リーダーで異世界なおすすめアニメランキング 11

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのリーダーで異世界な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月27日の時点で一番のリーダーで異世界なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.1 1 リーダーで異世界なアニメランキング1位
クジラの子らは砂上に歌う(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (556)
2474人が棚に入れました
砂の海に覆われた世界を舞台とするファンタジー。

砂上を漂う巨大な船・泥クジラでは、サイミアと呼ばれる超能力を持つ代わりに短命な少年少女たちが暮らしていた。外の世界を知らないまま、泥クジラの上で短い一生を終えると信じていた記録係の少年・チャクロが、泥クジラに漂着した廃墟船の中で1人の少女と出会ったことから物語が動き出す。

声優・キャラクター
花江夏樹、石見舞菜香、梅原裕一郎、島﨑信長、金元寿子、小松未可子、神谷浩史、田丸篤志、加隈亜衣、山下大輝、石田彰、KENN
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

独特な世界観のダークファンタジーの傑作

原作未読。最終話まで視聴。

独特の世界観に、第1話から引き込まれてしまった。

第2話以降、{netabare}一体、何人の人が亡くなったのだろう?{/netabare}
単なるファンタジーでは無い。
『ダークファンタジーの傑作』と言っても過言ではないと思います。

小さな島の住民でも、各々の立場や境遇のせいでなかなか一つになれない。
リアルな群像劇。

最終話。{netabare}正直、中途半端な{/netabare}終わり方だなぁと思った。
『もう少し見ていたい』
そういう思いが、そう感じさせたのだろう。

続きがあるならぜひ見たい!
そう感じさせてくれた作品でした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 51

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

新世界より。。。か?

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:世界観、作画のクオリティ今の所すごくいいよ
期待度:★★★★★

なんかねー、新世界よりを思い出させるんですよね。超能力の使い方がそうさせているのかもしれないけど。

泥クジラ内で完結しているときはのほほーんとしてたんだけど、突如外界との接触が始まってからは怒涛の展開なのかな。
持つ者と持たざる者、持つ者の幸せ不幸せ、人間の欲望、いろいろごっちゃまぜになってなかなか面白かった。

でも、何か足りないんですよね。あと一歩!!!

いや、十分面白かったですよ。

人死にすぎだけど。。。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 25
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

1クールの尺を使った長いプロローグ

『このマンガがすごい!2015』オンナ編において10位にランクイン。

原作力は高いと思われるので期待したい作品。

1話目感想
{netabare}
これは良ファンタジーな予感。

ストーリーに関してはまだ導入部分だから何とも言えないけど映像面で魅せられた。

主人公と外の世界の女の子、牢獄にいた男の3人で旅をする感じなのかな?

というか完全にキービジュで主人公は女の子だと思ってたけど男だったんだね。(cv花江くん)

とりあえず今期暫定トップ。
{/netabare}

2話目感想
{netabare}
前回以上にサミが可愛いと思ったら...。

ほのぼのした雰囲気から一転、中々の急展開だった。

ここまでがプロローグで次回からが本番かな?

泥クジラの住人はどうなってしまうのか、続きが気になる。

これは今期どころか今年一番も見えてきた。
{/netabare}

3話目感想
{netabare}
この回は賛否両論みたいですけど個人的には悪くなかったです。

チャクロたちがこれからどうしていくのか、展開のための重要な回だったかと。

ただ、主人公をすぐに殺さずだらだらしている敵兵には確かに「ん?」とは思った部分も。

ただ今後のシナリオも気になるし変わらず自分の中では今期トップ。
{/netabare}

4話目感想
{netabare}
うーん。面白いけどやや右肩下がりになってきたかも。

ギンシュは新しいヒロイン枠かな?

とりあえずチャクロたちは長老会に敵対する感じになりそう。

次回で泥クジラの秘密が明らかになる?ここから更に盛り上がってほしいところですが果たしてどうなるか...。
{/netabare}

5話目感想
{netabare}
少しずつ前を向き始める泥クジラの住人たち。

ヌースのある船は8つ。絶望的な状況の中でも少しの希望はある。

ここから希望が大きくなっていくのか、また絶望に落とされるのか、続きが気になるところ。
{/netabare}

6話目感想
{netabare}
エマとネリは泥クジラの全てを知っている?一体何者なんだろう。

敵との戦いに備え準備を進め、次回から戦いが始まるのかな。今週が比較的平和な回だっただけに来週はヤバそうだなぁ。{/netabare}

7話目感想
{netabare}
前回の引きからしてヤバい予感はしてたけどやはり辛い回だった。

ギンシュの台詞がフラグにしか聞こえなくてもう嫌な予感しかしない。面白いけど辛い回が続きそう。
{/netabare}

8話目感想
{netabare}
リョダリはこれで退場?生き延びたと思ったら子供たちに止めを刺されるのは何とも...。

そしてスオウはちょっと優しすぎる。リョダリの悲しい過去を知ったとしても彼の手で何人かの仲間は殺されてるわけだし。

今回は正直イマイチだったかなぁ。
{/netabare}

9話目感想
{netabare}
ニビの死により暴走するオウニ。オウニもやっぱり泣くんだなぁ。そしてチャクロは精神強い。

よくわからなかった部分もあるけどとりあえず一区切り?

うーん...。ここにきて右肩下がりになってきてる。

今期のファンタジー系アニメの宝石の国が面白くなってきただけに余計になぁ。
{/netabare}

10話目感想
{netabare}
日常回っぽい感じのノリの平和な回。

ここから面白くなってきそうな感じなのにもうすぐ終わりなのがもったいないような。ともかく最終回に向けて盛り上がってきた。
{/netabare}

11話目感想
{netabare}
泥クジラのヌースは印の命を吸っていた。だから印は短命。

そして無印に対して反乱を起こそうとする双子。

ここからって感じだけど次で最終回。これは構成ミスった感じが...。

人気原作だし分割の可能性はあるのかな。それとも切りの良いところがここしかないのか。

個人的には序盤の圧倒的な雰囲気からかなり失速してしまったなぁ...。
{/netabare}

12話目(最終回)感想+総評
{netabare}
序章が終わったという感じのところでアニメ終了。

最初が良すぎたのもありかなり右肩下がりになってしまった印象。

ここからが面白そうだし可能であれば続きもアニメで見たいけど。厳しそうかな。

映像面は今期で一番素晴らしい作品だったと思う。

構成さえ良ければここ数年でもトップクラスの作品になり得ただろうに残念。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17

72.5 2 リーダーで異世界なアニメランキング2位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 新章 迷宮篇(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (271)
1071人が棚に入れました
迷宮都市オラリオ―― 『ダンジョン』と通称される、壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。この街で、一柱の小さな女神と出会った冒険者志望の少年は、 仲間をつくり、ダンジョンに挑み、多くの死地をくぐり抜け、 さらなる<昇格ランクアップ>を遂げていた。そんな彼のもとにもたらされた一通の書状。 書かれていたのは、ダンジョン未到達階層への遠征任務。 未知なる冒険へ向けて、仲間たちと共に、少年は新たな一歩を踏み出す。これは、少年が歩み、女神が記す、――【眷族の物語ファミリア・ミィス】――

まーさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

神々と人類。1000年の時を超えた壮大な物語の新たなステージが幕を開ける!

ご存知「ダンまち」こと「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」シリーズ4期TV版が7月22日より放映されます。原作 大森藤ノ(ラノベ) 制作J.C.STAFF。TVアニメ版 1~3期 全37話+各話OVA(外伝含む)。劇場版1話 構成。他コミック等メディアミックス作品。

【前書き】
知らない方は少ないメジャータイトルの1つ。J.C.STAFF渾身の力作。先日、本作の第4期放映が正式に公開され、そのPV2本他を視聴し「新章 迷宮編」の内容とOP楽曲「sajou no hana 天灯」に感動したので新章への期待を込めて書きます。

公式サイト︰https://danmachi.com/

PV︰ベルクラネルの軌跡︰
https://youtu.be/RglcGT_IoX0

PV︰新章 迷宮編︰
https://youtu.be/1Z_0xP-bS4Y

【本シリーズ振り返りを含めて】
2015年4月~TV版が放映開始され、劇場版「オリオンの矢」も人気だった、シリーズ新作が4期目となる長編人気タイトルです。時代は神々と人類が通じ合う約1000年の昔…。英雄に憧れを抱く少年ベル・クラネルが、神ヘスティアと出会い冒険者として歩み・成長する姿を中心に、仲間、友情、絆、愛、神々、人間、モンスター等、エンタメ要素満載の話題作。
当時の作画レベルとしては細かい描写に多少荒さはあるけど、キャラの個性豊かな描写に好感を持ったし、ストーリーにも引き込まれました。特に1期 8話…当初駆け出しでLv1のベルが、冒険者として憧れるアイズ・ヴァレンシュタインの稽古を受けた後、ある女神の策略で強敵ミノタウロスと対決するシーンには惚れました。このシーンで掴まれたきっかけは音響です。
当時の調べでは、音響担当 井内啓二氏による作品で明確な楽曲名は示されておらず、盛り上がりを観せるシーンで度々使われたため「英雄願望」「 英雄回帰」作中で描かれる英雄譚(物語)から「アルゴノート」などと呼ばれた壮大なオーケストレーションです。これは素晴らしい!後に2017年6月リリースの「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 〜メモリア・フレーゼ」に伴い、ゲーム版のサウンドトラックとして正式に配信されました。

https://youtu.be/wq1Aftaq_wI
(JASRAC準拠)

本作放映後は女神ヘスティアの衣装が「例の紐」と呼ばれ、キャラとして海外でも話題となったりと、注目度の高い作品です。
個人的には1~2期でベルの冒険、成長をワクワク観られたましたが、3期、モンスターがゼノスとなり、接触したベルは彼らを庇う役回りに…これまでモンスターはダンジョン内の人間と敵対する者として描かれていましたが、展開の変わり方に戸惑いました…。実は、ダンジョンには秘密が隠されているとの伏線はあったし、次期に繋げる期だとは解ってはいましたが、ベルが偽善者的な役回りで、人間側もゼノス側も戦わなければならない…辛かった事を思い返します。ラスト1期 8話で降したミノタウロス…アステリオスと再戦するシーンで「僕は英雄になりたい!」と発するベルに違和感も覚えました…。でも…敗北するも「僕、強くなりたいです」と言ってくれた事で、次期の展開、成長、変革が予感され、少しほっとし…期待値がアップしました。

本作を通じてベースとなる物語はギリシャ神話です。改めて背景等を確認し発見した事を少々…。

前述した楽曲から繋がりで「アルゴノート」って何だ?…。
文献を漁ったところ、ギリシャ神話に記されるアルゴー船に乗船した英雄達アルゴナウタイをモチーフにしていると思われ、なる程…繋がりますね。メインキャラはもとより、神様キャラやモンスターの描写も見直して、改めて作家(脚本家も含め)って、作品を描くのにベースとなる時代背景やキャラ設定を行うのに、ものすごぉ~く色々調べてるんだなぁ…って。凄いなぁと…。感激!

創造、創作ってとってもパワーが必要だから、作品を世に送り出してくれる関係者には心から感謝!

して…4期…。実はダンジョンは神々が人間に課した試練の場?…。その秘密が明かされて往く?…。ベルは!?仲間は?ダンジョンとは何なのか?…。放映を楽しみに待ちます♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

白兎の脚(ラビット・フット)

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期~第3期までと、外伝および劇場版は視聴済です。

第3期では迷宮の本質ともいえるべき面を垣間見させて貰いました。
新しい仲間との出会いは嬉しい限りですが、知り合ったことに端を発した不幸と厄災…そして沢山の涙と血を目の当たりにして、モンスターと人間との共存の道が一歩遠のいた気がしました。

そんな絶望的な第3期でしたが、もたらしたモノは悲しいことばかりではありませんでした。
ベルがレベル4にランクアップし、新しい二つ名である「白兎の脚(ラビット・フット)」を得ることができましたから。


迷宮都市オラリオ――

「ダンジョン」と通称される
壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。

この街で、一柱の小さな女神と出会った冒険者志望の少年は、
仲間をつくり、ダンジョンに挑み、多くの死地をくぐり抜け、
さらなる<昇格(ランクアップ)>を遂げていた。

そんな彼のものにもたらされた一通の書状。
書かれていたのは、ダンジョン未到達階層への遠征任務。
未知なる冒険に向けて、仲間たちと共に、
少年は新たな一歩を踏み出す。

これは少年が歩み、女神が記す、
――【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】――


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返って思うこと…
今回は辛い展開の方が多かったかな。

ダンジョン未到達階層…
誰も踏み入れたことが無いから、当たり前ですが殆ど情報が無い階層ということになります。
ダンジョンの中では常に危険と隣り合わせ…
だから事前にしっかりとした下調べと入念は作戦の立案が必要不可欠です。
これが出来ると、出来ないとでは雲泥の差があるんですけどね。

でも、これまでも、先人が切り開いてきたから今の階層にまで到達することができました。
先陣を切る役目は、結局誰かが追わなきゃなんですよね。
そして、ベルたちもようやく道を切り開く側になったのが、何より成長の証だと思います。

今回の物語は、はやみん演じる「リュー・リオン」にスポットの当てられた展開でした。
これまで色々と謎めいた感じの方だとは思っていましたが、遂に彼女が背負った十字架から解放される時がやってきた、ということなんでしょう。

こうして物語が進んでいくのですが、バトルシーンはこれまで視聴してきたこのシリーズの中で最も厳しい戦いを強いられたことだけは間違いありません。
これまでに無いくらい胸が痛みましたから…

これまでは、ベルの主人公力で何とかなってきましたが、今回の相手はベルの主人公力をもってしても相手の方が上回っていましたから…
多分、仲間全体の総力を合算しても今回の相手には届いていなかったことでしょう。
奇跡の綱渡りを繰り返しながら命のやり取りをしていた…
そう言っても過言では無いと思います。

ヘスティア・ファミリアの運命は如何に…!?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、sajou no hanaさんによる「天灯」
エンディングテーマは、はやみんによる「Guide」
はやみんの楽曲は早めに配信されたので視聴していましたが、sajou no hanaさんの楽曲が配信時期が遅かったので、リアルタイムでのC/Kを完全に失念していたので、ようやく最近聞きはじめましたよ^^;

1クール全11話の物語でした。
少し尺は短めでしたが、物語の展開上、ここで切るのがベストだったのでしょう。
何せ23年の冬アニメで続編の放送されるのが決まっているので…
続きの視聴を楽しみにしています。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13

saitama さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

個人的には1期よりも面白い。

ダンまちは1期が最高に面白かった。
今回のシリーズまではそう感じていた。

でも、今回のシリーズはしっかり胸がワクワクする展開があるし、
それでいて強さのインフレが我慢できる範囲で破綻していないようにも感じる。

まあ冷静に振り返ってみると、
第一期のミノたんの強さって、強く描きすぎな感もあるけれど、
そこはベル君の個人的な感覚を表現したということで。

今回のシリーズは全体としてレベルが高かった。
次のシリーズはジリジリしそうだけど、
そこは1期のような冒険活劇英雄譚ではないので、
個人的には今回くらいシリアスが組み込まれた方が好きかな。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

75.8 3 リーダーで異世界なアニメランキング3位
境界線上のホライゾン(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1427)
8595人が棚に入れました
人類が天上から戻った時代。唯一人類が地球上で生活可能な土地を舞台に、改めて人類が天上へ戻ることを目的として過去の歴史を再現する世界。極東と呼ばれる国の独立領土「武蔵」にある学院の生徒たちを取り巻く騒動を描く。

声優・キャラクター
福山潤、茅原実里、沢城みゆき、田村睦心、子安武人、名塚佳織、小野大輔、黒田崇矢、東山奈央、新田恵海、井上麻里奈、真堂圭、斎藤千和、小清水亜美、悠木碧、大橋歩夕、平川大輔、森永理科、又吉愛

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

欲張りだけど洗練された世界観でしたヾ(≧∇≦)〃

■『境界線上のホライゾン』の視聴前に覚えておきたい事(*^-^)
壮大なストーリーなので、大きな流れだけでも知っておいたほうが良いですね♪
ちょっと簡単にわかり易くまとめてみいました!! \_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
<其の一>
かつて人類は荒廃した地球を捨て天上へ移り住み、何故か力を失った人類は天上から再び地球に戻って来てしまったのですね!
いったい天上で何があったのでしょうね。。。o(゚^ ゚)ウーン
 
<其の二>
戻ってきたものの、地球に人類が住める場所は「神州(日本)」しかなく、人類が住むには余りにも狭いので、再び天上へ昇ろうと考えるのですけど・・・戻る為には過去の人類の歴史を再現出来れは天上に昇る事が出来るそうなのです( ̄∧ ̄)(_ _)フムフム・・・
 
<其の三>
歴史を再現する間の居住地を確保する為に『重奏世界』という異空間に人の住める居住地を作ったのですが・・・『重奏世界』を維持する為に必要な「神器」が失われた?為、異空間が崩壊し、住む場所を失った人々が「神州(日本)」に進行して来て「神州」が負けちゃったのです∑('◇'*)エェッ!?
そして、「神州」から『極東』って名前になっちゃいました(゚ロ゚;)エェッ!?
 
