宗教で異世界なおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの宗教で異世界な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月25日の時点で一番の宗教で異世界なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.4 1 宗教で異世界なアニメランキング1位
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (376)
1460人が棚に入れました
飛行機事故に巻き込まれた七人の高校生。彼らが目を覚ますとそこは魔法や獣人の存在する異世界だった。突然の事態に彼らは混乱― ― することもなく( ! ? )電気もない世界で発電所を作ったり、ちょっと出稼ぎに出ただけで大都市の経済を牛耳ったり、あげく悪政に苦しむ恩人たちのために悪徳貴族と戦争したり、やりたい放題! ?そう。彼らは誰一人普通の高校生ではなく、それぞれが政治や経済、科学や医療の頂点に立つ超人高校生だったのだ!これは地球最高の叡智と技術を持つドリームチームによる、オーバーテクノロジーを自重しない異世界革命物語である!

声優・キャラクター
小林裕介、桑原由気、日高里菜、日岡なつみ、金元寿子、金子彩花、石上静香、間島淳司
ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

なぜ設定で『高校生』にした!?

設定がボロボロで書きたい事が山ほどあるけど、長文になってしまうので頑張って短めに書きます。

まず、日本人の高校生7人が飛行機に乗ってる最中、突如異世界にワープしたのか何なのか分かりませんが、異世界に不時着。
全員軽い怪我で異世界人に助けられます。

Q「なんで、高校生7人が飛行機に乗ってたんですか?」
A「分かりません」

次に、各キャラの紹介。
御子神 司:総理大臣(高校生)♂
真田 勝人:実業家(高校生)♂
プリンス暁:マジシャン(高校生)♂
一条 葵:剣豪(高校生)♀
大星 林檎:発明家(高校生)♀
神崎 桂音:医者(高校生)♀
猿飛 忍:ジャーナリスト(高校生)♀

Q「高校生でも医者や総理大臣になれるんですか?」
A「なれません」

で、助けた人がリルルというヒロインの村娘。
一応異世界だからか、魔法というのがあって、彼女も魔法が使えます。
そしてその世界で暮らして行こうという流れになります。

Q「元の世界に戻ろうとはしなかったんですか?」
A「そういった感じは全くないです」

以下、ネタバレ含むツッコミ
ネタバレレビューを読む

ただ、こんな穴だらけの設定でもアニメ化されるぐらいだから、きっとこういう話をとても好む人もいると思う。
とっても好き嫌いが分かれそうな感じがしそう。
1話、最初の5分で「寒っ!!」と思った人は、そのまま切っていいと思います。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 29

scandalsho さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

あぁ、今期の酷評枠かぁ(笑)

原作未読。最終話まで視聴。

世界最高の政治家の御子神司
世界最高の実業家の真田勝人
世界最高のマジシャンのプリンス暁
世界最高の剣豪の一条葵
世界最高の発明家の大星林檎
世界最高の医者の神崎桂音
世界最高のジャーナリストの猿飛忍

彼たちが異世界において、産業革命を起こし、民主主義革命を起こし、建国していく物語。
マジシャン?ジャーナリスト?
少々微妙な人選ではあるが、面白そうな初期設定だと思う。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

この作品最大の問題は、彼らが『全員日本の高校生』だという点。
なぜ、彼らが『日本人』である必要があるのか?
なぜ、彼らが『高校生』である必要があるのか?

司は総理大臣なんだそうだ。総理大臣=衆議院議員=被選挙権は25歳以上
『日本人』で『高校生』だと、さすがに無理がある。

これ以外の面々に関しても、『世界最高の』の冠がつくと高校生では無理が生じてしまう。

少なくとも、この点に関しては(強引なこじつけでも)説明が必要だと思う。
この部分の説明を避けたいのであれば、『日本人の高校生』という現実離れした設定は諦めるべきだ。
初期設定の段階で破綻していて、視聴者の理解が得られないからだ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

この作品の最大の不幸は、同期に『Dr.STONE』と『本好きの下剋上~』があった点。

その作品が『何に重きを置くのか?』という根本的な問題はさておき、『発明』という点においては、上記2作品に軍配が上がるだろう。
それも圧倒的に・・・。

原材料の入手から製造過程まで、丁寧に描いた2作品に対して、落差が半端ない。

色々なモノをすっ飛ばして、『世界最高の』をアピールしたいのか?とも思ったけど、恐らく、原作者の知識の問題なんだと思う。
知識がないから過程が描けない。
もっと言えば、調べてもよく分からないとか・・・。
そういう作者の浅はかさだけが浮き彫りになってしまう悲しさ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

いかなる理由があっても、相手国に武力攻撃を行う政治家、核攻撃を決断し、実行した政治家を『世界最高の』と謳ってしまう原作者の思想は、断じて許してはならない。

少なくとも、この点だけはもっと厳しく断罪されるべきだ。
こんな作品をアニメ化した制作陣の人格も疑わしい。

世界で唯一の被爆国である日本人の発想だとは思えない。
この主人公たちが『日本人の高校生』であるという設定は、日本人に対する最大の侮辱だ。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 31
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

天才児たちが異世界へ行くそうですよ?

1話感想ネタバレレビューを読む

2話感想ネタバレレビューを読む

3話感想ネタバレレビューを読む

5話までの感想ネタバレレビューを読む

6話感想ネタバレレビューを読む

最終回までの感想ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/19
♥ : 18

89.2 2 宗教で異世界なアニメランキング2位
葬送のフリーレン(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (675)
2192人が棚に入れました
勇者ヒンメルたちと共に、10年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした魔法使いフリーレン。 千年以上生きるエルフである彼女は、ヒンメルたちと再会の約束をし、独り旅に出る。それから50年後、フリーレンはヒンメルのもとを訪ねるが、50年前と変わらぬ彼女に対し、ヒンメルは老い、人生は残りわずかだった。 その後、死を迎えたヒンメルを目の当たりにし、これまで“人を知る”ことをしてこなかった自分を痛感し、それを悔いるフリーレンは、“人を知るため”の旅に出る。 その旅路には、さまざまな人との出会い、さまざまな出来事が待っていた―。
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ヒンメルへの旅

一昨年の本放送以来、今もってだらだらと投稿を続けている関係で、
再放送を視聴する際には、ついつい細かい部分にまで注意がいってしまう。
それらをすべて指摘していたらキリがないから、大概にしておこうと思うが、
ただ、今回再視聴した第15話「厄介事の匂い」に関しては、
これまで仮設してきたシェーマを整理しつつ、結論への導入ができそうなので、
以下に三点ほど、簡単に書きとめておくことにしたい。


ネタバレレビューを読む


私見では、この作品の究極的なテーマは「言葉」である。
それはヒンメルという存在に集約され、具現されている。
そしてそれは、フリーレンの「内面」を経由するかたちで、いわば二人の"あいだ"にある。
何よりもフリーレンの旅の目的地が「天国 (Himmel)」であること、
この事実が本作のすべてを物語っているのではないだろうか・・・?

