天才おすすめアニメランキング 229

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの天才成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月11日の時点で一番の天才おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.1 1 天才アニメランキング1位
株式会社マジルミエ(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (98)
302人が棚に入れました
「魔法少女――それは強くて、格好良くて、しなやかで。誰もが憧れて、高給取りで、人気が高い、立派なひとつの職業だ」 内定がもらえず就職活動に苦戦中の女子大生・桜木カナ。 「自分は社会に必要とされていない」と自信を喪失していた彼女は、ある日、面接先で“怪異”と呼ばれる自然災害に巻き込まれてしまう。 その窮地を救ってくれたのは、ヤンキー気質の魔法少女・越谷仁美――。 持ち前の記憶力で、“怪異”と戦う越谷を手助けしたカナは、魔法少女としての才能を見出され、ベンチャー企業・株式会社マジルミエに新卒入社することに。 しかし、マジルミエで彼女を待ち受けていたのは、越谷をはじめ、ひと癖もふた癖もある変わり者ばかり……。 魔法少女絶対主義者のコスプレ社長・重本。 不気味なほどに気が利きすぎる営業マン・翠川。 根暗でコミュ障で魔法少女マニアのエンジニア・二子山。 さらに、憧れていた魔法少女は、華やかさの裏で、時に命をも落としかねない危険な仕事でもあった……。 人の命と仕事への責任を胸に秘め、今、社会人として一歩を踏み出した魔法少女の戦いが始まる――

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

魔法使いの会社員たち

原作未読 全12話

突如発生する「怪異」を退治する魔法使いがいる世界。「怪異」の出現の多さから、退治するとことを生業とする会社が多数存在し、ベンチャー企業である株式会社マジルミエにあることで魔法使いの新入社員として入社した主人公の桜木カナを通して「怪異」を退治していく魔法使いと支援していく人たちの活躍を描いた作品です。

株式会社マジルミエは、何故か魔法少女のコスプレをしている男性社長、ヤンキーような感じの魔法使い、人見知りの激しいエンジニア、とにかく明るい営業マンの4人のベンチャー企業であり、そこに真面目で記憶力抜群の桜木かなが入社して5人体制で「怪異」を退治していきます。

魔法はエンジニアが作って、魔法使いが現地で「怪異」発動して退治するパターンで、「怪異」も様々な種類がいることから色々な魔法があり、ギリギリの戦いをしていきます。

「怪異」とのバトルはスピード感があって迫力ありましたね。

色々な思惑がある駆け巡っているお話しですが、切りのいいところで終わっています。

OPはまふまふさん、EDはsyudouさんが、歌っています。

最後に、2期の制作が発表されたので、色々な伏線は描いてくれると思いますね。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 13

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

業務実行!

にゃ〜!
あのバトンとUSB、欲しい!
圧縮納品!
形式witってのが良いですね。
ポケモンばりに、怪異ゲットだぜの展開が痛快だ。
ということで、魔女モノでは結構老舗のJ.C.STAFFが制作、お仕事アニメとしても中々胸熱で、これは楽しくなりそうです。
あと、お約束の変身バンクもユニーク(少女じゃねェな^^;)

(観終わって)
裁判回避のアホみたいな注意書きばかりが目立つ昨今の状況、それでもトリセツは大切ですよね。
とは言え、Windowsからこっち、Webで見るか、how-to本を買うかの2択、いまだ慣れない年寄りであることは確かであります^^;。

続編も決定とのこと、楽しみです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 10

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

魔法少女が株式会社に勤めるお話

おもしろかった。
怪異がはびこり、それを退治するための魔法少女が存在する世界。
そして魔法少女は会社に属して仕事で怪異を退治している。

これはとある中小企業に就職した女性の成長物語?
舞台設定がちょっと違うが、現代社会に当てはまる物語。
しかし、難しいことに挑戦したなあという感じ。
なにせ怪異も魔法少女も現実には存在しないのだから、
それを現代の会社制度に落とし込んで考えるのは大変だろう。

まあ、開発の視点から言わせてもらうと、その場でコーディング考えて
プログラミングして納品なんて、絶対無理だと思いますけど・・。
でもなんとか破綻させずに上手く展開させている点は評価に値する。

今期は魔法少女の日常業務を描くに留まったが、
ツッコミどころ満載の社長のコスプレと言い、アスト株式会社との因縁と言い、
まだまだ未回収の伏線が多い。
2期が製作されるのは嬉しいです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 7

88.8 2 天才アニメランキング2位
ノーゲーム・ノーライフ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (5465)
26748人が棚に入れました
ニートで引きこもりだがネット上では無敗を誇る天才ゲーマー兄妹の空と白の前に、神を名乗る少年テトが現れ、2人を異世界へと召喚する。そこは、一切の争いが禁じられ全てがゲームによって決まる世界だった。この世界で滅亡寸前の人類を救うべく、空と白の頭脳バトルが始まる。


声優・キャラクター
松岡禎丞、茅野愛衣、日笠陽子、田村ゆかり、井口裕香、能登麻美子、沢城みゆき、釘宮理恵、麦人、進藤尚美
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

なにこれかわいい!!!

この兄妹かわいいかわいい!
超かわいい!

妹単体でかわいいのでなく、兄妹ワンセットで
かわいいのははじめて!

そして白ちゃんかわいいよヽ(▽`)ノ♪

そして日笠さんのキャラが貧乳じゃない・・・だと・・・?

かわいすぎて1話を2回見てしましました(*^ワ^*)
くぎゅううううってあんな声のキャラもできるんですね^^

■第2話
{netabare}
「俺に惚れろ」って効果絶大ですね(笑)
来週から人類の逆襲?かな^^
今週も白ちゃんかわゆす

★じゃんけん
どこまで先読みするかによって最適手が変わりますね^^
空=グーを予想して、ステフ=チョキを空が予想して、
空=チョキ(orパー)なら、それを予想したステフはチョキが
最適。
ステフがどこまで先読みするかを読んだ空が勝ちでした^^
{/netabare}

■第3話
{netabare}
イカサマすぎ(笑)
とてもヒッキーとは思えない戦いっぷりでしたね^^
かわいいは正義★
{/netabare}

■第4話
{netabare}
4話目にして王様になってしまいました^^
演説もやはりヒッキーとは思えない(笑)
テトは昔世界制覇したイマニティ?
まだまだ先が長そうです^^
{/netabare}

■第5話~第11話
{netabare}
白ちゃんかわいかった^^
ラストの白シャツ姿とかもうね^^
今後の展望を空が語って1期は終了です。
2期がすぐ始まることを期待しています。
今期一番楽しみにしてたアニメでした~♪

『空白に敗北はないの♡』
{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 155

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

白。11ちゃい。子供だから分かんない

原作未読。最終話まで視聴。

異世界ファンタジー&コメディ。
バトルはもっぱら頭脳戦。

主人公最強系だが、主人公の義兄妹それぞれに得意不得意があり、互いが補い合う事で、最強として君臨する。義兄妹の信頼関係が微笑ましい。

独特の画風は賛否分かれるかも。個人的には好きですけど・・・。

特筆すべきは声優陣の豪華さ。作品の魅力を格段に引き上げていると思います。

あと”白”と”ステフ”の可愛さはこの作品の魅力の一つかと。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 103
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

異世界ものでは突き抜けた面白さ!

2周目を完了!

これまで『アウトブレイク・カンパニー』『ログ・ホライズン』『問題児たちが異世界から来るそうですよ』等を視聴しましたが、やはり異世界に飛ばされる話では、本作が一歩も二歩も抜け出した面白さだと思いました。
(※『ソードアート・オンライン』もとくに第1期は本作と並ぶかそれ以上に面白いと思いますが、第2期の出来が個人的にはイマイチと思うので)

とくに第6話以降の展開が素晴らしいと思いました。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========= ノーゲーム・ノーライフ (2014年4-6月) =========

{netabare}第1話 素人《ビギナー》 ★ 対テト戦(チェス)
第2話 挑戦者《チャレンジャー》 ☆
第3話 熟練者《エキスパート》 ☆ 対クラミー戦1(チェス)
第4話 国王《グランドマスター》 ☆ 続き
第5話 駒並べ《ウィークスクエア》 ☆
第6話 一手《インタレスティング》 ★★ 対ジブリール戦(具現化しりとり)
第7話 死に手《サクリファイス》 ★ 希望の鍵
第8話 起死回生《フェイクエンド》 ★★ 種の駒、※特殊ED
第9話 解離法《スカイ・ウォーク》 ★ 対クラミー戦2(オセロ)
第10話 指向法《ブルー・ローズ》 ★★ 対いづな戦(テレビゲーム)
第11話 誘導法《キリング・ジャイアント》 ★★ 続き ※OP「おねがい☆すにゃいぱー」
第12話 収束法《ルール・ナンバー・10》 ★★ 続き、対巫女戦(コイン・トス){/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)5、★(良回)3、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4


OP 「This game」
ED 「オラシオン」

===========================================
※以下は、2014年6月29日(TV放送終了直後)に書いたレビューです。

{netabare}第1話は上出来。90点上げてもいい。
マッドハウスさん制作で絵も綺麗で演出も良い。
原作なんて全く知らないけど、この調子でラスト回まで続いて欲しい。

第2話(今回は70点くらい)
異世界の設定それから登場人物たちの設定が色々と明かされる。
ゲームで負けて降格した元王女様もテンプレ通りだが悪くない。
ただ、今のところは面白いんだけど、今後も盛り上がっていけるか心配になる。
このまま一本調子だと視聴者に飽きられる危険が高そう・・・頑張って。

第3話(70点)
ゲームがちょっと酷いが、面白いからいいかな。
ジョジョっぽい演出はこれからも入るんだろうか?

第4話(70点)
ラストで唯一神テトが良い味出してる。

第5話「駒並べ(ウィークスクエア」(70点)
フリューゲルとはドイツ語で翼という意味らしい(英語のwing)。
ラストだけ見れば十分な回だったな。

第6話「一手(インタレスティング)」(80点)
クーロン力?知らない言葉だが、何か凄い!!

第7話「死に手(サクリファイス)」(70点)
ゲンドウ君パロ?

第8話「起死回生(フェイクエンド)」(90点)
ケモ耳種族との神経戦。チェス回が嘘みたいな面白さ。

第9話「解離法(スカイ・ウォーク)」(70点)
ちょっと中だるみ回。

第10話「指向法(ブルー・ローズ)」(90点)
ケモ耳種族と対戦開始。前回の中だるみ感を挽回する面白さ。

第11話「誘導法(キリング・ジャイアント)」(90点)
ケモ耳種族との対戦。

第12話「収束法(ルール・ナンバー・10)」(90点)
ケモ耳種族との対戦終結。今後への伏線。

第1話がかなり面白く期待したものの、第2~5話がそれほどでもなく失望しかけたが、第6話以降に持ち直す。
第10話以降のラスト3話はこの手のアニメでは今年最高に楽しめました。

早く続編が決まれば良いね。{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 82

88.6 3 天才アニメランキング3位
ヒカルの碁(TVアニメ動画)

2001年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (1671)
9004人が棚に入れました
主人公・進藤ヒカルはごく普通の小学校6年生。祖父の家の倉にあった古い碁盤に血痕を見つけたヒカルは、その碁盤に宿っていた平安時代の天才棋士・藤原佐為(ふじわらのさい)の霊に取り憑かれる。
囲碁のルールも佐為がかつて憑いていた碁聖・本因坊秀策(虎次郎)の強さも知らないヒカルは、「神の一手を極める」という彼の壮大な目標に付き合わされる。
佐為にせがまれるままに最初は嫌々ながら碁を打っていたヒカルだが、次第に碁の魅力に取り付かれ多くの仲間との出会いやライバル達との戦いを通して成長していくのだった…。

声優・キャラクター
川上とも子、千葉進歩、小林沙苗、かかずゆみ、ゆきのさつき、津村まこと、伊藤健太郎、津田英三、藤原啓治、浅川悠、水田わさび、高木礼子、松岡洋子、鈴村健一、榎本温子
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

素晴らしい名作に出会えました!

青春です!とにかく熱い!熱血ストーリー
高揚感、満足感、そして感動!!こんなにも私を熱い気持ちにしてくれた「ヒカルの碁」
今思い出しても胸が熱くなる作品です!

主人公の進藤ヒカルは祖父の家の倉で古い碁盤見つけます。そこで藤原佐為(サイ)の霊に取り憑かれます。
サイは平安時代に無念の死を遂げた天才棋士です。囲碁への特別な思いがこの世へと留まらせています。

霊(サイ)の存在と少し突飛な設定ではありますが、現実的な世界がしっかり描かれているので、すんなり世界観に入り込むことができました。
{netabare}
囲碁に全く興味がなかったヒカルはサイの情熱に魅せられ、宿命のライバル塔矢アキラと出会い、囲碁の世界へと本格的に足を踏み入れるようになります。

ヒカルとサイの心の交流、共に高めあう仲間との友情、勝負時の精神力の強さ、囲碁を軸とし、心の揺れを経た成長が全体を通して繊細に描かれていました。

目標として追いかけていた相手が手の届くところまで近づいたとき、憧れに近い気持ちは、より現実的なライバル心へと変化していきます。重ねた努力、周到な準備でつけた実力と自信こそが、勝利の執着心や気迫となり、熱い勝負を見せてくれました。
{/netabare}
研ぎ澄まされた両者の精神、強度の緊張感が伝わり手に汗握る熱戦。碁盤に碁石を置く一手一手の音が冴え渡ります。更にBGMがよりいっそう盛り上げていました。

また、多くの登場人物にスポットを当てているため満遍なく愛されているのではないかと思います。

私はヒカルのライバル塔矢アキラに魅了されました。囲碁のサラブレッドで天才棋士。挑戦することを恐れない姿勢に心を奪われました。
{netabare}
囲碁の神様が導いたこの道。サイがヒカルの元に来たことも、アキラとの出会いも運命なのでしょう

ヒカルがある時、自分の碁の中にサイが生きていることに気がつきます。サイの存在した意味、ヒカルという未来へとしっかり繋がりました。
{/netabare}
もう二度とこんな作品に出会うことはできないかもしれないと思うほど…私の中で三本の指に入る作品の紹介でした。迷いなく「お気に入りの棚」作品です!

投稿 : 2025/03/08
♥ : 81
ネタバレ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

この作品はちょっとすごいかも。

ある日、天才囲碁棋士の霊に取り憑かれた事から、囲碁の世界に
巻き込まれていく少年のお話。全75話+SPが1話です。

内容としては、『咲』や『哲也』のように、ルールを知らなくても雰囲気で楽しめる
作品なのだけど、心理描写がとても丁寧で良い作品だったと思います。

前半の、ヒカルが囲碁を好きになって徐々に成長していく姿も良かったですが、
個人的には後半のsaiの心情が綺麗に描かれている所がすごく好きです。
{netabare} saiのヒカルに対して、強くなってくれた喜びや嬉しさがある中で、
それに反して、嫉妬や苦しみが細かく描かれてたのが
たまらなく良かったです!!{/netabare}

全75話とかなり長い内容ですが、見る価値はある作品だと思います。
後半の展開だけなら、トップクラスだと思うしw

自分はsaiが大好きだったので、後半は「この展開やばいなww」
ってドキドキしながら見てましたwあっBL展開とか無いですw

まぁ、前半部分で「長過ぎるしもういいか」って思う人も少なくないと思うし、
終盤のダレてた感じは否めないけど、トータルで見るとかなり内容の良い作品。

なんせ、終盤見て「物語」の評価をかなり底上げしたのでww
色んな人に見て欲しい、すごくオススメな作品です!!

投稿 : 2025/03/08
♥ : 51

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

囲碁の素晴らしさを世界中に広めた作品

このアニメは中国、韓国はもちろん、アメリカ、タイ、シンガポール、フランスなど、多くの国で放送され、囲碁の素晴らしさを世界中に広めました。
全部で75話(75局)です。

物語は、主人公である進藤ヒカルが囲碁棋士の幽霊である藤原佐為と出会うことで、囲碁に興味を持ち、成長、挫折を経て囲碁棋士として活躍する内容です。


このアニメの特徴は、まず第一に、ほったゆみさんの原作が素晴らしい。
幽霊である佐為を登場させることで、多くの若者が囲碁に興味を持つようにしました。
それに、囲碁のルールを知らない人でも、勝負の迫力を十分に味わうことができるようにしています。
そして音響効果も素晴らしい。
囲碁の際の張りつめた空気、燃えるような展開、感動するシーン、BGMがそれぞれのシーンに一段と効果をもたらしています。
さらに画像が美しい。
地味な囲碁での戦いを鮮やかに表現しています。


ところで、この物語には欠かすことができない存在として塔矢アキラがいます。
塔矢アキラは、進藤ヒカルの永遠のライバルです。しかも彼は、第1局から第14局までの影の主人公であり、進藤ヒカルよりも魅力があります。いつも懸命に努力しています。

私は塔矢アキラのひたむきさに脱帽します。
彼はまさに努力する能力に長けた天才であり、目標に向かって、なりふり構わず突き進みます。
多くの人は、失敗したら恥ずかしいので、彼ほどひたむきには頑張りません。
でも塔矢アキラは、佐為に何度打ちのめされようとも、挑戦を続けます。
恐れながらもおびえながらも、決して挑戦をあきらめません。
海王中学のすべての人に嫌われようとも、嫌がらせを受けようとも、佐為と勝負するためならばどんな我慢でもしてみせます。
彼の生き方は大いに見習うべきだと感じました。


第15局以降は、進藤ヒカルの成長を描いています。
「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」という慣用句がありますが、まさにヒカルの成長には驚かされます。

努力とは無縁だった彼が佐為と出会い、囲碁に興味を持ち、塔矢アキラと出会うことで、彼のひたむきさを目の当たりにして塔矢アキラに追いつこうと一心不乱に囲碁に打ち込みます。

ヒカルの日々の成長を見ると思わず嬉しくなってしまいます。


そして、この物語で最も白熱したシーンが、第55局~56局の塔矢行洋と佐為との勝負です。
塔矢行洋は塔矢アキラの父であり五冠を保有している日本での棋士のトップです。
それに対する藤原佐為は、江戸時代に本因坊秀策として名を馳せた日本囲碁歴史上最高の人物です。
この二人の勝負は、何度見ても感動します。何度も見ても心が熱くなります。
私は、この二人の勝負シーンを6回以上見ました。


こんなに感動する内容ですが、
惜しむらくは、進藤ヒカル役の声優である川上とも子さんがガンで亡くなられたため、続編が放送できなくなったことです。
川上とも子さんは、立派な声優でした。ご冥福をお祈りいたします。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 47

76.2 4 天才アニメランキング4位
闘牌伝説アカギ 闇に舞い降りた天才(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (834)
4211人が棚に入れました
昭和33年。チキンランで生き残った少年・赤木しげるは初めて打つ麻雀でも異才を発揮し、ヤクザ相手の勝負に次々と勝利を収めてゆく。なかでも盲目の雀士・市川を破った夜は伝説となる。昭和40年“神域”と称され、天才の名を欲しいままにするアカギは、権力を利用して巨大な富を築いた怪物・鷲巣を狩るため、生き血を賭けた大勝負に挑む。

声優・キャラクター
萩原聖人、小山力也、玄田哲章、中田浩二、高木渉、田中秀幸、風間杜夫、古谷徹

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これは名作ですよ・・・完結すれば゚。(*^▽^*)ゞ

■『闘牌伝説アカギ ~闇に舞い降りた天才~』ってどんなアニメ?( ^ー^ )/圜 一発自摸!
「逆境無頼カイジ」でお馴染みの福本伸行さん原作の作品!
裏社会に彗星のごとく現れた天才『アカギ(赤木しげる)』が数々の伝説を築き上げていく姿を描いたストーリなのです♪
僅か13才で賭博麻雀と出合い、その才能故に数々の勝負を請け負うことになっていくのです!
 
 
■総評
福本作品「カイジ」よりも前にアニメ化された作品なのですね♪
本作品もカイジ同様に人間の内面を緻密に描いた心理描写が絶妙で、対戦相手との命を賭けた心理戦が最大の魅力だと思います(*^-^)
ナレーションはガンダムのアムロ役でおなじみの「古谷徹」さんがキャスティングされているので、カイジよりも静かで落ち着いた雰囲気で緊迫感を醸し出していますね(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
 
また、「カイジ」は強運を引き寄せる才能に長けているのに対して、「アガギ」の場合は、危険察知能力、洞察力、判断力等が常軌を逸している程に長けているのです。
「死」に対して恐怖も未練もなく冷静沈着に相手の心理を読み、相手の戦意をなくすように完膚なきまで叩き潰すことから『悪魔』と呼ばれるほどなのです♪
 
とにかく麻雀を少しでも知っている方なら、ちょっと見ただけでのめり込む事間違いなしだとおもいます。
超心理戦のアカギ伝説の数々は何度見ても色褪せる事のない名作だとおもってます♪
 
最後に残念なのは、鷲巣麻雀編が原作がまだ完結していないので、その影響でアニメの方もとっても中途半端な所で終わっている点なのです・・・Σ(^∇^;)えええええ~
1クールも使った鷲頭麻雀編・・・早く続きが見たいんですけど( #` ¬´#) ノコラ!
 
おわり!v(´ー`)o圄圄圄回回回圀圀圀囚囚囚團團o パタリ
 
 
2011.10.23・第一の手記

投稿 : 2025/03/08
♥ : 29
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

「強さ」とはこういうものだ

「カイジ」で有名な漫画家の福本伸行。
そんな彼を代表する、ギャンブル漫画のアニメ化です。
原作はアニメ化された部分までは既読です。

福本作品の醍醐味は、独自のゲーム性、そして細かな心理描写にあります。

カイジの場合は{netabare}「追い込まれたときの強さ」{/netabare}が魅力ですが、このアカギは「天性の強さ」が魅力。

才能、行動力、発想力、冷静さ、それに加えて、ここ一番での運……。

そんなアカギが、その道の「プロ」相手に、どんなに作戦を立て、どのように相手を揺さぶり、どう勝負を運ぶか、そこが見所です。

「そんな作戦を取るなんて信じられない!」というような、とんでもない発想で、相手を出し抜き、追い込んでいく様はまさに快感。

そんな福本作品の、独特の絵柄、そして、空気感を忠実に再現しています。

作品内でいくつも「ゲーム」が存在しますが、まだまだ未完のストーリー。
原作の連載ペースに、アニメが追いついてしまったのがなんとも残念です。


そろそろ年越しですね。
家族で過ごす方は、独自のゲームを作って、命がけの一家団欒を楽しんでみてはいかがでしょうか!

……私は遠慮しておきますが。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 24
ネタバレ

アレク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

真剣勝負というものは技量にかかわらずいいものだ、決する瞬間互いの道程が花火のように咲いて散る

点数計算もよくわからないし役もうろ覚え、そんな残念脳の自分ですが
岡目でも何となく伝わる勝負の駆け引き、緊張感、
さらに運が大きく作用するゲームで勝負を決する分水嶺を作者がどこに置いているか
そんな勝負ごとに対する作者それぞれの美学、哲学みたいなのが
うかがえて麻雀に限らずギャンブル物は好んで見ちゃいます。
{netabare}
麻雀というゲームは運の要素が強く例えばスポーツものなどにある
練習や積み重ねといったものがあてになりにくい
(まぁそんな中でも強い人はいるわけでそんな人がいわゆる玄人なわけだが)
とにかく不確定要素が多すぎるなか自分の判断を信じるメンタリティが要求されるわけで、
しかも今作では一回の勝負で大金が動き後々の人生まで大きく左右されるゆえ生じる
ひりついた緊迫状態とそんな重大事を水物であるのギャンブルで決めるという
矛盾、だからこそ躍起になざる得ない極限まで圧縮された時間
不条理が生み出した特異な空間。

それに主役のアカギ本人の根本の部分から
強い心、鋼の精神が引き寄せる謎めいたカリスマ性と牽引力
そんな諸々が融合し刹那的で破滅的ですが思わず
魅入られてしまう招き寄せられてしまう妖しい魅力を形成してると思います。


作画は常に暗めの色調、BGMも一貫して緊張感のあるシリアスなもので
光の当たらない深海の世界でのやりとりみたいな世界観を形作る好アシストになってるし
何よりナレーション、ガンダムのアムロ役で有名な古谷徹さんですが見物人が説明したりすると
緊張感が削がれ冗漫になってしまうであろう所を張り詰めた空気を保ったまま的確な状況説明
ベテランの仕事、たっぷり堪能させていただきました<m(__)m>
それにアカギ自身は戦略を組み立てているだろうがそんな独白をあえてカットする
ワンピースのルフィでもそうですがそうすることによって偶像性を高めてますね
(ニセアカギは頭の中でごちゃごちゃした確率を計算してる演出だったのでそこらへん対照的ですね。
彼もそれなりに優秀だったが魑魅魍魎がうごめく世界ではそれでは足りなかった、恐ろしい世界です)
時に絶体絶命な場面でもガタガタ騒がず身を削ることも厭わないブラフで流れを引き寄せる
黙って行動や背中で語る、かっこいい男はそうでなくちゃ。

あ、でも浦部戦の後でアカギは自分の手の内を明かしてたか、でもあそこは
このアニメの総決算ともいえるシーンで即ち人を観て癖を見抜きその裏に罠を隠せ
その理念があったればこそ代打ち矢木戦で小技を仕掛け迷いを誘う
こすいやせた考えを逆手に取り今度は自分がハメられる側だと思い込ませ勝負から降ろす
市川戦では合理的打ち回しの陰に牙を潜ませたった一筋の細い勝ち筋に狙いを絞り
喉を食いちぎる、浦部戦ではそれに加えて自分の情報を悟られないようにし
浦部自身の経験に頼らざる得ないよう誘導する
100%のオカルト麻雀ですがだからこそ色濃く炙り出されるアカギの活きた理、そして

圧倒的・・・悪魔じみた・・奸計っっ・・・!


勝負の中で避けようもなく晒されるその人の
奥底に息づく地金を看破する、なんだか
ハンターハンターでメルエムがそんなこと言ってたような気がします、
多面張の待ちの計算すらもたつく前提すらおぼつかない自分にとっては
雲の上のレベルですが何事も天上の域に達すると同じ結論に至るようですね
とにかく勝負事に関しては王と同等の境地のアカギさん
マジぱねぇっす

全編を通じて感じたことはなにより自分の頭で考え続け思考回数を重ね対策を練る
万物に通じる道理を刹那的快楽の極地
ギャンブルの世界で出会えたのは何とも不思議な心地でした。
しかしまぁそんな芸当を方程式が通じない、変わり続ける状況の中で人相手に
やってのける憑依するほどの洞察力と判断力、いやはや憧れちゃいます。

一番好きなシーンは一話の南郷に取引を持ち掛けるとこです
あそこは漫画ではもうちょっと詳しく描かれていて厄介ごとを
避けるためアカギを引き渡そうとする寸前なとこだったんですが
頼れる人が誰一人いない、それも本人が一番ひやひやする
そんな状況で取引の材料を用意する、独力で道を切り開く真の意味での
無頼。

タイトルにある言葉はこのアニメにも通じるものがあると思い
幽遊白書から引用させていただきました。厨二乙

あ、鷲巣編は・・・色々あるけどやっぱり適切な長さって大事だね(/・ω・)/
あと南郷さん借金背負ったダメ男で途中でフェードアウトするのにキャラ濃すぎませんかね・・・{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 15

66.9 5 天才アニメランキング5位
新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (136)
379人が棚に入れました
“別にいいじゃねぇか……。何歳から新しいこと始めたって!” 最強にして新人のオッサン、冒険者を目指す! 「夢を追うならできるだけ若いうちがいい」 人は皆、そう考える。だが、どうしても諦められない。そんな大人も、どこかにいる――。 10代で冒険者になるのが当たり前の世界で、30歳を過ぎてギルド事務員から冒険者を目指したリック・グラディアートル。 大陸最強の冒険者が集う伝説のパーティ「オリハルコン・フィスト」のメンバーによる想像を絶する訓練の日々を過ごしてきた彼は、新米Fランクながらも最高位であるSランク並みの戦闘力を有していた!? 叶えたい夢を追い続けるアラサー主人公が、なめてかかってくるエリート冒険者を、本人が気付かないうちに鍛え上げられた戦闘力で次々にねじ伏せていく痛快アクションコメディ!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

シンプルで熱い展開!! →これは「異世界版『キン肉マン』」

【レビューNo.146】(初回登録:2024/10/13)
ラノベ原作(なろう発)で2024年作品。全12話。
とりあえず「オッサン」というキーワードに惹かれたのでw


(ストーリー)
英雄譚「ヤマト伝説」に憧れる少年リックは、極めて確率の低い「固有スキル
の因子」を保有しているものの、それが発動することがなかった。
そして気がつけば30歳になっており、冒険者ギルドの受付に就いたものの冒険
者への夢を捨てきれないまま、鬱屈した日々を送っていたのだった。
そんな中、リックは「S級」の資格を持つ冒険者リーネットと出会う。
リックは彼女から魔力量を育てないまま20歳を超えたことを理由に、今から
冒険者を目指しても無理だと断言されてしまう。
それでリックも一旦は諦めがついたものの、ある事件が起こり・・・
そこで冒険者の資質があると認められたリックは、リーネットから彼女が所属
する大陸最強の冒険者パーティー「オリハルコン・フィスト」に勧誘される。
そして2年間、地獄の修行を耐え抜いたリックは冒険者になるためにE級冒険者
試験に挑むだった。


(評 価)
・シンプルで熱い展開!! →これは「異世界版『キン肉マン』」
 出だしはいつものなろう展開ですね。
 E級冒険者試験でいろいろと常識外れの結果を叩き出すも、無自覚で
 「また俺なんかやっちゃいました?!」
 的なノリで。
 しかも同行しているリーネットは始めからリックに好意的だし。

 しかしリックが他のなろう主人公と違うのは、始めからチート能力をを付与
 されたのではなく、2年間めっちゃ努力してその域に達してるところなんで
 すね。
 ・冒険者を目指すリックはかなり出遅れていたため、「オリハルコン・フィ
  スト」のメンバーから死ぬほど鍛えられた
  (というか、実際修行で死んで蘇生魔法で生き返るを何度も繰り返してい
   るんだけどねw)
 ・ただ修行で鍛えられ驚くほどレベルアップしているものの、周りが超人だ
  らけなのでその強さを自覚する機会がなかった
  → 試験最中にようやく「俺ってもしかしてめっちゃ強くね?!」と認識
 ・リーネットの件についても回想で彼女との出会いから始まり、ある事件を
  きっかけに彼女が好意を寄せる過程も丁寧に描かれている

 そんな感じなので、いつもの「ご都合主義満載のなろう系作品」というより
 は「『努力・友情・勝利』のジャンプ作品」に近い感覚ですね。
 ちょうど同時期に『キン肉マン』をやっていましたが、ストーリーはシンプ
 ルだがバトルを通じての熱い展開など、同作品に通ずるものがあるという印
 象ですね。


・アンジェリカがいい味を出していた
 そこそこコメディ色の強い作品ですね。
 メインになっているのは上述の通り
 「また俺なんかやっちゃいました?!」
  →”その強さや感覚のズレから生まれる”無自覚系ギャグみたいな。
 しかし途中からリックが自分の強さを自覚しちゃうんですよね。

 で、次の仕掛けがアンジェリカによるツッコミです。
 途中からレギュラーメンバー化すると
 「『オリハルコン・フィスト』の”常識”は、一般人の”非常識”」
 ということで、切れ味鋭くどんどんツッコミまくるという。
 個人的に序盤の無自覚系ギャグはイマイチかなって感じていたのですが、
 アンジェリカの登場から「”ボケ”と”受け”」のキャッチボールでリズム
 が生まれ流れかよくなったという印象ですね。

 そしてアンジェリカ自身も
 {netabare}・はじめは貴族の鼻もちならない”お嬢さまキャラ”だったが
 ・E級冒険者の試験官だった兄のラスターがリックに一蹴されるのをみて改心、
  後にリックに弟子入り
 ・実は名門貴族だったが没落していたため、望まぬ婚約等実は苦労人だった
  こと、そんな運命に抗うために懸命に生きていることが明かされる
 ・リックとの交流を経て彼に惹かれていく様やリーネットとリックとの関係
  にヤキモキといった乙女な一面も
 ・そして自身の運命を変えるため臨んだ「拳王トーナメント」で強敵ギース
  に打ちのめされるも最後まで熱いバトルをみせ、リックの魂に火をつける{/netabare}
 という感じで、どんどん魅力的に描かれていくんですよね。
 冗長気味だった後半もそれなりに楽しめたのは、彼女の功績が大きいと思い
 ます。


ストーリー的には「異世界版『キン肉マン』」という感じで、死ぬほど努力し
たリックが
・”オッサン”や”努力”を馬鹿にする連中を返り討ち
・「E級冒険者試験」や「拳王トーナメント」での熱いバトル展開
 {netabare}そして最後はブロストンとの師弟対決{/netabare}
他のレビュアーさんも書かれていますが、昭和臭がプンプンする作品ではあり
ますね。
そういう意味では、文字通り”オッサン”には刺さりやすい要素がちりばめら
ている反面、「価値観の異なる”Z世代”とかにウケるのか?!」という疑問
は残るところ。
本作も最終目標は
「『ヤマト伝説」に出てくる怪物『カイザー・アルサピエト」の討伐」
らしいのですが、その辺はあまり話が進んでいないのかなっと。

ある意味”アンチ・ご都合主義のサクサクなろう展開”的な作品ではあるので、
ここに面白さを見出だせるかどうか感じでしょうか。
個人的には「理屈はいらねえ”拳で語り合う”」シンプルで熱い展開とアンジェ
リカのキャラが後半際立ってきたので、まずます楽しめた作品でしたね。


OP『荒野に咲けよ冒険者たち/串田アキラ』
・まさかの串田アキラさんとか。
 この辺りも「異世界版『キン肉マン』」って感じなんだよなw
 (狙った感がスゴイんですよね)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 15

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

オレ、最強!

