ファンタジーで深いなTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のファンタジーで深いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月19日の時点で一番のファンタジーで深いなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.5 1 ファンタジーで深いなアニメランキング1位
異修羅(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (187)
361人が棚に入れました
地平のすべてを恐怖させた魔王が打ち倒され、破滅に怯える必要がなくなった時代。 未来に夢を見ることができるようになった今、少女は理不尽な暴力の渦中にいた。 素晴らしかった景色はもはやなく、都市も、草花も、全てが燃えている。 生きながら解体されていく親友の苦悶の断末魔を聞きながら、少女は逃げ出した。 親しい誰かが死にゆくとき、自分が無力でいること以上の絶望があるだろうか。 しかし、少女の前にふらりと現れた一人の剣士が、絶望を、抗うことのできなかった理不尽を、たった一振りのなまくらで、いともたやすく斬り伏せてしまった。 「――柳生宗次朗。このオレが、地球最後の柳生だ」 この世界には、あらゆる“力”の頂点を極め、「最強」の名を戴く者たちがいる。 剣士もまた地平に蠢く無数の、“修羅”の一人。 魔王亡きこの世界で、なおも闘争を求める、その一人目に過ぎない。 ――そうか、私はこの男が、“強者”が許せないんだ。 幾度も命を救われたにも関わらず、少女に芽生えた見当違いな感情。 しかし、すべてを失った少女には自分自身を支えていく理由が必要だった。 ――この男を殺す。この世界には、それができる“強者”がいる。 理不尽な“強者”たちへの憎悪を支えに、少女は剣士と共に歩き出す。 「最強」を殺す旅路は、そうして始まりを告げた。


声優・キャラクター
柳の剣のソウジロウ:梶裕貴
遠い鉤爪のユノ:上田麗奈
星馳せアルス:福山潤
静寂なるハルゲント:大塚明夫
警めのタレン:朴璐美
鵲のダカイ:保志総一朗
夕暉の翼レグネジィ:森久保祥太郎
晴天のカーテ:雨宮天
世界詞のキア:悠木碧
赤い紙箋のエレア:能登麻美子
濫回凌轢ニヒロ:高橋李依
音斬りシャルク:山寺宏一
鎹のヒドウ:岡本信彦
速き墨ジェルキ:子安武人
海たるヒグアレ:杉田智和
月嵐のラナ:花守ゆみり
通り禍のクゼ:三木眞一郎
静かに歌うナスティーク:堀江由衣

こま さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

1話切り。最初の方で体を引っ張るグロあるので観る人は注意を。

巨大ロボの襲撃により都市は壊滅。ロボの中から小さいロボが。

まず腕をちぎります。次は足を。またまた足を腕を最後は体をぐちゃぐちゃに。
ちなみに最初ヒロインと交流があった女の子でしたとさ。

アレを見る限り人の悲鳴泣き叫ぶ声が大好き拷問が好きなタイプ。
命が消えるその瞬間まで苦しむのを見ながら殺してる。
その後の他の個体がやったと思われる死体が散乱しているが、千切られた様子もないので多分個体によって違うのかも。そしてこのロボの説明文で心があり喋れるとあるので確定。
まあ喋りながら殺されるよりかはマシかもしれない。見た目ロボなのもあるが。

ヒロインは主人公の理不尽な強さを妬み憎み、この主人公を殺せる人間?を探す為に主人公と一緒に案内役として行く事になる。全員が通り名持ちで強いのかもしれない。
幾つかの作品で最強!とか言われてたキャラが、瞬殺されるのもあったのでどうなるか。

巨大ロボをボロボロの刀で倒して終わり。
もっと早く来てくれたら…!で憎むでは無かったのは初めてみたけど、それだけで続きが気になるかっていうとね…。
2話次第かな。

2話見逃したのでマンガ見た感想を。
その前に。
アニメ最初のグロシーン。マンガは腕を1本千切って終わってる。
何故ならヒロインはこの時点で逃げてたから。
ちなみにヒロインはスカートなので…確かアニメでは無かったはず。

マンガ冒頭。魔王を殺した勇者が誰なのか?が分からないから最強の全員でバトル!
果たして16人の中にホンモノの勇者はいるのか!?みたいな?
マンガだとこんな感じ。コレが必要かと言われるとあってもなくてもかな。

アニメ2話からの部分読んだけど別キャラに変わってた。ワイバーンかな?

