人生で怖いなTVアニメ動画ランキング 2

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63.5 1 人生で怖いなアニメランキング1位
魔導具師ダリヤはうつむかない(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (114)
270人が棚に入れました
彼女が最後に見た光景は資料が雑然と散らかるデスクだった。徹夜続きで働き、突然心臓が止まってしまったのだ。やりたいことがたくさんあったはずなのに、机に突っ伏して最期を迎えるなんて…。彼女は二度目の人生を魔法の存在する世界で送ることになった。名前はダリヤ・ロセッティ。彼女が暮らすこの世界には、人々の生活を便利にする「魔導具」がある。普段の生活はだらしないが魔導具師としては尊敬できる父のカルロ。ダリヤはカルロの作る魔導具に憧れ、自分も魔導具師になろうと決意する。これは彼女が魔導具師として前をむき、花開いていく物語。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

6話 右肩下がり。イチャイチャいらない。3話までの面白さがあればなあ…

1話 テーマを絞れている作品に良作多し。女性原作者?

{netabare} 道具を扱った作品には良作が多い気がするので、何となく見始めました。そして本作は良作の匂いがしなくはないです。1本話のテーマがあるとそれだけで、奥行きもキャラ描写も一段と良くなりますから、道具を中心においているのは期待ができます。それと「現存する道具」よりも「不便を解消する道具」を作るところに意味を持たせようとしたところは視点がいいと思います。

 心配なところは、現世の職業などから道具への興味のきっかけに繋がっていけば、もっと説得力があるんでしょうけど、そこの点は惜しい感じですが今後描かれるのでしょうか?落書きを見ていると記憶は残ってそうですよね。
 それと稚い少女がなかなか良いキャラだっただけに、あのメガネ少女になってちょっとアレ?とはなりました。

 原作者の方なんですけど男性名ですが、作品を見ると女性原作者の雰囲気があります。主人公の前世が女性で過労死していること、ドライヤーに視点が言ったこと、チートではなさそうなところ、苦労や失敗を描いているところ、理屈があまり精緻ではないところ、ファザコンなところ…などですね。あとキービジュアルを見ると、ヒロイン以外のカップルもいて、それも女性原作者かなと思う要素です。

 女性主人公の転生ものは「本好き」「聖女の力は…」「はめふら」など女性原作者に結構面白い印象があるので、もし本作が女性原作者なら期待が持てそうです。

 作画の水準は中の上くらいかなと思いますが、構図やカット、人物の配置、演出、背景美術などは結構高い水準かなと思います。好みでした。

 ということで、本作もノーチェックの作品でしたが面白そうです。ちょっと今期は見るべき作品が多くなりすぎて困りますが、一方で異世界ものも作品によっては面白そうなのが増えてきた感じで喜ばしい限りです。{/netabare}


2話 まだ導入…展開は次回以降でしょう。トビアスが分かりやすい負けキャラ。

{netabare} あれ、なんか普通…オタク少女がすごい発明して金儲けして…と思ったらそう来ましたか。なんとなく、トビアスの表情にコンプレックスというか何かが浮かんでいたので不穏な感じはありました。

 なるほどねえ…どう考えても婚約破棄の流れでしょう。わかりやすい言動でした。やっぱり女性原作者だろうなあ、という流れですね。

 アニメのEDのクレジットだとトビアスって3番目ですけど、サブスクの作品紹介だと8番目だし2番目にまだ登場していない他の男がいるし…という見方は邪道ですがそういうことだと思います。(そもそもキービジュアルがそうか)

 3話で新しい出会いで、新展開かな?権利を残して商会を去るかトビアスを追い出すか。まあ4話以降でしょう。なお、ダリアが不遇の時代が長くてもいいですけどね。その方がカタルシスも大きいでしょうから。

