ラノベ原作で着物なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのラノベ原作で着物な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月08日の時点で一番のラノベ原作で着物なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.9 1 ラノベ原作で着物なアニメランキング1位
わたしの幸せな結婚(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (281)
892人が棚に入れました
この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運か―― 名家に生まれた美世は、実母が早くに儚くなり、継母と義母妹に虐げられて育った。 嫁入りを命じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞(きよか)。 数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。 斬り捨てられることを覚悟して久堂家の門を叩いた美世の前に現れたのは、色素の薄い美貌の男。 初対面で辛く当たられた美世だけれど、実家に帰ることもできず日々料理を作るうちに、少しずつ清霞と心を通わせていく――。 これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

【最終】「なろうが『純愛成分』多めで創ったら、こんなんになりました」

【レビューNo.86】((最終レビュー)初回登録:2023/9/26)
小説原作(なろう発の模様)で2023年作品。全12話。
元々新規アニメの中では一番期待していたので、どのタイミングでレビュー書
くかってところでしたが、終わってからだとテンション下がっているかもなの
で、先にポイントを整理しておこうかと。

(ストーリー)
この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運か―― 名家(斎森家)に生まれた美
世は、実母が早くに儚くなり、継母と義母妹に虐げられて育った。 嫁入りを命
じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞(きよか)。 数多
の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。 斬り
捨てられることを覚悟して久堂家の門を叩いた美世の前に現れたのは、色素の
薄い美貌の男。 初対面で辛く当たられた美世だけれど、実家に帰ることもでき
ず日々料理を作るうちに、少しずつ清霞と心を通わせていく――。 これは、少
女があいされて幸せになるまでの物語。
(作品情報より)

(評 価)
・1-2話:ここまでは順調(期待以上)
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・今後の見所
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・3-4話:う~ん、なんか思ってたのと違う
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・5話:(視聴前)「幸次さんかわいそう」→(5話視聴後)「こいつ単なる無能やん!」
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・6話:「なろう」と頭を切り替えた方が楽しめそうだな
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・7話:面倒になってきたので、思い付くまま雑記
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・8話:清霞様、森の中で豪快に炎をぶっ放すwww
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・9-10話:清霞様まさかのNTR展開?!
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・11話:「黒」新さん、謎の茶番で「白」新さんに変身www
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・12話:面倒なので割愛
 なんかもういいやって・・・それより総評頑張ろうかなっと。

(最 終)  
・「ラブストーリー」としては残念な出来
 ストーリーは悪くないです・・・が、元々
 >シンデレラストーリーということで、コケようがない反面他の作品とどう
  差別化していくのかに注目ですね。
 その分、人物描写や地道な積み重ね等作り込みの部分でどれだけ物語に厚み
 を出せるかってところだったのですが、こちらは期待外れだったかなあっと。
 ・人物描写が雑
  → 登場人物が基本物語の進めるための駒扱いになっている。
 ・積み重ね等作り込みも浅い
  → 面白いラブストーリーが10段位の練り上げた階段を作っているとすれ
    ば、本作は3段位でポンポンポンとやっちゃってる感じ。
 例えば人物描写でいうと、あるシーンを描く時
 ・キャラをきちんと育ててる作品なら、「このキャラはどういう人間か」い
  う観点を重視し、キャラの魅力を引き出すことや整合性等といった細やか
  な配慮がなされ
  → そこに積み重ねがあり、キャラへの愛着も生まれる。
 ・本作では(その場の)「このシーンはどの見せ方が一番ウケるか」を優先。
  → それに合わせてキャラを動かしちゃってる「原作者都合」が顕著。
 って感じなので、結局あまり人物が描かれていないんですよね。
 なので、
 ・「見映え重視」なので、たしかにキャッチーさはある。
 ・しかも本作は作画のレベルが高く、上田麗奈さんらの演技も素晴らしい。
 だから「点」で観るといいシーンだなって感じる訳ですが、連続性で物語を
 観ている私にはあまり積み上がったものがなく、むしろ整合性などの面から
 違和感すら覚えてしまうという感じで、あまり面白さが感じられなかったと
 いうのが率直な感想。
 ラブストーリーにおいて人物描写や地道な積み重ねが弱いというのは、かな
 り致命的かなというのが個人的見解ですね。
 (厳しい言い方をすると、汗をかくべき部分をサボって、楽で即効性のある
  「見映えのよさ」に依存しちゃってるという印象)

・「異能モノ」としては意外とよかった
 いうても一番の魅力は作画のレベルの高さですね。
 大半の異能モノが低予算アニメで作られている現状からみると、(飛び抜け
 たアイデアがあるわけでもない)普通の異能バトルですらここまで変わるん
 かと。
 しかもこれは物語のメインでない訳で、そのシーンにこのレベルの出来映え
 とかどんだけ贅沢なんだよっとwww

最初はテンプレ展開ながらもいろいろと丁寧な作りで作画もよく期待大でした
が、3話辺りから違和感が強くなり、5話位からは「ラブストーリー」としては
もう見切りをつけた感じですね。
(この原作者、キャラ造形とか全然練り込みしてねえーなっとw)
そこからは「なろうネタアニメ」という風に頭を切り替えたって感じですね。
最終的には
「なろうが『純愛成分』多めで創ったら、こんなんになりました」
という感じの作品だったかなと。
2期決定とのことですが、そこまで続きが気になるって感じじゃないですね。
(とりあえず惰性で観てそうですがw)

