天才アニメOVAランキング 11

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの天才成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月24日の時点で一番の天才アニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.8 1 天才アニメランキング1位
ぬるぺた(Webアニメ)

2019年10月1日
★★★★☆ 3.5 (98)
329人が棚に入れました
天才少女「ぬる」は、お姉ちゃんを事故で亡くしてしまう。でも大丈夫!持ち前の知識で、大好きだったお姉ちゃん「ぺた」をロボットとしてつくることに成功!ただ、ロボットとして復活したお姉ちゃんは生前よりも、ちょっとちがう?妹「ぬる」と、姉ロボ「ぺた」が繰り広げる、姉妹ドタバタコメディ!『お姉ちゃん! コンセント抜けてるよ!』

声優・キャラクター
和氣あず未、上田麗奈

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

満ち溢れている愛情

小学生なのに天才発明家の ぬる。
姉の ぺた が交通事故で亡くなってしまい、ロボットを作って姉の面影を残そうとした。

ジャンルとしてはSFコメディなのかな?
ロボットが出てくるのでSFという事にします。

作中のチャーハンは愛情の塊。
見た目は……体に悪そうな色をしていますね。
ぺた姉の料理が無理ならば、ぬる妹が作ったらいいのです。
逃げてばかりが得策ではありません。
対案を提示しないと現状打破できませんし。

テーマは家族愛でしょうか。
食事を作る。
家事としては普通の事です。
日常の事なので気が付かないことが多いですが、
毎日、3食作る事は難しいです。
栄養バランス・美味しさ・見た目などなど、キチンと献立を考えます。
料理を作ってもお金は貰えません。
何故、料理をつくるのでしょうか?
それは、愛があるから。
所謂、「無償の愛」という奴です。
赤の他人に料理を振るう事は少ないです。
そこには家族愛がありませんから。
料理は愛情。
料理をする、という作業に感謝しながら食べないと罰が当たりますよ。
お腹いっぱいなら仕方がないですが、残す事は御法度。
出された料理は完食して、片付けなども手伝って下さいね。

ぺた姉役の声優、上田麗奈さん。
最近、CDを発売したという事でラジオや曲をチェックしてみました。
普段の話や歌声。
抜群です。
特に息を吐き切って空気を吸う音。
ブレス音という奴なのかなぁ。
上田さん自身は意識していないのでしょうが、とても魅惑的な声。
あとはキャラを演じた作品が売れるだけ。
今のうちから推しておくと良いですよ。

1話だけ視聴した人と完走した人とでは本作品に対する印象が違います。
それは終盤を見ないと分かりません。
3話切りしないで下さい。
ショート作品なので、完走する事は簡単です。
家族愛が垣間見れる貴重な作品。
見逃すなんて、もったいない。
もったいない お化けです。
今日も家族団欒。
家族を大切に想う事ができます。
短いショート作品だと侮る事無かれ。
愛情が見られる素晴らしい内容。
気になっているだけの未視聴の人の背中を押す事となったら幸いです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19
ネタバレ

けいP さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ぶっとび姉妹約5分

一回約5分のショ-トアニメ。

物語の前半は
この姉妹の
ドタバタコメディて感じですが、
後半になると
この世界の核心にせまる
内容となります。

{netabare} 事故にあったのは
実は姉じゃなくて
妹のぬるじゃないかと
いうのは
結構みんな予想してましたね。

それにしても
あの氷屋の姉ちゃんは
何だったのか?
あれもペタ姉の作った
ぬるの友達キャラだったのかな?{/netabare}

絵本のような背景が好き。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11

73.8 2 天才アニメランキング2位
PLUTO(Webアニメ)

2023年10月26日
★★★★☆ 4.0 (52)
231人が棚に入れました
憎しみの連鎖は、断ち切れるのか。 人間とロボットが<共生>する時代。 強大なロボットが次々に破壊される事件が起きる。調査を担当したユーロポールの刑事ロボット・ゲジヒトは犯人の標的が大量破壊兵器となりうる、自分を含めた<7人の世界最高水準のロボット>だと確信する。 時を同じくしてロボット法に関わる要人が次々と犠牲となる殺人事件が発生。<ロボットは人間を傷つけることはできない>にも関わらず、殺人現場には人間の痕跡が全く残っていなかった。2つの事件の謎を追うゲジヒトは、標的の1人であり、世界最高の人工知能を持つロボット・アトムのもとを訪れる。 「君を見ていると、人間かロボットか識別システムが誤作動を起こしそうになる。」 まるで本物の人間のように感情を表現するアトムと出会い、ゲジヒトにも変化が起きていく。 そして事件を追う2人は世界を破滅へと導く史上最悪の<憎しみの存在>にたどり着くのだった―――。

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

漫画を「越えられない」

ボクがアニメ会社にいた数年前から作るという企画は聞いていましたが、正直期待はずれな出来だと思います。

原作を「そのまま」アニメ化しただけで、アニメーションとしての出来が凡庸なんですね。盛り上がらないまま最終回まで見ました。

というよりも、強豪のアニメが多いからかもしれませんが、演出がちょっと古くさいと思いますし、なにより今の時代には派手な演出が多いアニメがたくさんあるので見劣りしてしまいます。

かと言って、構成になにか特出した驚きを入れているわけでもないので、浦沢直樹さんの漫画は非常に面白いと思いますが、このような評価になります。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

手塚治虫×浦沢直樹

アトムの1エピソードのリブート。
ククルスドアン的に膨らませたやつ。

ネトフリなので8話だが各話1時間。
漫画は途中で投げた。

01
なるほど。お金はかかっててCGも上手くて高品質。

手塚氏
アトムは当時は革新的な名作だったとはいえ今ではエヴァ以上にパクられすぎて、若者が見ればどこかでみたやつの集合体にしか見えないでしょう。映画を構成する連続した動画をコマの配置で表現する手塚氏の漫画は紛れもなく画期的な発明ではあったが、もはや今現在の潮流である状況説明と心境ポエムのセリフ主体で構成される、引用や再利用を前提とした情報番組やグッズ販促動画的な作りではない。手塚氏の漫画のキモは映画の再構築のストーリーよりも省略の技術の発明であって、凄まじいテンポで進むスピード感によるエキサイティングな体験により、富野氏が言う「尺を削ると情報量が増す」という意味が実感できる構成。手塚氏の映画好きのマインドによるものもあって読者にもある程度の引き出しが求められる作り。しかし今の漫画は見やすさわかりやすさを追求する方向に進化したので、若い子は昔の漫画は読みにくくて仕方ないと思う。これは劣化というわけではなく漫画が国民的な娯楽レベルに普及したからこそであり、この多大な功績と結果には氏も満足しているのではないかと思う。悪く言えばバカにもわかりやすく気軽に楽しめる作品が増えたと言えるのだが、それこそが氏の望んだ未来の姿なのだろうと思う。

浦沢氏
投げっぱなしENDの悪評も有名だがそれ以上に物語冒頭から発揮される異常なレベルの絶大な吸引力でグイグイと読者を引き込ませる世界観は漫画界でも随一の魅力を誇る。まったくどうやって落とし所をつけるのか全くわからない謎の数々をでっちあげては読むものをガッツリ掴んで離さない凄まじい磁力を誇る作品群は新しい物語に触れるワクワク感を新作に触れるたびに掘り起こしてくれる。この支離滅裂な破天荒さが浦沢氏の最大の魅力。こじんまりとすっきり整理されギチギチに整合性の取れたコンパクトでミニマムな話やキャラの説明しかやらないアクスタ販促漫画などに飽き飽きした読者は一度浦沢作品に触れてみることをおすすめする。もちろん本人に制御できないレベルにまで急激に膨らんだ風呂敷は万人が納得するレベルに綺麗に畳めるはずもなく、ほとんどの作品は信者とアンチで評価はまっぷたつ。本人曰く「途中まで面白ければよかろうなのだ」。この意見に賛同できる諸兄はお試しあれ。そう、浦沢作品は色々と試されるものが多い。それでいてウケる作品を描こうとしてちゃんとウケるのが彼のすごいところ。売ろうとしてきちんと売れるのは小室氏みたい。秋元氏は大量生産の数撃ちゃ当たる方式でしなかいが、未踏の領域で明確なロードマップを描いてハイリターンな戦場を選ぶ戦略こそが彼の才能。

01
どこに向かうのかがわからない荒唐無稽さが魅力の浦沢氏がビッグネーム手塚氏のリメイク。両者の魅力がスポイルされること必至な企画だと思う。もちろん一定のクオリティは約束されてはいるが、手塚漫画の落とし所など、常識レベルに漫画アニメに触れてきた層にとっては「どっかでみた」ということにしかならない。もちろん漫画のスピード感や濃縮度合いも望むべくもない。映像化にしても原作漫画を大幅改変することは許されない。もちろん浦沢氏は抜群に絵が上手いのだがキャラや構図の派手さがウリではないのでアニメにしてもただ地味な画面になることは必至。新海誠がバズる現代では攻殻が流行った昔と違いおっさん映せば大人向けとはならないでしょう。漫画で言えば画面は派手だが中身はたいした発明はなかったAKIRAとは真逆。コレジャナイと当時の原作信者のヘイトを買いながら赤字を垂れ流した劇場版AKIRAだが、漫画での「画面が凄い」をアニメならではの「画面が凄い」に昇華した結果、アニメ映えする作品のポテンシャルを最大限に引き出して後世に残る傑作アニメとなったのは当然の帰結。本作はディティールこそ調整されてはいるが本筋は映画的。当時手塚氏が感銘を受けた映画だってそれはもう擦られまくってパクられまくっているのは自明。なのでどちらかというとアニメより実写映画好きのほうが「どっかでみた」度は高いのかもしれない。おじいちゃんからすればエヴァもまどマギもガンダムもコピペにしか見えないようなもの。

つまんないわけではないがあまりに体感時間が長いので一旦保留。
浦沢漫画の吸引力がなく1時間が長く感じる。
浦沢氏に常識的な作品は求めてない。

しかしあのピアノ曲の作曲って浦沢さんなのかよ。天才だな。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2
ネタバレ