自分の手柄のために弱ってるドラゴン倒す算段たったよ!おじさん→部下が全員殺され一騎打ち!→そこにドラゴンに深傷を負わせたワイバーン登場。
コレで終わり…と言うか無料だとここまでしか読めなかった。

よく分からない少年がロボを倒したら場面変わって、次は知らないおじさんとドラゴン出て来て、最後に見た目からして喋りそうなワイバーンて…。
コレで続きが気になるかと言われるとね…。
面白そう!とはならなかった。

いくつか感想見た感じキャラ紹介が長い作品とか言われてた。
コレを信じるならそう言う事なんだろうね。

マンガは少しだけしか読めないのがホント致命的。
これだとマンガまで買おうとは個人的には思わない。
そしてもちろんアニメも気にならない。
1話切り。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2
ネタバレ

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ここまで全て地区予選の予選です。

キャラの話やってから本編でトーナメントおっぱじめるのか?話の内容はまだなんとも言えないが、バトルシーンはハイクオリティ。CG演出も迫力があっていいね。

キャラが好きになれるかどうかで言えば…ヒロインの逆恨みムーブが謎すぎて…シナリオ面もこれ不安要素の方が大きいな…

脳死で見るタイプの厨二バトル群像劇って感じ、見たことありつつも目が離せないので今後の展開次第かな?(追記:1話にでてきたあの二人は別に主人公とヒロインって訳ではなさそう、なんなら主人公やヒロインって概念があるかすら怪しい)

2話追記

今回は新しく出てきたオッサンとワイバーンの奇妙な縁の話。やっぱり違う話を少しづつ繋げてからトーナメントに臨ませる構成なのか。あとオープニングエンディング劇伴どれも良かったので加点しました。

3話追記
バトルだらけだった1話2話から一転して世界観掘り下げやキャラ描写主軸の話に。今までと違って思考がわかりやすいキャラが多くなってきて良くなった感はある。世界観が分かりやすくなってすんなり入ってきたけど説明は多少はあるけどもう少し分かりづらいので分かりやすくまとめた資料的な何かが欲しい。少なくとも1クール目は序章みたいな感じで終わるのか、中途半端な所で切られないどころかキャラ紹介が終わってない段階で1クール完走はご勘弁を…

4話追記
ウダウダ話すだけの世界観説明をおねロリ百合展開を挟むことで目の保養になる場面として昇華させるテクニックには恐れ入った。とはいえバトルがないのは物足りない…それとキャラ紹介はそろそろ終わるのか?次回でメインの修羅達の話切りそうなんだが…バトルの面白さや世界観、キャラの良さで持ってるけどそろそろ本筋始めないとキツイ。

5話追記
狂気的な杉田智和、いそうであんまいないけど見られて満足、三木眞一郎の気だるげで飄々とした感じは良かったな。そして6話、ようやく修羅同士の激突が始まる予感!トーナメント入るにせよ入らないにせよ面白くなることを期待。

6話追記
ついに各キャラの思惑が交差する展開に!こういう諜報メインの頭脳戦は見ててハラハラする。どのキャラも一枚岩じゃないからあぁいう引き込み方が出来るのかな。ただ惜しむらくは本格的なバトルは7話まで持ち越されそうになるのがなぁ…

7話追記
ついに修羅同士、ふたつの大勢力が激突し始める。大会始まる前に破壊!?どうなるのかいよいよ読めなくなってきた。

8話追記
修羅の交戦が始まり軍略的にもバトル的な意味でもまさしく混戦状態!大会始まる前で街一つ壊滅する規模の戦いとか今後大会やるとしたらスケールダウンするかしないか分からんな、ってか{netabare}ヒグアレ…嘘だろ…?{/netabare}

10話追記
9話はレグネジィとアルスのワイバーン同士の因縁対決。背景に何があったのかはあまりベラベラ語らないが、とにかく空中戦の迫力と勢いが凄まじい。
10話はニヒロVSダカイ。ニヒロはあれであっさり死ぬとは思えないが本当に死んでしまったのだろうか?にしても先行きがいい意味で読めないアニメだな…
ラナの発狂と暴走を止めたいキアの純粋さは心打たれた。切に生き残って欲しい。

最終話追記
まだまだ戦いは始まったばかり…どころかまだ始まってすらいないという、スケール感がヤバすぎるな…今後の修羅の登場で色々と情緒が爆発しそう。
あと2期決定おめでとうございます。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 7

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

本物が必要?

最初は世界観が大きく何が何だかわからなかったり設定が多すぎるように感じるが、話が進むとどうでもいい所はどうでもいい感じでおおざっぱで、見やすくなっている。
キャラも独特で特殊能力も申し分なく、作画や声優もよい。話の展開はバトルアニメ。前半1キャラ1キャラをピックアップして群像劇気味でRe:CREATORSやフェイトに近い印象を持った。
2クール目以降に世界観を持たせていくのか天下一舞踏会をやるのか知らないが、この系統のアニメは好き。
若干バックの音が大きすぎる気がした。

