侵略者でパイロットなTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の侵略者でパイロットな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月05日の時点で一番の侵略者でパイロットなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.5 1 侵略者でパイロットなアニメランキング1位
勇気爆発バーンブレイバーン(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (163)
353人が棚に入れました
―――ふたりを繋ぐ“勇気”人型装甲兵器『ティタノストライド=通称TS(ティーエス)』が発達した時代。 各国軍は“ハワイ オアフ島”に集結。陸上自衛隊所属 イサミ・アオと アメリカ海兵隊所属 ルイス・スミスのふたりは戦闘の最中出逢う。 突如所属不明機による強襲を受け、為す術もなく散っていく兵士たち。 己の誇りをかけて戦え。死と隣り合わせの戦場で生き残る為。仲間を救う為。 命を信じて、“勇気”を燃やせ。
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

8話が事実上の最終回・・・だと?

<2024/2/19 追記>
制作スタッフがトークショーで「スタッフ的には8話が事実上の最終回」と言ってたらしい。
ストーリー的になのか?
謎が解けるって意味なのか?
アニメ製作作業が一番大変だったってことなのか?
とにかくあと2話っすね笑

<2024/1/20 初投稿>
Cygamesのオリアニらしい
2話まで見ました
見始めなので評価はデフォルトの3.0

こういうのも多様性って言うんですかね
海外の腐れポリコレ野郎どもに是非とも意見を伺いたい笑

内容は・・・ある意味生粋のロボアニメです。
リアルでもありスーパーでもある。
それ以上は今は言えない笑

ロボものお好きな方ならちょっと覗いてみる価値あるかもです。

2話まで見た感じ、もしかしたらブレイバーンって{netabare}女の子か?スミスを乗せるのを「生理的に無理」とか言ってたし。2話ラストで波打ち際に倒れてた女の子って倒された敵ロボたっぽいし。
まさかこの作品って、艦これやウマ娘のように美少女化するスーパーロボものなのでは?笑
Cygamesだし{/netabare}笑

つかこの後どうなるの?

<2024/2/18 初投稿>
6話まで見ました。
評点4.2は6話まで見てのものです。

謎が謎よぶ展開。
さっぱりわかんなくなった。
3〜6話までのポイントは
{netabare}
・美少女ルル登場
・海中戦。エヴァのガギエル戦を彷彿とさせる
・イサミ、ようやくパイロットスーツ着る
・男二人が半裸で拳で確かめ合う笑
・杉田メカ再登場
・名乗りのタイトルバックは自分で投影するスタイルのブレイバーン笑

6話の杉田さんの挙動見ると変態ロボども=美少女説は無くなったのかな
だとするとCygamesはブレイバーンをどんなゲームにするつもりなんだろ?このままだと生理的に気持ち悪いゲームになりそうだけど笑
{/netabare}

4,5話で少しおとなしかったブレイバーンさん
6話でまた気持ち悪さ充満してきましたね。
この先も楽しみ。。

<2024/4/7 追記>
リアタイで最終回見ました
ブレイバーンの正体が{netabare}スミスだってのは、もしかしたらとは思ってましたが、まさか淫蕩のデスドライブズ・田中敦子さんもといクーヌス嬢だったとは!!!笑{/netabare}
どうりで気持ち悪いわけだ
王道エピソードをパッチワークのように組み合わせてるくせに、今まで全くなかったロボアニメになるという訳のわからないアニメでした
あとやっぱOPテーマ曲がクセになりますね

そういえば公式が変ですね
デスドライブズの{netabare}追悼{/netabare}動画を出したり。特にとあるデスドライブズさんの{netabare}追悼{/netabare}動画はほとんど「ヒロシです・・・」になってたし笑

あと女の子キャラの抱き枕を販売するのはわかるとして(ネットでは「なぜイサミとスミスの抱き枕じゃないんだ」の声が上がってたようですがw)、股間にイサミをあしらったパンツ売り出してるし。ケツはブレイバーンw

エイプリルフールネタで「ブレイバーンのフライパーン」とか

最後までやりたいほーだいっすね

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

2話の某キャラのセリフと同じで、生理的に○○になってきたため断念・・。(2話まで視聴して)

>1話まで視聴して
子供向けっぽい作品タイトルにダメモト程度の逆期待をし、特に事前情報収集せず、ぶっつけ視聴開始っ。

序盤の印象は、最近のロボット系FPSゲーム?っぽい印象。。
作画?CG?等は丁寧な感じだけど、全面的に真面目な感じで、特に気は惹かれず・・。

”勇気”。大切なキーワードのようですね・・^^。

一気にシリアスな展開に・・。

逆オペレーションメテオ??(全然違うw)。
でも、される側で自分がそこにいると想像すると、勿論恐怖でしかない・・。
異星人??。未知の得体のしれないモノとの邂逅。圧倒的テクノロジーの差を見せつけられた時
それは、固まってしまうことしかできないことでしょう・・。


