アニメアンチ2号 さんの感想・評価
2.6
【チ】の女神【サンタ☆ソフィア】に心臓を捧げよ!
●メビウスの倫理の輪で踊る演者たち
考えれば考えるほど矛盾すると言いますか、支離滅裂な要素が溢れ出てくる
{netabare}本作最大のやらかし要因は聖書と某教会を線で繋いで扱ったことでしょう。
異端という概念は聖書解釈において生み出された価値観でありますが、
そもそも聖書にあった内容を教会が拡大解釈、曲解したため矛盾に満ちた教義となり
最終的には魔女狩り的な一方的弾圧聖戦劇場の様相を呈するに至るのでありました。
早い話が後に転生したラファウ2世が言うように地動説を研究してもリスクは
「政治次第でいくらでも避けられる」というのが作品内においても真実であります。
ラファウ2世は成り行き?でアルベルトの父を刺し殺してしまいますが、この時代に
裁判所の役割を果たしていたのが教会でありますから、宣言通り政治的取引により
無罪を勝ち取ることができるのであります。
当時12歳のラファウ1世では若さ故に政治というものが理解できなかったのかも
しれませんが頭がいいはずのバデーニさんやヨレンタお嬢、そしてノヴァク審問官も
政治による回避法があることを知らなかったのであります。
免罪符が絶賛売り出し中となるのは少し後のことなのかもしれませんが、
十字軍遠征の時に既に軍資金を寄付した者が免罪措置を受けられる事例は存在していました。
頭がいいはずのバデーニさんですが、丸刈り頭のアイデアはあっても
政治というものを知らなかったのがとてもとても残念無念で悔やまれます。
本作のノヴァク審問官管轄内においては地動説それ自体が異端思想であり
これを研究したものは死罪の判決を受けるようでいて、初犯ならば
恩赦が与えられるというとてもややこしい話になっています。
1回目はイエローカードなので改心したら許されるということなのかもしれませんが
悪魔にそそのかされた異端が口先だけでなく本当に改心したという保証はどこにも
ありませんので、例え1回目でも審問官の例の取り調べが行われるのが道理となるはずです。
一番確実なのは免罪符を買わせるという行いにより改心したかを確認する方法でしょう。
そうしまして異端である地動説がある程度世に広まっていなければ教会もこれに
警戒心を抱くことはないはずなので、隠れて地動説を研究する者がフベルトやポトツキ
以外にも複数いたということになります。
麻薬と同じで世の中に広まってるから取り締まるわけであります。
なので地動説の記録など麻薬と同じように世の中に溢れていなければ、他の人には
広まらないということになり、ノヴァク審問官の仕事キャリアも蓄積されないことになります。
少なくともノヴァク審問官管轄内では異端思想とその地動説が溢れていたことになるはずです。
このような状況で仮に地動説研究が教会に発覚したとして、初犯は改心することを
まず試すのが賢い選択であると考えられます。
研究資料は釈放された後他で入手したらいいだけの話であります。
ラファウ1世にしてみたら身近な義父が地動説を研究していたことは意外だったかも
しれませんが、それだけ地動説研究が世に広まっていたことの裏付けと言えるのであります。
異端は改心しないから処刑するはずなのですが、異端に改心の機会を与えたり
一方で異端は嘘つきだから拷問で口を割らせる必要があるとか、ダブルスタンダードの余り
どっちなのか意味がわかりません。
どこからどう見ても異端の不審者にしか見えないフベルトが釈放された緩さが不明であります。
ヨレンタお嬢のように歯の50本60本は抜かれないと許されないはずです。
異端の定義が適当なのは某教会のご都合主に由来しますが、それに乗っかった上で
本作内で新たなる適当なトンデモ異端認定基準を上書きしますのでカオスの極みに達します。
教会の倫理観は混沌を極め故に改革運動が起こるまではいいのですが、しかし
その改革運動も何を目指し何を正そうとしているのか五里霧中であります。
狂気の占星術師や兄弟殺しの暴徒の信者に火薬をばら撒くテロ集団たちが踊る世界。
このような前提で考えれば超人ラファウ2世の言うことが一番まとも?
にも思えてしまい、少なくとも刺殺事件の理屈は合理的となります。
ラファウ2世誕生前のすべての地動説信者は政治力もなく語るべき正義もなく
そうして教会の力に屈しただけの負け組=歴史の登場人物ではなかったのです。
ラファウ2世は政治力により教会とともに生き残り、思う存分好きな研究をしたのでしょう。
それ以前の演者たちは運命に翻弄されただ命を失い独自で勝ち取るものは
何もありませんでした。
しかしもしもアルベルトが転生していたとしたら、勝ち組は他にもいたことに
なるかもしれません。
他に転生による救済がないとしたらラファウ2世との対比により
皆犬死ということになるのであります。
かのニーチェ大先生も「権力への意思」を有する「超人」こそが正義であると
推奨していましたので正義はラファウ2世にこそにあるのであります。{/netabare}
●プロパガンダの目的
所謂「地動説」というものについてざっくり調べてみますとそもそもそれ自体がなかったと
言いましょうか、コペルニクスのところでようやくそれらしい仮説が出来上がりまして
しかし、当時は誰からもまともに相手にされないようなトンデモ理論であったわけです。
コペルニクスはカトリック教会の祭司であり、ガリレオは【イエズス会】の支持を
得て「地動説」に関する研究を行っていました。
{netabare}結局のところ教会が「地動説」を弾圧したなどと呼べるような事例は皆無に等しく
「地動説」を理由とした弾圧は大嘘であり、天文学の研究はトンデモの地動説も含め
普通に行われていたということになります。
本作においては根拠不明な「地動説」弾圧のお題目劇場がこれでもかという感じで
かなり強烈に展開されまして、さながらどこぞの特定アジア国のプロパガンダ映画
のようにも思えてしまいます。
「南京事件」はありましたが、日本兵が民間人を30万人虐殺したとか、
「従軍慰安婦」はいましたが、強制連行で皆酷い目に遭わされたとか
そういう内容を宣伝するプロパガンダ映画のようにも思えてしまいます。
教会に属するノヴァク審問官による地動説支持者の弾圧は、まさにどこぞの国の
プロパガンダ映画の手法そのままであり、論理の飛躍があまりに惨過ぎて
流石にやり過ぎではないかと思うに至るわけであります。
残酷拷問シーンなどを見ると心的ショックの影響で冷静な判断ができなくなる
傾向がありますが、プロパガンダ映画とはまさにその効果を狙って作られます。
ドイツ兵が赤ん坊を宙に放り投げ銃剣で刺すという残酷話は
第一次世界大戦の時に流布された典型的なプロパガンダであります。
フィクションだと割り切って見れば問題ないという考え方もあるとは思いますが
そもそもガリレオ裁判の件を非常に歪曲した形に加工し刷り込むのが我らが国の教育であり
マスメディアでありますので、地動説を使ったプロパガンダ工作はとても有効
ということになるようであります。
本作における教会による弾圧の被害者とは誰だったのかと言えば、地動説支持者である
ように見えてしかしそのような不特定多数の人々並びに団体は史実では存在しませんでした。
史実で教会が弾圧したのは誰かと言えば、それは「異端」であります。
そうしましてコペルニクス、アルベルト以前の時代に異端として弾圧を受けた勢力が
いたとするならそれはやはり【テンプル騎士団】ということになるでしょう。
キリスト教徒とは別の信仰を持つその【シオン】の一族は天体の神々を崇め奉り
【占星術】に精通していたのであります。
占星術とは黒魔術の一種でありまして、それを使う魔女ということになりますから
これを口実に弾圧することができるという話であります。
転生前のラファウが裁判の掛けられた理由は地動説研究のように見えますが
史実を踏まえて敢えて解釈するなら異端思想にとりつかれていたから、
裁かれたということになります。
ヨレンタお嬢もシュミット隊長も天体の神々を崇め奉る異端信仰を
持っていたため弾圧されたわけであります。
(性別不明の)チョンマゲキャラは褐色肌を持つ流浪の民でありますから
【シオンの民】を暗示し、【テンプル騎士団】という存在に繋がるわけであります。
その時代にはいなかったはずの地動説信奉者の団体の弾圧物語とは
「星の眷属」=【バビロン】の子孫にあたる種族の宗教戦争=聖戦を表現していたのであります。
「フ【ベル】ト」から「アル【ベル】ト」に繋がる「転生」ありきの物語には
「星の眷属」の神話が関係しています。
そういうことで永劫回帰する超人ラファウがいたり、カレンデュラがアルベルトに転生したり
また、フベルトがデュラカに転生するのが当たり前になるわけであります。
【フェネクス】が介在する転生再生の宗教を知らなけらば、本作に異世界転生が
必要な意味が理解できないかもしれませんが、現代人には理解できなくとも
神話の物語とは必然的にこのような不思議な世界観を描くものであります。
占星術師とは天文学者ではなく、{/netabare}魔女の類であるのというのが真実です。
ということでピタゴラス教団の占星術師も地動説に似た宇宙論を信仰していたのであります。
疑問点のすべてが解けてみましたら、オカルト系トンデモ作品だったというオチのようです。
●「カレンデュラ、お前もか?」
最後の最後で死んだはずの{netabare}ラファウが登場したことの解釈としては、そもそも
死んでいなかったというパターンとパラレルワールドで転生したというパターンがあり
{/netabare}恐らくはどちらでの解釈も成り立ち得る作りに敢えて仕上げたのだろうと
そのような印象を受けました。
{netabare}一見視聴者に判断を委ねたような格好になっていますが、作者の本心では
恐らくパラレル転生の方が望ましいものだったのでありましょう。
どうやら本作の作者は哲学に傾倒していたようであり、特に地動説という学説について
特別な思いがあったというわけでもないものの、近代合理主義運動を好意的に捉えており
それ故に地動説を流布するチンドン屋の如く宣伝工作活動の片棒を担ぐために
わざわざ本作のような天文絡みの作品を作ったのでは?という疑惑がもたれます。
地動説推進派とそれを弾圧する勢力の二項対立により「ヘーゲル弁証法」を
表現しているとかいう話であります。
しかしヘーゲルにもマルクスにも興味ない人にとっては実にどうでもいい話でございます。
甦ったラファウで「ルネサンス」を表現しているという解釈も成り立ちそうですが
パラレルワールドで再生したラファウには「永劫回帰」というニーチェの思想が
反映されていたなんていう説があります。
ニーチェとは、【優生思想】に毒されており、精神病患者みたいな傾向が見受けられまして
「ナチスドイツ」との親和性が疑われてしまいがちですが、ある意味オカルトという
テーマでは見事にシンクロしてしまうのは、永劫回帰的宿命?なのでありましょうか。
ラピュタが何度でも甦るように超人ラファウも甦り、「人がゴミのようだ」と
刺殺しまくるのが運命なのかもしれません。
「永劫回帰」とは?
