下水道おすすめアニメランキング 2

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早速見ていきましょう!

72.5 1 下水道アニメランキング1位
機動警察パトレイバー 後期(OVA)

1990年11月22日
★★★★☆ 3.8 (104)
663人が棚に入れました
『機動警察パトレイバー』(きどうけいさつパトレイバー、Mobile Police PATLABOR)は、1988年を基点とした10年後からの数年間の近未来の東京を中心とした地域を舞台とした漫画およびアニメ作品である。本作は、設定・時間軸共にTVシリーズの延長にある作品。

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

パトレイバー好きなら死ぬほど楽しめる。だから死なない程度に楽しんで。

TV版パトレイバーの続きの話です。
“グリフォン”との再戦が一番の目玉となっています。1話から4話までのこの話はやはり面白い。目が離せません。
しかし、その後の5話から16話までの話は一味違います。このNEW OVA版でも「パトレイバー」は完結はせず、
グリフォン戦の後からは、パトレイバーメンバーを、レイバーの関係ないところで遊ばせます。サイドストーリー的な。
やれ、歯が痛いだの、わきの下にほくろのある犯人を捜せだの、子猫を拾ったり、くだらないことをやります。
まあそれが面白くて、好きで観ているんですけどね。実際ほんとにくだらないものも少なくないんだけど。
脚本には映画を監督された押井守さんも何話か担当していて、観ているとなんとなく「あ、これは押井さんだな」と、分かるのが面白いです。
そうやって観るのもひとつの楽しみ方かもしれません。脚本の違いね。

個人的にこれは面白いと思うのは、第8話「火の7日間」、第9話「V.S(バーサス)」、第12話「二人の軽井沢」、
第14話「雪のロンド」、そして最終話である第16話「第二小隊異常なし」です。この5話は文句なしに面白いです。
せっかくなんでこれらについて少し内容に触れておきたいと思います。
というかまあ、すごくお勧めしたいので、頑張って好奇心をつついてみる。紳士にエロく。まあ冗談ですけど。

■「火の7日間」は整備員たちの風俗の乱れに榊班長が怒り、規則を厳しくしたことに始まる。繁さんはなんとか榊さんを説得しようとするが、逆に言い包められ整備員たちをナチ並に弾圧し取り締まる。が、しかし整備員たちも黙ってはおられず派閥を作り、反旗を翻していくというなんともオモシロおかしな話。篠原のナレショーンで進んで行くのだが、鬼気迫るような語りが逆に笑える。一番笑ったのは繁さんが榊さんに寝返ったこのことを、「上海亭の裏切り」と呼んだこと。もうこれには腹を抱えて笑いました。
■「V.S」は、第二小隊初の慰安旅行で、香貫花も参加するんだけど熊耳さんと火花を散らす展開になってしまう。なだめようとしても結局言い合いになってしまうし、後藤隊長は逃げるしで、もう大変。皆それぞれの個性が良く出ていて面白いし、笑える。僕は香貫花派です、はい。
■「二人の軽井沢」南雲さんと後藤さんが出張先から急いで(半分意地で)帰ろうとするけど、台風でどこの道路も封鎖されてしまっていた。そのまま戻って恥をかくのは嫌なので、仕方なく近くのホテルで一泊することに。一晩寝るだけならどこでもいいじゃないかと、後藤さんはラブホテルに入ろうとする。戸惑う南雲さんがとても可愛くて、何か起きてしまうんじゃないかとそわそわする1話。僕はこのお2人が好きだから、この話も好き。顔が赤くなる南雲さんはけっこうレアですよ。
■「雪のロンド」は不思議な話。それは夢だったのか。篠原は同窓会に出向き、昔好きだった女の子に会う。それからも何度か会うのだけれど、少し目を離すと、彼女はふっと消えてしまっている(村上春樹の小説みたいだ)。彼女が好きだった写真には、雪が街路樹を真っ白に染める。木に挟まれた道路をじっと見ていると、白い闇に吸い込まれそうになる。どこに繋がっているのかも、それが繋がっているのかさえわからない。ただ赤い風船だけが、しるべとなる。何もかもがはっきりとしない中、篠原はその娘を追い求める。
■「第二小隊異常なし」最終話となるこの話は、どちらかというと切ない話になる。日常の1ページに過ぎないのだが、失われたもの、またはすでに過ぎ去ったものと向き合うことになる。今のこうした時間がどのくらい価値のあるものなのか。それをなんだかわからないけれど、じんわりと感じる。最後を飾るにふさわしい1話です。