ここで垣間見える本作の主人公っぽくない地味さ^^(そこがいい)。
碇シンジ君ばりの手の動作ww。
そしてアムロ・レイばりの初実戦での恐怖描写w。

モルヒネ投与する医療班の描写も何気に良い。

実は主人公はもう1人?。
バディになりそうな感、醸し出し過ぎw。

・・と思ってたら、瞬間的に視界が何色か一色に染められてしまう・・。
何らかの災害等に巻き込まれてしまう時というのは、実際そんなものなのかもしれません。
リアル系・・で普通に考えたら、たいてい即死案件でしょうw。
まさかの1話退場?w・・と思わせといて
こんなのスーパーロボット系じゃないと生存できんでしょw。


ああ~、絶体絶命~

からの~

ああ~、これバカアニメだ!!(←誉め言葉&大歓喜♪)

誰?、これ歌ってんのw。

ダサすぎるww(誉め言葉^^)。


日曜朝の”戦隊ロボットもの”っぽいロボ感が濃すぎるけど
普通それだと。動きがカクカクしてカッコよくないはずだけど
なぜかリアルロボット系であるかのような身のこなし描写ww。
・・一瞬、タウバーンっぽくも見えてしまう(錯乱)。。

リアル系、スーパーロボット系のいいとこどりしてますね♪。
すごくバカアニメだけど、主人公たちの真面目さとのギャップがいい味になってる!。

1話だけの、出オチアニメになってしまうのか
はたまた、アツいバカアニメを貫き通してくれるのか?。
今期は、まず本作の行く末が楽しみになりました!。

どちらにしても、こういう作品に最も大切なのは、敵キャラの魅力だと思います。
今後、魅力的な敵キャラが出てきてくれることを信じて待ってみることにします^^。


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>2話まで視聴して
2話の某キャラのセリフと同じで、生理的に○○になってきたため断念・・。
なんとかもう1回、確認のため再視聴しようと思ってましたが
やはりもう観る気が湧いてこない・・。
 
う~ん。一言でいえば、いろんな意味でやりすぎです・・。
 
 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

セシウス さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

中途半端なコメディロボアニメ

 ロボアニメに色々携わってきた人を監督に据えたオリジナルロボアニメですね。
 搭乗型ロボットが兵器として実用化されている近未来の地球が、突如宇宙から超兵器で攻撃されるところから始まります。米軍と合同演習中だった主人公の自衛官は米軍とともに侵略者と戦いますが全く歯が立たず全滅必須の大ピンチ、そこへ謎のロボットが救援に登場し侵略者部隊を駆逐してくれます。この謎のロボットは意思を持った自律型で、なぜか主人公のことを知っていて一方的に好意を寄せており、主人公のために侵略者と戦ってくれるといいます。この謎ロボットの戦う動機が主人公への好意になっている点がとてもユニークで、ここまでを描いた第一話の時点で続きのストーリーに強い期待を抱かせます。
 しかしながら、二話以降は単に協力しながら侵略者と戦う話に終始し、つまらなくなります。また話のテンポもやたら遅かったり急展開だったりと安定せず見るのがだんだん苦痛になってきます。
 この作品がギャグアニメではない、ということがわかると設定で明かされない点があまりにも多くて非常にモヤモヤします。例えば {netabare} ブレイバーンを作ったのは何者なのか、侵略者の目的は何か、日本とハワイ以外の他の地域はどうなっているのか、ルルは結局何だったのか、なぜブレイバーンは主題歌を流すのか、日本語の主題歌を作ったのは誰なのか、{/netabare}などなど挙げればキリがないです。

 キャラクターは主人公がとにかく魅力に乏しいです。良いところが全くなく、相棒キャラとロボットの引き立て役です。その他のキャラクターたちも描写が薄くて印象に残りにくいです。唯一主役ロボットだけが序盤だけものすごくユニークでしたが、第三話以降はあまり面白みのないキャラになってしまって残念に感じました。声優さんたちは声はあっているし演技も良かったと思います。ただキャラに深みがないため、平凡に聞こえてしまうのが残念でした。

 作画はとても良かったです。女子キャラは皆可愛く、メカもデザインやエフェクトが良くできていてバトルシーンは見ごたえがありました。音楽はOPはいかにもなスーパーロボットアニメ風、EDは極めて特殊な男デュオのバラードで、どちらも一度聴いたら忘れられなくなります笑
 ユニークなロボアニメを作ろうとしたけど熟成不足でバラバラになってしまった印象の作品です。どうせならシリアスな設定をもっとしっかり作り込んだうえで、ロボも入ったガチムチ三角関係のギャグアニメとかにすれば良かったのに、と思いました。
 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