 作画は…まあ、ちょっとなあ、という感じになってきました?{/netabare}


3話 婚約破棄手続きの描写がすごい。これは一見の価値があります。

{netabare} 婚約解消手続きを丁寧に描きすぎだろう、と思わなくはないですが、面白い視点でした。荷物の持ち出しまで描くとか…それだけでいろいろ感じることができるいいエピソードだと思います。

 手続きの多さにため息をつきながら淡々とこなすのも内面の未整理な精神を表すいい演出でした。そしてそのあと美容院ですよね。これがまた女性的な感覚です。これで気持ちの整理を一応はつけよう、という内面描写なのでしょうか。そこに昔の発明品のドライヤーが置いてあるのもいい演出です。

 ベッドの件はちょっと絵だけでは読み取れませんが、やった痕跡がある…ということ?貴族の女性がそんなとこを見せるのかなあ?と思いましたが、わざと浮気相手の女が忘れ物をする、というのはよくある話ですので、女性の悪意の描き方も上手いなあと思いました。

 正直、異世界もののアニメでは今までにない描写で、感心してみました。ひょっとしたら、原作者の経験談?と思うくらい、ちょっと迫真の話でした。


 ただ、婚約解消ですが私は商会の権利に欲が出たトビアスの思惑とか、モラハラとか、そういうのをダリヤから断ち切るのかと思っていました。そこは父親の遺志を優先という気持ちだったんですね。そうすると2話のトビアスの態度の描写がちょっと活きてこないなあとは思いましたが。

 で、そのあとの出会い方とかは、まあ、ご都合主義だよなあ、と思います。「遅刻食パン」「雨の捨て猫」などと一緒の展開ですよね。それで血だらけはいいですけど、いくらなんでも血だらけすぎるだろう、というのも婚約破棄描写のリアリティとのギャップにちょっとずっこけました。

 そして何より「ポーションあるんかい」と思いました。

 そうそう、いろんな花が出てきますが、花言葉等はまだ調べてませんが、何か関係ありそうなら調べてみます。花が分かれば、ですけど。{/netabare}


4話 魔法付与と魔石の扱い方にちょっと混乱します。トビアスの話が面白いです。

{netabare} やはり権利関係でのもめごとが来ましたね。今のところダリヤが優勢っぽいですがトビアスの婚約者の女性が貴族ということで、ゴリ押しがあるのでしょうか。副ギルド長が子爵夫人ということですが、伯爵とか侯爵とかなんでしょう。
 で、あの黒髪の騎士様が公爵でした…みたいなオチでしょうか。あるいは公務員?的な立場なので司法に対して公正な判断をさせるとか。

 で、魔法付与の話は確かにレインコートのところでもあったので設定なんでしょうけど、魔石を組み合わせて云々と技術体系が違うように感じるのですがどうなんでしょうね?そっちの組み合わせの妙みたいな工夫が面白そうだったのに、魔法付与とか言われてしまうと…そもそも、どういうファンタジー的な設定なのかちょっと混乱があります。

 それにしても、もめごとの描写はものすごく上手ですよね。トビアス回りの。そして妙に生々しい手続きの話も。ですが、恋愛パートのところは言っては悪いですが、昭和の少女漫画みたいなレベルです。というより、血まみれ騎士様の描写がイマイチなのかなあ。そのギャップがすごいですね。

 すでに作画がメタメタになってきたので頑張ってください。トビアスがらみの話は面白いです。{/netabare}


5話 魔導具あるいはトビアスの話が見たいです。ちょっと「聖女の力」を思い出します。

{netabare} 冷風機があるのにドライヤーの発想がなかったのかなあ?という疑問はありますが、それより盗聴防止かあ。魔法付与とかも考えるとなんか「聖女の力は万能です」+「本好きの下剋上」という感じがしなくはないです。どちらかと言えば「聖女の力」ですね。両作とも転生女性の話としては秀作ですので、当然参考にはしているのでしょう。

 それはいいとして、1話まるまるデート回と父の思い出でしたね。やっぱりホーク様とセイの初デートを思い出してしまいます。プレゼントも含めて。
 今回はトビアスの活躍がちょっとしかなくて残念です。あの貴族令嬢的な婚約者のダークサイドも早く見たいです。

