2017年度の会話劇TVアニメ動画ランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月29日の時点で一番の2017年度の会話劇TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

77.4 1 2017年度の会話劇アニメランキング1位
サクラダリセット(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (735)
3257人が棚に入れました
住人の半数が特別な能力を持つ街、咲良田(さくらだ)。
能力者の監視を行う「管理局」の下、住人は平和に暮らしていた。
「目の前の人の涙を消したい」、「誰かに声を届けたい」。
そんな優しい細やかな“願い”とともに、この街の能力は生まれていった。
主人公の浅井ケイは、七坂中学校の2年生。ある日、下駄箱に一通の手紙が届けられていた。差出人は相麻菫-。その呼び出しに応じて、屋上へ向かう浅井ケイ。彼はそこで一人の少女と出会う。彼女の名前は春埼美空――。彼女の一言「リセット」によって、浅井ケイは手紙を受け取った瞬間に戻ってしまった。世界は再構成(リセット)されてしまった。そんな時を戻す「リセット」にはただ、一つ欠点があった。春埼美空自身も「リセット」の影響を受けて記憶を失ってしまうこと。どんなことも決して忘れない「記憶保持」能力を持つ浅井ケイのみが、「リセット」の影響を受けずにいることができる。二人が出会うきっかけを作った少女相麻菫―。彼女は彼にある言葉を告げる。
「貴方たちが、二人でいることには大きな意味がある―」
ケイは春埼と力を合わせることで過去をやり直せることができると思い、協力しようと提案するが……。
能力者が住む街で、出会った浅井ケイ、春埼美空、相麻菫。なぜ、相麻菫は二人を出会わせたのか?二人は、どのようにこの世界を変えていくのか―?見る人の心を捉えて離さない切なくも優しい、時を駆けめぐる奇跡の物語。

声優・キャラクター
石川界人、花澤香菜、悠木碧、江口拓也、山田悠希、牧野由依、三澤紗千香、相坂優歌、西山宏太朗、逢田梨香子、井口祐一、大原さやか、上田燿司、久野美咲、中博史、喜山茂雄、小清水亜美、櫻井孝宏、内田真礼、河西健吾

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

私的事情により1、2話連続視聴となりましたが、面白いです。→ 最後まで楽しめました!

同タイトルの小説(スニーカー文庫刊→角川文庫から再刊行中)が原作。有名タイトルですが未読です、すみません。

1話目放送週は忙しかったり他の作品よりも後回しにしていて1話目を観ていなかったので1、2話を連続視聴することになったのですが、結果として2話連続視聴して良かったです。

ケイと菫や美空との間の会話の内容が、なかなか楽しいですね。「中学生の会話としてどうなの」という意見と「いかにも厨二だなあ」という意見がありそうです(私は後者)。考えないでボーっと観るのには向いていなさそう。

ただ、会話の内容はかなり明晰でわかりやすいです。作者(あるいは脚本家)、頭良いな…。

メインキャラのひとりである春崎美空(はるさき みそら)の能力リセットが注目されて、「タイムリープもの」という見方はひとつあると思います。

また個々の持つ能力が単体で役に立たなくても、組み合わせると超強力になったりするのも面白いところです。

しかし、殺傷という意味でのバトルじゃないですけど、これは「異能バトル」の亜種という見方もできるじゃないでしょうか。それぞれの価値観、信条、哲学といった思想的なものがぶつかり合う感じ。

それぞれが持つ異能を人助けに使うべき(善)か、人助けをしたい自分の欲求をかなえるために使う(偽善)べきか、はたまた自分の希望をかなえるために使う(利己)のか…。

ああ、叶えたい要求によっては能力による殺傷に至るケースもあるのか。そうしたらマジにバトルだけど原作知らないですからね…。

これはこのまま原作を読まずにアニメを観るのが楽しめそうなので、ネタバレ回避の方向で観終わってから改めてレビューですかね。

なので、キャッチしている方の本作に関するレビュー更新もスルーすると思います。そういうことですので、悪しからず…。
================ ↑以上、第2話まで視聴時のレビュー ================

2017.9.15追記:
全話完走しました。作品自体もそうですが、作中人物の会話の中でも思考実験的な話も多くちょっと哲学的な空気を感じてなかなか面白かったです。

でも普通に「能力バトル」として観てもなかなか楽しめます。さすがに原作小説がスニーカー文庫と角川文庫の両方から刊行されているだけのことはある(笑)。

「能力を正しく管理して、悲しむ人を無くしたい」という「わがまま」を通そうとするという辺りも捻くれていて面白いテーマでした。

2クールの尺をかけているんですが、後で見直してみると人材を集めていく過程はほぼ1クール目で終わっていて、そんなに間延びした感じにはなっていないのが意外です。おかげで2クールあるのにテンポ良く感じましたね。