原作未読 全12話

主人公は冒険者になりたかったが、あることで一時は諦めていました。気がつけば30歳、冒険者ギルドの受付からS級ランクの冒険者に出会い、あることでその冒険者が所属しているS級ランクのパーティの冒険者たちに死ぬほど(死んでも)鍛えられます。

修行が2年経ち本人に自覚がないが、S級ランクに近い力を身に付けた主人公は冒険者最初ランクであるEランクの試験に挑んでいくお話です。

前半はそのEランク試験に挑むお話、後半はとあるもの奪取すべく格闘技トーナメントに参加します。

お話はコミカルな感じですが、ほのぼのとした感じでなく、敵になる者たちも結構嫌な感じのキャラで、闘い終わったあとはスッキリしますw

主人公は、とにかく尋常じゃない特訓を受けていたので、メチャクチャ強いですね。

前半で敗れたキャラも再登場してツッコミ役として出てきますw

オレ最強系作品ですが、最初は本人に自覚なくてランク試験のときも相手の攻撃が遅すぎて戸惑っていましたねw

トーナメントの闘いもそれぞれ持ち味を出していて、なかなか良かったです。

切りがいいところで終わっていますが、まだまだ目的までは遠いようですね。

OPは串田アキラさん、EDは藤川千愛さんが歌っています。

最後に、串田アキラさんといえばキン肉マンの曲を思い浮かべますが、ザブングルのOP/EDもいいですよ^^

投稿 : 2025/03/08
♥ : 14

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

オッサンを主人公にしている意味は?

オープニングの曲は昭和のアニソンを意識しているのだろうか。
最近中年を主人公にするアニメが多い気がする。
何歳からでも夢を追えるという趣旨だろうが、視聴者層もそうなんだろうか。
そんなことはともかく、宝玉を集めるという名目の元、
トーナメント戦に参加し、強敵と戦う。
最初は自信の無かった主人公だが、いずれ強さを認識する。
大会始まってからが面白い。
きっとこのトーナメント戦が最も描きたかったのだろう。
見せたいものがハッキリしている作品は分かりやすくて良い。
主人公がオッサンかどうかはあんまり関係なかった。
舞台設定は使いやすいし、トーナメント戦に参加する参加者たちも分かりやすくて良かったのでは。
よくある異世界系の物語といえど、見ていて面白い作品だった。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 8

70.3 6 天才アニメランキング6位
オーイ!とんぼ(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (99)
240人が棚に入れました
トカラ列島を舞台に、ゴルフと人が紡ぐドラマティックストーリー 過去を捨て、世間から逃げるように鹿児島県「トカラ列島」に移り住んだ五十嵐。 "日本最後の秘境"と言われる"火之島"で出会ったのは、島でたった一人の中学生、とんぼだった。 天真爛漫な少女は、とんでもないゴルフの才能を秘めていた!? この出会いをきっかけに、二人の運命が大きく変わっていく…。

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ストーリーで勝負してるゴルフアニメの良作

鹿児島の南にあるトカラ列島の日之島で育った中学生の大井とんぼが熊本から来た元プロゴルファー五十嵐(イガイガ)と出会い・・から始まる物語。
全13話。原作はゴルフ雑誌に掲載されている50巻を超える長編漫画らしいのですが未読です。

絵柄とか素朴な感じで、朝アニメっぽいなと思ってたら本当に朝アニメでしたw

ある理由で日之島を離れたくないと固く思っていたとんぼが、イガイガたちと出会い、好きなゴルフがもっと好きになって自分の知らない世界を見てみたいと「決意」するまでのとんぼの成長がとても丁寧に語られていて、終盤の展開はじんわりくるものがありました。

また、ゴルフ雑誌掲載漫画だけあって、とんぼの凄さを細かく解説してるのも、ゴルフやらないので真偽は不明ですが妙に説得力ありました。この辺、ゴルフやられている方の感想聞きたいです。

とんぼの天真爛漫なキャラも良かったです。やたー!!がかわいいですよね。

とにかくお話自体がとても面白くて今期作品の中でも楽しみに見ていた作品でした。

こういう掲載誌も漫画誌じゃない地味だけど良い作品がこうしてアニメ化されたことに素直に感謝したいです。

2024年秋に2期が決定みたいで、とんぼが大会などで活躍する姿を期待しながら楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 27

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

これはゴルフアニメであるとともに心温まるヒューマンアニメ

このアニメの舞台は鹿児島県トカラ列島のとある小さな島。
中年のイガイガ(五十嵐のあだ名)は、職を得るために島にやってきたのですが、
この島で、中学生の大井とんぼと出会います。
とんぼは、型にはまらないゴルフをする天才少女。
この第一部では、とんぼが中学を卒業するまで描いており、イガイガの指導によりとんぼが成長する物語です。

但し、ゴルフだけでなく、心温まる内容や、深く考えさせられる事象も結構あります。
そしてなによりも、とんぼの明るさが、たまらなく私の心を癒してくれました。
ゴルフ好きの人だけでなく、都会の喧騒に疲れた心の人にもお勧めのアニメです。


イガイガは脛に傷を持つ男。
過去にゴルフ界で不祥事を起こしたために、プロ資格を剝奪されています。
離島にやってきたのは、過去と決別するため。ゴルフと縁を切るためでした。
でも、とんぼのゴルフを見ていたら、ゴルフが大好きで大好きでたまらない自分を知ります。
自分の心を偽るなんてできないのです。
そして、「とんぼを成長させよう」という思いがどんどん膨らんでゆきます。

とんぼは幼い頃に両親を亡くし、本土にいる親戚から冷たくされた経験を持つ少女。
ゴンじいに引き取られて島に来てからは、過去の出来事がトラウマとなり、決して島から出ようとしません。
島にいればみんなが自分を守ってくれる。嫌な思いをすることはない。
それだけ島の人たちが優しくて、本土で親戚から受けた仕打ちがつらかったのですね。


この物語では、一生島から出ずに生きてゆくことが、果たして良いことなのかどうかを考えさせられます。
島から出ると、今まで知らなかった楽しいことや美しい景色を見ることができます。もちろん嫌なことや知りたくもないことを知らされることもあると思います。
でも、それらを知ったうえで島で一生を過ごすのと、何も知らないで島で一生を過ごすのとでは全く違います。


ゴルフだけでなく、とても心温まるアニメでした。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 23
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

子の幸せを願う親心に刺さる

みなさんのレビューの評価を拝見して2期より視聴。
ゴルフの心理をうまく説明してもらいながら楽しく視聴しました。
その後、穴埋めをするような感覚でⅠ期を視聴。

素直に楽しかったです。

「オーイ!とんぼ」の主役は 大井とんぼ(おおいとんぼ)
島に住んでいる女子中学生。
元プロゴルファーの五十嵐が島にやってきたところから物語が始まります。
天真爛漫なとんぼ。島での遊びはゴルフ。クラブ一本でコース攻略をするとんぼの姿に五十嵐は閉ざしかけていたゴルフに情熱がともり始めます。「とんぼのゴルフを世界で試してやりたい。」
Ⅰ期で、どんな物語を経てⅡ期にたどり着くのでしょうか。

島の人との関わり合いのシーンは心が安らぐ感じが良いです。
一番みどころは13話 {netabare}プロポーズです。
「島の子供達は皆の子供だ」は凄く良かったです。
アニメで普通に真面目なプロポーズは中々無いのでは笑。{/netabare}
成長を伸ばし、時には守るような親心を感じるアニメです。
なるほど、なるほど。
Ⅱ期で頑張っていたとんぼの原点がわかる良い作品でした。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 22

63.7 7 天才アニメランキング7位
メイクアガール(アニメ映画)

2025年1月31日
★★★☆☆ 2.9 (23)
48人が棚に入れました
現在より少し先の未来。天才的な頭脳を持つ科学少年・水溜明は、人々の生活をサポートするロボット・ソルトを開発、製品化することに成功するが、新たな発明がことごとく失敗し、行き詰まりを感じていた。そんなとき、友人から「カノジョを作ればパワーアップできる」という話を聞き、人造人間のカノジョ・0号を科学的に作り出す。0号は、プログラムされた感情と成長していく気持ちの狭間で揺れ動く。人と心を通わせることに不慣れな明との間に芽生えるのは恋なのか、それとも……?
ネタバレ

あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

序盤のゆったりしたテンポからギアを上げ想像を飛び越えていく怪作

 見終わったあとは放心して立ち上がれなくなるほどの衝撃的なラスト。これはある意味ホラーなんじゃないか。
 作品としては3DCGのレベルじゃないくらいセルルックな作りになっていて見ていて違和感なんかはほとんどないしこれだけのクオリティであんな躍動的な動きまでを3Dでできるのか…。とこちらの意味でもかなり感嘆したところではありました。また、3Dで構図を自由にできることもあってか、映像的な演出を意識したところが多くて見ていても考察のしどころが多くなかなか咀嚼しがいのあるアニメでしたね、ただこうなるなら {netabare} ~あの序盤の青春キラキラパートが結構寂しくなってしまう、必要ではあったんだけどあのキラキラパートとは遠く離れた展開になってしまった。{/netabare}
 情報量も多くあまりセリフで説明されることもないのでちゃんと読み取って理解したうえで悩んでほしい、劇場で集中してみてほしい作品。最後のエンドはハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、果たして。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

令和のキテレツ大百科だな…。

 映画館で観て来ました。2025.02.26

 今は亡き偉大な科学者である母親の後を継いで研究に勤しんでいる主人公、立ち位置的には母親の遺したデータを解析して発明品を作っているので、キテレツ君っぽいです。

 キテレツ君は、最終回まで御先祖である奇天烈斎様が遺した古文書を読んで、再発明していることに疑問を感じていませんでしたが、本作品の主人公は一丁前にスランプに陥って悩みます。

 スランプ脱出のためには彼女を作ると良いと親友に言われ、自分のことを好きな人造彼女を作ってしまいます。

 うわ…。ヤバい臭いしかしねぇ…と、思いますが、この人造彼女の0号、キャラデザインも良く、結構可愛いので何となく応援したくなります。

 ただ、弟分だったキテレツ君のコロ助と違うのは、成長するにつれて彼女ヅラした雌ムーブをかましてくる点です。0号的には産まれた意味を果たそうとしているのですが…。

 そこから始まる悲喜劇が本作品の見所なのですが、オチはモヤッとしています。

 世界観からして勢いで誤魔化しているので、気になる人は気になって感情移入を拒まれそうです。

 他の登場人物たちも大した掘り下げは無く、主人公の幼馴染は、中々可愛い感じのツンデレですが、ここに至る背景が不明なので、単なる賑やかしですし、主人公の親友も良く分からない人物です。そもそも主人公も含めてコイツら人間なの?文明水準が不明なので、デザインヒューマンとか試験管ベイビーとか混じってそうです。

 母親の同僚の姉御っぽい研究者も、おじさん的保護者ポジの研究者も、主人公とどんな関係なのか一切劇中で描写されないので、何か不思議でフワフワした感じで物語が進んでしまいます。

 主人公の作った0号も、トンデモも無い存在の様な気がしますが、普通に高校に通っても、親友、幼馴染、先生、他の同級生他誰も気にもしません。

 私が参考にしているアニメ評論ブログを運営している笠希々さんは、本作品をSFサイコスリラーと評価していますが、そう言えなくも無いけど違う様な気もします。

 グロ描写があるとは言え、ザックリとした世界観は、藤子F不二雄先生のSF(すこし不思議)的ギャグ時空の様な気がします。コロ助も時々キレてキテレツを殺そうとしてましたしね!

 0号もコロ助も創造主に逆らったりしますが、母親の遺したメモリを解析して発明している本作品の主人公と、奇天烈斎様の古文書がネタ本のキテレツは、構造的に相似したキャラなのでは!?厳密には創造主では無いと言う…。

 どちらにしても、90分だから何とか映画として成立している様なアニメ映画でした。色々考察出来る深さがある様な、単なるスタジオの技術力をアピールするためのプロモーションの様な何とも言えない雰囲気なので、私的には、映画館で観る程では無いかなぁ位の評価てす。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

87.3 8 天才アニメランキング8位
アルドノア・ゼロ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (2742)
14393人が棚に入れました
火星の騎士たちが空から降ってくる。鋼で作られた巨人を駆って。地球人類を職滅するために。監督・あおきえい、ストーリー・虚淵玄のタッグで制作されるオリジナルTVアニメ。

声優・キャラクター
花江夏樹、小野賢章、雨宮天、三澤紗千香、小松未可子、村田太志、加隈亜衣、山谷祥生、大原さやか、中井和哉、鳥海浩輔、茅野愛衣、嶋村侑、水瀬いのり、速水奨、大川透、櫻井孝宏、安元洋貴、河西健吾、斉藤壮馬、古川慎
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

青い空と戦場の少年たち

TROYCA×A-1Pictures制作。
リアル志向のロボットアニメ。
分割2クールの全24話、まとめてこちらに。

アポロ計画により月面で発掘された、
古代火星文明の遺産「パイパーゲート」が、
人類に火星への移住と開拓の道を開く。
しかし火星の古代技術「アルドノア」を巡り、
対立/抗争に発展した。

舞台は2014年、日本/新芦原市。
火星の皇女アセイラム姫が和平の親善大使として、
地球に降り立つ所から始まる。
惑星間の緊張緩和と水面下で暗躍する者たちの、
それぞれの思惑が動き出した。

圧倒的な兵力を有するヴァース帝国の火星騎士に、
地球連合軍は量産機で戦略を駆使して戦う。
主人公伊奈帆がアイデアと冷静な対応で、
苦難をくぐりぬける様は気持ちが良いですね。
{netabare}リアル志向なだけに水蒸気爆発や分子運動解析、
ライデンフロスト現象など戦術は様々でした。{/netabare}
市街地での戦闘は風景も含め作画は圧巻です。
戦闘で流れるBGM「BREATHLESS」が素晴らしい。

終盤2期目は、
{netabare}新しい世界を創生するというスローガンで、
好敵手スレインの政治パートが続き、
やや単調に物語が進行するのが難点ですが、
火星の成熟していない政治レベルも確認でき、
必要不可欠な演出だったのではないでしょうか。{/netabare}
ラストには賛否があるのもわかります。

人類の歴史は闘争の歴史、人々の想いを胸に、
少年たちは明日へ架ける橋となれるのだろうか。

高い完成度を誇るSF作品だと思います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 84

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

OP最後に姫様が泣きながら銃を向ける相手とは・・・?

とにかくバトル三昧でしたね!!
1日で観終わらしたのですが疲れたっw

でもバトルシーンすごかったです。
地球人VS火星人
徐々に強くなる敵が現れ毎回戦ってました。

個人的に火星騎士のもとに身を寄せている火星に暮らす地球人の
スレイン好きになったので(もはや大好き♡)
中盤あたりのクルーテオからも尋問攻撃が観てて辛かった。
もうやめてよー;;って思いました。

姫さまをあんなに大切にしていたスレインが
生きてるとわかり姫さまのもとに行こうとするが
なかなか姫さまに再び出会えいのが逆に意外でした。
もっと早く会ってよかった♡なんていう2人を観たかったんですが・・
でもでも・・伊奈帆も好きですので、そこらへんはまぁ・・(゚∀゚)

あの最終回に入ってやっとと思ったら
なんでしょう?バッドエンド^^;??
せっかくスレイン来たのに・・。
伊奈帆と姫さま死んでないよね?生きてるよね?
でも撃たれたよ。
死んでたらショックだな。
ただスレインが流した涙が綺麗だと思ったのは私だけでしょうか。


OPの絵でスレインのボタン?とめる時の首筋のシーンにドキッとしてしまう私・・
疲れてんのかなぁ・・っw
あと、OP最後、姫様が泣きながら銃を向ける相手は
伊奈帆なのかスレインなのか・・または・・。
2期で分かるかな〜。

読んでくださりありがとうございました!
スレインに感情移入してしまってましたがもちろん伊奈帆も好きです。
楽しめましたヽ(*´∪`*)ノ"

投稿 : 2025/03/08
♥ : 82

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

見応え◎のロボットものヾ(o´∀`o)

地球vs火星移住者の軋轢、戦争を題材にした
オリジナルストーリーのロボットもの。
全12話。 分割2クール作品の1クール目。


火星に派遣された調査団、彼らが発見した
古代火星文明『アルドノア』テクノロジー。
これを巡る争いを発端に繰り広げられる
地球、火星間の戦争ストーリー。

一見して、ロボットものにありがちな
世界観や設定と思いきや…侮るなかれ!

人物描写が細かくなされている事により
地球側、火星側においた2人の主人公と
ヒロインの魅力がより引き出されています。
この辺りは秀逸。
また、その他のメインキャラも個性的で
ググッと惹き付けられました(´ー`)♪

力を持つ者と持たざる者、地球と火星における
パワーバランスや思考・人間性の違いを丁寧かつ
リアルに表現している点も面白いと思います♪

バトルシーンの迫力、スピード感も問題なし。
落ち着いて視聴できるバランスの取れた声優陣
世界観を大事にしたOP・ED・BGM等の音楽と
トータルで高い評価ができる作品でした!


しっかり練られたストーリー、衝撃のラストと
久しぶりに内容の濃いロボットものでしたねw
2クール目も楽しんで視聴したいと思います。

特有の難しい専門用語も比較的少ないので
男女ともにオススメできる良作です(*´∀`)/″




《キャスト》
界塚 伊奈帆(CV.花江夏樹)
スレイン・トロイヤード(CV.小野賢章)
アセイラム・ヴァース・アリューシア(CV.雨宮天)
ライエ・アリアーシュ(CV.三澤紗千香)
網文 韻子(CV.小松未可子)
カーム・クラフトマン(CV.村田太志)
ニーナ・クライン(CV.加隈亜衣)
エデルリッゾ(CV.水瀬いのり)
界塚 ユキ(CV.大原さやか)
鞠戸 孝一郎(CV.中井和哉)
ダルザナ・マグバレッジ(CV.茅野愛衣)
クルーテオ(CV.速水奨)
ザーツバルム(CV.大川透)
トリルラン(CV.櫻井孝宏)




《主題歌》
OP
『heavenly blue』/Kalafina
ED
『A/Z』/SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki(第2.3.5.6.9話)
『aLIEz』/SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki(第4.7.8.10.11話)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 75

82.3 9 天才アニメランキング9位
残響のテロル(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (2163)
11435人が棚に入れました
ある夏の日──突然、東京を襲った大規模な爆弾テロ。平穏なこの国を眠りから覚ました事件の犯人は、たったふたりの少年だった──。〝スピンクス〟と名乗る犯人たちの、日本中を巻き込んだ壮大なゲームがいま、始まる。

声優・キャラクター
石川界人、斉藤壮馬、種﨑敦美、咲野俊介、潘めぐみ

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

希望

スカパーにて再放送してて2週目!

名前のない二人の少年がテロをおこすお話。
とある計画のために施設で育った少年たちは数字で呼ばれていた。
生き残った少年、ナインとツエルブ。

すごく頭がよくてとにかくすごいと思いました。
ナインとツエルブが爆弾作ったり設置したり
動画流したり
そんなシーンをもうちょっと観ていたかったですヾ(●´□`●)ノ

警察との戦い観てておもしろかった☆

途中もう1人の生き残ったハイヴの邪魔が入り
ハイヴvsナイン&ツエルブの戦いになって
もはや私は頭がついていかなかったです。
難しすぎる!!

そんな戦いも決着がつき
二人の最終計画もとげられる。
あの最終回のオーロラの様な光のシーンは本当に綺麗だった。

ヒロインのりさの存在は個人的にあんまり
好きにはなれなかったけどまぁ必要でしたね。

結末は悲しかったです(´;ω;`)
テロなんて問題なのは分かるけど悪魔でアニメの世界としての評価は
私は良かった作品だと思いました(*´ω`*)
OPはなんだか不思議で独特♪
有名な方がこの主題歌作られてますね。
作中使われるBGMも不思議な独特感でよかった!

結果悲しかったけど、おもしろかったです!
ツエルブが好きになりました。
あんな風に助けられたら好きになっちゃいます笑

彼等の最後のセリフと
VONの意味を知った時
彼等の生きてきた道が走馬灯のように頭に流れてきました。

忘れないよ。って言ってあげたいです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 88

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

『この世界に、引き金をひけ』(`・д・´)キリッ

ある“目的”を持ちテロ行為を起こす2人の少年と
それに巻き込まれた女子高生の姿を描いた作品。
オリジナルアニメーション。 全11話。


スピンクスを名乗るナインとツエルブ。
この2人の少年によって起こされる爆弾テロ。
予告される爆弾テロを巡り、繰り広げられる
スピンクスvs警察の頭脳戦が序盤の見所。

中盤以降の見所はスピンクスvs警察vsFBI。
まさに三つ巴の攻防戦。
更なる頭脳戦が展開されて行きます。


ストーリー、世界観や設定など
良く練られ、丁寧に作られた物語だと思います。
すっかり引き込まれてしまいました(´ー`)

ある“目的”の為にテロを起こす2人。
リアルで頻発する宗教問題や愉快犯の類いとは違い
関係のない一般人を巻き込むような事はしません。
物語中盤には一般人を守る為の行動さえ起こします。
2人の“目的”を強調する良い演出だったと思います。

頭脳戦も緻密に作り込まれた良質なもの。
悪く言ってしまえばご都合主義のような展開もありますが
序盤でこの物語にハマれば存分に楽しめると思います。

事件に巻き込まれた形のヒロイン・三島 リサ。
事件を掻き回す過去を知る女、ハイヴ。
2人の女性が良いアクセントとして組み込まれています。

作画やOP・ED、BGMなどの音楽も素晴らしい出来。
あにこれのアニメ成分にも記載されていますが
劇場版クォリティという印象を持ちました。


『もっと評価されるべき』倒叙ミステリーだと思います。
ナインとツエルブ、この2人の少年の想い、末路
そして物語の顛末をぜひ見届けて欲しいと思います。
ミステリーファンは必見の作品でございます(*´∀`*)/″




《キャスト》
ナイン(CV.石川界人)
ツエルブ(CV.斉藤壮馬)
三島 リサ(CV.種崎敦美)
柴崎 健次郎(CV.咲野俊介)
羽村(CV.逢笠恵祐)
六笠(CV.かぬか光明)
ハイヴ(CV.潘めぐみ)
クラレンス(CV.高橋大輔)



《主題歌》
OP
『Trigger』/Yuuki Ozaki(from Galileo Galilei)
ED
『誰か、海を。』/Aimer

投稿 : 2025/03/08
♥ : 73
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

夏の日のまぼろし

MAPPA制作、渡辺信一郎監督作品。

雪の青森、核燃料再処理施設から、
プルトニウムが強奪される。
半年後、夏の東京、
動画投稿サイトにアップされた、
スピンクスを名乗る2人の少年の犯行予告。
{netabare}突然、都庁を襲った爆破テロ。
爆弾には「VON」の文字、犯人の動機と目的は!?{/netabare}
テロを巡り水面下で行われる激しい攻防。
美麗な背景とキャラクターデザイン。
これはスリリングな犯罪推理活劇。

{netabare}元凶は厚生省が行ったとある計画。
具体的な内容には触れません。
全ての真実を白日の下に曝け出すための導火線。
誰にも握りつぶすことが出来ないように、
少年たちは生の痕跡を刻み戦い傷付く。
当事者たちに直接、手を下すことよりも、
社会的な汚名を背負わせ、記憶と記録に残す。{/netabare}

中盤以降、新キャラの登場で、
アニメ特有の「俗っぽさ」が加わり、
評価点を少し下げましたが、
全11話、見応えのある作品でした。

ここにあるのはテロリズムの原理や背景、
それに対する道徳や価値観以上に、
普遍的なヒロイズムがテーマなのでしょう。
彼らの目的は「生」を救い出すことなのだ。

夜空を彩るプルトニウムの花火、
夏に咲いた爆弾、あまりにも儚い。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 67

96.3 10 天才アニメランキング10位
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1744)
7636人が棚に入れました
家柄も人柄も良し!!将来を期待された秀才が集う秀知院学園!!その生徒会で出会った、副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに惹かれているはずだが…何もないまま半年が経過!!プライドが高く素直になれない2人は、面倒臭いことに、"如何に相手に告白させるか"ばかりを考えるようになってしまった!? 恋愛は成就するまでが楽しい!!新感覚"頭脳戦"ラブコメ、開戦!!

声優・キャラクター
古賀葵、古川慎、小原好美、鈴木崚汰、花守ゆみり、青山穣
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

とっとと 御くっつきなさい

原作未読

原作はタイトルを知っていた程度。『惚れたら負け』をどう料理するのか興味がありまして。
いわゆる“惚れた者の弱み”とは、熱量のあるほうが気を揉んで焦る機会が多く往々にして上手くいかないことを指すと思うのですが、本作はそれが先鋭化していって、

・自分から誘うと「負け」
・自分から告白するともちろん「負け」

誘うと負けってww
ラブよりはギャグ色強めかと。どんなものでも先鋭化するとお笑い要素が出てきてその美味しいところを掬った感じです。
四宮かぐや(CV古賀葵)と白銀御行(CV古川慎)。両主人公のゴールは、『相手に告白させること』。前段として、『いかに相手に誘わせるか』に権謀術数張り巡らせるお話です。
{netabare}序盤こそは『天才たちの恋愛頭脳戦』でしたが、徐々に意地の張り合いになっていくのがなんとも微笑ましかったです。{/netabare}


2019年冬期で最も笑った作品でした。いいですね平和で (^^)


さっそくのOPは鈴木雅之feat.伊原六花。  ・・・出オチです。いきなりそう来たか!
組み合わせがバブル過ぎて、ハイここ笑うところですよ~の狙いかと思いきや、回を重ねるごとに病みつきになってく大人の味でした。このねっとり感は久々です。
{netabare}第4話。『渋谷で11時』 そう今から恋が始まるわけでもなく、土砂降りで会えずじまいというのもこの二人らしい。いつか二人でサボタージュできる日が来ると良いな~っておっさんしかわからん。{/netabare}
それに『ラブ・ストーリーは突然に』の有名すぎるカッティングもろパクリだろって劇伴があったり、そんな古臭ささえも心地よく、去り往く平成に思いをはせてみました。


※こう見てました、の3つのポイント

■頭脳戦?ちゃうやろ
『天才たちの恋愛頭脳戦』の看板はちょい違いますね。天才をヘタレに置き換えるとしっくりきます。

{netabare}向こうが好意を持っているのを薄々感じているのに確証を得られないから動けないだけのことで、主人公二人を高スペックのヘタレと見て楽しんでました。
まじめにラブとして観てしまうと、「早くくっついちゃいなよ」か「はーめんどくせー」と思ってしまいます。「お可愛いこと・・・」ってかぐや様は一度たりとも言ったことない、というのがポイントです。やはりヘタレてるのであります。
ではイラッとくるかというとそうではない。白銀は筋を通すいい奴でかぐやは別の理由なんですが二人とも応援したくなるようなキャラなんですよね。{/netabare}

{netabare}むしろ時折登場する柏木さんと柏木さんの彼氏だけが普通にラブしてました。付き合いたて女子は成績落とし男子は上げるあるある。藤原書記の助言で『頑張って』最終話のエンドクレジットでは仲睦まじそう。絶対こいつら夏休みになんかあったな。カップルとしてはこちらがまともですしよっぽどストーリーになってます。{/netabare}


■テンポがいいよね
オムニバスみたいな一週につき3エピソードのサ○エさんスタイル。テンポの良さと合わせて物語としてきっちり進行していました。{netabare}ラーメン四天王ネタさえ回収する脚本の繋がりはお見事です。{/netabare}
1エピソード7分弱の計算になります。R-1で3分、M-1で4分、キングオブコントで5分の持ち時間。こうみると10分超えるネタ見せってないんですね。前の出番の組のネタを拾って繋げるリレー漫才を堪能するようなもんでした。


■狂言回しが優秀
脇役みんな優秀過ぎませんか?

藤原千花(CV小原好美) 石上優(鈴木崚汰) 早坂愛(花守ゆみり)の3名。 

空気の読みあい化かしあいの白銀VSかぐやが膠着状態に陥らないように波風立てるのは藤原書記と石上の両名。空気は読むものではない。“作るもんだ”藤原と“壊すもんだ”石上がいてくれてよかった。二人とも空気は全く読めません。
{netabare}弓道部からの胸の話で墓穴を掘りまくる石上に腹抱えて笑いました。{/netabare}


なんだかんだイチャコラを楽しむ作品になるのですが、ラブ ↓ コメ ↑ でテンポの良さと脇役たちの突っ込み突っ込まれが楽しい作品でした。

あと、かぐや様の声はしばらく茅野愛衣さんだと思ってました。



視聴時期:2019年1月~3月 リアタイ視聴

-----
2019.09.19追記

実写版公開。つきあいで鑑賞。
アニメを観るようになってから、実写とアニメの歴然たる差に気づくようになった。普段良いアニメ作品に私が触れてるということですね。



2019.04.14 初稿
2019.09.19 追記
2021.03.13 修正

投稿 : 2025/03/08
♥ : 110
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

キャラ設定のしっかりとしたラブコメの秀作

原作未読。最終話まで視聴。

主人公2人は言うまでもなく、周囲の登場人物もキャラ設定がしっかりしていてとても面白かった。
味のあるナレーションも魅力です。

ショートストーリーが続く構成も、テンポの良さを生んでいて高評価です。

【天才たちの恋愛頭脳戦?】
{netabare}確かに序盤は、『いかに相手に告白させるか』という頭脳バトルが展開されていた気がするんだけど・・・。
途中から単なるツンデレというか、頭脳バトルとは違う展開になっている気がする(笑)。

だけど、この変化も含めて、コメディ色の強いラブコメとなっています。{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 81

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

かぐやが優しくなったのは誰のおかげ?

