信頼おすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの信頼成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月09日の時点で一番の信頼おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.6 1 信頼アニメランキング1位
鬼滅の刃 柱稽古編(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (226)
870人が棚に入れました
「柱稽古編」は、鬼舞辻無惨との最終決戦に備えた鬼殺隊の強化にスポットを当てたストーリー。柱による直接指導を受けながら、隊員たちが戦闘能力を高める様子が描かれる一方で、柱たちは「痣」の発現を目指して修行を重ねる。また、第1話は1時間スペシャルとして放送されることが決まっている。

声優・キャラクター
竈門炭治郎:花江夏樹
竈門襧豆子:鬼頭明里
我妻善逸:下野紘
嘴平伊之助:松岡禎丞
冨岡義勇:櫻井孝宏
宇髄天元:小西克幸
時透無一郎:河西健吾
胡蝶しのぶ:早見沙織
甘露寺蜜璃:花澤香菜
伊黒小芭内:鈴村健一
不死川実弥:関智一
悲鳴嶼行冥:杉田智和
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ブラック鬼殺隊・特濃

【物語 4.0点】
引き続き原作未読で視聴中の私でも、
タイトルからして、クライマックス前のつなぎのエピソードなんだなと察する内容。

ですが、私は『柱稽古編』とても楽しみでしたし、楽しめました。
思えば私が『鬼滅の刃』シリーズに惹かれたのは、
修行、リハビリを丹念に描いている所。

なので今回も、一体どんなハチャメチャな荒行が飛び出すのだろうと毎回ワクワクでした。
{netabare} 理不尽な理由で隊士を打ち合い稽古の障害物にした{/netabare} 蛇柱・伊黒しかり。
直球で暴力的で{netabare} 炭治郎にも隊士にも弟にも、{/netabare} ずっとご乱心だった風柱・不死川しかり。
トリで{netabare} 滝壺荒行や大岩を押し歩く{/netabare} 王道稽古を付けた岩柱・悲鳴嶼しかり。
初回、鍛錬のあまりの激しさに、のびて川を流れる若手隊士たちの“死屍累々”ぶりを眺めて、
鬼殺隊って超絶ブラックだな。
地獄に行くのはお前たち鬼狩りだ、いや無惨の方だなどと騒いでおりますが、
修行の場で既に十分地獄じゃんwと乾笑が止まりませんでしたw

それでも、命がけの修行は、鬼との戦いで生き残るため必須。
怪我の治りが遅い人間が、傷がすぐに再生する鬼と対峙する鬼殺隊の激務。
鬼狩りは9勝1敗でも命を落とす難行。
霞柱・時透の厳しいですが的確なしごきが脳裏に焼き付いています。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・ufotable

上半身裸の青少年隊士たちの肉体が踊る祭りの様相を呈した柱稽古模様w
動くはずがない巨石を動かそうと汗を吹き出しながら呻く炭治郎の大胸筋や上腕二頭筋。
良い筋肉してましたw


最終回。{netabare} 鬼殺隊首魁を狩りに襲撃してきた無惨と産屋敷との間で交わされた、{/netabare}
鬼の無惨が重ねた罪と罰に関する対話。
{netabare} あれだけ人を食い殺しても罪に問われなかったと自負する無惨に対して、
人の想いこそが不滅だと説諭する産屋敷に続き{/netabare}
無惨許すまじと勢揃いする柱ほか鬼殺隊の面々。
このシリーズは人を食らう鬼を狩る。図式としては勧善懲悪なのですが、
復讐心に燃え鬼を狩る人間も、まさに鬼の形相。
安直に正義の鬼退治と片付けられない迫力があります。

大切な人を鬼に食われる悲劇さえ無ければ穏やかな青春時代を送っていたであろう剣士(こども)たち。
それが、仇敵・無惨を前に、ここまでの描写を見るに相当な代償を伴うと思われる“痣(あざ)”を浮かべながら殺意を剥き出しにする。
これだけの怒髪衝天の数々を差し向けられたら無惨の罪もただでは済まされない。

その後、展開される{netabare} 産屋敷邸自爆から無限城へ続く{/netabare} 圧巻のバトル描写と合わせて、
“鬼滅”というタイトルに込められた真意を言葉以上に思案させられる、
心が揺れるアニメーションでした。


【キャラ 4.5点】
修行がブラックな鬼殺隊。
加えて、かねがね私の心に引っかかっていた、青少年たちを使い潰す隊のあり方への違和感。
鬼殺隊当主の産屋敷耀哉の描写を通じて、その違和感の正体に目星が付いたのも収穫でした。

産屋敷家が鬼の無惨の滅殺に執念を燃やす理由が、世のため人のためという無償の奉仕の心ではなく、
{netabare} 無惨という忌み子を出してしまったが故の家の呪いからの解放という、{/netabare}
家のエゴが発端となっているというのが意外でもあり。
この動機ならばカラスらを通じてブラック司令で隊士たちをコマとして動かす、
容赦ない采配にも納得です。

穏やかな当主・耀哉の表情の裏に周到に隠された強烈な殺意。
珠世さんが産屋敷を警戒したのも、
あの無惨様が戦慄したのも腑に落ちます。

鬼への怒りから人の道を外れてしまった剣士(こども)たちを、
優しい言葉で肯定し戦力にして産屋敷家の想いを繋いでいく。
当主を慕う鉄の結束が形作られる熱い展開と、
その裏で外れ者の心を巧みに掴む冷徹な産屋敷家の処世術。

清濁併せ呑むような当主と鬼殺隊の関係性。
それを特に感じたのが{netabare} 激憤のあまり鬼を撲殺して誤認逮捕されてしまった{/netabare}
岩柱・悲鳴嶼と手を差し伸べる当主のやり取り。


違和感と言えば、竈門炭治郎。
ポジティブ過ぎてちょっと頭オカシイんじゃないか?との疑心が、
柱稽古で確信に変わったのも収穫と言えば収穫w
一般人にとっては、無茶な稽古を乗り越える連中の方がオカシイと代弁してくれる善逸だけが心の拠り所ですw

かと言って、炭治郎は上司に命令された事を何でも前向きにこなすイエスマンというわけでもなく。
柱である不死川の兄貴に、ハッキリと、禰豆子を否定したあなたは嫌いですと言明しちゃう。
炭治郎は眩しすぎて取り扱いに困る期待の星ですw

一番大事なのは当主でも鬼殺隊でもなく、あくまで妹・禰豆子。
この炭治郎の隊との微妙な距離感。
次作『無限城編』劇場版三部作での運命の分かれ目を見極める際にも意識して行きたいです。


【声優 4.0点】
イケボならばハラスメントも許容される?
そう言わんばかりに無惨様役・関 俊彦さん決死のパワハラ会議などが名物化?してきた『鬼滅の刃』w
ですが今回はCV.関 俊彦さんは刹那の怯えが感じられる演技。
不滅の想いは確実に鬼を滅殺まで追い詰めます。

代わりに?ハラスメント演技が花開いたのが柱役の面々。
風柱・不死川 実弥役の関 智一さんの罵詈雑言は激しかったですが、
直情的な分だけ怒りの矛先がまだ分かりやすい。
厄介なのはしごきの裏に恋柱への恋慕と、甘露寺と親しげにする炭治郎への嫉妬が入り混じっているw
蛇柱・伊黒 小芭内役・鈴村 健一さんのネットリしごきボイス。

でも、やはりこの点でも一番恐ろしいのは産屋敷 耀哉役の森川 智之さんが表現する、
静かな口調の中に秘めた怒り。

その観点から珠世役の坂本 真綾さん。
淡々と鬼の血の研究に励んで来た、
鬼にされた女の怨念をぶつけた{netabare} 対無惨戦の{/netabare} 熱演。
執念が恐ろしかったです。


【音楽 4.0点】
OP主題歌はMY FIRST STORY ×HYDE「夢幻」
ED主題歌はHYDE × MY FIRST STORY「永久-トコシエ-」
“攻守”を入れ替えてのコラボ企画。
両曲とも永遠なのは鬼か、紡がれる人の想いかという論点に誘う良質なアニメソング。

HYDEさんのボーカル。個人的にはOPで炸裂する高音だけでなく、
EDで披露した低音の方にも魅力を感じていまして。
そのHYDEさんの低音と作詞作曲・梶浦 由記氏の化学反応は甘美でした。

劇伴は椎名 豪氏✕梶浦 由記氏の共作が継続。
最終回ラスト、窮地に陥りながらも無惨滅殺への誓いを新たにする。
火力抜群のBGMから「夢幻」へとつなぐEDは熱かったです。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 25

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

誰が何と言おうと私は君を認める

鬼滅の刃のアニメ、無限列車編をカウントした場合、第5シーズン。
原作マンガでも刀鍛冶の里編と、最終決戦の間に挟まるストーリーです。
ただし、"ストーリー"というほどの尺はなく、原作では柱稽古はテンポよく流して次の最終決戦に突入します。
ワンクール作れる長さは明らかに無く、やや短い全8話となっています。

タイトルの通り、柱による鬼殺隊隊士たちの稽古を描写した内容となっています。
禰豆子が日の光を克服した刀鍛冶の里編の後、鬼の出現がピタリと止まる。
これはなにかの前触れではないかと思う柱たちですが、やがてくる鬼たちの襲撃に備え、岩柱・悲鳴嶼行冥は、柱による柱稽古を提案する。
刀鍛冶の里で大けがを負った炭治郎も、傷が治った後、遅れて参加する、という展開です。

ぶっちゃけ2,3話程度で流しきれる長さなんですよね。
ここは原作のテンポがすごく良くて、人間関係の描写やギャグのキレが良いところ、視聴前は8話にするのであれば、小説か短編集の話をうまく組み込むのだろうかと思いました。
実際はどうだったかというと、タイトルの通り、"柱稽古"のみで完走し、アニオリ展開入れまくりの8話でした。
なので、正直、どうなんだろう、という感じでしたね。
アニメのみで追いかけている方は違和感ないと思いますが、原作読んでる方がすると引き伸ばしが結構目について、悪くはなかったのですが、原作の持ち味をいかせないアニメ化だったように思います。
無一郎の柱稽古とか原作ではほんとに数コマほどで終わったと思うのですが、アニメでは鉄穴森さんが登場し、モブ隊士がボコボコにやられる描写が挟まりと、テンポが微妙です。
原作では無一郎が炭治郎に全幅の信頼を寄せていることがわかるいいシーンなのですが、代わりに不死川玄弥とのイチャイチャがアニオリでガッツリ入ります。
誰得なのだろうかと思いつつも、この二人が仲良い様子を眺めるのも悪くないような気がしました。
あと、実弥と伊黒さんが結構、仲良しだったり。
そういう微妙に腐った意味で良いアニオリだったかもしれないです。ジャンプらしいといえばジャンプらしいといえなくもない。

最終決戦は劇場版三部作になるようです。
なんだかんだでまだ世間のブームは熱冷めきっていないので、高クオリティで完走するのではないかと期待しています。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 7
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

2人の柱の過去とお館様の本音

原作未読 全8話(1話と8話は1時間)

鬼舞辻󠄀 無惨含め上弦の鬼たちとの最終決戦前に各柱たちが鬼殺隊の隊士に稽古を付けていくお話。

柱の稽古をクリアしたら次の柱の稽古と順番に稽古をこなしていきますが、尋常じゃない基礎訓練ですね。

隊士たちが少しでも生き残るために柱たちが考えた精一杯の訓練なのかもしれません。

宇髄 天元 時透 無一郎 甘露寺 蜜璃 伊黒 小芭内 不死川 実弥 悲鳴嶼 行冥 の6人の柱と稽古を行います。

稽古の内容と今回は、冨岡 義勇・悲鳴嶼 行冥の2人の過去が描かれています。

また、今回は胡蝶 しのぶはある目的のためにほぼ出てきませんでした。

竈門 炭治郎を中心に稽古を模様と柱の過去が語られています。コミカルな要素もあって、力が入るシーンはありましたが、鬼との戦いではないので緊張感があまりなかったですね。

しかし、7話の終盤から8話では、空気が凍りついたような展開が待ち受けていて、ここから最終決戦の無限城編へ突入するところまでが描かれていました。
{netabare}
無惨の霧の中から登場するシーン、かなりの時間を割いていましたね。緊張感が半端なかったです。

そして、無惨と耀哉との会話のシーン、耀哉のそして産屋敷家の1000年の魂を込めた会話だったと思います。

最後は子供たちに未来を託して妻・子供と一緒に爆死するとは、無惨を油断させるためといえ、とても悲しいシーンでした。

無惨が爆発だけでは倒せないことは分かっていたと思いますが、柱が集結するための時間稼ぎをするためだったのでしょうか。

珠世さんも出てきて最終決戦という感じがしましたね。
{/netabare}
次回は劇場アニメとなるようです。『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』三部作ということで、これで終わりなのか、またテレビに帰ってくるのか分かりませんが数年先までかかりますねw 気長に待っています!