大型台風によりレンガが飛ばされて来て顔面強打、死にます。
再生して再び同じように電柱が飛ばされて来て顔面強打、普通は死にます。
しかし「超人」とは強固な顔面力によりレンガや電柱を受け止め
顔面力で障害物を破砕するという力を持ちます。
凡人は何度でも顔面被弾で死ぬ運命を繰り返しますが
超人は(顔面力により)運命に打ち勝つことを繰り返すということらしいです。
前世では弾圧に屈し死んだラファウが二周目では障害を排除して生き残りまして
天文学も発展しますので「超人」化成功ということになります。
このお見事なまでの「永劫回帰」と「超人」思想のリメイク表現に対して
拍手喝采する!?にはまだまだ気が早く、まだまだこんなもんじゃないと
言わなけらばならないでしょう。
いったい何のために生み出されたのか今一つ意味がわからない、移動民族に属する
チョンマゲキャラでありますが、名前を「デュラカ」と言います。
ヨレンタお嬢から頭巾のようなものを受け継いだのには何か意味があったのでしょう。
そんな時こそ「デュラカ」「ヨレンタ」でアナグラム解析をしてみます。
出た結果は「カレンデュラ」であります。
ちなみに「デュラカ」「ヨレンタ」「ノヴァク」でアナグラムによる言葉合成をしますと
「デュラカ」「レン」「ヨ」「タ」「ノァ」「ヴ」「ク」
①カレンデュラ②ノア③ヨヴ④タクとなります。
「ノア」と「ヨヴ」は父なる神を信じる者(=本作では悪役扱い)
「タク」は磔=「磔の刑」であります。
{/netabare}
~太陽と「カレンデュラ」の神話~
「昔、イタリアのシチリア島に住む少年クリムノンは太陽の神アポロンに恋をします。」
「昼間、彼の心は喜びであふれていますが、夜になり、太陽が姿を消すと寂しくて」
「たまらなくなりました。その様子を見ていた雲の神様はいたずら心を起こして、」
「8日間も太陽を隠してしまうのです。」
「アポロンと会えなくなった少年は嘆き悲しみ、恋い焦がれるあまり、ついに」
{netabare}「死んでしまいます。雲間からクリムノンのあわれな亡なき骸がらを見つけた」
「アポロンは少年をカレンデュラの花に変え、この世に再生させました。」
「自分を恋い慕った少年へのせめてもの贈り物でした。」
「太陽の色をした花に生まれ変わったクリムノン。」
「今でも花が太陽に向かって咲くのはアポロンを見上げているのです。」
これは太陽に焦がれる美少年クリムノンが「カレンデュラ」に転生する神話です。
つまりチョンマゲの正体は美少年クリムノン・・・だからこそ、
「カレンデュラ、お前もか?」
「お前もLGBTなのか?」と思った次第であります。
本作OPソングは「怪獣」、EDソングは「へび」そして「アポリア」です。
「怪獣」と「へび」はラファウを表現しているのだと考えられます。
「アポリア」は「アポリオン」=「アポロン」のことでありますので、
花の神話が示すようにチョンマゲの美少年がテーマの歌ということになります。
狂人とも目されるニーチェはアポロン信者でもあるからこそ
「神は死んだ」とキリスト教を否定する考えを表明するわけであります。
クリムノンが永劫回帰した必然的運命としてチョンマゲのカレンデュラは
朝日に包まれて安からに永眠するという結末を迎えるのですが、それに加えて
太陽神の別の神話についても少し考えてみようと思います。
褐色の「移動民族、流浪の民」と言えば【フェニキア人】でありまして
彼らの太陽神は【鬼神バアル】であります。
【バベルの塔】計画立案者、力ある指導者【ニムロデ】は志半ばで息絶え、そして
その魂は【フェネクス】により運ばれ天に上り【太陽神バアル】となります。
【フェネクス】は不死鳥とも言われ「復活・再生」のシンボルであります。
夜明けの空に向けてチョンマゲのカレンデュラは伝書鳩を放ちました。
この鳩はどこに向かって飛んだのでしょうか?
「カレンデュラ」の神話を踏まえて考えたら「焦がれる思い」は「太陽」に
向けられたということになると考えられます。
太陽に向かって飛ぶ鳥とは【フェネクス】を暗示していますので、
つまり「復活・再生」=「転生」のフラグが立ったということになります。
「カレンデュラ」の魂は【フェネクス】を暗示する鳩に運ばれて太陽の元に運ばれます。
【太陽=バアル】であり、【バアル】の別名は【ベル】であります。
永劫回帰&異世界転生を前提にアナグラム解析をかけますと
「とある」名前と【ベル】が繋がります。
「とある」「ベル」→「トアルベル」その答えは
「アルベルト」であります。
永劫回帰で転生したのはラファウだけでなくカレンデュラのチョンマゲもそうであり
神話を踏まえて考えるとアルベルトに転生したということになるのかもしれません。
もしそうだとするなら永劫回帰恐るべし!拍手喝采の結末でございます。
ニーチェ思想のリメイクをまさか異世界転生のファンタジスタで表現するとは
負け組ルサンチマンにしてみれば狂人級の発想であると言うべきなのかもしれません。
『ヨルシカ - アポリア(OFFICIAL VIDEO)』の映像を確認しましたら
【フェネクス】を模した鳥人間が【バベルの塔】から黄色い天体に向けて飛んでいました。
魚の群れは【ダゴン神】の比喩表現だと思われますが、全部
【ニムロデとバアル】の神話に関係する映像表現のように見えます。
永劫回帰の神話表現のおかげで、近代合理主義って何だってけ?と怯むしかないですが
そこで更に「タウマゼイン」という概念を用いて凡人負け組ルサンチマンの
息の根を止めようと押しまくるわけであります。
「タウマゼイン」とは一般に使うものではなく特別な存在を認識した時に限って
使用する言葉であると推測いたします。
具体的には死に際に月の光を浴びた時のラファウの心境がそれを表していたのでしょう。
ノヴァク父さんが最期に懺悔の言葉を吐いた時のその対象であったのも
月(の神)であり、月光に照らされた当人も同じように「タウマゼイン」の
心境にあったのだと考えることができるでしょう。
「タウマゼイン」とは本人の主観による感慨や情念のことを言い
ヨレンタお嬢がいう「感動」というのも同じような感覚であるのかもしれませんが
しかしそれも他人、第三者から見たら別の意味に転じてしまうものなのであります。
「月の光」を浴びたラファウそしてノヴァク父さんは「ルナテック」であったのです。
「『lunatic』は、狂気に満ちた、非常識な、または精神的に不安定な人物を
指す英単語である。
また、そのような行動や状況を表す形容詞としても使用される。元々は、
月の影響で精神病にかかると考えられていたことから、この言葉が生まれた。」
本人は「タウマゼイン」だと感じたのかもしれませんが、実に月の光を浴びた
ラファウは恰も精神病患者のように狂人化して自殺したり、またアルベルトの
父を刺し殺したというのがオチであります。
ニーチェが「神が死んだ」と言い、未来での神の死を望み
超人=狂人の時代が訪れることを願っていたのでありますが
その意図するところは、反逆のカリスマ=【ニムロデ】信仰を「超人」
という概念でリメイクしようということなのかもしれません。
ラファウの名前の由来は「ラファエル」なのでしょう。
「ラファエル」は「ラビエル」とも言い「カルディア人」の神でありました。
カルディア人は天文学・占星術に精通していましたので、彼ら【バビロン】の
星の種族の神に当たるラビエル=ラファエルを超人級の主人公の名前に流用
したのでありましょう。
天体の神の化身でありますから「天体パワー=月の光=ムーンプリズムパワー」
を浴びて覚醒したということだったのかもしれません。
転生再生に関して重要な意味合いがあるものとして、天体のペンダント
についても言及しないといけないかもしれません。
あの天体ペンダントはどう見ても「ベルセルク」の「ベヘリット」です。
持ち主が転生するわけですが、地動説とは当然関係がないはずであります。
白き鷹がフェネクス転生してしまう儀式のためのアイテムでありますから、
それと同じものを使うのだとしたらダークファンタジーの物語に転生するでしょうか?
本作において紛らわしいのは、神というのは具体的にどのを神を指しているのか
判然としないところであります。
結局のところ本作で積極的な意味合いを持たせている神とは、天体信仰を推奨する
神々のことであり、天体信仰を全否定するユダヤ教やキリスト教の神は問題外で
ネガティブな扱いを受けているようであります。
ソクラテスには奇妙な能力があり、なんでも「ダイモーン」という
スタンドみたいな背後霊の声を聞けたとかいうことであります。
「ダイモーン」は後のキリスト教ではデーモン=悪霊となりまして、そうならば
ソクラテス(ないしプラトン)は悪魔憑きという評価を下されます。
古代ギリシアの宗教を好意的に捉えていたニーチェももしかしたら?
狂人の如き悪魔憑きであったのかもしれません。
いずれにしても信じる神や宗教の違いにより、悪魔が天使となり、また逆にも
なり得る話でありますから、「タウマゼイン」が狂人的精神疾患の兆候であるという
解釈も場合によっては成り立つ話であります。
地動説の話をしていて、きっとこれは科学に関係する物語なのだろうと思ったら
「永劫回帰」の「異世界転生」で、茫然自失のこりゃ「たまらんぜィン」
という、そんなオチでいいのでしょうか??
ストア哲学信奉者ブルータスが英雄カエサルを暗殺した後のこと
民衆に自分の信じる正義を訴えかけます。
すべては共和政ローマのため独裁者には正義の天誅をお見舞いしたったぞ!
と息まく哲学の人でありましたが、彼の原理主義的理想論は民衆には聞き入れ
られず弁論術の甲斐もなく政権交代の企ては泡と消え、反対勢力に追い込まれた
挙句、非業の最期を迎えるのでありました。
哲学とは貴族の道楽程度の代物でしかなく、それに特別な価値もないでしょう。
「タウマゼイン」とはゲテモノ喰らいの賛美の言葉でございましょう。
マルクス主義も超人思想も本質は宗教と何ら変わりませんし、
ヘーゲル弁証法とは食ったらうまい名産弁当ではありません。{/netabare}
英雄は弁論により生まれませんし、良作も弁論だけでは作れません。
弁論術や机上の理論で辻褄合わせをしようとしたのが本作の最大の
失策だったのではないかというのが個人的見解であります。
●もしかして、やらかした?かもしれない可能性にアンチはメシウマ!?
ほんとちょっと数話前のお話で、命を懸けて{netabare} 何とか未来に託す展開がかろうじて
成り立っていたはずなんですが…それをまさか?死んだはずのラファウ先生
登場でなんか、すべて台無しになっていませんか?
改めて冷静に考えてみましたら一般視聴者目線では
この展開は無理あり過ぎという結論になりそうです。{/netabare}
最後の最後でのまさかの駄作認定されるかもしれない最大の懸念要因は
あの{netabare}「最後のラファウ、何?」{/netabare}という題目でございます。
タイトルを「チ」とかでなくて「パラレルワールド、マンセー!」
にすればよかったのかもしれませんよね?
