2017年度の巨人おすすめアニメランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月27日の時点で一番の2017年度の巨人おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

93.2 1 2017年度の巨人アニメランキング1位
進撃の巨人 Season2(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1284)
7197人が棚に入れました
超大型巨人の出現により人類の平和と幻想が破られたあの日から、エレン・イェーガーの果てしない戦いの日々は続く……。抵抗する術もなく巨人の餌となった母の最期を目の当たりにして、この世から巨人を一匹残らず駆逐することを誓ったエレン。しかし、過酷な戦いの中で彼自身が巨人の姿に変貌してしまう——。人類の自由を勝ち取るために巨人の力を振るうエレンは、ウォール・シーナのストヘス区において「女型の巨人」と激突。巨人同士の激しい戦闘は、辛くもエレンの勝利となった。それでもエレンに、そして人類に、休息の時は訪れない。次なる戦いは既に始まりを告げている。ウォール・ローゼに迫り来る巨人の大群に、人類はどう立ち向かう!?

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、谷山紀章、嶋村侑、小林ゆう、三上枝織、下野紘、細谷佳正、橋詰知久、藤田咲、神谷浩史、小野大輔、朴璐美、藤原啓治
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

史上最強?の第104期訓練兵団卒業生

原作既読


2013年1期全25話+OAD5話、2017年2期全12話。
私のような後追い組ならいざ知らず、リアタイ組には長い待ち時間だったでしょう。ちょいとクールダウンしちゃったか、はたまた期待値が上ブレしちゃったか、伝え聞くところで、「物事には適切なタイミングってあるよね」不遇な2期という噂です。

第2期1話が作中で“第26話”と扱われていることもありますが、前提は1期視聴済であること。第3期1話も“第38話”とルールは踏襲されていて、完結までは話数が上乗せされていくのでしょう。
おそらく70話以上を要するんじゃないでしょうか。
私たちは未だ巨人と人類を巡る一大叙事詩の途上にあるのです。

そんな途中経過の2期。
アニがアレしてこの後どうなるんだろう?からの続きになります。2期では1期での謎の一部が解明され、そして新たに謎が提示され、が並行するミステリの様相を呈してきます。

思えば1期は“圧倒的な力を持つ巨人”対“立ち向かう人類”というシンプルな二項対立。一枚岩ではない人類の描写が秀逸でもありました。圧倒的な力に蹂躙されるそんな“絶望的な世界で抗い続けることができる強い意志”を持った主人公エレンや調査兵団に共感や畏敬の念を抱きながらも心躍らせた傑作アニメです。

捕食した人間で胃が満たされたら吐き出すという生態は「食物連鎖とも関係ない。巨人の栄養にすらならない」ただ被殺戮対象としての人類という存在を浮かび上がらせ、戦慄を覚えたものです。

翻って2期はその巨人の謎が徐々に解明{netabare}(巨人が実は人間?){/netabare}され、見えない恐怖が可視化されていきます。巨人の恐怖というものが物語の面白みを担保する屋台骨であった以上、そこにメスを入れたことでのデメリットもありました。

これは作品の魅力の軸がシフトしたことを意味します。擁護すると、スプラッタホラー味の対巨人バトルで押し通せば、巨人の絶滅orボスの討伐といった少年ジャ○プ的インフレ展開しか残されておらず、結局「1期で終わっときゃよかったのに」となったでしょう。そこはマガ○ンだったのでそんな選択は取らなかったのかもしれません(嘘)。
魅力の軸がシフトとはあくまで好意的な解釈で、当然ながらこれを作品のブレと捉える向きもゼロではなかったでしょうね。

ただしブレはブレでも2期で私が感じた“ブレ”とは、これとは違うもっと絶望的なもの


“心臓を捧げる先である人類への迷い”


絶対真理と思っていた憎しみの対象“巨人”という前提が揺らぎます。
さっそく第1話(26話)で私の大好きなウォール教の司祭(注:1期レビューでボロクソ書きました)がまたやらかしました。{netabare}壁の中にいる巨人の存在をこれまで隠してきたのです。{/netabare}人類への裏切りです。
人類の進撃の糧に!と心臓を捧げた兵士たち。折り合いつけるかつかないのか、九死一生に煩悶して任に着いた調査兵団の一員たるエレンですら話数を重ねる毎に「俺たちは何と闘ってるんだ?」という状況がやってくる。そんな2期でした。

