰も魔法少女と信じません。アニメ以上に不憫なキャラです。大家さんの掘り下げと桜庭先輩の掘り下げがラノベ版の方が充実しています、特に桜庭先輩は読んでおかないと何故孝太郎に好意を抱いているのか不透明だったのでその疑問が解消されました(されます)
侵略者メンバーで幽霊の早苗は一巻の時点で孝太郎に対する敵意がとあることで薄れています。 {/netabare}
ラノベ版を読むと桜庭先輩と早苗とゆりかの印象が変わります、そのかわりアニメのように展開が早いというわけではありません。アニメ一話がほぼ一巻の内容をざっくりとカットして映像化しているのでご注意。

九話感想
ゆりかが可愛い…だと!?
ラノベ読んだから知ってましたけどね
タイトルの解釈としては『陽だまりと虹』は孝太郎がゆりかに対するイメージであり、ゆりかが孝太郎に対するイメージかなと思いました。
 九話は孝太郎がゆりかをおんぶしているシーンがまさに孝太郎がゆりかにとっての『陽だまり』という感じが出てて良かったと感じました。

十話感想
早苗が孝太郎の身体に入って眠っていましたが、あれは早苗的に『暖かいから入っている』らしいからです。
孝太郎は最早、早苗に対しまったく敵意もなくなおかつ家族感覚なので暖かいみたいです。朝に寝起きの悪い孝太郎を起こしに来るルースはびっくりしています(尺の都合によりここの下りはカット)
ゆりかの馬の役はいじめとかではなく、ゆりかには馬の演技が上手いと評価されてまた馬役をしました。

十一話感想
キリハが左腕に付けていた篭手は雷と炎を操れる代物です。
キリハは障害物競走で完走寸前までいったので運動は得意な方なのでしょう、急進派のリーダーにはスタンガン的な衝撃を与えて昏倒させました。
急進派のリーダー、シジマ・タユマは騒動の後地底にて裁判にかけられます。シジマは所謂武家に当たる家で生まれ武力による侵略を提唱して一定の支持を得ています。地底の技術は確かに地上を圧倒していますが数は断然、地上の人間が多いですし対策も早いでしょう…サンレンジャーはその為の組織です。
今回サンレンジャーが遊園地まで出動しませんでしたが、ラノベ版だと遊園地に出動します。一瞬でやられますが、ゆりかの防御魔法で大事に至りませんでした。
サンレンジャーという組織は全国に居るらしいです(あやふや)あのスーツは一応戦える機能が備わっています。

キリハは可愛いのですが後々にならないと真価が発揮されないもったいないキャラですかね。

キリハの過去については…ラノベを買おう!
ここで言うのは止めておきます。
大家さん貴方は一体何者なんだ…

十二話感想と総評
クリスマス回&演劇回でした。
アニメの尺に合わせて一話並みの再構成がされました、ある意味原作越えをした回でした。
ヒロイン全員が可愛いと感じたのは久々なんじゃないかと感じました。どのヒロインも薄い印象ではなく色濃く記憶出来るアニメだったのはないでしょうか?(一話で切らなければ)
十二話は原作超えたと個人的な感想です。
本当に素晴らしいアレンジ、改変、再構成が光るアニメでした、スタッフの皆さんありがとうございました。

アニメは終わりましたが、ラノベはまだ続いているので気になる人はチェック!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

みんな可愛すぎんでしょおおおおおおお

 HJ文庫よりライトノベル原作、ハーレム気味ラブコメ作品。
幽霊に魔法少女に地底人に宇宙人に付き人に大家さんに先輩に……節操のないヒロインの種類と多さ。
1話の時点じゃ「あ、これ、がをられ枠か」もしくは「脳コメ枠か」とか感想を抱いても仕方ない。
だって全員一挙登場するんだもの……。

しかしながら1話の雑多感に反して、2話以降から丁寧なキャラクターの掘り下げが進行してゆく。
設定の無茶苦茶さはあるものの、内容は見せ場やメッセージ性がハッキリしてるので意外に観やすい。

1話は顔見せ、2話以降から各キャラが深く関わるエピソードがそれぞれ用意されている、
侵略戦争とは名ばかりで、そんなに駆け引きやバトル対決的な内容ではない、
といった辺りを念頭に置けば、方向性が分からず振り回されることなく、視聴できるかもしれない。
しかし特殊キャラたくさん出してきたのに、最も普通っぽい先輩が一番メインヒロインっぽいという。

■キャラクターを輝かせるエピソードの展開力
{netabare} この作品は実にキャラクターの魅力を引き出すための話作りが上手いと思う。
初めにいいなと思ったのは、第三話の部活対抗障害物マラソンの話。
この話で最も印象に残ったのが桜庭先輩とゆりかふぁいおーの助け合いシーン。
侵略者面々の中で一人抜けたポンコツぷりを発揮してたゆりかだけに、その健気さに胸を打たれる。
先輩の聖人っぷりも拍車をかけて、ゆりかに恵みあれといった気持ちにさせられた。

ハーレムモノで男キャラ不在の中でのキャラ掘り下げというのも新しく、
厳密にはハーレムモノというよりキャラによって別個のドラマがある作品という印象が強まった。
安易なラブコメに走らずに個性を描く方向に重点を置いたことで、結果魅力を高めているのではないか。

そんなこんなで全員それぞれが際立つエピソードが用意されているために、
観ていけば観ていくほどキャラの魅力が深まっていって、みんな可愛い……

早苗ちゃん:人懐っこさが可愛い どんなときでも味方になってくれそうな信頼感
ティア:反応がいちいち可愛い 小っちゃくて度々弄ばれるけど、案外懐が深くて頼もしい
ルースさん:誠実で可愛い 常識人的ポジションだけど最も暴れてた人
ゆりか:ポンコツ可愛い 泣いたり笑ったりオチ担当だったり面白い でも影の功労者だったりする
キリハさん:機転が利く可愛い 最初は読めない人だったけど、真意が明かされて好感を持てた
桜庭先輩:ヒロイン可愛い 完全に惚れちゃってるよね、という行動の端々が破壊力ありすぎる
大家さん:自由人可愛い 一人だけ別格な格闘家やってるあたり笑えつつ、いると安心感ある
ハニワも竹達と悠木碧だと思うと頭がとろけそうだった。

これほど全ヒロイン魅力的な作品もそうないな……。
そして主人公の孝太郎も終始明るい好青年で、いざというときは台詞も格好良くて好感度高かった。{/netabare}

☆総評
 展開自体はチープさもあったのだけど、キャラクターは本当ずば抜けて良い作品だった。
作画も安定感があり表情豊かで、ポーズも特徴的に決まってて良かった。
ちょっとした所作にどきっとさせられることもあり、可愛さがオーバーブレイクする。
1クールでこれらのキャラを一通り描ききっていて、満足感のある内容だと思う。
ただ方向性を掴むまでの出だしがネックか。まぁ総じて予想以上に良作のキャラ萌えアニメだった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

あしすと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この作品は1クールアニメでは魅力が伝わらないタイプだったのではないかと

原作未読です。

最近たまたまこの作品の原作の良い評判を目にしたのですが、それに対して「でも自分はそんなにこのアニメに強い印象はなかったな~。原作はもっと面白いのかな~」と思ったわけで。

ただ、そのように思いを巡らせたことで一つ気付いたことがあるので、自分へのメモがてらレビューにしてみます。



このアニメに対する自分の印象は、
「ファンタジーハーレムときどきバトルで、決してつまらなくはないものの無難だったアニメ」
というものでした。

そこで今回あらためて「なぜ無難と感じたか」を突き詰めてみたのですが、それはアニメ範囲内では「設定が活かされてない」と無意識で感じていたからみたいなのですよね。


つまり、幽霊やら地底人やら宇宙人やら魔法少女やら、いろいろなキャラがいましたけど、それぞれが上手く絡むことなくエピソードがそれぞれが独立していた、というか…。

例えば幽霊早苗ちゃんメインのエピソードで、他のメンツが地底人やら宇宙人やら魔法少女である必然性があまりなかったように思えて、
その必然性のない状態が、全メンバーの人数分だけメインヒロインキャラを変えて繰り返されただけで、起伏のない状態のまま最終回までいってしまった、みたいな…。

なんか言葉が上手くないですね。伝わっていなければゴメンナサイ…(>_<)




ただ、最近目にした原作の良い評判というのは「伏線の回収の仕方が絶妙」というものでした。

それで思い出しました。
あー、言われてみればなんか伏線っぽい展開はあったな~。結局アニメ範囲内で回収されることはなかったから記憶に残ってなかったけど。


この原作って、20巻くらい出てるんですもんね。

もちろん原作者さんが魅力的な話を作り続けられるからそんなに続くのでしょうけど、それはそれとして、そりゃあ20巻も続いていればじっくりゆっくり伏線回収もできて面白いラノベになりますよね。


かたやアニメ。

何巻までアニメ化されたのかは知らないですけど、きっとこの作品って序盤はメインキャラの自己紹介巻が続いて、
序盤だけでの伏線回収とか、アニメ化された際に合わせた序盤の盛り上がり巻とか作らなかったのでは?


いや、ラノベはあくまでラノベですから、アニメ化を見越して12話24話でまとまりそうなポイントに合わせてメリハリのある盛り上がり回を作るというのは本来違うのかもしれないというのは分かるんですよ。

でも、自分は新しい漫画やラノベを積極的に発掘しようとするタイプではなく、アニメ化されたものの中からかなり気に入ったものだけ原作に進むタイプなので、アニメ12話の時点で強い印象がなければその先には行かないというのが事実なわけで。


例によって話が行ったり来たりしてしまいましたが、今回何を言いたかったのかをまとめますと、
そんなに伏線回収が巧みな原作なのだとしたら、それがまったく感じられなかったアニメ12話の構成(原作序盤の構成)はもったいなかったんじゃないかな~
…ということなのでした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

61.3 15 幼馴染で魔法なアニメランキング15位
魔法戦争(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (1004)
5947人が棚に入れました
七瀬武は過去にとある事故を起こしてしまったがそれ以外はクラスでも生真面目な生徒と見られている普通の高校生で幼馴染の五十島くるみとはくるみの諸事情により偽の恋人関係を築いていた。だが、ある日武は部活の練習前に倒れている相羽六を発見する。そのあと六を保健室に連れていった武は六の勘違いにより六の魔法を受け魔法使いになってしまう。そこから武自身とまわりの人間の運命は大きく変化していく。

声優・キャラクター
宮野真守、東山奈央、瀬戸麻沙美、鈴村健一、岡本信彦、森川智之、高橋美佳子、福山潤、中井和哉

kwm さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

『竹刀戦争』 クソアニメオブザイヤー?

原作未読。初めに言っておきますが盛大に茶化したレビューです。
今年のクソアニメオブザイヤーはこれみたいな感じで紹介されていたので好奇心で視聴しました。
この作品は『自分の好みに当てはまるか否かではなく構造的な欠陥がありすぎて面白くない』と思った初めての作品でした。
色々な事がわからなすぎて、真面目に見ようとすると頭の中が『?』マークだらけになると思います。
酷評なので先に原作ファンの方に謝っておこうか迷いましたが、そんな方でも苦笑いせざるを得ないレベルだと思うので謝らないでおきます。

まずこの作品は説明不足な設定や必要のない描写があまりにも多い。
敵が放った大剣による斬撃を主人公が竹刀で受け止める。
こんな誰もが疑問に思うような事象をそのまま投げっぱなしで放置する。
しかもこれが一話で起こってしまうのだからタチが悪い。
登場人物の名前や相関関係、世界観すら頭に入っていない状態でこんな事をされたら、きっと誰もが魔法か何かだって思ってしまう。
『魔法戦争』なんてタイトルの作品なら尚更だ。
わけもわからず始まった戦闘が終わった後、

『そういえばお前さっき竹刀で斬撃を受け止めてたけど、あれどうやったんだ?』
『あれ?…そういえば俺とっさに…』
『それについては私が説明するわ』

なんて自然な魔法の説明を待った所でそれは永遠にやってこない。
その先にあるのは初めて聞かされるエンディングだけだ。
しかもこの竹刀、大剣の斬撃を受け止める度にガキンガキンと金属音を出していたのに途中でバキッと折れてしまう。
竹刀でもなければ竹刀の形をした別な何かでもない、お前は一体何なんだ。

そんな超常現象が起きた直後にもまた別な事件が起きる。
場所を変えて同じ敵と竹刀で再戦するのだが、バトル専用のBGMまで流して煽っておきながら『さあバトル』というタイミングでいきなりエロ描写を持ってくる間の悪さ。
その場にいる女の子が意図せずに魔法を発動してしまい胸が大きくなってしまう。
これだけならまだわかる。
だがバトル中にわざわざその子をフォーカスして胸元をアップにする必要性はそこには存在しない。
やるならきちんとバトルが終わった後に、

『そういえばお前胸が…』
『キャー/////』

と、そこはメリハリをつけてやるべきだろう。
それだけならまだ良い。
突然エロが始まったと思いきや、今度は直前に一瞬映っただけの誰だかわからない別な人物が乱入してくる。
バトルかと思いきやエロが始まり、やっとバトルが始まるのかと思ったら今度は詳細不明の人物の乱入。
しかも突然現れたこの人物、現れて早々『お前ら何やってんだ』と言うのだが、それはこっちの台詞だ、ていうかお前誰だ。
場面が二転三転しすぎて感情移入はおろか、最初に何が起きていたのかすら忘れそうになる。

そんなドタバタを乗り越えてなんとか二話が始まり、要となる魔法の説明が始まるのだが、これが全くと言って良いほど説明になっていない。
『この人達に魔法の種類を教えてあげて』と言われた女の子が次々と魔法の種類を述べていくのだが、名前を言うだけでどんな魔法か一切説明しない。

『回避魔法』
わかる。攻撃を避けるんだね。

『幻術魔法』
わかる。幻を見せるんだね。

『破壊魔法』
わかる。要するに攻撃魔法だね。

『暗黒魔法』
わかる…かな。属性違いの攻撃魔法かな?

『神速魔法』
わかる…かな。ヘイスト的なあれかな?速くなるやつね?

『生物魔法』
わからねーよ。なんだよ生物魔法って。
このままノリで『わかる』なんて言うとでも思ったか。
魔法ってつければ何でもそれっぽく聞こえるとかナチュラルに思ってんじゃねーよぶち殺すぞ(´・ω・`)

この魔法を説明するシーンでは、それぞれどんな魔法か説明を兼ねた映像が一瞬だけ流れるのだが、生物魔法の部分においては第一話で胸が大きくなった女の子の映像が一瞬流れるだけ。
おっぱいを大きくする魔法なわけもなく、こんな映像だけでは何をする魔法なのかさっぱりわからない。
これでわかる奴はエスパーだ。

生物魔法と言っておきながら説明した本人が後に変身魔法と言ってみたり、名前しか判断基準がないのにそれすら変えてくるとか、もう意味がわからないよ。
挙句の果てには生物だの変身だの言っていたのに回復魔法を使って味方を回復し始めちゃう。
もうお前魔法全部使っちゃえよ。
しかもそれぞれの魔法で何ができ、何ができないのか、どんな弱点を持っているのかを一切語ってくれないので、まるで説明の意味を成していない。

更には、使える魔法が前述した『系統魔法』と呼ばれる魔法以外にも存在する事を一切教えてくれないので『キャラの特徴を出すために魔法は一人一つの属性しか覚えられないんだな』なんて先入観を持っていると痛い目を見る。
いきなり主人公達が『プロテクション』と言いながらシールドを張り敵の攻撃を防いだかと思ったら、高所から落下し地面に激突する直前に『フロート』なる魔法を使って着地の衝撃を回避する。
ちなみにこれらは基本魔法というらしく、誰でも使える魔法らしい事をWIKIで調べて初めて知った。
使えるなら最初から言え。
こうして何の説明もなくいきなり視聴者が認知していない魔法を使い始めるので、原作を知らない人にとっては全てがご都合主義に思えてしまう。
最初から説明しておけばなんて事無いのだが、『説明不足』というだけこんなにもマイナスになってしまうのだ。

極めつけは『その必要性がどこにあるのか』『何故なのか』が全くわからないシーンの数々。
悪役側のある人物が豪勢なお屋敷に車でお仲間を迎えに行くのだが、黒塗りのいかにもな車で乗りつけ、お仲間の美女を車に乗せた瞬間いきなり地面に魔方陣が出現し、彼女と一緒に車ごと転送魔法でワープしてしまう。
ねぇ、なんで転送魔法使えるのにわざわざ車乗ってきたの?馬鹿なの?死ぬの?
こんな意味不明な流れがいくつもあるのであげ始めるとキリが無い。

主人公の武器のガンブレードには『系統魔法』を弾として込める事ができ『結局お前全部使えるんじゃん』とか『そもそもそれ伝説の武器なのに、そこら辺の売店で普通に売ってたんだよね』とか色々とあるけどもう疲れた。
気がついたら凄い長文だし、こんなクソアニメにマジになってレビューしてしまった自分がとても恥ずかしい。
まだ6話までしか見てないけど、この先ヒロインにおちん○んが生えてる事がわかってケツからミサイルがでてきても俺は驚かないからな。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
ネタバレ

こーすけー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

魔法?戦争?ラブコメ?

