図書館で魔女っ子なTVアニメ動画ランキング 1

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62.0 1 図書館で魔女っ子なアニメランキング1位
ヤミと帽子と本の旅人(TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (99)
575人が棚に入れました
ヤミ・ヤーマ図書館の管理人であるイブは、図書館の管理人の仕事を姉のリリスに任せ、自分は本の世界で遊び始めた。だが、本の世界にイブは16歳の誕生日までしか居ることが出来ず、また話すことも出来なくなる。そして、周辺の人間がイブのことを自然と愛してしまうという弊害も持っていた。
ある本の世界…イブは高校生の初美として転生していた。一方、同性かつ姉である初美を激しく愛するようになっていた妹の葉月は、初美の16歳の誕生日に彼女を襲おうと、その寝室に忍び込む。しかし、初美は葉月の目前で消えてしまい、代わりにケンちゃんと名乗る鳥が現われる。
葉月が初美の行方を執拗に聞く為、ケンちゃんはやむなく葉月をリリスの所へ。一目で葉月を気に入ったリリスは、葉月と二人でイブを求め、様々な本の世界への旅へと出発する…。


声優・キャラクター
能登麻美子、神田理江、小林沙苗、三木眞一郎、清水愛、井上喜久子、大原さやか、笠原弘子、高木礼子、山本麻里安、福山潤、松来未祐、氷上恭子、嘉陽愛子

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

次の本をちょっと覗いて見よっと♪

図書館に管理されている本の中にある様々な世界を行き繋いで旅してくストーリーなんですが
見終わって私なりにこの作品のメッセージを考えてみると、、、
それぞれ独立し、相容れることのない世界を有する本と本を繋げるのは人が本を読むことなんだと、頭の中で本の世界が共生するんだと
なるほど、これは良い読書推進アニメだ。。。


まず一番の魅力は世界観です
「現代世界」「夜行列車の世界」「錬金術の世界」「原始創世の世界」「孤島の世界」「竹取物語の世界」「移民宇宙船の世界」「宇宙庭園の世界」そしてこれらを繋ぐ「図書館世界」
一粒で何度もおいしいを地で行くこの世界観
しかもそのどの世界もが、一作品として十分世に送り出せるクラスの物語背景
これぞまさしくアニメの集大成です
ただ放送順がバッカーノ以上に時系列がシャッフルされており、ちょっとわかりづらいかも

制作はスタジオディーン、作画もブレもなく丁寧に作られてます
キャラもかなり可愛く描けてますしね、カーネリアンキャラ
まぁエロゲ原作ということもあってか、当時にしてはかなり過激なシーンがあったことで話題に上りました
7話の「現代世界」での葉月のノトニーシーンは、むしろ作品より有名になってるのではないでしょうか
放送当時最速放送域であったtvkがこの話を放送中止に
憶測が飛び交う中、週を跨いで何事もなかったように7話は放送され、収束しましたが・・・
まぁ今や露出は当たり前、過激なエロスも有難味が薄れるくらいに多いご時世でして
当時のチンピク具合と比較して、感覚が麻痺していると自覚せざるを得ないなぁ・・・

能登かわいいよ能登
いやぁ能登さんのこういうボーイッシュな声はかなりツボっす
「初美を殺してボクも死ぬ!」とか演技も冴え渡ってました
このアニメの声優陣はやけに豪華でしたね、使い回しに立木さんや長嶝さんが入ってるし
三木眞さん演じるガルガンチュアとかかなりインパクトあります
ケンちゃん役の高木礼子さんとかもいい味を出してます
「夜になるとおもむろに・・・おもむろに・・・」

OPEDもBGMも良好です
OP「瞳の中の迷宮/嘉陽愛子」は紛うことなき神曲です
歌手の嘉陽愛子さんはレイラ役でアニメにも出てます
ED「永遠の祈りを捧げて」はリリス役の小林沙苗さんが歌ってるのですが、作中のキャラとのギャップがすごいです、これが声優の本気か・・・
予告編がEDのアウトロで地続きになってます
またこの演出が良くって、続きが無性に見たくなる仕様になってます

概ね私にとって好評の作品なのですが、物語のキーパーソンであるイブについては頷きかねます
アニメを見ただけでは話をごった返すだけのある種の愉快犯としか性格が取れませんでした


ハマる人には結構ハマるかも
ヤミと帽子と本の旅人、次の物語もお楽しみください

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

まさか能登さんがあんなシーンを・・・

最近声優の「能登麻美子」が気になり始めてネットで何かないかと探していたら・・・この作品に衝撃シーンがあるという情報を入手。
その衝撃シーンを目当てに・・・いえいえ、とんでもない!
「能登麻美子」の初期の頃の作品を見たいと思い視聴してみました(笑)。


この作品の概要は・・・
「能登麻美子」演じる主人公がいなくなった姉を探しに、ある図書館の管理人の魔女っ子や変な鳥?と一緒に、図書館の中にあるいろいろな本の中の世界に行くというお話であります。


見どころは・・・
やはり「能登麻美子」の演技でございます。
この作品の主人公はお尻まで長いストレートの黒髪で、セーラー服で刀を振り回すクールな女の子。
自分の事を「僕」と呼び、ボーイッシュなしゃべり方をする演技が見られました。
しかし無口なキャラでもあった為に会話が少ない点や、主人公よりもむしろ他のキャラの方が目立っていたのが残念なところ。
ストーリーが「本の世界に行く」という設定は非常にメルヘンで興味が持てましたが、実際見てみると私的にはイマイチの内容・・・。
とはいえ様々なメルヘンチックのキャラが登場するので人によっては楽しめるのでは?と思います。
中には「コードギアスのゼロ」がナルシスト化したみたいなキャラも・・・。


そしてこの作品の最大の特徴が・・・
エピソードがバラバラに進むという点にあります。
「涼宮ハルヒの憂鬱1期」の展開と言えばおわかりになられるかと思います。
なのでストーリーの繋がりにかなり困惑しました。
そこで制作会社の意図には反しますが、ウィキぺディアにエピソードが時系列に並べてあった記述があったので、私はそれを参考に時系列順に視聴しました。


さて肝心の「能登麻美子」演じる衝撃シーンは・・・
能登ファンなら「生唾ゴクリ」で見たいと思われるこのシーンは、第7話に収録されていました。
このシーン、放送中止になりかけたらしいですが、放送局側から「熱でうなされていただけ」という説明で放送されたらしいですが、あれはどう見ても・・・。
あっ、でも過度な期待はしないでくださいね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

ちーぴん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ここ最近のアニメをも超える名作クオリティ。難易度高め?(75点)

タイトル通り何冊もの「本」を巡る物語で、内容は1~2話毎に一旦終わり。いわゆるオムニバス形式というやつですね。一旦と書いたのは、各々の本の世界が最終的な伏線となり得るからで、ちゃんと見ればちゃんとわかる。
個人的に思い入れの深い作品で、楽しみにしながら見ていました。「神やん。」とまではないものの、12年前(2003秋アニメ)にこのクオリティが作られていたことに驚きを隠せない。
ちなみに主人公役の能登麻美子さんがまだデビュー2年目くらいの作品でもある。今とは違う感じながらこのころから名演技。

取り立てて面白い回があるかと言われるとそうでもない?が、13話全体として視聴者をうならせる素晴らしいクオリティでした。このアニメをBEST10に入れている人がいても納得です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5
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