剣道部 さんの感想・評価
3.0
夢と現実、未来と過去、ソフトウェアとハードウェア、個人と社会、様々な境目で成り立つ不思議な映画
[文量→大盛り・内容→考察系]
【総括】
最初にタイトルとPVを観たときには、心温まる分かりやすいファミリー向けのアニメ映画なのかな?と思っていましたが、結果、(良くも悪くも)分かりにくいファミリー向けのアニメ映画でしたね。
この辺は、「深みがある」と捉えるか、「どっち付かず」と捉えるかで評価は別れそうですね。
私は後者です。社会実験的なアニメだとしたなら、同監督の「攻殻機動隊」くらい振りきってほしかったし、ファミリー向けなら、「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」の劇場版くらい、それこそ観ている大人が少し気恥ずかしくなるくらい、ガッツリファンタジーを貫いてほしかったかな。
なんとなく、監督が創りたかったモノと、出資者のリクエストが解離してたのかな? と思ったり。
とはいえ、クオリティが高いアニメであることは間違いないと思います。特に作画は良いです。風景とか綺麗。声優陣も、俳優さん中心の中ではハマっていた印象。そんな(声優若葉マーク陣の)中で、圧倒的に上手かった釘宮さんに、なぜかほっこりしましたw
【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む