現在までの総評
原作がラノベのアニメ。
もはやこのタイトルに惹かれてとてもわくわく楽しみにしていました(笑)
そしたらまー作画とかアニメーションひどいですね(´;ω;`)
今んとこ戦争なんかしなくて、ただのラブコメとなってしまっていますね(^O^)
主人公が紀田正臣の声優(宮野真守)っていう点が一番のお気に入り。

1話
{netabare}
いきなり美少女彼女のいる主人公。なんて羨ましいんだヽ(`Д´)ノ
さらにはさらにはいきなり現れた女の子とチューしてしまうヽ(´Д`;)ノ
そしたらなんとも理不尽な理由で武、くるみ、一三は魔法世界へと連れて行かれてしまう。
{/netabare}

2話
{netabare}
なんだかんだ魔法世界に連れてこられた一行は、魔法世界と現存世界が分裂した理由を知る。
学園長に現実世界に戻るか、ここに残るか選択を迫られた武は、自身の境遇にも似た六と彼女の兄のことが気がかりで魔法世界に残ることを決める。さらにくるみと一三も魔法世界に残ることを決め、三人は魔法世界にあるすばる魔法学院に入学することになる。
講義の際に一人だけ魔法を使用をする際の媒体となる「アスペクト」を有していなかった武は六とともに購買部に行きトワイライトを手にする。
トワイライトは前戦争で敵の大将が放った「ラストレクイエム」から世界滅亡を防ぐために世界を現存世界と魔法世界の二つにわけた15人の偉大な魔法士の一人が所持していたものであった。
{/netabare}

3話
{netabare}
武と武の弟の月光との仲違いの回想シーン。
お互いのすれ違いにより兄弟仲が悪くなってしまったようだ、、、。なんだか随分理不尽な理由で嫌われちゃっている気もするが、、、。
以下くるみと六と武の三角関係ラブコメが展開のため割愛(笑)
{/netabare}

4話
{netabare}
兄の所在を占ってもらった六は一人崩壊世界の瓦礫の中を進んでいた。
武たち3人は六の机の上に置かれていた地図から、六が一人で兄を探しに行ったのだと知る。しかし崩壊世界では現在大規模な戦闘が行われていた。
自分と同じような境遇にある六を心配し、武は危険と知りつつも崩壊世界へと六の捜索に行くことを決意する。
くるみ、一三も理由は違えど武とともに崩壊世界に行くことを決意する。
崩壊世界についた早々、三人は世界をつなぐボックスのある結界の中から崩壊世界での戦争の一端を目の当たりにする。
一方、占い師は実は罠であり、六は兄により追いつめられていた。
そこに駆けつけた武たちであるが、圧倒的な攻撃を誇る十の前に六を救出するので精いっぱいで防戦一方になってしまう。
そんな中、一三が弾丸に魔力を込めることに成功し、武もトワイライトのカートリッジを開くことに成功する。
形状の変化したトワイライトは十を襲い撃退する。しかし十の仲間、鷲頭桔平の登場によりともに逃げられてしまう。
結果的に無事学園に帰還することができた4人であるが、学園長に戒められてしまう。しかし武は六の願いを叶えるべく、これからも必要あらば危地に乗り込みトレイラーとの戦闘も辞さないと学園長に告げるのであった。
{/netabare}

原作 - スズキヒサシ(MF文庫J『魔法戦争』 / KADOKAWA メディアファクトリー刊)
原作イラスト - 瑠奈璃亜
監督 - 佐藤雄三
シリーズ構成 - ふでやすかずゆき
キャラクターデザイン・総作画監督 - 江畑諒真
メインアニメーター - 小島崇史
音楽 - 甲田雅人
アニメーション制作 - マッドハウス

七瀬 武(ななせ たけし)声 - 宮野真守
相羽 六(あいば むい)声 - 東山奈央
五十島 くるみ(いそしま くるみ)声 - 瀬戸麻沙美
伊田 一三(いだ かずみ)声 - 鈴村健一
四条 桃花(しじょう ももか)声 - 高橋美佳子
相羽 十(あいば つがなし)声 - 森川智之

オープニングテーマ「閃光のPRISONER」歌 - 南里侑香
エンディングテーマ「Born to be」歌 - ナノ

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1
ネタバレ

さんちゃ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

テンプレファンタジー

5話まで見たけど、面白くなる可能性を感じない。
退屈です。「東京レイヴンズ」「ストライク・ザ・ブラッド」etc…
学園・バトル展開ものはとあるシリーズだけでいい気がする。
この手のアニメがやたら多いせいかバトル展開にする上での設定が違うだけで
全部同じに見えちゃう。
東京レイヴンズは陰陽師、ストライク・ザ・ブラッドは吸血鬼、魔法戦争は単純に魔法。
何らかの事件が起こって巻き込まれ、特殊な学園に入って、適当にラヴコメやって、
適当にラッキースケベがあって、適当にラッキースケベがあって、そんな事の繰り返し。
他の作品上げるのはちょっと違うけど、要するによほど突出したものが無いと他で代わりがきく。
わざわざ同じようなものを2つ見たいとは思わない。

魔法戦争に関しては、1話で主人公が振り回してた竹刀が剣より強かったり、
キスが切っ掛けで未知の世界に巻き込まれていく拙さは目を瞑って視聴していましたが、
回を追う毎にアニメをみている私の目が死んだ魚のようになってくる。

一番大きな理由が、感情が全く揺さぶられないのだ。
例えば、{netabare}
ヒロインのむいちゃんが「あー裏切り者の妹?」と悪口を囁かれていれば
その数分後にネタばらし。
「お兄さんの事で一部の人達に裏切り者扱いされているんです」「そうだったんだ…」
あーなるほどねー。

3話でも、
男に肩を触られてガクガク震えその場に崩れ落ちる五十島さん。
七瀬「二度と、いそしまに近寄るな」
肩に触れた生徒を追っ払ってその数秒後にネタばらし。
「小学生の頃から、人目を惹く美少女だったいそしまは中学生になって学校の男子は元より、
他校の生徒や、大学生にまで告白されるようになり…」
一生懸命語るのはいいけど、物凄く設定として在り来たりだ。

4話でも、
ピンチに身を挺して七瀬を守る伊田君。
俺に構わず戦え!「どけ!はよ行け言うとるのがわからんのかーッ!」
「伊田、すまん!すぐ戻る!」
そして息も絶え絶えに回想シーンに入る。「お前には、恩があるからなー…」
この直後またネタばらし。
ネタは、三輪車に乗った妹に絡む不良を七瀬が追っ払っただけ。
まさに、ふーんとしか思えないオチ。
というか放っておいても問題無かったんじゃない?危機感無いよ。
「お前は俺にきづいてへんかったみたいやけど、俺は忘れてへんで…」
うーん、たったそれだけの理由で命投げ打つ伊田君が素敵過ぎ!{/netabare}

終始淡々としてて続きが見たくなる「なぜ?」に繋がるエピソードが無いんだよね。
せめてもう少し引っ張ってもいいんじゃない?って設定も即ネタばらし。
私が視聴を辞めてしまう原因として大きな割合を占めているのがこの『即ネタばらし』
どこかで書いたかもしれないけど、これがあると設定もただの説明に聞こえるんだよ。
せっかく毎週放送するんだからさ、少しは視聴側で考える余地ぐらい残しておいて欲しいよね。

視聴後まったく余韻に浸る隙間もないから、
伊田君ってどっから湧いてきたんだ?とか
五十島とむいちゃんって急に仲良くなったなとか
物語自身の印象も薄くどんどん置いてけぼり食らう。

残り7話はあるから途中で化けるかもしれないけど、こう目を引く点が無いと視聴は厳しいかな。
という訳で断念です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

76.5 16 幼馴染で魔法なアニメランキング16位
マギ The Kingdom of magic (2期)(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (914)
5838人が棚に入れました
迷宮ザガンを攻略し、シンドリア王国での宴を満喫するアラジンたち。
そこでアラジンはシンドバッドから、『三人のマギ』について聞かされ、シンドリア王国のマギとしてレーム帝国に行くことを持ちかけられる。
アラジンはその言葉に対し、自分はシンドリアのマギではないと微笑む。

宴の中、アラジンはアリババに、この世界を終わらせないことを誓う。
「……でも、僕はこれからどこに向かって進めばいいんだろう?」

声優・キャラクター
石原夏織、梶裕貴、戸松遥、小野大輔、木村良平、櫻井孝宏、細谷佳正、森久保祥太郎、堀江由衣、大久保瑠美、羽多野渉、杉田智和、藤原啓治、水樹奈々、瀬戸麻沙美、花澤香菜、小野賢章、福山潤、森川智之、松岡禎丞、逢坂良太、井上喜久子、チョー、柿原徹也、日野聡、坂本真綾、阿澄佳奈、高垣彩陽、谷山紀章、宮野真守
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

感想

マギの第2期
迷宮ザガン攻略からお話は始まります

第1話
{netabare}いきなりアラジンがすごいことになってる!?
知らない間に話が進んでるかと思ったわ
前作のラスボス的存在がエロ担当とわね
3人一緒で冒険に行くわけではないのか・・・{/netabare}

第2話
{netabare}紅玉ちゃんは相変わらず可愛いなあ
いい感じに魔法バトルでハジケてたな
てかまだ「旅立ち」しないのかい(゚Д゚)ノ
皆が進む道を決めたってことですね{/netabare}

第3話
{netabare}アリババくんはボッチになってしまうのか・・・
ってΣ(゚Д゚ υ) アリャ
結局同じ船に乗ってるやんけ!
最後に海賊が出たぞおおおお
半分禿げてるぞおおおおwww{/netabare}

第4話
{netabare}白龍くんがとても有能ですた
あの根っこには流石に気づくと思うのだが・・・
マドーラおばさんの目がヤバイ
怖い(´д゚`ll)
モルさんマジかwww
{/netabare}

第5話
{netabare}つまりあれだろ
母の愛は偉大ってことですね
あんな怖い母さんは嫌だけど・・・
白龍うううううううう!!!!!
アラジンの”皆”の中にいなかっただけはあるねww{/netabare}

第6話
{netabare}白龍お兄さん見事な暴走ぶりでした
洗脳がとける前もとけた後もね・・・
むしろ後の方がやばかったwww
まさか盛大にマミるとは思ってもみなかった
モルさんを泣かすなんて許さんぞ白龍ううううううううう!!!!!
{/netabare}

第7話
{netabare}顔芸するモルさんは可愛いですねえ
そして3人は別々の道へ・・・
なんか殺し大好きガキンチョが出てきた((((;゚Д゚))))
何人真っ二つにするのさ
次回からはハリポタですか?
{/netabare}

第8話
{netabare}いつの間にか体育会系も真っ青のスポ根アニメに((((;゚Д゚))))
アラジンとスフィントスの絡みがお約束過ぎて面白い
スフィントスがアリパパの師匠にそっくりだけど・・・
ありがとう、教官のおっぱいには吹いたwww
喜久子教官は実はいい人なんだね
アラジン大成長!!
{/netabare}

第9話
{netabare}今回からアリババ回
やはりお笑い担当だけあって面白いですね
ギャグ多めで観てて楽しいです
アリババくんは意外と強いことが判明!
彼はマゴイをうまく扱えるようになるのか!?{/netabare}

第10話
{netabare}シェヘラザードとかいうロリが出てきた!
ロリが一番偉い国はいい国のはずです
アリババ苦戦するも、圧倒的なタフネスで生き残る!
そしてマゴイが融合して覚醒するオプション付きでした
トトも簡単に落とすし流石です
{/netabare}

第11話
{netabare}アリババお兄ちゃん'sが登場
随分丸くなってるデシ
その後モルさんがcv石田彰と遭遇
cvが石田さんだと信用できないのは私だけ?
そろそろ大きな戦争が起こるとかなんとか
煌帝国に視点を移すと・・・
白龍が完全に闇落ちしてました{/netabare}

第12話
{netabare}母親強すぎいいいいいい!!!
しかも怖いし
白龍味方いねええええ
と思ったらジュダルが手を差し伸べてくれるかも?
これって堕天確定じゃんww
年明けからはアラジンのターンかな〜{/netabare}

第13話
{netabare}アラジンが主席じゃない!?
ティトスとかいう性別曖昧野郎が主席だそうです
そんなティトスとの魔法バトルがいきなり始まりました
かなり激しいバトルだった( ゚Д゚) ス、スゲー!
ティトスの腕にもあれが!!!
ロリのしもべだったのね、、、
{/netabare}

第14話
{netabare}OPがチェンジ!
ティトスくんの移り身が早すぎる〜
しかもなんかキャラが変わってる気がするし
スフェントスくんって回復魔法使い
ドラクエで言うと僧侶か
似合わねええええええwwwwww

5等許可区はマゴイ生産場
そこに住んでる人から無理やりマゴイを奪うための場所だった・・・
そこには今にも命を落としそうな幼女が
許さんぞマグノシュタット( ゚Д゚)ドルァ!!
ジジイなら百歩譲ってもいい、だが未来の明るい幼女の命を奪おうなんてこの俺が絶対許さない!!!{/netabare}

第15話
{netabare}一瞬でやられたティトスくん
どうやらマゴイが足りないご様子
マイヤーズ先生が姉さん!?
そして学長は簡単に許してしまったぞ(・□・;)
何か裏があるのか?

学長の過去から学んでいこうのコーナーが始まりました
まあこれだけのことがあったらこういう考えにたどり着くわな魔導師の魔導師による魔導師のための国
でもこの考えはうまくいかないんだろうなあ{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

大好きな人たちと笑い合える世界のために、強くなりたい。

マギの2期です。

2期を見る前に1期の視聴は必須です。
1話は何の振り返りもなく始まります。

1期も楽しめましたが、
2期も怒涛の展開でわくわくと楽しめました♪

キリのいいところまで進むために、
だいぶ無理して詰め込んでいる感じもしましたが。笑

2期は全25話です。


● ストーリー
“ダンジョン”と呼ばれる迷宮が突然現れた世界。

ダンジョンを攻略した者には、そのダンジョンの支配者であるジン(魔人)が宿る金属器(きんぞくき)を手に入れることができる。

自分が何者なのかということや世界の謎など、
今までわからなかったことがだんだんわかってきたアラジン(♂)。

アラジンは魔法の勉強をするために、
アリババ(♂)は自分の金属器(きんぞくき)を使いこなすために、
モルジアナ(♀)は故郷に帰るために、

それぞれが新たな目的地への出発を決意する。


1期も面白かったけど、
王道の展開を恐る恐る辿るような少し不安定な印象がありました。

だけど、2期の面白さには安定感がありました。
どんな冒険が待っているのだろう?というわくわくを素直に感じることができました♪

さらに、ジンを宿す金属器や、それを使いこなす金属器使い達がバンバン登場して、バトルも盛り上がる!

強い人たちがどんどん集まってくるわ、戦う相手も強すぎるわで、
途中からちょっとぽかーんとなってしまいましたw

特にラスト2話は展開詰め込み過ぎで、
なんとかギリギリ終わらせましたという感じでしたw

確かにキリのいいところで終わったけれど、
個人的には詰め込まれ過ぎて少し不完全燃焼。

後日談もしくは3期が欲しかったなー。

メインディッシュで終わってしまうより、
最後はデザートでホッとしたかったという感覚です。笑


≪ 並行して進む物語 ≫

7話からは3人がそれぞれの目的地に向かうため、
物語も3つに分かれます。

強大な力を持つ煌(こう)帝国の話も絡んでくるから、
正確には4つぐらいのストーリーが並行して進んでいます。

1つずつでも濃いストーリーになりそうなのに、
ちょっとずつ進めることでいろんな味で飽きずに楽しめる^^

全く交わらないと思うそれぞれの話が、
3人の絆でつながった時、この作品の本領発揮だなあと感じました。

やっぱりこの3人は一緒がいい♪


● キャラクター
これまで登場したキャラ達も安定していますが、
新たなキャラもたくさん♪

たくさん登場するのに、
それぞれにちゃんと魅力があるのがいいね。

今回の私のお気に入りは煌帝国の皇子&皇女たち♪

1期でも登場していた練紅玉(れんこうぎょく)は、
2期になってさらに魅力が増して大好きなキャラに♪

強いし乙女だし純粋だし、
なんて可愛い姫さんだこと^^

登場したものの、君は誰?状態のキャラもいるし、
まだまだ掘り下げてほしいキャラもたくさん。

恋心とアラジンの顔の広さが世界を救うんじゃないかと思うぐらい、アラジンは誰とでも仲間になる天才です♪


● 音楽
【 前半OP「ANNIVERSARY」/ シド 】
【 後半OP「光-HIKARI-」/ ViViD 】

どちらもこの作品と合う前向きな雰囲気の曲です♪

シドの曲とマギは相性いいですね^^

1期同様、曲とアニメーションの合わせ方も好きです。
後半OPのアニメーションはネタバレが多すぎた気がしますがw

最後にはこういう展開になるのねーって、
新しいOP始まった瞬間にわかってしまうのは、どうなのw


【 前半ED「エデン」/ Aqua Timez 】
【 後半ED「With You/With Me」/ 9nine 】

「エデン」は神曲ですね。
今回一番お気に入りなのは、この曲です。

後半EDは、戦いに向かう勇ましさとの相性がよかったです。

本編と一緒にこの曲が流れる展開は盛り上がりました。
テンション上がったー!


● まとめ
内容に関しては大満足です。
私は1期よりも2期の方が好きでした^^

ただ、十分に回収できていない伏線や気になるところも多いのが引っかかるー。
{netabare} モルジアナは何をしていたのか、白竜はどうなっちゃうのか、など。 {/netabare}

まだまだ彼らの冒険が終わる気配がないだけに、
3期がないのが残念(´;ω;`)

それでも十分原作が人気な理由はわかりました。
面白かったです^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

大陸全土を巻き込む壮大なストーリー&マギの好きなキャラクターランキング

原作は少年サンデー連載は未読
マギ1期視聴済み


「マギ」という作品は作者曰くアラビアンナイトで知られる「千夜一夜物語」を
ベースにした作品だということです。

登場するキャラクターはアラジン、アリババ、シンドバッドは
アラビアンナイトに登場する人物としてとても有名ですね。とにかく魅力的な
キャラクターが勢揃いしています。

1期から続く2期、1期視聴は必須です。

TVアニメ第1期に続くストーリーの第2期は舞台を魔法使いの国
「マグノシュタット」に変えています。

主人公のアラジンが魔法技術の習得と闇の金属器の謎を解明するため
マギという立場を隠し、マグノシュタット魔法学院の生徒として入学します。

同じ頃アリババも修行をしにレーム帝国の闘技場に来ていた。
お互い別々の場所で順調に道を進んで行こうとしていた。

{netabare}
後半に向けて物語はマグノシュタットとレーム帝国の戦争へと移っていきます。
レーム帝国のシェヘラザードの理想は魔法ではなく人の力で国を発展させること
マグノシュタットのモガメットの理想は少数の魔道士たちの力で国を発展させる
こと。この思想の対立ですね。一般的な正論はシェヘラザードでしょうが
結局ティトスを取り戻すという口実を使いマグノシュタットに侵略する戦争を
始めるのはレーム帝国なんですよね。
どちらの思想も間違いとはいえないので、異文化の者との共存の難しさを
考えさせられました。

ここからの展開が凄い。
レーム帝国からはファナリス兵団も出てきてそれに対抗するため、
アラジンが覚醒したり、アリババが登場したり。更にそこに煌帝国も現れる。

結果堕天したモガメットは暗黒点を呼び出し、練玉艶 (れんぎょくえん)が
アルマ・トランのマギと衝撃の事実が発覚する。

金属器使いたちが一斉に集結し、それぞれが魔装化して依り代に向けて
極大魔法の連射。

これだけの金属器使いたちの総力戦は圧巻です。絶望的な力を持つ依り代に
対し争ってた皆が力を合わせて立ち向かう。

依り代を破壊しようとするが、しかし全く通じない。この絶対絶命の中
駆けつけたのはシンドバッド率いる七海連合。


もうこの男に持っていかれました!七海の覇王登場!
この世界が生んだ 奇跡!!「第一級特異点」シンドバッド!
シンドバッドの「バララークサイカ」巨大な落雷が依り代へ

七海連合の凄まじい力に絶対絶命のピンチを回避することに成功しました。

出番が少なかったモルジアナも到着。アリババを助ける。
またモルジアナにお姫さま抱っこされています。

ただ、金属器使いたちが集結する中、1人だけ戦いに来なかった白龍。
暗黒面に堕ちたのでしょうこの後の展開が気になります。


アラジンとアリババとモルジアナの3人が揃い3人の拳タッチ!
それぞれ自信に満ちた表情ですね。


シェヘラザードが次のマギを自分では無く、ティトスを迷わず指名
したのが素敵でした。また生まれて来れて良かった。
{/netabare}

原作が進んでからまた3期という形で彼らに会えますように。終


●ランキング
マギの魅力的なキャラがこれだけ勢揃いしたので気になる世間のランキングを
いくつかまとめて集計してみました。

【キャラクター人気ランキング】
1 位
アリババ・サルージャ

2 位
ジャーファル

3 位
シンドバッド

4 位
ジュダル

5 位
モルジアナ

6 位
練紅覇

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
練紅玉

10 位
練白龍

アリババさんすごい人気なんですねジュダルちゃんの人気は嬉しいです。

【これは私の好きなキャラクターランキング】
後であにこれbest10に。。
1 位
練紅覇

2 位
シンドバッド

3 位
ジュダル

4 位
練紅玉

5 位
練紅炎

6 位
モルジアナ

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
アラジン

10 位
アリババ・サルージャ

魅力的なキャラクターが本当に多いです。ジュダルちゃんはアクセラレータ系で
気に入っています。練紅覇は迷いなく1位です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

67.9 17 幼馴染で魔法なアニメランキング17位
CHAOS;HEAD カオスヘッド(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (1161)
5672人が棚に入れました
現代の東京・渋谷で俗に「ニュージェネレーションの狂気」と呼ばれる不可解で猟奇的な事件が連続して発生する中、渋谷在住の高校生で引きこもり寸前の生活を送るオタク少年、西條拓巳はインターネットのチャットで「将軍」と名乗る人物が掲載した次のニュージェネの事件を顕示させるような残酷な画像を目撃する。翌日、拓巳は「将軍」と名乗る人物の発言通りの凄惨な現場に遭遇。同時に事件に関わりのある少女達が次々と拓巳の前に現れ、渋谷で起こる数々の猟奇事件に巻き込まれてゆく…。その際、拓巳の"妄想"が事件のキーワードとなる。
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

頭の中がカオスになった。

{netabare}妄想を現実に変える奴らの戦いっていうことを知る前は{/netabare}統合失調症の話かと思った。統合失調症を発症した人の妄想がいい感じに噛み合ったらみたいな話ではなかった。

