マニアックで変態なおすすめアニメランキング 3

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月22日の時点で一番のマニアックで変態なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.2 1 マニアックで変態なアニメランキング1位
断裁分離のクライムエッジ(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (704)
4014人が棚に入れました
女性の髪を切ることが大好きな中学生の少年・灰村切は、ある日の帰宅時に偶然立ち寄った洋館で、長く美しい黒髪を持つ少女・武者小路祝と出会う。祝の髪はどんなことをしても切れない、呪われた髪だった。だが、切がお守りとして携帯する鋏で切ったことで、殺害遺品(キリンググッズ)を巡る殺人ゲームに巻き込まれてゆく。

声優・キャラクター
花江夏樹、小岩井ことり、福原香織、内山夕実、安野希世乃、能登有沙、島﨑信長、遊佐浩二、日笠陽子、中村悠一、石田彰、長妻樹里、井上喜久子、子安武人
ネタバレ

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

残酷な運命の歯車から奪するまで僕を信じてほしい。僕は貴方をこの歯車から出してあげる。そのためには神様にさえ刃を向けても後悔はしないだろう。

殺害遺品(キリング・グッズ)、それは過去に殺人鬼が愛用していた道具に特別な呪いがかかった特別な道具。この道具を持つ殺人鬼の子孫たちは日々殺人衝動にうなされているが、子孫たちはこの殺害遺品を使う事ができる。それぞれの殺害遺品によって能力は異なります。

ストーリー

主人公の灰村 切は髪を切る事が大好きな私立十草中等教育学校に通う中学生でしたが、ある日の帰宅時に偶然立ち寄った洋館で、長く美しい黒髪を持つ少女に出会いました。その少女とは呪われた髪を持つ武者小路祝でした。この物語はそんな殺害遺品を持つキャラクターの物語です。

私の感想。

私の中では2013年春の作品ナンバー1です。かなり私好みの作品でした。私が特に気に入った所は武者小路祝の髪のデザインです。かなり美しい黒髪でした。私はやはり日本人なのでしょう。黒髪は日本人にとってベーシックでスタンダートですから自然と私も好きになってしまいました。黒髪超最高!!

この作品の一番面白い所はやはり黒髪の魅力です。まあ、当たり前でしょう。次に魅力的でおもしろい所は殺害遺品を使った戦いです。この作品は少し王道に似ている所がありますが、この作品にはなんと、努力と言う行動がないのです。なんて素敵な事でしょうか!ご先祖様が努力して大勢の人を殺してくれたため、殺害遺品所有者ははじめからかなり強いのです!何て最高な事だろうか!努力も何もしなくてもある程度つよい。うらやましい!!

この作品で私が一番気に入ったキャラクターはもちろん武者小路祝です。色々とかなり可愛かったです。特に髪が超最高でした。私は髪フェチではありませんが、もう少しで髪フェチになってしまいそうでした。いや~しかし、いい髪ですね~ そして、あの体系が最高です。中学生なのに小学生みたいな体系。最高です。

{netabare} 最終回のあの終わり方は最高でしたが、エンディング中&後の2期を期待させる画像はなんだったのでしょうか!! 本当に2期を期待してしまうではないですか!本当に2期を期待しています。{/netabare}

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

断裁分離が使うクライムエッジは梳き鋏っと言う種類の鋏です。
梳き鋏とは鋏についている刃の一つに溝がたくさんついていて、その鋏で髪を切ると髪の量を減らす事ができます。

オープニング

「運命の檻」
超好きです。私の中では13年夏のオープニングで2位か3位です。超好きです。何が好きかといいますと、歌詞です。
歌詞がこの作品と超合っています。私はこの曲を心から好きになっています。ボーカルがいいのでしょうか?最高すぎです。けれど、少々ネタバレが多かったです。私的にはもうちょっとネタバレを減らしてほしかったです。

エンディング

「硝子の三日月」
落ち着いていて、心を落ち着かしてくれます。
ですが、私はそれほどこの曲を好きになれませんでした。
けれど、画像は最高級です。キャラクター説明が最高です。
そして、色々萌えます。
すばらしい!!

投稿 : 2025/02/22
♥ : 18

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

☆私的な名作(迷作?)