これが「私記」の結論になるのだが、最終章は数回に分けて詳述したいと思う。
また道草を食ったりしなければ(笑)、次回から追々投稿していく予定です。


  「フリーレン私記」

ネタバレレビューを読む



2025. 3. 8

投稿 : 2025/04/19
♥ : 24
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面白くてはいけない作品を面白くしてしまい、余韻が無くなったかも。

 コミック1巻あるいは本作1話は素晴らしかったと思います。最近「すずめの戸締り」もありましたが、古い時代を思い出し、鎮魂するという話が増えてきたのは、次の日本を作っていこうという雰囲気がやっとでてきたのかな、と思います。

 ただ、アウラ編のバトル要素満載と、オシリスの天秤(とは違いますが)のようなもので、少し安易な形で魔力を隠す意味を魔族との戦いの要素にしてしまったことで期待外れとなりました。何より「葬送」の意味を魔族を倒した数と矮小化してしまったのは、非常に残念でした。

 1級魔法試験も「天下一武道会」が始まったか…というがっかり感はありました。

 ヒンメルおよびその仲間を思い出しながらの「葬送の旅路」はつづけていました。
 ゼーリエのところで人は駄目だと言いながら、花を出す魔法が嫌いと言いながらツンデレのゼーリエで、エルフの生き方の寂しさの様な部分を一旦総括していました。また、フェルンとゾルトラークで「人間の魔法」「人間の強さ」について表現していました。ただ、それを露骨に見せすぎだろう、という気はしました。

 全体としてどんどんエモくなっていきました。全体に「いい話」にこだわりすぎて、サラリとしたのが良かったのに、人との関係が強くなった、ならざるを得なかった感じが平凡な面白さに近づいていったなあという印象です。言い換えるとキャラと思い出話に寄りかかってしまった気がします。

 アニメで言えばコミックではつまらなかった、1級魔法のところをかなり面白く仕上げたのは素晴らしいと思う反面、この作品における期待の真逆になってしまいました。テーマを丁寧に説明してくれてしまいましたので、感じる喜びが無くなってしまいました。

 つまり、キャラ萌えとバトルの平凡な面白さになたということです。テーマも感情も見やす過ぎて引っ掛かりが無くなった感じがしました。この作品は面白くすると、かろうじて残っていた引っ掛かりも余韻も消えてしまう気がします。

 コミックスの原作の第1印象はアウラ編から「面白くない」でしたが、それでも読み進められたのは、フリーレンが旅路の果てに見るものは何かが気になるからです。その点は未だ気になっている反面、同じようなテーマを延々繰り返している感じもあるので、きっぱりとダラダラしないで終わって欲しいと思います。

 評価はこの作品は結末を見るまでわかりませんので、保留です。が、オール3もどうかと思いますので、オール4にしておきます。





19話 本作のつまらなさと深さの両立が上手く言語化できないので、再度レビュー。

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21話 21話は面白い。それ故に唯一無二の作品ではなくなってしまった。

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23話 マンガ版より分かりやすく面白い…うーん、再評価してもいいかなあ

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24話 フェルンの性格はなぜああなのか?なぜゾルトラークだけなのか?
 
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25話 バトルが長すぎてテンポが…テーマ的には同じことを繰り返してますし。

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26話 やっと1級試験も2次試験が終わりました。

 魔法とイメージがこの数話にはテーマとして出てきてますね。フリーレンを殺せるというイメージ。そして布を切るというイメージ。それとエルフと人間の魔法に対するスタンスの話もありました。で、もちろんフェルンがゾルトラークを極めるということでしょうね。その辺が本作はテーマとしてありそうですね。そこをはっきりさせたのが1級魔法試験かな、という感じでした。このテーマ性は悪くないと思います。ただ、試験編は長いなあ…やっとここまで来たかあ…

 なぜか模倣フェルンが出てこなかったのはフェルンがそこまで上手く魔法を隠せているということ?一瞬メトーデを狙っていたけど攻撃を受けきったように見えましたけど…拘束魔法が上手くいく前に攻撃は受けたみたいですよね。それをよけ切っていた?メトーデが強すぎるってこと?それともたまたまなんでしょうか。

 作画はやっぱりバトルシーンは力が入ってますけど、私は惹かれないですね。むしろ作戦会議の時のフェルンの表情の変化が良かったですね。









前回のレビューです。

正直に言うと原作アウラ編の途中からつまらなくてしょうがなかった。

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第5話 原作マンガが良すぎるのでアニメは休みます。

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視聴前 私は冒頭が好きです。「間」と「静けさ」がキモになる作品。

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第1話 素晴らしいアニメだけど、面白くはない。過大評価はしない方がいい。アニメはマンガに比べて格段に情報量が多いのがどういう影響になるか。

 初回…というか2日前、金曜ロードショーの放送の時に、戦後78年のアナロジー云々と書きましたが、やっぱり再視聴してみて、この作品は頭を使わない方が良さそうですのでレビューを書き換えました。
 考察するよりも、生きるということと時間経過の意味を感じる方が良さそうです。
 1点だけ。魔法とはなにか?魔力感知とは?魔族は?そこのアナロジーは嫌でも考えてしまいます。

 そして、やっぱり面白くはないです。エンタメとして評価するなら退屈です。それでも「いい作品」だと言えます。3回目ですけど全然OKです。
 ストーリーもテーマもキャラも抜き出してしまえばありきたりです。過大評価、期待過多、そして何よりも他人の意見。見方は人それぞれですから、こういったものは排除した方がいいと思います。向くか向かないか。まず自分でそれを判断しないと苦行になる可能性があります。
 特に情報として作品を観賞する「タイパ」重視の見方をする人は早々に退散した方がいいと思います。

 アニメ版、ちょっとフリーレンの顔が丸くて笑ってしまいますが、時間の経過の感覚はゆったりしていてけど、場面のテンポは速くて上手く原作を表現しています。
 音楽や声優さんの声質、演技。効果音、色、何より動きなどアニメならではの情報量の増加しているのが下手をすればノイズになります。(1例を挙げると30分単位の2話。岩を魔法で打ち抜く修行をしているところのシーンが顕著です)
 また、制作者の解釈が分かりやす過ぎて、原作より文学性は落ちている気がします。

 ただ、この作品は視聴中は頭を使わず受動的に見て、後から味わった方が良い気もしますので、そこはアニメのアドバンテージでしょう。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 32
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

魔法使いフリーレンの人を知ろうとする旅路(2期制作決定!!)

[2024.9.28追記]
やったー!!ついに2期制作決定したみたいです♪
https://www.youtube.com/watch?v=DknvOzqQCTo

たぶん2期も2クールだと思うから(黄金郷編やるし)、実際の配信は2年後とかになるかもだけど、とにかく嬉しいし、とても楽しみです!!

[2024.3.24見終わって]
ほんとうに、本当に素晴らしい作品でした!!
小説やコミックなどの原作からアニメ化をするに当たって、作品の雰囲気、キャラのイメージなどを損なわずに作品化するということは、当たり前と思われるかもですけど、尺の関係などもあって制作者の方々にとってはとても大変なお仕事なんだと思います。
そんな中、この作品はある意味作品を超えたような演出・表現がちりばめられていて、制作者の原作への深い解釈・理解があることが伺えました。
例えば第27話。リヒターが店先でフェルンたちとばったり合うシーン。
あのアニオリシーンを入れることで、その後のフェルンとゼーリエのシーンがさらに味わい深くなっています。最終話の、フリーレンが老婆が果物をこぼすのを見てるシーンも改変されてましたけど、さらに良くなっていました。
原作の最新話は127話ですが、アニメはちょうど60話まで。
ストックは充分だし人気も出たので2期はほぼ確定かもですけど、この素晴らしいクォリティを同じスタッフを維持して制作・・となるとなかなか大変で、時間がかかっても良いのでまた素晴らしいアニメを私たちに魅せていただけることを楽しみにしたいです。