そして、1期と比較し市井の人の出番がめっきり減ります。兵士たち(特に調査兵団)の話がほとんどとなり、より狭い空間での兵士たちの選択や葛藤を追っているというのも2期の特徴です。
中核はエレン・ミカサ・アルミンその他第104期訓練兵団卒業生たち。良きにつけ悪しきにつけ、彼ら彼女らが『進撃の巨人』という物語の中心であることがほぼ確定となりました。
{netabare}余談ですが、エレンの同期達って何個師団分くらいの軍事力あるのだろう?少なくとも兵団のなかでは歴代最強のメンバーには違いありません。{/netabare}
1話分の引きがとても良いので次が気になりあっという間の全12話でした。今から視聴組は1期の勢いそのままに2期に突入できますね。ラッキー!


OPは1期に続いてLinked Horizonが担当。曲は「心臓を捧げよ!」

“捧げよ 捧げよ 心臓を捧げよ”

まるでそう言い聞かせないと正気を保てないような展開が兵士たちを待ち受けてました。
明確な敵設定できるうちはまだマシだったかもしれません。
そして謎がこれから徐々に明かされていく手前の物語序盤。


{netabare}「人は戦うことをやめた時初めて敗北する」{/netabare}


手練れのミケ分隊長が発したセリフが意味するところを兵士たちも視聴者である私たちも、それが如何に困難な道程かを思い知ることになるのでしょう。

「諦めたらそこで・・・以下略」
言うは易し 行うは難し です。普段できてる気がまるでしません。


■オマケ
巨人の捕食シーンはヴァリエーションが増えてた気がする。

{netabare}ミケ分隊長:獣の巨人に装置取られた実力者。いやぁ、ちょっときつい。{/netabare}

{netabare}ナナバ:古城で奮闘した先輩の女性兵士。いやぁ、これまたちょっときつい。{/netabare}




視聴時期:2018年11月

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2019.11.08追記
《配点を修正》 +0.1

3期が終わりFinal seasonを残すのみ。
視聴当時は1期と比較しややパワーダウンの印象を受けたが、2期で開示された情報は物語上不可欠なものでありのちに回収されます。
物語構成の良さを評価し加点しときます。



2018.12.18 初稿
2019.11.08 追記/配点修正
2022.02.27 修正

投稿 : 2024/06/22
♥ : 67
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

Ⅱ期も毎回予想を裏切る(上回る)展開!次期までまた我慢だ。

最後まで観ました。
相変わらず毎回の区切りが上手かった。
後半は巨人の謎がわかり{netabare} はじめてきた!訳ではなく、また謎を加えてきました。
ベルトルトとライナーがあの巨人。そして戦士?
ユミルとクリスタとの出会い。60年土の中で眠っていた?
クリスタの本名はヒストリア?
そして、エレンの指示に従って巨人を襲う巨人
「座標がずれた」という意味{/netabare}
続きが観たいけれど、今回もがんばって我慢しますよー 2017/6/20


今期もⅠ期のような予想を裏切る(上回る)展開で毎回あっけにとられます
感想書いたらすぐネタバレになるほど内容が濃いです。
そして展開も早いです。

でも一番すごいと思うのはエンディングです。巨人が「なぜ生まれたか」のような映像ですが、「映像」と「音楽」両方合わせたところに絶望と悲壮感の中に希望を感じるところは凄いと感じます。
(申し訳ないですが「お気に入り曲」ではありませんけどね)2017.5.26

Ⅲ期は2018年8月放送。我慢しました。
次期2019年4月。我慢しますよ。

投稿 : 2024/06/22
♥ : 62

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「人付き合い」で観るアニメ…?

「肝臓を捧げよ!」← いや、そういう人付き合いじゃないです(笑)。
…まあ、そういう席で話題になることもあるかな?

これのジャンルは何なんですかね?
一応SFなんだろうか、どうなんだろうか?

