ファンタジーで宇宙人なおすすめアニメランキング 19

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのファンタジーで宇宙人な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月29日の時点で一番のファンタジーで宇宙人なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.0 1 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング1位
あの夏で待ってる(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2734)
13534人が棚に入れました
『その夏の思い出が、僕達の永遠になる』  空は、とても青く澄み渡って。 入道雲が、向こうの山を隠すほどに湧き上がって。 それはいつもの、僕らの街の風景なんだけど。 でも、かけがえのない「夏」だったのだと思う。 その男の子には、「なにもないけど、なにかしたい」って漠然とした気持ちがあって。 だから仲間と一緒に、映画を撮ろうと相談しているところで。 そんなとき、「特別」な女の子が、この街にやってきたんだ。 そして。 男の子の気持ちを、「特別」にしたんだ。
『とらドラ!』、『とある科学の超電磁砲』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』を手がける長井龍雪監督のオリジナルアニメ作品。

声優・キャラクター
戸松遥、島﨑信長、石原夏織、荻原秀樹、田村ゆかり、阿澄佳奈、日高里菜

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

季節はずれの忘れられない夏物語 ε- ( ̄、 ̄;A*) アッー

■「あの夏で待ってる」ってこんなアニメですヽ(*^^*)ノ
「おねがい☆ティーチャー」でお馴染みの黒田&羽音コンビがお届けするオリジナルアニメーションなんですね!
そこに「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の長井龍雪監督とキャラデザ担当の田中将賀さんのエッセンスが加わってなんともどこかで味わったことのある雰囲気に仕上がった作品になってますね♪

舞台は長野県小諸市、ときおり噴煙も見ることができる雄大な浅間山の景色がとっても素敵な場所ですね♪
ちょっと足を伸ばせばσ(・・*)アタシがたまに遊びに行く軽井沢があって、軽井沢の街並みも描かれているので、なじみがあってちょっとうれしい気持ちになっちゃいました♪

そんなノスタルジーな雰囲気と夏がとっても似合う街並みに、赤い髪が魅力的な女の子が空から降ってくるんです∑('◇'*)エェッ!?
こっこのパターンは(>▽<;; アセアセ…もはや王道!?
その名はイチカちゃん♪
何やら訳ありのイチカちゃんに巻き込まれる形で出逢う事となった主人公の海人[kaito]。
この瞬間から特別な夏が今始まろうとしているのですね♪
映画製作を通じて集まった仲間達と共にすごした、青春と一方通行の恋の行方はどんな形になって8ミリフィルムに残るんでしょうね(^ー^* )フフ♪


■4話までのちょっとした日記 φ( ̄∇ ̄o)
まず声を大にして言いたいですw
(* ̄o ̄)ゝオーイ…!! なぜ冬に放送するんですかー!!
百歩譲っても春放送くらいですo(≧∀≦。)ノ
四季折々様々な情趣を見せてくれる自然豊かな長野県が舞台で、しかもタイトルに『夏』って付いているのにもかかわらずですよ…冬放送はあり得なさすぎです!
なつまち製作委員会の皆様方…猛烈に反省してくださいね!!
って事で「今は夏!!」って念じながら視聴開始するのでした♪ \(;゚∇゚)/ナツダー…ε-(´o`;A アチィ☆

ヒロインのイチカちゃんと主人公の海人くんは、まぁ…ポイポイッ(/・・)/⌒ξ:D┼<ξ:D┼<って放っておいてもいいかなぁって思ってます!
紆余曲折しながらも一生忘れられないような青春の一ページを作っていくんだろうなぁーって思ってるので、この二人意外に注目していこうと思ってるんです♪
しかもこの作品、あえて登場人物を絞ってキャラ一人一人を丁寧に描写するって意気込みなので結構内容は期待してるんです(#^.^#)
とくに、柑菜[かんな]、哲朗[てつろう]、美桜[みお]、檸檬[れもん]、この4人の関係って1話目から微妙な関係だったりしているので、作品の善し悪しを握っているように思ってます(^ー^* )フフ♪
過去の作品と比較している人が多いのですけど、この作品には演出云々よりも、登場人物の飾り気のないちょっとした感情や表情などを大切にした、深みのあるストーリーを期待したいなーって勝手なことを思ってますw


■総評
まず全体の印象としては、長井監督らしい作品に仕上がっていたんじゃないかなぁって思います♪
1クール12話の中に甘酸っぱい青春ラブストーリーがギュッと凝縮されていて、観ていて非常に心地よく爽やかなストーリーに個人的には大満足でした(*^_^*)
なんといってもキャラクターの「表情」「心情」「言動」がとても丁寧に描かれているので、観ている側にとっても分り易く感情移入しやすい印象を受けました。
感情移入しやすくしていた要因としてもう一つ、ナレーションの効果は大きかったと思います (o^-')b グッ!
やっぱり人は言葉で発するよりも、言葉に出せない感情の方が多いと思うのです☆彡
揺れる感情や言い出せない胸の内をナレーション風にストーリーに織り交ぜられていて、キャラクターごとの心境が手に取るように分かるのでより感情を揺さぶられるのでしょうね♪
お互いの感情が絡みあうような恋愛模様については、悩み傷つきながらも前に進もうとする前向きな恋が描かれているので、どんな恋の結末となっても清々しい気持ちにさせてくれるのではないのでしょうか (*^0゚)v

それと前述したように主人公とヒロイン以外の役どころが絶妙で、ストーリーを引き締めて飽きさせない要因だった気がします♪
とくに神出鬼没の檸檬先輩の存在は宇宙人設定のSF部分のパイプ役に一役買っていた感じですね♪
それにしても一体何者なんでしょうねw うふふふふっ(*゚v゚*)

長井監督の次回作が待ち遠しいです(*^▽^*)

あっそうそう♪ 公式ホームページの「なつまちBOX」短編ノベルをまだ読んでないファンの方は是非♪
霧島海人編と谷川柑菜編がありますよ~♪( *^-゚)/⌒☆゙


■MUSIC♬
OP曲『sign』
 【作曲】折戸伸治 【編曲】高瀬一矢【歌】Ray
 Rayさんのファーストシングル。
 AIRの「鳥の詩」の作曲でお馴染みの折戸&高瀬さんコンビが楽曲担当で注目されてました♪
 爽やかな印象のデジタルポップサウンドとあどけなさを感じさせる歌声が特徴ですね!

ED曲『ビードロ模様』
 【作詞・作曲】中沢伴行【歌】やなぎなぎ
 注目は「君の知らない物語」でsupercellのゲストボーカルだったやなぎなぎさんです♪
 この曲がメジャーソロデビュー第一弾となりました!
 テクノポップサウンドに乗せた落ち着きのある爽やかな歌声がとっても聴き心地の良ですね(^^♪


2012.02.10・第一の手記
2012.06.28・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♬)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 93

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

爽やかで甘酸っぱい恋愛を非常に丁寧に描いていた素晴らしい青春作品!!【総合評価:82点】

2012年冬に全12話で放送された作品。

『とらドラ』『超電磁砲』『あの花』などを手掛けた長井 龍雪監督のオリジナルアニメーション
代表作となる三作品がいずれも素晴らしい完成度と人気を誇る作品。
『あの花』でもオリジナル作品として結果を出しているだけあって期待
ですが、代表作の三つの評価が高いだけに、それらと比較されても大丈夫なのかと言う不安もありました。
しかし、この作品は代表作と比較しても十分な出来の見事な作品に仕上がっていたと思います。
自分としては、2012年冬、期待値を一番上回った作品でしたね。

この作品で一番自分が評価している点は恋愛要素にありました。
登場人物の5人が織り成す多角関係は非常に面白かった。
しかし、多角関係とは言え、ドロドロな愛憎劇になるのではなく、正に爽やかで甘酸っぱい青春を表現できています。
互いに想う相手の幸せを願って、自分の意思を主張できない。
そんな良くある心境をとても丁寧に描いていて、心情描写のレベルはかなりハイレベル。
良くある心情を丁寧に描いているので、非常に感情移入がし易くてとても素晴らしい作品でした。この作品は恋愛要素の暗い面の表現がほとんど無かったものの、甘酸っぱさの表現は抜群で、12話構成にしてこの完成度には脱帽です。

恋愛要素に関してはかなりの出来栄え、もう一つの大きな要素である宇宙人設定は若干微妙でしたね。
まぁ、ヒロインの宇宙人設定が根底にあるからこそ、恋愛要素も盛り上がったのでしょうが
でも、やっぱり恋愛関係の話が一応の収拾が付いた後、ヒロインの宇宙人としての設定を全面に出したラスト2話はどうも微妙な感じはしました。
宇宙人事態が現実味に欠ける事と約一名のキャラがかなり現実味を欠いて上、ラストでその現実味の無さに更なる拍車をかけて来た。
まぁ、その一名も普段の言動は不自然でも、要所要所でしっかりと良い仕事をして、恋愛要素を盛り立ててくれた立役者的な面もありますがね。

今までの爽やかな恋愛要素が宇宙人設定が根底にあるとは言え、心情描写がかなりリアルだったため、ラスト2話は浮いてしまっていた印象。
恋愛要素があまりにも素晴らしかったと言う事、しかもラスト2話まで宇宙人設定は表面的で恋愛要素がメイン
なので、ラスト2話で宇宙人設定を押した話を今まで盛り上がっていた恋愛要素の話と同等のレベルに持っていくのは無理でしょう。

とは言え、ラスト2話も急展開に置いてけぼりにされなければ非常に盛り上がる。
そして、テンプレなかなり使い古されたような展開ではありますが、感動できる作りにもなっています。
今までの複線もしっかり回収してますし、ラストとしては纏まりのある締めでした。

OP、ED、共に良好で非常に作品にマッチした楽曲でした。
歌詞も実はキャラが背景になっていたりして……

作品全体を通して、かなり面白かった作品でした。
特に本作のメインである多角関係は本当に甘酸っぱくも爽やかな恋愛を表現
キャラクターの心情描写も丁寧なので、感情移入もしやすく素晴らしいものでしたのです。
個人的には同監督のオリジナルアニメ作品『あの花』よりも断然本作の方が好きですね。
とても良い作品だと思いますので、未視聴の方は是非とも一度視聴するのを強くオススメいたします。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 132
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

一夏(ひとなつ)の青春恋愛観測

夏休み。自主映画撮影。宙から女の子が降ってくる。
宇宙レベルの騒動と比肩する二人のカンケー……。
設定の骨組みは割と定番かつ王道。
({netabare}“MIB”や“裸族”{/netabare}も出てくるけど、きっとフツーw)

でありながら本作が夏になる度、私の脳裏に浮かんで来るのは、
恋バナにSF絡めてハチャメチャやってるようで、
恋愛の甘さだけじゃない。
人を想った故の痛みもしっかり描けているからだと思われます。

本作では、{netabare} 片想いの玉突き事故{/netabare}と言う結構な惨事が起こるわけですが、
そこに踏み込んでこその特別な夏。苦味も経験してこそのひと夏の成長。
と言わんばかりにぶつけて来ます。

こんな構成もあってか、
またスタッフの過去作の履歴から膨らませた期待との齟齬もあってか、
放送当時は、だいぶ批判も多かった思い出が(苦笑)

もっと各登場人物を萌えキャラ化、アイドル化して、
或いは各“攻略キャラ”をオムニバス形式で巡回するギャルゲー原作物の風味にして、
各々を推してる人が傷つかない無難な展開にすれば、
出火することもなかったのでしょうが……。

でも、結局、恋愛アニメとして、後々になっても心に残るのは、
こういう傷痕も刻むことができる作品だと最近改めて感じます。

2010年代は本作の後も、きちんと負け組も作る、
しんどい恋愛アニメが定期的に供給されている印象。

今、振り返ると本作の痛みの描写など、まだ可愛らしいもので、
むしろ好いた惚れたが入り乱れれば当たり前に起り得る話と感じます。
2010年代の割と早い時期に、本作等で改めて痛みに対する耐性が付いた。
受け身が取れるようになったと、妙な感謝の念?すら沸いて来ます。


恋する当事者は、自らに芽生えた訳の分からない感情を処理するだけで精一杯。
だけど隣の友人からは葛藤が良く見える。
けれど隣の恋慕が一望できるからって、自分の気持ちをコントロールできるわけじゃない。
第三者の歪んだ視線も交えて、様々なアングルで恋愛模様を活写する。

この構図もまた典型ですが、それらが滲み出たセリフ回しが私の好み。
自分だけ第三者として冷静に客観視しているつもりでも、
抱いている恋愛感情は隠し切れない。
言動からはみ出した恋のベクトルが突き刺さって実にこそばゆいです。


好きな登場人物は檸檬(れもん)先輩。

種々の権謀や謎スキルを駆使して、恋愛展開に新局面をもたらし、
不敵な笑みを浮かべて、恋バナの記録(盗撮)に勤しむ。
よくいる青春観察ムード盛り上げキャラ。

ですが彼女に“年季”を感じるのは、
このキャラの系譜が、一部参加スタッフらが以前手がけていた、
オリジナル恋愛アニメ『おねがい~』シリーズから続いているということ。

檸檬先輩のCV田村ゆかりさんは『おねがい~』シリーズの頃から本作まで、
名を変え、学校を変え、立場を変え(何故か制服は変えないけどw)
後輩たちの青春恋愛劇を眺めては、うふふふふ~とほくそ笑んでいるのでありますw
流石CVゆかりさん。何年も17歳やってるだけあって、微笑みにも威厳?が漂いますw


私としても、まだまだ檸檬先輩と一緒に?
色んな少年少女の恋物語を覗き見したいので、
これからも性懲りも無く、青春恋愛作品に舞い戻る所存であります。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 49

75.2 2 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング2位
六畳間の侵略者!?(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1175)
7100人が棚に入れました
高校入学から一人暮らしを始めることになった苦学生、里見孝太郎が見つけた家賃五千円の格安物件。その部屋“こころな荘一〇六号室”は…狙われていた!意外なところからつぎつぎ現れる可愛い侵略者たちと、孝太郎との壮絶な(?)闘いの火花が、たった六畳の空間に散りまくる!健速が紡ぐ急転直下のドタバトルラブコメ、ぎゅぎゅっと始まります。

