大阪弁で漫画原作なTVアニメ動画ランキング 2

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72.6 1 大阪弁で漫画原作なアニメランキング1位
あずまんが大王(TVアニメ動画)

2002年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (687)
3328人が棚に入れました
舞台は、とある高校。10歳だが優秀なので編入してきた美浜ちよ、元気が取り柄の滝野智、一見恐そうだが実は動物好きの榊、関西人というだけであだ名が決まった大阪こと春日歩や、恐らく登場人物中もっとも自己中心的で身勝手な担任のゆかり先生などなど、それぞれキャラクターの突出した登場人物達が繰り広げる、楽しくどこにでもありそうで、でもなさそうな日常。大仰なタイトルとは裏腹に、簡略化された線と抑え気味の演出で進行する。笑いのポイントを意図的にずらすこともよく行なわれ、ベタとシュールの間を行ったり来たりする独特の空気感があるアニメ。

声優・キャラクター
金田朋子、浅川悠、松岡由貴、田中理恵、樋口智恵子、桑島法子、野川さくら、平松晶子、久川綾、石井康嗣

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

日常の降臨

※あくまでもネタレビューですw
いきなりですが、映画にしても音楽にしてもその時代ならではのモノがあると思います。
それはアニメにも言えることであって、
エヴァにしてもハルヒにしてもそのような節が伺える。

けいおんレビューhttp://www.anikore.jp/review/1187556/

本作は空気系いわゆる日常系の原点と呼ばれている作品で4コマきららのアニメ化処女作です。
私はけいおんのレビューでも書いたのですが、この日常系はセカイ系の系譜とはいきませんが派生したモノではないかと勝手に思ってますってなレビュー。

本作が放送されたのは2002年。
多分後発的にらきすた、ひだまり、けいおんと続く作品群でさらに価値を認められたのだと思いますが、
らきすたが2007年けいおんが2009年です。

☆涼宮ハルヒの憂鬱2006年
そこで私が思うにあずまんが→らきすた→☆けいおんと日常系が続く中
京アニルートとしてらきすたとけいおんの間に☆ハルヒがあってけいおんが生まれた気がします。

ハルヒはセカイ系ですが色々な要素を含んだ作品です。
その中でハルヒは最終的に非日常なセカイより、キョンのいる日常セカイを選び、
「日常の楽しさ、セカイの終焉、ボーイミーツ作品でもあります」
その日常の選択と、ハルヒ放映当時話題になったGod knowsの演奏クオリティーを通してけいおんが誕生したのではないでしょうか。そしてらきすたで京アニは空気系の感覚を掴み、けいおんに至ると考えます。

また時代背景としては2chが生まれた年1999。
ニコ動2006年。SNSは大体00年前半。またコミュ力とか言い始めたのもここら辺?

そんな感じで自分の気の許せる相手とのコミュニケーションを楽しめる
セカイ系のセカイを無くしたキャラだけで作れる低予算アニメであり萌え重視
アニメがメジャー化していったのもここら辺から

ちなみに京アニは日常系を意識して作ったわけではないようです。
こんな感じで時代とも大人の都合ともマッチし日常系は生まれたのではないでしょうか。
あずまんがの事をあまり触れてませんがそこはご愛嬌でw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 44

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

女子高生とか好きだから!!!

あずまきよひこ氏の4コマ原作アニメです
今大変なムーブメンツを起こしている萌え4コマの源流、
すべての萌え4コマはあずまんが大王の注釈にすぎぬ
とまでは言いませんが、後の萌え4コマ作品群に多大な影響を与えた(通称あずまんがフォロワー)、偉大な作品です


制作はJCスタッフ、監督は錦織博氏です
たまにビビッと来るモーションがあります、岸田隆宏氏原画パート含む4話など
静と動と言えば、割と動なアニメーションで
退屈せず見れると思います

面白いですね、ギャグ冴えてます、かなり
現実だと寒い同じネタリピートも、今作なら爆笑できます
また物語が完結してるのも魅力ですね
そしてキャラが可愛い
ちゃんと、萌えからキャラが生まれるのではなく、キャラから萌えが生まれてます
ことアニオリ回の19話はかなり良いです
あの場面は、私の思うところ、物語全体での起承転結の転だと思います
時と共に変わるもの、変わらないもの、を子供視点と大人視点で見つめる様子を描き、その答えが、最終回のちよちゃんの台詞にも繋がっている気がします

声優さんは、、、まぁカネトモさんこと金田朋子さんでしょうね。。。
ものすごい声だなぁと思ってましたが、いやはや・・・
数々の逸話を残していますカネトモさんですが
最近めちゃイケの新面オーディションに出てたり、超音波ボイスがニュースで取り上げられたり、いやはや・・・
ちよ父にまさかの若本、以外ははまり役ばかりでしたね
智ちゃん役の樋口智恵子とか素晴らしい

もうどれほど聞いたことか、このOP「空耳ケーキ/Oranges & Lemons」
作詞は畑亜貴さん、この頃からすでに爆走してますね
優しい雰囲気な曲ですが、歌詞内容は電波で、少し怪しいですが、ん~、脳に直接来る曲です・・・
はい、そしてED、同歌手による「Raspberry heaven」
荘厳で、聞いててドキドキする曲ですね、こちらも大好きです

智ちゃん押しです
本来の私なら真っ先にちよちゃんに行くのですがね、何があったんでしょう
うざかわ系はあまり趣味にないものの、智ちゃんは良かった
髪型は2年生時のが好きです
大阪さんも可愛いですね、大阪さん弁がまた良いんだ、へーちょ可愛い
ただ、ちょっとアホの子すぎやしませんでしたかねぇ
あと、やっぱりよみはエロいな


