剣道部 さんの感想・評価
4.0
[文量→中盛り・内容→感想系]
【総括】
映画ドラえもん12作目。千一夜物語、というよりは、アラビアンナイトを下敷きにした作品、という方がしっくりくる。
数ある映画ドラえもんの中でも、「冒険」「戦い」という点に重きがおかれ、個人的にはかなり好きな作品です♪
【視聴終了】
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ASKA さんの感想・評価
4.0
旧ドラキャストのドラ映画。
子どもの頃見て以来また見てみました。
のび太たちが絵本の中に入って遊んでいるうちにしずかちゃんだけ絵本の中に取り残されてしまい・・・そんなしずかちゃんをドラえもんたちが助けに行くことになります。
今回も色々道具が出てきて楽しかったです。
またミクジンやランプの精など意志を持った道具やロボットも愛嬌たっぷりでした。ミクジンはお茶目なところもあって面白かったです。
アラビアンナイトや色々な絵本というか昔話や童話のネタが多かったです。
EDの夢のゆくえも名曲です。
ようす さんの感想・評価
3.7
2019年公開の劇場版作品。
公開当時、評価がとても高いことを知って驚いていました。
すみっコぐらしというキャラクターがいることは知っていて、
人気があることも知っていて、
一応何匹かは覚えもしていたのだけれど、
果たしてキャラクターが先行している作品の、
しかも劇場版を面白いと思えるのか、
観る直前まで疑いを持っていました。笑
短い内容ではあるけれど、
見終わった今、すっかりすみっコ達にメロメロです。笑
60分ほどの作品です。
● ストーリー
すみっこが落ち着く仲間たち、すみっコ。
今日はみんなでご飯を食べに、
喫茶「すみっこ」へ。
料理を待っていると、
地下から大きな音が。
行ってみた地下室で、
絵本の中に吸い込まれてしまう。
絵本の中で出会ったのは、
ひとりぼっちのひよこ。
みんなでひよこのおうちを探してあげることにする。
絵本の中には世界のいろんな物語が集まっている。
桃太郎、マッチ売りの少女、人魚姫…。
物語の登場人物になりながら、
迷子のひよこのおうちと仲間を探すお話です。
押し付けられて戸惑いながら役をするキャラもいれば、
ノリノリなキャラもいる温度差に笑う。笑
キャラクターの意思を無視したナレーターの強制進行にも笑えましたw
この劇場版の素晴らしいところは、
開始5分のキャラクター説明がわかりやすいところ。
すみっコ(と、みにっコ)と呼ばれるキャラクターはたくさんいて、
これまで私も覚えようとしながら覚えきれずにいたのですが、
この5分の説明ですっと覚えられました。
今までの苦労は一体…。笑
今までキャラクターの設定は一切知らずにいたのですが、
それも説明してくれるので、初見の大人にも超優しいw
こうしてキャラクターの設定を聞くと、
見た目+ネガティブな設定の可愛さにハマりましたw
なるほど、これは人気になるわけだ…。
ストーリーは子ども向けだろうと思っていましたが、そんなふうになめてかかってそうな大人の鼻を明かすミスリードもあったりで、
思っていたよりもちゃんとしていました。
というか、キャラが可愛いからそれだけで楽しめる。
キャラクターがしゃべるセリフはなく、基本的にはナレーター(V6の井ノ原快彦さん&本上まなみさん)の進行。
キャラクターのセリフはすべて字幕(ひらがな)です。
ナレーターがしゃべりすぎてうるさいなと感じるシーンもありましたが、
大事な山場の感動シーンはキャラクターの表情のみで進行し、
余計なナレーションが入らなかったので、そこはポイント高かったです。
言葉がなくても感じ取れることがたくさんで、
子どもの情操教育に最適すぎないかと感心していました。
もちろん、私も感動していました。
優しくて、あったかい世界でした(*´ω`*)
● キャラクター
すみっこが落ち着く、すみっコ達。
“しろくま”や“ねこ”といった、動物モチーフのキャラもいれば、
“とんかつ”や“えびふらいのしっぽ”という食べ物モチーフのキャラ、
“ぺんぎん?”や“にせつむり”といった、正体が怪しいキャラまでww
設定を聞いているだけで楽しかったです。笑
今回は絵本の登場人物になるということで、
各キャラコスプレモード。
これはグッズの需要も高かっただろうし、
作りがいがあっただろうな…。笑
ちなみに私はエンドロールの全員ひよこ化が一番好きでした(*´Д`)
● 音楽
【 主題歌「冬のこもりうた」/ 原田知世 】
優しい歌です(*´ω`*)
ほっこりしたエンドからのこの歌への流れは、
雰囲気を壊さなくて素晴らしいです^^
● まとめ
あったかくて優しくて、いい世界でした(*´ω`*)
すっかりキャラの可愛さと優しさに魅せられました。
すでに私は他の劇場版も観たくなっている。笑
グッズも欲しくなっている。笑
文句なく親子で楽しめる、
素晴らしい作品だと思いました^^
ハウトゥーバトル さんの感想・評価
4.5
視聴前 さて
視聴後 ..
