女子高生でオリジナルアニメーションなアニメOVAランキング 3

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの女子高生でオリジナルアニメーションな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月27日の時点で一番の女子高生でオリジナルアニメーションなアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.4 1 女子高生でオリジナルアニメーションなアニメランキング1位
たまゆら(OVA)

2010年11月17日
★★★★☆ 3.9 (703)
3056人が棚に入れました
写真が大好きな高校1年生、沢渡楓。あだ名は「ぽって」。この春、海と山に囲まれた穏やかな瀬戸内海の町、広島県竹原市に引っ越してきました。そこは亡くなった父親が子供のころに住んでいた町。古い町並み、美しい海と島々、暖かな人々とそして新しくできた素敵な友達…。大好きになったこの町で撮った楓の写真には、ときどきたまゆらが写ります。たまゆらは楓の心がふわふわと舞い上がって幸せな気持ちの時に写るかわいい光。幸せが形になったような不思議な何か…。そして、その写真はみんなをちょっとだけ幸せな気持ちにしてくれるんです。

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「たまゆら」を探してみようかな♪

●たまゆらってどんなアニメ?(^・ω・^).....ンニュニュ?
わたしが観るきっかけとなったのは、ARIAシリーズのスタッフ達が手掛けた作品だからでした♪
そして、サトジュンこと、「佐藤順一」監督の「たまゆら」に課したテーマとは・・・
『なつかしさ』と言っておられましたね♪パチッ☆-(^ー'*)b
 
舞台は瀬戸内の情緒溢れる風景が残った街、広島県竹原市が題材になってましたね♪
忠実にそして優しい色彩で描かれた作画は『なつかしさ』というテーマにぴったりです!!
 
優しい風景に包まれた中で、沢渡 楓(さわたり ふう)こと愛称「ぽって」ちゃんがお父さんの事を撮った一枚の写真から物語が展開されていきます。
そう、お父さんとの思い出の場所で撮った最高の一枚の写真、そして、弟のこうちゃんが同時期に思い出の場所で書いたと思われる一枚の絵。
 
そんな2人の思い出の場所を見つける為に、大好きな仲間と共に見つけ出すちょっとした旅が始まるのですね♪
 
●たまゆらの楽しみかた
決して時間がないから短い作品にしておこうかなってバタバタしながら見てはいけませんですよ×( ̄^  ̄ )ダメー ダメーーーーー
寝る前もあまりお勧めしません・・・睡魔には勝てないのです。。。(;ωゞゴシゴシ・・・
「たまゆら」から放出される、ほんわかした、なつかしい感覚を全身から吸収してくださいねー(*^-^)
「たまゆら」のゆったりとした流れに身を任せるように、して感受性を最大限に開放してください!!
 
ほらっそこっ!! 腐のオーラを出しているとぉ・・・うまく吸収できませんよぉ(;`O´)oコラー!
腐のオーラはしまってくださいね~!!
 
だんだんと優しい気持ちになってきましたか~♪
そう、これが癒しというものなのですねw
 
●OP/ED情報
<OP曲>
「やさしさに包まれたなら」ユーミンの曲を坂本真綾が歌ってましたね♪
とっても優しい歌声が「たまゆら」にはぴったりでした!
 
<ED曲>
第1巻 エンディングテーマ:「メロディ」
第2巻 エンディングテーマ:「夏鳥」
第2巻 挿入歌:「ナイショのはなし」
中島愛さんが歌ってくれましたね♪
 
マクロスFコンビが歌姫だったのですね♪
私的にはグッドチョイスでした。(゚∇^d) グッ!!
 
●たまゆらの今後に期待
2011年10月アニメ化放送開始 ^(ノ゚ー゚)ノ☆パチパチ☆ヾ(゚ー゚ヾ)^
ARIAのスタッフによるアニメ化ということでとっても待ち遠しいですし、
竹達彩奈さんが演じるぽってがまた観れるなんて、楽しみです♪
 
2011.07.09・第一の手記
2011.09.13・一部修正

投稿 : 2024/12/21
♥ : 62

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

その一瞬のきらめきを・・・なので  【ねこ's満足度:81pts】

女子高生達のふわふわとした日常と夢を描くとってもやわらかな作品。
と思ったら「ARIA」スタッフが製作の中心ということで。
どおりで全編優しさに溢れているわけです。