Studio五組の作画が良かったです♪

祝ちゃんがとても可愛い作品でした。

内容は倒錯した純愛みたい感じです。
切君は少年なので別にロリはあてはまりません。

エミリーの存在も良かったです。
私的にはcriminal psychology 的な秀作と捉えたいです。

原作/緋鍵龍彦

監督/山口祐司

シリーズ構成/浦畑達彦

キャラクターデザイン/平田雄三

アニメーション制作/studio 五組

製作-ポニーキャニオン、メディアファクトリー

AT- X 、クロックワークス、studio 五組

OP 「 運命の檻」愛美

ED 「 硝子の三日月」武者小路祝

東京(TOKYO MX )2013.4.3-6.26水曜24:30-25:00(全13話)


主観的評価(A)



追記欄_

投稿 : 2025/02/22
♥ : 3

めいび さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

殺人鬼達の殺し合い

過去の先祖に殺人鬼がいてその殺人鬼が使っていたkillingグッツ。
その道具を使い髪の女王と呼ばれる女を殺すと願いが叶うという物語。

主人公:鋏を使った有名殺人鬼が先祖。
ヒロイン:髪の女王。髪が呪われていて普通の鋏で切れない。

他にも色々な個性的なキャラがいるわけですが
基本殺人鬼とインステッド(代償者)がセットになっていて
インステッドがいなくほおっとくと自我を忘れ無意識に人を殺してしまうそう。
たとえば主人公はヒロインの髪を散髪して解消するなど。

設定がかなり斬新でこの手のアニメは好きみたいで個人的には大ヒットでした。
ヒロインとの恋愛要素もあり今後の物語の展開、恋愛の進展など気になることばかりでした。
てなわけで全然きりが良く終わってないです…
2期を期待してますがどうなんでしょうか。

ところどころエロ描写…というか変態描写があるのも何か珍しく良かったですw

職業柄、美容業を営んでるので余計に楽しめたのかもしれません。
おすすめです。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 1

58.3 2 マニアックで変態なアニメランキング2位
変ゼミ(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (463)
2349人が棚に入れました
いたってノーマルな大学生、松隆奈々子は、好きになってしまった武蔵小麦が所属している変態生理ゼミナール―通称『変ゼミ』に入ってしまう。さまざまな変態行為を研究するゼミとは知らなかった奈々子は、並み居る変態に翻弄される毎日を送るハメに。提出するレポートは教授にぬるいと罵られ、ちょっと気になる武蔵小麦のアドバイスにオタオタしつつも、奈々子のキャンパスライフは、慌しくすぎていく!

声優・キャラクター
花澤香菜、石田彰、高口幸子、白石稔、河原木志穂、森訓久、新谷良子、松山鷹志

空色の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

変態を正直に取り上げるなら、これしかない。

 これはエロ・グロという要素があるのではなく、変態的な性癖そのものをメインテーマに据えている珍しい作品。もちろんラブコメとして、面白く語っているのではあるが、興味本位・面白半分とは一味違っている。

 興奮や快楽を感じる対象が特殊でマイノリティなのが変態扱いされるわけだが、単に確率的に少ないだけで排斥対象にしてよいものだろうか、と考えさせられる。
 犯罪的な行為で他人に被害を与えるのは論外だけれども、大多数が嫌悪するからというだけで、劣等であるとか、邪悪であるという判断は拙速に過ぎる。
 自分は嫌いだから世の中から無くなれというのは、感情としては素直かもしれないが、思想だとすれば危険極まりない。

 「なぜ、特定の行為に悦びを感じるのか」というテーマは追究に値すると思う。
 そもそも、大多数の正常な人も、自分が何がしかの感情を抱く理由を言語化はできていないだろう。仲間が多いから「自然」だとして思考停止していても許されるだけである。それはどちらかといえば怠惰な態度だし、そこからは目新しく面白い発見は出てこないだろう。

 変態を研究しようとすることは、変態になるということとは違うのだから、理解できないからこそ近づいてみる価値はあると言える。

 確かにこの作品には想像を巡らせると吐き気を催すような性癖が沢山でてくるので、普通の娯楽とは違うし、嫌がる人間に無理に観賞させる必要もないが、非常に興味深い話ばかりだし、取り上げ方はストレートなので分かりやすくて良いものである。