<其の四>
他国の「神州」完全支配は過去の人類の歴史には無い事なので、世界史と日本史の同時再現をするべく『教導院』と呼ばれる学校が暫定支配するようになったのですよ(>o<")
世界各国の君主と日本の大名が一緒の土地で過ごしてそれぞれの歴史を再現しちゃいましょうねって事ですね!
でも歴史の再現をするのに必要な『聖譜(歴史書)』が1648年までしか記されていないので、その最後の年を向かえた先に待つものはいったい何なのか・・・((((((((o_△_)o サァーシラナーイ
 
って感じの壮大な世界観のファンタジー作品なのですね!
それで、このアニメの舞台の中心になるのが、各居留地で唯一の独立領となっている『武蔵』っていう居留置なのです♪
実はその独立領がなんと・・・空飛ぶ空母なのです!
第一印象はガンダムで言うところの、「ホワイトベース」や「アーガマ」に近い形で超巨大な航空艦なのですよ♪
そのバカでっかい『武蔵』は複数の航空艦が合体して出来ているのですけど、航空鑑ごとに役割が違っているのでちょっと紹介しておきます♪
ちなみに各航空艦の名前は東京都の市町村の名前が付けられているのです(* ̄- ̄)ふ~ん
 
★武蔵の概要★
一番鑑:品川&浅草(両翼前)
 ⇒貨物などが積まれているのです。
 
二番鑑:多摩&村山(両翼中央)
 ⇒この2つの鑑は港が存在して、観光、行政、外交などの玄関としての役割です。
  また、食材や日用品を扱う商店街も存在するのです♪
  パン屋兼軽食屋の「青雷亭(ブルーサンダー)」もここにあります!
 
三番鑑:高尾&青梅(両翼後)
 ⇒工業地区と住居区の役割なのです。
 
中央前鑑:武蔵野
 ⇒『武蔵』全体の指揮系統を司るメインブリッジですね。
 
中央後鑑:奥多摩
 ⇒武蔵野アリアダスト教導院や霊園がありますね♪
 
 
■境界線上のホライゾンと出逢った時の日記φ(・ω・ )かきかき
とにかくキャラクターが多い上にいきなり1話で豪勢に登場させちゃったもんだから、全然覚えられませんねw
しかもキャラの特徴が多種多様で人間ではないキャラもチラホラ♪
何も情報が無いままこのアニメを観たらきっと何がしたいんだろうね(*'ω'*)......ん?ってなっちゃいますね!
膨大な情報量と圧倒的な疾走感が原作では人気だって公式ホームには書いてありましたけど、その膨大な情報を効率よく簡潔にどうやって視聴者に伝えられるかって言う点がポイントになっていきそうですね♪
疾走感については1話観た限りでは十分表現出来ていたと思います・・・ただ追い駆けっこしてただけですけどね(。・w・。 )
限られた枠に中でどれだけ表現することが出来るのか注目していきたいと思います(*^o^*)
 

■総評
今まで観たことのないような圧倒的なスケールとボリューム、更に色んな要素がごっちゃ混ぜのこの作品w
SF・ファンタジー・恋愛・百合・コメディ・戦国武将・世界史・学園・ロボット・アンドロイド・バトル(肉弾・空中・魔法・艦隊)・魔女・微エロ・巨乳・巫女・侍・・・・・・・・・スライムw
挙げ出したらキリがありませんね・・・∑( ̄ロ ̄|||)なんと!?
1話見終わった時は大丈夫かなって心配してたんですけど・・・
なんだか見ているうちに面白くなってきちゃいましたo(*^▽^*)o~♪

異常なくらい膨大な情報量なんですけど、それをしっかり支えていたのは練りに練られた細かい設定があったからだと思うのです!
メチャクチャ自由な作風に見えるんですけど、ちゃんと一定のルールのもとでストーリー展開されてい気がします<(゚∇゚*)>
「ホライゾン」の世界で抑えておきたい設定は『流体』といわれる空間を構成する気のような要素の存在と、『通神』と言う革新的な通信技術ですね!
『通神』で印象的な技術は、必要な時にあらゆる情報を視覚的に見ることが出来るデバイスで、場合によってはテロップの様な使われ方もしていたのが面白かったですね♪
そんなデバイスに映し出される簡単な文字が、複雑な「ホライゾン」の世界を分かりやすく見せるための補助的役割を担っていたんじゃないのかなぁとも思ってます(*^^)v
例えば数々の戦闘シーンでは防御壁、攻撃目標、加速の動因などの演出としても使われてましたね♪
種族も違えば武器も戦い方も違うアンバランスな戦闘シーンに、『通神』を使った共通の演出を組み込む事で、バランスと面白みが得られている様な気がしました♪

それと、主人公の葵・トーリくんの魅力が周りのキャラ達によって引き出されていくように描かれていて、それが作品全体の魅力の一つとなっているようにも感じました♪
トーリくんの第一印象は決して良いものではなくって、ノーテンキで、無駄ににぎやかで、おバカなリーダーって印象でした。
そんなトーリくんが何で人望が厚く、生徒会会長までやっているのかイマイチ腑に落ちない印象だったんですw
トーリくんの魅力って一言でいえば「潔さ」かなって思ってます♪
行動や発言は短絡的に思えるのですけど、リーダー的野生の勘なのでしょうか・・・絶妙なタイミングで登場するので、そんな発言も「潔さ」が武器となって局面を変えてくれるんですよね♪
自分の「弱さ」や「無力さ」を理解しているところも強みなのかもしれませんね(*^_^*)
自分がよく見えてる人は、他人の事もよく見えてるんですよね♪
周りの仲間達もそんな彼を理解してるからこそ助力を惜しまず、自然と仲間が集まってくるのでしょうね♪
母性本能をくすぐる様なタイプですね(*^‐^*)ヾ(^^ )イイコイイコ
仲間との絆をこれだけ多いキャラで描写すると、個は弱くても、みんなで力を合わせればどんな強い敵にも臆せず立ち向かえるって強く印象付けられちゃいましたね♪

1期はホライゾンの感情(大罪武装)を取り戻すために旅立つシーンまでが丁寧に描かれてましたね♪
今流行りの・・・分割2クールなんですけど、この作品に限って言えば大歓迎でした!
ヽ(-0-ヽ)Ξ(/-0-)/ えーなんでー(*'ω'*)......ん?
これまでのストーリーを復習する事が出来ますし、ホライゾンの世界観を理解すればするほど面白くなってくるからです♪ (^▽^)/ジャッジ
用語集もホームページに各話ごとに記載されていますし、最低もう一回くらいは見直したいですね♪
そんな面倒な事したくないよぉーって思う方もいるかも知れませんけど、それだけの価値のある作品だと思いますよw

 
■MUSIC♫
OP曲『TERMINATED』
 【歌】ホライゾン・アリアダスト / P-01s(茅原実里)
 作品の壮大な世界観と疾走感を感じられる小気味よいデジタルサウンドのナンバーです♪
 みのりんはリズム感が抜群に良いのでアップテンポの曲でも安定感抜群ですね(^▽^)/

ED曲『Pieces』
 【歌】AiRI
 アップテンポの曲に乗せたAiRIのハイトーンボイスが頭のてっぺんを突き抜けていく印象です(*^^*)

ED曲『Stardust Melodia』
 【歌】Ceui(セイ)
 女性のシンガーソングライターで大原さやか、ゆかなといった声優さんにも楽曲を提供しているんですよ!
 幻想的で寂しげな楽曲をソプラノの美麗な歌声で聴かせてくれているスローテンポのナンバーです♪

2011.10.06・第一の手記
2012.01.09・第二の手記(追記:■総評)
2012.01.14・第三の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 92

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

設定の深さは内容の深さ

序盤 えぇわかんないわかんないw

中盤 なるほどね

終盤 なるほどねぇ

この話は説明できません!各自頑張って理解してください!私も詳しくは理解できてません!
ジャンルはバトル・恋愛・学生・ロボット・政治
まずラノベに詳しい人はこのタイトルを知らないわけがないでしょう。ファンの間では鈍器とやばれる本作品。あの辞書のような質感は物好きじゃないと買わない、と思っていた自分がいました。買いました。
まずこの作品は序盤ものすごく難しいです。全話みた段階ですら大体でしか判断できない状況なのに序盤なんて全く分からない状況です。しかし設定が深いから面白くないのかと言われればそんなはずがありません。個人的には作品の設定の深さは作品の面白さに比例していると思っています(もちろんそれがすべてというわけではありませんが)。
話を戻しますが序盤は難しいだけではなくちゃんと展開はあります。しかし、肝心な掴みは難しさでかき消されていますが興味がわいてきます。アニメなんてそれで充分です(個人の意見です)。中盤では大体流れで理解できますが主人公が本当になにもしません。盛り上がり方が素晴らしいので物語として見る分には良いと思います(主人公最強をもとめてるなら結構難しいと思いますが)。終盤は中盤の勢いを見りやり着地させた感があり「詰め込みすぎたかなぁ」という感じです。しかしトンデモ理論というわけではありません。要素がたくさんなのにも関わらず物語として成立しています。まぁそのせいでトンデモ難しくなっていますが
キャラについてです。一人一人(人外もいますが)個性が豊かだったりものすごく個性が強かったりとしますが、キャラが一人一人がいい感じ、バランスのとれたものだと思います。好印象です。

監督は小野学さん。sakiやAチャンネルの監督をなされた方ですね
シリーズ構成は浦畑達彦さん。カードキャプターさくらやはがないのシリーズ構成を担当された方ですね。
キャラデザは藤井智之、西澤真也、愛敬由紀子、鈴木勘太さん。キャラデザ原案はさとやすさんですが四人が担当しているみたいですね
劇伴は加藤達也さん。いちばんうしろの大魔王やケンプファーの劇伴を担当された方ですね。
制作はサンライズさん。ガンダムですね

作画は丁寧で機体や戦艦のクオリティが非常に戦ったです。バトルシーンが細かく迫力のある素晴らしいものでした。姉さんのキャラデザは微妙でしたがそれ以外は好きです
opは畑亜貴さん作詞、菊田大介さん作編曲、ホライゾンちゃん役の茅原実里さん歌唱の「TERMINATED」超神曲。あの喰霊ゼロのゴールデンコンビ流石です
edはAiRIさん作詞歌唱、宮崎京一さん作編曲の-Side Ariadust-「Pieces」
声優さんは違和感はなく素晴らしいものでした


総合評価 序盤さえ乗り越えればとってもいいし原作を買いたくなる(私情)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13

CC さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

境界線上のホライゾン

物語:告白する話ww
声優:たくさんいるよ。男も女もたくさん
キャラ:主人公のクラスメイトを押さえていれば問題なし。
作画:結構すごいと思う。ってかこれだけ大きい設定のものを表現した制作会社がすごい。もしこの作品が○○スタッフなんかが作ってたらきっと・・・
音楽:ティッシュのようにぃ~

総評:前半で切ってしまう人はたくさんいるだろう。「もったいない」っていうほど私はこの作品をオススメするわけではないが、最後まで視聴して頂ければ悪印象ではなくなるんじゃないでしょうか。←建前

もったいねぇ~。理解できなきゃ二回見ろ←本音

世界観や設定はキャパ超えている。柚稀さん、せもぽぬめさんのレビューを読んでから視聴するといいかも。


おそらく原作者は天才の類い。討論や戦闘・設定・キャラ付け・世界観。もの凄い練り込まれている。どれほどの知識を得てこの作品を制作したのだろうか、馬鹿な私には理解できません。アニメを通して表現してくださったサンライズさん、原作者である川上さん、さとやすさん、その他スタッフ・スポンサーに感謝♪感謝♪

二期制作決定ということで、楽しみですね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10

72.0 4 リーダーで異世界なアニメランキング4位
ログ・ホライズン 第2シリーズ(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (981)
5730人が棚に入れました
シロエたち「冒険者」が、ゲーム「エルダー・テイル」の世界に閉じ込められて、はや半年。
当初は混乱が広がっていたアキバの街も、自治組織「円卓会議」の結成を経て、活気と平穏を取り戻していた。
もともとのゲーム世界の住人であった「大地人」とも、ザントリーフ半島でのゴブリン防衛戦を経て信頼が深まり、大地人貴族の筆頭格であるコーウェン家の令嬢レイネシアは、アキバの街に大使として赴任することとなった
季節はまもなく冬、冒険者たちは、この異世界でいかに行動するか、何を目指すかを、それぞれ模索している。
アキバの街で、西の都で、北の大地で、あるいは遠い異国で、冒険者たちの思惑はぶつかり、交錯する―。
「ログ・ホライズン」第2シリーズ。はたして、シロエと仲間たちにはどのような冒険が待ち受けているのか!?

声優・キャラクター
寺島拓篤、前野智昭、加藤英美里、中田譲治、山下大輝、田村奈央、松井恵理子、柿原徹也、藤井ゆきよ、原由実、高垣彩陽、久野美咲、逢坂良太、梶川翔平、井上麻里奈、下野紘、名塚佳織、櫻井孝宏、村川梨衣、後藤ヒロキ、岡本信彦、日野聡、西田雅一、中村悠一、てらそままさき、白熊寛嗣、伊瀬茉莉也、藤原啓治、代永翼

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

2期も安定の面白さ

原作未読。多くのキャッチさんからの紹介で第1期に引き続き視聴。
紹介して下さった多くのキャッチさんに感謝です。

視聴される方は必ず第1期を先に視聴して下さいね!


第2期でようやく主人公の本気、『全力管制戦闘(フルコントロールエンカウント)」が披露されます。
この手の作品は、バトルシーンが重要だと再確認。やはり燃えます。

アカツキが可愛かった~!
作品中もさるとこながら、EDはヤバくないですか?
EDが一番の見どころというと語弊があるかな?
でも、そのくらい可愛かったです。

第1期に引き続き登場人物が個性派揃いで良かったです。
第2期から登場の面々も面白かったです。
声優さんも違和感なかったし、作画も見やすくて良かったです。

まだまだ物語が続きそうな雰囲気だったので第3期を楽しみにしているのですが・・・。
脱税✖NHKでは厳しいのかなぁ?

2020.02.01追記
第3期、決定しましたね!
楽しみでしかありません!
半分諦めていただけに、喜びも倍増です!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 59
ネタバレ

toshi1015 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

16話視聴 原作、web版カナミ;ゴー・イースト、既読

訳もわからず巻き込まれたMMOの世界、今の現実と捉えその世界に住むNPCをちゃんとした人として共存を模索しながら、自分の置かれている状況を少しずつ解き明かし、登場人物ひとりひとりが成長していく。2期楽しみ。


1話「北国のシロエ」
{netabare} 時系列順にしてるっぽいですね。(但しカナミ編は9月の出来事…)
色々ネタバレシーン盛り沢山
今回は色々ありましたが、シロエがまたいつもの病気で、ひとりで抱え込もうとするも直継がひとりにさせず付いて行く。ってのがメインではないかしら。

カナミ「越えるピンチはでっかい方がさぁ~…あとでご飯がおいしいじゃん」からのOP、キャラの装備が一新。
レイド挑戦を見て考えると言われ、メンバー集め…。ミナミの動きも気になるので円卓やアキバの街のメンツは動かせない…。
シロエ「当てならある…。」

最後に気になる回想シーン後、新EDでした。
{/netabare}

2話「無法者とミスリルアイズ」
{netabare} 今回は新キャラにテトラ登場。直継との掛け合いが面白かったです。
アキバサイドとレイドメンバーのメインストーリーを同時進行かな~。カナミ編と年少組はじっくりやって欲しいしな~。

[今後の鍵]
ウィリアムの「あれから何回死んだ?」「死ぬと色々わかんだよ…」と軽いところでテトラの「ロンダークは西に流れたし~」

時系列にも書きましたが〈DDD〉〈黒剣騎士団〉〈第八商店街〉〈シルバーソード〉そしてシロエ&直継と主要メンバーがアキバの街に居ないので、ミナミの動きに注意しまくりでした。
1期より熱い展開盛り沢山なので楽しみです。 {/netabare}

3話「奈落の参道」
{netabare} 〈一なる庭園のヴァンデミエ〉〈五なる庭園のエルレイーダ〉原作でサクッと流されたレイドボスを使いレイドの説明とアカツキ編の導入部分でした。
レイドに参加経験の無いアカツキ、前回希少なレイド贈与可能(通常は不可)小太刀に続き、レイド必須の秘伝の上位の特技階級《口伝》…レイドか…。って思い悩むのは次週かしら…。
「我らは貴様らの犬では無い…思い上がるな冒険者風情ども」

うーん…シロエサイドとアカツキサイドを同時進行ぽいですな~。うまくまとめないと混乱するので演出さんや監督さんの腕の見せどころですな…。

元々原作でも、ログホラのTRPGと言うゲーム本まで原作者が出してるくらい作り込まれてる作品なので、活字で見る分には世界観を拡げる助けになる細かい設定描写も、アニメでは画でサクッと済ませた方が解りやすいと思うんだけどな~。

余談ですが、原作者の橙乃ままれさんが、再構成&加筆盛り沢山でカナミ編をwebで書籍化前に発表してくれてますね~。
毎週の楽しみが増えました♪亀からカエルになっててクスッとしました。「ログホラ なろう」検索で見つかるはず… {/netabare}

4話「ひび割れた翼」
{netabare} 若干脚本さんオリジナル解釈版でしたな。そして引き画の作画が…。
アカツキ、レイネシアの心の動きと、飽きつつあるクラスティ…。
アキバの街の描写など増量して、色々なキャラの心理描写を省いてましたな~。どうまとめるのかしら…。

【アカツキ】
・シロエの傍に居るにはアサシンの私はもっと強くならなければ自分の存在意義が…。ずっとコンプレックスにひとり悩んでる。(シロエと同じ悩むとひとりになろうとする) 
・警護という名目で始まったレイネシア邸女子会で色々な人と出会い想いに触れ…。
【レイネシア】
・冒険者さんと私達は違う、楽しいと思ったら伝えないと伝わらないから…。ましてや友達などでは無い…。(エリッサ曰く、「楽しかった」と白状してるじゃない…) 
{/netabare}

5話「クリスマス・イブ」
{netabare} 原作を読むことでストーリーを先に頭に入れて、単純に画であったりとか、表現だったりを楽しむ感じで、ストーリー把握を一切考えずにアニメを見るのですが…
2期は脚本さん独自の解釈であったり、尺の問題でカットではなく色々足されたりもしてるので、登場人物の性格などアニメオリジナルに近いと思います。
僕はアカツキちゃんは原作の方が好きかな・・・。

色々書きましたが、原作ファンから言うと わざわざ2冊の違うエピソードの話しを、同時進行にして軸になる話を増やし、更にアニメオリジナルエピソードやらセリフ入れ込んで、未読さんはキツイ気がするのだが・・・。ほんと上手くまとめてくれる日は来るのか・・・。