[初回感想]
魔王を倒し平和をもたらした勇者一行。
パーティの魔法使いフリーレンは勇者ヒンメルの死をきっかけに、人を知ろうとする旅路が始まる。。

原作は少年サンデー連載中のコミックで、11巻まで発刊。
原作は読んでて、とても好きな作品です。
普通は魔王を倒してめでたし、で終わるところをこの物語はその後のエピローグを描いています。
人とエルフの寿命の違いによる感覚の違いを壮大なスケールで描かれる世界観も面白いし、いい意味で淡々とした雰囲気とドライなフリーレンをはじめとしたキャラの魅力も感じる作品でした。

第1話が2時間スペシャルだったのもびっくりです。(厳密には4話までをつなげたみたいです)
制作側の力の入れようが伝わってくるし、かなり期待しながら視聴しました。

作画良いです!
雰囲気もすごくいい!
良く書き込まれてるしよく動いてるし、音楽も雰囲気にあってて◎です♬
キャラの声もあってると思いました。
ドライなフリーレンも、優しそうなヒンメルも、茶目っ気のあるハイターも、渋いアイゼンも、原作のイメージのままでした。

原作ではセリフがない細かいコマが結構あって、それが作品の味にもなってたんだけど、アニメではその雰囲気をどう表現するんだろうと思ってたら・・すごい、作品の雰囲気そのまんまの再現してていい意味でびっくりでした。

作中のセリフも味があっていいんですよね。

これは今期アニメではかなり期待できそうで、とても楽しみです♡

アニメは連続2クール全28話ということで、原作最新巻まで行きそうかなと思ってたけど、8話で原作2巻のペースだとどうやら7巻あたりで終わりそう。でも1級試験編楽しみです♪

以下、印象に残った話の感想です。

6話「村の英雄」
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9話「断頭台のアウラ」
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11話「北側諸国の冬」
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17話「じゃあ元気で」
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18話「一級魔法使い選抜試験」
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21話「魔法の世界」
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22話「次からは敵同士」
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投稿 : 2025/04/19
♥ : 52

67.7 3 宗教で異世界なアニメランキング3位
神無き世界のカミサマ活動(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (216)
628人が棚に入れました
怪しげな教団の教祖の息子・卜部征人は「産霊(むすび)の儀」という儀式中に命を落として異世界へ転生した。 その世界で彼に待ち受けていたのは...... 神と名乗るミタマの力を取り戻すために信者を集めること。どうやらミタマが発揮できる力の大きさは、信者の数に応じて変わるらしいのだが、肝心な信者数は......まさかの“0”!? 「うそ...ボクの信者、いなさすぎ...」 征人が楽しく暮らしている「カクリ」という村を敵から守るため、また村を発展させるためにはミタマの力が必要だという。 ミタマの力を取り戻すべく、征人はあの手この手を使いながら今日も信者集めに奔走する。 果たして、ミタマの信者は集まるのか。そして、征人はこの世界で生き残れるのか――! 神無き世界で繰り広げられる、ポンコツ神ファンタジーが今はじまる!
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

な、なんじゃこりゃああああああ

朱白あおい(原作)、半月板損傷(作画)による原作漫画は、現在、『わいるどヒーローズ』(ヒーローズ)で連載中(既刊8巻、原作未読)。
アニメは、全12話(2023年)。監督は、稲葉友紀。制作は、『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』などのstudioぱれっと。
(2024.6.2投稿、10.3推敲)

タイトルの通り、な、なんじゃこりゃああああああという、よくわからない作品(笑)

話数とともに次第に「崩壊してゆく作画」、初めからチープ感を狙ってやってるのか?よくわからない「ドット絵」の挿入、雑なCGモンスター、実写のコンバイン画像の雑コラ

「宗教」という割と真正面から扱うことがためらわれる題材

「ごちゃまぜの世界観」と「ぶっ飛んだストーリー展開」

「ゲスい主人公」

性別転換とともに声優が諏訪部順一さんから富田美憂さんになって、元が男だからなのか(笑)、ストーリーと全く関係なく、際どいサンバの衣装を着ていたり、セクシーシーン満載のチョロすぎる「騎士ベルトラン」(※アニオリらしい)

あと、もう人妻になったからなのか(笑)、花澤香菜さんや小松未可子さんにそんなこと言わせていいの⁉︎と思ってしまうような「際どいシーンの数々」(見所ともいえますが(笑))


といった感じで、一般的に人を選ぶといわれる要素であったり、いわゆるクソアニメ要素満載なので、観る価値もないという評価がなされても全然納得できる(笑)
ただ、私は、なんか単純に駄作と切り捨てられない妙な魅力を感じてしまったんですよね…

その理由は、作画とかストーリーとかがハチャメチャなんだけど、「割とちゃんと考えられた設定」と「声優の演技力の凄み」で何とかギリギリ物語としての説得力が確保されていると思えたからでしょうか(もっとも、全然ギリギリじゃないよ!という評価もあると思うので、一応、注意はしたので後は自己責任で(笑))。


【割とちゃんと考えられた設定(※説明の範囲でネタバレ有り)】
ネタバレレビューを読む
(→『神無き世界のカミサマ活動』)

こんな感じで大枠の設定は、割とちゃんと説明できて、すべて真面目にやっちゃうとすごく重い話になってしまうので、本作を好意的にみるなら、エンタメとして極端に軽い話にしたのかも?しれません。


【声優の演技力の凄み】
また、本作の声優は、榎木淳弥、鬼頭明里、花澤香菜、緒方恵美、上坂すみれ、諏訪部順一、富田美憂、悠木碧、 高橋李依、小松未可子、小清水亜美、速水奨など他作品で主役を張るような錚々たる顔ぶれ(敬称略)。

本作は、上にも書いたようにストーリーの大枠はしっかりしているものの、細部はぶっ飛んでいるので(例えば、世界観ガン無視でアイドル活動…)、そのシーンだけ見るとよくわからない話なんですが(笑)、声優の演技力で押し切られているように感じました。

この低予算(多分?)アニメで、このメンツを揃えた意味がわかるというか、荒唐無稽とも思える話にリアリティを持たせてしまう声優の演技力・底力に改めて感嘆させられました(実際に存在しないものであっても、迫真の演技をされると実際にあると騙されてしまうアレ)。


【禁欲主義と神様(※余談)】
例えば、西洋のキリスト教は、「七つの大罪」に代表されるように、「色欲」、「嫉妬」など人間を罪に導く可能性があると見なされてきた欲望や感情を抑圧する「禁欲主義」です。なので、本作が描く徹底的な管理社会は、キリスト教的な禁欲主義の「成れの果て」という見方もできます。

これに対して、本作に登場する「カミサマ」、例えば、「荼枳尼」(ダキニ:CV.高橋李依)は、ダーキニーというインドのヒンドゥー教を起源とする東洋の神様で、一部の密教では性愛(SEX)を司る神と解釈されているようです(参照:Wikipedia)。
要するに、本作でも禁欲主義とは反対の快楽主義的なカミサマとして描かれています。

なので、本作は、キリスト教的な禁欲主義社会を快楽主義的な神様がぶっ壊し、欲望という人間性の根源を回復していくお話ともとれます。まあ、話がぶっ飛びすぎなので、少なくとも観てるときには、そんな高尚さを微塵も感じさせないのですが…


【最後に】
決して手放しで面白いといえる作品ではないのですが、単なるエロアニメとはいえない骨太の設定や声優の演技力があって、やりたい放題にキャラたちが動き回っても何とかお話として成立している(多分)。
なんか単純に駄作とも切り捨てられない妙な魅力を感じる作品なんですよね。

ちなみに、思いっきり途中で終わってます…個人的には続きが観たい!