100点中82点

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0

68.8 2 ファンタジーで深いなアニメランキング2位
後宮の烏(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (155)
443人が棚に入れました
孤独な烏妃の知られざる正体とは━━ シリーズ累計発行部数100万部を突破。原作・白川紺子が描く中華幻想譚、ここに開幕。 後宮の奥深くに住んでいる、妃でありながら夜伽をしない特別な妃・烏妃(うひ)。その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば、少女だったと言う者もいた。 烏妃の名前は寿雪(じゅせつ)。彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物さがしまで、何でも引き受けてくれるという。 時の皇帝・高峻(こうしゅん)は、ある依頼のため寿雪の元を訪れる。二人の巡り合わせは、歴史をも覆す「秘密」を暴くことになる……。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

死と別れを経て魂は一際美しく輝く

“後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、「烏妃」と呼ばれる特別な妃が住んでいる。
彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物探しまで、頼めばなんでも引き受けてくれるという……”

当代・烏妃の寿雪が皇帝・高峻ら宮廷関係者から王宮にまつわる様々な依頼を受けつつ、
自身が背負った宿命とも向き合っていく中華幻想譚を描いた同名原作小説(未読)の連続アニメ化作品(1クール)


【物語 4.5点】
基本は一話~数話完結で事件を解決していく構成。

人の不幸に関する話で言うのも不謹慎ですが、
事件と「幽鬼」となって彷徨う魂の核心に踏み込むと共に、なくした物や人への想いが高まる各エピソードの山場の心情表現は率直に美しいです。
そりゃ怪鳥?烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)も人の魂の煌めきに惹き付けるわけです。
“珠玉のエピソード”という代名詞がこれほど似つかわしい話集も中々ないと思います。

私は10話の{netabare} 琵琶{/netabare} のエピソードが心に残っています。

事件を処理しつつ、寿雪の背負ったさだめと、
尚も関わろうとする皇帝・高峻の関係も掘り下げられ、作品を牽引します。


この種の世界観が凝った小説原作アニメのご多分に漏れず、
中華ファンタジー専門用語が飛び交い漢字変換に手こずりますw
その上で、中国史を中心とした知識や、普段使わない文学レベルの高い熟語などの教養が求められるのが骨の折れる所。

宦官くらいならまだしも、
被帛(ひはく)……唐代の女官なんかが首から下げていた天女じみた長い布。首を締めるのにも適する。
同姓不婚……近親結婚だけでなく、姓が同じ男女の結婚まで忌避する古代中国以来の制度。陳さん、楊さん婚活詰むw
辺りが注釈なしでサラリと語られる厳しさ。

結果、視聴中、調べ物が多発。
2022年に私が最も巻き戻しと一時停止を多用した映像コンテンツとなりました(苦笑)
これに比べたら最近のNHK大河ドラマは優しいな~w

アニメーションで観る意味はもちろんありますが、本質的に活字向けな作品なのかもしれません。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・BN Pictures

同スタジオは作画カロリー等は平凡ですが、作品を伝えるためにやりたいことは伝わって来て好感できます。

建物、衣装。碁盤や香炉、茶器などの小物デザインと、中華風幻想譚のムードを支える骨格は抑える。
烏妃が術を繰り出す際に、花に息を吹きかける幻想的なバンク。
影絵風の作画で、事件のあらましを回想する演出。
独特な作風が世界観再現にも貢献。

一度このスタジオに大規模な作画兵力を与えたらどうなるか見てみたいです。

【キャラ 4.0点】
主人公の当代「烏妃」柳寿雪。
キャラ外形はツンデレ。イケメンが、お菓子餌付けしとけば懐きそうなチョロインw
当初、示唆された王朝交代に絡む、{netabare} 銀髪の欒一族{/netabare} というタブーなど、
政治手腕も彫刻スキルも高いイケメン皇帝・高峻にかかれば難なく突破できると思われました。

ですが烏妃に代々受け継がれて来たのは、古の世界成立から続く根深い宿命。
1クールで塗り替えるには重たすぎて持ち越しになったのも致し方なし。

ただ皇帝・夏高峻も即位して新たな王朝を確立するまでに、
自らの手を血で汚し相当傷付いているはず。
寿雪も照れ隠しにつれない態度続けてないで、素直にデレて差し上げないとw


烏妃の夜明宮に侍女として仕える九九(じうじう)
お世話させて下さいよ~と従う彼女と、
一人でいたい寿雪のぎこちない距離感もまた良き味わい。
寿雪も飼い猫も気まぐれなのですw


各エピソードの事件関係者にも苦難の過去を設定。
半生記が物語にコクを出しています。


【声優 4.0点】
主人公・寿雪役の水野 朔さん。
起伏を抑えたボイスの中に感情を滲ませ、
烏妃の威厳と、奥ゆかしいツンデレを両立させる妙演。

皇帝・高峻役の水中 雅章さん。
こちらも平坦さで感情を覆い隠したイケボですが、
寿雪のツンをいなす余裕もスパイス。

皇帝以下、側近の宦官役にも八代 拓さん、島﨑 信長さん、岡本 信彦さんとイケボが揃う。
宮仕えのためとはいえ、こんなイケメン宦官たちの子孫を残さないなんてもったいないと男の私でも思いますw