【レイネシア】
・供贄一族の若頭、菫星から〈動力甲冑〉が盗まれ、殺人鬼は〈大地人〉。
・魔法供給を停止するとモンスター結界や衛兵システムが10年単位で使えなくなる。
・レイネシアひとりに、大地人と冒険者の関係に亀裂を入れかねない判断が丸投げされる。

【アカツキ】
・菫星との話を聞いてしまい。ひとりでレイネシアを助けようと街に。
・殺人鬼と戦闘中のソウジロウに助太刀に入る。〈口伝〉だけでは無い大切な何かに触れるも、分かることが出来ないまま倒れる。
{/netabare}

6話「夜明けの迷い子」
{netabare} リーゼとレイネシアが友達に、アカツキ死後に地球?が見える浜辺でシロエと語り合う、お茶会メンバーの仲間達で結束を固める、〈大災害〉は終わってない、クラスティが消える。

大筋はたしかにそうなのですが、ニュアンスが……。
年少組編とカナミ編は原作の中でも好きな話しなので、それまでには立て直してほしい…。

【アカツキ】
・後悔や辛かった思い出を再体験。
・地球?が見える死後の白い浜でシロエと会い、もう一度立ち向かうため記憶を捧げる。
・シロエの居ない今、出来る事を全てする、コンプレックスを認め助けを乞う。
{/netabare}

7話「水楓(すいふう)の乙女たち」
{netabare} ビックリした。まさか原作1~2行の《口伝》修練(男性メンバーも居る)連携訓練の描写を軸に説明回なんて…。

レイネシア邸(水楓の館)が作戦本部な事もあり、女性のみ(お茶会メンバー)で殺人鬼攻略部隊を構成。
この描写を省いてなぜタイトルを…。まあドルチェさん混じってたけども…。

エンディング後の次週予告のネタバレ度が酷い…。ほぼあらすじ…。原作未読の方は予告は見ない方が次週楽しめるかも・・・。

【アカツキ】
・殺人鬼の武器が、何度も見た〈霰刀・白魔丸〉と伝える。
・〈動力甲冑〉の瞬間移動+基本能力Lv110ほどに合せ、〈霰刀・白魔丸〉怨嗟のフレーバーテキストが〈大地人〉侵蝕。フルレイドBossルグリウス能力、冷気の範囲攻撃、エリア内人数による能力上昇、HP増大と推測。
・「子供扱いされたくない」というコンプレックスと向かい合い。弱さを受け入れ、助けを求めた事で、《口伝》修練、連携訓練などたくさんの人の温かさに触れる。
・夜間外出禁止令により、フルレイドメンバー以外はアキバの街の屋内へ。
・24人を2〜3人組変則10小隊に分け、アキバの街広範囲を索敵。
・アカツキ、マリエール組がフルレイドBossルグリウスと戦闘開始。

【レイネシア】
・アカツキがひとりで、問題解決に向かってくれた事を「都合がいい」と思ってしまったり、祖父やクラスティに泣きつこうと思った事をアカツキに伝える。菫星がレイネシアにした問題の丸投げを…。
・能力の弱い存在でも譲れない一線がある。全てを人に委ね劣ってると認めてしまえば、友達という対等な関係で居られなくなる。
・殺人鬼事件という〈大地人〉が犯した過ちの責任を背負うため決意レイネシアの戦場に立つ {/netabare}

8話「アキバレイド」
{netabare} パジャマパーティー描写が可愛かったわ~。
アカツキやレイネシアが少しずつですが成長した回でしたな。
細かい伏線やら設定が地味多かったけど、大まかなのだけでも…。

カナミ編で絡んでくる、伏線的なものがちらほら、ルグリウスは、元「イズモ騎士団」の《古来種》やら異なるステータスが交互に表示など。

《口伝》は獲得できる保証も無いまま、磨き続けた技能。システムが後付で命名…。本人からしたら「くだらない」

【アカツキ】
・水楓の乙女たちが作ったり持ち寄った装備に包まれて、アカツキとマリエールの初レイド。
・装備やスキルなど他に強さを求めた以前の自分?と対峙。
・《口伝》影遁を会得。
・〈霰刀・白魔丸〉破壊、ルグリウス撃破。

【レイネシア】
・〈動力甲冑〉盗難により、無害と見ていた〈大地人〉による襲撃事件。
・菫星の責任丸投げは、困ったらお祖父様やクラスティに丸投げしてた自分と重なる。
・ヘンリエッタのサポートもあり、以前の自分と決別すべく、〈大地人〉全体の責任を背負いアキバの街の戦闘禁止&モンスター結界の10年単位での機能停止を決断。 {/netabare}

9話「変わりゆく戦場」
{netabare} 24人フルレイド戦闘で、ボスが2体増援…72人居ないと無理だ状態で全滅。
シロエ大災害後の初死亡。
《円卓会議》のコネを使い情報収集。〈大地人〉〈冒険者〉以外のこの世界に引き込んだ《第3の存在》の可能性…。
真意を伝えないまま、出し惜しみして失敗…。次こそは…。

地味に色々設定を把握してないと、無理ゲー、自問自答、説明回と感じちゃう気が…。 {/netabare}



原作でも判明して無い、オチを妄想…
{netabare}
・実は未来的なオチ??もしや箱庭系?
・科学の進化しきった時代→暗黒期→エルダー・テイルの世界

《第1森羅転生》滅ぼされたアルヴ族の六傾姫が、魂魄の魂(MP)を集め亜人間(モンスター)を作った
《第2森羅転生》〈冒険者〉を作った→
《第3森羅転生》とは…。
ゲーム世界に人が閉じ込められた?精神だけ持って行かれたのか?現実の自分は?そんな事は原作でもまだ明かされて無い…。
しかもまだ終わって無い…何が起こっているのか…。

・魂魄理論で行くとテストサーバーに魂(MP)が行き、自分(魂)の一部(MP)を少し流しエルダー・テイル世界へ戻る…。
テストサーバーにMP集まりまくってるよね…。もし《第3の存在》がその膨大なMP利用できたら…。〈望郷派〉という「十分なだけ死ねば地球に戻れる」なんて主張してる団体も…。死が増える事でMPがドンドン貯まって…。

な~んて事まで考えれる展開なんだけど、そんな事はあくまで伏線的な設定で、原作でもその辺はまだ明かされて無いので、実は細かい伏線を追い勝手に予想する楽しみもログホラの好きな所。

色々と比較される某ラノベ作品を、web時代のまだ販売前の完結まで読んだ上で個人的感想だと、
ピンチ →「うぉぉぉぉ!」謎パワー →勝利 
ほぼこれです。トラウマ展開ちょこちょことハリウッド映画みたいな分かりやすい展開で考えず見れ、素直に映像を楽しむには良い作品。

ログホラも原作既読ですが、地味に細かい設定まで作り込んであり、なろうサイトで橙乃ままれさん本人が認めて二次創作から、本家に反映される設定など、アニメとしては色々と大変そうかな…。
年少組とカナミ編は分かりやすい話なので期待。 {/netabare}

~~~~~ 追記 ~~~~~

14話「カナミゴーイースト」
{netabare} 新たな存在の典災、ステータスの2重表示、そして《放蕩者の茶会》元リーダーのカナミが、周りを巻き込みながらの旅編。Botや古来種まで巻き込み、ユーラシア最東端ヤマト目指しGOイースト

ミナミでKRがカズ彦との会話で、9月頃のカナミとの旅を回想って感じでスタート。(初見さんは混乱しそう…)最後も回想明けって感じでミナミの風景…。既読だからわかるけど初見さんは…。

絵コンテさんなのか、監督さんなのかはあれですが、初見さんにはかなり分かりづらい気がします。

・進行してるカナミ編とは全く別の伏線ぽい冒頭と終わり…。
・シロエ班、アカツキ班の別エピソードの同時進行…。
・1エピソード(原作1冊辺り)5~6話だったのが、まさかの1話
・アニメオリジナルエピソードが14話中2つも…。

原作は芸が細かくて好きなのに…雑にして…。
今回もね、原作じゃハーフガイアの距離をちゃんと計算する会話あって、留学先のイギリスから5000kmを1日50kmで3~4ヶ月まあゆっくり行っても半年なんて会話してて…。時間や時系列などバックボーンがしっかりしたストーリーなのに。。。
気が付いている人もいるとは思いますが、もういつ登場してもおかしく無いのです・・・あのリーダーが・・・

{/netabare}


15話「旅立ち」
{netabare}
ログ・ホライズンのシロエ&直継、アカツキに続き、年少組(トウヤ、ミノリ、五十鈴、ルディ、セララ)のお話。
年少組だけで初めてのクエスト。不安よりもワクワクな気持ちで準備。

・大地人の酒場で、五十鈴が好きな歌を披露すうるように。
・レベルが上った年少組は、マジックバックを作るの素材集めに、アキバからレッドストーン山地(長野の赤石岳)まで遠征することに。
・道中の街や村で、演奏もしたいねと目標も立てて出発
{/netabare}


16話「真昼の吸血鬼」
{netabare} 年少組だけのツアーも兼ねた旅。野営になろうと料理を失敗しても、旅のスパイスと楽しい感じ。そしてロエ2が登場。。。活字だとあれですが、ビジュアルやら何やらかなりネタバレ感がすごいですな・・・瓜二つです。
ミナミの街でも不穏な動きが・・・

そして、ロエ2で始まる原作ep10、発売前の新作冒頭部分がなろうサイト橙乃ままれさんのマイページ、活動報告で書かれていてその冒頭部分だけでも色々な今まで謎だった事やらワクワク感が。。。アニメを脱線しました・・・

・クラスティが行方不明になり3ヶ月以上、何とか〈DDD〉を持続させるも脱退者流失は止められない。
リーゼもお茶会の友達に癒されながらギリギリの運営。 {/netabare}


時系列(ex竜吼山脈編部分も追記)
物語が始まる以前の話
{netabare} 《神代》伝説の彼方に沈んだ遥か昔  
[大地人サイド] ユーレッド大陸(ユーラシア大陸)を中心に繁栄していた伝説

【350年前】(29年前) 
   [大地人サイド]魔法発明者〈アルヴ族〉絶滅。(〈人間〉〈エルフ〉〈ドワーフ〉により)

【300年前】(25年前)
 [大地人サイド]
・アルヴ王族の姫が愛玩奴隷。
・〈六傾姫〉反撃。《第一の森羅変転》 亜人間(モンスター)発生。

・人間族などの対抗策〈猫人族〉〈狼牙族〉〈狐尾族〉〈法儀族〉誕生。
・亜人間危機より新大陸ウェン(アメリカ大陸)への移住者も現れる。
・〈古来種〉誕生。

【240年前】(20年前)
 [大地人サイド]
・人間族側対抗策 《第二森羅変転》〈冒険者〉出現。
 
 [冒険者サイド]
・エルダー・テイル発売オープンβ開始。
・進化しきった科学文明(神代)が「引き裂かれ」、長い暗黒期のあと再構築された世界(エルダーテイル) {/netabare}

1期
5月 【大災害】《第三森羅変転》、拡張パックLv上限100になる。
{netabare}【アキバの街】
シロエ、直継、アカツキとPK撃破、〈三日月同盟〉代わりにススキノ遠征、デミクァス撃破セセラ救出。帰路でゲーム時代には無かったにゃん太の【味のする手料理】
【ミナミの街】
〈Plant hwyaden〉ギルマス濡羽、貴族と斎宮家に取り入る。{/netabare}

6月 《円卓会議》結成。
{netabare}【アキバの街】
・格付けによる治安、初心者軟禁ギルドの存在を聞く
・シロエ〈記録の地平線〉結成ギルマスとして〈三日月同盟〉協力要請。(軽食販売クレセントムーン)開店。
・3大生産系ギルド〈第8商店街〉〈海洋機構〉〈ロデリック商会〉と契約。ギルド会館購入。
・アキバの街代表12ギルド集め会議、〈シルバーソード〉退席。
・11ギルドで治安回復や問題解決機関《円卓会議》結成。
・ゲーム時代には無かった【蒸気機関】開発
・同時刻、初心者救出作戦。ミノリ、トウヤ救出。
・〈記録の地平線〉新しいギルドホール引っ越し。トウヤ、ミノリ加入。

【ミナミの街】
・濡羽がミナミ衛士機構掌握。衛兵を私兵化。
・貴族と執政家を使い、大神殿ゾーン購入。〈Plant hwyaden〉ミナミを掌握。 {/netabare}

7月〈自由都市同盟イスタール〉から〈円卓会議〉に書状。

8月 クエスト「ゴブリン王の帰還」発動。
{netabare}【アキバの街】
・マリエール責任者の新人プレイヤー夏合宿
・〈円卓会議〉代表選抜メンバー〈自由都市同盟イスタール〉へ
・遠征軍帰還後に、基本条約、相互通行通商条約、平和条約を締結。

【チョウシの町】
・ミノリ、トウヤ、セセラ、五十鈴、ルンデルハウスでパーティを組み合宿訓練。
・〈冒険者〉60人に対し1000体以上のモンスターがチョウシの町に進軍。
・ミノリPT戦闘に勝利するもルンデルハウス死亡。大地人のため蘇生呪文無効。シロエに助けを求める。
・シロエ、ゲーム時代には無かった【契約術式】を開発。ルンデルハウス〈大地人〉から〈冒険者〉として復活。〈記録の地平線〉加入 {/netabare}

{netabare}【エターナルアイスの故宮延】
・クラスティス、レイネシア姫と初対面。
・シロエとアカツキ、大地人〈ミラルレイクの賢者〉リ=ガンから魔法の等級、〈森羅変転〉、〈魂魄理論〉を聞く。
・遠隔中継で〈円卓会議〉開催。東北から最低でも2万弱の軍事侵略「ゴブリン王の帰還」と推測。
・レイネシア姫、アキバの街で演説。義勇兵1200人以上の遠征軍にて緑小鬼の将軍とレギオンレイド戦闘。撃破。

【ミナミの街】
・クエスト〈スザクモンの鬼祭り〉発動。{/netabare}

9月 マイハマで条約締結の祭典。 ※14話部分追記
{netabare}【アキバの街】
・五十鈴〈三日月同盟〉から〈記録の地平線〉へ加入。レイネシア親善大使としてアキバの街へ。

【アオルソイ】
・イギリスに留学したカナミは、コッペリア、エリアス、レオナルドKR、を巻き込み、唯一拡張パック導入の日本へ向かう。
(ハーフガイア距離5000km、1日50kmで約3~4ヶ月…軽い感じの旅)
・疫鬼と言うステータス2重表示に会う。
・典災と表記されし者を撃破
・KR、通常は契約できないランクのガーネットドラゴンを召喚、黒竜撃破。契約に基づき赤竜に身体の一部を食べられ。
ヤマトサーバで復活。

【ミナミの街】
・イコマの〈Plant hwyaden〉本拠地にKR訪問。元放蕩者のお茶会メンバーKR、カズ彦、秧鶏、再会。
・KR〈Plant hwyaden〉に加入。
{/netabare}

10月『天秤祭』開催。
{netabare}【アキバの街】
・神聖皇国ウェストランデ貴族マルヴェス卿による情報飽和攻撃も円卓会議で退ける。
・濡羽とシロエ対面。〈Plant hwyaden〉に勧誘を断る。{/netabare}

2期
11月パルムの深き場所 新レイド
{netabare} 【アキバの街】
{netabare} ・アニメオリジナルep「ギルド対抗アフターハロウィン大運動会」
・[円卓会議] ギルド会館など外的侵略防衛の為買った施設維持費で財政が破綻→供贄一族(衛兵、銀行、街ライフライン、モンスター結界などのシステムなど管理している一族)若頭の菫星にシロエ80兆の融資を断られる。
・アカツキ 表向きはレイネシア護衛(ミナミの監視を欺く意味も)と言う名目で残る事に。「強くなりたいな…」 {/netabare}
【遠征軍】
・「ゴブリン王の帰還」討伐遠征。

{netabare}〈DDD〉クラスティ〈黒剣騎士団〉アイザック〈第八商店街〉カラシンなど主要メンバーを投入した大地人の村など襲わせない為の包囲殲滅作戦。{/netabare}
【シロエ&直継】供贄の里→ススキノ(北海道)→パルムの深き場所(秋田)
{netabare} ・シロエ、ひとり供贄一族の里に乗り込もうとするも直継が付いて行く。2度めの交渉。融資はレイド挑戦を見て考えると言われる。
・円卓会議から抜けススキノに移ったウィリアム(ミナミの監視が離れた?!)にフルレイドメンバー(6人×4組)依頼。
・ススキノの街が〈シルバーソード〉が来た事で治安回復していた。
・〈シルバーソード〉にデミクァス、テトラを加えたメンバーでレイドに向かう事に。 {/netabare} {/netabare}

12月 アキバレイド
{netabare}【シロエ&直継組】 
{netabare}・アニメオリジナルep〈一なる庭園のヴァンデミエ〉〈五なる庭園のエルレイーダ〉
・3週間ほどかけてレイドボス2つ撃破。


・〈七なる監獄のルセアート〉と戦闘中。〈三なる監獄のイブラ・ハブラ〉〈四なる監獄のタルタウルガー〉フルレイドBOSS2体追加。
・〈シルバーソード〉とシロエ組 全滅
・大災害後の初死亡、死にたくなった過去を再体験。
・ロデリック、ソウジロウ、ミチタカ、カラシンと円卓会議のコネを使い情報収集、結果〈大地人〉〈冒険者〉以外の第3の存在は居ないという情報ばかりが用意されたように集まったことを思い返す。
・月?の14番目のテストサーバー〈Mare Tranquillitatis〉でアカツキと会う。
・アカツキと共に記憶を捧げエルダーテイルの世界へ
・ギルマスのウィリアム思いをぶつけ、ギルメン達にも想いが伝わる。
・再度フルレイドBOSS3体同時攻略。
・デミクァス、シロエを最深部まで送り届ける。お互い「折り合わない」と言う部分で折り合いをつける。
・菫星との再交渉。
・ゾーン購入と言う冒険者だけが制限を設けられる仕組みを、購入後ヤマトに譲渡する事で大地人と公平な権利に、不平等は争いの種。
・ヤマトの地表全体を1度購入するための融資。
・ウィリアム達、ギリギリで2体撃破。シロエの交渉成功により、ゾーン安全化にも成功。
・てとら〈記録の地平線〉に加入。
・アキバに帰還。 {/netabare}

【アキバの街】
{netabare}・秘伝より上のゲーム時代には無かった特技階級《口伝》が街の噂に…(秘伝はレイドでしか習得出来ない)
・護衛というレイネシア邸でのお茶会に〈D.D.D〉〈ロデリック商会〉〈三日月同盟〉女性メンバーも参加。
・アキバの街に殺人鬼
・〈西風の旅団〉に続き〈ホネスティ〉からも犠牲者
・供贄一族若頭、菫星からレイネシアに〈動力甲冑〉が供贄衛兵のひとりに盗まれ〈大地人〉が冒険者を襲ってる犯人だと伝えられる
・ソウジロウ、アカツキ敗北。死亡
・〈ロデリック商会〉大災害は終わっていない。(性差が影響を受ける、ヤマトが大きく、フレーバーテキストが使う者に影響、サラダ程度なら誰でも)
・〈霰刀・白魔丸〉怨嗟のフレーバーテキストに侵蝕された、フルレイドボスルグリウスの能力も併せ持つ。
・〈殺人鬼〉エリア人数による能力上昇が判明(屋内人数は含まれ無い)
・レイネシア邸(水楓の館)が本部な性質上、女性のみで部隊編成(レイネシア邸お茶会メンバー)
・〈円卓会議〉に夜間外出禁止令を要請。

・アカツキ、マリエール組が殺人鬼と遭遇。
・レイネシア、アキバの魔力供給停止。
・アマノメ多々良による打ち直し〈喰鉄虫・多々良〉を使い〈霰刀・白魔丸〉破壊。殺人鬼事件解決。 {/netabare}

【遠征軍】
{netabare} ・1ヶ月で全体の3割ほど討伐。北東部〈大地人〉安全確保の為〈七つ滝城塞〉へ追い込むゆったりとした山狩り進軍。
・ゲーム時代に無かったゴブリン軍が戦闘訓練
・高山三佐の武器〈カラミティ・ハーツ〉フレーバーテキスト「一振りであらゆる災厄を引き起こすとされる死神の鎌。」
・〈カラミティ・ハーツ〉が赤く輝き、クラスティを光に飲み込む。高山三佐も片腕欠損。 {/netabare}  {/netabare}