他人には見えない物が見えるから、途中まで精神疾患の話にしか思えなくて見ていて不思議な気分になった。実際、頭おかしいけども。{netabare}妄想でも他人に実在すると認識させれば、実在することになるらしい。{/netabare}

主人公がクズだから見ていて途中は辛かった。単純に統合失調症のほうが良かったかも。{netabare}主人公は妄想から生まれた存在で本体が病気で身動きできないために、代わりに作られたらしい。理想を現実に変える力♪うえきの法則かっ!!
それにしてもレゾンデートルは難しい。{/netabare}

OP
F.D.D. 歌 いとうかなこ
志倉千代丸が関わるといとうかなこっていうイメージ。勿論、すごく良かった。
ED
Super Special 歌 加賀美セイラ
こっちの曲もかっこいいと思った。
挿入歌
磔のミサ
遙かなるイディヨナ 歌 ファンタズム(FES 榊原ゆい)


1起動boot up
西條拓巳は引きこもりがちのオタク少年。彼の住んでいる渋谷では今、ニュージェネと呼ばれる不可解な殺人事件が起こっていた…。ある日のこと、拓巳はチャット上で「将軍」と呼ばれる人物から、ある画像を見せられる。それは、十字架のような杭で磔にされている死体のグロ画像だった。拓巳にとって特別な響きの「その目だれの目?」という言葉を残して、将軍は退室していった。次の日の夜、拓巳は渋谷でその画像と同じ光景を目の当たりにする。そこには血まみれの女子高生が1人、佇んでいた…。

2自我ego
突然拓巳の前に現れた女子高生の名は咲畑梨深。2人は初めて話したはずなのに、梨深は拓巳の名前を知っているどころか、拓巳は昔からの友達だという。周囲もそれを疑う者はおらず、1人不思議に思う拓巳。そんな中、拓巳は知り合いになった優愛と初めてデートをする。優しい言葉をかけてくれる優愛に、拓巳は次第に心を開き始めていたが…。

3接触contact
渋谷での磔殺人事件を予告した「将軍」は拓巳の自作自演である―優愛のこの発言の真意を探るべく、拓巳は小学生の時に通っていた総合病院の精神科へ向かうが、結局何の手がかりもつかめない。自分で分かることはないかと、インターネットで事件のことを調べるうちに、事件を予言している歌を歌っているバンド「ファンタズム」に辿り着く。拓巳は仕方なくファンタズムのライブに乗り込むが…。

4初動commencing
ニュージェネ第四の殺人事件が渋谷で起こり、事件現場には拓巳がよく心の中で呟く言葉、「その目誰の目?」というダイイングメッセージが残されていた。一連の事件は自分と関連性があるのかとますます恐怖を抱く拓巳だったが、ファンタズムのボーカル・FES(岸本あやせ)に言われた言葉―剣を見つければ救われる―を思い出し、拓巳はディソードと呼ばれる剣をなんとか手に入れるも、誤って折ってしまう。絶望の淵にたたされる拓巳だが、突如周りの人影がなくなり、車椅子の老人が現れた…。

5先導guidance
『将軍』と出会い混乱している拓巳を救ったのは梨深だったが、拓巳はそれ以来梨深との接し方に戸惑い話しかけられずにいた。そんな中、優愛が再び拓巳の前に現れる。優愛は拓巳が多重人格で、拓巳の別人格がニュージェネ事件を起こしている、と拓巳に指摘。そんな話はでたらめだ…優愛を敵だと思った拓巳は必死で逃げるが、警察も追ってきて絶体絶命に。窮地を救ってくれたのはファンタズムのボーカル・FESのあやせだった。拓巳はあやせに、以前会った時に教えてくれたディソードのことを聞くと…

6抱擁embracement
ニュージェネ第1の事件『集団ダイブ』の映像がネットに流出した。映像を見た拓巳は、その映像が将軍によって撮影されたものだと確信する。将軍への恐怖をより強く感じた拓巳は必死にディソードを手に入れる方法を探す内に、自分には「妄想を現実に投影する」力があるのではないかと思い始める。そんな時、グリムからニュージェネ第5の事件「ノータリン」が起こった事を突然知らされた拓巳は、被害者の名前を知って愕然とする…

7自覚realization
大地震で感じた将軍への恐怖から梨深に助けを求める為に学校へと向かった拓巳の視界に、屋上から飛び降り自殺を図るあやせの姿が映る。「花壇があったなら…」と願う拓巳が目を開けると、そこにはなかったはずの花壇が現れ、おかげであやせは一命を取り留める。その後、クラスの話題は拓巳とあやせとの噂で持ち切り。その場を逃げ出した拓巳だが、街でぶつかった3人組の男達に殴られ、気を失ってしまう。意識を取り戻した拓巳の前には、なぜか転校生が立っていた…

8連動linkage
セナと梢は、拓巳がディソードが見える“ギガロマニアックス”である事、ディソードは妄想の剣で、危機的状況に陥ると現れやすいことを拓巳に教えてくれた。さらに2人はギガロマニアックスの力を悪用する組織“希テクノロジー”が自分達を狙っていることも明らかにする。将軍と希テクノロジーとの関係性を知りたい拓巳は2人と襲撃に同行する事になる。希テクノロジーへの侵入に成功した3人を待ち伏せていたのは社長の野呂瀬だった…

9拒絶rejection
倒したはずの野呂瀬は偽者だったが、ひとまず拓巳の生活は平穏を取り戻したかのようにみえた。拓巳は梨深・三住と共に入院しているあやせのお見舞いに行く。そこで拓巳は、あやせが過去に拷問を受けていたことを知る。病院からベースに帰るとセナが突然拓巳を襲ってきた。セナは、希テクノロジーが拓巳が小学生時代に作文に書いた公式を元に、ギガロマニアックスの力を人工的に作る装置「ノアⅡ」を開発したと告げ、その実験で母親と妹を失った憎しみを拓巳にぶつけてきたのだった。拓巳の危機を救ったのは、またしても

10洗礼purification
七海の事が心配になった拓巳は梨深と実家に帰ろうとするが、あるはずの家はそこにはなかった。茫然とする拓巳に向かって梨深は拓巳が妄想の存在であると告げ、七海を救う為に拓巳の前から立ち去ってしまう。ベースに戻った拓巳は梨深の言葉にショックを受け、自らの存在に絶望する。一方、ニュージェネ事件の真相に迫る判と百瀬の元に諏訪から電話が入り、自分が拉致されたとを伝えられる。判は諏訪を助ける為、AH総合病院に向かうが、ニュージェネの真相を追う優愛もまたその後を追うのだった…

11自立independence
自らが妄想の存在である事を知った拓巳は自暴自棄になり、暴動の起こる渋谷の街を彷徨っていた。そこで拓巳は将軍と再会し、梨深が拓巳と七海を助ける為、野呂瀬の元に向かい、捕らわれた事を知る。将軍との会話で梨深と過ごした日々を思い返し、その大切さに気付いた拓巳は自分の力で梨深を助けに行く事を決意する。その時、渋谷の街に剣のような光を見た拓巳は、その光からディソードを手に入れ、ついにギガロマニアックスとして覚醒する。

12使命mission
諏訪との戦いを終えた拓巳は己の野望を暴走させ始めた野呂瀬の元へと向かう。そんな拓巳を待ち受けていたのは、なんと拓巳が愛するアニメヒロイン星来のリアルブートした姿だった。一方、地上ではノアⅡの力により出現した奇怪昆虫が渋谷の街を襲っていた。あやせ、優愛、七海たちはディソードで懸命に対抗し、セナ、梢との合流を果たす。ようやく野呂瀬の元に辿り着いた拓巳は、梨深を救う為、野呂瀬に戦いを挑むが、その圧倒的な精神攻撃の前になすすべなく、妄想の世界に飲み込まれていってしまう…

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

【Q】皆が「もしもボックス」をもった世界の勝者とは? →【A】より重症な厨二病患者ですw

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
「CHAOS;CHILD」の6年前の物語です。

東京の渋谷で、猟奇的な殺人事件(ニュージェネ)が起こる。ガチの引きこもりでオタクの主人公、「西條拓巳」は、巻き込まれる形で事件に関わっていく。そんな拓巳の回りには謎の美少女達集まりはじめ……という内容です。

ミステリーものとしては、中の中。バトルものとしては、下の下。といった印象です。

序盤はなかなか楽しめました。深そうな「雰囲気」も感じました。

グロい描写もありますが、今のアニメほど作画が良いわけではないので、耐えられました。

【視聴終了(大盛レビュー)】
{netabare}
こういう(謎解きがある)アニメにおいて、OPがネタバレ(剣で戦うとか)になってるのは良くないな~と思います。最初はミステリーでスタートしましたが、途中からバトルものに展開。ただ、OPで分かってたので、あまりビックリはしなかった。こういうのは控えて欲しいな~と。

たまたまですが、A-TXで「オカルティックナイン」と同時進行で視聴していたので、カブる部分が多かったです(親戚みたいなものですから当然ですが)。

ただ、かなり荒さはありましたね。例えば、集団ダイブの映像投稿を漫喫のパソコンから行ったって、すぐに犯人特定できるじゃん、記録とか絶対残ってるし。普通のファンタジーなら多少の矛盾なんか気にしませんが、こういうミステリー風の作品でのそれは、致命傷になり得ると思うから。

これはちょっと哀しき余談だが、ノアⅡを起動させるためのサードメルトの規模がマグニチュード7.9で登場人物達は驚いてた。けど、東日本大震災はマグニチュード9.0……本当に「妄想を超える」天災だったのだなぁと、岩手県出身者としては、変に実感した。

閑話休題。

ヘタレ系主人公は数々いますが、拓巳は過去作でもトップクラスのヘタレですね(苦笑) 途中からイライラすることもw

バトルものとして観たとき、ギガロマニアックスのもつ「妄想(想像)を具現化する能力」は、どの作品でもラスボスとか、ラスボスにすら勝てちゃう最強キャラとして描かれることが多い能力(「BLEACH」の「グレミィ」とか、「うえきの法則」の「ロベルト」とか)。それが複数、というか敵味方全員がその能力をもっているというのは新しいな(笑) チート同士の対決やん(笑)

倒す手段としてよくあるのは、「相手が認識する暇もないほどのスピードで倒す」「闇討ち」「精神攻撃によって混乱させる」「相手の想像を誘導し、自滅に追い込む」などですが、そんなん関係なく力業で倒してたね(笑)

ストーリー的には、なんか尻すぼみ感があった。序盤の伏線バラマキ時は、「いったい誰が嘘をついているのか?」と楽しめたが、それぞれの正体が明かされてからは、とたんにダメになった。やはり、ミステリー→バトルと変わったけど、作画がショボいのと、折角の「全員がチートキャラ」という変わった設定なのにそれを生かしきれず、ただ素人同士が剣で斬り合うからつまらなくなったのかなと。

最終戦だけは妄想の勝負になっていましたが、どっちの妄想がなぜ強いか、が、よく分からない。

「その目、誰の目?」という台詞は、なにか人間の根底を揺るがすような、非常に哲学的な雰囲気を醸し出す、凄い言葉「風」だった。

だったのだが、結局は雰囲気を醸し出すだけで終わったように思う。人間として生きていく上での根本的な問題提起でもしてくれるのかと思ったけど、結局は将軍の幼少時代に感じたなんらかの視線のことで、それはつまりアニメの世界の中での出来事で完結しちゃってるわけで、じゃああそこまで思わせ振りな使い方しないでよと言いたい。肩透かし感が半端なかった。

その将軍も、ようは本当の拓巳だったことが中盤で明らかになるわけだけども、であれば声優さんはやはり若い声にしない方が良かったと思う。「拓巳って誰なんだ?」「将軍って何者だ?」というこの作品一番の疑問が、将軍の声を聞いただけですぐに予想ついちゃうのはつまらない。「将軍は10歳で成長が止まった」という設定があるからなんだけど、その設定はなくても支障なく感じるし、普通に「将軍=年をとった拓巳」で良かったのかな、と。てか、ギガロマニアックスだったら自分の状態を改善しろよとか、野呂瀬玄一やノアⅡがない世界を妄想すれば? とか、色々思った。

ギガロマニアックスであってもできないことの条件とかがよく分からないのが致命傷だったと思う。

もっとも、私も途中から流し見になっちゃったから見落とした部分もあるだろうし、何度も再視聴し、他の科学アドベンチャーシリーズと比較し考察しながら観らればまた違うのかもしれないが、単純にそこまでしたいと思えるアニメではなかったかな。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
謎解き要素があるアニメでたまにあるが、OPでのネタバレは良くない。ミステリー要素も、穴が多すぎる。

バトルものとしたら、もう酷い。「想像の具現化」は、最強クラスの能力なのに、それを敵も見方も皆もっているのに、結局は剣で斬り合うだけ。なんか、核ミサイルのスイッチのかどっこで殴りあっているようなバトルだった。

まあ、序盤の「おもわせぶり」な雰囲気は良かったが、結局、「おもわせぶり」のまま終わった。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

テキトーにみてればわからないのに集中してもわからない

https://www.saiusaruzzz.com/entry/2019/02/06/180000
https://bibi-star.jp/posts/10306
視聴理由 とくになし

序盤 引き込まれる

中盤 お?

終盤 は?

この話は自分が信じられなくなる話
ジャンルはオカルト・ラブコメ・ハーレム・妄想
まぁ序盤はよかったよ。中盤から方向性が定まってきてまさかのラブコメ(ハーレム)になってきます。こじんてきには 序盤の勢いが続いて欲しかったのですが...
テーマは素晴らしいと思いました。「他者」という概念について深く追求していたような気がしました。その「他者」というのも自分以外の人という意味ではなく、「自分の取って都合の良い妄想」すなわち自分の存在を確認するものという意味であり、他者の存在によって自分の存在を認め合う。そんな不安定を具現化したかのような作品です。面白そうですよね。中盤からですよ、問題は。中盤からハーレム展開になって怪しくなってきましたが、序盤のカオスさにひかれ、ハーレムではなくなるのかなと思った矢先これ(くだらないラブコメ)ですよ。結局は「愛の力だあああ!」みたいなこと言ってよくわかない技を繰り出すし。はぁ...それでも視聴を続けられたのは序盤の引き込み具合のおかげでしょう。
あとこの作品割と難しいです。テキトーにみてるとわからなくなります。そしてそのテキトーに流しつつあった私も完全に理解したとはいえないかもしれません。
内容をまとめさせていただきます。https://anime-diary.net/chaos-head
このサイトをご覧ください(他力本願)
矛盾点がいくつか {netabare} 将軍(オリジナル)が妄想の具現化により、拓巳を偶然生まれてしまったので、今まで放置してたが、その存在に気づいた組織が狙ったため、将軍は拓巳を覚醒させないように咲畑梨深を近くに置かせ、ずっと監視してた。でも将軍は咲畑梨深に「キミの青空を映して欲しい」といった。偶然産物にも関わらずあらかじめ目的が定まってた?ん?
??に関しても結局何がしたかったのか。「まさか!自分が『消えてる』という妄想を自分に取り込んだというのか!」説明ありがと。でもその理論じゃとっくに実体はなくなっているよ。実体を認識する誰かをそばにおき、その誰かが妄想により実体をとどめている間に自分を「実体があるも物理が聞かない」いわば「質量をもった虚像」のような妄想をしなければならない、ということだよ。まぁ装置と一緒にどっか行ったからいいんだけど。
装置に関してもなんじゃそりゃ。どういう理論ですか。自己防衛プログラムによって何がおこってるの?目の前に映っているものは装置から発信された虚像だとするならば、本体がどこかにあるはず。そうなった際、テキトーに振り回してれば絶対当たる、ということになってしまう。????
そして主人公。全肯定なのか全否定なのかはっきりしてw「あんたは正しいかもしれない」え?いきなり自分をあげないで。そこは自分との対比をしてるシーンだから自分を持ち上げちゃナルシストでしょ。そのくせに普段はネガティブコミュ障?何を寝ぼけている?{/netabare}
といった感じです
途中からこの作品の悪口になっちゃいましたねw

先ほども言ったようにハーレムラブコメに発展します。まったくもっていらない要素にも関わらずこの分野に進んだのはどうせ作者の、それこそ「妄想」です。そんな妄想に付き合うのも視聴者の義務かもしれませんが、それでも文句を言わせてください。「なんだこれ」
シリアスな題材、それもかなりいい奴。それをラストの展開にいかさず、なんなら「打ち切りか?」というくらい雑な扱い。なんと残念なのでしょう。
まぁそれでも見たいという方はぜひ序盤だけ見てください。

監督は石山タカ明さん。「おとぎ銃士 赤ずきん」などの監督を務め、今作で5回目の監督
シリーズ構成は井上敏樹さん。DEATH NOTEなどのシリーズ構成を担当した方ですね
キャラデザは島村秀一さん。「のだめカンタービレ」のキャラデザをした方ですね
制作はマッドハウスさん。カードキャプターさくらやDEATH NOTEを制作なさったところです

作画は少し微妙でした。作画というよりキャラデザがすきじゃありません。有名な方なのですが。原作が悪いのでしょうかね
opは志倉千代丸さん作編曲、磯江俊道さん編曲、いとうかなこさん歌唱の「F.D.D.」
edは「魔人探偵脳噛ネウロ」edを歌った加賀美セイラさん作詞歌唱、駒場雅信さん作曲、池澤孝之さん編曲の「Super Special」
声優さんはあっていました。主人公のヘタレ感やコミュ障感が素晴らしく伝わっていました。吉野裕行さんすごい

総評 見なくてよいです。本当に後半がもったいない

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

71.7 18 幼馴染で魔法なアニメランキング18位
SHUFFLE! シャッフル(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (798)
5536人が棚に入れました
人間が生活する「人間界」に突然扉が現れ、神族が住む「神界」と魔族が住む「魔界」とが繋がって人間界に「魔法」がもたらされてから10年。
人族、神族、魔族の通う国立バーベナ学園に通うため、幼馴染みの同居人、芙蓉楓に、朝、起こされる主人公、土見稟・高校2年生。
いつものように登校し、いつものように授業が始まるはずだった…。しかし、そんないつもの日常を一変させるような出会いが、彼を待ち受けていた!?
ネタバレ

TEE-PURPLE さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

You

Navelの恋愛アドベンチャーゲーム原作。前半はどたばたコメディータッチで描かれているが、後半は…。

_ストーリー_
 
 10年前。後に『開門』と呼ばれることとなるある遺跡から発見された2つの扉の解放により、神族が住う『神界』と魔族が住う『魔界』と呼ばれる二つの世界が現代の『人間界』と繋がった。
主人公の土見稟は、人間界に住む三種族が共に通う国立バーベナ学園のごく平凡な男子学生である。幼い頃に事故で両親を喪うも、幼馴染であり学園のアイドルでもある女の子と一つ屋根の下で暮らしているという羨まれつつもそこそこ平穏な学園生活を送っていた。しかしそのささやかな平穏と日常は2人の女の子との出会いによって破られてしまう。

______

 
 設定はファンタジー要素を含んでいますが、これは気持ち設定という感じで受け取っててください。種族違いですが、学園生活を共にしながら恋愛していくお話です。
上記に書きましたが、前半はドタバタコメディータッチで楽しく描かれています。後半は今作品での注目ですが、主人公自ら考えて動いていきます。こういうハーレム物には珍しいです。ここが見所です。
あと、今作品ではレアな属性が観れます。そこもお楽しみに♪


☆感想{netabare}

 そうです。レア属性とは「ヤンデレ」。あの空鍋のとこはちょっと怖かった…。というか楓編は過去編もそうですが、基本的にダークな感じでしたね…。罪滅ぼしでお世話するって私にはいまだに理解できません。稟の心境をお察し申し上げます。私ならお世話されている気がしませんね。
結局最後は、楓も一歩踏み出して(開放されて)私もホット安心した感じでした。

 結局は亜沙先輩を選びましたが、稟はちゃんと自分で考えて他の娘達に決着つけて選んだので、好感もてました。
個人的に好きな話は、シアのとこです。明るく元気な性格というのが好きですが…その性格の裏にはちゃんと辛い過去がありそれを乗り越えつつ、稟との決着をつける回です。ああいう家族間の話に私は弱いです。どうしても感情移入してしまう…。いい話でした♪

 結果的に、楽しめる作品でした。ありきたりな雰囲気ではあるがありきたりな結末ではない。といった感じだと思います。
{/netabare}

OPがかっこいい~♪
 
 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

神にも魔にもなれる男

神界から来た神、魔界から来た魔族、そして人間が共に暮らす人間界でのお話。
(彼ら彼女らの外見は人間とほぼ同じ)
神や魔族がその辺で歩いてる光景が当たり前の世界です。
初っぱなからファンタジー丸出しでちょっぴり驚きました。

本作はそんな世界での、恋愛ハーレムを描いたもの。
恋に種族の壁はありません。



この作品、巷ではヤンデレの原点とも言われていたり。
本作で登場する『空鍋』はヤンデレを代表するものとなっています。

実際のところ、まぁ、うん、なかなかです。
苦手な方はやめておきましょう。
とか言う私が得意じゃなかったりするんですけどね。
某作品で少々の耐性は付きました。



途中から年齢制限(R15+指定)が追加。
段々と過激な描写に。
まぁこの年齢制限についてはあまり参考にしなくていいです。


展開は全くの予想外で驚き。
誰とくっつくのかも・・。
本作が実力の片鱗を見せ始めるのは、中盤後半から終盤にかけて。
観応えとしては十分すぎます。
盛り上がりましたね、あまり良くない意味でw
でも最近はこういう作風が好きなのかもしれません。
観てるうちに変わるものですね。



それで、楽しめたかどうかなのですが、これに関しましてはYesです。
ありきたり感はなく、新鮮な気持ちで最後まで観れました。
正直最後のアレは謎ですが、
結果、ああいう風に収まるのも悪くないかなと感じました。



キャラはけっこう魅力的。
みんな可愛らしい女の子たちです。
私は亜沙先輩が好きですね。


主人公は17話くらいからかな、いや、もっと前からかも、
ダメ男になっていった気がしますけど。
思えば全てこいつが・・いや、何でもないです。



それと、変顔は見所です。
あたかも作画が崩壊しているようなw
キャラが生き生きとしてて良かったと思います。



OP「YOU」 歌-YURIA
ED「innocence」 歌-橋本みゆき

OPは前から大好きな曲です。
自然とテンションが上がります。


--------------------------


一味違った恋愛モノを観たいときはこれ。
あなたを混沌の渦に巻き込んでくれるはずです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33
ネタバレ

ポケモンマスター! さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

超展開マイナーハーレムアニメ!

