幼馴染で社会人なTVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の幼馴染で社会人な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月09日の時点で一番の幼馴染で社会人なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

86.3 1 幼馴染で社会人なアニメランキング1位
NEW GAME!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (1565)
7730人が棚に入れました
高校を卒業して、幼い頃に夢中になって遊んでいたゲームを作った制作会社「イーグルジャンプ」へ入社した青葉は、そこでそのゲームのキャラクターデザイナーを務めていた八神コウと出会う。
憧れの人の下で働くことになった青葉は、初めてのお仕事に戸惑いながらも、コウを始め個性的な先輩社員に助けられながら少しずつ成長していく。
ゲーム会社で働く女の子たちの日常を描いたお仕事ガールズコメディが今、幕を開ける!

声優・キャラクター
高田憂希、日笠陽子、茅野愛衣、山口愛、戸田めぐみ、竹尾歩美、朝日奈丸佳、森永千才、喜多村英梨
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

一生懸命とお仕事している話。

原作未読。最後まで視聴。

ゲーム制作会社を舞台にした日常ほのぼの系の作品。

正直言って、最初はあまり期待していませんでした。
登場人物(会社の同僚・上司)が女性ばかりでリアルさに欠けること。
主人公の平凡さに対して、周囲の登場人物の個性が強すぎること。

しかし、物語が進むにつれ、徐々に引き込まれてしまいました。
主人公が周囲の人々に支えられながら一生懸命に仕事に取り組んでいること。

ネタバレレビューを読む

物語の終盤は、少なからず感動がありました。

ほのぼの系には感動が良く似合うと、改めて痛感した作品でした。

2017/05/19追記
BD/DVDの全巻購入特典のOVA第13話視聴しました!
「フェアリーズストーリー3」の完成後の社員旅行での出来事が描かれた作品。
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 101

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

何を隠そう...今日は"NEWGAME"の発売日◟꒰◍´∀‵◍꒱◞

原作4コマ漫画 原作未読 全12話


ゲーム制作会社に勤めることになった新卒(高卒)
の主人公『青葉ちゃん』が会社の先輩やらとわいわい

きゃっきゃうふふヾ(*´∀`*)ノキャッキャ しながら憧れや夢に向かって
今日も一日がんばるぞい(p゚ω゚q) な、お仕事日常萌えキュン作品♪


大人気RPGの制作に自分が携われる・・・
憧れだったぁのソフトの制作秘話から。。その裏側まで

ぜーんぶまるっとお見せしちゃいますΣ(゚∀゚ノ)ノキャー


いやぁ~しかしグラフィックやらモーションやらキャラデザやら
基本デスクワーク カリカリo(・ω・`)≡(´・ω・)ノペタ■

な雰囲気は正に今風なオッサレ~な会社って感じですかね( ゚Д゚)。。)゚Д゚)。。)ウン

青葉ちゃん以外みんな私服でラフで自由なカンジは
お仕事ぶっつめな感じもやわらいでエモーショナルでフリーな
ワークスペースって雰囲気が好感というか羨ますщ(゚д゚щ)

憧れちゃいますん(๑˃́ꇴ˂๑)ノシ

それでいて何より、ぁのデブ猫(=^・・^=)
しらす、ん? がんも? あー、、つくね( ´∀`)b!!

とにかくぁのデブ猫ししゃもの自由気ままにご飯を食べては会社を徘徊する
様が実にゆるくって癒されそして良いアクセントになっていますね♫

・・・  ・・・

って、まー基本会社の皆さま心ゆったりやさしくって
良い人たちばっかしなんですがね|ョÅ〃)



ん?ちょま、ちょ待てよ(´・ω`・)
というか、ぁたしの書きたいことはほぼほぼ

『ねねっち』のことだけなんですけど!! (*´Д`)ハァハァ

ぁたし的に言ってしまえば・・・
本作、『ねねっち』が会社に来てくれるよーになってから
ぐっと面白くなりましたネ♡

前髪ぱっつんできゅーとなキャラに声に喋り方に
そしてそしてぁのサメちゃんバッグ(-_-)キ(_- )キッ( )キタ(゚∀)キタ!!(゚∀゚)キタ━!!

ぁたしの萌えきゅんポイントを実によーく抑えてらっしゃる(*´﹃`*)ジュルリソ

友達想いで、一生懸命あおっちあおっち
がんばってくれる『ねねっち』がかわい過ぎて仕方ありませんでした♫

あはごん… ( ゚д゚)ハッ!
ぅ、うみこさんとの絡みもニヤニヤしてしまいますねw


『ひふみ先輩』もきゅんきゅんでしたね♡
ぁの見てくれで、シャイで人見知り…

それでいて社内メールでのぁの顔文字( >∀<)bグッ!
きゅーとです♫ どこかぁたしと同じ匂いがしてなりませ( ´艸`)ぇw


『ゆんちゃん』もかわゆかったし、
『青葉ちゃん』は1人だけ制服着てるから
どーみても中学生にしか見えな…かったですね( ´艸`)


ゲーム製作会社の和気あいあいとしたお仕事風景という名の
萌えきゅんキャッキャ(´∀`*)ウフフ なぷち百合群像劇(大袈裟w)
大変楽しませて頂きました♫ (゚∀゚)ノ キュンキュン!

