仮面でシリアスなおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの仮面でシリアスな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月28日の時点で一番の仮面でシリアスなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.5 1 仮面でシリアスなアニメランキング1位
オッドタクシー(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (668)
2240人が棚に入れました
平凡な毎日を送るタクシー運転手・小戸川。身寄りはなく、他人とあまり関わらない、少し偏屈で無口な変わり者。趣味は寝る前に聞く落語と仕事中に聞くラジオ。一応、友人と呼べるのはかかりつけでもある医者の剛力と、高校からの同級生、柿花ぐらい。彼が運ぶのは、どこかクセのある客ばかり。バズりたくてしょうがない大学生・樺沢、何かを隠す看護師・白川、いまいち売れない芸人コンビ・ホモサピエンス、街のゴロツキ・ドブ、売出し中のアイドル・ミステリーキッス…何でも無いはずの人々の会話は、やがて失踪した1人の少女へと繋がっていく。

声優・キャラクター
花江夏樹、飯田里穂、木村良平、山口勝平、三森すずこ、小泉萌香、村上まなつ、昴生、亜生、ユースケ、津田篤宏、たかし、村上知子、高井佳佑、フェニックス、浜田賢二、酒井広大、斉藤壮馬、古川慎、堀井茶渡、黒田崇矢、汐宮あまね、神楽千歌、METEOR

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

まったく、たまにこういう作品に出合うから面白い。

控えめに言って、そんじょそこらで放送している学芸会のようなドラマを見るくらいなら、この作品を観た方が絶対に面白いと思う。

確かに、全てが新しいアイデアと言う訳ではない。
最終回の大ネタでさえ、既に既視感のある展開ではあった。
しかしながら、この作品は素晴らしいと評価できる。
まずもって、

古今東西、タクシーがテーマの映画作品には「名作」が多いと感じている。
そして、たまに大胆な切り口の作品も登場したりするが、それでも「観れる作品」になっている印象のものが多いのは、タクシーという舞台装置がいろいろな人、場面、人生模様との親和性が高いのだろうと想像する。

さて、この作品。
あまり物語に触れる訳にはいかないが、
主人公のタクシー運転手:小戸川を中心に非常に多くの人物が登場する。
そして、複数のストーリーラインが同時進行し、それぞれがポイント、ポイントや人物同士でちょこちょこ交差していく。
非常に綿密に計算され、緻密に物語を紡いでいっているといってよい。
なので、観ているこちら側が混乱するケースもありそうなのだが、登場人物のキャラ付けがシッカリしている(即ち容姿が動物w)なので、意外と混乱はしない。
こういう意味でもヴィジュアル面でプラスに働いているのではないだろうか。

そして、作品自体の雰囲気もとても良い。
この「良い」と言うのは「いい気持ち」ではなく、落ち着いて、しかし、何かが着々と進行しているという、なんとも言えない不穏でダークな雰囲気なのだ。
主人公の小戸川もおっさんチックな落ち着きもあるし、登場人物が悪(ワル)はワルらしくて良い。
昨今は珍しくなってしまったハードボイルド雰囲気をもった、クライムサスペンスと言えるかも。
とても、映画的な雰囲気をもった作品だと思う。
なんなら、どこかのハリウッドとかでも映画化できるレベルのプロットだと思っている、私的には。


・・・さて、
メインストーリに絡んだ表面に見える犯罪(クライム)については、それぞれの悪(ワル)たちが、それぞれの場所に収まり、ひと段落をのテイを見せ。
それぞれの登場人物も、自身の理想を目指しての生活に戻りました。
が・・・、残った真の悪は誰なのか・・・、小戸川はどうなったのか・・・。

余韻を残す終わりとなっております。
詳細はご自身の目で観て、ご想像ください。
観る価値のある作品です。お時間をつくってどうぞ!!

それにしても、ジェンダーフリーのこの時代に、また、爆弾発言をしますが。
(物語の上でのことですが)
やはり、真の悪、恐るべきは女か・・・。
(ここは女性ではなく、オンナと言う表現がふさわしいでしょうw)

さて、この爆弾発言の意図するところとは?
これもぜひ作品を観て、ご判断くださいw。

最後の最後に私のツボポイントを一つw
「白川さんのカポエイラ」

以上です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 44
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

背乗りタクシー

原作未読

相乗りじゃないよ。
来たよ来た来た!ネタバレ厳禁系。時間延長も使わず1クール全13話で美しくまとめた良作。
タクシーをテーマにすると乗客とのやりとりに様々な人生ドラマを垣間見る秀作ができやすい。フランス映画『TAXI』シリーズみたいにコメディに振るも良し。だが今回のそれはデニーロ主演のマッドでサイコな『タクシードライバー』に近い。

 ふわっとどんな作品か雰囲気だけ
 視聴ハードルとなりそうな先入観

これだけ書いときます。

■ふわっとどんな作品か雰囲気だけ

①オッドだけにオットセイかと思いきやセイウチでした
 ⇒心地よく裏切ってくれます
②あ!?CV花江夏樹さんだったね。納得の最終回
 ⇒演技の幅広げるための意欲作っぽい出だしからの花江節が映えるラスト

月並みですが点と線が繋がる心地よさに身を委ねる作品です。


■視聴ハードルとなりそうな先入観

ずばり動物デフォルメものからくる先入観ですね。あくまで私基準での3類型が以下

1.制作会社/アニメーターや“ノイタミナ”“+ultla”などブランド枠で視聴を決断するやつ
 ⇒『Beasters』『B.N.A』等かっこ良さやメッセージ出てる系。すんなり入りやすい。
2.ケモナー御用達
 ⇒萌え需要供給役。『けものフレンズ』『シートン学園』とかかしら。これもすんなり入りやすい。

1.2.ともに需要はあるのです。私自身2.は興味ないですけど求める層が一定数いることを知っております。そしてこれらグループに入ってすらこないのが

3.みるからに低予算そうな見向きもされないやつ
 ⇒『ビジネスフィッシュ』『アフリカのサラリーマン』等放送した事実すら記憶に残らない系。

この3.に該当しそうなのが本作ではないかと。主要キャラが軒並みアラフォーと巷にあふれてる作品の主人公らより年齢が高い。制作会社聞いたことないし、CVに芸人さん入っててバーター臭ぷんぷんだし、どちらかというと事前の期待はナシですね。
ところがどっこいと掌を返すことなるわけですけど、外形だけでは視聴ハードル高そうなとこあるよねってところご留意ください。

集中して視聴することをお勧めします。早送り厳禁。
そして抑揚のない主人公の発声に眠気との戦いになることも助言しておきます。



※ネタバレ所感

■何を得たのだろうか?

{netabare}ミステリーキッス三矢ユキ殺人事件の真犯人は和田垣さくらということでした。
三矢失踪と内々で処理されたのと並行して後釜に抜擢された娘さん。いかにもな二階堂ルイ逮捕でのびつくり展開だったわけですがちょっと待て。

 デビューご破算じゃないの?

スポットライト浴びる目的での殺人ならその後うまいことスターダムに乗れたのかどうか気になります。背乗り目的の動機で殺人起こしてバレそうになって罪被せただけといえなくもなく、スケールちっさと思えなくもない。{/netabare}


メインの小戸川ストーリーは唸れましたので総じて満足しております。



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

-----

2021.07.14 初稿
2022.05.29 修正

投稿 : 2024/12/28
♥ : 52
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アメリカ的な種の混沌

アニメーション制作:P.I.C.S.、OLM Team Yoshioka、
監督:木下麦、脚本:此元和津也、
キャラクターデザイン:木下麦、中山裕美
音楽:PUNPEE、VaVa、OMSB

絵の雰囲気、話の流れなど、
観るまでのハードルが高い作品かもしれない。
しかし、観始めると良質なシナリオと
連続する謎によって視聴者をグイグイ引っ張る。

登場人物たちが全員動物というのが、
普通のミステリーが得意でない人にも、
新鮮な気持ちにさせてくれる。
まさに私がそうだった。
正直、私はミステリー作品に完全に飽きているので、
そもそも、ほぼ興味が持てないし、
よほど良質なものでないと、
余計な思考ばかりが頭を巡って作品を楽しめなくなってしまう。
しかし、この作品の場合、動物のキャラクターが
そういうミステリー作品鑑賞時の弊害を
ある程度、無効化してくれるのだった。

この作品に興味を持ったことのひとつが、
アメリカの犯罪小説に影響を受けていると
想像できることだった。
日本の昔の犯罪小説やハードボイルドものだと
横溝正史や江戸川乱歩、京極夏彦たちに加え、
大藪晴彦や西村寿行、森村誠一、大沢在昌あたりが挙げられるが、
その影響は皆無に思える。
ところが、ハメットやチャンドラー、ロスマクなどの
アメリカのハードボイルド作品の雰囲気は感じられる。
それは主人公が内省的で気難しいところと、
多種多様な動物たちの絡み合い方に、
アメリカの小説っぽい雰囲気があるからだ。

登場人物がバラエティに富んでいるのも
アメリカっぽい。主人公はタクシー運転手で、
そのほかに看護師、医者、ヤクザ、ヤクザのボス、
悪徳警官、アイドルグループ、そのマネージャー、
キャバクラの店員、お笑い芸人、目立ちたい大学生、
頭の狂った犯罪者などなど。

これだけ多くのキャラについて
それぞれきちんと背景を見せながら、
物語に絡ませて、理由も描いていくのは、
いかにもアメリカの犯罪小説によくある展開といえる。

そのキャラのなかでも面白いのは「ドブ」という存在。
ヤクザの幹部であるゲラダヒヒという動物なのだが、
彼の生き方がとても興味深いし、この「ドブ」という名前が
いかにも社会の底辺をよく表している。

「ドブ」は、昔は街のなかにいくつもあった。
整備されていない下水溝のことで、
ゴミや汚水がいつも垂れ流されていたのだ。
社会の位置づけとしては肥溜めに近い。
最近は全国的にインフラが整備されたため、
「ドブ」は見なくなったのだが、
そんな名前のヤクザの幹部が重要な役割を果たす。
しかも、彼はヤクザとして、男として矜持を
持っているような部分が見え隠れする。

アメリカのブルースの巨星に「マディー・ウォーターズ」と
いう人物がいる。アメリカ音楽が好きなら
ほとんどの人が知っているほどの有名人だが、
彼の芸名を直訳すると「泥水」だったことをふと思い出した。
ボトルネックギターと体の奥底から響いてくるような
太く独特なヴォーカルが一度聴いたら忘れられないほどの
強烈なインパクトを残す。
昔よく使われていた音楽における「アーシー」という言葉は、
まさにマディのためにあるように思える。

私の勝手な想像では、
この作品はアメリカ的な要素に彩られている。
主人公が太っていて、理屈を話すときには
説得力があるのだが、いざ行動すると、
あまり役に立たないのも
アメリカハードボイルド小説の主人公像だったりする。

何だか関係のないことばかり書いてきた気もするが、
この作品は、そういう混沌を広げてみせながら、
緻密な伏線を張り巡らせて、それを1本の線に
上手くまとめていく面白さがある。
常にいくつかの謎が横たわり、想像力を刺激してくれる。
登場人物たちの過去を丁寧に掬い上げ、
ストーリーに組み込んでいく手法も優れている。
おそらく多くの人々がシナリオの展開の妙に
引き込まれていくだろう。

{netabare}この作品のそういう良さが上手く表現されているのが、
ラストの車の飛んでいくシーンだ。
誰もが心に何かを抱え、それぞれが細い糸でつながっている。
そんななか、小戸川が軽々と空を飛ぶ。
関係者は皆、近い場所にいて、その瞬間に直面する。
関係があるようでないような人々が、ある一瞬につながる。
これこそが世界の奇跡のひとつ。
美しい出来事といえるのだろう。
私がこの作品でいちばん気に入っているシーンだ。{/netabare}