本作は全4話のOVA。
ちょっぴり感動する第四話をはじめ、素敵なエピソードが各話につまっています。

ヒロインの楓はカメラが趣味の普通の女子高生。
語尾に「~なので」とつける喋り方がカワイイです。
彼女のシャッター越しに見る「安芸の小京都」と呼ばれる
美しい町並みも、この作品の見所の一つではないでしょうか。

メインキャストは竹達彩奈さん・阿澄佳奈さん・儀武ゆう子さん・井口裕香さんの4人。
今回特に目立っていたのは、のりえ役の井口さんでした。
ラジオとかで聞くあのハイテンションそのまま。すごく楽しそうです(笑)

すでに2011年秋のTVアニメ化が決定。
こういった作品は、キャラにどれだけ愛着を持てるかがポイントになると思うので、
本編では彼女達をより魅力的に描いてくれるように期待しています。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 42

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

やさしさに包まれたOVA

TV版本編を観てとても好きになった作品だったので、
こちらのOVAも迷わず視聴した。
でも実際はこのOVAのほうが、TV版より先に企画制作されたそうで。
原案・監督は佐藤順一氏。1話15分程度の全4話で、
TV版の1話と2話の間に位置するお話。

舞台は本編と同じく、瀬戸内に面した広島県竹原市。
そのノスタルジックな風景を見ているだけで懐かしく感じ、
あまりに平和で温かい物語が、当たり前のように展開されることに
素直に感動してしまう。

さて、このOVAの4話それぞれの内容。
TV版を観たあとだからこそよくわかるというか、
TV版の中で登場した、楓の大切にしている切符のエピソードをはじめ、
仲良し4人組の裏話を垣間見るような感覚で楽しめる。
なので併せて観たほうが、「たまゆら」の世界をより深く理解できると思う。

そしてやはりこちらでも、観終えた後は優しい気持ちが残り、
それがとても心地良く。
久しぶりに自分の古いカメラを取り出したりなんかして。
ふらっとどこかに出かけてみたくなるのだった。

ちなみに、OP。
荒井姓だったころのユーミン作詞作曲の『やさしさにつつまれたなら』を
坂本真綾さんが歌っている。

EDは、1話~3話が『メロディ』 4話のみ『夏鳥』
いずれも中島愛さんが歌っていて、どちらも歌詞がほろりとさせます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 65

73.4 2 女子高生でオリジナルアニメーションなアニメランキング2位
FLCL フリクリ(OVA)

2000年4月26日
★★★★☆ 3.9 (580)
2483人が棚に入れました
後に「トップをねらえ!2」で監督を務める鶴巻和哉の初監督作品である。脚本は「少女革命ウテナ」「桜蘭高校ホスト部」の榎戸洋司、キャラクターデザインは「ふしぎの海のナディア」「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行が担当した。

ベースギターを背負いベスパのバイクに乗ってやってきた謎の女・ハル子と彼女によって頭から変なモノが出てくるようになった小学生・ナオ太、彼と付かず離れずの関係で学校では孤立しているカメラ好きの女子高生・マミ美が主人公の不思議でサブカルな空気の実験的演出が多用された作品。

全編に渡ってthe pillowsの楽曲が使用され、物語の空気感を作る重要な要素となっている。

. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

評価の分かれる作品です。さて、面白い?面白く無い?

ガイナックスさんとProduction I.Gさんにより製作されたそうです。1話が大体30分ぐらいで合計6話。意外と手軽に視聴することが出来ますヨ。


だけど評価は非常~~に難しい作品ですね。とても見る人を選ぶ作品だと思います。なので、いつもは”QB”よろしく営業トークの私も、今回は全ての方にはお勧めいたし兼ねてしまうのです。この作品は、カッコ良いサウンドと演出で”cool”に見せるアニメなのかと思います。なので好みが合った人は”Cooooool!”となり、そうじゃない人には”なんじゃこりゃ?”となるのかと思います。


評価の分かれ目ポイントその1!
表現方法がとても斬新です。従来のアニメ作品と異なる?表現方法を試みている為、そういう表現を”面白い”、”格好いい”、”斬新”だと受け取れるか、それとも”訳がわからない”、”つまらない”と感じるかです。
例えば、最初はシリアス展開だった画風が突然ギャグアニメ風に変わります。またある時は、画面がいきなりコマ割り漫画になってしまいます。まぁ当然そう言うときは笑いの要素を盛り込んだ場面に限られるんですけどね。果たしてそこを”cool”なギャグと受け止められるか。


