ロリコンで笑いなおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのロリコンで笑いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月26日の時点で一番のロリコンで笑いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.4 1 ロリコンで笑いなアニメランキング1位
うちのメイドがウザすぎる!(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (584)
2283人が棚に入れました
ロシアの血を引く小学2年生・高梨ミーシャのもとへ、元自衛官にして筋金入りの幼女好きである鴨居つばめが新人家政婦としてやってきた。元自衛官のポテンシャルを存分に生かしてミーシャに接近しようとするつばめと、徹底抗戦の構えをとるミーシャとのホームコメディが幕を開ける。

声優・キャラクター
白石晴香、沼倉愛美、M・A・O、原田彩楓、井澤詩織、加藤将之

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ただの変態アニメ、ロリアニメと侮ることなかれ!

原作未読。最終話まで視聴。

美少女小学生のミーシャ。
幼女好き家政婦のつばめ。

この2人中心に描かれるドタバタコメディ。

元航空自衛官ならではの(?)体力をいかして、変態行為に及ぶつばめと、それを頑なに拒み続けるミーシャ。
序盤~中盤はこれだけど充分面白かったです。

だけど、これだけだと同じことの繰り返しで、どうしても食傷気味になっちゃう。
そんな頃合いに登場する脇役が、効果的に作品を盛り上げてくれます。

つばめの元上官でドMのみどり。
ミーシャの同級生のわしわしと森川。

そして感動的な最終回。

この作品は変態ロリアニメと思われがちですが、実はミーシャの成長を描く作品。
笑いも感動も、かなりクオリティが高い作品だと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 45

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

フィーリングだけで語ってみる。

【概要】

アニメーション制作:動画工房
2018年10月 - 12月に放映された全12話(+新作OVA1話)のTVアニメ。
原作は、漫画家・中村カンコによって『月刊アクション』で連載中の漫画作品。
監督は太田雅彦。

【あらすじ】

ロシア人の母を亡くし血の繋がらない義理の父と二人で暮らす小学2年生女児・高梨ミーシャ。
そんな父子家庭にやってきた新人家政婦・鴨居つばめは、
女でありながら、マッチョでロリコンな変態だった?
元自衛官で、やたら強キャラな変態メイドとロシア美幼女の攻防。
これは汚いおねロリホームコメディストーリーである。

【感想】

原作単行本4巻までとアニメを交互に視聴。
原作者いわくピュア百合で、女作者による幼女愛が込められた作品である。
したがって作者の嗜好に忠実に描かれた原作ミーシャの見た目はつぶらな瞳のガチ天使な美幼女。
そして、原作を読んだあとアニメを見ると…あれ?ミーシャの顔が別人?
アニメではミーシャの変態メイドへのリアクションを解りやすくする意図か、
表情や演技でミーシャが解りやすくなったのは良いが、代償として俗っぽくてお転婆なイメージ。
天使というよりも早すぎる反抗期を迎えた子供に見えてしまう。

幼女萌えと変態ギャグで成立している原作漫画ではあるが、
コメディが得意な監督たちの手によるアニメ化に際してコメディ成分補強のために、
動かしやすさ分かりやすさで主人公幼女キャラをリファインしちゃいましたか?
所謂ビジュアル的な美を愛でるロリ萌え成分が薄まってロリコンギャグアニメ成分を強調された演出。
わざとか手癖なのか同じスタッフチームで手掛けた、『みつどもえ』と同じ轍を踏んでるようにみえる。
要は萌えられないということ。原作『みつどもえ』は然程美少女ではないし、
カエル顔と称されるアニメの『みつどもえ』よりビジュアル的に、このアニメはマトモではあるけれど。

シナリオ的には若干の会話をいじりつつも原作に8割ぐらいは忠実ではあるけれど、
笑わせよう笑わせようと演出と音楽がワンパターンなためにマンネリとクドさを感じた。
百合系コミック誌が初出の原作からして、
可愛さと萌えをもうちょっと大事にしたほうが良いと思うのだけど、
結局やってることは、いつもの太田&大隅&あおしまのトリオで、
何やっても似たようなギャグアニメになる弊害を感じてしまったのは気のせいだろうか?

