夏休みで秘密基地なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの夏休みで秘密基地な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月11日の時点で一番の夏休みで秘密基地なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.8 1 夏休みで秘密基地なアニメランキング1位
のんのんびより のんすとっぷ(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (471)
1794人が棚に入れました
「旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、野菜を作ったり、虫捕りをしたり、楽器を練習してみたり・・・春夏秋冬の変わりゆく田舎生活はワクワクが止まりません。のどかでいつも通りだけど、くすっときて、ちょっぴり沁みて、心がほっこりする。まったりゆるゆるなメンバーが送る日常が、またまたはじまります。

声優・キャラクター
小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈、名塚佳織、佐藤利奈、福圓美里、新谷良子

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

数ある「のんのん」の中でも「のんすとっぷ」こそ至高。3期かけて積み上げてきたものが活きている。

 「ゆるキャン」と同じく、すでに充分完成された日常系ギャグとしてもはや進化の余地はありない、そんな風に考えていた時期が私にもありました…。


 全てのクオリティーがアップしているが、キャラと声優のマッチングがアップしてギャグの冴えが格段に上がっている。正直個人的には今までは寒い瞬間が多少あったけど、今期は本当に笑わせて頂きました。


 なっつんとひか姉、特に後者の出るだけで笑える女と化した感がある。台詞をいかに喋るかだけでここまで面白くなるもんなんだなぁ〜。メカコマぐるみの狂気も素晴らしい。


 あと、今期も魅力はここまで積み上げてきたものがあるからこその喜びと感動がある。駄菓子屋とほのかちゃんの件では涙せずにはいられなかった…。


 シンプルで純粋だからこそ胸に沁み入る救いこそ日常系の行き着く極地だと思う。プロ幼女な久野ちゃまが加わったことも大きいねぇ〜。そんなしおりちゃんに対してお姉ちゃんであろうとするれんちょんの姿には思わず…。


「いつも同じ道じゃないのん。いつもちょっと違うお天気日和なのん。」

投稿 : 2025/03/08
♥ : 48

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

完璧なsuspend/resume(サスペンド/レジューム)→ ほぼ原作通りの最終回

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
れんちょんのリコーダー、nano.RIPEのOP主題歌、メインキャラクター4人でのED主題歌、居間のテレビ画面で次回予告と完璧な前作からのフォーマット踏襲でした。背景美術は相変わらず美しいというか、もしかしたら作画はグレードアップかも?

でも1、2期目を観てなくても何となく大丈夫そうな感じ。これぞ『のんのんびより』ですね。あ、新キャラは出ますよ。
== [第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.2.1追記:
第4話まで視聴終了。

なっつんと駄菓子屋が、それぞれ自分が一方的に有利な状況で相手が過去にやったことをあげつらう場面がありました。

スキーで無理矢理駄菓子屋に突き落とされて滑らされたとか、雪下ろしのために屋根に上がっているときになっつんに梯子を外されたとか、1、2期目から観ていると視聴者も「なるほど」と頷くけど良く考えたら作中で学年は同じなのにまだ冬は来ていないのです。「サザエさん時空」のパラドックス(笑)。

2021.3.29追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。

実は「月刊コミックアライブ」4月号で原作は終了していて最終話も読んじゃっていたんですけど、概ね原作最終回通りの最終話という感じでした。ということでOVAとかはあり得ても本編が作られるのは本作で最後だと思います。

2期目の「りぴーと」では「サザエさん時空」のパラドックスはあまり目立たないように巧みなシリーズ構成がされていたのですが、「のんすとっぷ」はあまりそこには気を遣っていなかったようには感じています。

まあ、新キャラを出してしまったせいで仕方がなかったところもあるとは思いますけどね。

ここまでのシリーズの遺産みたいなものに頼ったきらいはありましたが、ちゃんとシリーズを終わらせたという点と、「年上としてふるまうれんちょん」を見せてくれたという点は高く評価できますね。

制作側も、つきあった視聴者もお疲れさまでした。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 48
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