評価の分かれ目ポイントその2!
音楽を気に入るか・・・ですね。音楽を担当されているのは”the pillows”さん。物語の要所X2でこの方達のサウンドが挿入され、カッコ良く場面を演出してくれるのですが、そもそもこのサウンドを”cool”と取るか、それとも自分に合わないので”イマイチ”と取るか・・・です。とても音楽の存在が大きい作品ですので、”曲”が気に入らないのでは話になりません。


物語は一人の少年の成長物語です。なんだか冷めてて、あんまり子供っぽくない小学6年生の男の子が主人公。彼は特殊な能力にある事故?をきっかけで目覚める事になります。この能力がとても不思議。右脳と左脳のなんたらかんたらを利用して超空間チャンネルを開き(なんのこっちゃ?)、遥か遠くの物体を引き寄せたり送ったりできるらしい。っと言うか、どう見ても勝手に物体を送り込まれているっポイ。なんと頭の中からロボットが出てきちゃったりする訳です! この能力をきっかけに、主人公は宇宙の中で進行している恐ろしい現実を知ることになります。そして彼の暮らす街にも魔の手が・・・。


この作品は”ヒロインの女の子がとても可愛い”と思いました。キャラクタデザインしかり、性格設定しかり・・・。合計3人のヒロインが登場しますが、それぞれが個性的。

先ずは17才女子高生のサメジマ・マミ美さん。語尾に「~っす」って付けて、なんだかいつも先輩と話をしている様な独特の喋り方が特徴。何度も聞いていると癖になる響き。それに色気があって、とっても可愛い子です^^。
で、もう一人のヒロインがハルハラ・ハル子さん。自称19才だけど、どうみても”お前20才超えてるだろう”って感じのちょっと裏のありそうな女性。。メチャクチャな行動ばかり取るのだけど、なんだか憎めなくてお茶目な一面も。
そして最後はクラスメートの女の子でニナモリ・エリさん。時々小学6年生に見えない色気を見せるおませさん。一番女の子らしいのがこの子かな。
ちなみに私のお気に入りはサメジマ・マミ美さん! ”~っす”の喋り方にかな~り毒されました。
彼女達と主人公の恋の行方も一つのポイントかな。主人公の成長に恋が重要な要素となるのは、まぁ定番ですからね。


本作品はツボにはまると面白いのですが、好みに合わないと冒頭の1話で挫折の可能性もあります。それに世界設定がとにかく”ぶっ飛んでいて”理解しづらいかも。私も1度観ただけでは理解出来ませんでしたしね・・・。


そんな訳で全ての方にはお勧め出来ませんが、この斬新な作品は好みが合うならば面白い作品になると思います。

さて、貴方はどういう判断をされるでしょうか?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

当たり前のことしか起こらない世界

喪失感とともに、バットを抱えたまま前に進めない少年。
恋人への想いにすがり、いじめを受ける少女。
川べりの街に建つ医療機器メーカーの工場。
同じ時刻に吐き出される煙は何かの狼煙のように見えた。
気怠い日常がただ過ぎていくはずだった。
ベスパに跨りベースギターを背負った
ハルハラ ハル子が来るまでは。

アニメーション製作Production I.G・GAINAX、
監督・原案:鶴巻和哉、脚本:榎戸洋司
キャラクターデザイン:貞本義行
音楽:光宗信吉、the pillows

エヴァンゲリオンを制作した後のガイナックスが
2000年にOVAとして手がけたSF青春アニメ。
クリエイターやコアなファンの間ではいまだに語り継がれる作品。
私はあにこれでキャッチしている人のレビューで初めて知った。
発表から20年近くも経って映画『フリクリ オルタナ』や
『フリクリ プログレ』が公開されたことからも、
OVAとして世に出たこの作品が、いかに幅広い人々から
支持されてきたのかが分かる。
ピロウズが海外で認知され、ライヴを行えたのも
この作品で音楽を担当したことが大きく影響した。

静かな展開は1話の序盤だけで、
ほかは全てがぶっ飛んでいる。
ギターリフが印象的なピロウズのロックがいつも流れ、
パロディやスラップスティックが展開されるなど、
クリエイターの遊び心が散りばめられている。
{netabare} バイクには轢かれるし、ギターではぶっ叩かれるし、
頭からロボットは出てくるし、人工衛星が降ってくる。 {/netabare}
エヴァンゲリオン特需のようなものがあったのか、
好きなことを好きなように作っている。