アニメとして決してつまんないわけではないけれど、ネタに走り過ぎれば息切れは早い。
ならば、ギャグが面白かろうとつまらなかろうとネタでボケるキャラへの愛着を定着させる方面で、
アニメの演出を頑張れなかった?と思わないでもない。

本音はあれです。原作のほうがミーシャが可愛いのでアニメへの不満は、主にそこだということで!
普通に原作を無視すれば、それなりに楽しめるアニメではあるのだろうけど。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 44
ネタバレ

TaroTanaka さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

素晴らしい。視聴者の性癖も試されるアニメ。シリアスも強度が高い。

ウザメイドのロリ性癖、
及びメイドの元女上官のドM性癖、
及び金髪幼女を愛でることを中心としたコメディ。
1話に5~10回くらい笑える箇所がある。

コメディメイン作品のシリアスは成功しないことが多いが、
本作最終話は成功していた。
{netabare}
母の死や病気等を絡めた事で
コメディにありがちな「ぬる」いシリアスになることを絶妙に回避した。
{/netabare}

ロリコンアニメのようだが、
実際にはメイドの筋肉に目が行く。
「筋肉+ストーカー+ロリコン+メイド+萌絵」
という属性過多キャラの新境地に
視聴者の性癖が試されるアニメ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

74.5 2 ロリコンで笑いなアニメランキング2位
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (487)
2182人が棚に入れました
彼女いない歴=年齢な普通の高校生、桐生慧輝に宛てられた突然のラブレター。遂に彼女ができると喜んだものの、そこに差出人の名前はなく、しかも何故だか純白のパンツまで添えられていて……???彼をとりまく可愛い女の子たちは誰もが怪しく、そしてちょっぴりワケあり風味!?果たして“パンツを落としたシンデレラ"は誰なのか?謎が謎を呼び、変態まで呼び寄せてしまう、新感覚変態湧いてくる系ラブコメがはじまる……!!

声優・キャラクター
下野紘、竹達彩奈、日高里菜、野水伊織、本渡楓、大橋彩香、春野杏、河本啓佑

えりりん908 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

なんとなく観てたのが、7話観て「素敵♡」って、なっちゃいました!

最初から、タイトルどおりの展開で、
主人公君に恋する女の子や仲良しの女の子が、
ひとりひとり、それぞれ違う変態性癖持ちっていう、
一言で言っちゃえば、すごく下らないハーレムギャグアニメです。

高校生ぐらいの若さで、
女の子が変態性癖に目覚めてるっていうのが、
そもそも現実離れし過ぎだし、
主人公君もあんまり冴えないし、
作画がなんとなく好みな感じなのと、
下着とか出てくるけど、タイトルほどにはエロ表現もひどくないので、
なんとなく観続けてました。

惰性もあるけど、半分以上は、主人公君に絡んでくる女の子たちの
変態性癖がそれぞれ異なるみたいなんで、
次はどういう人種かな?っていう興味があったからって感じで。

でも、6話~7話は、カラーが一新しちゃいました!

メインは、主人公君の友達の「翔馬君」と、「小春先輩」の二人。

小春先輩、たしかに盗撮しまくってるしストーカーっぽいけど、
翔馬君に恋したいきさつとか、そのあとの一途さとか、
全然、変態じゃない!って思っちゃいました。
むしろ、自らロリコンと名乗り、「年下の女の子しか恋愛対象にできない」なんて公言してる翔馬君のほうが、よっぽど変!

でも、好きって気持ちにちゃんと応えられるから、
翔馬君も、ギリギリ合格ですw

ただの変態少女ギャグアニメだと思って観てたんで、
7話の純愛展開、
グググって来ちゃいました!

こういうエピソードを挟んで来てくれるの、
とっても素敵だと思います!

そして、小春先輩バージョンのスペシャル・エンドロール!

何だか最近、力入れてるゾ!ってときのエンドロールを
スペシャルバージョンで。
っていう作品、すごく目立つ感じがしてます。

以前からこんなだったのを、気付かなかっただけなのかな?

今、パッと思いつくだけでも、
「鬼滅の刃」・「高木さん②」・「女子無駄」、
他にもいくつもあったみたい。

こういうの、楽しい遊びって感じで、いいと思います。
誰かスペシャルエンドロールのBEST10、やってくれないかな~


☆☆☆視聴終了しました☆☆☆

変態女子の博覧会は、無事終了。残念な終わり方でがっかりでした。
妹ちゃんを実の妹で、重度のブラザーコンプレックスにしてたら、
もうちょっと面白かったかな?
とって付けたような露出狂のカミングアウト?
あれは、青ブタで双葉がやってた自傷行為で、
露出狂とは全然違いますよね。

がっかりしたので、点数は削ります。

主人公が変わっちゃうけど、小春ちゃんのエピソードを最後に持ってくればよかったのに!って思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

変態の匙加減は、難しい(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
皆さん、「アイドルの、生ぬるい変顔」とか、「モデルの、可愛さを残したスッピン風自撮り」って、どう思います?

逆に、「アイドルの、ガチ引くレベルの変顔」とか、「モデルの、不細工過ぎるガチスッピン自撮り」は、どうですか?

どっちが好きですか?