OP/EDはMY FIRST STORY × HYDEさんが歌っています。

最後に、プレミアム試写会(7話・8話)の模様がyoutubeでありました。
{netabare}そしてサプライズでゲストの産屋敷 耀哉(うぶやしき かがや)役の 森川智之さんと鬼舞辻󠄀 無惨(きぶつじ むざん)役の関俊彦さんが8話でのやりとりの朗読劇がありました。朗読だけでもゾワゾワしましたね。流石です!{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 21

68.0 2 信頼アニメランキング2位
俺は全てを【パリイ】する~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (225)
610人が棚に入れました
「小説家になろう」年間総合ランキングで1位を獲得した人気タイトルが、待望のTVアニメ化! 世界をめぐり、怪物と戦い、人々を守る。 そんな冒険者に憧れる少年・ノールに下されたのは、「全てにおいて、一切の才能がない」 という残酷な判定だった。 でも才能がないなら、誰よりも努力すればいい! 身につけた最低スキル──攻撃を弾く【パリイ】を十数年もの間ひたすら磨き続け、ついには千の剣を弾けるように成長する。 しかし、どれほど極めても最低スキルだけでは冒険者にはなれず、ノールはいつの間にか世界最強クラスの力を手にしながらもそれを自覚することもなく、街の雑用をこなす日々をおくっていた。 そんなある日、魔物に襲われている王女・リーンを偶然助けたことで、ノールの運命の歯車は思わぬ方向へと回り出す……! ──これは、謙虚な無自覚最強男が、磨き抜いた最底辺スキル【パリイ】で、強者を薙ぎ倒していく物語。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

7話 失速しました。付け足し、引き延ばし、テンプレ化の匂い。撤退します。

2話 出来の悪さに逆説的な面白さを感じます。狙ったのなら大したもの。

{netabare} 試しに見た初回の母親の埋葬のシーンで、子供だから小さな石の墓しか作れないのかなあとか、父親の墓と二つならんでいるところとかで、少しジーンときたのでこれは見てみようかなと思いました。

 いや、もう清々しいくらいの「俺なんかやっちゃいました?」系ですね。牛って…もはやギャグですね。見るのやめかけましたが、2話のサブタイトルが「謝礼をパリィ」って…もう見るしかないですね。

 突っ込みどころは数知れず。多分一番のポイントは、才能がないとか言われてたのにその特訓で強くなるんだ…しかも、パリィがなぜ得意になるのかわかりません。せめて、もっと紐が長くて攻撃したら自分に戻ってくるように見せたほうが説得力はあると思います。

 ただ、匂いとして、原作者が真面目な話を意図しているなら申し訳ないんですけど、出来の悪さ故に逆説的な面白い可能性を感じます。タイトルに逆勘違いとあるので、そこを意図的に狙ったなら大したものです。
 突っ込みになってしまうと本当に申し訳ないんですけど、その楽しみ方はできそうです。この作品はニコニコが無くて本当にもったいない。非常に盛り上がるでしょう。

 ただ、キャラ萌えができるかもというポテンシャルは…ちょっとだけ感じます。あのお姫様が残念王女なんでしょうか?
 それとOPの作画は良かったです。音楽は転調が昔のアニソンの感じで、懐かしい曲調でした。{/netabare}



3話 やっぱり出落ちかなあ…無自覚があまり笑いに効いていないかな。

{netabare} 前半の槍の男とのシーンが長すぎてちょっと退屈でした。最後にとってつけたようなギャグがありましたけど。

 そして、どぶさらいをした剣でピザとか鉄板焼きとかやるな、という話ですけど、これはギャグなの?
 で、プチファイヤ云々は技(魔法?スキル?)は最小のものしか覚えられないけど、それが強力という解釈でOK?もし、ただ、そこはやりすぎるとパリィじゃなくなるしなあ。

 うーん、微妙かなあ。出落ちな気もしてきました。勘違いギャグもさほど面白くはないし…次で判断かなあ、同じ感じなら断念ですね。{/netabare}


4話 絶対飽きるだろうなあと思いながら、視聴継続。微妙で奇妙な面白さ。

{netabare} 面白くない、と4話で言い切りたかったのですが、微妙に面白いです。話の構造で帝国?みたいなところの仕掛けとその対応という部分と、E級冒険者の無自覚バトルが上手くかみ合って、全体として見られる話になっています。

 牛の次はゴブリンで、ちょっとわざとらしい展開ですが、そこがこの作品の売りになっていくのでしょう。

 パリィ設定いる?という突っ込みはさておいて、本当に奇妙なバランスの上で、面白い方にちょっと傾いている感じの作品です。絶対途中で飽きるだろうなあ、と思いながらもとりあえず継続視聴します。 {/netabare}


5話 主人公の強さの説得力以外は面白い話。冒頭の説明ではわからなかったです。

{netabare} 本作は、冒頭のノールの修業時代の成果というか強くなり方がもうちょっと上手に描けていればすっきり話に入れたのに、という気がします。そこの描き方が読み取れなかったので、剣をぶら下げた修行だけで強くなったと思っていました。
 途中、最年少で全部を修行した、みたいな説明はあったものの、それはものすごい強いことの説明ではないし。あの低級の魔法しか操れないけど、ものすごく威力がある的なことも説明が中途半端だし。

 その辺が上手く描けていれば、もっともっと人を引き付けたのではないかと思います。2重性の活かし方は下手ですが、話そのものは国そのものの攻防に絡む話でギルド云々だけで終わらず、スケールが大きくて面白いです。

 1話、2話はあまり集中して見てなかった気がするのであとで彼のキャラ造形はもう一度確認してみます。{/netabare}


6話 毒の後付け設定はいいとして、面白さが維持できるかどうかですね。

{netabare}「薬屋のひとりごと」勇者バージョンですねえ…後付けのひどい設定ですけど、これで主人公に関しては完全にギャグで行くという宣言でしょう。

 それと「パリイパリイ」って口で言っているだけで、普通に攻撃してるじゃん、という気もします。そもそも魔族の子の設定も悲惨を絵にかいてアニメにしただけのテンプレを恥ずかしげもなくやっていますし。

 無自覚系については出落ちなので工夫が必要なのはもちろんですけど、裏で流れるストーリーに興味が持てるかどうかが肝心かな、と思います。その点ではまあまあなんですけど、ちょっとずつ期待値が下がっている気もします。1クールは見られる気がしますが、ちょっとギリギリかなあ…7,8話で飽きるかも。{/netabare}


7話 失速しました。付け足し、引き延ばし、テンプレ化の匂い。撤退します。

 急激な失速感。やはり飽きましたね。出落ちというほどではないですが、ラノベでいうと1巻は面白かったんだけど…という感じでしょうか。

 なろう系の弱点ですけど、やっぱりゴールイメージを考えないで設定とキャラ造形で書き始めるので、途中からどんどん付け足し、引き延ばし、テンプレ化、新キャラだよりになる典型例に陥りそうです。バトルは無駄に長いし、パリィが意味をなさないし、国の危機も戦略的な仕掛けを期待したのですが、結局「伝説のドラゴン」でしたし。

 ということでここで中断します。まあまあでしたが、興味が持続しません。作画は…うーん、異世界で慣れていると普通に感じますが、止め絵ばかりでアニメ作品としてはどうかなあ、とい水準でしょう。

 評価はパリィ設定とキャラ造形は工夫したのでストーリーとキャラに加点しておきます。平均3.2点。ただ、それは前半までの評価ですから、平均3を下回るだろうなという気はします。
 主観的には100点満点で55点。他のジャンルならギリギリ継続しているかもという感じです。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

つい先日この言葉を知ったばかりの自分w。

原作未読です。

>4話まで視聴して
時間が空いたので、録り貯めしていて未視聴だった本作1話をお試し視聴。
意外に一気に4話までスラスラ観れてしまいました(本意ではなかったw)。

主人公の落ち着いた声が本作を安定させている気がします^^。

で、なるほど。勘違い系ですか。
最近、多い切り口だと思うけど、かなり上手く機能していると思います!。


そして【パリィ】という言葉は、つい先日知ったばかりの自分ですw。
ソウルライク系のゲームとかでは一般的なのかな?。全くその系はやってないので。

先日、話題になってたゲーム「Stellar Blade」で初めて知りました。
タイミングよく相手の攻撃を受け流して、有利な状況になるのはなかなか爽快ですよね♪。

本作での【パリィ】は都合良すぎる??。
・・いいんです。アニメですから!!。
そういう世界なんです。ここはw。

・・やっぱ、アニメって極端に言ってすべてが
多かれ少なかれ”ご都合主義”をふんだんに含んでいると思うのですが
視聴者がそれを見て「おお~!」って思うか「んんん~~?」って思うか。
それだけだと思うのです。
結果として自分にとって本作は、とても好意的に受け入れられる作品だったように思えます。


そして本作のヒロイン?。のキャスティング観て、継続視聴が確定しました^^。
はい。ヘブバンでおなじみの某声優さんですね♪。

ヘブバンの声優さんって、個人的にはあまりまだアニメでは見かけることのない声優さんも
多い気がしてますが、すごくいい演技されてる方ばかりに思えます。
今後もどんどん新作アニメの中で見かけることが増えたらいいなと願っています!。


>最終話まで視聴して
意外に自分の中では中盤でダレることもなく、終始安定して楽しませてもらいました!。

パッと見、あの大剣を持った”出で立ち”は
自分の中では自動的に”ベルセルク”になってしまいますのです・・w。

が!!、ベルセルクでは、どうしても”ダークな深淵”がまとわりついてきてしまい
どうしても若干暗めの重い展開が続いてしまうのですが・・

・・本作では、とにかく明るい^^。前向きすぎるwww。

自分もこれくらい全ての物事を前向きにとらえられる性格だったら
もっとリアルな世の中を渡っていくのも苦にならないだろうな~って
うらやましくも思い、また尊敬?すらしてしまいそうですw。

