女王で冒険なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの女王で冒険な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月28日の時点で一番の女王で冒険なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.4 1 女王で冒険なアニメランキング1位
盾の勇者の成り上がり(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1179)
5558人が棚に入れました
図書館で出会った一冊の本。そこから勇者として異世界に召喚されてしまった主人公・岩谷尚文。盾を使う能力を持った彼は、陰謀と裏切りに会い、異世界ですべてを失ってしまう。どん底からの成り上がりを描いたヒロイック・ファンタジー!

声優・キャラクター
石川界人、瀬戸麻沙美、日高里菜、松岡禎丞、高橋信、山谷祥生
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

タイトルに偽りなし!

原作未読。最終話まで視聴。

主人公がハメられ、酷い目に逢わされる第1話から始まる、他の異世界転生モノとは一線を画す作品。
主人公の尚文たち同様、視聴者も、何度もどん底に突き落とされる。
こういう所が、好き嫌いの分かれ目かも知れない作品。

私も何度も、どん底に突き落とされ、不快な思いをしました。
尚文たちが少しでも上向くと、必ず、突き落とされる。

{netabare}終盤に、女王の帰還をもって初めて、正当な評価を得られる。

しかし、『クズ』と『ビッチ』は逆恨みを増長させるばかり・・・。
剣、槍、弓の勇者もどきは、尚文たちに謝罪の一言もなく、相変わらず、一人前に勇者気取り・・・。
むしろ、ここまでくると笑えてくる。{/netabare}

人間たちの内側に秘めた汚さ・愚かさの表現が秀逸。
逆に、尚文とラフタリア、フィーロ、メルティの絆の美しさが光る作品。

ラフタリアとフィーロの感情表現の豊かな表情が、とても好印象の作品です。

続編を期待して待ちたいと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 63
ネタバレ

フィーロたんlove さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

大人向け名作童話 人間臭い主人公の魅力が光る

総評

バトルシーンを除けば大人向けの童話です。
本編「盾の勇者の成り上がり」、外伝「槍の勇者のやり直し」
を通して読むと、「モモ」、「星の王子様」、「百万回生きた猫」
などに通ずるものがあると感じました。

ただ、大人向けです
この作品は忍耐強さ、誠実さ、気高さ、美しさ、愚かさ、醜さなど
人間の有する善悪両面を真っ向から描いています。

ですのでストレス耐性が少なく、理解力が浅く物事を表層的にしか
捉えられない中学生以下(あくまで一般的基準です)の方にはお勧
めしません。

22話感想
{netabare}
ウェポンコピー、転移スキル、武器の強化方法
あと信じてみる事の必要性
ここに来て重要な情報がようやく一部開示されました
ラルク(でしたっけ?)登場でしたね
たぶん小説版から登場したのでよく知らないキャラです
人気が高いキャラのようなので期待しておきます
{/netabare}

21話感想

綺麗に収まったと思います 
これぞアニメ版というとこでしょうか
特に言うべきことはありません

あと先週の声優さんの特番見ました
ねんどろいど可愛いです
フィーロの出来が良ければ買おうかな

番組を見ていて声優さん、スタッフの方、監督さん、
スポンサーさんなど、この作品がたくさんの大人の
心を動かし、このアニメが出来たことが感じられ
ました




20話感想
雑魚ボス戦での無理やりな盛り上げ方が気になりますね
{netabare}
今回のバトルはアニメ版の最大の盛り上げ場所のつもりだった
のでしょう。

これでもかと味方の攻撃が繰り広げられてましたが
なろう版でもコミック版でもなかっただろう攻撃
アクションが多かったように思います

無理やり全員参加型のバトルにして盛り上げようとしたのも
まるでプリキュアをみているような恥ずかしさが感じられて
ちよっとなーという思いでした

一応最後は原作通りナオフミの捨て身のスキルで締めたので
何とかまとまった感はありました
意図はわかるのでまあやむなしというところでしょうか


主人公の魅力について

①精神的なタフさ

 アニメを見てると3バカ勇者のマヌケぶりが目立ちますが
実際自分に置き換えた時どうでしょうか?果たして彼らより
うまく立ちまわれるでしょうか?ネットでググることもでき
ず、知り合いもいない、誰が嘘をついてるかわからない中で
正しい判断ができるでしょうか?

 ナオフミと自分を置き換えた場合も同じです。状況を判断
する情報が不足する中で、不条理に迫害されても下向かず
頑張れますか?自分の決めた方針を貫けますか?