62.8 2 侵略者でパイロットなアニメランキング2位
健全ロボダイミダラー(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (502)
2413人が棚に入れました
突如として地球に現れた謎の生命体《ペンギン帝国》と対ペンギン専門の秘密組織《美容室プリンス》の戦いが続く中、《美容室プリンス》は《ペンギン帝国》が操る巨大ロボ《ペンギンロボ》に対抗するために開発した対ペンギンの最終決戦兵器《ダイミダラー》のパイロットを探していた。女性が持つ豊かな双丘に夢中な熱血男子高校生・真玉橋孝一は、その身に宿す未知のエネルギー《Hi-ERo粒子》の因子保有者(ファクター)であるが故に、《ダイミダラー》のパイロットに選ばれるのだが……。

声優・キャラクター
島﨑信長、日笠陽子、石上静香、花江夏樹、洲崎綾、大橋彩香、木戸衣吹、田所あずさ、子安武人、堀秀行、村田太志、浅沼晋太郎、伊藤健太郎、保村真、福島潤、小山力也

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

OP担当:遠藤会のわっしーのお話

このレビューは、アニメの内容とは関係ない鷲崎健氏についての話です。(一応説明しておくとOP曲を歌った遠藤会のメンバー)

皆さん鷲崎健(以下、わっしー)はご存知だろうか。ラジオパーソナリティとして活躍し、数々のアニメイベントで司会進行役を勤めてきた男だ。

わっしーの魅力は、様々であるが、まず語られるのはそのトーク力だ。
彼はゲストにアニメを宣伝しに来た声優さんに接する時、アニヲタではなく(実際わっしーはアニヲタではなく、ミュージシャンとしての傾向が強い)、ラジオパーソナリティとしてアニメや役柄に関して聞き役に徹し、ゲストの良い所を引き出している。
また、一人喋りも上手く、一般人が話しても面白くないであろう話でも巧に喋り、オープニングトークを盛り上げてしまう。わっしーの周りが面白そうに見えるのは、わっしーのトーク力が上手すぎるからかもしれない。

私は諸先輩方のように、「浅野真澄のスパラジ!」「A&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜」時代からわっしーを知っていたわけではない。私が知ることになったのは、「鷲崎健の2h」時代からだ。最近も「鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト」に声優がゲスト回になる日はたまに聴いている。
私がわっしーに嵌り始めた時期で印象深いのは「アクセルワールド」のラジオ「アクセル・ワールド 〜加速するラジオ〜」で三澤紗千香さんと子弟の関係ように三澤さんをリードしていったのが懐かしい。

わっしーの有名な話といえば、大学時代の後輩である伊福部崇氏とユニット「ポアロ」を結成し、「伊集院光 深夜の馬鹿力」の「輝け! 紅白電波歌合戦」コーナーに投稿していたことはわっしー好きなら多分みんな知っている(wikipediaにも書いている)。

そのせいあってか、「鷲崎健の2h」内のコーナー「三角コーナー」はラジオリスナーが体を張ったり無駄にレベルの高い技術を使ったりする名物コーナーが生まれた。この中で語られるわっしーの音楽ネタの幅広さから、わっしーの軸がミュージシャンにあるのが分かる。

2010年代以前にTBSラジオを聴いていた私は、文化放送で彼が楽しげに話し、相手のキャラを引き出すトーク力にすっかり虜にされてしまった。
蛇足であるが、わっしーがTBSラジオの永六輔氏を知っている辺り、かなりTBSラジオを聴いてたことがわかる気がする。

わっしーの魅力といえば、彼の音楽性についても触れたい。(今作のOP「健全ロボダイミダラー」については歌に遠藤会としての参加であった。)
MVがYou Tubeの所属事務所のチャンネルにある。
AtomicMonkeyChannel 「鷲崎健「What a Pastaful World ~なんてスパゲティ世界~」MV」
おかわりいただけるだろうか。、わっしーとシカコ(声優の久保ユリカさん)がウエディング衣装で着飾りながら、パスタをめちゃくちゃに汚く食べまくる、遊び心満載の楽しいMVだ。歌詞は一件パスタに関する歌詞に聞こえるが、所々のフレーズにパスタ関連のそれっぽい発音の単語を当てており、空耳で意味を理解するような曲になっている。。男性側が恋人の女性との時間をPastaful worldと歌うラブソングだ。

こちらのMVもオススメ。
鷲崎健「奥さま、お手をどうぞ」MV
こちらは心の余裕が垣間見える素敵な休日の過ごし方のようなMVと楽曲だ。
わっしーのアコギが印象的な曲であり、BBQ会場でアコギで歌うわっしーの姿との相乗効果で、曲の楽しげな余暇の雰囲気が伝わってくる。

さて、MVを抜きに「シンガー鷲崎健」として名曲だと思う曲も紹介しよう。
「I Love You」のある世界
この楽曲はわっしーのシンガーとしての魅力がつまった曲だ。孤独だった自分が好きな人に出会い、世界が変わったストレートなストーリーを展開する。
ワンフレーズに歌詞を詰め込むようなメロディと、ひたすらにワンフレーズを思いを込めて繰り返し歌い上げるサビが、非常に心を揺さぶるメッセージソングを作り上げている。

