大阪で小学生なアニメ映画ランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月08日の時点で一番の大阪で小学生なアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.9 1 大阪で小学生なアニメランキング1位
映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年(アニメ映画)

2015年12月23日
★★★★☆ 3.7 (15)
61人が棚に入れました
TVアニメの放送開始から25周年を迎えることを記念して制作されるこの新作映画。脚本はさくらももこが自ら担当し、まる子がイタリア人の男の子に求愛されたり、大阪と京都に旅行したりするというストーリーが展開される。

声優・キャラクター
TARAKO、屋良有作、一龍斎貞友、島田敏、佐々木優子、水谷優子、渡辺菜生子、キートン山田、中川大志、劇団ひとり、パパイヤ鈴木、渡辺直美、ローラ
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ちびまる子ちゃんのファンですが…これは違う気がする…。

 「あにこれ」でも良いレビューが多い今作ですが…正直言いますと、個人的には全く楽しめませんでした…。

 「ちびまる子ちゃん」を「子供向け作品」と考えている人には、大の大人が今更今作をつかまえて、「面白くない」なんて書いてるのも変に感じるかもしれませんが、原作や他の劇場版2作は、「大人が楽しめる」作品でした。

 原作は未だに繰り返し読んでも笑えますし、劇場版の「大野君と杉山君」は非常に感動できるノスタルジックな名作です。「わたしの好きな歌」の音楽性と芸術性は、むしろ大人向けですし、音楽シーンだけでも繰り返し観る価値があります。

 そんなわけで、大人でも楽しめることを期待して今作に挑んだ私ですが、作品として「変わらない部分」よりも「変わってしまった部分」を強く感じました。

 以下批判的なネタバレ付き感想
{netabare}
「ちびまる子ちゃんらしくない」と感じた点
①キートン山田が空気…。
 原作を含め、「ちびまる子ちゃん」と言えば、ナレーター(キートン山田)のツッコミで成立してる部分があると思うんです…。しかし、今作は本当に目立ってないですし、物足りないです。

➁オチが来ずに終わる…。
 これはかなり残念な点の一つです。原作だって、感動する劇場版だって、最後は必ずオチがあって笑って終わる、それが「ちびまる子ちゃん」だと思います…。キートン山田が目立たなかった理由の一つでもあるかと。

➂丸尾君の扱いが可哀想
 一番嫌だった点かも知れません。丸尾君は周りがドン引きするキャラではありますが、「ちびまる子ちゃん」の世界では、周りがドン引きするようなキャラ達も、結局は輪の中に入れて一緒に出掛けたり遊んだりするんです。
 それだけに熱心に留学生と交流したがっていた丸尾君をあそこまで冷遇するのには違和感しかありません。ホームステイは駄目でも、旅行に連れて行ってあげればよかったと思います。
 花輪君は泣いて頼まれたら、若干引きつつも大抵のことは受け入れる懐の深いキャラだったはずでは?彼が最後まで断ったのが、ファンとして予想外でショックでした。(花輪君の提案が広まって沢山来ちゃうみたいな展開多いですよね…。)

④友蔵が普通過ぎて面白くない…。
 友蔵はさくら家のお笑い担当のボケ爺(さくらももこの祖父の理想像)ですが、今作の彼はまともなことばっかり言っていて、違和感しかありません…。
今のまる子だと、友蔵って阿呆なこと言わないのかな…?

その他物語的に嫌なところ
➄「イタリアから来た少年」の違和感
 物語の中心の彼ですが、不自然なほどにいい人です。そんな彼が、「マルコ」というあだ名だけで、丸尾君の頼みを断る辺りにそもそも違和感があります。

 また、イタリア人であるという設定をまんま忘れそうなぐらい、日本語がペラペラです。原作の「南の島」の話では、言葉が通じなくても友情が生まれる感動作を書いていたのに…。
 外国人が日本に来たなら、「言葉の壁」は多少なりとも描くべきでは?外国人の留学生が来るっていう展開は、小学生時代経験した人も多いと思いますが、最大の問題は「言葉の壁」でしたよね…。外国人にはせめてカタコト感でも出してほしかった…俳優とかタレントが声優やってるから無理だったのかな??

