中学生で戦いなTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の中学生で戦いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月09日の時点で一番の中学生で戦いなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.0 1 中学生で戦いなアニメランキング1位
世界征服~謀略のズヴィズダー~(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (910)
4590人が棚に入れました
過去の指導者たちが思い描いた世界征服は、ただの妄想に過ぎなかった。世界征服とは―いまだかつて誰も為し遂げたことのない栄光。一人の幼女、星宮ケイトに為されるまでは、それがどれだけ恐ろしく輝かしい行いなのかを知る者は存在しなかった。「我らがズヴィズダーの光を、あまねく世界に!」

声優・キャラクター
久野美咲、花江夏樹、M・A・O、伊瀬茉莉也、花澤香菜、寿美菜子、鳥海浩輔、広田みのる、山崎エリイ
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

幼女と歩む世界征服

「我らがズヴィズダーの光を、あまねく世界に!」
幼女:星宮ケイトと歩む世界征服への道のり。

幼女の戯れ言かと思いきや本当に世界征服を目指す組織の物語でした。

補助輪チャリだったりたどたどしい口調や動作だったりあどけないケイトですが
一度演説させると、その知識と信念とカリスマ性を強烈に感じさせてくれます。
このギャップは癖になってしまいそう。
観る前はチョット下らない系かな?なんて思っていましたが
意外と知的なストーリーが軸になりそうです。
まだ活躍はありませんがケイト以外のキャラも濃そうですし
それに他の組織(正義の組織!?)も絡んでこれからどう進むのか楽しみです。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※2話感想{netabare}
前回はバタバタしてたので改めてキャラ紹介回って所ですね。
ヴィニエイラ様(ケイト)、ドヴァー(明日汰)、プラーミャ様(逸華)、
ピェーペル将軍(吾郎)、アジーン(ヤス)、ウーム教授(ナターシャ)、ロボ子
皆、特徴的で楽しいメンバーではあります。
プラーミャとピェーペルは名字同じなので兄妹とかですかね?

後、どう見ても駒鳥さんはロビンなのだけど
コチラとはお約束通り恋が芽生えたりするのでしょうかね?

今の所、悪の組織視点ではあるけど王道を歩んでいます。
このまま無難にキャラものとして楽しめる作品になるのか、
シナリオ捻って勝負に出るのか。興味津々です。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
喫煙者死すべし! 喫煙者の方には痛い話だったかも知れません。
時代の流れからすると一見、善行にも見えますがやり方が過激でやはり悪の組織でした。
とはいえ、彼女たちは悪を成すと言うよりは自分達の欲求・欲望のために
全力でワガママを通す生き方をしていて痛快さを感じてしまいます。
その辺りがこの組織の魅力の様です。

メンバー同士の深い付き合いもちらりと垣間見られた今話でしたが
次回は更に掘り下げた過去が観られそうです。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
ズヴィズダーのエネルギー源がウドだったとは…。
今回はその親株探索とナターシャ掘り下げ回でした。
暗闇の中ケイトはナターシャへ光を与え絆が生まれた事が分かったと同時に
ナターシャの両親の行方、ロボ子の正体、妖精とは何なのか等
多くの謎がバラ撒かれストーリーとしても楽しめそうです。
【予想】{netabare}
ズヴィズダーの他にも妖精を崇拝する別の悪の組織でもあるのかなという気もします。
ロビン達と共闘する展開もあるやも知れません。
{/netabare}{/netabare}

※5話感想{netabare}
明日汰と駒鳥さん互いの正体がバレそうでバレない
こういうアニメでのお約束の展開でした。
でもこれでは余りに王道過ぎて満足できないです。
5話までかかって使い過ぎに思いますが、
ここまでで各キャラ紹介が終わったので
次回からストーリー&ケイトのカリスマ性の復活に期待したいです。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
全員で中学に潜入!というゴリ押しで来ましたが
やっとこの作品のらしさと言うか色が出て一話で感じた期待感が戻ってきました。
(3話以外は王道でやや不満がありましたので…)
幼女が世界征服という無茶を立ち上げたのですから
王道を歩むのではなくこういう道無き道を歩む痛快さ、無茶さが欲しかったのです。
スベるの必至状態での明日汰への無茶ぶりとか気の毒でしたがね…。
後はケイト中心に良く喋らせてテンポよく楽しませつつキャラを引き立て
そのカリスマ性を匂わせてくれれば成功する作品だと思います。

肝心の宝探しの方はどうやら白鷺さんやホワイトライトの罠の様です。
ズヴィズダーがどう切り抜けるのか後半が楽しみです。
…そしてロビンのドジっぷりも何気に楽しみです。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
頭が「?」まさかこんな展開になるとは!
まるで夢幻…このまま幼女が魔神化して世界征服を成す事となって行くのでしょうか?…

ケイトが意志を持ち、そのわがままを通していく事で征服していく展開を思い描き
また楽しみに期待していたのですが、
無意識の中、魔神化(巨大化)したケイトがまるでゴジラの如く暴れる意味不明な展開に
面食らい期待とのズレに困惑と不安を感じてしまいました。

が、しかし!終盤現れた都知事の存在で気持ちが一変。
今後の展開に含みを感じますし今までの言動も色々と伏線になっていた事を感じ
キャラ物に止まらず意外にちゃんとしたストーリーが楽しめる作品なのだと思い直し
当初の期待と別の期待が生まれつつあります。

今回単体で観ると意味不明な事が多いのですが将来的には色々繋がって
話としては纏まると思っています。

明日汰の家族について【考察と予想】{netabare}
今回終盤で色々ヒントと思われる描写が出ていますので
現状での考えや予想を書き留めておきます。

・1話冒頭で明日汰が言い合いをしていたのは父の都知事と判明
・その電話では「家に帰っても誰もいないだろ!」とか
 「世界征服でもしろ!」とか言っている
・家族写真には明日汰と共に妹らしき人物が写っているが眠っている様子

等から色々と推測して
今回プールで見た世界は明日汰の妹が見る夢の世界と繋がっているのだと思います。
ケイトと彼方の世界で話していたのも明日汰の妹で
きっと彼女はどこか別の所で眠り姫の様になっているのではないかなと思っています。
ケイトも明日汰の妹もぬいぐるみを抱いているので
これが精神をリンクさせるアイテムになっている模様。
二人は同一の可能性もありますが…。

都知事が電話していたのはナターシャの話(4話)にも出てきた謎の組織で
ナターシャの両親同様に子供を救おうと組織を手助けしているのでは?
今時、黒電話で話していたのも古風な組織の雰囲気を匂わせています。
都軍やこの組織との戦いは不可避になりそうです。