金色に輝き喧しく鳴く鶏?星星(しんしん)役は杉山 里穂さん。
動物役もイケる口なんだな~と微笑みつつ、キーキャラクターに違いないとマークしていましたが、
終盤{netabare} 羽毛が弓矢になる{/netabare} とは思いも寄りませんでした。 


【音楽 4.0点】
劇伴担当は橘 麻美氏。中華風のアレンジもあるが、
ヤマ場では、ストリングスやピアノなどの心情曲で感情を揺さぶってくる王道構成。

OPは女王蜂「MYSTERIOUS」
最初はボーカルの強烈な個性に面食らいましたが、
エピソードを経るに連れ、この世界と魂の在り方の核心を捉えた歌詞世界にハマりました。

EDはkrage「夏の雪」
父は日本人。母は中国人。日英中トリリンガルの女性歌手と中華風ファンタジーという適材適所。
移り変わる季節と戻らないあなたを連想し痛切さを醸し出しつつ、雪で寿雪とも絡めていく趣深いバラード。
中国語バージョンもあり。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 26

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

貴方は誰が一番この物語で救われたと思いますか?

この物語は一見中国の後宮にまつわる物語のように感じますが、原作者の白川紺子さんは「中国」とは言ってられません。だから大昔の中国に似た異世界の物語のようです。
そして主人公である柳寿雪(りゅうじゅせつ)は「烏妃」(うき)と呼ばれる特別な妃。
人知を超えた異能者であり、決して皇帝の夜伽をすることが無い妃です。

この物語の魅力は、烏妃の異能力と美貌と可愛らしさ、そして烏妃と皇帝との心温まる漫才のような掛け合いです。


後宮には絶えずドロドロとした色恋沙汰による権力闘争があります。
殺す側のものは邪鬼に取りつかれていたり、亡くなったものは幽鬼としてさまよったりと、絶えず薄暗い闇が後宮に蔓延(はびこ)ります。
その後宮の闇の問題を解決するのが烏妃の役目。

烏妃は見かけ以上に幼く、ときとして子供じみた振る舞いをしますが、
その烏妃をいつも守り助けているのが皇帝の夏高峻(かこうしゅん)。
皇帝と烏妃とのやり取りは、漫才を見ているようでもあり、友情物語を見ているようでもあり、時として純愛物語をみているようでもあり、面白くて心が温まります。

物語の最初の頃は後宮の奥で孤独に暮らしていた烏妃でしたが、やがて彼女の館(やかた)には多数の友達(?)が集まるようになり、笑い声と笑顔で満ち溢れるようになりました。

烏妃は後宮で皆を邪鬼や幽鬼から救ってきましたが、一番救われたのは烏妃だったのかもしれませんね。


エンディングはkrageが歌う「夏の雪」
美しくもあり寂しくもあり壮大でもあり、不思議な魅力を持った歌です。

この物語の唯一の不満はオープニング。
えり好みしてすみません。でも私には、どうしても合いませんでした。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 38
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

宮脇千鶴のセンスに脱帽/2023/6/4原作読了分追記

【レビューNo.7】(初回登録:2023/1/1)
ラノベ原作の2022年作品。全13話。

wikiにあった「中華風の世界観を舞台にしたファンタジー小説」って何や
ねんって思いましたが、なるほど理解できました。
後宮のドロドロした人間模様や人物名などとっつきにくい部分はあります
が、最後まで楽しむことができたかな。

(ストーリー)
主人公寿雪は「烏妃」と呼ばれる特別な妃。
{netabare}
・特別な力をもち、その力で成仏できずこの世をさまよっている死者の魂
 を呼び出し、生ける者を救ったり、また死者の未練を紐解いて成仏させ
 たりするというファンタジー要素
・その特別さゆえに孤独で人を寄せ付けなかった烏妃が、人との関わり
 を通じて心を開いていくヒューマンドラマ
・しかしこの出会いが歴史を覆す禁忌となり、厄災に巻き込まれていく
 ダークファンタジー要素
が話の格子になるでしょうか。
{/netabare}

(評 価)
よもすれば地味で退屈になりそうな難しさもあったと思いますが、そこは
宮脇千鶴監督が原作の世界観を壊すことなく、繊細かつ神秘的な演出で
上手く魅せてるなって印象です。
時には影絵回想とか面白い手法も使ってますし。
この方のセンスの良さに脱帽です。
話も1クールで(先の余韻を残しつつ)上手くまとめた感じですし。
あと個人的には、アニメ初主演となる水野朔さんの好演が光りました。
ただOPはね・・・