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

面白いけど難し過ぎる

原作者とリメイクした人から考えて面白くないわけがないので見ました。
全8話ですが1話が3話分ぐらいあるので通常のアニメ20話分ぐらいのボリュームになってます。
前半は地味で話が難しくて何度も途中で寝てしまったので、途中で別のアニメを挟みながらなんとか見れました。見終わるのに1週間ぐらいかかりました。
作画も安定していて非常にクオリティが高かったです。
ストーリーは間違いなく面白いのでストーリー重視の方におすすめです。

{netabare} ゲジヒトの花を買うシーンでわかりやすい死亡フラグが立ったのですが、「主人公だから死ぬわけないよねー」と安心して見てたら本当に死亡したので「えーっ!」ってなりました。最終回の怒濤の展開と伏線回収も見事でした。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 0

64.8 3 天才アニメランキング3位
STEINS;GATE 聡明叡智のコグニティブ・コンピューティング(Webアニメ)

2014年10月14日
★★★★☆ 3.7 (235)
1438人が棚に入れました
20XX年。IBMが提唱する次世代(第三世代)のコグニティブ・コンピューティング­・システムは、「未来ガジェット研究所」のラボメンたちの周りにも広く浸透していた。

コグニティブ・コンピューティング・システムは、プログラムに依存する従来のコンピュ­ーターとは異なり、自然言語を解釈し、蓄積した膨大な知識や経験から学習する。そして­、私たちの意思決定を支援し、可能性を拡げる。

さまざまな端末に、このシステムが接続された近い将来。
岡部を始め「未来ガジェット研究所」のラボメンたちが享受する「コグニティブ」な生活­とは?

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

シュタゲのサイドストーリー的な、ショートアニメ。

アニメ「STEINS;GATE」のIBMが協力したショートアニメです。
4話制作されてどれも数分の短い話です。
どれもCV山本彩乃のうーぱの外見のコグニティブコンピューティングが関わっています。色々なサポートをしてくれています。
話は
#1クッキング編
#2ナビゲーション編
#3ファッション編
#4会議編
とどれも本編と同じくらいのクオリティです。
どちらかというとコメディ編という感じです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 16

Britannia さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

トゥットゥルー♪

キャッチの方のレビュで存在を知り視聴

1話約3分のショートアニメ(全4話)です。
出だしの『トゥットゥルー♪』で、すでに2828w

ラボメンにまた会えて嬉しい
ショートアニメながらシュタゲの中二病&シリアスな雰囲気が楽しめます
シュタゲが好きな方は押さえといて損は無いかとw
短い時間でしたが、おもしろかったです。

『なんぞこの茶番
いえいえ皆様が満足するのが一番よいのです』
ね❤

投稿 : 2024/11/23
♥ : 21
ネタバレ

ぺし さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ラボメンに再び会えて感謝(*^^*)

シュタゲ本編が終わり、劇場番も終わって、もー続編無いよなぁって諦めてた所にこの作品の存在を知りました。IBN5100の元になったIBM社の宣伝用にコラボして作った短編らしいのですが十分楽しめました♪♪

あらゆる情報から学習し、自然な対話を通じて、意思決定を支援するコグニティブ・コンピューティング。《公式サイトから一部抜粋》

このシステムが岡部たちラボメンの周りにも浸透しているという前提で話が進みます。まぁ簡単に言うと、様々な情報から適切な答えを導き出して、人々の生活をサポートしてくれるシステムといった感じでしょうか。←違ってたらすいません(笑)

クッキング編、ナビゲーション編、ファッション編、会議編の4つに別れていて、1話につき4分ぐらいの短編集です。

・クッキング編
{netabare}
紅莉栖とまゆりのメシマズコンビが「これから唐揚げを作る」と、岡部とダルへ死の宣告を告げるお話。※うーぱに実装されたシステムが無ければ、この未来は確定していた。
{/netabare}

・ナビゲーション編
{netabare}
岡部と紅莉栖が喧嘩してしまい。互いに、システムのナビに頼ってなるべく遠回りして、「未来ガジェット研究所」に帰ろうとするお話。ナビが気を効かせます(笑)
{/netabare}
・ファッション編
{netabare}
綯ちゃんに、「いつも同じ服来て不潔!」って言われて落ち込む、岡部とダルに紅莉栖が服をコーディネートするお話。しかし紅莉栖も自分で選ぶのは自信が無いので、システムの力を借りる。うーぱがスクリーンにそれぞれの候補の服を3つほど、本人が着た状態で投影する。

ダルの候補は3つとも何かがずれていて紅莉栖も俺も呆れ顔( ̄▽ ̄;)
対して岡部の候補は、全て本人に似合っていて普通にカッコいい。誰このモデル!?みたいな感じ。これを見て紅莉栖は、赤面+過呼吸のデレゾーンに突入(笑)
どんだけ岡部が好きなんだよ。この紅莉栖の可愛さは反則で、見てるこっちも危うい(*_*)
{/netabare}
・会議編
{netabare}
ラボでドタバタし過ぎて、Mrブラウンに部屋を追い出されそうになったのでどうにかしようというお話。岡部主導だと話が前に進まないので、みんながうーぱに話の主導権を握らせ、皆の希望を出来る限り満たす新しい物件を探す。
ちょっと感動した良いお話でした♪
岡部とうーぱの新コンビ結成か?
{/netabare}

個人的に3話のファッション編が最高でした。紅莉栖の可愛さが無双してました(^з^)-☆
無双って使い方あってるか分かんないけど、とりあえず可愛かったです♪

ちょっと残念だったのは、バイト戦士、秋葉留未穂、ルカ子、閃光の指圧師が出てこなかった事と音楽が無かったこと。「Hacking to the Gate 」は聞きたかった(*_*)

短い時間だったけど、またラボメンの雰囲気に触れられて良かったです(*^^*)
シュタゲ難民の人には見ることをオススメします。見た後さらにシュタゲ難民になってしまう危険性はありますが(*_*)←自分はなってしまった(-_-;)

公式サイトから無料で見られるようになっているので、本編や劇場番で気に入った人はぜひご覧ください(^_^ゞ…

…本編ほどのクオリティーで続編を作る事は無理だろうから、いっそラブコメにシフトチェンジして1クールぐらい作ってくれんかなぁ(>_<)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 33

73.6 4 天才アニメランキング4位
B: The Beginning[ビーザビギニング](Webアニメ)

2018年3月2日
★★★★☆ 3.8 (242)
1245人が棚に入れました
科学者が宇宙平和のために創造していた"新人類"が、完成を目前にして、独自の企みを持つ悪の集団に誘拐される。近未来を舞台にしたオリジナルアニメシリーズ。

王立警察特殊犯罪捜査課へと戻って来た天才捜査官キース・フリックは、ある事件の犯人を追っていた。凶悪犯罪者ばかりを狙う連続殺人鬼、通称『Killer B』。犯行現場に必ず刻み込まれた『B』の文字は人々の注目を集め憶測を呼んだ。『B』それは彼女のためのメッセージ。『ぼくはここにいる……』その身を異形に変え、黒羽は届かぬ思いを刻み続ける。キースと黒羽、互いに見知らぬ二人の運命は、やがて一つの陰謀へと飲み込まれていく——

Netflixによる限定配信。

声優・キャラクター
平田広明、梶裕貴、瀬戸麻沙美、東地宏樹、稲葉実、小清水亜美、豊永利行、田中進太郎、後藤敦、森川智之、石川界人
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

想定外に挑み続けるメンタル

エログロなんでもアリのフリーダムな姿勢で、
次々と刺激的な展開を繰り出して来る海外ドラマ。
それらが席巻する世界を相手に日本のアニメは何ができるだろうか?

本作はNetflixオリジナルアニメとして得たと思われる予算や環境を、
海外ドラマ級のシナリオ密度という形にして、その問いに答えてみせた野心作。

伝説の敏腕捜査官、サイコパスな猟奇殺人グループ、架空の王国で暗躍するダークファンタジー風のヒーロー。
脚本面でも、作画面でも並の制作体制なら破綻して闇鍋化しかねない水と油な具材を、
一つのアニメーション作品として仕上げた本作は非凡だと感じます。

その情報量の多さには置いてきぼりのリスクが付きまといますが、
私の場合は情報が押し寄せる度に、脳が悦んでいるのが自覚できて幸せでした。

一方で展開、設定等には既視感も覚えたりもしました。
ただ今回の場合は、それも私にとっては助け船でした。
だって、このシナリオ密度で全て未知の要素で物語を構成されたら、
間違いなく付いていけないでしょうw

今の話よく分らなかったけど、もしかして昔見たアニメのあれと似たような物なのだろうか?
とデジャヴも頼りに完走した面も多々あった(苦笑)アニメ鑑賞でした。


ダークヒーローを捜査すると言う無茶にリアリティを与える超展開を眺めていて、
ふと、例えば昭和の人間に、次の時代に最終戦争を妄想したカルト教団が
地下鉄で猛毒をばら撒いて自作自演するテロを起こすから気を付けろ。
と警告しても、誰も本気で聞いてくれないだろうなと言う着想が浮かんで来ました。

夜空を飛翔する魔人の如きイレギュラーなど、常識的に考えれば荒唐無稽ですが、
本作では遺伝子科学の急進や、生命倫理の忘却が重なればあり得る現象として設定され、
天才捜査官は、例え周囲に狂乱した変人と白眼視されようとも、焦点を合わせ続ける。
その飽くなき執念に惹き付けられます。

{netabare}「トラブルってのはプロセスの一つだ。
昔の俺たちは トラブルを事前に対処してきた。
それが間違いだった。だから失敗したんだ。

トラブルやイレギュラーは必然であり要素なんだよ。
排除しちゃいけないんだ。全てに意味がある必ず何かにつながる。」

――キース・フリック{/netabare}


既視感も当てにして高密度の物語を消化する悦びは今作で再認識できたので、
制作が決まっている二期では是非、シナリオ濃度にも慣れたアニメファンに
未知の体験をスパイスして酔わせて欲しい。
今後もよりキモチイイ、攻撃的な姿勢に期待したいオリジナルアニメシリーズです。