本作、変態ということを推していますが、良くも悪くも受け入れられる(可愛いと思われる)レベルの変態ばかりでした。

つまり、前者的な変態。

それを良しとするか、生ぬるいとするかは、賛否がわかれるところでしょう。個人的には、あと2歩くらいは踏み込んでほしかったかな。

ちなみに、後者的な変態であり、未だにそれ以上の変態に出会えてないのは、「変ゼミ」という作品です。

まあ、もう出会いたくはないんだけどさ(笑)


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
分かりやすいほどのハーレムラブコメ。

コメディの部分は、「緊急家族会議~!」とか、良いフレーズがあり、なかなか楽しめました。紗雪と唯花の口喧嘩や、小春のぶっとんだ発言とか、いくつか良いものはあり、そういう意味でのワードセンスは感じられました。

OPも、明るく楽しく、かなり好きでした。2019夏の中では、トップレベルに良いな~と思っていました。

ただ、ハーレムの要素がな~。

個人的に、ハーレムものを楽しめるかは、

①女性キャラが同レベルで魅力的か。
②それぞれの女性キャラが主人公を好きになる過程に納得いくか。
③主人公がハーレムを築くに足る人物か。

という3点が大きいのですが、その観点から見て、①は及第点でしたが、②③が落第点でしたね(ちなみに、自分の中でこの①②③がバランスよく高いと思っているのが、「俺修羅」)。

さて、本作の①ですが、唯花と彩乃が特に可愛かったかな。唯花はなかなか笑えるというか、声優さんとの相性もよく、早口でたまに本当に可愛らしい時がありました。彩乃は、いちゃつきっぷりが可愛かったし、一番まともでしたし。匂いフェチって、そんなに変態か? 自分の体臭を好いてくれるのは、ただラッキーなだけじゃね? 瑞葉も悪くない。特に恋心をなんとか隠そうとしている前半が良かった。私は、妹を恋愛対象とすること自体が嫌なのでそこだけ気になりましたが、まあ、義理ならギリOKですし、そこを瑞葉が分かった上での行動で、家族としての繋がりも大切にしていたのは、良かったと思います。

でも、②と③がな~。

②なんて、あんなんで惚れてくれるなら、誰でも落とせそうだし、ただの尻軽に思われるだけ。③はハーレムテンプレの鈍感優柔不断フニャチン野郎なだけで、特に何の魅力もなし。あんだけ美少女に言い寄られてるんだから、据え膳食らわば皿までですがな。バカなのかな?

だって、可愛くて変態は、短所ではなく、むしろ、ちょu、、、いや、何でもないっす(汗)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
分かりやすいハーレム。街中で頭撫でてなんて、実際は恋人でもなかなかやらんぞ。キャラデザ的には良いんだけど、いきなり主人公にベタ惚れだからな。最後、ドMオチか。これ、ラブコメに流れるか、エロに流れるか。

2話目 ☆2
ということは、ヒロイン全員が変態なんだね。女王様もいるんだろうし、BL(男の娘)とかもいるんだろうな。これだけイチャコラしてユイカと付き合わないとか、気が狂っているんだろうか。やっぱり、ユイカは女王様か。だろうな、と。あとはなんだろう、痴女とか? 先輩と被るか?

3話目 ☆3
ユイカはまだしも、サユキ先輩は基本的に、ご褒美では? ハーレム全開だな。

4話目 ☆3
まあ、BLだろうな。これは予想通り。次あたり、男の娘、とかかな? もっと、ななめ上の変態がほしいな。

5話目 ☆3
天文部さん、ストーカー、か。まあ、変態というか、可愛らしいよな。新キャラ、匂いフェチ? それって、変態のカテゴリーか?

6話目 ☆1
犬に例えての尻揉み。不快でしかないな。藤本さんは、今までのキャラでは一番可愛らしいかな。

7話目 ☆4
ボーリング、私が苦手なのもあるけど、あんまり楽しめないんだよな~。ロリコンっても、外見がロリっぽいのが好きな人の方が多いんじゃ? 年齢に惚れるロリコンは、まあ、犯罪の気配がするけど、翔馬はたぶん、見た目が好きなだけだろ? じゃなけりゃ、高一を好きにはならんだろ。

とりあえずキープ、その通り(笑) まあでも、小春ちゃんは可愛いし、良いラブコメで、良い最終回だったな♪ 特殊ED。イイね!

8話目 ☆2
妹、典型的な妹キャラだが、まあ、可愛いかな。どこかでみたやりとりだけど。ドMのプライドは良いけど、「なぜ認めているか?」を知りたいな。そんな兄妹はいない。これで、俺を好きだとは思っていないって、頭大丈夫か?

9話目 ☆2
なんともドキドキしないデート回だな。だからもう、ヤれば良いんじゃないかと。これだけコクられまくっているような状況で、シンデレラ探しは意味あるのか?