あまりこの手の作品も量産されると退屈になりそうですが、年に1,2本
はこういう作品も見たいと思われる良作だった思います。

(2023/6/4追記)
原作読了。アニメ化以降の話も、基本的には面白いです。
{netabare}特に1期あまり出番がなかった宦官の「淡海」は、この作品では珍しく3枚目
キャラなので、彼の出番が増え、夜明宮のシーンはかなり面白くなります。
ただ原作者と私の相性の問題もあるのだと思いますが、メインの「烏漣娘娘」
を巡る、「寿雪を救う物語」は少々期待外れだったかなっという印象です。
しかし、「これを宮脇千鶴の演出で観たら印象が変わるかも」という期待感
はありますね。{/netabare}
原作は全7巻で完結で、終わりはこの作品らしくいい形だったかなっと。

アニメ2期については
・1期は2巻まで、残り5巻を2期(1クール)でやるには厳しい感じ。
・さりとて3期または2クールかけてまでやろうという機運はあるのか。
 (恐らく制作側とすれば2期(1クール)完結編という形がベスト)
・「寿雪を救う物語」に絞れば可能だと思われるが、ダイジェスト版っぽく
 なり作品の雰囲気が壊れないか。
意外なところが盲点となりそうな感じがしました。
そもそも2期制作という話自体あるのか知らんけど・・・
個人的には、2期があれば「宮脇千鶴がどう魅せるのか」に期待ですね。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 21

65.8 3 ファンタジーで深いなアニメランキング3位
妻、小学生になる。(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (96)
262人が棚に入れました
累計部数300万部突破の村田椰融が描く家族再生の物語。10年前、妻を亡くした愛妻家の新島圭介はずっと失意の中にいた。だがある日、小学生の女の子、白石万理華が、自分は他界した妻、貴恵だと言ってやってくる。こうして、小学生の姿をした妻との人生が再び動き始める…2022年にTBSにて堤真一主演、石田ゆり子共演で実写ドラマ化もされた本作。2024年、TVアニメとして再び日本中を愛で包む――。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

夫婦論や幸福論は秀逸ですが、アニメとしてはどうよ?という気はします。

 これは辛い話ですねえ。もちろん、救済でもあります。別離の前準備をして覚悟を決めて自分が妻の死をどう受け入れるのかを納得できる時間があるのだから。

 最後の嘘をどう見るかですが、あれは夢の貴恵の感じだとばれていると考えればいいのでしょうか。まあ、その辺はみんなの優しさの結果ですから、個々人が読みとればいいと思います。

 そして、最後の言葉に時間の話がありました。これが大事ですよね。一緒にいる時間が長ければ幸せなのか。違いますよね。短くても確かにそこに愛情があって結婚生活があって娘を授かった幸せがあった。その幸せは時間の長さに関係しないよ。だから、今は別離を受け入れようということですね。

 このメッセージは素晴らしいですね。拝金主義の言う幸せとは次元が違う精神性です。他人同士が結婚することの意味、子供を作ることの意味…いや、それだけでも狭いですね。確かにそこにあった幸せの瞬間があれば、それは長くても短くても価値は変わらないということでしょうか。

 ちょっと「クラナドアフターストーリー」の後半を思い出すメッセージでした。また「じいさんばあさん若返る」の長い時間を一緒に過ごした夫婦の味わいとは逆の様で本質的には同じことを言っていると思います。

 娘を配置して、最後に結婚させたことは物語としてはいい構成だったと思いますし、連綿と続く人類の結婚、出産の意味を感じさせてくれます。少子化、結婚離れ、そしてコスパ、タイパの世の中で幸福について明確なメッセージがあると思います。

 途中の虐待のところが、活かせていたかなという疑問はあります。それでも子供を持ったことが母としての救済にはなりましたが、子供の立場からするとどうなんだろう?という気がしなくはないです。

 全体として、アニメとしてはエンタメとしては決して優れてはいません。実写版があったそうで本作はひょっとしたらその方が描写としてリアリティがでるのかもしれません。ただ、小学生になった妻の演技という点ではアニメ版が活きていたと思います。

 決してとびぬけてすごいアニメだとは思いませんし、メッセージに独自性があるわけでもないですが、人間の幸福…特に夫婦が死別の辛さと向き合ったときに忘れてしまう幸福を見事にすくいあげたと思います。

 ちょっと最後の方が辛くて正視できなかったので、過小評価している可能性はあります。2回目が見られたら評価が変わるかもしれません。



1話 荒唐無稽な設定は、言いたいことがある場合に有効な手段。

{netabare} 妻が小学生に転生して戻ってくる話と言えば東野圭吾氏の「秘密」があまりにも有名ですよね。あっちは娘になるのでもっと複雑でしたけど。ネタバレは価値がゼロになるので、そっちはそっちで名作なので「秘密」に悶えてください。読み切るのに精神力が必要ですけど。