余談:本作監督インタビュー(Gigazine 2018年03月02日)にて、
日本とNetflixで異なる規制基準についての言及もあって興味深かったです。
日本では自粛する部分でリミッターを外してフリーダムに表現できる高揚が伝わって来ました。

Netflixがグロに寛容なのを良いことに、
本作は中々の出血多量で耐性のない方には注意が必要なわけですが、
もう一つ警告しておきたいのは画面の点滅について。

何でも日本のアニメ業界では未だに
TVアニメ版『ポケットモンスター』のポリゴン明滅による、てんかん事件が尾を引いていて、
「ポケモンチェック」と呼ばれる画面点滅に関する自主規制が敷かれているとのこと。

今回はそこもフリーダムなのを良いことに、嬉しそうにピカピカしているから危険ですw

特に異形たちの眼。
こやつらポリゴンかwってくらい赤、青に大喜びでパカパカ点滅するからアブナイですw
実際、彼らの瞳のフラッシュは、{netabare}目が合った者の脳を弄くり、記憶を改ざんするデンジャラスな光ですしw{/netabare}

光の刺激に弱い方は視聴の際くれぐれも気を付けましょう。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 22

reviewer さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

こういうアニメが見たかったんだよ

Netflixオリジナルということでテレビ放送がないためか、あまり話題になっていないが間違いなくもっと注目されるべき作品。

内容としてはダークファンタジー×クライムサスペンス。架空のヨーロッパの国を舞台に猟奇殺人を追う刑事の物語。作画は完璧。アクションシーンから細かいシーンまでよく描けている。イタリアとキューバの街を参考にした街並みは必見。

シナリオはクライムサスペンスにけっこう強引にファンタジー要素を突っ込んできた感じで現実味がなかったが、おかげで派手なアクションシーンやダイナミックなシナリオ展開が出来ており、最後まで飽きさせないようになっていた。良い意味で日本のアニメらしいシナリオだったと思う。

良くも悪くも最近の日本のアニメは萌え一辺倒というか、軽いというか。いい大人が鑑賞に耐えうるだけのアニメが少ない。この現状のなかで、Netflixによってこういうアニメが全世界に配信されたのは素晴らしいことだと思う。日本アニメの底力と可能性を見ることができた作品。今後もこういう作品が全世界に配信されることを願う。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13
ネタバレ

レタスの人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

余りオススメはしないけど面白い

ダブルヒーローを取ってるアニメで、設定や人物がどことなく何かの漫画アニメで見た事があるような風貌なのがちょっとだけツボでもある。

敵組織はプロジェクトアームズのエグリゴリ、トップも明らかにモデルがキース・ブラック。
名前は皆月だが、まさか作者の皆川から取ってるんじゃないだろうな。
活動理由や設定や武器もなんかアームズに似てるぞ。っていうか、人体各所に13人が持つ身体特性がどう見てもアームズだろ。

主人公1は東のエデンの滝沢の風貌に似ている上に、名前が黒羽なもんだからなお連想してしまう。(ブラックスワン)
そう考えると、カップリングの銀河お嬢様はちょっと森美咲に風貌似てるのか?

主人公2はアニメ、サイコパスサイド。
雑賀譲二のような風貌だが、こちらは性格も雑賀譲二にやや近い、名前はアームズを連想するキース・フリックだけどね。混ぜすぎだろ。
ただ調査や進行はなろう系の如く、よくわからない、恐らく全く意味はない数式を並べまくる演出となっている。
カップリングは食いしん坊のノリノリ東洋人なので進撃の巨人のサシャ似だ。
吉永カエラは唐之杜志恩をモロに踏襲したキャラであり、事件の進行もどこかで見たような光景。

多分詳しい人ならもっとバリバリと元ネタを洗い出しそうだ。

そして設定は、よくわからない。
特に発祥理由や整合性などについて全く説明が成っていないので、そういうものとして受け止めるしかない上、そのせいで逆に〇〇したら〇〇なる、ならない。っていう正解を何故各々導き出せてるのかもよくわからない。

言ってしまってはなんだが、多分そうであるからそうであるを地で行っている勢いで見るアニメでもある。

そして冒頭で述べた既視感についても、アニメでも語られ、そして製作者が語りまくるセリフで一発で解決できたりする。

「様々な色が混ざると黒になる感覚が面白いと感じた」

とにかく思い当たる何かを混ぜまくった結果がこのアニメであり、視聴者が抱いたパラレルに近いその既視感はまさにこのアニメの象徴である。

{netabare}
そう考えると全体的に実験的アニメに近いので万人にオススメもしないし、良いのか?という気分にもなる。
そして、最終回はほぼ語られずに速足で終る。
そういうのも評価しにくいポイントだが…。

でも、まあこういった無茶苦茶な作品とは言え、主人公1は悲惨な運命ばかり見えてた割に、ちゃんとユナちゃんと平穏ちゅっちゅエンド(どういう経緯なのか不明過ぎる)、主人公2もまあ良い関係築いているという、大団円の終わり方なので良しとしよう。

特に黒羽とユナは絶対無事じゃ済まないと思ってたし。


(つか、話変わるけど考えてみたら皆月君、顛末までキースブラックだよね。スペアで利用されて終わるだけで(但し皆月はスペアのスペア)、やっと対面したのにまともな見せ場もないという)

{/netabare}

事後処理とか化け物設定どうなってんねんという感じだが、なろうみたいのはともかく、こういう勢いのアニメは正義だと思う。
終始適当に書いたわけではなく、力を入れるベクトルをちょっと変えただけだから。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

70.5 5 天才アニメランキング5位
A.I.C.O. -Incarnation-(Webアニメ)

2018年4月1日
★★★★☆ 3.6 (238)
1030人が棚に入れました
2035年、近未来の日本。「人工生体」の研究中に起きた大事故“バースト”により、暴走した人工生命体“マター”が黒部峡谷一帯を侵蝕。 人類にとって希望の地と謳われた研究都市は、政府により立ち入りが禁じられた。 それから、2年後―。バーストで家族を失った15歳の橘アイコは、転校生の神崎雄哉から信じがたい事実を告げられる。それはアイコも知らなかった、自身の身体に隠された“秘密”だった。それを解く鍵は、バーストの中心地“プライマリーポイント”にあるという。アイコは、案内人の神崎雄哉と護衛部隊のダイバーたちと共に、封鎖されたエリアへの侵入を決意するが。人類の未来を背負う少年、少女が出会った時、明らかになる真実とは?

声優・キャラクター
白石晴香、小林裕介、古川慎、村田太志、名塚佳織、M・A・O、竹内良太、茅野愛衣、大川透、子安武人、田中敦子

Meiyu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ストーリーで言えば最高峰の名作

何か、途中から置いてけぼりとか言ってる人がコメント欄に何人かいてさすがにびっくりしました。

ストーリーをネタバレなしに掻い摘んで話すと、

人が、「人工的な人間の身体」を作り出そうとして、研究対象が暴走し、触手のような肉塊になって襲ってくるようになってしまった。

その元凶となった研究所を中心に、その肉塊が侵攻していて、人々の居住区を脅かしていた。

そこで、それを終息させるべく、元凶となった研究所を目指すお話。(具体的に言うと色々と違いますが、ネタバレを避けるためなのでご愛嬌!)

ファンタジーよりリアルよりのSFで、設定は確かにそこそこもりもりです。

けど、「理解しようとすれば」間違いなく理解出来る内容です。難解すぎてよくわからなくなる系アニメとは全く違います。理解できない人は、「理解しようとしてない」だけです。

説明不足なんかではなく、アニメをしっかり観て、台詞をしっかり聴いていれば、「アニメ外の補足なしにきちんと理解出来るようになっている」良い意味で作り込まれた作品です。

特に、ストーリー重視でアニメを観てる方にはオススメしたい作品!

確かに、キャラデザやOP、演出等においては、少し古臭かったり、盛り上がりに欠けた部分がある点で、僕が個人的に大好きな「名作」(コードギ〇ス、シュ〇ゲ等)には及ばないなと感じた部分はありましたが、

ストーリーだけで言えば、ワンクールアニメでここまで完成度の高い作品は数える程もないです。最高峰の出来だと思います。

折角のネット配信アニメなんだから、わかりにくい説明は、止めてちょっと考えたり台詞を聞き直したりしたら、それでわかる程度のものなのに……1回見たあと全部見直さないとわからない、という程のものでは無いです。キャラの台詞をしっかり聞いて、登場人物とその関係を把握していれば何も難しくないです。

よくある、「難解すぎて訳分からん用語ばっか並べて、最終的に何が言いたいのかわからない」作品とは違い、少し視聴者が噛み砕こうと努力すれば容易に理解出来るレベルです。

「途中から置いてけぼり」など大して考えず言っている人は、「脳死アニメ」に毒されすぎではないでしょうか………

ともかく、
私のように、
コードギ〇ス、シュ〇ゲ、まど〇ギ、翠星のガルガン〇ィア、進〇の巨人、NARUT〇、等の作品が好きな方は気に入るのではないかと思います!

ので、ぜひネトフリに登録されてる方はぜひ視聴してみてください!オススメのアニメです!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君は今…人間じゃない

この作品はBONESさんのオリジナルアニメだったみたいですね。
Netflixが独占して全世界に発信した作品です。

まず、3/9(金)に放送が開始された作品であるにも関わらず、この時期に「観終わった」レビューが書ける事にビックリしています。
なぜなら、最新話の視聴は1週間指を咥えてじっと待ち続けるのがこれまでの常識でした。
でも、でもこの作品は放送開始と同時に全12話が一挙に公開されたんです。

それは、この作品の1週間前に放送が開始された「B:the Beginning」も一緒でした。
私はつい最近加入したばかりなので「DEVILMAN crybaby」がどの様に押送されたかは分かりませんけれど…
この放送構成って…かなり斬新であると共に、今後のアニメ放送にも多大な影響を及ぼすのではないでしょうか?