他にも「ワルツ」であったりと、「ヨルナイト」内で披露する曜日アシスタントとの曲カバー等、わっしーの音楽性はまだまだ多面的に話すことができるだろう。

いかがであっただろうか、私が伝えたいことは、わっしーが好きだということだけである(突然の告白)。

さて、わっしーのことはもっと喋りたいことがあるかもしれないが、今回はここまでにしておきましょう。わっしーと同じくアニメイベント司会で多数出演しているヲタクアナウンサーよっぴー(吉田 尚記)についてはノイタミナアニメでまた書くかもしれません。

ダイミダラーについての評価ポイント
○しっぽ、しっぽ、前尻尾
○前しっぽだから恥ずかしくないもん!
○シモネタの寒さを振り切ったコメディ
○クソダサロボットの癖にカッコいいんだよなあ

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

敵は健全にあり。

最初は少し古風で大味なロボットアニメかと思っていたら意外にも斬新な展開の連続で飽きさせず、それでいてキッチリ話をまとめ上げてくれたので良い印象が残りました。


あらすじ
{netabare}
地球をペンギンだらけにしようとするペンギン帝国に対抗するため、人類は巨大ロボ「ダイミダラー」を使って戦うこととなり、新たなパイロットを探していた。
ダイミダラーを稼働させるためには膨大な‘Hi-ERo粒子’(性的な興奮によって生まれるエネルギー)が必要で、その因子をもつおっぱい大好きな高校生・真玉橋孝一(まだんばしこういち)がパイロットに選ばれて戦うことになった。
{/netabare}


熱血変態主人公の孝一は最近では珍しいタイプの主人公だったので目を引かれました。自身のHi-ERo粒子を活性化させるため、ヒロインの恭子の乳を容赦なく揉みしだく姿はいっそ清々しかったですね。


そして何より好感のもてる敵、ペンギン帝国のペンギンコマンド達。
下ネタ大好きで男子高校生のノリでいつもハイテンションで盛り上がっている様子は、主人公サイド以上の団結力を感じました。
特撮の雑魚キャラ集団みたいな見た目なのに、一人一人名前があって魅力もあり、見ていて飽きない敵でした。敵側に魅力のある作品は良いです。


ストーリー的に少々のマンネリが感じられた頃に突然の主人公交代で、かなり雰囲気も変わりました。

前半の男性上位な話より‘愛’を感じられて、個人的にはこっちの方が面白かったです。

前半は孝一の力を発揮するために恭子が一方的に乳を揉まれるパターンだったのに対して、後半の喜友名霧子(きゆなきりこ)と天久将馬(あめくしょうま)はお互いカップル同士で力を中和しつつ戦うパターンになりました。

バカップルすぎる二人を見て思わずペンギン帝国側を応援しそうになった場面もありましたが、‘二人で一つ’力を合わせてお互い助け合い戦う姿は眩しかったです。

あと最初孝一たちが操縦しているダイミダラー2型は正直ダサかった(すいません)けれど、霧子たちの操縦するダイミダラー6型はかっこいいと思います。

基地からの出動以外でいきなりペンギンに襲われた場合に、霧子が「ダイミダラー、カムヒアァーー!」っと叫んでロボを呼び出すシーンもかっこよかったです。スーパーロボットっぽくてお気に入りです。


中盤以降目立ってくるのはペンギン帝国に取り入る謎の少女リッツの存在です。

回が進むごとに主役を、ペンギン達を食っていくほどの存在感と活躍ぶりに洲崎綾さんの力を感じずにはいられませんでした。(キルラキルのマコに重なりました)

エロエロなペンギンコマンドに囲まれても全く気おくれせずに、むしろ性に開放的で欧米的?感性のリッツはアニメだとかなり新鮮でした。

言ってしまえば○ッチということになってしまうんですが、それでも許せる、むしろそれが良い!とさえ思わせる魅力の持ち主・・・良いヒロインでした。


後半にかけて、ペンギン帝国の目的や謎が綺麗に解き明かされるのでとても親切なアニメでした。

大抵の作品に出てくる権力者は高圧的で傲慢な輩が多いですが、ペンギン皇帝は全くそのような嫌味がなく進んで自分で物事を実行し、部下の意見を大いに受け入れます。
本当に、近年まれに見る愛すべき敵です。


最後の敵の存在がこの作品、アニメでのテーマと言ってもいいと思います。
呉越同舟、エロのために団結して戦う漢の雄姿に燃えました。
エロは下劣で排除すべき対象であるとする考えは間違っている。エロは私達人類を育んてきた愛の証なのだと。
やっぱりクリエイターさんには口よりもこうやって作品で訴えていく姿勢で挑んでもらいたいです。