だから、某ヘブバン声優さんが「先生!」って呼ぶのも
共感して受け入れられてしまいますw。

あ。そうそう。三木さんはじめ、6人?の教官の先生方?(うろおぼえ)も
なんかいい味出てて、観てて心地よかったです(嫌悪感がわかない)。

他のサブキャラ達も、それぞれが、出すぎないけど
少しずつちゃんと個性と良さを持っているように感じさせてもらいました。

ひょっとしたら2期の予定はないかもですが
自分はずっと2期を待ちたいなと思っています!。


毎話終わりの「俺は○○をうんぬんかんぬん」の書?
も、いい味出していて、好みでした♪。
 
 

投稿 : 2025/04/05
♥ : 8

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

描写が丁寧で主人公を好きになれる良いなろう系

1話感想 3.9
なろう系なので警戒して見てみましたが…。

これは出来が良い作品ですね。
描写がしっかり丁寧です。

主人公のチートもしっかり努力を積み上げたもので、これはあまりムカつかない。
決して絶対的ではなく、もちろんチートなんですが、剣が折れそうでやばい、とかピンチの演出もしっかりしていました。

一話でじっくり主人公を描いてくれて、冒険者に対する憧れを抱いてそれを追い求めて、でもまともなスキルが無いからと叶えられず…。
といった描写が丁寧で、まあある程度は納得できました。

いやパリィだけでもタンク役なら十分だし、何でそんなに頑なに冒険者として認めないのかは意味不明だとも思いましたが。

ここは普通の冒険者のタンクのスキルも見せておけば良かったですね。
普通のタンクは味方全員にバリアを貼れて、剣も矢も跳ね返せて、これくらいできないと冒険者にはなれないんだよ、とか言われてから、
この普通のタンクがミノタウロスに一撃でバリアを割られてぶっ殺されたのに、主人公の地味なパリィで逆転する流れが欲しかったかな。
まあもっと良くするならこの方が良い、とは思いましたが、本作も十分悪くは無かったです。

ヒロイン何で逃げてないの? とも思いましたが、あれは光で拘束されていたんですね。ちょっとわかりにくかったです。
ミノタウロス君魔法使えたんか? だったら何で主人公には使わなかったのか。
いや兵士達は拘束されていなかったから、威圧系のスキルとかで心が弱い相手だけ構想するスキルとかですかね? でも威圧であんな光りますかね? 魔法っぽいんですが。
魔法を受けているなら、味方の魔法使いが裏切ってヒロインを殺そうとしていて、そいつはもう逃げてたって感じ? いや何で死ぬまで見届けないの。ちょっと事情が良くわかりませんでしたが…。

まあ細かなツッコミどころはあれど、主人公を好きになって応援できた、という長所の前では全てが些事です。
頑張れおっさん。

作画は結構良くないですかね。いい感じです。
ヒロインも殆どでてきていないですが可愛らしかったですし。

これは視聴継続。良いなろう系が来てくれるのは嬉しいですね。
…いや悪いなろう系が来るのがおかしいと思いますが。

全話感想
なかなか良かったと思います。
作画は良好で逆勘違い系主人公が楽しく良い作品でした。
リーンは可愛かったですね。

自分が優秀なことに気づかない逆勘違い主人公は下手すると嫌味なのですが、不自然さはもちろんありますし。
でも基本コメディタッチにすることで、嫌味が抜けてぐっと見やすくなっていました。

エロ系はエロけりゃそれで良いんだよ、となるように、コメディだから硬いこと言うな、という空気になるわけですね。

危機感を煽って主人公が万事解決、という流れはワンパターンで、あまり長続きすると飽きが来そうですが1クールなら丁度良い感じだったと思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

62.8 3 信頼アニメランキング3位
ドラえもん のび太と竜の騎士(アニメ映画)

1987年3月14日
★★★★☆ 3.4 (72)
352人が棚に入れました
のび太は0点のテストをママから隠すため、ドラえもんに頼み“どこでもホール"で地下室を作った。そして、しずか、ジャイアン、スネ夫を呼ぶと、思いきり好きなことができるのでみんな大喜び。ところが、恐竜の姿を追っていったスネ夫が地底の奥深く迷いこんでしまった。ドラえもんたちはスネ夫を探しに出かけるが、恐竜に追いかけられたあげく、人食い人種のナンジャ族につかってしまった。
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

龍の涙

シリーズ8作目。
{netabare}
ひょんなことから地下の大空洞を見つけるのび太たち。そこは恐竜が絶滅することなく残り、独自の進化を遂げた地底人(恐竜人)が治める世界が広がっていた。

地底人ともめたりしながらも、最後には協力して災害から過去の恐竜たちを救うという展開。結局それが現在の地底人となったわけで、すべてのび太たちのおかげだったという真相。ここでも鶏が先か卵が先かの議論が生まれるわけだが。


恐竜がなぜ絶滅することになったのか、その不思議について迫っていくワクワクはある。ただ彗星衝突による天変地異という誰もが聞いたことのある理由だったのが少し拍子抜けした。せっかくだからもっと驚きの理由があってもおもしろかったと思う。

序盤はスネオだけが恐竜を目撃するというミステリー展開で引き込まれたが、どうしても今回はちゃんとした敵役がいないので、後半は尻すぼみで、締まらない印象を受けた。


冒頭、恐竜がいまだ地球にいることを信じるのび太をスネオらがバカにするというシーンから物語は始まるが、みんな1作目のときのピースケのこと忘れちゃったのかと寂しい気持ちになった。ピースケこそ現代に残った恐竜だったではないか。
{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

わりと本格的なSF要素が光る、「映画ドラえもん」の名作の一角

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
映画ドラえもん7作目。ストーリー的にはややシリアスで、深みがある。やっぱりドラえもんは、子供に夢を与える大冒険をしないとね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
序盤は、スネ夫がメインになる珍しい展開。中盤は人類と地底人の文化や考え方の違いなど、種族間対立、もっと言えば戦争を描いていました。後半になるとSF要素が強くなり、結末は綺麗に閉じていましたね。

一番の見所は、攻城戦ならぬ、防衛戦かな。単純に胸熱でした。

「話せば分かる」。そんなことを感じた映画でした。
{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 14

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

旧ドラ映画竜の騎士。地底世界の恐竜人。

旧大山さんのドラえもん映画竜の騎士です。
今回ものび太が0点の答案を隠そうとドラえもんに隠し部屋を用意してもらうよう頼みます。そこでドラえもんの道具でできた(見つけた?)地底世界を道具で部屋を作って暮らすのですが、スネ夫が地底世界で迷子になって・・・というはじまり。 

今回も地底世界を大冒険したり、道具を使って探検したりと、楽しめたドラ映画でした。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 7

64.3 4 信頼アニメランキング4位
婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (98)
341人が棚に入れました
本作は、森の奥で暮らす人嫌いな魔法使い・アレンと、国から追われている公爵家令嬢・シャーロットの物語。ある日アレンは、森の中で倒れている ボロボロの令嬢・シャーロットを発⾒する。人嫌いのくせにお人好しなアレンは、彼女を放っておけず屋敷に連れ帰る。家族から不遇な扱いを受け、婚約者にも 裏切られたという彼女に同情したアレンは、シャーロットをメイドとして雇うとともに、自分の屋敷に住まわせることにする。アレンは、シャーロットはどうせすぐに屋敷を出ていくだろうと考えていたが、とあることをきっかけにイケナイことを教え込むことに!?

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

視聴の優先順位は低そう。ほんわかアニメで、山もオチもありませんでした…。

 最終話(12話)まで観ました。2023.12.22

 良くある、自己評価の低い美少女(処女)をニヤニヤしながら籠絡する系のお話でした。

 これ系の物語は、主人公とヒロインが相思相愛になって合体したら物語が終了なので、サブキャラは合体派と反合体派で分かれてワチャワチャするのがお約束です。

 シャーロットの妹も最終話で反合体派に加入して…。まぁ良くあるラブコメっちゃあラブコメですね。

 シャーロットをハメた王家へザマァすることもなく、殺されかけたのにお人好しでほんわかしたシャーロット…。妹も実家もお咎めなしなんてことある?連座して追放か処刑されるでしょ。

 大体、実家で令嬢を虐待したりして、性格歪ませてから王家へ嫁がせて妃にしようとするなんておかしいでしょ。

 家と家の繋がりが重要な封建社会では、嫁は基本実家のスパイで、実家の権益の代弁者ですよ?しかも、実家のサポートが無いと他の妃に殺られたりするもんだよ?歴史を知らないの?

 日本の戦国時代だって、実家が太くない若しくは潰れたりすると、有名な武将の正妻や母親でも墓も菩提寺も分からん様な状態で歴史の闇へ消えるもんよ?濃姫や諏訪御料人とか有名でしょ?

 最初の不穏な感じは何だったんでしょう。この辺の甘さがなろうDeナーロッパなんですかね。

 アレン自体、世捨て人と言いながら割と社交的で楽しそうだし、アレンの妹も半裸の痴女っぽい格好だし、フェンリルや地獄カピバラみたいな人間に友好的なのか敵対的なのか分からんモンスターはウロウロしてるし、作家エルフや配達猫等の亜人種も楽しそうに自由に暮らしているし、ガワは楽しい異世界なのに、シャーロット周りだけが不穏です。

 これ、結局シャーロットがアレンの元へ来るためだけの不穏設定なので、早々に死に設定になっているんですよね。

 世界観が甘いので何となくギャグにも振り切れず中途半端な印象の本作品…。つまらなくは無いけど面白くも無いという、とても惜しい作品でした。
………………………………………………………………………

 8話まで観ました。2023.11.26

 イキナリ出てきたエルフがアレンさん達に寸劇を強要しますが、これが面白く無いんだわ…。

 アレンと、シャーロット以外のキャラはまだ、ポッと出なので、パロディーには早い様な…。しかも、世界観に劇が合ってないという…。

 次回やっと物語が動きそうです。ザマァ展開にでもなるのかな?

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 7話まで観ました。2023.11.17

 6話、7話でイキナリ登場人物が増加し、居候が増えました!

 主人公のアレンと、ヒロインのシャーロットをくっつけようという陣営(妹、猫、エルフ)と、合体阻止陣営(フェンリル)、そして中立寄りのツッコミキャラ(カピバラ)と、揃いましたね登場人物が!