この物語は、恋愛がメインではありません。笑いがメインの物語です。
日常で疲れている人は、このアニメを見てゲラゲラと笑ってください。
でも、花火の回だけは、心がキュンとなり、感動しました。
こんな優しい友達に囲まれたかぐやは幸せです。


生徒会会長の白銀御行と生徒会副会長の四宮かぐや、二人は秀才中の秀才です。
しかも、この二人は、人がうらやむほどの理想的なカップルに見えます。

でも、恋愛に疎い二人は、相手に自分の正直な気持ちを伝えていません。
「先に好きになったほうが負け」という恋愛のセオリーを重視しすぎてしまい、
いかに相手に「好き」と言わせるか、そのための戦略を毎日練っています。

しかし、それぞれの秀才が練りに練って考えた戦略は、いつも失敗します。
それがすごく面白く愉快です。

失敗の原因の大半は藤原千花のせい。
もちろん千花には悪気など全くありません。いつも良かれと思ってやったことが、とんでもない結果になります。

藤原千花は、生徒会書記でかぐやの親友。しかも、純粋で皆に優しい。
かつてピアノコンクールで全国一位になったこともあり、5ヶ国語を話しこなすことができます。バイリンガルどころかペンタリンガルの天才少女です。

でも、彼女は空気が全く読めません。しかも、彼女の行動は誰にも読むことができません。というか、いつもとんでもないことをしでかします。

かぐやは、中学の頃は高慢で人を見下した性格のため、友達は千花だけでした。
でも、千花と一緒にいることでアホが移り、優しい性格に変わったようです。友達も以前より増えました。
藤原千花は、この物語には欠かすことができないヒロイン(?)です。

この物語を見ると、かぐやが少しずつ人間として成長しているのがわかります。


頭脳優秀で優しい心を持たずに寂しさに気づかない人生と、
少しおバカで優しい心を持ったがために寂しさに気づく人生と、
あなたはどちらを選びますか?

私は後者を選びます。
だって、寂しく悲しい気持ちを知っているからこそ、人に優しくなれるのだと思います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 79

89.6 11 天才アニメランキング11位
ノーゲーム・ノーライフ ゼロ(アニメ映画)

2017年7月15日
★★★★★ 4.1 (868)
5234人が棚に入れました
それは一切の争いが禁じられ、全てがゲームで決まる
《盤上の世界(ディス・ボード)》が
創造されるはるか以前の出来事。
世界を統べる唯一神の座をめぐり、終わりの見えない大戦が続いていた時代。
天を裂き、地を割り、星さえも破壊し尽くさんとする凄惨な戦争は、
戦う力を持たない人間たちに理不尽な死を撒き散らしていた。
強大な力を持つ様々な種族に追いやられ、
存亡の危機に瀕する人間を率いる若きリーダーの名はリク。
一人でも多くの人間が明日を迎えるために心を砕き、
擦り減らす日々が続くある日、リクは打ち捨てられた森霊種(エルフ)の都で
機械仕掛けの少女・シュヴィと出会う。
機械には持ち得ぬ心に興味を持ってしまったことでエラーを起こしてしまい、
仲間たちから廃棄されてしまったシュヴィは、エラーを修正するため、
リクに《人間の心》を教えてほしいと頼むのだが……。
これは六千年以上もの昔に紡がれた
《最も新しい神話》へと至る《最も古き神話》。
記録にも記憶にも残らない、誰にも語られることのない物語が今、幕を開ける——。

声優・キャラクター
松岡禎丞、茅野愛衣、日笠陽子、田村ゆかり、井口裕香、能登麻美子、沢城みゆき、釘宮理恵
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

もう一つの「空」と「白」の物語!?

原作未読。TVアニメ第1期は視聴済み。

最低でも、TVアニメ第1期は視聴してからの視聴をお勧めします。
そうじゃないと、この作品の魅力が全く理解出来ないと思います。

本当は、原作も読んでからの方が良いのだろうけれど、私にはそれを言う資格がありません(笑)

コメディ要素が豊富なTVアニメ版とは異なり、かなりシリアスな内容でしたが、とても感動的で良かったです。

松岡禎丞さん、茅野愛衣さん、日笠陽子さんの熱演は必見。
TVアニメ版とは異なる役を演じているのですが、TVアニメ版で演じたキャラとの距離感というか、演じ分けが絶妙でとても良かったです。

作画の迫力は劇場版ならでは。

ラストの、{netabare}ステフのブローチに3人の名前が刻まれていたくだりは凄く感動した。
あと、いづながジブリールに向かって呟いた一言、『よく考えたら、大体こいつのせいじゃねえか・・・です』は笑った。{/netabare}

ラストで一気にTVアニメ版の世界観に引き戻されて、ますます、第2期が待ち遠しくなりました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 48
ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

殺戮の世界に挑んだ二人の愛の物語

2017年公開の劇場版

2014年に放送された「ノーゲーム・ノーライフ」の続編の劇場版

スタッフでキャラデザが大舘康二→田崎聡に変わっているので少しイメージが違います。
原作の6巻「ゲーマー夫婦は世界に挑んだそうです」のアニメ化。
なので、間は空きましたが順調にアニメ化は進んでいるようです。

でも、このストーリーは劇中語りであって、空と白の活躍ではありません。
唯一神テト(釘宮理恵)が獣人初瀬いづな(沢城みゆき)に向かって、
6000年前の出来事を語っている設定。
テトといづなが普通に仲良しであることから、少し飛んでいるっぽい。
5巻の表紙がアズリール(ジブリールの姉)らしいので、そこはまだかも。
6巻の表紙はテト。

テレビ版ノゲノラ時間は最初と最後だけで、テトの語る「神話」が本編。
テト本人が言っているように「信頼できない語り手」の物語となる。

一応あらすじはネタバレとしておきますが、未見の人が見ても問題ない程度です。
{netabare}空に似ているとされる人物「リク・ドーラ」(松岡禎丞)が、
絶滅寸前の人類をいかに救ったか?不可能な賭けにどのように行動したかが描かれる。
リクに利用される悲劇の機凱種の少女「シュヴィ・ドーラ」(茅野愛衣)は、
心を手に入れるためにリクの求婚を受け入れ、愛し合うようになる。
最大の見せ場は空と白と同じ声、似た外見の二人の愛。
テレビ版を見た人であれば、感動しないわけにはいきません。
たぶん、いつか二人の愛のしるしが『空白』の物語の鍵となると思います。

相変わらずふざけているジブリール(6407歳)に向かっていづなが、
「全部お前が悪かったんじゃないか!」と食って掛かるシーンでは、
いづなは人類側に感情移入しているようですね。
ここもいいシーンでした。{/netabare}

テレビ版でも少し語られた過去の物語です。
2期が始まる前までには観ておくことをお勧めします。
単独作品としても素晴らしい作品でした。

テレビ版を見た人は絶対観るべき傑作アニメです。
年齢関係なく涙なしでは見られないでしょう。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 42
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

私の「感動したら負け」クリード(信条)を易々とクリアされてしまった!

この劇場版を見るまでは、異世界ファンタジー/異世界召喚ものジャンルで一番出来の良い作品は、『ソードアート・オンライン』シリーズで、対抗馬は『Re:ゼロから始める異世界生活』、そして『ノーゲーム・ノーライフ』は3番手かな、と何となく思っていたのですが訂正します。

①キャラクター&世界観設定の練り込み具合
②シナリオ自体の面白さ&作品から受ける感動ないし感銘の度合い

・・・を総合して考えると、同ジャンルでは、劇場版までを含めた『ノーゲーム・ノーライフ』が№1と考えます。

なお、上記3シリーズはいずれも原作未完(※アニメももちろん未完)であり、今後の展開次第で私の個人的評価もまた変わってくると思いますが、現時点で制作・放送(ないし配信・上映)されたアニメ作品を視聴した限りでは、個人的には本シリーズの今後に一番のポテンシャルを感じました。
というのも・・・

◆《トンデモ異世界ファンタジー》の顔をした《想定外の感動作》

本作は榎宮祐氏のラノベが原作ですが、アニメ制作スタッフは本年(2018年)の話題作『宇宙よりも遠い場所』(略称『よりもい』)とほぼ同じ方々です(監督・シリーズ構成・アニメーション制作会社が同じ)。
以前レビューした通り、その『よりもい』は“感動する”作品と事前に何度も聞いており、それなりに期待して視聴を始めたのですが、途中から「あれ?これハズレだな・・・」と気づき始めて、結局そのまま視聴し終えてしまいました。

因みに、英語表現だと“楽しむ”は have fun もしくは enjoy と能動態ですが、“感動する”は be moved と受動態となるのが通例で、私の場合も、アニメ作品は確かに大いに「楽しみたい」(※能動態)のだけれども、「はい、ここ泣くところですよ」みたいな制作側の誘導に簡単に引っかかって「感動させられ」(※受動態)たくないな・・・という拘(こだわ)りが以前からずっとあります。

⇒個人的に、これを「感動したら負け」クリード(信条)と呼んでいます笑。

私がアニメを見るときに一番大切にしている信条で、この「感動の壁」を超えるシーンに思いがけず出くわしてしまうと、その作品の個人評価が ★★ 4.5 を超えてきて、私の「お気に入り」作品の座に昇る可能性が出てきます。
(※実際には、この後さらに、その感動が「一時的なもの」に過ぎないのか、それとも「今後も継続的に感動できるもの」なのか、という厳格審査を実行するので、結局 ★ 4.2~4.4 程度の個人評価に留まる作品が大半ですが)

・・・で、本作なのですが、TVシリーズの時の視聴経験から、「はっちゃけた面白さには十分期待できると思うけど、感動できるタイプの作品ではないだろう・・・」と、さほど期待せずに見始めたところ、全体の2/3くらいを見終えたところで、思いもかけない《こころの震え》を覚えてしまい、「え?こんな作品に感動しちゃっていいの?」とビックリして、見終えて直ぐに、それが果たして正当な感動なのか、更に数回繰り返し視聴して自分に問いただしてみました。

結論からいうと、やっぱり本作は、

<1> よくあるような、音楽や演出などの技巧を凝らして視聴者の一時的な感動を喚起するタイプの作品(=一過性の感動しかない作品)ではなくて、
<2> 一見フザケた装いにも拘わらず、視聴者の感動が一時的なものでは決してない(=繰り返し見てもやはり確りと感動出来るくらいに)緻密に計算された設定&シナリオを備えた作品である、

・・・と思いました。

※なお、この「感動」には、前作であるTVシリーズ『ノーゲーム・ノーライフ』(※但し時系列的には劇場版の6.000年前の話)の事前視聴が、絶対必要とはいわないまでも、やはりある方がずっと良いと思うので、以下、併せて同TVシリーズの各話も再評価します。

《まとめ》
とにかく本作については、前作となるTVシリーズの、とくに第2-3話で、主人公たちの悪フザケに閉口して視聴を打ち切ってしまう方が多く発生している感じですが、そのTVシリーズが急に面白くなるのが第6話(ジブリール回)で、そのあとは最終話まで休みなしに駆け抜ける痛快さをもった《面白作》、そしてこの劇場版までくれば、視聴前は思ってもみなかった心の震えに出遭える《感動作》と思うので、これから初めて本シリーズを見始められる方は、何とか我慢してこの劇場版迄たどり着いて欲しいです。


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ      榎宮祐(『MA文庫J』2012年4月-刊行中)
監督         いしづかあつこ
シリーズ構成     花田十輝
脚本         花田十輝、あおしまたかし、下山健人、榎宮祐
キャラクターデザイン 榎宮祐(原案)、大舘康二(TVシリーズ)、田﨑聡(劇場版)
音楽         SUPER SWEEP(TVシリーズ)、藤澤慶昌(劇場版)
アニメーション制作  MADHOUSE{/netabare}


◆作品別評価

(1) 『ノーゲーム・ノーライフ』(TVシリーズ)  ★ 4.4   (2014年) ※計12話
(2) 『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』(劇場版) ★★ 4.7  (2017年) ※約1時間45分(4~5話相当)
----------------------------------------------------------------------------
  総合                    ★★ 4.5         ※計16~17話相当


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= ノーゲーム・ノーライフ (2014年4-6月) ==============
{netabare}
第1話 素人《ビギナー》 ★ 対テト戦(チェス)
第2話 挑戦者《チャレンジャー》 ☆
第3話 熟練者《エキスパート》 ☆ 対クラミー戦1(チェス)
第4話 国王《グランドマスター》 ☆ 続き
第5話 駒並べ《ウィークスクエア》 ☆
第6話 一手《インタレスティング》 ★★ 対ジブリール戦(具象化しりとり)
第7話 死に手《サクリファイス》 ★ 希望の鍵
第8話 起死回生《フェイクエンド》 ★★ 種の駒、※特殊ED
第9話 解離法《スカイ・ウォーク》 ★ 対クラミー戦2(オセロ)
第10話 指向法《ブルー・ローズ》 ★★ 対いづな戦(テレビゲーム)
第11話 誘導法《キリング・ジャイアント》 ★★ 続き ※OP「おねがい☆すにゃいぱー」
第12話 収束法《ルール・ナンバー・10》 ★★ 続き、対巫女戦(コイン・トス){/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)5、★(良回)3、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4

OP 「This game」
ED 「オラシオン」


============= ノーゲーム・ノーライフ ゼロ (2017年7月) ===========

全1話 ★★ 4.7 {netabare}TVシリーズより6,000年前に星杯(スーニアスター)を巡る古き神々&15種族の戦争を終結させた人類(イマニティ)の少年(リク)と機械種族(エクスマキナ)の少女型個体(シュビ)の物語{/netabare} ※1時間45分

主題歌 「THERE IS A REASON」

投稿 : 2025/03/08
♥ : 29

78.7 12 天才アニメランキング12位
劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ(アニメ映画)

2013年7月6日
★★★★★ 4.2 (742)
4774人が棚に入れました
「週刊少年ジャンプ」連載の空知英秋による人気コミックで、架空の江戸を舞台に万事屋(何でも屋)を営む銀時と仲間たちの活躍を描いた「銀魂」の劇場版アニメ第2作。ある力により、自分がいない未来の世界に飛ばされてしまった銀時は、崩壊した江戸の町並みを目の当たりにする。荒れ果てた町をさまよう銀時は、成長した新八と神楽に出会い、やがて衝撃の事実に直面することになる。原作者の空知が考案したオリジナルストーリーが展開。

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

面白くてかっこいい銀魂の完結篇!

あらすじ

新八や神楽と共に映画館の見周りをしていた銀時は、
“ある力”によって、唐突に自分のいない未来の世界に投げ出され、
崩壊した江戸の町並みを目の当たりにする。
荒れ果てた地球に残されたのは、貧しい者、
これを機に政府を潰そうとする攘夷志士、
法の緩みを利用するゴロツキ達、
そして、尻尾を巻いて逃げるのが性に合わない頑固者だけ。

さまよう銀時は、ふたりの若者に出会う。
腰に差す洞爺湖の木刀で颯爽とゴロツキを蹴散らすメガネの青年。
そして、巨大な犬を引き連れ、
銀時の着流し模様をあしらったチャイナ服の美女。
それは成長した新八と神楽の姿だった。
やがて銀時は、次々と変わり果てた未来の姿と、
衝撃の事実を目の当たりにする。



感想

本当に今更なんですが
ビデオ借りてみてきました

空知先生が原案しているだけあって
良くも悪くも銀魂らしい
映画という短い時間の間では
割としっかりした話だと思いました

ギャグとシリアスの比率もいい感じです。
特にギャグは最初っからぶっとばしてます。
全体的なストーリーもいかにも完結編!って感じでよかったです。
銀魂好きなら見て損は無いでしょう。

良い意味でいつも以上に好き勝手で自由にやっています
パロ、メタ、声優までネタにして
さらには映画であることまでネタにしてる
ギャグの方向性と質は相変わらず

それに5年後のみんな
かっこいいし可愛いです
神楽ちゃんが美人すぎだし
新八もイケメンになり過ぎw

メインストーリーは
悪くないんですが
TVアニメの良い話に比べると
少し劣るという感じかな
ずば抜けて良いという印象は受けなかったが
楽しめました♪

でもお妙さんの話は
良かったです
泣いてしまいました
その後のギャグも面白く
泣きながら笑ってたと思います

バトルの方もかっこよかったんですが
個人的には前作の紅桜篇の方が
かっこよかったかなと思う

ラストの方も
銀魂らしいですね
銀魂の集大成って感じでした
総じて良い作品でした

完結篇って言ってますけど
いつも通りの終わる終わる詐欺で
また何事もなくアニメが再開する事
楽しみに待ってます

投稿 : 2025/03/08
♥ : 25

テンガロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

最後の銀魂アニメです!

原作:既読
TV:視聴済み

劇場版の告知が出たときは
また「終わる終わる詐欺」かな?くらいに
思ってたんですが本当に最後のようです。

本作は完全オリジナルストーリーなので
不安もありましたが見てみると
「銀魂以上に銀魂らしい」と思いました。

ギャグ、セリフ、下ネタ、どれも
銀魂らしいニュアンスが見事に再現されていました。
おそらく原作者の指示や監修があったんでしょうね。

ですがさすがに初見で見るには
無理がある作りなのは仕方ありませんね(笑)
今までのTV版を見た人向けです。

原作の方はまだ連載が続いているので
もしかしたら、またアニメが再開するかもしれないという
淡い期待を持ちつつ原作も読んでいこうかと思います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 21

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

発つ鳥跡を濁さず まさしく『アニメ 銀魂』の幕引きに相応しいラスト

坂田銀時は既に死んでいる、という未来に送り込まれてしまった銀さん
謎の疫病が蔓延し、荒れ果てた江戸で風変わりしてしまった仲間達と再会を果たしていくが、江戸を滅ぼさんとする元凶にはかつて攘夷戦争で自分が打ち倒したはずの魘魅(えんみ)と呼ばれる天人が絡んでいることを突き止める
過去を清算し、未来を救うために、銀さんは孤独な戦いに身を置くことを決意するのだが・・・


まずディストピアと化してしまった未来の江戸の登場人物たちがカッコイイのが今作の魅力でしょう
銀さんのジャージと同じ柄を着込んで洞爺湖の木刀を持った新八
銀さんの着物をチャイナドレスに仕立て直した長髪の神楽
その他にも高杉にそっくりな出で立ちの桂小太郎や『るろうに剣心』のパロくさい沖田総悟など、普通にカッコイイんだこれがw


やっぱし随所にぶっこまれるパロや下ネタが面白いんですけど、それよりも現在、過去、未来が一直線に繋がっていくタイムスリップSF的要素や仲間同士を想いやるアツい展開、そして映画らしい派手なバトル
そんな部分の方が強い作品だと感じました
特に、未来の知人達にバレないよう偽装した銀さんを、失明してしまったお妙さんだけが声で銀さん本人だと気付くくだりは涙モノ
キャストの演技も常にテンションMAX、小林ゆうなんかメッチャいい仕事しましたね(ーー)b


アニメ銀魂とも縁深い『SPYAIR』が手掛けた主題歌も良かったので・す・が!それよりオイラはエンドロールに仕掛けられた“もう1曲”に感動いたしました(;_;)
スタッフの愛を感じます、まさに「幕引き」だったわけですね
GJ!
そしてさらば銀魂!
もう二度と戻ってくるな!w(褒め言葉)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 18

77.1 13 天才アニメランキング13位
のだめカンタービレ(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (730)
4289人が棚に入れました
天才と称される音大生・千秋真一は、世界的な指揮者を目指すも様々な壁にぶつかり将来を思い悩む日々が続く。
すっかり自暴自棄になっていたある日、千秋は一風変わったピアノソナタを耳にしながら目を覚ます。
そこで千秋が目にした光景は、ゴミだらけの部屋でピアノを弾く野田恵(通称:のだめ)だった。
のだめとの出会いで、エリートコースを歩む千秋の未来が少しずつ不協和音を奏ではじめる。

声優・キャラクター
川澄綾子、関智一、小川真司、川田紳司、織田圭祐、生天目仁美、松風雅也、小林沙苗、中井和哉、諏訪部順一、能登麻美子

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

のだめ、音楽人生波乱万丈(序章)。

※本レビューは基本的には1期目の分だけのつもりで書いています。

女性向け漫画誌「Kiss」で連載された『のだめカンタービレ』が原作、シリーズ通算3期4クールに及ぶ大作の1期目(2クール作品)です。ちなみに2期目、3期目については各1クールずつでした。

作品内容としては「おかしな音大生の生態観察日記」とでも呼ぶべきところでしょうか。一応ラブコメではありますが、ラブ成分はあまり強くなくて普通にコメディ作品として楽しめる感じのお話です。

この1期目で培われた人間関係は2期目、3期目でも継続しますので続編を観るなら1期目の視聴は必須かと思われます。

私はアニメ放送の途中から原作を読み始めて、放送期間中に原作を読む方が先行して以後は原作の新刊が出るたびに読んでいました。

たぶんアニメの流行のメインストリームには乗っかっていなかった作品で、その意味では「ノイタミナ枠」らしいと言えますが実際に放送されるとかなり人気は出たようです。

ちなみに同じくフジテレビ系列で先行して実写ドラマも放送され、そちらは主演だった上野樹里の出世作としても知られているかと思います。

主人公は桃ケ丘音楽大学ピアノ科3年生の野田恵(通称:「のだめ」)、そしてそんなのだめに巻き込まれていくピアノ科4年の千秋真一(ちあき しんいち)や指揮者のシュトレーゼマン(通称:「ミルヒー」)、そして音大生の多彩な面々が登場します。

のだめは作中登場人物随一の天真爛漫かつ破天荒ぶりですが、のだめ以外の登場人物も個性的で音大ならではの芸術家らしい変人がけっこういます。本作特に1期目はこれらの人物の織りなすコメディ作品としての性格が強く、そのあたりが人気につながったものと思われます。

一方で20代前半の登場人物による青春群像劇的な性格のお話でもあって、必ずしもタイトルになっている「のだめ」だけのストーリーというわけでもありません。

特に音大生にとっての進路というものは、とりわけプロの演奏家として生活しようと考えると狭き門になりがちな分悩み多きものになりがちのようで、一方で実家の家業がどうとかそのあたりの葛藤も見どころではあります。

また音大生にとっては日常的な演奏活動というのも重要(これは現実世界でもそうです)で、作中の学生によるオーケストラ(通称:「Sオケ」)に関してのあれこれも悲喜こもごもで面白いですよね。

おまけ: 作中で『ドラえもん』のオマージュ作品と思われる『プリごろ太』というアニメが出てきます。のだめがこのアニメの大ファンということになっていますが、これがTV版と劇場版でカズオ(ジャイアンにあたるキャラ)の性格が変わるとか、変なところでこだわりを見せていて面白いです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 39

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

クラシックなラブコメ

音大が舞台のラブコメです。
堅物指揮者の千秋と野生児ピアニストののだめの出会いと成長物語です。
脇役陣も個性的で、この作品に華を添えます。

特別大きな事件はありません。
が、所々に感動的な場面を散りばめながら、ナチュラルかつドタバタと物語が進行します。

クラシック演奏は、画像演出や楽器演奏時の詳細描写により、臨場感があります。
アニメならではですね。

個人的余談。
大学時に好きだった娘に影響され、クラシックをよく聴きました。
とくに、ベートーベンの交響曲第七番には思い入れ大です。
今となっては、甘酸っぱい思い出ですが・・・。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 38

momomax さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

面白い!!音楽♪に癒され~キャラ&物語にハマりました(o^^o)ふふっ♪

クラシック音楽をテーマとしているラブコメ。

導入部分が、いかにも漫画の出会いっぽいけど
観れば観るほど、嵌っていきました!
こういう作品大好きです。(*^_^*)

音楽♪も素晴らしくて、オーケストラやピアノのシーンは
ドキドキしながら心踊る感じです。
そして癒されます~♪

キャラも印象的で、凄く好きになってた。
のだめ変態だけど可愛い!
千秋の容赦ないツッコミが最高に面白い。
「ほっとけないのは既にloveですよ、千秋さん」
って、観ながらツッコミ入れる私(笑)

OPは軽やかで楽しい気分にさせてくれます。

私は中学時代クラリネットを少しやってましたが
才能も根性もなかったので続きませんでした。
音楽家は凄い!
音楽の才能、そして努力があるから
人を感動させられるのでしょうね。

演奏で感動して2回泣きました。(≧ ≦)Ω!
この作品大好き。
(当時観なかったことが惜しまれます)

これから続編見ます。
のだめカンタービレ 巴里編
  ↓
のだめカンタービレ フィナーレ

----☆追記☆-----
再放送で、また観ちゃいました!
本当に楽しい♪
いい曲がたくさん(*^_^*)
ガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルー大好き♪

初回はのだめメインで観てましたが
今回は千秋真一メインで楽しみました☆
そして、フィナーレまで、また一気観した後
ドラマも視聴。(笑)
この感じで、いずれまたrepeatすることでしょう。(=^_^=)

そういえば、のだめの着ぐるみ、マングースが、
「四月は君の嘘」の応援隊長として番組告知など
宣伝をしていましたね。可愛かった。(^-^ )

投稿 : 2025/03/08
♥ : 33

68.2 14 天才アニメランキング14位
ワルキューレ ロマンツェ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (694)
4208人が棚に入れました
原作:ワルキューレ ロマンツェ[少女騎士物語] 監督:山本裕介 シリーズ構成:ふでやすかずゆき、キャラクターデザイン:桂憲一郎、音楽:ランティス 山下誠一郎、清水愛、瑞沢渓、中村繪里子、田口宏子 橋本みゆき

声優・キャラクター
山下誠一郎、清水愛、瑞沢渓、中村繪里子、田口宏子、生天目仁美、柚木涼香、水橋かおり、今井麻美、千葉千恵巳、新井里美、内山夕実、米澤円、下屋則子、飯塚昭三

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ジョストって何? 美味しいの? 

原作 アダルトゲーム 未プレイ

全12話

ジャンル:ジョストの学園ハーレムラブコメ


ジョストと言う 騎士の一騎打ちで、馬上槍試合の競技

主人公は、天才騎士と言われていたが、ある理由から騎士の道を諦めてべグライター(騎士の世話役で、パートナー)へ転向。

女性ばかりの学園なので、みんなからべグライターになって欲しいと迫られる設定です。


キャラデザは綺麗だし、皆 可愛いです。
最初見た印象は、雰囲気が「プリンセスラバー」に良く似てるな~って思ったら・・・
案の定 同じエロゲー会社 
開発元 Ricotta
キャラデザも 同じ 
こもりけい
でした ^^;

所々、パンチラ等のサービスカットありです。^^

感想としては
話の内容は、特別 惹かれるものはないですが、初めて聞く「ジョスト」という競技には、興味が持てました。

結局、主人公が誰のべグライターになるのか?
予想はついてたけど、最終話まで引っ張るのには、ちょっとイライラさせられました。
それに、決勝戦がダイジェストなのも残念。


キャラは、ありきたりだけど、いろんな子がいて良いですね

自分は、皆が憧れる スィーリア先輩が好感もてました。

いいキャラしてたのはベルティーユ 
高飛車だけど、面白いから憎めないです ^^



総評すると
自分は 可もなく不可もなく・・・普通でした。

ゲームをプレイした人には、思い入れとかがあって楽しめたんじゃないかな?
あとは、プリンセスラバーが好きだったらオススメ。

初見の人には あまりオススメできません 
時間があればどうぞ~的な「お茶」作品。



op:「UN-DELAYED」 歌 - 橋本みゆき

ED:「MoonRise Romance」 歌 - 麻生夏子


最後に一言

クララが立った! うわ~ん  ゜(゜´Д`゜) By ハイジ

投稿 : 2025/03/08
♥ : 50

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

突くことの快感を覚えたオンナノコ

本作は、一騎討ちで行われる騎馬戦競技『ジョスト』を中心に育まれる恋愛物語です。
この競技を題材とした作品は他にあるのでしょうか?
珍しいと思います。
てか私、本作を観るまで恥ずかしながらこの『ジョスト』という競技の存在すら知りませんでした。
でもこれが幸いしたのか、作品自体はよく見るコテコテのハーレムものなのですが、目新しい気持ちで臨むことができました。
ジョスト、けっこう面白いスポーツですね。


~本作においてのジョストの軽い説明~
(あくまで初見の人間がこの作品で学んだことです)
・馬上での一騎討ち
・装備は槍状の武器、鎧、兜。
・3ゲーム先取したほうが勝利
・通常は"騎士"と"ベグライター"でペアを組む


だいぶ端折ってますが、まぁこんな感じです。
ストーリー上で大事になってくるのは、一番下の項目。
(※ベグライター…作戦などをたてるサポート役)
ベグライターが男主人公、その周りの女の子は騎士という構成で進むわけですが、
主人公は優秀なベグライターだそうで、
様々な女の子騎士から誘いを受けるってのが大筋であります。
はい、ハーレムの完成!


主人公の澄ました感じはあまり気に入りませんでした。
が、そんな彼がラッキースケベに遭遇しまくる様子は、
観てて何気に面白かったです。


それともう1つ、メインヒロインの一人である美桜が騎士になる展開は誰でも予想できると思いますが、その動機が何か面白いです。

『私、もう1度騎乗したいの!』(言ってません)
『私、またこの棒で突きたいの!』(言ってません)

言い方はともあれ、ジョストの楽しさに目覚めたようです。



OP「UN-DELAYED」 歌ー橋本みゆき
ED「MoonRise Romance」 歌ー麻生夏子

OPは橋本みゆきさんですから。
ハズレなどあり得ないのです。


--------------------------


とある女騎士がインタビューに答えてくれました。
???『ジョストは最高ですわーねー♪』
だそうです。
楽しそうで何より。


後半の様子を観ると、ベグライターいらなくね?
ベグライター不在者が勝ち残ってんじゃん!
なんてツッコんでしまいましたが、
ジョストの演出はなかなかにかっこよく見応えは充分でした。
もういっそのこと、完全なスポ根ものとして観たい。


視聴後の満足度はわりと高いほうでした。
作画もかなり綺麗ですし。
でも、スポ根要素がなかったらキツい気がするのは・・。

お気に入りはいなかったものの、キャラは普通に可愛かったです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 45

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

感想

18禁原作らしいですね、これまたよくあるハーレム

ジョストをもっと前面に押し出せばそれなりにいい作品になったとおもうけど

ハーレム系だからしょうがないかな~

あえての推しメンはスィーリアかな

最後まで見たけど特に印象に残りませんでした。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 40

86.1 15 天才アニメランキング15位
Dr.STONE(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (774)
3395人が棚に入れました
全人類が、謎の現象により一瞬で石化して数千年――。超人的な頭脳を持つ、根っからの科学少年・千空が目覚める。「石器時代から現代文明まで、科学史200万年を駆け上がってやる!」。絶体絶命の状況で、千空は仲間を探し、世界を取り戻すことを決意する!

声優・キャラクター
小林裕介、古川慎、佐藤元、中村悠一、市ノ瀬加那、沼倉愛美、前野智昭、村瀬歩、上田麗奈、高橋花林、河西健吾、麦人
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

はーすげー!へーすげー!の連続

原作未読


JUMP案件全24話。
謎の石化ビームで人類が活動を止め3,700年。いにしえの時を越えて石化が解けた一握りの人類が科学の途絶えた地球でその科学の知識を駆使して失地を回復していく物語。
主人公はどんだけ幅広く深く網羅してんのよ!なスーパー理系高校生の石神千空(CV小林裕介)。見た目は下仁田ネギを擬人化してオーケンのメイクをしたような感じ。ジャンプっぽいデザインです。そして同級生の高校生ら数名。

『戦国自衛隊』だと現代兵器を信長時代に持ち込んで大暴れとなりますがこちらは持ち込み不可。3,700年ほったらかしだとさすがに文明は絶えて石器時代以前の原始時代かのよう。
同期の『本好きの下剋上』のように現代の頭脳を持ったまま後進文明に乗り込んで「無ければ作ればいい」を試行錯誤するのに似てます。『JIN』も同系統でしょう。そしてさらに文明がないところからスタートするのが本作なわけですからこのテのものでは最難関ハードル。ちょっとワクワクします。

それと自分幼稚園の時でしょうか。世界名作劇場『ふしぎな島のフローネ』から漂ってきた匂いと同じものを感じます。OPもEDも覚えてます。木の上の家は憧れでした。
つまりあぁそういうことか。原体験からくる刷り込みがどうやら自分にはあるようです。
イキリ主人公が教育上どうかとは思われど、少年少女が“科学の面白さ”に触れる良い機会になるやも。


 {netabare}オイラ文系でラッキー?{/netabare}


化学ならびに物理の理系科目に不案内なため、アニメで描かれている試行錯誤の産物が乾いたスポンジに水が浸み込むようにすーっと入ってきます。

{netabare}パクチーとライムなんかでコーラ作れんの?マジでスゲー!{/netabare}

信じるかどうかは俺次第 キリッ なんす。

そして前半のOP「Good Morning World!」がすこぶる良い。なにが良いかって作品にばちっとハマる感覚。久しぶりです。ピストルさんっぽい声質もしっくりくる良曲です。


障害ももちろんありますよ。
文明を起こそうという主人公らを妨害するのは野生の肉食動物や自然の猛威だけかと思いきやそう簡単ではありません。
アンチ文明の敵対する勢力もわりと序盤から登場し、主人公らの前に立ちはだかります。まあバトル要素ですね。


 科学の試行錯誤+バトル要素


このバランスが崩れず2クール完走でした。原作が続いているので続編期待な感じでの終幕。
大袈裟でしょうが“人類の叡智”の触りを感じるのにちょうどよい良作です。ごちそうさまでした。



※オマケ

■“霊長類最強の男”獅子王司ってどうよ?

