2019年度のヤンデレおすすめアニメランキング 1

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2019年度のヤンデレ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番の2019年度のヤンデレおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.7 1 2019年度のヤンデレアニメランキング1位
GRANBLUE FANTASY The Animation season2(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (116)
434人が棚に入れました
空に憧れ、星の島を目指す少年は、蒼い髪の不思議な少女と、運命と生命を共にすることになった。空へと旅立った少年と少女が出会ったのは、信頼できる仲間たち、そして空を渡る騎空艇。帝国の追撃を躱し、星晶獣との邂逅を経て、二人は絆を深め、成長していく。だが、星の島への道程はまだ半ば。少年と少女は、仲間と共に次なる旅路へ進む。

声優・キャラクター
小野友樹、東山奈央、釘宮理恵、沢城みゆき、平田広明、田村ゆかり、藤原啓治、田中理恵、加藤英美里
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

観終わった

3話までの感想{netabare}
ゲーム未プレイ、前作アニメは視聴済。
とうとう二期始まっちゃいましたねw
円盤の特典にまたシリアルコードが付くみたいで、中古屋で買い取り拒否とかされるんだろうか?
ってことでアニメの出来と関係なく売れる、正直円盤は段ボールでも売れるのが約束された(多分)作品なので、作る側もそんなに頑張らなくても良いんじゃね?と思ってしまったり。
と書くとまるで批判的に見てると思われちゃうかもだけど、そういうワケじゃありません。
前作はある意味サイコーでした。
最終回がいわゆるお遊び回だったのだけど「コツコツダラダラの無課金モード(グラン)」と「サクサク解決の廃課金モード(ジータ)」の2パターンを披露してくれたという見方をしてみるとなかなかに興味深い。
と、いうことで…今回も最終回ぶっ飛ばしてくれるのかなぁ?と、1話の段階から興味はそっちの方ばっかりだったりw
そんなスタンスの自分的には序盤の無課金パートは面白くてもつまらなくてもどっちでも良い…まぁ金はかけてるだろうから作画眺めてれば良いんじゃない?とかなり雑。
むしろ怖いのは、グラン編だけでジータ編が無かったらどうしようってことだったり。
あんまり気張りすぎると一見おフザけなジータ編をやってくれなさそうな気がするので、テキトーでいいんじゃね?と思ってしまうんですよね。
ジータ編やってくれよ…頼むぞ…。{/netabare}

5話までの感想{netabare}
内容としては1話は新シリーズ開始ということで顔見せ的な一話完結の話で、2~5話は4話かけて1つのエピソード消化。
正直2~5話は30分で収まるような内容をダラダラやっただけで退屈だったのだけど、それでいいんです。
無課金だからね、攻略に時間がかかるのはしょうがないね。
それよりも、次回予告ですよ!
Extra2って…Extra2って…ジータ編来る?来るのか!?
調べたら一期の円盤特典のエピらしい、そんなのあったのか…ジータ編でTV放送は初らしい。
うおおおキターーー!!!
初出の順番はどうでもいいんだ、TV放送としてどの順番かが重要で…と考えられるようになったのは“ハイスコアガール”のおかげかも?
とはいえ内容は全然知らず、自分が期待してた通りの廃課金モードで「俺TUEEやチートってのはこうやるんだよw」をやってくれるかどうかはまだ不明。
もしそうであるならグラン編が退屈なのもカタルシスを得るための味付けとして意味のあるものになるのだけど、グラン編と大差ないダラダラした内容だったら残念至極なワケで…。
いやぁ~、この作品が面白いかどうかを決定付ける重要な回が次回来そうです、やっべおらワクワクしてきた。{/netabare}

Extra2感想{netabare}
来ましたジータ編。
本来は前作の円盤の特典エピソードだったらしいのだけど…例えそうだとしてもゲームを知らなければ「誰だよお前!?」と、知らないキャラがしれっと加わっててナイスカブトボーグw
イオ性格変わった?と思ったら別キャラだったでゴザル。
でもって内容は…あれ?これってXFLAGのwebアニメ“約束の七夜祭り”に似てるような…どっちが先だ?
ハロウィンネタも…これはもうね、自分がネトゲやってた時もそうだったけど、ゲーム運営的にはなにかにかこつけて期限イベントを開きたがってるフシがあって、ハロウィンなんてのはリアル以上に定番化してるんじゃないかな?