と、まあこんな感じで、パトレイバー好きにはたまらないこのNEW OVA版です。いつの間にか僕もパトレイバー好きになってしまっていた。
『パトレイバー』のことを一切知らない人は、TVアニメ版かOVAか映画第一弾から入るといいと思います。その後にこれを。
上の5つの話はほんとに面白いのでぜひ。
あでゅー。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぐりふぉん♪

設定・時間軸共にTVシリーズの延長にある作品。

TV版最終章の、グリフォン編の完結編部分と、1話完結の
オリジナル・エピソードから成る。

グリフォン編とオリジナルエピソードが交互に展開する。
BOX版はグリフォン編を先に纏め、オリジナルストーリー
が展開する。諸々の事情によりTV未放送。放送枠の関係。

基本的に学校を警察機構に置き換えた雰囲気で解かり易い
青春群像ドラマな諸設定が良かったのかも。

このシリーズに強い影響を受けた作品としては・・
「逮捕しちゃうぞ」「踊る大捜査線」等が有名かな?
ハヤテのごとく!には東京の地下でグリフォンらしき影を
パロってた様な。パロネタとして他作品に結構使われる。

造形的にはグリフォンが大いに趣味的で好きでした。

実際にはロボコップ型の様な小型のアンドロイド的な物が
もうすぐ実用化されるのかなと感じる。

例えば警察の防護プロテクターや消防活動の耐熱スーツ等
の重量負担を軽滅させるパワードアーマーは可能かと思う。

巨大ロボは・・運用的に・・やはり非現実的w
宇宙での運用以外は・・需要がなさそうw
そういう意味ではSFはファンタジーで夢があるのかもね♪

厄災の日の野明は・・シリーズ中で最もヒロインらしい
可愛らしさ?眼線や仕草が何ともいえないw 香貫花の
凛々しさや、熊耳のギャップ萌え?に押され気味の野明
の貴重なヒロイン回かな?

48話13 ダンジョン再び ※脚本/押井守
49話01 グリフォン復活
50話03 逆襲のシャフト!
51話05 史上最大の決戦
52話07 GAME OVER(TV版最終話相当)

オリジナルエピソード
01話02 災厄の日
02話04 視聴率90%
03話06 黒い三連星 ※脚本/押井守
04話08 火の七日間 ※脚本/押井守
05話09 VS
06話10 その名はアムネジア ※脚本/押井守
07話11 雨の日に来たゴマ
08話12 二人の軽井沢
09話14 雪のロンド
10話15 星から来た女
11話16 第二小隊異状なし(最終話)

こんな感じだと思う。私がそう想ってるだけかも?

ちょっと真面目な話すると・・某アメリカで無人戦闘機の
操縦シュミレーションをさせると、ゲーム慣れした子供が
ハイスコアを出すという実験があったような・・

今後ハイテク化が進み実質的操作が高度化していくと・・
それに必要なコンピューターや制御ソフトが性能差に直結
して・・操作はゲームに近くなっていき、飲み込みの早い
子供等が遊び感覚で良い戦闘を結果を出す。
戦闘兵器が無人化していると、残忍な事もゲームの延長で
無自覚に行動する。という警鐘があった気がする。

ゲーム機と言われてハイスコアを出すと・・実際には無数
の屍が転がるが・・本人に解らず、ゲームのスコアとして
の自覚しか無い。という事も・・起きうる・・NET社会・・

グリフォンは有人機ですが、描写の感覚は似てる。
適性の強い無邪気な子供程。無自覚で残忍な行動に出る。
パトレイバーは、人が死ぬという描写が排除されています
けど、戦闘の規模でいうと、実際なら相当死んでる筈です。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