なるほど、どこかの所長さんが騒ぐ訳だ;´Д`)w


そしてそしてただ今2期が絶賛放送中ですが、
『ねねっち』はちゃんと出てきてくれるのでしょうか(´д`、)シンパイ

そこんところよろしくお願いしますよADさん((人´Д゚))


それでは皆さま!!
2期では『青葉ちゃん』が脱“制服”(中学生)できるのか…
はたまた、『ねねっち』はイーグルジャンプに入社できるのか…

固唾をのんでで見守りましょうヾ(*´∀`*)ノキャッキャ (勝手な妄想↑w)


ん|д・)? 青葉ちゃんのくだり…
なんか違う意味にとられてわいないだろうか…
ァタフタ ヽ(゚Д゚;ヽ)。。。(ノ;゚Д゚)ノ ァタフタ


そーいえば偶然にも今日7/29は大人気RPGゲームの発売日ですね(゚-゚(。_。
待ちに待った人気作待望の”NEWGAME”ゃっとのことプレイできる喜びに
溢れていることでしょう♪ おめでとうございます☆

この"わくわく感"は何にも代えられませんね!!
こんなι(´Д`υ)アツィー夏は自宅でどっぷりゲーム三昧も良いですね♪



・・・  ・・・  ・・・


Σ(゚д゚)ハッ!!  『もずく!!』


今更ですが… そーいえばw
デブ猫の名前は『もずく』でした((ロo(´Д`;) シツレイ…ヾ(・ω・`



それでは皆さま(2回目w)、2期も”どっぷり”楽しむぞぃっと(p゚ω゚q)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 65

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「期待されているから頑張れる」的な謎テンション…。

※2016.07.21に修正

マンガ原作があるはずですが、未読です。

端的に言えば、「高卒でゲーム制作会社に入社してグラフィック制作の部署に配属された新人と、その同僚による日常」ってことですよね。

グラフィック関連の作業を女性がやっていることはけっこうあると思うので、あり得るっちゃああり得るんですが見事に男性が出てこないなあ…。

この会社全体ではどうなんでしょう?

制作進行とかプログラミングとかシナリオ制作とかテストプレイヤーとか、まあいろいろな職種があるはずなんですがことごとく全員が女性だったらちょっとビックリしますね。

とりあえず第1回はキャラクター紹介でしたが、特に「これは面白い」という感じのエピソードはありませんでした。しかし回を追う毎に「異例に有能な新人」感が漂ってきました。

あと、上司はほぼ会社に寝泊まりしているっぽい話が出てきましたが青葉はどうなるんでしょうか…。

…と思って観ていたのですが案の定、既にかなり残業しているっぽいです。若いうちだけの、あの「期待されているから頑張れる」的な謎テンションには少し身に覚えがあります。たぶん5年くらい続けば出世できます。頑張ってください(笑)。

2016.9.21追記:
そういえば30歳くらいまではけっこう会社に泊まっていました。さすがにあれは、もう私はやりたくないです…。

2017.8.2追記:
「原作未読です」で本作レビューを放置していたのですが、アニメ視聴を終えた後で、2期目スタート前に既刊分を全巻読み終えています。今はけっこう好きなマンガになっていて、続巻も追っていくつもりです。

私はゲームは作っていませんが中小企業で働くシステムエンジニアとしての経験はあるので、特に若くて独身の頃のあの「深夜まで働いているのに悲壮感がない」とか「みんなでご飯を食べにいったりお風呂屋さんにいったりする」という空気感にはリアリティを感じます。

実際にやると労働基準法的にどうなのかという問題はあるのですが、特にゲーム制作とかの会社だと今でもそこら辺はユルいのかもしれないです。上に「やりたくないです」と書いておいてなんですが、やっていた当時は楽しかった記憶もあります。

ちなみに作中のイーグルジャンプですが、青葉の周りには女性しかいませんが社として男性社員がいないわけではないようです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 64

78.5 2 幼馴染で社会人なアニメランキング2位
ヲタクに恋は難しい(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (672)
3401人が棚に入れました
アニメやマンガが大好きなことを隠している成海と、イケメンで仕事もできるが、重度のゲーム好きの宏嵩のオタク同士の不器用な恋愛模様が描かれる。

声優・キャラクター
伊達朱里紗、伊東健人、沢城みゆき、杉田智和、梶裕貴、悠木碧
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

現代人の恋

彼氏と別れたことが原因で会社を辞めた桃瀬成海は、
転職先で、幼馴染でオタク友達だった二藤宏嵩と再会する。
そこに会社の先輩でオタクの恋人同士である
小柳花子と樺倉太郎が加わり、オタクのカップルたちが、
衝突しながらも心を通わせていく、
pixiv発の少女漫画原作のコメディ。

アニメーション制作:A-1 PICTURES
監督・シリーズ構成:平池芳正、
キャラクターデザイン:安田京弘
原作:ふじた

2組のカップルたちが、オタクライフを満喫する様子が
描かれるのだが、オタク同士でも
細かい違いがあって、そこで諍いが起こる。
同じオタクでも好みのジャンルが違うため、
お互いのことを理解しなければいけない。
そしてオタクであるが故に自分の趣味を優先してしまい、
真っ当な恋をすることが難しいという物語。

よく考えてみると、こういう状況は
オタクに限らず、現代人の傾向としてよくある気がする。
情報化の広がりとともに好みが尖鋭化された現代においては、
昔のような単純な構図ではなくなっている。
自分の好きなことにこだわりを持つのは良いことだが、
それが他人に対する不寛容につながってしまう。
男女の付き合いでも同じことで、
大きなテーマのひとつとなっている。

桃瀬成海(隠れ腐女子)と二藤宏嵩(ゲームオタク特化型)
小柳花子(腐女子・コスプレイヤー)と樺倉太郎(ライトオタク)

基本的には同じ会社の同僚である
この4人のカップルを中心に話が進んでいく。

特に小柳と樺倉のカップルは衝突が絶えない。
年下で女性の小柳のほうがディープなオタクで、
樺倉と一緒に色々と楽しみたいのだが、
樺倉のほうは、オタクであることに対する
羞恥心があり、小柳からの要求にいちいち突っかかってしまう。