人種の坩堝を表現しているような作風だけに、
反面、キャラへの描き方が浅く感じられるのがマイナス点。
ミステリーとしては捻りが足りないし、
そこのキャラの心情表現も描写不足を感じた。
特にドブとの決着については、
私が気に入っていたキャラということもあるが、
あまりにも簡単にまとめようとしているように
見えてしまった。

とは言え、多くの人々を魅了した作品であったことは事実。
4月には事件の裏側と続編を描いた映画
『オッドタクシーイン・ザ・ウッズ』が公開予定。
ローカル局とネット配信だけだった作品だが、
それだけ話題になったのは間違いない。

混沌の先に広がっている景色に着目したい。
(2022年2月5日初投稿)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 50

71.8 2 仮面でシリアスなアニメランキング2位
神さまのいない日曜日(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1075)
5700人が棚に入れました
15年前を境に、人々が生まれなくなると同時に死者が生前と変わらず動き回るようになった世界。そこでアイは墓守──死者へ安らぎを与える職業──として村人たちの尊敬を集めていたが、ある日やって来た「人食い玩具」と名乗る者によって真相を知ることとなる。村人たちは全て死者であり、アイが彼らによって信じ込まされていた両親についてのことも、実は嘘だった。村人たちを弔った後、アイは破綻している世界を救おうと決心し、同じく墓守である傷持ちや人喰い玩具を追ってきたユリーとともに旅へ出る。

声優・キャラクター
豊崎愛生、浪川大輔、佐藤利奈、能登麻美子、藤原啓治、柿原徹也、小松未可子、内山昂輝、喜多村英梨、野島裕史、渡辺明乃、丸山詠二、吉野裕行、今井麻美、原紗友里、加隈亜衣、高橋未奈美
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

泣いた(;_;) (最終話まで

○関連URL
アニメ公式
http://kami-nai.com/
富士見書房
http://www.fujimishobo.co.jp/sp/201210kamisama/
webラジオ
http://hibiki-radio.jp/description/kami-nai
神ないラジオ~紗友里と亜衣の日曜日~
http://kami-nai.com/special/navigate.html


あらすじ

15年前に人々が生まれなくなると共に死者が生前と変わることなく動き回る世界。その世界でアイは墓守──死者へと安らぎを与える職業──として村人の尊敬を集めていたが、ある日やって来た人喰い玩具と名乗る者によって事の真相を知ることとなる。住んでいた村の住民は全て死者であり、彼女が信じ込まされていた両親についてのことも実は嘘だった。彼らを弔った後に、彼女は破綻している世界を救おうと決心し、同じ墓守の傷持ちや人喰い玩具を追ってきたユリーと旅に出る。


各話感想
{netabare}1話
いやぁ会場3分後に行ったらすでに満員で見れないorz
がしかーし、ニコニコは裏技があるのです。
携帯から放送へ行くとなーんと見れちゃうんですね。
恐らく携帯は席が別で用意されているからだと思われます。
くっそーでかい画面で見たかった><

最初からシリアスエンジンバリバリでこれはとても面白そうな予感。
もう最初から謎だらけで次回が気になります。
墓守がなんなのか?なんで街中の人殺しちゃったの?
ハンプティーハンバーグさんは何者なの?何がどうなってるの?
携帯画面でしかもちょいちょい画面が飛んでしまったので見逃し部分も多々あったので次週復習しようと思います。
早く次回が見たいけどこれ次回は2週間後なんだろうか…
待ち遠しい。

一旦復習
殺すのは墓守の仕事で墓守だけが安らかな眠りを与える事が出来る。
神様がいなくなって人は死ななくなった。
あいちゃんは墓守?
ハンプニーも墓守?


2話
主人公の女の子はアホの子なのかな?
えっハンプニーが撃たれた。味方か!?敵なのか。
親友だったのか… 娘も死んだのか。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
どうして女の子を盾にしたし。わけわかんねぇw
決闘はトンズラかよ。
結局主人公は墓守なのか墓守じゃないのか。
だからなんで着いて行くんだw墓守になるために着いて行くのかな?
おんぶで恥ずかしがっちゃって可愛いw
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
何故飛び降りたしw
ってかいつの間に仲良くなってんだw
神様いなくなっちゃんだから確かにわけなくてもいいんじゃね。
12歳だったのかーい!小学生じゃないか!
32.3のおっさんだったのか。
神は馬鹿だったのか。
日光に弱いとか吸血鬼かよw
はんし熱で2億のゾンビこええ。
EDの入りがいいなぁ。こういう特殊ED好きだなぁ。


3話
あいちゃんのお母さんなのかな?お母さんだったか。
OPこんなんだったっけ。
ハンプニーさん何かに似てると思ってたけどやっとわかった。
デビルメイクライっぽい。
キタエリって太いのか細いのかよくわからん。
まぁライブやってる位だし細いのか。
何処へ向かってるのやら…
死ぬ方法だと!?村の連中殺してなかったっけ?
人類最後の一人!?どうしたんだ急に…
ファンタジーものは先読みしたくないから考えたくない。
ちょw突き落とすなw 本当なら川浅くて死ぬだろw
あれまたこいつ。追いついてきたのか。
自殺攻撃ってなんじゃそりゃ。
えっやっぱお父さんだったのか!!
暴徒鎮圧用のゴム弾。パンツびちょびちょww青の縞ぱんですよねやっぱ。
レースとかまったく興味が持てないです。
なんか仲良くなっとる。墓守も現れた。
拷問でもされてんのかな?
極度の疲労で記憶がなくなる?
幸せに死にたいのか。なんでやっやめろなんだ?
幸せに生きて幸せに死ぬのか。
わけがわからん敵だな。
墓守いいとこで登場!
思い出したか…お母さんはアルファって名前なのか。
墓守どんな力してんだよw
なんだお母さん勝手に消えて子供生んだのかよ。精子が欲しかっただけか。
アスティン。え?ハンプニー死んじゃうの?え?
工エエェェ(´д`)ェェエエ工 鳥肌立った。
あっ死者として復活したのか。
と思ったら墓守としてお父さん見送るのか。
泣ける。泣いた。いい最終回だった(´;ω;`)ブワッ
もっとお父さんと楽しくやっていた所を書いても良かったんじゃないの?
なんでそんな詰め込んじゃったんだ…
本当にいい最終回だった。
ってこれから先墓守として成長していく所を書いていくのかな?
この回が一番の盛り上がりになってしまわないよう願う。


Q.なんでハンプニーは死んだのか?
墓守だけが死を与える事が出来るから。

この解釈であってるよね?原作既読の人教えて下さい。
ハンプニーの願いがかなったから死んだわけじゃないんでしょ?


4話

5話
子供は出来ない。魔女がいたのか。
5人の体から必要なパーツを引きぬいて作られた…
まさかの人造人間。6人のラップスター。
ぽっくすさん組み合わせが違うって何がどうなってんのw
死者の体にも健康があるんですね。
まさかの想像妊娠!子供が欲しいと思っていないのに妊娠。
スカーの声が関係している。
お城のお姫様ェ…ミイラ姫じゃないか。やっぱ姫も死者なのかな?
謎の黒ローブ集団。
生者がオルタスに住む方法。死ねばおkとな。つまりそれは死者じゃないか…生者が住む方法ではないよね。
黒ローブ集団は死にに来たのか。
死者の皆さんに幸せな最後を迎えて欲しいアイちゃん。
ウッラは生者だったのか?なんかややこしくなってきた。
毎度毎度EDの入りがいいなぁ。しかし一枚絵ってのはホントに安上がりで頂けないな。


6話
コロシオハケ?死の姫だったのか?
そして死者として復活するわけか。
オルタスの闇。見られたり声をかけられたり触れられると死ぬのか。
ウッラはコロシオハケ。まるで死神だな。
OPかっこいい。
子供は15歳で選ぶのか。生者なら出て行く。残るなら死者になる。
ウッラは知らなかったのか…
愛ちゃんもそうだったもんな。
全員死んだらっておい。そりゃウッラにとってはいいかもしれないが…
あらら話しちゃうのか…
あぁやっぱ知ってたのか。
死ぬ事の意味が無くなった世界で死者と生者に何の意味があるのだろうか?
何かメリットデメリットみたいなものがあればわかりやすいんだけど比較しようがない。
キリコを通して抱きしめるとな。その発想は無かった。( ;∀;) イイハナシダナー
ウッラの母。恨みの塊だったのか。
セリカは時間を止めて何かを待っていると。
え?双子じゃないんか。スカーの子?どういうこっちゃ。
しかしまぁ毎度毎度特殊EDがいいね。
赤髪誰だ…


7話
学園?早速きたか赤髪。アリスカラー。
アイちゃんも制服着てる。一体何が始まるんです?
キタエリデビュー曲。歌手に転向でもするのか。
子供が生まれなくなったから学校も無くなっていくのか。
言ってるそばから誘拐かよ。
スパルタ学園なのかな?
強制収容所ww 年少者強制学習所。
おい色々おかしいぞwお迎えの車やらごく平凡な授業とかww
売られたww
マギータ先生やべぇ。
レールガンごっこしとるw
はいはいサービス回。そういや何歳だっけ12歳だっけ?
周りは皆高校生位なのかな?
異能者の学園だったのか。なんかアニメの方向性変わってない?w
強く願ったらこうなっちゃったのか。
レールガン?(難聴
ちょwアリスカラーさん大胆な覗きだなおいw
今回完全にギャグ日常回だな。説教の前に服着ろ服w
なる程大脱走計画してたわけか。
補助金目当てで生徒増やしてんのかよ。ってか政府なんてあんのかよ。
キタエリは幽霊Dなのか。ボクっ娘。
Dエンジーストラトミットス?名前なげーよ。
西方の魔女。ウィスパ。なんか凄い能力だな。
オルタスにいる時から監視してたのか。
アイとアリスとウィスパの出会いは運命?どういうこっちゃ。
珍しく普通のEDだな。まぁ本編の作画がいいからEDこれでもいいのかなw
しかし今回出会った学園の子達は生者なのだろうか?
死者なのだろうか?願いが聞き届けられたから生者なのかな?


8話
ゴーラ学園Ⅱ
大脱出会議ってなんだよw
あいちゃん委員長みたいだなw
出ても行くところが無いんだろうな。やっぱりか。
どうせ売られたり捨てられたりで行く場所無いんだろうね皆。
私にはあなたが無理?どういう事?
キタエリスカートで浮いてるけどパンツ丸見えじゃないのかw
夢を持てるのは居場所があるから。まぁそうだよな。
生まれた時から目が見えなかったのか…
盲目生活なんて考えられないな。
両親には黙って来ちゃったのかよ…
アイが眩しすぎるのか。
脱出は明日の午前3時。
世界を救うとか夢が壮大だな。
世界を壊すことで救う?世界が2つ?あるがまま?
・観察者がいない世界。誰もいなくても成立する世界。
・観察者がいる世界。人が見てる世界。主観。
何を壊すんだろう。人なのだろうか夢なのだろうか。
ターニャは来なかったか…
残る…だと?アイちゃん頑固だな。ターニャ来たか。
先生にバレてた…
弾丸を弾丸で相殺だと!?
ブーザービーター狙っと物を狙った所に飛ばす力。
特殊EDか今回も。
スカー育児放棄だと!?何があったんだよ。
今回は2話で完結なのかな?