とても面白かったです。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 56
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

異能力コンボと禅問答

[文量→特盛り・内容→感想系]

【総括】
頭脳系の能力バトルとしては、一級品に面白かった。ほとんど記憶にないレベルで、名作級だと思う。ミステリーとしてみてもレベルが高い。ラブコメとしてはイマイチだが、番外編みたいなところではかなり楽しめた。総じて、レベルの高い作品だと思う。

ただ、如何せん地味で面倒くさいw 多分原作はかなり良いんだろうけど、イマイチアニメ向きじゃないというか、とにかく回りくどい。展開も超スローテンポ。それを丁寧と見るか、イライラするか。そこが評価の分かれ目になるかな。

個人的にはオススメです。地味ですが良作です。頭使うアニメが嫌いじゃなければ、どうぞ♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む

【余談~ 作中のお菓子で気になった、ガチでどうでも良いことw ~】
ネタバレレビューを読む


【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/29
♥ : 46

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

理想の主人公。

原作未読です。
放送当時は気にしていなかったのですが、
2クール観終わった方のレビューを拝見すると
どうも観た方が良さそうだったので視聴開始。
これは・・・放送当時に毎週観ていたら
間違いなく脱落していたw
でも、レビューを見てある程度興味があり、
2クール一気に観ることができれば、
とても上質な作品であると思います。

雰囲気は、GOSICKが近いように感じます。
アニメ的なキャラ立ちはGOSICKの方が上手いですが、
会話劇や頭を使うところは、原作によるところが
大きいでしょう。
本作はWヒロインであり、どちらも(中の人を含めて)
魅力的でありますが、
私が本作で一番好きなのは、主人公ですね。
素晴らしい能力をもっていますが、
その能力に引けを取らない頭脳をもっているところが
また良い設定だと思います。
感情の起伏が少ないためキャラとしては目立ちませんが、
現実世界で自分が目指したい理想の人物像ですw

一応、川面監督作品ですが、のんのんびよりから来た方は
作風がかなり違うのでご注意を。
逆に、ココロコネクトが好きな方は意外にハマれるかも
しれません。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 39

84.9 2 2017年度の会話劇アニメランキング2位
終物語(「まよいヘル」「ひたぎランデブー」「おうぎダーク」)(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (700)
4391人が棚に入れました
3月13日、大学受験の日の朝。臥煙伊豆湖の振るう怪異殺しに切り刻まれ、阿良々木暦は死んだ――
だが死んだはずの暦は、とある場所で目を覚ます。
そこにいたのは、成仏したはずの八九寺真宵だった。
不思議がる暦に、彼女はこう告げた。
「ここはですね――阿良々木さん。地獄です」
そして暦は自分が死んだ意味を知る。

阿良々木暦が「何」でできているかを知る物語にして、すべての「始まり」を知る物語は、ここに締めくくられる――
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

その男 吸血鬼につき

シャフト制作。

阿良々木暦の春休みから続く、
地獄のような怪異の物語がついに終幕。
キスショットとの出逢いから忍野扇まで。
彼の高校生活も卒業を迎える。

「まよいヘル」
公式アプリで無料配信された、
暦物語「こよみデッド」からの続編です。
予習があればすぐに世界に入っていけます。

「ひたぎランデブー」
待ちに待ったメインヒロインの登場。
本人もキャラを忘れていました。
ネタバレレビューを読む

「おうぎダーク」
忍野扇、謎多き少女、
彼女を応援してやりたいです。
物語上、損な役割を引き受けたと思います。
最後は見てのお楽しみでしょう。

めでたし、めでたし…である。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 53
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

物語シリーズの終わりの物語(阿良々木暦の高校生物語編)…物語シリーズは面白い

原作既読

待ちに待った物語シリーズの新作。上中巻から二年近く、間に傷を入れたのでようやくといった感じがします。今回放映された作品は円盤が6巻からになるので「終物語」の続きということです。いつか30分サイズで全話放映してほしいものです。