 彼は周囲の冷たい視線の中、いろいろ思うことはあるにせよ
愚直にやるべきことをやり続けて周囲の評価を覆していきます。
近年稀に見るなんとも男臭い、人間臭いヒーローだと思います。

②懐の深さ

アニメ版では見れないでしょうけど、なろう原作ではだいぶ先に
精神的にポンコツな他の3バカ勇者を見事にまっとうな勇者とし
て再生していきます。

この作品が真っ向から描こうとしているテーマの一つは人間の
愚かさ、醜さでしょう。愚かさも醜さも人間臭さの一つです。

そして愚かで醜い人間も努力や他者の助けで立ち直れることも
この作品は示唆しています。

{/netabare}

 

*********
19話感想
尺を合わせるためか残念な展開に
{netabare}
たぶん2クールでカルミラ島までやって終わるつもりなのでしょうか
尺合わせのため後半が間延びしてる感じが否めませんね
マンガでもなろう版でもこんなに長くなかったと思います
どうせなら亀までやって2クール終了にすればいいと思うんですけど。
三勇教との戦いで3回使うとは思いもよらなかったです。
他の勇者とのぐだぐたも相まってちよっと残念な展開になっています。
教皇なんて雑魚ボスなのに3回もつかうとは。
脚本も割と裁量あるみたいなので、すっとばせるところはすっとばして
もいいと思うんですが。
いままでが良かったので、最近の制作サイドの不作為には少し失望し
評価は下げます(とは言ってもすでに最終話まで作っているでしょうが)。

アニメ版の現在の残念な展開はともかく原作は素晴らしいと思っています
原作の素晴らしさの一つに伏線の巻き方と回収の仕方が秀逸ということが
あります。

たいていの小説には読んでいくと穴ぼこというか伏線があります
情報が欠けている、訳がわからない、意味があるとは思えない情報
などの違和感です。違和感が読者の想像力を刺激するわけです。

本作品で言えば、

「情報が欠けている」は例えば波とはそもそも何か?結論を言えば最後
の最後で明らかにされます。読者は違和感を持ちながら展開される物語
から想像を重ねますが、別の「訳が分からない」ことが出てきたりして
簡単に先読みできません。

「訳が分からないこと」は例えば、マイン(第1王女)は何故そこまで盾の
勇者を貶めようとするのか?他の四聖勇者が仲良くなることを邪魔する
のか?これも結論から言えば最後の方まで明らかにされません。

「意味があるとは思えない情報」は例えば3話でナオフミがラフタリアを
始めて食堂に連れて行った時のお子様ランチの旗です。これは度々ラフタ
リアの初心忘れるべからずの決意表明で引用されるアイテムになります。
旗についてはなろう版では記述が無かったのですが、アニメ版15話ではエクレアの父が自分の領地で亜人が自由に暮らすことを保証する象徴で、白骨化したリファナちゃんが最後まで握っていたという設定になっています。恐らくこれは作者か編集者が後で思いついた伏線の回収でしょう。お話の膨らまし方として上手いと思います。

 作者は穴ぼこ(違和感)はできるだけ大き目に空けて後から埋める、伏線
は多めにばらまいて自由に回収するスタイルをとっていると感じます。なので本編でも回収が進んだとは言えず、外伝の「槍の槍なおし」で回収しまくっています。

 先読みが出来て読む気が無くなるようなことはなく、読み続けるほどに、あーなるほどそういうことかと腑に落ちていきます。厳密に言えば論理破綻しているところもありますが、別に法律文書でもなく娯楽小説なのでおもしろければ問題ありません。なお「槍のやりなおし」ではリファナちゃんが活躍するリープ周もあります。

{/netabare}

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18話感想
{netabare}
ようやく黒幕登場。高等集団儀式「裁き」すごすぎるだろう
クレーターできちまったじゃないか。
今回はモトヤスの勇者としての一途さ熱さが垣間見れた回じゃ
ないでしょうか。今は騙されておまぬけお馬鹿キャラですが
実は勇者としての資質をちゃんと持ち合わせているんですね。
{/netabare}
かなりWEB(なろう)版と異なるので、コミックス13巻まで
読んでしまいました。読んでわかりましたが、アニメ版は
コミックス版とも若干異なるのですね。脚本演出の方がセリフ
や話をうまくまとめていることがわかりました。
本作品においてバトルはストーリーをうまく転がしていくため
の手段というかつなぎなので、今のようなあっさり目で丁度
よいと思います。あくまで本作品の魅力はストーリーと登場
人物なので。


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17話感想
{netabare}
展開的には停滞・一時停止です
いろいろ伏線を撒く回になりましたね 
この先の難敵には勇者が一人でも欠けてはならないこと
何回目かの波の後多くの命が奪われること
人間を救うことと世界を救うことが違うこと
過去の勇者が人間を救おうとしたこと、それが茨の道であること

物語の展開上核心的な部分なのですが
いまいち理解できてなかった部分です アニメ版だとどういう
説明になるんでしょうか まあ今クールではそこまでいかないと
思うので制作サイドもノーアイデアかもしれませんが

「やるだけやってみるさ 期待はしないでくれ」と言って、
ちゃんとやってしまうのが主人公です。期待しています。

予告で太い熱線みたいな魔術攻撃がレンとイツキ一行に降り
注いでました。例の団体の例の術だと思われますが、たぶん
イツキとレンは死なないと思います。これで決定的に理解し
たのだと思うので説得できるでしょう。それともフィトリア
から聖域から出すときに他の勇者のところに下すって言って
いたけど、まさかナオフミ一行が降ってきたのか?かなり
過激な下し方です。違うと思うけどね。問題は現段階では
一番お馬鹿なモトヤスですが、なんとか2クール内に説得できる
ことを祈ります。