出てくるロボの見た目は栄えない代わりに、動きや変形、戦闘スタイルには近年のロボットアニメにはない素晴らしさがありました。

殴り合い、掴み合い、時にはプロレス技も出てきたりして、泥臭い戦闘の数々はダイミダラーのこだわりです。

ティー・エヌ・ケーは同じく異色のロボットもの「神無月の巫女」を作っていた制作会社ですが、ダイミダラーはロボットアニメとして見ても全く遜色ないクオリティでした。


男性向けだけに無駄にエロい、エロい、エロい。
本編がエロければアイキャッチもエロいし、出てくる台詞もいちいちエロいです。(例)楽チンチン、つわリッツ、ガリバーティンポ、ゴッドスクラブ

暴力描写はそこまでなかったので、とにかくエロいのはダメ!って方以外には勧められるような・・・そもそも他人に勧められないような、そんなアニメでした。僕は好きです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

くだらないエロアニメだけで終わらせないその工夫

人類の脅威となるペンギン帝国に立ち向かう巨大ロボ「ダイミダラー」。
そのエネルギー源はHi-ERo粒子なるものです。

主人公の真玉橋孝一(まだんばしこういち)が
ペンギン帝国に対抗すべく結成された美容室プリンスの構成員の楚南恭子(そなんきょうこ)に
「よーし、恭子~~!おっぱい揉ませろ~~~!!」と言い
もみもみもみもみもみ・・・・
「あ、あん、あん、ちょっと、孝一君、、あん、あん、あ~~~~ん(CV.日笠陽子さん)」
そしてHi-ERo粒子が発生してダイミダラー活躍→ペンギン帝国のロボット撃退と
こんな感じですw

マジでくだらねーwwwだけどここまで突き抜けていると逆におもしろいwww
と最初はくだらないエロアニメが大好きな私はキャッキャとはしゃいでいたのですが、
当然のことながら3話くらいで新鮮味も薄れ飽きてくるわけです。
5話くらいまで観て切るかと思っていたのですが、このアニメはここで終わらなかった。

私が本作で最も感心した点はズバリ「ストーリー展開の工夫」です。
ストーリーテリングなんて言うと大袈裟かもしれませんが、
視聴者を飽きさせないようにと凝らしたこの工夫には正直唸らされましたw

どういうことか説明していきますが、ここからはネタバレありです。
ここから先は視聴済の方か、もしくは、
たとえストーリー展開に工夫が凝らされてようがこんなアホなエロアニメは
絶対視聴しないよという方はよかったら読んでみてください。

{netabare}まず6話で主人公が交代します!
5話の次回予告で「主人公が代わることくらいたいしたことじゃない」という
アナウンスがあるのですが、いやいやいやいや!と思わずツッコんでしまいましたw
主人公が真玉橋孝一から喜友名霧子(きゆなきりこ)になります。
この喜友名霧子はパートナーの天久将馬(あめくしょうま)と
イチャイチャすることによってHi-ERo粒子を発生させます。
これがまーうざい!!
美容室プリンスの長官である又吉一雄(またよしかずお)が
「こいつらマジでうざい!!(CV.子安武人さん)」と
視聴者の声をたびたび代弁してくれるのが唯一の救いでしたw

そんな中で人間でありながらペンギンさんを心から愛してペンギン帝国の為に
一生懸命戦うリカンツ=シーベリー(Dカップ)を徐々に応援したくなってくると思います。
つまり、実はペンギン帝国こそが正義で美容室プリンスが悪なんじゃね?という
立場の転換を明らかに狙った誘導を巧みにしてくるんですよね。
リカンツ=シーベリーは「ここで戦うと街に被害が出るから場所を変えましょ」という
まるで主人公のようなスタンスなのですが、
一方で美容室プリンスの長官又吉一雄はペンギン帝国を滅ぼすためなら街の1つや2つと
どんどん下衆な一面を押し出してきます。
そして喜友名霧子のパートナーである天久将馬がペンギン化しペンギン帝国の一員にと
本当に先が読めませんでしたw

終盤になると突如真玉橋孝一の復活!
さらには真の敵は「美容室プリンスこそが不健全である」とし、
エロを規制しようとする日本政府というまるでどこぞの有名アニメのような展開で、
最後はペンギン帝国と美容室プリンスが「エロこそが健全である!」と
理念が一致し、共に日本政府に立ち向かうという怒涛の展開でしたw

以上をまとめると
主人公交代→正義(美容室プリンス)と悪(ペンギン帝国)の立場転換
→最初の主人公真玉橋孝一復活そして真の敵は日本政府
→美容室プリンスとペンギン帝国が協力して打倒日本政府、そしてエロ規制
とかなりぶっ飛んでましたw
一見すると特段注視するような展開の工夫ではないのかもしれません。{/netabare}

ただ、こうしたストーリー展開の工夫がなければ私は本作を5話で切っていたでしょう。
くだらないエロアニメと侮っていただけに
その反動で大仰に賞賛しているようにも見えるかもしれませんけど、
別に名作だったなんてことは言いませんw
率直な感想は「なかなかおもしろかった」ですからねw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37