~ストーリー~
人間、神族、魔族がともに通うバーベナ学園を舞台にして起こる、主人公をとりまく美少女たちの恋愛のお話。

~感想等~
ものすごい設定の学園アニメですが、けっこう楽しませてもらいました。

エロゲ原作ということもあって、胸やパンツ描写が多かったです。

特にパンツに関しては、なぜかいろいろなシーンで見えるので、これでもかというくらいに見せつけてきます。

このアニメを観終わるころにはきっと累計100回くらいはみてることでしょうw

序盤はただのハーレムアニメですが、12話くらいから物語は一気にシリアスな方向へと加速していきます。

序盤で切るのはもったいないです!

ハーレムから想像できなかった展開にほんとに鳥肌たちまくりでした。

最終話付近ではかなり泣けることができました。

OP、EDもすばらしく、作画以外は文句なしのアニメだと思います。

なんにせよ、こんな点数に埋もれているようなアニメではないです!

マイナーですが、泣けるアニメが好きな方におすすめです。

以下は観終わった方
{netabare}
序盤のモブキャラの扱いがひどすぎでしたねw

親衛隊の人たちの作画とか台詞とかおもしろすぎてふきましたw

12~のシリアス展開にはほんとに驚かされました。

楓の目が怖くて怖くて・・・

やりきれない思いを抱えたまま、それでも前に進もうとするヒロイン達に心うたれました。

ラストはシアか楓のどっちかだろうな~ってずっと思っていたので、あさ先輩ENDには驚きました。

まぁ、これはこれでよかったと思います。

ただ、個人的にはシアと幸せになってほしかったです。

マイナーながら、かなりの良作アニメでした^^

アニメ探しの成分タグで「エロゲ原作」が探せないことに不満です。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

66.7 19 幼馴染で魔法なアニメランキング19位
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (602)
3866人が棚に入れました
元貴族令嬢で騎士団員のセシリー・キャンベルは、父から受け継いだ古い剣を鍛えてくれる鍛冶屋を探していた所、街中で暴れていた男を剣で撃退する男と出会う。\n

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

なぜ、聖剣の刀鍛冶は「二流の厨二」なのか

女の子の絵がかわいい。主にその点だけが見応え。以上…。
まあ、なんか絵がキレイだなというだけで最後まで見てしまったので、作画チームの仕事は称賛されてしかるべきだろう。

 ただし、本作は、SAOを観た後にみると、「ああ、これは二流の厨二作品だな」という気がしてしまうだろうと思う。原作はもう少し出来がいいのかもしれないが、アニメのほうは脚本チームの仕事が、商業作品として認められるかどうかがギリギリのレベルにきてしまっている。

(下記、聖剣の刀鍛冶というか、「厨二とは何か」論)


 設定そのものは、厨二として、問題ないクオリティではある。
 キレイな中世ファンタジー世界はもちろん。「俺つぇぇえぇぇ!!」主人公。かわいい女の子といちゃいちゃできる世界。なんだかんだでご都合主義。子どもの理屈が通ってしまうあまり複雑でない世界。だけれども、他の人にはわからない(本人的には)複雑な過去をかかえた悲劇の主人公…という…という、とってもとっても「ナルシスト乙」な設定は、厨二世界の設定としては、間違いなく非常に意図的によく構築されたものと言っていいだろうと思う。

 では、何が二流なのか?

 ストレートに言えば、単に作話技術が稚拙。ということに尽きるのだが、この「稚拙さ」は、なかなかに根の深い話だな、と思う。

 繰り返すが、中二病作品というのは、基本的にご都合主義の作品である。『SAO』にせよ、『禁書目録』にせよ、いい年こいた大人がみたら、まあ、「おいおい、そんなわけあるかよ。」という稚拙な脚本に見える。中二病の脚本というのは、一流の中二病だろうが、二流の中二病だろうが、いずれにせよ、稚拙な脚本なのである。ある観点にたてば。

 しかしながら、聖剣の刀鍛冶というのは、中高生にとってすら、ご都合主義にみえるだろうものになっている、ということだ。
 では、ここで言う「ご都合主義」とは何なのか?

 …たとえば、ネタの投入量が1クールなわりに多すぎる(※1)、プロットの構成が雑すぎる(※2)、序盤のツカミが弱い(※3)、ヒキが弱い(※4)などなど…といったポイントだ。

 ただ、難しいのは、繰り返しになるが、中二病シナリオの中では、「ある種のプロットの雑さ、はむしろ許される。あるいは推奨される」ことがある…ということだ。
 たとえば、『SAO』を見てみよう。

・あまり充分な仕込みがなく、主人公ははじめて会った女の子と仲良くなれる
・よくわからない理由で悪役は、ゲスな動機をもっている。
・少し一緒に過ごしただけの人が主人公を慕ってくる

 …等、こういった「ご都合主義」は許されている。ごく正直にいえば、どの部分についても、ちょっと口をあんぐりとしてしまうようなご都合主義だ。

■diegetictime 虚構世界内のもの 対 non-diegetic time虚構世界外の時間

 しかしながら、SAOと、聖剣の刀鍛冶の違いがあるとすれば、一つの大きなポイントは、「視聴者にとっての唐突感」だろうと思う。
 どういうことかというと、誰かと仲良くなりますよ、という描写があるとして

1.アニメの演出上、実時間では2分かけて仲良くなる。
2.アニメの物語世界内では1年かけて仲良くなる 

 という二つの描写は、両立する。なんで、3分が一年か、というと
 要するに、「ちゃらーらー、ちゃらーらー」とかいうBGMが流れてる間に、5秒毎に、画面が切り替わるようなアレだ。「そうして月日は過ぎ去った」的な。

 カタカナで恐縮だけれども、前者はダイエジェティック(diegetic=フィクション世界内の)の時間と言い、後者は、ノン・ダイエジェネティック(non-diegetic フィクション世界外の)時間という言い方になる。

 そして、おそらく、これはわたしのごく勝手な予想だが、
 中高生のオーディエンスというのは、non-diegeticな尺で一定の幅の描写があれば、それで充分に感情移入して見られるのではないだろうか?
 そして、その「一定の時間の幅」は、おそらく3分とか、5分程度の短い時間でOKなんだと思う。どんな下らない動機や、きっかけでも、non-diegeticな少しの描写があれば、それだけで中高生のオーディエンスは、納得してくれるような気がしている。
 たとえば、わたしが全く感情移入のできない『禁書目録』は、物語世界内の時間の経過はかなり短い物語になっている。しかしながら、主人公の上条当麻のお説教はかなり長いし、non-diegeticには、きちんと一定の描写が成立している。

 一方で、ある程度までいい年こいたオーディエンスになると、non-diegeticな描写以上に、diegeticな一貫性のほうを要求する率が高いのではないだろうか。
 たとえば、突如登場した敵役が、「3年前のあの日、ああいう事件があって、その後もずっとおまえは気づかずに、おれにとって…云々」みたいなことを述べれば、敵がなぜ恨みを抱いているのか、というdiegeticな動機の説明にはなる。そのような、diegeticな動機の説明をすっとばしても、non-diegeticに、5分程度の動機が描写されていれば、中高生向けコンテンツの物語というのは成立してしまうように思う。っつーか、『禁書目録』への違和感を説明すると、ぜんぶそこになる。

 わたしの脳内の構図をまとめておくと、


[厨二視聴者への描写]
  ・non-diegeticな描写:3分~5分程度で良い
  ・diegeticな説明:non-diegeticなものと同等で良い。
       あればあったで機能するが、
       あまりなくても問題ない

[いい年こいた視聴者への描写]
  ・non-diegeticな描写:10分~20分は必要。モノによるが
  ・diegeticな説明:必要とされる説明の重たさが、
     厨二視聴者の場合よりもきっちりと必要。
     ここがきちんとしてないと文句がつく。


 という感じ


■中二病という現象の、生理学的説明

 中二病という現象が起こってしまう理由の説明としては、子どものほうが夢見がちだとか、現実の世界のリアリティと仮想の世界のリアリティに区別があまりない時期だからとか、いろいろな理由はある。
 だが、実は、中二病的な描写というのを、diegeticな時間という点から考えてみたときに、上記のわたしの仮説が、ただしいのであれば、
 これは、おそらく、「子どもと、大人の体感時間の長さ」が問題なのではないか、という気がする。

 よく知られているように子どもの体感時間は大人よりも長い。年をとればとるほど、一年の過ぎ去り方ははやくなる。

 …とすれば、子どもは「5分の描写」でも、大人にとっての「15分の描写」に相当する感覚でいる可能性がある。
 また、そもそも描写そのものが「はじめて見るタイプの描写」である可能性が高く、どんな描写でも驚いてくれる可能性が高いし、「人々の合理的な動機の水準」そのものの感覚がいまひとつきちんと成立していない発達段階にある子どもの感覚なので、動機そのものに「十分な動機」「不十分な動機」の区別があまり成立していないのではないだろうか。

 …とすれば、なぜご都合主義でありながらも、『禁書目録』や『SAO』が厨二として成立する最低限の条件を満たしているのか、ということは理解できる。
 

■聖剣の刀鍛冶そのものの話に戻ると、

 さて、なんで、こんなクオリティになってしまったのが謎だが、もっともありそうな裏話としては、まあ(1)制作チームのスケジュールが押してた (2)全体構成の担当者が新人だったため、舵取りの仕方がわからなかった…といったところだろうか。
 とにかく、non-diegeticなレベルの描写すら足りていないのだから、中高生のオーディエンスにすら、ツッコまれるというのは致し方ないだろう。


 あと、しいて いい点を挙げると、ストーリーについては、6話ぐらい?で、ちょっといい部分「も」あったが、ほかの部分は、まあちょっと細かい話はノーコメントで。しても、不毛だろうから。


※1.【ネタの投入量】尺の構成にあったネタ(プロット)の投入数。少なすぎると間延びするが、単に多すぎると破綻する。この作品の場合は、多すぎた印象。

※2.【プロットの構成】一つ一つのプロット内の構成。起承転結でいえば、起承転結のうちの比率がアンバランス。適切なバランスというのがあるわけではないが、【起承】の前半と、【転結】の後半のバランスでいえば、前半が後半よりも少なくなるということは、まずない。要するに、シナリオを展開するための仕込みの部分が少ない。

※3.【序盤のツカミ】序盤のヒキの強さを作る要素が、少ない。設定的なヒキがあるわけでもないので、単に「かわいい」だけの作品として終わってしまっている。

※4.【ヒキの強さ】その他、全体的に準オムニバス形式の構成をとっているため、次回への「ヒキ」が弱い。オムニバス構成として作るにしても、一話ごとの構成のクオリティが全体的に少ないため、やや退屈。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

あしすと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

MF文庫J原作のアニメが自分にとっての「理想」のアニメだなぁと、つくづく思うわけですよ

…などというテーマが大きいレビュータイトルにしましたが、まずはこのアニメ「聖剣の刀鍛冶」についての印象を。


このアニメはこれぞまさにMF文庫J!という印象を受けた作品でした。


自分は最近になってから遡ってこの作品を見たクチなので、最近の同種の作品と比較すると

・単独ヒロイン制(⇔最近はハーレムが主流ですよね)
・いわゆる異能力の設定がわかりやすい(⇔最近は差別化のためか舞台・能力・敵などの設定が凝りすぎている作品も多いですよね)

という点が近年の流行と違うのかなぁとは感じましたが、逆にそれがスッキリした構成という印象で、むしろ見やすいバトルファンタジーアニメでした。





以下は、聖剣の刀鍛冶から離れまして、なぜ自分がMF文庫J原作のアニメが好きかという話題になります。

それをつらつらと書き連ねるだけの自己満足文章になりますので、無理してお読みにならないことをオススメします(笑)


{netabare}タイトルの通り、自分はMF文庫J原作のアニメが好きです。
それを何段階かに分けて文章にしますね。


まず1つ目の大前提として、自分はバトルファンタジーラブコメが一番好きなジャンルというのがあります。

中二病とかオタクとかを表面に出さず、バトルは「カッコよく」やってほしい。
茶化さずに、真剣に中二バトルしてほしい。

これを多くのMF文庫J作品は満たしてくれます。


2つ目として、自分はアニメに感情を揺さぶられたくないというのがあります。

感動して泣きたくない。(→泣かせるアニメは苦手)
切ない気持ちになりたくない。(→同)
嫌な気分になりたくない。(→胸糞悪い性格のキャラや展開は嫌い)

まぁ単純に自分の好みとしてこのような展開は嫌いだから見たくないというだけなんですけどねw

しかし、MF文庫Jはそういう展開にほとんどならないので、アニメを「常に楽しく」見ることができます。


3つ目は、2つ目と逆ベクトルで同じことなのですが、自分はアニメ作品を「好きになりすぎたくない」というのがあります。

好きになりすぎてしまうと、逆に今度は良い意味で感情を揺さぶられすぎてしまうからです。
自分は影響されやすいタイプなんですよね(笑)

本当に好きすぎるアニメを見つけてしまうと、仕事が手につかないとまでは言わないものの、展開が気になりすぎて次回が待ちきれなくなってしまう。

アニメが最終回を迎えると虚無感に襲われてしまう。

漫画かラノベが原作であれば原作に手を出すが、続きが気になりすぎてしまって時間を多少犠牲にしても一気に読んでしまう。

既刊最新刊まで読んでもその先が気になりすぎてしまう。

原作のストーリーが終了に向けて動き出してしまうと切ない。終了してしまうともっと切ない。

原作以外のグッズを買うとかなりお金がかかる。
(幸い自分はフィギュアや同人誌には興味がないんですが、円盤を買おうと思うとそれなりですよね)


…という状況には、自分は基本的になりたくないと思っているわけです。

厳密に言えば、
・原作を読みたいと思うアニメが1クール1作品程度
・円盤に手を出したいと思うまでのアニメが1年に1作品以下
…というのが理想のペースなんですが、そう上手く配分されないものですもんね(笑)


その点、MF文庫Jのアニメは全部好きで、自分の基準では60~80点を平均して叩き出してくれるのですが、90点を超えてくるほど琴線に触れるアニメには今まで出会ってないので、
自分が「アニメ」に求める条件である「好きになりすぎない」という条件を確実に満たしてくれるんです。

(※緋弾のアリアとノーゲーム・ノーライフだけは原作まで進んで楽しく読んでいるのですが、「次刊が楽しみすぎて信者になっている」というほどではないんですよね)


まぁこれに関してはお布施をしていないわけですから、制作者サイドからすると自分は「良いお客さん」ではないのでしょうが、それこそお金は無尽蔵にあるわけじゃないですから、そこらへんは諦めてください(笑)




というわけで、上記3条件を満たしてくれる作品が、自分が「毎週見るアニメ」として好きな作品なわけです。

要は、
【目を見張る出来ではない、テンプレバトルファンタジーラブコメ60点アニメ】
が、自分の求めるアニメだということですw

その上で、似たような作品は漫画原作でもラノベ原作でも最近はいろいろなレーベルのものがありますが、MF文庫Jのアニメが僕にとって一番の確率の良い「視聴アニメ選びガチャ」だなぁ、と感じています。


このレビュー文は、ある意味2015年現在の自分のアニメの好みのメモなので、今後趣味が変わっていくのか、もしくはアニオタ自体をやめるのかw
自分の嗜好の変化が楽しみだったりします(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

刀鍛冶のはずが、ほとんど剣つくらずなのは・・・

刀鍛冶のはずが、ほとんど剣つくらずなのは・・・刀鍛冶としてより剣遣いとしての腕前の方が立派に見えて仕方なく、タイトルに偽りあり?と違和感ありました。まぁ、それにはある種の制限付きの理由があるようなんですが、原作では中盤からの重要なネタバレになるようなので、アニメで物語を追うのをやめる方はwikiなり読んでもらえたらと思います。

てか、12話という尺はあまりにも短かったようで、いろんな伏線やキャラクターがほうりっ放しで終わりました。アニメでは再度登場しない亡命皇女のエピソードに3話使うとか無駄すぎてシリーズ構成の失敗かも。原作に忠実にと思うのもわかるし、二期の可能性を信じたのかもですが、個人的にはフォローできないネタなら切り捨てるか控えめに1話だけでも十分だった気がします。

それと気になったのがタイトルが刀鍛冶なので、鍛冶職人のルークが主役なのかと思ったら、そこはやはりヒロインの女騎士のセシリーがメインだったんですね。意外なところに光をあてた渋い話しを想像しましたが、普通に腕は未熟な半人前の騎士の成長物語に落ち着いていたので拍子抜けでした。

そのセシリーの性格が感情的な発言が多くガミガミ系のうるさ方で、ルークに何度も命を助けられて頼りきりなのに痴呆のように忘れ、感謝の言葉もありがたみがまったく感じられないまま痴話げんかを繰り返し、数話見たところではなにつきはじめました。

普段のルークが無口なキャラだけに2人の絆が見えにくいし、このパターンが続くとげんなりしてきます。最終回にもなってようやく感じ取れてきましたが、これはさすがに遅すぎました。たぶん人気キャラ投票があってもヒロインなのに1位は獲れないタイプでしょう。

原作を読めば2人の関係も進展し、ある意味納得、それが悲劇であっても感動できそうなんですが…12話という制限のあるアニメで輝かせながらまとめる難しさを覚えました。

見終えて思うのは、ほいほい魔剣をつくれてしまうルークの魔剣製造機能は反則だよなぁ~です(ある種制限はつくようですが)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

63.2 20 幼馴染で魔法なアニメランキング20位
11eyes イレブンアイズ(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (576)
3594人が棚に入れました
平凡な生活を送っていた皐月駆だが、ある日幼なじみの水無瀬ゆかと共に、突然不気味な異世界へ迷い込んでしまう事に…。
血の色にも似た不気味に赤く染まる空に、漆黒の巨大な月。そんな『赤い夜』の世界に、呆気にとられる駆とゆか…。
さらに、二人の周りに異形の怪物が現れ、襲いかかる。駆たちの命をかけた戦いが始まる!