小さな音楽隊

SILVER LINK制作。

都会の喧騒を離れると、
ここまで小鳥や虫の声が聞こえてくる。
美しさを増した町の風景に、
さりげなく写る牛横断注意の立て看板。
豊かな自然の中で子供たちは、
スローライフな日常を生きている。

全くもって心配はいらない。
ゆるキャン△同様に強みを良く知っている。

登校時に歩きながら縦笛を吹く、
何気ないれんげの絵に衝撃が走った。
もう随分と忘れていた感覚である。
意味もなく登下校時は横に並び演奏する、
小さな音楽隊である。
大して楽しくもないのにずっと吹いていた。

ひぐらしの声、茜色の夕暮れ、
擦りむいた膝の思い出とともだち。

最終話視聴追記。
後半に並ぶ吉田玲子脚本回が印象に残る。
ネタバレレビューを読む
通いなれた通学路、同じような毎日でも、
れんげには違って見えている。

素敵な時間が流れています。
こんな平和な日常が今でもどこかで。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 47

75.6 2 夏休みで秘密基地なアニメランキング2位
ペンギン・ハイウェイ(アニメ映画)

2018年8月17日
★★★★☆ 3.8 (269)
1234人が棚に入れました
小学四年生の少年アオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録する。利口な上、毎日努力を怠らず勉強するので、大人になったときにどれほど偉くなっているか、見当もつかない。そんなアオヤマ君は、通っている歯科医院の“お姉さん”と仲がよく、“お姉さん”はオトナびた賢いアオヤマ君を、ちょっと生意気なところも含めかわいがっていた。ある日、アオヤマ君の住む郊外の街にペンギンが出現する。海のない住宅地に突如現れ、そして消えたペンギンたちは、いったいどこから来てどこへ行ったのか…。アオヤマ君はペンギンの謎を解くべく研究をはじめるのだった。そしてアオヤマ君は、“お姉さん”が投げたコーラの缶が、ペンギンに変身するのを目撃する。ポカンとするアオヤマ君に、笑顔のお姉さんが言った。「この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」“お姉さん”とペンギンの関係とは? そしてこの謎は解けるのか?少し不思議で、一生忘れない、あの夏の物語。

声優・キャラクター
北香那、蒼井優、釘宮理恵、潘めぐみ、福井美樹、能登麻美子、久野美咲、西島秀俊、竹中直人
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

私たちはどこから来て、どこへ行くのか

スタジオコロリド制作。

石田祐康監督、待望の初長編作品。
ひと夏の不思議な体験を鮮やかに描く、
心弾む思春期ファンタジーの良品であろう。

主人公アオヤマ君は研究熱心で、
世界の不思議に興味津々、
日々学んでは、知の探究に励む。
少年特有の好奇心と冒険心も旺盛で、
気になるお姉さんのおっぱいにも、
多大な関心を持つどこにでもいる少年だ。
ネタバレレビューを読む

少年の視点で描かれる数多くの演出、
世界や異性に対する戸惑いと妄想こそ、
どこにでもある思春期の原風景なのだ。
ペンギンハイウェイとは何であろうか!?
ネタバレレビューを読む