⑥留学生の声優がひどい
 完全に話題づくりのキャスティング。イタリア少年に感情移入しづらいのも、外人がみんな外人っぽくないのも、ひとえに声優が酷いって言うのもあるかもしれません…。俳優・タレント・芸人を使うならせめて、ハーフとか使えばよかったかも。
 外国人の日本語の演技ではなく、完全に日本語の下手な日本人の演技になっている。俳優の中には、いい声出す人もいますが、今作は全員最悪でした。
 TARAKOさんは相変わらず最高の演技しているのに…。「まる子ちゃん」でこういうキャスティングをしてほしくなかった…。(たいして話題にもなってないし)

➆綺麗なだけの絵柄
 絵柄が原作により近い「大野君と杉山君」、芸術的な作画で遊んでいた「わたしの好きな歌」…。どっちも今作よりどこか薄暗くて、古臭い感じはします。今作の絵柄はとても明るくて、綺麗です…。しかし、過去の2作の作画の方が絶対に魅力的です!!
 もちろん感性の問題だと思いますけど…過去2作しっかり観たなら、きっと作画に物足りなさを感じると思います…。
{/netabare}
 てな感じで、嫌いな点を沢山挙げてしまいましたが、感動シーンは一応あります。(私は泣けませんでしたが…)

 あとは小杉君とかが目立ってるのは嬉しいですね。

 大人が一人で観る作品としては全くお勧めできません。子供に見せる感じなら問題なしだと思います。
 
 ただ、どちらにしても、物語・作画・音楽、あらゆる点で「大野君と杉山君」の方が優れていますし、芸術点満点の「わたしの好きな歌」の方が見ごたえがあります。(後者は、放送を録画して楽しむしかありませんが…)

 原作の「南の島」の話とかを劇場化した方がよかったと思う…。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ボーノ まる子泣き 友情の栓抜き +

 2015年最後に見た劇場アニメ。「映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」、クリスマスイブに見たです。
一番最後の21時過ぎということもあって、親子連れは流石にいなかったし見てる人も少なかったです。去年最後に見た劇場映画より、こっちのほうが好きでしたです。
 ちびまる子ちゃんというとアニメ化した当初は見てたです。でも、ドラえもんみたいにマンネリ化し、同じ話を繰り返したりしんみりする話が多すぎたようで、いつの間にか私はすっかり見なくなってしまったです。でも、数年ぶりの映画化ということやCN見て、もう一度だけでもと思い見たです。

 劇場CNなどでお馴染み、花輪くん家に来た6人の外国のお友達が、まる子たちの家にホームステイして仲良くなったけど、帰ってしまうお話です。焦点は、まる子とアンドレアです。
 これは、ドラ泣きならぬ、まる子泣きといった感動を感じたです。

 外国のお友達といっても、声優さんの演技からしても外見だけで、外国人のように思えなかったです。まる子たち以外で目立ったのは、まる子のおじいちゃん、たまちゃんのお父さん、小杉くんですかねぇ。
 小杉くん、ハワイから来たネブをホームステイすることになるけど、かなり気が合う反面、食い意地張りすぎて、わがままになってしまうのがたまに傷です。

 まる子、アンドレアに突然気に入られるけど、めんどくさがって初めはかなり嫌がったです。でも、アンドレアの亡くなったおじいさんの話を聞いて、友情を深めていったです。+まる子のおじいちゃんも。
 それがキーワードになった、大阪の「のん気屋吞兵衛」と店の栓抜きなのです。{netabare}ここでなど、アンドレアの言う「半年前におじいちゃんは、死んでしまいました」という表現は、「亡くなりました」とか「他界しました」というほうが、良かったです。{/netabare}

{netabare} 花輪くんの伝手で、大阪、京都に分かれて旅行することに。そこらで、地元の人の暖かさが、非常に良かったです。こういうのも人間味あふれたちびまる子ちゃんの長所なんだなぁです。
 まる子とまる子のおじいちゃんの聞き込み空しく、のん気屋吞兵衛は無くなってて、その夫婦は上野に引っ越したまでで、全く手掛かりは閉ざされてしまったです。{/netabare}

 劇中歌が、何か感動したです。学校のピアノ演奏で、外国のお友達達の歌。巴川灯ろう流しに行った浴衣姿のまる子とアンドレアが過ごす時に流れた歌なんか、あの花EDや最終回を思い起こすような感じみたいな良い歌でしたです。

 アンドレアがイタリアへ帰る日、東京に着いて帰りまでかなり時間があった。アンドレアのために、そこからのまる子とまる子のおじいちゃんの行動も、友情パワーのなせる業だと思ったです。
 今度こそ、アンドレアの日本に来た一番の願いが叶い感動したです。まる子とおじいちゃん凄い!です。