声優・キャラクター
小野大輔、後藤麻衣、浅川悠、力丸乃りこ、壱智村小真、森久保祥太郎、萩原えみこ、水橋かおり、たかはし智秋

jethro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ヤンデレという愛すべきキャラ

突如 真っ赤に染まった世界に引き込まれた
高校生の少年少女たち
ここはどこなのか? 何なのか?
襲い来る黒騎士たちとの戦いを通して
衝撃の真実が明かされていく
中二病系 学園バトルラブファンタジー

「赤い世界」って何なのか
その存在理由は?
黒騎士って何なの?
時々導入される中世の世界って?
ヴェラートって何者?
リゼットの本当の狙いは?
そもそも、欠片(かけら)って何?
などなど・・・
一応説明されてはいるのですが
物語の設定が順序だって説明されないので
全体把握するのに労を要するかも
というか・・・
物語を構築する上で視聴者に対する説明の仕方が
あまりうまくないですね
バラバラにネタを明かしていく手法は認めますが
10話でのまとめ解説も解りやすいとは言い難いです。

とはいえ一応はきちんとした世界観となっているので
理解できると深みある物語として楽しめます。

好みは分かれると思いますが本作最大の魅力は
ヤンデレ女子へと変貌を遂げる
主人公の幼馴染にしてヒロインゆか にあります。
狂気とまでいかない点や主人公の駆(かける)が
「気持ち悪がったり」「避ける」行為には至らない点から
ヤンデレといっても、相思相愛は継続され
ピュアな恋愛部分が強調されるので
視聴者は同情的な眼差しをもって
受け入れる事が出来るのではないでしょうか
ただし
ヤンデレ要因ともなる主人公の誤解を招く行為が
取って付けたようなイベントシーンなのはマイナス点

本作のテーマは ゆか のような一途な愛
その投影元となるリゼットの恋愛劇こそが本題となります。
本来主人公であっても良いはずのリゼットのヴェラードに対する
死してもなお抗い続ける愛情は、あまりに破滅的ですが
そこから浮き彫りにされるものは純粋無垢な究極の愛です。
封印状態にある白いリゼットは
邪悪なものを引き剥がされた愛
「剥き出しの愛」そのものの姿と言えるのではないでしょうか
それが主軸に置かれなかった本作は
ある意味、的外れな内容になってしまった気がします。

こうやって考察していくと
残念ながら主人公である駆(かける)が
ミスキャストであることを公言しているようなものなんですが
ギャルゲーってこういうものだから・・・しかたないっスね

アニメ作品なんだから・・・なんて言うのは
贅沢な願いかもしれません

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ジャケット・・・やっぱり良かったです(//∇//)

本作品は、『11eyes -罪と罰と贖いの少女-』というゲームソフトが基になっているそうです・・・ゲームはやらないので知りませんでしたが・・・^^;

この作品との出会いは、あにこれで棚に入れると、「こんな作品もお薦め・・・」と3作品位出てくるレコメンド機能がありますよね・・・あれです^^;
・・・ジャケットのデザインが妙に気になって、なんの気無しに自分の棚に入れたのが始まりです。

視聴済みの方のレビューを少し拝見したので、自分の中で本当は優先順位はもっと後の方だったのですが・・・

私は、視聴済みと未視聴の作品を棚の中で分けているので、棚の整理や次に視聴する作品を探す度にチラチラとジャケットのデザインが目に入って来て・・・そのうち頭から離れなくなりました・・・(//∇//)
(これは、見ない限り続くよね・・・)と思い、思い切って視聴しました・・・^^;

ですが、ジャケットのデザインで作品を選んだ事が無かったので・・・もしかしたら、ジャケットを飾っているヒロインの水奈瀬 ゆか(みなせ ゆか)ちゃんに作品を見てもいないのに惚れ込んでしまったのか・・・ただ単に恥ずかしいだけなのかは正直わかりません(//∇//)・・・そういう経験ってありませんか・・・(//∇//)

・・・という意識があったせいか、私はそこそこ面白い作品だと思いましたよ^^;
突如辺り一面が赤く染まった世界に引き込まれてしまい、そこで自分の力に覚醒し、真実を目指していく・・・という感じです。
人を好きという気持ちを表面に出せる人と内面に秘めてしまう人っていると思います。これまでの生まれや育ってきた環境によっても差が出る人格・性格の描写などは上手に表現されていたと思います。

なので、・・・もし興味のある方はご覧頂いてもいいかも・・・です^^;

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

赤いほうの夜

中二アイズ。桃の夜・・ゲホ赤だっけ?

正体不明の現象「赤い夜」に巻き込まれ
赤い夜を生き抜くために仲間とともに
立ち向かう物語。

眼帯の主人公皐月 駆(声小野大輔)の
語り口調等で大まかな世界観等を補足
しつつ展開していくので解り易い。

OP/EDとも重厚な感じで世界観に合う
感じだし挿入歌や効果音の使い方等も
可也インパクト重視で派手目。

世界観等諸設定は可也面白いと思う。
バトル等も臨場感があって効果的に
物語に抑揚をつけている様に感じた。

終始シリアスがメインでミステリーな
雰囲気も学園の日常シーンと良い感じ
のギャップで良い感じで、主人公駆の
心理描写も共感しやすい。

キャラデザは甘過ぎのテンプレ中心。
声優も甘めのギャルゲ的布陣?
服飾デザインも制服など甘め。
敵キャラは小グロ陳腐な雑魚系

くどい気もするけど・・勢いがある内に
全てが終わる感じのスピーディな感じ。


以下は感じたままの描写のイメージ。

駆は姉の謎の自殺以来怠惰で積極的な
交友は無く物静かな性格なため・・
女性陣がパンツ要員として彩り頑張る。

幼馴染の「水奈瀬 ゆか」は更にスペシャル
な癒しパンツ要員として隙あらば魅せる。

緩急?一応・・学園ラブコメ風おぱんつ
展開とシリアスなバトルパンツ展開等で
緩急ある感じかな・・

パンツの謎・・じゃない・・赤い夜の謎
に迫りつつ姉のパンツの色・・じゃない
秘密が徐々に解明され運命的な話になる。


本編と無関係?な番外編13話桃色幻夢譚?
11eyes volume7 OVA Speciaが本編だと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

69.9 21 幼馴染で魔法なアニメランキング21位
D.C.ダカーポ(TVアニメ動画)

2003年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (559)
3558人が棚に入れました
7年前から1年中枯れない桜が咲いているという不思議な島「初音島」。
主人公朝倉純一はそんな初音島の風見学園付属に通う3年生。彼には不思議な力があった。一つは「何も無いところから和菓子を生み出す力」、もう一つは「他人の夢を強制的に見せられる力」。
そんな彼が卒業間近に見せられた夢の中の幼馴染、目覚ましにやってきた同居中の義理の妹、「かったるい」とつぶやきながら通う学園で出会うクラスメイト・先輩・後輩の女の子達。そんなヒロインたちとはじまる「ちょっとこそばゆい」恋愛の物語である。

声優・キャラクター
野川さくら、田村ゆかり、神田朱未、堀江由衣、伊月ゆい、松岡由貴、松来未祐、秦勇気、岸尾だいすけ
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

また会おう、桜舞う季節の中で。

今年の桜は例年以上に咲くのが早く、今週の水曜日の時点では既に五分咲き、週末には満開になると言われています。とある情報番組で気象予報士の方が仰られていましたが、これは観測史上最速タイとの事だそうです。時たま寒い日もあったりして、寒暖の差が激しかったりもしますが、それでも春を実感できるのは、桜のおかげでしょうね。日本人の桜に対する感心・情緒といったものは、古来から受け継がれてきた日本人の内面的な伝統文化だと思います。この時期は、自分はやはり日本人であるんだな~と改めて再確認できる、素敵な季節でもありますね。

という事で、アニメで、いの一番に思い出すのが、『夜桜四重奏』と『D.C.ダカーポ』なのですが、今回は後者です。一年中桜の木が満開という世界で織り成す恋愛アニメ『D.C.ダカーポ』前半は本編が15分+サイドストーリーorキャラソン/PV15分という構成、後半は普通のアニメと同じ20分強の本編展開となっている。若干不思議な構成でした。今は5分アニメが流行っていますが、その前は15分アニメが流行っていたような気がしますね。本作の監督を務めたのは、宮崎なぎさ監督ですが、低予算のこのアニメをまがりなりにも『成功』させてしまった為に、後に同じく低予算で作られていたであろう『魔法先生ネギま!』の監督を任されますが、作画崩壊・スケジュール管理の甘さ等を指摘されて、途中降板の憂き目にあってしまいます。皮肉にも低予算のアニメでもこの監督さんは回せてしまう!という評価がついてしまった故の悲劇ですね。という具合にこの作品も作画自体は時々崩壊はしていましたので、気になる人は気になるのではと思います。どうでもいい話として、本編の作画とサイドストーリーの作画も全然違っていたりしました。少しは統一しろよ~と当時思ったものです。これはこれでインパクトを視聴者に与えたのは間違いないと思うんですけど。

{netabare}前半部分はヒロインの顔見せから始まり、登場人物の何人かを交えてのラブコメ展開で突き進んでいきますが、後半部分はメインヒロインである音夢とさくらと純一の三角関係を軸にしたドロドロな話へと変わっていき、その一方でヒロイン達との別れも描かれるなど、シリアス路線に完全傾倒していきます。あまりに変わりすぎて、前半の雰囲気が懐かしくなる程ですね。それとあんなに綺麗だなと感じていた桜の木が不気味な存在になっていくのも怖かったです。1年中咲いているって、よく考えればおかしくね?とか常識的に考えれば疑問に思うんですけども、これアニメですからねえw

私が印象に残っているエピソードはやはり22話の『すてきな思い出』ですね。猫耳メイド頼子さんとの別れを描いた話なんですが、今まで特に自己主張もしてこなかった、頼子さんのたった1回の我侭なお願い。その我侭に純一が付き合う事になるのですが、それが『学校に行ってみたい』というお願いなんですよ。深夜の学校に忍び込んで、普段勉強している教室を見せたり、その中で頼子さんが自分が転校生としてこの学校にやってきたら・・・・とか想像して、純一と笑いあったり、食堂で飲み物を飲んで雑談したり、体育館でバスケットをして遊んだりといったシーンが、挿入歌『ほんとのきもち』のメロディーに乗せて流れます。頼子さんの真意は実は視聴者に薄々気づけるように今までの流れからしてなっているのですが、当の純一にはそれが良く分からないというのがミソですね。だからこそ屋上で頼子さんとの別れのシーンは、純一のその時の気持ちが痛いほど伝わってきて、正直泣けます。

特に涙腺を刺激したのは、もう本当にさよならになるって時の頼子さんの台詞ですね。これがまあ凄いのなんのって。

『カレーは分けておきました。その都度チンして召し上がってください』

『新しい靴下入れておきました。たまには替えたほうがいいと思います』

『お預かりしていた生活費の残りは・・・』(ここで笑顔で頑張っていた頼子さん涙腺崩壊。頑張っていた私も涙腺崩壊)

最後の最後まで残された純一と音夢を心配する、作中屈指の名シーンだと思います。別れのシーンはそれこそ何回もこれまで見てきましたが、どれもやっぱり現実味に欠けるせいか、あんまり感動という意味ではそれ程だったんですよ。所がこんな生活感溢れる事をお別れ間際に言われてしまうと、ちょっとグッときますよね。頼子さんがメイドという設定だから、こういう台詞になったのだと思いますが、まさかこういう形で別れを演出してくるとは思ってなかったので、いい意味で予想を裏切られたシーンでした。この瞬間、私の中の理想のメイドは頼子さんと『水月』の雪さんとなったのでしたw {/netabare}

最後にD.C.ダカーポと言えば、音楽が良い事も特徴の1つとして挙げられます。先程紹介した挿入歌も総じてレベルが高い曲ばかりですし。でもこの作品で、特に有名な曲といえば、やはり『存在』でしょうね。聞いた事ねえ!という人は一度聞いてみるといいかも。私がアニソンって結構良い曲多いのだな~とハマるきっかけになった曲でもあります。この作品は他にOP『サクラサクミライコイユメ』有名で人気がありますが、私はどっちかというと『未来へのメロディー』の方が好きですね。別に捻くれているわけではなく、作品のテーマを考えた場合、後者の方がしっくりくるのですよ。サクラサクは明るすぎてちょっと違和感覚えるんですよね。前半部分のみなら、これ以上ない楽曲だとは思うのですが。

粗もそれなりにあるのですが、未見の人にはオススメできるぐらいの仕上がりにはなっています。爽やかな恋愛作品という訳では残念ながらないのですが、魅力的なキャラが多いのでキャラに萌えるも良し、話を楽しむも良し、といった具合に自分の好きな形で鑑賞出来るアニメだとは思います。良いアニメですよ。まつらいさんには本当に幸せを掴んで欲しいですねえ、と最後に余計な事を呟いてみるw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

とってなむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

舞い散る桜に願いを込めて

聞いたことはあるが、シリーズが多くて何となく敬遠。
私恒例のパターンで今まで視聴をしてこなかったダカーポ。
いざ観てみると、思わず観入ってしまいました。
面白かったです。


舞台は桜が一年中咲いているという奇妙な「初音島」。
この島では魔法の力が働いているようです。
本作はこの初音島で風見学園付属に通う主人公・純一を中心として起こる、
ちょっと不思議な恋愛物語を描いています。
それにしても、この手の作品で純一と聞くとアマガミをついつい思い出してしまいました。


視聴を進めまず驚いたのが、意外にもファンタジックだったこと。
手から和菓子が出せるだとか、他人の心を読むことができるだとか。
後半の展開にも魔法が大きく関与しています。


内容は前半と後半で様変わりします。
極端にいえば前半は1話完結の恋愛ギャグアニメ。
ヒロイン一人一人のエピソードは観てて楽しかったです。
後半は下で感想として触れたいと思います。



以下、私の感想です。(音夢とさくらについて)
伏線はありましたが、16話からは特に盛り上がりました。
それと同時に軽く鬱になりかけました。
それもこれも、ドロドロした恋愛模様のお陰です。

{netabare}音夢 vs さくら は凄かったですね。
特にさくらの『音夢ちゃんだけはダメなんだから!』
と、音夢の『さくらちゃんだけはイヤ!』
の台詞の壮絶さから窺える屋上での直接対決。
息を呑む一幕でした。
二人の言いたいことは分かります。
どちらも純一を心から愛しているのですから。

こんな凄まじい修羅場が見れるのも、本作の魅力の1つかもしれませんね。


この作品で面白いと思うのが、
純一がわりと早い段階で相手を選ぶところ。
それが音夢なわけですが、そこから順風満帆に行かないんですよね。
さくらの逆襲が待っていました。
桜の魔法の力(呪い)も・・
私は音夢派なので、胸が苦しくなる展開。
口から桜の花弁だなんて、普通とは違ったエグさがありました。



音夢が好きなためか、視聴中どうしても思ってしまったのが
さくらの方がずるくね?です。
「「桜の木の下で約束したことは必ず叶う」」
そしてさくらは木の下で純一とのことを願いました。
それも木の陰に音夢がいることを知ってて。

さくらは自分がアメリカに行っている間、音夢が純一とずっと一緒にいたからもう十分、これからもだなんて欲張りだ!と主張してますが、ただの自分勝手にしか思えませんでした。{/netabare}


・・みたいに、相当感情移入して観てしまっていたようです。


{netabare}とりあえず音夢が死ななくて良かった・・{/netabare}
最終的にはこれに尽きます。
さくらにも感謝。
正直、さくらは当時は嫌いなキャラでしたが、今では(D.C.S.SやD.C.Ⅱも影響してか)かなりのお気に入りとなっています。


心残りは最終回、{netabare}正常状態での音夢とさくらが再会できなかったこと。
互いのことを改めて理解した二人がどのように再会するのか、楽しみにしていたので。{/netabare}
他にも全体的に、最終回はやや説明不足でした。
ですが、物語としては上手く纏まっていたと思います。
ほんと面白かったです。


音夢はドストライクでした。可愛い。



OP「サクラサクミライコイユメ」 歌ーyozuca*
ED1「未来へのMelody」 歌ーCooRie
ED2「存在」 歌ーCooRie

OPが素晴らしい。
CooRieの曲も相変わらず魅力的です。


--------------------------


これを書いている私は、D.C.S.Sを観終わり現在D.C.Ⅱを視聴中。
D.C.ワールド、存分に楽しめてます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

くろゆき* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

キャラ別感想

朝倉音夢
主人公の双子の妹。もちろん義妹ですが。
主人公の呼び方は「お兄ちゃん」ではなく、さくらに対抗して「兄さん」と呼んでいます。
 …しかし、たまに「お兄ちゃん」と呼ぶこともあります。萌え。

私的に『D.C.』最萌えキャラです。
双子の妹という立場がいいですね。
(D.C.』以外ではWitchの『片翼の天使』以外、双子の妹が出てくるゲームはないと思います)

嫉妬深く、焼き餅焼きなところもいいですな。

VFBによると…
・さくらが出したエアーメイルを純一の手元に届く前に処分している。
・音夢シナリオは音夢自身の自作自演。

嫉妬深いにも限度があると思いますが……。
とまあ、兄と自分のためなら何だってするその性根が素晴らしい限りです。うむうむ。


芳野さくら
主人公の従姉妹。従妹ではなく従姉にあたる。
それなのに主人公の呼び方は音夢に対抗して「お兄ちゃん」。…奥が深い。
 実は外見に反して、精神的には登場人物の中で一番大人。というか、色々と達観している節がある。

主人公の親が従兄妹同士の結婚だったので、もしさくらと結婚をして子供を産めば更に血が濃くなります。 法的には問題はないですけど、ソフ倫上のエロゲーで最も近親相姦をしていますね。
インモラル万歳。


白河ことり
学園のアイドル。
人の心を読む――サトリの力があります。
キャラクター的には学園のアイドルという肩書きに反して結構面白いタイプ。

「こんちわっす」
「んげっ!」

といった珍発言が多いキャラです。

実はサーカスの『水夏』にでてくる白河さやかの実の妹でもあります。
ゲームの範囲ではわかりませんが、設定集等などにさり気なく書いてありました。


水越萌
ボケボケな先輩。
歩きながら木琴を叩くという(しかも寝ている)、どこに萌えたらいいのかわからない奇行を取ります…。
実は睡眠薬中毒。
睡眠薬はダウナー系の薬物でもあるので、端的に言えばヤク中。

アニメ版では乳のでかいお色気担当という位置づけにいますが、ゲーム本編ではエロシーンのCGに乳が出ててきません。びっくり。
純一はたわわな乳に興味は無いのかっ!? …全く不健全な野郎です。


水越眞子

勝ち気なクラスメイト。
それ以上でも以下でもありません。
水越萌という奇特な姉を持つため、色々と気苦労が絶えない人。
その点は同情します。

どうやら、吹奏楽部でフルートが達者らしいのですが、アニメ版にはそんな描写は一度もありませんでした。

ゲーム本編のシナリオは最低を通り越して最悪な内容。
それだけは強く記憶しています。


天枷美春
可哀想な人。
事故で昏睡状態に陥り、その代役として本人そっくりなロボに立て替えられる。
顔も形も性格も本人と寸分違わず同じなので、美春本人がいなくても何の支障もないという―――彼女の存在自体が否定されかけられる事態に…。
さらには、主人公との思い出の品を本人の了承を抜きに勝手に掘り出されたりとさんざんな目に。

性格は人懐こく、しっぽを振る犬の様な性格をしています。
2ちゃんねらーでもあり、アニメ版ではその2ちゃんねらーぶりが垣間見られました。


鷺澤頼子
ネコミミメイド。
あざとい設定ですが、性格自体はそれほどあざとくありません。
ゲーム版のキャラクターCGではネコミミがネコミミに見えないのは気のせいでしょうか?