ここでは2つの世界が衝突している。
ネタバレレビューを読む
どこか村上春樹「海辺のカフカ」を想像する。

移ろいゆく記憶を、夏という季節に見出す。
それは美しい等式、解けない夏の方程式、
どれだけの冒険をして大人になるのだろう。

私たちは幾つになっても、道の途中なのだ。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 63

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

子供の時に図書館で読んだらはまりそう

<2019/6/9初投稿>

WOWOWで昨夜放送されてたの観たので、蒼井優結婚記念レビューです。

小4の理系の男の子を主人公としたジュブナイル・フィクション。

サイエンスのない方のファンタジーなので現象に理屈を求めても意味のない作りになっています。

大人が見てもそれなりに楽しめると思いますが、小学高学年〜思春期ぐらいまでに「小説」で読むと真価が発揮されるタイプではないでしょうか。

小学校の図書室によく置いてあるちょっと不思議な話。
それを森見登美彦テイストに大人でも楽しめるようにしました、という印象。

例えば「花田少年史」とかは、あれも子供を主人公としたファンタジーですが、視点は「読者」「視聴者」。
つまり読んだ人目線で作ってある。

本作はあくまで小4の主人公アオヤマくん目線。
なので年齢が近い人の方が楽しめるんじゃないかと。

そして、映像は素晴らしかったのですが、何が起きてるのかを映像と台詞だけで説明するのは少しむずかしかったのかな、という気も。

小説で、文字で、「アオヤマくん」になりきりながら、起きていることを理解し、その映像を想像して、読み進めていくと楽しさが広がっていく気がしました。

以下、感想。
・アオヤマくんのおっぱい好きが異常。
このまま偏執的な巨乳好きに成長しそうで将来が心配。
ところで巨乳好きな男の嫁さんや彼女って意外とそうでもないこと多いんですよね。

・お姉さんが魔性っぽい。
蒼井優だからかな。
それはそうと蒼井優さん、魅力的な演技でしたねえ。

・アオヤマくんの子供部屋。
あんなん最高だろ。子供としては。恵まれてる子供だ。

・アオヤマくんのおかあさん。
能登さんなんだけど、能登さんの子供ってうらやましいと真剣に思ってしまった 笑。
看病のシーンとかさ。
確か、割と最近出産されたんですよね。
生まれてきたお子さんがうらやましい(←自分でもおかしなこと書いてるって自覚はある)

・監督さんが「フミコの告白」の人。
へえ。そうなんだ。という感じ。
まだ作風は掴みきれてません。

以上です。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 40

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

愉快で不思議で、ちょっと切ないファンタジー

これからの季節にお勧めです!

科学的探究心が旺盛な、小学校4年生のアオヤマ君のひと夏の活躍を描く、
ミステリーのような、冒険譚のような、楽しくて、ちょっと不思議な味わいのお話しです。
いろいろ辻褄合わなくても全然かまいませんw そういうお話しじゃないって思うから。

小学生のくせに、大人ぶっていて、でも大人の女性の胸に興味津々で、
それを恥ずかしいと自覚するまでにも至ってない、二次性徴を迎える前で
恋とか愛とかも、当然知りもしないアオヤマ君。
潔い、というより、まだ性に目覚めていないから、
素直に「おっぱいが好きだ」って堂々と主張して悪びれもしない。
なんだかそんなところ、すごく可愛い!
きっと2~3年もしたら、自分の「お姉さん研究ノート」が、
死ぬほど恥ずかしくなって、
黒歴史として封印しちゃうんだろうなあww
ああ可愛い(^^)
わたしショタとか全然趣味じゃないですけど、
こんな、無自覚に背伸びして小理屈こねくり回してる子供がいたら!!
可愛くて堪らなくていじりまくりそう!

お姉さんもなんだかとっても素敵です。
奇麗なだけじゃなくて、キュートでファニーな、
それでいてちょっと謎もある、少年の目にも大人過ぎない、
ちょうど魅力的に映える感じで。
あと重要なファクターの、
お姉さんの胸の描き方が、いい意味でアニメっぽくなくて、
グロテスクな巨乳とかじゃなくて、ちゃんと普通に、女性の胸らしく、自然で綺麗な線で描かれているのがとってもナチュラルでいいって思います。

それと、サブヒロインになるのかな?
ハマモトさんもすごく、可愛いんです。
プライドは高いんだけど、子供らしく真っ直ぐに生きてて、
年相応に賢いのがとっても好感度高いです。

お話し自体は、ジブリっぽいっていうか、
トトロとポニョを足して二で割ったような感じで、
夏休みにファミリーで楽しめるように作られていて、
森見さんの原作なのに嫌味な感じが全然しなくて。
監督も、教えられるまで気付かなかったけど、
あの「フミコの告白」作った石田祐康さんなんですね。
初の長編商業作品で、ここまで出来るってすごい!