声優・キャラクター
中村悠一、鈴木絵理、大森日雅、田澤茉純、長縄まりあ、鈴木達央、竹達彩奈、悠木碧、早見沙織、高本めぐみ、洲崎綾、田村ゆかり、鬼頭明里
ネタバレ

ketano さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ハーレム物だけど、意外と良かったかな。

全話みた感想です。

{netabare}
幽霊の女の子、魔法少女、宇宙人の女の子、地底人女の子、大家さんの女の子、地球人の女の子に、囲まれて普通とはちょっと違うハーレム状態?でしたが、以外とおもしろかった。

主人公は、普通の地球の男の子見たいな設定だけど、この部屋にいた幽霊の女の子が普通に見えた時点で、もう普通じゃないよね。
あと、どんどん強くなってってるみたいだけど、なんか特殊な人みたい。最後まで、正体はわからなかったけど、なんかあるのかな?
一番強いのは、アパートを壊されたときの大家さんって設定もよかった。

特殊な設定だったけど、それぞれの女の子に敵がいて、その敵を倒していくんだけど、そんなに思い設定はなかったけど、楽しめました。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 15

オキシドール大魔神 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

多種多様な人物が六畳間を巡って織り成すドタバタコメディー

主人公をはじめとして、幽霊、地底人、魔法使い、未来人(とその部下)、ギャグ的に強い主人公の同級生の大家さんが織り成すドタバタコメディー。1話で一気にこれらが揃うので、最初はキャラの多さに面食らうが、少なくともアニメではこれ以降レギュラーキャラは増えない。魔法使いと主人公の先輩(女)との友情も良い。基本はコメディーだが、主人公がヒロインを救う話もある。正直幽霊の早苗と未来人救う話はあまり面白くなかったが、地底人と魔法使いのユリカちゃんを救う話は良かった。憑依されたり操られる埴輪を見たりしているからか、早苗や地底人、未来人についてはあっさりと受け入れる癖に、いくらユリカが抜けっぽいとはいえ魔法使いだけは頑なに認めない主人公にはイラッとした。明確な理由もなくギャグで魔法使いは認めませんと流されると辟易する。
女キャラは可愛い。幽霊の早苗が主人公に憑依している時が可愛い。憑依と聞くと体が乗っ取られるのを想像するが、この作品での憑依とは、早苗が主人公に抱き付くだけである。はっきり言って羨ましい。地底人は有能でインテリっぽく、おっぱいがでかい。良い大和撫子。未来人は若干横暴だが、部下が冷静で可愛い。ただし、カブトムシに対してヒステリックを起こすのが難点。魔法使いのユリカはツインテールが似合っているしアホ可愛い。大家さんは基本的に優しくてかわいい。主人公の先輩も病弱で可愛い。主人公も、魔法使いを認めない頑固さ以外は、好青年で印象は良い。
声優は、中村悠一と早見沙織、高本めぐみが好きなのと、二つの埴輪が竹達と悠木だったこと、敵役に忠芳が出ていた事、ユリカ役の人がハマっていたので、それなりに評価。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

侵略恋♪バトル

なんか面白そうな設定だなって思って観てみたハイテンションハーレムラブコメ。

でもハーレム物って感じしなかったなぁ、、、どっちかって言うと家族物に近い感じ?
観てて微笑ましい気持ちになりました。

とりあえずハーレム物なので女の子いっぱい。
でも普通の女の子はいないんだよね~w
幽霊とか宇宙人とか地底人とかコスプレしょ…げふんげふん魔法少女とかとか。
でもみんな可愛い!
一番はゆりかふぁいおーことレインボーゆりかちゃん!
声が好きだなー、脳みそが蕩けますw

メインヒロインの声優、新人さんばっかしだったみたいだけどみんなはまってたね。
上手いとか下手とかじゃなくはまってた。

その四人が歌ってたOPあれ好き。
これからも頑張ってほしいです!応援してます!!

なんか原作は7巻からが面白くてこれは7巻までの内容だったみたいだから二期あるといいな。
楽しみに待ってます!

、、、長い年月が経った。二期はさすがに厳しいか?
原作読もうにも既刊37巻って、、、頼む!二期を作ってくれぇ!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 29

69.6 3 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング3位
天体のメソッド(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (963)
4740人が棚に入れました
「この町の空には、いつも円盤が共にあった――」
「願いをかなえるために、ここにいる――」

霧弥湖上空に現れた謎の円盤。
出現当時は世界中を大混乱に陥れたが、そこに留まるだけの円盤への恐怖心は消え、次第に観光地となり、徐々に人々の興味も薄れて行った・・・

二人の少女が出会うとき、それは止まっていた時間が動き出す兆し。
想いが人を変えて行き新しい物語を刻む。

中学校生活最後の年。それは一生忘れられない時間(とき)。

声優・キャラクター
夏川椎菜、豊崎愛生、佳村はるか、小松未可子、水瀬いのり、石川界人

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あの日見た円盤の名前を僕達はまだ知らない

上空に謎の円盤が浮かんでいる霧弥湖。
父親の転勤によって霧弥湖町に戻ってきた古宮乃々香(こみや ののか)と友人だった水坂柚季(みずさか ゆずき)・水坂湊太(みずさか そうた)・椎原こはる(しいはら こはる)・戸川汐音(とがわ しおね)が登場する。
バラバラだった登場人物が仲良くなるために様々な活動をしていく物語。

バラバラになった友達が再び仲良くなるといえば『あの花』を思い出します。
舞台設定は北海道なので場所は違いますが、ストーリーとしては似たものを感じる事があると思います。

自分が本作品で好きなところは、底抜けに明るいノエルの存在。
ノエルのような人物がいるだけで周りが明るくなり楽しくなるでしょう。
この作品の鍵となる重要な存在ですが、ノエルの楽しそうな姿を見るだけで視聴者側も自然と明るい雰囲気となります。

円盤のある世界と円盤の無い世界。
どちらが重要なのかという事ではないです。
ただ円盤のある世界にはノエルが存在するので、個人的には こちらの方が好きですね。

円盤の存在は不思議に感じられますが、そこに注目するよりもノエルの明るさや友達の大切さを重視したほうがいいように思えます。
ラストの色鉛筆を使ったような色彩も印象的。
ノエルの明るさに癒される作品でした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 51

はわわ軍師 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

自分の中では今期の覇権アニメ

まさかごちうさ難民を受け入れてくれる作品が出てきてくれるとは・・・
チノとノエルの中の人つながりもあり新たなキャンプ地とすることができました笑


話としてはまずまずまとまった内容であり(まあ途中プロ市民のところは辛かったですが・・・)、それよりも田舎を舞台にした雰囲気最高の聖地巡礼向けな部分がとても評価できます。

OPのI'veサウンドが最高にその衝動を引き立たせてくれました。Bメロのあたりとかやばすぎです。EDも良い歌で一般的にはそちらのほうが評価されてますが、自分的にはOPの圧倒的勝利ですね(LSP1人になっちゃったけど頑張って!)。


あと絵がカワイイのもいいですね。気になって調べたら原案はガールフレンドとかのキャラも書いているQP:flapperっていう人達なんですね。自分の中でまた新たな要注目株が増えました笑


製作が今作品がデビュー作になる新しい会社ということでしたが、次回も良作を作っていただけるよう頑張ってほしいなあと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

ふの人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最後はみんなで「にっこり」

辛かった…、そしてあきらめなくて良かった…。
こんなにもじっくり攻めてくる作品というのは
なかなか厳しい目で見られることが多いような気もしますが、
最後は本当に見続けてよかったなぁと感じました。

中盤にかけてかなり長い間、キャラクター同士が上手く交わらない
かなりギスギスとした展開にはかなり見ているこちらとしては
ハラハラ、そしてげんなりとさせられてしまいました。

しかし柚季が円盤を心から嫌悪していた理由が明かされた後は
「物事の始点にはワケがある」事を再認識することができたので
単純にそのキャラクターを嫌悪するという思いもなくなり、
逆になぜその行動に至ったのかに重きを置いて作品を見ることが出来ました。

良くも悪くも中学生という、子供と大人のハイブリッドみたいな
実に不安定な心身を持ったキャラクター達なので、
子供の頃の事件を引きづりつつ大人びた行動を真似してしまう柚季には
そんな年頃のキャラクター像がよく反映されているように感じました。

戸川汐音というキャラにも、作中では随分と振り回された印象でした。
ノエルの暖かさでせっかく心を再び開くことができたのに、
その力となってくれたノエルが円盤と共に消えてしまう事を阻止するため
自らの犠牲を選ぶあたり、誰よりも一番乃々香の事を気にかけていた人物で
かつ一番辛い思いを抱き続けてきた人物だったのではないでしょうか。

後で振り返ってみると、ただの嫌な奴なのではと思っていた頃が嘘のような結末でした。

円盤が消えた後のストーリーは、まさにノエルがみんなの願いを叶えた結果で
5人の仲間+1人の全員が「にっこり」になるという最高の結末でした。

はじめから円盤が来なければここまでの悲劇は起きなかったじゃないかという
話も出てしまいますが、これまでの円盤があるルートを経由しなければ、
汐音とノエルが出会っておらず、さらに汐音は乃々香の事を7年前待つことなく
引っ越してしまうため「5人がいつまでも仲良く一緒に」という願いは叶わない世界になってしまいます。

そこで円盤によって汐音と乃々香をつなぎ合わせておくことで、
最終的には5人が全て揃うという流れを生み出そうとノエルは考えていたのでないでしょうか。

正直なところこの作品には考察するべき個所と、着地させる個所があまりにも多く
自分の力不足もあってか、ストーリーに決着をつける事が全くできませんでした。
でも最終的には5人とノエルが一緒になって「にっこり」することができたのであれば、
ここまで続けてきたすべてのストーリーが美しく印象に残ったのでした。

ダラダラ続きそうなのであとは表面上のお話でも…。

劇伴回りはかなり評価が高い感じですが、特にEDに関しては
動画の美しさも相まってか実に素晴らしいチョイスだったのではと思います。
人物の動きから物の動きに至るまでが実にリズミカルかつ自然で、
やっとアニメーションでもここまで動かせるようになったかと感じました。

ただ、EDアニメーションという短い時間だからこそ生きた動画であって、
本編で同じことをやると、デフォルメに違和感を感じる人もいるかもしれませんが。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

64.9 4 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング4位
波打際のむろみさん(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (657)
2952人が棚に入れました
ある日突然、むろみさんが釣れた!! フィッシング部の向島拓朗が釣ったのは‥‥なんと人魚!? 「ミミズうまかっちゃん、喰らいついてしもたら、なんや釣り鉤やったんやね」‥‥こいつ、博多弁話すしー! なぜか博多弁を話す人魚のむろみさんと、釣り好き少年・拓朗の異生物交流コメディ♪

声優・キャラクター
田村ゆかり、水島大宙、野中藍、上坂すみれ、原田ひとみ、中原麻衣、さかいかな、斎藤千和
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

テンション高いなー。波止場をハッテン場に。

他の方のレビューが面白かったので、観たくなったんだ。
楽しいねえ〜、これ。
テンション高くてくどい!!けど、楽しい。
オープニングの無駄にアクティブな雰囲気、クセになるなぁ。

♪ずーっと待ってた奇跡より 目の前の笑顔が正解だっ!♪

げんしけん2代目のオープニングの上坂すみれさんが唄ってるんだね。いかにもアニメ!って感じの濃厚な歌声。
♪むろみぃぃぃぃぃ♪
ドコドコノキノコの唄くらい、耳に残る。

餅みたいにカーブするほっぺたと、顔からはみ出るタイプのまつ毛、派手な髪色…
何だか90年代の夕方のアニメを思い出すなぁ。
懐かしさに加えて方言のセリフがポンポン飛び出て、何だか親しみやすい。

近所に居たら楽しそうな、呑気な飲んべえな半魚姐さんたちが語る武勇伝。地球の歴史にさりげなーくもなく関わってきた、だとっ?!

全年齢で観られそうな楽しさだけど、たまに微エロなとこが…
むろみさんに弄ばれる富士さんの肉塊表現がエッチっていうか異性物化っていうか…。

むろさん、ヤンキーさん?いやいや、結構、純情な顔を見せるし。
と思ってたら、大昔のハクジラ類の元カレへの恨みの話の時のノリ、やっぱヤンキーっぽかった。しかしだからこそ、ロマンチストなとこもある…!