 何より導具あるいは商会にまつわる話の方向性が見えないのがちょっとダラダラ感になっています。特の魔導具に関しては設定すらまだ見えません。騎士との出会いイベントが終わったらもう6話です。まとまりがある筋が通った話はあるのでしょうか。それがトビアスがらみだといいですが。

 正直1話~3話の期待感からしてちょっと4・5話が弱いなあという気がします。6話での持ち直しに期待します。

 そうそうOPの主旋律はそうでもないですが、後ろのストリングスがいいんですよね。ちょっと「ユーレイデコ」のOPに似た感じで。郷愁を誘う感じがいいです。{/netabare}


6話 右肩下がり。イチャイチャいらない。3話までの面白さがあればなあ…

 右肩下がりだなあ、という印象です。特に魔導具開発が情緒的なものになってしまい、その点はとてもがっかりです。2人のイチャイチャに妙に理屈がくっつくのもおもろさに繋がっていません。

 5・6話で一気につまらなくなりました。3話まではメチャメチャ面白かったのに。
 魔導具のエピソードで感心するでもなく、コメディでもなく、ラブストーリもすでに既定路線です。ヒューマンドラマも弱いです。トビアス関係で期待したのですが、今回でいろいろ言葉で説明があって反省しちゃうし。もちろん、そこからの闇落ちもあるでしょうけど…

 ドライヤーと婚約破棄・引っ越しの話のレベルに戻れば面白いと思うのですが。中間だし、一回中断しましょうかね?トビアスが闇落ちしたら見たいですので、あらすじだけ確認すると思いますがステータスは撤退です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

魔導具と工業製品が錯綜する歪な世界!もう少し世界観を整理せよ!

 最終話(12話)まで観ました。2024.09.25

 水虫はこうして治療するんじゃ〜!ゴイスー!細菌の知識が無くても、ある程度は経験で知ってるだろ?異世界人アホ過ぎ…。治癒魔法とかあるのに、カビには勝てないのね…。

 まぁ、そこはさておき、最終話まで何となく淡々と物語が進んでいきます。そして、ダリヤは父の墓前で魔導具師としてさらに研鑽することを誓うのであった!父よ…あなたは偉大であった!

 ダリヤさん…。あなた転生者ですよね…。違ったら感動的なシーンなんですが、前世の記憶がある人間がやってもねぇ…。
 
 魔導具や転生設定、婚約破棄等が上滑りしたままワンクール終了してしまいました。スパダリとの関係も友情から進展しないし、盛り上がりに欠けたかなぁ。なんか微妙なアニメでした。

 結局、ダリヤ以外のキャラは、転生者でも無いのに婚約者以外は良い人しかおらず、現代人的な意味での紳士、淑女キャラで、個性が全体的に薄いのが良く無いのかなぁとは思います。

 転生者設定とは、そもそも現代チートと、過去の人間や異世界人みたいに偏見と因習に支配されていない、視聴者目線を持っているキャラを担保するもののはずです。

 スパダリ騎士のヴォルフにしても、淑女を慈しむ騎士道の持ち主ではありません。これでは現代的な理解ある彼氏です。異世界人の意味がありません。

 騎士道精神に則り、淑女の定義から外れる下層階級や労働者、職人の女など、そもそも人間では無いので、戯れに興味を持って、ちょっと妾か性奴隷の恩典を与えてやる位の態度で良いと思います。キャラも立ってますよ!

 異世界ほんわか日常ものにするなら、転生者設定は余分だった様です。
………………………………………………………………………
 10話まで観ました。2024.09.11

 唐変木ですがダリヤは嫌味では無く、過去の技術系俺スゲエエエエエなろうとの差別化を図ろうとしているのは良く分かります。

 前世の知識があっても、技術力や社会的な条件が異なる異世界で前世の製品が作れるかと言うと、絶対に無理です。

 なろうではマヨネーズを良く作ったりしますが、生で食べられる衛生状態の卵を技術力の低い世界で大量に買えるのか?現代でも国や地域によっては無理ですよ?