また、都知事が喫煙者である事も分かりますのでコチラも含みになっていそう。
謎の霧モヤとタバコの煙って因果関係がありそうです。
ついでに言うとドヴァーのガスマスクが途轍もないお役立ちアイテムになるのかも。
{/netabare}
現時点ではかなり想像力に頼った予想で確証はなく的中率低いかも知れませんが
予想と異なったとしても個人的にはストーリーとして期待できるかな
と思える根拠になっています。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
ホワイトライト指令と鹿羽一家の悲しい因縁が見えた回。

一話完結にするのは勿体ない気のする内容でした。
ピエールの男気や香織の心境等もう少し背景をじっくり見せれば
緊張感や感動に繋がった気がするのですがやや即席だったかな。

ただ鹿羽一家と香織については次回以降更なる掘り下げは望めそうです。
何があって裏切り裏切られる事になったのか興味を惹かれます。

ケーキを美味しいと喜ぶ今回の締めは好きでした。
吾郎にとってピエールが作ったケーキの味は忘れられないでしょう…。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
温泉でのんびり回と思いきや
ロビンがドヴァーやイーグレットの正体に気付く展開は勿論ですが
他にも
『温泉での底の方で繋がっていたのか発言』(ウド地下と掛けている?)
『ケイトのおねむの時間』~『破壊された街並』(この間に魔神が暴れてる?)
『指令の車の助手席にぬいぐるみ保持したヤス』(やはり繋がってたけど目的は?)
あと、細かいのだと『大量のみやげを買う指令』『日光を眩しがるケイト』
等、気になるカットや台詞が多く気が抜けませんでした。

かなりの伏線が残っていますが終盤に向けどのように展開するのか見物です。

色々な展開が予想出来るこの作品ですが、大きな鍵となっていそうなのは『夢』。
夢に焦点を当てて一つの仮説を考えてみます。
【考察】{netabare}
『この世界はケイトの夢で出来ている』という説が私の中で生まれています。
全部が夢とか、結局夢オチという訳ではなく、
夢の中に入り込んだ者達の群像劇になっているのかなと。

明日汰との出会いでも「夢を見せてやる」でスタートしていますし
他メンバーも何らかの不安を抱えてこの世界に入り込んでいるのではないでしょうか。
そしてホワイトライト(白光)の人達はそういった人を
起こそうとしている人達なのかなという気がします。(ヤスも多分そっち側)
駒鳥さんに関してはちょっと異質な気がしますのでケイトの分離体なのかも。
家族写真の明日汰の妹らしき人物はケイトに駒鳥さんを少し足した雰囲気でもありますし。

世界征服者=夢を見ている張本人と言う事ではないでしょうか。
皆が目覚め誰も居なくなれば自分だけの世界となり征服が達成されると言う事なのかも。
今回ケイトは眩しがっていましたので目覚めの時は近いのではないでしょうか。

伏線回収や説明がしきれない部分も多々ありますし
私自身も確証している段階ではないのであくまでも仮説の一つと言う事で。
現実を夢が浸食してる説とかもありますが、それは書かなくてもいいかな…。
{/netabare}{/netabare}

※10,11話感想{netabare}
強者こそ正義と言わんばかりの都軍の侵攻。ズヴィズダーピンチ!
都知事が一気に支配欲に駆られ行動しているみたいでどうなってるんだ?
なんて思っていたら既に人ではない様子。
ラストスパートに入り、かなり無茶苦茶で展開が荒い気がするんですが
伏線やらも回収して上手く着地してくれるんだよね?…大丈夫だよね!?
{/netabare}

※12話感想{netabare}
ドタバタと今まで征服してきたものも利用して都知事退治で締めくくり。
バラ撒いたはずの伏線には触れる事のないものも多数あり消化不良。
この終わりだと夢や巨大とか振り返るとやはり意味不明で道筋が繋がっておらず
シナリオが至る所でささくれ立っています。
もう少し洗練されたシナリオに期待していたのですがね…。
世界征服にしても皆と知り合いになると言う知名度的な意味が強く
そういう意味なら過去世界征服した人居るんじゃないか?とも思ってしまいます。

それとピエール生きてたのか!
{/netabare}

【総評】
可愛かったり味のあるキャラが多くドタバタコメディとしては楽しかったのですが
シナリオとしては意味深なシーンやカットがありながらもその殆どを放置してしまい
とても満足できる内容ではなかったです。
これなら下手に凝らずにキャラの魅力で押し切れば良いのにな…っと思わずには居られません。

毎週楽しんで期待も膨らんだんですがラスト3話でチープな着地に導いてしまい
印象を落としました。
これだとオススメっていう訳にはいかないですね…。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 38
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

カワイイ系世界征服物語

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ハイテンションなギャグアニメ、時折シリアス、といった作風。

世界観はなかなか面白かったので、あと一歩踏み込めれば、名作になれたかもしれない勿体なさを感じました。

まあ、けっこう楽しめたんですけどね。

まずOPにやられた~♪ 坂本真綾さんファンとしては喜ばずにいられない! 坂本さんといえば、「あまんちゅ」のOPのようにゆったりした曲調が多いけど、こういうアップテンポな曲も良いよね~♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
このアニメの上手さは、「日本中が内戦状態の中、中立地帯として自治を守ってきたウド川市」を舞台にしている(のにそれを終盤まで視聴者に伏せる)というところ。

だからこそ、「世界征服」を掲げる「ズヴィズダー」にも一定の正義が生まれる(しかも、悪の結社が主人公サイドであるという前提はギリギリまで守られる)。

そうでない(平和な日本国の中での話だ)と、テロリストを賛美するという、今の時代だと色々と叩かれそうな要素を抱き込むことになるからね。

キャラ的には、たくさんの女性キャラが出てきて、皆カワイイものの、皆さんぶっ飛び過ぎてて、イマイチ萌えられず(汗)。強いて言えば駒鳥さんには切なくさせられた。吾郎は好きなオッサンキャラだった(そして9話のパロネタには笑わされた)が、ラストの展開でえぇぇ~!?ってなった(義理の妹やん)。

全体を通し、「ハイテンションなギャグアニメ」という枠を突き破りきれなかった印象がある。「ローリング⭐ガールズ」や「キルラキル」に芸術性で一歩及ばずといった感じ。

せっかく、2話~5話でテンポ良くキャラの紹介を済ませたのだから、6~8話を使って、ガラッとシリアスにして、独特の世界観を深めて(例えば、古代ウド川文明の時のケイトの話をするとかして)いき、9話の温泉回はそのまま生かし、ラストに繋げていくような構成の方が良かったと思う(放課後秘宝倶楽部編はイマイチだった)。

やはり、ケイトの言う「世界征服」が何なのかが分かりにくかったし、その動機もよく分からない(重みがない)感じだった。だから、「ズヴィズダーファミリー」の関係性も、希薄に感じた。なぜ命や人生の全てをケイトの夢(世界征服)にかけられるのかが伝わってこない。「命を救われた」だけでは、不十分に思う。

そこさえクリアできていれば、更に良いアニメになったと思う。「可愛さと気楽さとシリアスの程よい落とし所」を狙ったというのはわかるので、まあ(私がシリアス好きだから)好みの問題なのかもしれないが。

もっとも、それ(シリアス展開)を期待させたのは、第1話冒頭の「征服後の世界」を見せられたからで、その点は、何も伏線回収していないと思うんだが……大丈夫なんかな(アニオリ作品で大風呂敷広げすぎたか)?