こう書いてしまうと、樺倉の不寛容が悪いように感じるが、
要求してくることの難易度が高いのだ。
腐女子というのは、男同士の絡みに高揚するわけで、
それにコスプレや撮影が付いてくるとなかなか厳しいものがある。
ハードルが高すぎて付いていけなくても仕方ないようにも思える。
そして、腐女子にとっては、男のどちらが
「受け」と「攻め」であるかも重要だということを
この作品で初めて知った。
ネタバレレビューを読む

俯瞰してこの物語を観ると、
フジテレビで放映したことが納得できる。
恋人同士のすれ違いや諍いが起こる
よくある恋愛ドラマの構図になっているからだ。
その道具立てにオタクの要素を取り入れたことで、
滑稽で新しさを感じさせる。

例えば、喧嘩しているときに
ドラゴンクエストのゲームの要素を
持ってきて展開させたり、
仲直りするときに「じゃ、ゲーセン行くか」で
締めたりするところはとても微笑ましく感じる。

作者が女性ということで、見せ方が上手い。
悪く言うと、リアリティに欠けているという
意見になるのだろうが、
ネタバレレビューを読む
少女漫画特有の軽快感とスマートさが
全面に出ていて、個人的には好感を持った。
思わず原作を買いそうになったが、
ツタヤのレンタルで済ませて、全巻読破した。
こちらは、細かいネタごとの展開になっていて、
気軽に楽しむことができる。
欄外により細かいオタクネタが
散りばめられているのが、とても興味深かった。
作者はガチのオタクなので、とてもリアリティがある。

最近のアニメの定石といえる実写化も実現。
ほかの作品とは違い、2組のカップルが中心となり、
ドラマチックな展開もあるため、
俳優や監督の力量によっては成功する可能性も
ゼロではないと思っていたが、
監督に『勇者ヨシヒコ』シリーズの福田雄一を
起用して大コケしたようだ。
この監督のことをどうこう言うつもりはないが、
どう考えても監督の選定が間違っている。
この作品はラブコメが重要なのに、
どうして、こういう方向になってしまうのかが疑問だ。
ネットで評判を見ると、原作を大幅改変していて、
どうにもならないデキだったという意見が多数。
実写化によって幸せになるアニメは、
極々僅かな印象なので、個人的にはやって欲しくない。
金の問題だから仕方ないのだろうが…

アニメ版も評判はそれほど良くないが、
個人的には十分に成功していると思う。
ラブストーリーとしても面白いし、
オタクネタも笑わせてくれるシーンが多かった。
こんな美男美女でキレイなオタクはいない、という
ツッコミをよく見かけるが、
それは、少女漫画に対してはあまりそぐわない。
脇の声優には小柳のCVが沢城みゆき、
樺倉のCVが杉田智和というベテラン同士の組み合わせで、
とてもテンポが良く、さすがの上手さを発揮している。
特にかけ合いのようなふたりの喧嘩は最大の見どころで、
声優の上手さとネタの面白さの相乗効果によって、
より魅力的なシーンとなっている。
そして、主人公・成海の伊達朱里紗も味のある可愛い声で、
主人公・宏嵩の弟の彼女になるであろう
桜城光のCVに悠木碧を起用するという豪華声優陣を配しており、
より魅力的な作品となっている。

それにしても悠木碧の多彩な声には改めて感服する。
今回の桜城光のCVも最初聴いたときには
誰だか全く分からなかったし、ドラクエ風の機械的な
ゲームヴォイスだけで登場している回もあって
エンドクレジットを見て驚かされた。
アニメにおいて声優がどれだけ重要かを
改めて感じさせてくれる。

OPとEDは耳ざわりの良いスマートな楽曲で
どちらも作品に合っている。
EDの『キミの隣』を歌うhalcaは
特徴のある柔らかなボーカルが魅力で、
放映当時はDLして、よく聴いていた。
現在は『邪神ちゃんドロップキック´』の
OPも担当していて、こちらも最近はよく聴いている。

1話を観るまでは、作品のイメージが好みではなかったので、
どちらかといえば敬遠していたのだが、
1度観始めると、グッと引きつけられしまった。
何となく避けていた人は、ぜひ試してもらいたい。
(2018年8月19日初投稿・2020年5月30日追記&修正)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 63

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「桃瀬成海」というファンタジーから漏れ出るマーケティング臭 → でも、楽しめました!(原作累計700万部。なお、実写映画化されるそうです。)

== [最終回まで観終わっての総評] ==(2018.6.28)
レビュータイトルで「マーケティング臭」とか書いちゃいましたが、自分の若い頃も思い出しながらけっこう楽しく観ていました。

一概には言えないかもしれないのですが、三十年くらい前だと漫画喫茶などもまだなくてアニメとかマンガとかSFとかは案外経済的な余裕がある人向けの趣味だった感があって、それらを趣味にする人は作中のメインキャラ四人とは案外似たような生活を送っていた気がします。

ということで本作の舞台は現代なんですけれどもその行動には案外に親近感を持って観ることができました。

成海役の伊達朱里紗さんという方、まったく知らなかったのですが本作でのいわゆる「アニメ声」とはちょっと違う演技に結構ハマりました。おかげで成海ちゃんが可愛く思えました。

それと、これは原作がそうなのでしょうが視聴者に忌避されそうな「これまでの成海の恋愛遍歴」が劇中で視聴者に対しても宏嵩に対しても示唆にとどまり決定的な描写は巧みに回避されていたのが印象的でした。

成海が宏嵩のところに泊まる際に当日の下着を気にしたりしていた点からも推して知るべしというところではあったわけですが、その辺りはまあね…。

== [以下、初回視聴時の感想] ==
2018年春期作品としては、放送前の知名度はゴールデンカムイに次ぐくらいの漫画原作のアニメ化作品ですね。私は読んでないんですけど。