投稿 : 2025/04/19
♥ : 10

nyamu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

金無き世界のアニメ制作活動

転生した先の村を守るため、イキリ幼女の神様とその神様の力を増大すべく信者を集めていくという話。


1話の始まった途端面白かったんですけどw

(長くなったので途中書いていた感想は削除)


⋯やっと最終話まで見れました。

最終話なのにお世辞にも良い作画ではなかったけれど、その分バックに流れる歌で盛り上げるぜ!てな感じで画の足りない分を音楽で補ってた印象。

声優とか音周りを充実させてるのは画がどう頑張っても無理そうだったからか、OPもEDもその回の映像で済ますという超省エネ作戦。

実写コンバイン、いかにもCGの害獣やペットが普通のアニメ絵と同じ画面に映って浮きまくっている衝撃のシーンも最早この作品の味の一つ。

逆境でも逆手にとって笑わせに来るのは監督さんの手腕なのか、結構すごいと思う。

かと言って全編手抜きという訳ではなく、ちょくちょく「おおっ」となるシーンもあったりと、真面目と不真面目を行ったり来たりするキャラやストーリーと同じく掴みどころがなかった(褒めてる)けど頑張ってるのは感じた。

あの映像で1クール頑張ろうと思ったことと、宗教や神といったタブーにも際どく踏み込んでいる度胸もなかなかのものだと思う。

舞台設定と本筋のストーリーは良いので過剰なエロが抑えられてればもっと受け入れられたはずなのに惜しい。

ここの評価だとどうしても点数上がらないんだけど、色々アラがあれども全体としては面白かった。

「お願い、神さーま叶えて」で始まるOPの曲も良かったし、OP専用の画が無いながらも毎回何話かを表示するちょっとしたショットもあって、全体としてはどうしてもアレだけど苦心の作で頑張ってだと思う。

2期があれば見たいなぁ。

少々のアラとエロには目を瞑って「新たなアニメを見た」と思える人向け。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 8

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

神は死んだ

神様がいない世界に転生して、信者獲得のために布教活動をしていたら異教徒と対立することになる異世界宗教バトルアニメ

このアニメあんまり好きじゃないけど、キャラデザいいし話や雰囲気も良くていいアニメだと思いました

好きじゃない理由はいくつかあって、
1,変態多すぎて気持ち悪い
2,信者を増やしたい人達はみんな強引な方法で信者を増やそうとしていて、信者の数をステータスみたいに誇っているのがなんか嫌
3,性格もあんまり良くなくて、こんな人達を信仰したくない
4,何も知らずに騙される人達がかわいそう
5,バトルアニメがあんまり好みじゃない

ミタマも敵もちゃんとした教義がなくて、人の欲望につけこんで利用しているのが、なんか邪悪な存在に見えてならないんです
どっちの教義が正しいか、どっちのカミサマを信じるかじゃなくて、力が強い存在が力づくで敵を倒して信者獲得しているだけだから、信仰ってそういうものじゃないですよね?

話は面白いと思ったので、ホントにちょっとした引っかかりでモヤモヤしちゃったのが残念です

投稿 : 2025/04/19
♥ : 21

66.8 4 宗教で異世界なアニメランキング4位
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (260)
1016人が棚に入れました
ゲーム内の姿で異世界へと召喚されてしまったディアヴロ(本名・坂本拓真)は、「私こそが召喚主」とお互いに主張するシェラ、レムの2人とゲームにそっくりな異世界での日々を過ごしていた。エルフの王国の精鋭部隊と戦ったり、魔族と戦ったり、復活した魔王クレブスクルムを従わせたり。「我はディアヴロ。異世界の魔王であるッ!」と魔王演じながら、強敵に立ち向かっていくディアヴロは、ときには美少女たちに翻弄されつつも、確かな信頼関係を築き上げていた。──そんなある日。湖東の森に出かけたディアヴロたちは、ボロボロになったひとりの少女と出会う。「か、神様……、なのですか?」それは聖騎士に追われた、教会の大主神官・ルマキーナだった……!コミュ力ゼロの魔王(演技)が、絶対的な強さで突き進む!異世界魔王と召喚少女たちが繰り広げる“夢いっぱいの異世界冒険譚"、再び!

声優・キャラクター
水中雅章、芹澤優、和氣あず未、伊藤美来、古賀葵、内村史子、赤﨑千夏、原由実、大久保瑠美、加藤英美里、種﨑敦美、森嶋優花、千本木彩花、置鮎龍太郎

NEKONYAN さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

1期は☆5、今作(2期)はあまりにも酷い

アニメ作るの下手糞かよ
制作会社とキービジュアル発表時点からの嫌な予感が当たってしまった。
作画が悪いことは他の方も語っているので、それ以外の点にも大いに触れつつ、ネタバレを避けて原作ファンの視点から酷評しようと思います。

不満点1つ目
あらゆる面で主人公軽視
戦闘描写がしょぼいのは100歩譲って我慢できる
でも、それだけじゃなく普段の日常シーンから明らかに主人公だけ作画の力抜いてるよね?原画が悪いとかでなく、リソースの振り分けがムカつくっていってんの
加えて作画以外でも主人公軽視が目立つ
カットしていい会話とそうじゃない部分の判別がついてない
例として、8話の教会幹部(白面)の不正を知ったルマキーナとディアブロのやり取りをあげる
原作ではアニメでもあったルマキーナの悔しいという言葉の後に
「ディアブロ様……人はなぜ……?朝、起きて食べるパンがあるのに、どうしてそれ以上を欲するのでしょうか?」
(中略)
「人とは上を目指すものだ。今に留まることなく、誰も到達してない境地を目指す。全員ではないぞ?むしろ極めて少ないが……満足を知ることなく、意欲とか渇望とか根気に溢れて、常に向上を求める者が存在するのだ。それは人の可能性であり、進歩であり、挑戦である。しかし、その精神が間違った方向へ行くこともある。既得権益を悪用し、他者を貶め、奪い、苦しめる。枢教院の悪党たちも、魔王に立ち向かう勇者たちも、ある意味で”無限の意欲”を持つ者なのだ」
「わかりません……それでは、ディアブロ様は枢教院の行いを悪ではない、と?」
「いいや、悪だ。胸糞が悪くなる。だが連中は”罪を犯した”から悪なのだ。朝のパンがあることに満足しなかったからではない。向上心は罪ではない。罰するべきは、賄賂を受け取り、教会を私物化したという罪なのだ―そこを履き違えてはいかん」
(むらさきゆきや(著)、鶴崎貴大(イラスト)、「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術6」、講談社、2016年、pp133-135)
というやり取りが続く、これは主人公やメタ的にいえば作者の思考を表す重要な会話にもかかわらずアニメではカットされた
その後の祈らせてくださいもなぜ信者たちが熱心に祈ろうとするのかをちゃんと説明してなかったしあれなら祈りの下りはバッサリカットして、上記の会話にちゃんと尺を使えと思う。
一期はむしろシナリオ構成によく原作をまとめてるものだと感心したくらいなので2期のクオリティにはあらゆる面でがっかり

不満点2つ目

7話のエンドカードが酷い
内容は朝凪先生が担当したエミールが夢の中でヒロインたちを裸で侍らせるというもの
この同人のノリを採用したアニメ制作会社はあたまおかしいんじゃないか
NTRっていう人を選ぶものを取り上げた事よりも、エミールっていう愛されキャラを竿役にしたのが不愉快極まりない
ちゃんと原作読んでたらエーミールは愛されキャラだってわかるはず
2期の監督陣は読んでもそれがわからない貧相な感性の持ち主かそもそも原作読んでない人ってこと
物語を作る仕事にかかわるのやめてくれ