10話目 ☆3
あそこまでキッパリと乳論を言われると、清々しいな。乳に貴賤はないってのはその通りだが、私はリアルでもアニメでも、巨乳はそんなに好きじゃないです。普通が一番。

11話目 ☆2
水着は、胸小さい方が、むしろエロい(笑) 環太平洋アークだっけ? 水着告白大会ですが、俺修羅場と比べると、いかにレベルが低いかがよく分かる。

12話目 ☆3
家族恋愛ネタは、ちょっと苦手だな~。でも、慧輝の選択には好感が持てる。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

妹エンドは至高

幼馴染エンドも大好きですが、

やっぱ妹エンドですよね(*´ω`)


ストーリー的には

「実は〇○でした~!」の典型というか

大幹が弱く、伏線を巧く仕込めてない感じ。


作画は現在の標準より劣る。

声優、音楽、キャラはそれなり。


数話で「おっ」というパートも有ったのですが、


妹エンド過去作

2012年の佳作「この中に1人、妹がいる!」

2008年の秀作「あかね色に染まる坂」

とかの域には達せず、

残念(◞‸◟)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

71.6 3 ロリコンで笑いなアニメランキング3位
魔王様、リトライ!(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (510)
1910人が棚に入れました
大野晶は自身が運営する「GAME」内のラスボス「魔王・九内伯斗」にログインしたまま異世界へと飛ばされてしまう。そこで出会った片足が不自由な少女と旅を始めるが、圧倒的な力を持つ「魔王」の存在を周囲が放っておくことはなかった。魔王を討伐しようとする国や聖女から狙われ、一行は行く先々で様々な騒動を巻き起こすことに…!

声優・キャラクター
津田健次郎、高尾奏音、石原夏織、戸松遥、豊崎愛生、佐藤利奈、生天目仁美、徳井青空、森久保祥太郎、久保ユリカ、荒浪和沙、木下鈴奈、桜咲千依、M・A・O
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

チープな異世界と不可思議なギャグが生み出す化学反応

アニメーション制作:EKACHI EPILKA、
監督:木村寛、シリーズ構成:谷崎央佳、
キャラクター原案:飯野まこと
キャラクターデザイン・プロップデザイン:中山知世、
音楽:宝野聡史、原作:神埼黒音

一介の会社員である大野晶は、
自らが制作・運営しているネットゲームの
「インフィニティ・ゲーム」を廃棄する決心をしていた。
サーバーとの契約が切れる日、
大野はゲーム内のラスボスである
魔王・九内伯斗にログインしたまま、
ひとりでゲームの終わりを迎える。
しかし、日付が変わった瞬間、
自らが制作したゲーム世界へと
飛ばされてしまうのだった。

巷では極めて評判の悪いこの作品。
作画の巧拙に重点を置いている人は、
観ないほうが良いだろう。
私も実は4話目くらいで、作画の質の低さが
気になり出して断念しそうになった。
馬車、岩山、そしてモンスターの造形に至るまで、
そもそものデザインの質が相当低い。
それだけでなく、もちろん動きも不自然。
OPの最初でモンスターが森から姿を現すのだが、
全く動かずに止め絵だけがヌーッと
そのまま上昇してくるシーンを観たときは、
思わず吹き出してしまった。
また馬車の出口にノブが付いているのに
出るときには引き戸になっていたりと、
『いもいも』級の失態が見られる。
普通に考えると、これは完全にアウトだろう。

それなのに観続けたのは、ストーリーが
よく出来ているからかと問われると
そんなこともない。
突然、ゲーム内に飛ばされた主人公が
戸惑いながら幼女や王女、側近などを連れて
現実へ帰るための謎を探りながら旅をしていくのだが、
世界観や全体の概要が今ひとつ掴めないため、
何を追っていけば良いのか分からないのだ。

では、何が良いのかというと、
コメディを全面に押し出した作風だ。
失笑してしまうようなギャグのセンス、
あり得ないようなチープなネーミング、
ドラえもんのアイテムのような万能道具という
様々なものを絡み合わせながら、
不可思議ともいえるコメディが展開されていく。
これが、ほかの作品にはないような
特異な世界観を作り出している。
そこに面白さを感じるかどうかによって、
評価が変わってくるだろう。

大枠で選別するなら『オーバーロード』に
『転スラ』を加えたテイスト。
第三王女・ルナの寂れた領地を
病院と温泉によって繁栄させ、
その土地を自らの拠点にしていくのが、
後半からの大きな流れになっている。
そこには迫害された獣人がいるなど、
『盾の勇者の成り上がり』風ともいえる。
また、もうひとつの特徴は、主人公・九内伯斗のキャラクター像。
全身黒ずくめのファッションに長髪。
昔のハードボイルド映画よろしく、
いつも煙草に火をつけている。
この煙草は、気力回復の効果があるアイテム。
彼がいつも冷静沈着にふるまい、時には霧雨零という
暴走族風の男にキャラチェンジできるのも風変わりだ。