ということで事前にストーリーは詳しくは知らなかったんですが、第1話から見て取れるところとしては、「ライトなサブカル好きというフィールドにかつてのトレンディドラマの手法を持ち込んだ恋愛もの」という感じの作品なのではないでしょうか。

そもそも本作品に関して言えば、「何が『ヲタク』か」とか「誰が『腐女子』か」といったあたりに、疑義を挟む余地がありますよね。

アニメの公式ホームページにある桃瀬成海のプロフィールより:
マンガ、乙女ゲー、アイドルなど、好きなジャンルが多いオールラウンダー系腐女子。
職場では全力で一般人を取り繕っており、ヲタバレを何よりも恐れている。

「ヲタク」かどうかという点についてはまあ良しとしても、このプロフィールで当事者が自身を「腐女子」と規定するかというと、そんなことはないのではと思います。作中でも「(冴えカノの)加藤ちゃんカワイイ」とか「(小柳さんの)おっぱいデカい」とか言い放っていますしね。

そしてリアルの恋愛を求めており、また過去に恋愛経験も持っているという点やキャラクター紹介に載っているレーダーチャートからも容姿や日常的な行動のレベルでは対人コミュニケーション的には問題がなさそうということがうかがわれます。

そしてどんなスキルを持っているのか知りませんけど前職場での「ちょっとした事情」で普通に転職できてなおかつ新しい職場でも普通に正社員。ちょくちょく居酒屋に寄れるのであればおそらく薄給ではないでしょうし、うっかりすると縁故すらあり得ます。おそらく実際にオタクと呼ばれている層がイメージするオタクとは異なった人物像が浮かび上がってきます。

ノイタミナ枠ということで制作には電通も絡んでいるようですし、これ本当のターゲットは従来の深夜アニメの視聴層ではなくて、もっとライトなサブカルファン向けのダイレクトマーケティング作品なんじゃないでしょうかね。

ただ、学生時代からサブカル系の趣味を持ち続けて高学歴・高所得になった人(もちろん恋愛や結婚も普通にしている)というのは私の周囲も含めて男女問わず一定数いるので、この層にウケて共感を得られれば絶対数はたいしたことはなくてもマーケティング的にはわりと成功です。一歩間違えば(大爆死しない)実写ドラマ or 映画化もあり得るかもしれないです。

果たして、仕掛けた側の思惑通りに事が運ぶのでしょうか…?
(私は観ますけど、たぶんこの作品に関してお金は使わない(笑)。)

おまけ: サブカル系の登場人物が出てきて恋愛も絡む漫画作品としては『コンプレックス・エイジ』が思い浮かびます。わりとシリアス系のお話ですが。

2018.8.1追記:
初回視聴時に書いたレビューで「あるかも」と書いていましたが、本当に実写映画化するそうですね。YouTubeなどで公開中の新刊6巻発売告知のPVで、原作累計累計700万部と実写映画化がアナウンスされていました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 53
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ラブコメの波動を感じづらい愛の住処(宏嵩邸)

2018.06.22記


原作未読

よくよく考えたら社会人の恋愛ものってアニメではあまり見かけないような気がしております。
往年の東京ラブストーリーばりのいいやつあったら教えてください。

さてさて、ヲタクが恋人ゲットするのが難しい話か?はたまたヲタクが恋人と末永くお付き合いすることが難しい話か?くらいで観始めてみたら、いい意味で裏切られました。どっちでもなかったです。

互いの属性が違うヲタク同士のカップルだと共通項があったりなかったり、ヲタクゆえに愛情を注ぐ対象に対しては相方そっちのけになってすれ違って理解しあってみたいなズレを楽しむ作品でした。
それが2組もカップルがあるのでこれがもうズレまくる。ラブコメなんでしょうけどギャグ要素強めです。
毎話はさまれる『ヲタクあるある』に共感するとドはまりするかもしれません。
私の場合『あるある』は良く理解できなかったため共感とまではいかなかったのですが、それでも普通に楽しめました。

登場するキャラ皆さん社会人ですのでそれなりに節度をもったお付き合いをしてます。節度あり過ぎて感情爆発!少な目です。
ネタバレレビューを読む

■気になったところ
ネタバレレビューを読む

最後までドロドロもなく、かといって浅すぎてつまらんというわけでもなく視聴後になんとなくすがすがしさを感じることができる良作だったと思います。
お互いが好きなモノに対してどう執着するかを理解できるからこそあえて線を引いたり、没頭してる相方を見てちょっと愛おしいと感じるのはあまりヲタ関係ないと思いながら観てました。

続きやるならぜひ観てみたいです。

■オマケ1
ネタバレレビューを読む

■オマケ2
ネタバレレビューを読む



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2018.10.30追記
《配点を修正》


どちらかと言うと実写向きの作品ではあります。美男美女揃えてやいのやいのやってても違和感がなさそうなところが「これアニメでやる必要あるん?」と思わなくもないところですが、たまにこういったアニメアニメしてない作品もよい箸休めになりました。

仮にその実写版、ナレーションに悠木碧さんを抜擢したりしたら確実に観ます。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 48