陸に上がり過ぎて尾ひれが痛んで、心配されて、何さアタイの勝手だろ!っていうところも、ヤンキーっぽかった。
しかしだからこそ、面倒見いいところもある…!
鳥類は天敵だけどね。
捕食の厳しさでガンバネタ出たね。

バブルの弾けた乙姫ちゃんとの相性も面白いね。
{netabare} →竜宮城亡き後、世界を牛耳ろうと夢見るも、株で大損し続けた歴史が過酷!そして今、パートタイマー。 {/netabare} がんばれ乙姫ちゃん。世界は牛耳らなくていい。

クラゲや釣られた魚類や街角のセミまで、生き物の声(誰も聞いてないのにしゃべっちゃてるね)の当て方が…くぐもった変な声で、油断ならない。

リュウグウノツカイ、水族館に就職とかはどうかな…?
水族館で剥製、見たなぁ。今度見たら、あの声を思い出しそう。

8話でシーラカンスのトラウマを癒せない、絶望を見てしまったむろみさんの潤んだ目が…。
オチの付け方がワンパターンではなくて、飽きなかったよ。
波止場って、あらゆるオチを水平線の彼方へと受け止めては流せる、そんな懐深い場所なのかもしれない。

乙姫ちゃんの活躍がもっと見たかったな。
続きやらないかなぁ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 26

karinchaco さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

OP曲もストーリーもとてもテンポが良い作品。

漫画原作のアニメです。

アザゼルさんの2期と30分の放映枠を分け合う形で放送された15分アニメ。
人間と人魚他異生物たちとのハートフルコメディになっています。ヒロインのむろみをはじめとして人魚たちはなぜか博多弁でしゃべります。そこがかわいいんですけどね。

内容はギャグ要素が多めの印象ですね。話しのテンポも速いので見ていて気持ちいいです。ヒロインの人魚っていう設定をうまく利用した展開もポイント高いです。

この作品の最大の魅力は電波なOPでしょう。上坂すみれさんのデビュー曲でもある「七つの海よりキミの海」はアップテンポなナンバーでOPのアニメーションと相まって見ていてとても楽しいです。作詞もアニメソングに定評のある畑亜貴さん。ごちうさのOPの時も思ったのですがどうやって作詞しているんでしょうねとても気になります。私の中では電波系OPの1,2を争う出来だと思っています。

漫画の連載が終わってしまったとのことで2期は難しいのかもしれませんが、是非続きをみたいです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 15
ネタバレ

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

人を選びますが。

※あくまでも個人的見解です。
※多少のネタバレがあるかもしれません。
※話がそれまくっております。
※加えてテンションもおかしいです。
※なお私事がいつにもまして多めです。
※たぶん、きっと、恐らく、仕様です。。。です。
※ご了承ください。


この作品知らんと? よかや? よぅ聞くばい。
少年が釣りしとったら人魚がミミズにつられて釣り上げられたたい。
そげんで………

あ、無理です。博多弁、頑張ってみようと思ったけど無理でした。はい。(そもそもここまで自体あってる気がしないとですよ。。。)現地の方やその他の方々に失礼なのでやめます。現地人で居たかったです。あらすじとかは適当なの読んでおいてください。特にないですので。たぶんあらすじなんて読むよりも見た方が早いです。ぜひレンタル店へ。気に入ったらそのままネットでも何でもいいので購入へ。


……コホン。

まず自分はこの作品大好きでした。今季のダークホース、いやいや、考え方によっては一番楽しんだんじゃないかと思うほどに。
内容が自分のツボだったのや、方言多用やら色々自分としては面白い点が多かったのです。また普通の作品の半分程度の長さ(12分程度でしたかね?)もよかったです。これが普通の長さだと恐らく評価は下がったでしょう。適した長さです。
ただし、この作品思い切り人を選ぶものだと思われます。現に自分の周りの知人は誰一人としてこの作品のおもしろさがわからない……人によってはつまらない等と吐き捨てよる始末……。とりあえず見る人を選ぶ作品であることを念頭においておいてください。

声優の評価が満点なのはやっぱりあの方言。地元民とかではないので正しいのかなどは分かりませんでしたが、たぶんそこまで問題なく演じてくださっていられたと思うので。またとても好みでしたので。

音楽、というよりもこの評価はOPです。中毒性はありそうですが、なれるまで少々時間がかかる。加えてこのCDをお金を出してまで欲しいかといわれると……。少々。作品にはあっている(……?)のでいいのでしょうが。
入り方は好きです。アニメーションと曲もあっていて大好きです。その他の部分も大方すきです。ただ「むろみー!」あたりが少々苦手なだけです。

キャラクター地味に濃いです! あのリヴァイアサンが出てきます! イエティやハルピュイアも! さらにはさらには河童や宇宙人やらツッチーやらとたくさん! その他割愛!(ぇ 
もうみんな大好きです。出番少ないキャラもいますが大好きです。よくわからないキャr(割愛。
少々余談が入ります。{netabare}そういえば、たっくん(主人公(?))の必要性を一時理解できませんでしたが、なるほど、彼、案外必要ですね。いや、途中で登場数が(主人公であると思われるにもかかわらず)減っていた気が、更には影も薄くなっていた気がしていたので、彼居なくても……と考えていたのですが、もう少し考えてみてそうでもないな、と。余談でしたすいません。{/netabare}





どこかで述べたとおり見る人を選ぶアニメだと思います。
ですが(自分はとても楽しめたこともあり)とりあえず1話でも見てみてほしいです。1話見たところで面白さが伝わるとも思いませんが、それでもせめてそれから決めてほしいです。あ、DVD1巻につき4話入ってるので是非4話まで♪

余談
{netabare}
余談というよりも謝罪です。
わたくしごと多すぎですね、すいません。
ふざけて書きすぎですね、すいません。
以後気を付けます。でもこのレビュー直す気はございません。
この作品に対するテンションがおかしかっただけです。 {/netabare}

追記です。
{netabare}
とあるかたがむろみさんのしゃべり方でこの作品を紹介してくださっていました! 読んでいるうちにむろみさんの声で脳内再生されて感動しました!
名前やレビューを勝手にあげていいのかわからないので挙げられませんが、なんとなくレビューをたどっていけば見つかるかと思われます。
この作品が好きな方には少しお勧めさせていただきます。
ぜひ読んでみてください。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

62.9 5 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング5位
ローリング☆ガールズ(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (544)
2375人が棚に入れました
守られてばかりだった少女が一念発起、平和を守る旅に出る。

行く手に待つのは魔法使いか怪獣か、はたまた巨大ロボットか。

ご当地色をきわめつくした各地をめぐり、仲間とかさねる奮闘努力、汗と涙は報われるのか――。

どこまでいっても普通の子という宿命を背負い、それでもがんばる少女四人組が織りなす­新感覚・青春ロードムービー!


声優・キャラクター
小澤亜李、日高里菜、種田梨沙、花守ゆみり、中原麻衣、早見沙織、小西克幸

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

4人で旅した思い出はいつまでも色褪せない

ローリング☆ガールズ、はてさて一体何のアニメなのかと初めての方はお思いになるでしょう。
女の子4人がバイクで日本各地を旅する、簡単に言うとそんな話です。
主人公の4人、モブです↑
日本、おかしなことになっています↑
なんと他の作品だったらヒストグラムだったりシルエットだったりする"モブ"が主人公なんです。
でも実は火影の血を受け継ぐんでしょ?とかどうせ因果律が高まってたりするんでしょ?とか、そんなことは一切ありません、最後までモブです。
モブで主人公が務まるのか?と疑って当然だと思います。これはきっと恐らくアニメの分野では、「誰もやらなかったこと」でありつつ「先人が思いついたけどあえてやらなかった」ことなんだと思います。
声を大きくして言いますが、"モブ"が最後まで"モブ"であり、また"主人公"が最後まで"主人公"だったからこそ、私はこのアニメが大好きなんです!


主人公が特殊なら世界観も特殊です。
突如として日本に道州制が敷かれます、我が県こそが州都だと日本各地で争いが起きます、暴徒と化した都道府県民はついに東京・永田町に押し寄せ道州制に猛反発し始めます(=東京大決戦)。
東京大決戦から10年、10余りの道州から再び分割された旧都道府県がご当地色を強めながら内向きな発展を遂げた、そんな世界が舞台となります。
旧都道府県にはそれぞれ、国主と自警団が存在し、地域間の揉め事は主に自警団の団長(モサ)同士の戦いによって解決することが国の決まり(ツインタワー宣言)とされている、そんな現実的でありながらおとぎの国のような世界が舞台なんです。
例えば大阪であれば、たこ焼き店が百軒くらいずらっと道の両脇に並んでいるみたいな、47都道府県の設定とそこに住まうモサ140人弱の設定を三年間かけて考証し、世界を築き上げていったそうです。
私の出身は岐阜県ですが、岐阜は関ヶ原の戦いの舞台になったということで、県民(正しくは岐阜国のため国民)が甲冑に身を包み東軍西軍に分かれてドンチャン騒ぎをしているようです。
行き過ぎたご当地性、うんうんそうかも!と思えるようなものからこれはどうなの?と思うようなものまで、非常に楽しい"日本"という場所がこの作品には描かれているのです。

アニメでは全12話、大方は2話構成で主人公たちの住まう所沢から始まり、東京、愛知・三重、京都、岡山、広島という順に旅をしていきます。
実は他にも箱根だったり富士山だったり大阪だったり旅をしているのですが、その辺は漫画・小説の方で少し詳しく出てきます。
本来なら地域ごとに気が済むまでお話したいですが、ここでは割愛させていただきます。
所沢だったらバトル、愛知・三重だったらレーシング、京都だったらバンド、とにかくその土地で色々なことをしますが、それぞれバトルアニメ、レーシングアニメ、バンドアニメとして単体で見ても、それらを専門の題材としているアニメと比べて引けを取らない力の入れ込みようなんです!
これがすごい!
やれ総集編だの特番だのと万策の尽きるアニメが多い中で最後までハイクオリティで放送したこの作品の素晴らしさよ!
勿論、最終回付近の作画はちょっとぎこちない印象も受けますが、そこは大幅リテイクされてBD・DVDに収録されています。
設定資料集が今月発売されまして読んでみたところ、作画指導なる項目があったのですが、「常におしりを突き出して立ってたり、いつでもS字立ちしてたり、常に内股でなくても、かわいい女の子は描けると思います」「セックスアピール強い女の子より、とんでもない世界でアホみたいに生き生きとした女の子が見たいです」とこのように書かれていまして、全くその通りだと感動いたしました。
この媚びてなさ、これこそがローリング☆ガールズの最大の魅力なんじゃないかと私は思います。

モブ主人公の4人も非常に魅力的なんですが、なんといってモサのキャラクターの個性的なこと!
それぞれの地域でモサが居て、それぞれのストーリーで主役を食わんばかりに活躍します。
例えば、東村山の雇われ総長、武器使いの女帝・執行久仁子様は、その昔正義の味方を目指していたのがいつの間にか悪役になったというキャラで、所沢のリーダー、所沢の平和を守る正体不明の仮面戦士・マッチャグリーンと決死の戦いを経て互いを認め合い最後は共に国の平和を守るため共闘するというように一アニメの主役を張れる逸材がわんさかといます。
さらにいうとモサにしてもモブにしてもキャラクターの練られ具合が物凄いんです!
例えば、京都の古寺名刹の保安を担う舞子どすどす団長・豆千代さんと豆千代さんを指導する菊志乃さんの関係。
劇中では菊志乃さんのことを豆千代さんは「おかあさん」と呼ぶんですけど、これはお母さんではなくて女将さんの意味。
豆千代さんは有名な芸姑の忘れ形見で、その人に菊志之さんが頼まれて面倒を見ているというような、まぁなんとも複雑な設定が公式であるんです。
そんな細かな設定まで成されているんです、たかだた2話で出番が終わってしまうキャラクターに。
そんな強い拘りを節々に感じられるアニメは数少ないです、貴重です。
結局主人公達の名前すら出さないのは流石に不味いので一応言っておきますと、森友望未、小坂結季奈、響逢衣、御園千綾です。
今まで散々モブモブ言って来ましたが、この4人、私は本当に大好きです。
それはそれは言い尽くせないほどの魅力に満ち満ちていて、もうなんて言ったら良いのやらです。
"転がって落ちて這い回る少女達、他の誰かのため、自分達自身のために、たとえモブだという運命だとしても"
よ~く見てみると小さくタイトルロゴの下に書いてある英語、実はこんなことが書かれているんですね。
このモブの少女達がモブなりにほんのちょっと活躍するわけなんですが、それが結果的にストーリーをバッドエンドからグッドエンドに導いているんです。
彼女たちが居たことによって・・・最終的に解決するのはモサですが、彼女たちが居たことによってストーリーが成り立っているのです!
モブすごい!

声優は小澤亜李さん、日高里菜さん、種田梨沙さん、花守ゆみりさんがメインです。
放送当時・放送後含めて、ローリング☆ガールズはイベントを大量にやっていたことも印象強くって。
ロリガツアーズという劇場での先行上映会が5回、旅の寄り道というスタッフも呼んでの一挙上映会が2回、それからAnimeJapanのブースイベント、ぽにきゃん主催のP's Live、マチアソビのトークイベント、BD・DVD発売記念お渡し会、ロリガロックエクスプロージョンとまぁとにかく大量にイベントをやっていました。
先行上映会以外は参加したのですが、とにかく声優さんとの距離が近くてびっくりでした。
旅の寄り道01では、発売されたばかりの小説と原画ブロマイドと劇中でも登場したパスポートが配られていて、さらにそのパスポートにこれも劇中で登場したスタンプを押してもらえると言うとてつもない神イベ。
しかも会場でグッズ購入した人には抽選でサイン入り台本やポスターを配るという太っ腹っぷり。
いやー、あの頃が私の人生のピークでした()
さらに、これは声優さんは絡んでいませんが、舞台となった地域のアニメイトにて"モサスタンプラリー"なる企画があったり、上野のマルイでロリガショップが開催したり、古河の街角美術館でロリガの原画が展示されたり、とにかく精力的にイベントをしてくれてファンとしては感謝に尽きますね。
ちなみにモサスタンプラリーは難易度高くて、埼玉、東京、愛知、岐阜、京都、広島は行って推せたんですけど、奈良、岡山は断念しました・・・
それでも、舞台となった地方を巡ってロリガを感じることが出来て非常に楽しかったです。

曲は言わずもがな、ブルーハーツのカバーです。
まぁ萌えアニメにブルハなんてけしからんっ!と言わないでください。
私はそこまでブルハに明るくないんですが、イベント等でお話を聞いてみると熱心なブルハファンも居て、「ブルハは色々カバーされてるけど微妙なのが多くて、でもロリガ版のアレンジは良い、ガールズバンドとしては相当頑張っている」「いちいち選曲が良くて、特にネオンサインなんかは一番好きな曲だったからアニメで流れて嬉しい、こういうのをきっかけにブルハを知ってもらえればもっと嬉しい」というようなコメントをしてる方もいて、そうだよなそうだよなーと頷いてばかりいました。
BGMにもブルーハーツのカバーがいくつかあり、そのうち「シャララ」と「青空」はロリガロックエクスプロージョンで販売されたCDに歌付きで新規収録されています。
ブルハカバーではない他の横山克さん作曲のBGMも相当素晴らしく、私は特に「まぼろし軒での死闘」と「豆千代」が好きでよく口ずさんでます。
アンサーソング的な位置付のオリジナル曲、STONESですがこれもまた至高です。
8話で披露されたSTONES、プロットの段階では全然違う歌詞だったそうです
完成したものに監督が納得せず、再三作曲者に打診して最終的にあの形になったそうです。
実はイベントで配布された8話の台本に元の歌詞が載っているようです。
だからこそ、よりローリング☆ガールズにマッチした楽曲になっております。