この作品を観ていると『うる星やつら』TVシリーズの
押井守時代後期の作風を思い出した。
優秀なクリエイターがどんどん集まり、
斬新なカットが次々と展開され、
『灰とダイヤモンド』や『2001年宇宙の旅』の
パロディが挿入される。子供に分かるわけがない。
また、タランティーノ監督の『キルビルVol.1』を
初めて映画館で観た時のことも頭に浮かんだ。

監督の趣味ともいえる分野を存分に押し出し、
危ういともいえる均衡を何とか保っている。
良し悪しは別にして、観ていてとても楽しい。

かと言って、過度なイメージとコメディが展開され、
そこにロックが流れるだけの
PVになっているかというとそんなことはない。
行き場のない心を抱えた少年少女を中心に据えた
青春ストーリーとして、しっかり成立させている。

平穏に見えた川べりの田舎町に起こる地球規模の災厄。
皆が色々な気持ちを抱えて生きている。
コメディの間に挟まれる詩的なイメージ。
この作品全体に流れている想いは
「振り切る」ことなのだろう。

私たちの世界では色々なことが起こるけれど、
日常は普通の顔をして、当たり前のように過ぎ去っていく。
鬱屈した心を抱えているだけでは何も変わらない。
バットを振らなきゃ話にならないのだ。
(2018年9月17日初投稿)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 64

takarock さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

レモンスカッシュ

本作はどういうアニメなのか?

・・・ええとですね、ベースギターで頭をぶん殴られたら角が生えてきて、
角から射精したようにドバっとロボットが現れてバトルする・・そんなアニメです。

意味不明である。
本作を未視聴の方に「こいつ何言ってるんだ?」と思われても仕方がないと思いますw
でも、そんなアニメなんですw

これ程レビュアー泣かせの作品もそうはありませんw
そりゃ表層面を掬えば、「スタイリッシュ」ですとか、「ぶっ飛んでます」とか、
「考えるより感じろ!」というアニメですなんてフレーズは出てきますが、
本作の本質部分を言葉にするのは困難極まりますw

本作の主人公であるナンダバ・ナオ太は小学6年生で、
やや斜に構えているところがあって、生意気なんですけど、実は純情で繊細と、
まぁこれから思春期に突入するであろう(または、もう突入している)
少年像の典型のようなキャラですw

ただ、彼を取り囲む異性の関係性は他の同年代よりも少し進んでいて、
ナオ太に何かとちょっかいを出してくる女子高生のサメジマ・マミ美だったり、
ナオ太の前に突如現れたハルハラ・ハル子(自称19歳)だったり、
ナオ太と同級生でナオ太のことを意識しているニナモリ・エリだったりに囲まれていて、
小学6年生のナオ太には少々刺激の強い環境です。

男の場合ですけど、思春期に突入する頃というのは、
異性への興味が即物的なものに変化していきます。
つまり、異性を性的な対象として求め始めるというということです。

他にも父と母の間には家族という関係以前に男女としての関係性が存在することに
気付き始めるのもこの時期ですかね。

あるいは、夏休み前に「学生の本分を忘れずに清く正しい生活を送るように」なんて
言っている先生が、ゲス不倫しているなんてことに気付くのもこの時期ですw

大人の世界の理不尽さに触れ、偽善と欺瞞を唾棄し、葛藤に苛まれる、それが思春期ですw

私は本作に、自身のバイブルである「行け!稲中卓球部」と似ている空気を感じていて、
思春期の時期に萌芽する初々しいまでの性への興味や、
この世(大人の世界)への葛藤だったりをギャグに昇華したのが「行け!稲中卓球部」ならば、
ハチャメチャなロボットバトルに昇華したのが本作かなと。

そのハチャメチャなロボットバトルを始めとする
(映像)制作に携わっているのは、錚々たる顔ぶれです。
価格.comでは、「ガイナックス全盛期の傑作」なんて宣伝文句もあるくらいですw
とにかく驚嘆の出来です。
アニメーションの文法に忠実に則った方法論を取りながらも、
そこに高密度な情報を乗せて、有無を言わさず直接視聴者の脳に叩き込むような、
ある種暴力的な映像です。
設定だとかストーリーだとかを考える暇もないテンポで、
言葉にしてしまえば荒唐無稽な事象が、
高い技術に裏打ちされた圧倒的映像で、形象化されています。
とにかく映像の訴求力が強くて、もうこちらはただただ呆然としていましたw
これが本作の「考えるより感じろ!」と言われている正体だと思います。

ところで、本作では様々な比喩が用いられていますが、
本作に登場するベースギターだったり、
バットだったりは男性器のメタファーというのは有名な説です。
その説に従うと、様々なシーンが実に興味深いんですけど、
そこはあまり考察せず、「考えるより感じろ!」ってことにしときますw

