三角関係で部活なTVアニメ動画ランキング 14

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の三角関係で部活な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月26日の時点で一番の三角関係で部活なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

91.1 1 三角関係で部活なアニメランキング1位
ちはやふる(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (4135)
18822人が棚に入れました
姉がモデルの日本一になることが夢であった小学6年生の綾瀬千早は、福井から来た転校生・綿谷新に「自分のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。そんな新の夢は競技かるたで名人になり、日本一になることであった。真剣にかるたに臨む彼の姿に感化された千早は、幼馴染の真島太一も巻き込んで、かるたの魅力へ惹きこまれていく。

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、細谷佳正、宮野真守、茅野愛衣、奈良徹、代永翼
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

演出がみごと!マニアック文化系スポコンアニメ(88点)

全25話。
少女漫画原作。原作未読。

個人的満足点:88点
アニメ系統:文化系スポコン

2009年、第2回マンガ大賞2009に選ばれ、
宝島社「このマンガがすごい!」2009年オンナ編3位、2010年オンナ編1位。
第35回講談社漫画賞少女部門を受賞したある意味モンスター漫画が原作ということで
かなり期待していたのではあるが、期待以上のものだった。

競技カルタ(百人一首)というマニアックな競技を題材にした斬新な設定の上で
文化部ながら運動部のノリでまさにスポコンを描いている。

キャラ立ちも非常によく、無駄美人のヒロイン、秀才イケメン、ガリベン君、着物オタクに動けるデブw
さらにはカルタの天才と非常に魅力的なキャラ達で構成されている。

そんなキャラ達の心理描写が秀逸。
効果的にSEを配し、絶妙のカメラワークで盛り上げる。
毎話毎話背筋がゾクっとする演出はすばらしかった。

そして、外れ回がほとんど無いのもよかった。
2クールもあれば中だるみしそうなものだが、
そういった物がなく、最後まで飽きさせないストーリーもよかった。

やや残念なのは原作が終わっていないので、最後の締めがやや不完全燃焼。
2期を是非ともやってほしいところである。
(BD売れてないから厳しいかなあ・・・)

兎に角、これはヒカルの碁やスラムダンクが好きな方にはお勧めできそう。
熱いスポコンが好きな方は是非ご覧あれ。


と、まあ熱く語ってしまったが
つまり、何が言いたいかというと

福井弁ちょっと違和感あったけどよくがんばった。


以下、各話の感想。

{netabare}
1話視聴。
ヒロイン「ちはや」なかなか可愛いじゃないか。
そして、「あらた」の福井弁のイントネーションがちょいおかしいw
まあ、いいけどねw
肝心のカルタはなかなか熱い感じで好印象。
これは今後も楽しみだ。

さあ、ここで福井弁講座だ

【ちっくりさす】
意味不明じゃないよwww
細い物を何かにさすって時に使う
「刺す」とほぼ同意

【かぜねつ】
口内炎のことだがちょっとだけ違う。
風邪引いた時などに口の中に出来る口内炎と
風邪の時に口の周りに出来る炎症を総称して「かぜねつ」

【やろっさ】
やろうぜ

以上、今週の福井弁講座でしたw


2話視聴。
今週は小学生編。
熱い。
カルタでここまで熱い表現がいい。
人間模様もいい感じ。
これは今後の展開にかなり期待。
しかし、ちはやいい子やわ。
近年まれにみるいい子だろw

そして、親どもはあかん!
どの親も最悪やわ。

今週はとくに分かり辛い福井弁はなかったね。
イントネーションはちょっと変だけど。

3話視聴。
これは!
さすがこの漫画がすごいに選ばれるだけはある。
1つ1つのシーンで痺れる。
この感覚は「スラムダンク」や「ヒカルの碁」で受けた感覚に近い。
かるたでここまで熱く痺れるとは。
完全にスポコンものだね。
ちょっと原作欲しくなってきた。
次週以降も楽しみ。

今週の福井弁講座

【ほんなら】
それなら

【いいで】
いいから

【~の】
~ね

今週はそんなに分かり難いのは無かったかな。

4話視聴。
いやーカルタってすごいね。
Å級ってホントすごそう。
ちはやが強くなっていて、そしてあらたがカルタをしていないのは、ほぼ予想通りの展開。
何か家庭の事情でやむなくカルタが出来ないといったぐあいだろうと予想。
しかし、ちはやに刺激されて再びカルタをやるといった展開なんだろうなと勝手に想像している。
太一も本格的にはじめて、メキメキ強くなるんだろうな。
ベタな展開だと思うが、そこがいいと思う。

「先生バスk・・・カルタがしたいです」的なw

私の勝手な想像なので違っててもノークレームでw


5話視聴。
ちはやの行動力に脱帽。
しっかり米原乗換でしらさぎに乗ってたねw

そして、到着したのは芦原温泉駅。
あんな桜並木あったかな?
まあいいやw
悲しいかな、芦原温泉の書店は今はありませぬ。。。
しかし、これは聖地巡礼芦原温泉となるのか?w
と、どうでもいい内容ですまん。

新はやはりカルタが出来ない。
家庭の事情とはちょっと違ったがショックが大きかったようだね。
それでもこれからまたカルタ始めるようになるんだろう。
ベタな展開だがこういうのはいいね。


6話視聴。
新キャラ「奏」登場。
可愛らしい感じでちびっ子だが巨乳というアンバランスw
マニアには受けそうなキャラだね(・∀・)ニヤニヤ
これから始まる部員集めも面白そうだ。
部を1から作るって何か熱くなるね。

それと、ちはやの着物姿は良かった。
無駄美人と言われているが、美人に無駄などない!

しかし、新 出てこないなあ。
新 もっと色々見たいんだけどなあ。
ちはやメインだから福井の話は出てきにくいのかな。

7話視聴。
新キャラ「机くん」登場。
これはまたなかなかなキャラが出てきたね。
ちはやパンで釣ろうとするなwww

勉強で太一に勝てない万年2位のガリ勉君。
美味しそうなポジションの匂いがw

裏返しでやるカルタもなかなか面白い。
これでちはやがさらにパワーアップするのかな?
ヒカルの碁の1色碁みたいな感じかな。
益々楽しみになってきた。


8話視聴。
机くんなかなか熱心じゃないか。
けっこういい奴ぽいし。

そして、ここで肉まん君w
元全国2位出現。
新に負けたトラウマでかるたやめていたようだが。
肉まん君やはりかるたが好き。

「先生、かるたがしたいです」
 ん? 何か違うかw

これで5人揃った。
今後どんな展開になっていくのか楽しみ。

ところで新を出せ。
福井弁講座がひらけねえじゃないかw


9話視聴。
皆熱い。
いいねいいね。
かなちゃんが始めての1枚がすごく良かった。

しかし、ちはや鬼www
でも、皆なんていいやつらなんだ。
特に肉まん君が最高にいいね。

うおおお、新ぁぁぁぁぁぁぁぁ
EDへの入りも最高だった。

9話はすげえ良かった。


10話視聴。
机くん、悔しいよなあ。
人数あわせみたいになっちまって。
すげえ、気持ち分かるぜ。

しかし、男なら意地をみせろ。
相手の1番強い奴に勝ったらすごいぜ。
1番弱いところから1番強くなるのが気持ちいいんだぜ。
俺も小学生のころ将棋でクラスで1番弱かったが、1年後には1番強くなったぜ。
がんばれ、机くん(`・ω・´)キリ

11話視聴。
肉まんくんがかっこよかった。
太一もかっこよかったし。
正直ちょっとうまく行き過ぎ感はあったもののまずまず良かった。

そして、久しぶりの新登場。
本屋でバイト。
今はもう無い本屋だけどw
そして、久しぶりの福井弁。
もっと難しい福井弁を頼むw


12話視聴。
むちゃくちゃ熱い。
今週は先生が最高だった。
いやな先生かと思ったが、いい先生じゃないか。
音楽の使い方も素晴らしかった。

なんか作画がちょっと変な感じはしたが、
面白ければノンプロブレム。

前半戦終了。
後半戦のさらなる盛り上がりに期待。


13話視聴。
ちはやピンチ。
すんなり行かないところは、ベタだがいいねえ。

そして、久しぶりの新。
しかも、新の回想。
なるほど、そういうことか。

そしてそして、
新=ヒカル
じいちゃん=サイ
と思ったのは俺だけかな?w


14話視聴。
個人戦開始。
クイーンも無駄美人なのかw
しかし、クイーン強し。
なんという強さ。
レベルが違いすぎる。
勝てないだろうけど、がんばれ千早!


15話視聴。
クイーンと決着。
無難な落としどころ。
これぐらいの差が丁度いいといった感じ。

それよりも太一が熱かった。
胸熱な展開。
試合の緊張感がヒシヒシと伝わってきた。

それより何より良かったのは肉まんくん。
2位が一番悔しいっていう肉まんくんの気持ちがぐっと伝わってきた。
1番になれない悔しさは肉まんくんが一番知っている。
今週は彼にMVPを送りたい(`・ω・´)キリ

そして、ついに新始動ktkr


16話視聴。
なんと、総集編。
しかし、ちょいちょいとネタがしこんであって、それがいかすw
器用貧乏くそ吹いたwwww
肉まんくんのねえちゃんwwwwwwwwww

そこらへんのギャグアニメより面白かったんじゃね?


17話視聴。
キター
動けるデブ!
肉まんくんやるじゃないか。

そんなおまけはおいておいて、
机君がいいねえ。
熱いし、分析力がすばらしい。
ついつい机くんを応援したくなるね。

かなちゃんもいいねえ。
イメージって大切だよね。

ちはやはこれらの要素を取り入れて進化するのかな。


18話視聴。
ある程度予想はしていたが、やはりそうなったかw
しかし、かなちゃんも机くんもいいねえ。
どんどん強くなっていく感じはいいねえ。
やはりこういった勝負ものは初心者が成長する姿がいい。
ついつい応援してしまう。
個人的には机くんを応援している。
絵的にはかなちゃんが勝ちそうだけど。
どうなるのか来週も楽しみ。


19話視聴。
かなちゃんと太一が勝つのかなあと思っていたんだけど、ちょっと予想と違った。
個人的には机くんを応援してたんだが、残念。
しかし、昇級はするんだね。
おめでとう机くん。
いよいよ、物語も終盤。
最後にもう1回ぐらい盛り上がるのかな。
新も出てきて、今後も楽しみ。


20話視聴。
今週は太一回かと思いきや、新キター。
しかも新すごい。
ブランクがあるにもかかわらず凄さが伝わってきた。
カルタ取るしぐさがもう凄すぎて、鳥肌立ちまくり。

毎度、色々なシーンの演出がいいんだよね。

最高だったのは最後の太一のセリフ。
痺れた。
もう、今週は鳥肌たちっぱなしだった。
来週も楽しみ。

久しぶりの福井弁講座w
【~つんての】
~してしまってね

【ほうなん?】
そうなの?


21話視聴。
20話がすごすぎて、今週はどうかなと思っていたが
今週もすばらしかった。
肉まんくんの太一へのアドバイスが熱くてやばかった。

千早の天才りりかとの初戦も一つ一つの動作や感情の動きがよく鳥肌ものだった。
千早にも頑張って欲しいが、りりかちゃんも今後出てきて欲しい。

新も最後に少し出てきただけだが、心情表現がいい。
あのちょっとしたカットだけでもうやばい。

残り4話にも大いに期待したい。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 123

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

心動かされる良作に感謝です!“o( ̄‐ ̄*) ♪

■「ちはやふる」ってどんなアニメなのσ(゚・゚*)ンート・・・
『競技かるた』を題材にした末次由紀さんの漫画が原作なのです♪
と言ってもσ(^_^)アタシは漫画は見た事ないのです(ノ_-;)ハア…
何だか数々の賞をとられている様なのできっと面白いんでしょうね(*^-^)
 
『競技かるた』を通じて、主人公千早(ちはや)と2人の少年「太一(たいち)」と「新(あらた)」が成長していく姿を描いた物語なのです!
 
ところで・・・競技かるたって何(*゚・゚)ンッ?って感じなのでちょっと調べてみました♪
使うかるたの種類は「百人一首」なのです!
「百人一首」って100枚の読み札と100枚の取り札で構成されているのですけど、その半分の50枚を使って競技をするみたいですね♪
百人一首はむか~しちょこっとやったことあったけど・・・普通のかるたより、坊主めくりで遊んでた記憶の方が鮮明に覚えています(。・w・。 ) ププッ
 
それで、競技かるたでは、50枚の半分25枚ずつを相手と分け合って、自分の陣地に上・中・下段の三段にルールの範囲内で配置するらしいのです♪
お互いに配置した取り札をなんとっ15分で暗記するそうです(゚゚;)エエッ
そもそも、100首全部覚えるのも大変ですよね・・・覚えないとスタートラインにすら立てないし!!
しかも『決まり字』を知っていることが競技の前提って・・・かなり過酷ですね!?
『決まり字』とは、読み札を読んでいって、取り札が判別可能になる『字』のことなのですよ(゚0゚*)ホ--ッッ!!!
その『決まり字』の内、読み札の最初の3字目までで確定する取り札が百首のうち86首あるらしいので・・・
「ち~♪は~♪や・・・!?」( ゚ロ゚ノノ゙パシッ☆~~~~□  (゚ロ゚*)ハッ!!
ってな感じで殆どが全部読まれる前に決着がついているのです♪
そうなんです・・・毎回、目の前に並べた取り札がグシャグシャになる程に壮絶な取り合いが繰り広げられるのです♪
 
とにかく、暗記力・瞬発力・集中力・体力が重要スキルらしいので日頃の鍛錬が重要な競技だって事がわかりました!
σ(-_-)ワタシには無理だって事もわかりました・・・
 
 
■「ちはやふる」に出逢った日の日記φ(・_・”)
まず主人公の千早役に「放浪息子」で高槻さん役でキャストを努めていた「瀬戸麻沙美」ちゃんが大抜擢ですね♪
小学生時代と高校生時代の千早の声を上手に使い分けて演技が出来ればいいなぁって期待してます♪
若いだけにこの作品の中でどれだけ成長できているか注目してみたいですね♪
 
作画に関しては、温かみの有る水彩画の様なタッチで描かれているのと、背景をぼやかす事で遠近をつける手法が巧妙でリアル感も出せているので感心しました♪
ラジカセはさすがに古っ!?て思いましたけどねw
 
一見地味な『競技かるた』をどこまで魅せれるかがこの作品のポイントの様な気がします!
そして、千早ちゃんを中心とする人間模様も魅力のひとつだと思うのでそんな所に注目して観たいと思っています♪


■総評
こんなにも心動かされるアニメに出逢えてとっても幸せです☆⌒d(*^ー゚)b グッ!!
基本の構成は王道のスポ根青春アニメなんですけど、とにかく作りが丁寧で褒めるところがいっぱいなのです(*^^*)
一般的にはローカルな競技かるたを題材にしながらも、まったくかるたを知らない視聴者にも分かりやすく説明臭さを極力排除するよう心掛けて描かれていたので好印象でした♪
キャラの個性や心理描写を活かしながら競技かるたのルールや戦略や面白さをストーリーの流れに沿って魅力的に魅せることが出来ているんですよね(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
特におでこちゃんこと「大江 奏」のキャラ設定はとっても良いアクセントになってた気がします!
和歌をこよなく愛し、最終的な目標も他のメンバーとは違った視点でアプローチ出来ていて、競技かるたの魅力をより引き出せてた印象です♪

そしてこのアニメの一番の見所は、主人公の千早ちゃんを筆頭に個性豊かなキャラでしょうね♪
かるたと出逢い、ひたむきに日々かるたと向き合って技術的にも人間的にも成長していく姿が見事に描かれていました(*^▽^*)
小学校編と高校生編の2部構成で千早、新、太一の環境の変化や心情の変化をうまく表現出来ていたと思います♪
小学校時代からひたむきで変らない性格の千早ちゃんとは対照的に、かるたに対する姿勢に変化があった新や太一!
とくに本作品で一番性格的に成長したキャラじゃないかなって思える太一は小学校の時は絶対に好きになれないキャラだぁ~って思ってたんですけどまったくもって見方が変わっちゃいました!
太一くんが千早ちゃんに寄せる想いや、かるたに対する姿勢の変化、嫉妬心の対象だった新くんとの関係等々、かるた部部長としても男性としても一皮も二皮も剥けた太一くんの姿は是非まだ観てない人は注目してほしいです(*'ー'*)ふふっ♪
他にもたくさん魅力的なキャラが登場してきますし、とにかくどのキャラも見ていて清々しくって素敵です!
シリアスな展開ながらも時折入れてくるコミカルな描写や表現が絶妙で、話が重くなりすぎず、軽すぎずといった絶妙なさじ加減も良かったです♪
物語としてはまだ完結には至っていないので、千早ちゃん達の今後の活躍をお目にかかれる日を心待ちにしていたいと思います(❀╹◡╹)♪


■MUSIC♫
OP曲『YOUTHFUL』
 【歌】99RadioService
 ちはやふるの原作をイメージして曲を作ったというロックナンバー♪
 ギターのリズムが、素直で力強いキャラクター達を連想させてくれますね♪
 爽やかで甘酸っぱい青春を綴った歌詞も「ちはやふる」のイメージにぴったりで♪ d(* ̄o ̄)グッ

ED曲『そしていま』
 【歌】綾瀬千早(瀬戸麻沙美)
 和風テイストのしっとり聴かせるナンバーです♪
 あさちゃんは意外と音域が広く、力強さのある歌声でこれからが楽しみですね(^▽^)/

 
2011.10.11・第一の手記
2012.01.25・第二の手記(追記:■MUSIC♫)
2012.04.11・第三の手記(追記:■総評)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 128

Mille さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面白い!でも気になる点がチラホラ・・・

知名度の低いかるた競技に奮闘する主人公ちはやの成長・学園物語。

<プラス評価>
作画が綺麗だし、主人公の奮闘ぶりを見て応援したくなる。
そして、容姿端麗だけど天然の、若干残念な主人公が憎めないw
・・・幼馴染の太一には、同情を禁じ得ないというわけだ(笑)
むしろ太一を応援するアニメといっても過言ではないはずw


ただのスポコン青春アニメというわけではなく、
やはりここは少女漫画ということで若干の恋愛も軽く絡めてくれているから、
少女マンガ好きの人は勿論のこと、
少女マンガがニガテな人も見やすい作品だと思う。

この作品のお陰で、
かるたというマイナー競技に脚光が浴びたのではないだろうか?
対戦相手との心理戦、頭脳プレーが必要かと思えば、
それを維持するための長時間の集中力、体力、精神力。
かるたの奥深さを伝えるには十分な作品になったのは間違いない。
いい作品だと思う。


<マイナス評価>
本作は成功例の1つと言っていいだろうけど、
ちょっと捻くれた見方をすると・・狙いが若干あざとい(苦笑)

設定が「マイナーな日本競技に奮闘。仲間と切磋琢磨する成長物語」・・と、
過去の成功作品例であるヒカルの碁を意識しているのは確実。

また、主人公や仲間達の奮闘姿に応援はするけど、
感情移入が若干しづらい。
なんというか底が浅いというか、若干チープな感じがした、というのが正直な感想。
やはりそこは少女漫画だから、期待してはいけないのかな。。
どちらかというと、若年層に人気があるんだろうなぁ。


ストーリー重視の人にはなにか物足りない。
他の人たちのストーリー評価が全体的に高いのは、
「(キャラを生かせているからこそ)ストーリーが良い」からではないかと、勝手に推測してみる。

一言でいうと、アニメ初心者向け、そんな作品。


・・・ちょっと辛口かもしれないけど、2期が出たらたぶん見る(笑)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

81.7 2 三角関係で部活なアニメランキング2位
ちはやふる3(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (346)
1660人が棚に入れました
クイーンになる夢も、将来の夢も諦めたくない! この一瞬に一生を懸ける―――――高校2年生の夏、新入部員と共に全国大会へ出場した千早たち瑞沢高校かるた部。団体戦では常勝校・富士崎高校を破り瑞沢高校が念願の初優勝、個人戦ではB級が太一、そしてA級では新が優勝を果たす。千早は団体戦で負傷した右指の手術も無事成功し、太一と共に富士崎高校の夏合宿に参加する。顧問の桜沢先生によるスパルタな指導にもめげず、名人・クイーン戦に照準を合わせ練習に励んでいた矢先、出場が危ぶまれるある事実を知ることに……一方、チームを持つことでかるたへの可能性が広がることが知った新は、かるた部創設に向け動き出していた。新たなるライバルの登場、これからの進路、クイーンになる夢……等身大の高校生によるひたむきでまっすぐな想いと情熱が溢れ出す第3期が開幕!

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、細谷佳正、宮野真守、茅野愛衣、奈良徹、代永翼、潘めぐみ、入野自由、坂本真綾
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

普通どこかでダレてくるもんですよ

原作既読 1期2期視聴済み

『アニメ3期決定!』

1期放送が2011年。2期2013年。ざっくり7年ぶりなわけであります。
この吉報は多くのファンから歓迎の意をもって迎えられました。自分も高揚感がハンパなかったっす。
聞けば、実写映画ヒットとメディアミックスでの収益化。福井での細く長いファンのバックアップ。単純に「原作のストックが…」というわけにはいきません。商売面でも企画を通すだけの材料が揃っての3期ということで大げさでもなく奇跡的な続編となりました。ひとえに感謝感謝です。
なお、どんな内容でどんなキャラがいてみたいな説明はばっさりカットであいすみません。
競技かるたに取り組む高校生らの奮闘記です。

 {netabare}方言指導 安済知佳{/netabare}

アニメに限らず映画『上の句』『下の句』『結び』もなんですかね。名も知れた華のある声優さんが裏方に回り後方から支援にあたる。細谷さんのセリフ部分を録音して毎度提供してたりしたんだとか。
福井南雲会と藤岡東高校。そこに確かな“福井”があった裏に福井人あり。
起用の経緯までは存じ上げませんが、このクレジットから役職や知名度に関係なく「良い作品作るぞーっ!」という熱のようなものが伝わってきます。
作品そのものも以前と変わらぬ熱量をもった安定の名作でした。

 ・質の高い原作
 ・継続したスタッフ
 ・変わらぬモノづくり

正直これ以外ではパッとしない『99RadioService』の継続起用もそうだし、2クールものでの楽曲使用では一般的な手法。1クールで曲交替をせずに2クール通して同じ楽曲を使い続けるやり方も1期2期そしてこの3期も変わることはありません。
1期から9年経過してるわけです。
キャストだってキャリアを重ね現在、皆一線級の活躍をされてます。監督さんはじめクリエイターさんだってそう。9年の蓄積を糧に色気を出したくなるのが本音でしょうに見事なまでにそのまんま。継続は力なりを実践されてますね。古典に向き合う上での“型”や“作法”を大事にしてるともいえます。

 {netabare}“作品制作の熱量”{/netabare}

 {netabare}“変えない勇気”{/netabare}

1期からの視聴者は変わらぬ様式美を堪能できます。
原作の信頼とそれを活かす勝利の方程式を知り尽くしたスタッフが仕上げる逸品にハズレはなしです。


 とかいって実は3期ってマンネリなん?