いずれにせよ、「戦いはまだまだ続く」的なラストなので、2期があるなら(冒頭の伏線回収にも)期待します!
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
第1話
世界征服後の世界? それとも、ラストが第1話に繋がってるパターンかな? ケイトは、異能力者なんですね。世界をどうこうしたいから征服する、ではなく、世界を征服したいから征服する、しかもそれがヒロインというのはなかなか新しいですかね。

なんだろう? 不思議なアニメですが、どこか「廻るピングドラム」を思い出した(あそこまでぶっ飛んでませんが)。

第2話
逸花回。逸花の飯を食べた時の明日汰のリアクションは、古典的だけど笑ったw 明日汰の名前を連続で間違えるくだりは、化物語を思い出させ、少ししんみりした。

第3話
吾郎&安兵衛回。立てよ国民?w 私は非喫煙者者だけど、あんまり気にならないけどな、煙草の煙。私は健康面&金銭面から吸わないけど、煙草吸ってるキャラとかシーンとか、普通に格好良いとは思う。これまではふざけつつもストーリーを流してたけど、今回は一時停滞? こっち(ギャグメイン)でいくのかな?

第4話
ナターシャ&ロボ子回。キャラの掘り下げを二人まとめて行い、テンポを早めているということは、中盤以降はストーリー重視かな? ナターシャが意外と若くてびっくりw

第5話
駒鳥さん回。そして触手回w 意外な展開&真の意味で正しい「別にあんたの為にやったんじゃないんだからね」……あれは笑った(笑) ラストは二重だまし。ナイスな脚本でした♪

第6話
学校生活を見せるわけですね。なぜか何度も寝落ちしたw

第7話
トンデモ展開の後に、説明不足のまま無理矢理に収束。まあ、伏線になっていることに期待しよう。

第8話
世界征服は、いつ進むんだろう? 敵(政府)側にはズヴィズダーの身内が多いようですね。家族ネタ(和解)をメインにするつもりかな?

第9話
安定の温泉回。そして、吾郎の食レポは「孤高のグルメ」の「井之頭五郎」のパロディ(笑) 吾郎つながりやね(視聴対象的に、分かる人少ないんじゃないw)

第10話
なんだ、ロリガのような世界観だったのか? 敗退後のロボ子の扱いには、胸が痛くなった。戦場で「正義」をうたった「勝者」がどのような行いをするのか……ニュースでしか知らないことだけど、アルことなのかなぁ。

第11話
ケイトの真実。なんかちょっとだけ、「鋼の錬金術師」の「お父様」を思い出した。駒鳥さんと明日汰のやりとりは、胸が切なくなる良いシーンであった。

第12話
やはり、なんかロリガっぽい(笑) それがこの作品の良さなのだろうけど、途中途中にはさまれるギャグ要素が邪魔だった。最終バトルは、思いっきりシリアスにして、熱い展開にした方が、ギャップが効いてて良かったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

感想

アニメオリジナル作品
世界が1人の幼女によって征服されるお話

以下各話感想的なもの
第1話
{netabare}主人公の明日汰は家出中
なんなんだ戒厳令って
いきなり街の店やらなんやらが閉まってる
変な幼女キタ━(゚∀゚)━!!
「我が名は星宮ケイト、またの名を悪の秘密結社ズヴィズダーの総帥ヴィニエイラ様だ!」
うん、可愛い

戦闘員的な奴らのキャラが濃すぎる
こんだけの力があったら世界征服できそうな気がするな
てか冒頭の感じからすると本当に世界征服するんでしょう

ラストの白いのは正義の味方かな?{/netabare}

第2話
{netabare}飯に釣られてズヴィズダーの拠点に来た明日汰
あのちっこいプニプニはクルクルって名前なのか

いきなり奥から怖い人だ!
逸花が料理担当だと分かった途端食卓から消える一同
まあそういうことですよね、察してくださいww
名前がロボ子とか安直すぎる
メシマズをちゃんと指摘できる明日汰くんすごいです!{/netabare}

第3話
{netabare}ヴィニエイラ様のタバコへの憎悪が異常なのです
まあ俺もタバコの臭いは嫌いですけどね
非喫煙者の庶民もズヴィズダーに賛同し、何やら大変なことになりそうな予感
てかどんだけ非喫煙者いるんだよ
5人に1人くらいは喫煙者じゃないのか?

西ウド川市の喫煙者が排他されていく
そしてヤスも・・・
生き残った喫煙者たちは「最後の楽園」へ集結
そして全面戦争へ!
怒ったヴィニエイラ様ってそんなに強いのか!?
3話にして早くも征服失敗(・ω・`){/netabare}

第4話
{netabare}僕もナターシャと同じ布団で寝たいです(-_-)゜zzz…
一万二千年周期か
どこかで聞いたことのある数字だなヽ(´▽`)/
西ウド川市の地下に古代遺跡が1?

すぐお昼寝しちゃうヴィニエイラ様カワイイ
ナターシャってウクライナ出身だったのか
両親はどうなっちゃったんだろうね
おしべとめしべをピーするんですね
わかりますwww
なんかいい話チックに終わったけど、果たして本当にいい話だったのだろうか??{/netabare}

第5話
{netabare}あれ?いきなりバトルしてる?途中の回抜かしてしまったか??
と思ったらそんなことなかったε-(´∀`*)ホッ
まさか蓮華ちゃんがホワイトロビン!?
バレバレですよね...