 反射炉とかも知識があれば作れるけど、良質な石炭を得られるの?韮山反射炉では、最後まで良い石炭を得られず、大量生産出来ませんでしたよ?常磐炭では駄目でした…。

 なので、前世の便利製品を異世界の技術である魔法を絡めて製作する魔導具師と言うのは、良いアイデアだと思います。

 さらに、特許やら工房との交渉、商売のライバルとの競争とかで主人公が奮闘するというのも、物語を面白く出来そうです。

 ただ、やっぱりなろうなんですよね。日本ゴイスー!を出さないと気が済まない様です。で、9話の泡ポンプボトルかぁ…。これは魔導具なの?

 こういったものは、特許とノウハウの塊なんですが、何となく完成させたダリヤさん、量産のために交渉をした工房のフェルモさんに、正論を吐かれます。

 敬意と金を払われるべきなのは、オリジナルを作った人間であるべきだ!

 おお!作品を否定しかねない痛烈な皮肉をダリヤさん、理解出来ない感じです。作者もか?

 技術力にリスペクトが無い作品では、やはり物語に芯が通っていません。大人しく、水虫のスパダリとイチャイチャしていれば良いのです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

女性向けで好みとは違うとはいえ… いまいち? ずっと水虫の話をしていた印象が

1話感想 3.5 女性向けですが描写は丁寧で悪くなさそう
なろうで総合ポイント順に並べた時、総合5位。
女性向け=異世界恋愛で総合Pt1位が本作品ですね。

では、女性向けには一番気合を入れて作るべき作品ということなので、しっかりアニメ化するべきでしょう。

見た感じ出来はなかなか良さそう。
作画は悪くなく描写も丁寧でした。

ただ、大人から天才した割には、子供の頃が子供っぽすぎる。
これは前世の記憶がちゃんとあるわけではなく、なんとなく記憶に残っていて地球の知識を利用できるだけ、という設定なんですかね?

本題はあくまで彼が登場し恋愛が始まってからなのだと思いますが、普通に見られそうに思いました。

ものづくりの楽しさがあったとこは男性にも面白かったのでは。

別に全てが好みってわけではないでしょうけれど、面白い部分もあるし、女性向けで1位なら見ておいて損は無いかな? とも思います。
本数次第ですが可能なら見たいですね。

全話感想
うーん、まあ、確かに女性向けで好みが違うのは仕方ないのですが…。
なんか微妙でした。そもそもアニメの出来が微妙かなぁ。

影のつけかた、変な直線の影を全編にわたって引いているんですよね。
あれは一体何。
屋内なら窓から差し込む光なのかと思いましたが屋外でもずっとあるし…。
一度気になるとずーっと気になってしまいました。普通に変。

他にはまあ内容も、全体的になんか煮えきらないというか。
恋愛方面でも活躍方面でもそれなりに進んでいるのでしょうけれどなんかね。
ヴォルフレードは好意はあるのでしょうがあくまで友人って態度が煮えきらないと感じました。
その割には全体的に媚びている感じがするのがなんかなー。
はっきりしなくて微妙なのですが…。

てか水虫の話がくどい。発明品をバンバン作るわけでもなく、一つ一つをくどくど語っているので、防水布もドライヤーもくどいのですが、特に水虫の話がくどく感じました。

というわけで、全体的にイマイチで何が良くて、なろうの女子向けNo.1なのでしょうね。

No.2の聖女の魔力は万能ですの方が男が普通に格好良いので女子ウケは良さそうに思いましたが。

まあ追放ざまぁ系とか婚約破棄とか、複数の人気要素が絡み合って高評価ってことでしょうか。
このアニメで評価するのではなく、原作読んだほうが良いかな。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