 で、本作はまあ、オマージュはしているでしょうね。発想も雰囲気もやろうとしている(だろう)ことも非常によく似ています。それをどうやって本作の独自性を出して、換骨奪胎しているのでしょうか。

 小学生と中年の夫婦生活の歪みと新しい生活をどう考えるか。そこが焦点とならざるをえません。アダルトのロリペド作品ならどうか知りませんけど、真面目に描くなら夫婦である以上は性の問題は描かざるを得ないでしょう。なぜかといえば夫婦の関係性の物語だからです。
 2人がセックス出来なければ新しい恋愛がどうしても必要になるはずですが、過去の夫婦関係にしがみつくのが本当に2人にとって正しいのか。だからこそ理屈では破綻せざるを得ないのですが、本作がどうまとめるかです。新しい関係性の提案になるのかもしれません。
 週刊漫画TIMES連載だったということで、それならかなり深いところまで描けるはずです。そして「本当に妻なのか?」問題も描かれるのかもしれません。娘との関係性も必要でしょう。

 題材的には大好物です。荒唐無稽な設定というのは言いたいことの本質をデフォルメして、何を描きたいかをフォーカスし、クローズアップする効果があります。この設定で何を描きたいのか。夫婦か、愛か、思いやりか、再生か、破滅か。いろいろ考えられますが、真面目に描くなら見てみたいです。

 で、結構話、進めましたね。ここまでが導入だとするとかなりのテンポですが今後どうなりますか楽しみです。感動ポルノにとどまらないようにお願いします。{/netabare}


2話 こういうストレスがあるアニメがやっぱり面白いなあ…

{netabare} こういう話ですから障害があると思っていましたが、思っていたよりもハードなのが来ましたね。こういう困難を乗り越えるのか、それとも挫折するのか。そこにどんなドラマを見せてくれるのか。

 妻が小学生になるってアニメ(マンガ)ならではですよね。実写の小学生だと演技が付いてこないでしょう。そこがシラケる原因になりそうです。実際作られたそうですけど、どうだったんでしょうね?

 2話はひどい状況のストレスで見ていて胸が苦しくなりますが、こういう作品はやっぱり必要だし、私は好きです。そしてハッピーエンドでなくても構わないと思います。そこに本当の夫婦を描ければ。キービジュアルでベンチの両端に座っている2人が意味深ですよね。

 本作の解決はどうするんでしょうね?壮大なドラマなら10年間は我慢するとか、別の人生を歩んで死の間際にとか考えられますけど(最近そんなSFアニメがありましたけど)、そこまでじゃなさそうですね。

 面白いにもいろいろありますが、本作は最近のアニメにはない面白さがあると思います。面白さの種類は「コタローは1人暮らし」を少し思い出します。決して爽快な面白さではないです。{/netabare}


3話 ありえない設定だからこそ家族とは何かを考えることができそう

{netabare} 配偶者がもし死んだら時間は止まるでしょう…その一方で高校生の娘の時間を止めることは許されないでしょう。ただ、それもしょうがないかな、という気もします。愛情が深ければ深いほど立ち直るまでに時間は必要でしょう。

 本当に愛していたなら前を向けるというのは綺麗ごとでしょう。本作の場合、おそらく転生したことに関してはトリックはなさそうですから前提として本当に妻があの子に乗り移っているから(考えようによっては悪霊ですけど)立ち直るきっかけはできるのでしょう。この父親と娘には救済がありましたが、実際はこの救済がないわけで。それを考えるともしこのIFがないと切ないですね。

 それと再婚あるいは恋愛ですよね。そこは描かざるを得ないと思いますが、もっと深掘りしても良かったかも。もうちょっと何かあるのかな?でもあの書類が出てきたなら、一旦はこれでその話は決着なのかなあ…性欲の話も本当は描いてほしいんですけどね。

 家族を描くのにこの設定って実は向いているのかもしれません。ありえないからこそ家族を深く考えるきっかけになるし、想像が膨らみます。それと原作を知らないので、あの母親が登場すると思うとすごいストレスですね。その恐怖があるからこそ気持ちに乗っかれていいです。{/netabare}


4話 テンポがかなり速いけど展開が気になります。リアリティが有るのか無いのか…

{netabare} 人間関係がゴチャゴチャしてきましたが、ある意味ではリアリティがあるし、ある意味ではないのかな、という感じですね。展開が急ですが、アニメの情報量の密度の薄さを補うにはこれくらいのテンポの方がいい気もします。

 上司を好きになるきっかけにかばってくれたから…というのは多分フィクションでしょうし、あのタイプの上司を好きになるタイプはかなり特殊な感覚の人だと思います。無理やり作った人間の配置に見えてちょっと記号的かなという気はします。