あとOP「貴方の側に。/りりあ。」もあまり好みじゃなかったかな。
歌詞があまりにもそのまんますぎて・・・もうちょっと工夫しようよと。
昔、好きな曲のPVがあまりにも歌詞のまんまの映像すぎて、興ざめしたのを
思い出したw

投稿 : 2025/04/05
♥ : 24
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

7話 断念します。リターンオブ香耶があるなら見ます。

7話で断念です。結局なろう系のストーリーから脱していなかったと思います。ギルドとかスキルウインドウ、レベルアップや魔物退治が無い分期待値はありました。その点は評価します。

 ですが、婚約破棄追放で王子が惚れて無双して報復するという展開でしかなかったと思います。九条デレが早すぎでラブストーリーを期待していたのに、甘々生活ものになってしまいました。

 キャラとしては香耶が濃すぎて全部持っていかれてしまった感がありました。他のキャラは内面が弱く言動に乗れませんでした。香耶の活躍があるなら見てもいいかなと思っていたらどうも一度退場みたいですね。

 ということで、ここで中止…というよりは断念の判断です。一応サブスクのチェックはして香耶が再登場するなら、見るかもしれません。

 あと作画、美しいかとおもっていましたが、明るい場面だとCG感が強い?それとも1話より落ちたのかな?美世の目がデカすぎることに気が付くと、それが気になってしかたなくなって少し気持ち悪くなってしまいました。それも断念の要因です。背景美術は良かったと思います。

 ストーリー、キャラともに2.5点ですが、香耶ポイントでキャラに+1点。作画は4。声優は美世の演技がちょっと息が詰まる感じで聞き苦しかったです、2.5。音楽は普通で3.




 2話までみました。メガネ忘れる子は諦めたので、こっちに移ろうかと思いましたが…

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3話 2話まで見て冗談で異世界ものと書きましたが…ガッツリのハイファンタジーで草。女の幸せを考察する作品ではなさそうです。

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4話 婚約破棄追放されましたメンヘラお嬢様が、有力貴族に嫁いで立場が逆転しました!

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5話 バカを配置しないと物語が作れないのがなろう系の最大の弱点かなあ

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6話 一応恋愛もの…なんですよね?話も内面も薄くてキャラに全くのれません。

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投稿 : 2025/04/05
♥ : 12
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

尽くす女と守る男に一周回って新鮮味を感じる和風ファンタジー

原作小説はWeb版、ラノベ版共に未読。

【物語 4.0点】
ヒトは同類の他者に尽くすことで幸せを感じる生き物なのだという。

女は愛する旦那様のために世話を焼くことに喜びを覚え、
男は愛する女のために身命を賭して戦う。

昨今あまり語られなくなった価値観を、
主人公・斎森美世と久堂清霞の婚約者コンビのピュアな有り様から表現される。
ここから私はまず、伝統的な結婚という制度はヒトの幸せを一定程度保証していたものだったのかなとの感想を得ました。

大体「わたしの幸せな結婚」というこのタイトル。
一昔前だったらこんな平凡な作品名で世に何かを出そうなど思いも寄らなかったでしょう。
世の中それだけ価値観の多様化が進んだということでしょうし、
この作品名から一周回ってインパクトを受けた私自身に驚かされます。

結婚が幸せの絶対条件としていない点も、この作品名を含蓄のあるものにしています。
本作は純真な主人公男女の対比として、婚姻や女を血筋と権力獲得のための政略の具とする良家の醜悪さも描く。
架空の近代日本風ファンタジーである本作は、血の宿命を代々継承される“異能”という設定で固着させることで、
自由意志だけでは振り払えない、一筋縄では行かない波乱を演出しています。


あとは、自分のお気持ちで他者の表現を規制できると思っている阿呆が目に余る今日この頃。
作り手が外野の雑音に惑わされずに書きたいことを書くには、
もはや異世界やファンタジー位しかないなのではとも感じました。

例えば本作を現実の歴史ドラマなんかにしようものなら、
左から古い結婚観の押し付けだと、押し付けがましい蹴りが入ったり、
右からネタバレレビューを読む を醜悪な悪の権化に仕立てるとは何事かと怒鳴り込まれたりしかねません。

脱線しますが、近頃はNHK大河ドラマにすらも多様性やポリコレ配慮と思しきトレンドがありまして。
2年連続で、史実の裏に典型的な男女の夫婦関係とは異なるLGBTが絡んだ事実があったのでは?とのエピソードがねじ込まれていたりします。
昨年の『鎌倉殿の13人』のLGBT回は史料の裏を読んだ脚本が見事でしたが、
今年の『どうする家康』のLGBT回は正直、蛇足だった感が否めず。