当初期待してた廃課金=札束で敵を殴り倒す展開ではなかったけど、これはこれでアリかと。
やっぱジータ編は良いなぁ。{/netabare}

6話感想{netabare}
新たに訪れたMAPは佐賀ではないゾンビランド…くっ、サイゲめw
ところで前週のEXTRA2は↑でも書いた通り前シリーズの円盤特典で、作られたのはずっと前…では何故このタイミングでそれを放送したのかは考察の余地があるかと。
ちょいとズレたけどハロウィンの時期と放送タイミング合わせたのも当然あるだろうけど、それ以外にも思惑あるんじゃ?
で、6話で思ったのが、EXTRA2(ジータ編)でしれっと仲間に加わってたキャラの加入エピソードをこれからグラン編でじっくりやる…っぽい。
ネタバレ?先出し?何て言えば良いか分からないけど、ホラよくあるじゃん?、最終回や後半の盛り上がりポイントを1話冒頭に持ってくる構成。
あれと同じ効果を狙ったってことは…ないかな?
まぁ単にジータ編大好き人間なので強引にでも正当化させようという意識が働いてるのかも。{/netabare}

8話までの感想{netabare}
佐賀じゃないゾンビランドを舞台としたエピソードは6~8話で終わりなのかな?
ってことで締めとなる8話、展開はええ。
自分の分身と戦う時は背景が空になるって…時オカのダーリン戦かよw
そして帝国バイトのドランクとフェリが実は親戚だったっていうオチなのだけど、6話か7話で伏線ってあったっけ?なんか唐突に感じた。
一応デザインのベースが同じで「同じ種族?」とは思ってたけど、それをもって伏線だといわれると弱い気がする。

それはそうと、これはあくまでアニメでしかグラブルの情報知らない人間の考察というより妄想になるのだけど…。
グラン編ではセレスト内部に侵入したり分身と戦ったりセレスト開放したり、苦戦をした末記憶の玉?を手に入れてフェリの記憶を戻し、その結果一緒に旅することにはならない…みたい。
一方のジータ編ではフェリは記憶が戻ってなくてそれを探して一緒に旅をしてるっぽい。
ひょっとしてジータ編ではセレストをサクっと倒したり、あっさりゾンビランドを脱出しちゃって記憶の玉を取り返してない?
いわゆるRTAみたいに早解きして離脱イベントをスキップしてしまったとか。
果たして同行するのとしないの、プレーヤーにとってどっちが幸せかは知らんがフェリにとってはジータ世界線の方が不幸かも?一見サクサクプレイのお気楽旅道中に思わせておいて。
こんな形で「廃課金は万能じゃない」というメッセージを込めたんだったりして?6話の前にハロウィン回を挟んだ意味を考えるとさ。
また、アニメ公式サイトを見てみたら「各話あらすじ」でEx2もしっかり登録されてて、単に話数稼ぎで円盤の特典を使い回したのではなく物語として意味のあるポジションに据えてる気がする。

あくまで妄想ですけどね、この先グラン編で加入イベントあるかも知れんしそれこそしれっと同行してたりするかも知れない。
あーあとオルキスだけど、こっちはアニメの範囲で謎を明かすかねぇ?
あまりそんな感じがしなくて考える気がイマイチ起きない。{/netabare}

10話までの感想{netabare}
記憶改竄、長じて歴史改竄が帝国の目的らしい。
うわぁ、一部の人が反応しそうw
で、その力の研究データ取りとしてルリアをわざと泳がせてたんだそうな。
ああ、敵が妙に手加減してくれる理由でよくあるやーつー。
しかしこれ…グラン編とジータ編が交差することがあるのか気になってる自分としては、その可能性が出てきた…のか?
どっちかが真実の記憶(歴史)でもう片方が塗り替えられたもの…みたいな、「もうみんなが新しくなったでゲス」みたいな。