今さら「どんな話か知らないから知りたい」とかいう人はいないと思うので、特に内容に関して書きません。

有名なマンガ『進撃の巨人』のアニメ化(2期目)です。ちなみに私の視聴理由が、自発的に興味を持ったからではないというのがこのレビューのタイトルの意図するところであります。

私はある趣味(?)で子供や高校生なんかにも接する機会がありまして、そこでときどき会う兄弟(上の子が高校生で下の子は中学生、1期目放送の頃はたぶん上の子は中学生)が立体機動ごっこなどをしつつ『進撃の巨人』について私にいろいろと話しかけてくるわけです。

私はリアル知人の間では「そこそこマンガやアニメに詳しい」ということになっているので、その兄弟に限らず「『進撃の巨人』なら私も読んでる/観てる」みたいな人がいろいろ話しかけてきまして、そこで「そんなん知らん」とかいうと会話がスムーズに続かなくなるので世間に阿ることとなった次第…。

本作を「もの凄く面白い」とか「感動した」とか思っている方には申し訳ない話ですが、「まあ、リアルに中高生だったらかなり面白く思うんだろうな」とか「そんなに好みの話じゃないけど、客観的に観ればアニメの出来はまあまあ良いかな」とかグダグダ思いつつ、何となく観ていました。

そういえば、同じような動機で『テラフォーマーズ(TERRA FORMARS)』も観てましたね。あっちよりは本作の方がお勧めはできます。

…で、3期目やるんですね。まあ確かに、ここで終わられてもなんだかなあという2期目の最終回でした。というか、3期目制作ありきの2期目だったんでしょうね、きっと…。

おまけ: そういえば週刊少年チャンピオン掲載の『毎度!浦安鉄筋家族』でたびたびネタにされていた気がします。刃牙(バキ)とかと違って他誌なんだけど、大丈夫なんだろうか…?

投稿 : 2024/06/22
♥ : 42

68.5 2 2017年度の巨人アニメランキング2位
GRANBLUE FANTASY The Animation(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (370)
1479人が棚に入れました
父親の手紙に記された星の島・イスタルシアを目指すため、故郷の島ザンクティンゼルを発つ決心をした主人公は、エルステ帝国から脱走してきた少女・ルリアと出会う。ルリアを帝国から庇い重傷を負った主人公だったが、ルリアが自らの命を主人公の命とリンクさせ、一命を取り留める。主人公はイスタルシアを目指すため、ルリアは帝国の追手から逃れるため、ザンクティンゼルを飛び立った。

声優・キャラクター
小野友樹、東山奈央、釘宮理恵、沢城みゆき、平田広明、田村ゆかり、山路和弘、田中理恵、加藤英美里、杉田智和、伊藤かな恵
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

王道のRPG風。っていうか、13話どうした?

ゲームは未プレイ。最終話まで視聴。

とにかく作画がきれいな王道のRPG風の冒険もの。
島々をめぐりつつ仲間を増やし、目的地を目指す物語。

帝国軍が滑稽なほど弱々しいので、バトル要素は少なめ。

ラカム役の平田広明さん。SAOのクライン同様、こういう役ははまり役だと思った。
それ以外の声優さんも超豪華で申し分ない。

っていうか、{netabare}グレンで12話コツコツ積み重ねた話が、13話のジータのチートな話で吹っ飛んでしまった{/netabare}ような気がする。

まあ、個人的に主人公最強系は嫌いではないので、問題ないんだけど・・・。

投稿 : 2024/06/22
♥ : 37

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

グラブってる…?(CM三人衆出てきた!「ウェーイ!」)→ ifで締めるだと!(グラン編はファミ通文庫でノベライズ)

私はグラブってません(笑)。
まあ、このアニメは悪くない感じなのでしばらく観てみます。

2017.4.18追記:
ストーリーは、普通にRPGですね。そんなに悪くはないんだけど、パーティーのメンバーが揃うのにはもう数話かかりそうです。

ゲームでグラブっている人にはBD or DVDの特典が嬉しいのか、円盤の予約状況はわりと良いようです。

私は地上波でみられますけど、BSでしか観られない人は神撃のバハムートと放送時間かぶっちゃいますね。それでよいのか、Cygames…。

2017.5.29追記:
街中でイカ焼き売ってる露店の店員として、CMで「グラブってる?」、「ウェーイ!」ってやってる三人衆が出てきました。キャストもCMと同じっぽいです、ってただそれだけ…。

2027.6.25追記:
放送最終回の1話前が事実上の「最終回」でした。最終話は女性主人公のジータを選んだ場合のダイジェストストーリーでしたね。グラン版の映像を流用して、半分総集編みたいな最終話でした。

ただ、最終話を観て思ったのはジータはグランよりもかなり腕が立つように描かれてましたね。腕はSTAR WARSシリーズのジェダイマスター並みです。特殊能力なしでもカタリナより強そう(笑)!