作画もコンテ切ってる構図も微妙
声優さんも一期からの人はいいけど、二期からの声はあってない人多すぎ
音響監督さんは変更ないはずなのに、演技指導や、そもそも新キャラの声質が原作とイメージ違うのは監督の差かなって思ってる。


5話だけは唯一作画とシナリオ構成や構図よかった
ただしキャラ作画のみ
戦闘シーンはあまりにもお粗末
それでも手塚プロにしてはよくやったんじゃないかな(笑)

追記
8話の挿入歌演出があまりにも酷すぎて怒る通り越して呆れて見るのやめてましたが、アニオリで閉めたと聞いて10話まで見てきました。
9,10話はよかった、アニオリ入れても綺麗にまとめるあたり流石筆安さん、原作者が脚本やってる回も良かった。原作者がアニメに口出しした方が切れにまとまるって珍しくね。
作画も戦闘も日常もよかったと思う。
文句なしで面白かった。
最初から9,10話のクオリティ維持してくれれば…1期の星5評価とまではいかないが4.5くらいはつけれたし、批評することなくもっと純粋にアニメを楽しめたと思う。

今回も魔王VER出るらしいのでそちらでの修正に期待

投稿 : 2025/04/19
♥ : 10
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

残酷なことをするもんだな

1期視聴済み。
続き物の2期目なので、1期の視聴が大前提です。
1期は結構評価したし、今でもたまに見ている作品だったりします。

さて、第2期の今作、感想を一言にまとめると「残念」。
付け足すならば「1期と比べて残念」。
1期と異なるプロダクション、監督に任せた意図は何だったのでしょうか。

Wikiを見ると、アニメ1期、2期の制作体制が表の形でまとめられていて、あっちが誰でこっちがどこでが実にわかりやすい。これは残酷な比較だと思う。テレビ局も意地悪なことをする(・・・おわかりいただけると思いますが制作責任を持つ側に対する皮肉です)。

物語:ネタバレレビューを読む

作画:ネタバレレビューを読む

声優・キャラ:ネタバレレビューを読む

音楽:ネタバレレビューを読む

講○社、コンテンツを1つ失ってしまったかな。残念。

[2021/06/27 v1]

投稿 : 2025/04/19
♥ : 13

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

EVERYBODY! EVERYBODY!(OP主題歌)を世に送り出しただけでもこのアニメには価値がある!

『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』(無印)に続く2期目の、ラノベ原作アニメです。原作の最新刊14巻はまだ買っただけで読んでいません、すみません…。

なお、アニメも原作同様エロ成分は多めです。

OP主題歌『EVERYBODY! EVERYBODY!』は音楽レーベル「avex trax」や「avex tune」が送り出してきた、1990年代後半~2000年代前半のディスコサウンドを基調とするJ-POP楽曲(アーティストとしてはTRF、m.o.v.eなど)を知る人にはとても懐かしい感じがし、かつ中毒性の高い名曲です。

TRFのDJ KOOとm.o.v.eのmotsuを迎え、メインボーカル芹沢優がi☆Risやこれまでのソロ楽曲とは違ったテイストで歌い上げる、「The avex sound」とでも呼ぶべき曲に仕上がっています。

ED主題歌『YOU YOU YOU』は、同じく「芹澤 優 with DJ KOO & MOTSU」ですが楽曲としてはアイドル楽曲っぽく仕上がっており、こちらはMVではDJ KOOとmotsuの二人も芹澤優のカワイイ動きに付き合うように楽し気にノリノリで踊っているのが印象的です。

アニメの話じゃないんですが、このユニットでアルバム作れるくらい楽曲を出して欲しいと思うくらい、天才的にハマったユニットだと思います。

なお、DJ KOOとmotsuのお二人は本編でもモブキャラとして声優としての出演を果たしています。

そしてようやくアニメ作品の話:

原作のジャンル的にはいわゆる「異世界召喚」ものなんですが、「小説家になろう」発とかではなく最初から商業出版として企画されたライトノベルです。

基本設定に関する説明は1期目に関するあにこれ公式の「ストーリー・あらすじ」を見ていただければだいたい正しいです。召喚時には自分がプレイしていたMMORPG「クロスレヴェリ」的な世界に召喚され、自分のプレイ時のキャラクターである「ディアヴロ」として召喚されます。

ディアヴロを召喚したと主張する女の子が二人(エルフのシェラと獣人のレム)いる時点でいわゆる「異世界ハーレム物」という方向づけは明らかですが、路線的に当たり前のように巻を追う毎にディアヴロの周りに女の子が増えていきます。

原作では10巻くらいまでは一応「3巻で1セット」みたいな雰囲気のシリーズ構成になっていまして、1期目は主に原作1~3巻の内容、2期目は原作4~6巻の内容がアニメ化されています。ということで、以下は1期目を観終わった人向けに書くのでまだの方はひとまずここでさようなら。



アニメ化の感じを1期目と比べると、ディアヴロが魔王として振る舞うときの演出として、1期目が「表面上は余裕だが内心ではギリギリ」という感じだったのに対して2期目は「表情にも余裕の無さが表れてしまうが周りのキャラに見られていないからバレない」みたいな感じになっています。

私個人としては1期目の描き方の方が好きで、原作のイメージに近いと思っています。

ストーリーとしては大主神官ルマキーナが登場し、ファルトラと王都以外の都市として初めてジルコンタワー市が舞台となったりしますが、1期目に比べるとラスボスが地味で見栄えがしない話になっています。

ですがここで手に入れるアイテムなどが以後の話の伏線になっていたりはするので、仮に3期以降も作られることがあるとすれば飛ばすことはできないだろう箇所でもあります。

ストーリー的に大きな改変はなかったはずなんですが、「なんか原作のイメージと違う?」みたいな違和感を抱きながら全話完走しました。

まあでも、どうせなら続きもアニメ化して欲しいとは思います。以降の敵とかもなかなかに強いし女騎士アリシアのイカれっぷりも増してさらに盛り上がりはするので…。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 23

72.0 5 宗教で異世界なアニメランキング5位
王立宇宙軍オネアミスの翼(アニメ映画)

1987年3月14日
★★★★☆ 3.9 (276)
1140人が棚に入れました
所属が10人に満たず「失敗ばかり」「なにもしない軍隊」と揶揄され、世間に落第軍隊として見下されているオネアミス王立宇宙軍の士官・シロツグ=ラーダットは、欲望の場所でしかない歓楽街で献身的に布教活動を行う少女・リイクニ=ノンデライコとの出会いをきっかけにそれまでのその日暮らしの自堕落な生活を捨て、宇宙戦艦という名目の人類初の有人人工衛星打ち上げ計画に参加し宇宙を目指すことになる。

声優・キャラクター
森本レオ、弥生みつき、内田稔、飯塚昭三、村田彩、曽我部和恭、平野正人、鈴置洋孝、伊沢弘、戸谷公司、安原義人、徳光和夫
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

マナの微笑みの意味を考察すると、答えが見つかる気がします。

 月とライカと吸血姫を見て、久しぶりに見たくなって再視聴しました。

 正直申し上げて、面白いかといわれれは面白いですが、エンタメ性はそう高いものではありません。作画の凄さがあるのでアニメ作品として見ると驚きはありますが、それはあくまで中身があってのことです。