この作品、ひっっっっじょーに奥が深いです。
アニメだけでなく、コミカライズ、ノベライズ、設定資料集、公式サイト、BD・DVDのキャラクターコメンタリー、スタッフさんのイベントやツイッターでの発言に至るまで、全てを網羅して初めてロリガの真価に触れることが出来ると思います。
とにかくアニメで説明する気がないのです、自分から積極的に突き詰めていかないと深められないというのはある意味では不親切ですが、むしろその方がオタクとして燃えませんか!?
まぁ別に深く知ろうとしなくたって、流し見で見てるだけでも雰囲気感じられて楽しいのです。
深く知ればもっと楽しいですが()

アニメが乱造され氾濫したこの時代に、これほどの名作に生まれ得るだなんて夢にも思っていませんでした。
私のアニオタ人生で終止符を飾るに相応しい、理想の上を行った、かけがえのない、まさに、"完璧"な作品でした。
こんな作品に出会えて良かった!ありがとう、ローリング☆ガールズ!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

好きになれるかすぐわかる安心感

とにかく、画面が見ていておもしろい。
エフェクトや妙な世界観も目立ちますが、1話からラーメン早食い、望未が瓶ジュースを飲むシーンのくちびるのぷにっとした感じなど、女の子もやわらかそうでとてもかわいいです。

画面の好ましさもさることながら、ストーリーもよく出来ています。
良いのはストーリーそのものというより、各女の子の心情がちゃんとわかるようになっていることです。
どの段階でどう心情が変化していき、どうして最終回の感情になるのか。
筋に重きを置いたサスペンスでもない限り、ストーリーの筋が複雑なことより、これが重要なことです。

私はちーちゃんと抹茶未が好きでした。
抹茶未が目を白黒させたり細めたり赤面したりするあわてんぼうな感じの表情がとても好きです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

良き

良いエンタメアニメ。

乗り的には、"けいおん"と、"フリクラ"を足して2で割ってご当地スパイスを加えたような感じか。
可愛い女の子を愛でつ、バンドミュージックを鳴らし、バチっとエフェクト掛けて、オーソドックスなような適当なようなストーリーをズバッと掻き鳴らして走り去るという。
あと、ブルーハーツがだいぶフィーチャーされている。ファンじゃないけど嫌いでもないからまあよかったかな。

2015年以降くらいでなら個人的にはトップかも。
というか、2010年以降では、あんまり好きなアニメもないし、見てるアニメ自体少ないんだけど。
 自分が本当に好きなジャンルという訳ではない。ただ嫌いなジャンルでもないし、製作陣のやる気が伝わる作品だから好きだ。

まあ、これは普通に技術の進歩というか、そういうのが活きているアニメかなあと、作画とか演出とか、あと力の抜き方。何ていうかストーリーとかワザと適当な部分ガンガンあるんだけど、そういう取捨選択が良いなと思う。全体的にソツない。

制作のウィットスタジオというところは最近の会社らしく、これが最初のオリジナルアニメだったらしいので、それで思い入れも厚かったのかもしれない。

そしてまあ正直、軽ーいアニメ。ただあからさまな軽さがあってそこがよかった。自分はクールで重めの雰囲気なのに、内容が子供だましなアニメ、というのが大嫌いなんで。
演出はギッチリ掛けるけど、どんな戦闘も爆撃もあくまで"演出"。人は死なない優しい世界。という、徹底したスタンスが良い。
ストーリーにツッコミどころもあるけれど、そこは雰囲気とノリと勢いでカバー。各話のストーリーはオーソドックスな筋なので、まあ安心感あり。

あと、最後ちゃんと程よく盛り上げたのもよかった。

一番評価したいのは作画だね。ポップさと、オリジナリティが程よい。
そして全シーン女の子-特に主要4キャラ-が常に可愛いのなんの。

とりあえずあにこれの評価見てると、あんまり評価は高くなかったようですね。まああにこれだけ見ても、世評はわからんけれど。しかし、そんなところもまた愛着が持ててヨシ。

多分人気の出なかった理由の一つは全面に軽さを出しすぎたことだろうな。そこは個性として良いと思うけど。なんか、1話とかの、特撮風過剰演出戦闘とか、主人公がバトルに全く関与しないとか、そういう要素、好みだけど、大衆受けはせえへんかもしれん。全体の大筋もソツなく軽い。でもそれらは個人的には評価点でしかない。

惜しい点としては、2クール見たかったな、というところ。
2話完結型で、最後は4話で1章で、実質5章分しかない。
で、各章、舞台や、主人公以外の登場キャラが変わる。そして主人公達はあんまり活躍しない。いや活躍しないのは素晴らしい事だと思うんだけど、その結果、登場人物への愛着がやや薄まるので、それを時間でカバーできたらなと。まあ、ロードムービー1クールっていうのはちょっとね。あと、普通に設定ギッチリなので、濃厚ではあるが、展開についていけないことも。そのスピード感も現代らしいかな。良くも悪くも。

まあ、重ねていうがあくまでエンタメとして土俵を徹底した作品。それ以上だとは思わないけれど、その土俵でキッチリ魅せた感じがある。

とにかくよく出来たアニメ一本作られはった。
秀作。息抜きに良い。

個人的に好きなのはシャチホコ編。
推しはゆきっぺかね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

68.7 6 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング6位
おねがい☆ティーチャー(TVアニメ動画)

2002年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (442)
2223人が棚に入れました
辺境惑星の駐在監視員として地球に赴任した宇宙人、風見みずほ。
偶然、みずほの正体を知った高校生「草薙桂」は、彼女を守るため、彼女と結婚して夫婦になる。
桂は中学時代のトラウマから、「停滞」と呼ばれる、精神的なストレスに起因する「意識不明な状態」になる病気を患っている。 みずほとの生活から、いくつもの停滞を経験し、しだいに回復の兆しを見せていく。お互いに心を通じ合わせ、求め合っているにも関わらず、様々なすれ違いから、疎遠になっていくのだが…。

声優・キャラクター
井上喜久子、保志総一朗、川澄綾子、大原さやか、田村ゆかり、岩田光央、三浦祥朗、金田朋子、内田直哉、佐久間レイ、高田由美、こおろぎさとみ、杉田智和、仲野裕、南央美、西村ちなみ

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ラブコメ好きの人に最優先事項でお勧めしたい

パッケージの絵やタイトルのイメージからギャルゲーやエロゲー関連の作品に作品に思えますが、それは全くの誤解。
「保志総一朗」の演じる高校生と「井上喜久子」が演じる宇宙人教師との心温まる、れっきとした正統派のラブコメアニメです。
一般的な恋愛アニメは、主人公とヒロインがいろいろな困難を乗り越え最後に結ばれますが、この作品では二人が出会ってから成り行きで結婚するところから始まります。
そして結婚している事は周囲の人達には隠さなければならない。
結婚している事を隠しているので、他のキャラからの恋愛が絡んでくる事もあるけれど、近年アニメで見られる手当たり次第の絡み展開ではなく、純粋な恋を描いています。
ヒロインが年上お姉さんでしっかりものですが、テレたり駄々こねたり泣いてしまうところなんかは抜群に可愛い。
特にヒロインのよく言うセリフ「最優先事項よ!」は、聞いていてやみつきになりました。
個人的にはこのヒロインが「大人バージョンの朝比奈みくる」のような印象にも思えました。
萌え要素もあるけれど、決してエロに走っているわけではない、しっかりとした恋愛ストーリーで、ハッピーエンドで終わる展開は無性に恋愛したくなる気持ちにさせてくれます。
ラブコメ作品の中でも非常に面白かったお勧めしたい作品です。


OP曲の「Shooting Star」を作曲・編曲した人は実は「AIRの鳥の詩」を作った人と同じ人。
それだけにこの曲は「鳥の詩」に次ぐ名曲だと思うのでぜひとも聞いてみて下さい!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 29

れむれむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

木崎湖行ったった☆

絵柄と主題歌がI'veということでエロゲ関連作品かと当時は勘違いしてましたw
作品のカテゴリ的にはラブコメなんやろけど
他のラブコメ作品より恋愛要素が強く、また細かく描かれている。
みずほ先生がとくに魅力的でしたねぇ~
年上のの大人の女性だけど、ときおり覗かせる子供っぽさがGood!
他のキャラもいい味出してましたが、主人公だけは
最後まで好きになれなかったかな・・・

湖周辺の風景も良く描かれていて、自分が初めて聖地巡礼したほど
わりと好きな作品。関連作品の「おねがい☆ツインズ」も
いずれは観てみたい♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

浩平 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

不朽の名作です

-あらすじ-
駐在監視員として地球に赴任した宇宙人・風見みずほ。偶然、その正体を知ってしまった草薙桂は、様々なトラブルに巻き込まれていくのだった。


前半はドタバタコメディチックな展開なんですが、後半はシリアスな恋愛話が展開されていきました。シリアスになってからは、意外性のある展開で引き込まれはしたのですが、見ていて少々ウザったいと思うような恋愛模様も繰り広げられて、胃もたれしそうになりましたよ(汗)。まあ、最後は綺麗にまとめてくれたので良かったんですけどね(笑)

ヒロインが女子高生になっている、続編としておねがい☆ツインズという作品がありますので、本作品が好きな方はぜひご覧ください。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

72.0 7 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング7位
ファンタジックチルドレン(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (308)
1971人が棚に入れました
南の島で両親と暮らす11歳の少年・トーマは、ある日島の遺跡で一人の少女と出会う。少女の名前はヘルガ。無口で、どことも知れぬ場所の絵を描いては、そこに行きたいと言う不思議な少女。トーマは、ヘルガを慕う少年・チットと共に、ヘルガを“行きたい場所”へ連れていこうとする。
何十年かおきに現れる、謎の黒衣の子供たち。“ベフォールの子供たち”と呼ばれる彼らは、長い長い年月をかけて、ある一人の人物を追いかけ続けていた。繰り返される年月に疲弊し、また謎の少年・デュマの妨害によって仲間を減らしながらも、彼らはただ、ひたすらに“彼女”を追い求め続ける。
少年少女の連続失踪事件を追う刑事・クックスは、捜査の中で“ベフォールの子供たち”と呼ばれる存在に辿り着く。追い求めるほどに深まる子供たちの謎、不可解な現象、そして現れる謎の青年。一体、失踪した子供たちにどんな秘密が隠されているというのか。
平行する3つの物語は、やがて複雑に絡み合い、500年の時を超えた、ある惑星の悲劇へと収束していく。


声優・キャラクター
河原木志穂、皆川純子、花輪英司、小林希唯、浦田優、高口幸子、はらさわ晃綺、松本さち、矢口アサミ、坂本真綾、鈴木千尋、甲斐田ゆき、辻親八、住友優子、後藤哲、羽多野渉

屋根広し さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

作画で損しているアニメの代表

確実に作画から判断して観ない人が多いと思う。
物語がすばらしいので作画が気になりません。
もし作画が万人受けしそうなものだったらもっともっと上位にいっていること間違い無しです。

観終わった今ではこの作画でよかったと思っています。感情表現がわかりやすく、素直に感情移入ができたような気がします。

これから観る方へ
序盤は若干退屈かもしれません。中盤あたりでいろいろと明らかになり見入るようになると思います。
あと、終盤の挿入曲で涙すると思いますのでお楽しみをw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11

琴娘 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

人を選ぶが、ハマるひとは本当にハマる!

本放送時から強い思い入れをもって見ていました。
終わってもなお大好きな作品のひとつです。
まず、誰もが最初に躊躇してしまいがちなこの独特な絵柄、なのですが、これに慣れて気にならなくなってからがこのアニメの本番!です。
さらに2クールある物語のほぼ半分を伏線をとことん張ることに注力しているこの作品を退屈だと思わないかどうか、
この作品を心から面白いと感じて楽しめるための条件は以上の2点を我慢できる(?)人のもとで初めてそろいます。
これがクリアできればもうこの作品を大好きになれること間違いなし!です。おそらく。
伏線が回収された瞬間の爽快感ったらありません…!
そうだったのか…! えっあの人が…!?
そんな瞬間がたくさんあります。
音楽も素晴らしく、心地良いメロディや音色は今でもわたしの心の癒しの源です。実は今も聴いています。

その人がアニメに何を求めているのかにもよりますが、SFの類が好きな人にとっては満足していただける作品だと思っていただいて間違いないのではないでしょうか。
最終回、終わり方の解釈もさまざまあります。
この解釈を自分なりに考察するのもまた一興、というところですね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

いっき さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

壮大な恋物語

当時3話まで見て切ってしまったアニメ。切った理由絵がちょっと受けつかなくて話が難しくて週に一度のペースで見るのが苦になってしまったから。

しかしこのアニメは評価が高くいつか見たいと思って見てみました。

26話見終わって、なんて壮大な恋物語なんだろうと・・・物語がしっかりしてて見ごたえがありました。

話は難しいですが1話1話じっくり見ればこの恋物語の謎や答えが分かります。最後にはすべての謎が解けてスッキリした気分で完走できました。

自分もそうでしたが絵が苦手とか最初から話が難しくて「いみふ」と受け止めてしまうかもしれませんが物語り重視でちゃんと完結するアニメを見たいという人にはおすすめかもしれません。

物語重視な分、物語の進行が淡々と流れますのでしっかり見たほうが良いです。なんとなく見てしまう人は話がわからなくなり置いてかれます。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13

69.0 8 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング8位
スクラップド・プリンセス(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (273)
1777人が棚に入れました
ラインヴァン王国の王女だったが、マウゼル神より下される預言により“16歳になった時世界を滅ぼす猛毒”と告げられた幼い王女は秘密裏に処分されるはずだった…。
しかし、助けられ15歳にまで成長していた。パシフィカと名付けられた王女は、生存を知った王国軍と教会に狙われることになり、血の繋がらない兄・シャノンと姉・ラクウェルと共にあての無い旅に出る…。

声優・キャラクター
折笠富美子、三木眞一郎、大原さやか、近藤隆、川澄綾子、水島大宙、水橋かおり
ネタバレ

涼宮ハルカスキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

『十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない』 クラークの三法則より

SF作家アシモフ氏による「ロボット三原則」をご存知の方は多いと思いますが、同じSF作家であるアーサー・C・クラーク氏による「クラークの三法則」というのはご存知でしょうか?
その中の1つに…
『十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない』
というものがあります。本作品はこれを映像化したアニメです。