63.6 3 侵略者でパイロットなアニメランキング3位
スカイガールズ [TV版](TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (261)
1622人が棚に入れました
世界を襲った謎の機械細胞群「ワーム」により人類は人口の三分の一を失うものの、人類軍の最終破壊兵器により壊滅した。それから10年の年月が過ぎた。

桜野音羽、園宮可憐、一条瑛花の3人は神奈川県横須賀市追浜の基地に集められる。そこで目にしたものは今までの戦闘概念を根本から覆す新兵器、飛行外骨格「ソニックダイバー」であった。ワームとの戦いでの負傷によりパイロットを引退した冬后蒼哉中佐の下、ソニックダイバーパイロット候補生として3人の訓練の日々が始まる。しかし危機は迫っていた。10年の時を経てワームが復活したのである。桜野音羽、園宮可憐、一条瑛花の3人は、人類の未来と希望を乗せ、ソニックダイバーで大空を駆る。

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

冷たく重い鉛のような日々が あたたかさに消えてく

2007年の放映当時に視聴。

キャラクターデザインが“ストパン”こと『ストライクウィッチーズ』や『ガールズ&パンツァー』の島田フミカネとあって、とても可愛らしいキャラクターが多数登場。物語は謎の生命体「ワーム」を殲滅するというもので、凄惨な場面もあることから分類するならばエヴァンゲリオンに近い作品といえるかもしれない。

表題にある“スカイ”どおり空での戦闘がメインとなっており、外見はスク水のような装甲のパイロットスーツを身にまとって中空を自在に飛び回って戦うといったもの。そのスク水のような姿のままロボットに乗り込むのだが、その際自転車のサドルのような座席に立ちながら座る為、股間が食い込んでおり結構なエロさを感じてしまうこともしばしばある。いや、多々ある。

登場するキャラクターは、見た目の可愛らしさとは裏腹にエロい目で見てきた男を殴り飛ばしてしまうような強い一面もあったり、天然っぷりも愛らしい主人公・桜野音羽(声:川澄綾子)をはじめ、どの子も個性溢れる人物ばかり。主要人物たちの背景がそれぞれ事細かに設定されているためとても感情移入しやすかった。なかでも後から加入するエリーゼ(声:辻あゆみ)は、その生い立ちからして涙してしまう場面もちらほらあり、応援せずにはいられなかった。

メインの女の子たちだけでなく、縁の下の力持ちとばかりに彼女らを支える男共も皆いい味出しており、指揮官の冬后蒼哉(声:藤原啓治)は普段こそ軽い男だがやるときはやるという反則的な格好さを持っている。さらにメカニックを務める橘僚平(声:谷山紀章)は、その愛嬌あるキャラクターで物語を明るいものとしてくれるのでこの物語になくてはならない存在だ。そのほかのオッサンどもも愛すべきキャラが多すぎてとても綴りきれない。

どうしてもあらゆる面で類似しているストパンを比較してしまうが、大きく異なる点として、こちらは作画こそ可愛らしいものの萌えといった要素は少なく、あくまで戦いに殉ずる女の子たちなので物語の展開は王道を走っておりどなたでも観やすい印象。あまり比べるものでもないしそれぞれの作品に良いところ悪いところがあることも重々承知の上で、こちらのスカガに軍配を挙げたい。もちろんストパンも好きな作品ですよ。

ちなみにオープニングテーマ「Virgin's high!」はめちゃくちゃかっこよく歌詞も素敵で、10年以上たったいまでも聴いているほどに飽きることが無い秀逸な一曲となっています。(レビュー表題はこの曲の歌詞小節から)って、まったく同時期の2007年7月から放送していた『ドージンワーク』のエンディングテーマ「夢みる乙女」もいまだに聴いているほど大好きなんだけれど、もう10年以上経つのかいw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

oriba0311 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ストライクウィッチーズより面白いと思います。

 自分の中では女子空を飛ぶ、未知の敵と戦うところがストライクウィッチーズとどうしてもかぶり比較対象していまう作品です。こちらはロボットで戦いますが。以下特に記憶が残っていないので適当レビューになりますが書きます。
 まず、作画について。パンツがズボンなんてことはありません。パンツがズボンと言い張ることを苦手とする人は安心してください。むやみやたらに萌要素を入れてません。戦闘シーンについて他のロボットものに比べると見劣りするような気がします。そして敵を倒すシーンは若干見るの飽きていました。
 次に内容面について、初回の何話かは話自体に引き込まれませんでした。どういう内容だったかも思い出せないです。ただし、全体を見た後は、まとまりのある良い内容だったと思っています。その内容で面白く感じた部分を覚えている範囲でいうと、基本軍艦にのって敵と戦っていくんですが、軍艦に乗っているときの搭乗者との人間模様を面白く思いました。そしてその船の中で明らかに伏線とわかる伏線が張られています。結末はそういう落ちにしたのかと冷静に思える程度ですが、話の流れから一応見たというぐらいの満足感?みたいなものは得られます。
 個人的にはストライクウィッチーズとよりこちらのほうが面白いと思いますので勧めます。
 他のレビューにあったんですがキャラのデザイン?作画というのかな?を書いた人がストライクウィッチーズと同じ人らしいです。詳しく調べたわけではないので本当かわかりませんが、比較してしまうのはその面もあったかもしれません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