 で、中身です。テーマは、ちゃんと物語で語られていると思います。アナロジーというか直接述べていない部分があって、分かりづらいところはありますが、神と人類の罪である火。それをリイクニと宇宙開発で表現した映画と言えるでしょう。


 内容についての解釈です。ネタバレレビューを読む

 テーマが深いかといわれると、実はそうでもないです。「2001年宇宙への旅」を初め文明の進化についての映画など腐るほどあります。ただ、SF設定の凄さは持ちろんですが、キャラ造形が良いのと、物語とテーマの関係がすごく自然で脚本のうまさが光っていると思います。

 前半ちょっと飽きる部分はありますが、後半からどんどん面白くなって行きました。ただ、再視聴のハードルは高いですね。前回見たのは10年以上前だと思います。

 アニメそのものの凄さは語りつくされているので、これくらいでいいでしょう。1点だけ下衆な話で申し訳ないですが、リイクニのヌード。すごい美しいスタイルでした。さすがガイナックス、力の入れどころを間違えません。


追記 肝心なところを書き忘れました。初見のとき、リイクニの売春的なものを疑った記憶があります。家を失いおじさんにコートを貰った、良くしてもらっている。そしてお金をばらまきますからね。しかも、シロツグが拗ねていました。シロツグには手をつなぐことにすら拒否したのに…と。その直後にレイプに踏み切った、という動機から考えてもそう採れなくはありません。

 ただ、現在はそうではないと思っています。リイクニは電車に乗っていましたから、文明の恩恵を全否定していないし、お金も使っています。それに彼女の宗教的な純粋性を否定してしまうとテーマがぶれる気がしました。どちらが正解かはわかりませんが、キャラを読み解くとやっていないのが自然な気がします。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 15
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

スペースモンキーズ

山賀博之監督作品、作画庵野秀明。
精鋭クリエイターたちが若さと勢いで、
精巧に作り上げたGAINAXの傑作SF。
音楽総指揮は、坂本龍一。

架空の国オネアミス王国が舞台、
役立たずの王立宇宙軍士官シロツグが、
人類初の宇宙飛行計画に志願し挑む様を描く。

物語は公表されているもので全て、
特別何もなく退屈さを感じるほどだ。
しかし理数系の夢、宇宙飛行士の夢、
アマチュア集団の夢、クリエイターの夢を乗せて、
ネタバレレビューを読む

猿から人類への歴史は火の歴史である。
そして火によって災いは数多く生まれるが、
我々は火によって生かされてもいるのだ。
歴史を間抜けな猿が始めたことだとしても、
人類の進む先が暗闇ならば灯を消してはいけない。

打ち上げられた猿には、
神様も見逃した小さな矜持がある。
そうだ、その猿は夢を持っていたのである。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 60

edoya さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

私的 最高傑作

何度も見返しているが、リリースから二十年以上経った今でもノスタルジーではなく、全く古いと思わない。

完璧に作り込まれたオリジナルの世界観。
棒状の通貨、敵国の言語などにその徹底したコダワリが見て取れる。
そこで繰り広げられる王立宇宙軍の、庶民と政治の間での葛藤。
ヒロイン、リイクニ・ノンデライコへの主人公の届かぬ思い。
のんびりした中盤の流れを一気に蹴散らす怒涛の終盤。

画の繊細さは今でも充分素晴らしい。
森本レオの抜けた声も前半こそグータラなシロツグ・ラーダットにハマっている。

そしてオリエンタルで時に詞的に、時に荘厳に響く坂本龍一の楽曲。
そのメインテーマはガムランを思わせる導入部のリズムだけで鳥肌が立つ。
更にはサエキケンゾウが作曲した戦闘シーンの楽曲は、中近東音階を駆使した名曲。

これらを当時、原作の実績なしに、一から、アニメーションで作ったと言うのだから、空いた口が塞がらない。

個人的な思い入れがあることは否定しないけれど、この作品は私の傑作アニメーションランキング不動の一位であり続けている。
早く二位に退いて頂きたいのだが、残念ながらその輝きは未だ衰えてくれない。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 8

64.9 6 宗教で異世界なアニメランキング6位
Fairy gone フェアリーゴーン 第2クール(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (124)
479人が棚に入れました
かつて妖精は、“兵器”だった―。 この世界には、動物に憑依することで不思議な力を宿す、妖精が存在していた。 妖精が憑依した動物の臓器を摘出し人間に移植することで、妖精を分身として出現 させ、兵器として扱えるようになる。妖精を戦争の道具として自在に操る兵士た ち、彼らは『妖精兵』と呼ばれた。長きにわたる戦争が終結すると、彼らはその役 目を終え、行き場を失う。あるものは政府に、あるものはマフィアに、あるものは テロリストに。それぞれの生きる道を選択する。 戦争から9年の歳月が経つ。主人公のマーリヤは、妖精に関連する事件を捜査・鎮 圧する、違法妖精取締機関『ドロテア』に配属されたばかりの女の子。 未だ不安定な政治情勢の中、戦争によって受けた傷や過去を持つ犯罪者が現れ、 復讐のためテロを起こす。 これは、無秩序な戦後に抗い、それぞれの正義を求め戦う 『妖精兵』たちの物語―。

声優・キャラクター
市ノ瀬加那、前野智昭、福原綾香、細谷佳正
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

あまりにも壮大なお粗末さ

分割2クールの後半戦ということで継続視聴
前半の説明不足感、設定過多、繋がりのない無理な回想の挿入がどれだけ改善されているかがポイントだと思う

1話感想
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2話視聴
ネタバレレビューを読む

最終話視聴(総評)
一言で纏めると「力不足」
脚本の力量が足りていないし、当然ながら音楽の力量も足りないので全体的に臨場感不足
ついでに2クール描ききる作画の力量も足りていなかったために中盤以降は露骨に崩れる場面が多かった
演出面についても、キャラの動きや位置関係に違和感があったり、見せ場なのに動きが伝わらないなど残念な部分ばかり目立った

前半クールで用意していた伏線だけではシナリオを動かせず、物語終盤の新情報のみでシナリオが進行する展開は正直呆れる他無かった
その弊害として、使われないまま放置された前半の伏線はシナリオに活かされないまま数分で解決させてしまう雑さがある

挿入歌に関しては後半クールになって数自体がグッと減っていて、その点だけならプラス
そもそも挿入歌がマイナスに働いているって点自体が問題なんだけど、そこはそれ
とは言え登場した挿入歌は全体的に主張が強すぎて「場面を盛り上げる曲」ではなく「曲を押し売りするための場面」に転倒しているのは相変わらず

各部の問題点が多すぎるため、それについては別途書いていくけど、令和を彩る圧倒的なクオリティでこちらの失笑を誘うアニメだった

黒の妖精書について
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設定について
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演出について
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シナリオについて
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伏線について
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オチについて
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投稿 : 2025/04/19
♥ : 11
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

北アルプス幻想(ファンタジー)

※注)少年はみんな明日の勇者オーイェー、とは一切関係ございません

オリジナルアニメ 分割2クールの後半


昨夏(2019年)初めて富山県に足を踏み入れて、たしか南砺市でも一泊したと思う。言わずと知れたP.A.WORKSさんの本拠地であります。
だからといって本社はもちろんのこと、金沢含めてこの近辺を舞台にした作品をことごとく未視聴の自分は聖地巡礼は一切せず。風光明媚な北陸やアルプスを観光したわけでございます。もちろん山海の幸も堪能しました。つい最近現物を目に焼き付けた以上、自信をもって言えることがあります。