もうひとつ、長所を挙げるとすると、
魔王が主役といっても、弱者に対しては、
いつも優しい視線が注がれていること。
{netabare}例えば、ヒロインのひとりアクの足を治した後に、
魔王が歩く練習をさせるシーンを
きちんと時間をかけて入れたのは好感だった。{/netabare}
また、村おこしを行っていくときに
差別なく多くの人々に手伝わせようとする。
自分の拠点であるゲーム内の『不夜城』を
居心地の良い場所へと変えていく。

そして、いちばんの特徴となり得るのが、
ゲームを作成・運営したのが主人公自身だということ。
管理者権限があって、実際は色々と使用している
ようなのだが、それがいまひとつ伝わらない。
この設定をもう少し上手く活かせば、
さらに面白くなる要素はあるだろう。

マツコ・デラックス風のマダム、
ノマノマの女将、ヨガ殴り、白い三連星など、
作者の創造力の小ささを感じるものの、
世界観に慣れてくれば悪くないように思えるから不思議。
ほかの異世界ものとは一線を画しており、
なぜか惹きつけられるものがある。
(2019年9月27日初投稿)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 53

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「これは……普通に面白いな」

レビューのタイトルは作中の居酒屋ノマノマでの「これは……普通に美味いな」という台詞をもじったものですが、微妙な作画などもあいまって一見ヒドい作品に見えますけど私は普通に楽しめました。

小説家になろう → 商業出版により書籍化という原作をアニメ化した作品のようです。私は現在「小説家になろう」に残っている分だけ読みました。

現在の書籍版は「小説家になろう」版とはストーリーが分岐しているようですが、とりあえず今回アニメ化された範囲で目立ったストーリーの変更はないようです。

主人公の雑な考えと側近による忖度の齟齬など話の構造としては『オーバーロード』に似たところもある本作ですが、主人公の入り込んでしまう世界の環境が旧来プレイしていたゲームとは異なっていることや『オーバーロード』の「守護者」に相当する側近が最初はおらず徐々に召喚していくこと、仲間にしていくメンバーは異世界側が中心であることなどが大きな違いになっています。

ストーリーについてですが、かつて大野晶(おおの あきら)が自ら作成しプレイした「INFINITY GAME」において大野晶は「帝国」と呼ばれる国家において一般プレイヤーの敵として君臨する組織の「長官」と呼ばれた九内伯斗(くない はくと)としてプレイしていました。

転移した異世界の「魔法」と魔王様と呼ばれる九内伯斗(中の意識は普通の社会人だった大野晶)やその側近たちである「帝国」サイドのスキルやアイテムのシステム体形がまったく異なるのに、仕様通りの効果を発揮するというのがストーリー上のポイントでしょうか。

いわゆる「主人公無双系」のお話ですが、「帝国」が力による覇道を目指したのに対して今回はソフトパワーを中心にしようとしている点が個人的には気に入っているところです。いや、戦っても普通に強いんですけどね。

もちろん他にもそういった作品はあるわけですが、本作の場合は各ヒロインについて、必ずしもキャラクターデザインに依らない可愛さみたいなものを感じます。

特に最初に出会ったアクや聖女ルナ・エレガントは主人公からは完全に子ども扱いされていましたが、そこも含めて「カワイイ」と思えました。あとは聖女エンジェル・ホワイトの「チョロさ」とか(笑)。

なお、ノマノマの女将の名前がイエイであったりとかなろう原作ならではの小ネタもたくさんありました。まあ、知らなくても特に視聴に支障はありませんが。

面白かったです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 46

志亜 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5

まぁ、作業BGMとしては使える程度

アニメのタイトル名と主人公キャラの姿であまり丸木を起こさなかったが、みたいアニメの更新待ちついでになんとなく視聴。

第4話まで視聴。

確かに設定は面白いと思うし興味もわく。
声優陣もそれなりでそこにも興味を向けられる。
けどそれ以外のものが何もない。
キャラデザは悪くないんだろうけどアニメでの動きがこうも悪いんじゃデザインした意味がまるでない。
走り方はギャグ要素としてまとめられるとしても、キャラ同士の掛け合いや主人公のセリフなどにものすごい違和感。
え、なんでそうなるの?
いや流石にそれはない。
というような場面が1話だけでボロボロ出てきたり。
場面カット切り替えの間の取り方も適当すぎて、せっかく気持ちの切り替えの時間なのにまるで配慮されていない。
声優さんも流石に頑張っててそれはすごいなとは思うものの、みててかわいそうになってきてしまう。

ネット小説としてはクオリティが高いのだろうけど、ちゃんと文庫としてだしてらっしゃる作家さん原作のアニメと比べてしまうとやはりあまりにも酷いものだなと思った。

個人制作アニメと思ってみることにする。
それくらいしないと本当に見ていてこちらが恥ずかしくなるくらいの作品だった。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

62.2 4 ロリコンで笑いなアニメランキング4位
アニメで分かる心療内科(Webアニメ)