ガチャピンがまるっと歴史修正しそうな気がしないでもないけどねーw{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
騎空艇の操縦カタリナがするんじゃないかとヒヤっとした。
あれ?商人怒らせたら怖いことになると思ったら大したこと無かった。
ルリアとオルキスで同時に同じ星晶獣を呼べるのか、ガイバーのギガンティックみたいにどっちに操縦権があるのか奪い合いにはならないのね(これ“爆丸”感想でも言った気がする)。
アポロの目的はオルキスの無くした記憶を取り戻す感じか?帝国の記憶書き換えテクノロジー開発と利害が一致した、と。
それにしても数年の間でどれだけ死線を越えればあんな強くなれるんだw、課金力?
で、それに関してはオイゲンも絡んでる模様。
…とか思ってたら、え、最終回なの!?てっきり2クールだと思ってた、めっちゃ途中で終了ですやん!!
「黒騎士を逮捕して裁判開くので参考人として地裁まで来てくれ」で終わりって…。
すぐに3期始まるのかな?と思って公式見てみたら…3月にジータ編やるだって!?以下は総評の項にて。{/netabare}

総評(重複多いのでこれだけ見ればいいかも){netabare}
実はこの作品結構好きなのだけど、真っ当な楽しみ方をしてるかどうかは自信がありません。
ストーリーが面白いというより構成が面白いとして楽しんでることになるかな、自分は。
グラン編とジータ編との関連が凄い気になってて、推測(妄想)ではグラン編が「無課金でコンテンツしゃぶり尽くす勢」でジータ編が「廃課金エンジョイ勢」。
で、その前提で考えるとグラン編がダラダラしてるのは地道にコツコツとシナリオを消化してる表現で、むしろ企画通りで別に悪くないことに。
この2つの世界線がいつか交差するのか、またはどこかしらで影響を与え合ってるのではなかろうか?と探りながら見ると面白い。
何故Extra2をあのタイミングに挟んだのか?は考察の余地があるかと。
フェリはグラン編では離脱イベントまでこなしてしまったので離脱しちゃったけど、ジータ編ではイベントをこなしてないので同行が続いてるのかな?とか。
最終回のアポロ「勝つのは力だ、貫きたいのならより大きな力を持つしかない」、グラン「力でねじ伏せるだけが全てとは思いたくない。けど…」とか、“力”って課金のことか?と思うと笑いが止まらない。

そして2020年3月にジータ編を放送するそうなのだけど…これが俄かに喜んでいいのかどうかよく分からない。
まず「Extra1」って…それって一期の13話をまた放送するってこと?と思ったがそっちのサブタイは「もう一つの空」で、3月予定なのは「もう一つの旅路」で…別なのか?グラブル“シーズン2”のExtra1ってこと?
なんかややこしい。
1話限りなのか連続なのかもよく分かんないし、画像にはルリア写ってないし。
あくまで推測(妄想)と書いた通り、個人的に勝手にそう思ってるだけなので実際どういう内容になるのか…期待しつつもちょっと怖いw
いずれにせよジータ編をやってくれるのは凄く嬉しいのだけど、さすがにグラン編が途中過ぎて、そっちの続きを早くやって欲しいとも思ったり。
これが原作がラノベだったりそれこそオリジナルアニメで「続きをアニメでやるかどうかはアニメの人気次第」と言われたらフザケンナとなるところだけど、原作が人気スマホゲーで「アニメ単体の人気は関係なく続きはそのうちやるんじゃね?」と思える強みか。
というかそれが折り込み済みの企画・構成なのかな?
同期放送で深夜アニメなのに打ち切りになった作品があるのだけどそれとは事情が違うかな、と。
といいつつジータ編終わってもグラン編3期の告知無かったらどうしよう…まさかそんなこと無いよね?