75.9 3 幼馴染で社会人なアニメランキング3位
白い砂のアクアトープ(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (446)
1366人が棚に入れました
「――見えた?」くくるは、そっと、がまがま水族館のヒミツを教える。「ここではときどき、『不思議なもの』が見えることがある」夏の日差しが降り注ぐ、沖縄。那覇市内からバスに乗り1時間あまり揺られた先に、その水族館はある。沖縄本島南部、美しいビーチのすぐ脇にある、ちいさな、すこしさびれた「がまがま水族館」。18歳の女子高生・海咲野くくるは、そこでまっすぐ、ひたむきに仕事をしていた。祖父に替わって「館長」を名乗るほど、誰よりもこの水族館を愛している。ある日くくるは、水槽の前で長い髪を揺らしながら大粒の涙をこぼしていた女の子・宮沢風花と出逢う。風花は夢だったアイドルを諦め、あてもない逃避行の先に、東京から沖縄へやってきたのだ。がまがま水族館に流れる、ゆっくりとした、やさしい時間。居場所を求めていた風花は、「水族館で働きたい」と頼み込む。出会うはずのなかったふたりの日常は、こうして動き始めた。しかし、がまがま水族館は、「不思議」と一緒に、「閉館の危機」という大きな問題を抱えてもいた。迫りくるタイムリミットを前に、ふたりは立て直しを目指して動き始める。かけがえのない場所を、あたたかな寄る辺を、守るために。

声優・キャラクター
伊藤美来、逢田梨香子
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

優しい未来を目指した 心が落ち着く物語

このアニメを見ると、なぜか心地良く、心が落ち着きます。
おそらくそれは、キジムナーのせいかもしれません。
物語全体が優しい色で覆われているようです。

そして、この物語が目指すものは、「優しい未来」のような気がします。
人や全ての生き物にとって優しい未来をつくること。
そしてその未来をつくるのは、水族館を訪れる幼い子供たち。
今は小さくて何もできないけど、海洋生物に興味を持った子供たちが大人になったときには、きっと優しい未来をつくってくれる。
その願いを込めた物語のようです。

そんな未来を想像すると、心が楽しくなりませんか?


主人公は高校生の海咲野 くくる(みさきの くくる)。明るく元気な女の子です。
そして、ヒロイン(?)は宮沢 風花(みやざわ ふうか)。とても美しい少女です。

物語は、くくるが高校を卒業するまでの前半部と、くくるが社会人になった後の後半部とに大きく分かれています。

■前半部:
くくるは夏休みの間は「がまがま水族館」の館長代理をしています。
両親を亡くしたくくるにとって、この水族館は人生そのものと言える大切な場所。
でも水族館は老朽化で閉館が決まっています。
くくるは何としても水族館を存続させようと奮闘します。

風花は元アイドルグループのメンバーでしたが、優しすぎる性格が災いしてアイドルグループを辞めてしまいます。
傷ついた心を癒すべく沖縄に行ったときに、彼女は偶然「がまがま水族館」に立ち寄ります。
そこで彼女は、不思議な体験をするのです。
それは、まるで魚たちが風化の傷ついた心を慰めているようでした。

壁一面の水槽に囲まれている水族館の中は、まるで神秘の世界への入り口。
私達も今度水族館へ行ったときには、風花のような不思議な体験をするかもしれませんね。

ここで風花は、くくると出会います。
くくるを応援しようと決めた風花は、くくるの家に住み、「がまがま水族館」で働くのです。

ネタバレレビューを読む

■後半部:
月日は流れ、高校を卒業したくくるは、新しくできた大きな水族館「アクアリウム・ティンガーラ」へ就職します。そして営業部へ配置されます。
くくるにとって生き物を飼育しない営業部は不慣れな仕事ばかり。くくるは仕事に押しつぶされそうになります。

そんなときに、いつも真っ先に助けてくれるのが風花。
風花は、くくるの姉のような存在です。いつの間にか、くくるにとって最も大切な人へと変わっていました。

自分を助けてくれる人がいつも横にいてくれたら、どんなに辛くとも頑張り通すことができます。
風花の励ましで元気を取り戻したくくるは、与えられた仕事を懸命にやり抜きます。

ネタバレレビューを読む

くくるにとって最も不慣れだった営業の仕事は、いつの間にかくくるにとって最もふさわしい仕事に変わりました。
営業部だからこそ、全ての飼育員と仕事で話をする機会ができました。
営業部だからこそ、催し物企画でお客様と身近に接することができました。
営業部だからこそ、自分が推し進めたい企画を実現することができました。

嫌だ嫌だと思い続けて仕事をするのと自発的に仕事をするのとでは、同じ仕事でも人生が180度変わります。
そして社会人になったら誰でも、くくるのように挫折感を味わうことがあります。
でも、前向きに仕事を続けていれば、きっと報われる日が来るでしょう。


くくるが企画した白い砂の上での結婚式の様子は、とても素敵で頬笑ましい内容でした。ネタバレレビューを読む


前半部の主題歌「たゆたえ、七色」は、とても心地よい歌でした。


私は若い頃に六年間、沖縄に住んでいました。
青い空に白い雲、そして真っ青な海
サトウキビ畑にシーサー
どれも懐かしいです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 59
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ペパーミント ブルー

P.A.WORKS制作。
監督篠原俊哉、シリーズ構成柿原優子。

沖縄の水族館で働く海咲野くくるは、
東京で居場所を無くした宮沢風花と出会う。
小さな水族館を舞台にした少女たちの青春群像。

空、海、水槽、青を基調とした美しい映像、
とても透明感に溢れ、どこか涼やかである。
少女たちの夏の思い出、たゆたう七色、
眩しい日射し、水面に漂う夢と動き出す夢。

ネタバレレビューを読む

涼やかな夏の一篇になってくれればと願います。

12話視聴追記。
物語が大きな節目を迎えました。
ちょうど真ん中で一区切りでしょうか。
とても安定した物語だと思うと同時に、
少し冒険した展開も観てみたいと期待しています。

最終話視聴追記。
物語の起伏が少なく、少々寂しい印象も、
娯楽性より、どこか啓発する物語なのでしょう。
ネタバレレビューを読む

これはこれで徹底しているのかも知れません。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 48
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