愚痴はさておき、本作のファンタジー要素や異能設定に唐突感を覚える方もいるとは思いますが、
私は大河ファンタジーは得意分野なので違和感なく完走することができました。
原作者の小学校時代の愛読書『十二国記』、『彩雲国物語』、『アルスラーン戦記』。
この辺りが好みなら、1クールでは到底終わりが見えない。
制作決定した2期へ続くというスケール感も含めて楽しめるでしょう。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・キネマシトラス

惹き込まれる映像美。

決して作画枚数がMAXという感じではありませんが、
時折見せる心情ともリンクした天候、情景描写は流石は『メイドインアビス』のキネマシトラス。
セピア調のフィルターや、主線をかすれ線にする処理など、
随所にセンスを感じる画面作りで演出してきます。

魅入ってしまうのは色彩の美しさ。
単に色鮮やかにするだけでなく、
美世を幸せにする久堂家は全体的に明るい色調。
美世を苛める斎森家は暗い色調w
と明暗を使い分けた心情表現も上々。

私が毎回楽しみだったのはHALKA氏による着物デザイン。
男が愛する女性を遠慮なく着飾る楽しみ。
これもまた語られなくなりつつある価値観ですが、
このデザインの美しさで、純心から言われたらぐうの音も出ません。


【キャラ 4.0点】
“異能を持たない”ヒロイン斎森美世と凄腕雷異能者の旦那様・久堂清霞は高濃度のピュアカップル。
美世を苛める斎森家の面々や、女を血筋としかみなさない悪役は妬みと執着に塗れる。
キャラの美醜もコントラストがくっきり。


愚かな悪女として良く踊ってシナリオも盛り上げてくれた美世の異母妹・香耶。
ネタバレレビューを読む
こういうキャラの末路や覚醒も私の好物なので、今後アニオリでも良いので出番ないかなと思ってみたり。


辰石幸次や鶴木新といった御仁は人物相関図だけ見れば、美世を取り巻く広義の逆ハーレムキャラということにもなるのでしょうか。
清霞みたいな異能の天才に生まれなかったけど家の宿命やらは背負っている。
恋のライバルとはまた違った形で美世にアプローチしてくる彼らの姿に、
理想と現実の自分との狭間で苦悩する男の渋味を感じました。


【声優 4.0点】
ヒロイン美世役・上田 麗奈さん、旦那・清霞役の石川 界人さん、
美世の幼馴染・辰石幸次役の西山 宏太朗さん。
この辺りのメインどころはアニメ化に先立ち上演された朗読劇からのキャスト継続。

アニメより先にゲームやドラマCDなどが展開された場合、
アニメキャストは変更になることが多いのですが、
本作みたいに初回から勝手を知っているキャスト陣の繊細な演技を聞いていると、
キャストの継続性ってやっぱり重宝するなと思います。

上田 麗奈さんに、どちらかと言えば元気な凛とした声のイメージを抱いていた私。
初回の上田 麗奈さんのオドオドボイスを聞いた時は、
これ終盤キャラ覚醒した時、どんだけ振れ幅大きいんだ?とワクワクさせられました。

実際、最終回見たら、ネタバレレビューを読む


一方で私はアニメでキャスト変更になった
斎森香耶役の佐倉 綾音さんの嫉妬ボイスや、
使用人ゆり江役の桑島 法子さんの柔和な声色にも味わいを感じていまして。
声優継続か変更かもまた良作の絶対条件でもないんだなと考え込んでしまいます。


それにしても終盤登場した堯人(たかいひと)役に石田 彰さん。
2期に向けて、良い意味で嫌な予感しかしませんw


【音楽 4.0点】
劇伴担当はエバン・コール氏。
アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、劇場アニメ『ジョゼと虎と魚たち』
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、劇場アニメ『金の国 水の国』
と私が連続エンカウント中の作曲家。

本作もまた緻密な心情曲だけでなく、
和洋折衷のファンタジー世界観や異能バトルなど幅広い対応力が求められますが、
上記の同氏の経歴なら何が来ても美しく彩ることができます。

同氏は日本語もペラペラですし、日本のコンテンツ産業にとって大きな力となる存在ですね。
秋からのアニメ『葬送のフリーレン』劇伴でも活躍を期待しています。


OP主題歌は、りりあ。「貴方の側に。」
“あなたの隣は私でいいですか?”などとド直球で想いをぶつけるピュアラブソング。
私は劇場アニメ『バブル』ヒロイン役&ED主題歌以来の遭遇でしたが純度は相変わらず。

ED主題歌は伊東歌詞太郎「ヰタ・フィロソフィカ」
私は『デカダンス』ED以来の遭遇でしたが、こちらもEDアニメーションの画力に負けない相変わらずのバラード巧者ぶり。


音楽は総じて私がまたアニメで聞きたいと思っていた作曲家、アーティストが、
存分に力を発揮してくれて嬉しかった感じ。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 34

70.6 2 ラノベ原作で着物なアニメランキング2位
紅-kurenai-(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (735)
4446人が棚に入れました
世の中は、嘘や矛盾でいっぱいだ。思春期の頃、誰も一度は通るこの言葉を今こそ見直したい。「紅」の魅力の一部はそんなところに秘められている。少年は高校生で揉め事処理屋。暗い生い立ち故に、愛想笑いで身を守り、普通に憧れている。が同時に、そんな自身と葛藤している。信じて埋め込んだ強さの象徴・・・それは本当の力なのか。少女は特異な大財閥の娘。運命を呪うことも、外の世界も知らない少女の瞳は実に真っ直ぐでそれを知らない。素直さ故に表出する彼女なりの正義・・・それは運命への反抗なのか。そして、少年と少女は出会った。
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