 まあ通常のSEXの知識すら隠蔽しがちで、普通の性教育すらままならないのだから、これが広く受け入れられるはずもない。
 しかし、おっぱいとパンツを見せるだけの駄作に比べたら、こちらの方が知育には良いはずなのだけど。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 6

テモテ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

だから高評価というわけではないんですが…

作中に出てくる田口イエスタデイのキャラクターがまんま自分でびっくりです。
まあ私には蒔子みたいな“都合のいい女”はいませんけど(髪の毛はまだあります!!)。

さて、肝心の中身。

「変ゼミ」と銘打ってはいますが、学術的なアプローチで変態を云々しているわけではもちろんありません。「変態」をツールとして扱った、(いい意味で)ただのギャグアニメです。

表立っては言えないでしょうが、変態って実は誰もが少なからず興味をもつ普遍的なテーマ。そして、そこを巧みに突いて笑いに昇華したところが本作のすばらしいところです。
ほぼ全編にわたりエログロに支配されてますが、デフォルメされた作画なので不快感もなく、カラりと楽しめると思います。

15分アニメという尺の問題もありますが、アニメ化にあたり原作からカットされたシーンが多くそこは残念。
特にあんなといっちゃんのエピソードはいい話なのに大事なシーンや台詞が省略されており、わかりにくくなってしまってます。

興味がおありの方はぜひ原作も読んでみてください。アニメ回以外にも面白いお話が満載です。
書店で買う勇気がない方はamazonでどうぞ!(私もつかってます)

投稿 : 2025/02/22
♥ : 4

ミーク さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

タイトルなし

私って、もしかしたらアブノーマルなのかもしれない。そう思った時期も確かにありました。しかし、このアニメを見てしまうと自分が小さく思えてしまうほどの変態ぞろいでした。中には、私と同じ趣味の人もいまし……ません。別にNTRが好きとか、公衆の面前であんな事やこんな事してばれないかスリルを楽しんだりしませんから!私、絶対しないから!
まぁ、変な人も下ネタも割といける口なので楽しく見させてもらいましたってことで…。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 5

71.3 3 マニアックで変態なアニメランキング3位
〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (124)
469人が棚に入れました
高校を卒業し、阿良々木暦の物語は終わった。 今度こそ、本当に終わった。 しかし暦に助けられた 彼女たちの物語は、 終わってはいなかった。 青春の中でもがく彼女たちの、 前日譚、あるいは後日談。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

シリーズの疲弊は新房演出ではもうカバーできない。前半はかなり面白かったですが…

 前半の撫子のストーリーは、撫子が阿良々木と絡んでいろんな出来事があったので、その総括あるいは未来につながる可能性を見せてくれました。もともと他のキャラよりも非常に一般人の感覚に近いし、ダークサイドも表現されていましたので、キャラ造形に深みがありました。

 エンタメとしても斧乃木余接との絡みが面白いし、何より演出に力が入っていたので見ごたえがありました。

 後半の忍とスーサイドマスターは面白くないとはいいません。最後まで見られたので。ただ、それは私に物語シリーズとしてなじみがあるから慣性あるいは惰性で面白さを感じるだけであって、客観的に見たら面白さはかなり微妙だったと思います。

 というのは撫子と違い、スーサイドマスターもバスケ部のメンバーもまったく思い入れがありません。忍も阿良々木との絡みでドーナッツギャグとかやっている分には良いキャラなんですけど、600年とか長命と眷属から無理やり話を作っているだけに見えます。そして、撫子の前半に比べてテンポが悪すぎます。非常にかったるい時間でした。

 作画はさすがです。非常に美しいものでした。声優さんも豪華だし言うことはありません。OPEDも面白いと思います。ただ、新房演出だけではもう面白さは担保できないところにシリーズは疲弊していると思います。

 新しい表現に挑戦するのも手かな、と思いました。評価は要素としてはハイレベルなので高くなりますが、主観的には70点はいかないかも。前半が90点なら後半は50点。話数で加重平均すれば平均で70点を下回るかなという感じです。