アニメ版の頼子さんシナリオの出来はアニメ版最高傑作と言われているらしいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

65.7 22 幼馴染で魔法なアニメランキング22位
D.C.III~ダ・カーポIII~(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (512)
3014人が棚に入れました
初音島。春の景色がいつまでも続くこの島に一本の大きな桜の木があった。それは枯れることのない桜の木――。どんな願いでも叶えてくれると噂されたその不思議な桜は初音島を象徴する存在だった。しかしある日を境に普通の桜になってしまう……。風見学園公式新聞部と“さくら”を巡るちょっと甘くて、少し切ない春の香りの物語。
ネタバレ

泉 時雨@ゆーたくん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ダ・カーポ

ⅠやⅡは途中で断念しているため
ダ・カーポシリーズ初視聴みたいなものです。

胸が強調されたり、ラインがおかしかったり・・
男性向けアニメです。

だけど、シリアスもあって少し不思議なお話で
私は楽しめましたよ^^
なので、男性しか見れないってわけではないです、絶対。

初見さんには難しく、1クールじゃまとめ切れない
作品の深さというものがあるので
続編が欲しいところです。

また、面白かったのでⅠやⅡを頑張って再度視聴したいと思います。
そしたら、Ⅲの素晴らしさがもっとわかるし、ダ・カーポの奥深さがわかるはず^^

{netabare}立夏さんが好きなのでハーレムエンドは少し悲しかったけど、
ゲーム原作なので仕方ないといえば仕方ないです。{/netabare}

ちなみに「会いたいよ」って曲が一番好きだったりw
聞いてると切なくなって泣けてきますね・・

悪いところは声優をもっと良くして欲しかったです。
声がキャラと合ってなかったり、
アニメの口の動きと声があってなかったのが気になりました。
さくら役が変わって悲しんでる人の気持ちも少しわかりますね。

続編決定するのを信じて待ってます!


-ダ・カーポの意味-
{netabare}ダ・カーポという意味が気になったので調べてみました。

ダ・カーポとはイタリア語で「頭(はじめ)から」という意味です。
演奏記号にもダ・カーポといわれる記号があり、
上の意味と同じような感じです。

例えば、曲の途中にその記号があれば最初(曲の冒頭)に戻るということですね。

さくらが言っていた
「まるでダ・カーポのように繰り返す夢のような夢の始まりの物語」
とはこういうことだったんでしょう。

題名にも意味が込められていて深いですね^^{/netabare}


~13話~(最終回)
{netabare}これで終わりなのって思いましたw
せめてCパートのところなくしたほうがよかったんじゃないかと。

多分、昔のお話というのは立夏が語る前世の話でしょう。
確か風見鶏編だった気がします。

1クールでまとめるのは少し難しかったんでしょうし、
初見さんにはさらに難しい話だったでしょう。

ⅢのSSとして出たらもっと感動できると思うので、
続編に期待したいですね^^

その前にⅠやⅡも見なきゃいけませんし。

ゲーム原作なのでまとめるならこれが精一杯じゃないかと。
立夏さんだけじゃないほかの人の話もあるし、
ハーレムのままがファンにとっていいと思います。

いつの間にか好きな作品になっていました。{/netabare}


~12話~
{netabare}初見さんなので少し難しくて、
前回より更に理解しにくかったですね。

だけど、泣いてしまうのも前回と同じで
それぐらいさくらを見てると切なくて感動しました。

さくらは大切な人と(アニメだと)結局は結ばれないんですよね。
でも、それでも大切な人というのは変わらなくて
そばに居たくて・・

きっとさくらと大切な人の聞こえなかった部分の会話は
「おかえり」「ただいま」でしょうね^^

主人公へさくらが言った言葉はわかりませんけど。。

ダメだ、レビュー書いてたらさらに涙が止まらなくなりました・・
次回は最終回。
「時をこえた奇跡がいま繰り返される」{/netabare}


~11話~
{netabare}Ⅰ・Ⅱ、どちらとも途中までしか見ていなかったので
少し理解しがたいところがありました。

ですが、さくらが思っていた純一は私知ってます。
途中までなら見ているので。

理解できないとこいっぱいあったけど、
涙が出ていたのは変わりませんでした。

立夏も前世と言っていた過去の話で
大切なお友達を亡くしてすごく辛かったみたいです。

だけど、そのお友達は最後まで笑っていた、笑顔だった。
そういうことなんですよね。

純一もずっと笑っていたはずです。
今からでもきっと間に合うよね^^

私は1期を見ていたとき「さくら」が嫌いでした、その理由で断念したんですよね。
でも、さくらはこうやって今でも2人を思ってて・・
とってもいい子じゃないですか。

涙が止まらないです・・{/netabare}


~10話~
{netabare}ようやく話が進んだという感じでしたね。

探偵の人たちは桜について深く知ってそうです。
ですが、途中まで教えなかった。

「自分たちで答えを導け」ということでしょうか。

また、立夏がさくらとあって頭を触ったとき
みんながよく言う「設定」の話が頭の中でよぎりました。

髪色が一緒だったのでなにか関係性があると思っていましたが・・
これからが気になりますね。

今回のことや主人公と立夏さんがキスしたことから
立夏さん有利のようです。

謎もあるしキュンキュンもあるし面白いなー。{/netabare}


~9話~
{netabare}杉並先輩にいつもついている非公式新聞部の
美琴のおはなしでした。

主人公は相変わらずのモテようですね。
ホモホモしいぐらい杉並からもモテてます。

また、杉並から渡されたあのカプセルのなかは一体なんだったんでしょう。
大体想像はつきますけどねw

そして、今回で美琴も落としたようですね。
どんだけ軽々しく「かわいい」と言うんだ主人公さんよ。
好きでもないのに可愛いと普通に言う主人公が本当にすごいと思います。

次回予告を見ると立夏さんのお話のようで。
どうかどうかこのまま立夏さんルートでありますように。。

それにしても、このお話は1クールなんでしょうか?{/netabare}


~8話~
{netabare}水着回でした。
改めて主人公ハーレムだなぁと思いました。

個人的にもダントツ立夏さん、綺麗で可愛いですね^^
オーラが違いますよ!w

少し疑問を持ったのですが、さくらが立夏がいいって、背中に当たった時安心したって、、
それは一体どういう意味なのでしょうか?

また、最後の謎の人物のことも気になりますね。

最初は期待度低めでしたが、
いつの間にか楽しく視聴させてもらってます♪{/netabare}


~7話~
{netabare}あおいちゃん、エロイ・あざとい子でしたね!

妹タイプのこというか・・お兄ちゃんなんてよく言うなぁと
兄を持つ私は少し現実的に引きましたw

私も、主人公みたいな兄が理想像だったりしますね。。

最後の主人公の友達。。面白い次回予告w
声優は下野さん。。ぴったりな役だ・・{/netabare}


~6話~
{netabare}立夏さん可愛いですね!
どうやら私は立夏さんの恋を一番応援したいみたいです^^

EDも立夏さんの特別仕様だったので、
もしかして立夏さんがメインヒロインなのか!?
と期待とかもしちゃってますよw

どの子もいい子なので誰が結ばれてもいいですけどね!

それにしても・・立夏さんは前世で主人公と恋したと言っていましたが、ただの設定なんでしょうか?
さくらと同じ髪の色をしてるので、もしかしてさくらが前世なんでしょうか?

それについても気になります♪{/netabare}


~5話~
{netabare}あずにゃ・・さらのお話でしたね。
これはもしかして、1話ごとに1人のヒロインと主人公のおはなしという感じみたいです^^

さらも可愛いですね~
姫乃と同じく好きみたいです。
鈍感な主人公に頑張って振り向いて欲しいところです♪

それにしても、見れば見るほど、ハーレムですね主人公。
優しいし可愛いって簡単に言う人なのでなんとなく納得なんですが。
(でも、途中で「俺だって吉野くんに抱きついて充電したいんだぞ!」と
男子(ホモ)からもモテるというのは内緒ですよ。)

次回は六夏のお話のようです!
嬉しいですね!!!{/netabare}


~4話~
{netabare}姫乃ちゃん中心のお話でした。
昔の話の音夢と外見が似ていますね。偶然なのか、過去と関係あるのか気になります。

この子も主人公に恋をしているようですが、
私としては六夏に頑張ってもらいたいですw
もしかしたら、ハーレムエンドなのかもしれませんがね^^;

また、主人公と出会ったさくらは「枯れない桜」と関係しているのか・・芳乃さくらとさくらは同一人物なのか・・
これからの展開が楽しみです。{/netabare}


~3話~
{netabare}さくら可愛いですね!

ほかの方のお話によると、Ⅰの時は田村ゆかりさんがさくら役をしていたそうなんですが、
今は原作と同じ声優さんだとか。
私としてはどちらも可愛い声であっていると思うのでいいと思います^^

これから主人公だけでなく新聞部全員さくらと関わっていきそうです。

ほかのアニメで波乱回が続く中こういうほのぼのしているものを見るととても癒されますね♪{/netabare}


~2話~
{netabare}謎の少女がちょくちょく出てきますね。
確か、Ⅰに出てきたさくら・・でしたっけ。

次回予告を見ると、その少女がみんなの前に現れることになりそうです。


それにしても、今回はルル姉が多く出てきましたね。

私の予想(理想)的には、立花と主人公が結ばれると思ってたのですが、もしやのハーレムエンドでしょうか?

恋路線重視の私には気になるところですねw{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18
ネタバレ

くろゆき* さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

第1話 「サクラサク」
{netabare}
人気PCゲームシリーズ『D.C. ~ダ・カーポ~』のナンバリング三作目のTVアニメ化作品の本作。
一作目、二作目共にTVアニメ化されている『D.C. ~ダ・カーポ~』シリーズ。
過去二作は原作から声優を変更したスタチャ主導のスタチャ作品だったわけですが、今作は原作声優をほぼそのまま使った原作主導のTVアニメ化作品となっています。
そんなわけで、アニメの内容も原作準拠なギャルゲギャルゲしているテンプレな美少女ハーレムアニメになっている本作です。
そんな本作第1話は、メインヒロイン達のおっぱいが素晴らしいおっぱいアニメになっています。
過去二作よりもおっぱい要員が多いことを強調しつつ、過去作との繋がりもちょっと気になる内容で、なかなか掴みOKな第1話だったかと思われます。
アニメお馴染みの岸尾だいすけ演じる杉並も登場。
{/netabare}

第2話 「あたたかなところ」
{netabare}
第2話は、主人公と2段ベッドで一緒に暮らす芳乃シャルルことるる姉エピソード。
ギャルゲ原作アニメらしく個別ルート展開で、各キャラにスポットを当てていく感じの本作です。
その個別ルート1回目がおっぱいキャラのるる姉だったわけで、初回もおっぱいアニメだった本作ですが、第2話はるる姉のおっぱいが満載すぎる、るる姉おっぱい回となっています。
いとこ同士の禁断の一緒に入るお風呂シーンもあったりするるる姉最高の今回です。
てなわけで、今回もこれぞギャルゲアニメな主人公モテモテのハーレム展開を気軽に楽しめる内容になっています。
OP&EDも登場。
{/netabare}

第4話 「いつまでもいたいところ」
{netabare}
第4話は、個別ルートの幼馴染キャラ・葛城姫乃エピソード。
前回、主人公と芳乃さくらとの犯罪臭のする幼女イチャイチャデート回でドン引きの放送事故気味だった本作ですが、今回は葛城姫乃の個別ルート回に戻って巻き返しを図ります。
そんな葛城姫乃回ですが、第2話のるる姉回に続いて、お色気シーン満載、かわいさ満載の清々しいまでのヒロインアニメになっていたわけで、難しいことを考えずにハーレム展開を楽しめるダ・カーポ3が戻ってきています。
作画も葛城姫乃のサービスシーンは抜かりなく安定していて、エロ可愛くて兄さん大好きの葛城姫乃を堪能できる今回です。
ちなみに、葛城姫乃の中の人はしばいぬ子さんの佐々木未来。
{/netabare}

第5話 「ひとりじゃないところ」
{netabare}
第5話は、個別ルートのツインテニーソックス妹キャラ・瑠川さらエピソード。
前回の幼馴染の葛城姫乃回に続いて、モテモテ主人公にゾッコンの瑠川さらのサービスシーンと魅力が満載となっている今回です。
そんな瑠川さら回ですが、同居もしていなければ、お隣にも住んでいないので、基本学校でイチャイチャするブルマブルマの内容です。
お約束の閉じ込められた体育倉庫でのおしっこ我慢展開、ソフトボールでのエロ密着プレイとシチュエーションがエロすぎてヤバイことになってます。
そんな完全にエロアピールしまくりで誘ってくる瑠川さらに欲情を抑えきる兄さんも流石の今回ですw
{/netabare}

第6話 「ふたりでいられるところ」
{netabare}
第6話は、主人公・清隆との運命の人の森園立夏エピソード。
ついに本命ヒロイン・森園立夏の個別ルート回となっている今回です。
内容は、本命ヒロインの余裕なのか、ドキドキシーンは満載ながらも、まだまだ本気を出し切っていないところもある森園立夏です。
果たして森園立夏と清隆はの運命の人物語がどうなってしまうのかと、今後の展開が気になる本作です。
そんな中、ついに芳乃さくらとヒロインたちが接触することになり、本編ストーリーも動いでいる今回です。
{/netabare}

第7話 「あまえられるところ」
{netabare}
第7話は、一人暮らしのバイト少女・陽ノ下葵エピソード。
各ヒロインの個別ルート回のラストは、隠れ巨乳の苦学生妹キャラの陽ノ下葵が登場!
ラストに登場ということだけあり、今までのどのヒロインよりも積極的に主人公を誘惑して、ものすごい修羅場回になっている今回ですw
その陽ノ下葵の誘いシーンが素晴らしくエロいことになっているわけで、熱を出してしまったのを理由にお兄ちゃんに服や下着を脱がすのを強要したり、添い寝を熱望したりと襲われる覚悟満々の陽ノ下葵がかわいすぎることになっています。さらに、裸エプロン姿まで披露しちゃいます。
そんなわけで、ラストに最強ヒロインが登場して、主人公・清隆を巡るハーレム修羅場展開が面白いことになってきている本作です。
{/netabare}

第8話 「愛と夢と希望が溢れる場所」
{netabare}
第8話は、ヒロイン全員集合の水着サービスエピソード!
予告でサービス回と言っていましたが、まさにその通りの水着シーンが満載すぎるサービス回となっている今回です。
その水着シーンでは、お約束のポロリシーンやラッキースケベシーンが満載すぎて、過剰サービスとも言えるほどすごいことになっていますw
そんな中、やはり一番輝いていてたのが本命ヒロインの森園立夏さんなわけで、室内プールなのにサンオイルを塗らせたり水着コンテストでのポロリなど、エロスとかっこいいシーン満載で、流石の学園のアイドルの森園立夏さんとなっていました。他のヒロイン達のサービスシーンも満載すぎます!
{/netabare}

第9話 「美少女祭りと夕日が綺麗な場所」
{netabare}
第9話は、杉並の助手のツンデレ少女の美琴エピソード。
前回の大サービス回の後ということで、サブキャラにスポットを当てた溜め回となっている今回です。
ナベシン絵コンテ担当で、美琴だけでなく生徒会の人達の出番もある遊び心溢れるフィルムとなっています。作画はちょっとスケジュールきつめw
お話の方も遊びに走っていて、るる姉のおトイレシーンや美琴のおなか痛など、下ネタエロスにも走っていています。
気になるサービスシーンは、美琴だけでなくるる姉が頑張っている今回です。天枷美夏がラストに登場して本編ストーリーもラストに動きます。
{/netabare}

第10話 「ふたりがたどりついたところ」
{netabare}
第10話は、勝ち組の森園立夏先輩の初キスエピソード。
絶賛ハーレムアニメ展開中の本作ですが、ついに勝ち組候補NO.1の森園立夏が初キスで一歩リードする今回です。
その他、前作キャラの天枷美夏も登場して、森園立夏と清隆の運命のパラレルワールドストーリーも匂わされております。
果たして、二人のパラレルワールドストーリーのセカンドシーズンは用意されているのか否か。
一方、負け組チームは悲しく4人で枯れないさくらの下でお花見をしている今回です。
{/netabare}

第11話 「思い出と始まりの場所」
{netabare}
第11話は、芳乃さくらと森園立夏の謎の過去話エピソード。

枯れない桜に触れた芳乃さくらと立夏先輩が過去の記憶を思い出して突然おかしくなる謎の回想エピソードの今回です。

その二人が思い出した記憶とパラレルワールドの過去話が謎すぎるわけで、シリーズと原作のコアファンにしか分からないのようなレベルの高すぎるダ・カーポストーリーが展開します。
そんな何年も前のシリーズの話と最新作の原作の話をごちゃ混ぜにされたら理解は難しいですw
というわけで、なんやかんやで元気を取り戻した芳乃さくらがこの世界を去ることとなって、初音島編がクライマックスを迎えようとしています。
{/netabare}

第12話 「枯れない桜がある島」
{netabare}
第12話は、芳乃さくらの旅立ちエピソード。
この世界を彷徨っていた遊びたがりの幼女・芳乃さくらがついに元の世界へ帰って行く今回です。
帰るにあたっては、思い出作りのために存分に皆さんと遊んでいったさくらでした。なんでそんなに遊びたいのw
というわけで、ダ・カーポシリーズでは大重要キャラの芳乃さくらの過去と現在を繋ぐお話に大きな動きがある今回でした。
でもアニメのダ・カーポ3的には、ややこしくてついていけない芳乃さくらのエピソードはいらない子かもw 
{/netabare}

最終話 「ダ・カーポ」
{netabare}
最終話は、清隆を巡るハーレム修羅場エンドエピソード。
最終回ということで、ヒロインたちが最後のセクシーアピールをしまくって清隆に誰を選ぶのかを迫りまくる今回です。
勝ち組立夏さんがかなり優勢に思われていましたが、結果はアレになったっわけで、まあそんな感じで締められた初音島編でした。
そして、ラストにダ・カーポ3のメインで、シリーズのはじまりの物語で風見鶏編が始まるところで完結という形となった本作です。
そんな明らかに続きがある終わり方がした本作ですが、特にラストに続編のセカンドシーズンが発表されることなく、どうなるのかが気になるダ・カーポ3です。まさか続きは4月発売のエロゲ版原作でアニメは終わりってことはないですよね。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

とってなむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

愛さえあれば勝てるよね!

※レビュー後半は本作と直接関係がありません。


--------------------------


ダカーポ三作目。
前二作の続編とは少し違います。

みんな可愛いです、はい。


世界観は前作らとほぼ同じなので、Ⅰ、Ⅱを楽しめた方なら楽しめるはず。
ただ、ハーレム色が濃くなったのでこれまでのように物語に引き込まれることはやや難しそうであります。
したがってキャラを愛でることに全力投球しましょう。



物語は美少女集う公式新聞部を中心に進んでいきます。
主人公がひたすら羨ましい。

テンプレなシーン(エッチな)が多数。
あんなことやこんなこと・・テンプレです。
お気に入りキャラだと許せる不思議。(ただの欲望)
もっとやってくれて良かったんだぞ・・ボソッ


姫乃、サラ、葵・・可愛すぎだろ!
ハーレム大好きなんでシリーズを代表して本作を棚にぶちこみたいと思います。
もちろんⅠ、Ⅱを含めた結果、お気に入りとなってます。
ハーレムでエッチだからって理由だけじゃないんだからね!