他の方のレビューには「王道のファンタジー作品」という言葉が散見されますが、残念ながらこれでは本作品を理解していないようです。
{netabare}最初のうちは単なる西洋風ファンタジー物かと思いますが、そのうちその世界の不思議な成り立ちが気になります。また中盤では日本の銭湯のようなものが出てきて、一体ここはどこ?という疑問を抱きつつ、遂に超ハードなSFと展開していきます。特に最後のバトルゾーンは第1話では全く想像の出来ない場所でここにシビレます。{/netabare}

ちなみに本作品を理解出来る一番最初のポイントは「EDの映像」です。非常に綺麗です、特に空が…
{netabare}自分もすっかり騙されました、あの空には。
第1話からここにネタバレがあったにも関わらず、まんまと騙されてしまった自分ですが、こういう大どんでん返しがある作品は好きですね。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

よく在庫処理の投げ売りで見かけました

『廃棄王女』と呼ばれる、「世界を滅ぼす猛毒」と予言された少女パシフィカ。
彼女を守るために旅を続ける、義兄シャノンと義姉ラクウェルの3人が様々な困難や、人々との出会い、そして世界の危機・真相に近づいていく。設定や境遇は重いのにどこか明るくすら思えるキャラクターが魅力の作品。明るく生意気な妹パシフィカ。優しくおっとりとした姉ラクウェル。面倒くさがりでぶっきらぼうな兄シャノン。兄弟たち世界を滅ぼす猛毒として全世界から疎まれているパシフィカを守るため旅を続けています。メインのキャラクターは勿論のこと旅の途中で出会う人々にも複雑な感情の動きがあって一言には語れないキャラクターの深みが魅力で、全体を通しての雰囲気も非常によく、流れる雲や川のせせらぎなどを感じられる空気感の中でお話が進んでいきます。

評価されているのかされてないのか・・よくわからないんですが私は今でもすごく好きな作品です。DVDがやっすい値段で叩き売られているのを見かけると全部買い占めてやろうか・・と思うほどには好きです。制作会社ボンズの初期作品。スタッフも面白いことが納得の面々なので気になったかはぜひ見てみて下さい。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

トナマク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

姫さんのポジティブさが好きです^^

ストーリーを簡単に説明すると、
16歳になったときに世界を滅ぼすと予言されたお姫様が、周りの人に助けられながら逃亡生活を送るというお話です。

お姫様の性格で、この作品の好き嫌いが別れると思います。

お姫様はとても天真爛漫で、まるで命を狙われていないかのようです。
「疲れたぁ~!」とか文句を言ったり、人に敬意が無かったり、お兄ちゃん使いが荒かったり、周りの人に守ってもらって姫さん自身は戦わなかったりするのを見てどう思うかが好みの分岐点です。

自分はそれでもいいと思いました!
だって命を狙われていると言っても全然実感湧かないと思うし
敬意が欠けてるかもしれないけど、まだ15歳だし
そんな少女に戦えって言っても剣も教えてもらってないのに出来るわけないし
…それに作中でも言ってましたが、人にはそれぞれの闘い方があるんです!
きっと姫さんも心のなかで必死に闘っていたはずだと自分は思います。

個人的にはこの性格はよかったと思います。
逃亡していても楽しそうだし、くよくよしたりもせず、見ていて元気を貰えました!

そして展開はどんどんファンタジー方向へと向かっていきます。
これがまた難しい話で、頭の悪い自分には理解不能でした(゚д゚)ン?
なんかよくわからないけど、とにかく壮大な話でした…。
ファンタジーはそんなに求めてなかったです。
出来れば王都の悪い集団の陰謀とかに留めて欲しかったかな。

なんて色々言いましたが、とても面白いアニメでした♪
ファンタジー好きにオススメですd(`・∀・)bグッ
よかったら見てみてください!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19

71.2 9 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング9位
うる星やつら(TVアニメ動画)

1981年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (305)
1538人が棚に入れました
世にラプコメブームを巻き起こした高橋留美子の代表作を、押井守ら才気ほとばしる若手スタッフが自由闊達に映像化。地球をかけた鬼ごっこに勝利したものの、勘違いから異星人の娘ラムにベタ惚れされてしまった好色少年・諸星あたる。やきもち焼きのラムが発する電撃にもめげず、目の前に現れた美女にしつこくアタックを繰り返すあたるだが、じょじょにふたりの気持ちは近づいてきて?

声優・キャラクター
平野文、古川登志夫、島津冴子、杉山佳寿子、永井一郎、鷲尾真知子、神谷明、小宮和枝

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

あんまりソワソワしないで♫

アニメーション制作:スタジオぴえろ、スタジオディーン
1981年10月 - 1986年3月に放映されたTVアニメ。

高橋留美子先生の初アニメ化であり、スラップスティックコメディとして名高い作品。
観たことが無くても名前だけはご存知の方は多いと思います。

宇宙一の浮気者、『世界中の可愛い子ちゃんは俺のものじゃ!』諸星あたるくん。
『浮気は許さない!電撃でお仕置きだっちゃ!』鬼娘の宇宙人ラムちゃん。
この2人を中心とした、SF・ファンタジー・幽霊・不条理・日常なんでもありの学園ラブコメです。

今のラノベやアニメに多大な影響を与えているエポックメイキング的な作品と言っても過言はないですね。

とりあえず、思ったこと!

・物語の評価
 1回の放送で2話構成の頃は軽妙なテンポで、ちょうど良い長さでした。
 初代監督の押井守は最初の頃は原作ファンに叩かれながらも真面目にやってましたけど、
 2年目には、独自色を出そうとして原作を軽視した感じでしたね。
 そこがウケたりしてたんですけど、局プロに呼び出されて大説教されたり、
 いろいろ大変だったらしいです。
 自分の趣味で面白くもない立ち食いそばの話をオリジナルでやったり、
 原作にあった高校ミスコンの話がアニメオリジナルの選挙話に内容が差し替えられたり、
 当時にネットがあったら賛否両論で炎上スレスレだったと思われます。
 ただ、このフリーダムさが押井時代の魅力だったのかもしれません。

 第123話 「大金庫!決死のサバイバル!!」
 第124話 「マル秘作戦・女湯をのぞけ!」
 原作にない話でもこの2本は珠玉ですけどね!

 でもやっぱり一番素晴らしいのは、第067話「君去りし後」
 これを観れば分かる通り、原作を大事にして良い話も作れるのに、
 独自の路線を追い求めたくなるのは作家性の悪癖なのでしょうかねえ?

 3年目の春の放映から製作がスタジオぴえろからディーンに変更。
 監督も、やまざきかずおに交代。
 実はこの人、作画監督&演出家としては評価されてたのですが、
 お笑いの才能がないのですよね!交代直後は頑張ってたのですが、
 原作準拠 &各話スタッフに丸投げ &お話のテンポがトロすぎる
 笑えない、うる星やつらに変わり果ててしまった感じです。
 時期や話によってストーリーの面白さの差が大きいので点数をつけにくいですね。

・作画の評価
 押井監督の時は、タツノコプロっぽさが残る当時のTVアニメの標準って感じで今の人には物足りないかも?
 やまざき監督の時は、当時の萌えアニメの最先端作画ってかんじですね!今見ると流石に古いですけど。
 
・声優の評価
 これは文句なしでしょう!
 平野文、古川登志夫、島津冴子、神谷明、杉山佳寿子、永井一郎、田中真弓、千葉繁 etc.
 今見ると超豪華メンバーですね。

・音楽の評価
 押井時代は、OP/EDがアニソンとして珠玉ですね。
 『ラムのラブソング』『宇宙は大ヘンだ!』『心細いな!』『星空サイクリング』
 『I,I,You&愛』『Dancing Star』『夢はLove me more』
 やまざき時代。
 『パジャマ・じゃまだ!』『CHANCE ON LOVE』『OPEN INVITATION』
 などは良かったですが、
 全部英語のOP/EDとかもあって、そこは趣味じゃなかったような!
 作中のBGMは、風戸慎介、安西史孝、西村コージ、星勝、ミッキー吉野
 と5人も担当しており、良かったと思います。

・キャラの評価
 昭和50年代当時にラムちゃんを作った高橋留美子先生は、天才だと思います!
 『うちのお腹の中にはダーリンの子供がいるっちゃ~!!』(狂言)とか凄いです。
 実のところ原作の高橋留美子は女が精神的に強くて男が弱い作風。
 対して初代監督の押井氏は女心がわからない人(ラムを理解できないと言ってました)
 異なる個性がぶつかってその結果アニメがヒットしたのかもしれませんね。
 (結果、作風とやりたいことの違いで監督降板になってしまいましたが)
 ただ原作も後半はキャラが淡白で小綺麗になってしまったのが残念といえば残念。
 やまざき時代にアニメのパワーが右肩下がりに落ちていったのも原作に起因してるのかも。 

 アニメ版うる星やつらを象徴する存在として、
 原作初期で早々と消えたもののアニメでは個性が肉付けされ、
 半ばオリキャラ化して最後まで残ったあたるの友人・メガネの存在は欠かせないでしょう。
 性格は、監督・押井守+声優・千葉繁のキメラみたいなもので、
 そう言うだけで、どれだけ濃いキャラか想像がつくかと!
 酸欠を引き起こしそうなほどの千葉繁の怪演が凄いですね。
 押井節はモラトリアム全開で、あんまり好きじゃないですけどねw

  
アニメ版うる星やつらは、作画監督によって人物の顔が違ってたりしていますし、
スタッフによってやりたいことが結構バラバラなんですが、
全部包み込んでしまう懐の深さが原作にあったかな?と思われますね。

と、いろいろ比較的好意的に書きましたが、
『ちゅど~ん』『だっつーの』など今の時代に、うる星のノリが合わない人が多くても仕方無いです。
後期なんて尺の長さとか会話のテンポとか今の自分には合いませんでしたし、アクビの出るアニメでしたし。

アニメの歴史を語る上での過去の作品として思い出にした方が良いのかもしれませんね。
2010年?の障害物水泳大会を観て苦しい物を感じましたしね(苦笑

これにて感想を終わります。読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 88
ネタバレ

01oinaris さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

萌えアニメの原点!アニオタ文化の起点!押井守の出発点!

エポックメイキングな作品は概して、10年後20年後見返してみると古臭く、新鮮味にかけることが多い。
それはその作品を嚆矢とし、後の漫画家が感銘を受け、それをモデルにして新たな作品が生まれてきた証である。
結果、大元の作品はその新鮮さを失い、「既視感のある展開、ありきたりで面白みのかけるストーリー」となってしまう。
(ToLOVEる第一話と本作第一話の類似性にも着目されたし。)

うる星やつらは日本の漫画・アニメ界において、「萌え系」ジャンルの原点、すなわち視聴者が可愛い女の子キャラにのめり込む文化を作った作品であり、アニオタ文化発祥となった作品でもある。
(当時はオタクという言葉そのものが無かったが)
それまでのアニメが1主人公+1ヒロインが大半であったことを鑑みると、ラムちゃんを始めしのぶ、ランちゃん、弁天、お雪、さくら先生、クラマ姫(ちょっと出番少なめ)、竜之介と、ヒロインキャラを何人も生み出したのは画期的。
「見れば好みの女の子が必ず見つかる」とも評されたと聞く。
その意味ではハーレム系に近いが、ラム以外に主人公が全くモテないことから、厳密な意味でのハーレム系ではない。
(厳密にはハーレム系の元祖はらんま1/2;本作と同じ高橋留美子作)
本作はハーレム系の嚆矢…といったところか。

チーフディレクターは、当時30歳の奇才・押井守(途中降板してスタジオぴえろも退社)。
本作の成功を機に独立し、今や世界的な映画・アニメ映画監督となる。
本作は押井守の出発点でもある。
{netabare}
第一話からのおπポロリ、子どもに聞かせられない下ネタ(終わるまで向こう向いたるからさっさと済まし〜 なんや、おまえ女の扱いも知らんのか〜 byジャリテン)…etc
{/netabare}
時代背景を考慮しても、これを子ども向けアニメ番組として放送した英断に感心させられる。
(上層部の削除要請を押井が無視して押し通したとも聞く。)
PTAからはかなりのクレームが来たそうだが…

ストーリーは基本的に「おバカ男子と利口な女子が繰り広げるドタバタギャグラブコメ」。
本作の男キャラ(あたる・面堂・レイ・テン・メガネ・錯乱坊・竜之介父...etc)はみんなバカかスケベか変態か変人。
「おバカ男子に利口な女子が振り回されている」ように見せかけて、実際は「女子の掌で男子がうまく転がされている」ストーリー展開が多い。
とにかく女子キャラがかっこいい、男子キャラがバカでかっこ悪い。
このあたりは、少年誌に寄稿する女性漫画家ならではの作風だろう。
男性漫画家だと、どうしても男はカッコよく、女は可愛く描きたいものだ。
当時は、少年誌に女性漫画家が作品を出すのは異質であった。
それが当時の漫画・アニメの常識を破壊し、エポックメイキングな作品となった所以のひとつだろう。

OP/ED曲も秀逸。主題歌を「歌手」に歌わせたこと(ステファニーとか懐かしいよね…)、
数カ月ごとの短期で主題歌変更という冒険(今では当たり前のことですが…)、OP/ED/劇中歌をまとめたレコード(CD)の発売…
現在は普通なことも、当時は斬新だった。
ラムのラブソングとか、今でも口ずさめる、メロディーラインにインパクトがある名曲揃い。
(小生は「OPEN INVITATION」とか「殿方ごめん遊ばせ」がお気に入り)
また、全話コンプリートBOXセットの発売も本作が初の試み。
LD(レーザーディスク)で、価格は33万円!
(しかも即完売!ちなみに親戚の叔父が持ってましたが、箱に手を触れただけで大激怒されました…懐かしい思い出です。笑)

本作が放送されていた時代を(物心ついた頃ですが)生き、現場を(幼少期ながら)見てきた一人として、本作の時代背景を踏まえ、思い出補正+アニメ歴史補正値込みでの評価&感想になったことをご容赦いただきたい。
現代アニメを見慣れている若者にとっては、古臭くて視聴に耐えないだろう。
ただ、日本アニメ史の金字塔として、一度は見て欲しい作品。
現代の萌え系アニメが、いかに本作の影響を受けているかがわかって面白いですよ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 16

ゆきちゆき さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

個人的には最高傑作

 今のアニメに比べると作画もバラバラ(今のもそういうときあるけど)脚本もあれー?なときがあるけど(今も(ry )それらを超越して面白い作品だと思う。
 逆にすばらしい作画、脚本がほとんどなのでそれを若い人にも楽しんでもらいたいです。
魅力的な登場人物たちは観てて楽しくなるしそれを後押しする声優人の演技は秀逸です。
 また、当時これだけOPやEDが変わったアニメも珍しかったんじゃないかと記憶しています。当然それぞれが良い曲なのでぜひ聞いてもらいたいものである。

最近のアニメとはまた違った趣の楽しさを感じてもらえればうれしい限りである。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

70.6 10 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング10位
コップクラフト(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (324)
1173人が棚に入れました
一五年前、太平洋上に未知の超空間ゲートが出現した。その向こうに存在したのは、妖精や魔物のすむ奇妙な異世界「レト・セマーニ」だった。「サンテレサ市」。二〇〇万を越える両世界の移民が住む都市。雑多な民族と多彩な文化。そして持てる者と、持たざる者。ここは世界で最も新しい『夢の街』。だがその混沌の影には、数々の犯罪がうごめいていた。麻薬、売春、武器密売。それら凶悪犯罪に立ち向かう刑事たちが、サンテレサ市警察に存在していた……。刑事マトバ・ケイと異世界人の騎士ティラナ、性別も性格もそして「生まれた世界」も違う二人が出会うとき、事件は起きる。二つの世界 二つの正義 その先に-バディポリスアクション開幕!