これがまた違うんですな。同じことやってても現状維持も覚束なくて“劣化”と捉えられることも少なくないシリーズもの。
瑞沢高校の面々。間違いなく本作の中枢を担う高校生たち使ってきっちりと掻き回してくれます。ざわつきの原因はしっかり1期からの流れを汲むもので納得感もある。本作の源泉、ちはや・太一・新のかるたを通じた三角関係のことです。
そしてこの三人が作品の根として、瑞沢高校かるた部を例に、同級の机くん・肉まんくんは第二波。1期25話で定評を得てからの第三波で筑波くん・花野菫。登場順で分けられると思うのですが…
想像してみてください。人気作であればあるほど通常は一→二→三と後続のキャラになるにつれ思い入れは浅くなってきます。『SLAM DUNK』みっちーやリョータ『俺ガイル』いろはすのように後から出てきてきっちり中枢に入り込んでくる事例は複数あるものの、けっこう難しい作業なはずです。
そんな『ちはやふる』3期は花野菫のターン。{netabare}この一年間過ごしたかるた部での時間が彼女を人間的に成長させました。“人間的に”です。未だ見ぬ4期ではかるた的な覚醒にも余地を残してたりします。筑波くんは変わらず筑波くん(笑){/netabare}


安定感のみならず、本流でしっかり動きをつけてきたわけでマンネリとも無縁な良作といって差し支えなく、これまで1期2期と視聴されてきた層が視聴を躊躇う理由は皆無と思われます。
ここまでで失速らしい失速も感じませんのでご新規さんも1期25話ずつとボリューミーではありますがこれらを安心材料とみてぜひこの世界に飛び込んできてくれたら嬉しいですね。お待ちしてます。



※ネタバレ所感

■この作品の恐ろしいところ

1.{netabare}もの凄く高いレベルで安定{/netabare}

これまで上のほうで書いてきたやつです。引退間際のイチローだって並の選手と比べれば高いパフォーマンスを残してたのにどうしても比較対象がイチローとなってしまうくらいには我々もマヒしてる。
ここではジョージ・シスラーの年間安打記録を更新した頃と変わらぬパフォーマンスを数年後も保っていて「いやー、良いシーズンだったね」と日常を楽しんでるのに似てるくらい普通の出来事。それでいて「内野安打減ったのは年齢じゃね?」とか無責任に放言してたりもする。
キープするための努力は確実にある。振り子足の幅が狭くなったことやサイズアップといったマイナーチェンジは言われてみないと気づかないレベルなんです。
 

2.{netabare}じじいと子持ちママを主役に!{/netabare}

まさにこの選択をできてしまうのが『ちはやふる』という作品の凄みだと心の底から思います。このレビューで一番訴えたいこと。
高校選手権の比重の高かったこれまでのシリーズからその上流工程、名人戦クィーン戦に重きを置いた3期でした。そして各々絶対王者に挑む挑戦者にこの人選。あり得ない(褒め言葉)。

{netabare}原田秀雄(CV三宅健太)猪熊遥(CV坂本真綾)両名のことです。
片や爺さん。初の名人戦。元々ナイス脇役の原田先生を無理に表舞台に乗せたところでという不安。
片や出戻り。3期初登場の元クィーン。坂本真綾さんで話題作り。はいはい分かりますとノーマーク。

ひとつ冷静になって、爺さんと出戻り以外の選択肢はなかったか?
例えば名人対綿谷新にしとけば新VS太一を活かした展開に容易に繋げられます。強い男子は他にもいます。須郷みたいな若手でも坪口(白波会)や村尾(南雲会)みたいな中堅どころでも不思議はありません。
そんな男子と比べて女子側。こちら対クィーンは新キャラで穏当だった気もします。めぐむたんやまさかの桜沢先生も選択肢としてはなくはないんですけどね。
挑戦者確定で思ったこと。原田先生は想定外。猪熊さんは桜沢先生との絡みも楽しく、とはいえ両名ともかませ犬ポジションを大きく逸脱しないだろうくらいで構えてました。

結果、

 {netabare}誰ぞ二人をかませ犬と誹ることができようか?{/netabare}

周防名人にとって初めて本気で闘わないと勝てない相手だったのが原田先生。
詩暢ちゃんにとって自分以上に札に好かれてるかもと思わせしめた相手だったのが猪熊元クィーン。
鉄面皮と言ってよい圧倒的な個性持ちだった二人の心をぐらつかせる激戦は本作のクライマックスだったと思います。それでいて、千早・新・太一ら若人の物語ともがっつり繋がっているというね。{/netabare}


あと超絶に好きだった猪熊さんのこの台詞。

{netabare}「やっぱりお腹の子、女の子だと思う。お願いしたのよ。男の子でもいいから勝たせてくださいって」

母になると○○ちゃんママの呼称を受け入れて折り合いをつけてく過程が生じます。この子には自分が必要だと思う母性の発動で徐々に消えてく個性や本人の意思。要は諦める作業です。
そんなして一度切り替えたスィッチを再度切り替えるのは旦那の協力があっても困難極まりないことでしょう。復帰するにしても自分なりのルールを決めて。とても納得感がある心の動きです。
そんな思いをして復帰して、マイルールをしっかり守って、でもやっぱり限界はあって子供にも負担をかけて、とクィーン戦を前にして無理がたたってるのも見え隠れしてきた猪熊遥。思い出できたからと気持ちが切れてもおかしくありません。彼女にとってあくまで日常は普段の家庭生活なんです。
そんな彼女がクィーンへの執着を示した精一杯の願い事が上のセリフ。男子三人はマジたいへん。ガキンチョの叫ぶ「一生のお願い!」とは比べ物にならない重みがあります。イマイチ理解できてなさそうな未婚の桜沢先生の表情もいい。{/netabare}



■名人戦クィーン戦に向けて

・名人戦
対立構図や対比がシンプル。
周防名人に新と太一が絡むのでまだ読めないところはある。

{netabare}「青春全部かけてから言いなさい」
を地でいき、かるたに人生を賭けた男と、かるたにしか人生を見いだせなかった男の対比だったのが原田VS周防でした。
全部かけて運命の女神は微笑んだか?運命戦の結末が一つの答えでした。
それでも試合後の清々しい先生の表情が素晴らしい。{/netabare}

{netabare}未来の挑戦者/太一と新はそれこそ一つに絞れないほど多くの場面で、行動言動の比較があったり、同じだったりしてました。その中で一つだけ印象的な場面を挙げると、周防名人のインタビュー場面。
名人を引き留めた新と名人の引退を望んだ太一がどうしようもなく二人らしい。
「真島 おめぇ 卑怯なやつやのー」
引退を望んでることが卑怯とはならないでしょうが、名人につっかかる新を目の当たりにして思うところがあったんだろうなとみられる後の展開です。
卑怯な奴である自分を克服するストーリーが太一自身には必要ですからね。{/netabare}

・クィーン戦
けっこう同じもの同士。

{netabare}若宮詩暢と綾瀬千早に絞られたと思われる。{/netabare}




そもそも最初のアニメ化の時点で紆余曲折があったものらしい。曰く、“売れなそうな商品”。
「セールス的な期待値は低いがアニメ化する意義ある作品」と関係者が企画を通し結果ヒット。

その後、ペイできる実写版がもう完結したし、3期をやる旨味がほぼほぼ無かったろうところをアニメ続編実現にこぎつけたことが至極ありがたい話です。
4期やってくれるかな!?根拠なく全幅の信頼をこの関係スタッフに置いときます。宜しくね!


最後に原田先生役での石塚運昇さんと宮内先生役での藤田淑子さんの訃報に際しあらためましてご冥福をお祈り申し上げます。
後任を見事に務めた三宅健太さん鳳芳野さんお疲れ様でした。



視聴時期:2019年10月~2020年3月 リアタイ

-----
2020.05.06
《配点を修正》-0.1


2020.03.30 初稿
2020.05.06 配点修正
2020.10.23 修正

投稿 : 2024/11/23
♥ : 55
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

時は流れゆく、波は砕け散る

アニメーション制作:マッドハウス
監督:浅香守生、シリーズ構成:柿原優子
キャラクターデザイン:濱田邦彦、
音楽:山下康介、原作:末次由紀

2008年に講談社の少女漫画雑誌
『BE LOVE』で連載を開始して10年以上。
現在では、コミックスが45巻まで刊行され、
累計発行部数は2500万部を超える。
その影響力は、全国に伝播し、
かるた競技人口を大幅に押し上げた。

私は2期が始まるタイミングで
アニメ1期の再放送を視聴し、
物語世界の虜になった。
2期の放送終了時には諸々の理由で、
アニメ化が当分は難しいことが確定していたため、
コミックスを全巻購入。現在も追いかけている。
ちなみに実写映画は未視聴。
映画ヒットの恩恵もあってアニメ化につながったので、
実写化が宣伝として大いに役立った好例だ。

綾瀬千早、綿谷新、真島太一という
幼馴染の3人が物語の中心。
それに加えて部活のメンバーや
ライバル、先生、主人公たちの家族までを
深く掘り下げて描写しているのが最大の特徴だ。
まさに、微に入り細を穿つという言葉が当てはまる。
もちろん、競技かるたの魅力も
余すところなく表現しており、
ポイントを分かりやすく解説。
勝負の分かれ目における思考法や作戦、
必殺技?までを描くことで、
地味と思われていた競技を魅力的に見せている。

3期における最大の見どころは、
これまで楽しく過ごしてきた日々や関係性も
永遠には続かないことを
多くのキャラクターが自覚することだろう。
特に3人の関係性はモラトリアムの状態が
長年続いていたが、決着をつけなければ
ならない時期が迫っていた。
作者がこの物語世界を終わりに向けて
動かし始めたことがはっきりと感じられる3期だった。

競技かるたによってつながった幼馴染3人は、
それぞれに競技に打ち込む理由がある。
千早は競技かるたに対する一途な気持ち。
強さを渇望し、遠くにいる好きな人を近くに感じながら、
クイーンの座を目指している。
新は永世名人の祖父の才能を受け継ぎ、
幼少から積み重ねた努力によって
祖父が辿った道を歩んでいる。
太一は、かるたとの決別を常に意識しながらも、
複雑な想いを胸に抱いて競技を続けている。
才能の面でふたりより大きく後れを取る太一だったが
競技かるた特有の「感じ」とは別方向の
記憶力と洞察力に磨きをかけて覚醒し、
千早を脅かすほどの実力を発揮する。

原田先生の活躍や猪熊遥の登場が、
このクールのもうひとつの大きな見どころ。
両者は膝の痛みや母乳の出る体を抱えた状態で、
年月がもたらす残酷さを何度も味わいながら
懸命に戦っていく。
原田先生は、千早と太一に対して、
いつも含蓄ある言葉を投げかけてくれる存在。
その戦いぶりに、特に太一は心を動かされる。

人は時間経過の必然として変わっていく。
高校卒業後の進路はもちろん、
3人の関係性も、ずっと同じではいられない。

太一は、小学生のとき
千早が好意を持っていた新にかるたで勝利するために
新の眼鏡を隠すという行動に出てしまう。
そのときの自身の暗い感情とずっと対峙しながら、
千早や新のような真っ直ぐな生き方を目指した。
そして、仲間とともに競技かるたに青春をかけてきた。
「青春全部懸けたって、新より強くはなれない」と
思っていた太一は「懸けてから言いなさい」と
原田先生から窘められる。
この言葉が、ずっと太一の心の奥にある。
千早のことが大好きで、ずっと一緒にいたい気持ち。
太一にとってのかるたを続ける理由。
それは千早の存在だけだと思い込んでいる。

{netabare}告白の前に開催された太一杯。{/netabare}
原作を読んでいたときは、
あまり必要のないエピソードだと感じていたが、
アニメで改めて観ると、
ある意味、このクールでいちばん重要な話だと感じた。
ここで行われた源平戦が3人の原点。
競技かるたが人生を豊かにしてくれるのだ。

{netabare}そして、太一の退部後にその気持ちに対して
千早が想う源重之の歌。
「風をいたみ 岩うつ浪(なみ)の おのれのみ
砕けてものを 思ふものかな}
(風が強くて波が岩に向けて砕け散るように、
私だけが心が砕けんばかりに、
あなたを思い悩んでいる)
「私が岩だったんです。岩で粉々に砕いていたんです。
太一の気持ちを。ずっと、ずっと」と
千早は言葉を絞り出す。
千早は太一のこれまでの気持ちを深く想像していた。{/netabare}

太一の行動と決断は、どのような結果をもたらすのか。
かるたを好きな人々の感情と
仲間に対する想いを掬い上げながら、
物語はいよいよ終盤に向かっていく。

3人の関係性の変化とともに、
クイーン・若宮詩暢と名人・周防久志の
生き方にもスポットが当たる。
新は、競技かるたに対しての深い理解を求めて、
千早や太一から1年遅れでチーム作りを始める。
競技かるたがもたらしてくれた大切なもの。
それはどんな形となって現れるのだろう。

感情が解き放たれるクライマックスが近い。
(2020年4月25日初投稿)

15年の連載を終えた原作
(2023年4月2日追記)

{netabare}昨年末に最終巻の50巻が発売され、
完結を迎えた『ちはやふる』。
実は読了したのは、つい最近のことだった。
最終巻のコミックスは購入していたのだが、
ずっと放置して、読めずにいたのだった。
それは終了するのが名残惜しいというよりも、
終わり方については、おおよそ想像ができていたので、
敢えてすぐに読まなくてもいいだろうという思いだった。
もちろん、そこには終わってしまう一抹の寂しさもあったのだが。

そして読了したあと、
納得できる部分も多かったし、驚かされることもあった。
改めて末次由紀氏の温かさに触れたような気にもなった。
この作品は、小倉百人一首のかるたを広く全国に広めて、
競技人口を増やすことに大きく貢献した。
また、読み手やトップの競技者、競技かるたを楽しむ
多くの人々の想いにもスポットを当てた。
競技に対する深い理解も作品のなかで表現した。
最終回を迎えるにあたり、作者が思っていたことは、
おそらく競技かるたとそれに関わる人々に対する
「感謝」だったのだろう。
いや、ある意味、当然のことかもしれないが、
15年間の連載を通して、マイナーな競技かるたに
関わった作者は、コミックスの登場人物のような人々と
ずっと交流してきたのだろうという気がした。
私がちはやふるを読んでいて、いつも感じていたのは、
登場人物たちの圧倒的なリアリティとそこにある深い理解だった。
どのキャラクターも、まるでそこにいるように、
楽しんだり、悩んだり、苦しんだり、そして仲間たちと
喜びを共有していた。
私にとっては、それは奇跡のようにも思えた。
人の気持ちに寄り添うというのは、
こんなにも辛いものなのだと思いもした。

そんなことを含めての最終盤。

作者が行き着いたもの、
選んだもの。

それが凝縮されているように感じた。
長年にわたる競技かるたの世界との関わりで
着地したところは、深い感動を与えてくれた。
ぜひ、アニメで最後まで表現して欲しいと願う。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 67

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ずっとスポ根なの?恋とかないの?→恋愛モード突入!!

3期も、開始早々、息も尽かせない激しい展開!

百人一首の競技やってる人、
ひたすら格好よく見えます!!

観てるだけなのに、
このまま試合に出ても勝てそうなグライ。
何か、競技かるた、解ってきてる気がします!

でも実際は、肉体も、脳も酷使する
マインドスポーツ!

そんな簡単な訳、ないですよね(´д`|||)(>_<)

でも、それでいいんです!

千早ちゃんには、
選ばれれた人にしか見られない世界、
しっかり見届けてほしい!



♪♪♪♪→って思ってたら、
名人位挑戦者決定戦の終了直後!
新君が、唐突過ぎるタイミングで
千早ちゃんにいきなり!!!!
周りにかるた部のみんなとかもいるのに(>_<)

これは恋愛免疫ゼロの千早ちゃんでなくても、
固まっちゃいますね~(≧▽≦)

ここでまさかの、周防名人も参戦?
太一に瞬殺されてたけど(#^.^#)

さあいよいよ、
太一v.s.新の、戦いの始まりでしょうか?!


◻◻◻◻◻◻◻◻◻◻◻◻◻◻◻◻◻◻◻◻◻

24首観終わりました。
本当は何日か前に観終えてました。
3期までずっと、おまけ回入れて25話ずつ。
4期がラストで、ちょうど100首で完結だと思うけど、
原作のボリューム考えると、あと25話で、
きっちりまとめられるのか、心配です( ̄▽ ̄;)

お話の方は、ラスト近くからは、
恋バナ全開でしたね(#^.^#)
太一と千早の不器用さが、際立ってて、
菫がどんどん格好よくなってしまって。

富士崎合宿で始まり、富士崎練習風景で終わる展開。
お話の切り方が、2期同様に、
不自然に中途半端な感じですけど、
「恋バナもあるけど、これは熱血かるたストーリーなの!」って強調してる感じで、
私は続きを素直に待ちたいって思いました。

3年生になった途端にあんなことになったけど、
予備校では、太一君と周防さんが、
運命的に遭遇しちゃって、
ちゃんと太一君の、先に続く道があって、
きっと新君と、東西決戦になる流れ。
個人戦にシフトした太一は、
団体戦をとうとう手に入れた新と、
凄くいい戦いが出来ると思うんです。

ちはやふるは、熱血の、
からくれないの紅色だけじゃなくて、
青春のサクラ色や、かなわぬ恋心の深い青も混ざって、
いよいよクライマックス!
って感じです。

凄く、待ち遠しいです(≧▽≦)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 47

79.8 3 三角関係で部活なアニメランキング3位
荒ぶる季節の乙女どもよ。(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (606)
2267人が棚に入れました
あなたの“はじめて"を、わたしにください――。高校の文芸部に所属する小野寺和紗たち女子5人。「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じたある一言……。その瞬間から、彼女たちは“性"に振り回され始める。

声優・キャラクター
河野ひより、安済知佳、麻倉もも、黒沢ともよ、上坂すみれ、土屋神葉、福山潤、広瀬裕也、咲野俊介、戸松遥、花江夏樹
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人生で最もへたくそな時期に捧ぐ

岡田麿里氏が原作から絡んで脚本やって、な作品。原作は未読です。

タイトルからして生々しく、しかも思春期男女(特に女)の心理描写には定評のある岡田氏の作品。

「岡田作品は苦手だけど荒乙は面白い」との推薦を複数いただいてて、楽しみにしてました。


作品自体は思春期の“性”をテーマに、右往左往する文芸部の女子高生5名が各々の答えらしきものを見つけるまでを追った青春群像劇です。

 吾輩は○○である 名前はまだない

整理しきれぬ名付けもできぬ感情は存在し、その多くは経験の蓄積によって落とし所が見つかるもの。

青春群像劇では私たちがかつて通過してきたであろう感情や衝動なりを作品の中に見つけて、自分の思考パターンや嗜好のルーツとなった立ち位置を確認する作業でもあります。
高校を卒業すれば進路はバラバラ。得られる経験も分岐して汎用性に乏しいことが、高校卒業以降を追った作品が少ない理由なのかもしれません。

そして汎用性があるようなないような題材が今回のテーマ。
“性”に対する考え方は個人によって差が相当あるもの。

そんな本人にしかわかり得ぬ感情。いや本人でさえわからない感情について同じようにバラバラだろう相手の感情とを擦り合わせる難儀なことを人生で初めてする作業が思春期世代の恋なんだと思います。

個人差があるのは当然で、ひとつの事象とっても男女で考え方も捉え方も違うことを想像できなかったり、違いはあると自覚しても何がなんなのか袋小路に迷い込んだり。
例えばこの連載は別冊マガジンですが『別マ』と言われて男子は『マガジン』を女子は『マーガレット』を想像し、お互いの前提がずれてる中言葉のキャッチボールを交わしてるうちに悶々としてしまう。
ほんの少し先になれば『マガジン』も『マーガレット』もあるって気づくものです。それがなかなかそうはならないもどかしさを作品で表現することは難儀なことでしょう。


前置き長くなりましたが、つまり、

 これまで数多語られてきたけどまとめられんのかいな?

好きだ惚れたから一層も二層も踏み込んで、本来同じカテゴリーなのにあえて切り離すことで物語を作りやすくしていた“性”なるものに焦点を当てちゃった本作。
個人差が激しいネタについて、きっとそんな時期を通過したであろう私たちにリアルな質感をもって届けてくれるかに着目したわけであります。

結果、文芸部員5名それぞれに異なる立ち位置を与え、かつそれぞれに対となるパートナーをあてがい、パズルのピースをはめていくようなストーリーに仕上がっていました。男はあくまで彼女たちを輝かせるための舞台装置。主役はあくまで乙女たちです。
よくパズル組めたな~。率直な感想です。一覧は以下。当然1対1とは限らないのですが詳細は本編参照。


【文芸部員】
小野寺和紗(CV河野ひより)
菅原新菜(CV安済知佳)
曾根崎り香(CV上坂すみれ)
須藤百々子(CV麻倉もも)
本郷ひと葉(CV黒沢ともよ)

【パートナー(仮)】
典元泉(CV土屋神葉):{netabare}対和沙要員{/netabare}
天城駿(CV広瀬裕也):{netabare}対曾根崎先輩要員{/netabare}
山岸知明(CV福山潤):{netabare}対本郷先輩要員{/netabare}
三枝久(CV 咲野俊介):{netabare}対菅原氏要員{/netabare}
杉本悟(CV花江夏樹):{netabare}対もーちん要員{/netabare}


実のところパズルが組み立てられた時点でおおむね満足しています。いいもの見せてもらいました。
リアルな質感があったかどうかは個人差によるものはあるでしょう。具体的にはこんなところが良かったなぁと私が思ったところは以下、


■OPを飛ばしちゃダメ

曲中に文芸部員たちの独白みたいな合いの手が入るわけですが、全OP一定ではなく変わっていきます。
作品世界をよく表したOPなので飛ばすのももったいないのもありーの、その回冒頭から集中を促す効果がありました。


■結局全員荒ぶる

キャラの掘り下げが全員できてたという意味ではなく、5名ともきちんと荒ぶってました。


■ざわつく

岡田脚本の特色なのか、円満にしときゃいーのにそれ要るかな?ってネタを挟んでおり、またそれがリアルな質感がありました。
安心安全なピュアピュアな恋愛を期待するのも野暮というほどさらりと毒を盛り込んできます。

{netabare}・部長の彼氏がちゃっかり前カノのおっぱい揉んでる事実
 ⇒経験者じゃないと曾根崎先輩を攻略する前に心が折れてたかもしれないという仮説
・あの杉本が女を連れている(最終話ED)
 ⇒地獄へ落ちろ!との視聴者の期待を嘲笑うかのようにしっかりキープ。なんだかんだ動く奴は強い
・本郷ちゃんが報われない
 ⇒いい子なのにね{/netabare}



最初はインパクトのある下ネタという飛び道具を織り交ぜながら、「おいおい大丈夫かよ」とくぎ付けになり、適度に乙女たちが荒ぶりながら最後の最後でぶつかり合ってという青春ど真ん中をいく良作でした。
端的に言えば序盤から終盤{netabare}10話{/netabare}までのわりと緻密な展開と打って変わっての後半の勢い。
慌てて畳んだ感が無くもないと言えますが、ここは『荒ぶる』感が出ていたと好意的に解釈してます。
{netabare}もう2話時点で和沙が自分の気持ちに気づくとか、5話で最も縁遠そうな部長がくっつくとか、その後どうするの?を長めに取る構成は良かったです。{/netabare}

個人差ありまくりの“性”の捉え方に関して、本作でのそれについてはノーコメント。
ただしきっと、登場キャラのうちに「あ、これ私だ!僕だ!」な子だったり言動行動が見つかるのではないか?と思えるほど網羅性は高いように見えますね。
現在進行形の方はがっつり共感して。はるか彼方の御仁は軽くキュン死しながら悶え狂いましょう。私も悶えました。おすすめです。




※ネタバレ所感

■パズルのピースについて
ほうぼう荒ぶっておきながらしっかり着地できたのって、主演女優5名と対になった野郎どもとが似たもの同士だったからではないかと思います。

・和沙VS泉
 {netabare}上半身と下半身が別の生き物同士

最終回でお互い似たもの同士だよねと分かり易く描かれてました。典型的な思春期のアンバランスさを体現した二人で主役にふさわしかったと思います。

{netabare}「泉。私ね。これからも不安になると思う。でも泉と同じ気持ちと同じ言葉、私はちゃんと持ってるんだって!分かったから…不安になっても、それを思い出せば…きっと大丈夫」{/netabare}
このセリフを言えたからこその主役でしょう。不安になると言葉に出せた時に大きな成長を感じました。{/netabare}


・曾根崎先輩VS天城
 {netabare}素直な者同士

お互い耐性ないので基本ちょろいです。考えてるようで実はそうではありません。よく言えば真面目で一途といったところでしょうか。浮気は絶対許しません。{/netabare}


・本郷ちゃんVSミロ
 {netabare}言葉先行で行動に移れない者同士

若さゆえに本郷ちゃん頑張りますが失敗重ねてるうちにそのうち諦観しそう。ミロ(三枝先生)がそのなれの果てかしら。言い訳先行でまたそれがもっともらしく聞こえるタイプ。
そんな本郷ちゃんが最も荒ぶってるように見えるというのが“荒ぶる季節”のアンバランスさを表わしてるようで心地よいです。{/netabare}


・菅原氏VS三枝
 {netabare}持てる者かつ特殊フェチ同士

周囲から羨ましがられてます。周囲からの見られ方と自身の嗜好にギャップがあるのが悩みどころ。医者や高級官僚がSMにハマるみたいな倒錯性を感じます。ちがう?{/netabare}


・もーちんVS杉本
 {netabare}相手が見えてないもの同士

自己中とも言います。杉本は言うに及ばず、もーちんもなかなかの猛者です。「なんで自分の思うとおり動いてくれないんだろう?」が先にあると恨みつらみが積み重なっちゃいますよね。{/netabare}



合ってるかどうかは知りませぬ。それは違うさーというのも笑いながらツッコんでみてください。



最後に、、、
なんだかんだ本郷先輩の今後が気になるところです。

{netabare}「止まらない電車に乗っちゃったんですよ我々は!」
ブルーハーツの伏線回収お疲れ様でした。{/netabare}

{netabare}あと真っ白になったと言い残して燃え尽きてましたが息してますよね?
自分で蒔いて自ら回収とはさすがです。

ぜったい素敵な女性になっておくれよー(^_^)/~{/netabare}



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

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2019.09.28 初稿
2020.04.10 タイトル修正/修正

投稿 : 2024/11/23
♥ : 72
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「みだらな和紗ちゃんは月がきれい」

<2019/7/16 初投稿>
原作未読
観始めなので評点はデフォルトの3.0です。

文学部の女子高生たちが文学で性の知識にあれやこれや荒ぶる話です。

自分で書いてて何言ってるかよくわかんねえ٩( ᐛ )و

「月がきれい」に「みだらな青ちゃん」を叩き込んだ感じ・・・なのかな


1話を観て
・THE BLUE HEARTSをそのまま流したのは素敵
 「見えない自由が欲しくて、見えない銃を撃ちまくる♪」
 まあ彼は銃を撃ちまくってたわけです。
・どうみても和紗さんより泉くんの方が傷は深いだろう。致命傷だよ 笑
・これまでずーっと「爪(つめ)」だと思ってた。「瓜(うり)」だったとは・・・でもなぜ瓜(うり)?
・総じて面白かったよ。でもマリー原作・脚本なので最後まで信用はしません 笑。

<2019/8/26 追記>
第2〜8話の感想です。

第2話
{netabare} 「S◯Xの別称」{/netabare} 大喜利大会
青春シーンだとへっぴり腰になる曾根崎さん。

第3話
強い子のミロ先生。{netabare} →「おまわりさん!この人です!」{/netabare}
泉くんの災難その2ですね。末広ひかるってありそう。

第4話
原稿用紙50枚の{netabare} ラブレター{/netabare} 笑。それもう原著論文だろ 笑。天城くんは立派。

第5話
{netabare} ロリコン{/netabare} 演出家登場。{netabare} →「おまわりさん、この人です!」{/netabare}
原稿用紙50枚の{netabare} ラブレター{/netabare} に{netabare} 校閲{/netabare} でお返事って。ありそうで絶対ない、もはやSF 笑。でも可愛らしいね。

第6話
合宿で第2回大喜利大会。
「この恩は絶対に軀で返す」あんま聞いたことない台詞出ました 笑

第7話
菅原さんは全身凶器だな
そして{netabare} 「おまわりさーん、現行犯です」{/netabare}

第8話
寸劇→内紛勃発からの{netabare} 告白大会{/netabare} であります。
菅原さんと百々ちゃんにはがんばれと言いたい。

マリーさんは本作、自分の書きたいこと自由に書いてる感じして良いですね。
和紗も菅原さんも曾根崎さんも本郷さんも百々ちゃんもホントに良いキャラしてる 笑

中間評価、付けてみました。

<2019/8/31 追記>
バトル展開の第9話(ウソ)

前回の盛り上がりから良い感じでお話が転がってます。

曾根崎さんのチョロいこと 笑
菅原さんはがんばってますね。つかあれはなんのプレイだ 笑。
あの引きだと本郷さんは次回、まさかあのシチュエーションで笑いを取りに行くのでしょうか 笑

<2019/9/7 追記>
第10話「穴」
「穴を覗くとき、穴もまたこちらを覗いているのだ」

いや、そういう話じゃないです 笑。
穴もいろいろありますが、パンツだったり股間だったり心だったり。

本格的に荒ぶってきました。
起承転結で言えば「転」の回かな。

あと2話でどうまとまるか楽しみです。

<2019/9/14 追記>
11話
最近のアニメではあんまり見かけない展開かな。

マリーさんと言えば広げた風呂敷をきれいに畳めず微妙な感じになること多い印象ですが・・・

今回の笑いのツボは{netabare} 「和紗のキス顔」{/netabare}
なまじ真面目な分笑えました。

あとあの体勢からの右フックは体重が乗らないと思う。

最終話はどうなるんでしょうね。

<2019/9/21 追記>
最終12話

マリーさんらしい変な着地だけど一応ちゃんと決まったと思います。
個人的にはもっと荒ぶって欲しかった人もいたり
{netabare}菅原さんとかもっと粘って欲しかった 笑。{/netabare}
つか結局{netabare}菅原さん{/netabare}の気持ちはどうなった?
あれ?