 このお話、合体阻止要因が足らんなと思ったら、やっぱり出現しましたね。このまま男女の仲にならずにギャグを続けて行くんでしょうね。

 いつものやつになりましたが、安心して観れるというか、もう良いというか…。何とも言えないですね。

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 2話まで観ました。2023.10.16

 ヒロインはいつもの奴です。美少女だけど自己評価の低い処女…。不思議ちゃん寄り。

 この手のヒロインの鉱脈は掘り尽くしている感があります。今期は、似たようなヒロインが豚のレバーにも出ていますしね。

 一箇所にとどまっているので、話のスケールも小さめです。多分、配達屋のネコみたいな奴らが来訪していじってくる展開なんでしょうね。

 私は嫌いではありませんが、多分面白くならないような予感がします。視聴の順位は低めですね。

 

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ニューウェーブなろうの幸福論

なろう。

杉田智和と早見沙織のゴールデンコンビという贅沢さ。
どんな役をやっても本人なコンビなのでもう雑念がすごいのなんの。

01
導入はいつものやつなので割愛。

ブラックジャックのパチモンみたいな野郎はかげじつみたいなオレ様ナルシスト。頑張ってイケヴォイス感を出してますがどうやっても杉田。黒髪クールビューティではない役はかなりレア。やたら毛量の多い金髪世間知らずお嬢様だがなにをどうやったところで早見沙織。いつも見てる芸風と違うキャラだが声聞くといつものキャラがチラつくのでアニメを見てる数が多い人ほど頭がバグると思う。

イケナイこととは…。もちろんR18ではございません。ええと世間知らずの箱入り娘で人生に絶望した生きる楽しさや意味を知らない哀れな少女に生きる楽しさ、つまり自らの欲望のままに身を任せることをオレ様が教えてやろう的な。とか言ってなんかお菓子広げてました。はいはいなるほどわかったのでもういいです。

本作は家庭や学校などの社会システムが形骸化してルール支配行動に従うだけの自ら考えるという発想すら持てない自動機械損得マシンが量産された現代において人の褌ハック思考な姑息な生き方が賢いとされては無尽蔵に供給される地位財消費に明け暮れることしかできないオペラントなガチャを回し続けるサルどころか条件反射でクソリプを繰り返す植物人間的なレスポンデントなゾンビが跋扈する現代を痛烈に批判する志の高い社会派なろうでなのである。いや知らんけど。

なろう黎明期の無職転生みたくひたすらに都合のいい妄想に浸るだけのオレツエーから、時代を経て一歩先に進んだ感じはする。見た目はまんまザ・なろうなんだけど、ちゃんと主張というか言いたいことがあるのは伝わる。

自己のキモさに向き合う文学としての初期なろうから、健全で前向きな児童文学へと進化した派生の一類型なのか。商業に乗らないような尖った性癖の他人の妄想と同化して楽しむ初期なろうに比べて、市場が拡大したおかげで開かれた健全な作品が増えてきたのかも。

思ったよりキモくなくて意外と悪くない作品だと思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ズレたイケナイこと

原作未読 全12話

人嫌いで森に一人で住む魔法使いの主人公アレンが、同森で倒れていたヒロインのシャーロットを助けて引き取りメイドとして雇うことになりました。

シャーロットはある国の公爵家の令嬢ではあるが、家では虐げられその国の王子と婚約させられたが、一方的に破棄されて謂れのない罪を着せられ逃亡していたところだったという。

そんな真面目なシャーロットを元気づけ幸せなってほしいため、今まで出来なかったことをシャーロットに色々と教えていくお話です。

アレンが行うことがズレていてシャーロットがポカンとすることが多かったですねw

また、アレンの義理の妹を出てきますがこちらも結構ズレていましたw

お話は色々ありますが、そこまで大変なことはありません。

どちらかと言えばほのぼのとしています。

切りがいいところで終わっていますが、シャーロットを追放した国のことをどうするのかについては今ひとつ語られていませんね。

OPは緋月ゆいさん、EDはシャーロット役の早見沙織さんが歌っています。

最後に、この作品には地獄カピバラというキャラが出ていますが、変身すると物凄く違和感がありましたねw

投稿 : 2025/04/05
♥ : 7

63.9 5 信頼アニメランキング5位
喧嘩独学(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (90)
221人が棚に入れました
全世界で閲覧数100億回(※2023年8月時点)越えの『外見至上主義』T.Junが手がける、最弱高校生が動画配信者として成り上がる人生を描いた『喧嘩独学』が遂にアニメ化!! 母親の入院費を稼ぐため貧乏生活を送る、スクールカースト最底辺の高校生・志村光太。 学校では不良のハマケンからゴミのように扱われ、負け組人生に日々絶望していた。 そんなある日、クラスメイトのカネゴンと殴り合う様子が誤って全世界へ生配信!? 底辺同士のイタすぎる喧嘩動画は瞬く間に広がり、一晩でまさかの1000万再生を突破!!! 再生数が金になることを知った光太が噛みつく相手は 不良に、ヤンキーに、プロ格闘家とエスカレートしていき… プロのいじめられっ子、反撃開始───ッ!!!

声優・キャラクター
志村光太:丹羽哲士
金子亨:岡本信彦
八潮秋:ファイルーズあい
朝宮夏帆:石川由依
ハマケン:武内駿輔
新庄玲央:石川界人
目黒ルミ:青山吉能
扇達也:中村悠一
闘鶏:杉田智和
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話 可能性は感じましたがなんか飽きて放置していました。

すみません、4話の途中でなんか飽きてしまって…結局見ていません。ちょっとしばらく放置になります。一応中断にしておきますが、いつの日か見る可能性はありますが、可能性だけです。


1話 韓国原作の冒頭はとても面白い。これが続けばいいのですが。

{netabare} 今まで何本か「外見至上主義」「整形水」「彼女が公爵邸に…」「外科医エリーゼ」「俺だけレベルアップ…」等々の韓国発信のアニメがありました。これらの作品はストーリーはしっかりあるし面白さもありましたが、欠点が多いのも事実です。設定、キャラ、世界観、作品の構成、リアリティ…あげればきりがないです。

 ですが、本作は素直に面白いです。はじめの2話のハチャメチャな感じなのに引き込まれるストーリー、キャラの極端さ、アニメ作品の冒頭として非常に優れていると思います。

 「ホーリーランド」的なものかな?と思って見始めたら、ちょっと違いました。そうですね世界観とキャラは「外見至上主義」ストーリーは「はじめの一歩」価値観は「エアマスター」という感じでしょうか。ただ生配信、収益が話の中心で非常に現代的な内容です。韓国美人一目ぼれなどのエッセンスもあり、ミクスチャーとしての完成度が素晴らしい。

 スクールカーストで苦しんでいた少年がある事件をきっかけに…なんですけど、その流れが面白いです。昔あった弱者の成長が韓国には残っているんだなあ、と思いました。お隣にいつの間にか美少女がいたり、弱者が異世界に行って無双しないのはいいですね。その点で「俺だけレベルアップ」に似ている感じもあります。
 現代のネット配信事情とうまくミックスすることでストーリーは今のところ、非常によくできていると思います。

 ただ、韓国原作は「俺だけ…」「公爵邸…」「外見…」もそうでしたけどはじめはすごく面白いのに途中でおかしくなるんですよね。それがちょっと心配かな。 {/netabare}


3話 うん、面白い気がします。結末を見せてほしいです。

 そんなにたくさんユーチューバーなんていないよ、と思うのは多分早計なのでしょう。人口の過半数が集中するソウルの街で若者が集まりそうな通りは数がしれています。ITの国、スマホの国、そしてエンタメの国ですから、さもありなん、という気はします。どうせなら韓国であることを積極的に発信すればいいのに、と思わなくはないです。ただ、まあご当地というのは韓国の人口分布とか地方の状況から言って難しいのかな?

 本作は古き良き何かがあるんですよね。底辺から脱出するのにまだまだ努力とみっともなさがあるのが面白いです。それだけにそこにヒューマンドラマが生じている気がします。日本はそこを省略してデオドラントしてますからね。

 キャラデザとか萌えの方向に行かないのが見やすいといえば見やすい気がします。日本の作品になれると物足りなさはありますが、違う絵がらの新鮮さも感じます。

 ということで視聴はすると思います。1クールでキレイにまとめられれば、かなり高水準の話になると思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 7

猫好き さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

絵柄が好きじゃないし話も好きじゃない。でも見てしまう

原作未読。韓国産のLine漫画らしい。フジテレビの+Ultra枠ってことで、しばらく前にカミエラビってゴミアニメでがっかりさせてくれたから、もう初期印象からしてすごく悪い

この枠、お金はかかってるし人材も豊富に投入してるのはよく分かるんだけど、狙いすぎているところが多くて鼻につく。すごいだろ、がんばってるだろ、エッジ攻めてるだろ、これ面白くてまた見たくなるよな、みたいな感じが盛り盛り

苦手なのは、とにかく絵が大昔のヤンキーマンガみたいなところに、韓国風化粧のシャドウが入っているところ。女の子の顔だけならいいんだけど、ヤンキーの顔もよくみると同じパターン。主人公含めて歪んで極端な顔を作るところでこのシャドウが入るから、これは不気味で気持ちくて生理的に無理と言いたくなるレベル

でも、お話の方は確かにとんがってる。陰キャのスクールカースト最下層の少年が、喧嘩で配信サービスの視聴者を集めて成り上がっていくって行くという、いかにも今風な設定。彼の一挙一動で再生回数が変わり、それがそのまま収入になっていくなんて普通の人間なら人格破綻引き起こしそうなところで彼がどう変わっていくのかを見どころにしてる感じ

そのため少年の中二的欲求や言動の痛いところや、喧嘩での物理的に痛いところをどぎつく表現することになる。普段だったら私の嫌いなタイプの話なんだけど、それでも目を引き続けてさせていくのは、話のテンポや語り方が上手いんだろうね。それは評価しないといけないかな


最終話まで見て

この主人公の痛さ(精神的・物理的両方)は見続けるのはなかなか苦痛ではあったけど、毎回つかみが上手いので結局最後まで見た

これから衰退に向かっていくだけの日本では、倦怠感に浸かって現実逃避型の異世界転生物の物語しか出てこないのに、お隣の国ではバカでカッコ悪いくせに泣きながらでも頑張っている男の子の話が出てくるってのは面白いね。その点が新鮮だった

終わり方を見るにまだまだ続く話なんだろうなぁ。闘鶏のお兄さんが誰なの分からなかったし、何やら誰かから新たなお誘いが来そうなところとか

ただ、そんなに毎日誰かに喧嘩ふっかける/ふっかけられて、おまけにそれをSNSで発信を続けるにはあまりに非現実的(運営許さないよ、これは)だから、このくらいで終わらせるのが正解な気がする

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

手放しに褒められる主人公ではないが… 面白い! ローカライズは不要だと思いました

1話感想 4.0
主人公は卑屈で嫉妬深く、陰険なところもあり…
病気の母親を抱えて同情の余地は多分にあるが、純粋に好きになれる人物ではないです。
まあ、別に全然普通ですけれどね。普通の人間です。
特別邪悪なわけでは無いです。誰だってこの程度のことは考えます。

しかし面白い!
Youtubeを題材にした話で、喧嘩するチャンネルで人気を博して行くのだろうところが、実に面白く興味深いですね。

最初に喧嘩した相手がパートナーになって一緒にやっていく、というところも面白く…。
これは興味深いですね。視聴継続です。

アニメとしてのクオリティも高いですね。
純粋に好みの絵柄ではないですが高品質です。

全話感想 
最初に言った通りやっぱり手放しに面白いとは言い難いのですが…。
主人公は結局バカですし変な奴ですし色々判断、行動が珍妙で。
でもまあ、面白かったですね。

ただ原作は韓国ですよね。
それを無理やり日本に置き換えるのってなんでしょうね?