女子更衣室に入って「女の子の匂いがする」とか完全に変態さんです
とうとう出やがったぜ、お決まりの触手攻撃
さすがにそれはマズイと勢いでロビンを助けてしまった明日汰
これは後々(○゚д゚)ャバィカモ・・・
逆上がり出来て良かったねヴィニエイラ様!{/netabare}

第6話
{netabare}学校は安息の地、聖域だから守りきる
完全にフラグを立てて即効で回収しましたね明日汰くん(笑)
明日汰の学校にあると噂になってる秘宝"ウドの花嫁"を潜入捜査するズヴィズダー一同
五郎さんの潜入の仕方が不憫すぎる・゜・(ノД`)・゜・

秘宝倶楽部への潜入に成功
なぜかウド川踊りを無茶ぶされる明日汰
これはひどい・・・
しかし倶楽部そのものが罠だったみたい
ここからどうなることやら{/netabare}

第7話
{netabare}結局駒鳥さんも参加することに
相手がホワイトライトということに気づいた五郎さん
しかし足の親指だけじゃ通信が上手くできない(-_-;)
明日汰が踊ったら石が光りだした!?
明日汰の踊り恐るべし!

変な集団が結界を破って突入っしてきた
その最中、ケイトと明日汰は石の光ってたプールの中へダイブ
変な世界にワープしてケイトが巨大化して再び元の世界に帰ってきた!?
どういうことだってばよ???
明日汰は征服されない能力の持ち主みたいです
そして突入してきた集団は都知事(明日汰の父親)直属の部隊ということが判明Σ(゚д゚lll){/netabare}

第8話
{netabare}ホワイトファルコンが登場!
久しぶりに羽を伸ばすことになった明日汰
ケイト&ロボ子と一緒にロボ執事ショーを見ることに
メイド役をやっているファルコンに洗脳をかけられたケイトたち3人
どうなることやらアワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!

ピエールのおかげで団員のもとへ駆けつけることに成功した五郎さん
そのままファルコンとの戦闘へ、、、
意外といいバトルしてたな
ファルコンの正体は五郎さんと関わりがあったみたい
てか今回は五郎さん回だったな
ヤスはどうなるの???{/netabare}

第9話
{netabare}ズヴィズダー一味とホワイトライトが慰安旅行で同じ温泉宿に
また仮面かよ、、、
温泉でベタなすれ違いキタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
ドヴァーとホワイトロビンが角でぶつかるというまたもやベタな再開を果たす
しかしそこをイーグレットが目撃(・□・;)

イーグレットの勝手な行動で争いが始まってしまった
やはり注目の戦いは旅館の老夫婦ですねwww
イーグレット&ドヴァーの正体を知ってしまった駒鳥さん
そして裏切ったであろうヤス
さらに最後の爆発
急展開すぎるぜ!!!{/netabare}

第10話
{netabare}開始早々基地を爆発されたズヴィズダー
この顔にズヴィーときたらズヴィズダー、ということでめっちゃ指名手配されてる
敵に囲まれてしまったズヴィズダー
五郎さんとロボ子が犠牲になってしまった、、、

罠だとしても行くしかない
ケイトがいるから大丈夫!
ケイトへの過剰とも言える信頼はどこからきてるのだろうか?
見事に罠にはまるものの、ホワイトロビンいや駒鳥さんが自分の中の正義を信じて行動を始める
テライケメン(//∇//)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

68.8 2 中学生で戦いなアニメランキング2位
宇宙のステルヴィア(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (306)
1673人が棚に入れました
西暦2167年、地球はみずへび座ベータ星の超新星爆発によって引き起こされた強力な電磁パルスと放射線によって壊滅的な打撃を受けた。だが人類はそこから見違えるほどの復興を遂げた。そして、かつての災厄より189年後に訪れるとわかっていた第2の災厄、すなわち超新星よりの衝撃波の到来に対し、全人類を挙げての防御体制を築き上げていったのである。
そして2356年。遂に衝撃波セカンドウェーブが太陽系に到達しようとしていたその年、人類の生活圏を守る大計画グレート・ミッションのため作られたファウンデーション(宇宙ステーション)の1つ「ステルヴィア」内の宇宙学園に主人公たちが入学するところから本作は始まる。


声優・キャラクター
野中藍、水島大宙、松岡由貴、折笠富美子、田中理恵、斎賀みつき、うえだゆうじ、陶山章央、広橋涼、豊口めぐみ、岸尾だいすけ、檜山修之、進藤尚美、藤原啓治、堀勝之祐、田中正彦、根谷美智子、屋良有作、小杉十郎太、笠原留美、朴璐美

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心地よい余韻に浸れるアニメ…

はっきりとした色使いのアニメだなぁ…この作品の第1印象はこんな感じでした。
作画もキャラデザも嫌いじゃなかったこの作品の視聴を後押ししてくれたのが野中藍さんの初主演作品だった事です。
野中さんの愛称である「あいぽん」もこの作品の主人公である「しーぽん」が由来になっている事からもお互いに結びつきを強く感じます。

この作品の物語の舞台は西暦2356年…約189年前に地球はみずへび座ベータ星の超新星爆発によって壊滅的な打撃を受けました。
そしてその超新星爆発から189年後の今年…セカンドウェーブと呼ばれる衝撃波が太陽系に向かって到達しており、全人類は総出で未曾有の危機に対処を進めていたのです。

人類はセカンドウェーブに対処すべく宇宙ステーションの一つであるファウンデーションを建設していたのですが、この物語はそのファウンデーションの一つであるステルヴィアにある宇宙学園に新入学制が入学してくるところから始まります。

ここで入学してきた新入生の一人が片瀬志麻…通称しーぽんと呼ばれる女の子…
彼女は宇宙パイロットを夢見てこの学校に入学してきたのですが、最初のうちの成績はほぼ底辺…
それでも色んな人々との触れ合いの中から学び…知って…そして成長していく様が描かれています。

この作品…兎にも角にもしーぽんが輝いている作品だと思います。
顔は可愛らしいですが、スタイルは人並み…口数は多くないのですが時折テコでも自分の考えを曲げない頑固親父の様な一面を持っていて…
人に相談する事は決してなく口を開く時にはもう自分の中で決定している事を告げるだけ…
何より人に対して素直になれない意地っ張り…

こんな風に彼女の性格だけを列記すると、あまり良いところが見当たりません。
それでも彼女は輝いているんです…

それじゃ何が彼女をそんなに輝かせるのか…
それはいつも一生懸命頑張っているから…

必死で考えて…誰よりもたくさん計算して…
負けた時には悔しいといってポロポロ泣いて…
大切な人と同じ目線で物事を見るために歯を食いしばって頑張って…
有事の時には自分の事など厭わず身を挺する事のできる彼女…
そんな彼女の一生懸命に何度も胸を打たれて…何度も涙で前が見えなりました。

間違いなくしーぽんは良い子だと思います。
でもこの作品の良い子はしーぽんだけではありません。
しーぽんを取り巻く同じ予科生の仲間たち…
みんなの立ち位置が抜群なんです。