62.6 2 人生で怖いなアニメランキング2位
夜桜さんちの大作戦(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (68)
258人が棚に入れました
この家族、普通じゃない!? 家族を事故で亡くし、心を閉ざすようになった高校生・朝野太陽。 クラスメイトからの印象は「超・人見知り」。 唯一、話せるのは幼なじみの夜桜六美、ただ一人だった。 けれど六美にはあるヒミツが!? 彼女の正体は代々続くスパイ一家当主で、様々な敵から命を狙われていたのだ! しかも彼女の兄・凶一郎は最凶のスパイで、異常なほど六美を溺愛していた。 太陽は、そんな凶一郎から「排除」ターゲットとして命を狙われることに…! 六美と自分の命を守るため、太陽のとった手段とは… 六美と結婚して夜桜家に婿入りすること!? 太陽、六美、そして夜桜さんちの家族を巡る前代未聞の「大作戦」から目が離せない!!

声優・キャラクター
朝野太陽 :川島零士
夜桜六美 :本渡楓
夜桜凶一郎 :小西克幸
夜桜二刃:鬼頭明里
夜桜辛三:興津和幸
夜桜四怨:悠木碧
夜桜嫌五:松岡禎丞
夜桜七悪:内山夕実
ゴリアテ:松岡禎丞
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

痒い

事故で両親を亡くした主人公が殺されかけたら幼馴染の秘密を知って結婚するスパイ
対象年齢が多分かなり幼い感じ?観ていてかなりキツかった

まぁ設定とか主人公の性格とかシナリオとかキツいとこは各所にある
でも何より長兄のキャラクターが全体的に痒い…

{netabare}
糸目・ニヤケ笑い・強キャラ・糸使い・サイコ
「そういう年頃に刺さる要素」をただひたすら詰め込んだキャラ設計
中学生がノートに描いてるオリキャラをそのまんま連れてきた感じ
頭痛くなると同時に妙な懐かしさというか、ノスタルジィを感じてしまう
{/netabare}

その辺の感性の問題を脇に置いた上での話
{netabare}
スパイって割にスパイ要素がほぼ存在しない、ただの殺し屋一家みたいな感じ
お兄ちゃんを暴れさせる都合でどうしてもスパイらしさが希薄になってんだよね
変装とかドローン操作はまだスパイらしいけど、罠を主体にした迎撃は絶対スパイが使わない技術じゃん
糸の攻撃や怪力でぶん殴るとかも含めて初回から設定の詰め方甘いなぁって感じ
これジャンプ原作なんだっけ?むしろコロコロっぽく思えちゃう

もうひとつ真面目な話としてリアリティラインがよくわからない
家族を亡くして幼馴染が支えてくれていて…っていうリアル寄りの話と、
スパイを名乗る殺し屋が学校に潜り込んで妹の彼氏候補をリンチしてるサイコスリラーな部分と、
殺し屋一家のビジュアルが全員意味不明に奇抜でコメディ臭い部分
これらの繋がりが弱くて視聴時の軸が定まらなかった
最終的に自称スパイの殺し屋にシフトするなら初めからリアリティラインをそっちに傾けるか、
全体をリアル寄りにビジュアルを作って急展開に馴染めるようにしてほしい
上手くない部分を「少年漫画だから」で片付けちゃってる印象
{/netabare}

1話で刺さるものが無かったので断念
原作がこのペースなのか知らんけど、もっとこの世界観に馴染めるくらい話数かけりゃいいのに

余談
{netabare}
長兄のキャラクター性が「サイコなヤバイ奴」って感じなのは分かるけど、そっち方面の魅力が花野井君に負けてんだよね
やってることはやべぇなぁと思うけど、人外チックな漫画キャラを出してるせいで「まぁこの世界観なら別に…」ってなっちゃう
軸をちゃんと定めるべきってのはその辺