正直ちゃんと舞台を韓国にして韓国人の話にしてくれた方が、この独特な変さは受け入れ易かったと思います。
日本人の感覚だとちょっと変だな、と思っても、韓国人だと考えれば納得しやすいような。
テコンドーやシルムに対しての扱いも韓国人なら自然ですが日本人だとなんか不自然に思えますし。

キャプテン翼も韓国では韓国代表として出ているのでローカライズの一貫なんでしょうか?
でも韓流ドラマとかは韓国人が韓国舞台で普通に放送してますよね。
なんで漫画は韓国人が韓国舞台にしないんでしょう?

韓国に対して思うことがあったとしても、創作に対して舞台が韓国だったら見ない、とかはあまり無いと思うのですが… そういうの結構あるんですかね?

もちろん中韓のアニメはこれまでクオリティが低かったり合わなかったことが多すぎて、ちょっと警戒して見ちゃうところはあるのですが、これは原作韓国なだけで日本アニメですしクオリティは申し分なかったですからね。

私はローカライズは不要だと思いました。
そのせいで余計に変になっている。

まあ日本でのマーケティングはローカライズした方が良いと誰かが考えてこうなっているのでしょうから仕方ないのでしょうが。
翻訳を2パターン用意してくれないとどちらが良いかは判断できませんけどね。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

59.8 6 信頼アニメランキング6位
いずれ最強の錬金術師?(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (71)
220人が棚に入れました
勇者でもないのに勇者召喚に巻き込まれてしまったアラフォーサラリーマン、入間 巧。 間違って呼ばれて元の世界に戻ることもできなくなってしまったタクミは、「巻き込んだお詫びに」と女神ノルンから手厚すぎるほどの加護と過保護なサポートを受け、剣あり魔法ありのファンタジー世界『ミルドガルド』で人生をリトライすることに。 「戦闘職は絶対合わない」と地味な生産職を希望し、バトルとは無縁の穏やかで慎ましい異世界ライフを希望――のはずが与えられたスキル『錬金術』は、聖剣から空飛ぶ船まで何でも作れる超最強スキルだった……! ひょんなことから手にしたチートスキルで、商売ではボロ儲け、バトルでは無双状態に!? 「第10回アルファポリスファンタジー小説大賞」読者賞受賞、シリーズ累計発行部数100万部突破、コミカライズも絶好調の大人気作が、待望のアニメ化! 望んでいないのに最強になってしまった錬金術師の、ほのぼの(?)異世界冒険譚が幕を開ける!!

ヨッシャア! さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

見る価値のない、薄ら寒い茶番 ※~10話

【物語】 1.0 / 5.0
「勇者でもないのに勇者召喚に巻き込まれてしまったアラフォーサラリーマン」「「巻き込んだお詫びに」と女神ノルンから手厚すぎるほどの加護と過保護なサポートを受け、剣あり魔法ありのファンタジー世界『ミルドガルド』で人生をリトライすることに」「バトルとは無縁の穏やかで慎ましい異世界ライフを希望――のはずが与えられたスキル『錬金術』は、聖剣から空飛ぶ船まで何でも作れる超最強スキルだった……!」(あにこれに掲載されているあらすじから一部抜粋)
 上記の要素を筆頭に、量産型低品質なろう作品詰め合わせセットのような内容に目眩がする。
 他にも「現代技術を持ち込んでチヤホヤされる」「とりあえず奴隷を仲間にする」などのテンプレ要素もしっかり登場し、「原作者は、オリジナリティのオの字も知らない小学生かな?」と訝しんでしまうレベル。
 他の量産型低品質なろう作品同様、見る価値のない【物語】である。

【作画】 1.5 / 5.0
 量産型低品質なろう作品の中では、まだマシなレベル。
 だが、それはこの作品に戦闘などのアクション要素が少ないから保てているものであり、演出や構図などは稚拙で「アニメ作品として作画の体裁は保っているだけで、目で見て楽しめる作画ではない」というのが正直な感想。

【声優】 1.0 / 5.0
 メインキャラに茅野愛衣や東山奈央ら、サブキャラに雨宮天や飛田展男ら、有名どころをキャスティングしており、この点も量産型低品質なろう作品特有と言えるだろう。
 さすがと言うべきか、出演声優はしっかり演技をこなしており、棒読みや内容にそぐわない怪演は存在しない。
 が、今後このような「リスペクトもクソもない客寄せパンダも同然の雑なキャスティング」には最低点をつけることとした。
 理由としては「内容での勝負から逃げ、声優が実力で築き上げたネームバリューにタダ乗りしようという魂胆のキャスティングが嫌い」というのが一番大きい。 

【音楽】 1.0 / 5.0
 印象に残らない。
 
【キャラ】 1.0 / 5.0
 量産型低品質なろう特有の「なんかできちゃった…(苦笑)」系の主人公に評価すべき要素など存在するわけがない。転生前がアラフォーのサラリーマンだったにしては、精神性が極めて幼稚で優柔不断。本当に社会人経験があったのかと疑うレベルの思考の浅さは、原作者の知能レベルを反映したのだろうか。
 複数登場するヒロインたちも、正常な判断能力を奪われたのかと思うほどに不気味な従順さを持ち、このような思考・行動ロジックのネジが外れたキャラクターに感情移入したり魅力を感じたりすることは一切できない。



【総括】 5.5 / 25.0 (平均 1.1)
 量産型低品質なろう特有の「見る価値のない、薄ら寒い茶番劇」といったところか。
 このような作品に価値はない。

・追記(10話)
 怪獣映画「ゴジラ」から、鳴き声をパロディ?サンプリング?引用?してると思しき効果音が登場した。
 仮に許可をとっていたとしても、法に抵触していなかったとしても、このような駄作の、ましてやポッと出の噛ませヴィランごときに世界的な怪獣の鳴き声を拝借しようという采配も極めて薄ら寒い。声優の知名度にタダ乗りするかのようなキャスティングに加えて、ゴジラの知名度にすらもタダ乗りしようとする思考回路はもはや邪悪と言っても過言ではない。
 原作者の腕が稚拙ならば、アニメ制作陣の頭も愚かでくだらない。ある意味お似合いタッグのアニメ作品と言えるだろう。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

鉄鉱石を焚き火に放り込んでおけば製鉄出来るとか思ってそうな糞なろう。

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.30

 1期の締めとしてスタンピードを解決して終了!ありがちなオチですね。しかも、タクミさんポーションが無いからと舐めプをかまします。仲間のエルフ死ぬとこやったぞ?

 今後は兵器として召喚された勇者たちとの戦争が待っているそうです。

 今までのスローライフ的なダラダラしたストーリー展開と今後予想される召喚異世界人同士の殺し合い的な展開があっていない感じがします。

 タクミさんは錬金術師ですが、レベルアップで単なる強い冒険者と化しているので、勇者とのバトルも大して盛り上がらなさそうです。

 錬金術師設定を活かして、配管にクロムメッキしたサリンプラントでも作ったらどうかね?この手の転生モノは、化学兵器を絶対に作りませんね。

 聖剣や絶剣なんてつまらないものを錬金しないで、化学兵器を作れば良いのに…。現代人経験者最大のアドバンテージですぞ!?取り敢えず塩素ガスから作ろう!

 高度工業化社会の落ちこぼれ共の慰みモノでしか無い糞なろうには、望むべくも無いですね。

 結局、聖剣やポーションを錬金するのも、サリン等の毒ガスを錬金するのも、普通の人には同じ位荒唐無稽な無茶振りなのに、異世界だと謎聖剣やポーションが作れてしまうのが糞なろう錬金術!錬金術系に面白いのがほとんど無いのもむべなるかな…ですね!

………………………………………………………………………

 8話まで観ました。2025.03.04

 酷いですねぇ…。冒頭、主人公のタクミは、いい加減な馬車を錬成します。車軸と板バネ辺りの辻褄があっていません。コレを国王様に献上するんだ!

 錬金術がメインのアニメなのに、肝心の錬金関係の描写が適当です。良いんですよ…、奴隷市場で仲間を買ってきたって…。糞なろうなんですから。でも、メインの錬金に関しては、もっとこだわりが欲しいです。一時が万事こんな調子では…。

 製鉄等の冶金関係の知識は、中学生レベルで習うと思うのですが、小卒が考えたお話かな?

 こんな恥的レベルのアニメが蔓延っているようでは、科学技術立国なんて、夢のまた夢ですね。あまりにもお話のレベルが低すぎます。

 タクミは武器だけは生意気に鍛造したりしていますが、防具なんかは錬金術で、チョチョイのちょい!と作ってしまいます。武器の鍛造も要らんだろ…。謎合金を鍛造しても、意味があるとは思えません。何も考えていません。それらしい感じで何となくやってる感を出すのが糞なろうクオリティですね。

 糞なろうはノリが全部同じです。こんなの制作する意味があるのか、マジで疑問です。科学と魔法の区別がついて無い様な連中が増えてるのか…。日本の行く末が心配になります。

 なんだろう…。わー国は今後、頭の悪い連中が蔓延って、万博ほか様々な事業が失敗、国が傾きそうです。増産しなきゃで、土法高炉で鋼鉄を生産しようとして一千万人以上の餓死者を出した大躍進政策失敗時の中国みたいな轍を踏みそうです。

 このアニメを観ていると、得体の知れない不安と恐怖に襲われます。自分にも憂国の心があるんだなぁと再確認したい視聴者向きの糞アニメですね。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ブリーチド・リビドー

ファストチーレムキッズアニメ
予定調和な伝統芸だが安心健全風味

OP・安心のdialogue+で安定感抜群、しかし映像は雑
ED・世界観にハマったゆるふわ感がいい、しかし映像は雑

いつものチーレムの美味しいとこどりで緻密な設計のビジネスなろう
掲載はアルファポリスだが概念としてのなろう的なもの

01
凄まじい爆速だが全く破綻がない、すごい

転生前描写はカット。召喚ミスで手厚い補填。少女を救って村へ合流、サクサクとスキルをゲット。テイムもあるよ。勇者候補3人のカットを挟むも世界の輪郭はまだぼんやり、主人公が倒すラスボスや果たすべき目的は一切示されない。そして最後のヒキで、実は主人公の召喚は手違いではなく女神の意図的なものだった…と開陳し待て次回、とあまりに完成度高く完璧過ぎる初回。もう完全にプロの所業。というかもうなろうとはほぼ別物。なろうを下敷きにした異世界冒険譚キッズアニメ。

蔓延するゴミなろうに対する逆張りなのか、召喚後の世界の輪郭をほぼ説明しないし、公式に召喚した理由も一切明かさず、なにより「こいつがヒロインだ!さあ萌えろ!」な暑苦しい押し付けがましさも一切ない。初回のキャラはほぼモブでメインヒロインすら登場しない。黎明期のアマチュア文学の妄想爆発なキモさを完全に脱臭し、先鋭化した嫌味なまでのあからさまなヨイショも排除、そこそこに不快のない接待レベルに調整してなお「なろう的なもの」として成立させる手腕に脱帽。これが…プロの仕事…。

作画も無駄な露出もフェチ感もない健全な調整。美少女アニメ的キャラの魅力ゥ的なキモさを徹底排除してるので、なろうを再構築した若者向けの一般枠ファンタジーアニメって印象。美少女アニメであるいつものなろうと構造は一緒だが、女性キャラはブヒる対象の萌えキャラではなく、女児が観ても好感を持てる推しキャラとする調整なのかな。

主人公は視聴者の視点で観ればスーパーチートだが、何気にきちんとサバイバル感を感じさせる細やかでさりげない演出。情報の後出しも主人公の視点ときちんとリンクさせてて、強引な後付け感の嫌味も感じさせない。見た目や設定こそクソなろう準拠だが土台の設計部分のレベルが違いすぎる。まさにプロがやってるビジネスなろう。

しかしビジネスなろうはあまりに健全でお上品過ぎるので、無職転生のような私小説的文学性は消え失せており商業主義に流され漂白された骨抜き劣化工業品と言えなくもない。リアルで開陳すれば人権喪失レベルの完全なる自己中のキモい妄想に浸れるのが黎明期アマチュアなろうの良さであり輝きではあったはず。それらが流通から排除される世界はまさにディストピアと呼ばれるもの。ユニコーンの安寧の地は、もはや完全クローズドな有料サロンしか残されていないのだろうか。

安心健全でキモくない異世界なろうは、はたしてなろうと呼べるのか否か。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

54.5 7 信頼アニメランキング7位
没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.4 (76)
202人が棚に入れました
晩酌を楽しんでいた男は、気づけば貴族の五男・リアムの肉体に乗り移っていた。 憧れの魔法を練習する気楽な日々をおくっていたが、属性魔法の習得はもとより精霊を召喚したり、強力な使い魔を得たり、どんなに難しい魔法もマスターしていく! 没落予定だった実家からの独立を目指して冒険者になった彼は、いつのまにか世界屈指の魔術師に成り上がっていくのだった! 最強貴族による自由気ままな魔法ファンタジー開幕!