紫ちゃんストライク

紫ちゃんかわいい、とにかくかわいい、
ってだけで最後まで観てしまった、、
作品成分何だろう、微ハレム、微強、微ロリ?
どれもちょっと違う気がするのは、
例えば主人公、
強いんだか弱いんだかイマイチはっきりしない、
冒頭から主人公何者?組織って?謎も多いんだけど、、ただ、
こうなのかな~?って、
推理させる、してしまう吸引力この作品に存在した、

原作は電波的彼女の片山憲太郎氏によるライトノベル、未読だけど興味アリ、アニメが原作かなりアレンジしてる様子でアニメ終盤が私的?な事象多い事もある(後ほど記述)、電波的彼女もしっかり見直そうと想った、アニメ制作はブレインズ・ベース、監督&音響松尾衡氏、
ネタバレレビューを読む
キャラ紹介等、
通常だと主人公からなんだけど~
紫ちゃん好きだから、九鳳院紫ちゃんから(←イタいレビュアーだ)
ネタバレレビューを読む心根がすなおでとてもいい子なんだよね、主人公と触れ合う過程で様々な事学び吸収しつつ、一生懸命けなげに頑張る、正義感も抜群、声優さんはマドマギの悠木碧嬢なんだけど、こういう芯の強いかわいい女の子ハマり処で更に言えば造ってないんだよね、幼女役なんだけど地声で勝負しててこれがまたいい、 ネタバレレビューを読む


紅真九郎
ネタバレレビューを読む見た目普通の男子高校生だが揉め事処理屋を裏の仕事とし柔沢紅香に仕事をもらっている、現在は砲月家から出てボロアパートに一人暮らし、

崩月夕乃
上記崩月家の跡取り娘で真九郎より一つ年上の女子高生、原作では才色兼備学内ファン多数なれど本人真九郎しか興味なく真九郎を崩月家の跡取り婿殿にしようと日夜アプローチという事で紫のライバル、裏格闘家跡取りなので当然強い、

村上銀子
真九郎の幼なじみで同級生、裏社会の情報屋の孫娘で揉め事処理屋稼業で真九郎と組んでる様子、真九郎に恋愛感情あるようでいわいるツンデレ、

柔沢紅香
業界最高クラスの揉め事処理屋。一児の母、真九郎の保護者?上司的女性、九鳳院家に雇われていた過去があって紫の母・蒼樹と知り合い、生前の蒼樹から紫ちゃんの救出を依頼されていた、アニメ上では自身の直観を何より重んじる。

その他にも真九郎と同じアパートに住む二人の妙なおねーさん等ナゾ多き原作上魅力的なのかも?な登場人物も多くこのあたりは原作に忠実とされるオリジナルアニメ収録OVAにて若干補正、電波的彼女とシンクロするキャラも存在する。

という事で紫ちゃんかわいいで8話くらいまで楽しく観てた、
9話くらいからアニメ上終盤にむけ物語は華僑入りなんだけど、

ただ、、、、、ネタバレレビューを読む主人公設定上或いは終盤にむけて私的スッキリ感未熟な内容もあった、

まあこのあたりは主人公強すぎてもつまんないし、
想うように行かないって設定も物語上必要なのかな的、
観方もあるかもしれないけどね、
でも例えば主人公凹られ結局紫ちゃん九鳳院家籠の鶏、
何にもできず終了みたいな物語現実的だとして何が面白い?
主人公の活躍あってそれなりの終わり方前提なら、
右手の怪物に喰われようが俺はこいつを守るって方が遥かに劇的だよ、
主人公最強何が悪い、要は魅せ方だ。

原作ではどうなのかな?

前記したけどこの作品コミック予約特典としてOVAが存在する、
オリジナルストーリー込み30分もの2巻で、
声優さん含め制作上スタッフはアニメと同一、
ただ、キャラデザインや登場人物が原作に沿ったものになってるようで、
リン・チェンシンや崩月夕乃がアニメよりとても面白い人物だったり、
紫ちゃんと真九郎が変わらず仲良く日常過ごしてて、
脳内補完できけっこう面白く観れたし、
紫ちゃんとも仲良くできてる様で少し安心した、
紫ちゃんのキャラデザインのみ、アニメ版の方が良かったかな。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 17
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

登場する大人の女性たちがみんな魅力的

現役高校生であり、駆け出しの揉め事処理屋である主人公・紅真九郎(くれない しんくろう)
彼が住む東京・新宿区大久保にある五月雨荘は、風呂なしトイレ共同の古い木造アパート。
そこへ、恩人であり揉め事処理屋のボスである柔沢紅香(じゅうざわ べにか)が
世界屈指の大財閥の7歳の御令嬢、九鳳院紫(くほういん むらさき)を連れてやってきて
彼女の護衛を依頼。 世間知らずな紫との共同生活にようやく慣れてきた頃、
依頼の裏に隠された彼女の真相を知った真九郎が選んだ行動は?
そして紫の決断は?・・・という物語。