それは置いといて最終話の笑いのツボは{netabare} 泉くん{/netabare}のアホなカミングアウト 笑

Q.恋愛感情と性欲は切り離すことができるのか?
「恋愛感情に伴って概ね性欲も湧いてくる」
「恋愛感情がなくとも性欲を感じることはある」
「恋愛感情が強すぎたりすると相手を性の対象として見れなくなることもあったりする」
「性欲から恋愛感情に発展することもある」

いずれも性別や個々人の性格によって程度の差はあれ、多くの人はこういう感じなんじゃないでしょうか

全話通じていろいろ笑わせていただきました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 61
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

純潔の染まる色

アニメーション制作:Lay-duce
監督:安藤真裕、塚田拓郎、
原作・脚本:岡田麿里、音楽:櫻井美希
キャラクターデザイン・総作画監督:石井かおり、

少年少女たちの心をざわつかせる季節。
思春期特有の性的な悩みや思考を、
文芸部に所属する5人の女子高生の視点を通して
鮮やかに切り取ってみせた岡田麿里作品。

一人ひとりのキャラクターの心情を
女性脚本家らしい視点で論理的に解き明かしていく。
繊細な心理描写のリアリティは、
真似のできないオリジナリティがある。

昔は岡田麿里作品といっても、どこかぼんやりとした
「キャラに寄り添った作風」くらいに考えている人が
私も含めて多かったと思うが、自叙伝の出版によって、
作風の裏にある独自性の由来が明らかになったことで、
より作品が理解しやすくなったかもしれない。

岡田麿里の脚本は、徹底的な「他者に対する視線」と
でも言うべきものから成り立っている。
言わば、最近ブームの「なろう系」とは対極にある。
「他者」を客観視しながらも、集団のなかにあるときの
思考や交わりを丁寧に描くことで、アニメの世界にあっても
圧倒的なリアリティを感じさせる。
それは、小学生時代に「他者」になろうとした
経験によって形作られたもので、脚本家としての彼女の
原点のひとつなのだろう。

前置きが長くなったが、この作品もそういう岡田麿里の
視線が随所に感じられる。
しかも、アニメのためというよりは、
漫画原作がスタートだったため、最初から最後まで
しっかりと構成された物語となっており、
完成度は抜群に高い。
私にとっての岡田麿里作品は、細部はとても面白いのだが、
最後の締めになると、いつも何か物足りなさを感じさせたが、
今作は、ラストまでとても上手くまとめられている。

いちばんの特徴は女子高生5人全員が大人に向かって
変化する心の動きをつぶさに見せている点だろうか。
ストーリーの中心は小野寺和沙が「男子」を
受け入れられないと感じつつ苦悩し、最後にはその感情が
変化するというもの。そんななかで5人全員の
心の動きを追いながら、感情の変化を視聴者に
しっかり見せている。

例えば、文芸部部長の曽根崎り香が恋をしたことで、
眼鏡を外して、男に対する考え方が大きく変わるところや、
菅原新菜が大人ぶりながらも徐々に本心を表現していく
過程をコミカルにしかも丁寧に見せてくれる。
心の変化の機微をしっかりと描いている。

{netabare}キャンプファイヤーの影踏み、
り香に対する天城のレポート、
百々子の男を嫌いになる過程、
新菜の歪んだ感情と素直な感情、
ひと葉の野望から生まれた恋、
和沙の恋と友情の間で揺れる思い。{/netabare}
女子高生たちの心模様を実に上手く表現している。

{netabare}り香の退学を撤回させるために起こした
文芸部たちの人質立てこもり事件。{/netabare}
和沙たちは、自分たちが「青」の世界に
いることに気づく。
そこは、心地良いものだった。
「青」の中にいる少女たちは、大人になるために
自らの色を求めて必死に生きる。
時が過ぎ、環境が大きく変化したとしても、
彼女たちがこの季節を忘れることはないだろう。
(2019年11月3日初投稿)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 81

75.4 4 三角関係で部活なアニメランキング4位
ドメスティックな彼女(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (473)
2048人が棚に入れました
幼いころに母を亡くした高校生・藤井夏生は、高校の教師・橘陽菜へ密かに想いを寄せていた。叶わぬ想いと心の中へ押し込み、ふと誘われた合コンに参加した夏生は、そこで出会った橘瑠衣と、なりゆきで初体験をしてしまう。そんなとき、父が再婚することに。父の再婚相手と一緒に夏生の目の前に現れたのは、なんと陽菜と瑠衣だった……。ひとつ屋根の下で暮らすことになった3人の、ピュアで禁断過激な三角関係がスタートする。

声優・キャラクター
内田真礼、日笠陽子、八代拓、佳村はるか、小原好美
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

昼ドラ好きでしょ?ほらほら認めちゃいなさいよ

原作既読


実は今期(2019年冬クール)で一番の期待株。ドロドロした恋愛ものを安定供給する週刊少年マガジンから旬な作品が届きました。
原作は20巻超え(2019年4月現在)で完結してませんので、区切りいいところで切り上げてくれりゃいいやと広い心で待機です。

高校生ナツオ♂くんは同じ学校の新任教師ヒナ♀先生に密かに恋心を抱いてる。
高校生ナツオ♂くんがその日合ったばかりの子ルイ♀と成り行きでヤっちゃう。
高校生ナツオ♂くんの父親が再婚相手として連れてきた相方さんの連れ子姉妹がヒナ♀とルイ♀でした。
かくして家族になった3人が平穏無事なわけもなく・・・ 

家庭内(ドメスティック)の彼女さんということで、どう転んでもドロドロの愛憎劇待ったなしの状況です。
恋愛ものは心情描写が肝だったりしますが、そこらへんはどうなんですかね。ある程度リアリティを担保しとけば残りは、

 荒唐無稽な設定に全力で踊るキャラ達

を堪能する。身も蓋もない言い方すれば、

 {netabare}昼ドラ act by 高校生{/netabare}

を満喫する。の心持ちで臨めばイケると思います。殺人なしの火サスと置き換えてもいいかもしれません。船越英〇郎氏の出番です。そこに元妻共演するくらいにとろみのある仕上がりでした。
渋谷・恵比寿を背景に椎名林檎リスペクト系と勝手に私が思い込んでいるOPが昼ドラ感に拍車をかけます。
{netabare}あのスクランブル交差点の真ん中でピアノを弾いてる唇が色っぽい女性はいったい誰だったんでしょう?{/netabare}


原作の一巻からわりと忠実に作られてたのは好感でした。
出合う女性けっこうな確率で主人公♂に好意を寄せる展開をハーレムと捉えるかはご自由に。繰り返しになりますが、昼ドラを高校舞台にやっちゃうところが面白い作品です。
ただし視聴者ウケはどうなんでしょうか?
{netabare}・主人公がどっちつかずで優柔なだけじゃん
・ヒナ生徒に手を出しちゃだめでしょ
・ルイ一緒に風呂入るとかエロ見せたいだけじゃね?
・シュウさん不倫野郎がなにいい人ぶってんだよ
・モモただのヤリ〇ンじゃねーか{/netabare}
一人くらいは「こいつダメ」と自分に合わないキャラ・不快なキャラを見つけられるのではないかと思います。
リアタイでのそこそこボロクソなつぶやきも肴にしながら全12話完走しました。私は満足してます。

不満があるとすれば、もっと“内面のドロドロとした心情描写”を期待してたこと。そこは原作よりパワーダウンしたかしら。
そのくらいで、『ただのエロ』ではない “どうしようもできない自己矛盾の言動” は描かれてたと思います。恋って愚かで素敵です。


■評価する理由
処女性を尊ぶアニメが多いのでたまにはこういうのもいいよね、が一点。
行動の不整合は「だってリアルだとそんなもんじゃん」を評価する、が一点。
設定は荒唐無稽な感じがしますのでフィクションと俯瞰して見ることができます。コッテコテの修羅場はノゾキ趣味に最適。艶っぽい描写もあるので下世話な視線で視聴するのも悪くないですが、描かれている人間は等身大です。

あり得ない行動にも背景がある
なんでそんなこと言っちゃうの?には心情が見える

「はあ?なんでそうなっちゃうわけ?」
キャラがおかしい言動をした時にその前後関係や人物相関で見えてくる部分はけっこうありました。こう見えて「惹かれる」「抑制する」「嫉妬する」「我慢できない」「傷つく」が丁寧に描かれた良作だと思います。



■ウケないキャラ造形
主要キャラだと、文芸部長の葦原美雨(CV小原好美)と夏生幼馴染の栗本文哉(CV江口拓也)くらいじゃないでしょうか。
藤井夏生(CV八代拓)、橘瑠衣(CV内田真礼)、橘陽菜(CV日笠陽子)、柏原もも(CV佳村はるか)らは済ませるものは済ませてます。

{netabare}「知ってる人は知らない人を見下すようなこと言うじゃん?」1話ルイ{/netabare}
{netabare}ルイが誘ったのもナツオが受けたのも元はと言えばヒナの煽りでした。二人が背伸びする気持ちわかるでしょう。{/netabare}

スタートラインに立ってからの物語です。済ませるもん済ませてるからこそ理性と欲望の揺れ動きに説得力が出てくる。
表面上のエロい部分は童〇ホイホイの側面があるし、一方で〇貞は直視できない男女のどうしようもなさの側面もあったり、パラドックスを抱えてたんじゃないかと思います。そういう背景もあって葦原さん、文哉、アレックスが安パイの憩い役として貴重な存在でした。


■ご都合展開カモン
気になったのはこれくらい
{netabare}・墓石に「南無阿弥陀仏」(笑) 原作では「藤井家」だったような気がするが。
・ヒナが一人ナニしてるのを目撃した翌朝。ヒナの左手のズームに顔を赤らめるナツオだが、そこは右手でだったような。
・修学旅行中なんだしカーテン閉めようよ。いや花火見ながらの魅力には敵わなかったか、無念。{/netabare}


■ラストはけっこう好き
ありきたりですが。
{netabare}絶望を創作に繋げ、魂削って小説を仕上げるのっていいですね。やっとナツオがひと皮むけた気がする。{/netabare}
{netabare}振り返ると最初の小説読んだヒナはナツオの想いに触れナツオに傾いてくし、ルイはナツオのヒナへの想いに打ちひしがれる。作品の重要箇所に小説あり。{/netabare}


愛憎劇昼ドラ系アニメって他にあるのかな?
ピュアっピュアなものの合間に箸休めで鑑賞したくなる作品でした。



※オマケ
その1 流されない男子は素直に尊敬します
{netabare}ナツオの理性の防波堤。モモの家で踏みとどまったのは偉いというか凄いな。{/netabare}

その2 脚本に渡航さん
{netabare}5.7.9話を担当されてたようです。回毎どうこうというよりもキャストに江口拓也さんがいる時点でもうねww 
祝!俺ガイル3期決定!{/netabare}



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2019.09.16追記


視聴時期:2019年1月~3月 リアタイ視聴


2019.04.06 初稿
2019.09.16 追記

投稿 : 2024/11/23
♥ : 57

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「少年漫画誌掲載でそこまでやりますか」的な、流石の流石景原作アニメ。

略称:「ドメカノ」。原作は「週刊少年マガジン」掲載で、2019年1月現在だとコミック単行本は21巻まで出ています。

原作未読で第1話冒頭をみると「???」な疑問符だらけの流れで本作品は始まります。少年漫画誌掲載作品では暗黙の禁忌とされているっぽい、現役高校生と現役教師の恋愛も扱う異色作品となっています。

本作品のポイントのひとつは主人公の藤井夏生(ふじい なつお)とヒロインである姉妹の橘陽菜(たちばな ひな)、橘瑠衣(たちばな るい)の一般的に見れば非常識な行動、そして夏生の父親である昭人(あきひと)や姉妹の母親である都樹子(つきこ)の倫理観とのギャップでありましょう。
(親世代目線で子供たちの行動を考えると、いろいろと頭おかしい作品です。)

おそらく今回のアニメ化範囲には含まれないであろう21巻の半ばくらいで、主人公の藤井夏生(ふじい なつお)はある女の子から「そんなの… そんなの不潔よー!!」と言い放たれていますが、実際夏生くんの行動遍歴をかいつまんで考えるとそう言われても仕方がない主人公なのであります(笑)。

本作品は、一応は「ハーレムラブコメ」になるんでしょうか。でも場面としてのコミカルな要素はあっても、ストーリー的にあまり「コメディ」要素は無いような気もするんですよね。

ナツオ視点で視ると特に序盤は少年漫画、中盤以降あるいはヒナ姉視点で視ると青年漫画っぽくもあり、ルイ視点で視ると少女漫画っぽくもあるハイブリッド作品と言えるかもしれません。

このレビューを書いている時点(第3話まで放送)では、原作コミックスでいうと2巻の冒頭1/5くらいのところまで進んでいる感じですね。ストーリーはこの第3話までほぼ原作準拠と考えて良いと思います。このアニメ化で原作をどこまで消化するかは不明ですが、おそらくは原作8巻あたりの区切りがよさそうなところで適当に終わるのではないかと思います。

なお、巷ではクズだのゲスいだの言われている気がする主人公の夏生くんですが、実は私は嫌いではないです。

というか、ストーリー自体を俯瞰してみるとそのように言われても仕方がないとは思うのですが、彼自身はきちんとモテ要素を備えているとは思います。

余談:
原作者の流石景先生は、同じく週刊少年マガジン連載作品を描いている瀬尾公治先生と並んで「少年漫画誌であるマガジンでメロドラマ的なドロドロの恋愛マンガを描く」という流れを担っておられる漫画家であります。

奇しくもお二人ともマガジン本誌で「袋とじ企画」として本編コミックス単行本には含まれないエロシーンを含む漫画を複数回掲載したという共通点がありますね。

余談その2:
原作は序盤が終わると以降は意外と「出版業界マンガ」でもあったりしますが、アニメの尺ではその辺はあまり描かれずにスルーされるような気もします。

2019.2.2追記:
第4話にて、原作でも笑ってしまった「あんパンと牛乳」がアニメでも再現されました。当事者が直接対面してしまうという意味では、実は意外にもドメカノ初の修羅場回。

2019.4.1追記:
第12話(最終回)まで視聴終了。

原作でいうと7巻までのエピソードを消化して、アニメの最終回をうまくまとめるために8巻からエピソードを拾ったという感じでしょうか。

たぶん続編は作られないとは思うのですが、この終わり方なら作ることになっても今回出さなかったキャラについて適当な登場エピソードを設けて、うまく軌道修正はできると思います。1クール作品としてはうまく纏めたのではないでしょうか。

ちなみに私は瑠衣派か陽菜派かでいうと、陽菜派です。(← たぶん少数派)
もしかしたら、私はけっこうダメ人間が好きかもしれません…。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 55
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

そのままゴール!!!ゴラッソォォォ!!!アニメ化も決まったぁぁ!!!

事前情報ほとんどなしで視聴

お話のざっくり概要
合コンで中抜け誘われてほいほいついてったら
「ここで私とHしてくんない」
いきなりの事後から始まる物語。そして二人は家族になる…
そんな感じ

開幕から飛ばしてる作品っすねw ブラつける所、妙にリアルでエロかった
タイトル名から察するに義姉、義妹と
すったもんだの末、最終的にどちらかと付き合う流れなのかなー。

ひなちゃんの方が好み。日笠のくせにかわいいとは生意気だ(ビクンビクン)
でも{netabare}あんなに大量にビール飲んでたら将来絶対デ…おっとこれ以上いけない、"わがままボディ"になってしまうと思うから{/netabare}将来性は、るいちゃんの方が良いかと。

登場人物について一話時点での感想
{netabare}
なつお…なんか小説書いてるのかな?なろう系なんかな?
ひな……泣いてたし、絶対付き合ってる彼氏に何かトラブルが出てるんだろうと思った。
るい……大人になりたいって言ってたのは、母親かひなに関連してるんじゃないかな
父親……いや相談の来週に中古家買うって、ちょっと息子の事ないがしろにしすぎなんじゃ…
母親……なんか元夫の文句ばかり言ってたってフラグ立ててたから、元夫が登場する流れかな?
メガネ…名前わかんないけど、たぶん説明役だね。ご愁傷様。君は一生女性に縁がないよw

性描写あるくせになんか淡泊な表現なのよね。
まぁその方が逆にエロく感じる不思議w
{/netabare}

2話感想
{netabare}
なつお…意外にめんどう見は良いっぽい。天パが悩みらしい。
ひな……なんかこじれてるっぽいね。相手の浮気とかかな?
るい……ぼったくりバーのキャバ嬢。お風呂一緒ってどんだけ自分の体に自信あるんだw
父母……なんでチャイム鳴らしてんの?23時なんだし鍵開けて入って来いよwおかしいでしょw

合コン抜けてヤってたのは友人連中にそのうちバレるんじゃないかなー
一緒に暮らしてるのもそのうちバレそうw
{/netabare}
3話感想
{netabare}
なつお…先週も思ったけど、ショートコントの才能あるよ。小説家やめて俳優なろうw
ひな……やっぱ不倫だったか。なんかそんな気はしてた。なんかその内、なつおとヤりそう…
るい……先週気づかなかった、玄関ではスリッパ脱いで。パジャマ姿かわいいけどくつろぎ過ぎぃw
メガネ…すげーいい奴。こんな出来た友達いないぞ。妄想では美化しすぎだけど、中身は確かに良い。
父母……あんたらギャグ要員なん?
津田……味のあるオカマ?インパクトあるw なんかオカルティックナイン思い出したw

メガネ家族すげー遺伝子だな。家族全員いい人。
あんなうざい友達の悩み相談に真剣に付き合ってやって、且つ家にも泊めてやるなんて
おいらだったら、女連れ込んだ時点で叩き帰すけどなーw
{/netabare}
4話感想
{netabare}
なつお…小説家ってやっぱなろうなのかな?問いただす時の言葉がかなり稚拙に感じた。
ひな……るいなつおの行動に感化されたんじゃなく、流れで別れてそうだからもう一波乱ありそ
るい……ナニコレ昼ドラみたいw 普段は表に出さないだけで感情の起伏が激しい娘なのね
しゅう…ゲスの極み的なすっごいクズ男。頑張って卒論書くからヨリ戻そうとか言ってきそう
津田……修羅場の見れる喫茶店www 商魂たくましすぎぃ! いくら払えば行けますか?
それにしてもナポリタンうまそうね。
{/netabare}
5話感想
{netabare}
なつお…あの状態から我慢するなんて、やるやん。もっと流されるダメ男かと思ってたから見直した。
るい……誰と付き合うかは私が決めるってスタイルかっこいい。なつおにも見習って欲しい
もも……すごい人数www 肉食系にもほどがある。ただかなり不安定な精神なのかも?

看病部分で理解不能な出来事が起こりました。
{netabare}
ヒロインが風邪で倒れる →ごく普通のイベント
それを主人公が看病する →定番だよね
なぜかその日に限って他の家族の帰りが遅い →よくあるよね
着替え&体拭くから手伝って →まぁここまでは良くあるパターンなので理解できる
{netabare}
座薬入れる → 理解不能wwwww 予想の斜め上どころか遥か上空の大気圏レベル
{/netabare}

なんだろう…んーと、とりあえず普通の予想は超えてくる作品だとはわかりました。
{/netabare}
{/netabare}

ギャグとしては面白いけど、恋愛ものとしてはまだいまいちわかんない。
まぁメインの3人も、今自分の気持ちが見えてない状態で、
新キャラのももが気づかせてくれる存在になるのかなと
細かい感情の動きよりは、インパクト重視な点が週刊連載物っぽいですね。
多分、次のページめくった時のインパクトとかを重視してるのかなと…
これが少年誌って事に戦慄を覚えますけどw

~8話まで
{netabare}
予想が外れて、ももはあんまり絡んでこない…

くずお…こんなやつもう名前で呼ぶ価値無し。絶対コイツ二股するよ!(断言)
るい……掌クルックルしちゃうけど、かわいいっすw正直ひなより好きになったw
ひな……ちょっと素直なった。一人暮らし始めたら、くずおとズブズブな関係なる
津田……キャーふんどし!サイコー!素敵☆ このアニメのメガネとの双璧の良心♪
{/netabare}
やっぱマスター出てくるとギャグとして面白いわぁー マスター観たいから観てるまであるw

~10話まで
{netabare}
浮気現場抑えられるの図
やっぱ、くずおだった。るいを泣かせるんじゃねー!グーパンものですぞ。

くずお…嘘ばれた際にさらにさらっと嘘重ねるこれぞくずおの鏡。そもそも嘘つくなら根回ししとこ。
るい……やっべ超かわいいです。メガネが「くずおなんかやめてさっさと俺と付き合えって」行くしか
ひな……食事の合間にキスするってどんだけー。なんか学校でもしてるし。バレる予感しかしない…

んー、そうだなぁ、るい、ひなは男を見る目が無い。
(母親も元夫はひどいやつだったらしいし、遺伝なのか?)
メガネにしとこ。絶対、大事にしてくれるよ。
くずおもすぐバレるような嘘つくんじゃないよ。あれ、ももにも根回ししてないでしょ?