大重 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

稀に見る酷さ。ご都合主義が極まり過ぎて気持ち悪い

1話感想 3.1 ザ・なろうって感じ
作者の三木なずなという人はなろうで何本もヒット作を出している売れっ子ですね。

何本もアニメ化しているのかと思いましたが、これで2本目ですね。まだ2本アニメ化が決まっているそうで。
大したものです。

で、そんなヒット作家様の作品ですが…。

まあ、なろうらしいなぁって感じですね。
ご都合主義な師匠の存在とか。

ただまあ、こうした都合の良さとかが心地よさにも繋がるのでしょうか。
すごくお手軽にインスタントに楽しめる感があって、そして決してクオリティが低過ぎはしないんですよね。

都合が良い、くらいは文句は言えますがそんなのは世の主人公は大なり小なり都合が良いものです。
理不尽に世界すべてが主人公のために出来上がっているというほどのクオリティの低さは無く、没落貴族という設定や主人公に降りかかる困難などにも、基本的にはちゃんと筋は通っている。

というわけで極めてなろうらしいなろう作品ですね。

うーん、それが面白いかと言われると私には響かないのですが、流行りを抑えておきたいとは思えました。

見れたら見ます。ノンストレスで軽く見れますし、そういう価値もありますね。

2話 2.7
うわ…。アスナも大概ですが、友人の紹介だからって初対面の男の奴隷に平然となる女がいますか?
いやいくらなんでもこれは酷い。もうちょっとマシなエピソード作れないんですかね?
人間を描こうとしていないですよね。

3話 2.2
今度はドラゴンが向こうから奴隷に…。
どんだけ都合の良いことが苦労もなく向こうから降ってくるんだか。
このドラゴンは子どもを殺されているんですけれど?
おかしいだろ…。

ここまで酷いなろうは久しぶりで、ちょっとツッコミを入れるのが楽しくなってきたのでもうちょっと見てみます。

4話 1.6
見れば見るほどひどくなっていく。
ピクシー達がエルフになって感謝する?
種族の誇りとか無いわけ?
名付けもすごい適当で、覚えてすらいないし。
名前って普通重要じゃないの?
こんないい加減で良いのか。

だというのに、主人公のやることなすこと全部が全肯定されるのが本当に気色悪いです。
一目瞭然で良いことをやっているならともかく、一見頭おかしいですからね。
精霊も妖精も全部ただの奴隷扱いだし、勝手にコピーを作るわ、ろくなことしてねぇ…
なのにみんな口を揃えて全肯定。
ここまで気持ち悪い話もそうは無い。

酷さが極まりすぎて逆に見たくなってきました。見ます。

6話 1.3
もうこの話の酷さがどこまで酷くなる楽しみに見ていますので粗探しで申し訳ないですが…。
粗探しって、既に粗しか存在しないのに何を探すのかって話ですが、新たな粗がさらに出てくるかってことですね。今更こんなの驚かない、という粗はもうスルーです。オークのデザインも酷いとか。

今回は物に名付けしたことでさらに酷いと思いました。

物品に同じ名前はつけられないことを知らなかったと。
そういうルールは別に良いんですが、じゃあやっぱり名付けってのは世界に一つのユニークな名をつける、ある程度神聖なものなんじゃないですかね?
でもそんなホイホイ作った物に名前をつけて良いんですかね?

他人に対して勝手に名付けするところがキモいと思っていたのですが、やっぱりモノ扱いしているってことですし…。
モノを大事にしているとも思えませんし。

新たな酷さがまだまだ出てくるなんて、本当に目が話せない作品ですね。
これからもキモ! と思わせてくれるか楽しみです。


どうでもいいですがこの話がなんでこんなキモいかと考えたのですが、説明不足も大きいですね。
私達人間は宇宙人から「お前を進化させてやろう」っていきなりタコ星人にされたら、喜ぶことは無いんですよ。タコの触手が超便利で人間の身体よりずっと良い、とわかれば、色々考えて望む人も居るかもしれませんが、常識的に考えればありえない。そんなことをされて喜ぶなら、そういう説明が欲しいわけです。
進化することは全種族の夢だとか。パクリ元の転スラは最低限説明がありましたよ。
奇異にしか見えない行動をいきなりやって、後付で称賛されるところが本当にキモいです。

全話感想 1.1
いやー酷かった。
まあ根性で見続けたのは、ここでいかに酷かったか、最後に感想を書くためでしたね。
とはいえ途中で大体語ってしまいましたが…。

なぜこのアニメが他の数あるなろうアニメの中で随一といえるほど酷いか。
これだけ数があるなかで最低を超えるのはなかなかです。
他に競い合えるのは異世界スマホなんですが、あれも本当に酷いのですがこちらの方が不快感は上です。

こちらの主人公は他人を奴隷にしたりモノ扱いしたり平然としているクズだからですね。
そしてそのクズっぷりが咎められることなく雑に全肯定されている様子が心底不快だから、というところです。

確かに異世界なんだから奴隷が普通だと思う価値観でも良いはず。
しかしこんな低品質な作品で異世界の価値観を描くもなにも無いでしょう。
地球人の感覚で普通に変だと思うことは変なんですよ。

その変さ、奇異さに作中で誰も指摘しない。じゃあ視聴者が否定するしか無いですよね。

他人を奴隷化して喜ぶようなクズ主人公でも、ちゃんと自分のクズさに自覚的であったり作中で問題視されていれば良いんですよ。
あるいは奴隷が肯定的に描かれる世界であることをちゃんと説明しているとか。
そのすべてが存在しないので単に気持ち悪いという感想にしかなりません。

一度嫌いになると、ふざけた呪文が出てくる度にムカついてしまいますし、主人公を全肯定するボットのようなキャラ達も全員不快で、まあ最後まで本当に不快でした。


この酷さに1話で見抜けなかったか。
まあ1話は良いんですよ。前提だから。
例えば勇者の子孫が魔王を倒しに行く話があったとして、勇者の子孫なんておかしい、というツッコミはする方が頭がおかしいわけです。そういう人が主人公に選ばれただけなので。

ご都合主義に賢者だかの弟子になれた、まあこの師匠も二度とでてこなくて、何だったんだって感じですが、1話限定ならそういう幸運に恵まれて魔法が使えるようになった主人公の話、ということで容認するべきです。
一話で都合の良いことが起こるのは全作品共通ですからね。
のびたの元にドラえもんが来るのがおかしいと文句を言うことは有りえません。

その後真っ当な話が続いていれば、ここまで不快になることは無かったでしょう。というわけで1話で見抜けなかったのは仕方ないかと思います。

これだけたくさんの作品があって、まだ最低ランクを塗り替える作品も出てくるのとは。
1話から問答無用のゴミなら流石に1話切りしちゃうので、なかなか出会えないんですよね。
まあ無駄な時間を使いましたが、ある意味価値はありました。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

今期なろう系最糞候補作品!真面目に制作する気が無いのかな?

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.27

 酷いよリアムさん!周辺国に対し、質の高い銀貨を無限に流通させて、インフレ攻撃を仕掛けたり、舗装道路を作って軍事的圧力をかけたりと、リアムの圧倒的チート力でやりたい放題です。無意識に全方位に喧嘩を売ります。

 隣国が興廃をかけた全面戦争を仕掛けてくるかと思いきや、俺なんかやっちゃいましたか的贈り物で籠絡されます。

 都合良すぎるやろ〜!他国の連中も頭がお花畑の様です。しかも、国家運営は部下達がやってくれるそうです。大丈夫かいな?

 作者が政治描写に飽きたな…。転スラの真似すら出来ません。何なのこの糞アニメは?

 全員奴隷なのも含めて、主人公のリアムが倫理的に破綻した異常者なだけのキモいアニメでした。こんなに都合良くなんでも出来たらおかしいとか思わないのかな?

 仕事とは言え、こんなアニメを作らされるクリエイターの皆さんが可哀想でなりませんでした。
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 11話まで観ました。2025.03.19

 全員奴隷!だから安心安全のキモい世界…てか!?リアムさん、ついに魔法都市を作ってしまいました。いや〜良いですよ!どこまで気持ち悪い妄想世界を展開出来るかの思考実験アニメと化してますね!

 魔法都市内はミスリル銀を混ぜたアスファルト的なもので道路を舗装したので、誰でも魔法が使えるそうです!なんで?