まず、紫の世間離れしたお嬢様っぷりが、大きなギャップのある場所で発揮されるのが面白い。
アパートでの暮らしはもちろんだが、紫が真九郎の通う学校に出かけた時の
野球部員との会話や理科室での慌てぶり、銭湯の番台のおばちゃんとの会話には大いに笑った。
それでも、同じような年頃の女の子同士で遊んでいる時は、子どもならではの無邪気さで、
実家にいるときにはおそらく見せなかったであろう自然な笑顔や明るい笑い声に
ホッとしながら、その裏にある悲劇の欠片を垣間見た気がしていた。

それから五月雨荘の住人・・70年代初めのファッションに身を包むミステリアスな
闇絵(やみえ)の見せる渇いた笑いはなかなかだったし、
いつも水色のジャージを着ている恋多き?女性・環(たまき)は、
自由な恋などできない九鳳院家の女性と対比させる意味で必要なキャラだった。
また、マセラッティを華麗に乗りこなし、エレガントな外見と冷静な物腰ながら、
アクションシーンでは並外れた強さを見せる紅香は最高に魅力的だった。
真九郎の同級生の女の子2人も登場するけれど、彼女たちの姿が霞んでしまうほどに
とにかく大人の女性たちが素敵に描かれていたと思う。

しかし、そんな楽しい日常を描くだけの物語ではなく・・・
九鳳院家に生まれた女性たちが背負う宿命、代々伝わるしきたり、
紫が連れて来られたいきさつが9話あたりで判明すると、一気にシリアスモードへ。
ネタバレレビューを読む

でも、真九郎の腕に隠された秘密に関して、強くあるために施したのはわかるものの、
最終手段にしか使ってはいけないのか、どちらかというと能ある爪的な扱いでしかなく、
このアニメ作品の中ではあまり大きな意味を成してなかったように感じた。
でもきっと、原作ではもう少し詳しく描かれているのかもしれない。

何不自由なく育ったはずの不自由。
貧しくても慎ましく楽しく生きる自由。
身の回りのあらゆることを使用人がやってくれることに疑問を持たなかった人の
自分のことは自分でする、できるという喜び。

しあわせって何なのだろう・・と真剣に考えてみる。
家の外を知らなければ、当然のままに受け入れるであろうことが
外を知ってしまったために、たちまち不幸でしかなくなる。という悲劇。
だが見る角度を変えれば、外を知って視野を広げた上で自ら選択できることこそ
しあわせなことなのかもしれない。

互いに母を亡くしている真九郎と紫。
生活ぶりも、言葉遣いも、育った環境も何もかも違う2人が
いろいろと不便なアパートで共に暮らし、影響し合いながら
必要だったものを互いに得ていく様子は微笑ましく。
しかし、現実はそれほど甘いものじゃなく。
ただ、希望の持てる方向で締めくくられていたのはホッとできた。

個人的には珍しく感情移入する場面が少ない作品だったが、
ネタバレレビューを読む
彼もまた、実は家のしきたりに一番、がんじがらめにされていたのかもな
と思ったし、父親らしく緩んだその時の表情にちょっと泣けた。

九鳳院の敷地でのアクションはどれも、ハリウッド映画を日本でロケした時みたいな
雰囲気があって面白かったが、銃を容易に使わず、武術で格闘していたのは
真九郎が学んだ崩月流の見せ場にするためだったのだろうね。

それにしても、7歳の少女にあんな大きな決断を迫るというのも酷な話で。
せっかくだから10年後くらいの彼らがどうなってるかも、観てみたかったが
古くて異常なしきたりが、どうか壊滅しているようにと願わずにはいられなかった。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 56
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

揉め事処理屋 紅真九郎と「ねこだ!」と喜ぶかわいい紫の物語

特殊過ぎる環境で育った7才の女の子の紫と、揉め事処理屋というこちらもまた特殊な仕事をしている高校生の真九郎の二人が主役の物語です。

初見から癖のあるキャラデザに戸惑い、沢城みゆきさん演ずる真九郎の女性的な声にも、7才にしては大人っぽい悠木碧さんの紫の声にも、軽くは無い違和感が感じられ、また序盤から結構ハードな暴力描写が見られたので、視聴するのがつらくなりそうでしたが、見ている内にキャラデザにも声にも慣れてきて、むしろ可愛く見え(慣れって恐ろしくも素晴らしい。)暴力描写についても、そういったシーンに割かれる時間がそれ以外のシーンと比べて、相対的に見れば僅かと分かりましたので、最後まで視聴する事が出来ました。全体的に見れば、真九郎と紫を中心とした、五月雨荘(アパートの名前)で暮らす住人たちの日常生活に主眼が置かれているアニメだと言えますが、後半になるにつれてドラマの展開も加速し、ハードな描写も増えて行く様に思いました。