レッシー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「萌え」だけでなく

見所はまずやはり、可愛い女の子が空を飛んで戦う様子を楽しめるというところ。

ソニックダイバーの飛行・戦闘シーンはとてもカッコよく、キャラクターは可愛いです。
音葉たちソニックダイバー隊を支える男性陣にも魅力があるという点が特徴の一つでしょうか。

しかし本作がキャラクター有りきの「萌え」アニメに止まらないのは、ストーリーが普通に面白いから、各要素のバランスが良いからだと思います。

王道展開のストーリーは目的がハッキリしていて感情移入しやすく、一緒に「燃える」ことができます。

物語は基本的に一話完結で進み、ゆるーく見られる彼女らの日常パートと、シリアスな展開、バトルシーンによってメリハリがきいており視聴者を飽きさせることがないのです。

こうしたバランスの良さがあって、とても楽しく一気に視聴してしまいました。
僕の大好きな作品の一つです。


以下蛇足ですが、しばしば比較対象となる「ストライクウィッチーズ」とは微エロ要素の出し方が違います。
あちらは制作陣の執念が感じられるほどのあざとさで全面的に押してきます。
一方スカイガールズは物語のスパイス程度に止めているので、そういう点ではおススメしやすいかもしれません。

まあ僕はストライクウィッチーズも大好きだし、スカイガールズだって何だかんだ理由をつけて女の子を薄着一枚で空を飛ばせるわけですから十分狙っているんですけどね(笑)

ストライクウィッチーズの影に隠れがちなスカイガールズの魅力が少しでも伝われば幸いです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

67.3 4 侵略者でパイロットなアニメランキング4位
銀河漂流バイファム(TVアニメ動画)

1983年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (71)
386人が棚に入れました
地球から遙か四十数光年。イプザーロン系宇宙にある人類の植民惑星が異星人ククトニアンに攻撃され、護衛の守備隊は全滅、13人の子供達が取り残されてしまう。彼らは異星人に囚われた家族や友人達を自分達の力だけで救出するために、人型兵器ラウンドバーニアンで異星人と戦いながら、地球軍の練習艦ジェイナス号で旅をする

声優・キャラクター
難波克弘、鳥海勝美、竹村拓、野沢雅子、菊池英博、冨永みーな、笠原弘子、羽村京子、原えりこ、千々松幸子、佐々木るん、滝沢久美子、あきやまるな、古田信幸

やまだ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

🏅戦火を生き残る、ただそれだけのお話

過去の名作回顧シリーズ
15少年漂流記+ロボ

ロボアニメ乱造時代、どうやって子供をロボに乗せるかに苦心する中で、宇宙船に取り残された少年たちのサバイバルというアイデア。戦時下ではあるが軍属ではない避難民たちの奮闘記。ガンダムが揃いも揃って老け顔だったので、今作は素直に子供っぽいキャラデザ。漂流記ということなのであまり逞しい感じは出せないですからね。現在ほど洗練された感は無いものの萌えも可能な範囲なような気もするのですが、絵柄の古さから豚の餌にはならないでしょう。

お話
通年アニメなのでエピソードには事欠きません。感動、別離、喧嘩なんでもあり。大人もたまに登場しますが、基本的には子供たちの内輪劇。といっても13人いるので群像劇と言えるかも。青年から幼児までの年齢差、国家や種族の違いまで取り揃えながら宇宙船内という狭い世界。発生する様々な問題からは逃げ場も無く、否が応でも彼らは成長していきます。バトルが主題ではないので宿命のライバルもいないし、序盤はロボはチラ見せ程度。ほぼ戦闘描写がないまま話が進みます。派手なドンパチムービーを求めると退屈でしょうが、ロボをあえて見せないことで作品の方向性を序盤から提示しています。現在のアニメでよくある「掘り下げが足りない」「キャラが成長しない」という不満は通年アニメでは感じられないと思いますが、そこをじっくりやったらやったで退屈って言うなら知らんがなとしか言えん。


ロボ
ガンダム以前のスーパーロボットアニメは地球外からの侵略者を迎撃する作品が殆どで地上戦メイン。ガンダムはコロニーありきの話なので宇宙空間での戦闘は不可避。人型である必要性は地上よりも苦しい。しかしプラモ販促である以上人型でなければならない。「手足を動かした際の慣性によって姿勢制御することで推進剤等の使用量を抑える」という苦し紛れの言い訳設定でお茶を濁していたガンダム。