濃縮押井汁w 傑作だと思うけど一部の限られた層向け

2021/04/19 投稿

初期OVA
劇場版全作
NextGenerationTVシリーズ(?)+劇場版
以上 視聴済み
テレビシリーズ未視聴(全47話のボリュームなので,ハードルが高いです・・・)

パトレイバーシリーズ何周年かの声優さんのインタビューをネットで見かけてこの作品を知りました。たしか,南雲しのぶ役の榊原良子さんが本作の(特に12話「二人の軽井沢」での)南雲像がそれまでと全く違う事について監督の押井守を批判しているようなそんな内容でした。そんなわけで,気になってみてみました。


4話(グリフォン編)+1クール(押井暴走編)的な全16話

4話まではグリフォンとバドとの再戦
おそらくはここまでは,制作上の縛りがあったのでは無いかと思われます。

その後は,どう見ても押井守の好き放題w
おかげでどこかで見たような気がする内容も散見されます。
特車二課が友引高校のような気もしてきます。遊馬なんかうる星やつらの諸星当たるがしゃべってるように思えます。
とにかく相当癖が強く,押井守が好きならたまらないでしょうし,苦手な人は見ない方がいいと思います。

自分は,大好物でした^^;
自分的には4話までは普通の作品,5話以降は外れ無し神回の連発でした。

中でも特に好きなのは
第8話「火の七日間」(押井度MAX)
第12話「二人の軽井沢」(上記問題作,個人的には超絶神回)
第14話「雪のロンド」(エモイ押井守)
第15話「星から来た女」(ウルトラセブン)
詳しい内容についてはあえて触れませんが,このサブタイトルだけでも気になるものがある人は必見かもしれません。

BGMもジムノペティーっぽい雰囲気の曲とかかなりいいです。
しかしOP曲ED曲は時代を感じさせ,悲しいくらい古くさく感じます。

毎回最後に表示されるテロップ

「この番組はフィクションである・・・が,
10年後においては定かではない。」

その10年後が20年以上昔だなんてしみじみ・・・

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

55.9 2 下水道アニメランキング2位
影鰐 - KAGEWANI -(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (126)
518人が棚に入れました
ULTRA SUPER ANIME TIME枠にて放送。

突如として現代に姿を現し、襲いかかる謎の怪獣たち。

極限状態の中、ただただ翻弄される人々。

怪獣はなぜ出現し、人を襲うのか・・・.

科学者・番場宗介は、キーワード「影鰐」を手掛かりに真実を追う。

新感覚パニックサスペンスアニメーション。

声優・キャラクター
杉田智和、置鮎龍太郎、相沢舞、奥畑幸典、半田裕典、小杉史哉、森下由樹子

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

物語を終盤まで視聴して・・・ようやく繋がりました^^

この作品はオリジナルアニメだったみたいですね^^
私はショート作品は纏めて一気見するので、この作品も特に事前情報のないまま・・・知っていたのは映像に「萌え」要素がないことくらい・・・ずっと録り貯めていました。

完走して振り返ってみると・・・「萌え」の要素は何一つありませんでしたね^^;
でもQ車好きな方なら・・・ある意味痺れる作品かもしれません。
この物語の主人公である生物学者・・・番場 宗介の愛車がトヨタ2000GTだからです。
独特な形状をしたリトラクタブルヘッドライトや絞り込んだリアビューなど、作品の中で認識できるのは一部のディテールだけですが、好きな方にはピンとくると思います^^
(私は車に詳しくないので、表現が間違っているかもしれませんがご容赦願います^^;)

そして物語の方ですが・・・起きている事象・・・発生する場所・・・事の顛末・・・一見似ているようですがバラバラです。
でも、作品の構成上終盤でそれぞれの線が繋がってくるので、序盤は繋がりは意識せずに視聴しても良いと思います。
独特の間合いから時には手に汗握る話やグッとくる話が視聴者を待ってくれています。