 アンドレア空港から帰るとき、切なさが半端なかったです。以前、まる子が南の島に行ったとき、プサディという少女と仲良くなったけど、帰るときの話を思い起こしたです。今回それとは、比較にならないと思ったです。
 アンドレアがイタリアに帰ったとき、両親に話した内容や、旅行でたまちゃんのお父さんのカメラを借りて取った写真が、良かったです。
 あの栓抜きも素晴らしいものになった!です。これでいいのだ!です。

                         2015 12.25 +


 あれからまた見に行ったけど、平日昼間とはいえ客が、私一人というのも悲しいです。このまる子良い話なのになぁ・・・。もっといろんな人に見てもらいたいと思うのだが・・・。

 まる子とアンドレアの友情、やっぱり泣けるです。感動のまる子です。

 それ以外にも、相変わらず丸尾君の「ズバリ・・・でしょう」や藤木くんと毒のある永沢くんの存在感もあったです。

 アンドレア、外人とは思えない人間味あふれていて良かったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「おどるポンポコリン」のレビューです(笑)

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
さくらももこさんが脚本を担当した、劇場版。話としては劇場版で完結しているので、テレビ版に詳しくなくても問題ないです。

ゲストで登場する芸能人達が非常に豪華であることでも話題になりましたね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
劇場版というこで、普段よりも少し毒は弱くなり、純粋に良い話に。まる子とアンドレアの別れは、単純ながら感動的だった。
{/netabare}

【余談~ 名曲「おどるポンポコリン」~】
{netabare}
先日、「UTAGE!」のスペシャルで、「B.B.クィーンズ」さんや、みんなで楽しそうに「おどるポンポコリン」を歌ってました。素敵過ぎて、ちょっと泣きそうになりました(笑)

んで、今日、カーラジオ聴いてたら、モモクロのラジオ流れてて、そこでモモクロバージョンの「おどるポンポコリン」。てか、今、モモクロが歌ってることすら、初めて知りましたw

ということで、偶然も重なったので、「おどるポンポコリン」レビューですw

まず、「おどるポンポコリン」は、ものすごくたくさんのアーティストにカバーされてます。

「モモクロ」「ゴールデンボンバー」「E-girls」「マナカナ」「大原櫻子」など。

この中で、一番好きなのは「E-girls」のカバーです。他の方のカバーは、ぶっちゃけカラオケクオリティで、だったら原曲の方が100倍良い。せっかくのカバーですから、その歌手「らしさ」が出ていて、原曲とはまた違う魅力がないとね。

「E-girls」のカバーは、単純に上手いというのもあるけど、POPでオシャレに仕上がっていて、ああいうのから、小中学生が、ちびまる子ちゃんにハマっていってくれれば嬉しいな~と。

今日聴いた「モモクロ」バージョンは、かなりガッカリ。単純に歌が上手くないのは今さらだから別に良いんだけど、せっかくの「モモクロ」なんだから、もっとハッチャケて欲しかった。「怪盗少女」くらい。いや、私はアイドル全般があまり好きではないのですが、モモクロは結構好きなんです。CD買ったりライブに行ったりはしませんが、観てるとなんか元気になるし、一生懸命さに好感ももてるので、アイドルの中では一番好きかもしれません。だからこそ、歌もダンスもなんか大人しいなと。コンセプト的に、幼稚園児~小学生低学年くらいに向けて作ったんだろうけど、おっきいお友達向けに作った方が、良かったんじゃないかと思いました。

さて、前置きwはこのぐらいにして、B.B.クィーンズの曲ですが、久々に聴いてみて、何に感動したかって、メインボーカルの坪倉唯子さんの変わらぬ歌声もだけど、「タッタタラリラ」なんかでコーラスに入る近藤房之助さん、メチャクチャ上手くないですか(笑)? 当時は全然注目してなかったけど、生で歌ってあの上手さ、しかも、声量からタイミングから、コーラスとして完璧でした。68歳で、あの歌声。渋くてすんごい素敵でした。

てか、近藤房之助さん、本業はブルース歌手で、容姿もかなり渋い。坪倉唯子さんも、本来はかなりハスキーな歌声なんですね。今回調べてみて、初めて知りました。インタビュー記事によると、コーラスやバンド含め、B.B.クィーンズは全員が本業でも活躍するプロの集まりで、あの変な格好は、「恥ずかしいから変装している」んだとか(笑) 元々、ああいう人達だと思ってましたよw

やっぱり、ヒットには理由があるんですね。実力のあるプロ集団による本気のふざけ。だから、ただのおふざけにならなかった。イロモノじゃない。

なんか、「おどるポンポコリン」がますます好きになりました♪
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

70.2 2 大阪で小学生なアニメランキング2位
名探偵コナン 世紀末の魔術師(アニメ映画)