EDもジータ版として背景アニメに若干の変更がありました。全体として、普通に冒険しててグラン版だった本編はけっこう面白かったです。

2017.8.29追記:
ジータ主人公の特別編はさておき、グラン主人公のストーリーはファミ通文庫でノベライズ(現在8巻:Ⅰ~Ⅷが刊行)されています。アニメのストーリーの続きを読もうと思うとⅣ以降になるみたいです。

続編がアニメ化されるかどうかは何とも言えませんが…。

投稿 : 2024/06/22
♥ : 42
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

主人公とヒロインに和む(2期おめでとう!)

2017年春アニメ。全13話。
ソーシャルゲーム原作。未プレイです。

ストーリーは王道でベタベタなくらいw
主人公であるグランが故郷の森でルリアという不思議な力を持つ女の子を助けたことをきっかけに、自分の夢を叶えるために故郷を旅立ち、旅先で仲間を増やし、ルリアを狙う組織と戦います。

作画は後半はちょっと大変そうでしたが全体的にはクオリティが高くよくできていたと思います。演出もしっかりしていましたし、キャラクターの仕草が細かいのが魅力で、常に積極的に動きを付けていて好印象でした。
キャラクターも背景もリアルすぎず、全体的にバランスの取れた画面作りをしていてとても好きです。背景をしっかり作っているのでそこから世界観を読み取れるのも良い所でした。
あとモンスター以外の動物が全部手描きでしかもリアル寄りで可愛い!

声優さんの演技は全体的に穏やかで自然に耳に入ってくる印象で、グラン役の小野友樹さんは特に若々しさと演技の巧みさが光りました。
ルリア役の東山さんは普段の演技はキャラクターに合っていてとても好きなんですが、感情的になるシーンでは個人的にはちょっと物足りなかったかも。

{netabare}
味方キャラクターは皆穏やかで、人間関係が安定していたのもストレス無く見られて良かったです。
ただ出会ったばかりのラカムがグランたちに親切すぎるのは気になったかな。町を救うために共闘した後にグランたちに同行するのはわかるんですが、ほぼ初対面にもかかわらず命のやりとりに首を突っ込むのは違和感があったなと。

全編通して見所なのがグランとルリアで、二人のやりとりは微笑ましくて本当に和むw 終盤の青い羽根の髪飾りは特にいい演出でしたね。

今思うと私はカタリナの心情にほぼ同期していました。ルリアに人として幸せになってほしいし、無茶しがちなグランが心配。そしてふたりがどんな関係にせよ仲良くしているのが嬉しい。
カタリナの視点からだとルリアの成長物語の側面が強く感じられるのも本作のひとつの魅力かもしれません。

ゲストキャラクターが個性的だったのも印象的で、(ローアイン、エルセム、トモイがウザ面白いw)穏やかなメインキャラと癖の強いサブキャラが面白いバランスで混ざっている感じです。12話ほどキャラが多いと流石に置いてきぼりな心境ですがw

第8話「ふたりの距離」は息抜き回でテイストこそ少し違いますがよく出来ていましたね。一番良かったのは演出で、シュールな絵面や独特の間が面白くてじわじわと笑いが…w
ストーリーとしても色んな「ふたり」の関係を端的に描いた味わい深い話数で、メインキャラの関係性を補強しているという点で作品全体を下支えする部分もあったと思います。
サービス回(もとい課金キャラの販促回)である8話と13話が良くも悪くも印象に残りました。8話はかなり気に入っていますし、13話は見所の多いギャグ回でしたw {/netabare}


正直な所王道好きの私としても、ちょっとクセがなさすぎる作品だとは感じます。ストーリーとしてはおそらくここからがさらに盛り上がる所だと思うので、2期が制作されるといいですね。
全体的にストレスの少ない作風で、世界観もよく作りこまれていて作画と演出も良質なので、じっくり見るのならとても楽しめると思います。(2017.7.6)

2期来た!ということでとても楽しみにしていました。
製作会社もスタッフも総入れ換えには吃驚。
でも監督構成がヴァンガードGの組合せ。私得ゥ!だけど1期もすごく好きだったので複雑ゥ…!!
今度も楽しめたら良いですね。(2019.10.4)

投稿 : 2024/06/22
♥ : 21
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