1話 挑戦的な映像は想像以上で驚きました。そして女子がすごい。

{netabare} もう映像表現のレベルが段違いですね。作画レベルとかエフェクトとかそういうことではなく独自性とか挑戦とかそういうところがすごくて、映像そのものを楽しめます。「作画がすごい」と言われているアニメとは違う方向性ですが、その映像表現の斬新さに驚きます。

 そして、女子表現。そう、女子を描きたいという気持ちがものすごいですね。とにかく斧乃木余接の映像表現がすさまじかったです。

 あと、過去多用していた文字芸も一部使用していますが、あまり多用しなくなりました。化物語の時代は紙芝居でしたけどかなり動きも出ています。

 内容はいつも通り寓話もテーマもなく「物語」です。意味性を付与することはできるでしょうが、それは本作の楽しみ方ではないでしょう。そして、だからこそ面白いとも言えます。残念ながら本作の部分は原作を追っていないのですが、また読みたくなりました。

 想像の数段上を行くクオリティでした。体感10分でした。これは楽しませてもらえそうです。{/netabare}


2話 撫子は人間味がでてロリっ気が無くなったせいか非常に可愛くなりました。

{netabare} 今まで千石撫子って、無駄にエロかったしキャラが立っていましたが、あまりに計算されたキャラで私はあまり好きではなかったです。が、今回はいいです。人間的な弱みが出てきたせいか、ロリっ気が抜けたせいか、非常に魅力的です。

 で、話ですけど、進路問題とかプロの1万時間とかもったいぶって深そうな話になりそうで、結局非常にばかばかしい展開になります。成長とアイデンティティの問題にもなりそうですが、まあ、どうせ相対化してメチャクチャな話にするんだろうな、という気もします。それが面白いんですけどね。

 それ故に名作にも秀作にもなりえない構造だと思います。オフシーズンなのでそれでいいんでしょう。それでいてキャラが深掘りできる。本当にアニメ界の中では特異な作品だと思います。

 しかし、絵がいいなあ…なんなんでしょう?すごすぎ。で、EDはYOASOBIなんですね。歌詞はちゃんと撫子の成長と変化のこと歌ってるみたいですね…よく聞き取れないですけど。{/netabare}


3話 ここにきて最高の映像でした。思春期「気分」の描写が良い回でした。

{netabare} やばいです。映像がすごすぎて見入ってしまいました。1話もすごかったですけど、3話は格別です。特に前半が素晴らしかったかな。作画がいいといわれる作品は沢山ありますが、映像としてここまで人を引き付けるセンスには脱帽するしかありません。OPももちろんすごかったです。それと音響も細部にわたって工夫があるようです。

 この作品、含意はあまりないですけど「気分」はあるんですよね。思春期の気分、中学生の孤独、親との関係性。それがそれぞれの実体験と合わさると含意に似たものができる感じでしょうか。本作は成長という題材をちりばめていますがそこに解答がないのは、この作品における化物の位置づけそのままです。

 その気分を共有できる老倉との会話も良かったですが、本当に綺麗なキャラデザだなあと思います。記号としての美人のキャラはいくらでも見てきましたが、普通に絵として美人だと思える数少ないキャラです(私はツインテール時代が好きですけど)。

 いや、面白い。最高です。映像もテンポも演出も内容も何もかもがいいです。すごいとしか言いようがないです。 {/netabare}


4話 今回は見るべきところがなかったかな。

{netabare} 今週はちょっと映像的には見せ場がなかったかなあ。逆撫子の襲撃シーンくらいでしょうか。いや、もちろんレベルが高いのはわかりますが、3話がすごすぎました。来週以降の「ため」でしょうか。

 面白さもちょっとだけ中だるみの回でした。コロナにかかって咳をしながら見たせいかもしれませんけど。次回話が大きく動くでしょうから映像、展開の両面で期待です。{/netabare}


5話 超人気シリーズ故の贅沢で稀有なキャラの掘り下げ。

{netabare} 冒頭の方の絵画的な画面が美しかったです。手ブラの撫子の群衆もちょっと驚きました。

 まあ、そういう視覚的な面がすごいのは1話からずっとなんですけど、話が面白いですねえ。化物語シリーズは含意がないと思ってましたが、今回は結構成長課題を乗っけてきましたね。ただ、それが本作では特殊で、人気シリーズ故に物語内でストーリーとして見せた撫子の顔が本当にある、という点です。