とりあえず、途中で終わってるのは事実で、このシリーズのみで評価するとなるとちょっと…う~ん…。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ルーツを辿り、過去を捉え直し、未来へ進む物語

2019年秋放送・ソーシャルゲーム原作のTVアニメ。全12話+エクストラ(ジータ編)1話。

2期をずっと待っていたアニメです。
製作会社も主要スタッフも総入れ換えで、最初は驚きましたし1期もとても好きなので残念ではありましたが、ヴァンガードGの監督とシリーズ構成なので楽しみでもありました。

ルリア役の東山奈央さん、感情の出し方がとても上手になったというか(偉そうですみません)、前作で感じた物足りなさが無くなっていて流石だなあと思いました。グラン役の小野さんも、2期目だからかキャラクターの掴み方が格段に上がっていて、さらに良い演技が聞けたと思います。楽しかった!

【第1話感想】
{netabare}
MAPPAの大塚学社長と梅本唯監督のインタビュー
https://natalie.mu/comic/pp/mappa_grablu

こちらを読んだ限り、第1話で私が感じたことはほとんど監督が意図して作り上げたものと思って良さそうです。

初回から作りがこなれていて、13話目として見て問題ない感じ。
1期は王道で丁寧なストーリーが好ましい反面、堅実すぎてクセが無さすぎる印象でしたが、今作はどうなるでしょう?…といっても原作のストーリーを大きく逸脱することは無いとは思いますが。

作画の変化は結構言われていますが、動いているのを見ると全く問題ない。
1期の作画は主線をデジタル加工して独特の優しい雰囲気にしていましたが、今作では主線と色彩を若干淡くして優しい雰囲気にしています。
キャラデザも今作では線を減らし動かしやすくしていますが、表情や仕草の細やかさは変わらず。動画の印象は少し違いますがどちらも良い。背景も今作の方が少しシンプルですが、動物を沢山出したり、人の暮らしをちゃんと描いていたりするのは変わらず。

清々しく明るい雰囲気は1期でも感じましたが、2期も世界観を上手く引き継いでいると思います。
キャラクター紹介もこまやかに掛け合いで描き、ゲストキャラも活躍させ、食堂・住人への聞き込み・星晶獣の探索などで人間関係もわかる。因縁のある敵キャラクターもほぼ顔見せしています。
ルリアの日記のシーンも、ルリアとグランの関係をきちんと描いていて好印象でした。

しかも次回への引きもしっかりしてるとか…何これ完璧な続編の1話じゃね?
というわけで今後も楽しみです。 {/netabare}
(2019.10.7)


【視聴終了感想】
物語とキャラクターが最後まで安定していました。
作画は不安定な時もありましたが、絵コンテやカット割がとても良かったと思います。

全てのキャラクターを重視し細やかに描き切っていて好印象。アニメ第1期で登場した設定などもしっかり反映されています。
生活感を感じられるシーンが多いのとか、マスコットであるビィの細かい活躍が多くなっているのも良いですね。
{netabare}
全体のシリーズ構成も工夫されていて、第1話で騎空団の現状とキャラクターの関係性を描きいくつかの伏線を撒き、最終話でこれから向かう場所と立ち向かうべき問題、団長としてグランに足りないものをしっかり描いています。
その間に原作のエピソードが3つ。アニメの脚本はだいぶ膨らませてあるそうです。前作はシリーズ構成がサイゲームスでしたから、今作も色々相談しているのではないでしょうか。{/netabare}