自分だったらもう少しマシな嘘をつくよー
{netabare}
くず「実は今ヒナ姉の料理の味見に付き合わされてるんだ」
くず「ヒナ姉からは特にルイと月子さんに内緒にしといてって言われたんだけど、」
るい「どうして内緒なの?」
くず「隠れて練習して二人を驚かせたいんだとよ。だから俺から聞いたって事は内緒な」
るい「そっか…それなら仕方ないね。ヒナ姉の料理じゃ大変。胃腸薬用意しとこうか?」
くず「そこまではいらないよ。だからまぁちょくちょくそっちで食べるよ」
{/netabare}
ってな感じで嘘と真実を少しずつ織り交ぜた上で内緒にする事を相手にも同意させるんだよー
ん?くずお感がマシマシになったって? 大丈夫、どっちにしろくずおだからw
{/netabare}
るいちゃん、すごい可愛い…

最終話まで
{netabare}
え?これで終わり??2期こないの?
んー、原作買えって事なのかなぁ…でもこれをレジに持っていくのはへたなエロ本よりも恥ずかしいかもw

ラマンのマスターもこれが見納めかぁそれにしても入れ墨すごw 銭湯入れちゃうのかよ!
やっぱメガネすげーいいやつ。こんな親友なかなかいない…

くずお…受賞おめでとー(棒読み)
るい……嫌いになる言ってたのに、今度はそっちがずぶずぶなるんかぁぁい!(でもるい可愛いw)
ひな……やっぱりバレたね。フラグ立てまくってたし…、多分くずおが粘着ストーカーになりそう
父母……んーあんたら最後までギャグ要員の域を出なかったね。

ラマンのマスターが超お気に入りっす。今期1位のお気に入りキャラですw
おっさんのふんどし姿でテンション爆上げしたのは初めてかも?

座薬とか、女性のもなぴーとか中々無い所に突っ込んできている作品で
原作は少年誌だけど袋とじらしいっすw 一体どこにいくつもりだマガジンwww
でもこのチャレンジ精神は嫌いじゃない!
{/netabare}

OPの曲めっちゃ好きです。はよ買わないと…
それにしてもCMのインパクトが強すぎて大爆笑してしまったw

見終わっての感想としては明らかに物語は途中なので
2期欲しいなーと思った次第。もっと見たかった。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 39

77.4 5 三角関係で部活なアニメランキング5位
サクラダリセット(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (732)
3245人が棚に入れました
住人の半数が特別な能力を持つ街、咲良田(さくらだ)。
能力者の監視を行う「管理局」の下、住人は平和に暮らしていた。
「目の前の人の涙を消したい」、「誰かに声を届けたい」。
そんな優しい細やかな“願い”とともに、この街の能力は生まれていった。
主人公の浅井ケイは、七坂中学校の2年生。ある日、下駄箱に一通の手紙が届けられていた。差出人は相麻菫-。その呼び出しに応じて、屋上へ向かう浅井ケイ。彼はそこで一人の少女と出会う。彼女の名前は春埼美空――。彼女の一言「リセット」によって、浅井ケイは手紙を受け取った瞬間に戻ってしまった。世界は再構成(リセット)されてしまった。そんな時を戻す「リセット」にはただ、一つ欠点があった。春埼美空自身も「リセット」の影響を受けて記憶を失ってしまうこと。どんなことも決して忘れない「記憶保持」能力を持つ浅井ケイのみが、「リセット」の影響を受けずにいることができる。二人が出会うきっかけを作った少女相麻菫―。彼女は彼にある言葉を告げる。
「貴方たちが、二人でいることには大きな意味がある―」
ケイは春埼と力を合わせることで過去をやり直せることができると思い、協力しようと提案するが……。
能力者が住む街で、出会った浅井ケイ、春埼美空、相麻菫。なぜ、相麻菫は二人を出会わせたのか?二人は、どのようにこの世界を変えていくのか―?見る人の心を捉えて離さない切なくも優しい、時を駆けめぐる奇跡の物語。

声優・キャラクター
石川界人、花澤香菜、悠木碧、江口拓也、山田悠希、牧野由依、三澤紗千香、相坂優歌、西山宏太朗、逢田梨香子、井口祐一、大原さやか、上田燿司、久野美咲、中博史、喜山茂雄、小清水亜美、櫻井孝宏、内田真礼、河西健吾
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

“時間操作系の隠れた名作”という扱いに将来なるのかも?な《魅力作》

◆物語の構造について

2クール作品で時間操作系の優秀作/面白作というと直ちに、
(1) 『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』(“タイムリープ” 但し、終盤には文字通りの“タイムトラベル”も行われる)、
(2) 『Re:ゼロから始める異世界生活』(“死に戻り”と呼ばれる“ループ”現象)
・・・が思い浮かびますが、本作では“リセット”と呼ばれる新たな時間操作の在り方が提示されています。

因みに、
(1) “タイムリープ(時間跳躍)”は、対象人物の記憶を瞬時に過去の特定時点(※『シュタゲ』の場合は最大で48時間前)に転送して、その転送先の時点から別の世界線を分岐させる方法。
(2) “ループ(巻き戻し)”は、何らかの条件でセーブされた過去の特定時点(セーブポイント)に、別の条件(※『リゼロ』の場合は主人公の死)をトリガーとして、対象人物の時間が強制的に巻き戻される現象。
(3) そして、本作に描かれる“リセット”は、
 {netabare}①対象能力者が、自己の意思でセーブした任意の時点(最大で3日前)の時間・空間配置に、
 ②世界全体を、自己の意思によって、そっくりそのまま配置し直し、
 ③尚且つ、ほぼ全ての人々の記憶も(リセット能力者本人の記憶でさえも)セーブ時点のものに配置し直す{/netabare}、
・・・という現象を引き起こす能力であるが、但し、
 {netabare}④「記憶を保持する」能力者や、「(特定の能力者によって)ロックを掛けられた状態の空間や物体」には、この“リセット”の効果が及ばない、{/netabare}
・・・という制約がある、という設定になっています。

そして、私が本作を視聴していて特に前半({netabare}※第10話のダブル・ヒロインの片方の再生まで{/netabare})にかけて面白いと思ったのは、
{netabare}
<1> 『シュタゲ』や『リゼロ』と違って、主人公(♂)が自分自身で直接、時間操作(リセット)を引き起こすのではなく(※彼は“リセット”されても失われない“記憶保持”という別の能力を持っています)、
<2> 時間操作(リセット)を引き起こす別の能力者(♀)に指示を出すことによって、間接的にその現象を引き起こしていること、
<3> そして、そのリセットの指示を出している主人公(♂)には、さらにメタ指示を出していた別の能力者(“未来視”能力をもつ♀)が、かっていて、主人公には彼女の真意がまるで掴みかねるものであったこと、{/netabare}

・・・という能力者の指示の多重連鎖構造になっている点でした。
そしてさらに、本作の後半({netabare}※第11話の日常回を挟んで、第12話以降に展開されるシナリオ{/netabare})では、
{netabare}
<4> 主人公(♂)のパートナーの“リセット”能力者(♀)の引き起こす、ある意味で単純な“リセット”(時間・空間・記憶の特定時点でセーブされた内容への再配置)ではなくて、
<5> “能力”の存在する街・咲良田そのものの“リセット”、すなわち咲良田からの“能力”の完全消去という“グランド・リセット”(※作中でいう“サクラダリセット”)を目論む管理局の実力者が前面に登場して、
<6> 前半の構造(※主人公が協力者を集めて自己のトラウマとなっている問題を解決するという構造)を、さらにスケールアップした構造(※主人公と管理局の実力者とが、互いに能力者チームを率いて咲良田の在り方を賭けて対決する構造)に発展している点{/netabare}

・・・が、見事だと思いました。

そして、その対決が解決したあとには、
{netabare}
<7> これまで主人公(♂)の指示に従ってきた“リセット”能力者(♀)と、主人公にメタ指示を与えてきた“未来視”能力者(♀)というダブル・ヒロインが、互いの本心をぶつけ合い、ようやく本当の意味での邂逅(かいこう)を遂げる、{/netabare}

・・・という物語の締め(※主要キャラクター間の感情関係の決着)が、きちんと描かれている点も良いと思いました。


◆本作の視聴上の難点について

最後まで見終われば、結局凄く満足できたし、その後は安心してもう2周も出来てしまった作品なのだけど、1周目の視聴時はやはり、「これ、本当に面白くなるの?」という不安が大きかったのも事実です。

というのも・・・
{netabare}
[1] 登場キャラクターは、初見でいわゆる“綾波系”に見えるダブル・ヒロインの片割れも含めて、割と平凡で、『シュタゲ』や『リゼロ』が、良い意味でも悪い意味でもとにかくキャラが立っていたに比べると面白みが少ない。
[2] にも拘わらず、彼ら/彼女らが“能力”によって引き起こす現象は、自然法則からは大きく逸脱しており、派手な展開が身上の《異能バトルもの》ならともかく、どちらかというと地味な《日常系》込みの作風との組み合わせには違和感が強い。{/netabare}

・・・但し、こうした難点も、本作のシナリオの大きな転換点である第10話まで、何とか我慢して視聴し続ければ、解消していくものと思います。

確かに、『シュタゲ』や『リゼロ』に比べると、前半での面白みが不足していたせいで、視聴者の振り落としが進んでしまった本作ですが、せっかく視聴を始めたのならば、頑張って第10話までは何とか辿り着いて欲しい作品です。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
かなり特殊な設定の作品なので、合わない人は合わない気がする。
でも、本作を主人公の少年の《頭脳ゲームもの》として楽しめる人にはかなり合いそう。
あと、2周目で分かったことですが、菫とケイの会話にでてくる「善と偽善」の例え話は、オリジナルの菫(自分の痛みを打ち消そうとして善を為した=偽善)と、彼女のスワンプマン(オリジナルの善行をただ模倣しているだけ=善)の仄めかしであり、この時点で菫は、自分の行いが「偽善」であることをとっくに自覚していることになる(※このあと彼女が自殺した原因か)。
・第2話視聴終了時点
ここで早くも主要キャラの一人が退場。早めの仕掛けで作品への興味が増す。
・第4話視聴終了時点
「マクガフィンを手にした者がサクラダの能力全てを支配できる。」という都市伝説がケイに知らされる(津島教師)。
管理局に激しい敵意を抱く村瀬陽香との対立事件を通して、ケイの「今の管理局のやり方を変える」という決意が明確に表出する回でもある。
・第6話視聴終了時点
スワンプマンの思考実験がケイの口から春埼に語られる。
・第9話視聴終了時点
中学2年の秋(菫の死亡から2週間後)のケイと春埼の奉仕クラブ員としての初仕事完遂後に、ケイが携帯電話のクマのストラップを春埼にプレゼントするシーンあり。
・第10話視聴終了時点
「マクガフィンを手にした者がサクラダの全てを支配する。」という再生した菫の言葉が今後のケイの行動を規定していくことになる。
・第14話視聴終了時点
春埼がチルチルによってもう一人の自分と対話する内容。
「相麻菫は咲良田に留まるべきかも知れない。」
「どうして。」
「ケイはきっと、相麻菫といることを望んでいるから。私が純粋に浅井ケイの幸せを望んでいるのなら、相麻菫をこの町に引き留めるべきなのかも知れない。
貴方が本当に嫌っているのは、心の底から恐れているのは、それ。貴方自身が浅井ケイの幸せを最優先していないのではないか、という可能性。
貴方は彼を独占したいという感情をとても感情的に嫌っている。私も貴方もどちらも感情。貴方は貴方の小さな楽園にいた。とても安易な場所で貴方自身を守っていた。さあ、教えて。」
「君の望みを言ってごらん。」
「チルチル、私はようやく私自身が望むものを理解しました。」
「それは。」
「私は成長したい。ケイにとって、私が何よりも価値をもつ人間でありたいのです。だからチルチル、貴方に望むことは何もありません。」
「そうか。」
→最終回の菫と春埼の対話とその結末へと繋がる内容。
・第15話視聴終了時点
「神は人のために笑い、悪魔は自分のために笑う」(野良猫屋敷の老人の言葉)
・第18話視聴終了時点
相麻菫のスワンプマン(直訳すれば“沼男”)がシャワー室からケイと会話して正体を告げる・・・という演出がなかなか良い(※シャワーを頭から浴びて濡れた女=スワンプウーマン?)
・第19話視聴終了時点
本作のタイトル“サクラダリセット”の意味が明かされる回。
また、春埼の時間が巻き戻される瞬間、彼女の短い髪がケイに出遭う前の長さにブワっと戻る描写が◎。
・第20話視聴終了時点
浅井ケイの漢字が“恵”と判明。
・第24話(最終話)視聴終了時点
ラストで、“サクラダリセット”続いて“聖なる再生”という字幕が入る。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ       河野裕(角川スニーカー文庫 2009年6月-2012年4月)
監督           川面真也
シリーズ構成・脚本  高山カツヒコ
キャラクターデザイン 下山智之
音楽           Rayons
アニメーション制作  david production{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

====================サクラダリセット (2017年4-9月) ==================

 ------- Ⅰ. MEMORY in CHILDREN (3話中の2話) ---------------
{netabare}
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ OP「Reset」、ED「トナリアウ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

第1話 ★ 南校舎屋上への呼び出し、浅井ケイと春埼美空(共に中2)の初会話(4月28日)、「リセット」能力と「記憶保持」能力、相麻菫(すみれ)の謎かけ(正義、善と偽善、アンドロイド捜し、ケイと春埼のこれからの予告)、「能力をコピーする能力」(坂上央介)、菫の自殺
第2話 ★★ 7年前に死ん少女の身代わりの救済(ケイと春埼の初めての協力)、「強制的伝言」(中野智樹)、信頼の獲得、春埼とのキスのリセット、回避できなかった菫の死(9月1日)、2年後(芦原橋高校奉仕クラブへの強制入部){/netabare}

 ------- Ⅱ. CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (2話) ------
{netabare}
第3話 ★ 高1の7月13-15日の出来事、「身体部位強化・対象消去」能力者(村瀬陽香)の猫救済依頼、「猫との情報共有」能力者(野ノ尾盛夏)、マクガフィン、皆実未来の「幽霊」ケイ宅出現
第4話 × マクガフィン盗難、管理局への敵意(村瀬)と疑念(ケイ)、「情報屋」非通知君の素顔、夏祭り(髪飾りプレゼント)、村瀬陽香ギブアップ(ケイの協力者となる) ※展開が強引かつ分かり辛い点が残念{/netabare}

 ------- Ⅲ. ビー玉世界とキャンディーレジスト (1話) -------------
{netabare}
第5話 ☆ 入学式に遅れた少女(「ビー玉の景色に入り込む」能力者(世良佐和子))の救済(4月1日){/netabare}

 ------- Ⅳ. WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL (3話) ----------
{netabare}
第6話 ☆ 自称“魔女”のケイ接触(小6時)、管理局創立メンバーの一人「中に入れる写真を撮る」能力者(佐々野宏幸)の能力回復依頼、菫の写真、「未来視」能力者“魔女”との対面(8月10日)、「記憶操作」能力者(岡絵里)のケイ挑発
第7話 ★ ケイと菫の出遭い(2年半前、海岸)、春埼の能力喪失、管理局の影(岡絵里への依頼者) ※ラストで写真の中の世界にケイのみ転送は設定矛盾×
第8話 ★ 春埼の能力回復(ケイのチート成功)、ケイへの写真送付、魔女の望みの成就(8月9日)、ケイの未来(魔女の後継者との再会)告知{/netabare}

 ------- Ⅴ. Strapping / Goodbye is not an easy word to say (1話) --
{netabare}
第9話 ★ 2年前の初秋、リセット行使へのケイの逡巡、春埼のリセット能力発動条件(自ら真に行使を望むこと)、「物質変形」能力者(宇川沙々音 (うかわ・ささね))との出遭い、リセット成功(9月14日)、ケイの望み(菫の救済){/netabare}

 ------- Ⅵ. MEMORY in CHILDREN (3話中の残り1話) ------------
{netabare}
第10話 ★★ ケイと蒲池の出遭い・管理局との契約(小6時)、マクガフィンの意味、菫のシナリオの実行・2年後の再会(再生)(8月30日) ※大きな異変のある注目回{/netabare}

 ------- Ⅶ. ある日の春埼さん (1話) --------------------------
{netabare}
第11話 ★ 春埼と野ノ尾のとりとめない会話、ケイのお見舞い ※日常回として○{/netabare}