2015年2月13日
★★★★☆ 3.5 (334)
1478人が棚に入れました
うつ・ED・認知症~えっちなお悩みまでわかりやすく解説する臨床心理士・療と、突飛な方向へ誤解しがちなナース・あすながお届けする最先端のメンタル治療!? 心療内科にて扱う症例をテーマに、"笑えて学べる"異色の心療内科ギャグアニメ。

声優・キャラクター
三木眞一郎、遠藤ゆりか、日笠陽子、内田真礼、緒方賢一
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
For All
【CV】
心内 療 - 三木眞一郎
官越 あすな - 遠藤ゆりか
{netabare}
※WEB限定配信アニメ。
おい!WEB限定だからって、やりたい放題やっていいって意味じゃねーぞ!…だがそれがイイw
個人的に今期NO.1の覇権アニメなのは内緒。

ツッコミのテンポ、小ネタがモロ好みです。
シモネタ耐性がある人なら、楽しんで観れるんじゃないかな?
一応、精神学の勉強にもなる?かもw
{/netabare}
ここから先はネタをネタとして見れる人しか見てはいけないかもしれない。
(他アニメのネタバレも多少含まれます)

【注意】ネタバレ(&シモネタ)全開です。気をつけて!【注意】
{netabare}
『お悩み相談コーナー』


【北海道在住 P.N 私は虫以下 さんからのお悩み相談】

私には同じアルバイト先に好きな人がいるんですが、その人についての相談です
その彼…12歳以下とちっちゃいものにしか興味がないんです(本人はロリコンじゃない!と否定してますが)
この前なんか、バイト先の店長が虫を殺した際にも「人殺しー!」って我を忘れて怒り出す始末で…
もしかして病気なのでは?と思い、相談させていただきました
なにか良い解決法があれば教えてください

P.S 次回は私の男性恐怖症についてもアドバイスお願いしたいです


官越あすな 「ロリコンって精神学ではペドフィリアって言うんですよね?」

心内療   「覚えてましたか。そうです、ペドフィリア…日本語では小児性愛といいます。」

官越あすな (名称とか別に興味ないんですけどね)「はーい♪」

心内療   「ペドフィリアに限らず、メンタルの病気にはその人の環境による影響が大きいとされてます。」

官越あすな 「育ってきた環境が違うから…あ!だから♪セ☆ロリが好きだったりするよね♪って事ですね☆」

心内療   「誰が上手い事言えと…つか、ス〇ップさんと山崎〇さよしさんに謝ってw」

官越あすな 「てへぺろ♪…つまりは、その彼が12歳以下にしか反応しないのは家庭環境にあるかもしれない…と。」

心内療   「そうですね。詳しくは『アニメでわかる心療内科 第二話』にて説明してますので、是非…」

官越あすな 「その彼と一緒に観てくださいね☆」

心内療   「僕のセリフの美味しいトコだけ持っていかないでください!」

官越あすな 「伊波さ…じゃなかった、『私は虫以下』さんがその彼と上手く行く事応援してますね♪頑張って♪」



【東京都在住 P.N 拳闘キ○ガイ さんからのお悩み相談】

最近、トシのせいかED気味です
自分はボクシングに人生を賭けていた事もあり(今は左目の視力を失い、トレーナーとして頑張っています)
体力には自信があったのですが…
知り合いにEDは心因性のモノもあると聞いたので、EDという病気について詳しく教えてください
よろしくお願いします

P.S 燃え尽き症候群ってヤツも、病気の一種なんですか?
最近、教え子がボクシングの試合後になってしまったようなので…


官越あすな 「私知ってますよ!EDって…『えっちできない』の略なんですよね?先生!」

心内療   「違うから!EDはErectile Dysfunctionの略です。前にも教えたのに…ぶつぶつ」

官越あすな 「それってデジャブってヤツですか?」

心内療   「デジャブネタはOPだけにしなさいw」

官越あすな 「あ!私、名案思いついちゃった!!」

心内療   「名案といいますと?…嫌な予感しかしませんが…」

官越あすな 「拳闘キ○ガイさんの『棒』に『ジョー』って名前を付けて…立て!立つん…」

心内療   「わー!わー!!それ以上は言っちゃダメーッ!!」

官越あすな 「そして最後は『燃え尽きる』前に『真っ白』な液体が…もごもごっ…」

心内療   (あすなの口を押さえながら)「EDについて詳しくは『アニメでわかる心療内科 第一話』観てください!」

官越あすな 「もごもごもご…(観てくださいねー!)」




…とりあえず現在視聴した2話までで書いてみました。
(気が向いたら)ここから先の話も追記します♪
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

下ネタ警報発令中

ショートアニメ、全20話。
ショートアニメとしては結構なボリューム。
そして、笑いが下ネタに偏向しています。

精神疾患を茶化しながらも、意外と専門的。
心療内科で扱われる病気について巧みに解説しています。
しかし、このアニメはもちろんそこじゃありません。
人のかなりの部分を占める性に焦点を当てています。
ということで、下ネタの雨あられです。