 ネタバレレビューを読む


前半12話。この度の後半12話。の全24話を観終わって、ネタバレレビューを読む山々が綺麗なこと綺麗なこと。本作で最も印象に残った風景です。

サブストーリーもメインストーリーも“結果”だけ見ればそこそこ良くて、しかし“過程”がまるでダメという作品。あまり印象に残りません。
このご時世。画が最初から最後手前まで綺麗だったことは敢闘賞に値しますし、原作無しの中世近世を舞台にしたオリジナルファンタジーできちんと結論を出しての終幕というのも評価できます。割いた労力に見合う評価を取ってほしかったがもったいないっすね。



■噛み合わない物語

お話が面白ければOK!辻褄が合って納得できたり、隠されてたものが明かされたり、があれば良かったのですが…

ネタバレレビューを読む


一方で行動結果だけみれば物語的に良かったともいえるところがあるのでなんとも言えん。

ネタバレレビューを読む



■前に出てこないキャラたち

お話の整合性が乏しければ、キャラの魅力で強行突破!という方法も残されてたとは思うのですが…

ネタバレレビューを読む



なんとなく最後まで観たけど面白いというのとは程遠いです。しかしながらイラッとくるのとはまた違う流し見しがちなやつ。
よく分かんないので段々と集中力が削がれていき、とはいえ綺麗な絵だったりするのでついつい点けっ放しにしたまま最終回まで来ちゃった感じでした。

あとマーリヤ役の市ノ瀬加那さんのキャスティングは大正解だったのでは?
自信なさげ女子の演技では頭一つ抜きんでている気がします。




※オマケ

極めて私的なところなので以下は流しちゃってもらって良いのですが、個人的にはアイキャッチや妖精出す時の胸掴んで出す『ドクン』って音でしょうか。
ちょうど放送期間中に心臓に関わる領域で病気を患って入院してたこともあって、気が気でない音でもありました。こっちが“ドクン”とくるがな!みたいな。
また、普段でしたらマーリヤのような『命どぅ宝』を全面に出したキャラって苦手だったりするのですが、受け止め方ちょっと変わったかもしれません。

命あってのものだねですな。
どうぞ皆さん楽しいアニメライフを!



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

------


2020.01.26 初稿
2020.02.29 タイトル修正
2020.07.27 修正

投稿 : 2025/04/19
♥ : 33

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ある意味、十文字青脚本っぽい「放り出し」感

オリジナルTVアニメですが、脚本は『灰と幻想のグリムガル』原作者だった十文字青先生です。

第1クール(あにこれの作品登録だと無印の『Fairy gone フェアリーゴーン』を観ていないとまったく意味不明で、話数も第1クールからの連番となっています。いわゆる「分割2クール」という奴ですね。

ということで「どんな感じの話か」というあたりについては第1クールのレビューをご覧いただければと思います。

物語としての主人公はマーリア・ノエルで、その重要な同僚であるフリー・アンダーバー、そしてマーリアと同郷のヴェロニカ・ソーン、フリーの軍人時代の同僚のウルフラン・ロウといったあたりがOP映像で強く目立つようになっています。

一応マーリアのカウンター・パートがヴェロニカ、フリーのカウンター・パートがウルフランというストーリー構造にはなっているのですが、ストーリーのほとんどがマーリア側というかドロテア視点で進んでいるのであまりこの構造が活かされた脚本ではなかったような気がします。

ヴェロニカはまだしもウルフランの心境の変化が良く分からなかった点と、ラストを「神獣」で力業で締めた感じがあるので評価としては「おしい、もう少し頑張りましょう」という感じではあったのですがキャラクターデザインがわりと好みにあっていたので、まあまあ楽しく観終えることができました。

ただ、他人に視聴を勧めるかというと微妙な感じの作品となりました。それでも変な総集編とかなく破綻なく全話が放送されたので、作品としてのある程度のレベルは保てていたといえます。

作画も人物の顔などが「ちょっとこれは…?」という回がありはしましたが、概ねある程度のクオリティーは保たれていたので作画が原因で視聴を断念するということにはならないと思います。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 28

67.2 7 宗教で異世界なアニメランキング7位
ファンタスティック・プラネット(アニメ映画)

1985年6月21日
★★★★☆ 3.7 (63)
251人が棚に入れました
仏のSF作家ステファン・ウルの長編小説を、マンガ家ローラン・トポールの絵でアニメ化した異色のファンタジー作品で、未開の惑星イガムを舞台に人間型のオム族と、彼らを奴隷のように扱うドラーグ族の戦いと協調を描く。ストーリーとしてはこなれていない箇所も多く消化不良の感はあるが、なんといってもその特異なアニメーション映像に目を見張る。トポールのイラストがそのまま動く事の驚きと、SF的イマジネーションの凄さ、思いがけないグロテスク趣味など、その類を見ないビジュアルは一見の価値有りだ。

gazabata さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

アニメではないけど

青い宇宙人がいてカラフルだと言って子供に見せてはいけない感じのアニメです。多分17歳くらいにならないとこのアニメをフルに楽しむことはできないかな。

ストーリー:
根本のストーリー自体はたいして凄くはない。昔は珍しかったかもしれないが今どきは似たような話がたくさんある。ただ、ここまで独創的で引き込まれるようにストーリーを伝えたのは多分これが最初で最後だと思う。
序盤に少し反復的な部分があるけどストーリーとして必要だったから仕方ないかなと思います。

キャラ:
キャラも大して凄くはない。でもこの話をするためにはあまりキャラに集中してもだめだと思うのでこのままでよいと思う。感情移入も十分にできたので。

声優:
フランス語だったので何とも言えない。ただ、このアニメは自分たちのいる世界と全く違うので理解ができない言葉がしゃべられていたのはその異世界感を増大していたような気がする。

アニメーション:
この映画をアニメーションと呼ぶのは少し違うような気がする。どちらかというと絵画が動いている感じ。モンティパイソンのテリーギリアムのアニメーションに似ていると思う。
色使いから背景画まで本当に素晴らしい。普通のアニメーションと比べるとカクカクしていて気持ちが悪いかもしれないけどそういうスタイルとしては本当にうまくできていると思う。こういうスタイルのアニメーションはもうだいぶ前に死んでしまったけど…

世界感:
このアニメの一番素晴らしいところが世界感だと思う。さっきも言ったが色の使い方とアニメーションスタイルが完ぺきにマッチングしている。この世界の信ぴょう性をあげるために色々なものを紹介しておいて特に深い説明をしないのもまた素晴らしいと思う。動物、植物、宇宙人、すべての面においてデザインが独創的で本当に素晴らしい。こんなに独創性のある世界はなかなかない。ここまでできるのは今敏作品と宮崎作品ぐらいだろうか…

音楽:
本当に素晴らしい。天才的としか言いようがない。世界感にぴったりはまっていてそれでいて美しくありながらもどこか不気味な音楽。

まとめ:
本当に面白い映画。いろいろな人間の問題について問題提起しているのも素晴らしい。奴隷制度、動物の家畜化、自分のグループ以外の人などに対する完全なる無関心、色々なことをテーマにしているが自分の考えを押し付けようとはしてこない。問題提起をして後は自分で考えろと言ってくる感じ。
個人的に一番好きなのが最初の五分。興味がある人は最初の五分だけ見れば自分が好きな映画かわかると思う。でも、もし自分が好きそうな映画でなくても見てみて損はないと思う。75分ほどしかない映画なのですぐ終わるし…
こんな独創的な映画をみるチャンスはなかなかないぞぉ。