 ------- Ⅷ. ONE HAND EDEN (4話) ---------------------------
{netabare}
第12話 ★ 眠り続ける少女(片桐穂乃歌)の夢の中の世界へ(9月23日)、チルチルとミチル、菫の不機嫌、夜のモンスター

  ~~~~~~ OP「だから僕は僕を手放す」、ED「Colors of Happiness」 ~~~~~~

第13話 ★ シナリオの写本を書き続ける野良猫屋敷の老人(9月24日)、世界のシナリオ、管理局対策室室長(浦地正宗)との鉢合わせ、「感情を色で見分ける」能力(索引さん)
第14話 ★ 宇川の箱庭世界破壊、「対象をロックする」能力(加賀谷)、チルチルとの対面(ケイ&春埼)、シナリオ写本407、春埼の望み(成長すること)、ミチルを救う方法
第15話 ★★ 9月23日(3回目)、モンスターの消滅、菫の指摘(ケイがリセットで失ったもの=春埼の普通の女の子としての恋心){/netabare}

 ------- Ⅸ. BOY, GIRL and (4話) ----------------------------
{netabare}
第16話 ★ 二代目魔女と浦地との交渉、芦原高文化祭、ケイと春埼の進展(10月22日)、浦地の計画(咲良田からの能力消去)、翌日の事件
第17話 ★ 能力の連続暴発事件発生、40年前(浦地夫妻と魔女、管理局の発足)、菫の計画着々進行、10月24日、ロックされていた夢の世界
第18話 ★ 浦地の計画進行(津島を使った宇川説得、岡を使った能力剥奪)、「対象の時間を巻き戻す」能力(浦地)、浦地とケイの対立顕在化
第19話 ★★★ 菫のケイ宅来訪(種明かしの約束)、浦地の生い立ち、スワンプマンの本心吐露、春埼の時間巻き戻し(ケイとの出遭いの前へ)、咲良田の能力消去(蒲池の母のロック解除=“サクラダリセット”){/netabare}

 ------- Ⅹ. BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA (5話) ------
{netabare}
第20話 ★★ 10月25日、記憶の書き換えられた世界(世界5分前仮説の実現)、普通の恋する少女になっていた菫、ケイの母親との再会、リセット(10月22日) ※春埼の本来のリセット条件(相手の涙)を引き出した点は◎
第21話 ★★ 10分間だけ存在する少女、未来視の能力コピーとケイに委ねられた選択、二代目魔女の逃亡、追い詰められた魔女、チート救出劇成功(咲良田域外への一時逃亡指示)
第22話 ★ 10月23日、岡絵里への協力依頼、能力者のカラオケBOX集合、浦地との対面勝負、蒲池誘拐
第23話 ★★ 車内チート会話、加賀谷説得成功、ケイの能力維持・管理案採用(蒲池の“手帳”放棄)、菫の能力・記憶の回復と本心の自覚
第24話 ★★ リセット前のケイの記憶流入(春埼)、再び夢の世界へ(菫の“2番目に大事な人で納得”獲得交渉、菫と春埼の正面対決~相互理解、菫のアイデンティティ確認) ※ED「だから僕は僕を手放す」{/netabare}
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★★★(神回)1、★★(優秀回)7、★(良回)13、☆(並回)2、×(疑問回)1 ※個人評価 ★★ 4.6


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※以下、取り留めない補足メモ


◆本作の独創性は、スワンプマンのアイデンティティ不安を作中に持ち込んだこと
{netabare}
独創性(オリジナリティ)溢れる作品というのは実際にはまず存在しないもので、ほぼ全ての作品は、それまで発表されてきた様々な同ジャンルや隣接ジャンルの先行作品の色々な要素をあれこれ組み合わせ換骨奪胎し、それに僅かに他媒体や学術部門の著作から借りてきたそのジャンルにとっては新奇となる要素を継ぎ足すことによって、僅かばかりの独創性を付け加えることに成功しているものと思いますし、中には新鮮味ゼロといいたくなるような作品も沢山制作されているように思います。
(※別に「新鮮味ゼロ」の作品が悪い・ダメだ、という訳ではなく、新鮮味はなくても素材の調理の巧さで魅せている作品も多く存在すると思います。念のため。)

・・・で、本作の場合は、現代哲学の分野でしばしば言及される「スワンプマン(Swampman)」という有名らしい「思考実験」を作中に明示的に組み込んだ点が、個人的に斬新で、大きな注目点となりました。

※例えば、あにこれで非常に高い評価をとっている『攻殻機動隊』だと、ある人物がボディを乗り換える場合、彼(彼女)の「ゴースト」(GHOST 文字通り“霊”“幽霊”)が本人の自己同一性(アイデンティティー)を保証するから、こういう問題は生じない、という設定になっていますが、これだと私の感覚では「え?GHOSTの存在を認めちゃうの?それだと、プラトンの「霊―肉二元論」とか17世紀のデカルトの「心身二元論」の発想だな。現代では「心悩一元論」がとっくに常識では?」となって、妙に設定が陳腐な印象を持っていました(※まだレビュー書いていませんが)。

※これに対して本作の方は、本人とは外見も記憶も同一だけど別個体という「スワンプマン」という存在を持ち出し、かつ「ゴースト」みたいな(かっての)本人との同一性を保証する非物質的なモノは一切認めない(※但し、死後に「幽霊」になる能力者は存在する)ことにして、スワンプマンが自己同一性(アイデンティティー)不安に囚われる様子を巧みに描き出したのは、なかなか見事だったと個人的に思っています。

具体的にいうと、本作の第19話(唯一の★★★回)。
ダブル・ヒロインの片割れであり、本作のキー・パーソンである相麻菫(そうま・すみれ)の再成体が、主人公であり視点人物の浅井ケイ宅のシャワー室から、ドア越しにケイに「自分は相麻菫本人ではなく、そのスワンプマンである」ことを告げ、その苦しく切ない心情をぶちまけるシーン。
※スワンプマン(SWAMPMAN)とは、文字通り“湿地(沼)の男”だけど、この菫の再生体も、わざわざシャワーを頭から浴びた“ビショ濡れ女”(swampwoman)の状態で告白している。
※つまり、原作者やアニメ制作者としては、こういう演出を入れることによって、このシーンに特に注目して欲しかったのだと私には思えました。{/netabare}

▲用語説明(wikiからのコピペ)
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1.思考実験
{netabare}
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%9D%E8%80%83%E5%AE%9F%E9%A8%93

思考実験 (しこうじっけん、英 thought experiment、独 Gedankenexperiment)とは、頭の中で想像するだけの実験。
科学の基礎原理に反しない限りで、極度に単純・理想化された前提(例えば摩擦のない運動、収差のないレンズなど)により遂行される。

◎概要
思考実験という言葉自体は、エルンスト・マッハによって初めて用いられた。

思考実験の例としては、古代ギリシャの「アキレスと亀」やガリレオといった古典から、サンデル講義で有名になった「トロッコ問題」、映画『マトリックス』のモチーフとなった「水槽の中の脳」、アインシュタインと量子力学の闘いといった先端科学までわたる[3]。
有名な例としては、アインシュタインが光の速度と慣性系の関係についての洞察から特殊相対性理論に達した考察が挙げられる。

実際に実験器具を用いて測定を行うことなく、ある状況で理論から導かれるはずの現象を思考のみによって演繹すること。
いわゆるシミュレーションも実際の対象を使わない点で共通するが、シミュレーションはモデルを使って行うものであり、少なくとも具体的な数値や数式を用いて詳細な結果を得る。
これに対して、思考実験はよりあいまいで概念的な結果を求めるものを指す。

とりわけ科学史上、特殊な状況に理論を当てはめることによる帰結と、実験を必要としない日常的経験とを比較することによって、理論のより深い洞察に達してきた考察や、元の理論を端的に反駁し、新たな理論の必要性を示すとともに、それを発展させるのに利用されてきた考察を指すことが多い。{/netabare}

2.スワンプマン
{netabare}
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%9E%E3%83%B3

スワンプマン(Swampman)とは、1987年にアメリカの哲学者ドナルド・デイヴィッドソンが考案した思考実験。
思考などの心の状態や発話の内容を主体がその時とっている内的な状態だけでなく、来歴にも依存するものとして捉える彼の理論への可能な反論として提唱された。
ルース・ミリカンの目的論的意味論などの同じく歴史主義的・外在主義的な志向性や内容の理論への反例としても論じられる。
スワンプマンとは沼 (Swamp) の男 (man) という意味の英語。

◎思考実験の詳細
ある男がハイキングに出かける。道中、この男は不運にも沼のそばで、突然 雷に打たれて死んでしまう。
その時、もうひとつ別の雷が、すぐそばの沼へと落ちた。
なんという偶然か、この落雷は沼の汚泥と化学反応を引き起こし、死んだ男と全く同一、同質形状の生成物を生み出してしまう。

この落雷によって生まれた新しい存在のことを、スワンプマン(沼男)と言う。
スワンプマンは原子レベルで、死ぬ直前の男と全く同一の構造を呈しており、見かけも全く同一である。
もちろん脳の状態(落雷によって死んだ男の生前の脳の状態)も完全なるコピーであることから、記憶も知識も全く同一であるように見える。
沼を後にしたスワンプマンは、死ぬ直前の男の姿でスタスタと街に帰っていく。
そして死んだ男がかつて住んでいた部屋のドアを開け、死んだ男の家族に電話をし、死んだ男が読んでいた本の続きを読みふけりながら、眠りにつく。
そして翌朝、死んだ男が通っていた職場へと出勤していく。{/netabare}
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◆もう一つの注目用語(マクガフィン)
{netabare}
前記のスワンプマンの他にもう一つ、有名な映画監督のアルフレッド・ヒッチコックの造語とされる「マクガフィン(McGuffin)」という謎めいた用語も作中に組み込まれていますが、こちらは、その内容を知れば特にスワンプマンほどの独自性を本作に付与するものではなく、これまでも他の先行作品(※アニメに限らず)に言及例があるのではないか、と思えるものでした。{/netabare}

▲用語説明(wikiからのコピペ)
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3.マクガフィン
{netabare}

マクガフィン (MacGuffin, McGuffin) とは、何かしらの物語を構成する上で、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる、仕掛けのひとつである。
登場人物たちの視点あるいは読者・観客などからは重要なものだが、作品の構造から言えば他のものに置き換えが可能な物であり、泥棒が狙う宝石や、スパイが狙う重要書類など、そのジャンルでは陳腐なものである。

◎概要
「マクガフィン」という言葉は映画監督のアルフレッド・ヒッチコックがしばしば、自身の映画を説明するときに使った言葉である。
フランソワ・トリュフォーによるヒッチコックの長時間インタビュー集『映画術』には、この「マクガフィン」への言及が何度もある。{/netabare}
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投稿 : 2024/11/23
♥ : 26

コーヒー豆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

各々の能力を駆使して問題解決。20話以降の伏線の回収は爽快。

能力を使って問題を解決していく系のお話です。

氷菓のオレキ君のような頭脳明晰で、記憶保持能力のある主人公ケイと、リセット能力を持つヒロインのハルキの協力で問題に向き合っていきます。

また、入っている部活が奉仕部なので、俺ガイルみたいと思いました。
なので、氷菓+シュタゲ+俺ガイル(斜め上からの解決)のいいとこ取りをしたような作品に思えた。

一方で、小説のようにお話・会話が多くてよくわからないなと、なるかもですが、少し流して観てもいいかと。最後はイイオチ・伏線の回収が観られるので。
特に10話あたりは尺不足らしいので、理解にまとめサイトなどを少し観ました。

原作はライトノベルですが、全くライトではない考えさせられる作品でした。でも楽しめましたよ♪ご閲覧ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 20
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

異能力コンボと禅問答

[文量→特盛り・内容→感想系]

【総括】
頭脳系の能力バトルとしては、一級品に面白かった。ほとんど記憶にないレベルで、名作級だと思う。ミステリーとしてみてもレベルが高い。ラブコメとしてはイマイチだが、番外編みたいなところではかなり楽しめた。総じて、レベルの高い作品だと思う。

ただ、如何せん地味で面倒くさいw 多分原作はかなり良いんだろうけど、イマイチアニメ向きじゃないというか、とにかく回りくどい。展開も超スローテンポ。それを丁寧と見るか、イライラするか。そこが評価の分かれ目になるかな。

個人的にはオススメです。地味ですが良作です。頭使うアニメが嫌いじゃなければ、どうぞ♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
私は大好きだが、「こりゃ人気出なくてもしょうがないよな~」と思うアニメだった。

本作の面白さは、「単体では大して役に立たない能力を組み合わせることで、問題を解決していく」部分と、「小さな伏線をたくさん散りばめ、綺麗に回収していく」手腕。まあ、伏線を回収していくというより、(リセットという特性を生かし)結論ありきで(逆算的に)伏線を配置しているという感じだが。

本作のストーリーの縦軸は、「春埼美空」の成長(心の獲得)と、相麻菫・浅井ケイ・春埼美空の純愛三角関係にあるんだけど、にしてはキャラが少し弱かったかな、と。春埼自体は綾波系ヒロインとして良かったけど、やっぱりアスカもいてこそ際立つ、綾波の魅力というか、ね。ほぼ全てのキャラがみんな鬱々としているので、地味感が凄かった。あと、もう一人のヒロインともいえる、相麻菫の純愛がいきすぎて、怖いと感じられる危険性がある。正直重いというか、考えすぎというか。でも、ああいう面倒くさい人は、好きなんだけどね(私個人はあくまで純愛キャラとして好きだったが、一般ウケするかは疑問)。

しっかしこの作品、(メインは勿論、サブキャラ含め)登場人物の大抵が面倒くさい性格をしているねw 哲学的な悩みに苦しんでいるというか、いちいち回りくどいというか、もはや禅問答というかw サクラダの特殊能力どうこうでなく、こんな面倒くさい高校生が揃っていることが、サクラダの一番の奇跡かもしれない(笑)

というのは冗談としても、私自身も面倒くさい方の人間だという自覚もあるし、面倒くさい人はわりと好きなので、この作品のキャラ達も好きだったが、イラッとする人も多いだろうねw

あと、難点としては、「アニメーション」(という媒体)の良さがあまり生きない作風だってことかな。ほぼ会話劇で構成され、わりと複雑な設定や伏線があり、明らかに小説向き。文だけで想像し、前のページに遡って、伏線を確認したい感じ(とはいえ、アニメにしてきれたからこそこの作品に出会えた。感謝!)。

能力の設定は面白い。タイムリープではなく、「事象の再構成(リセット)」にした点は、タイムパラドック云々の議論を呼ばず、上手い設定だと思った。ただ、なんとなく、「涼宮ハルヒ」に近い能力なのかな? とも思った。リセットと完全記憶のコンボは、=「(エンドレス8中の)長門有希」っぽいしね(作中、世界5分前説も出ていたし)。

それから、(どの能力にも)ちゃんと弱点を作って、早いうちから視聴者に明示したのも良かった。良い能力バトルものの条件だね。

また、「特殊能力を使えるのが、咲良田市内のみで、そこから出ると記憶を失う」というも良かった。色々、世界を広げずに済んだし(これで日本政府がどうこうとかやってると、収拾がつかない)。一方で、そうなると「誰かが咲良田市を作った」ということは、早いうちでなんとなく想像できたかな。

ただ、「強度」というのは、分かりにくい上に便利過ぎる設定だと思った。(原作では知りませんが)アニメでは、どの能力の強度が強いのか弱いのかが明示されていなかった(結論から推察するしかない)ため、視聴者が「自分だったらこうやって解決するな」と考えられない部分もあった。

本作はミステリーの要素も強いが、良いミステリーとは、「読者(視聴者)にきちんと情報を与え、作者と同じ条件の中で推理させ、それでもトリックを思い付けない」=「よくよく読み返せば、そうかここが伏線になってたのか! なんで気付かないんだよ、俺!」という「一本取られた感」があるものだと思っている。そんな時、解決編の段階で後出しジャンケンのように、読者が知らない情報を小出しにされると、ムリゲー感が出て一気に冷める。本作はそこまで悪質ではなかったものの、「強度」は凄く大切な要素なのだから、早い段階で明示するか、それ(各能力の強度)を想像できるだけの描写が、事件発生前に欲しかったな~と。そこだけ、ちょい不満だね。

終盤の展開は、より一層難しかった。簡単に言うと、「何を(自分の命すら)捨てても、ただ浅井ケイと一緒にいたいだけの、相麻菫」が、その願いが唯一叶う世界を創造したのに、「やっぱり春埼美空と一緒にいたい、浅井ケイ」が否定するって話なんだけど、「付き合って」「ごめんなさい」で済む話を、まあよくこれだけ複雑にして広げたもんだと、半ば呆れながらも感心したw 安易に「能力者を集めて管理局を倒す」(ガチバトルもの)という方向にいかなかったのが良かった(管理局を倒しても、「自らが監禁されず」「浅井ケイと一緒にいられる」という相麻菫の目的は達成できたと思うけど、浅井ケイはそんな未来を許さないだろうしね)。

そして、中ボスたる浦地正宗との戦い。これぞサクラダリセット的能力バトルの真骨頂って感じ。まさかここで(一番使えないと思っていた)野ノ尾さん(猫)の能力が生かされるとは。予想を超えられた展開に、心地よい敗北感を覚える。しかし、作中に登場した主な能力を使い捨てることなく、あますところなく使いこなす伏線回収力はすごいな。

最終話は、ラスボスたる相麻菫との決戦。いや、ただ相麻菫に「俺(ケイ)にとっての都合の良い女になってくれ」というクソ男みたいなことを、納得してもらうだけなんだけどねw 最後の最後に、(偶然なんだろうけど)「君の名は」「月がきれい」と連続し、(シリアスな場面なのに)アニメ好きなら笑ってしまいそうになったのは不幸だけど、あれもまた、行間のある良いシーン。

ラストに浅井ケイは、(目覚める時にどちらの側にいるかという問題において)春埼美空より相馬菫を選んだわけだけれども、それには2つの「根拠(条件)」があった。①相麻菫の方が早く起きそうな気がした。②月明かりが当たって綺麗だったから。これが絶妙に上手い。

①は、つまりは実利。非常に論理的で即物的な理由。②は、相麻菫を世界で2番目に好きだという証明。つまり、浅井ケイにとっての相麻菫と春埼美空の差は、月明かり程度しかないということであり、しかし一方で月明かり程度の差は確実にあるということ。相麻菫とはこれからビジネスパートナー兼友人兼2番目に好きな相手として付き合っていこうと思っている浅井ケイの言葉の裏側を汲めば、「現実的なメリット(①)がなく、同条件(②がない)なら確実に春埼美空を選ぶ」という、断り(ふるため)の言葉に感じた。もちろん、優しさと美しさに溢れた、断りの言葉だ。この辺の行間の読ませ方は非常に小説的だ。やはり、「恋は理屈ではなく感情」というところか。って、本作の考え過ぎ感が、自分にもうつったのかもしれないw

2期はかかったが、佐良田の能力の行方・相麻菫と春埼美空と浅井ケイの三角関係の解消・春埼美空の内面的成長、というストーリー上の三本柱を、いずれも視聴者が納得できるようにキッチリ締めくくった構成力は見事だった。ここまで、次回作が気にならない最終回も珍しい(良い意味で)。もし、これ以上なんかやるなら、5話(アメ玉の中に入る話)のように外伝的な話か、11話(春埼美空が浅井ケイのお見舞いに行く話)のような気軽なラブコメが観たいかな。正直、シリアス&メインストーリーは、もうお腹いっぱい(笑)

これから、新たな秩序を構成しようという、浅井ケイとその仲間達。なぜ舞台が「佐良田(サクラダ)」というネーミングなのか(桜と関係ないし)気になっていたけれど、もしかしたら「サグラダファミリア」からきているのかもしれない。「サグラダファミリア」のように、長く難しい大事業に臨んでいく若者達へ、幸多からんことを願って、ほぼ誰もここまで読んでいないだろう長文レビューを閉じたい(笑)
{/netabare}

【余談~ 作中のお菓子で気になった、ガチでどうでも良いことw ~】
{netabare}
どうでも良いんだけど、(5話で)「チュッパチャプス」は「キャンディキャンディ」に、(12話で)「ポッキー」は「ロッキー」に名前を変えたのに、(9話で)「キットカット」や「コアラのマーチ」は実名で、しかも連呼したのはなぜだろう? 森永やグリコはダメで、ネスレやロッテは良いという、アニメか原作における大人の問題でもあったのかな(笑)?
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
タイムリープ系は、名作と駄作がはっきり分かれてるイメージ。ふ~ん、タイムリープに対抗する能力を持っているってのはなかなか面白い。それから、タイムリープ風だけどタイムリープじゃないのも面白い。雰囲気とは違って、シリアス、ダークな感じにしていくの?

2話目
ロボット工学三原則、「イヴの時間」で習ったなw デスノート風w 超展開だな。

3話目
なんだその、おしゃれな会話w 完全にミステリー。

4話目
なかなかのグロ。あれは勇気いるな~。死んだ感触は記憶として残るわけだし。

5話目
美しいものを美しいとおもう、あなたの心が美しい(みつを)。本編と関係ない話なのかな?

6話目
注意してないと、時系列がよく分からなくなるな。

7話目
能力バトルって感じ。

8話目
すげえゆったりストーリーが進むね。

9話目
時系列をポンポン飛ばして戻してやるのは、かなりプロットをちゃんと作らないと破綻するよね。チュパチャプスは実名がアウトで、キットカットとコアラのマーチはOKなんだねw キーホルダー、自分の帰るべき場所になってほしいってことね。

10話目
この時点では、自分の能力が未来予知か完全記憶かは分からないよね。復活して、さあ、ストーリーが大きく動くかな?

11話目
相変わらずのスローテンポw 5話のように、外伝的な話? 「一度会ったら友達で~毎日会ったら兄弟さ~(笑)」出汁からとるお粥w てか、お粥作るだけの話で10分も使うなよ(笑)

12話目
またもや不思議な世界だね。

13話目
スカートの下りは良い感じ♪

14話目
宇川さん、強すぎ(直接的な意味合いで)。これまでの能力のバランスを壊さない?

15話目
春埼から「リセットしますか?」と聞いてきたな。成長?

16話目
メインストーリー、進んでいるん、だよね?

17話目
だからなんだその、アメリカ的なオシャレな会話は(笑) これ、索引さんと相麻がグルで、索引さんが嘘をついていたら、浦地の計画は簡単に破綻するよね。

18話目
静かなる聖域の崩壊

19話目
浮気ですな、しかも手慣れてる(笑) カレーにヨーグルト、チキンカレーの基本を押さえてるなw

20話目
世界5分前説って、だからハルヒやん(苦笑) だから、完全に禅問答w 母、妹とのやり取りは、かなり切ない。連れ去りって、下手すりゃ犯罪行為やん(笑)

21話目
なるほど。菫は、自分にとっての最良の未来、しか考えられないほど、恵が好きだったから、恵なら、違う未来を見つけられるということね。緊迫感があって良かったな。

22話目
能力バトルの真骨頂は連携だね♪

23話目
アニメに出した能力は全部ちゃんと使うのね。猫がここで生きてくるとは、予想外。ただ、野之尾さんめっちゃ猫好きだけど、やってくれるのかな? 瀕死の猫とかなら良いのか? さあいよいよ、ラスボスかな?

24話目
やはり最後まで、会話が空中戦w なんだその素敵な間違いは(笑) 小石に恋が出来るかという伏線の回収ね。私の名は(笑) 月がきれい(笑) なるほど、月明かりくらいの差しかないよ、でも、月明かりがなければ逆転できない差はあるよ、ってことかな。魔女まで自由な、若き新体制に、幸あれ。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 46

77.7 6 三角関係で部活なアニメランキング6位
宙のまにまに(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1345)
7788人が棚に入れました
主人公・大八木朔は、かつて暮らしていた町に引っ越してきた高校生。朔は読書好きで、静かで平凡な学園生活を望んでいた。\\nしかし、そんな朔の前に現れたのは、過去にこの町に住んでいた時の幼なじみ、明野美星。朔にとって美星との過去はトラウマになっていた。\\nそんな中、美星が作った天文部に入ることになった朔。そして、天文部を舞台にしたドタバタラブコメディが、いま始まる。

声優・キャラクター
前野智昭、伊藤かな恵、戸松遥、小清水亜美、早見沙織、高木礼子、間島淳司、チャン・リーメイ、松風雅也

チャーリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

星、好きですかー!?

星空を通して子供の頃の好奇心を思い出させてくれたこのストーリー好きです。天文学の知識がなくても十分楽しめました。

一番は美星ちゃんの純粋でまっすぐなところが可愛いいなって思ったのもあるんですけど、星空のようにキラキラ輝いてる天文部のキャラもとても魅力的で良かったですね。

いい終わり方ではあったけど、その後の恋愛模様も気になって仕方ない。 原作購入するけど、2期もやってくれないかな~。




※今回はみなさんの投稿のおかげでいい作品に巡り合えたので感謝してます。 ありがとうございました。

たくさんの人がこうやって感動をつなげて、今がある。自分もまだ見てない人につなげていけたらいいな。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 48

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

忘れ物を思い出させてくれるような素敵な作品です(-ω☆)キラリ☆彡

■「宙のまにまに」ってこんなアニメなんです☆彡
月刊アフタヌーンで連載していた柏原麻実さんの漫画をアニメ化した作品なのです☆
この作品のテーマはずばり『星』なんですよ☆彡
 
主人公の大八木 朔[ooyagi saku]くんは読書好きで目立たない・・・いや、目立ちたくない高校生活を送ろうとしていたのですけど、そんな彼の平穏な日常を見事に打ち破ってくれる存在がいたのですw
その存在とは・・・明野 美星[akeno mihoshi]ちゃんなのです!
実は朔くんの1つ先輩で幼馴染なのですけど、星空を見られないと衰弱してしまうほどの「星」大好きっ子でもあるのですよ♪
美星ちゃんはかなりの暴走列車っぷり&トラブルメーカーなので、朔くんの理想だった平穏な日常は彼女に振り回されてサヨーナラー(_´Д`)ノ~~.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★* なのでしたw
そんな2人が所属している天文部を通して、繰り広げられるほのぼの青春ラブコメディーなのです♪
しかも、星の魅力をたっぷり堪能できちゃう『癒し』のおまけ付きなので、アタシσ(゚-^*)の大好物な作品であることは間違いありませんでした(o^∇^o)ノ
 
 
■総評
この作品は見る人の感性によって評価が分かれるんじゃないかなって思ってます!
評価目線が萌えとか、ラブストーリーとかだとちょっと物足りなく感じるかもしれませんね♪
でもこの作品の最大の魅力は、普段忘れがちな「星」という素敵な存在を思い出させてくれた事なんじゃないかなってかってに思っちゃってるのです(´- `)フッ(´ー `)フフッ(´ー+`)キラッ
 