主人公は、心療内科の先生と助手。
そして助手の姉たち、および個性派?クライアントが脇を固めます。
ツッコミの大半は先生ですが、先生もストレスが溜まっている模様。
先生暴走時には、助手が丁寧にツッコミます。
姉たちwithクライアントも、もちろん病的。
テンポのよい下ボケの大乱舞です。
下ネタ大好きの私としては、大笑いの嵐でした。

ある日、隣の部屋で大笑いしていると、
嫁「何がおもしろいの?」
私「アニメ」
嫁「ラブライブよりも?」
私「ある意味」
何故ラブライブ?
そこは深くツッコミませんでした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 35
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

敷居の低い心療内科

1話の感想 「ED」
{netabare}こういう話って、他人に聞きにくいから凄くいいと思う。
要するに、2次元ばかりではダメってことだね。{/netabare}

2話の感想 「ロリコン」
{netabare}正式にはぺドフィリアって言うんですね。初耳です。
小学生と性交したい以外はOKというの、予想以上に限定されていてびっくり!{/netabare}

3話の感想 「認知症」
{netabare}現段階で自分には関係はないですが、周りの人のために知ってて損はないですね。
このアニメはタメになるな~{/netabare}

4話の感想 「睡眠障害」
{netabare}今回も僕とはまだまだ縁がないお話でしたね。逆に、寝すぎて困ってるくらいですから笑
結局は、あまり気にするなってことですね!{/netabare}

5話の感想 「色の心理テスト」
{netabare}えーっと… 僕はオレンジを選んだのですが…
最後までちゃんとしてくれよーー(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
あと、僕はよく遅刻しちゃうので寒色系の色の場所で待ち合わせすればいいということは、しっかり覚えておきたいです!{/netabare}

6話の感想 「パニック障害」
{netabare}広場恐怖っていう言葉は初耳でした。意味もただ広い場所ではなく、会議など人がいて逃げ出せない場所だとか。
会議でお腹が痛くなるのもそれなのかな?笑{/netabare}

7話の感想 「うつ病」
{netabare}CES-D(セスデー)とはうつ診断のことであ~る。こういうことは知ってて損がないからどんどん頭に入れちゃうよ~{/netabare}

8話の感想 「ED②」
{netabare}甘いもの食べ過ぎると血管が細くなるのか。適度な運動と食生活には気を付けよう(ゝω・)キラッ☆{/netabare}

9話の感想 「フェティシズム」
{netabare}フェチも行き過ぎれば病気認定くらっちゃうんですね。参考になりました。
あと、鎖骨フェチは共感です!!{/netabare}

10話の感想 「露出症」
{netabare}男らしさをアピールしたくて、露出するなら、じっくり見て「ちっさ!!」とでも言えば大丈夫な気がします!{/netabare}

11話の感想「のぞき」
{netabare}のぞきって、確かにロマンがあるが犯罪ですよ(笑){/netabare}

12話の感想「社会不安障害」
{netabare}スピーチ恐怖は確かにある。
電話もあるようなないような…
心理病は精神の病気なのに薬を使うのが意外。{/netabare}

13話の感想 「睡眠時無呼吸症候群」
{netabare}これ、テレビで見たことあるけど本当に呼吸が止まっていて怖いですよね!
やはり、適度な運動が大切だ!{/netabare}

14話の感想 「絶望からの立ち直るまでの過程」
{netabare}これは、知っているからといってどうにかなる問題じゃないね(;´Д`)
出来るだけ絶望しないのが一番だと思う!{/netabare}

15話の感想「季節性感情障害」
{netabare}夏と冬、どちらも当てはまるわ〜
確かに、私は朝弱いが欝になりやすいのか…
これは覚えておこう。{/netabare}

16話の感想「ストーカー」
{netabare}無視が一番きついってのは分かるけど意外。
末期になると怒られる相手にも依存してしまうのかな?{/netabare}

17話の感想 「つらいことは積極的に」
{netabare}いらいらはためちゃいけないんですね!
僕も日記をつけようかな…{/netabare}

18話の感想「認知的斉合性理論」
{netabare}今回のはためになった。
自己評価が高い人には褒め言葉で、低い人には貶す方向で。{/netabare}

19話の感想 「気持ちの持ちよう」
{netabare}この気持ち凄く分かるわ~
やらなやらなと思ったら、返ってやる気がなくなるとかあるあるや。
合言葉は「とりあえず」、今回はためになったと思う!{/netabare}

20(最終)話の感想「メンタルクリニック」
{netabare}心療内科も普通の病院と至って同じなんだな。
本当に追い詰められた時は話を聞いてもらうだけで嬉しい、みたいな感じなのかな?{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

