ニューヨークでロボットなアニメOVAランキング 3

あにこれの全ユーザーがアニメOVAのニューヨークでロボットな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月26日の時点で一番のニューヨークでロボットなアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.7 1 ニューヨークでロボットなアニメランキング1位
真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ(OVA)

2000年12月21日
★★★★☆ 3.6 (33)
173人が棚に入れました
真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ(しんげったーろぼたいねおげったーろぼ)は2000年に発売されたOVA。
5年前の恐竜帝国の侵攻は、ゲッターロボの活躍、そして巴武蔵の犠牲によって終結。大打撃を受けた恐竜帝国はマグマ層へと追いやられた。しかし、ニューヨークの街を消滅させる程の破壊力に恐れをなした国際社会からの圧力により、早乙女研究所のゲッター線関連の研究は凍結を余儀なくされる。

だが、その一方でゲッターロボのパイロットであった神隼人らは恐竜帝国の復活を予見し、ゲッター線を使わない新たなゲッターロボ「ネオゲッターロボ」を開発。恐竜帝国の再度の来襲に備えたものの、3人目のパイロットが決まらない。

果たして再び姿を現した恐竜帝国。そのメカザウルスが暴れる中、3人目のパイロットとして見出されたのが、闇プロレスの覇者、一文字號であった…。
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

知れば知るほど評価が上がる〈漫画版読了&東映版視聴後 追記〉

新作アニメ「ゲッターロボアーク」2021年夏公開決定を記念して期間限定でYOUTUBEにて配信されました。

今作は2000年に発売されたOVAで全4話。ゲッターロボシリーズの平成OVA作品第2弾となります。
細かいことは気にせずアクションとロボを楽しみたい方にお勧め。
少々グロがあるのでご注意を。
{netabare}
全4話・2時間弱、映画1本くらいのボリュームでしょうか。物語は少々大味でハッタリ満載の派手さが売りの作品、というか意図的にそっちに振り切ってる気がするなあ…。
特筆すべきは市街地戦の多さ。作画負担が増えやすいコンテ・演出ですけど作画班の実力が伴っていて、しっかり嵌っていました。勢いがあって見ていてとても楽しいですね!特撮作品のロボ戦が好きな人なんかはかなり楽しめるのではないかなあと。

体格が良くて力強いキャラクターデザインも私は好きです。作画枚数はそれほど多くなさそうですが、上手に動きを付けていて、キャラクターのお芝居もアクションの勢いも楽しい。

音楽は主題歌もBGMも好き。
特にBGMは珠玉の出来です。OP曲を金管楽器(かな?)でアレンジしたBGMが1、2話で使われていて凄く格好良い。3、4話でもこのBGM使って欲しかったなあ。

キャラクターに複雑な個性付けが無いのですが、これがわかりやすく特徴的で面白い。そして女の子が格好良い可愛い。
あと、剴は癒し。

4話のみの短い作品のためか、実力優先で声優さんが選出されていて全体の安定感が魅力。例外は主人公でしょうか。號役は若手時代の櫻井孝宏さんで、演技に勢いとパワーがあって作風によく合っています。


ゲッターロボは3タイプに変形するため、全てに見せ場を作るのは簡単ではありません。それが2機+テキサスマックという欲張りっぷり!
真ゲッター3のみ見せ場が無いのは勿体なかったですが、他はしっかり活躍させているのが流石です。
私は翔が格好良くて好きですね。第2話でテキサスマックの危機に助太刀に入った時、かねてからの友人であった翔がネオゲッター2で駆け付けるのがとても良い。そのシーンのネオゲッター2は武人のようで格好良いです。剴とネオゲッター3の活躍で締め括っているのも好き。
全体的に忙しい作品ですが、第2話は単品で見ても十分に纏まっているので一番好きな回かも知れません。

VSと銘打ってはいるのですが、真ゲッターとネオゲッターが並び立つ展開ではないのが勿体ない。
ですが前作主人公の位置付けである竜馬と隼人が新人・後輩のサポートに回っているのが個人的には凄く格好良いなと思います。

川越淳監督もシリーズ構成の藤田伸三さんも熱血や人情を描くのは上手なタイプと理解していますが、今作はその良い面も良くない面もはっきり出ている印象です。登場キャラ・登場メカも多くて落ち着いて視聴する作品ではないかも。
勢いと熱量を楽しむと良いと思います。
{/netabare}
(2020.11.3)

【漫画版と東映版視聴したので追記】
元となった作品をわかるようになると、ガラッと評価が変わる作品でした。これは素晴らしい。

本作は王道のロボットアニメに親しんだ人にオススメしたいアニメです。
前日譚や人間関係は想像する必要がありますが、それ自体は王道ですのでロボットアニメが好きな人ならおそらく大丈夫。
(「新ゲッターロボ」は導入が丁寧で入りやすいのですが、後半は難解で壮大なSFとなりますし、グロ耐性下ネタ耐性が必要なので人を選ぶかなと…)
{netabare}
アニメアーク1巻ブックレットの南喜長Pインタビューに「ネオゲッターロボは東映まんがまつりのような子供にも観られるようなものを目指した」という内容が。しっかり反映された気持ちの良いアニメですね。