良い作品でしたね
セリフも、明日に使えるギャグ知識満載ですし
なんといっても萌え4コマの先駆者ですからね
そういう系好きなら、まず見ときたい作品です

投稿 : 2024/12/28
♥ : 14

……keniee…… さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

大好きな ほのぼの系学園アニメ

4コマ漫画 原作   全26話


高校生の ほのぼの日常系 ベースは学校内です

ほんとに
キャラがみんな かわいいのです


私の 大好きキャラは

高校といっても 小学校から飛び級してきた 
10歳の ちよちゃん

  文化祭でキグルミを着た
  よちよち歩きの ちよちゃん それだけでOK♡♡♡

う~ん♪ かわい~♡♡♡ (*//艸//)♡


大阪から転校したてきた
おおさか(あだ名)ちゃん

  関西弁て いいですよね♪♪

ほのぼのほのぼの ストーリーです


☆メインキャラ   声

 美浜 ちよ   金田朋子
 春日 歩    松岡由貴
 滝野 智    樋口智恵子
 水原 暦    田中理恵
 榊       浅川悠
 神楽      桑島法子

 声優おんち なので  初めて調べてみました 
 金田朋子さんなら わかりますよ~~
 調べて ビックリです
 いまTVにバンバンでてますものね

これから いつも聞いてる声だなぁ
と思う声優さんたちを覚えていきたいと
思っています♪

投稿 : 2024/12/28
♥ : 24

66.3 2 大阪弁で漫画原作なアニメランキング2位
うちの師匠はしっぽがない(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (96)
314人が棚に入れました
いつか人間を化かしてみたいと夢見る、豆狸の女の子・まめだ。 少女に化けて大都会・大阪に繰り出し、黒髪の美女を化かそうとするが一目で見破られてしまう……! 落ち込むまめだに容赦なく「里に帰れ」と言い放った美女は、自分を「落語家」だと名乗り……? 笑うかどには、たぬきたる。観ると笑顔になる大正落語ファンタジー、ここに開演!

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「その、陽気なこと~!」(いっぺん、言ってみたかったんだよな)

……といきなり本作Blu-rayのテレビCM風にぶちかましてみたところで、以下ぜんぜん関係のない話をします。

本作の漫画原作は未読です。

時は大正、処は大阪。田舎から街に出てきた豆だぬきのまめだ(いわゆる化け狸(?))が落語家に弟子として入門して、人を化かす代わりに落語家として人を笑わせることを目指すというお話ですね。

そして内弟子として弟子入りした大黒亭文狐(だいこくていぶんこ)師匠にも、人には明かせない秘密が…。

ということでまずは落語、特に本作では上方落語についてです。

近頃では伝統芸能・古典芸能的な扱いを受けている落語ですが、古典落語と呼ばれる噺が作られた当時は、その当時の様子に基づいたものになっています。

江戸時代から明治、大正と時代が移り変わったとしてもまだ大正時代だと例えば「祖父母が江戸時代の生まれ」とかいう人がいて、古典落語でも世相は落語の世界そのままではないにせよまだその残滓みたいなものは残っていたんだと思います。

例えていうなら令和の今の世で「昭和は○○だった」的な話をしている感じなので、私が昭和の話をされても普通に理解できるし当時の笑いも普通に楽しめるのと同じことで、大正時代の寄席の客は普通に当時の落語が楽しめる人ばかりだったんだろうと思います。

ロケーションについても、上方落語は当然大阪周辺を舞台にした話が多いわけです。

時代、場所どちらにも馴染みがない視聴者は落語の内容から置いて行かれるし全然面白くないといったことになりそうです。


……ということで本編の話に戻ると、作中の文狐師匠は見かけこそ若くても噺の中の世界を懐かしむ側であり、まめだもまた「古き者」のコミュニティーで生まれ育っているのでまだ若いですがそちらの感覚に近いんでしょうね。

落語の内容自体が楽しめなくても、その辺のノスタルジックな感覚に共感できればある程度は楽しく本作を観られると思います。

ということで、個人的には落語の内容も含めてまあまあ楽しめたんですけどそうじゃないって人は多そうですよね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 12

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

師弟愛をさわやかに描いた作品

原作未読。
落語の師匠に弟子入りした狸のお話。
いや、師匠もキツネなのね。
毎回上方落語の解説がある。
こんなまっすぐな狸、いやお弟子さんは最近ないかも。
涙ながらに自分に嘘をつきたくないと主張する豆狸に感動だ。
みていてとっても気持ちのいいアニメだ。
これは落語を通して、何代も受け継がれる師匠と弟子の繋がりを
描くアニメ。
特に後半の四天王が出てくるあたりでそれが顕著に現れる。
師匠としては優しすぎる気もするが、弟子の成長を思ってのことだろう。
大黒亭は先代から人間嫌いだったはずなのだが、弟子を思いやるのは
人間じゃないからなのか?
キツネとタヌキを登場させたのはそういう仕掛けなのかとも思ったが、
違うような気もするなあ。
タヌキの里のこともあるし、続きが気になるが、アニメとしてはここまで。
素晴らしいアニメだったと思います。
エンディングの曲がこのアニメの雰囲気にピッタリ。

余談ですが、この手のアニメで笑いを求めるのは違うと思う。
前シーズンの「てっぺん!!!!!!!!!!!!!!!」でも述べたのだが、
お笑いは雰囲気や間、その時の話題や共感があって初めて生まれるもので、
映像も音声も別々につくるアニメでは無理なのだ。
今やお笑いブームであるが、その源流にはこういった落語などの
噺家の存在があることを忘れてはいけないと思う。
大切にしたい日本の無形文化だと思うんだよね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7
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