63.4 5 ロリコンで笑いなアニメランキング5位
月詠-MOON PHASE-(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (160)
1110人が棚に入れました
なぜか心霊写真ばかりを撮ってしまうカメラマンの森丘耕平は、取材に行ったドイツの古城で、ヴァンパイアの少女である葉月と出会った。その城に幽閉されていた葉月は、耕平の血を吸って、僕(しもべ)として城から脱出しようと考え、血を吸うも、全く効果が現れなかった。だが耕平が城の封印装置を壊したことにより葉月は城から脱出し、そしてあろうことか、生き別れの母の行方を求めて、耕平と共に(別行動だが)日本へ向かった。

みけねこ+ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

そして今日もタライが降る。

シャフト制作で製作者の遊び心が光る作品。

・ドリフを意識したコントセットのような縦割りの家屋の見せ方。
・シリアスなシーンでも関係なく降り注ぐタライ。

上記の演出もあって内容は、ハートフルコメディになっています。

また、主演声優が斎藤千和・神谷浩史のコンビ、
ストーリーも吸血鬼繋がりで、おまけにシャフト制作
『化物語』つながる妙も面白い。

神谷浩史さんが演じる役で、無能力者というのも
珍しい気がします。

あと、中毒性のあるOPが猛威を振るう。
迷曲といって差し支えない「NEKOMIMI MODE」は
何度も聞いているうちに惑わされてしまう曲なので十分注意した方良い。

◆物語
カメラマン森丘耕平は、取材に行ったドイツの古い城でヴァンパイアの少女・葉月に出会う。城に閉じ込められていた葉月は、耕平の血を吸い、“シモベ”として城からの脱出を試みたが、耕平には効き目がない。しかし、ひょんなことから葉月は脱出に成功。そして、生き別れた母の行方を求めて日本へ向かう!(コピペ)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ねこみみモード・・・ねこみみモード・・・♪

原作は書店で表紙を何度か目にした事のある作品だったので、ジャケットを見た時に少し懐かしさを覚えました・・・今回の視聴に至ったきっかけは、アニメーション制作が「シャフト」であるという事でした^^

この物語の主人公は、カメラマンの森丘耕平・・・彼はドイツの古い城を取材した際、誰も住んでいない筈のお城の屋根の上に女の子の人影を見かけます。真相を確かめるべく単身お城の中に乗り込んでいくと・・・そこで幽閉されていたヒロインである葉月というヴァンパイアの女の子と出会うのです。
葉月はお城から脱出したい理由がありました・・・
そして、主人公の協力も得て脱出に成功し・・・物語が動いていきます。

この作品は、幾つか特徴がありましたが、自宅にいる時の画面構成は、まるでドリフの舞台を見ているような感覚に陥りそうなほど独特でした。それに、お約束のオチもちゃんと用意されています^^
この自宅で物語が展開している時は、パロディを思わせる作品ですが、一度自宅を離れると一転してシリアスな展開になるので、全体的にメリハリが効いていたと思います。

そして、人物の描写や演出についてもシャフトさんらしさが感じられます。2004年の作品なので今から9年前に制作された事になりますが、改めてアニメ業界の技術の進歩に脱帽しました^^;
そして、シャフトさんの演出も・・・この頃から思うと、例えば今放送している「物語セカンドシーズン」の演出なんかはカミソリ並みの切れ味である事を実感しました^^

登場人物は、物語の中で様々な試練に直面します。特にシリアスモードでは色々あるのですが、最後には自分の「〜したい」という意志の強さや、仲間の協力で逆境を乗り越え成長していく姿を堪能する事ができます。

2クール26話(TV未放映エピソードを含む)の作品でしたが、アニメーション制作がシャフトさんだから見始めて、なぜ猫耳なんだろ・・・? と頭の中で?を並べながら視聴していましたが、この作品の演出に慣れた頃から止まらなくなって、結局一気に視聴してしまいました^^;
ヒロインの猫耳とツンデレを愛でつつ、パロディとちょっとハートフルな物語を楽しむ・・・こんな作品だったように思います^^
(今でもなぜ猫耳だったかは?ですが・・・^^;)

この作品は、2004年10月〜2005年3月に放送されていますが
原作は2009年まで連載されていたようです。これからに繋がる形で幕を閉じているので続きは気になりますし、原作のストックもありそうですが、続編は・・・難しいのでしょうか^^;

投稿 : 2024/12/21
♥ : 29

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

シャフトの遊び心がうけた

今から9年前の作品だが、シャフトらしくて面白いと思った。

ストーリーは吸血鬼と人間のラブコメ、バトルものです。
ちょっと昔のドリフのコントを見ているようでした。
金タライやヤカンは絶妙のタイミングで落下しますね♪

キャラも結構個性的で好きです。
そしてなによりOP曲は一度聞いたら、忘れられないくらいインパクトありました(笑)

シャフト好きな人にお勧めのアニメです♪
(2013.5.14)

ところで続編はまだかいな・・・・。
(2013.9.23修正)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15
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