【まよいヘル、ひたぎランデブー】
前段として八九寺の話(化のまよいマイマイ、囮物語)、正弦の話(憑物語)、暦物語のダイジェストを差し込みました。これが本編で活きた感じがします。
暦物語で衝撃的だったネタバレレビューを読むと流れる展開。アラギ…失礼、噛みまみ…暦と八九寺の絡みは本当に安定してます。言葉のやり取りはもちろんのこと、映像の作り方、これが見たかった感が満載でした。ネタバレレビューを読む
子安さんが正弦に、憑ではもったいないと感じますが、終物語のことを念頭に入れていれば大正解です。あの声があるからこそ、この回が重厚な感じを受けます。それとOP、まさか八九寺の新曲をもってくるとは思わなかったので嬉しいやらなんやらで。

ガハラさんこと戦場ヶ原ひたぎ…最強で最恐で最高のヒドイン…ではなくヒロイン。ツンドラにしてツンデレでヤンデレで何でも暦のことを読んでいて好きでいる、情が深くて美人でスタイル抜群。個人的にアニメ史上最も好きなヒロインです。なにが良いって、何でも良いのです。それは戦場ヶ原ひたぎだから。「デートしろ」そう言われたら従うしかないだろう、それが戦場ヶ原ひたぎだから。
それはさておき、ひたぎの話がメインなんて、化と恋くらい、だから終のこの話を待っていたわけです。とはいえ、かなりの部分で扇が出張ってくるんですけどね…。カラオケシーンで遊んでくるかな(二言目かよ、そこはステープルでしょうと思ってはいけないのだろうか、いや、歌ってよ)と思ったのですが残念。でも暦の「チョコレートインソムニア」は聞きたかった。
下の名前で…二人の関係は最高です。呼びあった瞬間、なぜか目頭が熱くなったのはナイショの話です。

【おうぎダーク】
ラスボスである忍野扇との決着編。これまでの伏線を一発で回収する何でも知っているお姉さんこと臥煙伊豆湖と暦の会話がメインです。これは文字で追うと楽しいのですが、映像だと正直、地味になるのではと思っていたのですが、さすがはシャフト。いろんな遊び(特に八九寺と余接)を入れてきて楽しめました。
そしてクライマックスの扇と暦の決着、見事な映像化だったと思います。ネタバレレビューを読むこの場面は文字だけではなかなか伝わりにくい場面だったので、ゾクゾクしたのと、なぜか目頭に熱いものがこみ上げてきました。
最終回らしく(一応ね)、物語シリーズの主要人物大勢登場(貝木はこの時点で生死不明なので出ませんけど)。大団円感がたまりません。

【終わりに寄せて】
映像が本当にきれいでした。手抜き一切なしというのが伝わりましたし、やっぱりシャフトの作り方には中毒性があります。ひたぎのシャフ度もたっぷり見ることができましたし。やっぱりこの作品は言葉の使い方が絶妙。二回、三回見ても楽しめる会話のシーンはさすがは物語シリーズです。
それからこのシリーズの良いところはキャラと声が見事なほどマッチしている点。最後の最後まで引き付けてくれた大きな要因だったと思います。

これで物語シリーズのアニメは終わっても良いように思います。きれいな終わりでしたし、さすがにこれ以上は余談の余談にすぎません。好きな作品だからこそ、この形で絞締めるのが良いように思うのです。でも…続くんだろうな…。特に続終物語は。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 45

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

尾張名古屋は城で持つ

臥煙伊豆湖に殺された阿良々木暦。
地獄で八九寺真宵と再会するのであった。

今回は『まよいヘル』『ひたぎランデブー』『おうぎダーク』の3本立て。

特に重要と思えるのが『おうぎダーク』
臥煙さんから敵と認識された扇。
今まで謎の存在であった扇の正体が分かります。
勿論、その問題を解決するのは阿良々木君。
扇の存在を確定させて暗闇に飲み込むように仕向けます。
でも、そこは阿良々木君の本性……というのか、生き方なのかなぁ。
最後はゲスト(?)が登場して、問題が解決。
物語は終わります。

忍野扇という存在の正体が〇〇だという事は阿良々木君の行動で分かるかなぁ。
物語シリーズに登場してから、忍野メメの姪として認知されてきました。
行方不明の忍野メメ。
羽川さんが世界中を飛び回って捜索します。
ミステリアスな忍野扇。
どのような結末になったのかは、作中で。

物語シリーズは息の長い作品です。
物語の伏線を回収する所や個性的なキャラも豊富に登場。
何故、人気が高いのかは理解できます。
阿良々木君の高校生活は終わりました。
内容が濃かった高校生活の1年分。
物語は阿良々木君に始まり、阿良々木君で終わる。
分かりづらい演出が多いですが、そこはシャフト制作なので我慢するしかないですね。
お疲れさまでした、修羅場木さん。
失礼、噛みました。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 32
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