9話
小さな共同体を壊すことで世界を救う。
アイちゃんその方法で世界を救うことに異論は無いのか?手伝っちゃうの?
アイちゃんは本来死んでいる人間を墓守として埋めて本来あるべき世界へ戻すことで世界を救うんじゃなかったの?
死者の街とか行ったりしてしまって考え方変わっちゃったのかな?まぁ学園の時も悩んで葛藤してはいたが…
「墓守が生まれる場所」
タイトルが凄く気になるな。スカーやっぱどっかいっちまったのか。
ターニャ両親の元へ戻れたのか。だいぶ端折ったな。
まぁ原作見てないからよくわからんけどまぁペースはいい感じで見やすい。
ウィスパとアリスは付いて来るんだね。
子供はセリカって名前だったんだっけ。
スカー一体どうしちゃったんだよ。何をそんなに躁鬱になっていたんだ…
なんだなんだどうしたんだよウィスパ。誕生日かーい!今回も日常回だな。ってしかも昨日かよw
年に一度のお祭りねぇ…誕生日が待ち遠しいのは二十歳になる位までだな。それ以降年取りたくねーしか思わない。
アリス16歳だったのか。そういや学校行ってたもんなw
あぁウィスパが車で叫んだのはケーキの看板見て思い出したのか。
人は日々刻々と変わっていくものだよ。
変わらない人のほうが珍しいんじゃないかな?
変わらない思いや考えもあるだろうけど。
見事な霧じゃなく嫌な感じだと?幽霊とか出るのかな?
クリスタルが生えてたり穴が開いてたりと道路として成り立ってないな。
音が消えた…嵐の前フリか。いきなりの雷。
墓守だと?ちっちゃい光の玉が?ブラックホールじゃんまるで。
え?分身?何人いるの?3人か?ぎゃーうじゃうじゃいた。
ストーリーサークル。墓守が生まれる場所…
何百人。何千人。同一の個体が生まれるのか。
一度しか確認されない墓守もいると。
スカーは自分が生まれた場所に戻りたかったのか?
おいおいこの先やばそうだな…ウィスパ帰っちゃうのかよ。
キタエリも短い出番だったな。
墓守集団怖い…ってか神様がいなくなっちゃったからその反動だか代償だかで墓守が生まれてるのかな?
ハンプニー…お母さんも…精神世界か?夢の世界か?
覚えておけ。
「お前を動かすただひとつの言葉は生きたいだ」
スカー…何を悩んでいるんだ…
墓守としての自分か母親としての自分かを悩んでいたのか。雷はなんだ?何か祈りが叶ってしまったのか?
ユリーさんプロポーズとかマジかっこいいじゃん。結婚してやんよを思い出した。
なんかちょこっとうるっとしたよ(´Д⊂ヽ
オースティア?3-4組は閉じ込められている?どういう事?
このアニメ安定して面白いなぁ。
しかし原作も終わってないからきっと中途半端に終わってしまうのではないかと思ってしまう。
スカーの回収したし新しい話がまた始まるのかな?
毎度毎度うまく話をまとめられている印象で凄いなぁこのアニメの構成。


10話
え?全てが初期設定に戻る町?人間も?
いきなり虐殺始まった…うわー怖い何この町。
最後の舞台はこの変な町が舞台なのか。
3年4組Ⅰ
荒れ果てた町になったけどあれ?
さっきのとこどうなったの?
アイちゃん麦わら帽子みたいなのかぶってたっけ?
なんかヒマワリみたいだなw
3年4組に何があるんだ?
部外者は一度中に入ると戻れない。全てを解決しない限りは…
アリスの救いたい世界があるのか。
イチャコラしやがってw
特定のルートと特定の穴からじゃないと来れないのな。
アリスの故郷だったのか。
リーさん?あれだれだっけ。あぁお化けのキタエリかw
なんで実態あるんだろうな。
14年前で冬で雪が降っている。まずは感想を言えとな。雪が綺麗って以外に何も無い。
ディー?あれ名前なんだっけ忘れちゃった。
キタエリよくわからんがお化けになっちゃったのか。
アイちゃん何処行っても人気だな。
スカー達はこの町で暮らすのか。
調理部ってアイちゃん料理出来るのか?
引っ越してきたばかり?え?どっから?なんも持たないで旅してなかったっけ?
ずーっといたくなるだと?迷いの森みたいな感じか?
3年4組が望んで作られた隔離された世界なのか。
1年ずつのループ。中の人間はリセット。
1年に少し足りないループでカレンダーがずれてるのか。
檻そのもの。
アリスとキタエリ以外知らないのか。中の人間は作った事すらわからないと。
死者はコクメイを通れない。生者ばかり。
3万人も入れたのかよ。
なる程それで冒頭に戻るわけか。
アリスの敵。キタエリが敵だと!?なんで?
カーテン外そうとして死んじゃったのか…
うーむ毎度毎度特殊EDがいいなぁ。
しっかしまぁややこしい設定だ。


11話 3年4組
ループを繰り返す発端になった文化祭前日のことをアイちゃんは調べる。
アリスが手がかりを外から持ち込んでいるのか。
キタエリが燃やしてんのかよ。
やがてひと月が過ぎてっておい!一気に飛んだなwアイちゃん13歳か。
随分ゆっくりしてんだなこの町で。スコップ忘れかけてたのか?
墓守って事も忘れそうにっておいおい世界に溶けこんで来ちゃってるじゃないか。
願いってのは叶っちゃいけない?叶わないからいいのか。
まぁそれはあるけど目標を新しく見つけろよ。
単なる通過点か。
ディーさんが敵…
3年4組は閉ざされた世界にいた方が良いとな。ひきこもりか!
もってかれそうになるのか。ループに取り込まれるとかヤバイじゃないか。
ん?何が起こった?10?
なる程いつもなら9対9で揉めてたのか。変革を起こしたのか。
アリスが置いてディーが回収、アイちゃん見つけられないと。
お?スルーしたか。アイちゃん何かを感じ取ったか。
あっディーにバレた。おいおいすんなりに取られるなよw
自分が死んだ事を思い出したか。3年4組のループを消しちゃったらディーも消えるんだなきっと…
やっぱりか。
だからウィスパになった。ささやき続ける。壊せ壊れろ壊し続けろ。
アリスはバスケ好きなんだな。そしてディーはアリスが好きなんだな。可愛いw
んな都合の良い話があるわけないだろ!いや神様に願えばありそうだな。
アリスに好きってバレちゃうからだめなのか?
ディーが消える事知ってるだろ。アリスに嫌われたくないのか。切ないな。
アリスの血で濡れているだと?うわー殺してリセットしたのかよ。ヤンデレってレベルを超えてる…
今日のアリスには僕が必要だ…そう思っていたのにアイちゃん…何…これ…
これはヤバイ。嫉妬に狂いそう…
3年4組が開放される為なら構わないのかよ…聞いちゃったよ…
おまえ…消えるのか…?切ない。


12話
ディーは何か怪しいこと企んでそう。
あらアリスがいてディーが来ないのか?
またリセットコースかよ…クラスメイトに思い出させて何かが変わるのか?
そうだよな生き返って下さいって願っていれば…
うわーリセットコースか。なる程思いの強さで改変強化が行われるのか。
えっディーもリセット?14年分消えちゃうのかよ…
おいおい皆で落っこちる気かよ。
世界の大元はアリスだったのかよ…
まさか死んだのもアリスだったのか。あれ?じゃあディーはなんで幽霊なんだ?
このアリスのいる世界から出たくない思いが幽体化したのかな?
無かった事に…してはいけない。アリス…(´;ω;`)ブワッ
え?そこでアイちゃん切れるの?
なる程墓守に埋められちゃったらしょうがないな。
ディー実体化してる。
え?アリス生きてるの?あれ?Fin?最終回だったのか?
全13話じゃなかったっけ。まぁどっちにしてもイイ最終回だった。

ちなみに最後なんでアリス生きてるの?と思った方はこちらを見るといいでしょう。公式で説明されています。
http://kami-nai.com/special/navigate.html

恐らくアイちゃんが神様だったていうオチになりそうな予感がする。2期やって欲しいなぁ~><
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 55
ネタバレ

オッス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

作画と音楽が良かったが、終わり方が・・

考えないで観る分には泣けた。アイが人として出来すぎてる?やアイの行動のおかしさなどを考えなければ楽しめた。
最終話の終わり方がやや投げやりに見えた。
原作を買ってくださいという言葉が見え見えである。
あの終わり方を避ける構成にして欲しかったなあ。
余談だが、ハンプニーを主人公にした方が万人受けしそうかなと思った。
町などの作画かなりいい。今期アニメあまり観てはないが、トップクラスの作画である。
あとOPがいいね。今期の中では進撃OPの自由の翼と同じぐらい好きだ。
1話 {netabare}
第一印象はほのぼの系アニメだと思ったが、思ったより内容がシリアスだった。
ハンプニーが全員惨殺をしたシーンが印象に残った。
なぜ、ハンプニーが村人を全員惨殺をしたのか気になるし、ハンプニーがカッコいいから次が観たいと思った。
{/netabare}
2話 {netabare}
アイの発言が面白いw
外の世界が残酷ならばハンプニーに銃に撃ったられて死んだ方が幸せだったかもしれない。故にハンプニーは殴ってまでも止めようとしたのだろう。まあ幼女を殴るのは頂けないがw
ハンプニーが惨殺の理由と設定が語られましたね。
それでハンプニー不老不死なのか。最近のインデックスの映画のキャラを思い出しますね、死にたいけど死ねない人なのか。。ハンプニーがどうなるから気になる。
{/netabare}
3話 {netabare}
ハンプニーは不老不死であるが故の死にたい理由を語られた。
世界の中での真の孤独死は辛い。ハンプニーの演技も上手かったこともあり、この時点で私は少し泣けた。
ハンプニーの理不尽な暴力の意味を語られた。前の話にも触れたが、やはりハンプニーなりの理屈がありアイを救うための暴力である。
ハンプニーはただ死にたいのではなく、本当は幸せに生きて家族に惜しまれて幸せに死をしたいのであると盗賊に告げる。
要するに自分の死に意味を見い出したかったのであろう。
盗賊たちによってハンプニーは殺された。しかし、ハンプニーが死ぬ間際にハンプニーとアイは¨アイの父親はハンプニーでありハンプニーの娘はアイでもある¨ことが発覚し、ハンプニーは彼の死を惜しんで泣くアイを見て言いたい事を言い残せず死んでしまう。これは本当の意味の死ではないが、ハンプニーの星の数ある死の中で唯一家族に惜しまれる死でありハンプニー願ってる死である。
このハンプニーの独白で思わず涙が。。。
思い出を作れば幸せのまま死ねるのでもはやハンプニーには未練がないから墓守に埋めて貰う事を頼み、ハンプニーは安らかに眠った。即ち、本当の意味の死である。。

最終話的なお話が3話で終わらせた事に驚かされた。
最近アニメにしては珍しいのではなかろうか。
そういう意味では次が気になる。
{/netabare}
4話 {netabare}
ハンプニーの死は引きずらず、あっさり忘れるアイ。。そこらへんは考えないでしよう。
アイの相変わらず面白いアホキャラであるw
なんで3人旅してるのか?多分世界を救う為かな。
墓守は少数精鋭だと思ったら多くの墓守が死んでいた事には驚いた。
オルタスの町の作画が素晴らしい。じっくり観て欲しい。
ベッドのスカーさん可愛いすぎる。この作品の好きなキャラはスカーさんになりそうだ。
個人的には3話が良かったので正直次が不安だったが、面白かった。
{/netabare}
5話 {netabare}
キリコさんは死者だったか。
いつの間にかユリーがアイの父さんになっている感がある。流石、声がヒロシだけあるw
いつも通りアイちゃんなかなか空気が読めないキャラである。
変な複合人間が何故出来たのかがこの話で説明された。生まれが違う5人が居て、彼ら彼女らは子供を作りたくて魔女に訪ねた。魔女は別の方法で子供を作れるらしい。魔女に従い、子供(キリコ)は生まれた。しかし代償として魔女によって彼女ら彼らは複合されてしまう。5人の内4人は2人間として複合されてると思うが、あと一人はどうなったのか?あと4人の半分はどうなったのか?
スカーさんが想像妊娠だと・・ OPのスカーの子供っぽい方が生まれるですかね。何故妊娠したのでしょうか?ウッラは何故あんな格好なのか?
次が楽しみで仕方がない。