アニメ上級者の方にはちょっと物足りないかもですけど、
そんな方以外の、普通の人なら、
誰が観ても楽しめるんじゃないでしょうか。

アニメ初級者の私は、すごく楽しめました(*^▽^*)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 40

66.5 3 夏休みで秘密基地なアニメランキング3位
ガンダムビルドダイバーズ(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (76)
338人が棚に入れました
電脳仮想空間(ディメンション)内で、ガンプラを使用したさまざまなミッションを楽しめる最新ネットワークゲーム“ガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)”。中学生のミカミ・リクと親友のヒダカ・ユキオは同級生のヤシロ・モモカを巻き込んで、その広大な世界へと飛び込んだ。GBN内の住人“ダイバー”となった彼らは、ガンプラに対する不思議な感性を持つ少女サラと出会い、彼女とともに行動することになるが……。リクにとって憧れのチャンピオン“クジョウ・キョウヤ”を始めとした有名ダイバーの存在。複数のダイバーで構成された部隊システム“フォース”の結成。非公式ツール、ブレイクデカールを扱う“マスダイバー”たちによる妨害。多くの出会いと経験を経て、リクたちはガンプラだけでなく、自らの冒険をもビルドしていく!

声優・キャラクター
小林裕介、藤原夏海、稗田寧々、照井春佳、笠間淳、速水奨
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

プ・ラ・モ・じ・ゃ・な・い!! プラモジャナイ……否、プラモである!

ビルドファイターズ、ビルドファイターズトライと続いた、ガンプラを題材にしたアニメの第三弾。

前2作を経て心機一転、※1プラフスキー粒子などのファンタジー寄りの要素は影を潜め、よりリアルな、ネットワーク内の仮想空間を舞台にした物語が展開されます。キャラの引継ぎも今のところなし。惜しむらくはシリーズ屈指の名物キャラ、ラルさんが登場しない事(笑)

1期ではブレイクデカール(チート行為)、2期では近年話題沸騰中?の人工知能と、いずれも現実から地続きの問題を扱っている所に、これまでのシリーズとの方向性の違いを見ました。

チート行為は※2ネトゲ黎明期から存在する問題で、これでゲームをやめてしまった人をわたしは何人も知っています。クラッカーがツールをアップすれば、運営が一歩遅れて修正パッチを出すという、正にイタチごっこ。

本作中でも描かれている様に、強くなりたい、勝利したいという気持ちは、ゲーマーなら誰しも持っているものなので、それが不健全なものだとは思いませんが、不正行為までして勝とうとする人は、それで目的が達成出来て、本当に嬉しいのか?と常々疑問に思う事があります。わたしには、ただただ楽しみを棒に振っている様に見えます。

過程よりも結果を欲する短絡思考、焦燥にも似た競争心、そんなものが原因なのでしょうけど、例えば、夏休みの宿題を誰かにやってもらったり、丸暗記の勉強をしてテスト結果ばかり気にしたり、※3ゆうていみやおうきむこうほりいゆうじとりやまあきらぺぺぺ…とか打ったり、すごくつまらないですよね…(笑)

人から見下されたくない、一目置かれたい、必要とされたい、尊敬されたい、こんな感情が人を不正行為へと走らせるならば、人口過密の競争社会って、犯罪の温床なんじゃないかって、わたしは時たま思います。

作中では、上で挙げた様な、現代病の一種と言っても言い過ぎではないノイローゼ的思考に、リク君を中心とした主人公勢が、友愛と許し、※4スポーツマンシップでストレートに対抗します。これが清清しくも美しい! でも、どうなんでしょう…冷静に考えてみると、最後のにはちょっと無理があるんじゃなかろーか?