一番大きいのは、「TV枠の確保」と「尺の制限」が無くなる…という事ではないでしょうか。
放送枠が確保できずにアニメ化が見送られた作品…
或いは大人の事情である尺の制約によって、原作から大幅な改変やカットを余儀なくされた結果、視聴者の期待から逸れた作品に仕上がってしまう…こういう作品があったのは否めない事実だと思います。

ですが、Netflixの様なネット放送なら枠を気にする必要はありませんし、尺の長さに自由度が生まれるので、作り手が本当に伝えたいことを残らず作品に盛り込めるようになるのではないでしょうか。
必ずしもCM含めて30分の枠内に収める必要がありませんから…
だから話の展開によっては45分になったり…はたまた15分で終わる回があっても、それで作品のクオリティが向上するなら、きっとそれを拒む視聴者も多くないと思うんです。

それに予約が重複して視聴を断念する必要もなくなりますから…
でも視聴者にとっては決して良いことばかりではないと思います。
作品数が爆発的に増えた時、どのように取捨選択するのか…難しい問題だと思います。
まぁ、結果的には嬉しい悲鳴でしかないのかもしれませんけどね…

それではこの作品はどうだったか…というと、総じて面白いと感じられる作品だったと思います。
この物語の主人公は、15歳の橘アイコ…彼女は2年前に突如として発生した「バースト」と呼ばれる人工生体の暴走事故に巻き込まれ、車椅子での生活を送っていました。
その事故は彼女の足を痛めただけではありません…家族みんなを失ってしまったんです。

そしてバーストは今も収まっておらず活性化を続けている事から、バーストが発生した現場近辺は幾重にも巨大なゲートによって隔離されています。
だからバーストの発生した場所は「誰をも寄せ付けない場所」となっているんです。
バーストに巻き込まれて取り残された人だっているというのに…

人々がバーストの恐怖に怯えながら日常を過ごす…という環境にようやく私たちが適応し始めた矢先、アイコの通う学校に神崎雄哉という転校生がやってくるんです。
しかも夏休みの1日前というとても中途半端なタイミングで…

詰襟の似合うイケメン風の神崎雄哉はとある意志の下、この学校にやってきたのでした。
そしてそれはアイコを巻き込む大事件に発展し…物語が動いていきます。

この作品の見どころは、丁寧に描き込まれた作画、迫力のある戦闘シーン、可愛らしいキャラデザと挙げれば沢山あるのですが、何よりとても大切に作り込まれた「人の命」というテーマそのものだったと思います。

人間は有限で、当たり前ですが代わりはありません。
そして脆く…弱い存在です。
だから危険を察知する本能が人間には備わっていて、その本能と理性が組み合わせた集合体が「チーム」だと思います。
お互いを守り合うことで危険に対するリスクを軽減することができる…
その絆や団結力は私たちが生きていく上で欠かせないファクターだと思います。

一方、人間が有限であることを望まない人がいても決しておかしくありません。
最愛の人や大切な人との時間は少しでも長く…と思ってしまうのが人情だと思います。
上述した有限の密度を高める生き方と比べると、こちらの方は少し歪みを感じるかもしれません。
でもそんな風に簡単に割り切れないのが人の心で、その連鎖の先にあるのが人工生体…
そんな思いに技術が追従するなら僅かな可能性や希望に縋らずにはいられません…
もし私が同じ立場だったら、私も同じ選択をしていたと思います。

ここからがこの作品の真骨頂…
大切な人の代わりとして作り出された人の思いはどこへ向かえば良いのでしょう…
こういう時、望んだ人の目線での物語が数多く描かれていると思いますが、
望まれた人の気持ちに焦点を当てて丁寧に心情を描いた作品はそう多くないと思います。
この作品はそんな気持ちもしっかり物語の中に織り込んでいます。

最初は右も左も分からなくて、ただ付いていくだけだった…
様々な人の感情に触れて沢山の思いを知って…
大切な人の役に立ちたいと思って…
そんな思いの先で何が待っているのか、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
12話の尺の中で綺麗に物語が纏まっていた作品でした。

オープニングテーマは、TRUEさんの「A.I.C.O.」
エンディングテーマは、白石晴香さんの「未知の彼方」

1クール12話の物語でした。
主人公のアイコ役は白石晴香さん、神崎雄哉役は小林裕介、その他かやのん、M・A・Oさん、名塚さんなど出演されている声優さんも豪華でした。
放送がNetflix独占じゃなかったら、今以上に視聴数の伸びる作品だと思いました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19
ネタバレ

serius さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ガルガンティア思い出したぞ

Netflixでの配信限定アニメ。
あにこれやってなかったら絶対観てなかったと思われるやつだねこれは笑笑

でも、観た価値はあったかな〜

配信限定って言うから5話くらいかなと思いきや、まさかの12話!?
1クールものと同じじゃないか!

SFものらしく、そういうものを欲していたのでちょうど良かったから観たわけだが、、、

絵が鳴子ハナハルとあって、めちゃ可愛い。
作画クオリティも高い。

だが、観進めていくと分かるが、ちょっとグロめでハードなシーンもある。SFものだからね。

若干、ガルガンティア思い出した。
そういやあのアニメも鳴子ハナハルだったな笑笑

この手の作画可愛くてハードめなアニメって日常アニメで売り出した方が絶対うけると思うんだよな〜

まあ、まずこのアニメが地上波でやってたらの話だけど。

中身は、SFとあって難しい単語やら、多少分かりにくい設定はあるが、そこら辺はまあ半分無視するくらいの感じで観てました笑

だから、少し理解してない部分もあるけど、話を追っていきながらだんだんと分かってけたので良かったかなと。柚葉のところなどは未だによく分かってないが笑笑

ストーリー的には普通に楽しめたけど、1つ文句を言うならあまりキャラに魅力を感じなかったことかな。
もちろん、主人公であるアイコには魅力はあって感情移入も出来たのだけど、、、それ以外のキャラがね。

観てる最中もだったけど、振り返ってみても白石さんくらいかな。あと大介か。基本大人陣の方が印象に残ってる。黒瀬にしろ、南原にしろ、そこそこの魅力はあった。

しかし、ダイバーの若手陣にはさっぱりなかったな〜
ここまで主要キャラに好感持てないのも珍しい笑

まあ、やっぱその中で子安さんのヒールキャラは際立ってたな〜笑笑 さすがですわ。

と、若干中弛みもあってう〜んイマイチかなと思ってたけど、{netabare}神崎が由良って分かったとことか、アイコの脳が造られたものだって発覚したあたりからまた引き込まれていったね。7.8話あたりかな?確か。一気に伏線が回収されてって、なんで神崎がバーストに関してやたら詳しかったのか、なぜアイコがマターの攻撃や位置が分かったのかとかね。

そして、最後はご都合主義と言われればそれまでだけど、この上ないハッピーエンドで僕は大満足でしたね〜
本物のアイコ、そして造られたA.I.C.O。両方が生き残ることができたことがただただ嬉しかったな。
どちらかが居なくなるだろうなと思ってたから、良いサプライズだったと思う。
A.I.C.Oが最後にアイコの母と弟と抱き合うシーンは思わず涙が出たぜ。
あと、アイコが指を切って血が出るとこで、ああ本当に元に戻ったんだなぁってしみじみ。

最後に、A.I.C.Oが北海道の学校に転入して、自己紹介で私の名前は...って。
口の動きから察するにアイコって言ったのかな?
はたまた、神崎にでも新しい名前をつけてもらったのかな?
真実は分からないけど、良い締め方だったね。{/netabare}

人それぞれ捉え方は違うと思うけど、僕は好きな終わり方だったな〜
内容も王道SFと言えばその通りだし、新しい要素も入ってるし、この手のジャンルが好きな人もあまり観ない人も楽しめるアニメだったと思う。

とりあえず、アイコと白石さんと南原が好きでした。以上。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17

75.1 6 天才アニメランキング6位
ブラックジャック OVA版(OVA)

1993年12月21日
★★★★★ 4.1 (107)
659人が棚に入れました
原作のストーリーを元にして展開されるオリジナルストーリー(カルテII、カルテVIは完全なオリジナル)。原作とはひと味違った作画と演出ではあるが、原作よりも少しピリッとした大人向けの内容となっている。当初は13巻まで製作する予定だったが途中で終ってしまったため、10巻で完結している。終了の告知はなく、製作終了に関し公式な理由は発表されていない。また1~7話までは日本コロムビアだったが8話~10話からは発売元をバンダイビジュアルに変更するという異例の事態となった。

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ボンカレーはどう作ってもうまいのだ

原作既読。言わずと知れた手塚治虫原作の超有名作、そのOVA版(全12話)です。

ちょっと出崎色が強すぎるかな・・・これはこれで非常によくできているとは思います。
出崎監督の作品はこれの他に「あしたのジョー2」を再放送で観たぐらいですが、
劇画調の止め絵、画面分割、繰り返しショットなどお馴染みの演出は本作でも健在。
内容は各話約50分で、原作のエピソードを繋ぎ合わせたり膨らませたりしていますが
冗長になることなく、グイグイと物語に引き込まれます。

ただ、BJの人物像が原作とはだいぶかけ離れており、
穏やかで落ち着いた大人の雰囲気を常に醸し出してるわけですよ(笑)
それがそのまま作品全体のカラーにもなってしまってるのが不満といえば不満。
内容自体はバリエーション豊富なのに、どれも似たり寄ったりな印象を受けます。

ブラックジャックという作品は、BJが法外な治療費をふっかけるという設定が肝であって
ふっかけられた側は当然、戸惑ったり憤慨するわけですが
これは患者やその親族に対して、何としてでも「生きたい」「救いたい」という
覚悟や誠意があるかを試しているんですよね。無一文になっても必死に生き抜くという覚悟。
この設定がアニメ版ではあまり活かされてなかったのも、ちょっと残念。