{/netabare}
6話{netabare}
相変わらず作画は力が入ってる。背景が綺麗だ。
なるほど、ウッラは見た触れた声をかけられた生者を殺す能力を持っている。15才で死者にならければならないルールがオルタスにある。15才未満を生者を死者させてしまうためウッラはあんな格好か。
アイは過去の経験からウッラが自分と同じ境遇にあると悟る。
キリコは今ウッラとアイ同じ境遇であるが、アイはいずれ永遠が破綻するのが約束されてることに対してウッラは全員死者になられば永遠であり破綻はしないと言う。ハンプニーが出てくる描写がいい。泣きそうになりました。
アイはウッラに真実を伝えに行く。キリコに反対をされるが実行する。ウッラは半分は気づいてたようだ。どうやらキリコを説得でき友達になれたようだ。
スカー「この子は私の子です。」
アイとヒロシ「えっ!?」
俺「えっ!?えええおい、スカーさんいつの間にやっ・・・というより父親誰ですか・・!?」
最後がよく分からなかったが、面白かった。

{/netabare}
7話 {netabare}
アイが捕まってゴーラ学園に閉じ込められたらしい。
そこからまさかの学園物となる。この作品は章ごとに舞台変わりますね。前期のはたらく魔王さまは舞台があまり変わらないので少しだけマンネリを感じた分を考えればまあいい(はたらく魔王さまはオリジナルが多い上原作2巻しか消化してないので仕方がないが・・)
お風呂のシーンはまさにサービス回って感じか。
スカーさんの子供どうなった?
ゴーラ学園の紫髪の小さい子がスカーさんの子供だと思ったんだけどな・・
勘違いか・・
{/netabare}
8話{netabare}
アリスのフリースローうめええしかも全部綺麗に入るw
アイが純粋すぎるなー
アイがいくら正しくてもピンク髪の彼女は気にいらないと思うからゴーラ学園に出るのを拒むのだろう。
それだけ彼女の過去の闇は深いのだ
しかしアイの必死の説得によって彼女を出るのを同意させる。あっさり変わり過ぎな気がする。尺の都合で心理描写カットしてるのかなー
ゴーラ学園脱出直前に先生と鉢合わせるアイ達。
先生が最終警告してもアイは逆らうから銃弾を放つ
狙った物を必ず当てるアリスのスキルを駆使して先生の銃弾を相殺して先生を諦めて撤退させた。
なるほど最初の冒頭のスーパープレイはスキルを使ったのね。誰か死ぬと思ってドキドキして観てたけどアイ達は誰も死なせず無事脱出した。
そしてまさかのスカーさんが育児放棄ww
神ないはEDの入り方が上手いな 次が気になりますw

{/netabare}
9話 {netabare}
アリスの誕生日祝うアイ。
うむ、俺もアリスみたいな考えだ。
アイは誕生日においてアピールが重要と言う。
なるほどね、私が次の誕生日の時に友達にアピールするか(笑)
うーん
とりあえず、スカーは墓守を捨て(泣いた=墓守を捨てる)赤ちゃんを選んで結婚という流れか。
原作既読者によると、すばらしい塔のシーン丸々全部カットという話が・・ 見たかったなあ
{/netabare}
10話 {netabare}
いきなりアリスが町を焼いて3年4組の皆殺し・・
1話の最初のハンプニーのシーンを思い出す。
銃の音に迫力があり、緊張感が出て良い。
生者によって作られた世界(ループしてます)に居るから年を取れないアリスは「17歳になりたい」という。
なるほど、前のアリスの誕生日はただ単なる物で意味があったのか。
しかしアイとディーの会話から察するにディーはこの世界にずっと居たいと思っているようだ。
アリスは相反するディーを敵と告げて話は終わる。
どんな展開になるのだろうか・・
{/netabare}
11話{netabare}

どうやら3年4組のループの原因はディーのようだ。
過去にディーは死んでしまった。ディーの死を認めない3年4組達がこの世界のループを作ったとアイは知る。
しかし、アリスはディーが死んでしまった事を知らない。
過去にアリスはループの矛盾を作って世界のループを解決しようとして、ディーによって証拠を消して辻褄を合わせられ失敗する。
ディーの行動はアリスの居る世界に存在したいが故の行動だ。
ループを解決するために3年4組の人を殺した時に、
アリス「人としての一線を超えてしまった」
と言ったシーンが、ちょっと涙が出そうになりました。
1話前のアリスは生き返るかもしれないと分かっていても殺したくはなかったのですね・・
ディーの真実を知ってしまったアイはアリスに対して「何かを犠牲にしてまで3年4組を救いたいですか?」
と問う
アリスは、どんな犠牲を払ってまで3年4組を救うと誓う。
それはディーを犠牲しても救うと示してる。
この話を聞いてしまったディーは・・・
で終わりですね、EDの入り形が毎回上手いなあ
演出が上手い、ファンタジー感と緊迫感があって面白い。
ループ解決しても元死んでいるディーは消える運命なのか・・
ディーが可哀想ですね。。
{/netabare}
12話{netabare}
実はディーが死者ではなく、アリスが死者のようだ。
ディーが普通の世界で透明だった理由は
ループ世界の生者が普通の世界に出ると透明になるからか。アリスは死者だから透明にならかったという事か。
アリスがディーを助けたあとに
アリスが3年4組で過ごした日々を無駄にしたくないのセリフで泣けたけど
ループ世界を破壊した後に何故かアリスが生き返ったシーン(fin)を見たら
俺「はっ!?ここで終わらせる!?」
ここで終わるならせめてアリス死んで良かったと思う。
泣けたシーンがちょっと台無しだ
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 29
ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

こうゆうのは苦手だけど見る価値あり

一話目から話が重たかったけれど、なんか物語が進むにつれ面白くなりそうな気がする。

そして二話目でびびっときた!
不老不死の設定。墓守の存在。町の秘密。
謎があるとやっぱろ面白いよね!

そして、この男ヒロイン絶対いい人だ!
そして後半はきっと神シナリオパターンだ!
だから見ておいたほうが絶対いい!
二話目で期待度がだいぶあがりました!

三話目
いい最終回だった。
挫折しそうな人はここできりあげたらいいんじゃないかな

四話目
また話が再出発したから、また6話目が最終回になるのかなw

五話目
また話がすごい、ひどくて面白い展開

あいの世界や人を知らない、疑わない、自分の身の危険を感じないところはこの世界をよく知っている人間からみたら
うざい。
なんて幼くて儚くて。そのあどけなさが愛おしくて
むかつく
って感じ

ところでライオンなんだけど{netabare}ハンプニーだったりしないかな?

この世界の人間は死んでも死ねない
から死んだ人も生活している

墓守に埋葬されないと正式に死ねない

ところがハンプニーは死ねない人間
みんなだれもがそうなのに?と疑問になる
↑の意味が
もし墓守に埋葬されても死ねないという意味になったら

どこかで生まれ変わるとはまたちがうけれど
現れるんではないかな?
{/netabare}
ってなったらまたすごい展開だよね

6話目
ライオン仮面は予想を外したが6話目でまた最終回並のいい話!からの超展開!

飛ばしまして最終話
{netabare}まさか、アリスだったとはね。でもアリスも生きて世界に残れた

②アリスがフィーを助けないことによって
フィーが死んで外に出た時実体がない=アリスが生きてる世界

①でも本当の現実はフィーをたすけてアリスが死んだ

③でもアイがフィーもアリスも助け犠牲を出さなかったことでアリスは現実世界に生きて戻ることができた

と世界軸を3つにしたらわかりやすい。
でもあの墓はアリスのだった

①でアリスは自分が死んだ世界軸を変え、外に出ることに成功したがもともと死ぬのはフィーだったのでフィーが死んだことになり、実体を保てなくなったそれが②の世界になり

③アイ(学校に入れる年齢の希少な子ども)が学園にはいったことによって今までなかった歪みができる
そして
アリスもフィーも助けるこれで死ぬ人間はだれもいなくなる

フィーが
12年間が消えるとか言っていたけれど
本当はその倍の24年なんだよ
その証拠に黒板の数字が倍になるのよ
アリスとフィーの分

{/netabare}

この作品今までには見たことない超展開すぎて
人類には少し早すぎたんじゃないかしら

私は面白いと思うし、結構楽しんでいるんだけれど

これ、終わってから噂になるタイプのアニメ
途中で切った人の気持ちもわからなくもないけれど
私は今期の新規の中で一番良かったと思う


EDの曲、切なくていい。
でもなぜか私には幸せの音も一緒に聞こえるんだよね
胸にきゅっとくる音


絶対2期あります
これで終わっていいことないです

この作品はアイが無知だから
人を疑うことを知らないから
人を救うことができる
色々な人間を
平等に救いたいと思えるか


エンディングが見えてきたなぁ

投稿 : 2024/12/28
♥ : 44

82.2 3 仮面でシリアスなアニメランキング3位
DARKER THAN BLACK-ダーカーザンブラック 流星の双子[ジェミニ](TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1737)
10315人が棚に入れました
突如東京に出現した謎の不可侵領域『地獄門(ヘルズ・ゲート)』。それに呼応するかの様に世界中で『契約者』と呼ばれる特別な能力を持つ者たちが現れた。ゲートの秘密を得ようとする各国の諜報機関は『契約者』を利用し、エージェントとして東京に送り込まれた彼らは異能の戦いを繰り広げる。その果てに起きた未知の災厄『トーキョー・エクスプロージョン』より2年、冬のロシアを舞台に新たな物語が始まる。

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

エッチバカ痴漢変態!

DTB2期です
BDDVD偶数巻には外伝EPが入ってます
1期の2年後が舞台で、物語はロシアから始まります


黒や猫は出てましたが、最終的に何がしたかったのかよく分からなかったですね
謎は謎のままといった感じです、2クール欲しかったなぁ
今作は前作のような次々に契約者が出てきて殺されてくわけではなく(序盤はそうでしたが)、固定キャラ同士の争いが多かったです
その上、黒さんが、、、なので。。。
ですが、その分外伝では、大盤振る舞いと来て、楽しめると思います

ターニャのGを操る能力はエグいですね、相当
あれに殺されるのは御免こうむりたい、ニカ・・・
イリヤ・ソコロフの脳内麻薬は良さげですが、本体がぐう畜野郎なので如何せん
1,2話の戦闘シーンはかなりクールです
愛すべきバーガーさんことゴランとエイプリルのバトルシーンで、弾丸避けるゴランのオーラといったら半端ない
これを見た後は確実に、夜道でバーガー食べながら猛スピードで駆け出したくなります、体験談
外伝のキャラでいうと、ブラックホール生み出す奴とか、カンフースーツの奴は強かったですね

ポッと出で見事ヒロインの座を射止めた魔砲少女こと
吸おう・シャブリチn(ry
蘇芳・パブリチェンコちゃん、大変結構
CV花澤キャラでもトップクラスの可愛さです
それも、黒の変質者に染められるのは時間の問題でしたが
未咲?絶対にお断りしますwww

OP「ツキアカリのミチシルベ/ステレオポニー」
これは良いものです、歌詞も曲調も映像も、すべて
答えの無い毎日が~ただ過ぎてゆく時間が~
EDも良しです、西川貴教氏の歌声は凄みがありますね


監督は全てやり切った発言をしており、3期はおそらくないかと思われます
ですが、DTB、シリーズを通してかなり楽しめます
いつ契約者になってもいいように、視聴をオススメします

投稿 : 2024/12/28
♥ : 10

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

久しぶりに会った「二期のほうが...な作品」

視聴理由 前作に続き

序盤 よくある展開なのかな「私だけ生き残ったせいで私だけ特殊能力を」
アツアツとおもったら対価で髪の毛をちぎるの...エイプリル、あなただったのね...猫...