 撫子は特に心に闇を抱えている分、非常にいろんな話の主役となりました。そこを逆手にとってここまでのキャラの総括に仕上げてきたのは、本当に素晴らしいと思います。超人気シリーズだからこその贅沢で稀有な話ですね。{/netabare}


6話 負けヒロインの再生の物語。本当に面白くて素晴らしい内容・映像でした。

{netabare} 1人のキャラの再生の物語をよくぞここまで、丁寧に面白く描きました。素晴らしいと思います。「負けヒロイン」のその後に続く物語に普段あまり目を向けませんが、彼女たちにも成長がちゃんとあります。そして、次の恋愛に向けて再スタートを切ります。

 少し強引なハッピーエンドではありますが、それは1つの事をやりきることと、自分の反省をしっかりする。そして、過去に見切りをつける。これがあるから、受け入れられます。

 しかも、2話~5話の間、たった1人の内面と成長をほぼ数名の登場人物だけで描き切りました。その構造で、まさに自分で自分を見つめなおす物語になっていました。
 作品の内容も素晴らしかったですが、少ない登場人物でこれだけ面白く飽きさせない作品に仕上げたのもまた素晴らしいです。{/netabare}


7話 日常と心の闇の構造でないので、キスショットの話は面白くない。

{netabare} この話を見てこの物語シリーズの何がつまらないか、やっとわかりました。キスショットの物語が面白くないんですね。
 私は「傷物語」のレビューは結構ボロクソに書きました。映画3本にまとめたこと、色合いなどなど。ですがそのいら立ちはキスショットの物語に対する反発のような気がします。

 物語シリーズにおいて、他の女子キャラと化者の物語は日常の中で、自分の心の歪みと周囲の人間の軋轢が生み出す闇のような存在です。それが助かるのは自分でしかないといことだと思います。

 ところが、キスショットの話って、設定なんですよね。キャラ造形に後から付け足したのも不満ですが、少なくとも物語シリーズにおける怪異の在り方とまったくかけ離れています。新規の奇異なキャラを登場させてまさに茶番劇を繰り返すしかなくなってしまいます。

 そこが私には面白くないんだと思います。6話までと比較して評価は残念ながらかなり落ちるだろうなあ、という気がします。撫子の成長を感じさせる物語と違って過去の話ですし。
 不思議なのは原作者はしつこくキスショットの話を書きたがっているのなぜでしょうか? {/netabare}


8話 このパートはストーリーもキャラも美術もセリフも嫌い。2話で区切りがついて良かったですが…

{netabare} さて、キスショットの過去の設定のための設定のような、寓話とは似て非なる言葉遊び。本当にキスショットの昔話は話は面白くないです。

 スーサイドマスターから見た場合は、何か読みとれるものがあるかもしれません。死を無駄にしない、喰うことと愛することは同じ…いろいろ感じるものがあるかも…いや、やっぱり言葉遊びも良いところです。しかも、キスショットがらみだとキレがないです。やっぱりダメです。本当に面白くない。いかにも後付けの設定の説明が嫌いです。

 このまま後半がこの話だったら切るつもりでしたが、7,8話で終わり見たいですね。この先どうなるかです。現代でスーサイドとキスショットの話が続くのか。まあ、現代劇で他のキャラがかかわってくるなら、面白さも期待できなくはなさそうです。ですが、できれば違うキャラで展開してほしいなあ。{/netabare}


9話 神原と阿良々木の安定感。話も面白い。演出は手抜き?