キジムナーと座敷童

オリジナルアニメ


地中海・アジアン・米西海岸やミクロネシア・ポリネシアなどなどこれまで訪れた各国のリゾート地と沖縄との間には決定的な差があると個人的には思ってます。
それは何かというとゆったりとした時間を金で買える世界の名だたるリゾート地と

 ただそこにあるだけでたゆたゆと流るる時間を感じる沖縄

厳然たる差。とりわけ八重山諸島。圧倒的に心地いいんですなこれが。そんな沖縄を舞台に作画で定評のあるPAさんが味付けしたオリジナルアニメとの触れ込みとくれば候補から外す理由がみつからなかった全24話。
たゆたゆとした時間が流れてたんじゃないかと思います。作画は期待通り想定通りとなりますので残るはお話が面白ければ…ってやつですね。

そのお話そのものは視点の置きどころにやや難あり。物語序盤で勘所を捉えその線に沿うのか、読めない展開に身を委ねるのかの大きく二つ。本作の楽しみ方だと前者寄りに見えるのですが、ストーリーの芯の部分(勘所)がなかなか見えづらい。

あらすじ。沖縄を舞台に水族館にまつわるエトセトラ。キャラは海咲野くくる(CV伊藤美来)と宮沢風花(CV逢田梨香子)のW主人公。風花が東京でアイドルの夢破れて実家のある盛岡に帰ると思いきや一転沖縄へ。そこで閉館危機に瀕する水族館の立て直しに奮闘するくくると出会うという流れ。多店舗展開してる大手粉モノチェーン店みたいな二人の名前ですが関西は関係なさそうです。
閉館危機の水族館となりますと日本の北端北海道旭山動物園V字回復みたいな物語か!と思いきやそうでもなかったりします。視点の置きどころに困る理由其の一です。置きどころはいろいろ↓

・〔start〕閉館危機にあえぐ水族館を救う
ネタバレレビューを読む
・Wヒロインのいろんなベクトルで深い友情物語?
・あるいは成長物語
・溜まり場(食堂)仲間らとの友情?恋愛?群像劇
・持続可能な海洋生物たちとの共生?
・シンプルに海を楽しむ環境映像

2クールの前後半で趣きが変わるのは許容範囲だとして、作品を通して強烈に訴えかけるものはありません。よって万人受けするもんにはならないでしょう。
私の意見は『だがそれでよい』です。ちゃんぷるーしたものをなんくるないさーで受け止めたらこーなるじゃんと無責任にそう思っております。
視聴後になんとなく沖縄行きたくなったんですよ。冒頭“たゆたゆとした時間流るる”とした所以です。ひとまず成功ではないでしょうか。



※ネタバレ所感

■キジムナーと座敷童

キジムナーなんでいるの?と思ったのは私だけではあるまい。物語進行に1ミリも寄与してません。
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■お仕事アニメ?

お仕事アニメとするのに懐疑的な私なんですけどあえてその文脈で話すとしたら?
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■滋味深い

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※余談

■○○水族館

シンパシーを感じるあの日の記憶。
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■沖縄雑感

地域性はある。じわりじわりと沖縄を感じる本作において殊更沖縄を主張してないのは意外だったかもしれません。
おっとりゆっくり人が良いみたいな県民性。それ体現してるのおじいと儀武さんぐらいだったんじゃないでしょうか。

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そこから連なる本編関係ない本題以下↓

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我々道端のアニヲタにできることはありませんが、ことさら“琉球”を強調する人なら簡単に見つかると思います。「この戦いが終わったら…」並の警戒フラグでしょう。

プロパガンダに無防備な我が国では、しなやかにカウンターするのが水に合ってるのかもしれません。
沖縄も普通に日本じゃん!で貫かれているアニメに尊さを感じる今日この頃でした。



視聴時期:2021年7月~12月 リアタイ

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2022.03.02 初稿

投稿 : 2025/03/08
♥ : 45

64.4 4 幼馴染で社会人なアニメランキング4位
真夜中のオカルト公務員(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (205)
675人が棚に入れました
フツーの公務員になったはずの新宿区役所職員・宮古新が配属されたのは、東京23区すべての区役所に人知れず存在する「夜間地域交流課」だった。そのお仕事は、人ならざる者が関与するオカルト的事象の解決。先輩で課のリーダー榊京一、オカルトマニア姫塚セオに連れられて人の世の理を超越した存在と対峙しに、夜な夜な出勤する。

声優・キャラクター
福山潤、前野智昭、入野自由、遊佐浩二、櫻井孝宏、土岐隼一

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

自治体のオカルト対策部署もの(舞台が新宿みたいな都会なのは珍しい?)

== [下記は第1話視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
原作は「月刊ASUKA」で連載が開始されたマンガらしいです。同誌は創刊当時くらいしか読んでいませんが、基本的には若い女性向けの漫画誌であると認識しています。現在は「コミックNewtype」に連載誌が移っているようです。

この世代向けに最近ライトノベル、漫画などで「あやかしがどうのこうの」的なお話が多数ありますが、本作も一応その流れに乗っかった物なんでしょうか?