あらためてこうして見るとすごい名前ですね。さてこの方について
好きですか?嫌いですか?どんなキャラだと思いますか?
私はちょっと受けつけないですね。作者の術中にはまってるのかもしれません。

1.{netabare}動くゴールポスト

敵視する対象が最初は“我欲にまみれた汚い大人”。ピュアな若い連中のみ石化解除しようともちかけ、それを千空に拒否されることで対立の芽が生じました。描かれてませんが、「お前らが年くったらどうすんだ?」と疑問符が浮かびます。
それがいつの間にか“科学を信奉し文明を起こそうとする者”へと。考えが深化したとみるよりゴールポスト動いてんじゃんとみてます。でさっそく作中でツッコミが入りました。途中出会った集落の科学?青年クロムについて千空が言及「俺を殺しても次が出てくる」と。まさにその通りなんですよ。
そのため獅子王司の目指す未来は破綻が約束されてるようなもんです。{/netabare}

2.{netabare}ポル・ポトと変わらん

毛沢東と迷うところですがこっちかな。最初は知識階級だけだったのが順次粛清対象が拡大して…
力で押さえつけるしか方法がないので、この世界で肉体での戦闘力に秀でた司が首領ポジションにいるのがしっくりきます。原作未読の戯言ですが、司陣営でそのうち粛清が始まることでしょう。{/netabare}



■スイカ役の高橋花林さん

超個人的なつぶやきです。
この方1年前の迷作『ソラとウミのアイダ』で主役張られてた方です。すでに多くの方の記憶から消え去っているかもしれない作品ですね。
新人でおそらく初めてゲットした主役級の配役があれでと。そのことをもって高橋さんの今後を案じる旨をレビューで書く、という余計なお世話極まりないことをした記憶があります。
こうして、再会できたのはなによりです。ぜひ頑張ってください。



視聴時期:2019年7月~2019年12月 リアタイ  

------


2020.02.07 初稿
2020.07.19 修正
2022.01.30 修正

投稿 : 2025/03/08
♥ : 68
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

悲しき熱帯

トムス・エンタテインメント制作。

地球上の全人類が石化する怪現象が発生。
生き残った少年少女は科学を頼りに、
再び、原始生活から歴史を歩み始める。

語り口が一風変わったサバイバル冒険譚で、
舞台の西暦を聞き、楽しいかもと確信した。

主人公は科学を信奉する合理主義者で、
偶然であれ必ずそこに合理的な理由があると、
数々のトライ&エラーを繰り返しては、
仲間とともに町を発展させていく。

太古から始める生活も、
{netabare}石の時代、火の時代、動力の時代と、
小さな一歩ではあるが、
確実に文明の灯を社会は宿し始めていく。{/netabare}

敵側の集団には少年ジャンプらしい、
主題を持つキャラを配置されていますが、
私はむしろ敵は居なくても良かった。
探索・発見・発明、仲間との友情、
やがて未曽有の危機に瀕した地球の秘密を知る。
そんな物語であってもいいなと思います。

本来、科学とは心まで豊かにするものだ。
人類は心まで実りある社会を取り戻せるのか。
私たちの武器は想像力と好奇心である。

続編が楽しみなアニメですね。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 63
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

悠大で悠久な物語

<2019/12/22 追記>
全24話見終えました。

面白かったー!

科学の蘊蓄だけでなく、
文明がほぼ原始の世界というだけでなく、
現代に在る科学の凄みだけでなく、
逆転の発想で「今は過去からつながっていて、そして未来に続いていく」ことまでも実感できてしまう。

『悠大で悠久の物語』

ハリウッドが狙ってきそう 笑。

ここは無理があるんじゃないの?という部分ももちろんありますが、そこは架空のお話。
気にしないで見れたモン勝ちです。

二期があるとのことで今から楽しみです。

<2019/7/11 初投稿>
観始めなので評点はデフォルトの3.0です。

原作未読。
あにこれのあらすじ紹介だけで期待値上げてた作品ですが・・・面白いやんけ( ・∇・)

ざっくり言うとタイトルの通り
「ララーシュタインのような髪型した少年が科学でファンタジーに挑む」
と言う感じかな。

ララーシュタインってなに?と言う方は是非、画像検索してみてください。
ついでに言うとこのララーシュタインさんが登場する作品。
OP曲はグラムロックの名曲ですよ。

閑話休題

さて本作、ちょっと変わってる印象です。

普通、物語の分類で
ファンタジーと言えば「科学的裏付けの全くない空想」作品で。
SF(Science Fiction)と言えば「科学的裏付けがあったり、あるように思わせる空想」、 つまり科学と空想が入り混じった作品なのですが。

ところが本作はどちらとも言い切れない。
強いて言えば
「Science(科学) &(そして) Fantasy(空想)」
で「SF」かな

科学的裏付けが全く感じられない現象に対して
めちゃくちゃ地味な科学的考証の積み重ねで立ち向かう。
ScienceとFantasyの二つが融合せず、お行儀よく隣り合ってる印象です。

地味なウンチクも多い。
そう言うの好きな人にはぴたっとハマると思います。

例えば理系のアニオタの私とか( ・∇・)♪

自分は今期、「ヴィンランド・サガ」「炎炎ノ消防隊」「コップクラフト」と並んで注目しております。

<2019/7/15 追記>
2話目観ました。

炭酸カルシウムの4番目の使い道が意味ありげで気になるー笑。

そして新キャラ登場。
獅子王さん。
濃いですねぇ。
{netabare} 空飛んでる鳥を木の上から飛びかかって捕まえちゃったよ、この人 笑。
チート武力{/netabare} 担当だそうです。

さあこれで3人。
人間、3人集まると派閥が生まれるというような言葉がありますが、もしかしたらこれからはそんな展開なんでしょうか。

獅子王さんの発想は昨今の{netabare} 世代間の断絶{/netabare} のようなものを表してて面白いです。

でも、それを是としたら{netabare} ジャンプのような商業誌には載せられなくなってしまいます。
というわけで主役のララーシュタイン、もとい千空さんはかっこよく反発して、{/netabare} 引きへ・・・

でもですよ。
ちょっと思うんです。
もし{netabare} 獅子王さんの考え方に千空さんが同調して物語が進んだら・・・
結局、若い世代同士が新しい利権を奪い合って理想郷なんてできないってことがわかってEND{/netabare} とかSFっぽくてそれもありかなーなんて 笑。


ところで全く話は変わりますが。
他の方のレビュー拝見してて{netabare} 「石化してるのが表面だけならなんで中身の生物は何千年も生きてるの?」{/netabare} というような疑問を複数見かけました。

そこはファンタジー部分だから、と私は飲み込んでおります。
それ言い出したら、{netabare} 石化したら息できなくて数分で死ぬじゃん、という話だし。
仮に呼吸できたとしても水も食料もなければ一週間ももたないし。{/netabare}
そこら辺はファンタジーなんじゃないですかね。

<2019/9/3 追記>
9話まで観ました。

アニメでも映画でもドラマでもなんでもそうですが。

登場人物に対して「なんでそこ気がつかないの?」とツッコんでる自分いませんか?
それは俯瞰して見てる視聴者だからこそのツッコみな訳で。
物語を進める上での重要な部分ほど気がついてくれない。
それが物語の面白み。

ところが、たまにそういうのが極端に少ない作品もあります。
デスノートとかそうですよね。
登場人物が賢いので先の先、裏の裏まで読む。
ところがそれでも裏かかれちゃう。
で、そこが面白かったりする。

本作もデスノと同じ匂いがします。
千空さんはもとより、獅子王さんもかなり思慮深く用心深い。
お互いに裏の裏の裏を掻きあってもう痒いところもないくらい。

もしかしたらデスノの系譜と言える作品なのかもしれないですね。

デスノのようなイケメンいないので女性人気は覚束ない感じですが、理系男の私はハマってます。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 53

72.5 16 天才アニメランキング16位
あずまんが大王(TVアニメ動画)

2002年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (690)
3334人が棚に入れました
舞台は、とある高校。10歳だが優秀なので編入してきた美浜ちよ、元気が取り柄の滝野智、一見恐そうだが実は動物好きの榊、関西人というだけであだ名が決まった大阪こと春日歩や、恐らく登場人物中もっとも自己中心的で身勝手な担任のゆかり先生などなど、それぞれキャラクターの突出した登場人物達が繰り広げる、楽しくどこにでもありそうで、でもなさそうな日常。大仰なタイトルとは裏腹に、簡略化された線と抑え気味の演出で進行する。笑いのポイントを意図的にずらすこともよく行なわれ、ベタとシュールの間を行ったり来たりする独特の空気感があるアニメ。

声優・キャラクター
金田朋子、浅川悠、松岡由貴、田中理恵、樋口智恵子、桑島法子、野川さくら、平松晶子、久川綾、石井康嗣

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

日常の降臨

※あくまでもネタレビューですw
いきなりですが、映画にしても音楽にしてもその時代ならではのモノがあると思います。
それはアニメにも言えることであって、
エヴァにしてもハルヒにしてもそのような節が伺える。

けいおんレビューhttp://www.anikore.jp/review/1187556/

本作は空気系いわゆる日常系の原点と呼ばれている作品で4コマきららのアニメ化処女作です。
私はけいおんのレビューでも書いたのですが、この日常系はセカイ系の系譜とはいきませんが派生したモノではないかと勝手に思ってますってなレビュー。

本作が放送されたのは2002年。
多分後発的にらきすた、ひだまり、けいおんと続く作品群でさらに価値を認められたのだと思いますが、
らきすたが2007年けいおんが2009年です。

☆涼宮ハルヒの憂鬱2006年
そこで私が思うにあずまんが→らきすた→☆けいおんと日常系が続く中
京アニルートとしてらきすたとけいおんの間に☆ハルヒがあってけいおんが生まれた気がします。

ハルヒはセカイ系ですが色々な要素を含んだ作品です。
その中でハルヒは最終的に非日常なセカイより、キョンのいる日常セカイを選び、
「日常の楽しさ、セカイの終焉、ボーイミーツ作品でもあります」
その日常の選択と、ハルヒ放映当時話題になったGod knowsの演奏クオリティーを通してけいおんが誕生したのではないでしょうか。そしてらきすたで京アニは空気系の感覚を掴み、けいおんに至ると考えます。

また時代背景としては2chが生まれた年1999。
ニコ動2006年。SNSは大体00年前半。またコミュ力とか言い始めたのもここら辺?

そんな感じで自分の気の許せる相手とのコミュニケーションを楽しめる
セカイ系のセカイを無くしたキャラだけで作れる低予算アニメであり萌え重視
アニメがメジャー化していったのもここら辺から

ちなみに京アニは日常系を意識して作ったわけではないようです。
こんな感じで時代とも大人の都合ともマッチし日常系は生まれたのではないでしょうか。
あずまんがの事をあまり触れてませんがそこはご愛嬌でw

投稿 : 2025/03/08
♥ : 44
ネタバレ

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

 「あ!」という間の三年間♪  【ねこ's満足度:93pts】

あずまきよひこによる4コマ漫画をアニメ化。
女子高生の何気ない日常を描いた、ほのぼの学園コメディです。

数多ある日常系作品の先駆けとも言われる本作ですが、その内容はまさに”正当派”。
キャラクターの魅力、ギャグセンス、テンポの良さ、間、そして萌え。
同系作品に不可欠な要素が高レベルで混在する、パーフェクトな日常アニメです。

過激な表現や演出はほとんど無し(少しだけファンタジーしてますがw)。
今や当たり前となったロリ&百合ネタも、この作品では全くしつこくありません。
そんなものに頼らなくてもいいだけの面白さが、この作品にはあるのです。

その源は、やはり個性的なキャラクター。
特に”大阪”がつくり出す不思議空間は、一度ハマったら抜け出せなくなることうけあいです。

ちよちゃん、とも、よみ、榊さん、神楽、かおりん、ゆかり&にゃも先生。
その他のメンバーもみんな大好きなのですが、ひとりだけとてつもなく異彩を放つ人物が……。
それは古文の木村先生。この人だけはガチです(笑)。今だと色々問題になりそうでマジで怖い(笑)。

全26話。その中で3度も体育祭があるのも特徴的でした。
1年から3年まで、毎年描いてる作品というのも珍しいです。
中でも3度目の体育祭回は秀逸。”イケメン”榊さんの格好良さに泣けます。ホントカッコイイ。

日常系作品ながら、卒業まで描きしっかり完結させているのにも好感が持てました。
日常系だからこそ栄えるモラトリアムからの脱却。その切なさがたまらないのです。
最終話は泣けます。本気で泣けます。
{netabare}”初めての卒業”をするちよちゃんの涙でさらに泣けます。
その雰囲気を見事にぶち壊すゆかり先生は相変わらず(笑)。
でも「あんたらは大丈夫だろう」というゆかり先生の言葉にはぐっときました。
そして、最後までクールなゆかり先生に無言でおじぎをする生徒一同……。
これは卑怯すぎます。こんなの泣くに決まってんじゃんか、このやろー(笑)。{/netabare}

笑いに関しては結構シュール。
そこが好き嫌いの分かれ目になるかもですが、個人的には大ハマリでした。
まったりとした空気の中にときおりみせるいい話。日常系好きの方なら視聴必須です☆

投稿 : 2025/03/08
♥ : 35
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

女子高生とか好きな方へ

制作はJ.C.STAFFで原作は漫画です。原作既読。
ジャンルは萌え・日常系です。


10歳ながら天才で飛び級した高校生、美浜ちよ。
彼女を中心に、入学から卒業までの三年間を描く。


本作と「よつばと!」で知られる、あずまきよひこ氏の漫画原作アニメ。
本作は日常系萌え四コマ漫画の走りと言われています。
作者曰く「主人公はいない」らしいですが、便宜上主人公はちよちゃんということで。


「あずまんが大王」というよく分からないタイトルですが、学園物の日常系。
日常系萌えアニメが苦手な方でも楽しめている方が多いようです。
この手の作品をいろいろ見た私感ですが、単に走りだから持て囃している感もありますけどねw
でも面白いことは面白い。

日常モノあるあるで、序盤は微妙、終盤は侘しくなるというパターンを強く感じる作品。
最終話できっちり完結するところが、日常系アニメ好き以外にも受けが良いところかな?
最終話とかね、ちよちゃんのせいで泣きそうになったよw
{netabare}「仰げば尊し」は最強ソングだということが分かりましたw {/netabare}


本作最大の強みはキャラの良さでしょう。

天才ロリのちよちゃん。
超ド天然の大阪。
暴走バカのトモ。
ツッコミ担当のヨミ。
寡黙少女趣味の榊。
根が真面目バカの神楽
榊マニアのかおりん。

どのキャラも可愛らしくて、ちゃんと女子高生やっています。
キャラの絡みに不思議な空気感を感じますね。
この手の作品にしては百合を感じることがないのも特徴(百合キャラはいるけど)。


加えて、アクの強い教師陣も見どころ。
教師としてあるまじきほどのインモラル、ゆかり先生。
{netabare}酔った勢いで夜の保健体育の授業{/netabare}を始める、みなも先生。
変態紳士の鑑、木村先生。


好き嫌いが最も分かれるのは“間”でしょうね。
個人的にはあまり“間”にハマらず。
尺の無駄使いに感じてしまいましたw
あと、序盤の猫推しが頂けないかな。


総括して、正統派日常系萌えアニメ。
この手の作品はいろいろありますが、スタンダードといってもいい作りだと思います。
でも個人的には原作漫画の方が好み。




どうでもいいですが、木村語録でも貼っておきますね。

○教師になった理由を尋ねられた際
→{netabare}「女子高生とか好きだから!」{/netabare}
○フォークダンスの際
→{netabare}「ようこそー!次は私ー!」{/netabare}
○水泳部の屋台を訪れた際
→{netabare}「水泳部のお店なのに、どうしてみんな水着じゃないのかな?」{/netabare}
○落とした写真に写る女性について尋ねられた際
→{netabare}「MY WIFE」{/netabare}
○「かおりんって呼ばないで!」に反論する際
→{netabare}「だってみんな言ってるじゃん!私の事もキムリンって言っていいよ?」{/netabare}
○学級委員長を決める際
→{netabare}「はい!かおりんがいいと思います!」{/netabare}
○お参りする際
→{netabare}「世界人類が平和でありますように」{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 33

72.3 17 天才アニメランキング17位
ONE OUTS - ワンナウツ(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (662)
3234人が棚に入れました
プロ野球チーム「埼京彩珠リカオンズ」の児島弘道は、実力はありながらも一度も優勝をしたことがないという不運の天才打者。優勝するために必要な何かを探すためシーズンオフに沖縄で自主トレーニングに励んでいた。そこで児島は賭野球「ワンナウト」で無敗を誇るピッチャー、天才勝負師渡久地東亜と出会う。

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

理があることの利点(と効果)

本作を一言で表現するのであれば
「野球版アカギ」
これ以上本作を的確に表現したフレーズを考えつくことは私にはできません。
言うなればこれで本作のレビューはThe endなんです。

ここからは蛇足と分かっていても一応説明していきます。
まず本作のサムネを見てみてください。これが主人公の渡久地東亜(とくちトーア)です。
逆立つような金髪で目つきは極めて悪い。ベンチでも堂々と煙草を吸っているふてぶてしい奴です。
ですが、駆け引きや心理戦では人の心の裏の裏のそのまた裏も読み取るくらいの洞察力を持ち合わせ、そして掌握・支配していくというもう完璧超人の悪魔なんです。
CVはアカギやカイジでもおなじみの俳優の萩原聖人さんです。
ここまで渡久地東亜の説明ですけど、アカギの説明をするにしても記述内容はほぼ一緒でしょうw

ギャンブル野球で無敗を誇っていたこの渡久地東亜が
最下位が定位置の弱小球団埼京彩珠リカオンズに特別枠で入団します。

そこでリカオンズのオーナーと交わした契約は「ワンナウツ契約」
これは渡久地がアウト1つ取ればオーナーから500万支払われ、
逆に1失点したら渡久地からオーナーに5000万支払うというシステムです。
つまり渡久地VSオーナーです。
オーナーからすれば球団が負けようが渡久地が失点すれば大喜びという分かりやすい対立構造です。

オーナーはあの手この手で渡久地に失点させる為の罠を張り巡らせてきますし、
相手球団も曲者揃いです。
そんな中でも渡久地は冷静に状況を分析し、
こちら(視聴者)が想像もつかないような打開策を講じていくわけです。

渡久地が「バカかテメーら。まだ気付かねーのかよ?」
とリカオンズメンバーに言うのですが、
視聴者も「え?え?何?何なの?」と食い付いてしまうこと必至ですw
渡久地「こうこうこうすりゃいいだけの話じゃねーか」
リカオンズメンバー&視聴者「ええええええええええ!!?そんなのありなの~~~!?」
本作は大体こういう流れですw

野球好きな方でも「え?そんなルールあったの?」なんて反応をしてしまうような
ルールの穴を突いてくることもあれば、
いやいや、さすがにそれはねーよ!なんて
型破りというか破天荒というかもう滅茶苦茶なこともありますw

そりゃあね、主人公補正とかご都合主義なんてものは大なり小なり存在しますけど、
原作者である甲斐谷忍先生は、
現在ヤングジャンプに連載されている「LIAR GAME」もそうですが、
何故この戦術は破綻したのかとかの理屈の部分をきっちりと作り上げてきます。
従って過剰な演出等で飾り立て、理をぼかすというような作品ではないです。
これは一見滅茶苦茶だけど一応理は通ってるという
福本伸行先生の作品にも同じことが言えると思います。

もちろん理があれば良い作品というわけではなく、
それがなくとも過剰な演出、ダイナミックな絵の動き、勢い等で
楽しませてくれるアニメというのは存在します。
むしろそういう作品の方がアニメらしいアニメと言えるかもしれません。

理があることの利点は
駆け引きや心理戦をよりエキサイティングに、そしてドラマチックにするという効果や
そこに説得力を持たせられることですかね。
さらに相手が用いてくる戦術やその戦術を破るというやり取りに
まるでミステリの謎解きのような楽しみ方を付与できる点にあると思います。

その効果は敢えて記述するまでもないことかもしれませんが、
自分の推理が当たっているのかどうかということもあり
「続きが気になってしょうがない!!」ですw
なので全25話の本作を一気に視聴してしまったなんてことになるかもしれませんよw

投稿 : 2025/03/08
♥ : 38

こたろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

悪人ヅラしたヒーロー

漫画原作。
”熱い”といえる野球漫画ですが爽やかさからは程遠い内容です。
主人公はスポーツマンというより、肩書きとしては「勝負師」と呼ばれます。
威力のあるスピードボールも変化球もない。
巧妙な心理戦とボールコントロールで、駆け引きを駆使して戦うピッチャーの覇道の物語。
端的に表現すれば、アカギまたはカイジの野球版といえば解りやすいと思います。
ちなみに、中の人も同じです^^


まず目を引くのがビジュアルです。
作画がどーのこーのではなく、主人公の面構えがもう完璧に悪人w
切れ長でスマートですが、腹にイチモツがあって何か企んでいそうな表情、クールな薄笑いが似合うような見た目です。
よく敵役に出てくる冷酷無比でヒーローを最後まで苦しめる、まさしく嫌な悪役のような造形。
悪態をついては相手を陥れ細く冷笑する。
そんなのがとっても良く似合いそうな、ちょっと主人公っぽくないキャラデザインになっています。

で、実際はというと、その見たどうりの性格と行動のキャラ^^;
これが本作の最大の魅力。
不遜にして大胆、並居る強敵を勝負勘と知略で翻弄するダークヒーローです。


ダークーヒーローと表現しましたが、この主人公は基本的に悪事は働きません。
勝負事に対してとことん真摯。
狡猾で思慮深く、常に何かを見越して冷静。
態度はデカく罵詈雑言を吐くし勝つためにやれる事は何でもやりますが、研究や観察に余念がなく勝利に貪欲。
視聴者していても嫌いになれない筋の通った部分があります。
何より結果をキッチリだして、多少の強引さや横暴は仕方ないと納得できる頼りになる存在。
最後までみればわかりますが、義理堅く仲間想いなところも見せてくれたり。
敵に廻せば厄介このうえないけど、味方にすればとてつもなく頼もしい主人公の傍らで、攻略不能といわれる難敵を次々に沈めていくのを供に味わうのが痛快でたまらない感覚です。


攻略の方もかなり錬り込まれていて面白い。
原作は未読な状態で視聴しましたが、「こうなるだろう」という短絡的な私の浅知恵では及ばないような展開で、いい意味で裏切られる事の連続。
もう、次が気になって仕方なくなって、一気に視聴してしまいました。
野球の科学的なスポーツ理論や細かいプロ野球規定やルール、球界事情の事まで丁寧に調べてあり、それを活かしたアイデアがとても秀逸。
何重にも張り巡らせた伏線が、連戦のなかで回収されていくのが気持ちいい。
冷静に考えると、結構なご都合主義なところもありますが、理論武装がしっかりしているので、そんなところは気になりません。
野球の描写が丁寧でスポーツものとしての作画や演出の水準が高いので、多少の粗などは指摘に値しない些事と思えます。

野球だけでなく、金の亡者である契約者(球団オーナー)との契約金の奪い合いも、ドラマを盛り上げる要素になっています。
当の主人公は、あんまり金銭バトルには興味なさそうですが・・・そこがまた面白いところ。
球場以外で勝手に行われる戦いが、本作の面白さを2倍、3倍に膨らませています。
オーナーは第二の主人公と思えるぐらいキャラが立っていて素敵でした。


正直、あまり期待もせずに視聴しましたが、もう観だしたたらワクワクが止まらない面白さでした。
さすがに野球に興味がない方の視聴は辛いところがありますが、スポ恨成分なしでここまで楽しめる野球モノも珍しい。
駆け引き、頭脳戦、トリック、そういう要素に満ちあふれた娯楽性抜群の良作です。オススメ!

投稿 : 2025/03/08
♥ : 23

kwm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

青春野球アニメだと思った?残念!騙しあいのライアーゲームでした!

投手が三振を取るか打者がヒットを打つかで勝負が決まる『ワンナウツ』という1対1の賭け野球において、相手の心理を巧みに操る事で無敗を貫いてきた主人公が、ある人物との勝負をきっかけにプロ球団へ入団し、相手チームや自球団のオーナーをも相手にした心理戦や頭脳戦を挑んでいく心理エンターテイメント。
『野球』『スポーツ』を描いた作品の中ではかなりの異色作です。

努力型の主人公が中心となって天才型の相手を打ち負かしていく従来のスポーツアニメとは対照的に、本作はまともなトレーニングもせずに野球に対して特別な思い入れすらない主人公の『トクチ』が、知略の限りを尽くし、野球選手としてではなく『勝負師』として相手を打ち破っていくのが見所の作品です。
練習で自身を強化するのではなく、人並外れた洞察力で相手の弱点を見抜くという戦い方はとても新鮮でした。
相手の心を揺さぶる心理線はとても緊迫感があり、ライアーゲームの秋山やコードギアスのルルーシュのように、敵を陥れて高笑いする姿を見て爽快感を覚える方や、二転三転する攻防戦が好きな方には特にお奨めしたいです。

しかし徹底的に『勝負』に対してフォーカスされた作風には青春や恋愛要素が一切なく、見る人を選びます。
また、限られたルールの中で行われる頭脳戦には毎回驚かされますが、現実では起こりえない奇策を多く含む奇抜さ故、好みがハッキリと分かれるでしょう。
エピソードタイトルにもなっている『9人内野』なんて現実には絶対に起こりません。
私はルールを逸脱さえしていなければ『行き過ぎたご都合主義』とは受け止めないタイプなのでとても楽しく見れましたが、こんなのは野球じゃないと思う方もいるであろう難しい部分です。

勝負師の彼の『野球』ではなく『勝負』を見る事ができれば楽しめると思います。
見るべきポイントが心理戦や頭脳戦が中心になるため点数は低めになりましたが、非常に個性的なスポーツアニメでとても満足できました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 23

76.9 18 天才アニメランキング18位
頭文字D [イニシャルディー](TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (504)
2743人が棚に入れました
北関東の名立たる峠道を舞台に、本来ならば「若葉マーク」である筈の主人公、藤原拓海が父親の愛車、AE86型(ハチロク)スプリンタートレノを駆り、誰の目にも圧倒的に速いと思える車を相手に対等な勝負を繰り広げ、“公道最速”を目指す。

声優・キャラクター
三木眞一郎、石塚運昇、岩田光央、川澄綾子、西村知道、矢尾一樹、高木渉、子安武人、関智一、檜山修之、藤原啓治
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

良い子は真似しないで下さい、って、真似したくても出来ないけどね(笑)

[文量→小盛り・内容→雑談系]

【総括】
走り屋とは、「公道の」「山道(峠)を」「市販の車で」「無許可に」激走する人達です。そんな人達の物語。当然、道交法違反ですから、良い子は真似しないで下さい。いや、真似できるもんなら真似してみて下さい(笑)

私は特別、車好きってわけではないのですが、それでも熱くなります。ていうか、男だったら100%胸踊るはずですよね♪

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
レースの様子は、当時としては目新しかった3Dです。また、レース中の音楽も、当時流行りのユーロビート風で、なぜか群馬の景色と不思議とマッチします(笑) このあと続編もたくさん出ますが、主人公の「成長」を楽しむなら、この作品(1期)が一番だと思います。

私は、高橋啓介の黄色いFDが好きでした。もちろん、実際に乗る勇気はないのだけれど。燃費最悪だし、2ドアだし、岩手の雪道走れないし、なによりあの見た目は、余程のイケメン以外は乗れません(笑)
{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 25

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

【アニメにおける自動車の表現を根本から変えた歴史的大傑作!!!】

日本のアニメやマンガとモータースポーツの相性は実は結構良くて、古くは『マッハGoGoGo』『よろメカ』『F』『サイバーフォーミュラー』『レッツ&ゴー』・・・とまあ歴史を辿るだけでも数々の名作が生まれてます
ところがこの作品が当時手間ばかり掛かると限界が見えてきていたセルアニメにおけるモータースポーツの表現を根本から覆すことになるんです
かくいうオイラもこの作品には人生観そのものを大きく変えられた一人です


原作は『バリ伝』でお馴染みの“しげの秀一”が1995年から週刊ヤングマガジンで連載していたマンガ
本来なら若葉マークであるはずの高校三年生の主人公が父親から受けた非合法な特訓で天才的なドライビングテクニックを開花させる
そして当時既に15年落ちだった旧型車、通称「ハチロク」を駆って夜の峠道で最新鋭スポーツカーを相手に公道バトルを繰り広げるという俗に言う【走り屋モノ】
後々続く長編シリーズの第1期が今作、通称『First(1st)Stage』です


複雑なカメラワークや流れる沿道の背景を毎週のテレビアニメで表現可能にしたのはずばり【自動車の走行シーンをフル3DCGで表現】するというかつてない試み
当時、連続テレビシリーズで3DCGなんてあまりにも贅沢・・・いや無謀とも言える挑戦でしたがこの作品は見事にそれをやってのけました
そして疾走する自動車の表現=3DCGという今日のアニメ界では常識とも言える構図を完成させるまでに至ったエポックメイキングな記念碑的傑作と呼べるでしょう


また音楽レーベルのavexがアニメ事業へ参入した記念すべき第1作目でもあり、同社のダンスコンピレーションアルバム「SUPER EURO BEAT」シリーズの楽曲を劇中BGMに採用するという試みも斬新でした
当時パラパラブームを目前に控えていたものの、ユーロビートという世界的に観れば実にマイナーなジャンルの音楽の知名度を押し上げたのは今作の力もあってのものです
特に第5話のバトル決着直前に流れる「HEART BEAT」のイントロによる演出は必見
後のシリーズでもGT-Rの象徴として使われる「BACK ON THE ROCKS」や庄治慎吾のテーマこと「DANCING」のような強烈なインパクトを残す演出も素晴らしい
第1話の最初と最終話の最後は必ずDAVE ROGERSの楽曲が来るというシリーズを通して観るとよくわかるセオリーが既に築かれているのにも注目してほしいですね
主題歌を手掛けたm.o.v.e=アニソンという構図も今作が始まりです


ちなみに今ではあまり話題になりませんが2000年の『はじめの一歩』に破られるまでは最高視聴率3.8%という深夜アニメとしての記録を持っていました
この事からも今作が当時どれだけ注目されていたかがわかると思います


それにモータースポーツモノ、青春モノとしてのストーリーの完成度もシリーズ中屈指の出来栄えでして、基本的に5話で1つのエピソードが完結するようなキレイな構成になっています
1~5話 VS FD3S編
6~10話 VS R32編
11~15話 VS EG6編
16~20話 VS シルエイティ編
21~26話 VS FC3S編(+妙義遠征編)
合間合間に恋愛や笑いを挟みつつ全26話
後のシリーズでは原作の細部をカットするような“マイナスの構成”をとっているのに対し、この第1期だけはアニメオリジナルエピソードを加えるなど“プラスの構成”をしているのも特徴
自動車に興味の無い方にも、この第1期に関してはオススメできますb


お話そのものの特徴としましては、「走り屋」と呼ばれる非合法公道バトルを繰り広げる若者達の姿を【究極まで美化してる世界観】が本作特有のポイントといえます
この手の「走り屋モノ」では、少なからず非合法であることをチラつかせて走り屋とはあくまでアウトローな存在であるってことを提示するものなんです
『サーキットの狼』の“池沢さとし”ですらやってます
ですが今作はそーゆーの一切やってないのです(笑)
こんなにも走り屋が受け入れられる世界があるわけ無いのですが、今作では本当のモータースポーツならば成立し得ない【自動車の異種格闘技戦】を実現させるということに注力しているので、公道バトル=無差別級レースとして誰もが黙認
だから走り屋を否定する人なんてのも出て来んのです


それと今では当たり前になりましたけど徹底したロケハン、というのも当時のアニメとしては珍しかったですね
物語の主な舞台となる群馬県渋川市の伊香保温泉街などは原作でもかなり細かく描写されている為、アニメも其れに習っています


さて、やはり3DCGというのは日進月歩の技術でして、残念ながら特に今作のバトルシーンは今観るとツッコミどころが満載だったりします
(セルDVD化の際に音響面などはだいぶ修正されましたが・・・)
そもそも3DCG以外の作画や手描き背景がアナログだったため、人物と自動車の合成が出来なかったという問題点もありました
2002年に発売された『BATTLE STAGE』という総集編では3DCGを一から全てリメイクするなど今作への思い入れはスタッフも大きかったようですね

投稿 : 2025/03/08
♥ : 22

いかろーす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

クルマに愛着が持てる作品

1998年のエイベックスがアニメ参入後の第一作品となるこのアニメ、15年前の物ということもあり少々作画がなかなか昔っぽいですね。それがまた良いのですが。

ストーリーは中学生の頃から山の上にある旅館へ豆腐の配達として峠を往復する毎日、主人公:藤原拓海は天性のドライビングセンスに磨きをかけていた。そんなある時帰り際にFD3Sと呼ばれる車を追い抜くことでそのドライバーにショックを与えることとなり、その後バトルすることになる・・・。というあらすじです。

拓海の車への愛情が好きになりました。道具などの括りではなく、家族のようななくてはならないものとして捉えていることが重要です。

OP/EDはm.o.v.eが主に担当していてテンポ/リズム感が良く結構ハマります。バトル中の音楽が最高にいいですね。サントラお勧めしますが、運転中の視聴はスピードオーバーによる事故を招くかもしれないのでやめたほうがいいかも(笑)。

個人的神回:最終26話「新ダウンヒル伝説!」

投稿 : 2025/03/08
♥ : 20

79.9 19 天才アニメランキング19位
魔女の旅々(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (736)
2675人が棚に入れました
あるところに一人の旅人がいました。彼女の名はイレイナ。若くして魔法使いの最上位「魔女」となった才女です。幼いころに読んだ旅の物語に憧れて、流されるように気ままな長い旅を続けています。この広大な世界を自由に渡り歩き、わけのわからない可笑しな人や、誰かの美しい日常に触れながら、彼女は旅人として、これといった目的もなく、色々な国や人との出逢いを繰り返します。そして同じ数だけのーー「構わないでください。私、旅人なものですから。先を急がなければならないのです」そんな魔女イレイナが紡ぐ、出逢いと別れの物語…。

声優・キャラクター
本渡楓、花澤香菜、黒沢ともよ、日笠陽子
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

良い記悪い記普通の記

原作未読

これいいやつ(笑) 旅行記の根っこを掴んでます。…と思いきやリリースしてたりやや私が混乱気味。

中世風&魔法の世界での“旅”をテーマとしてます。『旅々』の名に恥じぬ“旅×2”しっかりロードムービーしてるなーという仕上がりっぷりだったと好意的に受け止めております。
その髪の色から“灰色”…じゃなかった“灰の魔女”と呼ばれるイレイナ(CV本渡楓)が文字通り世界を回る物語。1話オムニバスタイプ全12話。

たしか1話終了時点でイレイナのデザインと作画がいい感じと注目株扱いでした。もちろん美麗なグラフィックも牽引役のひとつ。それに加えて序盤にブーストがかかり楽しみながら完走した感じです。

■ブーストについて
{netabare}第3話です。AパートBパートで別の話かつ両方とも鬱々としたやつ。=視聴継続決定!