結局最後まで違和感を拭い去ることはできませんでしたが、
原作と別物として見れば、どのエピソードも完成度は高く、見応え充分なのは間違いないです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 28

che さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

漫画の神様、アニメの父、手塚治虫。

かなり昔に見たアニメだから正直細かいことは覚えてないんですよねw
でも僕、手塚先生好きだし、BJ(ブラックジャック)は手塚作品の中では割と読みやすい部類ってのもあって大好きなんです。
原作を知っていてなお、楽しめた僕の中で数少ないアニメ作品です。
というか、下手な物を作れなかったんでしょうねw
アニメに携わる人なら特に強く入れ込んだんじゃないでしょうか?
なんせ、日本で初めてTVアニメを作った日本アニメの父とも呼べる人の代表作ですからねw

簡単に内容を説明すると、
顔面に大きな傷跡があるBJ(ブラックジャック)と言うモグリ(医師免許が無い)の天才外科医の物語。
彼は天才的な外科手術の腕を持ち、国家試験もパスしているのですが、
患者に法外な報酬を請求することから医師免許を剥奪された、知る人ぞ知るモグリ医師として辺鄙な岬にピノコと言う子供とひっそりと開業しています。
しかし、法外な報酬にもかかわらず、世間の医師にさじを投げ出された、手遅れの怪我、重病、奇病、病院には行けない訳ありの患者達が彼に救いを求めてやってきます、
気まぐれな彼は、ある患者にはに何十億もの報酬を求め、ある時は一杯のラーメンでそのメスを振い、こう言います「命の値段は人それぞれさ」と、
天使でもなければ、悪魔でもない、医師免許と一緒に医者の良心まで捨てた様な、気まぐれで、性悪で、天才で、それ故に孤高で寂しい天才外科医BJの織りなす一級品のヒューマンドラマです。

ここからは、ちょっとキャラクターの話です、しかもマンガの話になりますwアニメとはあまり関係ない、、と言うかアニメのBJと漫画のBJの人物像は少し違うんですよね。
アニメのBJは声も性格もハードボイルドな感じですwだから以下のBJは漫画のBJの人物像です。
手塚先生の作品は有名どころは結構読んでるんですが、まあなんせ数が膨大な上、読むの疲れるんですよ正直w
漫画と言う手法ですが、文芸作品の様なものですから先生の漫画は、
まあそんな彼の著書の中でも比較的「俗」なキャラクターの方だと思うんですよねBJって。
僕は作品自体に思い入れを持つ事は、ままあるんですが、あんまりキャラクター自体に思い入れを持つ事ってあんまりないんです、でもBJというキャラクターはとても好きなんです。
何処が?って話なんですが、まあ簡単に言うとJBって凄っごく「人間臭い」んですよね~そこが大好きなんですw
僕は基本的に人間臭いキャラクターが好きなんですよね、ビバップのスパイクとか、エウレカのホランドとか、賞金稼ぎの豚とかねw
ダメな大人で、酒呑みで、好き勝手に生きて、決して正義なんかじゃなくて、「善人」ではないけど「良いヤツ」そんなキャラクターが好きなんですw
僕にとってのヒーロー像なんですねきっとwまあ僕は十分ダメな大人と言う事と、酒呑みである事だけはパスできていますけどね、、、orz
BJの話に戻すと、BJってちょっと捉えどころのない性格なんですが基本的に性格悪いんですよwでも性格の悪いキャラクターって別に珍しくも無いじゃないですか、
しかし、BJの性格がひねくれてるにはきちんと理由があり、その描写もしっかりされてるんですよね。
彼の性格にしろ、行動理念にしろ、しっかりと納得できるに足る動機があり、基本的なキャラクター像に矛盾がないんです、だから彼と言う人物にはリアリティーがあって好きなんです。
最近のアニメや漫画のキャラクターってリアリティーが無い人たちが多いんですよね、バックボーンが希薄というか薄っぺらいというか、そういうキャラクターが多い作品って僕は好きになれないんですよね~。
好みの問題か、諸費の時代の求めるニーズなのか、すこし寂しい物がある今日この頃のキャラクターへの感想でしたw

こんな人にオススメ

大人の人
手塚治虫の人
医療系ヒューマンドラマの人
アッチョンブリケの人

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8

ザンギエフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

大人にこそ観てほしい最高の作品

ご存知、手塚治虫先生の代表作の一つ「ブラックジャック」のOVAです
この作品のブラックジャックは原作とやや違ってお金のトラブルはほとんど無く病気とその患者、そしてその背景と向き合うお話がほとんどです

しかし原作をクールにアレンジしたその描写は儚くもとても美しく仕上がっています
特に1話にあたるカルテⅠ「流氷、キマイラの男」、5話にあたるカルテⅤ「サンメリーダの鴞」はアニメ史に残る至高の作品であることは間違いありません

ただ7話以降、やや原作の雰囲気に似せようとしすぎて少々あざとくなっているのが少し残念でした
しかし「1話から6話は話が重すぎてちょっと…」という方には逆に観やすいかもしれません

どうやら近年、続編も予定されているようです
その前に是非一度ご覧ください

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

64.1 7 天才アニメランキング7位
USAVICH Season3 [ウサビッチ シーズン3](OVA)

2008年10月10日
★★★★☆ 3.7 (91)
459人が棚に入れました
ロシアの監獄に閉じ込められていたが脱獄に成功し、逃避行の末、遂に街にたどり着いたロシアの脱走囚人のウサギ、プーチンとキレネンコ。雑誌で見た新作のスニーカーを求めているうちに、とあるデパートを訪れるが、実はそのデパートは街を牛耳るロシアンマフィアの巣窟だった! キレネンコと過去に因縁があるらしい新キャラ・ズルゾロフが二人に襲いかかる! キレネンコは新商品のシューズをゲットできるのか!? そしてプーチンは無事生き延びることが出来るのか!?

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

USAVICH、スニーカーを求む

そうVICHなんです。
東欧のどこかと思っておりました。
Rurの通貨をググってしまい信じたくない事実を確信してしまいました。

舞台はロシア、否、ソビエトのどっかのビル。

緑のノッポはプー○ン、
赤のギャングはキレネンコ、
あらすじを読んだ記憶が正しければそうだ。

ロシアで○ーチンとかだと勘ぐってしまうじゃないですか。
射殺されたら訴えてやるー

さて、

メカニックでテクニシャンでエンジニアのプーチン、
パワー型、防御型、無表情系のキレネンコ、
ヒヨコみたいで股間に口と青髭を持つ不死身の永久機関ホモひよこ、
カエル、の4人がレギュラー。

でしたが今回はビルのオーナーらしき坊ちゃんもレギュラー。
ヤツはなんかムカつくのできっと金持ちのじいさんの資産でも奪い取ったカスでしょう。
こいつのお陰でたくさんセリフを聞けます。

プーチンは感情豊か、表情豊か、酒好きとギャンブル好きという嗜好が垣間見えたので、
そこら辺が囚人となった所以でしょうか。
キレネンコの過去もちょっと見れます。
キレネンコに関しては、最早捕まってもしょうがないような暴力生体兵器なのでしゃーない。

二人とも得意分野では神がかったスピードを見せます。
あとキレネンコがマジ切れすると鬼になります。

このキレネンコが感情を見せます。
そう、彼はスニーカーをこよなく愛しているのだ。
あのコンバースみたいなスニーカーを。

キレネンコは通常で百人力、
普通に切れると千人力、
マジ切れすると小型生体兵器と成り代わる。

ちなみに3期まで来た皆さんならお分かりだと思いますが、
プーチンはややM、
ホモひよこはドMです。熱視線で逝けるモノホンです。
カエルはマイペース。
キレネンコはSと思われそうですが、
あれはただ単に彼の願いをかなえる手段やらストレス発散方法が暴力なだけで、Sではないと思う。
キレネンコは極悪な高校にでも入学しようものならば、
登校初日で勝手に裏番にされてしまうようなヤツです。
キレネンコは権力にも暴力にも金にも興味はない、
ただ願望を叶えるのに肉体に備わった暴力といつでも手に入れられる金があるだけなのでしょう。

そんな彼も不死身ではなかった、弱点がある。

ときどき見せるネタに日本の漫画愛を感じます。

今作で3期のこの作品、
キレネンコがステキで輝いております♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

67.1 8 天才アニメランキング8位
GOLDEN BOY さすらいのお勉強野郎(OVA)

1995年4月1日
★★★★☆ 3.7 (57)
291人が棚に入れました
主人公・大江錦太郎は、東京大学に入学するも、机の上だけの勉強では本当の勉強にはならないと、大学を自主退学。その後は真の「お勉強」をする為に自転車で日本中を旅し、その先々で知り合った人達と触れ合い、時に騙され、罵倒されながらも彼らを軽蔑することなく、救済の手を差し伸べていく。そして学んだことを「お勉強ノート」に事細かに記していく。ところが、ある街でおでんの屋台を営んでいる時に知り合った青年、正彦の悩みを聞いた事で、ある組織の陰謀に巻き込まれていくこととなる。その組織のトップはかつての大学時代のクラスメイト、金剛寺正宗であった。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

これはひどいアニメ!!絶対に見ないでください!(酷評注意)

『男はつらいよ』のアレンジに見えなくもない・・?
女に惚れられて、別れて。惚れられて、別れて。
そんな放浪記。

でもこれはかなり下品で低俗です。
あ、でもOPはカッコイイぞ!OP詐欺ですこれは。
音楽だけは硬派にイカしてますね。

キャラクターが大体アホです。
そして作者は絶対アホの変態です。
こういう作品大嫌いなので、恨みつらみを長々と書いてやります。


設定がもう、ひどいもんです。

主人公の大江錦太郎(CV:岩田光央)は東大法学部に入学後、全課程を修了した後自主退学。
フリーターをしつつ全国を放浪中の25歳。
{netabare}
好みの女の子を見つけると、使用後のトイレに入って便座にほおずりする。
{/netabare}

そこまでしたなら卒業しろよって感じです。
ちょっとバブリーすぎます。
あと、もう変態として許されない段階まで来てます。
{netabare}
可愛い子いるな→便座にあの子の温もりが・・・!って発想の飛び方が怖いです。
{/netabare}
この変態が!