途中まではかなり面白かったのですが、ピークアウトした最後の最期で
何を表現したかったのかさっぱり意味不明なまでのシュール展開に苦笑がこらえきれません。
●【大淫婦☆ソフィア様】が指す光へ
パン屋青年アルベルト(略して「ア【ベル】」)が神父様に
罪を告白するシーンが最終局面で描かれます。
この神父様は恐らく若かりし頃の{netabare}ヨレンタさんが拷問を受ける場面で
同席した審問官の片割れだったと思われます。
遂に最終話で「彼女」の決定的な「証拠」?が明らかにされます。
「硬貨を捧げれば、パンを得られる」
「税を捧げれば、権利を得られる」
「労働を捧げれば、報酬を得られる」
「なら一体何を捧げれば、この世の全てを知れる?」
「この世の美しさのためなら犠牲はやむを得ない」
以上のことが何を表しているかと言えば、それは【等価交換の原則】であります。
【等価交換の原則】とは物理法則を含む自然界の現象を端的に表すものであります。
そういう一般現象みたいなのは確かにありますが、亡霊先生は兎も角として
告白の場面で神父様の口からこの【等価交換の原則】が語られる時には恐らく
信仰に関わる話、更に突っ込んで言うならば宗教思想を表しているのだと
解釈することができるでしょう。
キリストが生まれる前の遥か昔ユダヤ人がまだ祝福されていた時代にユダヤ人が
荒野で飢えに苦しんでいた時に神はマナという食物を天より降らせたなんだと
聖書にあるようですが、これは「硬貨を捧げれば、パンを得られる」とは真逆か
全然別の発想であると考えられます。
強いて言うなら祈りがマナをもたらしたということですが、硬貨でマナが得られるなら
古代エジプト人は滅びなくて済んだという話であります。
【ローマカトリック教会】の信者にありがちなことですが「免罪符」を買えば
罪は贖えると短絡的に考えている人が圧倒的多数であったわけです。
亡霊先生ラファウは自分の信仰心に従い「ア【ベル】」の父親を殺します。
それは【等価交換の原則】により「対価」を払わなければ「知」の報酬が
得られないという確信があるからであります。
対して「ア【ベル】」は父が殺されたことは「大変遺憾である」が、「知」を得るためには
「犠牲」が必要という一般原則自体は否定するどころが真理であると考えているようです。
亡霊先生、「ア【ベル】」、そして神父様皆が揃って【等価交換の原則】を
支持しているということになります。
本作の作者は何だか意図不明は引用を連発する癖があるようで、微妙なところがありますが
やらかした感満載の引用「コリント人への手紙」もその最たるものであると言えます。
「コリント人への手紙」とはパウロがコリントの教会に宛てた手紙でありまして
要するにコリント教会にはいろいろと問題がありそれを憂いた内容が記載されていたのでした。
コリントという都市は経済的に繁栄した大都市であり、ギリシア・ローマ文化
の影響が根深く浸透した快楽主義的文化傾向が強い土地であったため、
当然の如くそこの教会も堕落の極みを体現していたのであります。
ギリシア・ローマの宗教的影響が濃厚故に教会は堕落の娼婦たちにまみれ
いつもの【イニシエーション】の病に犯されておりましたので、
コリントという都市の本性とは【大淫婦バビロン】であったということになるでしょう。
神殿の娼婦に対価を捧げれば「快楽」と【イニシエーション】の成果が得られます。
「女神の偶像」はその手に天秤を持ち適正な価値を測ります。
女神に対価を捧げ、女神の天秤が釣り合えば正義であり
【等価交換の原則】により欲しいものが手に入ります。
「デルフォイの神託」を受ければ神殿の巫女を介して知恵が得られますが
これも【等価交換の原則】に基づく【イニシエーション】の一例であります。
この【イニシエーション】においては巫女=神殿娼婦が必須となりますが
彼女の役割は【女神アシュタルト】などの神々を憑依させる依り代になることであります。
巫女を介して神々と媾う【イニシエーション】故に彼女らのことを「神殿娼婦」と呼び
そのような神殿が中央に位置するような都市は【大淫婦バビロン】の性質を帯びます。
【快楽都市バビロン】をルーツとする宗教とは【偶像崇拝】の宗教であるということになりまして
娼婦を金で買うような感覚でやるとりする取引こそが【等価交換の原則】ということになります。
神殿の巫女は知恵を与えてくれますが、その対価は高くつようであります。
知の女神様は娼婦のように対価さえ支払えばわけへだてなく取引に応じてくれます。
公正なる女神様による【等価交換の原則】により知の祝福はもたらされ
バデーニさん、オクジー君、ヨレンタさん、騎士団の隊長とすべての構成員
チョンマゲ娘、「ア【ベル】」の父さんも、すべての人が天に召されました。
【等価交換の原則】こそが真理であると信じる宗教においては祝福は勝ち組の証であります。
本作では「神」という言葉が頻繁に使われますが、例え神父様が言ったとしても
それがキリスト教の神を指すとはどこにも書いてませんし、本作ではむしろ
別の神の話をしているのだと理解すべきでしょう。
強いてい言うなら本作に登場する神とは【グノーシスの神】のことでありまして
例えば【知の女神ソフィア】、【土星神サターン】、【太陽神バアル】であります。
パウロが「コリント人への手紙」でコリントの教会の問題に頭を悩ませていた要因として
挙げられるのが「ギリシア」や「バビロン」由来の異教の神々の信仰に関する宗教思想及び
それに連なる儀式悪習の数々でありました。
天体の神々など【グノーシスの神】を崇め奉る宗教思想こそが教会の堕落の要因
であるとわざわざ手紙で注意喚起したわけであります。
「タウマゼイン」という聞きなれない言葉が突然出てきますが、これにより
本作作者の意図するところは「魔術」(的な)という意味合いを示したかったのでしょう。
聖アクィナスなる人物もギリシア思想&占星術の影響を受けていますので
どちらかと言えば【グノーシス主義】的傾向があり、クリスチャンの典型
とも言うべきパウロとは宗教観に隔たりがあるように思われます。
ローマ帝国がクリスチャンを問答無用に弾圧した事例が物事の本質を
ついていると言えるのかもしれません。
ローマ人とクリスチャンとの間には相容れないものがありローマ人は皆殺しに
するくらいの激しさで攻撃しましたがクリスチャンにより全部跳ね返されて
宗教戦争という面ではローマ側が完全撤退を余儀なくされたわけでした。
またローマとよく似てるギリシアの思想をキリスト教に組み入れようとする試みも
行われはしましたがどうにも相性が悪いらしく、真面目なクリスチャンはギリシア思想を
キリスト教からは排除することを選ぶのでありました。
異端とされる【グノーシス主義】ではプラトンの思想などを積極的に受け入れ
独自の思想を展開させますが、それとは違うクリスチャンはギリシア思想には
見向きもしません。
プラトン、アリストテレス、アレクサンドロスが何を言おうがキリスト教とは
関係がないという話であります。
かくしてクリスチャンは聖書こそが真実であると信じ、
【グノーシス主義】はそれとは別の教義を作り上げます。
細かく言えば色々ありますが、ギリシア思想や【占星術】などとごちゃ混ぜチャンポンが
許されるのは【グノーシス主義】だけでありまして、そういう意味では本作の作者は
【グノーシス主義】の観点から聖書を解釈しているのか?キリスト教とは全く違うような宗教観が
惜しげもなく大々的に示されているようであります。
裁判にかけられ死んだように見えたラファウでしたが、まずは
ノヴァク父さんの元に現れ、今度は「ア【ベル】」の所に現れます。
本作主題歌の「怪獣」とは恐らく「MONSTER」という作品の「なまえのないかいぶつ」が
元ネタであると推測されまして、ラファウの元ネタはヨハンということになるのかもしれません。
亡霊みたいなラファウはこのヨハンをモチーフにしていると考えるとなんとなく
彼に与えられた役回りが見えてくるような気がします。
ラファウ=怪物=MONSTER=獣という関係が成り立つとすると
【獣】は女神の子どもとも考えられ、ラファウは女神との意思疎通を図る
メッセンジャー役ということになるのかもしれません。
知の女神の巫女がラファウということで、そういう前提ありきで
「ア【ベル】」を誘惑したということなのかもしれません。
そんなわけで「知の女神」の祝福を受けた地動説信奉者たちは【等価交換の原則】により
命を対価として支払い尽く死んでいったというのが本作の概略でありまして、
割に合わない詐欺師に引っ掛かったような無意味さと虚しさしか残らない結末に
大いに脱力してしまったというのが個人的な感想でありまして、最終的には
評価の方もそれに応じて脱力気味になってしまいました。
フランシスコ・ザビエルの肖像画でもお馴染みのあの髪型ですが、まず
ザビエルの肖像画についてはフェイク、捏造の類であるようで、あのトンスラなる
頂点を剃るヘアスタイルはイエズス会では採用されておらず、カトリック教会
の一部だけに限定されるものであるようです。
結論から言えば似非クリスチャンの髪型であり今時誰もあんなんやっておりません。
あの妙な頂点剃りヘアの意味するものは何かと考えた結果、2つくらい心当たりが思い浮かびまして
1つは【グノーシス主義】的割礼の儀式、もう1つは【土星信仰】の表明であります。
ユダヤ教徒は年頃になると男根の先の皮を剥くという儀式を行いまして
これを割礼の儀式と呼びます。
【グノーシス主義】ではなんでも反転する癖みたいなものがありまして
ユダヤ教で行う割礼を反転させて頭の先でやったというのが仮説その1
【グノーシス主義】的割礼説であります。
【土星信仰】説が意味するのは、剃り残した周辺の髪を土星のリングに見立て
上から見たらドーナツみたいな感じの土星のヴィジュアルを頭で表現しまして
土星の偶像(崇拝)を示すというものであります。
土星は【サターン】=【サトゥルヌス】であります。
12月25日は【バベルのニムロデ】の誕生日であり、【サトゥルヌス】の祭典
【サートゥルナリア祭】に該当しますのでローマ人にとっては特別な意味が
ある日ということになります。
クリスマスとは【ニムロデ】の誕生日であり【サートゥルナリア祭】でありまして
イエスキリストの誕生日というのは捏造の類の大嘘であり、都合のいい
教義のデフォルメはローマカトリック教会ではよくある話であります。
日本の教科書に載ってる「フランシスコ・ザビエル」の肖像画は偽者で
それとは別のザビエルの銅像みたいなものを見ましたら、禿げてはおらず
どことなくノヴァク父さんに似ていると言いますか、ノヴァク父さんの元ネタが
本物のザビエルなのかもしれません。
ザビエルのヘアスタイルもクリスマスもこの世はすべて嘘だらけでありますので
偉大なる思想家哲学者の引用文や神父の説法にも騙されず、まともな感性を頼りに
生きて行くしか道がないと言わざるを得ません。
拷問虐待虐殺の類はできるだけない方が健全で
まともな倫理観がある人ならばそれはおかしいと感じるはずでございます。
理屈や権威や引用文などで道理が通るものではありません。
ラファウ先生、人を刺しておいて理屈で正当化できるほど世の中狂っておりません。{/netabare}
先生はいったい大人になるまでにどのような学びを得たのでありましょうか?