~~~~~ 追 記 ~~~~~
2月 アニメオリジナルep。2.14甘いワナ

3月 
【年少組】
・魔法の鞄の素材を求め、トウヤ、ミノリ、五十鈴、ルディ、セララ達だけの旅開始。(3月1日の4日前)
・木こりがモンスターに襲われてるのを救出、護衛。
・ロエ2に助けてもらう。

【ミナミの街】
・冒険者が作って飽きてしまった鋼鉄列車に十席の一人で大地人ミズファ、お目付役にカズ彦。


あくまでも個人的な意見です┏○ペコリ
ログホラ大好きな作品。(14.10.06)
{netabare}ログ・ホライズンは、書籍販売後もWebで全部読めてしまう作品。

なんと言っても「小説家になろう」サイトで試食とは言わず全部読めちゃうんです。
今現在も、原作者の橙乃ままれさんが新作も書籍化前にWebで先に公開してくれちゃってるんです。

…ですが、書籍版は挿絵やら加筆、巻末には戦闘時のMAPやモンスターの設定など買って良かったと思えるプラスαが盛り沢山なのです。
原作やBDなどもそうですが好きな作品へのお布…ゲフンゲフン。

まだ9/29発売新作入れても8冊なので、未読の方には好きなBGM聞きながら秋の夜長のお供にオススメの1冊です。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

心の壁を突き崩すレイド

【物語 4.5点】
ついに詳述される<冒険者>が体験する“死後”の世界。
現実世界への帰還方法の手掛かり?

解決に向けた可能性も提示される一方、
<異邦人>や<典災>など新たな要素も追加され、
謎解き面では、<ミナミ>や大陸にまで大風呂敷が広がり、
スッキリしないまま終わる2期。


だが、テーマ面では、この異世界で生きることを問うた
群像劇として充実の一途。

前半、シロエやアカツキが大規模レイド戦闘に挑む中で、
現実、異世界通じて、初めて他者に心を開き、仲間と前向きに生きる希望を探求。

シロエが{netabare}デミクァスの名をやっと言い間違えずに呼ぶシーンや、
<口伝(くでん)>を求めるアカツキが心を開かない姿勢を
周囲の女子に咎められるシーン{/netabare}などが印象的。

一方で中盤以降、{netabare}自死を繰り返し現実世界の追憶体験にすがる{/netabare}
<オデュッセイア騎士団>の狂気を通じて、
こんな異世界で生きることへの反論も提示されテーマは深化。

{netabare}にゃん太班長VSロンダークの列車上の戦闘&論戦{/netabare}に<冒険者>の葛藤が凝縮。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・スタジオディーン(1期・サテライトから変更)

引き続き、作画カロリーを落す所は落しつつ要所を押さえる配分。

が、背景美術は大陸などの新規ロケーション、
さらには異なるデザインで描く現実世界にいた頃の追憶シーンなど、
決して楽な使い回しではない。

大規模戦闘も続く中、バトルシーンでは、
群衆描写、エフェクト等の演出で作画要求に応える。


主人公・シロエもより、つり目が強調されるなど、
デザイン変化に戸惑う方もいるかもしれませんw

因みに、シロエの肩にのしかかる重荷も、
<アキバ>→<ヤマト>から世界規模に拡大したためか?
思案して眼鏡を押さえるカットが1期より増加w

ここは{netabare}ヘンリエッタさんの眼鏡吹っ飛ばしビンタで目を覚ましてもらいましょうw{/netabare}


【キャラ 4.5点】
ヒロインズ掘り下げターンでもあった前半の“アキバレイド”
上辺だけの萌えキャラじゃないことを証明後も収まらない乙女心は、
バレンタインで開花♪この世界の“女子力”は凄いのだぞw

その最中、大陸では噂のカナミが本格的に登場♪
アカツキ&ミノリ、シロエと三角を形成する両ヒロインも気になって仕方が無い、
巨乳の天敵候補は現実では、まさかの{netabare}人妻、一児の母。{/netabare}
だが、シロエがカナミを語る表情は他とは明らかに違う。
今後もシロエ三角周辺は波乱含みですw


他には街の銀行業務、衛兵システム管理を担う供贄(くにえ)一族。
{netabare}シロエのサブキャラが依り代の<吸血鬼>{/netabare}という特殊なポジションのロエ2(ツー)。
キーパーソンが、ゲーム→リアル異世界へと変貌していく世界観を補強。


【声優 4.0点】
新キャラの自称美少女アイドルで男の娘の、てとら役・藤井ゆきよさん。
自慢のウザボイスで直継に絡むなどムードを盛り上げるw


ウィリアム役の中村 悠一さんによる、ネトゲ・ギルドマスターの誇りを賭けて、
レイド仲間に発破をかける長演説も印象的。

私は、大学時代、研究室の後輩を廃人にしたMMOは
一生食わず嫌いで行くと決めているので、
相容れない部分も多い内容でしたが、
真剣に生きるというテーマに沿った、想いの熱量は伝わって来ました。

ネトゲも中途半端に投げ出せば元・廃人の負け組。
だが突き抜ければプロゲーマーとして輝いたりもする昨今。
彼らが半端者で終わらないことを祈ります。


一方、ここまで軽い中にも知性が滲む口調で、
この異世界の本質に迫る重大な見解を示してきた、
<大地人>リ=ガン役の藤原 啓治さんは2期が聞き納め……。

3期以降の多田野 曜平さんのいぶし銀に期待しましょう♪


【音楽 4.5点】
劇伴は高梨 康治氏の続投。特色のシンフォニックロックはより洗練。
特に「~メインテーマ 2014 ver」はその完成形と言える逸品♪

OPもMAN WITH A MISSION「database feat.TAKUMI(10-FEET)」の継続。
OP映像も引き続きストーリーダイジェスト型。
概要をネタバレしても面白いのは中身が詰まっている証拠。

EDはYun*chi「Wonderful Wonder World*」
“で、で、で、で、出掛けよう”と弾けてサビに突入する元気ソング♪
相変わらずED映像のアカツキちゃんはデレデレですがw
2期ではシロエ以外の周りも見え、賑やかになった印象。


何より、五十鈴の挿入歌。
現実世界の頃から燻っていた彼女自身の想いの発露であるだけでなく、
語り尽くされていたと思っていた
<大地人>の価値観を発掘するトリガーにもなりました。

{netabare}この世界の43番目の歌「バースデイソング」ステキでした♪{/netabare}


【感想】
来年1月からの3期放送に向けて展望を語るスタッフたち。
恐ろしいのは、1期には3期の伏線がたくさん詰まっているという発言。
まだ未回収ネタが潜んでいるのか?と戦慄しますw

ですが、振り返れば1期→2期でも
フレーバーテキストの現実化など思いも寄らない伏線回収があった訳で、
3期では、そんな所が重要だったのか!
と驚かされる期待も持って視聴に挑みたいと思います♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 25

79.8 5 リーダーで異世界なアニメランキング5位
転生したらスライムだった件(第2期)(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (561)
2745人が棚に入れました
「転生したらスライムだった件」は、伏瀬さんによって小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載されたWeb小説を原作としたTVアニメ。異世界で一匹のスライムに転生した主人公が身につけたスキルを駆使し、知恵と度胸で仲間を増やしていく異世界転生エンターテインメントだ。2018年10月から第1期が2クールで放送され、第2期は2021年1月から放送となることが決定している。

声優・キャラクター
岡咲美保、豊口めぐみ、前野智昭、古川慎、千本木彩花、M・A・O、江口拓也、大塚芳忠、山本兼平、泊明日菜、小林親弘、山口太郎、福島潤、田中理恵、日高里菜、春野杏、櫻井孝宏
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

進化の果てに深化する物語

(2021.4.3最終投稿 2021.8.7改定と推敲)

 第2期 第1部:閑話+全12話 (第24.9話, 第25話~第36話)

 なろう版読了。書籍版、コミカライズは継続愛読中。

 原作ファンである自分にとって、2期はちょうどお気に入りの部分のアニメ化ということで評価ポイントはかなり甘め。コミックと比べてしまうとやや物足りない部分はあるものの、アニメで動き話すキャラたちは第1期と変わらず非常に魅力的。また第1部の全話に関して、重要なポイントは外していないし無駄も少なかったと思う。

 原作を十分咀嚼した、よく練られた構成と脚本だと思える。二回放送延期になったことが、脚本の精査をもたらしたのかもしれない。

 とは言うものの、終盤残り2話のあたりから急に詰め込み感が増して若干不安が湧いた。が、最終的には許容範囲内で収まった。

❮放送前投稿❯
{netabare}
<2020.4.4初投稿分>
{netabare}
 2020年3月22日に公式HPにて発表されたスケジュールは、2020年4月からの転スラ一期再放送の後に

2020年10月 二期 第一部
2021年1月 転スラ日記
2021年4月 二期 第二部

とのこと。なんと、9か月に及ぶ転スラ祭り!

 同期ではログホライズン三期と共に転スラシリーズも今から非常に楽しみにしています。ヒナタがいよいよガッツリ物語に絡む二期。転スラの面白さが加速するだろう。

 ディアブロ、テスタロッサ、カレラ、ウルティマ。スーパーカー由来名の原作の中でも個人的に好きなキャラたち。

 ディアブロは、公開されているキービジュアルでもわかるように二期登場確定。でもその他3名は、1クールでは登場は無理。しかし、上記のように本編は分割2クールの尺なので物語の構成次第では彼女らも登場する可能性があるのも密かな楽しみ。

以下2021.2.17追記

 二期始まって1クール目の丁度半ばの30話まで観て、今期のシリーズ構成は多少の前後の入れ替えはあっても原作を丁寧になぞる方針と受け止めた。この調子だと2クールで最低書籍6巻の最後迄、もしくは途中からペース早めて切りの良い7巻の最後迄が限度かも。

 原作での彼女達の登場は第11巻なので、どう考えても彼女達の今期の登場は無理。こうなるとこのシリーズが3期4期と長く続くことを祈りたい。
{/netabare}
<2020.11.28投稿分>
{netabare}
 2020年5月末、放送・配信開始時期が2020年10月から1クールずれる形での延期発表あり。

第2期第1部が2021年1月から、転スラ日記が2021年4月から、
第2期第2部が2021年7月から放送・配信開始とのこと。

 延期は残念だが、2020年3月発売のコミック14巻限定版付属OADから始まったコミック付属OADは、リムル愛豊かなキャラたちの平和な魔国連邦の日常を描いた、

OAD1「外伝:Mの悲劇?」、OAD2「外伝:HEY!尻!」。

 そしてOAD3以降は、リムルとシズの5人の教え子たちの新エピソードでリムルの教師就任時の強力な原作補完となっている。

 原作:伏瀬書き下ろし完全新作エピソード「外伝:リムルの華麗な教師生活」三部作。(2020.11.27発売のコミック16巻付属のOAD5で完結)

 コメディ要素多めで、なおかつ原作の隙間を埋める独創性が好ましい。リムルのみでなく、アニメオリジナルの魅力ある教師キャラたちとの絡みの中、5人の教え子たちの成長と活躍を堪能できる。

 転スラアニメ1期は、シズ関連描写のアニオリ要素が原作補完で感動アップしたが、さらにこのOADでシズの重要性も深まった。リムルにもちゃんと活躍の場があったし、2期の新キャラも巧く登場させてグッド。そして2期の冒頭に繋がり得るタイミングで終了。

 このOAD三部作のおかげで2期に期待が非常に高まった。来年の放送が楽しみだ。
{/netabare}
{/netabare}
❮各話レビュー❯
{netabare}
◎ 2021年1月初回放送分
★#00-03『24.9 閑話:ヒナタ・サカグチ/25 リムルの忙しい日々/26 獣王国との交易/27 楽園、再び』
{netabare}
<あらすじ>

 三上悟はスライムとして転生してあっという間に二年が経った。

 様々な困難を一つ一つ乗り越え、その転生名リムルの名声は増々拡がり、続々と新たな出会いも生まれる。

 成り行きで興した魔物と人類の共生を目指す国も、順風満帆に発展する。

 異世界でリムルと縁があった故人、シズの遺言にあった地球より召喚された5人の教え子たちの命を救うこともできた。

 そして一時の平和が訪れた。

 周辺諸国との新たな国交樹立とそれらとの交易のチャンス。富国の予感でハッピーな日々。

 しかし、この束の間の安らぎはいつまで続くのだろう?

<波乱の序章>

 アニメと原作では教え子の救済と国交樹立のエピソードは時系列としては逆になる。その結果、国交エピソードは1期ではカットされたが2期で復活した。

 伏線の配置は抜かりないが、敵となる存在はまだ表にはあまり出てきていない。この間に登場したキャラたちは、新旧共に今後重要な役者たちとなろう。

 序破急の構成の妙を感じる。その”序”として活きた4回だったと思う。

 かけがえの無い家族、仲間、場所があるのは幸せなことだ。バカで他愛もない平和な日常も貴重で、いつまでも当たり前にあるとは限らない。やがて訪れる”破"そして"急”の展開で起こる悲劇の悲しみを、より引き立てるために時系列を変えてまでもエピソードを復活させることは必然だったのだろう。

 日常が一旦壊されてしまうと、再び平和に戻るにはエネルギーも時間もかかる。笑顔が消え失せ殺伐とする。ならば先をいそがず、平和の有り難みを噛み締めこの笑顔の一時を楽しみたい。しかし、原作やキャラクターに思い入れがないと話のテンポが悪いと思うかもしれない。

 ところで、ここまで毎回のように登場する大浴場シーンだが、サービスと言うよりキャラたちの親睦を深める人間関係発展の場として有意義に活かしてる。和テイスト満載の露天風呂は、リムルの国の心と富の豊かさの象徴。このシーンはほのぼのとして心地よい。そんな原作とは一味違うアニメの独自性が好ましい。
{/netabare}
◎ 2021年2月初回放送分
★#04『28 謀略のファルムス王国』
{netabare}
<あらすじ>

 リムルは盟主としての大切な外交後、一旦イングラシア王国に戻った。そして教え子たちの無事な進級を見届け、安心して学園を去る準備を始めた。

 リムルが懇意にする大商人ミョルマイルとの商取引も順調で、テンペストは表面上は相変わらず平和な日常は続く。

 一方、魔王クレイマンの陰謀の影、魔国連邦(テンペスト)の軍事力や技術力を脅威と感じる外国勢の存在。それらが具体的に浮き彫りになり、きな臭さが増してきた。

<風雲急を告げる>

 1期の第24話から今回迄で、2期第1部の物語の必要な役者が全員揃った。次回いよいよ物語が大きく動きだしそう。

 アニメでは、リムルが安心して生徒を任せられる先生キャラクターを独自に追加した。今回僅かに登場のティス先生のこと。

 ティス先生はOAD3-5のエピソードで、リムルと生徒たちの信頼を獲得している。彼女と5名の生徒たちがひとつの危機を共に乗り越えることで、お互いに深い絆が生まれた。

 おかげでリムルは、彼女に生徒たちを安心して任せ、国事のため一定期間テンペストに戻ることも出来た。さらに、今回の引き継ぎ描写が自然になる効果もあったと思う。
{/netabare}
★#05『29 災厄の前奏曲』
{netabare}
<あらすじ>