 一方で生きていれば、出会いがあって好意があって憎悪があって別離があって、いろいろです。そのあたりを単純化した話も多いので本作のようなみんなに人間関係のいろいろがあるのは、自然な気がします。

 2つの家族、娘のデート、そして会社の部下、再婚話に虐待。一体どう展開してどう収束するのか。あるいは発散するのか。

 人間関係の上手くいかないところと、再生とどうなってくるのかわかりませんけど、アニメとしては珍しく深刻な人間のドラマがありそうです。展開が気になります。{/netabare}


6話 虐待が不自然でドラマの要素でしかない。圭介のエゴが不快な気がする。

{netabare} 再婚話が消えて、生まれ変わりの事実が娘から伝えられて、虐待が解決したかわかりませんが一応なんとかなって…これでいいんでしょうか?何か圭介のエゴが前面に出て本当にそれでいいのか?と思ってしまいます。

 何か貴恵/万理華の母親に同情してしまいます。あの状態なら娘を問い詰めても当然の気もします。
 もちろん虐待は許される行為ではないですが虐待の連鎖は病気とも言えます。そして虐待は治らないケースが多いと見る方がいいと思います。彼女に救済があるとしれば、子供と別れる事のような気もします。
 カウンセリング療法みたいのはありますけどね。それとこういうケースの場合、虐待後に反省して子供を抱きしめたりするらしいです。その辺の虐待の現実はちょっと取材不足かなという気はしました。

 一方で、その状態の貴恵/万理華の母親に、圭介の言葉、6話最後の「あなたを信用していない」はいいんでしょうか?言葉というのは呪いの様に人間を縛ります。カウンセリングなどでしか治療方法がない虐待の当事者に対して、その言葉は毒針です。あなたは出来ないと言われるから出来なくなるケースも多いです。言いたいこと言ってお終いの気がしました。

 という理屈での不満があるほか、話の展開としてこの家族の前に困難をまき散らして、ドラマを無理に作っているような気もします。母親との関係で親権の取り合いを虐待を絡めてやったほうが、リアリティもあるし大人の視点で虐待を描くことにもなります。

 あるいは恋愛にもっとクローズアップして、周囲からの目とか小学生との妻の性行為はどうするんだ?という事を描くなどした方がいいと思います。

 ということで、最後まで見ますけどせっかく面白い視点の話ですが、キーとなる貴恵/万理華の母親と圭介にキャラとしての不自然さ、エゴなどが見えて不快感を結構感じています。後半どう巻き返すんでしょうか?{/netabare}


7話 展開が平和すぎてなんだかな、と思ったらそう来ましたか。

{netabare} なるほど、最後にそれをやりますか。7話終盤まで娘の件で普通にいい話になってしまって少しがっかりしました。毒親とか離婚問題というハードな問題がサラリとかたづいてしまいました。貴恵/万理華の母親との関係性がその人格ならかなり不自然だし、内容は平凡で平和な展開かなと。想いが継続する時間とか未練とかそういう問題にはつなげられるかなとは思いましたけど。

 で、突然の展開ですね。これはちょっと興味があります。ありますけど、ただ、夫婦の問題から逃げている展開に見えなくはないので、今後どうなるかですね。ただ、自然な形に落ち着くにはそれしかないかなという気もしますが…{/netabare}


8話 転生ブームを逆手にとった上手い物語。辛いくしんどいですが良いと思います。

 これはしんどすぎますね。辛い結末しか想像できません。万理華の人生を想えば、貴恵としては何とかするしかないでしょう。彼女の性格から言って受け入れざるを得ないと思います。転生というブームを逆手にとって、上手いストーリーを考えましたね。転生を上手く使い切るのは本当に難しいと思いますので、嫌でも評価があがります。

 もうこれは結末での選択肢は1つしかありません。他の誰かに…という甘いものではないでしょう。他作品のネタバレなので伏せますが{netabare}「うる星やつら」のリメイクの33話後半の「最後のデート」{/netabare}を思い出します。あれは相当胸にくる話でした。

 それを1クールかけてやるのか…と思うと、辛いですが最愛の人間の死を受け入れるという意味で中年男が再生する話に繋がります。その意味では「秒速5センチメートル」とかもそうですが、別れが必要な場合はあります。それがあるから前を向けるという事かもしれません。

 これを真摯に真剣に描き切るなら物語が生まれます。ぜひ、妥協しない結末を見せてほしいです。


 

投稿 : 2025/02/15
♥ : 10
ネタバレ

け~・える・い~ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

貴恵ファーストが過ぎる

タイトル変更と、全話見ての感想を追記しました。

{netabare}
10年前に事故で死んだ妻が小学生に生まれ変わって、目の前に現れる。プロットだけを見ればお涙頂戴の感動もののようだが、6話まで見て気持ち悪さしか感じられない。