●「👹神様👹!!」見つけました👹!?
そもそも「地動説」とは何なのかについて詳しく言及する気配もないまま終わりに差し掛かり
正直やり辛いとこもあるために考えを整理する意味で材料を陳列してみようかと思います。
例えば古代ギリシアの偉大なる思想家プラトンは、その著作を見る分には大変知性が高く
{netabare}ある意味合理的な考え方をする人であると考えることができます。
プラトンの世界観や宇宙観が後の文化人に与えた影響は大きいものであったはずであります。
プラトンには見えていた特別の世界それは「イデアの世界」というものでありますが
他の下賤な一般ピーポー即ち我々には知り得ない世界だったのでありましょう。
彼の「洞窟の比喩」で示される本質を照らす「光」とは、「ソフィア」であり
「アポリオン」であると解釈できます。
プラトンは「『チ』を愛する」人だったのであります。
「フィロソフィア」=「哲学」の本質は
「『チ』の女神を愛し」、「アポリオンを愛する」ことを意味します。
早い話が女神信仰を表していまして、哲学とは宗教であるというのが結論であります。
プラトンあるいはソクラテスなどには合理主義者の一面がある一方で、他の一面もありまして
つまり【エレウシスの秘儀】というものに嵌っていたという話でございます。
【エレウシスの秘儀】これを乱暴にとても端的に言うなら、オカルト宗教儀式でありまして
薬物摂取してラリっちゃう【イニシエーション】であります。
本作では【占星術師】なる世にも奇妙な挙動不審者が何度か取り上げられますが
この不審者が何なのかについても詳しい説明は当然の如く省略されますので
怪しさは更なる極みに達するわけであります。
「タロットカード」を考案したのは【フリーメイソン】でありますが、
この「占い大好き!」のサークルメンバーの集いの開祖と言われるのが
「ユダヤ人」と【フェニキア人】の混血である石工職人の親方であります。
【フェニキア人】は「古代ギリシア人」と同じく天体観測が生き甲斐の種族でありますが
その文明のルーツは【バビロン、シュメール】にあります。
そういうわけで「天体観測」大好きの人々は【占星術】に精通しておりその「チ」は
「古代ギリシア」を介して近代にもたらされたということになります。
近代【メイソン】は先人の「チ」を受け継ぎ【占星術】の研究に熱を上げたのでしょう。
やがて形骸化が進んだ【メイソン】をブラッシュアップするための近代合理主義的傾向が
強い【イルミナティ】が組織化され、【メイソン】のかじ取り役を担います。
【イルミナティ】=「啓蒙思想主義者」の活動以降、それっぽい近代的宇宙論の学説が
生み出されたようですが、そもそもの始まりは古代の【占星術】により集積された
「チ」にあったわけであります。
そういう経緯がありますので「土星は【サターン】」「金星は【ヴィーナス】」というように
天体には神々の名前がついていまして、宗教的な宇宙論と現代の宇宙論が完全に一本の線で
繋がっていることを決定的なまでに示すわけであります。
「地動説」を正当化するためには古代から蓄積されてきた研究データに依存するしかないわけですが
古代人は「地動説」を研究していたのか?と言えば、恐らく「地動説」という発想は
どうでもいいことで、単に天体の神々崇め奉ることだけに宗教的情熱を傾けていたのでしょう。
古代人は天体の神々が中心となる世界を妄信しており、
世界の中心には自ら信じる神がいると妄信していたのでしょう。
それは近代の【メイソン】にあっても同じことでありましたが
それを正当化する理屈=仮説が近代になり「啓蒙主義者」の手によりできましたので
あの手この手を使って(主に彼らが設立した大学などを通じて)世界に拡散させ
それなりには世界に浸透したのでありましょう。
しかしながら進化論と同じく地動説の仮説もそれが真実であると証明することは
未だ成し遂げられずに今に至ります。
それは一つの学説にすぎず、地動説と天動説のどちらが正しいのか?以前に
その手の学説に興味がないならば完全無視していい位に取るに足りない考えであります。
天体観測が死ぬほど好きな人ならば兎も角、地動説それ自体が【占星術師】と
同じくらい胡散臭いといいますか、挙動不審であります。
ますは自然哲学みたいなものをトレースしてみますと古代ギリシアの思想に行き着きまして
そこで古代ギリシアの思想について詮索してみますとなんだか怪しい宗教儀式を
どいつもこいつもやっているようにしか思えない奇妙な状況に遭遇いたします。
プラトンも嵌っていた?ともいわれる【エレウシスの秘儀】とは
ドラッグパーティみたいな側面があったようであります。
ドラッグ体験者が見た「イリュージョン=幻覚」(のようなもの)を映像表現した動画見て
{/netabare}しばらくした後に思ったのが、プラトンの「洞窟の比喩」と「光」で真実を照らす存在
のことであります。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm2396057
👹「チ」の女神=ソフィア様👹はここ↑にいたのかもしれません。
「チ」の出所はわかりましたが、それとは一線を画すはず?の
「地動説」というとてもとても科学的な?仮説の出所はどこにあるのでしょうか?
永遠の謎であります。
●死兆星が輝いた
前回のチョンマゲ娘の{netabare}最期についてはとりわけ無駄死に感が鮮明でありましたが
要するに頭のチョンマゲで太陽を指し示す天体信仰表現するためだけに作られた
キャラということなのでしょう。
現実界のローマカトリック教会の話になりますが、司教だとかのお偉いさんに賄賂でも
渡せばいくらでも天体観測や研究はできるわけでありまして、本作においても恐らくは
その路線で巧いことやれば地動説の研究もどうにかなったということなんだと思われます。
たまたま運が悪かったのか?根回しが下手すぎたのか?
バデーニさんもヨレンタさんも皆無駄死にしているような気がしてなりません。
ノヴァク父さんが勝手に勘違いして?地動説信者を次々弾圧していったような流れに
なっていましたが、そうしますと教皇直属アッシュ審問官が出てきた意味がわかりません。
中途半端に聖書を引用したり、中途半端に教会の有様を描いてみたりした
皺寄せが終盤になって顕在化してきたようにも感じます。
ここに来てラファウの亡霊が化けて出たのか?
それとも実は根回しが成功して死亡回避できましたということなのか?
現段階では定かではないですが、いずれにしても例の【テンプル騎士団】の
玉砕劇 {/netabare}の意義について明確に描けてない以上は減点せざるを得ない
というのが個人的な感想でございます。
ピークアウトした後の失速感が凄いですが、果たして
亡霊先生によるここからの巻き返しは可能なのでしょうか?
●「刻印」が示す宿命的邂逅
ノヴァク父さん無双と言うべき展開であります。
本作で一番存在感あるこのお父さんがすべてを{netabare}台無しに?いえ、
すべての方を付けるため命を賭けて修羅の如く激高、猛進いたします。
冷静になって教皇直属アッシュ審問官に事の成り行きを報告し出直せば、もう少し
マシな展開が期待できたのでしょうが、どうやら問題の組織長が自分の娘ヨレンタ嬢
であることを察したようで、一旦引き上げて出直すとかいう考えを持つはずもなく
この件を早急に片づけて、終わった後に「手袋」で確認しなければならんと考えたのでしょう。
(とは言え右手に対する異常なまでの執着心には少々、狂気の悪寒が・・・)
チョンマゲ娘が身に着けていたヨレンタお嬢の形見の品にももしかしたら
見覚えあると察したのかもしれません。
兎に角すべての元凶は「地動説」にあり、娘もその犠牲者であると信じて、ついに
問題の邪教組織を撲滅できるあと一歩のところで、アントニー司教が掌返しの
裏切りでありますから、冷静さを失いはらわた煮えかえるのも止む無いことかもしれません。
「まさかそんなはずがない」と思った悪い予感が今まで尽く当たり続けてきて
「今回もまさかそうなるのか」という悪い予感がまたしても的中してしまったようです。
まさかと思った悪い予感、「娘が組織長かも?」というやつが今回も確信に
変わり、頭の中がぐちゃぐちゃになり無双状態になったようであります。
問題の組織の最後の残党チョンマゲを仕留めれば何とか敵討ちは終わり、冷静さを
取り戻せたのかもしれませんが、司教の裏切りですべてが終わったようであります。
アントニー司教の詰めが甘かったのは既定路線で、金に目がくらんだ
拝金主義者の当然の結果であると言えます。
その一方で同じ拝金主義者のチョンマゲ娘はここでジエンドなのでしょうか?
もうワンチャンありそうな気もしますが、拝金主義者の幕引きとしては上等と言いますか
伏線回収していますのでこれにて終焉という可能性もあり得るのかもしれません。
ノヴァク父さんが自分自身で言うように彼は完全に「悪役」です。
彼の役回りは【ローマカトリック教会】そのものと言ってもいいでしょう。
悪役に対する正義の役は【イエズス会】であります。
真の勝ち組は【イエズス会】であり、悪役勢力を「秘密結社」を用いて断罪する
役回りであります。
チョンマゲ娘はいかにもそういう役回りに向いていたように見えましたが
残念ながら今回でフェードアウトした可能性がかなり高いようです。{/netabare}
そうしますと落としどころがかなり難しいように思いますが
次回以降どう展開するのでありましょうか?
●畜生どものジョーカーゲーム
「地動説を研究していたことを認めますか?」
「その研究が{netabare}教会公認の学説と異なることを理解していましたか?」
この裁判の結果は、被告有罪(火刑処分?)であります。
ある意味アントニー司教は如何にも堕落の教会、拝金主義者の群れにいそうな感じのキャラ
であり彼の役回りは理解はできなくもないですが、チョンマゲ娘の口車に容易く
乗せられるのは少し詰めが甘いと言いますか、ちょろ過ぎではないでしょうか?
証拠資料を隠滅できたかどうかは定かではないですが、ラファウの裁判記録が
もしも残っていたら全部ひっくり返ってしまいます。
前代未聞の地動説研究におけるレッドカード一発退場事案なので教皇庁まで
裁判記録の報告がなされるのは必至ではないでしょうか?
仮に資料がなくとも教皇直属アッシュ審問官がノヴァク父さんと同行して、
地動説と異端思想に染まった人殺し集団を現認し、交戦してますので
教会に敵対する組織ということが明白な時点で全員異端となり
それと同行していたチョンマゲ娘もアッシュ審問官の拷問に掛り💀のはずで。
ノヴァク父さんは冷静さを完全に失っていますが、教皇直属アッシュ審問官
に告げ口したらチョンマゲは詰みであります。{/netabare}
詰めが甘いのは「ゲームプレイヤー」でしょうか?