同じ予科生…という事は仲間であると同時にライバルでもある訳です。
特にこのステルヴィアでは成績の優秀な人とそうでない人との格差がどんどん開いていくんです。
優秀な人は学生であるにも関わらず大切なミッションに参加させて貰えるのですが、そんな選ばれる人間はほんの一握りだけ…
難しい授業にも厳しい訓練にも耐えられるのはそのほんの一握りになりたいから…

でも人って気付いてしまうんですよね…
どうしても越えられない壁がある事に…
どんなに頑張っても絶対追いつけない人がいるって事に…
もう心の中はグチャグチャです…

確かに予科生の仲間同士…全てが順風満帆ではありませんでした。
でもここで彼らはまた気付く事になるのです…
仲間の存在が何より大切である事に…

この作品で繰り返し使われた台詞も印象的でした。
「自分にできる事をやるだけ…」
「ここを次に世代に残すのは我々大人の役目…」
しっかりと見据えるべき物事が眼中に入った台詞だと思います。

この作品は2003年に放送されたものなので、もう14年も前の作品ですがそんな古さを微塵も感じさせない作品だたと思います。
SFというジャンルの好きな方…或いは好みの声優さんが出演されているなら是非チェックして頂きたい作品だと思います。

オープニングテーマは、「明日へのbrilliant road」
エンディングテーマは、「綺麗な夜空」「The end of the world」「Dear my best friend」
全てangelaさんが歌っています。
この作品のオープニングを始めて聴いた時、恰好良すぎて鳥肌が立っちゃいました。
挿入歌としても使用されているのですが、この曲が流れた途端テンションも上がりまくりでした。
絶対に覚えたい曲です。

2クール26話の作品でした。
物語としては綺麗に纏まっていたと思いますが続編があってもおかしくない
展開だったと思います。
この作品もしっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

リトル アストロ アカデミア

22世紀半ば過ぎた頃、人類は太陽系に進出し、予測された超新星爆発による宇宙風に備える為「ファウンデーション」と呼ばれる宇宙ステーションを多数運用していた。
ファンデーションにはそこで働く職員を養成する為の学校があり、その予科生に進学した主人公と仲間たちのお話。
SF(風)設定の、学園もの、恋愛もの、成長もの、と言ったところです。
尚、戦争ものではありません。


結論から書くと、惜しい!
SF考証が甘い。学園ものとしても甘い。シナリオが甘ーい!!
企画として良かったのに詰め切れなかった印象です。

【SFとして】
「ファウンデーション」とかもろアシモフだし、全体にハインラインの「宇宙の戦士」にも似てますし、作者はSF好きなのかな?
にしては宇宙で起こる現象が全然リアリティがありません。
{netabare} まずおよそ200年前(丁度現代ごろ)超新星爆発による宇宙線で地球は壊滅的な影響を受けたんだそうで、そこから予測された第2波に備えるのが前半の話なんですが、第2波は宇宙線のみならず、物理的に隕石も多数飛来するそうです。
まず超新星爆発したのがどの星なのか言及ありませんが、太陽に最も近い恒星アルファ・ケンタウリですら、近いと言っても4光年離れています。
そこから何かが放射されてこの密度で降り注ぐって…有り得ないですよね。

第2波処理の「グレートミッション」を概ね計画通り成功させたファウンデーションですが、今度は土星付近に謎の脅威が現れこれが後半のストーリーとなりますが、これが科学考証が全っ然で、対処として一体何をやっているのかが全く分からないので入り込めないんです。

クラークの名著「宇宙の旅」シリーズは科学現象としての宇宙航海と、未知の脅威への対処を楽しむ作品ですが、それは科学的に合理的だから読んでいて楽しいんです。

「ステルヴィア」はそこの所全然及びません。
結局謎の宇宙蝉の正体も不明なままですし、
子供騙しのオカルト現象を描いているだけです。 {/netabare}

まあシンプルに「SFビッグ3」に迫る力量あるアニメ作家などそうそう居ないって事なんでしょうね。残念ながら。


【学園ものとして】
前半はまぁまぁ良かったが全体としてまず凡庸。
それからミッションに私情を持ち込むな!(笑)
{netabare}後半は酷いもんです。
主人公女子と彼氏くんに人類の存亡がかかりますが、そんなストーリーにしなくても良かったと思うんです。
正直地球人類のトップ2がコレかよ!と嘆きたくなります。
2人とも個人の悩みで任務に支障を来しています。
結果的に乗り越えたし、そういう成長ものなんでしょうが、高校生と言うより小学生みたいでした。
話し合おうとするたんびに「もうほっといて!」とか言いながら走り去るの何回やるねん。
ガンダムもそうですが、お子様に人類の命運背負わすのやめて欲しい。
{/netabare}

キャラ評価4にしましたが、これは実際居そうな深みのあるキャラを多数配置してくれた事への評価で、正直ウザキャラが多めでした。


訓練生が成り行きで活躍しちゃう似たストーリーに「ストラトス4」がありますが、そちらの方が成り行きに説得力がありますし、活躍の度合いや任務に注ぐ情熱の点で見応えがあります。
キャラもサバサバしてて魅力的ですし、ビジュアルも迫力ありました。
まだでしたらコレより先にそちらをお勧めします。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

旧作の魅力を話したい(長文)

野中藍さんの出世作
舌足らずな独特な声は幼さのなかに芯がありますよね
あいぽん演じる片瀬志麻とその仲間たちが、助け合いときにぶつかって
宇宙規模の災害にむかっていく壮大なストーリーでした

今後視聴される方のために
舞台設定についてかみくだいて記します

地球圏からはるか遠くで星が爆発。
その爆発衝撃波が地球に到達して過去に壊滅的被害をもたらします
しかしこの災害はおわっておらず
爆発の第2波がくることが観測されており
対策として地球圏にバリアを建設しております
そのバリアのメンテナンスや、バリア通過した隕石の回収をする人材育成施設が
ファウンデーションと呼ばれる宇宙ステーションにあるんです

ステルヴィアとは第2ファウンデーションのなまえです。
西暦2356年のお話なのですが途方もない未来というより
生活の描写からごくごく先の未来の物語の印象をうけます。

では見所について語ります
まずはキャラクターの魅力
脇役が光る作品です。名作とされる条件は脇役が個性的であること
脇役の心理描写がしっかりなされていることが必須かなって考えております