あと全部で6人出てくるヒロインの設定。
{netabare}
・女社長(CV:鶴ひろみ)
ソフトウェア開発社の若手社長。
クールな性格でいつも乳首の浮き出たラバースーツみたいなのを着てる、歩くわいせつ物。
乳揺れが激しいです。
{netabare}
錦太郎が一人でソフトを開発してしまってメロメロ~っていう、有り得ない展開で堕ちます。
頭の良い敏腕社長って設定ぶち壊しです・・。
{/netabare}


・勝田奈緒子(CV:皆口裕子)
地元の大物政治家の一人娘。
一見清楚でお淑やかに見えるのだが、実は男を誘惑して楽しむ変態娘。
この子、一番頭おかしかったです。
{netabare}
路上をノーパンノーブラで走り回るわ淫語を連発するわ・・。
なんかかんやで錦太郎に惚れて自分の下着をプレゼントします。おかしい。
{/netabare}


・紀子(CV:白鳥由里)
老夫婦の営むうどん屋の看板娘。のりちゃん。
一途でどこか垢抜けていない、今時珍しい娘さん。
この子は天使です。薄汚れたヒロインばかりの中美しく輝いていました。
ただ、男に騙されやすい将来が心配になるタイプです。
この子にだけは錦太郎も綺麗な錦太郎になりました。


・速水鮎子(CV:井上喜久子)
水泳教室の主任を務めるスタイリッシュな美女。
女が憧れる女みたいな感じで第一印象は良かったのですが、やっぱりアホでした。
水泳になると前が見えなくなるタイプみたいです。


・寺山麗子(CV:玉川紗己子)
由緒正しき家柄のご令嬢。趣味はバイク。
なんとなく予想できていましたが狂っていますねー・・・。
{netabare}
自身の愛車こそが恋人だと言って半裸でバイクにまたがって喘いでる変態さんです。
私を抱きたいなら峠のレースで私に勝ってみなさい!→錦太郎勝利→素敵!抱いて!
・・・・・・・・・。
{/netabare}


・知絵(CV:かないみか)
新人アニメーター。気が利く娘さん。ちえちゃん。
なんかここにきてやっとまともな子が来たという感じで、感動してしまいました。一番可愛いです。
{netabare}
唯一錦太郎にアタックしていかなかったのが印象的です。
身を引いちゃうタイプなのかな。
すごいリアリティのあるキャラだったからドキドキしました。
気立てが良くてでもどっか頼りない、助けてあげたくなる女の子でした。
{/netabare}
{/netabare}
のりちゃんと知絵ちゃん以外は変態!変態!
知絵ちゃんは僕の中でかなり上位に来るヒロインです。
他のナイスバディな女性より何故かエロい気がする。
ポニーテールからのうなじ、とか。うんうん。
かないみかさんはキンキン声より落ち着いた声の方が可愛らしいと思います。
それがより知絵ちゃんを魅力的にしています。



ヒロインの設定≠物語の設定というくらい、女の尻を追っかけまわすお話です。
一応錦太郎には目指してることがあって、そのために色んな場所で経験を積んで‘お勉強’してるみたいなんですが・・・多分作者が描きたいのは行く先々で超人的な才能を見せつけ女をはべらすとこだけ。

何がしたいんだ江川達也!
本当にエロが描きたいだけなのか!
そうなんだな、よし!!


川元利浩さんのデザインする女性は肉感的で生々しさがあって非常によろしいです。
関係ないけど08MS小隊の女性もセクシーでしたよ。
江川達也さんの絵より江口寿史さんの絵の方がセクシーだと思うけど、このアニメは作画が良くてやらしい。
あと最近のアニメと違ってお姉さんヒロインばかりなのが嬉しいです。


声優のキャスティングは変態的にベストマッチでした。
北久保弘之さんもきっと変態ですよ。
「この声優にこのエロい台詞を言わせたい!」って一心で選んでる気がしました。
もしかして江川さんが関わっていたのかも。
ていうか、出演してました作者。本当に図々しい。マイナスしとこ。


岩田光央さんのスケベっぷりがひどかったです。
男の下心丸出しのいやらしさを存分に発揮してくれました。
こんな気持ち悪い演技をできる声優はめったにいないと思います。
この役を松岡禎丞さんがやってみたら面白そうです。


ヒロインが、すごい。90年代のオールスターという感じ。
かき集めてきてますね。金で。
皆口裕子さんの下品な台詞と井上喜久子さんのボーイッシュな感じが貴重でちょっと衝撃でした。特に前者が。
だって凄い事言わせるんですよ!!
{netabare}
「○起してるじゃない・・」とか「○ン○ンもあんなに○っちゃって・・」とか、エロ漫画みたいな台詞を・・。ああ恐ろしい・・!!
{/netabare}
皆口さんのイメージが・・・。
声優って大変ですね。

ED、ヒロイン役6人で一緒に歌うんですが、間奏で雑談が入るのがこの頃にしては斬新で驚きました。
ただ毎回全部同じやり取りだったのでどうせなら6話全部録り直してほしかったですね。
最後の白鳥さんの台詞がすごくすごく可愛い。
「STUDY A GO!! GO!」・・作詞、北久保さん・・。やっぱり変態だ・・。



こんな作品は変態向けのキワモノOVAです。
絶対に許せません。
皆さんは間違えて見ないように気を付けてください。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 25
ネタバレ

藤浪サトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

これぞ真のハーレムアニメだ!

主人公の大江錦太郎は、東大法学部中退ただし全単位取得済みの25歳フリーターである。全単位取得してるのに東大法学部を中退しているという設定からして、この作品は明らかに原作者の願望が投影された夢物語なのである。

錦太郎は若い女性が座った後の便座に頬ずりするほどの変態にも関わらず、異様に女性にモテる。凡庸なハーレムアニメなら、主人公が異様に女性にモテる理由は説明されない。だが、この作品では主人公が異様にモテる理由が相当な説得力を以って語られる。一見変態男が暴れ回るコメディかと思いきや、込められたメッセージは非常に熱い。

本編以上にエンディングが秀逸なのもこの作品の特徴だ。1話ごとに4分弱もエンディング曲が流れるのだが、この曲が非常に良い。曲自体も名曲なのだが、曲の途中で声優たちの楽屋トークが挟まれ、スタッフの遊び心がひしひしと感じられるのが堪らない。楽屋トークとは言っても下ネタ主体で、「白鳥は変態だよね〜。」などマニアならずとも興奮してしまう会話が展開されている。スタッフロールにも意図せぬ笑いどころが多く、最後の最後まで視聴者を楽しませようという心意気が痛いほど伝わってきた。



各話レビュー

1話 

{netabare} 一見、やることなすこと裏目にでる奴と思いきや、1週間で社長たち3ヶ月分以上の成果を出すのは凄い。しかも、もらった100万はポンと老夫婦にあげるとは。美人社長に惚れられるのも納得である。{/netabare}
 

2話

{netabare} お嬢様の色仕掛けに騙されたふりをしつつ、全て見抜いていたなんて錦太郎は凄い。しかも、お嬢様の狂言にも言い訳一つせず甘んじてリンチを受けるとは男の中の男である。金権政治への批判も込められており、時代を感じる。{/netabare}

3話

{netabare} ヤクザと男同士キスしてしまうも、当のヤクザが全く気付かなかったところは笑えた。それ以外は、ヤクザの陰謀がひどすぎて笑えない。ヤクザの女の店を建てるために、ヤクザの女が爺さん轢いて、賠償がてらヤクザ登場。娘の好感を得つつ、娘を自分の体の虜にして娘と結婚して、やがて土地と店を乗っ取り、離婚すると。

今回は、最後の東大法学部の下りもなく、メモ帳の登場回数も少なく、メモ帳が破られて主人公が泣くシーンもなく、いまひとつ。{/netabare}

4話

{netabare} 水中に輪をおいてそれを取らせることで自然と水に慣れさせたり、いろいろな道具を作ったり、音楽を流したり、といった手段で進級率を大幅に上げるとは錦太郎策士だなあ。{/netabare}
 

5話

{netabare} 今回は、洋楽や雅楽が使われ、音楽のレベルが高かった。

便器に頬ずりしたり、麗子の茶器やビール缶を舐めまわしたり、なぜか持ってた縄をポルシェに引っ掛けたり、電線走ったり、崖に向かって走って転落したのに生きてたり、自転車の暴走を止められなかったり、笑いどころが多く、非常に面白かった。

ビムにしか興奮しない麗子を「抱いて」と言わせたり、相変わらず錦太郎のハーレムっぷりがすごい。{/netabare}

6話

{netabare} 縁側達也が出てきて制作見習いのサイン依頼にも全力で応えており、セルフブランディングの露骨さに大爆笑。

スポンサーが切れて納期厳守を命じられたところに、監督が車にはねられるという、おきまりの展開に笑った。

もう間に合わないと、ゲームをしているアニメーター、千恵ちゃんが座った後のトイレに包丁を持って侵入するシーン、せっかくできたアニメの出来が今ひとつなのに観客は受けているシーン、など笑いどころが多かった。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 0

60.9 9 天才アニメランキング9位
弱酸性ミリオンアーサー(Webアニメ)

2015年11月19日
★★★★☆ 3.6 (44)
180人が棚に入れました
ちょぼらうにょぽみ先生が描く乖離性ミリオンアーサーの公式4コマ漫画が原作。
ネタバレ

やる気梨 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

カオスで中毒性あるアニメ

感想


1〜12話


思ってたよりこのアニメの感想
書いてる人少ないですね〜
せっかくなので書いてみましょう

まず、このアニメは
スマホなどの携帯ゲームアプリ
拡散性ミリオンアーサーや
乖離性ミリオンアーサーを元にして
書かれた漫画が原作です

もちろん、ゲームを知ってる前提で
描かれているので
知らないと面白さ半減してしまうかもしれませんね


このアニメは4コマ漫画が原作なだけあり
何と言ってもテンポが良いですね

さらに、1回5分以下のショートアニメですので
忙しくても気軽に見れて
しかも、笑えるので良いですね〜


さらに、光るのが
何と言っても声優さん達の演技力!
漫画の時点でもかなりカオスで
面白かったのですが
声優さんが演じることで大分パワーアップしてますね!