{netabare} ロリキャラ(撫子含む)じゃないとスタッフのやる気が無くなるのでしょうか。前半の演出の豪華さがないのはは不満点です。

 冒頭スーサイドが出来てきてちょっとがっかりしましたが、結果的に話は面白かったです。暗号のところが冗長でしたけどね。新キャラがですぎで、感情移入という点で心配でしたが、神原と阿良々木が出てきたので、その点はいつも面白さが出ていました。

 なかなか、いいんじゃないでしょうかね。やっぱり撫子のところほどじゃないですけど。{/netabare}


10話 ロリ大集合も忍と八九寺はなあ…斧乃木ちゃんが必要な理由がわかります。

{netabare} いつものロリキャラが大集合である意味ほっとするような展開ですが、やっぱりキスショット関係の話は興味もてないなあ。実は八九寺も形骸化してしまい、パタンギャグとしてもパワーが落ちてるかなという気がします。斧乃木ちゃんが必要な理由がわかります。この子は無表情設定で強引ですけど何をしてもギャグになります。

 それはそうと7つの奥義って刀物語の奴ですね。そういうメタギャグはもう古いかなという気もします。作品数がありすぎて全員の共通認識じゃないですからね。

 あとEDについて触れてませんでしたが、私は曲そのものの出来がいいし、化物語シリーズに合っているので悪くないと思います。珍しくアニメのクオリティが付いてきてない気がします。{/netabare}


11話 会話劇を演出で魅せる手法の限界かな?

{netabare} 最近、アニメ作品の情報量について考えているのですが、この作品って妖怪が出て事件が起きてバトル的な展開とならない限り、完全な言葉遊びなんですよね。特に言葉遊びが激しいのが忍のパートだと思います。その会話劇は1次元の情報です。だからこそ演出で魅せないと本作は成立しないのですが、さすがに演出はすごいとは思うのの、シャフト新房演出は、過去に見たことがあるものの変化形でしかありません。つまり、視聴者を引き付けるには圧倒的に情報量が不十分な気がします。

 今のOPを見れば、昔のサスペンス劇場のオマージュとしてよくできているのはわかりますが、ウエルメイドというのが、見飽きているというのと同じ意味になってしまっています。

 やっぱり、物語がないと作品にはなりません。その物語が後半は薄味すぎます。{/netabare}


13話 なんと14話がある!というのが一番の驚きでした。

 ずっと単調な会話劇が展開しているだけですね。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 14

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

斧乃木余接&千石撫子&キスショット&忍野忍の物語

原作未読 全14話

斧乃木余接が主役で阿良々木月火が出てくる「愚物語」から、千石撫子が主役で、メインで斧乃木余接が出てくる「撫物語」から、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードが主役の「業物語」から、阿良々木暦が主役で忍野忍、臥煙伊豆湖、神原 駿河が出てくる「忍物語」の順で物語は進んでいきます。

物語シリーズが帰ってきました。第2部開始というところですかね〜

斧乃木余接は阿良々木月火と一悶着w月火ちゃんはあいかわらず怖いですねw

千石撫子はらしさ全開w色々な千石撫子が観れますw

キスショットは吸血鬼なるまでのお話、忍野忍は怪事件の真相を突き止めていくお話でした。キスショットの件とリンクしていますね。

「撫物語」と「忍物語」がメインでしたね。そしてその他の2つの物語がうまくリンクしていました。

制作はシャフト、物語シリーズにはなくてはならない作画と演出でした。

まだまだ原作のストックはありそうなので、再会を楽しみにしています。

OPは、「愚物語」「撫物語」が千石撫子(花澤香菜)、斧乃木余接(早見沙織)『忍物語』は音楽のみでミトさんが作曲しています。EDはYOASOBIさんが歌っています。

最後に、とにかく名前が長いです。覚えきれませんねw

投稿 : 2025/02/22
♥ : 16

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

化物たちのオフ会

オフ会なのにオンラインオンリィとはこれ如何に…。
課金せずに文句垂れる不届者は誰だ!
気になりだすとポップアップ広告並にイライラが募る訳だが、内容は何処までも化物語の世界からはみ出すことはない。
それどころか、記号化された街並みや風景は、初期の作品のテイストを踏襲、さらに洗練されシンプルに。一足飛びに、彼女たちが息づき、取り残されたネバーランドに迷い込み、その一挙手一投足から目が離せなくなる。
お見事である。
                (2024/08/24)

デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター

聞き取れなかったので、うっかり調べていたら、
『どうやら、またネタバレを喰らってしまったらしい』
要は、遅れて参加のマスターさんは免疫がなかったということでして…
必死が仇となっての決死行でありました。
拡散は万死に値する訳でして、この辺りでお開きに…

投稿 : 2025/02/22
♥ : 14
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