古今東西、四季折々に変わらない表情を見せてくれる夜空に輝く満点の星達☆彡
街の明かりにその美しい表情をみる事が出来なくなってきている今日この頃でですけど、きっと誰もが星空をながめてその美しさに酔ったことがあるんじゃないかな?って思うのです♪
忙しない日常が、そんな綺麗な星空を眺める事さえ忘れさせてしまってるんですよね・・・!!
そんな忘れてた感動や感情を思い出させてくれたのがこの「宙のまにまに」でした♪
 
ラブコメ主体のストーリーの方もとっても爽やかで好印象でした!
特にお気に入りのキャラは姫ちゃんですね(*^o^*)
くせっ毛で湿気が天敵でドライヤーにこだわりを持っている姫ちゃんには共感しまくりですw
アタシσ(゚-^*)もちょっとくせっ毛なのでマイナスイオン発生装置付きじゃないと・・・とかのこだわりがあるんですよ(*'ー'*)ふふっ♪
美空ちゃんと朔くんがまだ付き合ってないって事だけで前向きにがんばっている姿や好きな人に少しでも可愛く見られたいって言う気持ちや表情がとっても良く描かれていてとっても可愛かったです♪
 
それと、後半登場のキャラが近江 あゆみ[oumi -]ちゃんの存在は爽やかな印象を与えてくれました♪
積極的なお嬢様キャラなんですけど、嫌味がなくってそれでいて一途な彼女のサイドストーリーは見ていて清々しさを感じました!まだ見てない人は必見です♪
 
お笑い担当の江戸川君も大好きなキャラの一人です♪
ちょっとエッチな写真部の男子なんですけど、朔くんよりも頼りになるし天文部には欠かせない存在になってて何故もてないのかなぁ・・・身長低いとか・・・エロイとか・・・暴走するとか・・・w
 
この作品はもっとたくさんの人に見てもらいたいなって思います♪
天文学なんか全然わからなくっても楽しめるし、今度星空でも見に行ってみようかなって思ったり、星座からギリシャ神話を覚えてみようかなって思ってもらえたらいいなって思います♪
美星ちゃんも言ってたように、たくさんの人達と星の魅力を「共有」できたら素敵ですよね☆彡
 
 
2011.11.05・第一の手記

投稿 : 2024/11/23
♥ : 52

レイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

爽やかなBGMとかなりのレベルの星空の描写に感涙!

天文部の日常を描いたすごくほのぼの系物語で癒されます。
美星の声優の伊藤さんは個人的に好きな声優さんで、声を聞いてるだけで落ち着くし…美星っていうキャラクターの明るい性格上、見ててスゴく楽しい気分で心地いいです。
さらに、沢城みゆきさんも出てるんだからも〜グッジョブ!

恋愛要素はそこまで期待しない方がいいですが…
星空の描写は鳥肌物です。かなりうるっとしました。
これだけでも見る価値アリです!

自分がスゴく田舎育ちなもんで…トイレが一回外に出ないと行けれなくて小さい頃毎晩外に出てた時、夜空を目が慣れてもずーっと綺麗で眺めてたのを思いだしました(感涙)
で、これみたら…また外に駆け出しで星を眺めたいなーとか思っちゃいました。

それと、OPは結構…どなたも神だとか最高だとか書いてたけど、個人的にはあんまり好きでは無かったです。
歌ってるのスフィアで好きだけど、この曲は普通って感じで…汗
でも、EDやBGMはどれも透明感があって爽やかでとても個人的には好きですね♪

最後に8話の後半…銀魂のエリザベスがいたーーーーー(爆笑
中の人ネタらしいですが、これはウケました。。。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8

82.1 7 三角関係で部活なアニメランキング7位
ハイスコアガール II(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (421)
1708人が棚に入れました
少年は好きだった、ゲームが。少女は出会ってしまった、ゲームと。勝利への渇望と、技術の探求心と、個人の自尊心が渦巻くゲームセンターで生まれ、育まれていく友情と恋。友人や家族、そしてゲームキャラクターに支えられ、少年少女たちは強く、大きく成長していった。あきらめなければ無限コンティニュー?ハルオ、晶、小春が挑むファイナルステージの行方は!?

声優・キャラクター
天﨑滉平、鈴代紗弓、広瀬ゆうき、赤﨑千夏、新井里美、興津和幸、山下大輝、伊藤静、チョー、御堂ダリア、中村悠一、植田佳奈、井澤詩織、鈴村健一、寺島拓篤、諏訪部順一、小野賢章、安元洋貴、三宅健太、武虎
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

舞台も時代もやや被りな俺氏

※骨格となる作品評価は1期レビューにて。本稿では主に差分を記載


共感できるラブコメとは、肩入れできるキャラの有無といえるかもしれない。
その意味で本作はどっかしらに共感できる“誰か”がいるのであります。
さらに切り取った時代の空気を感じることのできる仕上がり。

 “良質ラブコメ+高い時代の再現度”

あたかもスープは豚骨と魚介系の合わせ技。両方レベルが高いため行列ができてしまうラーメン店。
このへんの魅力にほだされた諸兄は2期も四の五の言わず黙って鑑賞していることでしょう。
そして、最終話終わってリピートすると見える景色が変わる仕様。物言わぬヒロイン大野晶視点で軽くキュン死できます。


2期は見せ方が上手かったですね。
2019年3月リリースのOVA3話分(#13~#15)を先行放送し、そのまま2期9話(#16~#24)です。
1期の後日譚的意味合いのOVA3話も気合入っていて珠玉のエピソードであることはもちろんのこと、OPとEDが1期と一緒。嬉しい振り返りでした。


2期は高校1年生~2年生時代のお話。1995年~1996年と今から25年くらい前の時代を切り取ってます。
1991年小学生時代を起点に地ならししてた1期。日高小春が恋愛のスイッチ入れるまででした。当然ながら続編で“ラブ”要素が増すことは想像の範疇だったかも。かくしてその通りの展開です。


 あくまでゲームで語る


このへんが徹底してるので話がとっ散らかりません。

『星に願いをかけたりしない』

との2期ED。引き続きやくしまるえつこさんです。
{netabare}#18 渋谷で朝を迎えたハルオと小春、そして晶が鉢合わせするシーンからのEDへのカットイン。
あーなるほど!目を避けてばかりでは修羅場は乗りきれませんね、と。ハルオくんの成長を後押ししたいEDだと思えば味わいも深くなります。人生“待ち”ガイルは通用せずとの暗喩に見えてなりません。{/netabare}


物語は力強い冒頭3話から凹凸ある王道ラブコメ展開へと突入し、大事なことに気づく頃には不穏な空気が流れてからのさてさてどうなるかの最終話。1期と合わせて全24話。満足の一品です。



■日高さんMVP?
1期はささやくような声出しが心地よい印象だった日高。CV広瀬ゆうきさんを認知した作品でもあります。2期では、泣いて笑って嫉妬して激昂してーと幅広い表現を求められてしっかりこなされてました。

{netabare}たぶんどっち派とかじゃないんですよね。日高にも晶にも幸せになってほしいと思ってしまう駄々っ子みたいな私です。負けヒロインとしては近年トップクラスのお仕事ぶりでした。{/netabare}


■余談
私が大学進学を機に上京したのが1995年。本拠地は渋谷です。渋谷にほど近い田園都市線に居を構え、のちに溝の口に引っ越してたりします。
何言いたいかというとつまり、年代も場所もビンゴでたぶん冷静な評価は無理筋なんです。そんな私のピンポイントで胸を鷲掴みにされたところ。

 {netabare}多摩川の水面はマジでまぶしい!{/netabare}

渋谷に限らずでしょうが始発待ちの頃合いになるとネオンはあらかた消えて吉野屋くらいになって、日の出ちょい前なこともあって案外薄暗かったりします。渋谷の始発時間はだいたい薄暗い。
そのまま始発待ちで地下の乗り場へ。そしておそらく田園都市線だけだと思うのですが、多摩川のギリ手前まで地下を走る路線はこの路線のみだったかと。その手前の駅/二子玉川駅に着く頃には、薄暗かった空が明るくなっており、地下を抜ける瞬間に太陽光が一気に差し込んできてまぶしさに眼がやられる感覚に襲われたことがある方は私だけではありますまい。
渋谷でる頃には薄暗かったのから一転。多摩川のきらきらした水面を横目に見ながら、「あー朝まで飲んじまったよ」と爽やかな景色と対照的な自分によく嫌気がさしたものです。

用賀駅を越えてトンネル抜けて地上に出る時の一気に光が差し込んでくる感じが#19はよく出てるので、田園都市線沿線在住の方はチェックされてみてください。



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

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2020.01.06 初稿
2020.07.28 修正

投稿 : 2024/11/23
♥ : 59
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

やはり良いです

<2019/12/21 初投稿>
原作は押切蓮介さんの漫画。

本作は二期。
どんなお話かは一期のレビューをご覧ください。

高校生になったハルオと晶、そして小春達が悩んだり、迷ったり、右往左往したりしてます・・・アオハルですねえ

小学校高学年から始まった一期から、やはりみな成長してる。
もちろん背は伸びてるけど、それ以上に思春期をくぐってる真っ最中。
晶(あきら)だけは相変わらず喋んないので、今ひとつ変化分かりにくいですが、でもよく見るとわかるように描かれてます。

それでもやっぱりハルオはメンタルイケメンだし
晶は真っ直ぐに可愛いし
小春は健気だし

そこらへんの魅力変わってませんね。

他のキャラクター達も愛すべき人々がたくさん

息子のデリケートな領域にも躊躇なく踏み込むギャグと、豪放なまでの懐の深さを併せ持つハルオママ
ひたすら優しい爺やは晶のことを一番理解してるんじゃないかと思えますし。
一期後半から登場し、二期はほぼレギュラーの晶の姉、真(まこと)は傍若無人ながらも気遣いがよいですね。あと意外と乙女気質な気も。
空気読みすぎて苦労する親友の宮尾も、厳しい萠美先生も、メダルゲームがなぜか強い土井も、二子玉川を始めとする溝ノ口勢も、ガイルさんも、ザンギさんも、源平討魔伝のあのBBAも。
みんな好きなキャラ。

そしてやはり押切蓮介先生。
個性的を超えて癖の強すぎるキャラクターデザインも。
アクが強くて魅力的な登場人物も。
不思議な間合いで交わされる会話も。
ボケっぱなしのギャグも。
夕暮れを感じる絵柄も。
そして何より読者・視聴者をがっつり引き込んでいく物語も。
全てオンリーワンな漫画家さんだと思います。


1990年代の懐かしいアーケードゲーム、コンシューマーゲームがたくさん出てきて、そこも魅力的なのですが。

ゲームなんて全然知らん!と言う方でも存分に楽しめる素敵なラブストーリーです。


ところで晶さん。
{netabare}やはり最後まで一言も言葉は喋りませんでしたね。
もはや喋んないのが魅力の一つなので、もし喋っちゃってたら興が削がれるとこでした。
よかった。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 33
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ゲームから始まる純愛ラブコメ完結編

第1期からの続きの第2期です。なので、第1期を見ていないと話がよくわからないと思います。
初見の方は第1期(1話~12話)とOVA(13話~15話)の視聴をおすすめします。
OVAのレビューは1期に書かせていただきました。

ゲームが詳しくなくても充分面白く見れてるので、ゲーム好きの方が見るとさらに面白いんでしょうね。
16話のアキラ視点からの導入はうまいなーと思いました。
OP変わったけど、雰囲気似てるから悪くない感じです。
最終話、見終わりました!ラストも原作通りで、すっきりした感じで終わりましたね。でもその後の話もちょっと見たかったなあ、という思いもあって、ネットでつらつらと検索してたら・・
「ハイスコアガールDASH」発表の記事が(゜o゜)な、なんですって!
しかも舞台はあれから10年後で主人公は中学教師になったコハルとか!
コハルびいきの私にとっては朗報でした(*^_^*)
各話のレビューは以下のとおりです。

16話
{netabare}まずは1期の頃のアキラ視点の話から始まったけど、これはこれでアキラに感情移入しやすくなって良いと思います。
奔放な姉の代わりにゴウダから容赦ない指導をされて身も心も疲れ果てるアキラ。
たまらず家から逃げだして街を歩いてるとそこには気になっていたゲームセンターが!
ゲームで不遇な扱いをされてるキャラに自分を重ねたのかな、そういうキャラを使いこなすアキラ。
あ、ここで1期1話につながるんだー。こういう導入いいな。アキラの心の応援キャラはザンギエフなんだね。
いちゃいちゃって何するんだ?って真顔で聞くハルオに笑った。。
コハルは色々あってご機嫌ナナメ。でもハルオの家に誘われて一緒に行くけど・・
そこにはアキラもいて、微妙な空気になるけど鈍感なハルオはお菓子食べてて平気な感じ(-_-;)次回どうなる?{/netabare}
17話
{netabare}重苦しい空気の中、突然始まったアキラとコハルの対戦!
密かにコハルを応援してる私。。コハルが恋敵としてだけじゃなくて対戦相手として純粋に勝ちたいと思ってるとこはいいなと思った。コハルがハルオに対してイライラしちゃう気持ちもなんとなくわかるなー。
コハルとの対戦から、ハルオを目の敵にしてる溝口勢が嫌で、渋谷のゲーセンに来るハルオ。
ハルオの腕が認められて渋谷勢に入っちゃうけど。。コハルとの再戦もある?
ガングロとか懐かしすぎる。。eggとかまだあるのかな?{/netabare}
18話
{netabare}ずんずん教の野望ってすごい名前のゲームだと思って調べたら、本当にあるゲームでびっくり(゜o゜)
渋谷に来たアキラ姉に怒られるハルオ。
でもアキラが寂しい思いをしてるって言われてるのに、ハルオはアキラのしているゲームと対戦することしか考えてないし(-_-;)
渋谷勢と溝口勢の対戦。コハルはすごく強くて、最後にハルオと戦うけど、あっさりコハルが勝っちゃって。。
コハルってホントにハルオが好きなんだね。こんなに思われてるハルオは自分が幸せ者だって気づけよ(-_-メ)
大雨で電車が動かなくなって、お泊りしたいコハルと、タクシーで帰りたいハルオはとりあえずファミレスへ。
コップの水滴を指でなぞったり、足を絡ませたり。こういう演出はコハルの気持ちを表してていいな。
コハルの話をごまかそうと必死にゲームの話をしようとしてるハルオくんかわいい(*^_^*)
朝になって・・コハルの感じだと上手くいかなかったのかな。
ぎゅっとしてと抱き着くコハル。でも目の前にアキラが立っていて(゜o゜)次回修羅場?{/netabare}
19話
{netabare}どうなることかと思ったけど、泣いて立ち去ろうとするコハルをアキラが引きとめて。
帰りの電車でハルオとコハルにアメを渡すアキラ。アキラは夜通しでハルオを探してくれてたんだね。
ハルオと一緒に過ごしたいと思ったアキラは黒服にハルオを拉致させてアキラの自宅に(-_-;)
アキラもコハルと一緒のハルオを見てヤキモチ焼いたのかな。。
じぃの買ってきた大量のゲームをプレイする二人。
お菓子が取れなくなってるアキラに、トレイをさりげなく回してあげるハルオ(*^_^*)優しいなあ。
次の日。コハルを訪ねるアキラ。なぜか一緒にゲーセンに行くけど、対戦ゲーじゃなくて普通に遊ぶアキラ。
次回、二人の再戦ある?{/netabare}
20話
{netabare}アキラと対戦するコハル。
コハルはすごく闘志を燃やしてるけど、アキラはちょっとわからない感じ。
なんとなく、アキラはコハルと勝負というよりも、一緒に遊びたかっただけなんじゃないかな。
ハルオママのホットケーキ食べたい(*^_^*)イチゴトッピングとか美味しそう。
なにこのおじさんのグラビア映像?で笑った(^○^)確かにそう思うよねー。
そしてラストのアキラの表情。。原作読んでるからちょっとせつない。。{/netabare}
21話
{netabare}アキラの思いつめた表情が気になって、なんとなく憂鬱なハルオ。
それをきっかけに、アキラのことが好きなんだとやっと自覚して。
ハルオは大阪のストⅡ大会でアキラに告白しようと思う。
でも・・アキラは今月末にロスに移住してもう日本に戻ってこない・・
古典的恋愛ものの展開ではあるんだけど、こういうストレートなのって最近あまり見ないから心にきますね。{/netabare}
22話
{netabare}新幹線の中の二人。アキラってほんとしゃべらないんだね(-_-;)
こんなアキラと楽しそうに動物数えてるハルオって優しいな。
表情としぐさだけでアキラが何言ってるか解読してくれるし(*^_^*)
ホテルの絵の裏のお札って本当にあるの?でもめくって確認するのは怖いかも(>_<)
結局一緒にシングルベッドで寝る二人・・これ寝れないでしょ(>_<){/netabare}
23話
{netabare}ベッドの中でハルオを見つめるアキラ。
手を握ってきたり、くすぐったり、ハルオを噛んだり。。もうハルオくん好き好きモードでしょ。
でもアキラに何もしないハルオくんって純粋というか何というか(-_-;)せめてキスくらいしてあげなよ。
寝不足だけど、アキラとの対戦を目指して勝ち進むハルオ。
でも・・アキラはなぜか1回戦で敗退・・しかし敗者復活戦で勝ちあがって決勝トーナメントに!
そして準決勝。ついにアキラとハルオの対戦に!{/netabare}
24話
{netabare}試合は僅差でアキラが勝利!
でも、勝って告白しようと思ってたハルオはがっかり・・
大会の後もずっと元気がないハルオ。アキラが遠くに行ってしまうと分かったのもあるのかな。
好きなんだったらうじうじしないで告白すればいいのにって思うけど。。
アキラからあの指輪がハルオに返されて、自分たちの関係は終わりなんだと思い込んでしまって・・
でも、コハルに会って、コハルに背中を押されて、アキラに会いに行くハルオ。
そんなハルオを見送って泣いちゃうコハル。。ここでちょっとうるっとしちゃいました・・
なんとか間に合って、アキラに告白して。。抱き合って涙を流す二人・・{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 28

79.4 8 三角関係で部活なアニメランキング8位
多田くんは恋をしない(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (619)
2753人が棚に入れました
カメラを手に、満開の桜の写真を撮りにきていた光良は、異国から日本にやってきたばかりだという少女テレサに出会う。日本に着いて早々に、連れとはぐれてしまい、迷子になっていた彼女を助けることになった光良は、祖父が営んでいる多田珈琲店へとテレサを連れていくのだが…。まだ“恋”を知らない少年と少女を中心に繰り広げられるドタバタラブコメディーが幕を開ける。

声優・キャラクター
中村悠一、石見舞菜香、宮野真守、下地紫野、梅原裕一郎、石上静香、下野紘、水瀬いのり、櫻井孝宏、大塚明夫
ネタバレ

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

一度後悔した事は二度と繰り返さない様にすれば良いんじゃないかな?それが後悔した意味なのかも…。だから今回は…絶対に!

2018:8/31の感想。
{netabare}

多田くんは『恋をしない』って事ですね。
恋はしてない、多田くんは『愛した』のだ…とか、恋をしたと気付いた時には愛していた…とか、単純に(貴女以外に)恋をしない…とか色々自分の中で想像しながらこの作品を楽しみました。
ま、『恋』と『愛』は違いますしね。


原作・オリジナルアニメなので無し。
スピンオフ・未読。
ドラマCD・未拝聴。
ラジオ・9回まで拝聴。
アニメ・全話視聴。(全13話。30分アニメ)


ちょっと最初はラジオの話からさせて下さい。
…ラジオ1回目!悪ノリか!男子高校生が内輪でむっちゃ楽しんどるみたいやん!(笑)
特に宮野真守さん!貴方が居るとうるさ…面白い!
中村悠一さん、梅原裕一郎さんと楽しく…ん?後誰かもう一人居たな…誰だっけ?
ま、いっか。
…すみません、オチの下野です(笑)
あ、失礼。下野紘さんです。
とりあえずこの作品を観るもう一つのスパイスや舞台裏の話としてウェブラジオはオススメします。
個人的にオススメ回は1〜3回目。と、(公開録音の)8回目です。
動画サイトとかにもあるので気になる方は是非!
(ラジオは全9回…だが梅原さんが復活したら特別編ラジオをやるかも?という話があると言ってました。)


さて、感想を書きます。

ざっくり書くとラルセンブルクからやってきたお忍びの『テレサ』と『アレク』。日本に来た『テレサ』は『アレク』と逸れてしまってどうしようか迷ってた時に近くにあったお城が気になってフラフラとそちらに…
そこで風景写真などを撮っていた『多田光良』と出会う。写真を撮ってもらったり、雨に濡れてる所を助けてもらったり、引越し先の道に迷ってるとこを助けてもらったり…。
その後『多田光良』が通う学校に海外からの転校生として『テレサ』と『アレク』は通うようになり物語が始まる。
…かなり簡易版ですが。

物語の国の【ラルセンブルク】は現在の【ルクセンブルク】かな。多分。近くにベルギーやフランスとかあるヨーロッパ圏ですね。
…後さ、『れいん坊将軍』。色々理不尽だよね、アレ(笑)

話が逸れました。
他作品、『月○少女野崎くん』のスタッフが集結し作られた作品。私は観た後に知りました。キャッチコピーは『この恋を、一生忘れない』って聞いた時は「え?」とは思いました。だって題名とキャッチコピーがねぇ…。
(…もしや野崎くんが描いた原作かも!?って思ったり。ま、違うんだけど。)


設定は若干無理があるのは承知でしたが中々楽しめました。キャノンやパナソニック等の協力もあり、出てくるカメラもリアルをそのまま。
残念だったのは病気療養の為にCV『梅原裕一郎さん』が途中降板なされたこと。仕方ないですが。
(その後の【杉本一】は『杉田智和さん』に交代。)

内容は王道青春ラブコメですね。
サブキャラのエピソードもあり1クールでよく仕上がってるとは思いますが2クールでも良かったかな?と個人的には思いました。
ニャンコビッグがCV『小澤亜李さん』だけど心の声がCV『大塚明夫さん』だったのは思わずカッコ良さとギャップに笑わせて頂きました。
「8秒目が合えば〜…」って初めて知ったよ、ニャンコビッグ☆

全て面白い回ってのはほぼ不可能なのでこれで丁度良いと思います。ラジオ聴いた方はご存知かもしれませんが、声優さんのアドリブが本編に使われてます。特に宮野さん!
(例・サイフを忘れたシーンの「YOU〜!」の返しの「MEeee??」ってのとか、「へっクション!バロチクショイ!」のクシャミ後の口パク追加されたなど結構あります。)
ただ、宮野さんが演じた『伊集院』。

ぞ、続編がもし出来たらもしかするかもよ!だから頑張って!とても良いキャラなのに…宮野くんの「恋したい」のつぶやきは面白かった。


OPのオーイシマサヨシさんの曲も作品を盛り上げていて、EDを歌う『石見舞菜香さん』も非常に合ってました。凄くキーが高いと感じました。
EDの曲は『サンボマスターさん』のカバーだそうです。11話の『中村悠一さん』の挿入歌も『サンボマスターさん』の曲です。11話の回想+多田くんの心境にとてもピッタリだったと思います。


『多田光良』や『テレサ』の心境の変化や今まで気付かなかった事に気づいてしまった時の描写(8話!)、運動神経はあるのに命中率が悪い『多田光良』、自由奔放で明るく素直な娘の『テレサ』、この2人の恋愛模様を観るのも勿論楽しめたんですがもう一組お気に入りが居ます。
それは『多田ゆい』と『山下研太朗』です。
『ゆい』は『山下』を見てるけど『山下』は…
そして『山下』が言った言葉に『ゆい』の吐露した言葉が凄く切なくなりました。
しかも涙を見せまいとする『ゆい』のあの姿勢は胸を打たれました。
しかしもっと良かったのがその後の『ゆい』の行動ですね。なんか大人になったんだなと微笑ましくなりました。最終話の『ゆい』を観た時は余計にそう思います。
最終話だけを少し語るなら『テレサ』はすっごい行動を起こしたなと思います。相当な覚悟…でしょうね。


王道青春ラブコメがお好きな方には是非オススメしたい作品ですね。多少設定に無理があるところがありますがそこに目を潰れるなら多分大丈夫だと思います。作品自体が綺麗な作りなので学生さんとかにも大丈夫かと。ボーイミーツガール、って感じです。
逆に設定重視やラブコメ嫌いの方、恋愛はこんな綺麗なもんじゃねぇんだよ!って方にはオススメしません。特に設定重視の方には多分気になると思うので。


ラストにウェブラジオネタでも書きます。
ま、私の駄文よりラジオを聴いた方が楽しいと思いますが…読んでくれたら嬉しいです。

もうね、第1回が強力過ぎる!
メインMCがゲストに食われとる…というかどっちがメインMCだよ!ってツッコミたくなりました(笑)
下野くんが喋るとコーヒーを啜るノイズが…。
紹介する前にお菓子広げたり食べたり…本当、下野くん遊ばれてました!良いキャラだ!

ま、でも1番パンチが強かったのは公開録音の第8回。『多田くんは恋をしない』のイベントなのに『デュ○ララ』の『ごめんね、宮野くん(多田恋Ver)』を聴けるとは思わなかった。『中村悠一さん』も言ってたけど歌詞はすっごいクソでした(笑)
お金で解決て。
聖地巡礼の話も途中から『龍○如く』になっとるしカオスですね。
毎回ラジオではコーヒーと銀座にあるお店の軽食が出るんですが、この公開録音の時も出ました。
『千疋屋のフルーツサンド』!!
むっちゃ羨ましい…。
ラジオでは想像するしかないですが、その現場では宮野くんの『勝手にフードファイト』が開催されました。口にパンカスが付かない為に1口でって。
しかも番組締めるとこで残りを全部口に…
あれ?宮野くんって芸人さんだっけ?おかしいな、声優さんだと思ってたのに(笑)
『テレサ』役の『石見さん』、あの公開録音大変だったろうなぁ…。宮野くんがマネージャーになってた。
ここまで語っておいてなんだけどラジオで知れて面白かったのは、OPを歌う『オーイシマサヨシさん』が声優の『櫻井孝宏さん』に似ている…てか、「ほぼ櫻井さんだよね」って『中村悠一さん』が言ってました(笑)
後、声優『小澤亜李さん』の豪快な笑い姿を見たいが為に『宮野くん』がいろんな行動をして周りに2次災害を引き起こした事とか…
た、楽しい職場だな!



ここまでこの作品にハマるとは思いませんでした。10月のイベントに行けたら良いんだけど…行きたいなぁ。
…スピンオフでも良いから『伊集院は恋がしたい!(切実)』とかやってくれないかな。(このネタはラジオ第9回)

伏線や他キャラの事もあるので続きがあったら観たいなと、多田くんとテレサの綺麗なストーリーが観れたと、凄く贅沢な時間を過ごせました。

この長い文を読んで頂き、ありがとうございました。
{/netabare}

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2018:9/26更新
{netabare}

☆祝☆『杉本一』役、CV梅原さん復帰☆

ブルーレイやDVD等では録り直した『杉本一』が聴けるように!さらに2018:9/20には『多田くんは恋をしない』のラジオ特別版を放送!(動画サイト等にありますので気になる方はどうぞ)
そして2018:10/14のイベントにも参加されるようです。

スタッフさんが舞台となった『ラルセンブルク』の元となる『ルクセンブルク』の大使館にお呼ばれされたみたいです。(2018:9/21に)
そこまでおもてなしされたからには…2期か劇場版期待…したいなぁ。

ラジオでは戻って来た梅原さんと下野さんの軽快なやり取り、打ち上げの時の話等が聴けて作品の良さや演者の仲の良さが聴けてニヤニヤ出来ました。
この作品がお好きな方は楽しめると思います。

…イベントチケット…買えなかった…(泣)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9
ネタバレ

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

もしかしたら野崎くんは、こんなマンガを描くだろうか?

本作品は「『月刊少女野崎くん』をアニメ化したスタッフによるオリジナルTVアニメ作品」という触れ込みで話題になりました。