 リムルは未だイングラシア王国に赴いたまま。そんなリムル不在の首都リムルで事件は起こった。

 リムルと連絡も取れず訳も分からないまま、魔国連邦(テンペスト)は未曽有の災禍に見舞われた。

 魔王ミリムによる獣王国ユーザラニアへの宣戦布告の速報と難民受け入れの要請が、獣王国幹部アルビスから届くものの、詳細は不明のまま通信は途中で断絶。

 一方、100名ほどのファルムス王国の武装した騎士団の首都への接近の報告がソウエイから届く。

 街中では、冤罪事案を切っ掛けに引き起こされた工作員との戦闘発生で大混乱となった。

 さらに都市内部から、大魔法・魔法不能領域(アンチマジックエリア)と都市外部から、四方印封魔結界(プリズンフィールド)が、ほぼ同時に首都全体に発動される。

 その二重結界は、人間には無害だが魔物には有害なもの。魔法の無効化により外界と完全遮断。魔素が浄化されることにより魔物は弱体化。テンペストにとって非常に不利な状況となった。

 その他様々な要因が絡み合い状況は混沌へと誘われ、その日、平和な日常は一瞬で壊され笑顔が掻き消された…

《躍進のための組曲 その1”混沌”》

<出る杭は打たれる>

 今回のアニメのサブタイトルは、書籍第5巻の第二章のタイトルからそのまま採用され、その章の後半部分を元に構成された脚本だった。(二章前半部の内容は前回で登場) 今回、主人公リムルの出番が全くないのはその影響が大きいと思われる。

 今回、ヨウムとミュウラン、グルーシスのエピソードは今後の物語上必要で、アニメで丁寧に描かれて安心した。

 リムル単独では乗り越えられない大きな試練が待っている。今期、今までは大賢者の出番があまりなかったが、間もなく大賢者とリムルの最強タッグ再び、となろう。

 テンペストの本当の躍進は、打(伐)たれてからが始まり。ずっと平和なままだと国の進歩も緩慢で、場合によっては停滞してしまうかもしれない。物語としても面白くない。逆境をバネに、試練の苦しみあればこそ、その後の達成の喜びは大きい。

 いよいよお待ちかねのキャラクター参加の次回、アニメでどんな作画で動くのかとても楽しみだ。
{/netabare}
★#06『30 動き出す麗人』
{netabare}
<あらすじ>

 テンペストではファルムス王国の手勢により住民被害が拡大。取り返しのつかない事態が起こっていた。

 一方リムルは、生徒たちと名残惜しい別れをしていた。テンペストで起きていることを全く知らぬリムル。

 そしてリムルとランガは、イングラシア王国から少し離れ、空間転移でテンペストに戻ろうとしたが転移出来ない。

 さらに、ソウエイの分身体からの警告があった。そこで初めて危機を覚るが、さらに周りに違和感が拡大すると…いい迷惑な、全くありがたくない出逢い。

 「初めまして、かな? もうすぐサヨウナラだけど」

 問答無用に魔物にとっての天敵との激闘が始まった。

《躍進のための組曲 その2”激突”》

 今回の様々なバトルシーンはキレがあって好い。前回は作画に若干の手抜きを感じたのだが、今回に注力するためだったのかと勝手に納得。第1クール半ば最大の見せ場として申し分ない。

 全く不満がない訳ではないので大甘だが、今回で作画評価を4.5→5.0に上げた。アニメスタッフの健闘を讃えたい。

<聖騎士団筆頭ヒナタ・サカグチ(坂口日向)>

 思えば彼女は1期の第1オープニングから登場しており、ヒナタを本編で描きたかったスタッフの思い入れが今回の作画に反映されてると思う。

 アニメが3期以上続くことが前提ではあるが、この制作スタッフなら彼女は1期のシズ同様、アニメで原作以上に輝く可能性を感じた。

 2期でリムルとの最終決着まで描けるか、尺的に微妙な気がするがどうだろうか。無理やり詰め込まずこのまま丁寧に3期へ繋げて欲しい。

 リムルとヒナタの会話の応酬は、ヒント垂れ流しで視聴者にヒナタをリムルにけしかけた黒幕が誰か、あからさまに暴露していたようなもの。ミスリードできるキャラも存在してないのでバレバレだ。ユウキ・カグラザカ(神楽坂優樹)しかいない。

 ここであえて黒幕をボカす必要はないと思うのでこれでいい。黒幕が誰であるかよりも、黒幕の陰謀を暴き阻止することの方が大切だから。

 今回、冒頭の生徒たちとのお別れシーンで、ようやく第1期本編最終、第23話の最後と連結した。そのためそのシーンは23話の使い回しが多い。

 見比べると見送りにティス先生が遠景でワンカットだけ参加してたり、ユウキの台詞のある部分をカットしたりと23話とは若干の違いがあって面白い。

 次のリムルがランガに跨り駆け去るシーンは完全別もの。23話制作当時、2期制作が決定していなかった可能性が高いと思われる。

 23話ではヒナタは木陰でリムルたちの会話の観察のみ。当時はキャスト未決定ゆえ、台詞は当然無い。リムルたちが走り去った後もその場に留まったままで、襲撃の機会を見逃したかともとれる。

 今回とはまるで平行世界のようになってしまったが、今となってはこれはご愛嬌と言うものだろう。
{/netabare}
★#07『31 絶望』
{netabare}
<あらすじ>

 リムルはヒナタに完敗した。ヒナタはリムルの消滅を目視して討伐完了と判断、その場から立ち去った。

リムルは戦闘途中、自身の分身体と入れ替わることでヒナタを欺くことに成功、実は九死に一生を得ていた。その後ようやく首都に帰還したが、そこは誰もが悲しみに暮れる街と化していて愕然とする。

 しかし大賢者のサポートで冷静な分析と判断はできるのは不幸中の幸い。幹部たちの言動に何かを隠すかのような含みあれど、それはさておき、リムルは慌てず事実確認と情報収集をすることに...。

《躍進のための組曲 その3”悲壮”》

 今回もポイントを絞った手堅い脚本で安心して楽しめた。ここで浮き彫りになるのは、人間の狡猾で強欲な側面と魔物の単純明快な忠誠心の側面の対比。

 王に実力とカリスマさえあれば、配下は忠誠心揺るがず、裏切りの可能性が低い、優秀な人材豊富なら比較的箱庭ゲーム感覚で維持出来るのが魔物国家。対して優秀な人材豊富でも、その強欲性が厄介で、建国と維持の面倒臭さが倍増の人間国家。

 裏切りの心配と苦労ばかりの人間国家だったら、リムルは王の責任を途中で放棄しているかもしれない。

 リムルの為政者としての責任感とやる気の源は、配下のブレない忠誠心。彼はスライムの特性上、子孫は持てない身だがその代わりテンペストの住民全てを家族のように慈しむ。そんな彼が国家安全保障のために何を決断、実行するのかが今後の見所か。

 ところで、魔王クレイマンは毎度必ず回すワイングラスと共に登場。ここまで徹底したテンプレな悪役画は、狙ったギャグか、と思う反面、深読みすると手のひらで踊らされているのは実はクレイマンだ、と暗喩しているともとれる。
{/netabare}
◎ 2021年3月初回放送分
★#08『32 希望』
{netabare}
<あらすじ>

 リムルはかけがえのない仲間が喪われ絶望しそうになる。しかし、冒険者エレンから一縷の希望が...それは死者の蘇生のお伽噺の類い。

 大賢者はそれを聞き、あとひとつ条件を達成してリムルが進化すれば蘇生も決して不可能ではないと言う。さらに現状の多重結界は、魂拡散防止になり蘇生には都合がいいとのこと。

 リムルに迷いは一切無くなった。かつて出逢ったばかりの魔王ミリムから奨められた存在への進化、しかも蘇生伝承自体もミリム由来のよう。元来、野心の希薄なリムルにとってそんな進化は全く興味ない、と一蹴したことだった。しかし今は最優先で、どんな手段を使っても成し遂げようと決意した。

 失いたくないという一点の想いでリムルは動きだす。布石を打ちながら粛々と、着実に。

 その後、2万の軍隊が首都接近中との報せが届く。それはファルムス王国軍17,000と西方聖教会所属の神殿騎士団3,000の連合軍だった。

 それを知ったリムルは、慌てるどころか穏やかに笑みを浮かべていた。

《躍進のための組曲 その4”黎明”》

 今回も意外性はなくとも安定感がある。25-28話の一見他愛なかった日常描写がここで活き、おかげでリムルに深く感情移入できた。

 さて、祭りのお膳立てが整った。災い転じて福と成すリムルの強運は筋金入りだがそこがいい。
{/netabare}
★#09『33 全てを賭けて』
{netabare}
<あらすじ>

 リムルは自身の前世を皆に打ち明け、人間と共存する理由を述べた。そして人間との今後の具体的なつきあい方を明確に。

 二度と人間に舐められない国家になると、そしてそのために魔王に進化する、と宣言する。

 その第一歩は、犠牲となったテンペスト住民たちの蘇生。そのためには単なる魔王ではなく、真なる魔王(覚醒魔王)への進化が必須であり、それには一万人以上の生け贄(ヨウブン)獲得が不可欠と判明した。

 そこでリムルは作戦を立案。

 都市の結界維持と見張りのため、都市周辺の東西南北四ヵ所に陣取る先遣隊への反撃は、幹部たちに適材適所で任命、三日後に到着する位置で休憩中の二万の軍勢本体には、けじめの意味を込めてリムル単独であたることにした。

《躍進のための組曲 その5”覚悟”》

 出過ぎた杭になって打たれなくなるため、為すべきことは明解。国民の安全保障のため清濁合わせ飲める、薄情でないゆえに非情に徹底できる主人公リムル。しかもその罪と業を自分だけで被ろうとする。

 彼の一切の迷いも力みも無い、明鏡止水の境地は清々しい。原作で転スラがますます好きになった、リムルが真の王となった瞬間のこのエピソード。アニメはこれが含まれたゆえに、個人的に2期の方が1期よりも高評価になった。

 今回は大賢者の出番なし。おかげでリムルは全てを主体的に決断し、その責任は彼一人が被る潔さがある、と伝わる。謙虚だが他への依存がない彼はとても頼もしい。

 嘗てないリムル無双へ...。次回、テンペストの新たな伝説がひとつ生まれる。
{/netabare}
★#10『34 神之怒』
{netabare}
<あらすじ>

 テンペスト幹部たちの怒りは消せない。仲間を大勢殺し、主リムルをコケにした敵。一切の縛りから解き放たれ持てるスキル全開で、因縁の異世界人との雪辱戦を含む大反撃が始まった。

 一方リムルは、ミュウランと同じアンチマジックエリアを発動させ敵側の魔法を無力化した上で、太陽光とレンズを使った、シンプルだが殺傷効果絶大の大魔法·神之怒(メギド)を仕掛けるのだった...

《躍進のための組曲 その6”降臨”》

 今回の一番のお気に入りは、大賢者によるヨウブンのリアルタイムカウント。原作には無いので新鮮だった。アニメならではの臨場感アップと大賢者活躍中アピールに貢献していた。

 次回のサブタイトルは、書籍第5巻の第4章タイトルと同じ。第4章相当エピソードはアニメでは33話から始まっていたが、次回の35話での3話分で第4章を描き切るということだろう。配分として5章にも入りそう。

 つまり次回、アニメ2期のキービジュアル、外伝のTVアニメ第24話とOAD5でお馴染みの悪魔が本編合流確定。リムルとの初対面が楽しみだ。

<転スラは時々奥が深い>

 主人公による敵側の無差別大量殺戮。これは人によっては釈然としないかもしれない。しかし転スラの場合、今後は今回と同じような敵兵の殲滅があっても、リムルによって死者の蘇生が出来るので選択肢は広がり殺人の後味の悪さは多少は軽減されるのが救いだ。

 他者への思いやりを美徳にする平和な日本に住んでると、支配者の駒に使われてる兵士には罪は無い者もいるから慈悲を、などとつい甘く考えてしまう。

 私心無く民の笑顔のため手段を選ばす自らの覇道を守る。リムルは、怒りで我を忘れることもなく、冷静に粛々と為すべきことをしただけ。無益な殺生をしたとは言えない。

 今回のリムルの行動は、老子の言葉「天地に仁なし、万物をもって芻狗(すうく)となす。聖人に仁なし、百姓(ひゃくせい)を以て芻狗となす」を思い出す。

(天地が優勝劣敗弱肉強食にて万物を自然のなりゆきにまかせることは不仁に見えるが、これこそ本当の仁。それと同様、聖人や君子が人々を自然の成り行きにまかせ、ときには、ワラで作った犬を焼き捨てるようなことをするのは一見不仁だが、これこそ本当の仁である、という意味)

 もしアニメ構成上、テンポ重視で前半駆け足で進んでいたら、原作未読の視聴者の多くは敵側へのヘイト不足で、今回の報復内容に納得しきれなかったかもしれない。

 人によっては退屈だったかもしれない構成。テンペスト側の大義名分の確立のために間違いではなかった、と今回新ためて思った。

<今回、皆殺しが外せない既定事項となった理由>

 今後の国家安泰のために、リムルは人類にとって魔王として畏怖されることは好都合だが、その反面、益ある存在としても認識してもらう必要あった。

 しかし今回のように、たった一人で万単位の軍勢をあっという間に殲滅という真実が世に広まると、リムルは全人類共通の極悪非道の悪者として間違いなく確定される。

 故にそうならないよう、真実をねじ曲げ都合良く改竄する必要があった。そのため真実を伝える生き残り、すなわち目撃者を一人たりとも残すわけに行かない。

 結果、進化に必要な定数以外の残り含めた皆殺しが実行され、生き残りは戦後の交渉に必要な戦犯数名のみとなった。

<三者三様の末路>

 今回は、己が力に溺れ増長してしまった末の因果応報とはいえ、異世界人の三名が最大の憐れだったが、彼らの物語からの退場に関して、原作者は非常に巧いと思う。そこには捻りと工夫があった。

 まずキョウヤ・タチバナ(橘 恭弥)。彼は因縁のハクロウの剣技の報復で単純明快に決着。

 次にキララ・ミズタニ(水谷希星)。彼女のスキルは精神干渉に特化しており、体力は普通で戦闘能力は皆無ゆえにテントで待機していた所、ゲルドによって追い込まれたショウゴ・タグチ(田口 省吾)により絞殺。

 最後はショウゴ。彼は人格的にもスキル的にも、三名内で最も危険な存在。彼はキララのスキルを自身に取り込むためだけに彼女を殺害。その時点でクズキャラレベル最大値。そして、ゲルドによる容赦ないフルボッコで瀕死まで追い込まれ、ここで視聴者はある程度溜飲を下げることができた。

 ところが原作者はさらに一捻り。最終的に彼らの上司ラーゼンが、ショウゴの若い肉体を自身が乗っ取り、スキルも吸収するために彼の心を壊して抹消。ショウゴは、キララ殺害の報いが早くも訪れ、最も救いようのない最期を迎える。

 以上の流れから思うこと。

 キララのスキルの殺傷能力は、他者の精神を支配して自害、もしくは他者を煽動して害するもので、自身は一切手を汚さぬもの。しかしシュラによってそれを封印されたので、テンペストでは結果的に住民殺害は未遂だった。ならば、テンペスト側のキャラに害されるより、同胞に裏切られて害される方が納得しやすい。

 彼女だけは、本人の了承なく勝手に召喚され、日本の家族から引き離された被害者としての側面が一瞬滲み出ていた。しかも、彼女の名前の意味とは真逆の絶望の末路。なんと皮肉な運命。しかも仲間に殺されるなんて…。

 故に、悲劇の拉致被害者として同情してもらえる余地が生まれ、救いが少しはあったと思う。過去の彼女のスキル完遂時の具体的な罪は、アニメでは明示されていないのだから。

 彼女の最期には同情を禁じ得ない。18歳の現代風ギャル、カラメル多めのプリン頭という個性で、充分なキャラ立ちの彼女。ここであっさり退場させたのは、もったいなくも残念だったとさえ思えた。

 それに対してキョウヤとショウゴは、質が悪いことにテンペストの民を弄んで害した。故にハクロウやゲルドに容赦なく報復される資格が十分あった。その末路はまさに自業自得と言えよう。

 ショウゴの最期の流れは、28話の王国での御前会議ではまだモブのようなラーゼンが、実は王国で最悪な曲者だった、と知らしめる効果もあった。結果的に彼の最期は新キャラの紹介も兼ねた、一石二鳥の流れだったと言えよう。

 また仮に、ショウゴより圧倒的に強いゲルドによっての止めでは、ゲルドの弱い者いじめ感が発生して、多少の後味悪さがあったかもしれない。
{/netabare}
★#11『35 魔王誕生』
{netabare}
<あらすじ>

 ごく僅かな時間で敵軍二万は全滅。生き残りは僅か三名だった。

 必要なヨウブンは十分に収穫された。そしてリムルは進化のため急激な眠気に襲われる。そこでランガに、動けないリムルを捕虜二名と共に首都に連れ帰るよう指示。残り一名の捕虜の確保は召喚した悪魔に託すのだった。

 リムルは進化の眠りに入り意識不明。そのため首都帰還後、大賢者が進化したユニークスキルがリムルの代行者となって死者蘇生を実行した。それは"反魂(はんごん)の秘術"と呼ばれる。

 首都ではリムルと魂の繋がりある者すべてに進化の恵みが等しく与えられ、住民一同もまた進化の深き眠りに落ちた。ゆえに、その奇跡の秘術成功の瞬間に立ち会えた者は非常に少ない。

《躍進のための組曲 その7”収穫”》

 今回は、原作コミックのファンにとってダイジェスト感が強い。

 個人的には以下の点でポイントが高く十分に面白かった。

▪原作同様に、アニメでも魅力溢れる悪魔キャラ
▪大賢者の進化過程のCG作画
▪大賢者と智慧之王(ラファエル)の、繊細な声の演じ分け
▪ハーベストフェスティバルの見せ方やまとめ方
▪荘厳な儀式感を壊さぬ”反魂の秘術”の演出、作画
▪ラファエルによるリムル代行の演出、作画、声優の演技
▪ファルムス国王のエドマリスと西方聖教会大司教レイヒムの情けない暗愚演出
▪シオン蘇生の瞬間シーンの、コミックを基本にしたと思われる作画

 以上で100点満点なら78点の満足度。

 次回のサブタイトルはラノベ書籍5巻5章、コミック16巻の第71話と同じ。コミックの69話からの3話分の内容をアニメ1回分に収める、と思われるがどうだろう?