なんか中身が無いみたいなレビューになってしまいましたが、
桜の木関連の謎は相も変わらず興味深いです。
それだけに早くセカンドシーズンが観たいところ。
まさか続きが無いなんてことは・・ないよね??
お願いします。



OP「サクラハッピーイノベーション」
歌 - 森園立夏(新田恵海)、芳乃シャルル(宮崎羽衣)、葛木姫乃(佐々木未来)、瑠川さら(桜咲千依)、陽ノ下葵(海保えりか)
ED1「会いたいよ」 歌 - yozuca*
ED2「メグル」 歌 - CooRie


OPはいつものyozuca*さんではなく公式新聞部のみんなが歌ってます。
歌に映像に大変魅力的でした。
えみつんコールは知りません。
EDにはシリーズお馴染みのお二方。
文句の付け所がありません。


---------------------------


独特な暗さを持つ作品だと私は本シリーズを捉えていますが、
本作であるD.C.Ⅲはあまりそういった面を感じませんでした。
しかし、どうやらこれだけで物語は終わらないようです。

ということで、重複しますが風見鶏編なるもの(セカンドシーズン)のアニメ化を熱望してます。


---------------------------


〈ほんと関係ない話〉

というか自己満。


原作未プレイのにわかですが、私はD.C.を愛しています。

以前から私は“ヴァイスシュヴァルツ”というアニメ/ゲーム関連のタイトルを扱ったカードゲームを遊んでいます。
そして、私はD.C.を愛用させてもらってまして、
姫乃単デッキとかサラ単とか「愛さえあれば勝てるよね!」をモットーにやってます。
まぁそう簡単にはいかないんですけどね。


それで結局何が言いたいのかと申しますと、ヴァイスプレイヤーの方がおられましたらご一報を、というものでしてw
雑魚なんで色々教えてもらえると嬉しいです。



使用タイトル

・D.C.
新聞シャルルバーン型、魔法姫乃早出し型、杉並アンコール、サラ単

・とらぶる
赤単三姉妹

・DOG DAYS
動物勇者デッキ

・ガールフレンド(仮)
青単

・涼宮ハルヒの憂鬱
団長軸

・幻影ヲ駆ケル太陽
クロアン

・ビビッドレッド・オペレーション
トライアルデッキ(改良予定)


一番使いやすいのは杉並アンコールととらぶる三姉妹ですw
作成中なのがラブライブの花陽単w
お財布と相談しながら今後も増え続けることでしょう・・

以上、自己満にお付き合い頂きありがとうございました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 30

66.5 23 幼馴染で魔法なアニメランキング23位
ツバサクロニクル(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (339)
2774人が棚に入れました
玖楼(クロウ)国に住む考古学者を志す少年小狼(シャオラン)と、その国の姫サクラは幼なじみ。ふたりは互いにひかれあっているが、どちらもその思いを口にできずにいる。
ある夜サクラは、彼女の持つ力を手に入れようとする飛王・リードの陰謀によって、記憶を失い、その記憶は無数の羽根と化して異世界へと飛び散ってしまう。サクラの命を救う手立ては、その記憶の羽根を全て集めて、サクラの体に戻すことだけ。
さまざまな次空に飛び散った羽根を集め、サクラの命を救うために、小狼は同行する事となった黒鋼、ファイ、モコナらと共にそれぞれの想いを胸に秘め異世界へと旅立つのだった…。
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

このサクラは「お姫様だっこ」ばっかりされてる眠り姫(笑)・・・OVAまで頑張って見続けると報われるかも?

※TV版(第1・第2シリーズ)、劇場版、OVA全部含めた感想・レビューです。

◆総評

本作のヒロイン(サクラ)、相手役(小狼(シャオラン))は共に14歳。
『カードキャプターさくら』のヒロイン(木之本桜)&その相手役(李小狼(リー・シャオラン))と同じ魂・同じ顔立ちを持った異世界の別人、という設定なので、同作を視聴済みの方は本作をより重層的に楽しめると思います。

但し、『カードキャプターさくら』の方が原作マンガとNHKで製作・放送されたTVアニメの世界観がほぼ一致していたのに比べると、本作の場合は

(1) 原作マンガは、後半(第15巻以降)に入ると、前半に撒いた沢山の伏線を回収しつつ、シリアスな展開となって目が離せなくなるのですが、

(2) TVアニメは、NHK製作・放送ということもあってか、シリアス展開に入る以前の原作マンガの無難なエピソードに、アニメ・オリジナルの類似したエピソードを水増しして、とりあえずご家庭で安心して見れる作品にまとめました・・・という感じが強く

(3) 辛うじて、OVA2作で、原作マンガの転換点となる重要エピソード(東京REVELATIONS)および、原作マンガで最も印象的なエピソード(春雷記)をアニメ作品としても鑑賞できるよう工夫をほどこした体裁になっています。

※TVアニメだけだと、原作マンガ全28巻のうち前半のほぼ14巻分(つまり、14/28=50%程度)のアニメ化に留まる。
※OVA2作まで含めても、原作マンガ全28巻のうち約20巻分(つまり、20/28=70%程度)のアニメ化に留まる。

つまり、本作は、原作マンガの一番美味しい部分(後半のシリアス展開)が、
(1) TVアニメだけでは、ほぼ全く伝わらず
(2) OVA2作までの視聴でも、まだ1/3くらいしか伝わらない
・・・とても惜しいアニメ作品になっていると思います。

それでも、個人的には、
<1> TV放送分だけでも『カードキャプターさくら』譲りのキャラクターの魅力が光っていて、十分に楽しめる作品でしたし、
<2> OVA2作では、「待ってました!」と叫びたくなるような、見事な伏線回収込みの急展開を堪能できました。

これから本作を視聴される方で、「いまいち面白さが分からない」という感想を持ってしまう方は、アニメ・オリジナル回(下記の*付きの回で、全52話中、16話もあります)は捨ててもいいので、とにかくOVA2作まで頑張って見続けると、それまでの視聴継続がようやく報われる気持ちになれるかも知れません。


◆シリーズ別評価

第1シリーズ        ★   4.0 (80点相当)
劇場版(鳥カゴの国の姫君) ☆   3.9 (78点相当)
第2シリーズ        ★   4.1 (82点相当)
OVA1(東京REVELATIONS) ★★  4.5 (90点相当)
OVA2(ツバサ春雷記)    ★   4.3 (86点相当)
---------------------------------------------
総合           ★  4.2 (84点相当)

※因みに 原作マンガ   ★★  4.6 (92点相当)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
*付きは原作マンガにないオリジナル回


=========== ツバサ・クロニクル 第1シリーズ (2005年4-10月) ===========
{netabare}
第1話 必然のデアイ ★ 玖楼(クロウ)国の姫サクラの異変(四散する心)、異世界への旅立ち、次元の魔女
第2話 戦うチカラ ☆ 「貴方の代価は関係性」、ハンシン共和国
第3話 破魔のカタナ ☆ 1枚目の羽根回収
第4話 汚れなき放浪 ★ 目覚めたサクラ、サクラの本質
第5話 魔術師のバトル ☆
第6話 泣かないナミダ ★ 2枚目の羽根回収、戻らない記憶
第7話 砕けたカタミ ☆ ナユタヤ国
第8話 神の愛娘 ☆
第9話 妖しきオンナ ☆ 
第10話 別離のカガミ ☆
第11話 選ばれたアシタ ☆ 3枚目の羽根回収
第12話 暖かなエガオ ★★ 湖底の町を見る話、小狼とサクラの記憶の齟齬、※ようやく作品の雰囲気に慣れてくる
第13話 まぼろしのオトギ ★ ジェイド国スピリットの町、エメロード姫
第14話 真実のレキシ ★  
第15話 信じるココロ ★ 4枚目の羽根回収
第16話 強さと優しさ ☆ シュトルム国、心の強い人
第17話 桜の国のカフェ ★ 桜都(おうと)国、※回想シーンに注目
第18話 にゃんことワンコ ★ ※サクラの表情の描写が良い 
第19話 生きるカクゴ ☆
第20話 午後のピアノ ★ 
第21話 鬼児のスガオ ☆
第22話 消せないキオク ☆ ※すもも・琴子(ちょびっツ)登場回
第23話 消えゆくイノチ ★ ファイ、小狼、サクラが次々と・・・
第24話 死闘のヤイバ ☆ エドニス国、※千歳さん登場回、シナリオの適当さが残念
第25話 究極のゲーム ☆ 今回は羽根を回収できないまま次の異世界へ
*第26話* 最後の願い ★ ツァラストラ国(空中神殿のある村)、サクラの祈り、5枚目の羽根回収{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)11、☆(並回)14、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.0


OP 「BLAZE」
ED 「ループ」

※全26話中、アニメ・オリジナル回1


====== 劇場版 ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君 (2005年8月) =====

*全1話* ☆ 35分弱の短編、{netabare}※トモヨ姫の出番多し {/netabare}

OP 「aerial」
ED 「アムリタ」


=========== ツバサ・クロニクル 第2シリーズ (2006年4-11月) ===========
{netabare}
第1話 危険なレース ☆ ピッフルワールド、異世界のトモヨ登場
第2話 三つのバッジ ☆ 
第3話 栄光のゴール ★ 6枚目の羽根回収、次元を渡る者
*第4話* 哀しいキセキ ☆ 再びツァラストラ国、7枚目の羽根回収
*第5話* 少年のケツイ ☆ 漁船ラゴスタ号
*第6話* 魔術師とデート ☆ 城塞都市ピット、ファイとちぃの話
第7話 阿修羅のイワレ ☆ 紗羅(しゃら)ノ国
第8話 終わりなきイクサ ☆ 阿修羅王と夜叉王、※珍しく作画乱れあり
第9話 ふたつのキオク ★ サクラ姫の「手当て」、小狼の謎、※物語が少し動きだす
第10話 時をこえるオモイ ★ 8枚目の羽根回収、時間を移動する力をも持つ魔女
*第11話* おえかきモコナ ★ エメロード姫の絵本の「物語」世界、9枚目の羽根を回収するが・・・
*第12話* 危険なロード ☆ 長距離バスで荒野を移動する話
*第13話* 始まりのワカレ ☆ 9枚目の羽根を再度回収
第14話 黒き鋼 ★ ニホン国諏倭(すわ)領、黒鋼&トモヨ姫の過去話
第15話 図書館のヒミツ ★ レコルト国中央図書館の「記憶の本」を求めて
第16話 望郷のカナタ ★★ 記憶の中の玖楼(クロウ)国、小狼の異変、10枚目の羽根回収
第17話 五つ目のチカイ ★ 黒鋼&トモヨ姫の過去話(続き)
*第18話* ケロちゃんとモコナ ☆ ケルベ国の守り神ケルベロス
*第19話* 二度目のクナン ☆ 再度ナユタヤ国へ
*第20話* 秘術のゴクイ ☆ キィシムの国、11枚目の羽根回収
*第21話* はたらくサクラ ★ 雪の町「ラグタイムワールド」
*第22話* 羽王カオス ★ タオの国、玄鶴の羽根
*第23話* 歪んだネガイ ★★ ※ここでようやく強敵登場、サクラ持て過ぎ笑
*第24話* 決意のナカマ ★
*第25話* 凍てつくミタマ ★ 囚われの姫、偽りの記憶
*第26話* 明日へのツバサ ☆ 12枚目の羽根回収、私たちの旅はまだまだ続くEND {/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)11、☆(並回)13、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「IT'S」
ED 「風待ちジェット」

※第2シリーズは原作の第14巻途中までの内容で終了
※全26話中、アニメ・オリジナル回15(TV版通算だと全52話中、アニメ・オリジナル回16)


========= ツバサ TOKYO REVELATIONS (OVA) (2008年3月) =========
{netabare}
第1話 魔術師の伝言 ★★ 酸性雨に腐食された東京、迫る右目の封印切れ
第2話 少年の右目 ★★ 小狼(本体)の目覚め、写身(ウツシミ)の暴走、吸血鬼の双子
第3話 姫君の視た夢 ★★ サクラの気付きと決意、飛王(フェイワン)リードの企み {/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.5

OP 「synchronicity」
ED 「さいごの果実」


※本OVAは原作第14巻途中~第18巻途中までの内容
※REVELATIONは「黙示録」「秘密の暴露」「意外な新事実」の意味
※{netabare}吸血鬼の双子(カムイ-スバル){/netabare}がルルーシュ似!!CLAMP作品なので当然なのですが、思っていた以上にコードギアスと作画が似ていて思わず嬉しくなってしまう。
※第3話に、「あの人({netabare}木之本桜{/netabare})」が登場するアニメ・オリジナルのボーナス・シーンあり


=================== ツバサ春雷記 (OVA) (2009年1月) ==============
{netabare}
第1話 ★ セレス国からの帰還、日本国の桜、
第2話 ★★ 夢の中の国、本体vs.写身(ウツシミ)、サクラ散る、再び玖楼(クロウ)国へ {/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)1、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3

OP 「SONIC BOOM」
ED 「記憶の森」

※本OVAは原作第21巻途中~第23巻末までの内容


*(2018年1月26日) 誤字修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

自分をおぼえていない大切な人

考古学者の息子の小狼はよく長期間の遺跡調査に参加していた。
帰ってくると決まって出迎えてくれるのがその国の姫、サクラだった。
サクラとは幼い頃からの付き合いでとても仲が良かった。というよりも、サクラが小狼のことをとっても好いていた。
そんな花が風に揺れる平穏の中、突然何者かによって悲劇が引き起こされた。
サクラの記憶が手にとることのできる有形なものとなり、
さらにそれがたくさんの小さな羽のかたちをとり、散り散りにどこかへ飛んで行ってしまったのだ。
そして彼女はそのまま意識を失った。どれだけ呼びかけても起きなかった。
だが事態はそれだけでは収まらず彼らを実体の知れない何かが次々と襲ってきた。
混乱の最中サクラを救うため小狼は「次元の魔女」と呼ばれる人に会いに行くことになった。
魔法により小狼はサクラを抱きかかえ時空を超えて彼女のもとに行き着いた。
そこでは容赦なく雨が降り続けていた。そこは誰かの家の庭だった。
広く立派な庭だったが降り続ける雨のせいでそれを盛り上げる辺りに植えられた植物は孤児のように下を向いていた。
その空気はその庭全体に均一にばら撒かれ、目の前にある静謐さを旨として建てられたような建物がより一層その性質を際立てていた。
そこで小狼は「次元の魔女」にある重大な決断を迫られる。
「次元の魔女」は綺麗な黒髪をたっぷりと長く伸ばした背の高い綺麗な女の人だった。
小狼を見る瞳の色は赤く、そして中立的だった。
彼女を救う手引きをする代わりに小狼にとってもっとも大事なものをもらうと「次元の魔女」は言った。
そう、対価だ。
何も小狼だってそう簡単に物事が丸く収まるとは思っていなかったし(実際そうであればどれだけ嬉しいことか)彼女を助けられるならこの命も惜しくはなかった。
しかしそれを耳にしたときさすがの彼の心にも迷いなるものが一瞬過った。
対価はサクラの記憶の中の小狼だった。
つまり、もしサクラの記憶が完全に戻ったとしても小狼の存在はもとからなかったものとなるというのだ。
彼は込み上げてくる感情を必至に押し殺した。サクラの様子を見て自分にできることは何もないことはわかっていた。
だからこそここに来たのであり、ここで自分のできる限りのことをしようと決意してきたのだが、
「次元の魔女」が要求してくる対価は小狼にとって非常に辛く、孤独にさせるものであった。
しかし、ここでサクラを見捨てるわけにはいかない。そうどうあってもそれだけはできないのだ。
それ意外に解決の手段が見つからなかった彼はその条件を呑むことになった。
そこから小狼の大切な人の記憶を取り戻す旅が始まる。


サクラの記憶を取り戻しても自分の記憶だけは戻らない。
そんな小狼の気持ちを考えると胸が痛いです。
彼は口数が少なく、自分の心情について直接語ることはありません。ですが、それは彼の表情や、行動に自然と表れます。
そういう強さとかっこよさを彼は持っているのです。
それとは逆にサクラは明るくてかわいくてすごくいい子ですね。うん、ホントかわいいw

あんまりこのアニメを否定するようなことは言いたくありませんが、あくまでお話それ自体のことなのですが
ちと綺麗ごとが多いし、なんか上手く行きすぎじゃね?なんて思うこともたまにありました。あはは。
でも僕はこのアニメは基にしているもの(原作)はあるけれど独立したものであると思うのです。
このアニメは観てみればお分かりになる通り、動きが少ないですし、画も月並みで、台詞の一つ一つにも十分な時間を置きます。
物語の展開は特に遅いわけではないけれど、細部は丁寧に演出されゆっくりと進んでいきます。
一体何に重きを置いてこんな作りになっているのかというと、「音楽」にあると僕は思いました。
このアニメの音楽の担当は梶原由紀さんです。言わずとも彼女が手掛ける音楽は素晴らしいものです。
それによって静止画や、間を置く長さ、異国の雰囲気などこのアニメの世界観、
さらに作品の構成、そしてこのアニメの魅力ともなるものが作り上げられたのだと思います。
挿入歌もすごく好きです。気に入って聴いております。『ユメノツバサ』『風の街へ』『aikoi』


非現実性と空想を追及している物語。ちょっと不思議でバトルチックなファンタジー。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

MryvE15360 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

どうしてこうなった。

時空に飛び散った記憶の羽を探し、異次元/平行世界(パラレルワールド)の旅する。
終盤~ラストはオリジナル。
他のクランプ作品、とくに『ホリック』とは相互に要所で世界がリンクしているため、原作を読む場合は両方読むのがオススメ。
ただし、アニメ版は『ツバサ』『ホリック』ともに重なるエピソードは全削除し、完全に独立しています。
ただ、そのせいでどちらもシリアスベースの主軸/主筋のストーリーが丸っと削除され、アニメは本来の物語の謎や根幹部分は全く触れていない。
序盤や導入部分の明るく楽しい部分のみをフォーカスして引き延ばしている感じ。
しかも、原作の山場前に終了し、原作主筋には触れずにオリジナルラストを迎える。
結果的に、40話を越えても1話完結が延々と続くただの冒険潭になってます。
アニメだけ見ると少年誌どころか『男児』向け冒険潭のよう…どうしてこうなった^^;
こんなんで50話分やる意味あるのかと聞きたいです。

OVAを見てもらえばわかりますが、原作は主軸がかなりシリアスですし中盤~終盤は終始ドシリアスで、この部分が物語の根幹ですし主筋にあたるんですがね。
原作未読でアニメ→OVAだとガラッと印象変わるのでビックリすると思います。

物語の主筋や山場はもちろん、クランプらしいテーマがほとんど抜け落ちてアニメになってるのには面食らいました。
正直、作品レイプかなと。
アニメ製作側が何したかったのか分かりません。


※原作で『ホリック』『ツバサ』は要所で相互にリンクするストーリーですが、
その他にもクランプがこれまで出版したほぼ全ての作品がパラレルワールドの住人や世界観、準脇役として登場します。
ただし、こちらの方はホリックと違い、元ネタ作品とは似て非なるものなので、予備知識として一読する必要や作品の理解を深めるために後から読む必要は全くありません。
『カードキャプターサクラ』の『サクラ』との関連性だけはラストにコネタ?がありますが、こちらも両作品を読む上での影響はありません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

62.2 24 幼馴染で魔法なアニメランキング24位
アスラクライン(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (370)
2434人が棚に入れました
高校1年生を期に一人暮らしを始めることにした主人公・夏目智春。彼は3年前から自称守護霊で幼馴染の美少女水無神操緒に取り憑かれていた。
智春の兄、夏目直貴が暮らしていたオンボロ屋敷・鳴桜邸(めいおうてい)に引越した日、鳴桜邸に二人の美女が来た。兄、直貴から託されたという銀色のトランクを届けにきた黒のスーツの美女・黒崎朱理、そしてその晩、トランクを奪いに鳴桜邸へ忍び込んだ巫女装束の美少女・嵩月奏。この銀色のトランク「イクストラクタ」を手にした事を契機に、智春は世界の隠された真実と向かい合う。(

声優・キャラクター
入野自由、戸松遥、野中藍、田中理恵、森久保祥太郎、佐藤聡美、矢作紗友里、下野紘、豊崎愛生、こやまきみこ、石住昭彦、日笠陽子、甲斐田裕子、間島淳司、喜多村英梨、中井和哉、大原さやか、石塚さより、高木礼子、織田圭祐

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

中途半端な描写・・

2005年7月から電撃文庫で出版されていた、三雲岳斗による
同タイトルのラノベ(※ジャンルはハイスクールパンク)を
元にした、あきづきりょうの作画による漫画のアニメ作品。

2009年4月から6月まで放送。全13話。
2009年10月から12月まで第2期が放送された。全13話。

飛行機事故がきっかけで同じ飛行機に搭乗していた幼馴染
の「操緒」に自称守護霊として取り憑かれた「智春」の物語。

物語の語り部として、基本的に「智春」の一人称視点で物語
は進んでいく。1話目から諄くてハーレム満開な危険な薫りがするので・・そこから先に辿り着くまでがネックかな?