思春期の味が酸っぱいレモン味ならば、
そこに脳まで溶かすような強烈な炭酸が加わった
(本作にも登場する)レモンスカッシュこそが本作の味ですw

男ってのは、いくつになってもこの味が忘れられない馬鹿な生き物なんですよw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 34

67.2 3 女子高生でオリジナルアニメーションなアニメランキング3位
OVA ハイスクール・フリート(OVA)

2017年5月24日
★★★★☆ 3.6 (108)
410人が棚に入れました
海の安全を守る女性の職業「ブルーマーメイド」になるべく奮闘する女子学生たちの姿を描いた、『ハイスクール・フリート』のオリジナルアニメ。「前編:納紗幸子がピンチ!」「後編:納紗幸子もピンチ!?」の2話を収録。

声優・キャラクター
夏川椎菜、Lynn、古木のぞみ、種﨑敦美、黒瀬ゆうこ、久保ユリカ

白猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

戦闘がないハイフリは・・・

本篇の後日談で、晴風や晴風くらすがどうなっちゃうの!という話。
クラスメートたちがクラスが無くなる不安にクラス存続のために・・・
ずっと陸での女子高生がキャっキャワイワイな話。

OVAだし、力の入った戦闘が観られるかなと期待したのに完全に裏切られた気分。

キャラが好きだった人には楽しめるかもしれませんが、
私みたいに戦闘シーン目当ての人はガッカリかも・・・。

個人的にはなオススメ度で言うと、
もし2期が決定したときは1期と2期の間のエピソードとしてチェックするのも良いかも。くらいですかね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5
ネタバレ

Lovin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

■勝手な想像
 病原菌を持ったフレンズが登場したらどうしよう、
 と考えたが危害を加えるようなヤツはフレンズの風上にも置けない。
 寧ろフレンズじゃない。

■入荷から返本まで客の手にも触れずコンビニの棚から微動だにしなさそうな漫画の話
 ※ここからはレビューではない若干長めの駄文です
 {netabare}アニメの本編では皆主人公のことを「艦長」と呼んでいたが、 帝国海軍時代は戦艦、巡洋艦、航空母艦を軍艦、駆逐艦、潜水艦は軍用艦とされ、軍艦の長を「艦長」、軍用艦の長はそれぞれ「駆逐艦長」、「潜水艦長」と呼ばれていたらしい。両者には見た目にも明確な違いがあり、船首に菊の紋があるか否か、らしい。その事実からわかるように、「艦長」は艦と運命を共にすることを暗黙的に義務付けられていたらしい。軍用艦の場合は隻数の多さや人材確保の観点から寧ろ生き残る事が尊ばれていたらしい。
 私個人の覚書だが、艦名の命名基準についても書いておく。戦艦は旧国名から選ばれたらしい。戦これで一際目立っている金剛姉妹が山の名前なのは建造当初は巡洋艦だったかららしい。
 件の巡洋艦は山や川の名前から選ばれたらしい。鬼畜米英から「飢えた狼」と称された高雄(艦これでは足柄がそう呼ばれたと言う設定で「行かず後家」扱いだったような)も山の名前だと思う。
 航空母艦は艦載機が大空を駆け巡る様から「龍」や「鳳」が用いられるらしい(他には五航戦の「鶴」とか?)。赤城、加賀、信濃(個人的には浜風の母港ボイスが胸を締め付ける)が国名なのは、金剛姉妹と似たような理由で命名後に航空母艦に変更されたかららしい。
 駆逐艦は数が多いので自然現象から命名したらしい。アニメ本編で主人公達が乗船したのは駆逐艦「晴風」、自然現象か否かは主観によるし、何より旧帝国海軍を描いたアニメでもない。
 潜水艦の場合は、大型潜水艦は伊型、中型潜水艦は呂型、これに番号を付加して呼ばれていたらしい。艦これなら伊号、呂号と呼ばれているのを聞いたことがある。うちの母港には伊号は一通り(8、19、58、168、400)居るが呂号は居ない。ところで漫画には、水上攻撃機3機を納めた伊400を「海底空母」と呼んでいた。これは何かのTV番組で観た話だが、水上攻撃機は翼が折りたためる機構で注目を集めていた、みたいな話と、伊400が南方の島から日本方面に向かう途中に終戦を迎えたので、水上攻撃機共々日の目を見ることが無かった、的な話を聞いた気がする。
 他にも気になる情報が幾つかあった。トン辺りの建造コストは¥2,800の戦艦より¥4,500の駆逐艦のほうが高く潜水艦に至っては¥5,800もする(金額は当時のレートだと思う)、最後の連合艦隊旗艦は大淀、WWIIでは戦線が地球の3分の1位と広大だった為、艦砲の強さより大人数が乗れる艦のほうが旗艦に適していた、なので建造中だった武蔵はスペースを確保する為の改造をあれこれ施された、大和建造時の大蔵省の財布の紐は硬く、海軍は大和を35,000トン級(本当は69,304トンでおよそ半分)の戦艦として予算を計上、不足する建造費は駆逐艦三隻+潜水艦一隻を架空計上して賄った、大和の建造中は気温変化からくる鉄板の伸縮により微妙な歪が生じる為、日中に仮止めして夕方から本組み、と言う手順を踏んでいたらしい、大和の進水はドックに海水を引き入れる方法だったが武蔵は進水台を滑り降りたため潤滑油として数トンのヤシ油と石鹸を使用した上、長崎港の対岸に1メートルの大波を起こした、大和は当時のハイテクであるディーゼル機関ではなく信頼性の高い蒸気機関を使用していた、米軍のワシントンが霧島を一方的に叩きのめし撃沈(ノーガードの打ち合いとは何だったのか)した、艦長の階級は大和・武蔵クラスなら大佐或いは少将、航空母艦は大佐、巡洋艦クラスなら中佐、駆逐艦・潜水艦ともなればそれ以下の将校、等等らしい。
 漫画の巻末には、大和建造で培った技術が今なお影響している旨の漫画が有る。例えば、排水量15万トンタンカーが最高クラスの時代に30万トンクラスが建造できると言う造船会社の邦人営業、「是非手にとって見てくれ」と頼み込むが門算払いされる大和の照準装置を開発した日本光学(ナイコン=ニコン)の邦人営業、レオナルド・ディカプリオ(笑)が乗るプリウスを製造するTOYOTAの品質が良いのは大和由来の「改善」、とこの漫画に影響されると右側に傾く危険性を感じるくらいに大和を賞賛する漫画が。晴風乗員も吊橋効果的な影響もあってか妙な連帯意識を持っているので同じ傾向が有るのではと。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