{netabare}花に取り込まれそうなお兄ぃを傍観してたのがすこぶるいい。{/netabare}だって旅の途中ですからね。手遅れだったのかもしれないしそうじゃないのかもしれない。
{netabare}Bパートでの村長息子が無邪気な善意をふりまくのもよい。{/netabare}
“地獄への道は善意で舗装されている”を地でゆくエピソードでした。

実際、貧困国を巡っていると下手に施しをする残酷さについて実地で体感できます。こっちは去っていく者ですからね。ガンジス川で死体が浮いてても気にならなくなってくるのと似てます。
おにぃは手遅れだったろうし、仮にそうでなくて一命を取り留めても花の毒に誘われ同じことに。なにしろ妹に会いたがってましたからね。今後も監視し続けていくことは去る者には不可能なことです。

奴隷のニノちゃん初登場時に服はだけてましたしね。村長は小児性愛者だったのかもしれません。また彼女は親に売られたのを知っているのかもしれません。
そこに幸せな親子の映像を見せるとは傷口に塩を塗る以上の残酷な話。あの村長息子が父に刃向かう覚悟でもあればワンチャンあるかもしれませんが…ないでしょうね。{/netabare}


順風満帆なら思い出作りとして終了。それはそれで。。。
あのポスターでも有名なチェ・ゲバラは学生時代に南米縦断の旅で貧困を目の当たりにし革命家に転じたそうです。
イレイナのもなんかしらNEXTの行動を促すような良き旅をしてるように思えます。

作品そのものも道中のちょっと心温まるお話でオムニバスを作っても一定の支持を得られたことでしょう。グリム童話のような啓発的なものもちらほら投入されたところにロードムービーのリアルを感じる意欲作ってところでしょうか。



※ネタバレ所感

■ニケの冒険譚

ニケと聞いて真っ先に思い浮かぶのが“サモトラケのニケ”。教科書にも載ってるヘレニズム時代の有名な大理石像です。スポーツメーカーNIKEの語源と言ったほうが通じるかしら? 勝利(VICTORY)の女神ということでギリシャ語だったかではヴィクトリアと呼ばれてたはず。

{netabare}『星屑の魔女』フラン(CV花澤香菜)、『夜闇の魔女』シーラ(CV日笠陽子)のお師匠さんのお名前がヴィクトリカ(CV伊藤静)ということでなんか関係してくるんでしょうか?{/netabare}


■おかんの小言と冷酒は後で効く

前述の通り。加えて一点。

{netabare}「ただし三つ約束してほしいことがあるの。一つ。危険な目に遭いそうなときは逃げること」
「二つ。自分が特別な人間だとは思わないこと。他の人と同じだということを忘れないでね」
「三つめ。いつか必ず帰ってきて私達に元気な顔を見せること。守れる?」

旅の本質を意外とついてるのでは?{/netabare}

{netabare}おそらく第9話のイレイナの涙って、自分を特別な人間だと思いかけてる節があったタイミングで発生しています。母の戒めから離れて引き起こした事態への悔恨も表れてる涙なのではないかと思います。{/netabare}


■紀行モノでこれはちょっと…

{netabare}1クールで主人公(旅する主体)がほぼ登場しない回があるのは良し悪しよね。旅の先々での出会いやイレイナの心の動きだけ追ってほしかったところ。ご長寿シリーズなら回想やキャラ回もありでしょうが短尺でぶちこむのはNGではないかと思う私です。指摘した回は師匠の師匠に繋がる重要な話ではあるのですよ。これは完全に好みですね。{/netabare}

それと{netabare}本渡さんが15役だったか16役やったのは蛇足。というより奇策。一人○役の“ギネスに挑戦”みたいなもんかしら。「アフレコ大変そう」とか「演じ分け凄い」とか話題さらったのかもしれませんが、物語に必要だったかは微妙。その各々ネーミングセンスと合わせてEDクレジットに本渡さんの名前がずらっと並ぶのは面白かったんですけどね。{/netabare}


全体としては好み。完走してから第1話を観ると感慨深いアニメでもありました。
旅とはいつか終わるもの。{netabare}ニケさんの正体を気づいてて気づかないふりしてたりする理由も含めて、{/netabare}終わった時に何を彼女は得られているのか大変興味があります。

2期ありそうな雰囲気あるしやらないかしら? お待ちしてます。



視聴時期:2020年10月~12月 リアタイ   

------


2020.12.20 初稿
2021.09.22 修正

投稿 : 2025/03/08
♥ : 62
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

スプリンター・リフトバック

原作GA文庫、C2C制作。

魔法が存在する中世世界を舞台とし、
その世界で旅する魔女イレイナが、
様々な場所や人を訪れるロードファンタジー。

お勧めし易い作品ではありますが、
気になるのはオムニバス形式となると、
情報量に制約があるアニメでは、
かなり上手くやらないと記憶に残りづらい。
私的には背景に大きな物語が欲しいです。

世界への冒険、探求、出会いと別れ、
多様な世界観を提示して欲しいと願います。

タイトルはゴダイゴの名曲から、
そよ風と光と希望に満ちた旅をしよう。

5話視聴追記。
寓意的な物語で現実を投影する。
冒険譚にはお手本のような設定ですが、
{netabare}主人公が物語の内にいるのか外にいるのか、
その距離感で印象が変わってくるのだ。
傍観者であることへの不満の声も多い。{/netabare}

最終話視聴追記。
期待していたほどではありませんが、
中盤以降の方が好印象を持ちました。
{netabare}イレイナの感情の動きがよくわかる。
これは旅の供がいると、
また違った感想が持てるかも知れません。{/netabare}
映像・音楽は最後まで美しいです。

寓意的な旅のアニメでしたら、
カイバやソマリも並べてお勧めします。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 60

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

絶世の美しい魔女とそうでない魔女と、あなたはどちらを選びますか?

綺麗で可愛いくて魔力がすごい魔女イレイナが、世界のいろんな場所を旅する物語です。

イレイナは確かに可愛くて美しい。そして強い魔力が魅力的です。
おそらく、多くの男性は、イレイナのような美女を恋人にしたいと願っているでしょう。…
でも、見終わった後、なぜか感動は残りません。
優しさも暖かさも残りませんでした。
それはイレイナが冷たいわけではないのですが、話の内容が…
それに、自分で自分のことを『美人』と呼ぶのはちょっと…避けたくなります。


同じ魔女でも、ふらいんぐうぃっちの木幡 真琴とは真逆の存在です。
木幡 真琴は綺麗でもなく、魔力はほとんど弱く、見ていて危なっかしい魔女です。
でも、真琴と一緒にいると、なぜだか心が安らぎます。
もし結婚するのならば、イレイナよりも木幡 真琴のほうが断然良いです。
ぜいたくな暮らしはできないけど、彼女とならば、お互いよぼよぼの爺さん婆さんになったとしても、いつも笑って幸せに過ごせると思います。


もし結婚するとしたら、あなたは、どちらの魔女を選びますか?

投稿 : 2025/03/08
♥ : 53

79.1 20 天才アニメランキング20位
お兄ちゃんはおしまい!(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (653)
2222人が棚に入れました
引きこもりのダメニートな緒山まひろは、ある日目覚めると“女の子”になっていた!? 鏡に映る美少女が自分だと分からず混乱するまひろのもとに、飛び級で大学に入学した天才科学者である妹・緒山みはりが現れ、飲み物に怪しげな薬を盛られていたことが判明する…! もう2年も外に出ないで いかがわしいゲーム三昧… たまには働いてもらわなきゃ! みはりによる“女の子になる薬”の経過観察として、突如女の子として暮らすことになったまひろにとって、トイレやお風呂、スカートやブラジャーなど“女の子の生活”は知らないことばかり…。 さらに、みはりの中学時代の同級生である穂月かえでやその妹・もみじ達とも知り合い、 まひろの日常はどんどん賑やかさを増していく。苦難の連続に、果たして“元”お兄ちゃんの運命やいかに…!?
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

灰色の青春もおしまい!

私はあまり好みじゃないけど、とても素晴らしい作品でした

美少女になってかわいい女子達と仲良く女子中学生生活を過ごしたいっていう夢を形にした癒し系ゆる百合コメディアニメ
ゆるふわ癒し系百合アニメで、引きこもりの成長物語なところもあっていろいろ楽しめます
可愛らしいふわっとしたキャラデザと温かみのある色使いとぬるぬる動く作画がとても良い
女の子達の日常を見るアニメだから話の面白さはないけど、最終回はとても良かったです!

ダメなところなんてないけど、女子同士の会話のやりとりとか私生活があまり女子っぽくないかな? 
みはりが女子女子したものにあまり興味ない設定にしたことで話は作りやすくなったかもだけど、性転換のテーマ性は薄くなったように思います
そこがちょっと残念で、せっかく性転換させるならもっと深く女子コミュや女の子の生活とのギャップに切り込んで欲しい

あと男が美少女になって生活する作品はいっぱいありそうだけど、女が美少年になる作品ってあまりなさそうだからそっちも見てみたいです
中身が女の美少年とか、女子にモテすぎてやばそう

【最終回】{netabare}
まひろがせっかく男に戻れそうなのに、もみじ達との絆を選んで女の子になる薬を飲む展開が良かったですよねー!

もみじ達は「まひろちゃん」の友達であって「まひろくん」の友達ではない、ウソからできた友達
薬を飲めば友達でいられる時間がのびる、でもいつかはどちらか選ばないといけない時がくる
男に戻っても引きこもってゲームするだけなら、女の子のまま友達と楽しく過ごしたほうが幸せなんじゃないの?って部外者だから思っちゃうけど、
ずっと男として生きてきたから、なかなか割り切れるものじゃないですよね

でも、まひろはもみじ達と一緒にいることを選びました
まひろはこのまま続けたら本当に心まで女の子になって戻れなくなっちゃうかもっていう恐怖はあったでしょう
でも薬を飲んだってことは、それだけみんなとの楽しい日々を失いたくないって気持ちが強かったんだと思う
魔法がとけたら終わりになる「嘘の関係」だとしても・・・

みはりはお兄ちゃんを女の子にしたいわけじゃないと思うので
2期があるなら男を捨てて女の子になる決断をするまひろちゃんと、男に戻って欲しいみはり・・・とかもあるかも?
{/netabare}

【体が女の子だからセーフ?そんなわけない】{netabare}
まひろは身体が女の子で、心もちょっとずつ女子っぽくなっていてもベースがエッチな本やゲームが好きな男性って思うと受け入れづらい
たぶん、身体が女子になったけど心は男のままな人と一緒にお風呂入れる女子はそんなにいないし、女子トイレで隣の個室に入るとかもっと無理でしょ
だってそれ、女の子の身体に男が憑依してるのと一緒ですよね?

完全に心も女の子になってしまったなら元男性でもいいと思うんだけど、男の気持ちが残ってるならお風呂も更衣室もお手洗いも別にしないと
生まれつき女の子の身体だけど、心は男性っていうなら気にする子あまりいないと思うけどね、似てるようで全然違うと思う
{/netabare}

【細かいこととかどうでもいいこと】{netabare}
にゃんさんが感想で書いていたけど、私も同じところが気になりました
3話でまひろがおかゆ作っているシーンではケガなんてしてないのに、直後の看病して疲れて寝てるシーンでは右手の指にたくさん絆創膏が・・・
いつの間にケガしたの?
後から人参かタマネギでも切って投入したんでしょうか?
右利きっぽいのに右手ケガするのも不思議 {/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 26
ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

・・・おもしろいというのも、かわいいというのもはばかられる・・・。

まいったな・・・いい歳したおっさんがこの作品を面白いと言ったり、かわいいと言ったりするのはとってもはばかられます・・・。


が、とてもおもしろかわいかったです。


全体的に、「幼い」に振り気味だったり、セクシャルなというか「女子の世界」的なものに踏み込んだ作品なのでこの点も・・・、



とっても、興味深かったのですが、やはり大手を振っては言いづらいw。


物語は荒唐無稽系ではありますが、シチュエーションをつくるための強いワンポイントとしては成立していたと思います。
曰く「引きこもりアニキを女子化」の一点突破。
これ以外に、グダグダ後付けすることなく、この一点のみの設定を基に1クールワチャワチャ系で突っ走った印象でした。


作画の評価は、先に述べたようにふわっとした感じの、少し「幼い」に振った感じでしたが、独特の色使いで効果的に雰囲気が醸し出されていました。


声優さんは、勢いがあって、個性的で可愛らしくなかなかによかったです。
どの登場キャラも特に違和感はありませんでした。
ワチャワチャ感も含めて、女子女子感満載でした。


音楽はOP/EDとも、作品コンセプトをガッツリ引き受けとても楽しく観ていました。
ちょっと、頭に残りそうなフレーズも楽しかったです。


キャラは元気でよかったです。
繰り返しになりますが、元気、勢い、かわいい、って感じでした。


ただ、おじさんとして気になったのは最終盤ですね。
{netabare} 薬が切れそうになり、男に戻るタイミングがあった時に・・・。
確かに、観ている分にはかわいく、楽しかったのは間違いないので名残惜しくはありました、また、女子化したことから始まった楽しい体験や楽しい人間関係を続けたいのは理解できたのですが・・・。
そこで、女子化の継続を選択してしまう兄とそれを許容してしまう妹に、ほんの少しだけもやもやしてしまいました。

本当に、それでいいのだろうか、と。
その仲良くなった女子友たちを裏切るというようにも取れるのではないか、と。
{/netabare}

まぁ、アニメにそこまで・・・と思いますし、フィクションはフィクション、ファンタジーはファンタジーな事は理解ているのですが、私も年を食っちゃいましたかね。


と、余計な事をいいつつも、本当に楽しく拝見したアニメでした。


「あのアニメ面白かったよねぇ」
「あれ、面白いよ」

とおススメすることは、オジサンにははばかられます><;。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 21
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

重層的で面白い優れた物語。それを支える隙の無い高度な技術。

 あまりの高水準過ぎる作画・美術でかえってストーリーの印象が記憶に残っていないので、初回から半年ほど経過した23年9月、再視聴しました。

 今回も作画に心を持っていかれそうになりましたが、なんとか頑張って内容を理解しました。

 男であること、優秀な妹に対する劣等感に潰されそうになっていた「兄」が「妹」になることで「がんばらなくていい」立場を手に入れたことで、心を取り戻して行く話です。こう書くと重く感じるし、そういう描写もところどころありますが、しかし、全体的にはライトで緩い感じで、面白かったです。
 逆に言えば、面白いTS日常系としての作りになっていますが、その根底から読み取れるものがある、浅いようで結構奥行がある話だったとも言えます。

 そして「女子になること」よりも「女子であること」を丁寧に描写していました。下着・ファッション・洗髪・洗顔・トイレ・生理・化粧・振舞などの生活習慣から始まり、友達との付き合い方・中学生男子を女子の立場から見る・バレンタイン・学校のルールと化粧など様々な視点を描いていました。
 その生々しいペルソナ作り・排泄としての女性のするべき事が、コミカルな描写であまり嫌悪感やエロを感じさせず、軽妙にエピソードに落とし込めていました。

 男性の目からは、しかしそれがリアルなのかどうかは分かりません。ただ、リアリティはあります。女性と同居していても男性であれば気が付かない、むしろ積極的に男性からは隠しているような部分が丁寧に拾えていた…のではないでしょうか。それすら想像するしかないのが男から見た女だと思います。

 原作者は男性だそうですが、脚本・シリーズ構成に女性を置いているので、エピソードは、多分男が女を知ると言う点で、ある程度信頼してもいいのではないかと思っています。
 また、EDのクレジットで、プロップデザインというのは多分小道具のデザインだと思いますが、これが8名ですか。つまり、女子のアイテムは相当作り込んだのではないかと思います。
 化粧品やアクセサリー、下着にはホックやタグまで丁寧に作画されていました。つまり、女性がこの辺はちゃんと入り込んでいる証拠だと思いますので。

 そして、この作品を支えていたのが作画技術です。ヌルヌルというのもありますが、立体感です。3DCGに手書き修正をしたんだと思いますが、止め絵の横移動だけでなく回転させる手間を惜しんでいません。また、回転にも耐えられる優れた技術・デザインでした。
 髪の毛を立体としてモデリングしているのを逆手にとって、表と裏の色合いを大胆に変える手法。
 構図が凝っていて、俯瞰・あおりを含めて難しい視点で人物を描いています。
 背景美術に常にフィルターというかエフェクト(ひし形、丸、4角・5角の星型等)をいれることで背景と人物をなじませる一方、人物が見やすく浮き上がって見えます。

 その技術の頂点がEDだと思います。目がクラクラするようなヌルヌル感と立体感はすごかったです。OPEDの歌詞はちゃんと作品の意味になっていましたし、隅々まで手を抜いてません。

 これらの結果、ヒロイン?にちゃんと感情移入ができるというか没入感がすごい作品だったと思います。2回目なのに12話、OPED含め隅々まで堪能できました。というか、1話見るのに行きつ戻りつして、40分くらいかけてしまいました。

 ということで、2回目視聴して作品の内容まで入り込むと、単純な日常系の面白さと、男子が見る女子の世界というドキドキ感あるいは未知の世界を覗き見た感動、そして、兄妹感のコンプレックスや男として生きる意味という重い部分がほんのりと含まれている重層性がある優れた作品だったと思います。

 男子を選択する未来がくるのだろうか?という部分が特に考えさせる部分です。

 それが普通に面白いのですから大したものです。評価は…オール5でいいかなあ。名作かと言われると、テーマ性の薄さがいいところではありますので秀作という感じです。ですが、隙が無い優れた作品だったと思います。

  


以下 23年3月に書いた1回目のレビューです。


{netabare}1話 異次元のハイスペックTS。京アニの後継者はここかな?

{netabare} 開始数分であまりの画面のハイスペックに引き込まれます。すごすぎるだろう、と思って会社確認したら「無職転生」のところです。2期つくらないで何やってんの?と思いましたが、ひょっとしたらCG技術の蓄積のための習作でしょうか?

 カメラ(視点)の移動(パン、クローズアップ)は最小限で、構図も単純、人物の動きも少ないなので、そう予算をかけているようには見えません。
 が、とにかく人物の作画と動きが綺麗です。人物の動きというか輪郭線の感じがMMD(ミクミクダンス)の高級版という感じなので、3DCGモデリングだと思うのですが、2Dアニメエフェクトのせいか非常にナチュラルなアニメ絵になっています。
 ぼっちざろっくのライブシーンがずっと続いているような感じといえばいいのでしょうか。

 EDの動きを見ればわかると思いますが、これは人間の原画マンだと無理…というか不自然です。一方でその不思議な動きがコミカルな演出になっているので、独特の効果を生み出しています。

 あと着替えの頻度が尋常じゃないです。何回着替えてるの?これどうやってるの?キャラデザすごすぎでしょう?

 それともう1点。失礼ながらあまり話題になっているとも言えない本作の原作を拾ってきて、アニメ作品に仕上げるのは京アニっぽいですね。このままいけば京アニの後継者はここかな?

 内容はTSもの微エロ日常系という感じです。話に展開があるかどうかは不明です。劣等感についての深掘りとか、男と女の間の葛藤とか気付きがあれば面白いですけど、あまり期待しないでおきます。
 1話目はちょっと画面がすごいというか面白過ぎて話に集中できてませんけど。 {/netabare}


11話と現状までの総評 特に前半の女子体験と覗き見感覚がいいです。

{netabare} 作画というより画面全体のアニメ表現としてのシンプルで伝統的な感じがするけど新しい感じが本当にすばらしい。技術に詳しくないですが、本作のアニメ表現の技術は各社マネをして今後の日常系にもっと取り入れて欲しいです。

 初め構図が単純だと思いましたが、じっくり見ると特に2話ですが、魚眼レンズ的歪みや人間が入り込めない視点から映すことで覗き見的メタ視点などを上手く使っていました。人体のパースのデフォルメも含めて非常に視点を意識しているのが印象的です。

 この作品、主人公がJCの世界を覗き見るような感じです。それを我々は覗き見る。この2重のピーピング感を作画で表現したのは素晴らしかったと思います。
 すずめを多用することで間というか雰囲気を感じさせる演出も面白かったです。パステル調の色彩感覚もいいですね。

 下着のタグとか小物とか非常に細かく作画されていましたが、このこだわりが将に「魂は細部に宿る」ですね。
 また、制服のデザインがスカート長めのちょっとダサイ感じなのもいいですね。リアリティがあります。

 前半は女子というものを体験するようなストーリー展開でした。下着、洗髪や髪の手入れ、生理、化粧に買い物などによって、男性からみた「女子の秘密」を疑似体験できました。この部分がTS設定と覗き見視点と合わさって、興味深く見ることができた要因だと思います。

 後半は友情・日常系で男子が女子の視点になった話になり、男子中学生の行動にも切り込んできました。前半ほどのインパクトはないですが、ちょっとコミカルな日常系という感じでそれなりに楽しめています。

 何度見てもOPEDは素晴らしい作画で特にEDの動きは本当に面白いです。 {/netabare}


 最終話まで。日本のアニメの方向性はこの作品のコンセプトでお願いします。

 作画が異次元なのはもちろんですが、キャラデザが本当に素晴らしかった。2次元と3次元モデルの間にある「不気味の谷」というか「可愛さの谷」を解消する一つの方向性が提示された気がします。

 アニメ・マンガがなぜ優れているのか。それは「可愛いさ」の「記号化」が非常に高度だったからです。美少女キャラと言いますがああいう人間が現実にいたところで不気味なだけです。
 手塚治虫的マンガ記号からあずまひでお的ロリキャラやあだち充的美少女表現を経て、アニメ絵としての完成度を高めついにCGアニメキャラの完成系の一つとしてここに到達したか…という感じです。

 最終話12分くらいのところの超作画もアニメ的可愛さを「磨き上げた」感じで技術の進化に感動すら覚えました。そう…最終は思いっきり技術で悪ふざけをした感じです。料理や背景も謎の湯気もすごかった。奥行きや構図も旧来の日常系では考えられない出来でした。

 そしてジェンダー論やフェミニズムを論じるよりも「女性であるとはどういうことか」を考える一つのきっかけになるテーマ性が内包されていることも良かったです。それが非常に薄ーく入っているので初めは面白くて、少したつと何かを考えさせる一粒で2度おいしい感じです。
 その薄さがエンタメにおいては大事で、視点やエピソードの面白さと深掘りできる奥行きが両立していました。

 欠点があるとすると、2つです。1つはもうちょっと女子の世界しかわからない生々しいエピソードがあるといいかなあと思いますが、ストレスレスを目指しているのでしょうか。そこはチューニングなのでやむを得ない気もします。
 それともう1つ。画面が凄すぎて話に集中できませんでした。おかげでなんど戻ったことか。

 ということで、正直「無職転生」よりも作画という点では驚きは大きかったです。そして話も面白いし、キャラはデザインはもちろんキララ的キャラ造形のチューニングも良かったと思います。

 名作ではありませんが、何かの転換点を感じる作品でした。

 なお音楽の評価はEDのアニメも含めてです。本当は作画に10点くらい入れたいです。 {/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 21

70.3 21 天才アニメランキング21位
地獄先生ぬ~べ~(TVアニメ動画)

1996年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (324)
1965人が棚に入れました
童守小学校に赴任してきた5年3組担任の鵺野鳴介(通称・ぬ~べ~)。
普段の彼は、ドジでおっちょこちょいなところはあるが、どこか憎めない愛すべき先生として生徒たちに親しまれている。
しかしぬ~べ~には、日本でただ一人の霊能力教師という、もう一つの顔があった。常に黒い手袋で覆われている彼の左手には、この世ならざる存在――悪霊や妖怪などに直接触れて、浄化することのできる最強の力「鬼の手」が封印されているのだ。その力は、かつてある生徒を救うため、わが身を賭して封じ込めた地獄の鬼のものだった。子供たちが〈闇の住人〉に襲われ、危機にさらされた時、ぬ~べ~必殺の「鬼の手」が闇を切り裂き、魔を祓う!

声優・キャラクター
置鮎龍太郎、藤田淑子、笠原留美、冨永みーな、根谷美智子、田中一成、浦和めぐみ、本多知恵子、白鳥由里、森川智之
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

※注.このレビューを読まないと「はたもんば」が襲ってきますよ(嘘)w

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
基本は、「鬼の手」という退魔の力をもつ先生「ぬ~べ~」が、迫り来る妖怪から生徒を守るという話。エピソードが実に多彩で、視聴者を飽きさせない。怖くて感動して笑えてエロくてほっこりして学べます。自分と同年代(30代前半)以上の方なら、かなり多くの人が知っているアニメ。数年前に(観てないけど)実写ドラマ化されたので、若い人も名前だけなら知ってるかも。

アニメか原作かと問われれば、原作の方が好きですが、原作付きアニメとしては、なかなかのクオリティです。昨今のリメイクブーム?に乗っかり、リメイクしてほしい作品の1つです。

また、OPの「バリバリ最強No.1」は、異色のアニソンとして有名です。他の方のレビューで、「サンシャイン池崎」とあり、的確すぎて笑っちゃいましたw 全く作風に合っていませんがw 凄く耳に残る名曲です。

また、EDは、B'zさんが歌う「ミエナイチカラ 〜 INVISIBLE ONE〜」。アニメにはもったいないくらいw 格好良い曲です♪ これってタイアップなんだけど、ちゃんとアニメの内容にもリンクしてる。意識して作ったのか、単なる偶然なのかは分かりませんが、(昔からEDは1回しか聴かない悪癖をもつ剣道部にしては珍しく)毎回でも聴きたくなる、チカラがある曲です。

ホントに、90年代のアニソンって好き♪ 曲だけでも聴いてほしいし、若い人には、アニメも是非観てほしい♪ 作画は流石に時代を感じさせるけど、当時としては綺麗だし、ストーリーとか、いつまで経っても色褪せないモノもあるので!

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
普段は3枚目な「ぬ~べ~」が、生徒のピンチには急に2枚目になる。そりゃ、モテるわw

ただのバトル漫画で終わらなかったのが、素晴らしさ。設定優先であり、ストーリーは後付けくさいけど、破綻してなくて凄い。ぬ~べ~が、ちゃんと先生として魅力的。1話完結で観やすい。デレたw後の、鬼の手とぬ~べ~の関係が好き。原作の方が怖かったりエグかったりする話は多い。

アニメにおいては、なんか、「ぬ~べ~が人面瘡に襲われて、学級の皆が助ける話」が印象に残ってます。流石に何話かとか細かいエピソードは忘れたけど、いつも助けられてばかり、問題を起こしてばかりだった五年三組の子供たちが、ぬ~べ~を助けるために力を合わせて頑張る姿は感動的でした。

あとは、アニメか原作か記憶が曖昧だけど、「かまいたち」「てけてけ」「はたもんば」「寄生虫」なんかが印象的。妖怪や悪霊たちは、たんに暴れる悪者じゃなくて、ちゃんと彼らなりの「暴れる理由」があって、大抵は人間(子供たち)の方に非があったりして、単なる勧善懲悪のストーリーじゃないところが好き。いつもいつも、妖怪や悪霊を退治して終わりってわけでもないしね。

あと、雪女が可愛いです♪ タブルヒロインでしたが、私は雪女一択っす♪
{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 30

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ドジで金欠なオカルト男は、鬼の手を持つ頼れる先生!!