兄弟のビジュアルがアレなんだから、長兄の言動ももっとぶっ飛ばせばいいのに
リアルな高校生が、リアルな恋愛を、リアルに病んでるヒーローとするから花野井君のヤバさが引き立つ
そういうメリハリが弱いせいで、長兄のヤバさと他の兄弟のヤバさの方向性が喧嘩して印象がボヤけちゃってるのが勿体ない
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

地味な原作ながら、高品質なアニメ化で引き上げていますね

原作既読。
好きか嫌いかでいうと… いや嫌いでは無いです。
でも、好きというほどでもないかな…。
打ち切られて欲しいとは思いませんが、それ目当てに見ることはなく、脇を固める一作として気に入ってはいる感じ。

原作はジャンプの中では真ん中かやや下あたりをフラフラ低空飛行している感じで、打ち切られはしないものの、アニメ化はしないんじゃないかな?
と思っていました。

ある程度続けばほぼアニメ化して当たり前なジャンプの中にも、たまにある程度続いたのにアニメ化しない作品があるのですよね。
ミスターフルスイングとかサイレンとか。
いやサイレンはアニメ映えすると思ったんだけれどなぁ…。
今からでも遅くないので、どこかアニメ化して欲しいなぁ。

まあ本作も、そうした一つになるのでは、と思いましたが、まあアニメ化して良かったですね。

というわけであまり期待はせずに見たのですが…。
いやクオリティ高いっすね。

原作が駄目というわけではないのですが、普通にキャラデザその他レベルが上っていますね。
まあアニメってのはきちんと作れば動きがついて声がついて作画もより綺麗になるわけで、原作を引き上げられるものなのです。
原作を大きく引き上げる良いアニメ化で、これだったらはっきりと面白いな、と思ってしまいました。
キャラをアニメ向きにカラフルにしていたんですね。そう言えばカラーページは結構カラフルでした。
白黒の漫画より、アニメで映えます。アニメ化して良かったですね。

内容については知っているのであまり語ることは無いのですが、改めて良かったと思います。

いきなり結婚する内容で、ジャンプではいきなり主人公が結婚する作品は短期打ち切られ率が低い法則があります。
さむらいウサギ、MAGICO、本作と、人気が爆発まではしないもののある程度連載が続く感じで。
結婚、なんだかんだ皆好きなんですね。

というわけで言いたいことはだいたい語ったかな。
まあ内容は知っているので見るかどうかは考えますが、見たいとは思えました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

猫好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

小学生向けジャンプアニメ

ジャンプ原作のアニメ。お話は、幼少期に両親を失った太陽が唯一心を開いていた幼馴染の六美が、実は江戸時代から続くスパイ一家の頭首であり、彼女と守るために結婚して自らもスパイになって修行しつつ成長・活躍していくバトルコメディというジャンルらしい

wikiによると出版部数が250万部ってことでそれなりには人気だろうけど、個人的にはお話がかなり面白く無い。どこかで見たようなキャラが小学生か考えたような罠の家で暮らしているとか、妹に異常に執着する長男とかが、スパイ家族という割に異能家族なのか忍者家族なのかなんでもやるマフィアなのかよくわからないし、そんなのが現実感も緊張感も無いドタバタを繰り返しているだけに思える

「現実感」といっても、本当にありそうなことって意味じゃない。荒唐無稽で何でもありでも、この世界でならアリだなと思わせる仕掛けがあって、その中にきっちり納まっているなら感じること

でも夜桜はおふざけすぎる。ただのごった煮で、私たちの世界と繋がっているのかそうじゃないのかすら不明。どんな理由で彼らが存在していて何と戦っているのか、あの兄ちゃんはなんであそこまで胸糞野郎なのかとか、その点が見ててお話に入れない理由かな

いくら子供向けとはいえ、もう少し工夫があってもよかったような。ぱっと読んで疑問だらけになっちゃうのはなんとかしてほしいかな

とはいえ読者対象が最初から小学生の男の子なんだと思うので、私は最初から視聴者対象ではないので文句を言っても仕方ないのでこのぐらいでやめときます

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
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