中盤 戦闘シーンが前よりもすごくなくなった(語彙力
面白いことに変わりがないけどね。まさかあの人物が出てくるとは...
前作よりも内容が浅いな。前作のほうが深かったな

終盤 未来の記憶...へ?あ、えぇ...

バトルシーンが前よりも落ちたかなぁ
そして黒の性格も変わっちゃったのかな...あまり性格が好みではない...
opはステレオポニーさんの「ツキアカリのミチシルベ」神曲

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

Вистерия さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

学園ラブコメ…!?いやいやロードムービーです

序盤はまさかの少女が主人公で学園もの…唖然としましたが
やはりDTB。
中盤、三鷹文書が絡むまでは大方映画「LEON」(プロの殺し屋が、家族を殺した相手に復讐を誓う少女に殺しの手ほどきをしていくうちに奇妙な心の交流が生まれる。94年のアクション映画)を彷彿とさせる進行で、ロシアウラジオストクから東京までの逃避行、ロードムービー形式の構成でした。

1期の2話1ストーリーの構成ではなく、ゲストキャラも少なめで
ひとりの少女の成長ストーリーに並行して三鷹文書の謎が解かれていく進行だったので
そのせいか1期に比べてバラエティとスピード感は落ちていました。
代わりに蘇芳というひとりの少女の魅力が全面に押し出され、
ダークでハードボイルドな雰囲気は薄まりライトな観やすい作品になっていたと思います。

そのため一期のファンはもの足りなさを感じると思いますが
世界設定が同じ全く別物と考えてみると楽しめるかと。
物語の最後も綺麗にまとまっているし、見応えは充分です。

1期でやり残していたマオの過去の補完もあったし、
何しろ花澤香菜の蘇芳が可愛すぎて。
1期のDTBのようなアクションシーンも少ないし
最早流星の双子は蘇芳を楽しむ作品でしたとさ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 6

81.9 4 仮面でシリアスなアニメランキング4位
うたわれるもの(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1478)
8854人が棚に入れました
ここではないどこか、今ではないいつか。
時は戦国時代。国は分かれ争い、民草が飢え苦しむ時代。ある山奥ののどかな辺境の村に、瀕死の怪我を負った男が運び込まれた。
彼は村人に助けられる以前の全ての記憶を失っておた。新たに『ハクオロ』という名を村長から授かった彼は、村の生活を豊かに発展させ、村を襲った災厄を退け、村人達の信頼を勝ち取ってゆき、既にこの村の無くてはならない家族となっていた。しかし戦乱と貧困の風は、この平和な山村にまで吹き付け、人道に反する重い税を押し付けた藩主に反発したことが原因で、村人に強く信頼されていた村長が殺害されてしまう。
ハクオロの中に生まれた、深く静かな怒り。ハクオロは指導者として謀反を起こし、暴虐の限りを尽くした圧制国家を打ち崩して、新たな国トゥスクルを建国する。
戦いは終わったかに見えたが、まるで何らかの作為が働いているかの如く、次々とトゥスクルとハクオロの元に戦の業火が降りかかる。ただ平和だけを望む自分の存在や行動が、結果的に戦渦を広げている事に苦悩するハクオロ。しかし、もはや彼に逃げ道は何処にもない。人の身には余る知識と知略、積み重なっていく重責と不条理な現実。そしていまだ深い霞に隠されたままの自分自身の正体。
多くの苦悩を抱えつつも、ハクオロはトゥスクルの『皇』として、いまだ終わる兆しの見えない戦争の日々に身を投じる事となる…。

声優・キャラクター
小山力也、柚木涼香、沢城みゆき、京田尚子、桐井大介、中原麻衣、渡辺明乃、石川ひろあき、ゆきのさつき、浪川大輔、小山剛志、大原さやか、釘宮理恵、田中敦子、三宅華也、吉野裕行

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

独特な世界観が個人的に好きです♪

あの昔ながらで独特の世界観好きです!
個人的には原作よりもアニメの方が良い感じがします!
エロゲが原作の、この作品ですがエロ要素は一切無し!!
エロゲ作でエロを取り入れない=シナリオが素晴らしく、
十分勝負できる内容であることの裏づけだと言っても過言ではない内容です!!

また、音楽関連は完璧です!Suaraの歌唱力も素晴らしいですが、
挿入歌の入れどころなども非常に良い!!また、あの世界観を再現する独特の曲調やサウンドが素晴らしい☆

シナリオに関しては、スピード感があり、話がどんどんと進んでいくため、飽きを感じさせないです!
唯一の欠点は、地名や人名を舞台であるアイヌのものを使用しているため、
なかなか馴染みがなく、結構覚えにくい点のみ!

キャラに関してはエルルゥ・アルルゥを中心に個性的な良いキャラ揃い!!
そしてまた、感情の起伏を表情や言動で感じられるため、
その分凄く感情移入しやすく、物語に深く入り込めます!!
特に【沢城みゆき】演じるアルルゥは本当にヤバイ!!!!
トゥスクルが亡くなった時の、アルルゥの泣く姿は本当に強烈でした!!

個人的にはほぼ満点の作品!!是非、オススメしたいアニメの1作です!!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 66

うぃず さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ああんっ!?

「偽りの仮面」から遡ってこちらを視聴しました。

まずは忘れちゃいけない事。
このアニメは史実に基づいた戦記物じゃないんです。
あくまでSFファンタジーなのです。

そして元はアダルトゲーム....なのですね。笑

「偽りの仮面」だけでも十分楽しめたのですが、
こちらを観ておいた方が「うたわれるもの」シリーズが持つ世界観がより深く伝わると結果として感じました。前半日常パートが多めだった「偽りの仮面」に比べると、こちらは戦闘シーンが多いかな。とはいえ、全26話はちょっとした長期戦。皆さんガンバですっ!

まず「ギャグ」パートや「ムフフ」パートも「偽りの仮面」に比べるとかなり少ない事に気付かされます。一方で戦闘シーンに対しての描写はこれでもかって位に細かいのです。これには思わず観入っちゃうほど。キャラクターデザインに多少時代を感じさせますが、そこはすぐに慣れちゃうと思うかな。(クオン調に)

前述、多数を占める戦闘シーンで表現されるグロ描写に関して、このアニメがいかに写実的で真摯に作られていた事を窺わせると同時に、規制の緩さには時の経過を感じさせられました。当時、夕飯時の18時半にオンエアーされていた事を考えると、たった10年で規制というのはだいぶ厳しくなったのですね....うーん、私だったらハンバーグ食べられないわ。笑

ふとした事で一国の主となった主人公「ハクオロ」と魅力的なヒロイン達との交流に、時に笑顔、時に同情?笑、時にホロりと、一方で近隣諸国で起こる避けたくても避けられない(いわゆる民族間の)問題に、苦しみや怒りを表す姿に気付けば感情移入していました。細かなキャラクター設定や綿密な心理描写、そして声優陣の演技の素晴らしさにその理由が挙げられると思います。

後半の超展開にはウッカリ感極まってしまいました。

あ、OVA版は進化の過程といいますか....いやそこはポジティブに。笑
キャラクターデザイン含めてだいぶ変わっています。
とはいえやっぱり面白いのです。
見える所も見えます。(男子目線)

でも、どちらかと言えばDVDに収録されたショートEPの方がアホ度MAXなコミカルさで好みかな....笑いが止まりません。

そうそう、「あにこれ」の「うたわれるもの」TOP画像に写る男性は主人公では無いですからね~笑

-----------------------------

それにしても、これを観終わってから「リトルバスターズ」の一挙放送を観始める気力が全く無いのですが.....これも気合いが必要だなぁ。笑

投稿 : 2024/12/28
♥ : 18

YOSIMIX さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

再度見直したものの、やはり素晴らしい出来と判断!

なんと言っても世界観の良さと、全体的なストーリーに
あった作画がとても印象的な作品でした。

最初見始めたときは、「もののけ姫」でも見ているかの
ようなたたら場の雰囲気を感じさせるものがありましたが、
独自の世界観からなる流れと、時代性を感じる全体図と
ストーリー背景が思いのほか好評価となりました。

原作がゲームである事からあまり知られていないものの、
もっと多くの人が見ることで、評価などももう少し正当化
され、今以上に高評価になって行くことは間違いないかと
思う作品の一つです。

全体的な流れの良さと展開の歯切れの良さは、途中で見飽
きることなく、個々のキャラクターストーリも全体とうまく
リンクして居る辺りは、この作品の良さの一つ。

時代性を感じるようなストーリー構成の中で、しっかりと
した起承転結があり、先に進めば進むほど裏設定やこの時代
感の誕生秘、機械化!?などといった、初期では予想もして
いなかった展開に、ついつい飲み込まれてしまいドンドンと
面白くなっていく流れに・・・あっという間に観終してしま
いました^^

投稿 : 2024/12/28
♥ : 18

85.8 5 仮面でシリアスなアニメランキング5位
ゴブリンスレイヤー(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1045)
5043人が棚に入れました
「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ。」
その辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという……。
冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。
それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった…。

声優・キャラクター
梅原裕一郎、小倉唯、東山奈央、井口裕香、内田真礼、中村悠一、杉田智和、日笠陽子、松岡禎丞
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

現実の魔物退治ってこういうことだよね・・・

原差悪未読。最終話まで視聴。

【衝撃的な第1話】
すでに多くの方がレビューされているので、詳しくは語りませんが・・・。

{netabare}衝撃的でしたね。
インパクトがありました。
ここで引いちゃう方には、残念ながら向かない作品と言うことになるんでしょうか。
そして、エロさとともに強調されたのがグロさ。

魔物退治って、現実にはこんな感じなんだろうなって思いました。
どこかファンタスティックに描かれることが多い魔物退治ですが、現実ってこうなんだろうな、っていう・・・。{/netabare}

【決して最強とはいえない主人公】
{netabare}かなり苦戦してましたね。
力で圧倒するというよりは、『知恵で勝つ』戦闘。

数で圧倒するゴブリンに苦戦するとか、結構リアル。
ここでも、現実の魔物退治を感じることが出来ました。{/netabare}

【ほのぼのほっこり日常パート】
{netabare}対照的に、日常パートは、ほのぼのほっこり!
平和な日常にホッとします。

ほのぼの日常パートと陰惨な戦闘パート。
このギャップが、この作品の魅力の一つかと・・・。{/netabare}

【物語を盛り上げる豪華声優陣】
小倉唯、井口裕香、内田真礼、東山奈央、中村悠一、杉田智和、松岡禎丞、日笠陽子・・・。
贅沢な声優陣ですよね!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 63
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

想像力は武器…それがない奴から死ぬ

原作:ラノベ小説/放送期間:2018年10月-12月/全12話

最下級モンスターであるゴブリンのみを狩る冒険者・ゴブリンスレイヤーを描いた物語。

第6話まで溜まったので視聴しはじめたところ、「1話みたら止まらなくなる」状態で時間を忘れて一気に最新話まで観てしまった。

第1話からいきなり目を背けたくなるような残酷な描写が続くため、合わない方はここで脱落してしまうかもしれない。しかしながらそれ以降に登場するキャラクターたちにより作品全体の毛色が明るくなってくるので、早々に見切ってしまうのは勿体ないと記しておきたい。