90年代を代表するジャンプアニメの一つで、劇場版やOVAもたくさん出ている人気作『地獄先生ぬ~べ~』

劇場版で「ゲゲゲの鬼太郎」と抱き合わせ…こほん。オカルト・妖怪合わせで同時上映されていたようです。
近所の学校では夕方から夜にかけてお祭りがあって、毎年暗くなるとバックネットにスクリーンを張り、
子供向けの映画を放映していました。確かこれもあったはず。その時期だとデジモン、ポケモン、ワンピース
なんかもあった気がしますね。近くなので毎年行ってたのですが、子供たちがキャッキャと楽しそうでした^^

格好いい先生キャラクターは沢山いますが、そんな中でも彼を一番に挙げる方は多いんじゃないでしょうか。

主人公「鵺野鳴介」は霊能があるオカルトめいた変人で、事あるごとに生徒におごり金欠で苦しむ計画性のなさや
同僚の美人でセクシーなボディコン先生にメロメロだったり(学校にそんな風紀を乱す人が居るのは置いといて)
オッチョコチョイでだらしない所があったりと、生徒にも少し馬鹿にされながら友達感覚で親しまれています。

でもいざという時は危険を顧みず生徒たちの前に立ち勇敢に戦い、親身になりアドバイスをくれる、そんな先生。

原作からの変更点や放送時間に合わせた残酷描写やお色気シーンの軽減こそあるものの概ね原作順守でした。
原作より明るい雰囲気でギャグの量も多かったですね。メインのターゲット層が小学生だったのが大きいかな。


原作の妖怪や表現は怖かったですね~

七人ミサキ、海難坊子、逆さ学校、怪人A、ハタモンバ、人喰いモナリザ、てけてけ、メリーさん、疫病神、
赤いちゃんちゃんこ、くだん、死神、寄生虫、麒麟、木登り幽霊、枕返し、口裂け女、千鬼姫、などなど…。

鬼の手にまつわる話がかなりシリアスなのですが、全48話+SPで終わりなので、OVAや劇場版で補完します。
放送では無いですが鬼の兄妹が出てくる話など、原作でも人気が高いキャラにまつわるエピソードがあり、
テレビ放送の佳境にあたる話や要所要所で雪女の「ゆきめ」は大活躍でした。流石メインヒロイン(笑)

他にも人気が高い「玉藻京介」や「葉月いずな」が目立つものの、この作品の凄いところは通常回である
“生徒のお悩み解決回”が秀逸だということ。実は印象に残るエピソードはほとんどこっちだったりします。
レギュラーキャラである5人の小学生含め、生徒たちは魅力的な子ばかり。私は美樹より郷子がエロいと思う。

好きなヒロインはアニメ第31話「誰にも言えない目玉の恐怖!!天才バイオリニストの大罪」の篠崎愛ちゃん!!

んっ? 篠崎愛!? はぇ~…こんな名前だったっけ。確かに「あいちゃん」って言ってた気がするのだ~。


『地獄先生ぬ~べ~』は今でも生徒の世代になり続編が続いているので(スピンオフ『霊媒師いずな』も)
懐かしい方は記憶を呼び覚まして『地獄先生ぬ~べ~NEO』まで追いかけるのもオツなんじゃないでしょうか。

.
.
.
.
.


この世には、

目には見えない
闇の住人達がいる。

奴らは時として牙をむき、
 君達を襲ってくる。

彼は、そんな奴らから
 君達を守る為、
地獄の底からやって来た、

―正義の使者―


…なのかもしれない。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 24

★☆零華☆★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ぬ~べ~みたいな先生が先生だったら良かったなぁ~

妖怪、心霊、都市伝説、怪談、教育、博学、ラブコメディ、お色気
ありとあらゆる要素を取り入れ、老若男女に支持を得た
週刊少年ジャンプのレジェンド作品


地獄先生ぬ~べ~のアニメですが、これも最後までアニメでは描いていません。
原作ありきの作品の宿命ですね。
ですが、アニメも当時のアニメとしては大変良い出来に仕上がっていると思います。


原作とアニメの相違点としては、いくつかあるのですが、目立つ変更点だけ挙げますと

白衣観音経(実際にある経文)がTVだと放送できないということで
アニメオリジナルの経文(宇宙天地 與我力量から始まるやつです)になっています。

また『てけてけの怪』など、オンエアできない程の内容のお話は、基本アニメ化されていません。
てけてけは下半身を轢断とかされた少女のお話なので......
多少のフィクションは混ぜているとは思いますが、実際にあったお話でもあるそうです。

あとは、原作だと妖怪や幽霊のグロい見た目(内臓飛び出していたり)なのが、緩和されたりとかですかね。


私はコミックス全巻(NEOも含む)持っているのですが
メリーさんのお話とかアニメでやったらヤヴァかっただろうなと思います。アニメで観たかったです。


そして地獄先生ぬ~べ~は教育の面でも、とても素晴らしいと私は感じました。
立野広と母親のお話など、泣けるお話(親子の愛の大切さ)
いけないこと、大切なこと(当たり前のことですが、忘れがちなこと)
博学も凄いので、知識を沢山得られるところ。
小さいお子さんがいる方には、ぜひ観せてあげて欲しい作品です。


妖怪、心霊、都市伝説、怪談などが大好物な
私みたいな人にはお勧めできる作品です(๑´ڡ`๑)
あと変態さんも好きそうなのでお勧め。笑

投稿 : 2025/03/08
♥ : 23

85.4 22 天才アニメランキング22位
かげきしょうじょ!!(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (511)
1508人が棚に入れました
未来のスターを目指し、輝く舞台へ情熱をそそぐ歌劇少女たちの〈青春スポ根ストーリー〉!!大正時代に創設され、未婚の女性だけで作り上げる美しく華やかな舞台で世代を超えて人々の心を魅了する「紅華歌劇団」。その人材を育成する「紅華歌劇音楽学校」に、高い倍率をくぐり抜け入学してきた第100期生たち。“オスカル様"に憧れる、178cmの長身を持った天真爛漫な少女、渡辺さらさ。夢も友達も、すべてに無関心な元・国民的アイドル、奈良田 愛。何もかもがバラバラな彼女たちの、希望と葛藤に満ちた音楽学校生活が今、幕を開ける──!!
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

懸命に頑張る歌劇少女たちの群像劇

未婚女性のみの劇団員を育成する「紅華歌劇音楽学校」での少女たちの奮闘努力を描いた物語です。
主人公だけでなく多くの人たちの喜び・悲しみ・成長を描いています。


渡辺 さらさ(わたなべ さらさ)は紅華歌劇音楽学校の100期生。
彼女は幼い頃に歌舞伎役者を目指していました。
でも歌舞伎役者には男しかなれません。
だがら彼女の今の夢は、紅華歌劇団でオスカルの役を演じること。
それは言い換えれば、紅華歌劇団でトップを掴みとることを意味しています。

奈良田 愛(ならた あい)は、さらさと同じ部屋で同学年の少女。
彼女は国民的アイドルグループのメンバーでしたが、ファンに暴言を吐いたためアイドルグループを脱退しました。彼女は過去のトラウマで男性恐怖症だったのです。

さらさは178cmの長身で力持ちですが、誰にでも笑顔を振りまく明るい少女。
彼女の無垢な笑顔は、まるで天使のように可愛いです。

愛は多くの男性が振り向くほどの美女ですが、笑顔をつくることができない冷めた少女。

この対照的な二人が、物語前半の主人公です。
そして後半は…


オープニングは、sajiが歌う「星のオーケストラ」元気が出る歌です。


エンディングは『星の旅人』。さらさと愛が歌っています。
とても迫力がある美しい歌です。
このエンディング、注意して聞いていると、いろんな人たちが歌詞を変えて歌っています。

第四幕、第十幕のエンディングは 杉本紗和と山田彩子が歌う「シナヤカナミライ」でした。

第五幕のエンディングは 山田彩子が歌う「My Sunset」です。{netabare}

第五幕は、山田彩子が主人公
美しいソプラノの歌声を持つ彼女は無理な減量により心と体を壊してしまいます。
そんな時に懸命に励ましてくれたのが小野寺先生。
小野寺先生の愛情ある指導に、けっこう胸が熱くなりました。

どんなにつらくとも、やめてしまったらそれで終わりです。
あきらめなければいつか歌劇団の大階段の真ん中で歌い、誰よりも真っ先に拍手をもらう日が来るかもしれない。
小野寺先生のおかげで立ち直った山田彩子は、その可能性を信じて頑張ります。{/netabare}

第八幕のエンディングは 星野薫が歌う「薔薇と私」です。{netabare}
 
第八話は星野薫が主人公ですが、彼女は頑張り屋さんです。

薫は、母親も祖母も有名女優。
いつも母親や祖母と比べられますが、薫にはそのような才能はありません。
でも彼女は歌劇が大好き。だから頑張れます。何度つまづいても頑張ります。
彼女のそのひたむきな生き方は、ある男性を立ち直らせることができました。
それは、ささやかな出来事ですが、とても素敵な出来事でした。{/netabare}

第九幕のエンディングは 沢田千夏と沢田千秋が歌う「薔薇と私」でした。{netabare}

第九幕は、千夏と千秋の双子姉妹が主人公です。
二人は何をするにも一緒。とても仲良しです。
でも同じ役を希望しても、役は一つしかありません。
ジュリエット役をやった千秋が憧れの野原ミレイと楽しそうに話しているのを嫉妬した千夏は、いつの間にか冷たい態度をとるようになります。そして思わぬ事件が起きます。
二人は、初めてケンカをします。
でも、離れ離れになると、やはりお互いが愛しくなります。二人はやはり仲良しです。

今回は、さらさが名フォローを何度もしてくれます。さらさがいると明るくなりますね!{/netabare}

第十二幕のエンディングも、杉本紗和と山田彩子が歌う「シナヤカナミライ」です。{netabare}

第十二幕でオーディション前に自信のない彩子を励ました紗和の言葉には、力強い説得力と優しさが感じられました。

男性と付き合った経験のないジュリエット役の彩子に対して、自分も人を殺した経験などないがティボルト役をすると言い放ち、未経験という点では同じだと安心させます。
さらに、失敗することを恐れていると必ず失敗する。そして、人よりうまくやろうと思っても失敗する。だから、今、自分にできることを精一杯しなさいと励まします。さらに、彩子は可愛いと誉めちぎり、自信を持たせるのです。

紗和に励まされた彩子は、見違えるほどのびのびと演技します。
勝ち抜くためには、ダメもとでもアピールしなければ始まらない。
彩子は自分にそう言い聞かせ、見事に役を演じ切りました。{/netabare}

第十三幕のエンディンは…、まさかのsajiが歌う「星のオーケストラ」でした。{netabare}

第十三幕では、さらさが活躍しますが、私はこの幕の主人公は杉本紗和だと思います。
紗和は、予科生の委員長。入試ではトップ合格したほどの実力の持ち主です。
品行方正で非の打ちどころが全くないのですが、紙一重の差で、さらさにティボルト役をとられてしまいます。
くやしい。泣きたいほど悔しいはずです。でも、彼女は泣きません。
さらさに嫉妬することもありません。それどころか、役に選ばれたさらさや彩子に対してケチをつける人たちから彩子やさらさを守ります。
紗和は、本当に心の清らかな人でした。

それでも紗和は、破天荒なさらさがうらやましいと感じます。
でも、紗和はさらさにのような性格になることはできません。
そんなときに、本科生委員長の竹井朋美(たけい ともみ)から悩みを見透かされ、そして励まされるのです。
「努力に裏打ちされた実力は、決して自分を裏切らない」
紗和は朋美の言葉により、自信を取り戻します。そして新たな目標を見つけるのです。{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 69
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

そうだ!We're ALIVE

PINE JAM制作。

未婚女性のみで構成された紅華歌劇団。
育成を目的とした紅華歌劇音楽学校では、
毎年難関を突破した女学生が入学してくる。
輝く舞台に情熱をそそぐ少女たちの青春群像劇。

まさか少女漫画から、お勧めとは。
ちはやふるを観ているような印象で楽しい。
まだまだ舞台、環境の紹介にすぎませんが、
中心となる少女2人から嫌味を感じない。

脇役の方が声優に力がある!?
なにやらドラマがありそうな予感。
スポ根とあるからには波乱もあるのでしょうが、
そこは努力、未来、ビューティフルスター!である。

天真爛漫なさらさに期待しています。

8話視聴追記。
星野薫の夏、思い出の中のバス停、
彼女は似た境遇である1人の少年と出会う。
眩しいだけではない青春の尊さを伝える、
とても美しいエピソードである。
{netabare}心を開いた少年とも覚悟の大きさが違う。
薫は自分を鼓舞し、迷いや未練を断ち切った。{/netabare}
少年もまた成長を遂げたみたいだ。
彼は言葉ではなく行動で示したのだから。

最終話視聴追記。
芝居の善し悪しがまだ掴めないが、
{netabare}ジュリエット対決、その結果が良かった。{/netabare}
物語としてはこれで良いのでしょう。

今後に楽しみな作品が生まれました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 62

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

食わず嫌いを反省中

<2021/9/29 追記>
最終話見ました。
「萌。その一言で腑に落ちる」
確かにそれはわかるー 笑。

例えば「腐女子のつづ井さん」読んで学んだのですが。
女性はもしかしたら男性以上に萌えに飢えてんじゃないか

その対象が
・男性アイドルならジャニーズとか
・王道の少女漫画とか
・ヒーローなら仮面ライダー俳優とか
・舞台なら2.5次元とか
・BのLとか
・アニメなら・・・たくさんありすぎてわけわからん 笑
・そして「ヅカ」

それらは全てリビドーの根本を辿ると同じ気はするんですよね
(同じにするな!と怒る声が今にも聞こえてきそう 笑)
とりあえず、その欲望は男より広く深いと思う。

という考察は置いといて。

本作は素晴らしい。

「一つ一つに真摯」

これに尽きます。

<2021/8/16 初投稿>
原作未読
6話まで見ました
評点は中間評価です

本作、事前の評判が良いことは聞いていたものの、1話をちょっと眺めたら宝塚
そちらの世界には全く興味なかったので脱落したのですが

予想以上にあにこれで評判が良い

都合よくATXで見逃しキャッチアップ用の再放送があったのと
最近の新型コロナ感染再々々々拡大で家にいる時間もさらに増えたこともあり
見てみましたよ

やー面白い!
面白くてびっくりしました。

正直いうと、やはり少女漫画全開の世界はやはり居心地悪く感じます
でもそんな気分を吹き飛ばすようなパワーを物語に感じます
エピソード一つ一つは王道な展開だけど王道は大事。
腕と才能がある人がしっかり王道を描ききるとすごい作品が生まれることありますし

キャラもいいですね
群像劇のように沢山出てきますが、人の顔覚えるの苦手な自分でもすぐ覚えられた
これはキャラ作りが上手いことの証。

というわけで、ただ今、自分の食わず嫌いを反省中です。。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 57

68.7 23 天才アニメランキング23位
16bitセンセーション ANOTHER LAYER(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (204)
558人が棚に入れました
原作となる「16bitセンセーション」は、みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)と若木民喜(漫画家)によってコミックマーケット96にて頒布された同人誌。1990年代の秋葉原を舞台に、美少女ゲーム制作の現場と、それを取り巻く世間のカルチャー・ムーヴメントの移り変わりを、主人公の上原メイ子を軸としたキャラクターたちの物語に絡めて描いて話題を呼んだ。
2022年12月のコミックマーケット101にて解禁となった「16bitセンセーション」のテレビアニメ化。タイトルが『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』であることが発表となりました。本作のストーリーは、原作者の若木民喜先生も参加したアニメ版完全オリジナルストーリーで描かれる。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

守りたい大事な文化、防ぎたい超音波

美少女ゲームもPCもよくわからないので的外れなこと言ってたらごめんなさい
専門用語多くて何言ってるのか分かんないこと多いけど、知らない言葉はスルーしても特に問題なかったです、面白かった!

主人公の女の子は声が高くてテンション高めに独特なしゃべり方で専門用語連発してるので苦手な人多そうだし、熱く語っているシーンなんてほぼ超音波、思わず音量下げちゃうくらいうるさかった

美少女ゲームオタクの女の子が昔にタイムリープして「私が考えた最強の美少女ゲーム」を作る話
原作者はアクアプラスというゲーム製作会社の人みたいなので裏側をよく知っている人ですね
当時のことは分からないけど、雰囲気を再現しようとこだわっている感じはしたので、昔のゲーム製作や90年代の東京がどんな感じだったのかちょっとわかって興味深いです

シナリオはタイムリープものにありがちな、そうはならないでしょってことが多いですが、先の展開をにおわせる伏線がいくつかあるので雑な感じはしないし
一番伝えたいことを印象深く伝えるためにわざと無理のある展開にしたのかなって気がしました

日本のアニメ業界が危ういのはアニメ好きの皆様は知っていると思いますが、ゲーム業界も西洋や中国と比べて日本のゲームは予算が全然ないそうですし、米マイクロソフトが任天堂を買収する計画もあったそうです
日本の大事なアニメ・ゲーム文化、守りたいですね

投稿 : 2025/03/08
♥ : 23
ネタバレ

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

エ○に一切頼らない”正統派SFお仕事アニメ”でした!。

原作同人誌?未読です。

>2話まで視聴して
当時の美少女ゲーム?をプレイしたことはほとんどありませんが
古のパソコン、いやマイコン?と言われていた時代に触れてきた身としては
やはり本作に対する好奇心に逆らうことなどできませんw。

自分が触れてきたマイコンは
自宅ではシャープのMZ1200とか富士通のFM-7とかです。
小学校時代には、学校近くの文房具屋さんに展示してあったMZ700やX1などを
自由勝手に雑誌に載っていたBASIC PROGRAMなどを打ち込んでテープに保存させてもらってたのを
許容してくださっていたなど、今思えば寛大すぎた文房具屋さんに今更ながらこの場でお礼をば。
中学時代の友達の家でPC6001mk2を一緒に遊ばせてもらったり(スターアーサー伝説とか)
高校時代の友達の家でPC98で三国志に共にハマったりとかも、今となってはいい思い出です^^。
高校時代の修学旅行で東京行った際は
自由行動の時間に秋葉原に行ってMSX2買ったような黒歴史もアリ。←家帰ってからちょっと後悔したw。

今と違ってネット環境なども皆無だったので
ソフト1本買うのも、遠く離れたショップに行って見つかればラッキー程度だったなあ・・。

それも最初はカセットテープ!!。
「ピー!ガラガラ~♪」って音を、何分も聞かされてやっとデータが読み込める世界。。
当時、流行っていたラジカセのダブルカセットで試しにダ○ングしてみたら・・
あら、なんと○み込めてしまうじゃないですか!・・といった発見もあったなあ。

知識を得るための雑誌は
マイコンBASIC MAGAZINEにはじまり、テクノポリスとかホビーっぽい雑誌が出たり
もうちょっと詳しそうなのはI/Oとかもあったけど自分には難解だったかな><。

美少女CG?とかも、雑誌読者の投稿がテクノポリスとかに掲載されていて
ナウシカとかが掲載された時には、頑張って、ドットの座標を1つ1つ根気よく打ち込んだ思い出。
現代なら、ネットで一瞬でデータ読み込めてコピーできるのにね。

でも、1つ1つになんか味があったような気がします。

限られた機能、色数とかもそうですが
その中で工夫されたものって、なんかめちゃくちゃ満足感満たしてくれた記憶があります。


本作は「ANOTHER LAYER」と標榜されているとおり
原作同人誌とはまた違ったオリジナル要素が追加されているのですね。
まさか主人公までもがそうだったと、まとめサイト様で知らされた時は驚きました!。

いやいや、アニメ化でどんどん攻めていってほしいですね♪。


自分はPC-98(DOS)は、実機持ってなかったので、まったく思い入れもないし詳しくもないのですが
起動音は、間違いなく高校時代に友達の家で何度も聴いた音そのものでした♪。

会社でみんなで夜寝る時に、紐をひっぱって電球を消す際の「カチカチ」って音と動作が
とにかく懐かしかったですね~。ついでに蚊帳とか関係ないものまで目に浮かんできてしまいましたw。
電気消すシーンは、なつかしの薬師丸ひろ子さん主演の映画のワンシーンも思い出してしまいましたw。


堀江さんのいる会社。いいですね~♪。
なんて癒される環境なのでしょうか!。うちの職場にも堀江さんいてくれたら・・^^。

自分のパソコン変遷に戻りますが
大学時代は、他県に行ってたのでパソコンとかは全く持ってない4年間でした。
ただ、ゲーム機は好きでいろいろ手を出していたのですが
ドリームキャストで初めてネットデビューしました。
キーボードも繋いで、GEO CITIESでHP作ってみたりを初めて経験しました^^。

そこでネット環境の素晴らしさを知り
大学卒業後に実家に帰ったら、すぐさまパソコン買いました。
以後、ずっとパソコンとネット環境なしでは生きていけないレベルになってしまっていますね。

本作を観ることで、いろいろ自分自身の懐かしい記憶を呼び覚まさせられるとともに
本作の今後の動向も気になって仕方ありません^^。


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>3話まで視聴して
作中でも言われてましたが、主人公の前向きさ加減が最高ですね!。

1話~3話を何回か再視聴してみましたが
主人公の声優さんによるものが、非常~に大きいと思います♪。

古賀葵さんって今まで全く知らなかったのですが
wiki調べてみたら、ゾンビランドサガの万梨阿だったのですね。しっかり印象に残っています^^。
かぐや様は告らせたいは、チラ観断念してたので、これを機に改めて再チャレンジしてみたいです。


はい。実は本作、熱血アニメ作品だったのですね!!。
それも実質オリジナル作品^^。
+お仕事アニメ+タイムリープの融合も素晴らしい!。


原作の同人誌って、もう入手する方法ないのかな~?。
商用に1巻、2巻は販売されているようですね。
電子版試し読みしてみたら、もう面白すぎる。あとで即買い予定です。

こっちはアニメの主人公がいないお話で、少し寂しい感もあるけど
主人公がタイムリープしてこない世界?・・としても興味津々ですね♪。

今更ですが、アニメ本編で堀江さんが「うぐぅ」とかしゃべるシーンとか無理かなあ?。


2話だけにとどまらず、3話もラストの引きもすさまじく強かったですね!。
タイムパラドックスのおそれ・・?。
3話冒頭の、黒幕っぽい未来人?・・とかも、どう絡んでくるか楽しみ~。

でも、よくよく考えてみたら
1992年や1996年の、守君以下アルコールソフトのスタッフのみなさん
・・もし、2023年で出会ったらと考えると。
・・+約30歳ですか・・。。

出会う展開になるのか否か・・。
コワいけど、観てみたくもある・・w。


3話で○君が、パソコンの○○のことを出題して
「パソコンの仕組みを何も知らないくせに使って」
みたいなセリフに、一瞬、納得させられそうになってしまいましたが
実世界では、仕組み知らずに使ってるものだらけですよね・・w。
電子レンジしかり、自動車しかり、スマホしかり、ほぼすべての生活家電・機械類
全部そうですよねww。


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>4話まで視聴して
4話もラストの引きが最高でした!!(絶賛)。
これは1話ラストと対になってるのかな?。
1話ラストでは実在してそこにあったものが、2話ラストでは○○○。
自分の体の○で○が○えてしまう喪失感・・ってとてつもないと思う;;。

4年前はいつの間にかいなくなってしまった・・
ってだけでも、喪失感大きかったはずなのに
今回は○がタ○ムト○ベラーだとわかってた上でも
今度またいつ会えるかなんて、知るすべもなし・・ですよね><。

わーーーーー

もう毎週待ちきれません!!。

個人的には、既にほぼ神アニメの領域です♪。

OPのしょこたんの歌もいいですね~。
なんか一見、無機質な感じだけど味がある。
ED曲も惹きこまれる。

★の評価MAXまで上昇しました。


そうそう。先日コミックス1巻2巻買いました~^^。
こっちは、あの人が主人公なのですね!!。
コノハのいない世界線なので、寂しさも感じてしまいますが
でもやっぱ惹き込まれる作品です。


今日、公式特別番組「16bit TV in 秋葉原 ~進め!電波少女~」
https://www.youtube.com/watch?v=wMq9u66pzfM
を視聴して、さらに本作が好きになりました♪。
原作にオリジナルキャラ主人公を加え、エンタメ要素をプラスした。
って、おっしゃっていましたが、もうその選択は最高の出来につながっていると確信します!。
セリフのアクセントも、時代によるアクセントの変化まで意識されてたのですね!!。
この特番はぜひともまた企画してほしいです。


ネットのまとめサイト様等でいろんな方々の感想を見させてもらってますが
山田冬夜、コノハの○○説。
ああ~、たしかに年齢逆算してみたら、あってもおかしくない。
でも、相手は?。あっ。

原作、まだ2巻の半分手前までしか読めてないので
原作でどういう立ち位置でどんなキャラなのか知らないんですよね~。

でも、次のタイムリープまでの数年間?の間に
何か事がおこりそうな予感も、なきにしもあらずw(妄想)。

特番でも〇君の演技の幅の広さが求められたことに言及されてるんですよね。
これって〇〇歳になった〇君ってこと!??。


でも、その仮定を肯定するためには
コノハの両親の情報が必要ですよね。
どっかで描かれてたかなあ・・・。記憶なし。
さすがに自分の両親の名前は把握してると考えるのが通常だけど
そうじゃないなにか訳アリ設定されている可能性も・・。

いろいろ想像させてくれるのが楽しいですよね。


本作は、一応エロゲ制作のお仕事タイムリープ作品だと思われますが
あからさまなエロ表現は、いまのところほとんど除外されていて
あくまで美少女が描かれていることに重きをおいてくれているので
視聴中に急に家族にみつかったとしても、何の問題もない作品と思われます^^(安心安全)。


そういえば何話だったかで「お絵描き掲示板」に触れられてましたよね。
自分も一時期、よく「お絵描き掲示板」に投稿される作品をチェックし
気に入った作品は、印刷してファイルしたりもしてました。
ドットの数等、限られた条件で、主にマウスで描かれた作品が多かったと思いますが
非常に味わい深い作品にたくさん出会えて幸せだった記憶が残っています。


あと、4話でひっかかったネタはPC98による、音声合成ですね。
自分が初めて衝撃を受けたのは
友達の家で、PC6001mから発せられた、合成音声でした!!!。

もう、それはそれは衝撃でしたww。

後に、現代に至ってはVocaloidシリーズが台頭してくるわけですが
かつてニコ動で出会った、1本の動画が、自分の中でのVocaloidの元祖・始祖だと確信しています!。

「PC-6601が歌うタイニーゼビウス」
https://www.nicovideo.jp/watch/sm1254646
気が向いたら視聴してみてください♪。


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>5話まで視聴して
今更ですが、古賀葵さんってヘブバンのおタマさんだったのですね^^。
どおりで無意識的に耳馴染みあったのかな?。
ヘブバンのおタマさん、個人的にゲーム内での使用頻度あまり高くなかったですが
オタクセリフは大好きだし、今後使用頻度上げたくなってきたかも♪。


コノハがスマホで調べてるページ、なんか見覚えがw。
実在してますね!、コレ。


「逃走犯」・・ついこのあいだまで別キャラのことを指してたのにw。こういう対も好き。
そういえば、1話だったかで「刑事」ってセリフ聴いて
てっきり横文字でcage?とかって単語があるのかと想像してたけど「刑事」そのまんまだったのね。


あ、コミックスで出てきてたキャラ達が、ここにきて一斉に登場しましたね!。
エンドロールで真っ先に目がいったのが、かおす先生で歓喜♪。
でも、あばばば演技が見られる機会は全くなさそうなので残念。

そういえば、堀江さんと川澄さんってTo HeartやKanonで共演されてたのですね。
どっちもアニメ版・ゲーム版ともに、ほぼ未見・未プレイなので、これを機会に少し始めています。


コンシューマーかあ。
いつのまにかこの言葉も一般化したのかな?。wiki確認してみると
”消費者(コンシューマー)である個人や一般家庭が直接購入(BtoC)するという意味で名付けられた和製英語”
BtoCって、「Business to Customer」と思ってたけど「Business to Consumer」でもあるんだね。

そもそもパソコン自体が結構ニッチで高価な趣味だった時代に
パソコン限定で販売されるソフトより、家庭用ゲームでも遊べるソフトにした方が
対応プラットフォーム増やせば、最終的に売れる本数は増えるし、会社の認知度もあがるよね。

自分も、小さかった頃はパソコン雑誌観て、アダルトゲームソフトの存在は知ってても
価格や年齢制限等で、実際に買うまでは至らなかったし
現実的に遊び始めたのは、セガサターンに移植されたソフトが多かったかな?。

個人的にシナリオ込みで評価高いのは
「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」(サターン版です!。最近発売されたリメイク版は・・)
「EVE BURST ERROR」。この2本はハズせません。

好きになったアニメが、実はエロゲ原作だったと知ってビックリさせられること、多々ありますよね。
やっぱシナリオがよければ、メディアが何であれ成功しやすいのでしょうか。


○君とコノハの関係いいですね。
なんかシュタゲの某2人の関係思い出します。どの世界線にいても・・。

・・ただ、本作では別々の年代を生きている2人が、最終的にどんな関係に行きつくのか。
もしくは、そもそも別設定があって、実は同じ年代を生きていた・・とか
もしくは、コノハ自体が、現代よりずっと未来から送り込まれた○○だった・・とかも妄想。


今回ラストの「コギャル」

・・・。

コノハによる改変フラグ??。


※18禁余談:
 某感想まとめサイト様見てたら、コノハちゃんがゴミ出しの時に歌ってた曲情報が・・w

     {netabare}「メイドさんロックンロール」♪ という曲のようです。
    https://www.nicovideo.jp/watch/sm1573129 {/netabare}
 
 
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>6話まで視聴して
ぐぬぬコノちゃん、かわいい^^。

コンシューマー移植からのアニメ化コンボ!。
これは舞い上がってしまうのも致し方ないよね・・。

自販機前の小学生・・
自力で定規使うっしょww。

冬夜さん再登場!。
あ、コミックス2巻で見たキャラ(性格)入ってたw。

コギャルでの偵察シーン。
BGMの不穏なメロディー
あれ?。これってけいおん!で聴いたことあるBGM??。
「かわいい陰謀」♪。

今回Cパート、力入ってましたね~♪。
オリジナルアニメ作品?の力の入ったCパート、大好物です!!。

コノちゃんの絶対的原動力感っ!!。最高です!!。
アツいっす!!(誉め言葉)。
 
 
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>7話まで視聴して
視聴1回目は、もう待ちきれずに深夜のリアルタイム放送視聴しました!。
24時台の放送であればギリ視聴可能ですね^^。

序盤でコノちゃんが凹んだ自分を鼓舞するために取り出したスマホ・・。
音楽をかけるとのことでしたが・・

ま・さ・か・の・・がっつり「コネクト♪」(by ClariS) ????!w

え??、こんなこと実現可能なの??w。

驚愕と同時に、脳裏にかけめぐるほむほむの泣き顔・・><。

うわあ~。スゴいな。
これってエロゲつながりじゃなくって、単なる美少女モノ繋がり??。

でも、まさかこれから何回も何回もループする鎖に繋がれる未来を示唆しているの????。

  【MAD】コネクト full (Ver-irony)【魔法少女まどか☆マギカ】
      https://www.nicovideo.jp/watch/sm14264720

いや~、圧倒的な楽曲の存在感にシビれまくりました!!。

特定の視聴者層のココロには刺さりまくるでしょう、コレ!!。

そこからすぐにOPに入っても、負けないOPにも拍手です♪。
もう世界観が出来上がりつつありますね。

コノハちゃんのみならず特定の視聴者層のココロはガッツリ胸アツに仕上がりました^^。


コノハちゃん、口下手かわいい。

タブレットの絵におどろく社員さんたちですが
タブレットのテクノロジーにツッコミなしなのナゼ?w。

守君、いろいろ凄すぎww。
ちょっと能力値がチート気味?♪。

かおさんのあの質問、いい質問ですね。


で、病室のシーンあたりから
なんか急激に作画の不安が一気に加速wwww。

大事な作中ヒロイン作画とかは力入ってますが

リアルな会社内の人たちの描写が
なんかモブ的な省エネ作画というか・・


じゅげむ・・・って、意味調べてみたけどよくわからなかった・・・orz。


ラスト手前・・。
守君もついに巻き込まれてしまったのですね・・。(高評価)

「午後の天使たち」?「天使たちの午後」??
数話前から急に明らかになった、例の中古ショップのおばあちゃんからの託されモノ。

なんかこの1本だけ、他よりずっと古くて違和感しかなかったけど
ここにきてこういう使われ方するの・・

控えめにいって最高~ですわ!!。


本作、1クールでおわらせちゃっていい作品ですか?。
否!否!否!。

2クールでも3クールでも、続けてくれたら最高なのに。。
 
 
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>8話まで視聴して
冒頭の古時計?。脳裏でYU-NOのネタバレOP映像がオーバーラップ。