 今期の区切りをどうまとめるかに注目したい。

 ついにリムルは新たなステージの第一歩を踏んだ。まもなく、この異世界での知名度も爆発的に上がり、交遊関係、活躍の場も、大きく様変わりするだろう。
{/netabare}
★#12 (第1部終)『36 解き放たれし者』
{netabare}
<あらすじ>

 リムルはシオンの膝の上で目覚めた。目の前には戦争以前と変わらないテンペストの顔ぶれが勢揃い。以前と変わらない穏やかな光景が広がっていた。

 魔王に進化したリムルだが、スライムの外見も内面も全く変わらず。変わったことと言えば、リムルの人型時に身長が伸びたことと、テンペストに頼もしくも愉快な仲間が二名ほど増えたことだった。

《躍進のための組曲 その8 終曲”新星”》

 今回は、分割クールならここしか区切りようがない、と思ったところで締めくくられていて概ね満足だった。

 コミックの第69話から第71話の内容を基に構成されたと思われるエピソード。

 23分ほどのアニメの尺に収めるため、かなりのカットや改変があったがポイントは外してなかったと思う。むしろアニメのテンポ感尊重の観点からみると、これくらいはやむを得ないだろう。逆にコミックとの違いを楽しめるほどだった。

 ヴェルドラ復活シーンもかなり簡略化された。原作では、まず元の竜体で復活して、ひとしきり言葉を交わした後の人型への変身だった。アニメでは再会の余韻が楽しめなくて残念。しかし急展開のインパクトがあり、テンポとしては悪くなかった。

 願わくば、2部の初回でうまく事象の前後を入れ換えてカットされた台詞を復活させ、リムルとヴェルドラの再会の、原作の持つしみじみとした味わいを少しでも復活させて欲しい。

<脱皮、そして飛躍>

 今回遂に、後に”新星(ニュービー)”の二つ名を与えられる魔王誕生。リムルと物語に新登場のディアブロと人型ヴェルドラ、そしてリムルと共に進化した幹部たち。

 最高位の悪魔の一柱ディアブロが配下に、守護神ヴェルドラが仲間になった。それすなわち、テンペストは戦略核兵器を手に入れたようなものだろう。

 2部でレベルアップしたリムルたちの躍進に注目したい。
{/netabare}
{/netabare}
❮全話鑑賞を終えて❯
{netabare}
<今期の脚本について>

 転スラ1期と2期のシリーズ構成と全話脚本は、筆安一幸氏

 近年、氏の名前は異世界ファンタジーもののアニメのエンドクレジットでよく見掛ける。氏が構成と全話の脚本を担当した、私が観たことある作品は、「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」、「魔女の旅々」、「神達に拾われた男」。

 以上鑑賞して、原作の持ち味を壊さないのが氏の長所だと思う。良くも悪くも原作通りで、原作を超えるような魅力をアニメに与えるほどではないが、不快なほどの改変は少なく、一定のクオリティーは約束してくれる安心感のある脚本家、というのが氏に対する個人的イメージ。

 転スラに関して、氏の脚本の割り切り方は自分と相性良かった。取捨選択の上手さはさすがプロの仕事と思えた。

<原作とアニメの構成について>

 転スラ1期は、連続2クール全23話で書籍4巻まで進んだが、4巻は途中のカットが非常に多かった。4巻は序章+全8章だが、シズの5人の教え子に関わる以外の部分はほぼカット。丁寧に描かれたのは5章から7章のみで、そこまでが1期の区切り。

 2期の第1部は、書籍第5巻のタイトル「魔王覚醒編」をメインテーマとして構成された。そのため2期では、話の整合性のため、4巻のエピソードの一部が序盤で蘇った。

 まず4巻の序章を初回の閑話に織り込んだ。

 次に本編1話目の25話から27話迄の3話分で、1期で丸々カットの第1章の獣王国の使節団来訪、2章の武装国家ドワルゴンの外遊エピソードを織り込んだ。4巻8章相当の終章は、今期の30話で描かれた。

 獣王国との交流は、今期ミリムの天災から救援を施すだけの国家間の親密度がある、とアピールするために必要。

 外遊エピソードは、特にリムルのスピーチが重要な伏線。ファルムス王国の為政者達が、リムルは世間知らずで無能な君主と誤解させるイベントだから。つまりテンペスト侵攻は、王とその取り巻きの判断ミスがすべての始まりだったで因果関係上、外せないエピソード。

 上記の3話は他にも、ガゼル王が有力なテンペストの後ろ盾であることを強調した。それは2部の伏線となるだろう。

 また、テンペストは他国が羨むほどの国力があることを示したが、それがファルムス王国に目を付けられるきっかけとなった。

 以上、振り返れば3話分の地味な展開も重要な内容だったと思う。

<第2部の予想をするのが楽しい>

 夏クール予定の第2部。原作をどう料理してどこに着地するか今から興味深々。出来れば3期に繋げるつもりで、ゆっくりと丁寧に描いて欲しいものだ。

 1部の構成から予想すると、書籍6巻最後迄進むのは確実だろう。しかし1クールで1巻分のみというのは考え辛い。7巻にも突入する可能性大だろう。しかも、リムルとヒナタが背中合わせの2期のキービジュアルの存在で、2部は7巻のほぼ最後まで描いて区切りを迎える可能性もあり得る。

 その場合、1クール12話程度でほぼ2巻分のエピソードを収めることに。2部は1部以上の原作の簡略化もあるかもしれない。

<余談:レビュータイトルに込めた祈り>

 レビュータイトルにある”深化”のここでの意味とは何か。

 魔王への進化は物語のターニングポイントでこれ以降、リムルの交遊関係のレベルと他国への影響力は格段に上がっていく。その流れの中で、テンペストはある部分で実際に”深化”することで国庫が非常に豊かになり、魔物だけでなく人も爆発的に流入、国として短期間で大発展する。

 そのあたりはシムシティなどの都市育成ゲーム感覚で楽しめたが、ファンタジーならではの発展の要因が非常に面白かった。”深化”による一石三鳥もの結果にリムルと一緒にワクワクした。また、周りから馬鹿にされていた存在に光を与える流れに感動し、その辺は原作で最も好きなところになった。

 但しそれは書籍第8巻半ば以降からのエピソード。つまりアニメは3期がないと味わえない。そのため3期制作の願いをレビュータイトルに込めた。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

リムルの静かな怒り

原作未読 全12話

転生したらスライムだった件の2期第1部です。1期から観ることをオススメします。

スライムに転生したリムルたちが作ったテンペスト王国、今回はその王国に最大の危機が訪れます。

最初はほのぼのとしたところから始まりましたが、徐々にテンペストへの敵対者たちが暗躍して、大変なことになってしまいます。

とても悲しい出来事がたくさんありましたが、そこはこの作品、最後はスッキリとして終わります。
{netabare}
異世界転生者3人は酷い性格でしたねw

ヒナタはもう少し聞く耳を持ちなさい!と観ていて思いました。

シオンの死はとても悲しかったです。リムルがシオンの亡骸と会うときの「ああそうか、俺はもう心から魔物なったんだ」が心に刺さりましたね。

その後のリムルたちは容赦なかったですね。
{/netabare}

ただ、まだ解決には至っていないことが多くあり、実際最終話は続きを思わせる終わり方でした。

凄い新キャラ{netabare}(ディアブロ){/netabare}も出てきたこともあり、夏にある第2部が楽しみですね。

OPは1期と同じくTRUEさん、EDはSTEREO DIVE FOUNDATIONさんが歌っています。

最後に、春期の転スラ日記を観て、夏の本編を楽しみに待っていますw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 26
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

第2期もサクサク視聴できる、良く練られた物語①

原作未読。最終話まで視聴。

【第1期に引き続いて優しい物語】
{netabare}第1期に引き続き、主人公が攻められる側という所が面白いです。
主人公一行が、周囲の国々に攻め込むことはない。
主人公一行は、いつも降りかかる火の粉を払うだけ。
その結果として、仲間を増やし、レベルアップしていく。

こんな優しい物語なので、サクサクと視聴できます。{/netabare}

【賛否の分かれる戦場での大虐殺】
{netabare}仲間たちを蘇生させるためとはいえ、人間を1万人も大虐殺しちゃうのは賛否分かれちゃいそうですね。
オーバーロードでも”大虐殺”は賛否分かれましたからね。
この作品の場合、ここに至る過程で、人間のクソっぷりが強調されていたので、個人的には、全く不快感なく視聴出来ました。
このあたりの物語もしっかり練られていて、好感度高いです。{/netabare}

第2期後半も、とても楽しみにしています!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 33

86.0 6 リーダーで異世界なアニメランキング6位
劇場版「幼女戦記」(アニメ映画)

2019年2月8日
★★★★★ 4.1 (478)
2510人が棚に入れました
統一暦1926年。ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐率いる、帝国軍第二〇三航空魔導大隊は、南方大陸にて共和国軍残党を相手取る戦役を征す。凱旋休暇を期待していた彼らだが、本国で待ち受けていたのは、参謀本部の特命であった。曰く、『連邦国境付近にて、大規模動員の兆しあり』。新たな巨人の目覚めを前に、なりふり構わぬ帝国軍は、自ずと戦果を拡大してゆく……時を同じく、連邦内部に連合王国主導の多国籍義勇軍が足を踏み入れる。敵の敵は、親愛なる友。国家理性に導かれ、数奇な運命をたどる彼らの中には、一人の少女がいた。メアリー・スー准尉。父を殺した帝国に対する正義を求め、彼女は銃を取る。

声優・キャラクター
悠木碧、早見沙織、三木眞一郎、玄田哲章、大塚芳忠、飛田展男、濱野大輝、笠間淳、林大地、小林裕介、土師孝也、小柳良寛、高岡瓶々、森川智之、福島潤、田村睦心、戸松遥、チョー、稲垣隆史

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

メアリー・スーがメアリー・スーを名乗る限りメアリー・スーたるのであれば改めてメアリー・スーとは何なのか模索してみた

Arcadia投稿の小説が原作のラノベアニメとして2017年冬にテレビシリーズが全12話放映されたのも記憶に新しい異世界転生ファンタジー×架空戦記モノの直接的な続編


狡猾な性格のサラリーマンが逆恨みが原因で死亡
不神信者が故に神=存在Xの怒りを買い、魔法が実在し世界大戦を控えたヨーロッパに似た異世界に金髪碧眼の幼女「ターニャ・デグレチャフ」として転生させられる
ターニャは不可避の大戦を前に無力な幼女のまま死ぬわけにもいかず、自ら志願兵として戦線へ打って出る
ターニャの思惑は溢れ出る魔力と機知に富んだ頭脳と平滑流暢な弁舌で部下達の士気と戦果を上げ、出世してから安全な後方任務に就くことだった
ターニャの活躍で属する“帝国”は“協商連合”や“共和国”との戦いには順調に勝利を収めていく
が、そんな矢先に帝国へ牙を向いたのは徹底した共産主義を掲げる大国の“連邦”であり、ターニャと部下達もその戦線へ送られることとなる
理不尽さを感じていたターニャだったが、徹底的に嫌悪していた共産主義者への憤りをぶつけるべく、連邦の政治的面子を徹底的に破壊する【連邦首都襲撃】を立案する
そんな前代未聞の作戦を目撃したのが、ターニャ達を苦しめたあのアンソン・スーの愛娘にして、アンソンの死をきっかけに義勇兵に志願した「メアリー・スー」だった…


と、いうわけで今作が題材にしてるのは人類史上もっとも悲惨な戦争として著名な“独ソ戦”であることは明らか
さらに原作ではどうなのかよく存じませんがテレビアニメ版では極力オミットされていた政治や思想や宗教感の対立が物語の構造上、強く押し出された一作にもなっており、架空戦記モノでありながら立派な戦争映画に仕上がっています


そもそも戦争という非生産的な行いに対して否定的な立場であるターニャでしたが、今作中では共産主義者=コミーを徹底的に批判、罵っており、その感情的な動機で作戦を進めた結果、皮肉にも戦争が泥沼化するキッカケを自ら作ってしまうことになります
映画の冒頭でシューゲルは戦争を加速させるのは“感情”だと言っていますが、ターニャはコミュニストアレルギーという個人的な“感情”で連邦首都を破壊します
さらにこの後のクライマックス“感情”を爆発させて戦う敵に対して冷静さを取り戻したターニャが“感情”を廃して戦えば勝てることに気付くのが面白い
まずココが一番目の観どころとなるでしょう


そして今作、遂にターニャにとって最大の障壁となる“この世界で最強の魔導師=メアリー・スー”がとうとう戦線に登場することとなるのです


テレビシリーズでは群像劇を彩る、戦線とは別の国に生きるサブヒロインの一人…ぐらいにしか思ってませんでしたが全く持って迂闊でした;
そもそもメアリー・スーという名前の時点で気付くべきでしたが、この娘は【実質的にこの世界における真の主人公】と言ってもいいかもしれません


実はメアリー・スーという呼称そのものが英語文学圏、特に二次創作界隈において本家本元のキャラクターを食ってしまいかねない、<THE 厨二病設定なチートキャラ>を揶揄する隠語として機能しています
そして同時にメアリー・スーとは作者の願望の自己投影である、と常に批判に晒される、言うなれば“痛いキャラ”のことを指すのです
具体的には極端に若く、劇中のどのキャラよりも秀でており、孤軍奮闘の大活躍の後に、その死に皆が涙する…というのがテンプレートです


今作のメアリー・スーは父を愛し、祖国を愛し、慈愛に溢れ、何より信心深く神を愛したことで神=存在Xから愛された者なのです
で、あるがゆえ今作世界中では桁外れの魔力と加護を行使することが出来るのです
観る前は『ガルパン』ぐらいのアクションシーケンスを期待してたのですが、メアリー・スーが戦線に登場してから『ガンダム』か『魔法科高校の劣等生』が始まったのかとすら思いました
その圧倒的パワーで亡き父の仇であるターニャを執拗に追い詰め、彼女が思うところの【正義】の名の下にターニャを討ち取らんとし鬼気迫る表情と戸松遥渾身の芝居で襲いくるシーケンスは背筋凍る圧巻の迫力です


王道で行けば残忍で冷酷なターニャこそがヒールで、父の仇を取ろうとするメアリー・スーがヒーローなのでしょう
だからメアリー・スーは“実質的に主人公”なのです


とwこwろwがw


このメアリー・スーはやっぱり主人公のなりそこないかもしれないのですw
ターニャに固執する身勝手さ、歳相応の思慮の浅はかさ、政治や戦略への無配慮、直情的な独断専攻などが目立って描かれ、ターニャと相対的に全く持って知性を感じない【劇中最大最強最低最悪のバカ】であることは明白


『オーバーロード』や『ゴブリンスレイヤー』といった昨今のラノベ原作アニメを見渡すと、このようなメアリー・スー的なポジションのキャラをあえて登場させ、イキって出て来たは良いがバカをみたあげく散々酷い目にあってから死ぬ、という展開がトレンドなのは間違いないでしょう


たぶんこーゆーのを流行らせてしまったのは『ガンダムSEED DESTINY』が一因だと思います


逆に『サイコパスSS1』では明らかにこのシリーズのメアリー・スーとして登場した霜月美佳を、これが上手く成長する姿を描いたことでヒロイックな作品に軌道修正したのが印象的でした
メアリー・スーはぶっ殺すのがトレンドかもしれないが、あえてコレを一段階上にレベルアップさせてやるのも選択肢というわけです


さて今作のメアリー・スーそのものですが、こうもあからさまにメアリー・スーを名乗る以上、今後はその有り余る力で散々ターニャを追い掛け回した挙句、最後の最後でターニャに勝利を収めるか、一矢報いてから盛大な死を遂げてもらうと大変個人的には望む展開であります(笑)


正直とても面白い映画ではあったものの、当初あまりレビュ執筆には乗り気ではなかったのです
が、三日三晩メアリー・スーのことが頭から離れず、なんとかしてオイラのこのバカ野郎愛を記したい
と、こうしてキーボードの前に座った次第であります


まあクライマックス、数で勝る連邦があの戦線から手を引いた理由がほとんど描かれてなかったのが不満なのですが、それに付けてもメアリー・スーの装備する演算宝珠がまさかのスキー板で“アニメ史上初じゃないか?と思うほど丁寧にスキーのエアトリックで戦う姿が描かれた”のには思わず感無量でした
この時期の楽しみはFISの中継観戦か雪山アクティビティと相場が決まってますから(お
ですからその辺はもはやプラマイゼロといったところですよ
是非このシリーズの続きを、というかメアリー・スーの行く末をオイラはゆっくり眺めたいと願っております


1回目は新宿のEJアニメシアター(旧角川シネマ新宿)で観たのですが、2回目は立川シネマシティのシネマツーcスタジオの「幼女の皮を被った極上(化け物)音響上映」で鑑賞
岩浪音響監督も絶賛の太鼓判を押すほどの仕上がりで、それもそのはず
魔導士が飛ぶ度に強烈に歪んだ低音がサラウンドでうねりを効かせて飛び交いまくるし、貫通術式が放たれる度にそれはそれは凄まじい破裂音を浴びせられます
これまでの爆音上映の類の中でも1,2を争うのではないかという、ちょっと他の映画では体感出来ない音でしたね


3回目観ました
立川シネマシティ、シネマツーaスタジオでの極上爆音上映「限定魔導爆音上映」です
これで確信しましたが間違いなくオイラが今まで観てきた全ての映画の中で最も音圧が強く、尚且つそれがずっと続く映画が今作ですね
ティゲンホーフ戦線での大砲の炸裂音の連続、ターニャとメアリーの空中戦での歪んでうねる低音、そして戦闘機の地響きのようなエンジン音
このようなデカくて歪んだ音がずっと続く映画ってのは今作以外には無いでしょう
少なくてもアニメとしては世界的に見ても唯一無二だと思います
是非とも劇場で、可能であれば岩浪音響監督がオススメする劇場でご覧になって欲しい


4回目の鑑賞はイオンシネマ幕張新都心の8番スクリーン
幼女の皮を被った ULTIRA(化け物)9.1ch
ULTIRAとはイオンシネマの独自規格でIMAX程でないものの、他のスクリーンに比べ非常に大きいシルバースクリーンとDolbyATMOSにも対応した高品質な音響設備を持ったイオンシネマとしては最高峰のスクリーンです
これに近いのがTOHOシネマズの独自規格のTCXですね
まず画面なんですがこれは3D上映に対応する為のシルバースクリーンってことで若干色合いがくすんで見えます
正直これに関しては致し方ない
で、音響面ですがウーファーがスクリーン下で剥き出しになっているせいか、やや低音が強めに感じます
そして9.1ch仕様の恩恵を最も強く感じる(通常は5.1ch)のは背面スピーカーから台詞が聴こえてくるような場面です
具体的には第二〇三航空魔導大隊のモブ兵士達がざわめくようなカットや、モスコー襲撃の際にヴィーシャが公共放送をジャックした時など、後ろから聴こえてくるセリフがハッキリと聴こえました
細かいセリフを聴き取り方には最もオススメ出来るスクリーンですね


5回目の鑑賞はユナイテッドシネマ豊洲の4DX
劇中、空中を漂っているシークエンスが多いので結構な割合で座席モーションがフワフワと揺れていることが多いのと風がずっと靡いてるのも多かったです
冒頭のメインタイトルバックで泡による降雪の表現があったのには笑いましたw
宝珠が発動するたびにストロボによる眩い光が入るのもカッコよかったです
爆炎に呼応するスモークの演出はやたら濃い目でしたね
ユナイテッド豊洲は特にアナウンスしてませんでしたがこれはシネマサンシャイン平和島が言うところの所謂「効果マシマシ上映」に相当すると思いました
ロリヤが唾を飛ばすシークエンスで水飛沫を期待してたのですがソレは無かったです(笑)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 28

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なんでこーなった!