{netabare}主人公のゴブリンスレイヤー(声:梅原裕一郎)は、言葉少ない孤高の戦士ゆえにその世間ズレした感性でちょくちょく笑わせてくれる。強い信念を持っているが、ロリっこ女神官とエルフからの指摘に素直に従うなどかわいい一面も。かと思えば、ひとたび戦闘になるとその格好良さが際立つ魅力溢れるキャラクターだ。

ロリっこ神官(声:小倉唯)はこのパーティーにおいて唯一経験未熟な新人冒険者なので今後どう成長していくのか楽しみ。

2000歳というエルフ(声:東山奈央)は、ちょうどいいツンデレさで物語を盛り上げてくれる。100歳のドワーフ(声:中村悠一)との絡みは冒険においてちょっとした束の間の癒しだ。

そしてリザードマンの蜥蜴僧侶(声:杉田智和)はその言い回しや戦闘スタイルがいちいち格好良く、一方で大好物となったチーズを手にした際の歓喜する姿は愛らしい限り。

これらのメイン5人だけでもお腹いっぱいになってしまうほど愛すべきキャラだらけなのだが、ギルドの受付嬢(声:内田真礼)や残念なイケメン槍使い槍使い(声:松岡禎丞)、怪しい雰囲気を纏う魔女(声:日笠陽子)などなどキャラクターだけをとっても飽きさせることがない。

また、もうひとつの冒険ストーリーといっていいのかわからないが、まだまだ未熟な新米戦士と見習聖女、ふたりの今後も気になるところ。{/netabare}

▼第8話
{netabare}前回あのような終わり方だっただけに、どうなってしまったのかとwktkしながら蓋を開けたら…。大した説明もなく復活していたことに少々戸惑ってしまったけれど、リザレクションという名のえっちしたら復活したいうことなのだろうか? そもそも死んだのか重傷だったのか。原作ではその辺りもっと詳しく説明されているのだろうか。ん~ん、ワカラナイネエ。{/netabare}

▼第9話
{netabare}剣の乙女とのシーン、夢の中でもゴブリンを倒しに行くというくだり、中々に痺れました。そんな無責任なこと言って大丈夫かとも思ったけど、ゴブスレならやってくれそうだw そしてシリアスからのゆるゆるシーン。前回登場したアイスが気に入ったのか氷菓子を作りたいだなんて、ゴブリン以外にも興味を持ったようで微笑ましかったw{/netabare}

▼総評
{netabare}序盤はゴブリンスレイヤーさん(以下、ゴブスレ)で幾度も笑わせてもらいましたが、次第に笑えるシーンは薄れていきました。ストーリーがストーリーなので仕方ないけれど、シリアスの中に挟まれる癒しの笑いが好きだったので素直に残念にも思ってしまった。

作中ではなかなか胸に突き刺さるセリフもあり、なかでも第2話でゴブスレが発した「想像力は武器だ…。それがない奴から死ぬ」というセリフには痺れました。この言葉って人生においても当てはまるなあなんて思ったり。

して、皆さんのレビューのなかにはレイプ描写がNGとの声もみられ、その辺り、当たり前に思ってしまうのは漫画や映画、海外ドラマなど観過ぎてしてしまっている弊害なのか…。この作品はあくまで、ゴブリンによって人生が狂ってしまった、あるいは殺されてしまった者たち…。兎角ゴブリンの醜悪さを伝えるためにもああいったレイプ描写が必要不可欠なものだったと思われます。

そういったものだからこそ、作中でも小バカにされているが、そんなことはどうでもいい、「で、ゴブリンはどこだ」とゴブリンしか眼中にないゴブスレの心情も伝わってくるし、大変魅力あるキャラとして目に映るものとなっていたように思います。

物語終盤での、自ら頭を下げてゴブリン退治を願い出るシーンは、予定調和だなあなんて多少穿った目で見てしまいながらも、それでも次々と冒険者たちが立ち上がっていくさまには、結局のところ心温まりながら顔が綻んでしまうものとなっていました。

冒険者たちの力を借りて見事ゴブリンの軍勢を打倒し、大円団とばかりに酒場での宴会を迎えるわけですが、兜を外すも視聴者側には見せないまま終えるラストは良かったと思います。そもそもこの作品、登場する人物の誰一人として名前がないんだものw レビュー書きにくかったわ!

ここで、槍使いが「なんかどっかで見たような…、クソッ! なんか気になる」と意味深なセリフ。そして最終最後ではマーベル映画シリーズを彷彿とさせる「ゴブリンスレイヤーは帰ってくる」の文字。これらから見るに続編は明らかなので、私としてはまだ先が観れるということが最高に嬉しい限り。そのまま、なにもないケースもあるので期待しすぎるのは禁物だけれど。

ちなみに、蜥蜴僧侶を杉田智和さんが演じていたことは分かったけれど、鉱人道士は最後まで中村悠一さんが演じているとは思えなかったw これまで観て来た作品に中村さんが出演しているものも相当数あったけれど、あのような別人にしか思えない声色での演技も出来るのね。中村さんの演技幅に感服させてもらいました。またラスボスとして登場したゴブリンロードは、まさかのにゃんこ先生w スタッフロールなどで知らなかったら井上和彦さんとは気づきませんでしたわ。
{/netabare}

▼キャスト
ゴブリンスレイヤー:梅原裕一郎
女神官:小倉 唯
妖精弓手:東山奈央
牛飼娘:井口裕香
受付嬢:内田真礼
鉱人道士:中村悠一
蜥蜴僧侶:杉田智和
剣の乙女:遠藤綾
魔女:日笠陽子
槍使い:松岡禎丞
ナレーション:悠木碧

▼作品情報
アニメーション制作:WHITE FOX
原作:蝸牛くも/小説:既刊8巻
監督:尾崎隆晴
脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン:永吉隆志

▼主題歌
オープニングテーマ「Rightfully」歌:Mili
エンディングテーマ「Within」歌:Mili(第12話)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 58

のか さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

異世界転生無双作品に飽きた人にお薦めですかね^^

原作(コミカライズ版のみ)既読 全12話

あらすじ
最弱のモンスター、ゴブリンのみを狩る冒険者のお話し

では感想を
グロいですね^^;
まあ、原作(コミカライズのみ)を読んでいましたので耐性は出来ましたけどwww

コミカライズの方がもう少しグロかったかな^^

女性への暴行シーンが沢山あります。
耐性がない人は要注意アニメです。

私は大丈夫でした(^_^)v
TL漫画の方がもっと凄い描写もありますのでwww

TL(ティーンズ ラブの略)漫画を知らない人はググってください。
簡単に言えば女性向けのえっち~本です
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

王道ファンタジー、主人公の成長物語です
最近流行りの主人公無双系ではありません

主人公が悩み、傷つき、倒れ、仲間たちと成長する物語
個人的意見ですが、かなり硬派なファンタジーアニメだと思います。


作画は気になる所はありません。
よく動いていたし、崩壊とか無かったです。
ただただグロい!

声優さんですが豪華でした!
めっちゃキャラに合っていると思いました。

音楽は作風に合っていて神秘的って感じですかねwww

キャラは普通です^^
主人公が個性的で後の冒険者さんたちは見た事あるタイプって感じです^^


グロい事さえなければかなり良作アニメだと思います。
でも確かに女性(10代)向けではないですねwww

でも私は視聴しましたwww
大人の女ですから(爆笑)

個人的意見ですが、主人公最強系ではないと思います。
最近、よくある無双状態アニメを期待すると裏切られますよ。

王道ファンタジーですが、視聴者を飽きさせない構成になっています。
最終話などはかなり良い感じです^^

グロ系に耐性があるのであれば、ぜひご覧ください
2期がありそうなアニメなので、私は追っていきたいと思いますwww



では最後に一言
絶望した~!派手さのないアニメに絶望した~!
この手のアニメは感想が非常に書きづらいんですよ!
派手な演出がない分、物語の深さを読み取らないといけないんですよ~!
でも、そこが良いから絶望するんです!
このアニメの良さを伝えられない自分の文章力に絶望した~!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 43

77.7 6 仮面でシリアスなアニメランキング6位
BEASTARS(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (356)
1551人が棚に入れました
肉食獣と草食獣の共存する世界。食肉が重罪とされるなか、名門校・チェリートン学園で演劇部の生徒が食い殺される“食殺事件"が起きる。犯人は見つからず、不安に揺れる生徒たち。そんな中、演劇部では死んだ生徒の代役を巡っていさかいが起きる。次期『ビースター』候補とささやかれ、演劇部のカリスマ的存在であるアカシカのルイに、逆恨みをした肉食獣の部員が襲いかかったのだ。それを庇ったのは、照明係の二年生・レゴシ。『鋭い爪』や『大きな体』など、強そうな外見とは裏腹に、心優しく無口で不器用なオスのハイイロオオカミだ。だが、当のルイはそんなレゴシを偽善的で気に食わないと言い、強引に夜間練習の見張りに任命する。夜。誰もいない講堂裏の裏庭で、ひとり見張りをしていたレゴシの前に現れたのは―――小さな白いドワーフウサギの女子生徒・ハル。その匂いを嗅いだ瞬間、レゴシの体を本能が駆け巡る。我を忘れて襲いかかり、気付いた時には、彼女を両腕に抱きすくめていた。腕の中で聞こえる鼓動が自分のものか、彼女のものかもわからない。しかしこのハルと、そして自分の本能との出会いが、静かで穏やかだったレゴシの人生を大きく変えていく。彼女へのこの感情は、恋なのか? それとも食欲なのか?オスとメス、肉食獣と草食獣。それぞれの痛み、そして強さや弱さに直面しながら、悩めるレゴシの青春がいま始まった―――

声優・キャラクター
小林親弘、千本木彩花、小野友樹、種﨑敦美、榎木淳弥、内田雄馬、大塚剛央、小林直人、下妻由幸、岡本信彦、落合福嗣、虎島貴明、渡部紗弓、室元気、井口祐一、原優子、兼政郁人、大内茜、山村響、あんどうさくら、大塚明夫、星野充昭、堀内賢雄
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

いろいろと生々しいのよ

原作未読


原作者の方。『バキ』を描いてる漫画家の娘さんらしいですね。すげー!
どうやら“動物の本能”を突き詰めたい血筋は変わらないようです。

“本能”を突き詰めすぎてもはやギャグ。荒唐無稽さを楽しむ良質なエンタメ作品を輩出している父。

対して本作『BEASTERS』では

“本能”を突き詰めたついでに社会の矛盾も浮かび上がらせる深みとコクを醸し出す娘。

サムネから想像するに、見た目重視。ケモナー優先。各動物の特性をなぞるかのようなキャラ設定。鳥獣戯画に毛の生えた擬人化ものを想像してました。とりあえず二足歩行させてやることは人間と一緒!みたいなやつです。

全然違いました。もちろん良い意味で、です。
草食動物と肉食動物を擬人化させて、彼らの特性を残しつつもそこに共存している世界を描いた作品。
食物連鎖をガン無視した統治機構を作り、そのための教育を施して理性キープしてますよという表部分と、蓋をしていても肉をどうしても食べたいという本能が見え隠れする裏の部分。その間で揺れ動くハイイロオオカミのレゴシ(CV小林親弘)が主人公です。揺れ動くのはレゴシだけでなく、肉食も草食も関係なく登場キャラたち軒並み葛藤している模様。そもそも本能に蓋をした社会は不健全であり、一見平和な世界そのものが揺れ動いている。そんな不穏さを孕みながら物語は進行します。これが大枠の背景。

そんなシビアな背景を原動力として、肉食動物の中でもそこそこ強い部類らしいハイイロオオカミとは対極の最弱の草食動物ドワーフ種ウサギのハル(CV千本木彩花)との恋物語がメインのストーリーです。一応この世界の恋のルールだったりその他常識については本編でお確かめ下さいね。
とりあえず二足歩行させてみた的な浅さとは程遠いと感じた次第です。


動物もの!?は無条件でパクッと喰いつく層以外でない、むしろ逆で安易な擬人化ものに辟易しているかもしれないあなた! …いいですよこれ。
やりとりされる会話の生々しさは2019年秋期もので断トツです。リアル世界に近いものがあります。そして、肉食と草食の両動物のフィルターを通した独自の世界観は新鮮に映ります。もの凄くファンタジーな世界で繰り広げられる生々しいやりとりと心の機微のリアルさ加減で充分楽しめるかと思います。

本能と理性という二項の対立/葛藤/調整なんて定番のネタでもあったりするので、いい感じでリアル世界の暗喩的なあれやこれやも感じる良作。
言い忘れてましたが、OPは音とアニメーション両方ともこのクールベストかも。ジャズファンク調リズムに乗った手のかかってそうなパペットアニメの組み合わせが素敵な一曲。
これは良いです(小並感) 2期決定したようなので今から楽しみですね。



※ネタバレ所感

■本能を無視すりゃ破綻しますよ

ナチュラリストを無条件で礼賛するほど極論には振れませんが、“自然”の対義語は“不自然”であるという常識(笑) 
この歪んだ世界は変わらずにいられるのでしょうか?