日常の描写については、五月雨荘に住む闇絵さんや環(たまきと読む)が加わる会話の面白さも満点でしたが、やはり主人公の二人、世間知らずでワガママ放題の紫とお父さんの様な立ち位置の真九郎の関係が、アンバランスながらも、互いに相手を思いやったり歩み寄ったりで、見ていて微笑ましく感じました。生い立ちのせいか、7才にしてはあまりにも大人びた言動の目立つ紫ですが、窓の外の手すりを歩いてる猫を見て「ねこだ!」と言って駆け寄ったり、日本庭園の石像の亀を見て微笑みながら「かめだ‥」と言ったりするシーンなどは年相応の行動で、こういった描写を丁寧に描いている点についてはとても好感が持てました。(動物の姿を見ただけで、訳も無く嬉しさで満たされる子供って結構いると思います。)

作中に登場する真九郎以外の登場人物は殆どが女性なので、良くあるハーレムものと勘違いされそうですが、毛色は全く異なり、キャラの半分以上は真九郎に対して特別な感情は抱いていないようです。(それでもモテモテ)真九郎自身はと言うと、恋愛についてはかなり淡白な思考の持ち主で、女性から好意的な言葉を掛けられてもたじろがず、女性の気持ちを察する事もあまり得意ではない様に見えました。(原作を読んだ後では、誰かに愛される人間ではないと自分を卑下する絶望感がその原因の根底にある様に思えました。ネタバレレビューを読む

お屋敷の内装や日本庭園、くたびれた五月雨荘に至るまで、背景美術が非常に緻密で、場面によっては息を呑むほどの美しさでした。

オープニングとエンディングについてですが、ポップな映像と音楽は作品の落ち着いた雰囲気にそぐわず、調和が取れていない様に思えました。残念な事ですが、2話以降はいつも飛ばして見てしまいました。

アニメやラノベでは別段珍しい事ではありませんが、登場人物のネーミングセンスが奇抜で思い切りが良過ぎます。(特に紅真九郎。とても強そう!‥ではありますが、やっぱり紅三四郎が由来なのかなと思ったり思わなかったり)

※ラノベは「歪空の姫」まで、コミックスは全巻読了。真九朗君の心の暗部が描かれたラノベ1巻といい、続くギロチン、醜悪祭と、アニメで描き切れなかった点を補完する部分もありつつも、一方でアニメとは異なった人物描写や展開が描かれている部分も少なからずあり、全編に渡り興味深く読ませて頂きました。凄惨な描写が多く、無情な出来事が多いラノベ版が嘘の無い真実の話なのでしょうが、自分は甘い人間なので優しい表現の多い漫画版が一番のお気に入りになってしまいました。リンさんが最後まで登場する点が何よりも嬉しい。

ラノベ、漫画共に、たくさんの人の想いに支えられながらも、ずたずたに引き裂かれた心から一本の糸を紡ぎ出す様に、途切れそうになる命を必死に繋ぎ止めている真九朗君の生き様は、いつかアニメを再視聴する前に読んでおいて良かったと思える内容でした。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 17

66.6 3 ラノベ原作で着物なアニメランキング3位
大正野球娘。(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (458)
1996人が棚に入れました
時は大正14年――。良家の子女が集う東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅に、親友の小笠原晶子が声を掛けた。「一緒に野球をしていただきたいの!」
 突然のお願いに、思わず頷いてしまう小梅。
しかし、ルールも使う道具も分からないことだらけ。
はたして、本当に9人集まり、男子と試合が出来るのか!?
可憐な乙女たちの奮闘が、始まる!

声優・キャラクター
伊藤かな恵、中原麻衣、植田佳奈、能登麻美子、甲斐田裕子、喜多村英梨、広橋涼、牧野由依、後藤沙緒里、藤村歩、新井里美
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
J.C.STAFF
【CV】
鈴川 小梅 - 伊藤かな恵
小笠原 晶子 - 中原麻衣
宗谷 雪 - 能登麻美子
石垣 環 - 広橋涼
川島 乃枝 - 植田佳奈
月映 巴 - 甲斐田裕子
月映 静 - 喜多村英梨
桜見 鏡子 - 牧野由依
菊坂 胡蝶 - 後藤沙緒里
アンナ・カートランド - 新井里美
尾張 記子 - 藤村歩
紀谷 三郎 - 日野聡
岩崎 荘介 - 加藤将之
高原 伴睦 - 川田紳司
ネタバレレビューを読む
ここから先は大の野球好き(特にプロ野球、なかでも千葉ロッテマリーンズファン)しか見てもつまらないと思われます。あしからず。
アニメの話題は一切出てきません(笑)
それでも読む!って方は、↓のネタバレタグをミスタージャイアンツこと長嶋茂雄さんの現役時代に付けてた背番号の回数クリックしてください。
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/04/05
♥ : 13

スーパースラッガー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

これぞ正統派ガールズ青春スポーツアニメ! 野球好きの方もそうでない方も、ぜひご覧になってください☆

小生スーパースラッガー、実に久々のレビューです☆
毎度のことながら、あまり上手なレビューではありませんが、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

かなり前のことになりますが、縁あって『大正野球娘。』のBD全巻セット(中古)を、非常にありがたい金額で購入しました♪
ところが、リアルの方でなかなか忙しくて観る機会に恵まれず、もったいないことに、ふた月ほど放置してしまいました^^;
それでも、最近になって少しは余裕が出てきたので、先々週あたりからちょこちょこ観て、ようやく全12話を観終わりました☆