「自治体がオカルト対策部署を持っていて、主に夜中して妖怪などの怪異に対処するために活動する」的な設定は例えば少年ジャンプで連載していた『クロクロク』などいくつかありますが、場所は多摩であったりとか微妙に都会になりきっていない所が残っている舞台が多く、私の知る限り通常の現代の設定で新宿のような都会の区役所にそういう対策課があるのは珍しい気がします。
(<魔界都市>シリーズや『血界戦線』のように世界そのものが変わっちゃっている話だと都会が舞台の話もわりとあるとは思います。)

ということで作品自体は主に女性向けに作られているとは思いますが、第1話を観た感じではキャラクターデザインなどの好みはあろうかとは思いますが、男性視聴者が観てもわりと大丈夫な感じでした。

『神様はじめました』や『かくりよの宿飯』など、あと方向性は違いますが『楓鹿堂よついろ日和』くらいの感じが大丈夫な男性なら充分に観られると思いました。

部署に新人配属された主人公の宮古新(みやこ あらた)には本人も現時点で自覚していない秘密がいろいろとありそうです。個人的にはこういう少女漫画っぽい作品はけっこう好みなので注目して観ていきたいと思います。
== [第1話視聴時レビュー、ここまで。] ==

最終回まで観終わりました。とりあえず毎週楽しみに観ていましたし、アニメを観た結果として原作がわりと面白そうと思えました。夜間地域交流課の面々のキャラ立ても良かったと思います。

安倍晴明絡みの詳細はアニメ化範囲ではわからない点も多いですが、これは原作で追々明かされていくんでしょうね。

ところで「砂の耳」って人語にも応用できて外国語がわかるとかにはならないんだろうか…(笑)?

投稿 : 2025/03/08
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

レッツ!異種間コミュニケーション(笑)

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
妖怪、精霊、神々、などを「アナザー」と呼称し、彼らの起こすオカルトな事案を専門に処理する公務員達の物語。

男ばっかり出てきますが、特にBLってことはないし、安心安全の当たり障りのない作風。、、、だって、公務員ですから(笑)

これといって際立った良さはないのですが、なんとなく、普通に最後まで観られるアニメでしたね。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
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【各話感想(自分用メモ)】
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投稿 : 2025/03/08
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

妖怪、精霊、神々といった超常的存在との平穏を図りながら、都内でのオカルト事件に対応する夜間公務員の物語。

この作品の原作は未読です。
事前情報一切無しで視聴を始めて、気が付いてみたら完走していた…私にとってそんな作品でした。


フツーの公務員になったはずの
新宿区役所職員・宮古新が配属されたのは、
東京23区すべての区役所に人知れず存在する
「夜間地域交流課」だった。

そのお仕事は、
人ならざる者が関与するオカルト的事象の解決。

先輩で課のリーダー榊京一、
オカルトマニア姫塚セオに連れられて
人の世の理を超越した存在と対峙しに、
夜な夜な出勤する。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
公務員の中でもオカルト的な相手との接触を生業とするのは、普通に考えると物凄くリスキーです。
同じ給料しか貰えないのなら絶対配属されたくない部署だと思いますが、新が配属されたのはある意味必然でした。

それは、新たにしかない…かどうかは分かりませんが、少なくてもこれまで登場したキャラの中では新だけが「砂の耳」を持っていたから…
妖怪、精霊、神々、これら一般の人間には感知されない超常的存在を、この作品では「アナザー」と呼んでいるのですが、砂の耳の持ち主はアナザーと対話することができるんです。

アナザーが何を言っているかを理解することができ、アナザーにこちらの意思を伝達することができる…
確かに凄い特殊スキルだと思います。
でも、見方を変えて考えると、アナザーが何を言っているかが全く分からない状態で、これまで超常的存在と対峙してきたことの方が遥かに凄いと思います。
下手したら、相手を怒らせてしまうかもしれない…
そうなったら、相手がどんな手を打ってくるのやら…底が知れません。

何故、新が砂の耳を持っていたかは、彼の出生に秘密があるようなのですが、結局のところ、この件については真相に辿り着きませんでした。
そこは完走しても少しモヤっと感が残るかもしれません。

だから…なんでしょうね。
アナザーに近づきすぎるな…と新が先輩たちから警告を受ける場面を何度も見ました。
そりゃそうです…アナザーと呼ぶ位、人間とは在り方から異なっているのですから…

彼らと対話する以上、ある程度寄り添う必要があります。
それは先輩たちからすると、十分過ぎるくらい危険領域に踏み込んだ行為…
でも対話が、解決に向けた一番の近道ですから…

慎重さを無くして良い訳じゃありません。
新の加入をきっかけに、仕事の仕方が変わりました。
例えば人間とアナザーで酒盛りするとか…

お互いの意思疎通が図れなければ、絶対実現できないことです。
人間とアナザーは共生していかなければいけない間柄である以上、交流は欠かせません。

もちろん、新の仕事のやり方を否定する同業者も存在します。
誰もが砂の耳を持っている訳じゃない…
持たざる者には勝てない…?
特にエリートなら真っ向から否定するでしょう。
じゃないと、これまで積み上げてきた自信を、きっと失ってしまうから…

だれもが能力者ではないんです。
選ばれなかった者は、自らに努力を課すことしかできませんから…
私も選ばれなかった側なので、否定する人間の気持ちは良く分かります。
この作品がスルっと完走できたのは、そんな視聴者に寄り添う視点で物語が描かれているからかもしれません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、福山潤さんの「dis-communicate」
エンディングテーマは、土岐隼一さんの「約束のOverture」

1クール全12話の物語でした。
物語は綺麗に纏まっていたのではないでしょうか。
作画も特に崩れや乱れは感じませんでした。
設定も良かったからでしょう…しっかり堪能させて貰った作品でした。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 18

65.0 5 幼馴染で社会人なアニメランキング5位
結婚するって、本当ですか(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (87)
238人が棚に入れました
首都圏の旅行代理店、JTCの企画部に勤める拓也と莉香は、共に人付き合いが苦手で目立たないが、充実した一人生活を送っていた。ところが、アラスカ支店開設により1年後に独身者が優先で海外派遣されることになり、困った莉香は拓也にとある計画を持ちかけて……。ほとんどしゃべったこともない2人が、たったの365日後に結婚することに!?