特に女性声優達が凄いw
こんな汚い声出せるんだって
初めて知りましたよw
特に印象的なのは、
井裕香口さん、坂本真綾さん、 花澤香菜さんの演技ですね〜

キャラも何気可愛いですよね
ウアサハが1番のお気に入りですね
他のキャラも個性的なキャラが多くて面白いですけどねw
ちなみに、全員ゲームのキャラより
大分コミカルになってますw


あと、何気にEDが
毎回変わってるのも芸が細かいですよね

結構気に入ってる作品なので
ぜひ皆さんも一度見てみてください
ショートアニメなんで暇なときに見れると思います


13〜22話

2クール目になっても
勢い衰えるどころか
さらに、パワーアップしておりますねw

特に2クール目からの
声優を酷使するED
めっちゃ好きですw

21話のししゃも祭りもヤバかったw
ししゃも祭り狂おしいほど好き
何か、話が進むたび変態が
増えている気がするね

確か、全部で4クールあるって聴いたんで
まだまだ、楽しめそうですw



キャラ紹介
(wiki引用)

{netabare} ~
登場キャラクター

エル
声 - 井口裕香
湖の妖精、メイド妖精。周りを幅からずに行動する。通称ナイチン。
うんこを踏むと足の裏から体内に吸収される。

アーサー 剣術の城(剣サー)
声 - 宮野真守
ブリテン王候補者。

アーサー 技巧の場(技ーサー)
声 - 佐藤利奈
ブリテン王候補者。

アーサー 魔法の派(魔ーサー)
声 - 釘宮理恵
ブリテン王候補者。男性。周りからの迷惑を被っている。

ビスクラヴレット(ビスクラ)
声 - 井澤詩織
就活中の人狼騎士。「ワンパン」の叫びと共にパンチを繰り出す。
語尾に「〜ニャ」をつけ、猫のような喋り方をする。

ガウェイン
声 - 浪川大輔
湖の騎士。強靭だが人格面に問題がある。
自由奔放なエルに振り回される事が多いものの、(金になる)虫捕りの才能は認められている。

ガラハッド
声 - 花澤香菜
湖の騎士、オッペラスッチョンコーポレーション設立者。
柱にしがみ付いてペロペロする朝の運動はエルがドン引きするほど。

第二型シャビ(シャビ)
声 - 伊藤かな恵
騎士達に次世代の騎士を育てさせるべく、子供の姿で製造された騎士。
紛うことなき幼女。幼女 of 幼女。

グリンゴレット(グリゴレ)
声 - 小山力也
ガウェインの愛馬。ユーウェインのライオンと同じ同窓会のメンバー。モノホンの変態。

ユーウェインのライオン(ライオン)
声 - 中田譲治
エルのペット。そこそこの変態。

傭兵アーサー(傭兵っち)
声 - 阿部敦
報酬よりも後味の良さを優先する変わり者。

富豪アーサー(富豪っち)
声 - 岡本信彦
片眼鏡をかけたお金持ちの変態。チェスが得意。

盗賊アーサー(盗賊っち)
声 - 佐倉綾音
どちらかというと盗賊。
戦闘中にスカアハから部位破壊についてダメ出しされている。
獣の尻尾のアクセサリーは触り心地が良く、モフモフしている。

歌姫アーサー
声 - 内田真礼

ウアサハ
声 - 金元寿子
スカアハのメイド妖精。片言で話す。ポンコツだが、家事は得意。
カスタネットを耳で鳴らしながら盲腸の手術をするなど、
色んな(役に立たない)機能を付けている。

スカアハ
声 - 坂本真綾
遺跡の研究者。おまんじゅう工場長→ツナ缶工場長。

クーホリン
声 - 櫻井孝宏
アルスターから来た槍泥棒。ゲイ・ボルグという槍が好き。

クルミン
声 - 早見沙織
森で木を伐ることを生業としてきた妖精。
いつも乳首が立っている。

炎夏型フェイ
声 - 伊藤かな恵
妖精フェイの見た目そっくりに作られた騎士。虫を吸いまくって興奮する。

ポックル
声 - 佐倉綾音
動物や魚を獲って生活を送っている妖精。
特定の部位を破壊すると全体攻撃「ブラッディハリケーン」を使ってくる。

第二型カドール(カドール)
声 - 五十嵐裕美
長距離・長時間の活動を無補給で続ける事を目標の一つに掲げている騎士。

リエンス
声 - 勝杏里
履歴書を持ってガラハッドに媚を売りに来た王。


声 - 小山力也
ガラハッドが拾ってきた鶏。ロキノンボーイの恰好でないと表に出ない。
支援型パルディッシュ(パルディッシュ)

声 - 早見沙織
海底探索を決行する為に製造された騎士。
下半身からワカメが無限に生えてくる体質。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 30

よこよこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

声優豪華すぎっ!

1話1分30秒のテンポのいいギャグアニメです。
YouTubeでスクウェアエニックスが配信してるので一気に視聴することができました。

少し空いた時間に息抜きとして見るのもありかと、

なんと言っても声優が有名な方々で驚いてしまいました、声優殺しのEDもなかなか聴きごたえあるものです。

花澤香菜さんの渾身の「アッツぅぅぅぅ!」は爆笑しました。

中毒性のあるギャグアニメで今でも楽しませて貰ってます笑

エル大納言さいこう!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ちょぼらうワールド全開

叛逆性ミリオンアーサーの放送開始前特番を観て、本作の存在を知りました。
まさか、ちょぼらうにょぽみ先生がミリオンアーサーの公式スピンオフ漫画を描いていたとは…。
早速YouTubeの公式配信で視聴しました。
ちょぼらうワールド全開ですね。
相変わらずのカオスっぷりに、観ているこちらの精神までオカシクなりそうですが、面白いです。
もしかすると面白いと思っている時点で、既に精神が犯されているのかも知れませんが、困ったことにこの先生の作品は中毒性が高く、一度ハマルと抜け出せないんですよね。
それとゲームがベースなだけあって声優陣がやたら豪華ですが、彼ら彼女らに対する無茶振りも見所ですね。
叛逆性ミリオンアーサーでもCパートで弱酸性が放映されるので、楽しみが増えました。
それにしても、ちょぼらうにょぽみ先生にスピンオフを描いてもらうとは、スクエア・エニックスは懐が深いというか、勇気があるというか、凄い会社ですね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

68.4 10 天才アニメランキング10位
デビルマン 誕生編(OVA)

1987年11月1日
★★★★☆ 3.7 (40)
123人が棚に入れました
TVアニメ版と同時に連載されていた、コミック版『デビルマン』の導入部を元にして制作されたOVA。

 心優しき少年・不動明は、以前クラスメイトだった飛鳥了との再会を果たす。
了の父親は地質学者だったが、古代に栄えていたデーモンを発見しそれが原因で命を落としてしまったのだ。
父の遺志を受け継いだ彼は、デーモンに対抗するためには人間の心をもったままデーモンと合体することだと考え、そのために明を味方に引き入れるのだった。
了の主催でサバトが開かれ参加者が次々と悪魔に乗っ取られる中、明は狙い通りにデビルマンへと変身する!

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

漫画版を忠実に再現したホラーOVA

このOVAは永井豪の漫画、デビルマンの設定を元に制作された
作品の一つである。

そのため、テレビアニメ版とは相違点がかなり多い。
以前に、AMON デビルマン黙示録のレビューを書いた際に
記入したので、そちらを参照して欲しい。

このOVAは、デビルマンの誕生に焦点を当てた作品だ。
おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
主人公不動明は飛鳥了と出会い、デーモンの話と
デーモンと戦う方法を知らされ承諾したうえにデビルマンとなる。

素晴らしいと感じたところは、驚くほどの再現度。
私も、漫画は誕生編のみ読んだことがあるが、OVAの方が好みだと
感じるくらいのものだった。
漫画版では、とても早い段階で、飛鳥了が銃を使用する場面があるのだが
そこをいい形で脚色されているのだ。誠に感服した。

また、グロ描写もなかなかのもの。
特に、飛鳥了の回想シーンや終盤のデビルマン誕生直後
のシーンは、相当きついものがあるので
耐性がない人は見ないことを推奨する。

個人的に好きなシーンは、冒頭のシーン。
bgmも好みだということもあり、何度も見直した。
いつ見ても飽きない。近いうちにまた視聴するだろう。

私としては、傑作といってもいいほど素晴らしいOVAだった。
名作の域に達すると考えている。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

原作は神格化

アニメにおいて原作ありの場合原作の良さや雰囲気壊さずとか原作に忠実等という表現での評価がある、これは至極まっとうな事でアニメ企画なり起こした段階で原作有るならば、人気や魅力含め原作の力に依存するという意味でも原作に対するリスペクトはあってしかるべき、
その結果として例えば西尾維新氏原作物語シリーズのように、原作の世界観損なわずともすれば視聴的イメージ提供により更なる認知度、ファン増やす結果となれば最高である、

残念ながらアニメともかく事実写においてコレが実現された作品は希な現状、原作を実写化する事の危険性について後ほど少し、、、

さて、このデビルマンという作品、初出原作1972年少年マガジン6月11日号~だがテレビアニメ放送も同1972年7月8日~、ほぼ同時期、先ず原作がありこれを基にアニメ化される従来の様式ではなく、ごく大まかな主人公なりの名前やデザインを共有しつつ、永井豪氏による雑誌と辻真先氏他脚本東映アニメ其々同時進行、世界観勿論とにかくその内容全く違う別物として世に送り出された、