●友愛結社のロケットパンチ
シュミット隊長率いる秘密のギルド騎士団員はやはり
{netabare}【テンプル騎士団】を表していたようであります。
【テンプル騎士団】により金融業の礎が築かれたなどと言われておりまして
この組織の後衛に当たる【フリーメイソン】の時代には近代的な銀行屋が
世界制覇を目指して悪だくみを企むこととなるのでございます。
ヨレンタ父さんの教会側と対立しますので当然【テンプル騎士団】は教会側には属さず
何の宗教騎士団なのかわかりにくいのですが、結論は【シオンの騎士団】であり
神殿再建を目指す騎士団ということになります。
今でいう【シオニスト】ということなのですが、本作ではシュミット隊長が
【太陽崇拝】の信徒だったことから、神殿再建主義者の正体がバレてしまうのであります。
ついでに言えばヨレンタさんの【土星信仰】もこれと一対の関係にあり、
太陽と土星を崇め奉る【バフォメット教団】の存在が示唆されるわけであります。
【テンプル騎士団】に資金提供していたのは誰かと言いますと
【ヴェネツィアの黒い貴族】でありまして、そういうことで「黒い肌」を持つ貴族と
本作の「褐色の肌」を持つチョンマゲ娘が繋がるわけであります。
娘の無駄に長い「チョンマゲ」は天体信仰のシンボル【オベリスク】を示すものであり
そこから「星の子」あるいは「星の種族」。
拝金主義者でコインマニアであるところから商人、そして奴隷商、海賊の民。
例の司教曰く「移動民族、流浪の民」すなわち【ドリフターズ】。
それは奴隷の下の更に下の奴隷の民、【カナン人】。
ヨレンタお嬢から受け継いだ頭巾が示すその色「ポエニ」の【フェニキア人】。
彼らが後の「世界金融」を牛耳ることになる闇の種族でありますが、
褐色の拝金主義者=チョンマゲ娘は印刷機で紙幣でも刷って
銀行屋にでもなる暗示でありましょうか?
「褐色の商人」と「教会の司教」が手を組むのは既定路線ですが、
「地球の運動について」という本の出版では大して儲からないでしょう。
紙幣を世界にばら撒き戦争ビジネスでがっつり儲けた種族が
そんな小っちゃい話で満足するわけがありません。
【テンプル騎士団】まで出しておいてスケールが小さい方向に進んで行っているようです。
手袋のサイズを間違えたお父さんに対して娘のロケットパンチが飛びましたが
何を表しているかと言えば、お父様の「行い」が間違いであることに対する叱責
というわけであります。
右手を飛ばしてまで自分の主義主張をねじ込んで来る秘密結社の構成員には
ただならぬ執念を感じます。
父という存在は頑固で独りよがりで時代遅れだとかそういうことの表明なのですが
「父」とはやはり「父なる神」を意味していまして、面倒だからこの辺で父なる神を
切り捨てようかと考えた【ローマカトリック教会】と切り捨て御免の切り裂きジャッカー
【イエズス会】が本格的に動き出すぞという暗示なのかもしれません。
そもそも【ローマカトリック教会】は天動説に拘っておらず、強いて言えば
天動説を信じているのはプロテスタントであります。
プロテスタントは基本拷問とかしませんし、ヨレンタ父さんの役割が謎過ぎます。
父の独断で拷問をやった?ということにしたのかもしれませんが
十字軍以降は特に教会の腐敗は惨く、個人の暴走とかでは済まない状況で
内にも外にも教会に対する不満がどんどん募り、宗教界改革に繋がるわけであります。
免罪符が示すように拝金主義者が教会を腐らせたのでありますが、何故か
拝金主義者の商人と野心家の司教がタッグを組み儲け話に夢中になるなら
教会、世の中は更に腐敗し目も当てられないことになるはずであります。
教会の人が皆善良であるわけがなく、むしろ逆で腐敗は必然であるはずのに{/netabare}
この流れだとやはり何かが噛み合ってないような気がします。
●父君の名は。
本作の伏線をきっちり回収してくるところなど含め物語展開は鮮やかであると言えます。
シュミット隊長に焦点が当たるような流れが続いていましたが、その背後には
{netabare}不気味なまでに冷静な眼差しでその動向を見つめる存在が描かれていました。
貧しい農村の出にも拘らず文字が読めるという特別な青年、その名は
フライ君であります。
25年前の少年がシュミット隊長だったという可能性もありましたが、まず
顔が父親にも叔父さんにも似ていませんし、隊長の性格が明るすぎて、父親を殺された
子どもには到底思えず、【チの女神】の祝福を受けるにもっとも相応しい人物というなら
火薬の調合を熟知している彼こそが妥当ということになるわけであります。
しかしながら、フライ君については一つ重大な矛盾が生じます。
彼は女神=【セントソフィア】の祝福を受けているのにも関わらず、信じている神が
父権を象徴する父なる唯一無二の絶対神だったようであります。
彼の父親は「父なる神」の敬虔なる信仰者でありましたが、改革派と呼ばれる勢力に属する
叔父さんに父親が殺されたという事情により、恨みもあってかより一層父親の信じた
「父なる神」に傾倒していくことになるわけであります。
シュミット隊長にもヨレンタお嬢にもある種の天体信仰の傾向が見受けられましたが
それは古代ギリシア人が天体を神と見なし信仰の対象としていたのと重なるところが
大いに認められるものであります。
【セントソフィア】=「知の女神」とは多神教を代表する女神でありますが、
【ソフィア】の祝福を受けたのにも拘らずフライ君はその女神を裏切ったということで
太陽信仰の信徒を代表するシュミット隊長により粛清されたという、そういう
思惑がある?描写であったような気がいたいします。
「キリスト教」には正統派だとか厳密な意味での改革派というのは存在しません。
【ローマカトリック教会】は自らを正統と主張するのでしょうが、それに対して抗議する
「プロテスタント」は【ローマカトリック教会】の教義を全否定するような立場であり、
話をわかりやすく言えばむしろ「正統」は「プロテスタント」ということになるでしょう。
しかし現状はカトリックもプロテスタントもカルバン主義者もエヴァンゲリオンも
皆が皆自らこそが正統であると主張するようにカオス状態にあると言うべきかもしれません。
正統派と改革派が絵に描いたように見事に対立して宗教戦争を展開したのはむしろ
「ユダヤ教」の方でありまして、こちらの方は圧倒的な力の差で、正統派が
改革派により粛清、虐殺されました。
「卍ナチスドイツ卍」のヒトラーがユダヤ人を迫害した話はあまりに有名ですが
ヒトラーには妙な噂話がありまして、それは「ヒトラー=ユダヤ人説」なるものであります。
ユダヤ人がユダヤ人を虐殺する?とかさっぱり意味がわからないと思われるかもしれませんが
朝鮮戦争やベトナム戦争で思想の対立により同じ民族同士で殺し合いが行われたように
宗教思想の対立が原因により同じ民族内で壮絶なる闘争が展開されることも十分
あり得る話と考えることができるでしょう。
今のユダヤ教徒主流派は改革派であるところの【シオニスト】勢力であります。
粛清された側の正統派は「父なる神」を信じていました。
それに対して改革派はどのような名の神を信じているのか?
大いに謎めいていると言わざるを得ません。
ちなみにプロテスタントは「父なる神」を信仰しているのに対して
カトリックは「聖母なる神」を信仰しています。
表向きは「母のマリア」が「聖母」ということになっていますが
よくよく調べてみると聖母の本当の名は【イシス】であり【アシュタルト】あり
多神教の女神がルーツでありました。
【イースター】という主にカトリックが行っている宗教行事は、
【イシター】、【イシュタル】の名が由来であります。
改革派に父が殺され、今度は改革派に通じている秘密結社により息子が殺されます。
これは明らかに宗教戦争を表していると捉えるべきでしょう。
そんな中で地動説は人を救い、世に平和をもたらすでしょうか?
むしろ宗教戦争の片棒を担ぎ、対立を悪化させているだけではないでしょうか。
「地球の運動について」という表題の本を出版したとして、それで
【シオニスト】が確信的に引き起こす武力闘争は止みますでしょうか?
地動説を世に広めるために命がけの信者がいたとして、それはごくごく少数の
マニアみたいな存在であり、それで世の中がひっくり返るなら未来の世界はもっと
平和でないとおかしいはずであります。
多くの犠牲を出しながらも地動説という仮説にできることが{/netabare}大してないことが
本作最大の弱みのように思えて仕方がありません。
ボンバーマンの{netabare}フライ{/netabare}君の回想は無いのでしょうか?
右だと思いましたが、やはり{netabare}右手{/netabare}でした。
「ロスト・シンボル」も右です。
https://youtu.be/lCqHytVmUww
もちろんそこには意味がありますが、本作ではどうでしょうか?
●ダークサタンパワーメイクボム!
真打登場の組織長がやはりと言いますか、いえ少しばかり{netabare}早すぎる感じで
自爆テロを敢行しフェードアウトしてしまいました。
41歳まであと2年のギャップは埋まりませんでした。
もしかしたら「【チ】の女神」降臨によるフィナーレは起こり得ませんでしょうか?
チョンマゲ娘が遺志を継ぎ13年後に革命を起こせばなんとか辻褄が合いそうですが、
そんなに巧くはいかないでしょうか?
率直な感想としては自爆テロには極左のマルクス主義者みたいな狂信性を感じます。
地動説に憑りつかれ過ぎて冷静さを欠いているようにしか見えません。
自分の信念をただべらべら喋り過ぎるだけの組織長では
世の中を変えるだけの力があるように思えませんでした。
まるで銀河英雄伝説の地球教徒みたいな残念感が溢れ出ています。
シュミット隊長の口ぶりをからすると隊長が25年前の少年なのでしょうか?
あまりに変わり過ぎているように見えましたが25年の歳月は長かったという
ことなのかもしれません。{/netabare}
「願い事」の星【金星】はオクジー君の{netabare}死亡フラグだったようですが
【土星】は組織長の死亡フラグだったのかもしれません。
【土星】は【死神の星】でありますので。{/netabare}
流れ星に願う人は{netabare}魂を持っていかれる{/netabare}という話は恐らく真実なのでしょう。
●ムーンプリズムパワーメイクアップ!