観終わった率直な感想は・・・「最高に面白い! もっと早く観ておくんだった!!!」です^^
全体的に見れば、決して目新しさや派手さはありませんが、大正時代を生きた十代半ばの少女たち(女学生:13~14歳)の青春を、野球という我が国における人気スポーツとからめながら、実に丁寧に描き上げています。
残念ながら、ネットなどを見ると思ったほど評価されていない感のある本作ですが、「もっと評価されていい」というタグをつけてあげたいと心から思います☆

大学時代の草野球以外には、特筆すべき「球歴」のない私ではありますが、自分のことは野球というスポーツを愛してやまない「野球人」の端くれであると常に思っています・・・その私が「これは素晴らしい傑作野球アニメだ!」と久々に思ったのが本作なのです☆

それでは、いくつかのポイントに分けて本作『大正野球娘。』の魅力を語っていきたいと思います^^
このレビューを読まれた方が、本作に興味を持ち、一人でも多く視聴していただけることを心から願います♪

①野球描写の丁寧さ

本作は、大正時代の少女たちが野球をするアニメですから、もちろん野球の描写がたくさん出てきますが、彼女たちのプレーの描写は、実に理にかなった動きになっています・・・実に丁寧な描写ですね☆
これは、実際に本作をご覧いただければおわかりいただけると思います・・・野球を少しでもかじったことのある方なら、プレー描写の素晴らしさを「なかなかだな!」と思っていただけること請け合いです。

また、彼女たちは最初から野球が上手だったわけではなく、最初はズブの素人でした・・・その「素人っぽい」「下手くそ」なプレーぶりも、実に丁寧に描いています。
そして、その素人っぽい下手なプレーが、だんだんに上達していく様子もしっかり描かれています・・・とくに、投手の小笠原晶子さんのピッチングフォームの変遷は必見です! ・・・最初のいわゆる「立ち投げ」から、かつて東京ヤクルトスワローズやメジャーリーグで活躍された往年の名選手・高津臣吾投手を彷彿とさせる、流麗なサイドスローに成長するまでのフォームの変化は、ぜひしっかりと観ていただきたいポイントです(そしてまたこれがカッコイイんですよね~☆)
もちろん、野手の女の子たちの打撃や守備、走塁のプレーぶりもそれぞれ最高にカッコイイので、そちらもあわせてお楽しみいただければ幸いです^^

②正統派の青春スポーツもの

良家の令嬢である晶子さんが、許嫁である朝香中野球部員でもある岩崎荘介に、ある日「女性には学歴など不要。主婦として家庭に入るべき」と言われたことに反発し、彼が打ち込んでいる野球で彼のチームを負かすことで、女性も男性と対等に渡り合えることを証明したいという気持ちになったところから、学校(東邦星華高等女学校)で野球チームを作ることになった・・・というところから物語は動き始めます。

最初に声をかけられた主人公の鈴川小梅ちゃん(晶子さんのボールを受ける捕手になります)とともに、野球部(クラブ名は「桜花会」)のメンバーを集めていくところや、少しずつ強くなっていく過程のいろいろな試練やイベント、そのほかの楽しいエピソード(詳しくは本編をご覧になってのお楽しみ♪)は、まさに「正統派の青春スポーツもの」といえます・・・少女たちがつまづきながらも一歩ずつゆっくりと成長していく姿が、本作には実に丁寧かつハートフルに描かれています。

また、少女たちの成長はもちろんですが、それを見守る大人たちの厳しくも温かい視線にも注目です・・・とくに、最終話にはそれが凝縮されていて、私はそこでぐっときましたね。

可愛い女の子たちがたくさん出てくる作品であることから、萌え系アニメに分類されることもあるかもしれませんが、あくまでも本作は「正統派の青春スポーツもの」として、まずは評価されるべきだと私は思います☆

③ほのかな恋愛シーン

実家が洋食店である小梅ちゃんと、そこで料理の修業をしている青年・紀谷三郎さん(店主である小梅ちゃんのお父さんに、彼女の許嫁として認められている)とのほのかな心の交流は、観ている方も思わず赤面してしまうほどほほえましい、ステキな恋愛シーン(と呼ぶには、ラブラブ成分が少し足りないかもですが^^;)に仕上がっています♡
三郎さんの純情さと、子どもっぽさの中にも女性らしさを垣間見せる小梅ちゃんの可憐な言動に、胸がキュンキュンしてしまいました^^
また、場面としては非常に少ないですが、やはり許嫁同士の晶子さんと岩崎とのシーンも、やはりほほえましかったですね♡
あくまでも本編を貫くテーマは「スポーツにかける情熱」ですが、やっぱり十代の女の子たちが画面内を縦横無尽に駆け回る作品ですから、こういったテイストも作品を彩る重要な一要素ですよね^^

④最後に、桜花会ナインに愛を込めて♡

◆鈴川小梅:主人公らしく、可愛くってパワーがあります。チームでは捕手で六番打者とやや地味なポジションにいますが、だがそれがいい! 頼まれると断れない性格だけれども、自分の意思もしっかり持っています。

◆小笠原晶子:良家のお嬢様なのに必要以上にツンツンしたところがないところに好感が持てます。投球時の「えい!」という掛け声がプレーの成長につれて変化していくところも見ものです!