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

偽装するって、正気ですか

絵は綺麗だし音楽、声優の演技もよくデキのいいアニメ

2人のマジメな恋愛は割と好き、でも「偽装結婚」が絡むと途端に話が雑になるのは欠点かも
脅迫電話、同僚の反応、同僚や家族の突然の訪問、家族の反応など偽装結婚から本当の恋愛に発展するストーリーを正当化するために無理やりねじ込んだような不自然さがあったのでそこが残念
偽装結婚の経験なんて普通はないと思うので妄想で書くことになるのは仕方ないけど、こういう展開ならあるかも?って思わせて欲しかった

でもほのぼのしていていいラブコメでした

投稿 : 2025/03/08
♥ : 21
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

折角「結婚」というお題目を掲げたのならそこにもっと切り込めよと!

【レビューNo.160】(初回登録:2024/12/25)
コミック原作の2024年作品。全12話。


(ストーリー)
主人公の大原拓也と本城寺莉香は、日本のとある旅行代理店の同僚。
人付き合いが苦手な2人は、それぞれ自分たちのペースで独身生活を満喫中。
ところがこの度アラスカ支店が開設、それに伴い独身者が海外に優先して派遣
されることになってしまう。
大原と本城寺はこの事態を回避すべく、嘘の結婚話をでっち上げることにする。
地味な2人の結婚話など誰も気にも留めないだろうと高を括っていたが、2人の
予想に反して周囲は盛り上がってしまい・・・


(評 価)
・結婚について真摯に向き合った展開を期待してたが・・・
 原作者若木民喜先生は『神のみぞ知るセカイ』を手掛けており
 ・そんな若木先生が”結婚ラブコメ”をどう描いていくのか
 というところに興味がありましたし
 ・始まりはアレだが、
  「よく知らなかったお互いを知ることで、新たな恋が芽生える」
  という着眼点は悪くない
 ・現在の若者の結婚事情といったところにも踏み込んでくれるのか?
 といった期待もあったんですよね。

 例えば
 ・10話位までいろいろなハプニングを乗り越えながら愛を育みプロポーズ
 ・残り2,3話で現在の若者の結婚事情やいざ結婚となった際のお互いのズレ
  やすれ違い、それでも結婚を選択する意味etc
 結婚について真摯に向き合った展開とか。

 ところが蓋を開けてみれば
 ・偽装婚約がバレないようにとか実家への事情説明等ドタバタ劇はまあアリ
  かなというところだが
 ・とにかく2人の関係が進まない!
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 ・そして最終話で
  ネタバレレビューを読む
 結局結婚どうこうより、不器用な2人がひたすら恋愛の入り口でウロウロして
 るのを見せられ、最後に帳尻だけ合わすという何とも残念な作品だったなっと。

 このじれったいラブコメに独自の面白さがあればまだ救いもありますが、そこ
 も期待外れで「アレ!?若木先生劣化しちゃった?」って感じですし。
 穿った見方をすれば
 「原作者の技量のなさを『2人は不器用だから』という隠れ蓑で誤魔化した」
 という臭いもするんですよね。 
 (テンパった2人に何か頓珍漢なことさせとけば面白いやろwみたいな)


・他のキャラもイマイチで思い付きでエピソードを創ってる印象
 本作は2人のやりとりがメインになりますが、その他もイマイチでしたかね。
 例えば登場人物として
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 まあアニメ化による制約の影響もあるんでしょうが、エピソードを創るために
 「新キャラ出しては使い捨て」みたいな感じが拭えないんですよね。

 またサブキャラ回として
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 メインの2人は結婚どころか「恋愛初心者」でグダグダやってるのに、他方で
 結婚どうこうの話を突っ込まれても、何だかなあっと。
 全体像が練られていないというか、思い付きでエピソード創ってるような印象
 を受けましたね。


『神のみぞ知るセカイ』は面白かったですが、若木先生これはちょっといただ
けませんわ。
コメディにキレがなく、いろいろと中途半端で唐突感も拭えないし。
「若者の結婚離れ」(安易にそう決めつけるのは間違いという指摘もあるが)
というタイムリーさもあり、ここら辺を深堀りしたら違った面白さもあったと
思うのですが、そこにはほとんど触れずでしたし。
折角「結婚」というお題目を掲げたのならそこにもっと切り込めよと!
なんか「結婚」というワードだけが独り歩きしてた感じですね。

本城寺さんのキャラ造形は微笑ましかったので、個人的には本城寺さん目当て
で視聴してたって感じですね。
大原君は・・・ドンマイw

投稿 : 2025/03/08
♥ : 15

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

嘘か本当か

原作未読 全12話

とある旅行代理店の支店で働く主人公とヒロイン、ある日その支店の独身社員の中でアラスカ支店の開設のため出向する社員を1人決めなくてはなりませんでした。主人公とヒロインは恋愛感情はないものの出向したくなくて擬似婚約することにしました。周囲の混乱に巻き込まれてしまい2人で過ごす時間が長くなってお互い惹かれるようなりました。その過程を描いた作品です。

のんびりした性格の主人公とクールで人見知りなヒロイン、特にヒロインが厄介な性格で、表情が変わらないので何を考えているか分かりませんw

心の声を聞けるのは視聴者だけなので、主人公たちには何も分かりませんよねw

最初はよそよそしかった2人の関係も段々とお互いのことが分かるようになってお互い惹かれていきますね。

それまで観ている方はもどかしかったですw

お話は綺麗に終わっています。

OPはHoneyWorks feat.ハコニワリリィさん、EDはゴホウビさんが歌っています。

最後に、主人公の実家は阿蘇でした。何度も遊びに行きましたが、雄大で自然豊かな場所です。晴れた日のドライブには良いですね^^

投稿 : 2025/03/08
♥ : 14
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