本作視聴者に対してセーラームーンネタをやるのは一見無謀なことのようにも思えますが
天体信仰、ではなく天体観測の肝はまさに{netabare}セーラームーンにあると言っても過言ではありません。
天体信仰と【呪術文化】のルーツはシュメール文明、【バビロン文明】にあります。
信仰と無関係に{/netabare}天体を必死に観測する種族などこの世に存在した試しがありません。
古代ギリシア人にしても天体は神でありまして、ルネサンスや近代合理主義のルーツである
ギリシア・ローマの思想は{netabare}宗教とべったりの価値観に基づいています。
古代の古典作品を見ると確かにもの凄く合理的な側面もあることは確かでありますが
彼ら古代人の宗教に対する異常なまでの情熱や狂気を帯びた熱狂の度合いは、現代人が見たら
ドン引きする位にある意味悍ましいものであると確信いたします。
オリンピックの元ネタであるオリンピアの祭典は全裸の男祭り大会であります。
特に古代ギリシアの秘儀はとてもとても人には見せられるものではなく、それが理由で
古代ギリシア人が野蛮人扱いされると近代合理主義の神話が崩れてしまいまして
古代ギリシア・ローマの科学は世界一!と宣伝した人の立場が悪くなってしまいます。
そういうことで宗教的秘儀【イニシエーション】は現代のタブーとなっています。
詳しいことは兎も角、古代人が願ったことは
「ムーンプリズムパワーメイクアップ!」なのであります。
月の女神に神の力を乞う、それが古代人の儀式でありました。
セーラー戦士の中でも特に強いのが【金星】と【土星】であります。
「太陽信仰」についてはチョンマゲ娘の回想シーンとシュミット隊長のくだりでかなり明確に
示されましたが、あれはシュメール、【バビロン】から続く伝統的宗教儀式を表しています。
それと同じようにヨレンタさんの語りのシーンでも【土星】に対してただならぬ情熱を
抱いていると見受けられるような描写が示されるわけであります。
30年の歳月の重さをわざわざ【土星】を「指さして」説明する意味はないように思います。
なぜわざわざチョンマゲ娘に【土星】の話を振るのかと言えばチョンマゲ娘の
「チョンマゲ」が【オベリスク】の役割を担っていたからであります。
更に言うと今回なぜか「剣」を持っていたヨレンタさんですが、柱のように長細い形状のものは
【オベリスク】を暗示するものとして表されます。
ローマカトリック教会の敷地にもある【オベリスク】でありますが天体信仰の人達にとっては
とてもとても重要なシンボルであるが故に神である天体の位置を指し示すために【オベリスク】は
必ずそこに設置すべきものとなるわけであります。
天体の下や天体を指す柱状のものは星の神話の物語においては必ず出てくるものであり
それこそが信仰であることを表しています。
拝金主義者の【流浪の民】をルーツにする褐色の娘が運命の星に導かれ
そして材料はほぼそろった感じです。
ヨレンタさん現在39歳であと2年のギャップも恐らく埋まると予測しています。
落としどころは「革命」{/netabare}以外に方法がないような流れ向かっているようです。
●オリオンを辿る真実
本作の物語について考えれば概ね評価に値する水準にあるように思います。
しかしながその一方で何とも言えない「偏り」みたいなものが開始早々から
横たわっているような妙な感じを覚えるのでありました。
最大の鬼門はあの異端審問官{netabare}のお父様でありまして、兎に角やりすぎなのであります。
父の虐待と言えば「竜とそばかすの姫」でも少しばかり強引な感じでねじ込まれておりましたが
今にして思えばその作品の歌姫の父親にしても、仮想世界の自警団しても、役立たずだったりとか
有害だったりだりとかで、早い話が描写の背景には父権、パターナリズムを否定する
意図があったようにも見えてくるのであります。
女性的なものや母性を否定するような世界観を敢えて露骨に描写し、そこで反動的パンクの衝動
を引き起こして逆方向に持っていくという振り子運動の展開をやってみせたのではないでしょうか。
本作においても義父を含め父は頻繁に登場しますが母親がどういうわけか登場しません。
父と母と子がいて初めて家族があるとも考えられますか、母という存在がいないことにより
家族関係や人間関係に偏りが出ていると、そういうことを意図した描写だったのではないかと
そのように考えることができます。
物語序盤で扱われた「オリオンの3つ星」は「天下三分の計」の如く世界の均衡を示唆する原理
あるいは(製作者にとっての)世界の真理?を表すものだったのかもしれません。
母がいない世界では、男の権威が行き過ぎたものになり、極端な体罰として表れ
それは世界を歪に歪ませるとそういうことを言いたかったのでは?と推測いたします。
しかしながら三位一体こそが真実であるという信念も行き過ぎれば宗教でありまして
教会が作り上げたとされる歪んだ世界秩序を打倒するにはそれを全否定する革命思想や
無神論的合理主義など極端な左翼思想で対峙するしかないというのも、同じ穴の狢と
言うべきではないでしょうか?
意図的に「母」を排除した物語展開を作り出し、いよいよ真打登場ということなのでしょうが、
堕落した権威を打破するジャンヌダルクにスポットライトが当たるのはいいとしても
「手」を血に汚し、「その手」で過ちを犯した父親にどのような裁きを与えるのか
こちらの問題においてこそ「チ」の女神を戴く本作の真価が問われるべきではないでしょうか?
キリスト教の最大のテーマとも言えるものとして
「隣人を愛し」「敵を愛せ」の精神、そして「悔い改め」があります。
古い人たちの罪を贖うにしても、地動説や近代合理主義では釣り合わないような気がします。
世俗の権威を否定してそしてジャンヌダルクはどこに着地するつもりなのでしょう?{/netabare}
●「灯火」と「ミッションアンタッ【チ】ャブル」
【デウス・エクス・マキナ】とはギリシア悲劇などで使用された演出手法であり
「機械仕掛けの神」を意味する言葉であります。
これはある意味究極の「ネタバレ」になりますが【デウス・エクス・マキナ】が降臨すると
{netabare}それまでの問題がすべて解決してしまうというご都合主義展開を作り出せる常套手段となり得、
とても便利な手法ということで様々な作品に多用され、故に物語がマンネリ化
してしまう元凶となることもしばしばあったのであります。
例えばオペラ座の「プリマドンナ」が絶体絶命のピンチの時に「救済者」が突然現れ
「予定調和」のように解決してしまうのが典型であります。
その発動条件は、聴衆が物語の演者に感情移入して救済を神に願うようになること
でありまして、作家は聴衆をマインドコントロールするよう細工を施すのであります。
本作においては【チ】の女神が「機械仕掛けの神」となり発動するという都合上
必然的に伏線として【灯火】が小道具として使用されるというわけであります。
そして【チ】の女神を暗示するもう一つの小道具は「本」でありますが、「本」は蔵書や
図書館に繋がることから、これにより【チ】の女神のアーカイブのアクセス権を得たことを
暗示でき、そういうことで「チ」の女神の祝福を得たことを示すことができるのであります。{/netabare}
「蝋燭の炎」と「本」は伏線として使用されたと解釈できます。
3人はこの伏線により三位一体の使徒として出会う運命にあったと言えるのです。
ヨレンタさんのお父様は教会に {netabare}恨みを抱いていましたので、復讐を果たすべく
反教会側の活動家になってもおかしくない状況でありましたから、お父様が組織長になった
という可能性も十分考えられたかもしれませんが、ヨレンタさんとの手袋の一件で
うっかり過ちを犯してしまったエピソードが取り上げられており、このエピソードにより
【チ】の女神に祝福されてないことが明らかになります。
お父様よりもむしろヨレンタさんに【チ】の資格があることが対比的に示されるわけであります。
手袋は比喩みたいなもので、お父様の過ちは「先見の明」(=【プロビデンスの目】)が無く
(ある意味感情的な判断で?)異端審問官としての仕事を続け、誤った判断に基づき
拷問の類を一方的に行い続けてきたことが示されています。
同じように「父や主人の過ち」を体罰や虐待により示したものとしては
「ヴィンランド・サガ2」に出てくる農園の主人の事例がありますが、激情して暴力をふるう
虐待をするというのは「創造主ヤハウェ」を揶揄しているというように解釈可能でありまして
そういう親父殿は時代遅れで未来では通用しないという意図が込められた
「悪意ある」比喩的表現であるという風に捉えることができます。
そうい都合で「父」は【チ】により導かれる物語のメインキャストにはなり得ず
父と娘の対比構造からわかるように、娘の方に主導権があるのだから必然的に
組織長の役に抜擢されるのは娘という結論になるわけであります。
年齢的には41歳くらいと28歳くらいというのが秘密結社に関わる構成員の設定に
丁度いいと判断されたようです。
アダム・ヴァイスハウプト(1748年生まれ)は1776年に28歳で秘密結社を創始し
1789年の41歳の時にフランス革命が開始されるということで、その年齢に設定を
合わせてきたのでありましょう。
ヨレンタお嬢様の捕囚は25年前の16歳の時?だったようであります。
そして、世界三大発明についても恐らくは構成員に対応する伏線的小道具
であったと考えることができるのかもしれません。
世界三大発明の「火薬」担当は例の男性で確定しています。
「羅針盤」も実は海洋民族が使うので誰に繋がるのか確定してます。
残りの「印刷技術」ですが、やはり一番似つかわしいのが【チ】の女神の代理人ではないでしょうか?
やはり組織長のヨレンタさんということになりそうです。
そういうわけで「太陽信仰」{/netabare}と所縁が深い海洋民族がどの種族なのか?