フィトリアは昔のご主人様の事を思い出して幸せそうでした。
人間と寿命が違うので仕方がない事ですが 残されたフィトリア
は不憫ですね でもフィーロがいるから 茶飲み友達にはなれ
そうです
たぶん出てこないと思いますけどフィトリアのご主人様の時の
四聖勇者の外伝も見てみたい気はしています
{/netabare}
いろいろ重要な情報が開示された回でした

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16話感想
{netabare}
WEB版とだいぶ内容が変更されているんですね
フィトリアが想像より遥かに大きかったです
可愛いけどでかすぎる そして強すぎる

流れからすると勇者同士の協力が2クール内で
実現しちゃうのかな だいぶ早い気がするんですが
フィトリアは争うのはダメだけじゃなくて理由とか
どうしたら強くなれるのか教えてあげればいいんだけど
何せ鳥頭だから記憶力悪いのはしょうがないか

ナオフミも1国につき勇者一人で波に対抗できるという
ところから、本来この時点で勇者はもっと強くなっている
はず、何かが足りないんだと気づけば....
そういう展開になるんでしょうか?
勇者が目指すべき最終的強さがフィトリアレベルという
のは理解できたとは思うけどどうなんだろう

もうあれだねフィトリア先輩にレベリングしてもらって
後々出てくる〇〇や△△に負けないぐらいの最強になったら
各国に一人ずつ配置すればいいじゃん それで全部解決
フィトリア先輩「今日から私がお前ら四聖を鍛える」
イツキ(弓)「鳥なんかに教わることはありませんよ」
モトヤス(槍)「フィトリアちゃんがデートしてくれるなら」
レン(剣)「群れるのは嫌いだ」
ナオフミ「お前ら」
全員フィトリア先輩にボコられる
四聖「わかりました先輩」
こんな感じかな

{/netabare}
だいぶロリ色が強くなってきて、胃もたれ気味になってきましたが
最後まで視聴します
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15話感想
{netabare}
今回は神回でした。
リファナちゃんが不憫でなりません。
もしかしたらヒロイン候補だったリファナちゃんの
白骨まで見せられるとは思いませんでしたが
まあ流れからOKです
旗にはそういう過去があったのですね
「違う」「そうじゃない」「お前は間違ってない」
ナオフミは3回言い換えました 誠実さを感じます
やっぱりいい奴だわ 友達になりたい
他の方のコメントにもありましたが音楽がとてもあっていました
{/netabare}

改めて感じた本作品の美点は
①キャラが立ってる 
②伏線の撒き方と回収の仕方が天才的
③亜人、魔物が可愛い 動物好きには高評価
④OP(新しい方)が素晴らしい
  雨の中の物憂げな表情の登場人物達
  この時期のストーリー展開にぴったりです
  特にモトヤスの悲しげな表情にぐっときます
  ところで鎌をもってた人は誰だろう
  楽しみにしておきます
⑤挿入曲がすごくあっている
⑥作画が丁寧で素晴らしい
⑦ストーリー展開演出に手抜きがなくて嬉しい

全体的にスピーディーな展開や爽快感は少ないですが、じわじわ来る
叙述的展開がたまりません。違うと思うんですけど、作者は女性なの
かな。

まあ中二病主人公、お手軽俺最強主人公、暑苦しいまでの絆押し付け主人公の作品や、ハーレム作品、主人公はまあいいけど展開が単調な作品などゴミ作品が多い昨今では、希少な本格的なアニメだと思います。


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物語設定、テーマ設定、キャラ設定だけで言えば最高傑作
進撃の巨人などのTOP作品よりも群を抜いていると思います

WEB版を通読した限りでは「モモ」とか「星の王子様」とか
「百万回生きた猫」とか童話、寓話に通じるものがあり一貫性を
感じますアニメ版を見ていまいちと感じる方は是非WEB版を通読し
てみることをお薦めします

主人公が逆境を乗り越えて成長していくというスタイルは程度の
差こそあれそこそこあります。しかしこの作品は迫害という程度の
強いものなのでストレス耐性があまり備わっていない若年層には
物語前半は苦痛になるかもしれませんね。そういう意味では大人
向けアニメかもしれません

アニメでもすでに憤怒の盾が出た時点で勇者の中では一番強くなって
しまったのでこれからは比較的楽に視聴できると思います。

ラフタリアとの関係は、「ゼロから始める異世界生活」のレムを
彷彿とさせますね リゼロも秀作だったと思います

槍のやりなおしを読んで、私もフィーロたんloveになってしまい
ましたですぞ

投稿 : 2024/12/28
♥ : 13

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人間の醜い心に嫌気がし、人狼や神鳥の美しい心に癒される物語