 後、ちゃんと栗石を入れたりして地盤を補強しないと、アスファルトと砂利で舗装しただけじゃあ、直ぐに剥がれるか陥没するでしょ…。おっと、ツッコミは野暮ですね。きっと、想像も出来ない様な凄い素材なのでしょう。

 基本的になろう世界の魔法は、他人を殺傷することに特化しているので、誰でも攻撃魔法が使える様にするなんて、一般住人に銃や刀等の凶器を配っている様なものですが、魔法都市の住人はみんなリアムさんと従魔契約した、脳内思考をしていない肉奴隷どもなので、悪いことはしないのです。

 最近は、なろうでも珍しい主人公に都合の良すぎる世界で、観ていて痛々しいです。現代が舞台だったら、地獄のディストピア小説、1984年並の狂った管理社会です。

 モブ共は老若男女みんな主人公凄い凄いしか言いません。見ようによっては、リアムに反発してくるカマセ兄貴が一番まともな登場人物なのかもしれません。

 後一話で終了ですが、どんな気持ちの悪いオチになるか、とても楽しみです。

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 9話まで観ました。2025.03.04

 リアムさん、陛下と呼ばれるくらい出世した様です。そして、銀貨を生産する様ですよ!品質も良く、競合銀貨の3倍の価値があるとのことです。

 馬鹿なろう爆発やで!金融業が発展するまで、中々信用取引とか出来ず、経済発展のためには金銀銅の生産増による貨幣の流通量の増大に依存していたのに、ほぼ無から銀貨を生産しないでよ…。

 金融経済学とかを少しでもかじっていれば、リアムのやっていることは小学生の妄想レベルなのが良く分かると思います。

 かの古代ローマ帝国でも、戦争時等の財政出動のためには、金貨や銀貨の悪改鋳による貨幣量の増大に依存しており、帝政末期には金貨の金含有量が0(それは金貨とちゃうなぁ)になって滅亡したし、日本も皇朝十二銭の改悪によって対新羅、唐戦の戦費を調達しようとして貨幣制度が破綻し、江戸時代まで独自通貨を発行不能になるなど、貨幣を巡って苦労してきた歴史が人類史なのに、全くアホですね。

 本家の転スラが、魔法による貨幣生産とかに手を出さないのは、結構わきまえているからなのかなぁと感じるほど、後続のなろうは酷いとは…。

 劣化コピーの量産で価値が落ちていくのは、まさに貨幣の悪改鋳により、悪性インフレに陥っている糞なろうアニメ市場を観ている様です。

 貨幣は戦略物資でもあるため、このままリアムが貨幣を増産すると、他国はリアム王国の貨幣に席巻されて経済崩壊するので、リアム王国を爆心地とした世界大戦が勃発します。

 全世界に向けて喧嘩を何となく売ってしまったり、糞なろう主人公はどうしようも無いですね。

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 6話まで観ました。2025.02.13

 他の方のレビューにもありますが、全く劣化版転スラですね。魔物に名前を与えて国民にしていきます。アイテムにも名前をつけて進化させられる様です。そして、回りの連中がゴイスーゴイスーと…。

 あまりの気持ち悪さに吐きそうです。ストレートな妄想には付き合いきれない感じです。もう少し、オブラートに包んだ方がよろしいかと思います。

 そしてまた、技術に対してのリスペクトが全くありません。鉄を鋳型に流し込んで強力な魔法のアイテムを大量に生産しますが、鋳物を作るのがどんだけ大変なのか分かってるのかな?

 なろう世界は鉱物に不純物とか全く含んで無いのがデフォなのかいな…。頭の悪さが炸裂します。苦労して先人達が工業化したのに、この程度の物語に収斂しているなんて、度し難いですね。

 また、キャラクターを増やさないと話を作れない系なので、いつの間にかケモミミがメインヒロインになっています。澱の様にヒロインが溜まっていくんでしょうね。糞なろうあるあるです。

 こんなアニメを作らなくてはならない制作会社の方も、声優さんも大変ですね。日本の恥部をさらけ出してどーすんねん!

………………………………………………………………………

 3話まで観ました。2025.01.25

 いやはや…。皆様のレビューにある通り、作画も低カロリーで、無双バトルにも迫力が無く、主人公が凄い魔法を放っているはずなのですが、どう考えても絵面がショボいです。

 それでも主人公の奴隷ハーレム喜び組要員達を中心に周囲の人物達はゴイスーゴイスーと連呼いたします。全員洗脳でもされてるんかいな…。

 とにかく主人公に都合の良いことしか起こらず、全てが過去のなろう作品で観たことがある事ばかりです。こんなオリジナルティの欠片も無い呪物みたいのを制作、放映して恥ずかしいとか思わないのでしょうか?

 今期のなろう系作品の中でも随一の志の低さが光ります。他のなろう作品も、糞だと言われながらも独自性を出そうという努力は感じられますが、本作品にはそれすら皆無です。

 主人公アゲアゲ接待で、最近引退した、人類最恐強姦魔が設立した芸能事務所に所属していた9000万円不同意性交ヅラみたいな、勘違い性獣モンスターでも育成したいのでしょうか?実に気色の悪いアニメとしか言えません。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 9

ヨッシャア! さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

数ある低品質なろう系の中でも、酷さがひときわ光る作品

【物語】 1.0 / 5.0
 魔法が存在する世界に何の脈絡もなく転生し、そこから雑にトントン拍子で無双するだけの、他の作品で何度もこすられたような内容の雑ななろう系作品。
 中身があまりにも虚無でつまらなく、この作品についてあれこれ考えたりすることは脳のリソースの無駄だと断言できる。
 転生要素はあるものの、その設定が活かされることはほとんどなく、極めて雑で、幼稚で、「何番煎じだよこれ…」と頭痛さえ覚えるような見るに堪えないくだらない展開が続く。
 まだ小学生のほうが面白い話を書けるのではないか、と思えるほどに内容があまりにも低レベル。
 自分のように「毒を喰らわば皿まで」のポリシーのもと、様々なアニメを見るような趣味でもなければ、このような物語に触れる必要は一切ない。
 もしもあにこれに「0点」をつける機能があれば、即決で0点をつけていただろうと思えるほどだ。
 低品質な作品が多いなろう系作品の中でも群を抜いて【物語】に魅力はない。

【作画】 1.5 / 5.0
 アニメ史に残るような作画崩壊をいくつも見てきた自分としては、最低点をつけるほどの作画ではない、というのが正直な評価だ。
 とはいえ、作画のレベルは極めて低く、ほぼ全てのシーンにおいて構図作りがド下手くそで、アクションも稚拙。
 頭や心で楽しむ【物語】がひどい出来なら、目で楽しむ【作画】も似たようなものである。

【声優】 1.0 / 5.0
 声優に罪はないとわかった上で書かせてもらうが、彼らの演技に【物語】も【作画】も追いついていないため、彼らの演技もどこか場違いのように感じられる。
 また、主演の村瀬歩氏の演技が、なろう系主人公にありがちな「そうなのぉ~?」「たはは^^;」といったセリフ回しと悪い意味でマッチングしており、俗っぽく言うなら「クソガキ感」が途轍もない。
 村瀬歩氏に一切の非はないことは大前提だが、見ていてストレスや不快感を感じる人はそれなりにいるだろう。
 
【音楽】 1.0 / 5.0
 印象に残らない。

【キャラ】 1.0 / 5.0
 作者が書く幼稚で、虚無で、荒唐無稽で、見るに堪えない【物語】に引っ張られて、キャラクターの中身ももちろん崩壊している。
 行動ロジックに共感できる部分はほとんど無く、「異世界における価値観の齟齬」のような描写もないため、キャラクターが何を考えているのか、何をしたいのかが理解しづらく、不気味とすら言える。
 なろう系にありがちな「ヴィランのほうが人間味があって共感できる」という現象がしっかり起きている点も記しておきたい。
 また、作者の台詞回しもド下手くそで、口調が安定しなかったり、自分の考えた設定をぺちゃくちゃとキャラクターに喋らせるだけのナレーター化もひどい。
 これらの点から、キャラクターにも一切の魅力は感じられない。
【物語】を作るのがド下手くそなら【キャラ】を作るのもド下手くそなのは当然だということを我々に教えてくれる作品と言えるだろう。もちろん、これは皮肉だが。



【総括】 5.5 / 25.0 (平均 1.1)
「こんな内容の作品がアニメ化されるほどには売れる」という吐き気を催すようななろうドリームが存在している。そのような恐ろしい現実を我々に改めて教えてくれるおぞましいアニメである。
 見る価値は一切ない。
 本当に腹立たしい。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 4

66.0 8 信頼アニメランキング8位
ラブライブ!スーパースター!! 第3期(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (91)
144人が棚に入れました
結ヶ丘女子高等学校の学校アイドルグループ「Liella!」の物語は続く!新学期を迎え、メンバーたちは新たな挑戦に立ち向かう。より大きな舞台、強力なライバル、そして自身の成長と向き合いながら、彼女たちの絆はさらに深まっていく。歌とダンス、そして友情が織りなす青春ストーリー。Liella!の夢と情熱は、今season3で更なる高みへ!学校アイドルたちの輝かしい未来をお見逃しなく!
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

自縛を解き放った、その先に。

【物語 4.0点】
μ'sの無印、Aqoursの『~サンシャイン!!』、そしてこのLiella!の『~スーパースター!!』と、
『ラブライブ!』アニメ化作品のシリーズ構成を歴任してきた脚本家・花田 十輝氏。
美少女でも己に秘めた醜い部分を容赦なくぶちまけさせ、ぶつかり合わせることで、
痛切なドラマを体現して来た、青春作品の名手です。

が、花田氏も、偶像(アイドル)である推しを下げるセリフが忌避されがちな、
2.5次元界隈とはあまり相性が良くない印象です。

象徴的だったのがμ'sの無印1期終盤。
{netabare} 「ラブライブ!」大会の熱に憑かれて周りが見えなくなっていた高坂穂乃果が、
親友・南ことりが抱える、海外留学かスクールアイドル続けるかの葛藤にも気が付かず、
失意に落ちて、また再起する展開。{/netabare}
私は自分の本音すらコントロールできない、自分が何に縛られているのかも分かっていない。
そんな未熟な少女たちが苦い経験を積む、無印で一番青春アニメらしいエピソードだと思っているのですが。
放送当時は、痛い言動でことりを下げるは、そもそも意味不明だはと相当批判されたそうで。
(因果関係は不明ですが、無印1期放送前の第4回総選挙。1位でセンターを務めたことりは、放送後の第5回では最下位9位に沈んだという結果が事実として残っています)

偶像(アイドル)に青春アニメらしい踏み込んだセリフを吐かせると炎上してしまう。
そんなトラウマからなのでしょうか。
以降の花田氏の『ラブライブ!』アニメシリーズは、
時に追いかけっこで尺を消費する、足りなきゃ萌えキャラのネタを敷き詰める傾向が顕著に。
で、それはそれで展開がカオス過ぎるとまた炎上するw
私には、花田氏が得意の美少女キャラの毒舌を封じられ、もがいているようにも見えました。


加えてアニメ『ラブライブ!』シリーズは数々の様式美を積み重ねる中で、
伝統を築く一方、展開を型にハメる傾向も。
私は特に3年生が卒業したらグループ解散しておしまいにするという縛りが窮屈だと感じていまして。

3年生が卒業した先の未来は語られないという不文律。
3年生というキャラ属性が紐づけされた偶像であるスクールアイドルたちは、永遠の高3として固定される。
『ラブライブ!』というコンテンツはしばしば夢を語りますし、
実際、ライブ会場などは夢の空間ですが。
一方で、私にはずっと年を重ねない彼女たちスクールアイドルの未来も語らないで、何が夢なのか。
空疎だなとの気持ちもくすぶっていました。

そもそも別に学校でアイドルやるのに廃校問題解決を背負う必要は全く無いですし、
廃校はともかく「ラブライブ!」という大会を大目標にするのは『ラブライブ!』というコンテンツ成立の必須条件でもない。
夢を語るなら、青春を生きるキャラも、もっと自由に個々の夢を叶えれば良いのにという疑問もずっとありました。


そして迎えた『~スーパースター!!』
舞台を新設校に設定することで、1期で1年生として入学したメンバー5人に年を重ねない呪縛から解放し、
亡霊の如く蘇って来た廃校設定も1期7~8話でサクッと封印(賛否は分かれたようですがw)

2期で再び繰り返された、{netabare} かのんの海外留学決断と延期{/netabare} を描いた花田シナリオ炎上の惨劇w
ここも私は花田脚本らしい青春劇だと感じましたし、
何より従来の“みんなで叶える物語”の象徴であるラブライブ大会に区切りを付けた上で、
個人の自己実現を語る“私を叶える物語”をより上位に持って来ることで、
3期以降は『ラブライブ!』アニメシリーズの伝統に縛られず、
自由にシナリオ展開できるなとの手応えがあり、密かに楽しみにしていました。