世界観の捕捉より厨二の知ったか風の小賢しい理屈が先行
するので・・原作を知らない人には設定の専門用語が多く
てドン引きか・・3話目でも意味不明のまま登場人物が増え
続けて重々しく派手な超展開の連続で・・シリアスものと
思えばナンセンスで巫山戯た描写が多く苛々する展開。

シリアスの中に巫山戯て余裕打った台詞を入れるのが大物
の余裕の証みたいな・・滑稽で稚拙な描写が多い・・
メカっぽいファンタスティックな機巧魔神が出て更に方向
が見えにくく説明不足だらけで大変・・最近の理不尽もの
のアニメの世界に本当に入り込んでしまい・・作画の微妙
な臨場感なので・・説明台詞だけ押し付けられた感じ・・

ただ・・映像自体はラキスケとイチャラブとにやにや系。
両極端にバトルの連続・・色とバトルの二点突貫型・・

正直に言う・・OP/EDを聴く限り期待して視てしまうだけ。
この音楽の世界観の拡がりに期待して見続けた・・
OP「Spiral」歌 - angela/ED「Link」歌 - angela

難しそうなこのアニメ専門用語で誤魔化してるが・・
大雑把で緻密さも何もない厨二無双設定ばかり・・wiki
視る限り原作の良い所は全てカットされている模様・・
解釈の違いというよりセンスが無い。演出センスも酷い。

1度目の視聴は3話途中・・2度めは8話くらい・・3度めで
完走・・可也のスロースタートで中々面白くはならない。

露出エロバカ演出ハーレムアニメ同様のキャラと演出で
同じ事をやってるけど矢継ぎ早の濃いバトルと登場人物
の怒涛の連続投入というくらいが多少の違いかな・・

メカデザとか結構いいので・・これだけバトル中心なら
もう少しマトモな動きとか臨場感とか出して欲しかった。



夏目智春(入野自由)洛芦和高校1年7組の生徒。
至って平凡だが幽霊憑きにしてつくづく運の無い不幸体質。
幽霊憑きと噂され、周囲から敬遠されたため友人が少ない。
誰にも優しい優柔不断な性格故、「ヘタレ童貞」扱いされる。

水無神操緒(戸松遥)智春の幼馴染で美少女の幽霊。
喜怒哀楽がはっきりしていて、ズケズケと物を言う性格。
智春の言動に対し常にツッコミを入れる。かなり嫉妬深い。

嵩月奏(野中藍)
智春が鳴桜邸に引越した日の晩、彼を襲撃して来た美少女。
容姿端麗成績優秀で頭の回転も早いが、喋りはトロく天然。


科學部・第三生徒会・王立科学狂会関連
黒崎朱浬(田中理恵)洛芦和高校2年4組。科學部部長代理。
夏目直貴の知人として智春に銀色のトランクを押し付けた。
可也傍若無人な性格。智春と同じ事故で重傷を負ってる。


第一生徒会・神聖防衛隊
佐伯玲士郎(森久保祥太郎)洛芦和高校2年4組。
洛高第一生徒会会長で機巧魔神「翡翠」の演操者。
誇り高く自信家で気品のある微笑みの眉目秀麗な二枚目。

志津間哀音(佐藤聡美)
「翡翠」の副葬処女。佐伯兄妹の従姉妹で、幼馴染。

アニア・フォルチュナ(矢作紗友里)洛芦和高校1年7組。
ルーマニア出身で運命確率を操作する「運喰らい」の悪魔。

樋口琢磨(下野紘)洛芦和高校1年7組。科學部
基本的に女好きのお調子者。重度のオカルトマニア。

大原杏(豊崎愛生)洛芦和高校1年7組。陸上部。
智春のバイト先大原酒店の一人娘。明るく社交的な性格。

佐伯玲子(こやまきみこ)洛芦和高校1年7組。
典型的な「委員長」で規律に厳しい。兄同様プライドも高い。

倉澤六夏(喜多村英梨)洛高3年生。第二生徒会会長。
自己中心的でキレやすく性格に少なからぬ問題がある。
悪人面ではあるが美人の部類。重度の守銭奴。

真日和秀(間島淳司)洛高1年9組。第二生徒会会計。
智春を襲撃したり共闘したり、飄々とつかみどころのない。

橘高冬琉(甲斐田裕子)洛高の3年生。現第三生徒会会長。
常識的な理由で非常識な人間を圧する、通称「人斬り橘高」。
常に帯刀している点を除けば穏和な常識人。

潮泉老人(石住昭彦)奏の母方の祖父。鳴桜邸の大家。
潮泉律都(日笠陽子)奏の従姉妹。黒科學に精通。
加賀篝隆也(中井和哉)有名なギタリスト。
クルスティナ・フォルチュナ(大原さやか)アニアの姉。
雪原瑤(石塚さより)関東学生連盟の武装生徒指導員。
千代原はる奈(高木礼子)GDの一員。「亜鉛華」の演操者。
里見恭武(藤田圭宣)GDの一員。「蒼鉛」の演操者。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

世界の隠された真実と向き合う物語・・・登場人物の心意気に感動した作品でした^^;

この作品は、分割2クールの前半に相当するものです。
この作品の主人公は、この春高校に入学する夏目智春(なつめ ともはる)。彼は所謂普通の学生なのですが、3年前の飛行機事故で、同乗していた幼馴染の水無神 操緒(みなかみ みさお)を亡くしてしまい・・・それ以来、彼女は守護霊と称して智春に取り憑き、色々とツッコミを入れる明るい性格の幽霊と一緒に暮らしています。

高校入学直前、突然一人暮らしを余儀無くされた彼がオンボロ屋敷に引っ越してくると、智春の兄から預かったという銀色のトランクを、大切な物だから・・・と言って渡されるのです。
しかし、そのトランクには蓋がなく開け方が分からなかったので取り敢えず片付けておくのですが、その夜、巫女装束の侵入者が奪いに押し入ってきたのです。
ですが、トランクを奪いに来たのは巫女装束の彼女だけではありませんでした・・・
こうして銀色のトランクをめぐり物語が動いていきます。

そのトランクは機巧魔神(アスラ・マキーナ)と呼ばれるもので、動かすためには副葬処女(ベリアル・ドール)という生贄が必要となります。副葬処女は実体を持たない射影体・・・智春の場合は操緒ちゃんになるので、「生贄」という表現は適切じゃありませんけど・・・^^;
副葬処女は、演操者(ハンドラー)と呼ばれる機巧魔神を召喚できる人間の願いを叶え続けるのですが、機巧魔神を動かす対価として支払わなければならないのは、決して無くしも減らしもしたくないモノでした・・・
だから、機巧魔神は決して容易く動かせるモノではないのです・・・

もう一つ、この世界には悪魔が存在します。決して人間に害を与える存在ではなく、魔力が使える存在・・・という言い方の方が合っているような気がします。
悪魔は魔力を使えるのですが、こちらにも使用に伴う代償を支払う必要があるのです・・・
契約者と契約している場合は、魔力の使用によって契約者が契約悪魔への愛情を徐々に失ってしまいます・・・
そして、誰とも契約せずに魔力を使い続けると、非在化という現象が発生します。
軽度な非在化はそれほどでもないのですが、重度に進行すると身体が硝子の結晶のように変化してしまい、やがて消滅・・・死亡に至ってしまいます。
この魔力も出来れば使いたくない力です・・・^^;

強い力があります・・・でも、その力を使うには対価が必要です・・・
それじゃ、そこまでして本当に強い力を使わなければいけないのでしょうか・・・

主人公で機巧魔神の演操者である夏目智春には、副葬処女として水無神 操緒が、そして悪魔である嵩月 奏(たかつき かなで)が、智春のために自らを顧みることなく身体を張る姿を沢山見る事ができるのですが・・・
頑張っている分だけ、対価が彼女達から削り取られていると思うと、正直だいぶ心が痛みました^^;

心が痛む原因として2人のヒロインが良すぎた事・・・があったと思います。
操緒ちゃんのCVは戸松遥さんでした。操緒ちゃんのキャラの立ち位置はSAOのアスカ・・・キリトと仲の良い時のアスナによく似ていると思いました・・・戸松さんがこの立ち位置のキャラを演じたら完璧だと思っていましたが、まさに期待以上でした^^
流石戸松さんです♪
そして、奏ちゃんのCVは野中藍さんでした。奏ちゃんのキャラは人見知りで話しが苦手な性格の持ち主なのですが、一本筋の通った性格の彼女がうまく表現されていたと思いました。

でも、心が痛むのは主人公に対してだけじゃありません。
物語の中には、機巧魔神も悪魔もたくさん出てきます・・・それぞれが、それぞれの想いを胸に秘めて闘いが繰り広げられたり、仲間を助けようとします・・・
本当に失いたくないモノに対する後悔にならない後悔・・・大切なモノが掌からこぼれ落ちる様・・・そして2度と戻ってこない過去・・・
振り返ってみると、悲しみに満ち溢れた作品だったように思います。

それでも、「守りたいから・・・」という理由で自分の身に何が起こるかを知っていながらも頑張る彼女達の姿は、もう涙無しでは見れませんでした^^;

この作品は1期13話でしたが、分割2クールの後半が楽しみで仕方ありません。
もし、後半も面白かったら「お気に入りの棚」に是非入れたい作品になると思います^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ギャルゲーの主人公みたいな主人公がちょっとむかつきますね。うらやましいな。

ストーリー

この作品の主人公、夏目 智春は高校入学を機に一人暮らしを始めることにしました。その一人暮らしを始めた所は智春の兄の夏目直貴が暮らしていたオンボロ屋敷の鳴桜邸っと言う所です。しかし、智春が引っ越してきたその日にある二人の少女がやって着ました。直貴から託されたという銀色のトランクを届けにきた黒のスーツの美女の黒崎朱浬とそのスーツを狙う巫女装束の美少女の嵩月奏でした。はたして、そのトランクになにが入っているのだか・・・

私の感想。

この作品は結構おもしろかったですね。はじめはどうかと思いましたが見ていくうちに少しずつおもしろくなっていきました。はじめこの作品がなぜあまり気に入らなかったと言いますと、やっぱりキャラクターデザインですかね。なんていいますか、今まで見た事が無いキャラクターデザインだったのですが、そのキャラクターデザインは最後にはかなり気に入りました。

そして、この作品の戦闘シーンが結構迫力が合って面白かったです。とくに機巧魔神を使った戦闘がかっこよかったです。普通の人間の戦いと違って迫力が違いました。

そして、何よりこの作品がおもしろかった所は主人公の夏目 智春の性格でしょうか、なんであれほどいろいろな女性から行為を向けられるのでしょうか・・ 作品としてはかなりおもしろいですが、(そして、私好みの作品ですが、)なんだか超うらやましくてむかつきます。私も人生の中で一度はああいう出来事は無いでしょうか・・・

私がこの作品の中で一番気に入っているキャラクターは嵩月 奏です。なぜなら、彼女のオッドアイな所がかなり萌えポイントだと思います。ってかかなり萌えました。オッドアイ可愛いですね~ 萌えですね~ 

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品はかなり結構世界観がはじめは世界観がまったく意味が分かりませんががんばってある程度まで見てください。おもしろいので、是非見て下さい。噂ですともう2期があるっという事なのでそのほうもかなり楽しみです。

オープニング

「Spiral」
なんだか渋いっていうか、なんだか女性ボーカルな曲なのですがかっこいい曲です。キャラクターデザインもかっこいいですし、ネタバレもほどほどでいいですが、曲がかっこいいです。全体的にかっこいいです。

エンディング

「Link」
オープニングと比べて静かで穏やかな曲です。しかも結構かわいい曲です。ヒロインたちが可愛いです。そして、バックに移した画像がかなりかっこいいです。この作品の曲は何でこんなにかっこよくしているのでしょうか・・

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

60.8 25 幼馴染で魔法なアニメランキング25位
祝福のカンパネラ(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (302)
2116人が棚に入れました
舞台は海に囲まれた都市国家。
世界中から商人と冒険者が集う国。"世界の宝物庫"と呼ばれ、無限の可能性を秘めたこの町で多くの人々が夢を抱き、今日も生きている。
これは、ある冒険者と愉快な仲間たちによって繰りひろげられる、ちょっと不思議な物語。

声優・キャラクター
岡本信彦、門脇舞以、こやまきみこ、今井麻美、水橋かおり、結下みちる、柚原有里、後藤麻衣、藤原啓治、杉山紀彰、後藤邑子、壱智村小真、安元洋貴、高野直子、石丸博也、こおろぎさとみ、平田宏美、長谷川明子

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

双子漫才♪

原作はアダルトゲームの全年齢向けのアニメ化作品。

ナレーション聴くとロリ依存っぽい。
背景とか衣装とか冒険ファンタジー系RPG風の世界観。
何となく描写も音楽も緩めの和み系コメディ路線。

MOBは普通・メインの女性キャラは美少女(母も含む)
美少女系登場人物は全員イチャラブ系ハーレム要員。

流星群見学中にレスタの娘が降ってくる・・ロリだ・・
何処かで見たこと有る様なヒロイン系キャラを集めた
にやにやくすくすというシーンは多いかな?そういう
アニメなので、割りきってみると良いのかも?

モンスターとのバトル?と思ったら晶石モンスター?
常にズッコケバトルな感じでショートコント仕立て。
美少女が動けば萌える人向けで、そういう意味では
視たいと思う人向けに考えて作られているかな。
4話以降は梃入れでサービスカットも増えていく感じ。

隙あらば徹底的に小ネタを入れるというお笑い志向?
原作はこんな雰囲気ですよ。又はゲームキャラの魅力
補強的な要素を強く打ち出した感じ。一応物語も有る。
視ても不快指数は上がらない程度の総合バランスかな。

レスター 岡本信彦
冒険者クラン「Oasis」に所属するアイテム技師。

ミネット 門脇舞以
伝説の人形師アルトワーズの作ったオートマタ。

カリーナ こやまきみこ
エルタリアの公女で魔法少女。クラン「Oasis」のマスター。

チェルシー 今井麻美
神都"ラングバース"の神殿騎士。酷い方向音痴。

アニエス 水橋かおり
自称「世界一の人形師」。相棒は猫のオートマタのタンゴ。

ニナ     結本ミチル
「Oasis」の管理人。元々はカリーナ専属のメイド。

ニック     藤原啓治
「Oasis」所属の斧使い。いかつい風貌のみんなの兄貴分。

サルサ     柚原有里
「トルティアC」の副社長。双子の姉。某国出身王女。

リトス     後藤麻衣
「トルティアC」の社長。双子の妹。某国出身王女

アバディーン  杉山紀彰  アニエスの兄弟子。
アヴリル 後藤邑子  アバの傍にいる少女。
ミリアム 壱智村小真 アバディーンの妹。
ナーガン 安元洋貴  レスターの父。
シェリー 高野直子  レスターの母親。
ファビウス 石丸博也  カリーナの父。
ガーネット   長谷川明  子自称竜王の化身。
ゴーレム    安元洋貴  ゴーレム

フィオーレ   こおろぎさとみ
タンゴ     こおろぎさとみ
アルトワーズ  平田宏美
モンテッキア  平田宏美

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

微妙すぎて何てコメントすれば良いか困る… (^_^;A

まぁつまらなくは なかった。
…の一言で済ませてしまうのはあんまりなので一応書きます^^;

原作は「ういんどみる」の恋愛アドベンチャーゲーム。

ジャンルは…いろいろ混ざっています。
ヒロイン、コメディ、冒険、バトル、ファンタジー、魔法、(ほぼ)ハーレム、等々。

しかし、どの項目を取っても もう一つ足りない印象です。
どれかの項目が飛びぬけて良ければいいのだけれど、
本当に「どっちつかず」。

いや、魔法は都合の良いようにぶん回していたか?w


登場人物が多く、みんなカタカナ名でややこしかったです。
レスター、ミネット、カリーナ、チェルシー、アニエル、
ニナ、サルサ、リトス、シェリー、タンゴ…etc
と、1話からこんな感じで、その後もキャラが追加されます。

でもまぁ、キャラは個性的なのでキャラ同士のやり取りを
見ていて退屈はしなかったです。
サブキャラが多い中で、メイン級女性キャラたちには
きちんと出番が与えられています。


バトルはいつも非常にあっけなく終わります。
11話で少しだけ見応えのあるバトルシーンはありましたが、
和解し、連携してお互いにとってプラスとなる方法を探すことに。
逆に言えば「登場人物が絶対に死なない」と安心して観ていられました。


DVD版で聴いたスタッフコメントにて
『前半はほのぼの日常、後半はシリアス展開にしました』
的な事を言っていました。
私にとって、これこそが失敗だったと思います。
物語の結末は{netabare}「めでたしめでたし」{/netabare}ですが、
最後の3話になって、それまでほとんど進めていなかった物語を一気に展開させ、
短い(足りない)尺で強引にまとめてしまった印象です。


あとコメントするべき点は、肌色のシーンが多く、
おっ○い が{netabare}乳○び{/netabare}まで含めてモロに見えますw
何回もあるので、こういうのを楽しみたい方にはお勧めできるかも。
その割には、それほどのいやらしさは感じなかったので不思議なものです。
それでも よく放送倫理審査通ったなぁ( ̄□ ̄;)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

トルティア姉妹のみが見所<追記;「8話だよ全員集合」を再視聴、そしてさらに追記>

内容がほとんどないゆるい作品。
退屈なので、うっかり何回か寝てしまいました。

トルティア姉妹の漫才だけが楽しみでした。
とくにリトスの意地悪で冷静なボケが好きです。
8話のトルティア回だけは満点です。
8話のOP曲も良いですよ。

<追記;「8話だよ全員集合」を再視聴>
サブタイトルがかの有名な国民的バラエティー番組のパロディーってわかるかな。
まあそれはともかく、8話はトルティア姉妹回です。

オープニングからして、やる気満々。
かわいい曲調の萌えソング、時々ゴーレム。
トルティア姉妹のセクシーポーズとかあって、サービス全開です。

リトスがひたすらサルサをからかいまくる。
ゴーレムが天然にひっそりボケる。
それを凄い勢いでツッこみまくるサルサ。
サルサの頭の血管が何本か切れているのは確実です。

ラストも、リトスの確信犯的暴走。
サルサが不憫でなりません。
トルティア姉妹漫才ここに極まれりです。

あと、「恐怖のズンドコ」に笑いました。
これもパロディーってわかるかな。

<追記;再視聴、それもリトス登場シーンだけ>
我が愛するリトスだけを再視聴。
究極マニアックですねえ。

こいつ、取り乱すことが全くない。
取り乱すように見えるところはすべて演技です。

それにしてもサルサ、いじられ過ぎ。
サルサのキレキレツッコミ、楽し過ぎ。
声を出して笑ってたら、隣の部屋から嫁さんが、
「何笑ってるのよ」だって、危ない危ない。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24
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