この物語はドラゴンクエストのような立派な勇者が登場する素晴らしい物語ではありません。
人間の醜い心が思いっきり表現されています。
このアニメで美しいバトルを期待されている方は、見ない方が良いでしょう。
でも、人間でない人狼のラフタリアや神鳥のフィーロが私たちを癒してくれるので、この物語は何とか見ることができます。


この物語では、顔も見たくないほどの嫌な人間たちが登場します。
その嫌な人間たちから盾の勇者である尚文(なおふみ)は、何度も何度も濡れ衣を着せられて酷い目にあいます。

そんな嫌な奴らからの迫害をバネにして、尚文は少しずつ成長します。しぶとく、たくましく生き抜きます。
そんな尚文の生き方に、思わず感情移入してしまいます。
ドロドロして美しくないけど、大好きです。共感が持てます。

そして、尚文の仲間である人狼のラフタリアや神鳥のフィーロは、この物語では天使のように純粋です。いつも尚文を守ってくれます。

人間の心が醜く、獣や鳥の心が美しい、それが嫌というほどわかってしまう物語です。


この物語は、まさに人生の縮図のようなものです。
嫌な奴に屈服して日陰のような人生を送るか、それとも嫌がらせを跳ね返してしぶとく生き抜くか、その選択を迫られることが人生には割とあります。
私たちも盾の勇者のように、しぶとく生き抜きましょう。

エンディングは 藤川千愛さんの「きみの名前」 と 
               「あたしが隣にいるうちに」
2曲ともこの物語にふさわしく、心の叫びが聞こえてきます。魂の叫びと言っても良いかもしれません。
決して美しくないですが、心に響く名曲です。
       

投稿 : 2024/12/28
♥ : 70

60.0 2 女王で冒険なアニメランキング2位
Code:Realize 〜創世の姫君〜(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (100)
430人が棚に入れました
触れたものを溶かす猛毒を全身に宿した少女・カルディア。怪物と恐れられ、周囲と隔絶した日々を送っていた。ある夜、英国軍に捕らわれる寸前、泥棒紳士と名乗る男、アルセーヌ・ルパンと出会う。彼に導かれ、少女は機鋼都市・ロンドンに赴くが、様々な人物たちと出会い、思わぬ冒険を繰り広げることとなる。やがて彼女は、ルパンたちと行動を共にする中で、自らの身体と失われた記憶の謎に迫っていく。怪物と呼ばれた少女が辿り着く、真実とその願いとは――

声優・キャラクター
早見沙織、前野智昭、諏訪部順一、柿原徹也、森久保祥太郎、平川大輔、梶裕貴

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

乙女ゲーム原作ものの中では良作

オトメイト原作ものの中では、今のところこの作品が一番良いと思います。酷評されているみたいですが、私には作画とストーリーが一番丁寧に作られているように思いました。人気のある「薄桜鬼」よりもよかった点もあるのではないかと思います。ストーリー構成が起伏に富んでいて、最後も盛り上がりがあったからです。ヒロインの弟だったと思います、そのキャラとの確執が、うまく話の中で作られていました。設定も19世紀末のイギリススチームパンク風にうまくまとめられておりました。ヒロインが体毒を持っているという設定も、話の中で生かされていたと思います。イケメンたちもそれぞれ特徴があるように設定されていて、バランスが取れていました。見ていて続きが非常に楽しみだった作品です。ヒロインの声優さんも、可憐な声質の方でこの役柄にぴったりあっていましたね。原作のゲームはもっと複雑なお話らしいですが、私はこのアニメ作品はこれだけでもきちんとした完成品だと思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

65.1 3 女王で冒険なアニメランキング3位
昆虫物語 みなしごハッチ(TVアニメ動画)

1970年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (36)
183人が棚に入れました
平和なミツバチの巣が悪いスズメバチの大群におそわれた。女王様はわずかの供を連れて逃げ、とり残されたハッチは、親切なシマコハナバチのおばさんに育てられた。あの日、おばさんが買物に出た留守に、いいつけを破って外の探険にでかけた。途中カマキリに襲われたりしたが、おばさんの心配をよそに無事家にたどりついた。やがてハッチは、おばさんから自分がおばさんの本当の子供でないこと、ミツバチの子はミツバチでなければ育てられないことを教えられた。ハッチは本当のママをさがし、ミツバチの王国をもう一度つくるため、やさしいおばさんに別れを告げ、大空に飛びだした。
ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

昆虫だっていろいろな生き方がある

それぞれの昆虫の特徴をとらえて
昆虫ならではの世界観や視点がしっかりしている

1話1話の内容もすごくいいし、
お気に入りの話
{netabare}
12話 シロアリのゆうき 
13話 5ひきのサムライ
15話 おそろしい湖
16話 テントウムシの星
19話 ムシのコンサート
21話 恐竜のオアシス
22話 雪山をこえて
33話 流されたハッチ
35話 さいごのウソ
37話 薬草をもとめて  
38話 ハッチとサムライ
{/netabare}
12話、16話、19話、37話が特にいいかも!