物語の方はあまり書くとネタバレになるので控えておきますが、キーワードは「グロ」「過去」「進化」「ヒトの弱さ」「狡猾」「変化」というところだと思います^^;
「ヒトの弱さ」と書きましたが、弱いことを否定している訳ではありません。
もともとヒトは弱い生き物です。ひとりでは生きていけないし、身の危険を感じたときに瞬間的に優先する咄嗟の動作は自分自身の保護だと思います。
だから生きていく上で「弱いままで良いところ」と「強くしなければいけないところ」があるのだと思います。
そしてこの作品では「弱さ」がかりが描かれている訳ではありません。
「強さ」もしっかり描かれていると思います。
主人公である番場 宗介とは一体何者なのか・・・?
起きている事象と彼との相関は・・・?
気になる方は本編でご確認下さい^^

1クール13話の作品でした。物語は一応区切りが付いてところで終わっていますが、続編があってもおかしくない終わり方だったと思います。
オリジナル作品なので、続編の有無は全然分かりませんが・・・
もし続編が放送されるなら視聴したいと思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 17
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

モケーレムベンベ

とりあえず、UMA好き、オカルト好きな私は最後まで見れそうです。
1話
{netabare}
コンゴのジャングルの湖に住むモケーレムベンベという有名なUMAがいます。

住民の証言によると首長竜のような姿をしているらしいです。

でもその証言が一説には、調査隊の人が「こんな生き物を見なかったか」「それはこういう姿ではなかったか」という質問に対して住民が話を合わせて行き、首長竜のイメージが定着したという話もあるそうです。
{/netabare}
2話
{netabare}
山に登る話といえば、「神々の山嶺」がオススメの漫画です。これは純粋な山登りの漫画です。
{/netabare}


3話
{netabare}
海で遭難した人が帰ってくるという話では、オカルト板に投稿された「リゾートバイト」というお話が怖いです(閲覧注意と、長文なので1時間以上は読むのにかかります)
{/netabare}

6話まで
{netabare}
闇芝居の頃、私は見るのを途中で辞めてしまいました。なぜかというと、ネットにあるオカルトをそのまま話にしているような、既視感を感じたとともに目新しさが全く感じなかったから。
ですが影鰐は違います。世界各地のUMAの話を、怪物が人を襲う話として昇華しいる。正直見知った話であっても、一つ繋がりを持たせたり、アレンジを加えることで、これだけ面白くなるのだなと、ある種感動しています。
{/netabare}

最終話まで
{netabare}
「紙芝居的」作品で初めて、ストーリーとしては満足できる内容になっていました。
主人公番場と影鰐という話の核をしっかりと持っているし、影鰐を利用しようとする木村をダシにして話を上手く広げ、風呂敷をちゃんとたたんでいるあたり、非常に好感が持てました。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 28

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

闇芝居+ストーリー? 物語があるだけでワクワク感が段違い!?

 闇芝居のスタッフが送る、日本に突如として出現したUMA「奇獣」の謎を探る生物学者・番場宗介(Cv.杉田智和)の物語。10分弱×13話

 基本的には闇芝居のような単発ホラー系ショートアニメに近いのですが、こっちは番場を中心としたメインストーリーが存在しているので、ワクワク感が違います。(闇芝居も嫌いではなかったのですが、私は最後まで観れませんでした…)
 なかなか好きなアニメでした。

 短い割にストーリーに引き込まれたので物語はいい感じに評価

 声優は杉田さんは流石といった感じですが、脇役が酷い感じだったりします…。

 キャラは魅力的とまでは言えないかなぁと。番場もそこまで目立ってなかった印象が…。一期の段階では愛着もさほど沸かないので…。

 作画は闇芝居みたいな紙芝居っぽい変わった作画です。好き嫌い別れるでしょうが、この作品には合っていると思います。気味の悪さは十分に出ていました。

 音楽は個人的に好かん曲でした…。作品にも合ってない感じがします…。

 一期の評価はこんな感じです。杉田ファンやホラー作品を取り敢えず観たい方なんかにはオススメできそうです。気になるところで終わるので、一期を観た方は二期へGO!ですね。

(忘れない為にも観たアニメ全てに一言でも感想を載せておこうキャンペーン実施中)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4
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