OP主題歌の背景アニメを見てわかる通り、本作品は映画『ローマの休日』をかなり意識して作られていると思われます。

舞台(ローマ→日本)、タイムスパン(1日→数か月)、主人公(新聞記者→高校生)などなど翻案されていはいるわけですが、視聴者はなんとなくこの物語の結末を想像するわけですね。

すると結局のところこの物語はあの結末を覆してくれるのか、視聴者の想像を超えた結末を提示してくれるのかというところに興味が向いてくるわけです。

具体的な結末については詳しく書きませんが、スタッフは頑張ったんじゃないでしょうか。

{netabare}ただとても悪意のある見方をするとあの結末はこの物語の結末ではあっても、多田くんやテレサちゃんの人生の結末ではないのだという言い方もできて、実は……という話かもしれないです。(もちろん、だとしてもこの恋を忘れることはないでしょうけど。) {/netabare}

上記解釈が可能な結末にしたという点でも、製作スタッフは有能だったと思っています。

なお、個々のエピソードには出来不出来がそれなりにあったかもしれないです。全話通して観ようとすると中だるみのようなものは感じるかもしれません。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 42
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

動画工房版「ローマの休日」

【1話を終えて】
京アニ、PAと並んで個人的に安心安定と思っている動画工房の作品。楽しみにしていました。で、始まって開始5分で引き付けられてしまいました。もう今期中心に据えたい作品です。

大好きなラブコメみたいですが、ちょっとした二人のやり取り、二人の周りの人物、会話、動き、これは面白い。キャラデザインが動画工房ではあまり見ないスマートな感じですが、背景とか、演出はやっぱり良いです。

{netabare}見ているうちにふと思ったのが、「これって、ローマの休日がモチーフ?」ということ。テレサは最初、おっちょこちょいの外国人かと思ったら、アレクとの会話で姫様?という感じになって、よく見りゃ、雰囲気がローマの休日のオードリーヘプバーンだし、多田がカメラで彼女をとらえるところとか、そうだよね、ローマの休日だわという感じ。{/netabare}となれば、面白くないわけがありません。オリジナルらしいし、どんな展開になっていくのか。楽しみです。

【2、3話】
相関図が見えた2話、過去を描き出しはじめた3話といった感じです。
{netabare}光良とテレサ、一(はじめ)と日向子の恋の話が中心で、薫とアレク、後輩の研太郎と妹のゆいがサブ、ニャンコビックにも(笑)という感じかな。
光良とテレサの関係はこれからどんどん揺れ動くだろうな。一方の一、日向子が隠していること(どう考えてもグラドル日向子なんだろう)を知ったあとの話がどうなるか。{/netabare}先が分かっていても面白い。
話の進め方が上手。恋も過去の話もゆっくり進めていく感じ。それぞれの立場や考えも表だって見せないし、第三者的な視点で見せていくのもよいです。
ニャンコビックの心の声も良いです。

【4話】
日向子と一の回。案の定というか、{netabare}一の好きなグラドルの正体は日向子でしたとさ。{/netabare}気づいたのはアレクだけってていうのもね…。いや、意外と多田も気づいていて黙っているだけかも。日向子のことでナニモ言っていなかったし。
「好きになったら負け」のアレクの言葉通り、日向子は一が好き。この阿呆が日向子に振り向く日は来るのだろうか…。

おや、テレサの様子が…。「本当のこと」で効いちゃっている。これはもしかして、もしかする?

【5話】
伊集院薫ショー、銭湯ありの詰まった回。なんだかんだで暖かい作品なんだよねこれは。薫が単に阿呆じゃないのはなんとなく流れで来るだろうと予測していたけど、思った以上に熱い友情でよかった。
サービスの銭湯シーン、野郎から取り上げるとは、すかすじゃねぇか(苦笑)。そして一はやっぱり阿呆だった。
それにしてもテレサが光良を見るシーン、もう恋心丸出しじゃないか。で、なんかイケメンが登場と。また鍵を握る人物なんだろうな。
それと、研太郎の好きな人って?これまたなんかありそうな予感が。

【6話】
分かりやすい、実に裏切らない話で安心します。{netabare}テレサは次期女王で、シャルルは婚約者。アレクはシャルルが好きで、でもどうすることもできずと。
テレサ、光良ともにかなり意識し始めて、止まりそうもない。雨宿りのシーン、実に良いシーンだ。で、薫はアレクからテレサの事実を知っちゃたんだろうな…。これからこれは鍵を握りそう。{/netabare}
この作品の良いところは表情と視線。これだけでどんな感情を抱いているのかがよく分かります。単純なことなんだけど、余計な演出要らないし、視聴者にどう伝わるのか、実は技術が必要だと思い運ですよね。このあたりが動画工房上手いなと思います。

【7話、8話】
まさかのニャンコビック主役2回目の7話(ただし、この回は心の声なし)。妹の恋心を通じて恋ってなんだろうと考える回でした。山下に好きな人がいるというのは伏線を張っていたので、ここで回収。とても切ない話なんだけど、時折笑いを入れてくるのでこのあたりでうまくバランスを取っていたなと思います。シャルルの本音を聞いて、光良は何を思う?

8話。恋に落ちる瞬間を描いた秀作の回。{netabare}光良を意識していたテレサだけど、星空の下での二人きりの会話でとうとう本気で恋に落ちたテレサ。ここの描写がとてもい良いです。感情移入しやすい。朝日に笑顔のテレサを写した光良、もう意識しているのだけど、彼の恋はどう描いていくんでしょうね。{/netabare}
「あれがベガ、アルタイル、そしてデネブ」…歌いたくなるセリフだ。
それにしても、シャルルがイケメンの完璧な人でかえってすがすがしい。シャルルの恋の行方も気になるところ。意味深なセリフ残して去っていったけど、ラスト近くに再登場でしょうね。

【9話】
テレサが光良を本気で好きになってしまったことで、光良に会うとぎこちない。その態度の怪しいことといったら…。光良のさりげない優しさにさらに「ほ」の字になるテレサ。しかし、その結果、光良は寝込むことに。そしてこの回の最大の見せ場、{netabare}キスをしたのか、寸前で止めたのか。どっちにも取れる見せ方の上手さたるや。視聴者の想像にお任せしますってか。そうですか、そうですか。{/netabare}このシーン、今後の展開でテレサの気持ちがどうなっていたのかを理解するうえで重要なシーンだと思います。好きなのに先がないつらさなのか、気持ちに嘘はつけない切なさなのか。
そうそう、いまさらだけど{netabare}ゴルゴはレインボー将軍の中の人だよね、たぶん。ほんと、いまさらだけど。きっと、最後の最後でおいしいところ、もっていくんだろうな。{/netabare}

【10話、11話】
テレサと光良のデート回の10話、光良の思いが募る11話でした。
{netabare}テレサが覚悟を決めてのデートの誘い。アレクといい、フラグ立ちまくりで、最後は「やっぱり…」と言うしかないのですが、重かった…。最後、光良は何を伝えたかったのだろう。

レイチェルが日本人で、しかも多田じいちゃんと知り合い。3人並んだモノクロ写真、時折写していたのはここへの伏線だったんだな。上手いわ。ラストの大きな鍵になりそうだ。{/netabare}

{netabare}テレサとアレクが去って、気持ちが乗らない光良、写真部のみんな。時は過ぎて冬に。年末の部室掃除でアレクの写真が出てきて、思いがどんどん募っていく光良。そんな時、一が勝手に応募していた光良の写真がコンクールで優秀賞を取った。それは笑顔がまぶしいテレサの写真だった。
じいちゃんの後押しを受け、光良はアレクのところへ旅立つ。

とうとう光良も気持ちに気づいた。恋心って、そのときになってみないと分からないけどね、表現がとても上手いです、この作品。さて、後悔しないために旅立った光良の運命はいかに?{/netabare}

今回から一の中の人が杉田さんに。梅原さんの病気の報が流れたのは5月あたまくらいだったと思う。ということは、けっこうギリギリ進んでいるということなのか?

【12話】
光良がテレサを探しに行って、真実を知った回でした。
切ない…後半はそう言うしかない展開。
{netabare}シャルルに恋しているアレクそれを悟ったテレサ、再会してもそこにいたのは次期女王であるお姫様、すべて決まっていて心を押し殺している姫…。{/netabare}どう結末つけるんでしょうか。大団円という感じにはならないと思うけど、さてさて…。
レイチェルとじっちゃんの関係、本当にオーナーとアルバイトだけの関係だったのでしょうか。3人写っている写真、この物語も知りたいところです。

【13話】
光良とテレサの恋の結末。
薫の友情シーンに熱くなり、告白シーンはきれいでグッときました。
最後の最後までシャルルは聖人。少しは落とすところもあっていいんじゃないかとおもいけど、ここまで聖人だと応援したくなってしまう…。
予想に反しての大団円。そういやこの作品、予想に反することが多かった気がします。ゴルゴは単なるれいんぼー将軍好きの常連だったし、薫が途中でテレサの正体知ることはなかったし…。

【視聴を終えて】
全体的にまとまった良い作品だったのかなと思います。
最近のドラマ、マンガ、アニメの物語は決着をつける、強引でもハッピーエンドが主流に感じます。ひと昔前なら絶対にこの終わり方は描かなかったでしょうね。なんか切なく、でも二人の未来を感じ取ることができるなんていうように。でも、なんだかんだで、最後のシーンは感動しました。

惜しいのは、光良とテレサ以外の物語が中途半端になってしまったこと。一と日向子は結局わけわからないし、薫もアレクをどう思っていたのかも分からずじまい。じっちゃんとレイチェルの関係もご想像に状態だし。主人公以外の登場人物に光を当てちゃうと、その結末まで描いてほしい気もします。

作画は安定感あり、中の人もまずまず。とにかくテレサが可愛かった。宮殿でのドレス姿はオードリーをモチーフにしているのが伝わって、本当にきれいなシーンだったなと思います。

ラブコメ好きな人でも意見が分かれるかも知れませんが、一見の価値はある作品でした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 46

75.3 9 三角関係で部活なアニメランキング9位
タッチ(TVアニメ動画)

1985年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (365)
2114人が棚に入れました
上杉達也、上杉和也は一卵性双生児。スポーツも勉強も真剣に取り組む弟の和也に対して、何事にもいい加減な兄の達也。そして隣に住む同い年の浅倉南。3人は小さい時から一緒に行動している、いわば幼馴染だった。そしてお互いがお互いを異性として意識し始める。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、難波圭一、日髙のり子、林家正蔵、銀河万丈、千葉繁、小宮和枝、増岡弘、塩沢兼人、鶴ひろみ、中尾隆聖、井上和彦、冨永みーな、田中秀幸
ネタバレ

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

最も,もっと評価されるべき作品

{netabare}和也が死んじゃう{/netabare}のは嫌な描写ですが、そこからの展開、ストーリー、画、キャラクターなどなど最高ですよね。
子どものころから学生の頃まで、再放送で何回も観ましたし、原作も読みました。


{netabare}柏葉監督と達也との信頼関係が構築されていくさまがとても好きです。
3年の地区予選の決勝,達也に対して,和也の妬みのような話をしながらも,達也のピッチングをさせるアドバイスをしたシーン。
それで,和也を追い求めていた達也が,達也のピッチングを始めたシーン。
ピンチになり,達也の鼻血を見て,柏葉監督が立ち上がり,バッターに指示を出し始めるシーン。
三塁打を打った後に達也に対して,見えないはずの眼でアイコンタクトで,ホームスチールをさせるシーン。
達也:「おれもたまにはホメられてみたいもんですね」,柏葉監督:「おれはおまえが嫌いだ」,達也:「どうせなら徹底的に嫌われてみたいもんですね」と言った後の,「だったら,甲子園に行くんだな」の柏葉監督のセリフ。
最後の最後で,新田に対する敬遠を決めたはずなのに,みんなで,達也に勝負をさせるシーン。
最後の一球。
達也が病院で柏葉監督に「リンゴ」を手渡すシーン。
その,余韻の,柏葉監督の「夏は好きなんですよ。」。

初めて観ていたときは,柏葉監督の正体がバレて,はやく監督が変わって欲しいと感情移入をしていました。
でも,最後の最後には柏葉監督が・・・,涙涙で,言葉にできない存在になっていました!{/netabare}

そして,{netabare}達也の浅倉南への告白は,(個人的には漫画の,開会式に達也がいないところからの,電気屋での抱きしめからの,つま先立ちの方が,南のピンチに必ず達也が現れるという意味でも,好きなのですが。)話の積み重ねの終着として,{/netabare}どんな恋愛アニメ・恋愛ドラマでも,超えることはできないシーンだと思います。


長いけど,名作であることは間違いないと思います。


☆の評価をするにも,物語は,あだち充先生の傑作なので,☆5.0は間違いありません。スポーツアニメとしての物語は最高なうえに,恋愛アニメとしての物語も最高です。
声優は,頭の中で,登場人物のイメージがそのまま構成されていますので,☆5.0は間違いありません。
キャラは,登場人物それぞれプラス要素しかなく,☆5.0で間違いありません。(浅倉南の性格があざとすぎて,万能すぎるとして,マイナス要素で評価する人もいるかもしれませんが,多くの男性には,浅倉南のキャラはプラス要素にしかならないはずです 笑。)
音楽は,「タッチ」のイントロだけでも☆5.0になっちゃいます。その他の挿入歌,ピンチの時の音楽などなど,含めても最高評価になるはずです。
作画だけは,時代的な理由で,☆4.0になってしまいますが,当時の他のアニメの中では素晴らしいと思いますし,試合の描写も素晴らしいと思います。

観た人の数も多いはずですし,評価をしたら高い評価となることは間違いありません。
なので,(平成27年11月14日時点でのランキングは334位の74.0点ですが,)個人的には最ももっと評価されるべき作品だと思います 笑

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19

えーりか☆かなで さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

有名野球アニメ

~声優さん~

上杉達也:三ツ矢雄二
上杉和也:難波圭一
浅倉南:日高のり子
松平孝太郎:林家こぶ平(現・9代目林家正蔵)
新田明男:井上和彦
新田由佳:冨永み~な
原田正平:銀河万丈
坂田:稲葉実
黒木武:塩沢兼人
西村勇:中尾隆聖

~感想~

呼吸を止めて一秒
あなた真剣な目をしたから
そこから何も聞けなくなるの
星屑ロンリネス

きっと愛する人を大切にして
知らずに臆病なのね
落ちた涙も見ないふり

すれ違いや回り道を
あと何回過ぎたら
二人はふれあうの
お願い タッチ タッチ ここにタッチ
あなたから(タッチ)
手を伸ばして受け取ってよ
ためいきの花だけ束ねたブーケ
 
いい曲ですよねー^^

いまでも上杉の投げる球の音が印象的です^^

本格野球アニメ観たいならコレですねー

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「南ちゃんが理想の女性」派には賛同しかねるが名作中の名作。

原作『あだち充』

双子の兄弟「上杉達也」と「上杉和也」
お隣さんの「浅倉南」
子供の時から一緒の幼なじみ3人が
しだいに互いを男女として意識するようになる

優秀な和也に才色兼備な南
うだつの上がらないダメ兄貴、達也。

思いやるがゆえにすれ違う恋心や
野球を題材にしたドラマを描く

――高校3年間の青春ストーリー。



名作中の名作なので、誰かにオススメも無いもんでしょうが、この世代の人間でよく挙がるのが「浅倉南」はいい女なのか説。結構バカらしい気もしますけど、知人の女性に聞く限りは半々で、男性に聞く限りは条件付きで概ね賛成と言ったところでしょうか。とにかく女性票が少ない南さん。同時期だと高橋留美子先生の「うる星やつら」や「めぞん一刻」が君臨してるので、女性目線から生み出された“ラムちゃん”や“音無響子”がどうしても勝率が高い気がする。

「タッチの南ちゃんが女子受けしない理由まとめ」

なんてのもあるくらい!
そこに書いてある意見が面白いので列挙。

・『一人称が「ミナミ」だから。』

“こんな女にろくな奴居ない!”
“無理。”
“ホント嫌い。”

ラムちゃんも一人称ですけど、あれはセーフなのかな?

↓他にも・・・

「女友達少なすぎ。女の親友居ないとか性格悪い証拠。」
「一回も心揺れたこと無いくせにキープすんな!」
「そもそも運動部女子マネージャーという生き物が嫌い」

『女子マネージャーという生き物』っていう面白ワード良い。
続きも面白いので気になったらググって(笑)

これが男性作家と女性作家の違いでしょうね。
想像力が及ばない部分と格闘をするお仕事は大変でしょう。

ここで面白いところは、意見を言ってる女性が
「タッチ」自体を嫌いな方が少ないということ。
達也や和也などには魅力を感じてるのでしょうね。
男性作家の描く、男性から見ても嫌味のない男って、
女性側から見てもカッコイイと思うのでしょうか。

男性からは女性作家の描く女性は嫌味がないので好印象。
(“あけすけ”で少し怖い時はありますけどw)

・・やはり男女が相互を理解できる日は遠そうです。

だからこその駆け引きなど面白い、なんて誰かが言ってた。
不自由の自由というやつかしら。ちょっと違う?

最後に個人的な意見を言うと、浅倉南という女性は条件付きでいい女だと思います。上杉兄弟に対しては最高の女性でしょう。それ以外だと彼女のいい女っぷり(良くも悪くも)にこちらの性能が負けてしまいます。圧倒的な性能差で尻に敷かれるどころか埋まって出てこれないでしょう。ちなみに私は南ちゃんにフラれた男どもに共感をしてました。なので創作物上の女性には最高のカップリングがあり、初めて“いい女”だと認定できるのだと言い放ちレビューを終わりたいと思います。駄文失礼。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19

64.1 10 三角関係で部活なアニメランキング10位
涼風(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (268)
1701人が棚に入れました
秋月大和15歳。
「東京に出れば・・、高校に入れば・・、何かが変わる!」そんな根拠のない期待を抱え、高校進学のため単身上京。叔母が経営する銭湯兼レディースマンションに下宿することに。
-ある日、学校で見かけた美少女に目を奪われた大和。その子が大和の隣の部屋に住む涼風と知ってびっくり!!しかもクラスまで同じになり…。平凡だったはずの大和の日常が少しずつ変わり始める…。

声優・キャラクター
三橋加奈子、中村太亮、細野佑美子、大山鎬則、細川聖可、明坂聡美、甲斐田ゆき、鈴木真仁、三浦初美、前田剛

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

陸上の距離、恋愛の距離

私が勝手に名作認定!
素敵な作品です。


正統派ラブコメ作品。
無駄に女の子を増やすわけでなく、
高校生の純粋な恋愛模様をじっくり26話かけて描いたものです。
エロ描写もないですし、リアルな恋話が観たいってときにおすすめしたいですね。

恋愛と陸上競技を巧く噛み合わせた作品で、
青春というものをこれでもかというくらい感じさされます。
恋愛面での進展、競技面での成長。
本作の見所であり魅力ではないでしょうか。


最初は主人公の大和がヒロインの涼風に一目惚れするところから始まり、
その後の展開で大和は涼風にぞっこん。
一途に想い続けますが涼風はなかなか振り向いてくれない。
そしたら大和を想う女の子登場!?
近付いては遠ざかり、離れては近付き…。
そんなもどかしい恋愛話、妙に現実味がありました。


大和は適当で中途半端な性格。
対して涼風は完璧主義とも呼べる性格。
はじめから涼風はいい加減な性格の大和に嫌悪感があるわけです。
その二人の間の溝を埋めるものは何なのか。
それは決まってます。これしかないです。
大和の『涼風が好き』という気持ち。
果たして彼の想いに彼女はどう応えるのか、是非確かめて頂きたいものです。


陸上について。
学生時代、私も陸上やってたので不思議な懐かしさを感じました。
大会などの演出も気合い入ってて好印象です。
私が陸上をはじめた動機は不純すぎて言えませんw


OP「スタートライン」 歌ーCOACH☆
ED1「青いフィールド」 歌ーCOACH☆
ED2「君のこと」 歌ーCOACH☆

懐かしい音楽というかなんというか。
古めの曲っていう印象を受けました、特にOP。
いや、こういうのも好きです。
EDの2つはかなり良い曲だと思います。
ED2が流れると思わず泣きそうになりますね。


陸上100㍍の距離。
恋愛1㍍の距離。
近いようで遠いこの2つの距離。
陸上で苦闘し恋愛で苦悩する大和。
一方で涼風の気持ちは…。
心情描写が秀逸で素晴らしかったです。

正直、大和さん好きになれません。
言動行動は無茶苦茶ですし。
でも何故か応援したくなってしまう、そんな奴です。
二人の恋を手伝う人物、はたまた引き裂きたい人物もいて、
展開としても飽きませんでした。
大和の友達である安信、なんていい奴なんだろう。


とにもかくにも、素敵な物語でした。
ストーリー面においては文句なしです。
ラブコメとしての物語性は完璧に近いかな。
純粋な気持ちにさせてくれる作品で、
恋愛系のアニメでも個人的上位に位置しています。

これはもっと評価されるべき!
おすすめです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 36

☆★暗落亭-苦来★☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

昔漫画でみかけてたのだが、面白かった

【オススメしたい人】
■ リアルな恋をお求めのときに。
■ 学園、部活系見たいときに。
■ ダマサレタと思って。

【感想】
こういう事ってあるよと思う事で、フムフム、ドキドキ、ワンワン(涙)しました。昔見かけたなーと思い見始めた。全然思っていたのと違って恋物語で、それも良かったのかも。空腹は最高のエッセンスかも。

【NEXT-オススメ】
●ホノボノだったつながり
【プラテネス】
【ストラトスフォー】

●ホノボノ違うつながり
【schooldays】
【無限のリヴァイアス】

次見るのに何か役にたてたら幸いです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11

67.6 11 三角関係で部活なアニメランキング11位
ハルチカ ~ハルタとチカは青春する~(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (710)
3239人が棚に入れました
青春にはいつも、解き明かせないたくさんの謎が溢れてる!

「原作シリーズ累計55万部突破」初野晴の大人気・吹奏楽青春ミステリ<ハルチカ>シリーズ、待望のTVアニメ化!
原作はシリーズ累計55万部を突破した大人気・吹奏楽青春ミステリ<ハルチカ>シリーズ。廃部寸前の弱小吹奏楽部で、吹奏楽の甲子園と呼ばれる"普門館"を目指す、幼なじみ同士のチカとハルタ。
部員集めに翻弄する日々と、仲間たちと交わす友情、そして次々に現れる謎(ミステリ)。チカとハルタの奏でる音楽がいま、遠く高らかに鳴り響く!

声優・キャラクター
ブリドカットセーラ恵美、斉藤壮馬、花江夏樹、山下誠一郎、千菅春香、島﨑信長、瀬戸麻沙美、岡本信彦、山田悠希
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

スカートの下の白いひらひらって何?知っている人がいたら教えて!

気になって気になってアニメどころではありません。
ってことはないですけど。テヘ!

P.A.さん制作だから、作画がクリアーです。
しかし、瞳の描き方がくどい。
七色の瞳なんてちょっと気持ち悪いですね。

「ハルチカ」って言うくらいだから、ハルタとチカが主人公。
アニメ内容は後述することとして、チカの性格がピカイチ。
一言でいうと、人を惹きつける性格。
初対面でもフレンドリー、情にもろくて一本気。
穢れない心で飛び込んで来るので、あっという間に友達です。
この子の性格、好きだなあ。
是非知り合いになりたいです。

ちなみにハルタは推理探偵ポジションでややBLがかっています。
それも手伝って、男女が絡む学園ものでは珍しく恋愛は皆無です。

作品は、学園推理ものin吹奏楽部の様相。
もしかして、京アニの2作品を混ぜている?
ここは、混ぜるな危険!とだけ言っておきます。

以下は私的なことなので閉じます。

{netabare}舞台は静岡県市清水区。
清水にはあまり思い入れはないけど、静岡文化会館にはドッキリ。
ここで入学式や卒業式があったり、コンサートのバイトをしたり。
あっそうそうロビーこんなんだったっけとか、会館前の雰囲気が懐かしいじゃんとか。
入学式の時、会館3階から眺める桜があでやかなことあでやかなこと。
それもこれも約30年前のお話、青春時代を思い出し嬉しくなりました。
この他、静岡の街は私にとって思い出がいっぱい。
もっと、私の大好きな静岡舞台のアニメが観たいですね。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 41

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

青春しないことで爽やかさを演出するというバランス感覚。

2016年放送のテレビアニメ 全12話

原作 初野晴 監督 橋本昌和 構成 吉田玲子 キャラデザ 西田亜沙子
制作 P.A.WORKS

舞台は静岡県清水市 清水南高校(実在するが関係は不明)
南高校吹奏楽部の部員たちが日常のミステリーを解決する部活アニメ。

穂村千夏 CVブリドカットセーラ恵美 体力系少女 フルート担当 高校1年生
上条春太 CV斎藤壮馬 頭脳明晰な美形少年 ホルン担当 高校1年生

草壁信二郎 CV花江夏樹 新任音楽教師 吹奏楽部顧問 26歳

設定上は高校生の男女がイケメンの吹奏楽顧問に恋をして(ホモ?)、
三角関係の恋愛だそうですが、
これは、主役二人が恋愛状態に陥らないための苦肉の作かも。
セーラームーンばりのミニスカセーラーの制服ですがエロさはみじんもない。
これはキャラデザが原因でしょうか。チカ以外の女生徒はちょっとエロいかも(笑)

爽やかなOP詐欺(笑)
まあ、クラブ活動はOPで表現して、物語は学内推理物の部分だけなのかもしれません。
1話ごとに軽い事件が起こり、ハルタの推理で解決するというスピーディな展開はとても見やすく、
ポップでライトな部活アニメとしては安心して観れます。
ただ、吹奏楽の部分は削られて、ほとんどSOS団の状態ですね。

原作は<ハルチカ>シリーズ5巻で推理小説として評価されてるようです。

SHIROBAKO、Charlotte、に続く13作目のPA作品として期待されたようですが、
グラスリップ並みの売り上げに終わり、一般的には残念な作品となってるようです。

TARITARIが初監督だった橋本昌和とSHIROBAKOで脚本担当の吉田玲子のコンビですが、
それなりに楽しそうに相談している姿が目に浮かびます。
この作品は非常にバランスの取れたB級アニメとしてPAファンなら楽しめること請け合いです。
爽やかでギャグが効いてとにかく綺麗にまとまっているのです。
まとまり過ぎたTARITARIという感じでインパクトに欠けて、
同時期の響けユーフォニアムと比べられるという不運の作品ですが・・・

推理を楽しむ適当ギャグアニメで、おまけとして吹奏楽のかっこいいシーンもあるよ、
と言う程度に考えたら、気持ちよく観れる作品だと思います。
タイトルの割に青春していないんですが、
鬱さのかけらもないお馬鹿キャラアニメとして楽しんだほうがいいでしょう。
最終回の脚本は吉田玲子さん。岡田摩里さんに挑戦するかのようなエキサイトな瞬間が観れます。

分かる人には楽しめる、マニア向け作品ですが、一陣の風のような爽やかストーリー。
視聴者を「ズコー」っとさせてやろう、なんていう制作者の悪ガキっぷりが、