声優・キャラクター
津田健次郎、吉岡茉祐、折笠富美子、浜田賢二、高橋良輔、鶴岡聡、中原麻衣、井上麻里奈、高木渉、ボルケーノ太田、大塚芳忠

haiga さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今期1番可愛いヒロインはティラナ・バルシュ・ミルヴォイ・ラータ=イムセダーリャ・イェ・テベレーナ・デヴォル=ネラーノ・セーヤ・ネル・エクセディリカだあ!!

今観終わりました。とても面白かったです。

貴重なおっさん主人公のアニメですが、
とにかくティラナがクッソ可愛かったです。
私の中の最高ヒロインランキングに食いこんで来ましたね。
キャラデザが最高でしたし、ティラナの色使いは素晴らしかったです。瞳の色もブルーかと思ったらスミレ色になったり、髪もシルバーと思いきやパープルになったり、とにかく拘ってありました。
時々衣装や髪型も変わってドキドキしますね。
私、今まではつるぺたは好みではなかったんだけどなあ。新たな扉を開かれてしまったわ。

簡単に説明すると、エルフみたいな容姿の異世界住人ティラナと、中年?刑事ケイ・マトバのバディ物アクションアニメです。
ぬるぬる動くアクションではありませんが、フラッシュ的に動かすやり方は嫌いじゃありません。時々作画がバラついた所はマイナスかな。

最初はいがみ合っていた2人が少しづつ距離を縮めてベストパートナーになる過程が楽しいですね
(おっさんの私的にはもう少し紆余曲折を経てもよかった所です)まあ尺も限られてるから仕方がないとは思いますが。

お話も異世界人が犯罪を犯すのを解決していく2~3話で解決するシンプルな物です。ワンクールで綺麗に終わっていて良かったです。

オープニングの歌もストーリーのドタバタ劇にマッチしていますし、ティラナ自ら歌うエンディングは最高でした。まあ私のティラナ好きで補正入りまくりかもしれませんがw

ぶっちゃけワンクールだけじゃ勿体ないですし、このキャラでもっと大事件の長編エピソードも見てみたいですね。何時でも続編出来そうですので2期を期待したいです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 31

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

賀東節は健在? おっさん刑事と異世界からの来訪者(美少女)とのバディ物!

== [下記は第5話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり] ==
このレビューを書いている時点では第5話まで視聴済みです。

原作は読んでいないのですが、賀東招二原作作品にありがちな原作者自らシリーズ構成を担当するスタイル。

太平洋の孤島カリアエナの近くの洋上に、我々の地球と異世界「セマーニ」とをつなぐ超空間ゲートが出現して15年。異文化の接点となった島には両世界の出身者が居住するサンテレサ市が構築されて極めて特殊な異文化交流都市として発展していた……、といった感じの中々魅力的な設定の本作です。

本作はそんな特殊な都市での警察的な組織に身を置くケイ・マトバと、セマーニから妖精が関わる犯罪を追ってやってきたティラナ・エクセディリカ(本当はもっと長い名前)によるバディ物です。

武器や戦闘に一家言ある感じの演出は賀東招二原作っぽくはありますね。4話で1エピソードのキリがついて、4話の引きから次のエピソードに入っています。1クールで3、4エピソードくらい消化される感じなのでしょうか。

今のところ楽しく観ています。
== [第5話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

2019.9.20追記:
第10話、R.I.P.メッサーシュミットKR200…。
(さすがにKR175じゃないよね…!?)

今のこの、市長選挙のエピソードでシリーズを締めるのかな?

2019.10.1追記:
第12話(最終回)まで視聴終了。お話の切れ目としてはきれいに終わりましたね。作画はところどころ残念でしたが、ティラナに関してはまあまあ頑張っていたと思います。

ストーリー的に海外ドラマっぽい感じがありましたね。好き嫌いはわりとはっきりと分かれそうです。『91Days』(← オリジナルアニメーションですけど)とかもそうですが、ストーリー的には実写ドラマっぽさがあっても、いざ映像化するとなるとアニメの方が圧倒的に安くつく作品ですよね。

ケイとティラナがコンビとしてお互いを信頼していく過程が描かれたお話でした。毎回二人を叱りながらも案外良くしてくれる上司のジマー主任をはじめとして他の特別風紀班の面々や検視官のセシルも良かったです。

お互いへの信頼は、最後の戦闘場面にもしっかりと出ていましたね。作中で数多の名車たちが壊れましたが、それについては痛ましいです。

主題歌はOP/EDともに良かったと思います。特にOPは視聴の度にスキップせずに聞いていました。オーイシおにいさん、凄いです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 40

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

二つの世界 二つの正義 その先に… バディポリスアクション開幕!

この作品の原作は未読です。
個人的に今期のダークホースの一角は「まちカドまぞく」でしたが、対を成すもう一角がこの「コップクラフト」だと思っています。

主人公であるカリアエナ島サンテレサ市警に勤務するケイ・マトバ役に津田健次郎さん、もう一人の主人公であるティラナ・エクセディリカ役にW.U.Gでまゆしぃ役を演じた吉岡茉祐さん。
その他サンテレサ市警の同僚の役どころをベテラン声優さんを配する手堅い布陣…

でも正直あと一歩背中を押して欲しいなぁ…と思っていたところ、アクションシーンの躍動感が半端無いことを実際に視聴して気付きました。
キャラはしっかり動いていますし、カメラアングルも凝っていたと思います。
結局作品自体に背中を押して貰い…視聴継続です。


15年前、太平洋上に未知の超空間ゲートが出現した。
その向こうに存在したのは、妖精や魔物のすむ奇妙な異世界『レト・セマーニ』だった。

「サンテレサ市」。二〇〇万をこえる両世界の移民が住む都市。
雑多な民族と多彩な文化。そして持てる者と、持たざる者。
ここは世界でもttも新しい『夢の街』。

だがその混沌の影には、数々の犯罪がうごめいていた。
麻薬、売春、武器密売。
それら凶悪犯罪に立ち向かう刑事たちが、サンテレサ市警察に存在していた…。

刑事ケイ・マトバと異世界人の騎士ティラナ、
性別も性格もそして「生まれた世界」も違う二人が出会うとき、事件は起きる。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品の魅力…それは兎にも角にもケイとティラナの掛け合いです。
ティラナにとって、この地球はまさに異世界コミュニケーションそのもの…
これまでの自身の価値観がそのまま通用する世界ではありません。

そこで、何度も二人は衝突するのですが、時間が経つにつれお互いの立ち位置が少しずつ近づいているのが実は堪らなく気持ち良かったり…。

また、お互いにとっての共通点に成り得る「悪」に対する価値観にもズレがあったり…
ケイは刑事でティラナは騎士なので、どちらも「悪」を野放しにしておけない筈なのですが、ティラナには「必要悪」という概念が存在しないので、この点でも度々衝突していましたね。

でも、個人的にはティラナの毅然とした立ち振る舞いと価値観はストライクでした。
彼女はミルヴォアの騎士としての誇りを常に尊んでいる姿は好印象でした。
何より、彼女が時折頬を赤らめながら嬉しそうに話をしている姿が可愛い過ぎなんですけどっ…
一度剣を持ては、全力全開の剣技で相手を圧倒する時とのギャップが彼女の最大の魅力なのかもしれません。

それだけじゃありません。
ティラナは良くも悪くも「優し過ぎ」の一面が常に彼女に付き纏っていたと思います。
刑事という仕事柄、その時の状況に応じて自分を使い分ける必要がありますが、絶対遵守事項として「追っている相手に肩入れしない」があると思うんです。

ある程度相手との距離を縮めるのは、捜査上必要な事だと思います。
でも、それは自ら引いた一線を越えないのが大前提です。
ところが、状況がそんな一線を危うくすることがあるのも事実です。

こっちで初めてできた友達…
沢山話をして約束まで交わす間柄になれたのに…
大粒の涙が彼女の頬を伝い流れます。

きっと脳裏に浮かぶのはいくつもの後悔…
最悪の結果を呼び込まないよう立ち振る舞えなかった自分に…
初めてできた友達を目の前で失ったことに対する後悔…

彼女がこの世界でこれから生き抜いていく上で、必要な痛みだったのではないでしょうか。
じゃなかったら、ケイがもっとティラナのことを止めたでしょうから…

成熟していく二人の掛け合いは見どころ満載です。
特にお互いがお互いのパートナーとして唯一無二の存在に昇華してからは、更に面白さの質が向上するんです。
人種、文化など様々な違いが混在するサンテレサ市で繰り広げられる数々の犯罪の物語…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、オーイシマサヨシさんの「楽園都市」
エンディングテーマは、ティラナ・エクセディリカによる「Connected」
嬉しい誤算だったのは、吉岡茉祐さんの歌が予想の遥か斜め上だったこと…
これまでW.U.Gでも歌声は聞いていましたが、ソロで聞いたのは初めてでしたが思った以上に良かったです。

1クール全12話の物語でした。
全体的なクオリティは高めの作品だったと思います。
アニメーション制作は、「ミルパンセ」さん。
これまで「君のいる町」「ベルセルク」「W.U.G!新章」などを手掛けてこられた会社みたいです。
あのベルセルクを制作した会社なら、このクオリティも納得です。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 32

67.8 11 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング11位
だぁ!だぁ!だぁ!(TVアニメ動画)

2000年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (129)
973人が棚に入れました
光月未夢は中学2年生の女の子。両親が仕事でアメリカのNASAに行くことになり、母親の知り合いである平尾町の西遠寺家に一人預けられることになったが、西遠寺家とは西遠寺というお寺だった。しかも、その西遠寺の住職である西遠寺宝晶がインドに修行に行ってしまい、宝晶の息子で未夢と同い年の男の子西遠寺彷徨と2人きりで暮らすことになってしまった。そこに、地球から120億光年離れた『オット星』から、超能力を持ったオット星人の赤ちゃんルゥと、ベビーシッター兼ペットのワンニャーが小型UFOに乗って現れた。ルゥとワンニャーはオット星で時空のひずみに吸い込まれ、西遠寺まで飛ばされてきたのだった。未夢と彷徨は、UFOが壊れ自力でオット星に帰ることのできないルゥとワンニャーを、西遠寺でお世話することになり、こうして3人+1匹の生活が始まったのだった。

平尾町愛好会 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

一見、クセのある少し変わった物語にも見えますが、今まで観たなかで一番面白く、そしてジーンと感動したアニメです‼︎

メインキャラクター(みゆとかなた以外)が全員と言っていい程に想像以上のクセ者揃いで、ドタバタギャクも満載で、一見変わったアニメですが、微笑ましい場面も多く、そしてジーンと来る感じの感動するシーンが沢山あって、とても印象に残っているラブコメです‼︎このクセのある一見変わっているドタバタラブコメですが、ありふれた、けれど実はとても大切な日常の幸せを強く魅せたアニメだったと思いました。本当に今まで観たなかで自分的に一番最高なアニメです‼︎(2015年12月1日:誤字の修正とレビューの文章を追加しました。)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

とってなむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ワタクシのだぁだぁだぁの視聴日記

【あらすじ】
両親が仕事でアメリカへ。
中学2年の未夢は母親の知り合いの寺へ預けられる。
その寺の住職もインドに修行へ。
残ったのは未夢と住職の息子・彷徨のみ。
今、二人きりでの生活が始まる!

・・かと思いきや

小型UFOが寺に墜落。
搭乗者はルゥ(宇宙人の赤ちゃん)とワンニャー(ベビーシッター兼ペット)。
4人?での生活が始まる!(今度こそw)


全78話。
少女漫画原作の日常系ラブコメです。
宇宙人いるから非日常、だとか言わない。

未夢役の名塚佳織さんの初主演作、彷徨役の三瓶由布子さんのデビュー作にあたるそう。
デビュー作から少年役とは、、流石というべきか。
お二方とも当時は中学生だったようですが、演技に関しては特に問題なかったですね。
寧ろ良かったと思います。


この作品、とてつもなく癒されます。
メチャクチャ好きなアニメ。
ルゥとワンニャーが可愛らしい。
変身の時の『ワンニャー!』の掛声が好きw

未夢と彷徨の中学生ならではのラブコメもホッコリしました。
こちらも可愛い。
彷徨は男キャラではかなり好きな部類です。
個人的ベストテンに入るレベル。

彼らを取り巻く周囲もいいキャラしてますね。
クリスちゃん、綾ちゃん、ななみちゃん、三太にももかちゃん。
それにみかんさん。
嫌いなキャラは見当たりません。
みんな可愛い!