原作未読 1時間45分

TV版の「幼女戦記」の続きです。先にTV版を観ることをオススメします。

次々と最前線の戦場を駆け巡る(駆け巡らされる)異世界から転生させられた少女ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐率いる帝国軍第二〇三航空魔導大隊のお話。

今回は、TV版で因縁が出来たある少女とのお話がメインとなっています。

TV版と同じく調子に乗ったところもあり、夢の後方勤務とはならず大部分が戦場でのお話でバトルシーン満載でした。

バトルシーンは大画面と音響で映画ならではの大迫力です。

ターニャの禍々しい顔芸も健在ですw 観ていると幼女という感じは全然しなくなりますねw

まだまだ続きがありそうです。次回があるのならばTVに戻ってほしいですね。

EDは、ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐役の悠木碧さんが歌う「Los! Los! Los!」とTV版のOPを歌うMYTH & ROIDさんの新曲でした。

最後に、TV版と同じで自業自得な面が多かったですねw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 41
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

妖怪がヨーロッパを徘徊している――共産主義と幼女という妖怪が

PVでも披露された狂気を孕んだ“幼女”の挑発的なダンスに
まんまと映画館へとおびき出された私でしたがw
毒素たっぷりで、とっても楽しい劇場鑑賞でした♪

凄惨な近代戦に、魔法や爆撃機が飛び交う空中戦。
“幼女”ことターニャ・デグレチャフ少佐の
含蓄ある毒舌や顔芸も交えた独演にプレゼン。
あとは{netabare}国歌斉唱とかw{/netabare}
さらには各所に配置された大きくて、脆くて、良く爆発する
オブジェクトの手助けもあって、
各要素の劇場スクリーンでの最大化効果は期待以上でした。

あくまで本シリーズのブラックジョークが楽しめる方限定ですが、
ファンならば是非、映画館で毒酒に酔いしれることをオススメします。


思えば我々の世界における、先の大戦では、
原爆、ホロコーストと多発したジェノサイドの影に隠れがちですが、
独ソ戦もまた語り継がねばならない惨劇でしょう。
ファシズムVS共産主義。人類史上屈指の殺戮数と収容所数を誇る両独裁体制の直接対決。
虐殺、粛清を統計上の数値と割り切って人材を浪費し続ける国家同士による阿鼻叫喚の戦場。

元々、戦争など非合理的な破壊と殺戮と冷ややかに見る“幼女”ターニャ。
デグレチャフ少佐に置かれましては、
本人の出世と保身、何より安全な後方任務を実現するためにも、
歴史的教訓も生かして、この世界の「連邦」との戦いは
できるだけ穏便に済むよう尽力して欲しい所。

ですが、自由を愛する者として、
神こと“存在X”に対する憎悪と復讐に匹敵するくらい、
共産主義へのアレルギーが激しいターニャ。
“コミー”に嫌がさせをしたいと言う反共の欲求は抑えがたく、
後に禍根を残しまくるであろう見せ場を次々に披露w
結果、泥沼化した東部戦線は控え目に言って地獄wどうしてこうなった(笑)

合理的な近代人を気取りながら、感情が判断に影響した故に、ドツボに嵌っていく……。
この“幼女”やっぱりどこか可愛いらしいですw

こうした個人的感情が客観的な戦局判断に優越するケースは他でも頻発。
ターニャ自身もまた、他人の感情にさらされ、運命を掻き乱されることに。
本作ではかねてよりターニャに復讐心を向けて来た件の少女だけでなく、
さらなる厄介者にも粘着される羽目に……。
{netabare}ロリコンの“同志”が戦局を左右する歴史的瞬間を目撃して、私も背筋に悪寒が走りましたw{/netabare}

妖怪・共産主義に対する皮肉もスパイシーで病みつきになりますw
例えば、{netabare}最前線の断末魔にも似た悲報が、上層部には朗報として到達する共産官僚組織の腐敗とか。
敵前逃亡者はその場で粛清とか。畑の農産物出荷みたいに兵士をつぎ込む人海戦術とか。
自国の魔導師は邪魔な学者や知識人みたいに収容所に送っちゃったとか(笑){/netabare}


鑑賞後は狂宴の続きをせがみたくなる。
好きな人にとっては満足度も中毒性も高い劇薬ムービーです♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 36

67.2 7 リーダーで異世界なアニメランキング7位
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (375)
1450人が棚に入れました
飛行機事故に巻き込まれた七人の高校生。彼らが目を覚ますとそこは魔法や獣人の存在する異世界だった。突然の事態に彼らは混乱― ― することもなく( ! ? )電気もない世界で発電所を作ったり、ちょっと出稼ぎに出ただけで大都市の経済を牛耳ったり、あげく悪政に苦しむ恩人たちのために悪徳貴族と戦争したり、やりたい放題! ?そう。彼らは誰一人普通の高校生ではなく、それぞれが政治や経済、科学や医療の頂点に立つ超人高校生だったのだ!これは地球最高の叡智と技術を持つドリームチームによる、オーバーテクノロジーを自重しない異世界革命物語である!

声優・キャラクター
小林裕介、桑原由気、日高里菜、日岡なつみ、金元寿子、金子彩花、石上静香、間島淳司

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

気楽にいこう この世界を壊してしまわないようにね

この作品の原作は未読ですが、3つの理由から視聴の楽しみな作品でした。

理由の1つ目は、著者が「落第騎士の英雄譚」を執筆された海空りく先生だったということ…
「落第騎士の英雄譚」は2015年の秋アニメで放送された作品です。
当時の私の評価は秋アニメBEST10の第3位…
「僕の最弱(さいきょう)を以て貴方の最強を打ち破るっ」って主人公格好良すぎでしたし、ヒロインとの一途な関係も好印象だった作品です。

理由の2つ目は、アニメーション制作がproject No.9で、しかも「りゅうおうのおしごと!」のメインスタッフが再結集して制作された作品だということ。
「りゅうおうのおしごと!」も私の愛する作品の一つで、「お気に入りの棚」序列50位の作品なんです。
期待値だってうなぎ登りですよ。

そして理由の3つ目は、起用されている声優さん…
ちゃんりな、ひーちゃん、石上さん、日岡さん、桑原さんに小林裕介さんという面子を見たら、もう視聴欲求を止められる筈がありません。

期待値MAXで視聴に臨みました。


飛行機事故に巻き込まれた七人の高校生。
彼らが目を覚ますとそこは魔法や獣人の存在する異世界だった。
突然の事態に彼らは混乱--することもなく(!?)
電気もない世界で発電所を作ったり、ちょっと出稼ぎに出ただけで
大都市の経済を牛耳ったり、あげく悪政に苦しむ恩人のために
悪徳貴族と戦争したりやりたい放題!?

そう。彼らは誰一人普通の高校生ではなく、
それぞれが政治や経済、科学や医療の頂点に立つ超人高校生だったのだ!

これは地球最高の叡智と技術を持つドリームチームによる、
オーバーテクノロジーを自重しない異世界革命物語である!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

そう、本作品は露骨なまでのチート高校生7人が異世界で大暴れする物語なんです。
でも流石、海空りく先生の作品だと思ったことが一つあります。
極めて重要なことだと思うのですが、チートに嫌味が感じられないんです。

それは「落第騎士の英雄譚」でも同様のことを感じました。
最弱な主人公と言いながら、満身創痍になっても歩みを止めず唯一絶対条件だった勝利を掴み取る…
ホント格好良かったと今でも思っています。

その時と同じような雰囲気を今回の7人に感じました。
だから、今回の7人も掛け値なしで格好良いです。
確かに、設定に救われている面も多分にあると思います。

日々の暮らしに苦しんでいる人たちを放っておけず悪徳政治家や独裁国家と対峙し、しかも人民による人民のための理想的な国家建国を目指すのですから大したもんです。
そこに不思議な力を持つ容姿端麗なリルルや、騎士ジャンヌといったキャラが加わり、物語としての厚みも増していくんです。

だから、ただ7人のチートを眺めていれば良い…と言う作品ではなく、登場人物の言動や仕草に手に汗握りながら前のめりで視聴できる面白さを持つ作品だと思います。

そして本作品で難しいのはどのヒロインを推して視聴するか…だと思います。
普通ならちゃんりな演じる大星林檎や、ひーちゃん演じる神崎桂音で決まりだと思います。
やっぱり演じる声優さんによって、キャラへの熱に入れ具合も変わりますので…
でも、今回の問題はそんな生易しレベルではありません。
正直、本作品では推しの一人を決められない、というより絞り込めませんでした。

私にとってたくさんの推しが出てきたこの作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、DIALOGUE+さんの「はじめてのかくめい!」
エンディングテーマは、鬼頭明里さんの「dear my distance」
どちらも通勤中にヘビロテで聴く一曲になっています。

1クール全12話の物語でした。
唯一やられた…と思ったのはラストのシーンです。
物語もこれから新たな展開を…というところで終わりますし、司にあんな意味深な態度をとられたら、まさか…と思うじゃないですか!
思い切りあちこち探しちゃいましたよ…
これは私以外にも勘違いした人いるんじゃないのかな…
でも、いつかそういう日が来るのを期待しています!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 21

69.9 8 リーダーで異世界なアニメランキング8位
ログ・ホライズン 円卓崩壊(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (199)
1019人が棚に入れました
ある日突然、人気オンラインゲーム『エルダー・テイル』の世界に、数万人のプレーヤー『冒険者』が閉じ込められた!モンスターや魔法がリアルに存在する異世界で人々は混乱し、冒険者の街『アキバ』は秩序を失っていた―人づきあいの苦手な青年・シロエもそんな冒険者のひとりだったが、意を決したシロエは盟友の直継、アカツキ、にゃん太らとギルド『ログ・ホライズン』を結成。さらに、持ち前の知略を武器に冒険者の結束を呼びかけ、自治組織『円卓会議』を立ち上げ、街に平和と安定を取り戻す。この『円卓会議』を中心に、ゲーム世界のもともとの住人である『大地人』との交流も進み、筆頭貴族コーウェン家の令嬢・レイネシアがアキバに赴任するなど、冒険者と貴族や商人、一般市民などとの外交や取引も活発化していく。しかし、冒険者たちが異世界に飛ばされた『大災害』から1年が過ぎ、つかの間の繁栄を享受していたアキバの街には、新種のモンスター『典災』の襲来や東西の貴族どうしの権力闘争、冒険者間の格差・思惑の違いなど、多くの火種がくすぶり続けていた。そして、ついに冒険者の結束の象徴『円卓会議』に決定的な危機が訪れる…

声優・キャラクター
寺島拓篤、前野智昭、加藤英美里、中田譲治、山下大輝、田村奈央、松井恵理子、柿原徹也、藤井ゆきよ、原由実、高垣彩陽、久野美咲、伊瀬茉莉也、葉山いくみ、井上麻里奈、櫻井孝宏、名塚佳織、村川梨衣、下野紘、後藤ヒロキ、岡本信彦、日野聡、西田雅一、中村悠一
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

待ちわびてました

<2021/4/10 追記>
先日完走しました。
楽しかったんですが、1クールだとちょっと短く感じますね。
その分消化不良だったような。
原作のストックもそこまではないだろうし仕方ないのかな。
OPED曲はちょっと残念。
特にOPは「database」が大好きだったので。

それとけしかけられたとはいえ意外とあっさりと{netabare}ミノリがシロエに告白{/netabare}、そして意外にあっさりと{netabare}シロエがお断り{/netabare}するという。
おそらくシロエもちゃんと気がついてたんですね。
アニメ・漫画・ラノベ界隈では朴念仁を貫き通す{netabare}ラブコメ{/netabare}が跋扈しておりますが、本作はそこら辺、物語としてしっかりしてて好感持てます。

いよいよ次は{netabare}ミナミ{/netabare}へ、ですか。
次回作が待ち遠しいです。

<2021/1/24 追記>
1/31(日)0:55〜Eテレで1〜3話の再放送するそうです。
見たかったのに見逃してしまったという方は是非。

<2021/1/13 初投稿>
始まったばかりですがとりあえず評点つけておきます。

一時は続編絶望的なんじゃないかと思っていたぢけに喜びもひとしお。

ついに3期が始まりました。
レイネシア姫の婚姻話から始まり
オネスティの不穏な動き
そして、物語の確信に迫るピースのカケラの情報が・・・

良い感じで始まって参りました。

OPは1期、2期のマンウィズ「database」からついに変わってしまいましたね。
そこはやはり寂しい。

ところでそのOP最後の方。
ログ・ホライズンのメンバーが並ぶ後ろ姿。
一番右の二人は誰なんだろ?

<2021/1/20 追記>
第2話視ました。
うわ、なにこれ。
面白い。
楽しいアキバの街ライフが、気がついたら状況変わってるとか。
やっぱ、これ好きです。

あと、リ=ガンの声。
誰が継ぐんだろうと気になってましたが、藤原啓治さんとかなり違うんでびっくりしました。
も少し寄せてくるかなと思ってたんですが。
そして、藤原さんがもういないんだな、と思うと哀しくなりました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 27

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

要復習!!

2021/04/26 投稿

楽しみにしていたログ・ホライズンの3期です(^0^)/

しかし,見始めると衝撃の事実が・・・
けっこう,忘れているのです・・・
ストーリーのアウトラインは覚えているのですが・・・
この人誰だっけ?ってのがかなりありました。

ちなみに自分が2期までを見終えたのは,いつのことかとアニコレのレビューを確認してみると,投稿が2020年2月1日,ミャンマーのクーデターのちょうど1年前。今から1年3ヶ月ほど前で割と最近です。
なのに結構覚えていない・・・

理由を推測すると,一つは視聴スタイルでしょう。動画配信で短期集中で見たため,登場人物名などが短期メモリーで処理されたのでは無いかと思われます。
それと,もう一つ,2期までで全50話とボリュームが多く登場人物もかなり多い事,またそれぞれのキャラクターについて冒険者か大地人か,所属ギルドや冒険者としての職業など何かと情報が多いこと。
そんなわけで出だしちょっと「この人誰だっけ?」と言う方に気を取られてしまいました。
でも途中から,ストーリーに引き込まれて気にならなくなりました。

終盤は若い世代の冒険者にスポットが当てられ良かったと思います。
一方,メインのストーリーはほとんど進んだ感が無くまだまだ続きそうです。できたら,あまり間を開けずに続けて欲しいと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13

がおー敦煌 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

見終わって。

OPが変わって、EDが路線変更・・・なんてことだ・・・・
話が暗いのが続くと言ってもこれはあんまりだ・・・

・・・・
デラッベッ デラッベッ 
ジャスリビンザ デラッベッ 
(「゚Д゚)「 オッオー


見終わっての感想。
ついに原作を追い抜いてしまった名作。
前後半で話が違うので違う話をじっくり二つ楽しめる。

ログホライズン1.2期と遜色がない出来だったので言う事ありません。

あ OP変えたのは絶対に許さない。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

65.5 9 リーダーで異世界なアニメランキング9位
100万の命の上に俺は立っている 第2シーズン(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (179)
628人が棚に入れました
合理的で単独行動が好きな中学3年生四谷友助は、
ある日ゲームじみた異世界に転送された―。

すでに転送されていたクラスメイトの新堂衣宇、箱崎紅末とともに
3人目のプレイヤーとなった彼は、命を懸けたクエストに挑むことに。

感情論を排してすべての要素をフラットに、
時には仲間の命すら駒として扱う冷酷な四谷。

襲い来る魔物、厄介な事件、そして暗躍する強敵からパーティの全滅を防ぎ、
このゲームをクリアすることができるのか?