私は家にビデオがあって
ハイジと同じくらい繰り返し見て
お世話になった作品でもある
でも最初も最後も途中も話がたくさん抜けていたので

見終わったとは言えない;

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15

ace さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

最高クラスの傑作だが、重大な欠点が1つある

・人間を虫に置き換えたアニメ
このアニメに登場する虫たちは、人間と同じレベルの会話ができ、
普通に石造りの、窓のあるいい家に住んでいる
つまり、
人間をそのまま虫に置き換えたアニメと考えて相違ない

・時代背景が一切不明
人間どころか、人間の痕跡が一切ない
人類誕生以前のお話なのか
人類が滅んだ後のお話なのか
そもそも地球ではないのか
当然、人間など1ミリも出ない
砂漠地帯や雪国、火山帯など様々な地域を飛び回るのに、人間の痕跡が一切ないのは不自然
恐らく人間は存在していない可能性が高い
地球ではないんだろうか・・・

ま、あるとしたら人類滅亡後、知能と手足が発達した虫ってところ
驚いたのが、「魔法」の概念がある

・普通に「腕」と「指」で「道具」を使いこなす
虫たちはパチンコ(スリングショット)でタカを射落とすwwww
「腕」と「指」でスリングショットを打ち出す
ハッチは何度か投石で敵を追い払ったりする
複雑な罠も製造し、球技、絵の具を使用したカラー絵、音楽も存在する
もう普通に人間です・・・
近いうち、彼らは
鉄を鋳造し(すでに高位の戦士に限り鉄製の武器や兜を装備している)
銃を製造し(火薬を使わないタイプの大砲はある)
乗り物を作り出し(車輪つきの台車を利用し、気球・船をすでに乗りこなしている)
存在しないと思われる人間の代わりに、地球を支配する日がくるだろう
知識、知能も人間並みです

武器を使うことはもう書いたが
普通にトカゲをハチ部隊が槍を投げて追っ払うなど
マンモス相手に石器武器を投げて戦っていた原始時代の人間を彷彿とさせる

○いい

・ハッチは理想的な主人公だが、欠点もある
熱い性格で、友達や世話になった人はもちろん、初対面の相手であっても危機には命がけで助ける
温和な性格で義理人情に厚い
大人相手にもタメ口で話し、人懐っこい、じゃなく虫懐っこい
かと言って、争い事が苦手というわけでもなく戦えばかなり強い
でかい大人のスズメバチ数匹相手にも負けない

そして・・・とてもプライドが高い
ある回などは、
泥棒の濡れ衣を着せられ牢に入れられたハッチだが、脱獄のチャンスだというのに
泥棒のまま逃げるよりも、泥棒ではないということを証明するために逃げずに残るという選択をする
「誇り高い王子」という威厳がある
「こんな男になりたい!」と思わせられる、男の中の男である
ありがた迷惑というか、善意の押し売りというか、しつこい性格をしているのがひっかかる

また・・・重大な欠点がある!!
これに関しては最後の「VERDICT」でまとめて語る・・・

・感動的な話のオンパレード
基本的にワンミス=死、という厳しい世界で生きる虫たち
その生命の輝きを見せられ何度も感動した・・・
とてもいいストーリー展開で先を見進めるのが楽しみだった
命がけで日々を精一杯生きる虫たちに、こちらもパワーをもらえた!



○悪い

・やばい虫がいる・・・
基本的に虫たちはデフォルメ化された、かわいらしい虫って感じでとてもいいのだが・・・
だがごくまれに、いわゆる「萌え」入ったかわいい女の子キャラがいる
それはいいのだが・・・・胴体だけが虫なので非常に不気味というか、やばい
ホタルの女の子などは、頭だけかわいらしい萌えキャラなのだが、毛虫みたいな胴体なので
やばい・・・

・いつもいつもいつもいつもあと一歩
ママはすぐそこにいる!→木の裏にいましたー!(気づかず素通り)
ママはすぐそこにいる!→数分前にどっか行きましたー!
ママはすぐそこにいる!→寸前で石が降ってきて通せんぼされましたー!
ママはすぐそこにいる!→お供を助けないといけないのでママは後回しにしましたー!
ママはすぐそこにいる!→石の中で会えませーん!

・都合がいい
「ハッチ側」の昆虫はみないい虫たち
「それ以外」は徹底的に悪者
てんとう虫やバッタ、シロアリはハッチの味方をするのでいい虫
カマキリやクモはハッチとその仲間たちを捕食しようとしているので悪い虫
性格も容姿も悪く描かれる
どちらも他の虫を捕食するので、立場は同じはずなのに・・・
もはやどっちが「残虐な敵」なのかわからないような戦いが描かれることもある

ハッチと、ハッチ側はなにをやっても聖人に描かれる都合の良さ
ただ寝ていただけのサソリをでかい骨を落として潰し殺しても、
花を食べてただけのトカゲを川に落とし殺しても
クモを池に投げ落として殺しても何の問題もないwww