いつもどおりのクオリティ。

【概要】

アニメーション制作:プロダクションアイムズ
2017年5月24日に放映された全2話前・後編のOVA。
監督は、信田ユウ。

【あらすじ】

史実の歴史と違い、飛行機の開発に失敗して空を飛ぶ手段が飛行船と気球に限られた世界。
世界各国の海を超える交通手段の主役は船。
日本は海底資源の発掘が原因でプレートがずれて陸地の多くが水没し、
海運大国として発展していた。

日本の海の安全を守る必要があり、
その職業として「ブルーマーメイド」と呼ばれる女性たちが武装艦に載って働いている。
その養成学校に横須賀女子海洋学校があり生徒は、
教育艦と呼ばれる旧日本軍の艦船をモデルとした船の上で実習を行う。

航洋艦「晴風」の31人の新入生の少女の活躍によって、
前代未聞と言える海の上の大事件は収束に向かい、「晴風」は損傷激しく自沈。

その一ヶ月後の6月9日に物語は始まる。それは、船を失った彼女たちの今後に関することだった。

【感想】

TV版の後日談で、31人の日常風景が見られますが、
相変わらず人数多すぎで、私なんか登場人物の名前をすっかり忘れていました。
外見や性格を特徴づけてるのに、頭で情報処理が追いつかないっていうか。
ストパンの11人ですら難易度高いのに31人は、やっぱり無理!

美少女方面では水準をクリアしているものの、
日常でおちゃらけてもギャグが面白くないですし、
一人一人が浅すぎて登場人物に感情移入も出来ない。

5人覚えればいい『けいおん!』
4人覚えればいい『のんのんびより』
6人覚えればいい『ARIA』

を手掛けた吉田玲子さんは何を思いながら、このアニメの仕事をやっていたのか知りたいですね。

戦闘をしないものの、話はいつものハイフリ。賑やかした上で予想と寸分たがわぬオチ。
仮にやるとしたら2期に繋がるものでしたね。

登場人物に入れ込んでる人たちには良い作品かもしれませんが、
正直言ってあんまり面白くないOVAでした。

海のガルパンを目指した当作品ですが、もういいかな?と個人的には思いました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 28
ページの先頭へ