愛と友情で仲間の目を覚まさせるというのは理想的だし、手段としても大いに賞賛したいんですが、チート行為をスポーツマンシップで打ち負かすという点についてだけは、どうしても疑問を覚えてしまうのです。これが辛うじて通用するのは、アナログ的なものに限ってでは?と指摘出来るからです。

アナログのスポーツではドーピング使用がチート行為の代表格に挙げられると思いますけど、デジタルの世界では数値が全て。不正プログラムを使えばアナログには存在する物理的制約を無視して、どこまでもプレイヤーの数値を操作出来るので。これと真っ向から戦って勝利するというのは、はっきり言って不可能に近い事なので、ゆえに、古くからある少年漫画の筋書きを、ただ安直に貼り付けただけという印象が拭えないのです。※5せめてリク君(がダメなら、いわゆる噛ませとしてユッキーとか)の敗北シーンを早々に描いて、チート行為の卑劣さをもっと強調してくれても良かったんじゃないかと思いました。

ブレイクデカール事件の収束のさせ方については、前半のガッツで押す展開とは一味違って、合理的な説明があり、2期への伏線もしたたかに張り巡らせており、お見事でした。手放しで高評価したいです。


そして2期、※62045年問題という言葉が、そこかしこで囁かれる様になった昨今ですが、このテーマを扱うアニメは急速に増えていますね。記憶に新しいものを挙げてみると、プラスティック・メモリーズ、planetarian、beatless、遊戯王vrains、 STEINS;GATE 0辺りでしょうか、私的にとても興味のあるテーマなので俄然目が離せなくなりました。
ネタバレレビューを読む
と、ここまで書いてきて思ったんですが、このアニメ、ガンプラアニメ? MMORPG的なものに、そっくり首を挿げ替えても、普通に通用するお話だったりして?(笑)

シナリオ、演出ともに秀逸だし、女子キャラがとてもかわいい。バトル作画もかなりスゴイ!

でもそこじゃないんですよ! モデラーが一番注目しているところは。削り出しや表面処理、塗装とかの、ガンプラ製作風景なんですよ!!

なので、わたしの一押しキャラは、サラちゃんでもアヤメさんでもなく、ケイワン先輩!

ガルバルディβを"リベイク"する渋さ、1/144MSキットを3機収納出来る大型シャトルを、短期間で、箱組み、パテ盛り、フルスクラッチし、可動部分や内部メカまで完璧に仕上げた手腕…この青年、化け物かッ!?(池田秀一さんの声で、笑)


24話まで見終えて
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※1:ビルドファイターズ、ビルドファイターズトライでは、この謎の粒子を介して、ガンプラそのものを自由に動かせるという設定の元にガンプラバトルが行われていた。

※2:ハックアンドスラッシュ系ARPG「ディアブロ」で良く見かけられた。続編の「ディアブロⅡ」に至って、サーバーがセーブデータを管理するシステムが一部導入され、ネトゲ全般に徐々に定着し始め、今ではそれがスタンダードとなっている。でもイタチごっこは終わらない(汗

※3:ファミコン版ドラクエⅡの、ほぼ無敵状態でスタート出来るパスワードの一部。子供時代は無節操なんで、わたしもこれでやった事あるんですけど、はっきり言ってつまらない。普通にプレイした方がずっと楽しいです。

※4:スポーツマンが模範となっていないので、わたしはこの言葉があまり好きではありませんが、便宜上(汗)gentlemanshipもChivalry(騎士道)も似たり寄ったりですし…。

※5:強キャラには結構負けてるリク君ですが、小者にやられてしまっては、さすがにガンプラ売れ行きが怪しくなるので、無理に決まってますけど(笑)

※6:AIがヒトの知力を超える(かも知れない)とされる、技術的特異点のこと。

最終話まで見終えて

ガンプラ(玩具)がテーマという事で、軽い気持ちで視聴し始めたアニメでしたが、内容は、ネットワーク、ゲーム及び仮想現実との向き合い方、モノ造りの楽しさ、友情の芽生えと崩壊、再生、AI問題と、多岐に渡り、捨て回無しの密度の濃い作品として最後まで楽しませて頂きました。

それと(タイトルの)お詫びも兼ねて付け加えておきたいのが、ガンプラ要素の有無。製作風景の描写は乏しいものの、モブキャラ描写、台詞の端々のそこかしこに、一周しただけではとても拾い切れない小ネタが満載でした。ネタバレレビューを読むプラモ好きやガンダムファンなら、もれなくニヤリとしてしまうのではないでしょーか(笑)