作画は綺麗とは言えませんが、作品に合ったデザインで好印象です。



OP1「ハートのつばさ」 歌-中島礼香
OP2「Happy Flower」 歌-奈良沙緒理
ED1「BOY MEETS GIRL DA!DA!DA! Remix」 歌-TRF
ED2「ゆっくり」 歌-三重野瞳

ED1はプリティーリズムのPrizmmy☆のイメージが強かったですが、
こちらもいい感じでした。


――――――――――――――――――――――――――――――


温かい作品でした。
作品に流れる雰囲気が素敵なんですよね。
少女漫画原作やっぱ好きだなぁ。

78話でも足りないくらい。
もっと観ていたかったです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 19

弑羅魏優夜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

感動しました(T_T)

まず最初に一つ言わせてください!!!
声優さん最高!!!!!!

みゆとかなたの声優さんが私の大好きなアニメの主人公とヒロインの声優さんなので、それが嬉しくて嬉しくて!!
耳が幸せです\(//∇//)\
と言いますのも、みゆの声優さんとかなたの声優さんは二人ともキャラと同じ中学生で、当時話題になったそうです。
それから「交響詩篇エウレカセブン」のエウレカとレントン役として再び共演しました。
交響詩篇エウレカセブンで随分と感動させられた私としては再び同じ声の恋愛アニメが見れることが嬉しくて嬉しくてたまりません。
レントンとエウレカのカップルが大好きだった方にはぜひ見ていただきたいです。

ちなみに、物語はギャグ要素もあり、恋愛もありで子供にも大人にも面白いのではないでしょうか。
ギャグ恋愛アニメとして観ていただければ受け入れやすいと思います。内容も深くなく単純なのでわかりやすいですよ^^

作画は、中学生という設定だし調度いいと思います。私的には結構気に入ってます。
音楽もその時々の雰囲気にあっていて全体的にまとまったアニメとなっていていいと思いました。

ニヤニヤしながら続きを見ています( *`ω´)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

60.6 12 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング12位
かしまし ガールミーツガール(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (152)
924人が棚に入れました
主人公である大佛はずむは、幼馴染である来栖とまりの励ましで片想いの相手である神泉やす菜に勇気を振り絞って告白したものの、その告白は拒絶されてしまう。
近所の鹿縞山に一人登り、傷心を癒そうとしていたはずむだったが、巨大な宇宙船の墜落に巻き込まれてしまう。
宇宙船に乗っていた宇宙人は、地球人に対して自分のミスを詫び、はずむを治療したことを告げる。しかし同時に、その治療の過程ではずむが女になってしまったことも告げる。そして、この変化はもはや修正不可能だという。
女として学校に通うことになったはずむだが、一度は告白を断ったはずのやす菜ははずむに対して積極的にアプローチをかけてくるようになる。そしてとまりも、そんな2人の様子を見ていて弟分だと思っていたはずむに対して自分が抱いていた本当の気持ちに気づくのだった。
こうして、3人の少女たちの奇妙な三角関係が始まった…。

声優・キャラクター
植田佳奈、堀江由衣、田村ゆかり、浅野真澄、小野大輔、新谷良子、藤原啓治、水谷優子

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あの「あのね事件」の作品です。

宇宙人の手違いで、男から女へと性別が変わった主人公はずむ。
それに2人の女の子が加わり、百合的な不思議な三角関係に。
無邪気で優柔不断な態度のはずむに翻弄される2人の女の子の心情を丁寧に描いています。

話がすっきりしていて飽きないし、次回が気になる作品です。
ただし、女三人寄ってもとくにかしましいわけでもないので、明らかにタイトルミス(ウェブラジオは確かにかしましいのですが・・・)です。

このアニメを有名にしているのは、「あのね商法」です。
通常、TV放送終了後のOVAは基本的には本編とは関係がありません。
しかし、本作はTV放送最終話に思わせぶりな態度(「あのね・・・」)で続編を示唆した後に、OVA(本当の結末)を発売しています。
このため、TVのみ視聴者とOVAまで視聴者では、この作品の印象が変わるという珍妙な事態を引き起こしました。
制作者サイドの商業主義が、物議をかもした作品です。

私としては、OVAのラストにそれなりに納得しているので評価アップなのですが・・・

投稿 : 2024/11/23
♥ : 22

めじな さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

感想

全13話。学園・ラブコメ(恋愛)・感動もの。

キャラは結構可愛いです。
私のお気に入りはツインテールの来栖とまり。
声優さんは田村ゆかりさんの演技が良かったし、このとまりちゃんの性格が良い。
男勝りですが、メイン3人の中で1番人間らしい反応を見せてくれて、
はずむの事を純粋に好きという気持ちもよく伝わってきました。
メインの3人の声優さんも結構豪華で良かった。
田村さんの他には植田佳奈さん、堀江由衣さん。

作画もキャラの表情などがよく見えて綺麗でした。
そのおかげで各キャラの心情描写もよくわかります。

あらすじ
突然男(少年)から女(少女)になってしまった主人公のはずむと、
そんなはずむを取り巻く2人の少女との三角関係を描く恋愛ストーリー。

主人公のはずむが男から女になってしまって、それをとりまく人達の反応が面白い。
特に父親や学校のクラスメイトの男子の反応が笑えます。
前半はコメディ要素が強く、ギャグを交えたラブコメで結構面白かったしテンポも良い。
はずむが女の子になってしまって、とまりとやす菜の微妙な心の変化も見所でした。

中盤~後半は至ってシリアスな三角関係が加速します。
途中ドロドロでグダグダな展開になりますが、
優柔不断なはずむに揺れ動く2人の女の子の心情描写を丁寧に描かれています。
それに、ちょっとした修羅場もあって楽しめました。
このあたりは見所でしょうかw

前半は結構面白かったんですが、中盤~後半はやや失速ぎみのようにも思えた。
何だか詰め込みすぎのようなカンジで尺が短かったか。
でも全体的に話がすっきりしていて飽きないし、次回が気になる展開で楽しめました。

OP曲はeufoniusさんの曲で「恋するココロ」

ED曲はゆうまおさんの「みちしるべ」
この曲はこの作品にあっていて良い曲でした。

それに、挿入歌のゆうまおさんの「キミのためにできること」も良い曲でした。

こういう変わった設定の三角関係の恋愛ものは如何でしょうか。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

TedKoba さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

美しき花たちの三角関係

紆余曲折、いや単純なんだけど、女々しい主人公が女の子になっちゃったっていうのがきっかけで、それまでの人間関係が徐々に変化していく様子を見るアニメ。
ガール ミーツ ガール ということですが、登場人物たちは元々そういう嗜好であったわけではなく、側から見て、そう形容するしかない状況になってしまったというのが真実だったり。
物語り後半は意外とドロドロ。

男キャラのハーレム展開は見るに値しないけど、女の子同士の戯れはまさに至高。という感性の人が満足して観られる境界線、「ここから先、天界」って標識に書いて立っているような作品。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

61.6 13 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング13位
吉永さん家のガーゴイル(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (108)
560人が棚に入れました
御色町(ごしきちょう)という平和な街に、一風変わった個性派揃いの家族・吉永家が住んでいる。

ある日のこと、吉永家の長女・双葉が商店街の福引で三等賞を引き当てた。その賞品は、喋る犬の石像。その日を境に、吉永家と周囲の生活は一変する。

声優・キャラクター
若本規夫、斎藤千和、宮田幸季、桑島法子、千葉進歩、中國卓郎、浅野るり、菊池正美、水樹奈々、稲村優奈

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

これで終わるのはもったいない

犬のガーゴイル(石像)が主人公のコメデイー。

作品としては結構面白くて、よく出来ていると思います。

人間以外のキャラも個性的で個人的には好きでした。

だが、2期がない!

ググッてみたら、当初は2期製作を念頭に入れ始まったらしいのだが、放送時期がハルヒとかぶってしまい、商業的に失敗頓挫してしまったとのこと。

ん~、これほどよく作り込まれたのにもったいない。

特に、数話に1話あるシリアス回は結構心に染みる内容。

新規で薄っぺらいつまらないアニメ作るのなら、こういったアニメの2期を作ってもらいたいなあ。

最近のアニメは野菜と同じで、見た目はいいが栄養(中身)が薄い。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

要 塞 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

隠れた名作

隠れているかはわからないけれど、同時期のハルヒに人気を
持って行かれたらしいので続編製作ができなかった?らしいです
wiki参照 
個人的には大好きな作品です。全世代が楽しめるし、
笑いもシリアスも含んでいておもしろかった。
あと若本さんの声がたまらんね~

見てみたら案外toおもしろかった、みたいな作品なので難しい
のばかり見ていて疲れたアニメファンにお勧めです!

それ町、が好きな人は楽しめると思う。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5
ネタバレ

zemin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

みんなの愛する御色町(ごしきちょう)

作品のキャッチコピーは、「ご町内ハートフルコメディ」。
続きものではありますが、1つの話が1話~3話で完結します。

日常系なのにうるっとさせるエピソードが多いんですよねー。
ガーゴイルが御色町の個性的な住人たちに受け入れられていく流れが丁寧に描かれています。

登場人物が一緒に住む家族だとか自分の住む場所を
大切にしているアニメっていいですよね。

{netabare}
ガーゴイルは、はじめは融通の利かない性格なのですが
少しずつ柔軟に、人間らしくなっていく様子が好きです。
それに伴って、吉永さん家のガーゴイルから
御色町のガーゴイルになっていく過程も好きです。
{/netabare}

そこまで無名だとは思いませんが、作品の質が高いわりにあまり評価されていないように感じます。
タイトルで損をしているような気も・・・

個人的に視聴する前は、タイトルから中身の薄いお気楽コメディっぽいのを想像しましたが、
実際はかなり味わい深いストーリーです。
そして、OPもすごくいい。聞いているとなんだか元気になります。

My Favorite Character
ガーゴイル。頼りになる御色町の番犬です。
若本規夫が声をあてたキャラクターで2番目に好きです(アニメのキャラでは1番!)。
蛇足ですが、若本ボイスで一番好きなキャラは高屋敷寛(たかやしき ひろし)です。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

58.5 14 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング14位
成恵の世界(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (75)
524人が棚に入れました
ある雨の日のこと。飯塚和人は捨て子犬を前に「犬を助ける優しい少年に惚れる女の子が現れる」妄想をしていた。
そんな自分を気恥ずかしく思いながらも結局、犬を助けようとする和人。ところがいきなり後ろから現れた女の子が金属バットを振り上げて子犬を叩きのめしてしまう。子犬はある勢力が地球に送り込んだ生物兵器だったのだ。
いきなり現れて子犬を叩きのめし、自分を心配してくれながらも多くを語らず去っていく少女に、和人は興味を覚え心を奪われた。翌日、彼女がその場に残した金属バットを見せて友人の丸尾にその事を相談する。丸尾は学校の名簿から彼女の身元を割り出してくれた。隣のクラスの七瀬成恵だった。

声優・キャラクター
能登麻美子、阪口大助、千葉紗子、福山潤、皆川純子、小菅真美、西村知道、壱智村小真、川上とも子、桑谷夏子、冬馬由美、渋谷茂、川村万梨阿、立野香菜子、後藤邑子、黒河奈美、川津泰彦、野川さくら

57.2 15 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング15位
この醜くも美しい世界(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (86)
454人が棚に入れました
親から離れ、西野家に下宿する少年タケルは、高校に通いながら西野家のバイク便を手伝い暮らしていた。
ある日の配達の帰り、タケルはバイクに便乗していた親友のリョウとともに不可思議な光を目撃した。双筋に分かれた光跡を追って林に入ると、1本の樹に宿った光の中から、ひとりの女の子が姿を現した。彼女はタケルが考える「理想の女の子」に瓜二つだったのだ。タケルは常識から考えられない現象に戸惑いながらも、人間としての記憶を持たないらしいその少女にヒカリと名づける。
だがその直後、節足動物にも似た巨大な怪物が現れ、彼らに襲いかかる。リョウは果敢にもバイクで反撃を試みるが、怪物を倒すには至らない。ヒカリとタケルが窮地に追い込まれたそのとき、タケルの身体にも尋常ではない変化が現れた。
しかしこれらの異変は、これから始まる「世界の終わり」の序章に過ぎなかった…。

声優・キャラクター
川澄綾子、水島大宙、清水愛、瀧本富士子、真田アサミ、高田由美、菊地由美、水野愛日、私市淳、荻原秀樹、小林恵美、松本大、こたにともこ、野田圭一

65.7 16 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング16位
リロアンドスティッチ(アニメ映画)

2003年3月8日
★★★★☆ 3.8 (31)
286人が棚に入れました
ハワイに住み始めたスティッチとジャンバ博士、プリークリーら。ある日突然、ジャンバ博士が昔の同僚のハムスター・ヴィールに捕まった。ジャンバ博士を助けるために、リロとスティッチが立ち上がった。

声優・キャラクター
山下夏生、山寺宏一、田畑智子、飯塚昭三、三ツ矢雄二、石塚運昇、猪野学

55.8 17 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング17位
異常生物見聞録(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★☆☆ 2.6 (74)
220人が棚に入れました
とある北方の田舎町で、職がない、彼女もいない、ごく普通の23歳の青年・好人(よしひと)は生計を立てるため、自分が住んでいる一軒家の空き部屋を貸すことにした。初の入居者として、ちょっぴりおバカなおてんば娘「莉莉(りり)」を迎え、家まで案内する途中、吸血鬼「ヴィヴィアン」に襲いかかられる。そして、莉莉も人類ではなく「人狼」ということに気づき、二人の異常生物のバカげたやり取りの末、三人のルームシェア生活が始まる。その後、好人はひょんなことで多元宇宙の秩序を維持する希霊帝国にスカウトされ、審査官見習いとなる。様々な異常生物を入居者として迎え、彼らを管理することが好人の仕事となったのだ。好人はひと癖やふた癖もある異常生物の入居者たちとともに、他の次元界と表世界のスペースをさすらい、様々な異文明に遭遇し、宇宙にまつわる謎を解き、事件を解決していくのである。

声優・キャラクター
三上丈、洲崎綾、夏吉ゆうこ、檜山修之、本多真梨子、玄田哲章、諏訪ななか、川田紳司

73.1 18 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング18位
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(アニメ映画)