PC用のカセットテープレコーダー!!。
まさか現代のアニメ作品で観れる日がくるとは。。


守君の行動範囲、限定的すぎてなんか親近感^^。
やっぱ守君が状況確認する際の確信要素はアレなんですね♪(知ってた)。


テグザー!!。FM7版を当時購入してました。
たしかスティック型のコントローラーを本ゲームのために初めて買った記憶がうっすら。。

倉庫番?。気にはなってたけど当時購入スルーしてました。

ハイドライド!!。FM7版を当時友達が購入し、一緒に遊ばせてもらいました。
アニメの画面静止して確認するまでは、フラッピーかと勘違いしてたw。
フラッピーはたしか機種ごとで面ステージ構成がまったく違ったんですよね。そっちも遊んでみたい。

UCCコーヒー!!。
今でも現役なんでしょうか?。店では見かけませんが通販可能っぽい?。
というか、そこはkey coffeeじゃないんですねw。

雑誌コーナー
I/OがA/Dにw。
ほぼベーマガキターーーーーー。
Beepも当時ありましたね~(忘れてた)。


エコー2がやたらビデオカメラ構えてるのは、映像記録から何かを得るため?。
エコー3は例のあの犬のようですが、では中古ショップのおばあちゃんは一体・・。エコー4?w。

エコーとは何だろう?
一般的な意味としては反響、残響、超音波検査(エコー検査)あたりだけど
wikiで確認したらコンピュータ関連用語としては
「入力をそのまま返すような処理などにエコーという名前が使われる」とある。
故に想像力・創造力?がない?。

エコー2の鼻歌はいつも第九?。何か意味があるのかな?。渚カヲル、最後のシ者?w。
エコー2が口にしたあの言葉は?。
全く聞き取れないんですがww。自分にはハネル?って聞こえるが意味不明><。

エコーは地球外生命体?、集合無意識的なもの??。フラメンコ星人?ww。


はい。今週も大満足でした!!。
あっ!。今更ながら、コノちゃん今週出番なしでしたね・・><。
 
 
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>9話まで視聴して
1週間待つのが長すぎてツラい;;。
・・でも、待った先で見られる最新話は最高のご褒美です^^。

大きいドットのテキスト文字が、小さいタイプライター音と共に現れると
逆転裁判のGBA版が思い出されて、なんか心地よい♪。

アルコールソフトの新作、
BD特典とかにつきますか??。

アマゾン見てたら、初期のBD限定版?はもう予約期限越えちゃって予約できんがなw。
なんか1枚2話程度で6巻??。
・・商売臭強すぎて、手が引けてしまいましたw。(結果、未予約)
BD-BOXとかで値段抑えてくれたら、買ったのにな~(チラッ)。


こんな職場、いいな~。
自分の職場では、ありえない雰囲気だな~。
うらやましさが限界突破。。

でじこってなに?w。
調べてみたら、1998年誕生なのですね!。驚愕。

冬夜ちゃん、ひさびさ登場でなんか嬉しい。
・・もっと深く関わってくるものだと思ってたから
なんか逆に気になってしまう・・。
今回のタイトル回収も、やっぱ、伏線込みで意味は大きいハズ!!。


守君、すごく大きいフラグシーンでしたね!。
あのゲームソフトは、本作の最後の”key”になりそうな予感しかしない!。

あ、何気に右隣に「YU-NO」出てきた!!(大歓喜)。


 ※どうでもいい余談
  自分の普段使いのPCはWINDOWS10ですが、美少女ゲームによっては起動できないものもあるので
  このたびWINDOWS XP環境を再構築しました!!。
  中古のPCにインストールされたリビルド品?っていうんですか?。買いました^^。
  ドライバ導入や更新が困難そうだけど、ネットに繋がない利用に限定してなら全然いけそうです。

  美少女ゲームも、歴代ピックアップ動画などをyoutubeで探して勉強中です。
  key作品の「CLANNAD」「Angel Beats!」とかは、非18禁だったんですね!!。←知らなかった。
  他にもアニメ化された有名なものだと、FATEやefとかもありますよね~。

  今更ながらですが、さすがのコノちゃんでも
  PC98環境とか、windows XP環境とかは持ててなかったんじゃないかな??。



エコー1号&2号さんって、どうみてもこの時代の人間じゃない気が・・。
でも、・・あ!、よその世界からの人間?。だったら、もしかしたら本当にこの時代の人??。

コノちゃんに何かを託したのか、それともただの偶然なのか。
・・いやいや必然???。

・・”全く読めない展開”って、どうしてこうも”美味”なのでしょうか!!(大好物)

そうり(って聞こえた)?事件??。ってなに??。


守君のセリフがグッとくる。

腕の記憶もあるんだね。。


コノちゃんの、満足を得られた告白?もグッとくる。
Angel Beats!で、奏が、「言いたくない。言ってしまったら・・」
って言うシーンとかなさって、なんか目から水が・・;;。


2人で歩く足だけのシーン・・
尺の取り方も最高でした!!!!!。

2人の心情描写と、これから起こりうる事象を予感させるに十分でしたよね!!。


ここで守君は「○わってほしくない」って言ってたの、すごく重要だと思う。

・・でも、このタイミングで、アレはキツイ・・><。

ここで守君が何を感じて、何を決意したのか・・・。私、というか視聴者全員、気になってるよね。。


って思ってたら、突然禍々しい世界www。

そしてラジ館!!!w。

そしてラストの引きのコノちゃんのセリフwwwwwwww。

どちらも最高DEATH!!。

本作メイン視聴層の○○さん連中は、こぞって大ダメージを受けましたwww。


次回予告の「精一杯やってみる」

うーん、岡村ちゃんのカルアミルク♪が浮かんだのって、自分だけでしょうか??。
 
 
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>10話まで視聴して
守くんって六田さんっていうんですね。
六田さんで自分が思い浮かぶのは、六田登さん一択です^^。
「ダッシュ勝平」、「F(エフ)」、「TWIN」あたりが好きでした。

「美少女なら・・」からの、あの場面転換・・
どうみても普通にCMに入ったのかと錯覚ww。
さらに、中の人、ホンモノww。
だけど、ビジュアルは、ストリートファイター6に出てても違和感なさそうなガタイ&アメリカンww。
そういえば、SPY FAMILYのヨルさんがホントにコラボ本戦参戦したら、いっそ本セイバーも?・・と期待w。

「世界線」の話、キター!。
シュタゲやYU-NOが存在しなかった世界線・・・。
これは損失デカいし、自分も受け入れられません・・w。

コノちゃんが、言いかけたあの言葉、
「あのときの○○○○○・・」。・・表情もいいですね。。

コノちゃんのメンタルが少し心配に・・。

冷静な「萌え・・みたいなもんか・・」に、なぜかほっこり。。

Cuuゲームの歴史・・・
「RACING CUE GIRLS!!!」は、「ドルフィンウェーブ」?、「ウマ娘」??。
「バトルロイヤルみたいな島で」は、あっ(察し)。

冬夜ちゃんも現世?wで邂逅・・。
あっれー、冬夜ちゃんもっとガンガン物語に絡んでくると思ってたのに、まさかの外野ですか?。

さすがのコノちゃんも、ちょっとメンタル不安定になってきましたね・・。
コノちゃんにとっての、これまでの人生で得たリスペクトの数々は
やはり自分がやりたいことの引換えや代償にはできないですよね。。

守君に連れていかれた海?川?沿いの倉庫街?。
かつてSOUL HACKERSで観た倉庫街に見えてしまう。。

スーパーチートキャラになった守君でも、思い通りにいかないことがあるのね・・。
マモー9801・・。

でも、この世界線の守君がスゴく成長して成功しているのを観ればみるほど
本来最初にコノハがいた世界線での守君は、どうなっていたのか
気になって、でも不安要素も大きくて
仮に元の世界線に戻れたとして、出会うことがあるのか?・・とドキドキしてしまう・。

この後の守君のセリフいいなあ・・。
実際にこの世界線で生きてる人々にとっては
自分たちで切り開いてきた現在・・のハズだもんね。

「しっとりした人」・・って何?ww。

「なかったことにはしたくない」・・
ああ~、シュタゲ来ましたね!!。
・・でも、これはかなりかなりかな~り困難な選択では???。

守君の提案・・
予想してなかった提案でしたw!。

別会社から・・って。・・どっ・こっ・にっ・そんな会社がwww。
エコーソフトからくらいしか無理じゃない??w。

突出し過ぎた1つに対して、同等のもう1つをぶつけて
最初の突出した1つが、突出し過ぎた1つではないことにするってこと??。

普通に考えたら、まったく上手くいくようには思えないのですが
そこをあえて選択してきた本作に、やっぱラスト3話程度??、期待してしまいます^^。
(普通の方法論では、これまでのタイムリープで与えた改変を取り消す・・ですもんね)

・・ラストの提供絵?、での肌の質感よ・・(誉め言葉)。
 
 
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>11話まで視聴して
毎話レビューせずにはいられない作品です!!。

放送の2日前くらいに公式Youtubeサイトで公開される次回予告。
https://www.youtube.com/watch?v=4mXinIkgBQc
今回のラストのセリフ最高でした!!!。
「これは○○○○物語」。


ついに!AIについても触れられてきましたね^^。
リアルでも現在進行形のこの技術。
進化が早すぎて、すでに人間が置いてかれかけている感覚ありますよね。

で、ここで語る守君の言葉。
すごく本質をついていて共感してしまいます。

そう。熱≒エネルギーですね。
自分が毎話レビューせずにはいられなくさせられるのも
間違いなく本作品の持つ”熱量”にあてられているから。

自分の書いた3話のレビューで
2023年にもし、アルコールソフトの面々と出会ってしまうのがコワイ
って書いたけど、案外蓋をあけてみたら全然イケますね!。

コノちゃんと守君、歳の差あっても全く問題ナイと思う。

って思ってたら不意に何?。あのラジオ!!。
守君、修理しながらずっと大切に愛用してたのかな?。
そして流れる声の主は、もちろんあの方♪。
でもリアルな世界では、AMのラジオ放送自体が縮小・FMに統合する流れなのかな?。
ちょっとなんか、そのあたりの制作陣からのメッセージにも感じられるシーンだったかな。

いろんな創作物を作り続ける。。
これってホントとてつもないことですよね。
一発屋だけでもスゴいのに、それを体験してしまった消費者層は
その次にさらにスゴイものを期待してしまう。
あらゆる芸術にいえること。
ミュージシャンとかわかりやすいですよね。

守君、スゴイな~。
コノちゃんの微妙な変化を全く気付けずにいたよ。
この迫りくるコワさ。

コノちゃんの回想入ったけど、やっぱ両親の描写はないのね・・。
やっぱ何らかの理由で「いない」のかなあ?。
作られた記憶だったりするのかなあ??。
そもそもホントにこの時代の”人間”なのかもまだ不透明。
某話でアルコールソフトの人が言った言葉がまだ可能性残してる。

あ、ここで冬夜ちゃんの本格投入ですね!!。
素晴らしいです!!。
このギリギリまでの引っ張りは効果絶大。

上手いな~。この時の守君の頭の中には、某人物が浮かんでいたのでしょうね。

FOUNDER?ROUNDERじゃなくて?。

ここでタイトル回収。鮮やかです♪。

コノちゃんを知る人物。
真っ先に狙われるのは、守君以下アルコールソフトの面々では?。

この世界線の冬夜ちゃん、手段を選ばず目的のために行動してきたんですね。

プラグスーツww。
EVA、宇宙戦艦ヤマトww。

人間の創造力を吸い出すデバイスかな?。
「まさかここで終わらせないよね」と思った瞬間、ED入りましたwww。
ハイ。今回も完璧な引きです!!(絶賛)

おかげさまで、また今後1週間、悶々とした日々が強制されますw(誉め言葉)。

あっ!。Cパートキター。
守君、耳と記憶力良すぎww。

ちょww。さらなるアツすぎ展開www。

何w?次回タイトルw。ゆゆゆゆゆ?。


※余談:ここ最近、毎回楽しみにさせてもらっているYoutuber様がいます。
{netabare}
あかペンch【アニメ漫画感想】様です。

【16bitセンセーション ANOTHER LAYER】
https://www.youtube.com/watch?v=ojRCx-O6qd8&list=PL85uIcvpeLBAW7mGImoMM-PqV4CewqEsO
は、もちろんのこと

【BIRDIE WING -Golf Girls' Story-】
https://www.youtube.com/watch?v=250fMvtamGo&list=PL85uIcvpeLBCtKUwIGp5HK-ljH8WZV3IL
も、毎回楽しみに視聴させてもらっていました。

自分には全く気付けなかった角度での切込み等が心地よい刺激&満足になります♪。

自分が特にハマったアニメ作品の楽しみ方として
①まず、他の情報をできるだけ入れずに、自分自身の率直な感想をレビューする
②他の方が書いたレビューを読む
③各まとめサイト様での感想集約を読む
④感想系Youtuber様の動画を見る
この①~④が各話ごと、1話ごとのルーチンとなっています。
 {/netabare}
 
  
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※余談:作中に登場する実在する美少女ゲームたち

{netabare}
【ゲームソフトとして作中描写】

~古の美少女ゲームたち~

 ・天使たちの午後  1985-07-01  JAST
 (作中「午後の天使たち」?。古すぎて許諾得られなかった?)

 ・同級生(DOS)  1992-12-17   elf 
 ・同級生2(DOS)  1995-01-31   elf
 ・遺作(DOS)   1995-08-25   elf
 ・下級生(DOS)   1996-06-07   elf

 ・野々村病院の人々(DOS)   1994-06-30   シルキーズ

 ・雫        1996-01-26   Leaf
 ・痕 -きずあと-   1996-07-26   Leaf
 ・こみっくパーティー 1999-05-28   Leaf

 ・Pia♥キャロットへようこそ!!  1996-07-26   カクテル・ソフト

 ・MOON.       1997-11-21    Tactics
 ・ONE ~輝く季節へ~  1998-05-29    Tactics
 ・Kanon     1999-06-04    Key

 ・Natural ~身も心も~  1998-02-06  フェアリーテール

 ・夜勤病棟     1999-12-22  Mink

 ・戦国ランス    2006-12-15  ALICESOFT

 ・恋姫†無双 ~乙女だらけの三国志演義~ 2007-01-26  BaseSon


~比較的近年の美少女ゲームたち~

 ・未来ノスタルジア     2011-09-02   Purple software
 ・ハピメア       2013-02-28     Purple software
 ・ハピメア -Fragmentation Dream- 2014-02-28 Purple software
 ・アオイトリ 2017-11-24   Purple software
 ・ハピメア REGRET END 2023-05-26   Purple software

 ・DRACU-RIOT!      2012-03-30  ゆずソフト 
 ・天色*アイルノーツ  2013-07-26  ゆずソフト
 ・千恋*万花       2016-07-29  ゆずソフト 
 ・RIDDLE JOKER       2018-03-30  ゆずソフト 
 ・喫茶ステラと死神の蝶   2019-12-20  ゆずソフト 
 ・天使☆騒々 RE-BOOT!   2023-04-28   ゆずソフト 

 ・ハミダシクリエイティブ   2020-09-25   まどそふと 
 ・ハミダシクリエイティブ凸  2022-11-25  まどそふと


【ポスターや街中大型チラシとして作中描写】

 ・ATRI              2020-06-19  ANIPLEX.EXE

 ・ましろ色シンフォニー Remake for FHD  2023-06-23  ぱれっと

 ・クリミナルオーダー 3rd offence    2023-11-24   Purple software 


【アルコールソフト作品としてパロ描写?】
 ・晴れのちときどき胸さわぎ    1997-04-25    カクテル・ソフト
 (作中「晴れときどきバケーション」?)
 
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細かく探せばもっと出ているのでしょうけれど、取り急ぎまとめてみました。

印象的だったのは11話でコノちゃんのスマホの待ち受け画面が
”蝶がモチーフの美しい画像”だったので、その作品が気になりました♪。


美少女ゲームについて、少し勉強してみました。
美少女ゲーといっても、いろいろ種類があるのですね。
キャラゲー、シナリオゲー、泣きゲー、抜○ゲー、・・などなど。


OSが進化する度にOS対応版とか発売されてるので
OSごとに、CD-ROM版、DVD版、DL版、リメイク版等が発売されたり
その際に追加シナリオやCG変更、シナリオ変更、ボイス追加等が含まれていたり
多種多様化&複雑化してるのね・・。
おまけに、コンシューマ版になってフルボイス化、18禁シーンの削除による一般ソフト化等も。

初期の作品は現在のOSでは起動しなかったりもあるけど、ボイスなしだったりで
魅力半減するかと思って蓋をあけてみたら、全然魅力的だったりと、わからないものです^^。

本をほとんど読まず、活字に疎かった自分にとっては
案外、黎明期~Windows初期あたりのボイスなし作品も
活字に触れさせてもらえるよい機会を与えてもらえる作品なのかもしれません。
・・でも、18禁要素がなくなったとしても、フルボイス化による恩恵も捨てがたい・w。

声優さん問題ですが、18禁作品と非18禁作品では
仮に同一の声優さんが演じられたとしても、名義は確かに別にする必要性ありますね。。
杉○さん、若○なんかは、もう完全に声でわかってしまうので、ほぼ意味ナイですがw、
女性声優さんとなるとそうはいきませんよね。。
時々、某まとめサイト様等で情報が飛び交いますが、なかなか興味深いです^^。

18禁問題ですが、“沙織事件”、18禁シールの導入、“ソフ倫”の誕生などあったのですね。
本作のきっかけがなければ、知ることもなかったことでしょう^^。
 
 
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>12話WEB予告を視聴して
WEBでの次回予告、今週、来るの遅すぎないですか??。!。ぷんぷん!(^^)。
https://www.youtube.com/watch?v=mSI7tsHvueo

でも、直前まで待たされただけあって、最高の次回予告ですね!。
もうどうなってしまうのか楽しみで仕方ありません!!。
メイ子さんの声、もう聴けないのかも?と思ってしまってましたが
やっぱ制作スタッフ様方、わかっていらっしゃるw(誉め言葉)。
もうこのWEBでの次回予告も、完全に本編の一部ですね!!。

ゆ、ゆゆゆゆゆ。・・ユーレイ??。


>12話まで視聴して
もう最高の高ッです!!^^。

特に大人組最高っ!!。
守君、頼もしくてカッコよすぎw。

大人冬夜ちゃんも最高です!。個人的には大人になってからの方が好き。
不遇な冬夜ちゃんのこの20年?を想像してみるだけでも、かなりグッときます!!。

コノちゃんの魂の叫びの演技、すごく心に響きました。
きっとこのコノちゃんの中に大量に沸き上がった熱量が
今話ラストの、アレを呼び寄せたのでしょうね?w。

「いくつだと思ってるんだ」
このセリフも良かった♪。
無理してしまうのは、何より優先すべき大切なものができてしまったからですよね。

「ラボに戻るんだ!」
あれ?。開発室じゃなかったっけ?。シュタゲに引っぱられてる感がw。


ラスト手前で聴こえ始めるあの鼻歌?。
ゾクゾクしまくりでした!(誉め言葉)。
なんか黒服相手のシーンのセリフやりとりといい、AREの登場といい
そこはかとなく感じてしまうサムメンコ感、嫌いじゃないです。
ゾンサガリベンジラストで、未だ放置されっぱなしのアレ。
本作の方で先に盛大に大解決してほしいものです^^。

ゆゆゆゆゆはAREだったのですね。


ここでまた一気に気になってしまうエコー。
そもそもエコーと人類の本当のファーストコンタクトは何年なのか?。
いつからエコーが地球に存在しているのか。
8話で観たエコー2は、年齢が低く、知性も低めに感じられたが
3話、5話で観たエコー2は、そこそこの年齢に達し、知性も高いものに感じられた。
年数を経て成長しているのか、熱量を得て成長し時間も跳躍してきているのか?。
エコーの過ごしてきたこの20年?の時間の概念も気になる。

・・ってことで、最終話までに
エコー関係の登場してたシーンや話数を復習しておきたくなりました。

個人的に一番気になっているのは、やはり1話の中古ショップお婆ちゃんです。
エコー3と一緒にいたこともあり、やっぱエコーだと思うのですがどうでしょう。
存在感、謎感、やさしさ感、気になる感・・etc.
総合すると現時点での自分の中の本作のMVPですね。


で、結局のところ、本当にあと1話で終わってしまうのでしょうか??。
普通に考えたら無理ですが、本作ならやり遂げてしまいそうでそれはそれでコワイw。

もう少しじっくり描くには、2クールがあってもいいかも?。
きっちり終わらせてほしくもあるけど、2クール目の発表も期待せずにはいられない(悩ましい誉め言葉)。
 
 
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>13話まで視聴して
もう最っ高の高ッです!!^^。

とても爽やかなラスト♪。
全てのフラグが回収されたわけではありませんが
要所要所で得られる満足感が心地よく、余韻に浸れるものでした。

むしろ、細かく明かされずに少し謎を残してくれてるくらいの方が
放送終わった後も、末永く楽しめる気がします。

そういえば公式Youtubeで、
「TRUE END PV」が公開されましたが
https://www.youtube.com/watch?v=bwmYPsrVtUc
もしかして、これとは別のマルチエンド展開で2期とか来て
1期で描かれなかった別の角度のストーリーとかあってもいいな^^。

心配していたUFOの扱いですが
しつこくなくサラッとした味付けに感じられて絶品でした!。

コノちゃんのサイン、古賀さん作なのですね。これは欲すい!。

何?、このエコー2のかわいさw。

コノちゃんがエコー1に言った「どこかで?」はどこで感じたんだろう?。
ショップのおばあちゃんと、エコー3(犬)の
中の人が同じことと何か関係あったりするのかな?。
結局エコー2が、3話、5話でなぜいたのか、何をしていたのかも謎のままw。

メイコさんのコノちゃんを呼ぶ声。耳が幸せです♪♪。
最終話で聞けてホント良かった!。
大人組との再会もやっぱ良かった。

冬夜ちゃんの本作での扱い。
最後の言動で、人柄がしっかり描かれていて
自分は本作の扱い最大限高評価します!。
冬夜ちゃんには、アフターストーリー(あると期待)でがっつり活躍してもらわないと!。

橋本さんもコノちゃんばりに時間止まってるんですがw。

アキバの街を歩くシーン。
何気ないシーンだけど、シュタゲのあのシーン・このシーンも思い出せて感慨深い。
2人での共同作業ですね^^。

忘れてしまわないように強烈に海馬に焼き付ける”アレ”
をやるかと思って、ドキドキしてしまいましたが
ずいぶんさわやかな選択に落ち着きましたね。

このゲームも売ってください。お願いしますm(__)m。

クライマックスも最高でした^^。
ここで1話のあのラストシーンかぶせてきますか!。
神ラストシーンです!!。
もっとラブラブになるかと思ってましたが、そこはグッと抑えてきましたね(高評価)。


本作は、いわゆるエ○ゲ制作のお話ということだったので
もっとあざとい、きわどいような描写も覚悟していましたが
蓋を開けてみると、そんなものには一切頼らない”正統派SFお仕事アニメ”でした!。
自分の中で、今作ったばかりのこの”正統派SFお仕事アニメ”というジャンル
パッと思い浮かぶのは、やっぱ未来警察ウラシマンですね。

本作のおかげで、エ○ゲなるものにも趣味の世界が拡がり感謝しています。
エ○ゲといっても、アニメ同様、
物語、作画、声優、音楽、キャラといった要素によって評価が大きくことなり
さらにそこに加えて、ゲーム性や18禁要素なども加味されて
奥行きが広いものだと認識できました。
何十年にもわたって蓄積されてきたエ○ゲ資産を知らずに終わるのはチョット勿体ないですね。


本作を作ってくださった原作者様、スタッフ様方、
ほんとうにありがとうございました!!。
「風の辿り着く場所」cover by上原メイ子(CV.堀江由衣)
https://www.youtube.com/watch?v=H7NOd0SLqBk
など、今後もどんどんエ○ゲ関係のコンテンツをどんどん増やしていって核になってほしいです。

感謝と期待をここに記します。。
 

投稿 : 2025/03/08
♥ : 23

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これは名作なんです!

そう、パッケージやジャケット、表紙絵だけを頼りに、ほとばしるエネルギーを感じ取ろうとした日々を思い出す。
そこに広がるのは“愛”であり、甘く切なく、人生を彩るロマンであると確信していたわけだが、すえた“におい”とワンセット、恥ずかしさに満ち満ちた記憶でもある。

そんなこんなをリュックサックに詰め込んで、「ぐぬぬ!」、「なにを!」と走り回るコノハの姿に、古賀葵さんのボイスに勇気百倍、とても楽しい作品であった。

同人誌のノリと言おうか、アニオリ脚本の潔さも手伝って、ソフト(美少女)にしてハード(98)なランディングのラスト、キービジュアルの見事な回収が素敵だ。

加えて、「オギャ!」と生まれたエコーちゃんがとっても可愛いときた。

あと、電波でカオスなメロディライン、2の16乗な“しょこたん”の歌声もグッドでありました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 19

73.0 24 天才アニメランキング24位
アオアシ(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (165)
507人が棚に入れました
「世界へ、連れていってやる。」愛媛に暮らす中学生・青井葦人(あおいアシト)は弱小サッカー部のエース。中学最後の大会で負けた日、悔しさをぶつけるように海辺で走り込んでいたアシトは、試合を見ていた一人の男と出会う。その男――福田達也は、J リーグ有数のクラブ「東京シティ・エスペリオンFC」で、高校生年代を育成する組織「ユースチーム」の監督だった。荒削りだが、ある特別な才能を持つアシトに無限の可能性を見出した福田は、自らの野望を語り始める。「俺には野望がある。俺の作り上げたクラブで、世界を掌中に収める。世界への踏み台じゃない。我がクラブこそが世界だと。その野望のすべてを担うもの、育成<ユース>だ。」福田の誘いを受け、入団試験<セレクション>を受けに上京することを決意するアシトだったが──常にサッカー漫画の最前線を走り続ける『アオアシ』が、ついに待望のTVアニメーション化! 挫折、成長、友情―青春の全てがここにある!


声優・キャラクター
青井葦人:大鈴功起
大友栄作:橘龍丸
橘総一朗:山下誠一郎
冨樫慶司:八代拓
黒田勘平:堀江瞬
朝利マーチス淳:加藤渉
本木遊馬:榎木淳弥
竹島龍一:熊谷健太郎
福田達也:小林親弘
一条 花:河瀬茉希
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

戦術とコミュニケーション、あるいは本当の強さ

アニメーション制作:Production I.G、
監督:さとう陽、シリーズ構成:横谷昌宏、
副監督:曽我準、サッカー監修:竹下健一、曽我準、飯塚健司、
キャラクターデザイン:中武学、川村敏江、山口飛鳥、長谷川早紀、
総作画監督:中武学、山口飛鳥、
アクション作画監督:興村忠美、窪敏、音楽:横山克、
原作:小林有吾(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)

2022年に行われたFIFAワールドカップ・カタール大会。
日本はベスト16どまりだったが、
ドイツとスペインを破る大金星を挙げた。
交代人数が3名から5名に増え、
より戦術的な要素が大きくなったのが
今大会の特徴のひとつだった。
交代人数が5名に増えるという意味。
基本的には4名までの交代カードが早めに切れる。
1名分はキーパーの負傷など不測の事態に備えていないと、
最悪、本職のキーパーのいない展開になる恐れがある。
そう考えると、3名の交代枠だと2名の交代が
早い時間帯での最大の対応策となるが、
それでは、よほど個の力が優れていないと、
試合展開を変えることなどできない。
ところが、4名となると戦術の大きな変更が可能になる。

日本はその恩恵を最大限に活かし、
後半で三苫や堂安、浅野、冨安たちを投入。
4バックから3バックに戦術変更することで、
悪い流れを一気に断ち切り、
逆転勝利を上げることができたのだった。

今回のワールドカップは、メッシやエムバペという
突出したFWが局面を打開することが注目された。
細かな戦術も、ふたりにかかれば、
いとも容易く突破されてしまうのだ。
こういう選手を育てるのは、チームを勝たせるために
重要な要素のひとつだが、
日本というチームの特性を考えると、
やはりハードな運動量を伴った戦術強化が
今後、世界のトップチームと対抗するために
やっていかなければならないことだろう。

そういうテーマを中心に置いているのがアオアシだ。
各キャラクターの個性を取り上げながらも、
選手たちが戦術や仲間のことを理解しながら、
どのようにまとまっていくのかを描いている。
特にこの作品で新鮮なのはこれまでのサッカー漫画では
扱ったことがないJリーグのユースチームを題材にしていること。
ユースはプロの養成という面が大きいものの
描かれるのは、個人の意識や特徴に
大きな差がある中高生の年代。

ビッグコミックスピリッツの副編集長が
自ら企画を立ち上げ、書き手も選択したという。
戦術面もしっかり描いている『GIANT KILLING』と比較しても
より選手間の確執やまとまりに重点を置いた
作品になっている。

日本のサッカー界はJリーグ発足をきっかけに、
ユースが基礎となるチーム作りが行われてきた。
プロになれる選手は、幼い頃からユースチームで
活躍する選手が中心になっていった。
しかし、それによってユースのトップたちと
一般的な選手との軋轢や差別が生まれた。
1期ではそこをよりクローズアップしつつ、
エリート組と雑草組との違いを明確に表現し、
戦術を絡めながらドラマチックに描き出している。

戦術とはいってもサッカーの基本となる
トライアングルの考え方や片方のサイドバックが上がったら、
逆のサイドバックは下がって中央に寄せて「絞る」ことなど、
基本的なことを分かりやすく解説してくれるので、
知らない人でも楽しく観ることができるだろう。

物語のベースは、サッカーファンが考案したであろう
部分が滲み出ている。
90年代を想起するような表現が多い。
主人公の髪型が一世を風靡した
コロンビアのバルデラマみたいだとか。
中田英寿の代名詞ともいえる「首振り」も出てきて
懐かしい気持ちにさせてくれた。
トップ下が最も注目された時代だった。
そんな時代性も反映しつつ、
原作者は、家族像やキャラクターの性格などの
心の動きについて、かなりしっかりと構築している。
そのため、全体的なバランスがとても良い作品となっている。

原作は現時点で30巻まで刊行。
人気度やアニメ化したのがNHK絡みということから
長く続いていく作品になることが予想される。
今回を長い道のりの1期と位置付けるなら、
環境や立場の違う少年たちがトップチームを目指し、
サッカーを通して自分たちの気持ちを分かち合うための
段階の物語ということもできるだろう。

主人公は、愛媛県の田舎町でサッカーを楽しく一生懸命に
プレーする青井葦人。
点を取ることにこだわりをもつFWのポジションだ。
スナックを経営している母と
年の離れた兄のいる母子家庭の3人家族。
裕福ではないが、お互いを思いやることのできる
とても温かな家族環境で育っている。

そこにJリーグ・東京シティ・エスペリオンFCの育成組織、
ユースチームの監督・福田達也が現れる。
葦人のプレーに興味を抱き、ユースチームの入団試験・
セレクションに誘うところから物語が始まる。

どのストーリーも面白いのだが、
やはり惹かれるのは、昇格組、セレクション組、
そしてJリーグ・ユースに入れなかった雑草組ともいえる
3グループでの自尊と羨望、侮蔑、嫉妬という
感情の入り混じった戦いだ。

特に序盤から登場する、
黒田、朝利、竹島たち昇格組と
葦人、大友、橘、冨樫たちセレクション組との軋轢。
お互いのこだわり、プレーに対する理解など、
個々の考え方がぶつかる場面が面白い。
葦人を中心に意見をぶつけ合いながら、
戦術やプレーの結果につなげていくさまは、
とてもリアリティがあるし、カタルシスを感じさせる。
福田監督や伊達コーチたちのアドバイスや
考え方もとても興味深い。