◆川島乃絵:学院トップの優等生。プレーよりも頭脳でチームを支える参謀役です。はっきりものを言う割に嫌われないのは人徳でしょうか? この子抜きでは、チームも短期間であそこまで強くはならなかったでしょう。

◆月映巴:チーム内最強の打者。スポーツ万能でクールな外見とは裏腹に、意外と大ざっぱで双子の妹・静に頭が上がらないというダメダメなところも可愛いです^^ しかも可愛い女の子が大好きで小梅ちゃんLOVEとは!

◆月映静:巴の双子の妹ですが、性格的には完全に姉ですね。面倒見がよくて、姉の世話焼きが目立ちますが、巴姉さんのことは大好きなんですね。だから、小梅ちゃんにはヤキモチを焼いてしまうことも・・・可愛い♡

◆宗谷雪:小梅ちゃんたちのクラスの級長を務めている子です。しっかり者兼おっとり風味で、ちょっぴりつかみどころのないミステリアスなところが◎。でも、野球への情熱と知識の深さはチーム内トップクラスですね☆

◆石垣環:男っぽい口調で一見ぶっきらぼうに見えるけれど、本当は可愛いところ満載の女の子です^^ 「たまちゃん」と呼ばれると赤面して逃げ回ってしまうところが実に可愛い! でもプレーは堅実で上手です☆

◆桜見鏡子:巴お姉さまが大好きな、夢見がちな女の子(小梅ちゃんたちより1級下)。どちらかというと運動音痴で外野守備も下手でしたが、それを克服しようとがんばる姿も中盤以降に見られて、好きになりましたね♪

◆菊坂胡蝶:おとなしい性格の1年生ながら、抜群の脚力を持つという設定がなかなか面白かったです^^ チームには途中参加でも、その存在感はたしかなものでした。頭のアホ毛がなんともかわいらしいですね☆

投稿 : 2025/04/05
♥ : 13
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

当時(2009年)としては、周りのアニメ作品から見て非凡かもしれないけれど・・・

2019.04.27

大正14年(1925年 大正時代最後の年)。東邦星華高等女学院に通う洋食屋の娘「鈴川小梅」は級友で貿易商・小笠原家のお嬢さま「小笠原晶子」の頼みで野球チーム発足の同士にさせられるのだが・・・

現在、JK野球アニメ「八月のシンデレラナイン」視聴中なのですが、予想以下の『ヘボい動画とヘボい構図&カット』にウンザリ。(笑) 面白味のある演出や上手く描けたり動画の出来る人材不足は未だ不足で深刻な状況です。

そんな折、野球少女の過去作でも見ようかと10年程前にあった本作『大正野球娘。』が未視聴だったので、小分けで見るつもりが・・・思わず一気見してしまうほど面白くてノメリ込み!2周ループまでしてしまいました。(笑)

時代は軍国主義に走っていた大正時代の日本。でもソコは見せずに女性の社会進出も目立ち始めた当時。「男尊女卑」「女は家庭を守るもの」「大和撫子たるもの慎ましく貞淑であれ」の風潮は根強く残り、まだまだ女性の人権は軽くあしらわれていました。
キッカケは晶子の許嫁「岩崎荘介」が言った何気ない一言。それに憤慨した負けず嫌いの晶子は朝香中学(今で言えば高等部)野球部員である荘介に対し女子野球チームを立ちあげ試合をして見返してやろうという、殆ど意地とワガママみたいな理由。(笑)
幸か不幸か、年頃の好奇心旺盛な女子たちが賛同したり、無理くりに引き込まれたり、好きなあの娘と(百合的な)親睦をしたいと様々な理由で集まって出来た野球チーム「櫻花會(おうかかい)」。亜米利加人教師・アンナ先生を監督に迎え、野球初心者の少女達が少しづつ確実に成長して伸びていく過程は見ていて心地よかったです。 しかし現代より「様式美」を尊ぶこの時代。婦女子が大股で走ったりしゃがんだり、大声で大手を激しく振って大声で叫び回るなんて「まあ、なんてはしたない!」と蔑視されるから、世間体を考えたら中途半端な覚悟や仕上がりなんて出来ないだろうなぁ・・・


[キャラ感想]ネタバレレビューを読む

脚本(セリフ)で心打たれたり、安定作画・機敏なモーションには素早い動画と使い分け、程よくコミカル、チョッピリ青春ロマンスと面白かったです。
終盤は息切れしたのか、やや強引な展開になりましたが「自分(らしさ)を認めてもらいたい・証明したい」というような意気込みと、そのために直向に努力する姿がイイ雰囲気でした。






[愚痴]
でも、この頃はまだ制作が真面に機能していたのに最近は・・・
ホント「八月のシンデレラナイン」ときたら!(怒) 制作がトムスらしいけど、コリャ「ソラウミ」の二の舞になりそうな気がします。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 10
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