このお話はすみっこたちがとある絵本を見つける話
ジャンルはほのぼの・ファンタジー・童話
まだ見てない方へ
この作品がものすごく高評価だと聞いた方は期待しないでください。なめてかかりましょう
見た方へ
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総合評価 みるべき
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.0
「すみっコぐらし」というキャラクターコンテンツについては、
私は名前を知っている程度。
ただ、サンエックスが生み出す不可思議生物?については、
昔ちょっとハマっていた「たれぱんだ」等、
何だか大人の心にも引っ掛かる物を感じていて……。
本劇場版でサンエックスの最新成果&集大成の一端を確認したい。
という気持ちはありましたが、映画館までわざわざ足を運ぶ程では……
と部屋の片隅で躊躇していたわけですがw
本作の反響ホント凄いですね(驚)
せいぜい傍流で細々と語られる程度の映画かと高をくくっていたら、
いつの間にか、この秋冬のアニメ映画では、
『アナ雪2』に次ぐ位の勢いで、エンタメニュースのド真ん中で持て囃されている。
押し出されるように私もいつの間にか、お子様連れのママさんに混じって、
映画館のド真ん中に座っていましたよw
滑り出しの感触は簡素なキャラクターアニメ。
隅っこで落ち着いている、各種“すみっコ”にも声はなく、
セリフは、無言のキャラたち仕草等を補完する
井ノ原快彦さん&本上まなみさんのナレーションのみで、淡々と場面が進んで行きます。
序盤は部屋の隅に落ち着くまでの来歴等
“すみっコ”の生態紹介にゆる~く費やされ、
これは初心者にも優しい間口の広いお子様向け映画かな?
……と油断してたら、“すみっコ”たちが、
おとぎの国々の各登場人物に落とし込まれる“本番”以降、俄に高度化。
この“すみっコ”……そのキャラで、あんな役とか務まらないだろうw
というツッコミ待ち等、ハイレベルなキャラ芸も次々と繰り出されるので、
最初の方でしっかりとキャラを把握しておくことをオススメします。
いつの間にか、作画も音響も簡素な中に力強さがあることも分かり、
これは単純にアニメ映画としても侮れない出来と、
“すみっコ”ワールドに没入させられて行きます。
「号泣した!」、“すみっコ”好きの男性のための限定上映会開催!
との評やニュースも耳にしていた本作。
皆、各々、社会の役割を演じる中で、俺はちゃんとこなせていない、
こんな端役は俺の役割じゃない、自分らしさを見失ったなどと、
精神を磨り減らしている。
いや……もはや、自分らしくなければ幸せじゃない!
と自分を探すよう脅迫する言説にすらゲンナリしてしまっている。
本当の自分だろうが、偽物だろうが、
今、自分がここで落ち着けるなら、それで良いじゃない?
こんな感じで、“すみっコ”たちに世の大人たちの涙腺は
突き崩されて行くのでしょうか?
私は号泣!までは行かず、涙が氾濫しそうになる程度でしたが、
本作がブームになるなんて……世の中まだまだ荒んでるんだなぁ~と、
むしろ、そちらの方にも泣けてきますw
但し、終盤のネタバレレビューを読む には、
ベタですが、私の涙腺も一部決壊しましたね……。あれはズルいw
自分の役割に囚われず手を差し伸べられる人間に私はなりたい。
心に養分を補給され、再び社会の隅っこに戻っていく私なのでした……。