1999年4月17日
★★★★☆ 3.7 (298)
2088人が棚に入れました
鈴木財閥で新たに発見されたロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」を狙うという怪盗キッドから「黄昏の獅子から暁の乙女へ 秒針のない時計が12番目の文字を刻む時 光る天の楼閣からメモリーズ・エッグをいただきに参上する」という予告状が届き、コナン達はエッグが展示されている大阪へと向かう。依頼主・鈴木会長と面会しその概要を聞くコナンらだが、問題のエッグは数億円かけても手に入れようとする者は大勢いるという。キッドがエッグを狙う目的は金目当てなのかとコナンは考え込むが、今までの盗品は全て返すといった犯行からはとてもそうは思えなかった。予告状はこれまで通り文章による暗号で示され、小五郎にも何日に盗まれるかまでは分かったものの、その時刻や場所についてはあやふやなまま。キッド専任の刑事・中森警部はエッグを手中に収め、ひとまず自分たち警察の手でそれを保護しようとする。
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

キッドが出てきます。

元々、怪盗キッドは「まじっく快斗」という作品の主人公で、
名探偵コナンにだんだんと登場するようになった。
本作は、そんな怪盗キッドが初めて登場する劇場版である。
また、コナンの劇場版で初めて航海をした作品で、舞台が大阪・豪華客船・古城と変化し、それぞれ緊張感のある演出で物語は進行する。
前述の怪盗キッドの他、服部平次、遠山和葉、灰原哀などが初登場する。

以降の「ネタバレ」はWikiから引っ張ってきたあらすじです。
読みたい人は読んでください。核心には触れていません。
{netabare}
鈴木財閥で新たに発見されたロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」を狙うという怪盗キッドから「黄昏の獅子から暁の乙女へ 秒針のない時計が12番目の文字を刻む時 光る天の楼閣からメモリーズ・エッグをいただきに参上する」という予告状が届き、江戸川コナン一行はエッグが展示されている大阪へと向かことになった。

依頼主・鈴木会長と面会しその概要を聞くコナンたちだが、問題のエッグは数億円かけても手に入れようとする者は大勢いるという。キッドがエッグを狙う目的は金目当てなのかとコナンは考えるが、今までの盗品は全て返すといった犯行からはとてもそうは思えなかった。予告状はこれまで通り文章による暗号で示され、毛利小五郎の推理で何日に盗まれるかまでは分かったものの、その時刻や場所についてはあやふやなまま。キッド専任の刑事・中森警部はエッグを手中に収め、ひとまず自分たち警察の手でそれを保護しようとする。

一方のコナンたちは服部平次、遠山和葉と合流。平次と共に大阪の街を歩きながら予告状の暗号を解くコナンだが、それが完全に分かったのは犯行時刻ギリギリ。結局エッグは眠らされた中森警部らから怪盗キッドに奪取されてしまい、キッドはハンググライダーで空に飛び立って逃げようとする。それをバイクで追うコナンと平次だが、肝心の運転手である平次は交通事故を起こし動くことすらできなくなる。コナンは阿笠博士の発明品のスケートボードでキッドを追うが、速度の違いもあり逃がしてしまうことは避けられない状況だった。しかし、逃亡中のキッドは追跡していたコナンの目の前で何者かにモノクル越しに右目を拳銃で狙撃され海に墜落。エッグを取り返すことには成功したもののキッドの安否、そしてその犯人は警察による大規模捜査でも確認できない状態だった。

ひとまずエッグを安全な場所へ運ぶことになり、コナン一行、そしてエッグは神奈川へ向かうため豪華客船で移動する。だがその船内では、自室を荒らされ右目から頭を貫かれた寒川竜の銃殺体が西野真人により発見された。すぐさま東京からヘリで警察が到着し、寒川の遺留品から貴重な芸術品が紛失していること、そしてそれが西野の部屋から発見されたことが判明。それに西野自身が第一発見者であることを踏まえると彼が犯人であると疑わせる状況は十分だった。だが荒らされた部屋には布団から出た羽毛が散乱し、西野が重度の羽毛アレルギーであることから、彼は犯人として考えにくい状況に。

そんな中、キッドと寒川の共通点である"右目の狙撃"をキーポイントにコナンは阿笠に電話を掛け、過去にそれを連続して行っているような人物がいないかどうか調べてもらう。阿笠が調査した結果、ICPOのWEBサイトで指名手配中の重罪犯を調べてみたところ、ある一人の人物がそのまま該当したらしい。その人物とは、右目を拳銃で狙撃し殺害するロマノフ王朝の財宝を狙い続ける国際指名手配犯、スコーピオンだという。
{/netabare}