サッカーの連携と戦術において、いちばん重要なこと。
もちろん、ひとつはチームとしての戦術の理解だが、
試合というのはゲームの展開や相手の長所を見極めながら、
戦術を変化していかなければならない。
例えば、味方が1対1で負ける局面が多いとき。
選手間の距離を詰めて、細かくパスをつなぐサッカーに
切り替えるのもひとつの方法だ。
こんなことは、プレー中にベンチから指示はできない。
とすると、選手自身が試合状況に応じて
自分たちの手を変えていかなければならない。
これをチーム戦術との対比で、個人戦術と呼ぶ。

では、個人戦術を共有するために選手は何をするのか。
試合中にコミュニケーションをとるしかない。
サッカーにおけるコミュニケーション。
アイコンタクト、コーチング、ボールの質
(速いor遅いなど)で理解を深めていかなければならない。
10人もいるフィールドプレイヤーに徹底するのはとても難しい。
先述したように昇格組・セレクション組などサッカー歴によって、
学んできたことの差異がある。
そこにメンタリティの強さ、弱さが加わることで、
チーム全体としての強さが決定づけられる。

チームとしての機能を高めることが、
どれほど難しいのか。
徹底的に描かれている。

1期終盤の武蔵野蹴球団ユース戦は、
それまでの問題を炙り出し、
昇華させる話として、よくできていた。
ひとつの物語の締めとしても完成度が高い。
立場や性格の違いがありつつも、
全員が勝利を目指して戦術を実行していくさまが
とても丁寧に描かれる。

人は窮地に陥ったときに、
どのように考え、行動するのか。
これは経験や性格によってそれぞれ違ってくる。
自分がピンチになったとき、
ほかの人間に責任を押し付ける者もいるし、
自分で全てを抱え込んでしまう者もいる。
周りを動かそうとする者もいる。
私は窮地に陥ったときこそ、
その人の本質が滲み出てくると思っているが、
この作品では「人間の本当の強さとは何なのか」という
テーマを突きつけてくるのがいい。

そんな熱い展開に「ダイアゴナル・ラン」という、
サッカーの試合でたまに見られる仕掛け
(いわゆるボールを持っていない選手の
ゴール前における斜め走りのこと)を
組み合わせたドラマチックな展開に目を瞠った。

しかし、何と言ってもいちばん衝撃を受けたのは、
(以下は強烈なネタバレなので
これから鑑賞予定の人は読まないことをお薦め)
{netabare}フォワードとして点を取ることに
人一倍こだわりを持っていた主人公の葦人が
サイドバックにコンバートされたことだった。

ユースメンバー候補としてスカウトされ、
セレクション組の選考試合をこなし、
フォワードとして結果を残した葦人。
晴れて正式なエスペリオンユース・メンバーとして、
仲間との軋轢も乗り超えた末に待っていたのが
サイドバックへのコンバートだった。
この展開には見ている私も大きなショックを受けるほどだった。

しかし、そこから立ち直るまでの経緯の描写が上手い。
呆然となって彷徨い歩いた葦人が向かったのがバス停。
それは故郷への想いの果てだった。
とても納得できる行動で、ヒロインの花が発見して
正気にさせるまでの流れも良かった。
人物の心の動きの表現が上手く、
こちらにも気持ちが入ってくる。{/netabare}

なぜこの作品がこれほどまでによくできているのか、
よく考えてみると、結局、以下の言葉に尽きるのかもしれない。

サッカーはひとりでは、何もできない。
思っている以上に。
だからこそ、あんなにも楽しい。

福田監督の台詞だ。
ごく当たり前のことだが、
この作品の流れのなかで聞くと、重みを感じる。
仲間や他人のことをこれほど深く意識させられたという意味では、
私が出会った最高の作品かもしれない。
(2023年1月7日初投稿)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 30

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

若者の熱い心がフィールドから伝わって来る

「アオアシ」とは主人公の名前(あおい アシト)からとったもの。
でもそれ以外に、フィールドを自由自在に駆け回る意味が込められているような気がします。

そして、このアニメは熱い。煮えたぎるように熱い心の若者たちのサッカー物語。
それでいて、サッカーの基本を忠実に説明してます。
さすがNHKの名作アニメです。そして原作はビッグコミックスピリッツに連載中とのことでした。


アシトは四国の愛媛では優秀なフォワード選手。
しかし、夢を膨らませて入学した東京のジュニアユースチームではBチーム。しかも周りは強いやつばかり。
そこでアシトが数々の挫折を味わいながら成長する物語です。

アシトが中学のときに身につけた技術や特技は、ジュニアユースチームでは何の役にも立ちません。
「技術力が劣っている」、「瞬発力が劣っている」の烙印を押されます。
中学のときは押しも押されぬエースだった彼の自信は、瞬く間に粉々に打ち砕かれます。

でも、彼には決して諦めない熱い心があります。
アシトは、サッカーを通じてチームメイトと口論をしながらも、少しずつ技術を身につけ友情を培っていきます。

そんなアシトをいつも応援をするのが、一条 花(いちじょう はな)。
花はジュニアユースチーム監督の妹で、スポーツ外科医を志す少女。彼女の明るさが物語を明るく彩ります。


アシトに限らずジュニアユースに所属する若者は、既に社会の荒波にもまれているようなものです。
のし上がれないと消えていくのみです。
私達が娯楽で観戦しているサッカーの舞台裏には、中学高校の頃からの熾烈な戦いがあることを改めて感じさせられました。

Superflyが歌うオープニングのPresenceは、とても心地よい歌でした。
アシトがいろんな選手を追い抜いていく姿は、彼の人生そのものですね。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 23
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

苦しいときは顔を上げろ。困ったときは首を振れ。

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
本格サッカー漫画。久しぶりに、アニメ→原作で、全巻揃えた。

そんだけ、先が気になったってこと。

数あるサッカーアニメの中でも、戦術や技術的な部分はかなり詳しく書かれていると思う。のに、マニアックになりすぎず、ちゃんと青春漫画って感じの雰囲気を出せてるのは、流石です。

ややクセのある作品、主人公ですので、私も最初はちょっと拒絶感がありましたが、見続けるうちに、とても人間らしい各キャラ達を好きになってきましたね!

ちなみに、レビュータイトルですが、ダブル・ミーニングにしてみました。

1つ目の解釈は、サッカー用語として。フィールドで求められる立ち振舞いです。

2つ目の解釈は、人間関係として。アシトの生きざまですね。苦しいときこそ、前向きに。困った時は、仲間を頼れ。

本作を表す言葉としてピッタリで、自分の中では、結構気に入っているレビュータイトルです。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「キャプテン翼」は、サッカー漫画の金字塔だが、あれはあくまで、1対1の戦いを描く作品だった。サッカーという媒体を借りた、野球漫画と例えても良いと思う(それが悪いわけじゃない)。

「蒼き伝説シュート」は、サッカー漫画ではあるが、あくまでキャラを描く漫画だった(ちなみに一番好きなサッカー漫画)。

最近のサッカー漫画は、わりと「サッカー」を描くサッカー漫画が増えてきたと思う。その中でも、本作はかなり本質的な「サッカー」を描いていると思う。

技術や戦術だけでなく、育成システムやサッカー界のアレコレにも、裏表なく切り込んでいると思う。それはすごく評価できる。

一方、「エンターテイメント性」という点では、シリアスが多く、万人受けは難しいと感じた。「メジャー」や、「はねバド」みたいな感じ。楽しいというより、興味深い、玄人向けのアニメ。

詳しくは余談に書くけど、ジュニアサッカーにちょっとだけ関わった身からすると、めちゃくちゃリアル。だからこそ、観ていると、ちょっと疲れる(苦笑)

ただ、アシトが成長した後は、ストレスよりもカタルシスの方が強く、ドキドキワクワクして観られた。だから原作も買った。アニメ後もしっかり面白い。

それから、数少ない女の子がみんな魅力的。特に、花は、良ヒロイン。

なんか、アシトに恋愛の矢印向けてる花と杏里だが、なんか、ドラクエ5のバーバラとフローラみたいだなと思った(笑) 性格や立ち位置含め、当然、花がバーバラで、杏里がフローラ。

私は、「1周目のプレイでフローラを選択する奴とは一生分かり合えない」という謎の信念を持っているのでw、もし、アシトが杏里を選んだら、このアニメを嫌いになるかもしれない(笑)

が、リアルサッカー選手ならそれもあり得るという偏見もある(暴言)w
{/netabare}


【余談①~アシトのモデルは?~】
{netabare}
これは公式に発表されているみたいで、原作者がファンの愛媛FCの選手みたいですね。ただ、生い立ちなどがモデルになっているということで、プレースタイルには触れられていませんでした(私も、プレーは見たことないので判断できません)。

個人的にパッと思ったのは(日本人なら)、「内田篤人選手(ウッチー)」ですかね。プレー的には。

アシトが目指すのは、まさにウッチーみたいな(あるいはさらに進化した)、「現代的サイドバック」だと思います。

ウッチーの魅力は、圧倒的なサッカーインテリジェンスの高さ。

プレーの選択がいちいち正確で、「意図がある」プレーをします。そして、それを支えるのが、視野の広さと、ポジショニングの良さ(ドリブルも速いけど、彼のドリブルは、フリーになれる能力が前提で生きている気がします)。

ウッチーに関して、ビルドアップの上手さはよく知られていますが、守備面での貢献が低いと思っている方もいます。確かに、同時期に活躍した長友選手の粘り強い1対1のボール奪取や、酒井宏樹選手のフィジカルの強いショルダータックルや空中戦に比べれば、目立ちはしなかったと思います。

ただ、ウッチーはパスコースに入るのが抜群に上手いので、そもそもパスを出させないんですよね。だから、守備機会自体が少ない(長友、酒井の両選手は、対人は強いけどポジショニングは微妙でした)。

それに、1対1になっても、間合いの取り方が上手いので、攻撃を遅らせながら2対1の状況にもっていくので、実は日本代表でもほとんど彼の右サイドは破られていないと思います。

そもそも、守備下手なSBがチャンピオンズリーグベスト4のチームでレギュラーなんかとれないです。

きっと、青井アシト選手も、こういう守備をやるようになっていくと思います。ウッチーに似て、体格には恵まれてませんからね。

ただ、ウッチー以上になれるとしたら、それはアシトが、右利きの「左」SBだというところですよね。当然、元フォワードの特性を生かしてシュートも打ってくるでしょうしね(ちなみにウッチーも元々はフォワード)。それに、練習熱心なアシトは、スタミナもあると思うので。

私は、「怪我さえなければ」歴代最高の日本人右SBはウッチーだったと思っています。

彼が代表で、そこまで輝ききれなかったのが(怪我もあるけど)、ある意味、サッカーの面白いところで、本作でもしっかり描いている部分です。

つまり、「チームメイト」や「戦術」の相性。

ウッチーは、「味方を生かし」「味方に生かされ」「ゲームを動かすスイッチを入れられる」選手です。

ところが、当時の日本代表では、ウッチーが輝けない要因が揃っていたんですよね。

①試合の組み立ては、ボランチの遠藤(ヤット)から。
②左サイドが、「香川・遠藤・長友・(トップ下が本田や俊輔)」だから、攻撃が左に寄り、右サイドは守備が中心。
③コンビを組む右サイドは岡崎なので、キープにもリターンにも期待が出来ない(なかなか攻め上がれない)。

というところ。特に③が致命的で、(岡崎は大好きな選手ですが)、右サイドからザキオカさんにパス出すなら、スペースに出す1択で、追い越す動きは不要。むしろ、真ん中(本田、前田、大迫)でためて、左で作って、右の岡崎が飛び込むのが、当時の日本代表の一番の得点パターンでした。

あの時代の日本代表の右SBならむしろ、(今の)冨安選手がやっていれば、バッチリハマった気がします。

むしろ逆に、現在の日本代表。つまり、(今は調子悪いけど)溜めを作れる大迫がトップにいて、守備を任せられる遠藤と田中碧(守田)がボランチにいて、テクニカルで周りを生かせる久保が右にいたら、ウッチーが凄く綺麗にハマる気がします(ちさまあ、右に伊東選手だと、相性良くないけどね)。

サッカーって、本当にチームメイトや戦術次第で、そこが、最大の魅力だと思ってます。

「アオアシ」はそこを丁寧描いていますので、今後にも期待ですね♪
{/netabare}

【余談②~少年サッカーに関しての私見~】
{netabare}
私は、「観る」という点なら、サッカーが一番好きなスポーツです(最近、自分的にはラグビーがかなりキテいますが)。バスケも野球もバレーボールもカーリングも、スポーツは大抵好きです。

そして、私自身、昔に少し、地元の少年サッカークラブの運営に首を突っ込ませてもらったことがあるのですが、その経験&本作を見て思ったことがあります。

サッカー経験者の方にはお叱りを受けると思いますが、サッカーは、「一般的な日本人が求める」人間性は育ち「にくい」競技なのではないか、と。

本作の序盤でアシトがぶつかった2つの人間関係の壁。愛媛時代の自己中的なプレーでの孤立。ユースでの下手くそ故の孤立。

プロレベルのことは分かりませんが、あくまで、低レベルでの育成年代の話です(でも、人数的にはそこが一番多いわけで)。

まず、低レベルな少年チームでは、皆でサッカーするよりも、上手い(才能がある)子がある程度1人(数人)でやった方が勝ったりします。また、圧倒的に下手な選手は無視した方が確実に勝てます。

色んな団体競技(球技)の中でも、サッカーは多人数広範囲の競技で、且つ、得点が入りにくい(1点が重い)という特性があります。

バスケで5対4になったらかなり厳しいですが、サッカーなら11対10でもなんとかなります(人数比の問題)。バスケでミスして2点とられても、「ドンマイドンマイ次いこう」だけれど、サッカーでミスって1点とられるのはかなり厳しいです。

つまり、下手な選手目線で見ると、無視されやすく、ミスると責められやすい競技。ただ、上手い選手目線で言えば、合理的に考えれば下手くそを省いて自分が頑張った方が勝てるから必死にやっているだけ。

日本社会において、「無視」や「でしゃばり」は誉めることはない。ただ、それが戦術的に意味があるなら、海外だとちゃんと評価される。

サッカーに必要な人間性って、日本社会とのマッチングはあんまりよくないと思います。だからこそ、世界で活躍したいなら、久保選手みたいに早くから外国の文化の中で揉まれるのは大事な気がします。

一方、「決められたことをキチッとこなす」のが大事な野球に求められる人間性は、実に日本人的だなって思います。

これは優劣じゃなくて、相性の問題なので、野球がこんだけ日本社会に馴染み、世の中的に高校球児が歓迎されるのに、サッカー選手はそこまで社会全体には受け入れてないのは、面白いなって思います。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 21

66.7 25 天才アニメランキング25位
鴨乃橋ロンの禁断推理(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (113)
373人が棚に入れました
世界最高峰の探偵養成学校BLUEには、かつて類稀なる才能で将来を有望視された一人の天才がいた――。 BLUE開校以来の天才と囁かれた鴨乃橋ロンは在校中のある事件をきっかけに、探偵として致命的な“欠陥”を抱えたことで、BLUEを追放され「探偵」を禁じられる。 それから5年後。失意と退屈の日々を送るロンの元に警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸が連続殺人事件への協力を求め訪ねて来たことで、止まっていたロンの時間が再び動きだす。 ロンの苦悩を知り、親切心からサポートを申し出る“ピュアなマヌケ”一色都々丸。そんな彼をロンは「トト」と呼び、二人での捜査に無限の可能性を感じると、トトをパートナーに指名する。 謎を解くロンと、捜査に動くトト。ちょっとワケありな凸凹探偵コンビが、ミステリアスな事件を華麗に解決していく……!!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

名探偵コナンと比べられる不幸

ロンやトトのキャラデザかなり好み、気軽に見れるいいアニメ
ミステリーっていうよりコメディ?
面白かったけど、本格ミステリーを期待するとガッカリする

「探偵はもう、死んでいる」よりだいぶマシだけど、どうしても「名探偵コナン」と比べちゃうから色々と惜しく感じてしまいます
コナンの事件の描き方って凄いんだなーって思った

・何気ない日常のトラブルが殺人になっちゃった的な感じでスケールが小さい
・殺人トリックに確実性がなく、たまたまうまくいったものが多い
・ミスリードみたいなのがなくて、ほとんどトリックと関係ある情報しか出てこないので推理しやすく、推理を当てたい人には面白いかも?
・本当にその人にしかできない犯行なのか、本当にそのトリックで殺せるのかそういった詰めが甘いように思います
・犯行の中にそんなことできないんじゃない?って思うことが多い

毎回何かしら無理なことあるので2話を例にすると
{netabare}
貯金箱のトリックは別の貯金箱にすり替えたのは最初に思ったけど、こんな感じでトリックのヒントが簡単なのですぐわかるのと、頭殴っただけで粉々になるような脆い貯金箱で女性が殴って一撃で人を殺すのは無理だと思うし、自宅で殺した後に女性がどうやって人に見られないようにあんなに見晴らしのいい河原(電車が通る鉄橋や周囲の建物から丸見え)まで人に見られないように大人の男性の死体を運んだのでしょうか?、それが一番のミステリーです
つまり、犯人の女性にはそんなことできないので犯人じゃないんですよ

死体、あのサイズのスーツケースに入らないと思うし、妹がいるのに血まみれの死体運んだスーツケースを玄関に放置して外出なんてするでしょうか?
同じ貯金箱を買うことまでしてるのに、軽くなったってすぐわかるような量しか小銭を入れなかったのはなぜ?
{/netabare}

こんな感じで1つの事件だけでもいろいろおかしな点が出てきます
でもキャラクター良かったし、本格ミステリーを期待しなければいいアニメだと思います

投稿 : 2025/03/08
♥ : 17

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2人で事件解決

原作未読 全13話

世界的な探偵学校で優秀で将来有望とされた鴨乃橋ロンはあることをキッカケに探偵行為を一切禁止されてしまいました。そこで刑事の一色 都々丸と組んで裏でロンが推理し、一色が推理を展開して事件を解決していくお話です。

まるで名探偵コナンと小五郎ような感じですね。ただ小五郎みたいに眠らせて推理するわけではなく、ロンが裏で一色に推理を打ち明けてみんなの前で一色が披露するパターンとなっています。

一色は正義感が強く、推理は犯人逮捕の手柄となりますが、余り評価されていないようですねw

ロンはかなりの変わり者ですが、推理力は凄いですね。

私は推理ものが好きなので、この作品も観るのが楽しみにしていました。

終盤にロンが関わっているような裏の組織みたいのが出てきますので、2024年秋の2期ではそのお話がメインになるかと思います。楽しみです。

OPはUNISON SQUARE GARDENさん、EDは黒子首さんが歌っています。

最後に、ロンは甘いものが好きですが、あの食べ方は真似できませんw

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

【最終】マトリョーシカ?!推理要素以外の重ね着具合がハンパない

【レビューNo.101】(初回登録:2023/12/27)
コミック原作で2023年作品。全13話。
春の「イセレべ」のような、「ネタ実況」枠のレビューを夏アニメでもやろ
うと思ったのですが、あんまりピンときそうなのがなかったんだよね。
で、今期異世界モノで目をつけていた作品があったのですが、どうもイマイ
チだなっと。異世界モノはまた機会がありそうなので、異世界モノでないの
でやってみたらどうなるのかなあっと、ちょっと試験的にやってみようかとw

(ストーリー)
探偵養成学校BLUEで将来を有望視されながら、自覚なしで犯人を自殺に追い込
むという、探偵として致命的な欠陥を抱え、探偵行為を禁止されていた鴨乃橋
ロン。
しかし、捜査一課の刑事・一色都々丸(トト)と知り合ったロンは、彼とコン
ビを組んで再び推理を再開する。
(wikiより)

(評 価)
・第1話:マトリョーシカ?!推理要素以外の重ね着具合がハンパない
 {netabare}・率直な感想がコレですね。
  通常の推理モノらしく探偵のロン様が、鋭い観察眼と卓越した論理展開で
  推理を組み立てていくという、推理モノとしては王道ですが・・・
  ●ロン様
   ・天才的な推理力で事件解決率は100%。
   ・でも無自覚に犯人を追い込み自殺させてしまうため、犯人検挙率は0%。
   ・そのため探偵業を禁止されていた。でも根っからの推理狂。
    → 事件情報に触れないようにネットやTVといった情報媒体を遮断
      したり、人と接触しないよう昼夜逆転の生活パターンにしたりと
      涙ぐましい努力をしていた。
  ●トト
   ・捜査一課の刑事だが、純粋でお人好しでいろいろ抜けている。
    (犯人の話に騙され3回も逃げられている模様)
  という感じで、それ以外の設定の盛り方がハンパねーなと。
  頭の中では、アニメ「C」のOP「マトリョーシカ」が高らかに鳴り響く
  というwwwいやどんだけ重ね着してんだよっと。
  なんなく推理モノだけでは勝負していく自信がないから、いろいろ外装を
  盛っているのかと、最初は邪推してしまいましたね。

 ・初回のストーリー流れは
  {netabare}・トトの管内で連続不審死事件が発生し、捜査も行き詰まり状態。
  ・総務課のキクさんからロン様を紹介される。
  ・トトがロン様の元を訪ねるも頑なに協力依頼を拒否される。
   → そこへ6人目の被害者が発見されたとトトに連絡が・・・
   → それを聞いてしまったロン様、もう自分を抑えることができない!
     5年ぶりに探偵業を復活!!
  ・死体の状況と(一見なんの共通点もない6人の情報から)推理を展開。
   トトを囮に犯人の検挙に成功。でもそこから持病(?)の「追い込み」
   が発動。その謎の力で犯人がまさにビルから飛び降りようしたところ…
  ・トトが体を張って自殺を阻止!!
   この瞬間連続自殺記録がストップ。そしてロン様はいう。
   「ピュアな間抜けだからこそ、理屈よりも体が先に反応する。
    僕のパートナーに必要なのは、ピュアな間抜けだったんだ!!」{/netabare}
   ここに「ロン様×トト」の迷コンビが誕生。

 ・初回の印象ですが
  ・ジャンルがまだ分からない
   「本格的推理モノ」というよりは「推理モノをベースにしたコメディ」
   って感じなのか?!
  ・推理モノとしてはツッコミどころもあるが、それほど悪くなかった。
   コメディに主軸があるなら、十分楽しめそうなレベル。
  ・ただコメディとしてみると
   トトのツッコミが・・・
   ロン様の常識外れの言動にトトがツッコミを入れるという感じですが、
   力まかせに叫んでいるだけというか、イマイチお笑いとしてはハマって
   るという感じがしなかった。

 ・あと作品情報としては
  ・原作者は天野明で代表作が「家庭教師ヒットマンREBORN!」。
   (大分前に視聴したような気もするが、正直頭に残っていないw)
  ・同氏は「PSYCHO-PASS」のキャラデザ原案も担当。
   そういえばロン様の昔のクールな顔写真とかそういう面影があるわw
  ・またシリーズ構成が「俺ガイル」の渡航らしい。
  
 初回は視聴者をガッツリ掴んだというよりは、「こんな感じの物語です。」
 という作品紹介という色合いの方が強かったという印象ですね。
 個人的には冒頭通り「ネタ実況」枠という感覚なので、予想通り香ばしい作
 品になってくれればよし、「リボーン」天野先生ということで途中で化けて
 もよしという感じで、まずは温かい(?)目で見守っていこうかとw{/netabare}

・第2話:作品のアウトラインは結構提示されたかな
 {netabare}・今回の事件ですが、
  ・捜査一課としては、川辺で発見された撲殺事件の捜査
  ・でもトトだけは捜査一課に何故か紛れ込んできた
   「貯金箱のお金が減っている」(壊さないとお金を取り出せない不可能犯罪)
   を担当させられる。
  ・表立って事件に関与できないロン様は、トトを傀儡として事件に介入する
   と宣言。
   → 不可能犯罪が琴線に触れたので、貯金箱事件の捜査に乗り出すことに。
  ・聞き込みと現場確認の後、この近くで発生していた殺人事件現場に乗り込
   むロン様。
   → 「傀儡」といったそばから堂々と姿を晒してしまうロン様w
    → 案の定、トトの女上司・雨宮は大激怒。
  ・しかし2つの事件は繋がっていて・・・
   ロン様からいろいろ提示されたヒントから、トトが事件の真相を解明。
   → そもそも捜査一課に貯金箱事件がたまたま紛れ込んでくるとかw
     (普通の捜一なら「ふざけるな!!」で事件を突っ返すやろ)
     ここまで堂々と表立っておいて、事件解決の体はトトに任せるんかいw
   まあツッコミどころは満載ですが、まあそういう作品らしいですし、推理
   自体は結構面白かったので笑って許しましょう。
  ・そして、ここからロン様の持病「追い込み」が発動!
   その姿を見て雨宮が
   「何アレ―――かっこいい♡」
   → 今回最大のツッコミどころwいや犯人刺激してるのに止めろよwww
  ・自殺を図ろうとした犯人をトトが体を張って救助。
   まあこれが「お約束」になるんでしょうね。
  ・最後は雨宮、事件介入他に厳重注意しつつもロン様の名前を知って「乙女顔」
   (一応トトは「カモウ」とごまかした模様)
  なるほど、あの女上司をこういう使い方してきましたかw
  まあラブコメ度はさほど高くないと思いますが、アクセントとしては機能しそ
  うですね。日笠さんですしw
  しかし日笠さん
  ・前期は「ワンルーム勇者」「わた婚」をはじめ、数作品
  ・今期も本作以外にも「シャンフロ」他幾つか掛け持ち
  ってどんだけ仕事してんだよ。あまり声優には興味がないので無知なのですが、
  売れてる方はこんな感じなんか?!

 ・そして今回はもうひとつの重要事項「探偵養成学校・BLUE」について語られます。
  ・この世界では、BLUEが与える「探偵免許」はかなり権威がある模様。
  ・ロン様はそこで開校以来の天才として、将来を嘱望されていた。
  ・しかし例の持病のため、探偵免許の取得資格をはく奪され追放。
  そしてBLUEは、ロン様が最近探偵行為を再開したらしいとの情報を入手。
  「人を殺める探偵などあってはならない!」
  日本に調査員を派遣することを決定!!

 やはり「本格派推理モノ」というよりは、エンタメ色の強い作品になりそうですね。
 それに「凸凹コンビの推理モノ」だけでは限界があるとみて、作品の幅を広げる仕
 掛けも講じてきましたし。
 今回作品のアウトラインは結構提示されたかなって感じですね。
 次回は「ロン様 VS BLUEからの刺客」でしょうか。
 BLUEがこの作品においてどういう位置づけになるのか注目ですね。{/netabare}

・第3-4話:少年誌のノリも爽快感が足りていない感じ
 {netabare}・今回の事件ですが
  ・福引で温泉旅行のペアチケットをゲット。トトとロン様は温泉へ。
  ・そこには他のお客とともに、雨宮もやってきた。(同様に福引でゲット)
   → 男湯で裸で鉢合わせw
  ・またBLUE調査員も旅館の従業員として潜り込み、ロン様を監視。
   そんな中おあつらい向きに、温泉で女性の水死体が発見されるという事
   件が発生するのですが・・・
 ・事件の方はロン様がトトにムチャぶり。
  その場をどうにか繕い、アリバイのない雨宮の容疑を晴らすと、地元警察
  が調査している間に打ち合わせたようで、トトが傀儡として事件を解決。
 ・で、今回の最大のツッコミどころ
  → ロン様の持病(犯人を自殺に追い込む)が発症しなかったんだが?!
  傀儡は2話ですでにやって発症してるから、ロン様が直接犯人と対峙しなけ
  ればという条件ではなさそうだし、発症条件は何なんや????
  今回はBLUE調査員がいたから、話の都合上発症するわけにはいかないとい
  うのはわかるのだが、ガバガバ感が拭えませんな。
 ・そしてまさかのどんでん返し。
  BLUE調査員のシュピッツ・ファイアは
  → 家族失踪事件の協力依頼のためにロン様に接触してきたのだった!!
  表向きにはBLUE調査員として、ロン様の動向調査を装い
  ・ロン様の探偵行為なんて見ていません!
  ・今後の捜査には(自分の能力を活かし)協力させていただきます!
  完全にロン様の下僕になっちゃったよw
  1話で「マトリョーシカ」って話をしましたが、どんだけ重ね着するねん?!
  まあ今日のトリックでは、推理モノとしては厳しいかなって感じはあった
  ので、話が面白くなる方向ならOKなんですが。
  こいつも最初の登場と打って変わって、ロン様のおもちゃとしてギャグ要
  員的なキャラになりそうですね。
 
 キャラ造形やらギャグ展開等をみると、少年誌らしく中学生辺りをターゲッ
 トにしてるのかなって感じがしましたね。
 別に面白ければ何でもいいのですが、ただその作りにしては少年誌らしい爽
 快感が足りていない印象ですね。
 シュピッツ・ファイアの寝返り(?)により、今後の展開がわからなくなっ
 たので、とりあえず次回を観てという感じでしょうか。{/netabare} 

・第5話:余計なものを付け足して、逆に面白くなくなってる感じ
 {netabare}>同氏は「PSYCHO-PASS」のキャラデザ原案も担当
 ・今回は「慧眼のカワセミ」こと翡翠刑事が登場。それこそ「PSYCHO-PASS」
  に出演してそうなビジュアルで、ドミネーターでも所持してそうですが、
  彼のアイテムは「ピンセット」。
  「水も漏らさぬ慧眼チェック」からの「針に糸を通すようなピンセット指
  導」なのですが
  ・挨拶がわりのギャグなんでしょうが、正直面白くない
  ・以降ピンセットが出てこないので出オチ感が否めない
  なんで、こんなピンセットみたいな余計なものを持たせちゃうかなっと。
  ・見かけによらず部下思い
  ・「ロン様×トト」のコンビをきちんと認めるなど度量の広さもある
  と、他のキャラ造形はよかっただけに、蛇足感がもったいない。
 ・またトトのツッコミもシンプルにっツッコめばいいところを、無駄に一言
  付け足してツッコむのだが、それが足を引っ張ってスベッちゃってる感じ
  がして、原作者と笑いのセンスが合わないのかなっと感じてしまう。
  あとここ2話のトトですが、
  ・ロン様が持病を発症しないから、それを止める見せ場がない
  ・事前に2人で打ち合わせて、それをしゃべっているだけでトトの個性が
   みられない。(原稿を読むだけの国会答弁みたいなw)
  正直トトの存在価値が「ダメ刑事」と弄られる位しか使いどころがないっ
  て感じで、作品での立ち位置が厳しい状況。
  ロン様のキャラは悪くないのでどうにか観れるって感じですが、コンビの
  トトがこの状況だとこの先は厳しいかも。

 全体的に面白くしようと余計なものを付けるのが、逆にクドさに繋がるなど
 いろいろと裏目に出ている印象。{/netabare}

(最 終)
結局その後も
{netabare}・実はこの事件の裏側には、ロン様より優れた頭脳の持ち主犯罪一族「M家」
 が関与していた。
・ロン様がBLUEから追放される原因となった「血の実習事件」も「M家」の
 企みで、ロン様は嵌められた。
・ロン様の持病「追い込み」も「M家」によるもの。
・そしてロン様は「ホームズとモリアーティーの両方の血を持つ者」。
・で、やたらと黒蜜推しw{/netabare}
といろいろ盛ってきます。まさにマトリョーシカ?!
 
・推理モノとしては、そっちよりもトトとのバディモノやコメディがやりた
 いのかなって感じだったので、粗も目立つがまま笑ってる許せるかって感
 じですが、 
・バディモノとしては、トトとのコンビで相乗効果を生み出すことができず、
 (セリフはそれっぽいが)イマイチ薄っぺらい関係性しか感じられず、
・コメディは致命的に私とは合わなかったなと。
前にも書きましたが、少年誌連載の割には痛快感や爽快感が決定的に足りて
いない感じですね。

元々「イセレべ」のような、「ネタ実況」枠のレビューをしようと思ってい
たのですが、「イセレべ」のレビューとの熱量の差が、この作品の評価を如
実に物語っているのかなっと。
2期も決定したようですが「M家」との対決とか、そこまでに楽しみとは思え
ない感じですかね。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11
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