声優・キャラクター
上村祐翔、久保田梨沙、和氣あず未、小市眞琴、斎藤千和
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

やはり面白かった

<2021/7/31 初投稿>
原作漫画は未読。
見始めなので評点はデフォルトの3.0です。

一期は結構好きだったんですが実質評価保留みたいなレビューになりました。
お話自体は実は渋いんじゃないかと感じていて、これからの展開次第で面白くもつまらなくもなりそう、と感じたので

というわけで16話見ました。
やはり段々と面白くなってる。
勇者たちのレベルアップの仕組みはまるでゲームのそれですが、{netabare}異世界は仮想ではなく、現実に存在し、そこに住んでいる人も実際に生きている{/netabare}ということがわかった前作

それを踏まえて勇者たちは訳のわからない、やたら困難なクエストに取り組んでいきます。

最新16話では{netabare}オークとの切羽詰まった生々しい殺し合い{/netabare}の最中{netabare}島の突然の噴火と津波に見舞われ大混乱{/netabare}となります。
そんな状況でも相変わらず目的達成に向け、最も効率的・確実性の高い行動を取ろうとする主人公

そしてさらに{netabare}噴火口からは謎のラドンみたいな鳥?{/netabare}が・・・

という畳み掛けの上に更に畳み掛ける展開

やはり面白いのか?

<2021/8/7 追記>
第17話まで見ました

面白いですよ、この作品
ようやく胸を張って言えるようになったかも
一期で多くのアニメファンを怒らせてしまい、見る人が減ってしまったので隠れた作品になりつつありますが

私は好きです。

相当に捻くれた内容なので、
私のような捻くれ者とは相性が良いのかも 笑

とりあえず中間評価点付けてみました。

今期、「死神坊ちゃん」「桃太郎」と本作は毎週楽しみになってます。

<2021/9/24 追記>
最終話まで見終わりました。

面白かった。
物語もキャラクターも上手くできてる。

1期はトリッキーなことやってて「ふざけてんのか」とお怒りのアニメファンも多数。
ただ今考えると1期の内容はプロローグ。
だから限られた予算内でいろいろ工夫してというのもしゃーない、と思います。

2期は物語が展開し、主人公たちの立ち位置や課せられた本当の目的{netabare}「ドラゴン復活の阻止」{/netabare}が見えてきて、ゆっくりと、確実に盛り上がってきました。
最終話では「100万の命」の意味にも触れてます。
チャラい意味じゃなかった 笑

最終話のゲームマスターの今後の展開を暗示するような台詞。
大塚芳忠さんだったので、より重さが響いてきました。

惜しむらくはアニメーションの動きに全く迫力がないこと。
派手な演出は邪魔になるというタイプの作品ではあるけど、それにしても重要なシーンだけでも良いからもうちょっと丁寧に描いて欲しかった。

この作品、これから先の展開が気になります。
3期がほしいなぁ。
難しいのかな。
原作追いかけようかな。、

投稿 : 2024/11/23
♥ : 31

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1期目より面白い(1期目がつまらないとは言ってない)

相変わらずの原作未読です。勇者として転送された「ゲーム」の世界と現実との関係が1期目最終回で明かされたのを受けての2期目となります。原作はまだ継続しているみたいですね。

1期目を観ていないと2期目の話は良くわからないと思いますので、未見の方はここでさようなら…。



さて2期目の本作ですが、1期目同様に作中の1クールでクエストは2周(ジフォン島編/ザグロス村編)し、それぞれのクエスト冒頭から新しいプレイヤー(転送先の世界では「勇者様」と呼ばれる)が加わります。

向こうの世界の住人で1期目ではヒロインムーブをかましていたカハベルさんは、この2期目ではほとんど出番がありません。出番がない理由は、けっこう切ないです…。

1期目で主人公の四谷友助(よつや ゆうすけ)が参加しての3周目のクエストからメインの作戦立案者は友助、4周目ではたまに時舘さんが友助の相談に乗るといった感じでしたが、2期目の6周目のクエストでグレンダさんが加わって、友助とは違った視点での有能な作戦担当として活躍していました。

人としての倫理観に必ずしも囚われずにクエストの本質を見抜きクリアに邁進する友助と他のメンバーとの感情的なすれ違い、普段はヘタレ気味でもここぞという時になぜか火事場の馬鹿力的な活躍を見せる時舘さん、直情的な行動でパーティーを簡単に危機に陥れる啓太、友助とは違ったアプローチでパーティーの危機を救うグレンダさん、といったあたりでかなり楽しめました。

けっこう面白かったです。

余談: 勇者の死亡からの復活システムはどうやって実現されているのかさっぱりわかりませんが、これを深く気にしだすと本作は楽しめなくなってしまうかも?

投稿 : 2024/11/23
♥ : 22

62.8 10 リーダーで異世界なアニメランキング10位
チェインクロニクル ヘクセイタスの閃(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (136)
585人が棚に入れました
世界のすべてを記述した本“チェインクロニクル”を巡る物語。

最果ての大陸“ユグド”。
住人達は自分たちの住むその大陸が、世界の広さのすべてだと思っていた。 大陸はいくつかの領地に分かれ、それぞれの地に王が存在していた。 各勢力によって、小規模戦闘が起きる事はあっても 諸王たちの円卓会議により選ばれた“盟王”によって、バランスが保たれていた。暗黒の魔物“黒の軍勢”が現れるまでは—。

「全ては闇に覆われる…」黒の軍勢に挑んだユーリ率いる義勇軍だったが、力及ばず敗退。
さらにはチェインクロニクルの半分を黒の王に奪われてしまう。
黒の王によって占領されてしまった王都。その王都から撤退する最中、ユーリたちはたった一人で黒の軍勢と戦う少年と遭遇する。

この世の全てが記述された本“チェインクロニクル”をめぐる、
黒の軍勢と義勇軍たちの世界の命運を懸けた戦い、そして“キズナ”の物語が、始まる-。

声優・キャラクター
石田彰、佐倉綾音、内田真礼、豊永利行、内田彩、今井麻美、小岩井ことり、緑川光、佐藤美由希、日野聡、伊藤美来、柳田淳一、村川梨衣、大坪由佳

ひとりよねり さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ざっくりとすると、美しい戦記アニメ

どうも、にわかアニオタです。
人気アプリのアニメ化ということで、楽しみにしていた作品です。
作画主義の僕としては、なんかOVAよりも好きな感じでした。主人公もイケメンっぽくなってて、もちろん女性キャラもさらに美しくなっているのが良かったです。
ストーリーは、主人公が一度悪に堕ちてしまう所以外は、割と良かったです。声優さんは微妙ですが、違和感はないので、★を多くつけさせていただきました。音楽と作画は完璧、バッチグーです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 0

おむすび(鮭) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

頑張ったで賞を差し上げたい

ゲーム未プレイの作品知識なし
観賞は某動画サイトの一挙見でしたが5時間強を飽きることなく楽しめました
各キャラの掘り下げは無いので豪華なモブが目白押しって感じです
毎話終了ごとのSDキャラの小劇場がなにげに視聴の力になりました

ゲーム原作アニメに当たりなし
ソシャゲアニメ原作はファンディスク
と言った昨今ですが全体を通してW主人公を軸によくまとまっていたと思います
おそらく各キャラの掘り下げを行っていたら崩壊していたと思うので、
きっぱり割り切って作れたのが良かったのではないでしょうか

ゲーム販促アニメ以上の出来で見終わった後もレビューを書いておこうと思うくらいには満足でした

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

64.1 11 リーダーで異世界なアニメランキング11位
七つの魔剣が支配する(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (143)
494人が棚に入れました
舞台は名門・キンバリー魔法学校。 ここでは卒業までに2割の生徒が、魔道の探究により再起不能や行方知れず、または発狂した末に死に至る。 いわゆる、“魔に呑まれる” という——。 その入学式、覚悟と共に学園の門をくぐる1人の少年・オリバー=ホーン。穏やかで理性的だが、その胸の奥底に秘めたる意志を感じさせる。そんな彼を中心に、様々な出身、背景を持つ少年・少女たちがこの学校に集い、魔法使いとなるべく切磋琢磨していくが、魔境と呼ばれるキンバリーの脅威が彼らに牙をむく。 仲間と出会い、様々な困難に立ち向かうオリバーを待ち受ける運命とは——
ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

パッケージとして高いレベルにあると思う。

全く知らないタイトルでしたが、非常に高いレベルでまとまっている作品との評価です。
ライトノベル発で、数年前に「このライトノベルがすごい!」などで話題になったそうですね。
恥ずかしながらと言いましょうか、年齢相応と言いましょうかライトノベルを手に取ったり、読みふける事はとんと無くなって久しいのです。

ですので、あにこれの放送時期別ランキングを参考に視聴を決めた作品になります。
あと、「七つの魔剣」!!そそりますねェ。


率直に言うと、どこかで見たり聞いたりしたような設定、舞台装置はゴロゴロ出てきます。
これを突っ込みたくなるって言うのは人情だとは思いますが、この作品は、まぁまぁうまく取り込んでいた方ではないかと思います。

今の世の中で「あきらかなパクリ」レベルであれば叩かれても当然だと思いますが、いろいろとネタ的にも成熟していますし、ある程度は許容せざるを得ないと思いますって言うのが私の感想なのですが、ここら辺のさじ加減は、ちょっと難しいですかね。


個人的には、この手のジャンルが苦手な方は仕方が無いとは思うのですが、そうでなければ、観てみて欲しい作品だと思っています。
何と言うか、全体的に高いレベルでまとまっているとの評価です。
物語も、このクールでは全くと言って見えていないと言っても過言ではないでしょう。
視聴後の感想としては「大作感」というか「大きい物語感」はすごく感じます。

・世界で一番有名な魔法使いの映画が好きな方
  ⇒いけますw観てみて下さい。

・何が飛び出すかわからないでっかい穴が好きな人
  ⇒いけますwかすっている部分あります。

・いろいろな種族やジェンダーを越えた感じが好きな方
  ⇒いけますw一応、いろいろ考えている風に見えます。

・仲間が増えていく感じが好きな方
  ⇒いけますw現在、いろいろと人間関係作っているレベルです。カタルシス散らばってます。

・魔法学校での学生生活に興味がある方
  ⇒いけますwいまんとこそこが舞台です。学年を越えての交流、対立などいろいろあります。

・いかれた系のキャラが好きな方
  ⇒いますいます、学生で先輩なのにヤバいヤツ。何なら講師陣もイッてます。

・サムライマインドが好きな方
  ⇒いけ・・・るかなぁ・・・、ちょっとクセがあるけど慣れれば大丈夫。

・家柄とか、格とかにあがなう構図が好きな方
  ⇒ちりばめられてます。今後もあるかもしれません。

・○○劇、サスペンス要素、カタルシスを感じたい方
  ⇒ちりばめられてます。〇〇劇は一つ終わったところです。これからまだまだありそうです。

まだまだ、明らかになっていないことが多く、見えてこない点も多く、解らないことがたくさんありますし、知りたい事もたくさんあります。
・・・そういう意味では、少しだけ、説明が足りない感はあるかなぁ。
ですが、そこらへんの未消化な部分も含めて、今後の期待感を高めている作品ではないかと思っています。



一つ、主人公:オリバー=ホーンの{netabare} 復讐劇がメインストリーム {/netabare}だという事はあるエピソードではっきりしています。
しかしながら、その中で非常に多くの長短入り混じった、いろいろなキャラエピソードが展開されています。
そして、作品タイトルにある「七つの魔剣」についても、いくつかの情報が描き出されただけで、大きな進捗はありません。


作画についても、だいぶ力が入っていると言うか、カロリーを使った作品だとの印象です。
特段の破綻もないですし、カットもぐりんぐりん回りますし、雑さや手抜き感も感じませんでした。


声優さんも、いつもの私の評価ですw。
特に問題があるとは感じませんでしたし、視聴の障害になるような部分は見受けられませんでした。


音楽も力が入っていたとの印象です。
OPはそれ単体で聞いたら、どうかなぁ、どこにマッチするのかなぁって感じですが、作品のOPとしてはマッチしていると思います。
いい雰囲気作り出していたのではないかな、との所感です。
EDも同様です。
OPよりも個人としては、こちらの方が好きだったかもしれません。


さてと、だいぶ褒めてきたとは思いますが、今のところ、ここが弱点かも・・・、と思ったのがキャラでした。
念のため、最初に言っておきますと、これが問題や障害となって視聴感が悪くなったという事はありません。
充分、物語を堪能した上で、あえて言うとココかなぁと思ったと言うところです。

非常に多くのキャラが登場してくるのですが、ガッツリ立ったキャラがあまりいない・・・という感想です。
もちろん、学校生活が主という事で、登場人物はたくさんいますし、個性も描かれてはいるのですが、これがかなり抑制的で、昨今流行りのケモ耳入れとくかとか、ロリキャラ入れとくかとか、露出の多いキャラ入れとくか的なノリではない感じなのです。
私は、これが逆にこの作品の良い所と思って入るのですが、それでも、華が無いと言えばそうかもなぁとの思いがよぎりました。

まぁ、前述した箇条書き部分にある「サムライ」さんはキャラが立つっていうよりも、悪めだちに映って苦手な方もいるかもしれないなぁ、との印象を持っています。
という事で、まずは「キャラが少し弱い」。

そして、これらから引き続いて「登場キャラが多い」。
ストーリーを追ってみているうちは大丈夫だけれども、ちょっと間があくと混乱しますw(オジサン特有の脳みそ由来の可能性もあります)



実際、一番印象に残ったのは悪役と言うか、
ヤな奴で登場してきたのに、いい先輩やってんじゃんと思った「ヴェラ=ミリガン」でした。
ただ、この作品の持つ空気から考えると、この後どうなるかわかりませんけどね。



ま、ここら辺も、今後観ていけばどんどん変わるかもしれませんし、キャラが立ってくるかもしれません。
また、新しいキャラが登場してくることもあるでしょう。



それより、何よりも、この物語を最後まで見せてくれるスタミナがあるのかどうかが心配です。
このクオリティで今後がも作り続けるメドが立っているのでしょうか。
「私、気になります!!」

というか、見たいのでよろしくお願いをいたします!!。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

その剣が導くは、復讐か、相愛か――。

この作品の原作は未読ですが視聴を楽しみにしていた作品です。
どうやら、魔剣や聖剣といった類の単語に私は弱いようです…^^;

ですが、完走してwikiをチラ見してビックリ…
この作品の作者は、「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」を手掛けた方だったんです。

アニメしか見ていませんが普通に面白い作品でしたし、何より種ちゃんが休業する直前に演じていた作品ですので…

そっか…そう言われてみると作風というか雰囲気は似ているかもしれません。


「このライトノベルがすごい!2020」(宝島社刊)文庫部門・総合&新作ダブル1位を獲得した
電撃文庫が誇る大ヒットシリーズ「七つの魔剣が支配する」(KADOKAWA刊)のTVアニメが
ついに2023年7月、放送開始!

舞台は名門キンバリー魔法学校。
ここでは卒業までに2割の生徒が、再起不能や行方知れず、または発狂した末に死に至る。
いわゆる、“魔に呑まれる” という——。

春、キンバリーにオリバー=ホーンが入学する。穏やかで理性的だが、そこはかとなく影が 見え隠れする。
そんな彼を中心に、様々な出世や背景を持つ少年・少女たちが集い、魔法使いとなるべく切磋琢磨していく。
希望に胸を躍らせ、学園の門をくぐる魔法使いの卵たち。
しかし、魔境と呼ばれるキンバリーの脅威が彼らに牙をむく。

仲間と出会い、魔境に立ち向かう彼を待ち受ける運命とは――。
そして、“七つの魔剣”を巡る物語が、今、始まる。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

卒業するまでに2割の生徒が変調をきたすという、とんでもない学校が舞台です。
学校の地下にダンジョンの様な空間が広がっているのですが、とにかく広大で魔物が出現したり、先輩方が妙な実験をやっていたりと、兎に角常軌を逸した学校なんです。
この学校にオリバー、ナナオ、カティ、シェラ、ガイ、ピートが入学して…物語が動いていきます。

完走して振り返って思うこと…
物語自体は面白いと思います。
ですが、登場人物が多く主要登場人物以外には、登場機会の多かったキャラくらいしか覚えられませんでした。
何より、キャラの設定に関しては分からないことだらけ…
私の理解が及ばなかっただけなのかなぁ…

例えば、主人公のオリバーですが、真の目的の一端を見ることはできたものの、強さの秘訣は何だったんでしょう。
それに七つの魔剣との関係も今一つ分かりませんでしたし…

ですが、ナナオが強いということと、ナナオがオリバーに対して好意を持っているのは理解できました。
まぁ、オリバーは優しいですからね^^
きっとナナオの他にも好意を寄せている人はきっといると思いますけどね。

さて、学校の全容や魔剣については、今後少しずつ明らかになっていくことでしょう。
1クール全15話の物語と中途半端な尺になったのは原作3巻までの1年生編が描かれたためだとか…
原作のストックは既刊13巻まで発行されているので、続編のストックとしては十分だと思うのですが、どうなんでしょうね。
今後の動向が楽しみです。

オープニングテーマは、夢見クジラ feat. みみずく&ふくろうさんによる「剣花」
エンディングテーマは、夢見クジラ feat. つむぎしゃち(from キミのね)さんによる「アイム」
夢見クジラさんとはお初にお目にかかる…と思ったら、「リアデイルの大地にて」のサントラや、倉木麻衣さん、Wakanaさんに楽曲を提供されるなど幅広く活動されている音楽家さんのようですが、楽曲が半端無く素晴らしい…!
オープニング、エンディングとも、むっちゃヘビロテして聴いていましたよ。
作品の世界観ともマッチしていましたし…

1クール全15話の物語でした。
続編制作して欲しいけど、どうなんでしょうね。
ここで終わったらとても寂しいと思っているのは、私だけじゃないと思います。
続編、期待していますね♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10
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