・毛虫が二足歩行で走る
何を言ってるかわからないと思うけど本当
このアニメの虫たちはほぼすべて二足歩行

・くそしつけーハッチ
基本ハッチのことは好きだし、男らしい手本となる主人公だが
異常者かと思うようなしつこいことがある

手伝うよ!→いやいいです→いや、手伝う!→いやいいです→なにがなんでも手伝う→いい加減にしろ!
と顔面をぶん殴られる→すぐに立ち上がり手伝う!手伝う!手伝う!
こんな感じ
しかもハッチがしつこく攻めたせいで、こいつは前方不注意となり妹を死なせかけるという事態となるが
これをハッチが助ける
すると・・・ハッチ今まですまなかった!これからは手伝ってくれ・・・と
完全にマッチポンプ
バカジャネーノ

・自分が絶対正しいハッチ
上と似ているが・・・
ハッチが一度「こうしたほうがいい」「こうに決まってる」と判断したら
もう絶対に曲げない
あれやこれやとブチギレながら理屈(といっても経験談)を語り説得する
相手がそれでも折れなかったら、「ハッチのいうことが正しいと証明する事件」が必ず起きる
そしてみんなは「ハッチの言う通りね」と納得し、謝罪するwwww

・絶対死なないハッチと仲間たち
岩が上から降ってこようが、川に流されようが、でかいトカゲのしっぽアタックをくらいようが
カエルの舌で引き込まれようが絶対に死なない
山火事で敵は全滅してもハッチと仲間たちは傷1つないwww

・怪力ハッチ
トカゲのしっぽを「腕で」つかみ、引きずる・・・マジで

・OPアニメ
オープニングに登場するハッチの妹?恋人?
実物は最後まで1秒も登場せず・・・・
ハッチの妄想で10秒ほど出ただけ
そりゃねーわ
俺はいつこいつが登場してハッチと知り合うのか、わりとガチで楽しみにしていたのに・・・

○VERDICT

9/10
惜しい傑作!!

200本以上アニメを視聴している俺の中で、冒険活劇ジャンル中
今のとこぎりぎりランキングトップを走っている未来少年コナン
新たなライバルが出現した、そんな感じだと思っていた・・・

未来少年コナンを追い抜くことはできないが、横並びに近い健闘を見せている
自分の中でそんなイメージだったのだ・・・
すげーアニメ見つけた!と・・
その思いは終盤近くで終わった
残念だがこのみなしごハッチには重大な問題がある

・ハッチの破綻した性格
悪い点でも少し触れたかな
「ハッチと仲良くなった虫」はハッチからしたら絶対的な仲間で、なにをしても正しい存在
他のすべての生物は悪
それがこのアニメです

花を食べに来ただけのトカゲも
ハッチの仲間にとっては邪魔なので
ハッチは満面の笑顔で川に突き落として殺す

寝ていただけのサソリも
ハッチの仲間にとっては邪魔なので
ハッチはでかい骨を上から落として潰す

ハッチの仲間が石をぶつけて喧嘩うったトカゲも
「やーいこっちだこっちだwwww」とムカつく顔で誘い出し崖から落として殺す

ちょっとこれは・・・ないなぁ
花を食べにきたトカゲなんかなんもやってないし・・・
早い話不愉快だった
邪魔者を殺したいならもっとこう、悪いことさせようよ
寝てたり、花食ってるだけでハッチに殺されてるし・・・

投稿 : 2024/12/28
♥ : 0

61.9 4 女王で冒険なアニメランキング4位
みつばちマーヤの冒険(TVアニメ動画)

1975年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (17)
92人が棚に入れました
とある古城の下にみつばちの巣(お城)があった。そこで生まれ育ったマーヤはやがて、外の世界に出てみたいと思いが生まれてきたのだった。彼女は、毎日毎日同じ事の繰り返しのお城での生活が、馴染めないのだった。ある日マーヤは、隙をついて逃げ出し親友のウイリーと一緒に外の世界で生活していくことに。バッタのフィリップとの出会い、自然の中で繰り広げられる騒動などいろいろな事を通してマーヤとウイリーは、一歩ずつ成長してゆく…。

声優・キャラクター
野村道子、野沢雅子、永井一郎、麻生美代子、川路夏子、坪井章子、たてかべ和也、キートン山田

ace さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

まぁまぁの傑作!