{netabare}レゴシと同族のジュノは「(対肉食への差別が)中学はそんなにひどくなかった」と高校に上がって社会の抱える歪みのひとつに直面。さらに別のシーンでは高校を卒業すれば闇市にも自由に行けることも。
人間と一緒。「お友達みんなと仲良くしましょう」の幼稚園時代から始まって徐々にやっかいな現実に触れていき、社会に出る頃には幼少期のそれは幻想と知る。段階を経て現実を知っていくのです。
ところがどっこい、BEASTERSの世界では幼稚園時代の理想がまかり通る世界。ライオン市長もいろいろ無理して“ライオンは怖くない”イメージ形成に成功したようですが、シシ組との棲み分け等々…蓋をしないとどうにもならないものを抱えざるを得ません。
“みんなと仲良くしましょう”という理想の実現のため歪みが肥大化しきって爆発しそうなのです。{/netabare}

{netabare}「メスは争いが嫌いです。(ジュノ)」に返す刀で「君ほど強欲なメスは違うだろ。(レン)」
矛盾を孕んだ世界を喝破する表現は随所にあるわけでした。{/netabare}



■ロミジュリを凌駕するほど二人を隔てる壁が

{netabare}「捕食者の本能があれば被食者の本能もある」{/netabare}
{netabare}「然るべき関係は体が一番知っている」{/netabare}

最終回で流れたテロップが示唆するところは?

{netabare}肉食草食同士、仲良くやろうという社会の中で、肉食草食同士の交合はご法度という世界観。
前者ですら危うい綱渡りをしているのに、さらにハードルが上がりもはや禁忌の世界。これを打ち破る可能性を秘めてるのがレゴシとハルの関係性ですわな。{/netabare}

どう畳むんでしょう。楽しみでしかありません。



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

------


2020.01.23 初稿
2020.07.16 修正
2022.01.23 修正

投稿 : 2024/12/28
♥ : 51

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

本能に抗え

アニメーション製作:オレンジ、
監督:松見真一、脚本:樋口七海
キャラクターデザイン:大津直、
音楽:神前暁(MONACA)、原作:板垣巴留

しょう油顔、ソース顔という
男性の顔の方向性を表現する言葉があった。
「顔」は、ある意味、その人そのものであって、
私たちは一生逃れることはできない。
自分の顔が気に入らなくて整形を繰り返す人もいるが、
結局は自分自身を覆う「何か」は、
死ぬまで付いて回る。

そして「草食系」「肉食系」という
人間の生態や性格を指す言葉もある。
これは、努力によって変えることが
できるものかもしれないが、
もしそれが動物のことなら、
遺伝子レベルのものから逃れることは不可能だろう。

BEASTARSは、動物を擬人化した物語。
登場人物は全員が動物の設定のため、
本能から逃れることはできないはずだ。
しかし、それでも自分の想いを実現させようと
抗い続け、挑戦し続ける者たちがいる。
これは、何かの業に縛られた者が、
「想い」の力によって大切なものののために
本能を飛び越えようとする
信念の物語ともいえるだろう。

物語の中心は演劇部に所属する
ハイイロオオカミのレゴシとアカシカのルイ。
彼らは、自分たちの宿命から逃れるために
想いを募らせていく。
レゴシはドワーフウサギのハルを好きになったことで、
自分の本能について深く考えるようになる。
一方、ルイは肉食、草食という動物社会における
地位の格差について変革を起こす野心を抱いている。
これは人間社会に置き換えるなら、
民族主義的な部分で将来を嘱望されている黒人と
ずば抜けた才能を持った白人によって繰り広げられる
戦いの物語という構図になるのかもしれない。
ただ、これに動物の「本能」という宿命を
付加させることで物語を興味深いものとしている。

レゴシとルイのそれぞれの葛藤を演劇によって表現した
3~4話で物語の深みに引き込まれる。
草食獣の代表として地位を掴み取ることが
悲願であるルイ。そして、オオカミの本能と
自身の平時における性格の違いに戸惑うレゴシとの
対比が実に上手く描かれている。
さらに、ほかの動物たちの思惑も絡み合い、
複雑な様相を呈しているのは、
まさに人間社会そのものだ。

学園内で起こった重罪とされる食殺事件、
動物社会で草食獣が「BEASTAR」に選ばれる意味、
肉食獣、草食獣が共存する世界における
政治家たちの思惑と現実、
レゴシの内面を覆いつくす真っ直ぐな想いと
正しい行い、そして恋心。
さまざまな要素が溶け合って、
あまり今まで味わったことのない
複雑な感情が湧き上がってくる。

人間たちの奥底にある様々な感情を
分かりやすい形で炙り出した群像劇。
続編も決定しており、まだまだ途中なので、
高評価するには早い段階だが、
起承転結のある優れたシリーズ構成によって、
挑戦的な作風を1クールでしっかり見せてくれた。
ジャズを意識した劇中曲やOP、
そして数種類用意されたEDも聴き応え十分。
これまでにない新しいアニメーションを
紡いでくれるのではと期待できる。

草食獣と肉食獣が共存する新しい地平。
それは、どこかにあるのだろうか。
(2020年3月7日初投稿)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 54

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

その愛は苦く酸っぱい。それは本物な薫りがあるから。

「宝石の国」でCGアニメの新時代を切り開いた制作会社オレンジ。二作目の本作も連載中の作品だけにストーリー面での満足度には少々かけるし、前作ほどビジュアルの圧倒的な威力はない。


しかし、主役二人の愛に集約されているものは、安易な「純愛」なるもの安売りするような作品とは比べ物にならないくらい、深くて重い。


やはり女性作家が書かれてるだけあって恋愛に関しての描き方が典型的でロマンチックなだけでなく、色んな矛盾と戸惑いに満ちた複雑さに満ちている。


故にスッキリとカタルシスには至らないが、他にはない問いかけと濃密さがある。山田玲司先生の解説は、恋愛問題をよく取り上げられるだけあって流石の鋭さ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 26

61.5 7 仮面でシリアスなアニメランキング7位
劇場版 BLOOD-C The Last Dark(アニメ映画)

2012年7月7日
★★★★☆ 3.5 (256)
1168人が棚に入れました
古くから湖への信仰が残る風光明美な町にある浮島神社。そんな浮島神社の巫女 更衣小夜(きさらぎ さや)は、神主である父親 更衣唯芳(きさらぎ ただよし)と二人暮らしをしている。小夜は 私立・三荊(さんばら)学園に通う高校2年生で普段はクラスメイト達との学園生活をめいいっぱい楽しんでいるのだが、一方で、父の命を受け ある「務め」を果たしていた。それは、『古きもの』と呼ばれる、人を遥かに凌ぐ力を持ち、人を喰らうモノを狩ること——。『古きもの』を唯一倒すことができる小夜は、人を『古きもの』から守るため、大好きな父親のため、浮島神社に伝わるという御神刀を手に独り、戦う。果たして小夜に待ち受ける運命とは!?
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

BLOOD-Cの集大成。Cの意味するものとは?

※このレビューはかなり主観的な解釈による、ネタ的文章です。
 決して参考にはしないでください。



TV版を見てから随分間が空いてしまったのは、TV版でいまいち何がやりたかったのか理解できなかったからです。
でも、やっとこさ劇場版を見て分かりました。
これはつまり、
{netabare}
「アニメでハリウッドぐらいに豪華なB級・・・いやC級アクション映画を作ろうぜ!」ってことだったんだよ!!
{/netabare}

TVアニメだと時間と予算の制約があって規模を縮小せざるを得なかったんですね。だから盛り上がりに欠けてしまい、狙いも見えづらかった。
あの強いんだか弱いんだか分からない古きもの、茶番劇を繰り広げるキャラクター、壮絶(?)なラスト・・・それら違和感は全てこの映画を見れば解決します。


今回は舞台を孤島から都会に変え、登場するキャラクターもより現代的な設定に。
いかにもな軽いノリの若者たちがメインで緊迫感はほぼ皆無でした。
{netabare}
在り合わせな感じの設定が良いですね。とりあえずハッキングとかハッカーとか入れとけ!みたいな魂胆は潔いです。
やられるために出てきたようなキャラが多くて、そこらへんはTV版と共通していました。
{/netabare}


相も変わらずだったのは展開の唐突さ。
「古きもの」の登場やその戦闘だけでなく、小夜と真奈たち(映画オリキャラ)の織りなす人間ドラマもかなりスピーディで、共感する隙もありませんでした。
{netabare}
唐突に自分の過去を語り始める真奈。必要以上に真奈にべったりの月ちゃん。そして相変わらず自分語りの激しい文人さん。
古きものでは、九頭とかいう男が口からゲロンと飛び出たシーンや蔵人が巨大生物として登場するシーンは○。

突然挿入されるお色気シーンや、ラストを後日談で締めるお約束も良い感じです。
{/netabare}

真奈、というキャラを演じている橋本愛さんの演技もこのアニメに華を添えていたと思います。
{netabare}
無論、B級的な意味で。ああいう棒演技のヒロインはベタだな~と思いつつ見てました。
最初はイライラしてましたが、お風呂に入るお色気シーンで許せました!おっぱいが大きければ大概の欠点には目を瞑れます。小夜ちゃんも相変わらず豊乳で満足。
{/netabare}


アクション映画として迫力あるシーンは欠かせません。そこで、クライマックスで巨大な敵と対峙します。それにしても・・・・
{netabare}
デカすぎる!! あれじゃ完全に怪獣ですよ!(笑)
いやむしろあの怪獣風味の古きものこそ、この映画の象徴だったんだと思ってます。
{/netabare}


TV版だと作画が崩れることも多かった反面、この映画では全編に渡って高水準の作画でした。
ただ、ヌルヌルとしたスタイリッシュでダイナミックな作画のせいでわずかに漂っていた幽玄さや妖気は完全に失せてしまったように思います。
{netabare}
ある意味で初代BLOODと同じ方向性のスタイリッシュさも持ち合わせていると思います。内容は完全に異なるものになっていますが。タイトルのLastも掛けているつもりだったのかも。
{/netabare}



今まで書いたのは批判ではないです。おそらくスタッフも狙ってこのような映画に仕上げたのだと思っています。
そして、このようなB級映画は割と好みなので(高得点は上げられませんが)悪くないと思います。