本作は全2作に比較して新たな登場人物が多い作品だった。
残念なのは、服部や少年探偵団の活躍がいまひとつだったこと。
もう少し上手い展開が出来たのではないだろうか。
しかし、近年のゲストキャラが氾濫し、コナン無双で、ストーリーは薄っぺらでトリックも陳腐な作品群とは
比べ物にならない面白さである。何度でも見れる作品だ。
特筆すべきは{netabare}最後のスコーピオンとの対峙だろう。
あの蝶ネクタイ型変声器の使い方は面白かった。
ロシアをネタにしただけあって妙に不気味さが出て、
歴史に精通した人はより楽しめただろう。ルパン三世のテレビシリーズを彷彿させた。
{/netabare}

B'Zの歌う主題歌も本作の魅力のひとつだろう。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ロシアより愛をこめて A

名探偵コナンに持っているイメージって何でしょうか。身の回りで次々に起こる殺人事件、阿笠博士が作った非現実的な便利な道具の数々、コナンが例え高校生のままであったとしてもとても無理であろう推理力、などなど、ご都合主義がてんこ盛りのゴールデン向けアニメ、と。とにかく悪いイメージだけを抽出するとそんなところでしょうか。映画にはこれに爆破などの妙に劇的な展開が加わります。

さて、ネガティブなことばかり並べ立ててきましたが、批判したいのかというとそうではありません。コナンの映画を余り見ていない私が言うのは何なのですが、ハリウッド級の映画を作ることが難しい日本において、エンターテインメントとしての存在価値があるのではないかと思うのです。

ストーリー云々はあらすじをご参照願うこととして、物語は怪盗対名探偵というイントロダクションから意外な方向へ展開していきます。それは、国を越え、時代を越えた壮大なロマンです。コナンの見所はいろいろあるとは思うのですが(勿論あの決め台詞とか)、最後に私がこの作品の中に見出したものは「愛」でした。ストーリーが最後にこの一点へと集約されたのを見届けたとき、この種の作品で得られる爽快感よりはむしろ感動がこみ上げてきました。

この映画では、冒頭に主要人物の解説が入りますので、コナンをよく知らない人にとっても入り易いようになっています。実際に見てみれば分かるのですが、上述したとおりコナンの約束事が多数ちりばめられていますので、それらにゲンナリするような人であれば、無理にお勧めはしません。ただ、それをさて置いてでも見る価値がある作品ではないかと思っています。

この作品は史実を元にしたフィクションであり、後日、その創作部分に矛盾が生じる発見があったようです。それでもなお、この作品の存在価値は損なわれないと思います。それほど良く描かれた物語です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20
ネタバレ

ポケモンマスター! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

コナン映画の最高傑作?

~ストーリー~
省略。

~感想等~
コナンの劇場版第三作目です!

このあたりから作画・画質が許せる範囲になってきたとおもいます。

怪盗キッドや灰原、平次なども劇場版で初登場します。

この作品は良かった点が多かったので、先に悪かったところから・・・

灰原と平次ですが、登場するだけで特に物語りに関わってきません!

個人的には灰原にはコナンとともに犯人を追い詰めてほしかったです。

あと、怪盗キッドですが今回は大したことしなかったのでちょっとものたりなかったです。

まぁ、ラストはかっこよく消えてったので許しましょう。

少しものたりなかったのは上記のみで、後は本当にコナンらしいすばらしいストーリー展開だったと思います。

また、コナンの正体が蘭にバレそうになったりしている話が入っていたのも良かったです。

中盤から終盤にかけての暗号や様々な仕掛けがとてもおもしろかったです。

コナンが犯人を追い詰めたときの対峙シーンでの台詞がかっこよくてしびれましたね。

今のところ個人的にはコナン映画で一番おもしろい作品だと思います。

昔、楽しかった記憶のある「天国へのカウントダウン」を再視聴してないので、まだ一番とは言い切れませんが・・・

トリック、ストーリー展開や犯人の描写など、「これぞコナンの映画!」って感じがしました。

以下は観終わった方
{netabare}
まさか、キッドが白鳥さんに変装してるとは気づきませんでした!

あと、犯人との対峙シーンで犯人が拳銃で目をねらうことを気づいていてそれでメガネを交換していたのに驚かされましたね。

犯人に対しての決め台詞がとても良かったです。

「江戸川コナン。探偵さ!」

今回のこの台詞にはしびれました。

引き続き視聴がんばります。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
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