・現在の声優界を作った伝説の声優勢ぞろい
悟空の野沢雅子、旧スネ夫の肝付、旧しずかの野村道子、旧ジャイアンのたてかべ和也
バカボンやウメ星デンカでめちゃくちゃ個性的な演技だった、声優創世紀の重鎮、永井一郎
ウメ星デンカでデンカを演じ、ハイジ、コロ助の杉山佳寿子
サザエのタラちゃんやバカボンのはじめちゃんの貴家堂子
サザエの花沢さん、ちびまる子の山田、バカボンでバカボンを演じた山本圭子
そして大山のぶ代もちょい役で出ている・・・これはめちゃくちゃ貴重!!びっくりした
日本声優創世紀の柱となった声優だらけ
すごすぎる!!
特に、旧ドラえもんメンバーがのび太の小原乃梨子を除いて揃っているのはすごい!!
小原乃梨子も自分が気づかなかっただけでいたかもしれない

ちなみに永井一郎はあの「バッカモーン!」「左様」の磯野波平です
野村道子も2代目ワカメだね
大山のぶ代は初代カツオだし
サザエさんメンバーかなり揃ってる・・・

・1970年のみなしごハッチから5年後、1975年の新ハチアニメ
みなしごハッチとは一切関係ありません
恐らくハッチのヒットから触発されて出た新ハチアニメ?
ハッチは♂だと思われるが
マーヤは♀

・昆虫が苦手な人はけっこうきついかもしれない
ハッチと違って、あまりデフォルメ化されていない
ミミズなどは「そのまんま」である
ムシが苦手な人はあまりおすすめしない

・道徳趣向が強い
生活習慣や食料の違いからトラブルになったり
容姿や特性の違いからトラブルが起きる
まさにこの世の縮図・・・
それがどうおかしいのか、それがどうダメなのか
どうすればいいのか、どうすれば解決するのか、
いわゆる「道徳」のような話が多め
そういう意味でハッチより少し子供向けかもしれない

・ハッチとの違いその1
ハッチとの最大の違いは・・・ずばり!人間が出てきます
そしてがっつり関わります
ハッチでは人間どころか、人間の痕跡すらなかったんだが
このアニメは人間も人間の家も出てきます
新鮮!

・ハッチとの違いその2
マーヤはけっこう好戦的
ここもハッチとの大きな違いかな
ハッチは平和的で温和な性格で、戦闘はできるだけ避けていた
(自分と仲間の命を狙ったり、障壁となる動物には容赦はないが・・)
マーヤは真逆
好戦的で、自分をバカにしたハエをガチで殺そうと延々追いかけ回すほどやばい
頻繁にケツから毒針を出し威嚇する
ハッチなら逃げていたであろう場面でも、マーヤは戦うことを選択する

・ハッチとの違いその3
敵対する昆虫と仲が良いことがある
ハッチでは敵対する昆虫(自分たちを捕食する昆虫たち)とは最後まで敵対しっぱなしだったが
マーヤではトンボやムカデといった自分たちを捕食する他の昆虫と仲が良い

・ハッチとの違いその4
強い!
ハッチや仲間たちはそれほど強くなかった
敵と戦うときも、道具を使用して倒していたが
マーヤたちは単体でもやたら強い・・・
蜘蛛の巣など簡単にぶち破るバッタや
主人公たるマーヤも毒針を使用し、敵を追い回す
天敵であり、最大の難敵で、絶対的な存在である人間を「ハチ」という理由だけで
追い払うことができるのも強力!!

・ハッチとの違いその5
上にもチラッと書いてるが
ハッチ世界は文明がけっこう発達していて
鉄製の武器、鎧にカブト、投石機、船など武器や乗り物があったが
マーヤ世界は武器や乗り物などはハッチに比べて多くはない
一応カブトや槍などの武具はある
あとハッチ世界に比べてだいぶしょぼいけど船や籠もあったな

・ハッチとの違いその6
ムカデやミミズ、かたつむりなど「地を這う系」の昆虫がけっこう出る
ハッチでは、よくわからない毛虫がいたくらい・・・

・ハッチとの違いその7
ガッツリ食われる
ハッチでは昆虫が他の昆虫に捕食されることはなかった、と思う、たしか・・・
いつもギリギリで助けが入ったり、間一髪逃げ出したりしてたはず
だが、今作はそうではない
ふつーに食われる様子が描かれたり、殺された毛虫が大量に横たわっていたり・・・ひえっ!

・ハッチと同じところその1
いつもいつもクモは敵
かわいそうwww
トンボやムカデだって他の昆虫を捕食するのに、なぜかそいつらは仲間

・ハッチと同じところその2
頭はいい
「陽炎」の仕組みを理解していたり、「殺虫剤」の存在を知っている
様々な知識があり、頭は人間並みにいい
ここはハッチと共通している

◯よい

・マーヤは熱血漢ならぬ、熱血少女
旧しずか役の野村道子がついている、熱血主人公!
好戦的で怒りっぽいところはあるが
困っているものがいたら、もうなにかしてあげないわけにはおられない
それが天敵カエルであっても変わりはない
どんな嘘をつかれても笑って許す

・フィリップの存在
とのさまバッタ
声優創世紀時代の重鎮、永井一郎がついている
マーヤと、マーヤの親友ウィリーの師匠で、
マーヤとウィリーの育ての親&巣の外のことを教える優しい先生がカサンドラ先生だとしたら
フィリップは厳しい自然の先生
カサンドラ先生ほど過保護ではなく、教えることを教えたら後はもう自由

カエルがハチにとってどれほど危険かを教え、
「これでカエルのことは教えた、この先は君たちの勝手さ
カエルに近づくのも遠のくのもね」
と、カエルを前に立ち去ってしまう