こう、見終わった後の脱力感というか拍子抜けする感覚を味わいたい方にお勧めします。あとグロ表現に耐性のある方に限ります。












真面目に褒めると水樹奈々さんの主題歌での歌声と、小夜を演じる美声が素晴らしかったです。後は、、、序盤のワクワク感、でしょうか。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 10
ネタバレ

ketano さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

TV版のつづきなんだけど。。。

劇場版をみた感想です。

{netabare}
TV版からの続きで、ふみととの戦いを描いたのかな、途中までは、わくわく?しながら見てたけど、最後がいまいちだったように思った。どんでん返しまではよかったけど、その後の展開があまりにもあっさりしすぎてたような気がします。

1年半後も少し描かれてるけど、それもいまいちだったような気がします。

せっかくTV版で、グロシーン(人を殺すシーン)をいっぱい取り入れたのにそのシーンがほとんど描かれてないのはおしいと思った。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 9

ウィラード さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

劇場版あってこそのC

テレビアニメ版は、劇場版へ続く終わり方なので
劇場版あって初めてブラッドCは1作品になります

ムネモシュネの娘たちとかが好きな方なら楽しく見れそう
テンポよく進んで、最後はクライマックスで演出もまあまあ良かったです


テレビアニメ版でやったことは短いですが
テレビアニメ版見てから劇場版見ると中々熱いと思います
死んでいった仲間の為にも敵討ちのようなものなんで

テレビアニメと劇場版を見ることでこのブラッドCという作品は
良作になると思います

投稿 : 2024/12/28
♥ : 0

70.4 8 仮面でシリアスなアニメランキング8位
宇宙の騎士テッカマンブレード(TVアニメ動画)

1992年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (68)
401人が棚に入れました
連合地球暦192年。謎の宇宙生命体『ラダム』が突如として地球に来襲、人類の宇宙進出の夢を懸けて作られた軌道エレベータ基地・オービタルリングを瞬く間に占拠し、地球侵略を開始した。地球製兵器では傷つけることすらできない強靭無比のラダム獣に対し、唯一対抗し得る兵器であるオービタルリングのレーザー砲を奪われた人類には対抗する術がなく、その侵攻をただ黙って見ているしかできなかった。そんなある日、地球上のラダム獣や地上に根付くラダム樹の調査・分析をしている外宇宙開発機構の前に、正体不明の記憶喪失の青年が現れる。

声優・キャラクター
森川智之、松本保典、林原めぐみ、横山智佐、鈴置洋孝、飯塚昭三、中原茂、子安武人、水谷優子、小杉十郎太、島香裕、横尾まり、飛田展男

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

作画は不安定だが、とても見ごたえのあるSFヒーローもの

この作品は、1975年に放送された『宇宙の騎士テッカマン』
を元に制作されたオリジナルアニメである。

私は、この作品の後に宇宙の騎士テッカマンを知ったため
詳しくはコメントできないが、一部の設定を除き、全く
異なる作品として作り上げられているようだ。
別物として、考えた方がいいだろう。

作品のジャンルとしては、復讐劇としての要素が非常に強いSF
ヒーロー物だが、1990年代の作品の中でも特にハードで、主人公が
最初から最後まで報われない鬱展開に仕上がっている。少なくとも、
近年のテレビアニメでは中々お目にかかれない卓越したストーリー
展開であることは間違いない。

一時的に暴走したのを機に戦意を完全に喪失したり、自分の目的を
達成するために、後半では寿命を削ってでも肉体を強化しようと
試みるのだが、今度は脳に障害を起こす等とことん負のスパイラルが
連鎖していくのだ。最終的には平和をもたらすことに成功したものの
その代償はあまりにも大きいものだった。
今までの事を考えると、あの終わり方が彼にとって一番幸せ
なのかもしれない。切ない。耐性がない人は視聴しないほうがいい。

それを可能にしたのは、主人公の憎むべき敵であり、全ての
元凶ともいえるラダムの凶悪さにある。いわばキャラクター設定だ。
なぜ、ラダムがオービタルリングを占拠したのか、
どうして主人公以外のテッカマンが存在するのか、
ラダム獣が植物化してラダム樹へと変化すると何が起きるのか
こういったことは作中できちんと説明されるので安心して欲しい。
ラダムの凶悪性が把握できている頃には、主人公がなぜあそこまで
ラダム討伐に力を注いでいるのか分かってもらえると思う。
(ここまで行くともはやいじめの領域に達しているような
気がしないでもない)

ラダムだけに関わらず、主人公を支えるブルーアースのメンバー
やラダム側のテッカマン達にもきちんと焦点が当てられているため
そういった点にも抜かりはない。

個人的に思い入れのあるキャラクターが非常に多く、選び出すと
キリがないだが、ここではあえて劇中屈指のネタキャラとして
愛されているテッカマンランスを挙げていこうと思う。
彼はラダム側のテッカマンの一人であり、戦闘力も高いのだが、
やたら自信家な人物として描かれている。

単独行動を取り、先にブレードを仕留めようとウキウキな気分で
立ち向かっていたのだがタイミングが悪かったのか、たいした
活躍を見せずに消えてしまったなんとも哀れな奴だ。
要はただの咬ませ犬である。

まあ、別の見方をすれば自らの命を犠牲に
死亡フラグを丁寧にレクチャーしてくださるありがたい教師ともいえる。
彼を象徴する代表的な台詞と言えばやっぱりこれ。

「フッ、いくら進化したと言えど、この至近距離からの
ボルテッカではひとたまりも……なにっ!?」

文字だけ見ても、典型的な咬ませ犬のテンプレそのものだ。
そりゃあ、テッカマセランスと呼ばれても仕方ないわな。合掌。
(他のラダムテッカマンと比較しても存在感はかなり薄い方だったので、
ぶっちゃけいなくてもいいんだけどね。)

作画に関してだが、非常にムラがあり、とても不安定な点はぬぐえない。
キャラクターの顔が多岐にわたっているのは勿論の事、
一部のシーンは色塗りがされていなかったり、使いまわしている
場面も多い。

原因は、予算や時間の都合によるものだというのは納得していたが
流石に48話のエビル作画だけは非常に目についてしまった。
なんせ顔だけでなく、髪の色がまるっきし違うのだ。
「あいつこんな色してたっけ?」と自分に問いかける始末。
もう少しで話が終わるのでせめて色だけはきちんとして欲しかった。
勿体ない。声優の演技に救われたのは言うまでもない。

作画はそこまで気にしない、濃厚なストーリー展開を好む
SF好きの方にはオススメ。但し、これでもかといわんばかりの鬱要素が
詰まっているのでそこだけ注意して欲しい。

個人的には、名作の域に入っても不思議ではないと感じるほど
とても面白かった。 名作だと思う。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 13
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「仮面の下の涙を拭えっ!!」

1992年タツノコプロ製作。
『宇宙の騎士テッカマン』(1975年 未見)から設定・世界観を一新し、
ハードSFアニメとして再構築した4クール作品。

【物語 5.0点】
悲壮。過酷な宿命を背負った主人公“Dボゥイ”こと“テッカマンブレード”が、
宇宙からの侵略者にひとり立ち向かう。
仲間の協力も得ながら徐々に心を開いていくが、
そこへ襲い掛かるさらなる悲劇と絶望のフルコース。
それでもヒーローは、男は、燃え尽きるまで戦い続けねばならないのだ。

プロット自体は変身ヒーロー物の王道だが、
主人公に課せられる試練が心身共にアニメ史上屈指のベリーハード。
キャッチコピー「仮面の下の涙を拭えっ!!」は伊達じゃない。

運命に立ち向かう男の生き様に魂が震える。


【作画 2.5点】
不定形。本作唯一の弱点。

作画そのものは実はそんなに悪くはなく、
むしろ戦闘シーンのメカニック描写などは上々。

ただ作画担当によってキャラデザ?何ソレ?
と言わんばかりに大きく変動する人物描写は、
声優さんの演技がなければキャラ判別困難。


【声優 5.0点】
主人公Dボゥイ役の森川 智之さんVSライバル・テッカマンエビル役の子安 武人さんによる
宿命バトルには単純な演技を超えた鬼気迫る物がある。

そして、{netabare}その決着を受けて、大トリを務めるラスボス役・若本 規夫さんの煽り文句は圧巻。{/netabare}

さらにはヒロイン役を務めた林原めぐみさんだけでなく、
クールだが秘めた情は厚い司令官フリーマン役の鈴置 洋孝さん
オカマなメカニック役の中原 茂さんら、
脇を彩るボイスも濃厚。
あとは{netabare}ミユキ役の水谷 優子さんとか。{/netabare}

本作はフリーマン視点で物語を俯瞰する脚本であり、
ナレーションも務めた鈴置さんの沈着冷静なナビゲートが
ハードな展開をいっそう引き締める。
(上記のキャッチコピーはフリーマンによる次回予告の締め文句でもあり、
彼が語ってこそ味わいが出る)

90年代アニメの中でも、本作の魂が籠もった熱演は別格かつ伝説級。


【音楽 5.0点】
極上。総勢60余名のオーケストラ編成に
勇壮な混声コーラスをアレンジしたメインテーマなどの迫力のBGM。
繊細な弦楽が、ロボットとも有機生命体ともつかないテッカマンの神秘性も内包しつつ、
地球圏に跨がるSFバトルを大いに盛り上げる。

OP&ED主題歌は前後期4曲とも小坂 由美子さん。他に挿入歌もあり。
確かな歌唱力に裏打ちされた、伸びのあるビブラートが、主人公の哀しみと共鳴。


【キャラ 5.0点】
悲運が積み重なった主人公には“Dボゥイ”ほか様々な名前、異名があり、
そのこと自体が彼の過酷な運命を象徴している。

ここでは本作の徹底した悲劇設定から生まれた主人公名言だけ引用しておきます。

{netabare}「Dボゥイも相羽タカヤも今ここで死んだ。俺はテッカマンブレードだ」{/netabare}


【感想】
“隠れた名作”としての悲劇が語られることも多い本作。

よく見るのが『セーラームーン』の裏番組で埋もれてしまったとか、
テレビの自主規制で表現萎縮が進む中、
ハード過ぎる描写故にろくに再放送もされなくなっていったとか。
(エロ面でも、一応、一部変身シーンで乳〇が見えるアニメでもありますしね)

けど都会の人気アニメが放送後回しにされる北陸在住の私には無関係(苦笑)
本作も『セーラームーン』の裏ではなく、
全国放送終わった少し後の夕方16時台~17時台の枠で観てました。
因みに後の『エヴァ』何かも、私は旧劇公開に合わせた夕方再放送を視聴してました。
後回し地方民も悪いことばかりではありませんね。

夕方、帰宅してすぐにグロエロ不問でハードなアニメを自主規制なしで楽しむ。
あの頃は良い時代でしたな~(遠い目)
(もっとも、帰宅しなくてもスマホの動画見放題サービスで本作を視聴できる
今もまた良い時代ですが)


本作は私が“神アニメ”と呼べる数少ない傑作の一つ。
今世紀実現した『スパロボ』参戦後も依然埋もれているようなので、
一人でも多くの人に掘り起こして欲しいと願います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 17

チョコ太郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

テックセッターー!!

ラダムと地球人類の壮絶な戦いを描いたスペースオペラ!!

この作品の見所はテッカマンブレードであるDボウイのあまりにも重く過酷な運命を、遊びなしのシリアス路線で全49話に渡り描ききっているところだと思います!!  
個人的に48話は神回でした!!^^


作画が安定せず作画崩壊している回も多く、映像の使いまわしも多いです^^;しかし、見ごたえのある作品なのは間違いないです!!

90年代の傑作アニメだと思います!!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4
ページの先頭へ