{netabare}序盤は妻と再会できたことに浮かれてはしゃぎまくるばかりの圭介が気持ち悪い。親族でもない小学生と中年が一緒いることがどうみられるかということを気にしなさすぎ。

中盤は、子供を虐待していた万理華の母親を説教する圭介が気持ち悪い。自分も妻が死んでから10年間麻衣を放置していたのに、なにを偉そうに。

そして一番気持ち悪いのは、貴恵の記憶が戻る前の白石万理華の人格がほぼ消失してしまっていることを誰も気にしていないこと。貴恵とは別の万理華という小学生の人格がいたはずなのに、その人格がどこに行ったかを誰も心配していない。貴恵が蘇ってよかったという気持ちばかりがみえてくる。本来は死んでいる貴恵よりも現在の人格である万理華のほうが大事なように私には思えるのですが、作中の人物にはそういう考えはないようです。

アニメの演出のせいなのかもしれませんが、人物描写が雑で誰にも感情移入できない。

追記:7話の終わりでやっと万理華らしき人格がでてきた。ここまで作中時間で半年(2話が7月で7話が新年会)もたってる。ここまで万理華の存在無視・・・。作中人物の態度も、創作物としてのキャラクターの取り扱いとしてもひどいと思います。

[追記]8話視聴
万理華の人格が戻っても相変わらずの貴恵ファーストの新島親子。貴恵がいなくなったことを悲しむばかり。再び万理華が消えて貴恵が戻ってきたときも「よかった」とは。
まずは、万理華は千嘉の娘であって圭介の妻ではない。たとえ生まれ変わりであったとしても、貴恵ではなく万理華としての人生が今まであったことを軽視しすぎ。1年もたってやっとその問題に気付くとは・・・・

[全話見ての感想というか勝手な考察] 

全話とおして貴恵ファーストが過ぎるのが私が素直に楽しめなかった原因かと。
確かに圭介、麻衣にとって貴恵は大事な人ではあるのだけど、同様に千嘉と万理華もお互い大事な人のはず。それなのにそこに対する配慮というものが作中人物からも作品からも感じられない。もっと両者を平等に扱っての葛藤があればよかったのだけど、貴恵の消滅に関する葛藤はあるものの万理華の存在に対する葛藤はあまり描かれていない。
如実なのは貴恵を成仏させるための圭介の結婚話を聞いた11話の麻衣の反応。貴恵の存在が万理華の人格を抑え込んでいる可能性を聞かされたうえでのあの言動。幼い子供、せめて中学生くらいまでだったら納得できるけど結婚しようかという成人女性としてはあまりにも自分本位で幼稚。

勝手な考察でいうと、麻衣の結婚をストーリーに絡ませたかったがために全体的に不自然になってしまったのではないかと思います。麻衣が結婚適齢期なことから貴恵が死んだ時点で中学生または高校生くらいだったはず。それであの母親への依存は異常に感じられる。貴恵の死亡時にまだ母親へ甘え足りなかった幼児で、現在がまだ思春期にある子供ならもっと素直に受け入れられたと思います。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 4

tomledoru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

10年位前からの漫画作品ですよね。読みました。後半感動します。

テレビドラマにもなって。今度アニメーションになって。

漫画をタブレットでダウンロードして読んだのを覚えてます。

もう十年くらい前じゃないですか?仏教で言う輪廻転生というのがあるのかどうかわかりません。

結局は生まれ変わりではなくて,憑〇現象だったというオチなんですが。

まあ、そんなことはどっちでもいいです。

登場人物の心理描写や葛藤や愛情や家族のあり方など,考えるべきところは沢山あると思います。

この漫画を読んだときの印象は発想の転換が面白い+

発想やアイディアが新鮮だなと思ったんです。

しかし,それは十年前の話なんですから,

今アニメーションをやる意味は大方薄れてきているかもしれません。

でも,はじめてみる人にとっては結構面白い番組だと思いますよ。

「村井の恋」とBS放送でまるっきり,かぶっているというところが、なんとも憎たらしいですね。

幸い我が家はダブルチューナーで複数のハードディスクを持ってるので。同時録画してますが,ライバル意識があるんでしょうか?

私は「妻,小学生になる」の方が断然面白いと思ってます。

上級者向けアニメととして、人生・家族の絆・人とのつながりや恋というのは一体なんなのだろうと,もう一度真剣に考えさせられる素晴らしい作品だと私は思っています。

はっきり言うと、どちらかというと大人向けの作品でしょうか?

年齢が高い人ほど。共感する部分がたくさんあると思います。個人的にも,もっと評価されてよい作品だと思っています。

逆に,裏番組の「村井の恋」は年齢が下がるほど評価が高くなるように作られた作品のように思います。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 3
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