カサンドラ先生ほど弟子たちの命に関しさほど気にしないが、
教えることはきっちり教える
けっこうかっこいい

・おもしろおかしいウィリー
マーヤの相棒
言わずと知れた名声優、野沢雅子がついている
やっぱめちゃくちゃ声が個性的だなwww
気が弱く戦闘力も低いが頭はいい(でもマーヤのほうがいいと思う)
いつも逃げてばかりだが、仲間のピンチには震えながらでも助けに飛んでくる
マーヤが困っているとウィリーがアイデアを出し
ウィリーが困っているとマーヤが助けにくる
持ちつ持たれつのいい関係
ハッチにも相棒的な友だちはいたけど、たまにしか出てこなかった
だがマーヤはこのウィリーが常に一緒
とても楽しいいいキャラだった

だが欠点がある
「わるい」で書く


◯わるい

・別に冒険していない
ハッチでは様々な地域を飛び回っていて、まさに冒険って感じだったが
マーヤは同じ場所をぐるぐる巡ってるだけで、別に冒険していない
「日常アニメ」と言ってもいいのではないかな
よく考えたらマーヤが巣から出た目的は「巣の外を飛び回りたい」という理由だけで
別にハッチのように誰かを探したり、なにか大きな目的があるわけではない
なので毎回のように知り合いに会う
タイトルは「マーヤの冒険」というタイトルだが、「マーヤの日常」と改名してもいい

・アリの声が聞こえづらい
アリの声がめちゃ高音でかなり聞き取りづらい
これは失敗だろ
マジでわからんときがある

・うざいウィリー
マーヤの相棒
全てに怯えている
明らかにミツバチに害のない他の昆虫にも怯えている
マーヤと仲良くしている昆虫にも怯えている
怯えすぎてちっとうざい

・絶対に「殺し」は許さないマーヤ
昆虫殺しは絶対見逃さない!!
日々パトロールのように飛び回る

マーヤは、自分と仲良くしているアリが、(初対面の)ハエを殺そうとすると
ブチギレてアリを威嚇する・・・
アリはビビってハエを逃がす・・・

アリジゴクがシロアリを殺そうとすると
ブチギレてアリジゴクの罠である穴を蜜で塞いで妨害する・・・

ハエがハチの幼虫を殺そうとすると
ブチギレてマーヤは罠を作って妨害する・・・

昆虫の卵を持ち去った他の昆虫を追い回し
「逃さない!!」とブチギレる
ちなみにこの「他の昆虫」は別に卵をパクったわけじゃなく、完全な勘違い
別の昆虫に止められてなければ、この卵は野ざらしにされ死んでいただろう・・・
ただのバカ

友だちだろうが、初対面だろうが、絶対に殺しは許さん!!
その姿はまるで警察!
師匠であるフィリップが「仕方ないことなんだよ」と、弱肉強食の真理を説明しようとすると
耳をふさいで「聞きたくない!(笑)」と逃走する・・・

また、こいつは初期、自分を他のハチと勘違いしただけのハエを刺し殺そうと追い回していたし、
上にも書いた友だちのアリがハエを逃さなかったら
好戦的なマーヤのことだし躊躇なく刺し殺していただろう・・・
そして自分に害をなすスズメバチを殺しまくるwwww

・スズメバチ、クソザコ・・・
ハッチではスズメバチは別に大した敵ではなかった
ハッチは1匹でスズメバチ数匹倒してたし
だが、このアニメではスズメバチは絶対的な天敵として長く君臨していた
終盤までは・・・・

終盤、マーヤたちの城を襲ったスズメバチ集団は都合よく弱体化し頭もパーになる
そしてマーヤが罠にはめて殺しまくるwwww
がっかりすぎるだろ
もっとどしどし戦うのかと思ったら、ただのバカになって殺られまくり
なんじゃそりゃ!!

◯THE VERDICT

9/10

まぁまぁの傑作ってとこ
個人的にハッチの方がだいぶ良かった!

・後半は徐々に失速!!
後半以外はよかったんですけどねー
最終話が迫るごとに微妙になっていった
でもま、楽しかったよ!

・人間を殺しかけるマーヤ
マジです
人間の子供を針で追いかけ回し、崖から落としかけるwwwww
こんな場面をお目にかけれるとは・・・
実質マーヤは人間に勝利したと言える

・伝説声優勢ぞろいの中でも一際目立っていたウィリーとフィリップ
野沢雅子と永井一郎ですね
個性的すぎてすごい・・・
現在の声優でここまで個性的な声を出す人はいないと思う
大山のぶ代も目立っていたが、ちょい役だったから仕方がない
今の声優は「右ならえ右!」って感じで、上手いだけで個性がないんですよね
やっぱ声優は演技力より個性だわ!!

ちまみに波平の永井一郎とフィリップの永井一郎は声の質、演技ともにまったく違う!!!
同じ声優とは思えないほど

投稿 : 2024/12/28
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