あまりストーリーの内容について話さなかったのはほとんど何も知らないまま見たほうが良いと思うからです。まあおすすめコーナーとかじゃないからこれ読んでるってことは多分もうこの映画を見たってことだろうけど… 別にいいや。

点数:8/10

投稿 : 2025/04/19
♥ : 11

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

フランスが誇る傑作SFアニメ

自分が今まで見てきたアニメとは全く違う世界観。

当時の技術でこの作品がフランスで作られていたとは驚きである。

おおまかな物語としてはこんな感じ。
ドラーグ族でペットとして飼われていた
オム族の男の子が、彼らから知識を習得した後
オム族の集落へ逃げ出し、ドラーグ族の知識をみんなへ伝授していく。
その後、オム族の文明のレベルが向上し
最終的にはオム族とドラーグ族の全面戦争へと発展していく。

巨人であるドラーグ族と小人であるオム族の関係は進撃の巨人に近い。
だが、進撃の巨人とは別物であると私は感じた。
ストーリー、音楽、映像はどれも一品級であり
最近のアニメと比べても引けを取らない。
摩訶不思議な生き物もたくさん出てくる。一見の価値あり。
シュールなアニメはなにかと言われれば
私は間違いなくこのアニメを挙げる。
もっと早くにこのアニメを知っていたらよかった。

SF物のアニメが好きなら一度は見るべし。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 18

しゃあ・あずなぶる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

瞑想

1973年制作のフランス映画。
ルネ・ラルー監督の代表作品。

とある惑星を舞台に、進んだ科学を操る巨大な人型宇宙人ドラーグ族と、彼らから虫けらのように虐げられている、地球人によく似た人類オム族。
ドラーグ族による大規模な掃討作戦を前に、ついに2つの種族の全面対決が始まる。


知人に薦められて見たけど、確かに私好みの作品だった。
劇伴もプログレっぽくて素晴らしい。
インパクトのあるドラーグ族の画は、幼少期に見たらトラウマになりそうw

かなり古い、しかも国外の作品だけに世界観はオリジナリティ抜群。
切り絵アニメによる動きも、独特な雰囲気に一役買っているね。


最近のどっかで見た事のあるようなアニメに飽きている人は見てはどうかな?
(巨人と人で進撃の巨人っぽいっちゃぽいけど^ー^;)

投稿 : 2025/04/19
♥ : 13

62.3 8 宗教で異世界なアニメランキング8位
カミエラビ シーズン2完結編(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (24)
80人が棚に入れました
大ヒットゲーム「NieR:Automata」のディレクターとして世界に絶望と感動を与え続けるヨコオタロウ。そのヨコオの驚くべき発想の数々に呼応したクリエイターが結集。これまで多くの少年少女たちを虜にしてきたじん(「カゲロウプロジェクト」)が脚本を手掛け、魂を。
ヒット作を連発する漫画家大久保篤(「炎炎ノ消防隊」「ソウルイーター」)がキャラクターデザイナーとして肉体を。そして、ビジュアル表現の最先端を切り拓いてきた瀬下寛之(「シドニアの騎士」や「BLAME!」)がその生まれたてのカタマリに、圧倒的な生命力を与える。

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

全滅エンドにまっしぐら!?よりも酷い…。

 最終話(12話、通算24話)まで観ました。2024.12.31

 8話話位で世界の謎にせまる…。あれ?面白い?と、思いきや、そうでもないですね。

 1期では、ほとんどのプレイヤーが生存していたのに、2期では殺しまくりです。ここまで3人死にました。

 また、2期で突然すげー力の敵が出てきて、他のプレイヤーは手も足も出ないのですが、何ですかコレは?雑に物語を畳もうとしてね?

 もう、ゴローすらどうでも良くなってきています。スマホが諸悪の根源で、実は神様もいる様です。ま〜たマッドサイエンティストかよ…。

 しかし…、ネタが分かると、ぶっちゃけセカイ系的な話でしかなく、規模がデカい様で小さい良くある世界観のアニメでした。何か失望…。

 そして、オチへ向かって怒涛の展開に…。新キャラのニコは親子で物語をたたみに来ます。便利に使いすぎやろ…。

 なんやかんやで復活したゴロー!過去の自分と向き合ったり、平行世界の他キャラと交流したり、過去作でも散々やった、オチに困ったら諸々の事態を個人化(個人の心の持ち様で何とかなるといういつものやつ)して乗り切る系の手法をフル活用します。今更エヴァンゲリヲンかよ!

 そして、ゴローさんは新世界の神に選ばれたのかよくわかりませんが、トラックに轢かれて、異世界転生的なオチでラスト…。

 う〜ん…。何これ?おめでとう!おめでとう!ありがとうで締めたエヴァンゲリヲンから何も進化しておらんです。やはり、形而上の存在が暴れる話はシナリオがクラッシュしますね。

 擁護出来ない駄作としか言えません。何で2期やったんかいな…。ただ、OPとEDは良かったかなぁ…。
………………………………………………………………………

 3話まで観ました!2024.10.19

 1期主人公のゴローは、女性もしくは女性風キャラは全く殺さなかったのに、今期主人公のラルは容赦しないですねえ!前回登場の女性プレイヤーを真っ二つにしてやりましたよ!

 1期を観てないと、全く意味不明です。殺害が救いであるなら、1期の戦いは全くの茶番ってこと?ラルは元々社会や学校、親等のしがらみとか無いので、皆殺しエンドを狙えますね!

 ゴローの復活をかけて、殺せ!殺すんだラル!ゴローが復活したから何だってんだ?っつ〜外野の声なんぞ気にするな!

 単なる物語の導入に使われたキャラでしかない、タンクトップ君はどうなるのかな?

投稿 : 2025/04/19
♥ : 3

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

Art of Life

前期とは違っておちゃらけ皆無のシリアス
じん&ヨコオタロウのサイキョー厨二コンビが贈るデスゲーム。

アンチ萌えとアンチ掘り下げな挑戦作

ゴローが消滅した828事件から早12年、再びカミエラビが開催される。事件に興味津々な少女エコは候補者のリョウと少女のラルに出会うことで自身も巻き込まれていく。

OP・タンゴっぽい曲調がバッチリハマってる
ED・こっちもちゃんとハマってて良きかな
劇伴・MONACA最高なのでバトルシーンはよ

大爆死での主人公変更だがアンチ萌えをやり過ぎてキャラの魅力ガー。部外者追加での解説増量もこの舞台設計ではあまり効果的ではない。掘り下げ嫌いのヨコヲらしい昔のアフタヌーンレベルにクドクド説明しないスタイルは視聴者の引き出し頼りになるのでビジネスとしては大爆死。ヨコヲさんはピュアすぎる。視聴者を信頼したいのはわかるけどアニメとゲームは顧客層が違うのだ。

17
俺たちの戦いはこれからだ!で勝利する漢、アキツ降臨

まどかのヒットで小娘ばかりの悠木碧だが中の人だって年とるのよね。スライム300でのアズサなど、上のポジションに立つ成人女性キャラもなかなか板についてきた感がある。リョウの含みのある嫌らしさが漂うフィクサー感は沢城みゆきっぽさもあって実にいい。

時間指定のある試合っぽくしといて乱入OKなどなんでもアリなカオスルール。もうみんな大人なのでは?基本みんなぼっちなので協力プレイは難しいか。事実取引のケイタはやはり早々と退場。あの設定は上手く使っても結局後付けにしかならいので使いにくいから正解。で今度は可逆時計のアキツを使ってのループものにするのかね。

10数年を棒に振った大人には刺さるのかもしれない。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 3
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