主人公志麻の親友4にん
志麻の理解者であり、ステルヴィア入所から一緒のアリサ
ほんわかした人柄ながらくらい影のあるやよい
ツンデレ担当優等生ながら努力の人晶

ふだんは仲良くたわむれているんですが心に秘める
「嫉妬」「焦り」「不安」「孤独感」などがしっかり描写されています
高まった感情をぶつけあって喧嘩に発展することもありますが
罵りあえる仲間こそ本物の仲間であろうし
そして彼女たちのわだかまりが解消されて
真のともだちになって行く姿に感動を覚えます

学生を見守る側である教官のおとなたちも味があります
大人が重要な役どころである点はポイント高いです
やるときはやるって大人らしい姿にしびれます
子供しかでないアニメだとどうしても出せない味ってありますよね

ストーリーの魅力
登場人物が同じ目的にむかっていますので
一本道なシナリオで破綻がないんです
主題としてあるのが少女達の成長を描くことでありますので
別の方向をみていた子たちの心が一つになってく過程が
ストーリーをなぞりながら伝わってきます
結末をうやむやに終わらせず納得のできる〆かたにしたのも
気持ちよいですね

ものたりない点
①キャラデザは正直太いな・・・って肉感的ともいえるのでしょうか
丸顔で首もふとい。萌え絵の部類ですが
SFアニメなので、求めるところが違うんでしょうか

②最大の見せ場で迫力に欠ける
史上最悪の災害に立ち向かう過程の描きかたは手にあせにぎるんです
確実性にかける高出力レーザーに最後をたくして
それを発射。
まっすぐ飛んでいって
命中。消滅

こういうシーンって一回回想いれたり
お願いって祈ったりしてたりするメインキャラのカットとか普通
いれませんか?
だらだらひっぱるのもどうかと思いますが
あっけないのもさみしいのです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

69.6 3 中学生で戦いなアニメランキング3位
聖闘士星矢[セイントセイヤ](TVアニメ動画)

1986年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (194)
906人が棚に入れました
この世に邪悪がはびこるとき、必ずや現れるという希望の闘士聖闘士(セイント)。その拳は空を切り裂き、蹴りは大地を砕くという。彼らは神話の時代より女神アテナに仕え、武器を嫌うアテナのために素手で敵と戦い、天空に輝く88の星座を守護としてそれを模した聖衣(クロス)と呼ばれる防具を纏う。6年もの厳しい修行を経てアテナの聖闘士となった少年星矢が、同じ境遇の仲間の聖闘士たちとともにこの世に蔓延する邪悪と戦う。

声優・キャラクター
古谷徹、鈴置洋孝、堀川りょう、橋本晃一、堀秀行、潘恵子、山本百合子、宮内幸平、小山茉美
ネタバレ

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君は、コスモを感じたことがあるか

全117話



聖闘士星矢。聞いたことがないという人はいないんじゃないだろうか。
いわゆるバトルスーツ系のはしりとなった作品だ。
星座に因んだバトルスーツ、所謂クロスを纏い、
物質の根源である原子を砕く力をコスモとし、自分のなかに感じるコスモを燃やして戦う。
強烈な個性とともに熱く描かれたバトルは今も色褪せることは決してないと信じている。
117話は、聖域編・アスガルド編・ポセイドン編と分かれているが、聖域編の中の41~73話の十二宮編が最も人気のある部分であり、
シナリオが完成されている。長すぎて嫌だと思う人でも、ここまででいいからぜひ見て欲しい。
のめり込んだら、自分のように黄道十二星座を丸暗記してしまうかもしれない。
それほど聖闘士星矢の魅力はこの十二宮編に凝縮されてて、
十二宮編の他の話は、全ておまけと言っても過言ではないと思っている。
むしろ、他は十二宮編の人気の亡霊である。続編はことごとく人気に伸び悩み、ことあるごとに十二宮編と比較されてきた。
聖闘士星矢Ωなんかより十二宮編を現在の作画技術でリメイクした方がよっぽど人気がでるんじゃないだろうか。

車田作品として、リングにかけろでも同じことが言えるんだけど、
主人公の力量に対して目の上のたんこぶのようなキャラを作ってるところがいい味を出している。
主人公と仲間の力量をある程度均衡させて描く場合、この目の上のたんこぶ、つまり主人公以外の仲間キャラの強さを主人公より多少上げておく
キャラ構成によって各キャラの成長を分かりやすくしているんじゃないかと思う。
車田さんについてもう少し言えば、上に吹っ飛んで頭から落下する車田作品の派手な演出はもう古典的典型と言ってもいいんじゃないだろうか。
基本バトル演出の礎のひとつになったと思う。
知らない人は、ぜひ見て欲しい。本当に。


十二宮編について↓
原作漫画もテレビアニメもバトルではアクティブな戦いより会話の方が多い。
それでも面白いと感じるのは、キャラの個性を闘う相手に受け止めさせているからだと思う。
キャラの個性に合った宿敵と、双子座ジェミニの二面性をうまく利用した真相とその結末。
これ以上のキャスティングとシナリオは無かったと思う。
現行の星矢Ωの十二宮編にはこのどちらの要素も欠落している。

以下、キャラ設定を生かした魅力的な十二宮対戦カード
{netabare}
星矢 VS アルデバラン・アイオリア
星矢は正義の象徴であり猪突猛進キャラだが、逆に同じ個性を持つ相手をぶつけたカードとなっている。
正義を根性で貫くという主人公らしい戦いをアルデバランの角折りやアイオリアのカシオス登場で味付けしている。
実際、ここで星矢が先に進むことで星矢含めブロンズの正義の前進を視聴者は実感できたんじゃないだろうか。
1秒100発の星矢の流星拳がアイオリアの1秒1億発のライトニングプラズマを凌駕することは頭で理解しやすく、
視聴側も手に汗を握る。

瞬 VS アフロディーテ
美形対決のカードであり、師匠殺しの因縁対決。お互い生身の拳で相手を殴りつけないので距離が埋まらないまま決着がつくのが特徴。
優しい男の娘キャラである瞬が勇猛な兄一輝と最後まで男らしく戦うことを約束した戦いであるところも惹かれるが、
追い詰められることによって発揮される瞬の本来の力の衝撃は十二宮編のどの戦いより驚かされる。
普段大人しいキャラの高い潜在能力というギャップは美形対決を最後まで美しく締めくくった。

紫龍 VS シュラ
流血担当紫龍に、いかにも血流戦になりそうな「いかなるものも切り裂く手刀」をもつシュラを相手としてあてがったカード。
そして、従順に老師の教えを守ってきた誰よりも誠実な紫龍が禁じられた技を使うシナリオは本当に完成されている。
「老師、お許し下さい。この紫龍、老師の戒めを破ります…」の言葉には死以上に優先されるべき目的を果たさんとする意思がうかがい知れる。
その禁じられた技というのも、天に昇っていく自殺技ということろが紫龍らしく、龍らしい。
昇龍となって昇天する姿は美しい。ポセイドン編やハーデス編で明かされるシュラの最後の瞬間に紫龍に託したものも、美しすぎて涙がでる。