微笑ましい、憎めない作品でした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 30

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

バランスのとれた学園青春ものの良作

廃部の危機にある、5人しかいない吹奏楽部の上条春太(ハルタ)と穂村千夏(チカ)が、学校で起こる様々な謎を解き明かしていく学園青春日常ミステリーです。

吹奏楽部のアニメといえば、響け!ユーフォニアムが有名ですし、学園日常ミステリーといえば、氷菓が有名で、この2作品と比べられることも多いかもしれません。

確かにユーフォニアムと比べると吹奏楽パートは少ないですし、氷菓と比べるとミステリー部分が弱く感じられるかもしれませんが、学園青春ものとしてのバランスが良かったですし、主人公のハルタとチカたちの掛け合いも楽しくて、最後まで楽しく見ることができました♪

かわいい感じの中性的な男の子で、数々の謎を解き明かす頭脳明晰なハルタ。
運動神経が良くて元気な女の子で、度胸と行動力でハルタと一緒に謎を解き明かすチカ。

二人は幼馴染で、謎解きなどでよく一緒に行動してるので、ほかの部員からは付き合ってると思われてるところもあるけど、実は二人とも顧問の草壁信二郎(くさかべしんじろう)先生に恋していて、実は恋のライバルだったりするところが面白かったです♡

謎を解いていくたびに吹奏楽部の仲間が増えていって、最初5人だった部員が最後には大勢になっていくところも良かったかな。

吹奏楽部としてのお話も、最後にうまくまとめていたと思いましたが、上手になっていく過程の描写が少ないのは話数的にも仕方がないかな。

学園青春ものとしてバランスのとれた良作だと思います☆

投稿 : 2024/11/23
♥ : 18

67.4 12 三角関係で部活なアニメランキング12位
orange(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (622)
2905人が棚に入れました
長野県松本市に住む女子高校生・高宮菜穂は2年生になった4月の始業式の日、差出人が自分の名前になっている手紙を受け取る。その手紙には、26歳になった10年後の自分が後悔をしていて、その後悔を16歳の自分には味わってほしくないこと、菜穂に今後起きること、それに対して菜穂にしてほしい行動が書かれていた。菜穂は、初めは誰かのいたずらと思っていたが、手紙に書かれていた通り、成瀬翔が東京から転校してくる。手紙には、5月に成瀬翔を好きになること、翔が17歳の冬に事故で亡くなること、その事故は防ぐことが出来たと書かれていた。

声優・キャラクター
花澤香菜、高森奈津美、衣川里佳、山下誠一郎、古川慎、興津和幸、佐倉綾音

ピエロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

まさにorangeなアニメだった

漫画で前にも読んだことがあったのですが、久々にアニメでorangeを見ました!
漫画の時も感動したんですけどやっぱりアニメ版も泣かせてくれます。笑
内容としてはかけるを救えなかった未来から過去にてがみが届きかけるを助けて後悔を消して欲しいという内容でその手紙を頼りにかけるを救うという話でしたね
個人的に一番感動したのはラストも良いんですが7話のかけるが東京の友達と会うのを止めるシーンですね〜
この話はかけるが結構大変不幸な少年みたいな感じで描かれているんですが正直すわが一番辛いですよね笑
見た人ならわかると思いますが好きな人の恋愛を応援するのって並大抵の精神じゃ持たないですよね笑
あと個人的に気になった部分は基本的に話は感動できるいい内容だったのですがたまにかけらを救うために強引な感じで話を吹っかけるシーンがありそこだけがなんかおかしくないか?と思ってしまいました笑
しかしそれを補ってもなお余りある話の良さ
完全に恋愛ものの中では上位作の部類に入ると思います!
見てない人は是非!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

かっこいいなぁ

視聴理由 恋愛

序盤 んんん...キャラデザが好みじゃない...

中盤 こ、コブクロ!?

終盤 なんか重かったなぁ...

この話は「手紙」をうけとった女子高校生とその友人の話
内容的には恋愛が完全メイン。友情も強いけど基本は恋愛かな。けど、ちょっと重いなぁ...ただの恋愛とはちょっと違くて、「助けたい」って感じだったし。軽い感じでみるのは遠慮したほうがよさそう
終盤には泣いちゃった。あれは泣いちゃう...

キャラは主人公の友人たちがとてつもなく良い奴すぎて仕方がない
特に須和くん。本当に良い奴すぎる。かっこいいなぁ
まわりの友人も本当に良い奴なんだよなぁ
でもキャラデザが好みじゃないのが残念

作画は良く、音楽も良かった。
だってあの「コブクロ」だもん。良曲
面白かった

投稿 : 2024/11/23
♥ : 15
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オレンジって何?電話レンジとの関係は?

亡くなった同級生を助けるため、10年後に手紙を送るっていう話。
学園ラブストーリー&タイムメールアニメです。

もっとも気になった点は、未来から過去へ手紙を送る方法。
{netabare}目を皿のようにしてたけど、結局わからない。
私、何かを見落としたかもしません。
手紙レンジ出てきたかなぁ。
世界線が変わっちゃったよぉ。
なんて思いながら観てました。

いつの世でも、世界線を変えるのは大変です。
このアニメの見どころはそこなんでしょう。
愛と友情は世界線を超える。
といった所でしょうか。{/netabare}

致命的にも、主人公とヒロインには魅力を感じませんでした。
湿っぽいところがNGです。
花澤様の演技もこの役ではパッとしません。
しかしその代わり、脇役である萩田アズコンビが楽しい。
やたらと息が合ってる。
夫婦漫才だよね。

最終回が1時間スペシャル。
でも、ラスト15分が声優さんによる劇場版の宣伝でした。
新作カットを入れた総集編っぽいです。
きっと、滑るんだろうなあ・・・

投稿 : 2024/11/23
♥ : 34

62.3 13 三角関係で部活なアニメランキング13位
捏造トラップ-NTR-(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (225)
929人が棚に入れました
私たちには、カレシに言えない秘密がある。

高校2年生の由真は、生まれて初めてできた彼氏にドキドキの毎日。幼馴染でモテる美少女、蛍につき合い方を相談した由真は、恋愛経験がないことをからかわれ、カレシともしたことがないようなイタズラを仕掛けられてしまい…。エスカレートしていく、蛍との秘め事。そんな関係を拒めず、いつの間にかハマっていく由真。そんなふたりのカレシ持ちJKが織り成す学園ドラマ。

声優・キャラクター
加隈亜衣、五十嵐裕美、小野大輔、逢坂良太

72.3 14 三角関係で部活なアニメランキング14位
STAR DRIVER輝きのタクト-スタードライバー(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (938)
5125人が棚に入れました
日本南方に浮かぶ島・南十字島。ある夜、島の海辺にツナシ・タクトという少年が流れ着く。本土から身一つで泳いできたタクトは島の学校・南十字学園高等部へ入学し、その明るく前向きな性格で、アゲマキ・ワコやシンドウ・スガタら学園の生徒たちと交流を深めていく。だが学園の地下には、「サイバディ」と呼ばれる人型の巨大な像が多数眠っており、生徒たちはそれぞれサイバディにまつわる秘密を抱えていた。そしてそれは、タクト自身も例外ではなく…。

☆彩花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

銀河美少年の視聴率が日曜5時最低記録からあがっているw

      R2  002  鋼FA 戦弐 輝   
第01回…3.0%  4.5%  3.8%  5.3% 1.2%  
第02回…2.6%  4.4%  5.3%  2.1% 1.7%  
第03回…2.8%  4.2%  3.3%  1.8% 3.2%  
第04回…1.4%  3.0%  2.6%  2.5% 2.9%  
第05回…1.8%  5.1%  3.4%  3.0% 3.6%

002>鋼≒輝>R2>バサラ

ギアスに勝って! 銀河!美少年!!

これ今期いちばんいろいろな意味でおもしろい。
いろんな要素が詰まってて、女子的には高評価なのよ。

学園だし、テンポいいし。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

まいまい さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

バカにされがちですが、普通におもしろいアニメ。

おもしろい。

銀河美少年とか綺羅星☆とか、変な言葉がたくさんでるから
笑えるアニメとされがちですが、実はその変な言葉は
説明されずに使われてるから笑われているんです。

アプリポワゼとかフェーズ1とか。

でも、それって言い換えれば全て伏線なんです。

この綺羅星とかおとな銀行とか、
謎の言葉の秘密がこれから後半にむかって
徐々に解明されていくんだと思います。

でももし解明されなかったら、ただの笑えるアニメですw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8
ネタバレ

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

σ(o・ω・o)のスタドラ愛は本物のようです。(さらにさらに追記あり)

【はじめに】
 一部で評価が突出して高いものの、
 全体的に見れば「ネタアニメ」的に認知されているのかな?。
 かく言う自分も、はじめてこの作品に触れた時は
 「何だコレは!?wwww」的に軽く見ていましたが、
 見れば見るほど惹きこまれてさらに見たくなる・・という謎の中毒性。。
 結論としては自分がアニメに求めているものが
 ほぼすべて詰まった素晴らしい作品だったことに最近気付いてきました。
 ということで、気合を入れてレビュー全書き直しです^^。


【ジャンル】
 まず最初に、このアニメのジャンルは何だろう?って考えてみましたが
 「学園もの」
 コレが自分的には一番しっくりきます。自分が一番好きなジャンルかもです。
 えっ?ロボットものなんじゃないの?って未見の方は思うかもしれませんが、
 ロボットはおまけ要素だと思います。
 なんというか、ロボットというよりは
 そのキャラの現実世界の延長線上にあるものが具現化されたもの?
 ・・みたいな感じのものだと自分は思っています。

 こういった代替のものを使って表現されているものとしては
 演劇部による演劇や、某キャラが語り聞かせる物語、もそうですね。
 物語の核心を”別のカタチ”をとって抽象的に示唆しているのかな?。
 謎めいた表現っぽく感じられて、好奇心そそられますね。


【印象的な言葉】
 あとこの作品には忘れようとしても忘れられない「印象的な言葉」が多々あります!。
 全部は書ききれないし、ネタバレにもなってしまうので、いくつかだけ紹介します。
①「銀河美少年」
 美少年なんて言葉を聞いたのはパタリロ以来ですw。それに「銀河」をくっつけるなんてw。
②「アプリボワゼ」
 ずっと造語だと思っていたのですが、ちゃんと意味があったのですね!。
 『星の王子様』という本を読めばわかるそうです(自分は未読ですがいつか読みたい)。
   {netabare} “きずなをむすぶ”、”関係を築く”、”能動的に仲良くなろうと働きかけること” {/netabare}
  他にも解釈はたくさんあるのでしょうが、とても美しい言葉の響きだと思います。
③「やりたいこととやるべきことが{netabare} 一致する時、セカイの声が聞こえる {/netabare}」
 これ、すごくグッときた言葉ですっ。σ(o・ω・o)がタクト君を好きな理由の1つでもあります。
④「何が○○○○○だ、○○○○○○」
 すごくツボに入った言葉でした。いろんな捉え方のできる素晴らしいセリフだと思います。


【登場キャラ+声優さん】
 自分がアニメ作品を好きになれるかどうかの1つ目安として、
 ”どれだけ好きなキャラがいるか?”というのをいつも考えるのですが、
 本作でもほぼ全員好きになってしまいました。
 本作は”かなり登場人物が多い作品”と言っていいんじゃないかな?。
 ・・正直、細かいところは今でも全部覚えきれてない部分もありますが(名前や担当声優さんとか)。
 特筆すべきは「どのキャラもすごくキャラが立っているのに全くイヤミがない!」というところです!。

 全員は書ききれない(全員書きたいが)ので、自分が特に惹かれたキャラを数人だけ紹介します。
①主人公
 このキャラに出会ってはじめて声優の宮野さんのことを知り、どちらも好きになりました。
 主人公のことは、とにかく本編をみて感じ取ってください^^。
 宮野さんって演じるキャラの年齢や性格とかをホントに上手く意識して演じられてると思います。
 あと、ファンや視聴者に対するサービス精神が群を抜いて素晴らしいと思いました!!。
②おとな銀行頭取
 物語全体の中で、すごく重要な位置にいるキャラだと思います。
③保健の先生
 完全におバカなネタキャラですよね。でもそこがいい!^^。


【挿入歌、OP/ED曲】
①サカナちゃんの歌
 四方の巫女の歌はどれも素晴らしく、一般的なキャラソンの枠にはとても納まりきりません!。
 中でも気多の巫女(戸松遥さん)の歌「モノクローム」は最高ですね♪。
 吸込まれるように神秘的な歌声だと思います。
 この曲のおかげ(せい)で本作を好きになったともいえます!!。
 また、サカナちゃんの語りに耳を傾けるヘッドの姿も印象的でした。
①1クール目のED曲
 同立の1位で、9nine「Cross Over」がハズせません。
 何気なくEDに流れてくる主人公3人の仕草とこの歌声、歌詞。
 気付くと、この曲のせい(おかげ)で本作を好きになっていました。


【演出・その他】
・全体的にテンポがよくて、キャラの描写が明るい(性格的に)。
 適度なデフォルメ描写、言葉選びや、間のとり方等も絶妙です^^。
・”お色気の表現”がお洒落で素晴らしい!!。
 BGMだったり、声優さんの熱演だったり、シチェーションの妙だったり、間接的な映像だったり・・
 ワコの妄想だったり^^、
 想像をかきたてることで、よりいっそう臨場感を高めていますよね。


【背景の描写】
 背景の描写、素晴らしいですね。
 星空に流れ星が流れるところなんて、ワクワクさせられてしまいます。^ヾヾ☆ヾ
 他にも海面の水のゆらぎ、夕日に照らされる木々やその他もろもろ。
 舞台が南の島でホントによかったです!。
 そういえばつい最近、田舎の描写が素晴らしい某アニメ作品がありましたよね。
 それに通じるものがあるんじゃないかな?って自分は思ってるのん。
 後の”本作の劇場版”で都会が背景になったのを見た時、正直自分にとっては魅力が激減しました><。
 やっぱ南の島でこそ見れる自然あふれる風景、
 澄んだ空気でなければ決して見ることができない、目を奪われるほど美しい星空(ゼロ時間の星空にも通じてると思う)。
 これは本作の大きな特徴の1つだと思っています。


【ヘッドの描く絵】
 寮に飾られているあの絵、素敵だなあ。描いてる人の感情まで映し込まれている気がします。
 うちの部屋にも飾りたいなあ。


【結論】
 気合入れて全文書き直したのに、ぜんぜんまったく書ききれていませんっ><。
 とにかく書ききれないほど、この作品はいろんな輝きに満ち溢れています!。
 1度見ただけではなかなか見えてこなかったり、
 時間が経って改めて見ると全く違う見え方をしたりする作品だと思います。
 とにかく現時点での”自分のお気に入り”、”人へのオススメ”
 ともにNo.1の作品なのです☆。

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※懲りずに早くも追記。。

【全25話】
 「イタいw」「馬鹿馬鹿しいw」「くだらないw」「どうかしてるw」「ネタアニメ」
 いろいろ評される本作ですが、どの言葉も実際その通りなんですよねww。
 でもほんのちょっと角度を変えたら、それがすごく魅力的に映る”稀な作品”なのだと思います。
 間違いなく”人を選ぶ作品”ですが、でもやっぱり多くの人にこの作品の良さを知ってもらいたいです^^。

 自分にとっては他作では替わりのできない”かけがえのない傑作”だと思っています。
 1話から25話まで全話が素晴らしい出来で、それぞれに意味がありつながっています。
 (・・あ、劇場版はなかったことにしてる自分です)。


【キャラへの思い入れ追記】
 タクトくんの幼馴染2人、これは欠かせません><。あの話が一番好きかもです。


【結末】
 ワコのモノローグで締めくくられる本作ですが、自分にとっては最高のエンディングでした!!。
 {netabare} 2人の間でどちらも選べず、どっちつかずで残念だったとガッカリされる方も多いようですが、
3人にとっては、まだまだこれから物語が続いていくわけですから、こういう形がベストだったと思います。
それに作品が終わってしまってからも、視聴者に妄想する楽しみを残しておいてくれるなんて、
なんともうれしい最後の贈り物だったと思っています^^。 {/netabare}


【タクトくんの第一フェーズ】
 ワコのモノローグで語られます。これはぜひぜひ実際に本編見てから聞いてほしいですね(∩.∩)。

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※またまた追記><。

【魅力】
やっぱり最高の作品です!。何周でも観られます。というか見る度に理解が深まって愛着が倍増します。
登場キャラそれぞれの人間性がとても魅力的なんです。
「秘めた想い」「ふと見せる表情」「負けを認められる潔さ」「秘めた優しさ」etc,
ぜひぜひ、作品を見て感じてほしいです。


【3人という関係】
主人公組はもちろんですが、他にもいろんな組み合わせの”3人という関係”が物語の中に多々出てきます。
同じ3人でも、その関係のカタチはいろいろさまざまでその対比がとても面白い(興味深い)です。


【デザインや色使い】
キャラデザインは自分にとっては満点です!。感情の微妙な変化まで、すごく巧みに表現しています。
色はありとあらゆる色彩すべて使ってるんじゃないかな?。
でもそれぞれの色が主張しすぎず見事にやさしく調和しています。
野球エピソードの色使いが特によかった。


【やっぱりキャラが好き^^】
(スガタ)優しく見守る笑顔が最高です。
(演劇部部長)7話でタクトに言った言葉が強く強く印象に残ってます。
(ヘッド)憎めない人だし、やっぱり魅力あふれる人だなあ。
     マスクの三角目と口元だけ見てるとシャアに見えてくるww。
(リョウスケさん)若い時のエピソードにグッときました。
(マリノ )呪文のセリフと、野球のシーンがお気に入り。
(ケイト)カラオケシーンは誰もが魅了されましたよね^^。
     あと、野球のシーンも超お気に入りです♪。
(ベニオ)超絶好きなキャラのうちの1人です。主役回が特によかった。
(ホンダ・ジョージ)12話、最高に((o・д・)bグッジョブ♪。
          顔アップのデフォルメ目が最高でしたっ。
(サカナちゃん)天使です^^。
(ハナ)実はかなり好きなキャラです!。声もいい演技だったと思います。
(ナツオ)タクトの○○ですよね。笑顔とあのセリフが最高でした。

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※またまたまた追記。。

【五十嵐さんx榎戸さん対談記事読んで】
対談形式で、作品に込められたテーマが語られていて、
あそこのこれはこういうことでって、ちょっとだけ明かしてくれてとても感動しました。
「タクトは1度、○○している」
なるほどー、たしかにたしかに^^。これすっごく大事なポイントですよね。
「この物語は主人公が○○○○○○に○○○○○○○○○もらうまでの物語」
って語ってたことに、なるほどー、そうそうそう^^。って感激。

【何周も見てさらに追記】
もう何周も見てるんですが、ホント1話1話、最初の1コマから最後の1コマまで、
ちょっと目を離したら見落としてしまいそうなところに
フッと各キャラの心情描写が描かれていたりして、
後で繰り返し見る事でそれらの理由が徐々に理解できて、それらがつながって、
その想いの強さだったり深い心情に、すごくすごく満足感が満たされるんです!!。

なんというか、1つの長編映画を見てるような気分にさせてくれる作品だなあ。
やはり現時点で自分の中で「最高傑作な作品」なのです^^。

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※またまたまたまた追記。。

★最も好きな回は?
はい。正直いって全部です!。全部の回が1位といってもいい。順番なんて意味がありません!!。
しかし、その中でも特に!というのをあげてみます。
①第16話「タクトの○○○」:
 幼なじみとのエピソードが描かれるこの回が一番好きかもです。
①第22話「神話前夜」:
 素晴らしいタイトル^^。物語の核心に触れるエピソードでしたね。
①第19話「3人の日曜日」:
 タクトとスガタの優しさがあふれ出てる回。2人がいかにワコのことを大切に想っているか、またワコがどれだけ2人のことを想っているかがにじみ出ています。
①第8話「いつだって流星のように」:
タクトとスガタのぶつかり合いですね。最後のゼロ時間の雲が○○○演出は2人の心を同時にあらわしていて、ほんとうに素晴らしかった!。
①第21話「リビドーなお年頃」:
 最期のワンシーンでワタナベカナコがシモーヌに言った言葉が最高にシビれます!。かっこいい!!。
 σ(o・ω・o)もそういう本当に強い人間になれたらなって思いました。
①第12話「ガラス越しのキス」:
 最期のシーンでワタナベカナコがポロッと自分自身に言い聞かせる言葉が、もうたまりませんでした!。これは反則レベルでキュンときました^^。


★タクトと宮野さん
レビューを追記すれば追記するほど、再視聴を繰り返せば繰り返すほど、
タクト役が宮野さんで本当によかったと思ってしまいます。
・・というか宮野さんじゃなかったらこんなに本作を好きになることはなかっただろうし、
繰り返しみることもできないでしょう(何度も見ると飽きてしまって)。
何回もみてストーリー展開わかってるハズなのに、
何度見ても(さすがに連続周回は飽きるので、1周したらしばらく時間おいて)
新たな新鮮な気持ちで何かしらの驚きと喜びを感じてしまうのです。
他作品でも「変態役をやらせたら右にでる者はいない!」という意見をよくみかけますよね。
実際σ(o・ω・o)も以前からそう思ってたし、それはそれでいつもほんと期待してるし楽しませてもらってます。
しかし!、自分が思う宮野さんの神髄は、なんといっても「ポジティブな精神」を
キャラに吹き込むことだと思うのです。そして、それはまさにタクト君の第一フェーズに通じる
ものがどこかあると思います。
あ、そうか!。宮野さんはタクト君と同じ第一フェーズをきっと持ってるんだと思います!。
いまこうやって書いてて初めて納得しました^^。


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※さらにさらに追記。

8か月ぶりのレビュー追記です^^。
・・よく8か月も追記せずに我慢できたなと自分をほめてあげたいくらいw。

・・何回も再視聴していますが
「飽きてしまわないか??」という以前からのσ(o・ω・o)自身の心配をも跳ね返して
毎回毎回そのクオリティーの高さに酔いしれてしまうんです・・。

このサイトではあまりレビューが上がってこないですよね・・(寂)。

そりゃあ、放送当時はかなり話題になってましたが
それももう何年も前の話だし
最近アニメを観始めた方にとっては
まず知る機会もそんなにない作品なのかな??って
少し勿体ない気がしてしまいます。

あと、”本作が誤解されやすい要素”として

「よくあるハーレム作品じゃないの?」

ってのが危惧されるのですが
自分にとってはまったくそれはあてはまりません!!。

・・だって”魅力ある人物”に多くの異性が惹かれてしまうのは
ごくごく当然のことであるし
本作はそういった”主人公の魅力”がしっかり描かれ演技された作品であることを
納得させられてしまったからです!!。

主人公以外の全ての登場人物も
それぞれに”それぞれの輝き”(それぞれの銀河の綺羅星)
を見せてくれる他にはなかなか見られない素晴らしい作品ですので
何かの機会があればぜひ試しに観てみてほしい作品なのであります。

自分にとっては本作が”何より人に薦めたい作品”なのです!!!。

追伸:最近SHIROBAKOの影響を受けて本作の原画集を購入しました!。

改めて本作を作り上げてくださった全てのスタッフ様、アニメーター様、その他もろもろの方々に

感謝感謝なのですペコリ(o_ _)o))。


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放送開始、祝10周年!・・とかで何かお祝いみたいなのないかな~?と思っていましたが
まさかの緊急事態宣言が発令される現在の情勢・・。

こんな厳しい現実の中ですが
自分は本作をまたまた再視聴し、結果、たくさんの元気と喜びと勇気をいただきました!。


さすがにもう飽きて観れないんじゃないか・・と毎回おそるおそる再視聴開始するのですが
不思議なことに、観れば観るほどさらに好きにさせられてしまいます!。いまだに発見も^^。
そしてまた追記したくなってしまいましたw。


実は数か月前にTVを買い換えました。4K対応でそこそこの画面サイズです。
ということで、今回は今までの視聴よりも大きいサイズ・高精細な画面での視聴でした。
所有BD BOXのフルハイビジョンの映像が最大限発揮されていて
画面から伝わる構図や動き・発色の素晴らしさ等が何倍にも倍増しまくりました!!。

自分は画質至上主義ではありませんが
できればやはり本作は大画面・高解像度で観てもらったほうが
より伝わるものが大きいと確信しました^^。


本作の絵の構図、ホント素晴らしいです!。

あと、手書きとCGも絶妙にいいとこどりで融合してると感じます♪。
キャラクターはしっかり手書きで
でも水面のゆらぎやゼロ時間に入る直前のシーンなど、目を奪われます^^。

あと、やっぱ夕日の輝きの美しさと輝きの強さ・やさしさです!!。


ストーリーの状況や謎のほのめかしも
キャラ同士の自然な会話で見事に成立させている。


ワンパターンとよく評される序盤の戦闘シーンも
実は毎回バリエーション違いの工夫がすごいですよね!
戦闘から帰ってきたドライバーに対するかけあいも最高!。


あと、次回予告のバリエーション工夫!!!。
これはエウレカセブンTV版でも感心した工夫でしたが
いろんなキャラを巧みに組み合わせて、感情芝居もしっかりつけている!。


あと、単純なパクりではなく、本気の素晴らしきオマージュリスペクトの数々!!。
本作の完全な一部として機能し、原作とはまた違った次元で昇華させている!!!。

わかりやすい例)
 ・ジョジョ  スタープラチナVSザ・ワールドのラストシーン
        ノトーリアスBIGほか
 ・ガンダム  シャアの名セリフ(○せてもらおうか(以下略))ほか
 ・Zガンダム  カミーユの名セリフ(○○○にはわからないよ)ほか
・マクロス  ブリタイの名セリフ(我々にも失われた○○が(以下略))ほか
        最終話のあの爆発シーン
        あのキスシーンでも一条君と○のシーン思い出すw
        喫茶店での夕日バックは一条君と○のシーン思い出す^^
 ・エヴァ   同一声優さんの名セリフ(○ってのはいいねえ(以下略))ほか


音楽・音に関してもこだわりがハンパないですよね!。
例のあの目覚まし時計の音が使われる場面の対(複数場面)。
水滴が一滴落ちるシーンの対(複数場面)。
BGMの音の差し引きが素晴らしい。無音込みで。


セリフも似たセリフを
影響された別キャラが違うシチュエーションで使う破壊力!!。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 59
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