実際、3期では史上初の「ラブライブ!」連覇の目標こそ掲げられますが、
大会の存在感は希薄で、ライバルも描写されない。
(個人的には名前だけ出てきた、ガテン系スクールアイドル・ゆるゆるアスファルトが気になりますがw)

あくまで主題は“私を叶える物語”。
花田氏も道中、5話にて、切り札の唐可可エピソードを前に、悪癖の追いかけっこが発生したりしたもののw
2期までで筆を縛る諸々の伝統を片付けていたのか、割とフリーダムに青春劇を描けていた印象。

何より私は、1期から成長を見守って来た5人が、ちゃんと具体的に進路を決めた上で、
グループを後進に託し、“私を叶える物語”を完結させて卒業したという、
青春アニメの当たり前に感動しました。


綺麗に完結したので私は続編、劇場版は特に望みませんが、
強いて続きを描くなら、スクールアイドルを卒業した彼女たちのその後を描く、
『オトナプリキュア』ならぬ“オトナリエラ”なら観てみたいと思います。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・サンライズ

上述の通り、キャラにセリフで心情を直接語らせるのが炎上リスクになる以上、
『ラブライブ!』アニメシリーズは語りたい本音を作画で示唆する、
意外な考察アニメになる傾向があり。
この3期では、さらに1期からの伏線回収となる対比カットも多数用意されます。

一番分かりやすかったのが第8話のライブシーン。
{netabare} 赤のLiella!に挑んでいく青のトマカノーテでセリフ以上に熱いライバル関係を演出した末に、
紫がグループカラーの11人のLiella!として再誕する演出でしょうか。{/netabare}
あのライブ、1期から観てきた、特に、すみれ推しにとっては、
かのんが、すみれをスカウトする殺し文句となった「センターが欲しいなら奪いに来てよ」へのアンサーとなる構図もあったりして。

この辺り、どうせ2.5次元キャラに萌えるだけの浅い作品だろうと、
セリフに出る上辺だけを捉える層と、
作画に散りばめられた要素まで拾ってエモいなどと感極まるラブライバーで、
満足度に明暗が分かれる印象がありますね。

そして、3期まで信じて視聴して来た忠誠心の強いファンが、
本作を好評する構図なのだろうと。

実際、公式が各話放送後アップするライブシーン動画の再生数も、
2期から半減していますし。


アニメ『ラブライブ!』も『~スーパースター!!』になり、
Eテレ全年齢層向けの夕方時間帯に放送される作品となっていますが、
視聴の際は、是非、光と影への人物配置にも意味を見出す深夜アニメ脳で考察して頂きたいですね。

例えば、3話・四季回「白色のセンター」の光源、撮影処理も含めて、
無色でも、いや無色だからこそ多彩に輝けると主張する白の演出など、中々の物ですよ。


【キャラ 4.0点】
『~スーパースター!』とは3期通じて、自分で自分の才能を縛っている少女たちが、
自らを解き放っていく青春群像劇だったのだと思います。

{netabare} 自分も輝きたいけどセンター無理と思っていた四季とか、
自分に生徒会長なんて無理っすとか思っていたきな子とか。
鬼ナッツがマニーに執着する真意とか。通学まさかの茨城からとか。{/netabare}
3期では特にLiella!の次代を担って行く2期生が殻を破る描写が目立ちました。

意外だったのが、唐可可。
上海からスクールアイドルになる夢を叶えるために来日し、
初期値から自己実現力MAXだと思われたクゥクゥもまた、
自縄自縛して自分の夢を封じ込めようとしていたキャラだったことに驚かされました。
まさか{netabare} 教育に厳格な両親が夢を阻んでいる?というのはミスリードで、実際には娘を温かく見守る側だったとは。{/netabare}


Liella!など最近の『ラブライブ!』はキャラのスリーサイズ設定を公表しないのがトレンド。
確かに今回は“胸部格差”などのネタカットもほぼありませんでしたし。
水着回や、温泉回が無くても、内面を掘り下げればキャラアニメはできます!
(まぁ私も水着カットが供給されれば美味しく頂きますがw)


【声優 3.5点】
ウィーン・マルガレーテ役の結那さん。
鬼塚冬毬(とまり)役の坂倉 花さん。

3期生の一年生役のお二人。
奮闘はしていましたが、キャラの感情表現には、やや苦戦した印象も。

結那さんは公式ラジオ等のトークにも風格がありますし、
一般公募枠からの新人・板倉さんも放送に先立ち過去話を振り返る動画でのナレーション等も上々なのですが。
やはりボイスの抑揚をセーブするキャラクターって難しいのでしょうね。

たどだとしいマルガレーテのツンデレボイスを聴いていたら、
私は西木野真姫役のpileさんの初期の頃の悪戦苦闘ぶりを思い出しました。

しかもマルガレーテや冬毬は当初はLiella!のライバルとしてヘイトを集めるポジションでもあり。
それでなくてもアニメ『ラブライブ!』は、セリフで踏み込まないでおいた問題を、
クライマックスの感情爆発演技で突破する無茶振りも多いのに。

板倉さんも、鬼ナッツとの姉妹の愛憎が極まった熱演など、
新人ながら良く頑張ってくれたと思います。


才能ある人が、こんなことに自分を縛られて動けなく物なのか?
『~スーパースター』のキャラ解放シナリオには疑問も感じる方もいるかもしれません。

ですが、例えば澁谷かのん役の伊達 さゆりさん。
1期生一般公募枠からの選出された、傑出した“スバラシイコエノヒト”のさゆりん。
実は、歌うことは好きだけと、自分なんかが歌手や声優アイドルになれるわけがないという自信の無さとの葛藤の中、
応募を逡巡した末、申し込んだのが締め切り最終日だったというエピソードがあります。

能力がある人が必ずしも自信があるわけじゃない。
この辺りのキャストの裏話も知ると“私を叶える物語”がいっそう、奇跡的な物に思えて来ます。

最近のさゆりんは、自信も出てきたのか、
センターぶりが、μ's全盛期のえみつん並に強いです。


【音楽 4.5点】
2期から3期の間に、ようやくコロナ禍による観客制限、声出し自粛から解放されたLiella!
待ってましたとばかりに?コール曲が続々と投入され、
ライブ映像からもラブライバーたちの熱気が伝わって来ます。

その流れで3期の楽曲群も、吹っ切れた良曲が多かった印象。
特に8話挿入歌の「Dazzling Game」はロックテイストで、
この先、ライブでもぶち上がりそうな攻撃力が高い一曲です。


OP主題歌の「Let`s be ONE」
マルガレーテ=真珠を連想させるOPアニメから、
マルガレーテのデレは確定的と考察された一曲。
{netabare} 通常グループデビュー曲が起用されるメンバーが揃った回で、
このOPが流される件もまた、『ラブライブ!』の型を破る一手でした。{/netabare}

そして何よりも最終回ラストシーン。
{netabare} Liella!デビュー曲「始まりは君の空」
上記の通りの捻くれた見方をする私にとっては、
あの5人は、スクールアイドルが終わっても、またちゃんと始まるんだとの歓喜もあって、{/netabare}
私には涙堪えるの無理でした。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 13

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

1話と2話見のがしてしもたやないかーい!

3期始まってるって昨日知ったっすわ!

何気にYOU TUBE見てたら3話限定配信とかで。なんやと~!1話と2話見のがしてしもたやないかーい!

ちゃあんとYOU TUBEチャンネルも登録しててX(旧ツイッター)もフォローしてんのにやな、なんの連絡もなしかいや!

ごるぁあ!ラブライブ!


とゆうことでYOU TUBEとNHKプラスでそれぞれ1回ずつ2回見てしもたやんけ!

1話と2話見のがしてしもたからか、知らん間にリエラからかのんちゃん脱退してるし、2期で『渋谷かのん!お前を倒す!』と息巻いてた謎の女と他1人とで3人のユニット組んでるしやね。

どおゆうことやねん。


やー。

でも相変わらずみんなカワイイし。歌とダンスも素敵やし。
EDがまたかわいいしな。


まあええすわ。


3話から見るつづけてこましたるさかいな!

覚えとけよ!

=============================

年が明けて2025年。NHKプラスで3期一気配信をやってくれたおかげで見逃した1~2話、それ以外のハナシも結構飛ばして見てたらしく(リアタイで見ててなんか話しつながってないなぁとは思ってたのですが…)一気通貫でやっとこ見てこましたったがな!

もちろんライブシーンもカワイイかったのですが、四季ちゃんのハナシもよかったし、タンクゥクゥちゃんの超富裕層ぶりもよかったし、牛久市長も推しまくり鬼塚姉妹のハナシもグッときたしでキャラの深堀シリーズの具合も見ごたえありでしたな~。

3年生が卒業して後輩に部活としてのラブライブを託すとゆー切り口もなんか新しかったしですねいやホント。いい最終回でしたね~。


でも毎週楽しみにしていたあのチョーカワイイエンディングがもう見れないのかと思うとかなりグスンなのであります。

クレジット見てたらEDの演出やってる人。出合小都美ってゆーのかー。出合、出合、、、、出合小都美、、、はてなどっかで~。


おお!スキローの!
うーん。この人ひょっとしたらこの人にダンスシーン撮らしたら右に出るものがいないのでは・・・・。

スキロー2期もなんかやるってハナシだしねぇ。


まあそんなわけで最後まで楽しませていただきました。
やっぱラブライブはとおといのぉ。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

青春部活ものとして安定した面白さがある

1話感想 3.7 留学が駄目になるのは酷いような…
私は本シリーズ結構楽しみに見ています。

主人公達が音楽やダンスの専門家達で技術が優れている設定が良いかなと。
まあ、1期、2期の素人達が集まったことで凄いパワーが、的な設定もそれはそれで良いのですが。

でもどうみても普通の素人じゃないでしょ。
素人に作曲とかできんよ。

ラブライブで普通に優勝しても続いている状態ですね。
前期でいよいよ留学… と思いきやそれが駄目になって、という展開。
ええ…?

まあ、ウィーンの音楽学校を描くのはきついのはわからなくもないですが、
将来設計とか潰れるし、これはかなり酷いですね。

主人公は被害者ですが… なんだかなぁ。

まあ、リエラとは別グループを作っていく展開も悪くはないと思います。
既にラブライブでは優勝しているわけで、何を目的に頑張っていくのか…。

楽しみに見ていきます。

全話感想
私は今までのラブライブシリーズの中で、本シリーズが一番好きかもしれません。
というのも、真っ当な青春部活ものという側面がしっかりあるからですね。
1期は1年生。ライバルとの勝負。挫折。
2期は2年生。先輩、後輩の関係。そして栄光。
3期は3年生。最上級生として栄光を掴んで卒業。
これで完結かと思いますが、非常にまとまりが良かった。

野球では甲子園に相当するラブライブが最低限ではあるものの毎回描かれていて、野球チームが甲子園を目指すようにしっかり目標として描かれていた点など。
普通の部活ものとして、普通に楽しむことができました。
そういう今までのラブライブとは違う普通なところが、受け入れがたいという方もいるのかな、とは思いますが、そういうところが良いと思っている人もいるということで。
満足でした。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1
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