【島ごとのエピソード】
{netabare}・アルヴィオン編
特に良かったと思います。
カタリナとヴィーラの因縁に決着をつけ、騎士とは何かを再提示する物語で、お互いの本音をぶつけ合って折り合うラインを見つける、つまりコミュニケーションの大切さを一貫して描きました。
グランとルリアはカタリナの意志を確認し自分達の正直な気持ちを伝え、カタリナはヴィーラと向き合い自分の騎士としての生き方を訴える。
そして本意ではなかったはずの6年間が自分の騎士の誇りであったことをヴィーラは自覚し、シュヴァリエとヴィーラの関係はルリアの力によって強制されたしがらみから維持すべき絆に変わる。とてもバランスの良い一編でした。
ドレスアップイベントでは1期からの設定(ルリアの髪飾りとグランの幼馴染)をしっかりと引き継ぎ、前作ファンにサービスするとともにキャラに厚みを増しています。

・トラモント編
記憶と魂の物語。ドランクのルーツを辿る物語でもあり、「とびっきりのお宝」は実は祖母の姉のフェリのことだったのですね。
敵によって記憶と魂を強制的に暴き出されるのは醜悪ですが、そのことがグランの父親に対する気持ちの整理と、ルリアと共有する自身の運命の再発見に繋がる。
ちょっとわかりにくかったんだけど不老不死を得たのはフェリで、父親と医者がその犠牲になっていた。セレストに憑依した医者がフェリの記憶を奪い、父親は残った命で医者からフェリを守るために見えない存在にしたということですかね?
ドランクは祖母の思い残したものを解消し、フェリは自分の記憶を取り戻して袋小路から抜け出し、島の住民にとっては自分のまま死ぬことこそが未来へ向かうということでした。
ゲストキャラのみでなく、同時にレギュラーキャラにもフォーカスした丁寧な一編だったと思います。

・ガロンゾ編
ラカムは自分の夢の始まりの場所カロンゾで、自分の過去の想いと未来へ進む標を再発見します。
ラカムは自身の目標を再確認し、互いの想いの力によってノアの存在が保証され、ミスラの力がそれを後押しする。
星晶獣には土着の神のような存在も居ることは1期のティアマトでも描かれていましたし、ミスラの立ち位置は好みでした。ノアの立ち位置も良かったです。この世界では船は交通手段として生活にも歴史にも深い関りを持つものと思われます。
果たしてノアをも滅ぼすようなフリーシアのやり方は本当に歴史の再構築と言えるのか。過去を捉え直すことができないフリーシアは現在の人の暮らしに思いを寄せることも、未来を考えることもできていないのですね。{/netabare}


【キャラクターについて】
{netabare}グランは団長としての貫禄が付いてきて、周りの人たちに目配りできるようになってきました。チーム内の役割分担も時とともに変化していくのが良いですね。過去の自分との対峙も改めて描いていて良かったです。
「あの日、命より大切なものをもらった」グランは自分の意志、自分だけの生きる目的を見つけている。父親に追いつくだけではなく、自分の生き方を選べるようにもなっています。
けれども、オイゲンはまだ優しすぎる団長を危なっかしいと感じているし、自分の過去に巻き込むべきではないと考えている。
帝国に招聘されると同時に、グランに今後の課題を残すラストは上手いなあと。

1期ではルリアは自分を獲得し、感情と心を素直に表現できるようになりました。2期ではグランに対する恋心、カタリナへの想い、オルキスへの関りなど、他人に対して積極的に行動しようとしています。興味の範囲が広がっていくのが見ていて微笑ましいですね。
ルリアとオルキスは人間じゃないのかな?帝国側はルリアを物として扱っている。
ですがあの日、命より大切なものを得たのはグランだけじゃなくルリアもなんですね。別の人格でありながら一つの命を共有する二人は、既に人間あり人間ではない。ルリアは既に生まれた時とは違います。どんな形にせよ、生命と意志を持った存在は「命」です。食べることが好きというのもルリアの生命力を感じさせて好き。ネタ元は原作ゲームのギャグ漫画らしいですけどw

そして対照的なのが帝国側です。
帝国宰相であるフリーシアの目的は、侵略者である星の民が作った歴史を消し去り、空の本来の歴史を取り戻すこと。
黒騎士のオルキスへの想いは元の彼女に戻って欲しいということ。
彼女らは今そこに確かに存在するものを否定し、不可侵であるべき人の心、命の尊厳を無視する。それらを3期で解消していくのかどうか、今から気になりますね。{/netabare}