追求する必要があるということになります。
●「チ」の女神転生!?☆彡【デウス・エクス・マキナ】☆彡の動きについて
15話から16話そして17話への物語展開は鮮やかだと思います
しかしながら15話の最後の貧民たちの{netabare}ヘアスタイル{/netabare}にそして{netabare}刺青{/netabare}
みたいなのには流石に絶句しました。
フランシスコ・ザビエルの例のヘアスタイルですが、ある意味この作品のおかげで
あのヘアスタイルの意味に気が付くことができたのは感謝したいところでありますが、それでも
複数の{netabare} 貧民の頭の頂点を「ザビる」?{/netabare}ような展開はあまりに強引過ぎてはないでしょうか・・・
結局のところ{netabare}【グノーシス主義】を表明する都合{/netabare}あのヘアスタイルをこれでもかと
強引にねじ込んでくるのはやむを得ないということなのでしょう。
強引だが必然ということで意図は理解できるのでヘアスタイル分の減点はしないでおきます。
ヨレンタさんの手袋に{netabare}ついて少し考えてみましたが、手袋に思い当たるところはなく
恐らくは【赤い】頭巾との関係性で【紫色】{/netabare}に意味があったのではないかと推測いたします。
ヨレンタさんの人種ついての詳しいことは17話以降に明らかにしようと思います。
ヨレンタさんの服装が示すシンボルカラーは{netabare}「所属」を表しており、そこから
女神転生と【デウス・エクス・マキナ】発動の条件が揃ったという
伏線を示すシーンだったように思います。
ヨレンタのお父様は「ぴったりの手袋」をプレゼントするはずでした。
ある意味「ぴったりの手袋」なんですがサイズが違っていたという意味で{/netabare}
お父様は「過ちを犯した」のであります。
それに対してヨレンタお嬢は「父の過ち」を糾弾するようなことを言ってしまったので
お父様はぶち切れたのであります。
{netabare}この一連の流れは、ユダヤ教の唯一絶対の神であるところの人類の生みの親であるアドナイの神が
アダムとエヴァを優秀な子どもに育成できず、更にその子孫たちも罪を犯して
神を裁きを受けたという「ノアの大洪水」や同じように罪故に滅ぼされた
【ソドムとゴモラ】の事件を前提にしていまして、子どもたちにぶち切れて大量虐殺した人類の
お父様にあたる神を批判しているという、そいう意図がこめられたシーンであると推測されます。
要するに【グノーシス主義】はアドナイの神を徹底的に批判する傾向がありまして
「お父様」はダメなので「救いの女神」に希望を抱くというわけであります。
この回は【グノーシスの女神】が動き出す伏線として重要な回であると考えられます。
そうして回想シーンを交えながら16話、17話に繋がり、{/netabare}
【デウス・エクス・マキナ】が発動されるのだと予測されるのであります。
16話に登場する鎧の騎士団は教会絡みなので「十字軍」を連想しそうですが、
{netabare} 教会への【反抗】を意図する集団でありますから【テンプル騎士団】を暗示
しているのだと考えられます。
【テンプル騎士団】は【ソロモン神殿】に関係する組織でありまして【シオン長老】という
ユダヤ教の祭司がその背後にいるとか言われていますが、個人的にはユダヤ教徒とは
ほぼ関係がなく、それよりも【フリーメイソン】の前身が【テンプル騎士団】であったという説が
正解ではないかと考えています。
近年においては【フリーメイソン】に潜入した【イルミナティ】がフランス革命を起こした
などと言われておりまして、それを受けて謎の騎士団の隊長は
「すべての教会の教えを否定し」
「すべての宗教を廃絶する」と
世界革命計画を表明するわけですが、革命思想の出所は【イルミナティ】にあったのであります。
我々の教科書に載っている偉大なる近代の啓蒙思想家とは、【イルミナティ】の思想を
吹聴するよう仕込まれた御用学者であったわけです。
カルヴァン主義の予定説みたいなことを隊長は口にしていますが、とっても乱暴に言えば
それはキリスト教の異端に限りなく近い考え方で、近代合理主義とヒューマニズムの
流れに乗ってキリスト教がセクト化細分化してかなりカオスな状況に見舞われたことを示すもので、
ある意味結末は【イエズス会】の狙い通りになったと言えるのかもしれません。
そういう意味で革命は大成功したとも考えられます。
25年前の回想シーンの挿入そして互いにリンクさせる展開は巧いと思いました。
ただ個人的には今の年齢は27歳がいいように思い【イルミナティ】創設者の
【アダムヴァイスハウプト】の秘密結社元年の年齢を調べてみたら28歳でありました。
そうすると回想シーンは25年前ではなく20年前ではないか?と少し疑問を持ちましたが
兎に角3人{/netabare}の物語がリンクしまして詳しいこともいずれ明かされるのでしょう。
【チ】が示す【灯火の女神】を前提にしていますので{netabare}「松明」とか「蠟燭の炎」とかが
効果的に配置されていまして、聖書と松明(=【灯火】)を並べて自然主義者の団長の口から
聖書を否定させるような発言を言わせるシーンはなかなか計算高いと思いました。
「それじゃ知性のない【獣】と一緒だ」という真面目な信者と
「そもそも人は【獣】とさして変わらん」と返す秘密結社の隊長の対比構造も鮮やかです。
まさに【大淫婦バビロン】は【獣】に乗ってやってきますので。
25年前の少年は回想シーンについては繋ぎ方を見るに反抗を企てる騎士団に属する
あの時に本を机に隠した謎の青年であるような気がします。
17話のチョンマゲ娘に本を偶然といいますか運命的に託したのがあの回想シーンの
後の少年であるとした方が展開がきれいなるので恐らくは彼がチョンマゲ娘と
次のシーンで出会うのではないでしょうか?
そうして【グノーシスの女神】の化身ともリンクしてくるのでありましょう。
あの少年とチョンマゲ娘と…3人が教会と対立するという構図が出来上がるのではないでしょうか?
そういう意味で三銃士それぞれの「人種」を分析する必要があると考えますが、
少年の分析が一番難しく、チョンマゲ娘との関係性で推理する必要があるような気がいたします。{/netabare}
●【チ】に足がついてない人たち
本作は「妙なヘアスタイル」が印象的なとある宗教教団と近代合理主義に毒された
狂信的地動説信奉者の信念を掛けた熾烈な闘争劇のような様相を呈しているところもあるようで、
従いまして視聴に当たっては教会や自然科学思想に関する予備知識があった方が
いいのではないかという意見も一理あると言えるかもしれません。
しかしながら個人的には現実世界の人類史の出来事と「本作の教会」の仕掛けた
闘争劇展開を比べた時には、妙なズレを感じずにはいられませんでした。
一番気がかりなのは「あのヘアスタイル」ですが、{netabare}それは後回しにするとしても
キリスト教最大派閥であるローマカトリック教会にとっての最大の宿敵であり、
最大の脅威は(本物のクリスチャンであるところの)プロテスタントでありまして
プロテスタントをこの「チ」から一匹残らず駆逐しなければ、ローマカトリック教会は
滅亡する運命を待つだけでした。
(真の)プロテスタントは聖書の言葉は神の言葉と信じ、聖書の教えにないか、
教えに反するようなローマカトリック教会の悪行を次々告白、猛抗議するわけですから
世間体が悪くなるばかりか、実は似非クリスチャンだったという教会の本性がバレて
偽装工作が水泡に帰す定めにありました。
(本作の描写に反して)恐らく現実世界の「カトリック」は
聖書の言葉を引用することを避けるでしょう。
そもそも正しい解釈を知らないか、ローマカトリック教会の教えと聖書の言葉が
矛盾してしまうとカトリックの立ち位置が揺らぐからであります。
教皇と権威ある教会に対して聖書の解釈論争を果敢に挑むプロテスタントと正面からやり合うのは
どうにも分が悪いということで、策を弄して各種の工作により敵を弱体化させようと考案されました {/netabare}
史上最凶で最狂の秘密結社が【イエズス会】というわけであります。
敵対勢力を潰すことが彼らの目的であり、正義でありますから
手段は問わないわけであります。
{netabare}魔女狩り、革命、断頭台、すべての手段は目的により正当化されます。
それが彼らの信条というわけであります。
余談ですがオリンピックパリ大会の開会式で生首マリーアントワネットのパフォーマンスを
誇らしげに見せつけた一件も、個人的には彼らの犯行声明を明示する意思が
介在したように思えてなりません。{/netabare}
「教会権力 VS 近代合理主義」という対立軸を基点とした本作の物語展開というのが
根本的におかしいような気がします。
教義に関しても真理に関しても説得力がまるでない教会権力側に正義が無いのは見たままの通りですが
{netabare}そうだからそれに立ち向かう【占星術師】か何かの類の地動説信者が正義になるかというと
それはまた別の話と言いますか、地動説信者の価値基準をどう受け入れたら
いいのか困るところであります。
個人的には天動説だろうが地動説だろうが人は生きて行くものであり
仮に数学的証明が成り立ったとして、それは異世界転生先の魔法の書
みたいなもののように思えてなりません。
地動説信者に極端にサディスティックな拷問を加えることにより、あるいは
残酷な死を与えることにより、それで地動説の価値は上がるのでしょうか?{/netabare}
フラットアース理論信者も怪しいですが、本作を見ると地動説信者も胡散臭いと言いますか
根本的なところがズレているように見えてしまうのでございます。
●フラットアーサーの逆襲
数年前のことになりますが「you tube」にはフラットアース理論について解説する動画が
かなりの数出回っておりました。
{netabare}NASAが撮影したとされる宇宙の映像記録の数々がフェイクであり、捏造であるという話は
それなりに世に知られており、スタンブリーキューブリック監督もその手の映像加工に
関わった云々なんて言う噂もあるようです。
もしも本作を視聴して地動説が真実であるということを華麗に証明できるなり、フラットアース理論を完全に打ち負かすような論法を容易に見出せるならば、
今までの「人類の闘争史」とは何だったのだろうか?という感じで、沈みゆくこの島国で
お気楽極楽な平和ボケの日々を満喫できるのでありましょうが、一筋縄ではいかない
プロテスタントとローマカトリック教会のややこしい宗教闘争について何か
語ろうとする時にカオスの渦の中に巻き込まれて溺れてしまいそうになる一方で、その片や
個人的にはどれほどの意味があったのか記憶にない教科書に書いてあった地動説と
フラットアース理論とどちらの仮説が正しいのかと考え始めたならば、それは膨大なる
時間の無駄でしかないという結論に至るわけであります。
例えばローマカトリック教会に恨みがある人にしてみたら、本作に描かれる腐りきった
教会の悪逆非道ぶりとそれに抗う登場人物に対して感情移入がしやすいということも
あるのかもしれませんが、「魔女狩り」と称する大粛清劇即ち狂信的ホロコーストを
まるで本作に登場する異端審問官のように極めて熱心にある意味勤勉に遂行したのが
【イエズス会】であったというのがことの真相でありますから、
「チ」のタイトルが「血」を意味するのであるならば、尚更に焦点を絞って
【イエズス会】とはどういう【血族】のものなのかについて、あの「妙なヘアスタイル」も含めて
考えなければならなくなりまして、地動説に関わる「地」についても恐らくは{/netabare}
「ばいばい、アース」という作品が暗示する「古のアース」=「地」の{netabare}【血族】と
秘密結社【イエズス会】が{/netabare}見事繋がるのではないかという疑惑について
追及しないわけにはいかなくなるのであります。
●大淫婦バビロンに連なる【獣】
ローマカトリック教会とはローマ帝国の宗教的権力機関でありまして、そもそも
ローマ帝国はローマ人固有の宗教思想が故に被征服民たるユダヤ教徒やキリスト教徒を迫害し
一方的に弾圧してきたわけであります。
{netabare}ユダヤ教徒はローマ帝国の圧倒的な軍事力により完膚なきまでに叩き潰されねじ伏せられましたが
後のキリスト教徒が大増殖した時には弾圧しきれず、ローマ人が得意とする力のごり押し政策は
断念せずにはならなくなり、キリスト教を帝国の統治のために利用する方向に切り替えたのであります。
ローマ帝国はキリスト教を公認し、遂には国教と定めます。
しかしながら肝心の教義はローマ帝国の都合がいいように書き換え、
異教徒をうまく取り込めるようにと異教の神々や異教の習慣なども取り入れ{/netabare}
終いには教会はまるで【怪獣】のように膨大な力を持つ権力組織となったわけであります。
{netabare}ゲルマン人の大移動の時に帝国は分裂し、帝国の歴史は終わったかのようにも見えましたが
帝国からその権力と権威を引き継いだ?というか奪い取った{/netabare}ローマカトリック教会は
「不死身のモンスター」の如くしぶとく生き残ったのであります。
{netabare}旧約聖書に登場する四匹の【獣】は、
【バビロン】、「メドペルシャ」、「ギリシア」、「ローマ」を意味します。
世界帝国のルーツは【古代バビロン】にありますが「第四の【獣】」=「ローマ帝国」こそが
最も手強い「アンデッドモンスター」みたいな存在であり、その【獣】が今もなお
世界を支配していると言われています。
ローマは宿敵である【フェニキア】の将軍【ハンニバル】との闘争に勝ち
世界を統べる覇者となったように見えましたが、しかしながら状況は
「卍ひっくり返り卍」最終的にはローマ帝国あるいはローマカトリック教会は{/netabare}
【フェニキア人】に乗っ取られたなどという妙な結末が待っていたようであります。
その辺について簡潔にまとめているのが↓この動画であります。
河添恵子【秘密結社?「イエズス会」とは?」】
https://youtu.be/i21c4NYS5Yg
【フェニキア人】とはどのような人種、「血」族でしょうか?