因みにわたしの琴線に最も響いたシーンはネタバレレビューを読む

物語のキーとなるELダイバー(電子生命体)の設定については、現在進行形で発展途上の技術、クラウドAIを髣髴させるものがあり、その存在の相が、ネットワーク上に散らばった情報、わたし達一人一人の選択―人体における細胞の如きちっぽけなものの意思―の累積によって決定されるという事を、簡潔に説明しており、ネット社会における責任の不在の危険性、転じて、個々の行動の重要性を暗に示している様でもありました。

個々の行動の重要性と言えば、先日あにこれ内で誹謗中傷を受けているレビュアーさんに多数のレビュアーさんが助け舟を出し、ついには運営さんを動かしたという、とても感動的な出来事がありまして、個々が孤立し、見て見ぬ振りやコトナカレを通していては、決して目にする事の出来ない結束の大切さを、リアルで(敢えて言わせてもらおう。リアルであると!笑)垣間見させてもらった次第。

人と人とが絆を結び成し得る事の大きさ、※7見利忘義がもたらす不利益、個性の尊重、遊ぶ喜び、大人になると言葉に慣れ過ぎて、徐々に忘れていってしまう大切な事、たくさん思い出させて頂きました。


ありがとうビルドダイバーズ!!


※7:読んで字の如し、利益に目が眩んで道義を忘れること。


付録・プラモ作りについて
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投稿 : 2025/03/08
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

どこまで夢中で遊べるか

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ガンプラバトルのアニメ化、第3段。これまでとは異なる世界観ですから、ここから観ても大丈夫だし、別にガンダムを知らず、単なるロボットアニメ的に観ても、そこそこ面白いかと。

もちろん、基本的にはファン向けですけどね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
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【各話感想(自分用メモ)】
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投稿 : 2025/03/08
♥ : 17
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

濃い物語と販促を両立する難しさ

2018年春アニメ。全25話。
ガンダムビルダーズ、ガンダムビルドファイターズの流れを汲むガンプラアニメの新シリーズ。
キャラクターデザインのシンプルさ、すっきりした絵柄が凄く好みです。作画・演出や音楽もとても好きです。OPとEDは前半の方が好きだったかな。

今回長いので、ネタバレ内は興味のある人だけどうぞ。

【最終話まで視聴しての総括】
不満はちょいちょいありましたけど、概ね楽しめました。
最終バトルでサブキャラクターの扱いにもう少し気を遣ってもらえたら、駆け足になっても描写不足があっても、もっと評価が上がったとは思います。
とりあえず終わりよければすべて良しという所でしょうか。

全体のテーマは本当に良かったと思いますし、和やかな作風も見ていて楽しかった。
「何かを好きという気持ちを肯定する」…強さも憧れも楽しさも否定される苦しさもすべてを内包するもので、私が最初に感じたよりずっと大きな主題だったと思います。

個人的には脚本家によって各回好みが分かれてしまいました…。
ですが屋台骨であるシリーズ構成の木村暢さんが概ね私が好きな方向性で脚本を書いてくれたのはありがたかったです。

ガンプラ販促アニメとして、新規ファンを獲得しようとする姿勢がとても良かったです。序盤では特に初心者が興味を持ってもらう努力が多くて楽しく見られました。
ですが、後半では尺配分の難しさも露わになったように感じました。


【キャラクター】
やっぱりキャラクターの魅力は大きなポイント。
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【「新しい自分」を作り上げ、「新しい世界」へ】
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【気になった点】

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【販促アニメとして】
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【SDガンダムフォースファンとして】
私はSDGFもビルドダイバーズも、ガンダイバーもカツラギさんも好きですが、GM(カツラギさん)のアバターにガンダイバーが採用されている点について思ったことを率直に書いておきます。
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(2018.10.11)


【2話視聴時点での感想】ネタバレレビューを読む
(2018.4.16)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 14
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