当時ジャンプ誌にもマジンガーZを寄稿し、引く手数多油乗り切り状態の永井豪氏だがこの時期の氏の発想作風天才的、実際アニメ化されたマジンガーZなければ、今のロボット物はありえない事に異存はないだろう、

そんな永井豪氏により描かれた雑誌版デビルマンは、神話、黙示録題材に今で言えば超展開的で、衝撃的ラストまで一気に畳み掛けるような内容は、その後も多くのファンや専門家に語られ、この作品に出合い影響された文化人も多数存在する、

単行本巻数多いイコール好評にて引っ張るもしくは引っ張られた作品、これは過去現在違わずな図式だが、原作デビルマンについては単行本にしてたったの5巻!なれどその分内容は濃い、最終決戦(ハルマゲドン)周辺もっと膨らませたかった著者本人の意向、これを是とせず、そのあまりにも衝撃的革新的内容測りかねた当時の雑誌担当者或いは数々因子あれどそれに従ってしまった著者本人でさえ図りえぬ程の未知数な魅力を持った作品だったと言えるのかも知れない。

後に作者はこれを悔やまず良しとする、読者自身に様々な想像を提供する最終決戦からラストに至る表現は時代環境含めプラスマイナス様々な要因あれど、結果としてこの作品を誰のものでもない読者自身のデビルマンとして、心に刻みこむ、それを可能にする力をもった故の名作である。

一方のアニメ版の方だが媒体的要因もあるだろう、視聴対象一般向け或いは低年齢層向け意図された結果当時流行の変身ものに類寄した巨大化変身ヒーローとして描かれた、当時のアニメ版一部スタッフさえ同時進行永井氏の原作横目で見つつも、もしデビルマン再構築な機会あらば雑誌版しかありえず等当時のアニメ版でキャラデザイン担当だった小松原一男氏の言もあり、こちらで紹介するOVAデビルマンシリーズも同氏は作画監督を務められている、ただアニメ版はアニメ版として雑誌版と全く異なる魅力も多い、それについては別の機会にでも、

アニメ版デビルマンについてはその後も再放送その他で目にする御人も多かったろうが、問題は永井豪氏原作デビルマン、
この作品に触れ感化啓蒙された幾多のファンや文化人にとって、原作デビルマンは一種神格化されたと言ってもいいほどの作品で「うかつに手出しできない、させない、すべきではない」そんな風潮さえあった、

にも関わらず2004年これが実写映画化されてしまったのだが、、、
幾多の原作名作が実写化され多かれ少なかれファンを落胆させた事例多く存在するが、実写デビルマンに関しては内容書きたくもない結果として目もあてられないシロモノになってしまった、原作知る方々はこの作品がどう描かれるのかという興味もあったろうが、実写映画に触れ落胆しつつも原作の魅力知る故の補正は効く、
原作知らず無防備にこの実写に触れてしまった方々加え永井豪氏の原作デビルマン未見な方は「原作是非一読されたい」というのが正直な気持。

ここまでで気付いていただけた御人も居らっしゃる事だろうがここに紹介するOVAデビルマン、実の処過去~現在通し原作に一番忠実な作品と言えるもの、デビルマン誕生編及びシレーヌ編にて原作なかばまでが描かれ作画音楽共私的にはいい出来だとも思える内容、
ただ惜しむらくは当時の財政的所以らしく完結編まで描けず未完放置になってしまった作品、しかるに初期山場とされるデビルマン誕生~死闘シレーヌ等、原作に沿ってとても丁寧に表現されてるしこの作品基に原作そのものに、再考或いは興味持って戴けたらと想う次第、

もっと言えば願わくば、永井豪氏原作デビルマン、今のアニメ技術持ってこの超展開な名作復活なればという期待や興味、正直多々ありな昨今。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

悪魔の力を手に入れた青年・不動明が襲い来る敵、デーモンと戦う姿を描く永井豪原作の人気コミック「デビルマン」。アニメはもちろん、04年には実写映画化もされた本作がこの秋、イベント上映という形で帰ってくる!アニメーション制作を手掛けるのは、『ガールズ&パンツァー』などで知られるアクタス。国内外のクリエイターに影響を与える本作がどのように映像化されるのかに注目したい。
(アニメ映画トピックスより)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうなります事やら、、、、

投稿 : 2024/11/23
♥ : 24

オパマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

映像化作品中、最高傑作

シリーズとしてこの「誕生編」と「妖鳥シレーヌ編」の2作しかリリースされていないが、原作を尊重した展開という意味で最高傑作。

続編が出なくなったのは大人の事情があったのだろうが、本当に惜しい。

原作ファンである私も納得の一本。
原作の素晴らしさとアニメ制作側の実力が絶妙に融合した名作。

故、小松原一男氏の作画も当時として大変美麗。
原作マンガ、永井豪タッチの良さを崩さずに整合性の取れた作画が秀逸。
細かな人物の動きや描写、演出も素晴らしい。
2017年現在の目線で観てもレベルが高い。

「説明なんかしないから、とりあえず観てくれよ!」と、友人に強く勧めていた若き日の私が初々しくも恥ずかしい。
(^^ゞ

ただし一点だけ不満がある。
ヒロインである美樹のCV。
これだけはいただけない。
誰がどう聞いても棒大根。
あまりの下手さかげんに視聴するこちらが恥ずかしくなる。
他の声優陣が実力派ばかりなので更に浮いて聞こえる。
声優にはあまり頓着が無い私ですら聞くに堪えないレベルなので、これから視聴する方はその辺を覚悟下さい。
(*´Д`)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11

58.3 11 天才アニメランキング11位
蒼い海のトリスティア(OVA)

2004年4月23日
★★★★☆ 3.3 (16)
86人が棚に入れました
人気PCゲームのオリジナル・アニメーション。
かつて海上の一大交易拠点として繁栄を誇り「海の宝石」と讃えられていた海上移動都市トリスティアは、11年前に発生したドラゴンの襲撃を転機にさびれる一方であった。
街の人々はかつての繁栄を取り戻すべく、伝説の古代文明であるパシアテ文明の技術「Eテクノロジー」を復活させた稀代の天才発明家(工房士)であるプロスペロ・フランカに街の再建を依頼するが、トリスティアへ派遣されたのはプロスペロの孫娘であるナノカ・フランカであった。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

爽やかな雰囲気の少女奮闘記

一般向けPCゲーム‘Deep-Blueシリーズ’の内の一つをOVA化したもの。一般向けということで露骨なエロもグロもなく安心して見られる作品でした。

あらすじ
{netabare}
かつては繁栄していた海上移動都市「トリスティア」だったが、今は見るも寂しい廃れようであった。
街の人々はこの現状を打破すべく、稀代の天才工房士プロスペロ・フランカに街の再興を依頼するが、やってきたのはプロスぺロの孫娘ナノカ・フランカであった。
天才の血を継ぐだけの才能をもつがまだまだ半人前なナノカは、幾度も失敗で街を騒がせながらも復興のため発明に精を出す。
{/netabare}


原作のゲームの方はけっこうなボリュームがありそうですが、このOVAは全2話1時間ほどのものでストーリーのバッググラウンドを理解するのは難しいです。そもそもファンディスク的なもの・・・?


ギャルゲー(男性向けPCゲーム)という割には、主人公はナノカという女の子で周りを囲むキャラクターも女の子ばかり。恋愛が絡むような男性キャラクターは出てこなかったのでイメージと異なっていました。

他の工房士(発明家のようなもの)と発明コンテストで競い合ったり、ピンチのときには助け合ったり、成長をテーマにした物語のように思えます。


海に囲まれた海上都市が舞台だけあって、とても綺麗な世界が広がっています。作画も綺麗でおだやかな雰囲気漂うトリスティアは癒しの空間。

途中シリアスな展開も入ってきますが、それでも暗くはならずむしろ熱い気持ちにさせてくれるので不快なものではありませんでした。


肝心のナノカちゃんの発明品ですが、ゴーレムと言いつつ完全にロボットだったのは驚きましたね(笑)
ゴーレムって泥人形のようなものかと思ったら機械仕掛けで空まで飛ぶので、端から見れば完全にロボットアニメでした。
そしてナノカちゃんのゴーレムであるテンザンはさながらジャイアントロボのような従順さ、寡黙さ。
○○ダムのような地上戦や空中戦のクオリティは意外にも高く、ロボット好きにも満足できる代物かもしれません。


ほぼ女の子しか出てこないので萌える目的で見ても楽しめると思います。
ただちょっと懐かしい感じの美少女で、10年前の作品だということを考慮すればの話ですが。
すっごく可愛い!ってほど気合いの入ったキャラクターではないけれど、ゆるい素朴な可愛さに癒される程度の萌えではあります。


EDテーマもまさに素朴な可愛さで良かったです。
制作会社は「まなびストレート!」「ニニンがシノブ伝」などのユーフォ―テーブルで、この頃の同社のEDはクレイアニメを使ったユニークな映像が多かったんですね。
見ていてとても癒されます。手作り感に溢れていて優しい感じがします。



短いのでストーリー的な満足度は低くなりますが、キャラクターの外面だけで売らずに作品の魅力を伝えていこうとする気概は感じられました。
粗製乱造のOVAの中では丁寧な一品だと思います。
爽やかな気分を感じたい方にお勧めです。



蛇足
{netabare}
今では「フェイト」で凄いかっこいいキャラを演じている川澄綾子さんの気の抜けるような演技が聴けるのはある意味貴重・・・いやでも「かのこん」とかあるのでそう珍しくもなかったですね(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ゲームの蒼いシリーズ

原作 都市経営型シミュレーションゲームの蒼いシリーズ。
かつて繁栄していたのに災害、戦争などで荒廃してしまった街を再生する内容でしたが、このOVAは天才発明家のナノカに挑んでくる帝都のバナビアとのゴーレム対決。

もうゴーレムではなく、スーパーロボットじゃん!でかっこいいし、バトルも最高です。

この異世界ファンタジー、ロボット、魔法少女要素もありつつ、萌え満載の内容は、たった2話だけというのは物足りなくて、TVシリーズでがっつりと観たかった作品である。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1
ページの先頭へ