氷河 VS カミュ
師弟対決。唯一無二のマザコンキャラ氷河の母が眠る氷海の底の沈没船を深海に突き落としてマザコンからマザーを奪うのは仁義が無い。
氷河がそれでも感謝の心で凍気対決で凍気の真髄に辿り着く過程に感動する。カミュが「その力、信じる者のために使わせてやりたかった」
というのは立場の事情を悔やむばかりである。後にも先にも凍気使いの聖闘士はもう出てこない。
師弟対決が強烈過ぎて氷河VSミロがかすむが、ミロも非常にいいキャラだった。

一輝 VS シャカ
ブロンズで最も神に近い男と対峙できるのは不死鳥だけだっただろう。地獄の果てからも甦る不死鳥のイメージを遺憾なく発揮した。
また、仲間の中で最強の一輝が黄金聖闘士最強クラスを相手にする対戦カードはもうそれだけで感涙もの。
猛々しい一輝のコスモがシャカのコスモを覆い尽くし、十万億土とやらに旅立つ一輝の男らしさと儚さにはロマンが凝縮されている。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これあってのΩだかんな!!

星座を模した聖衣(クロス)と呼ばれる防具を身にまとい
この世の邪悪と闘う少年達 聖闘士(セイント)の物語

私が小学生の頃、
我が家にビデオデッキが備え付けられ
私が一番初めに録り溜めし始めたのが
『聖闘士星矢』でした。

1話からずーっと録画していたのですが
1回だけ父と夜釣りに出かけていて
母に録画を頼んでおきました。
家に帰って、楽しみにしてた『聖闘士聖矢』を
観ようとビデオを再生したら、
パカラッパカラッパカラッパカラッ
「ハイヤーッ!ハイヤーッ!」
「暴れん坊将軍!」テテテーン!テーテーテェテェーン
が映っていて、激怒しました。

「テレビ局に電話して、
シャカと闘う所じゃ言うて
ビデオテープ送ってもらえや!!!」

と無茶なことを言って母に怒鳴ってた記憶があります。

お母さんごめんなさい。
今なら余裕でレンタルして100円で観れます。

という感じで子供が夢中になる『聖闘士星矢』です。


一番盛り上がったストーリーは
『黄金聖闘士』(ゴールドセイント)がたくさん出てくる
『十二宮編』です。

『黄金聖闘士』は我々に馴染みの深い
十二星座に対応する黄金に輝く聖衣をまとっていて

私の学校では、
「お前何座?」
「射手座」
「おおぉ、アイオロス」
「お前は?」
「かに座」
「うわぁぁぁデスマスク」
と言うように自分の星座で
優劣が決まってしまうという
恐ろしい子供社会が展開されていました。
全ては『黄金聖闘士』(ゴールドセイント)の人柄や活躍に
自分の運命が左右されるので、
おのずと自分の星座の
黄金聖闘士を応援しなければならない
という状況にありました。

ちなみに私は蠍座スコーピオンのミロでしたが
コロッケが美川憲一のモノマネで『さそり座の女』を
歌いまくっていたので、
「お前何座?」
「さそり座」
「いいえ、あったっしは・・・」

となっていました。


私の周りの同世代の人は
現在放送中の『聖闘士聖矢Ω』が
「こんなの聖闘士聖矢じゃねぇ!」
とあのピッタリジャストフィットクロスが
納得いかないようです。

しかし、私の通勤電車でよく一緒の車両になる
女子高生2人組みの会話は、
1人がパチンコかパチスロかの『聖闘士星矢』の
中吊り広告を指差して
「見て・・・聖闘士星矢」
「あん?・・・・・・Ωちゃうやん・・・」
となんかちょっとガッカリした感じで言っていました。

ウソ?まさかΩ派?
て言うか派閥もクソも聖闘士聖矢あってのΩなんじゃ・・・


そうか、俺もいよいよオッサンなのか・・・・

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「シャカ!もっとも神に近い男」

原作コミックは後年立ち読み程度。

星座を土台に、ギリシャ神話や古今東西の伝説を背景に、宿命を背負った
聖闘士(セイント)たちが、小宇宙(コスモ)を覚醒させ、必殺技が乱れ飛ぶ……。
私に幼少時にして既に不死の病“中二病”の罹患を決定付けたw
何かと因縁深いバトルアニメ。

中でも特に黄金聖闘士(ゴールドセイント)編が印象的。
時間が限られる中、美男子たちが満身創痍になりながら、
プライドの塊を燃やし、敵・黄金聖闘士と熱い減らず口を叩き合いつつ、
関門である十二宮を突破し、上へ上へと登り詰める。

ジャンプ黄金期の王道プロット具現化の極致であり、
シナリオもこれ単体でゲーム化される程の完成度で、
今、見直しても尚、興奮することができます。

強者揃いだった黄金聖闘士たちの中でも、私にトラウマ級のインパクトを残したのが、
処女宮の守護者、乙女座(バルゴ)のシャカ。
もっとも神に近い男と称されるカリスマです。

{netabare}攻撃方法、言動、全てが世の理を超越しており、
倒すための道理すら導き出せる気がしませんw

まさに天上天下唯我独尊!(笑)
目を閉じたままですが、超上から目線w
そのままほぼ動かずに聖矢たちを屠って行きますw
そんな彼がもしも目を開けたら……考えただけで震えが止まりませんw

ちなみに仏教の開祖・釈迦の生涯を知るより先に、
黄金聖闘士シャカの天罰に遭遇するという、
残念極まりない教育環境に育った私w

幼い私にとってシャカとは悟りを開き、人々に救いをもたらす聖人ではない。
怪しげな術で、人の六感を全て剥奪し、六道どの冥界で死にたいか選択を強要する。
私にとってシャカとは、大変恐ろしいお方でしたw{/netabare}

後年、神仏はまず疑う捻くれた宗教観を育んでいった私ですが、
その原点は案外シャカとの遭遇にあるのかもしれませんw

黄金聖闘士編はとにかく上へ上へと小宇宙(コスモ)を燃焼させたい方に、
今なおオススメしたい熱いエピソードなのです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

61.4 4 中学生で戦いなアニメランキング4位
魔法少女なんてもういいですから。 セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (159)
650人が棚に入れました
双見酔氏が描く「魔法少女の日常」、セカンドシーズンスタート! 魔法少女になってしまったものの変身コスチュームの水着にどうしても馴れないゆずか。果たして、ゆずかが魔法少女を受け入れられる日は来るのか!?