今作の機体…ラウンドバーニアン(RV)
機体の各部バーニア噴射によって俊敏な姿勢制御が可能ッッ

自ら言い訳を放棄した潔い決断である。

ガンダムの成功でロボアニメが市民権を得た状況ではどうでもよくなったんでしょう。でもRVって特にバーニアをフィーチャーしたデザインでもなく、目立つのは裾の大型バーニアくらい。要するにジオン系と大差ない。でもガンダムが地上で高く飛んだり合体したりしてたのに比べればまだリアルに近づけてはいたのかな。

バイファムが量産機であったのもポイント高い。エースパイロット同士が専用設計のワンオフスーパーマシンで戦い個人間の決着で戦局が左右されるような作品ではないです。バイファムは設定は量産機といえど脱出ポッドまで搭載の主役機っぽいデザインですが本当にロボデザインまで量産機にしてしまったエガオノダイカは酷評の嵐(笑)。ロボデザインというよりもガンダムのようなヒーローもの、英雄譚では無かったのが不人気の原因だと思いますが、こっちはヒーローものの爽快感っぽさは一応あるので、まだガンダム寄りだと言えるとは思います。昨今のロボというかガンダムはやたら情報量の多いデザインが人気ですが、宇宙空間ならやたらめったらハッチを開けるわけにもいかず、ツルっとした外装のシンプルなデザインは好きです。


サンライズ作品ですが、ガンダムを求めると退屈かと思います。自分は回顧シリーズとして最初に持ってくるくらいに好きだった作品。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

け~・える・い~ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

等身大の物語

個人的には、サンライズのロボットアニメの中でも一番の良作だと思ってます。
{netabare}
この作品には、ニュータイプも、他を圧倒するような新兵器も登場しない。
人類が滅亡の危機に瀕するような事態も起こらない。

主人公たちは、どこにでもいる普通の少年少女たち。
目的は、ただ生き残ること、そして家族と再会すること。
登場する兵器は、主役メカのバイファムも含め完全量産品ばかり。

今のアニメにあるような派手な要素はなにもない。

年上の女性にほのかな憧れをいだき、エロ本を見つけて喜んで、女子に見つかりそうになって慌てふためく。思慮足らずで相手を傷つけ、けんかして、落ち込む。自分勝手、わがまま。落書きをする。
そんな年相応で、見ている誰にでも当てはまりそうなキャラクターたち。
自分たちの手の届く範囲にあるものを守りたいという当たり前で、誰にでも理解できる行動原理。
変に大風呂敷を広げることなく、一貫して家族との再会を目指すというシンプルにまとめられストーリー。

等身大のキャラクターの等身大の物語、それが銀河漂流バイファムなのだと思う。
等身大だから、分かりやすく、素直に共感することができる、物語の世界に入っていける。
主人公たちが、旅のなかで仲間と協力し合い、時には反発をしながら経験を積み、思い悩み少しずつ成長していく姿に引き込まれていく。
地味かもしれないが、すごくいい作品だと思います。

音楽もよいです。
オール英詩のOPもいいですが、番組後半から使用された挿入歌「君はス・テ・キ」は、作品にすごくあっていて名曲です。この曲の流れるラストシーンは・・・是非、見てください。
同じく番組後半の挿入歌「THE ASTRO ENEMY ミューラァのテーマ」も敵のテーマなのに、哀愁漂う感じでかっこいいです。

※古い記憶に基づいて書いてるので、思い違い等が含まれているかもしれません。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

子供というイメージ  それだけで観ないというのは惜しい作品

どうしても、この作品が観れなかった。


中心キャラが子供で、自分勝手にやってそれがまかり通ってしまうそんなアニメになってしまうと感じたからだ。


実際このアニメを観てみて、現実的に不可能というか、そのアニメの設定を入れても、そうなるのってホールインワンより確立低いだろというものがいっぱいあったが、


少年や少女達がゆっくりと成長していく姿やほんとに小さい子達がまったく成長しない姿は、結構リアルだった。



そしてロボットものには、よくある主人公一人で、敵の軍隊を一掃してしまうチートのような卑怯な設定は、このアニメには、なく皆で協力して、
{netabare}
皆で協力して、自分たちの目的を達成した。そこが素晴らしくメッセージ性があった。

普通ならば、この争いが終息するところまでをアニメにするが、彼らの目的は、そこにはなく両親に会うためという一つの目的のために動いた。その目的が達成したところでアニメが終わらせるのは、このアニメの主要キャラをとても若い世代にした意味でもあるように感じた。

また、最後のラストシーンは見ものである。
{/netabare}


普通80年代アニメは、ここまで長い作品は、打ち切りされるのが多いが、この作品は、その当時の中高校生などの署名によって2クール打ち切りを逃れ、当初の通りの4クールになったらしい。

その当時の署名した人たちに感謝して、この名作をぜひ観てほしい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13
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