2024年3月22日
★★★★☆ 3.9 (40)
185人が棚に入れました
東京で女子高生ライフを送る小山門出と中川凰蘭。学校や受験勉強に追われつつも毎晩オンラインゲームで盛り上がる2人が暮らす街の上空には、3年前の8月31日から、突如現れた巨大な宇宙船「母艦」が浮かんでいた。異様な光景は日常に溶け込み、当たり前となっていたが、ある夜、東京で悲劇が起こる。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

クソやばい地球人の青春に遭遇した宇宙人には同情を禁じ得ません

3年前“8.31の悲劇”以来、宇宙からの“侵略者”の巨大<母艦>に覆われる東京。
その下でハイテンション女子高生ライフを送る主人公少女らの日常と、
<母艦>という非日常が混ざり合う中で、やがで開示されていく真相と共に、日常と世界の破滅が示唆される同名コミック(未読)の劇場アニメ化作品の前半部。


【物語 4.5点】
作風は青春の一頁が世界の一大事とシンクロするセカイ系の再生産。
2014~2022年連載作ということで東日本大震災後、コロナ禍の世相も取り込んだ人間&世界模様が描かれる。


大抵のセカイ系でイタいのは主に思春期主人公の周辺になりますが、
本作の場合は災害、事故での犠牲者ニュースをも、スマホゲーのイベントと並行してコンテンツとして高速消費して、飽きたらもうオワコンだと使い捨てていく情報過多社会の病理。
マスコミを不信する余り、ネット上の陰謀論界隈に沼る母親。
個体ごとの正義を絶対化し、SNS上でマウントを取り合うまででも十分イタいのに、武器を持って傷つけ合うまでエスカレートする人類の異様。
など、東京及び日本、地球全体がイタくて終わってる感が、痛いトコロをマシンガンのように撃ち抜く台詞回しによって醸し出されています。

大体、宇宙からの“侵略者”として<母艦>に防衛利権の匂いをプンプンさせながら、大仰なレーザー兵器で攻撃を仕掛けているわけですが、
彼らの目的が侵略かどうかなどは真剣に議論されることはなく。
そもそも実は{netabare} “侵略者”が直接手を下した犠牲者はゼロなのでは?とすら思います。
8.31の被害は<母艦>を<A爆弾>により攻撃した米軍によるものですし、
作中での犠牲者も小型&中型船への“防衛行動”の巻き添えを食ったものなのではないでしょうか。{/netabare}
リスクをあると決め付けた人間社会のおぞましさ、滑稽さの炙り出しも上々です。


人間視点のSFとして挑むと、全体に日常がとっ散らかった感、
後半、主人公少女2人の青春が事の発端と結びついた回想という、世界がひっくり返るシナリオ転換などに振り回される危険性もあります。

が、私の場合は冒頭から、これは地球人を観察する宇宙人の視座で俯瞰した方が折り合えると割り切って観たので何とか付いて行けました。

特に産業革命以後、200年程度という宇宙から見れば瞬きする間に、
文明を急発達させ、爆発的に増殖し、地球を壊す勢いで戦争や大量虐殺(ジェノサイド)を繰り返して来た人類。
この原爆を持ってしまった猿の如きキモい地球人。
果たして心の成熟は伴っているのだろうか?
ちょっと“イソベやん”の“内緒道具”を渡して裁定してみよう。

前章終わった段階で世界は一層波乱含みですが、
後章に向けて、命綱となるテーマは提示されていると思うので、
手応えを感じながら後半戦に挑みたいです。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・ Production +h(プラスエイチ)

個人的に、初代『ガンダム』、今敏監督の方の『パーフェクトブルー』など、
人間の顔ってちゃんと観察すると美形一辺倒ではなく、
時に昆虫の如く気持ち悪くもある。
そこを再現できている人物デザインに対しては点数を盛る傾向にありますが、本作も同様。
私は特に、おむすび顔に円な瞳のメガネ娘・出元亜衣のデザインが好きです。

<母艦>周辺に揺らめくレタリング?が、
ゴシック体で打ち出される作中テロップの生成、解体過程でも垣間見えるのも意味深。

観察者視点に一歩引かせる地球人デザインと、テロップのレタリングが、
私を冒頭から宇宙人視点に誘導した主因。


細部の背景美術にも社会風刺などを含んだ表現が散りばめられ情報量は多め。
私の脳裏に焼き付いているのは、8.31以降は数える程しか出ていない“侵略者”への防衛行動での民間犠牲者。
それをトップニュースで大騒ぎする傍らで映し出される交番の看板。
<母艦>関連を遥かに凌ぐ数の交通事故死傷者数。
この辺りも騒ぐと決めたニュースばかり取り上げるメディアと、
反発して陰謀論に囚われるネット民という両極端を想起させられジワジワ来ます。


総じて巨大<母艦>の大技だけではない、地球人のイタい所を表現する小技も効いた刺激的な作画です。


【キャラ 4.5点】
主人公の眼鏡っ子・小山門出(かどで)
ロングツインテールの中川凰蘭(おうらん)こと“おんたん”
メイン2人に、恋愛リア充を目指す栗原キホ、出元亜衣、
無口な長身黒髪ロング・平間凛。
JK5人グループが頭のネジが外れた掛け合いを繰り広げて、
<母艦>の非日常に対峙する日常世界を構築。

例えば門出は担任教師の渡良瀬を慕っていますが、
この教師と生徒2人の会話も、ちゃんとした型に収まり切らない人間と青春を示唆していて不謹慎で面白い。

あとは、おんたんのイケメンメタボな兄で“ネット監視員”(ニート)のひろしが挑む、
SNS空間に広がる“情弱”どもの“総意”とか。

全体に、情報社会に監視されることを前提として、
火を点けられないように社会が強いた役割を仕方なく演じてやってる倦怠感が滲み出ており、
これもまた地球人のオワッてる感を濃厚にします。


【声優 4.0点】
主演・小山門出役にはYOASOBIのボーカルとしても活躍する幾田 りらさん。
相方の中川凰蘭役には、あのさん。
メイン2人にアーティストをオーディション選出して周りをアニメ声優で固める布陣。

“ナチュラル”なボイス素材を求めてのアーティストの主演起用。
確かにおふた方とも、地声が高音スウィートなアニメ声で天然素材としては上質。
ですが、私はやはり自然体を求めるにしても、演技力を磨き上げた声優にナチュラルな演技をさせるのがベストと考えるので、この点数が上限。

ただアーティスト2人でと決めた以上は、
下手に声優の枠にはめずに、2人の表現者としての感性に任せるという判断は、素材を活かす上ではベターな選択。
掛け合いシーンでは同じ歌手ならではの波長が合い、
仲良く喧嘩する良いリズムが生まれていたそうで。
声優陣も交えたJK5人組のバカ騒ぎの空気感もスムーズに出ており心地良かったです。

原作者いわく、アフレコ時は、主演おふた方とも作品世界に入るための準備はしてくれていたとあって、
宣伝目的で起用した俳優・タレントを“お客様”扱いする劇場アニメ作品よりは良好な仕上がりだったと感じました。


EDクレジットの最後には、
門出が愛読する作中漫画でシナリオにも深く関わる黒い『ドラえもん』?wこと「イソベやん」にて、
イソベやんに“内緒道具”をせびる自堕落女子・デベ子を演じたTARAKOさんへの追悼コメントが表記。
『ちびまる子ちゃん』のさくらももこ役など、だらけた演技も天下一品の楽しいお方でした。
ご冥福をお祈り致します。


【音楽 4.5点】
情報過多な東京の日常社会に溢れる生活音、
そこを切り裂く<母艦>絡みの非日常の異音、放たれるレーザー兵器の発射音など、
立体的に表現された音響は、本作劇場鑑賞の一番の意義と言っても過言じゃありません。

主題歌は主演アーティストのお二人が担当。

前章はano feat. 幾田りら「絶絶絶絶対聖域」
作編曲を凛として時雨のTKが担当。

曲調はテンション高めの無邪気な作風ですが、
歌詞世界は“地球オワタ”“地球が壊れたよ”などとシッカリ病んでいるので油断は禁物ですw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 20

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

衝撃作です。青春と正義と災害を描いた壮大な日常系本格SF。追記 2回目見ました。

 インデペンデンスデイ、ニーアアンダー7、ヒドゥン、デスノート、マイケルサンデル、ゴジラ、時をかける少女、311、機動戦艦ナデシコ、タコピーの原罪、ドラえもん…の要素が入った日常系です。
 他にもあるでしょうが、要するに要素が多いです。それぞれの視点で分解する難易度は高くないです。

 いや、すごかったですね。上映時間120分らしいですが、体感時間は80分くらいかな。情報量は180分くらいのが圧縮されている感じです。ジェットコースターの様でいてのんびり女子だけ(ではないですが)青春ものでもあります。

 浅野いにお氏の作品は「うみべの女の子」が好きで何度も読んでいますが、それ以外はどうも性が合わず本作も1話を試し読みかにかをして切っていたと思います。ただ、本作を見てやはりマインドは一緒かな…と。読んでみたくなりました。結末は違うと公言されているみたいですし。

 大人になる意味、現実社会に生きる思春期の精神の中身といえばいいのでしょうか。進路、恋愛、性、親、天才と凡人、いじめ、正義、友人…そういうものが襲い掛かってくる小学校から高校時代の生きづらさをSF的表現で見せたような感じです。

 災害のオマージュとして、日常と非日常のシームレス感あるいは断絶感が同時に存在するような作品ではありますが、一方でこの思春期に襲ってくる精神的なクライシスのオマージュとも見えます。

 テーマは結末を見ないと何とも言えませんが、ストーリーとしての結末は分かりませんけど、思春期の落としどころになるのかなあ、という気はします。

 特筆すべきは映像がすごい…というと語弊がありますかね。2次元アニメ的なアニメ表現ですが明らかに3DCGですよね。見やすいのなんの。エフェクトだよりでなく、戦闘シーン頼りでもないです。それでいて構図はいいんです。

 脚本も詰め込んだなかに映像表現で上手く補完しているので、結構頭を使わなくても話の筋は素直に読めます。伏線とか考察とかそういうのを無理にする必要がない分かりやすさです。考察系とエンタメ系の要素のいいところが上手く組み合わさっています。演出も面白さと迫力と緊迫感と上手く表現できていたと思います。

 むしろ頭を使うのは別のところですね。頭がクラクラします。SFと書きましたけど表題がデーモンなので…まあ、それは後半ですね。

 稀にみる名作になる可能性を秘めています。後半次第ですけど。私は絶対に行きます。
 で、映画で一儲けした後でいいので、120分×2で240分です。つまり20分×12で1クール行けますよね?広く世間に公開してはどうでしょう?

 私平日に見ましたが、サービスデイなのに2人しかいませんでした。この作品が埋もれるのはもったいないです。



追記 無理無理時間作って前章も見てきました。

 後章がもう始まっていますが、なんとか上映館を見つけ無理無理見てきました。やはり面白いのは前章、感動・深さは後章という印象です。

 前→後→後→前という順番で見ました。

 で、2回目を見て気が付きました。この作品は「これからどうなるの?」がとても素晴らしい構成にまとめられています。ですので、面白さで言えば1回目が圧倒的に面白かったです。

 ただ、後章をみてから前章を見ると、ああ、そういうことか…とか、微妙な伏線に気が付いたり、意味が重層的になったり見方が変わったりという深堀りができるようになります。

 まこととふたばがなんで田舎から出てきたの?とか東京という意味が分かってくると味方が変わります。
 あるいは、前章の小学生の門出の正義と、後章のシップと小比類巻の正義の対比の構造とか面白いですね。
 イソベやんはもちろん「トモダチ」ですが「未来」「正義」「便利道具」などなどいろんな意味を後→前で見ると感じました。

 で、あとはアメリカで12巻まで含めたであろう、配信版が始まったらしいですね。コミックスで確認しているので、マストではないですが、見たいものです。

 あと、EDのANOさんという声優の人の曲の入りは本当に良かったです。(いやもちろんANOさんという人の名前と顔くらいは知ってますけどね。歌手だったんですね)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

意外と新しい感覚? かな!

先ほど観終わりました。
原作は未読です。
先ずは、前半部分まで。

面白かったです。ワクワク。
少しも飽きませんでした。
必ず、後半も観ます。

あ、EDの後も観てくださいね。





あんまり面白いので、原作コミックに手を出しています。
なるほど、この絵を動かしたのか。
あ、アングルが少し違ってる。
間の取り方の計算が絶妙。
そんな発見がいくつもありました。

でも後半部分の購入は手控えます。
私的には、やはり映像から入りたい気持ちです。
ぜひ、前章(本作)をご覧になってみてください。
そして後章をご一緒に楽しみませんか?

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

65.2 19 ファンタジーで宇宙人なアニメランキング19位
21エモン(TVアニメ動画)

1991年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (36)
159人が棚に入れました
2023年、地球は宇宙人たちとの交流が進み、国際連合ならぬ星間連合にも加入して、多くの惑星からの観光客がひっきりなしに訪れる一大都市惑星となっていた。そんな中、トウキョウシティーに居を構えるホテル「つづれ屋」は、江戸幕府の成立とほぼ同時に旅館として開業して以来、初代当主の市右衛門、2代目仁右衛門、3代目参右衛門…と20代、四百数十年にわたって細々と続いて来たものの訪れる客はサッパリ、隣接する豪華なホテル・ギャラクシーやホテル・オリオンなどに圧倒されて潰れる寸前であった。現当主の20エモンはどうにか客を呼び込もうと必死だが、その跡取り息子の21エモンはホテル経営に関心を持とうとせず、宇宙にあこがれパイロットになって大宇宙を冒険したいという夢を持っていた。家業に専念して欲しい父親に叱咤されながら、21エモンはしぶしぶボーイをしてせっせとチップを貯め、いつかは自分のロケットを買いたいという夢をあたため続ける。「つづれ屋」に居候する宇宙生物モンガーやボーイとして働かされているイモ掘りロボットのゴンスケといった強烈な個性を持った家人たち、さらには宇宙からのおかしな客が宿泊に訪れて、21エモンと「つづれ屋」は毎日のように珍騒動に巻き込まれる。

声優・キャラクター
佐々木望、大谷育江、龍田直樹、冬馬由美、中庸助、松島みのり、真柴摩利、稲葉実、玄田哲章
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