声優・キャラクター
藤田茜、若井友希、大森日雅、田中美海、伊藤美来、西明日香

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

まさかセカンドシーズンが来ようとは…

えっ、この作品2期あるのっ…!?」と思う作品ってこれまでもありましたけれど、この作品も正直続編の発表にびっくりした作品でした。
なぜならアニメの世界ではたくさんの魔法少女が存在していて、今この瞬間にも増殖を続けています。
少なくともアニメの世界において魔法少女は実在を認められている訳ですから…
それなのに、この作品は魔法少女をある意味真っ向から否定する作品でしたから…

でもこの作品ならではの設定が面白かったのも事実です。
例えば、魔法少女には年齢制限があってある一定の年齢を過ぎると定年を迎えてしまうとか…
最近では年金受給の問題から定年後の再雇用が当たり前の世の中になっていますが、現実と比較するとこの作品の魔法少女はかなり厳しい世界を歩んでいるようです。

これまで本作の主人公であるゆずか主体で物語が進んできましたが、今期は魔法少女仲間との交流が多く描かれているのが前期との大きな違いです。

一方、前期から変わっていない…いえ、むしろエスカレートしているのはミトンの粗末な扱いでしょうか…
そもそもミトンがいなかったら、ゆずかは魔法少女にはなっておらず、この作品も生まれなかった筈なのに…
タワシでゴシゴシ…これはゆずかと一緒にお風呂に入るための特典と思えばこれは良いとして…
コンロ代わりにされて頭の上にフライパンを乗っけられたり、無抵抗なミトンを雰囲気だけで虐待するシーンがなかったとは言えません。
確かに球体の身体に中途半端な大きさの羽が生えている…恰好的には残念系なミトンですが、根っからのワルじゃないので個人的には嫌いじゃありません。

これまで紆余曲折ありましたが、ほかの魔法少女とのふれあいをきっかけにゆずかが魔法少女として目覚めていく…今期はそんな展開だったと思います。

この物語の設定で大胆だと思ったのは、魔法少女が活躍する場が過ぎた世界…という事です。
一般的に魔法少女の登場する物語は、倒すべき相手がいた上で魔法少女を選択する上で葛藤したり、或いは強制的に争いを強いられる…若しくは自らの正義感で戦いに挑む…と全ては倒すべき相手がいるから成立するんです。

そんな世界の真っただ中だったら魔法少女になる意味を感じる事ができると思うのですが、本作ではその意味を全部すっ飛ばして魔法少女をうみだそうとしているんです。
だから実際に魔法少女にさせられる人が抵抗を感じるのは仕方のない事だと思います。

それでも魔法少女を生み出す理由は何か…
詳しくは本編でご確認頂ければと思いますが、悪い魔物とかをやっつけるだけが魔法少女の役目じゃない…
そんな魔法少女の基本を思い出させてくれる…そんな作品だったと思います。

主題歌は、アース・スター ドリームさんの「君色に染まる ~アース・スター ドリームver.~」
この曲は何気に好きでした。
今度カラオケでも挑戦してみたいと思います。

1クール12話のショート作品でした。
全体的には日常を主体としたちょっとユルめな作品でしたが、キャラデザを含め作風に合っていたと思います。
ショート作品はまとめて一気見する場合が多いのですが、この作品は毎週の視聴が楽しみな作品でした。
原作は未だ続いているようです…登場人物みんなが定年を迎えるまで続くのでしょうか…
少し今後が気になる作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

めっちょん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

全てにおいて絶妙にバランスの取れた作品

短編アニメストーリー
気楽に観れてクスッと笑えます
作画もやわらかでそんなに描き込まず気楽に作ってる感じが逆に良いですね

キャラクターでは実は某QB・・・ゴホンゴホン、ミトンが非常に重要な位置を占めてます
程良いゲスっぷりに程良いイジられキャラ。身を挺して一身にそのツッコミを受ける姿は神にも等しいw
彼無くしてこの作品は成立しない。そうまさに彼こそがこの作品の主役なのです!(誇張)

キャラクター同士の関係も付かず離れず絶妙なポジションを維持しています
主人公のゆずかちゃんとロリ担当だいやちゃんが丁寧語なのも上手く距離感が取れててバランスいいです
それぞれのキャラが独立して平均的に個性を出し合ってるというのは実は非常に良く計算された演出なのではと思いました

微エロ要素も行き過ぎず可愛く微笑ましい程度に抑えられてます

ギャグ要素もゲス過ぎず優等生過ぎず
常にどこかここか毒があるのが絶妙ですね。センスを感じます

ラスト2話はちょっとシリアスを入れて上手くまとめたのも非常にスッキリした構成で心地良い終わり方でした
1期から通して色々問題もあったけど最後は「魔法少女になって良かった」という結論で終えたのは非常に気持ちが良いですね
彼女達はこれからも楽しく仲良くやっていけるでしょう


前出のように短編であり作画も見やすくキャラやストーリーもバランスの取れたストレスを一切感じない気楽に観れる作品に仕上がってると思います
観て損は無いんじゃないかなーと思います



OP
好きーだよ♪好きーだよ♪好きーだよ♪の歌詞と絵のマッチングwww
これだけで観る価値ありますw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

まりす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

定型の宝石箱や

4分アニメと言いながらもOPだけで45秒あります。
あとは毎話カットされない変身シーンとミトンやポチへの暴力
シーンで話が定型化しています。
{netabare}
キルミーベイべーといい、ファイト一発充電ちゃんといい、
とりあえず鉄拳制裁しとけばオチが付くだろう
みたいなやり方は気に入りません。

これは一体なんの物語なのでしょうか。
「魔法少女はもうぶっちゃけ必要無い」と明言されていますから、
友人との親交を温める話か、主人公の成長の話、
キャラの可愛さを前面に押し出した話 と言ったところでしょうか。

ガンダムの富野監督の受け売りですが、
全話を繋げて、そこから「定型」を取り去ると全体の物語が現れるハズです。
しかしこの作品は、毎話4分の中で律儀に「定型」を突っ込んでいるために
物語が薄くなりすぎています。
なので最終話で「魔法少女になってよかったです」とか言われても
視聴者目線では「?」です。

悲しいのは「ミトン」がキュウべえの刷り直しに見えることです。
(漫画だとそこまででも無いけどアニメでは露骨に似せている)
キャラまでも定型化してしまい、更に話が見えなくなる。
ゆるい雰囲気かと思いきやミトンのお仕置きのシーンに「動」が
含まれすぎてて気分が不安定になる。

どうすりゃいいんだろうな…
ショートアニメの構成が凄く難しいことを伺わせる作品でした。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
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