…この終わり方だとさすがに3期が見たい。期待したいですね。(2020.1.23)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いま再び、広大な蒼の空へ…

この作品の原作ゲームは未プレイですが、前期に位置する「GRANBLUE FANTASY The Animation」は視聴済です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

Cygamesさんと聞いて頭に浮かぶのは、やはり「神撃のバハムート」です。
重厚な世界観と緻密に描かれた作画やキャラデザはとても秀逸でしたから…
この作品も「神撃のバハムート」と同様に、総じて秀逸な作品だと思います。


空に憧れ、星野島を目指す少年は、蒼い髪の不思議な少女と、
運命と生命を共にすることになった。

空へと旅立った少年と少女が出会ったのは、信頼できる仲間たち、そして空を渡る騎空挺。
帝国の追撃を躱し、星晶獣との邂逅を経て、二人は絆を深め、成長していく。

だが、星の島への道程はまだ半ば。
少年と少女は仲間と共に次なる旅路へ進む。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

公式HPのキャラクター紹介欄を見ると、改めてこの作品の起用する声優さんの物凄さを思い知ります。
奈央ぼう、くぎゅ、みゆきちにゆかりんって、どれだけ大物声優を揃えているんでしょう。
やっぱりゲームって儲かるのかな…?
なんてことを思わず考えてしまいますよ^^;

一方、物語の方はINTRODUCTIONに記載のある通り、まだ道半ばという感じです。
これまでは主人公であるグランと、メインヒロインであるルリアを中心に物語が動いてきましたが、今回はカタリナとラカムにも焦点が当てられていました。
カタリナがどの様な過程を経て騎士になったのかが今回の物語で明らかになります。
また、ラカムがどうしてグランサイファーに拘っていたのか…この理由も明らかになります。
そして、物語の鍵になりそうな「オルキス」という人物が登場することからも、物語は未だ当分続きそうです。
帝国の追撃も一層激しさを増してきましたし…

そういえば、アニメーション制作が第1期はA-1 Picturesだったのですが、第2期はMAPPAに代わり、スタッフも刷新されたのだそうです。
お互いを見比べてはいませんが、あまり違和感は感じませんでしたね。

作中に何度も出てくる「冒険」や「旅」という台詞…
現実に使う事は殆ど無くなった縁遠い台詞と言っても過言ではありません。
特にもう冒険なんてすることは一生無いでしょう。
「人生が冒険だ!」と言ってしまえばそれまでですけど…
だから自由奔放に生きている彼らが羨ましく思えるのかもしれません。

でも、グランたちって資金源とかどう賄っているのでしょうね。
普段お金を稼ぐようなことは一切していませんからね。
どうやって対価を得ているのでしょう?
そういえば、グランサイファーにはトイレとかあるのかな?
…こういうファンタジー作品に、こんな現実的な事は野暮なんでしょうかね^^;

壮大な冒険ファンタジー物語です。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Seven Billion Dotさんの「Stay With Me」
エンディングテーマは、adieuさんの「蒼」

1クール全12話の物語でした。
物語は普通に途中で終わったので、また続編があるのかな…と思っていましたが、公式HPを見てビックリ…
2020年3月27日(金)24:00からジータ篇:EXTRA1「もう一つの旅路」が放送されるのだそうです。
ジータ役がひーちゃん、ゼタ役が香菜ちゃん、ベアトリクスが平野綾さんが演じられるとか…
公式HPには3人の少女のイラストが掲載されています。
現時点では誰が誰かは分かりませんけれど…
でも、これを見て気になったことがあります。
ジータをはじめ、3人のキャラの記憶が無いんですよね…

それにEXTRA1の位置付けも気になるところです。
公式HPには「GRANBLUE FANTASY The Animation Season 2」ジータ篇:Extra1と記載されています。
本作の続編…?
現時点では分からないことだらけですが3月が待ち遠しいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12
ページの先頭へ