{netabare}彼らは【バビロン文明】の後継者であり、従いまして「呪術文化」の種族であります。
【フリーメイソン】はハリーポッターでもお馴染みの「魔法学校」の元ネタでありまして
(ユダヤ神秘思想)【カバラ】研究機関であると言われたりもしますが、早い話が
【黒魔術】研究機関ということになります。{/netabare}
{netabare} 本作にも登場する【占星術】というもののルーツも【バビロン文明】や【シュメール文明】にあり
なので【フリーメイソン】においてもこの【占星術】を熱心に取り扱ったわけであります。{/netabare}
【占星術】と【数秘術】はセットで扱われるケースが多く、ピタゴラスの定理でお馴染みの
ピタゴラスも自身のオカルト教団で【フリーメイソン】と似たような
いかにも怪しい研究をやっていたようです。
{netabare}ルネサンスとは古典の復興を意味し、近代合理主義のルーツとなったのが古代ギリシアの思想であった
などと言われたりもしますが、偉大なる哲学者と名高いプラトンなども古代のオカルト宗教儀式を
行っていたのではないかという話もございます。
イタリアでルネサンス運動が起こり、その辺りで【イエズス会】が設立され、
ルネサンスの波に乗って【啓蒙思想】が世に広まるのですがその【啓蒙思想】を宣伝するため
役に立ったのが後の社交クラブ化した【フリーメイソン】であります。
「啓蒙思想」の説法を垂れる学者さん擬きを「啓蒙思想家」と教科書ではそのように書いていますが
「啓蒙(思想)」を英語で言うなら「エンライトンメント」=Enlightenmentで、
似たような言葉では「イルミネート」があります。
意味は【光で照らす】でありますので、【啓蒙思想家】や【啓蒙主義者】は
【光で照らされた】即ち【イルミナティ】ということになります。
[【イルミナティ】は、イエズス会の修道士であったインゴルシュタット大学
教授のアダム・ヴァイスハウプトが、1776年に創設した秘密結社である]
というのは有名な話ですが、イエズス会の修道士が作った秘密結社「【イルミナティ】が
【フリーメイソン】を乗っ取り【イルミナティ】の御用学者であるルソーなどの革命理論を
聴衆に吹聴し工作員を使ってフランス革命を仕掛けた云々、
歴史の真相はどうやらそういうことらしいです。{/netabare}
フランス革命の際に発明された「ギロチン」という大量殺戮装置を考案したのも恐らくは
本件の工作員関係者の仕事ということなると思いますが、
魔女狩り-弾圧-ホロコーストという一連の独特で妙な嗜好性みたいなものは
「彼ら」特有の「血」が由来であるように思えてなりません。
「拷問、【卍】十字架刑【卍】、火刑」などこういう類のものを好んで行う行動原理や思想のことを
敢えて一言で表すならばそれは【グノーシス主義】ということになるでしょう。
アメリカ合衆国にあの【女神像】を贈呈したのはフランスでありますが
{netabare}より厳密に言うならフランスの【メイソン】が米国の【メイソン】に
【女神像】=【アイドル】をプレゼントしたのであります。
ジャニーズにしろ女子アナにしろ多くのファン=信者から支持される存在は
「アイドル」でありまして、女神像崇拝の宗教思想が根源にあります。
女神には様々な名がありますが、自由の女神の名は何と言うのでしょうか?
女神が右手で掲げる【灯火】は【光】であり女神の【灯火の祝福】を受けたものは
【👁】が開けるのであります。これを【啓蒙】と表現するわけです。
【灯火】は「知」=【チ】=「知恵」を、そして【理性】を象徴的に示すものです。 {/netabare}
フランス革命の時に生まれた新たな宗教とは、【理性】の崇拝であります。
そして【グノーシス主義】とは【チ】=「知恵」の女神を崇め奉る宗教思想を表します。
{netabare}「聖【ソフィア】大聖堂」とは【チ】=「知」の女神を崇め奉るための施設でありまして
そういうわけで「【灯火】の女神の名」は【ソフィア】ということになります。
「哲学」は「フィロ【ソフィー】」であり、「フィロ【ソフィア】」であります。
「哲学」とは「【チ】を愛する」を意味し、その由来は【チ】の女神信仰にあるということになります。
【灯火】は「女神の【チ】の祝福」でありますが、人類で最初に
【チ】の祝福を受けたのは誰でしょうか?
最初の人類はアダムとエヴァであります。
そう【チ】と言えば、エデンの園で彼らが食べた【知恵の実】であります。
「知恵」は【灯火】であり【光の祝福】を受けたものは【👁】が開けるのであります。
エデンの園で【チ】を与えたものは【蛇】でありますが、ある時は【竜】となり
【稲妻】となるこの【蛇】は【サタン】であります。
【サタン】とはそもそも【堕落した天使】でありましたが【サタン】の首領は
かつての【光の天使】であり【知恵の天使】でもあるその名を【ルチフェル】と言います。
【ルチフェル】はラテン語で【明けの明星】を表します。
【アイドル】雑誌のタイトルが【明星】なのはただの偶然ではなく、
単純に信仰心の正しい表明なのでしょう。
【明けの明星】とは【金星】のことでありますが、【金星の女神】の名は【ヴィーナス】であります。
「金星の女神」の名には、「イナンナ、アシュタルト、フレイヤ」など様々ありますが
その【血】の系統をざっくり把握するならば(ノアの子)「ハム」の子孫が作り上げた
【バビロン文明】、シュメール文明に起因する「血族」・種族と共に
彼らが頼る神々もそういう文明に寄り添い共にある存在であったということになるでしょう。
ハムの子孫が生み出した【バビロン文明】とは別の文化や思想を持つ存在が
(ノアの子)セムの子孫=ユダヤ人でありまして、ユダヤ教の主神創造主ヤハウェが
ユダヤ人だけを特別視した理由は、都会育ちの文明人よりも素朴で田舎臭いユダヤ人の方が
誠実そうで約束(モーセの十戒)を守ってもらえそうな気がしたからなのかもしれません。
知恵の女神の祝福を受ける「血族」は「知識」があるので建築学や占星術や数秘術なども
熟知しており、従いまして経済的に大繁栄するので【バビロンの黄金都市】や
【バベルの塔】や「ピラミッド」みたいな立派な建物を造り大都会で豪華に暮らすのですが
片や田舎者のユダヤ人は素朴で質素な生活をおくるしかないということになります。
そんなわけでソロモン王の時代に豪華な神殿を造ることになった際には
【フェニキア人】の血を受けたヒラム・アビフというカリスマ建築士の指南を
受けるのでありました。
豪華なソロモン神殿は当時の無知なユダヤ人の技術水準では建設できなかった
のでしょう。
かつての(カインの子)エノクの子孫たちは
優秀といいますか仕事ができる「血統」でありましたが
(カインに殺された)アベルの弟セツの子孫はどちらかというと
仕事ができない感じで、最終的には「アース」の「全地」では
(カインの子)エノクの子孫が大繁栄をし、片やカインに殺されたアベルのように
誠実な羊飼いという生き方を選ぶものはほぼいなくなったわけであります。
知恵あるエノクの子孫たちは仕事ができるからこそ自信過剰になり、
自分こそが優秀だと経済競争あるいは富の争奪戦を行い、
万人に対する万人の闘争というべき終わりなきライアーゲームに明け暮れて、
ゲームの勝者となるためにありとあらゆる手段を尽くし、その結果
この世の「全地」が目をそむけたくなるような悪行で溢れかえり
その有り様を見るに見かねた創造主が、大洪水のグレートリセットボタンを押して
「全地」は水に溢れ「知恵ある血族」は大洪水で全滅したわけであります。 {/netabare}
これが「ばいばい、アース」の悲劇と言えるものなのかもしれません。
{netabare}生き残ったのはノアとその一族のみでありましたが、ノアの子ハムとその子孫の中に
【グノーシスの女神】の意思を受け継ぐ血族が誕生し、後にその復讐劇が
展開されるに至るのでありました。
(ハムの子)【カナン】は(ハムの父)ノアから呪いの言葉を受けます。
もの凄く端的に言えば大洪水にも拘らず生存を許されたノアとノアの子セムとヤペテとは
血統が違うというのが、(ハムの子)【カナン】でありまして、生存を許されない側の
血統ということになります。
創造主ヤハウェは【カナン】を救う気がないので【カナン】と「その子孫の血族たち」は
【グノーシスの女神】を頼り、そして以降2つに枝分かれした「血族の抗争劇」、
あるいは宗教戦争が長きにわたって繰り広げられるわけであります。
【カナン人】は正面対決ではユダヤ人に負け、海に逃れたカナン人の子孫【フェニキア人】も
ローマ帝国には戦争では惜敗を期したので、「知恵」を駆使した権謀術数や騙し討ちの類で
支配地域を拡大するようにしたのでありますが、これが結果的に大成功だったわけであります。
ノアの言葉を介して【カナン】に発動された呪いの言葉、預言によれば、
【カナン】はセムとヤペテの奴隷の更に下の奴隷になれでありましたが、いつの間にか
支配関係は「ひっくり返り」、(本物のセムの子孫である)ユダヤ人や(ヤペテの子孫である)
白人のプロテスタント系クリスチャンが【カナン】の子孫に搾取される奴隷になっているような
有様が展開されるのでした。
【グノーシス主義】とは「鏡に映った世界」を是とする思想でありますから、
世界の善と悪、右と左、光と闇がひっくり返った世界を願うのであります。
♂と♀の役割がひっくり返るという発想もその典型であります。
苦しんでいる人を救うために自己犠牲の精神を発揮し行いで示したのが
イエス・キリストでありますが、【グノーシス主義】を信じる者たちは
「その逆」を熱心にやり続けます。
天体の周期運動だとか【占星術】だとか数秘術的に美しいとかいう発想はオカルト宗教そのもので
海や山が美しいというごく普通の感覚とは余りにズレ過ぎていてそれを普通にゴリ押しされても
違和感しかありません。
まるで【カナン人】の恨みを晴らすだけのために描いているようにしか見えない極端に
サディスティックな拷問プレイにも見るに堪えないものを感じますが、【イエズス会】や
ローマカトリック教会を敵に回して命がけで何かを成し遂げようとする地動説信奉者の方も
狂信的なオカルティストにしか見えないのが厄介であると言えます。
実家には地球儀が置いてありますが、本作を見て改めて思ったのが地球儀というのは
サッカーボールの代わりにするぐらいしか使い道がなく、まるで役に立たない代物
というのが個人的見解であります。
【偶像崇拝】=アイドル崇拝が美しくないように、
地球儀崇拝も本質は同じように思えてきました。{/netabare}
もしも自分が異端審問官だとしたら地動説を妄信する人に対し
地球儀を飾ることの意味について問い詰めたいというのが本音であります。