・東映版初代ゲッターロボ&ゲッターロボGを視聴して
本作のスタッフは皆さん東映版がとても好きだと思います(笑)。
まずはOPのゲットマシン発進シーン。東映版GのOPのわかりやすいオマージュです。
ネオゲッターロボのデザインはゲッターロボ號の頭部とカラーリングを踏襲していますが、ボディはゲッターロボGの3形態によく似ています。特にネオゲッター3は首のファンを回して竜巻を起こしたり、脚部のスラスターで敵を迎撃したり。これはゲッターポセイドンによく似ていて、東映版で目立っていた武装です。
東映版號と漫画版號で號・翔・剴が乗り込むゲッターロボ號は、版権が複雑でOVAでは出せなかったそうなんですよね。OVAスタッフの苦肉の策なのでしょうが、作中ではゲッターロボGは初の戦闘を前提としたゲッターロボですから、プラズマエネルギーで動くネオゲッターロボに受け継がれる説得力のあるチョイスだったと思います。

恐竜帝国の描き方にもリスペクトがありますね。
東映版では恐竜帝国とのラストバトルが不完全燃焼なんですよ。帝王ゴールはラスボスとしての存在感を発揮できなかった。漫画版でも非業の死を遂げています。恐竜帝国のファンって視聴者に結構多いんですよね。でも東映版と漫画版はそれぞれ違う意味で爽快なラストではない。
本作で帝王ゴールは強大なラスボスであり、部下とのやり取りも増えていて胸のすく想いでした。


・漫画版を読んで
本作のスタッフは皆さん漫画版もとても好きですね(笑)。
漫画のワンシーンや印象的なセリフをいくつも引用し、それを違う物語に整理しつつ違和感なく嵌め込んでいるのが凄い。
漫画版隼人は苛烈に見えるけれども素が苦労人で、本作にもその性質が強く引き継がれています。3話冒頭で真ゲッターロボの起動を政府関係者に許可されず、イライラしながら峠道で車を飛ばす。そんなちょっとしたカットにキャラクターへの愛を感じます。

竜馬と隼人が亡くなった武蔵に語り掛けるシーンが本作には多い。これはチームが離散して竜馬と隼人の時が止まってしまったから、そして漫画版とは流れが違うからです。
5年前、武蔵の特攻で恐竜帝国を退けることには成功したものの、ゲッター線によりニューヨークが壊滅してしまった。日本は海外からの非難に晒され、真ゲッターロボもゲッター計画も凍結されてしまった。
そんな物語に変更されているようなんですね。だからネオゲッターのパイロットが揃ったこと、恐竜帝国が壊滅したことを武蔵に捧げる。やっと竜馬と隼人は過去を振り切ることができたわけです。
若い3人の力と前向きなエネルギーが、止まっていた物語を動かす原動力になっているのが良いですね。{/netabare}
(2021.12.5)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

58.6 2 ニューヨークでロボットなアニメランキング2位
サクラ大戦 ニューヨーク・紐育(OVA)

2007年4月4日
★★★★☆ 3.5 (31)
143人が棚に入れました
夢と希望の街、紐育。信長との戦いを終え、『クレオパトラ』の舞台へ向け準備を始める新次郎たちの前に、新たな敵が現れた…。はたして紐育華撃団・星組は、紐育を護りきり舞台の幕を上げることができるのか? 主人公・大河新次郎の成長と、彼が隊長として率いる紐育華撃団・星組の隊員たちとの「心の絆」が、『クレオパトラ』の公演、そして新たな敵との戦いを通じて鮮やかに描かれていきます。

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

主人公は女装を強要させられるいじられキャラ

舞台がニューヨークに代わり、華撃団のメンバーだけでなく隊長も変更になったゲーム版サクラ大戦5の後に起こったサイドストーリー。
ニューヨーク華撃団のメンバーは従来のサクラ大戦のメンバーと比べると魅力さが欠けますが、今回の隊長はいじられキャラなだけにコミカルさでそれを補っている感じです。
またこのOVA作品はサクラ大戦5をプレイした後に見るのが好ましいが、プレイしてなくてもそれなりに楽しめる内容になっていると思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

64.4 3 ニューヨークでロボットなアニメランキング3位
サクラ大戦 エコール・ド・巴里(OVA)

2003年3月19日
★★★★☆ 3.7 (45)
201人が棚に入れました
 セガから発売された人気ゲーム「サクラ大戦」シリーズ第3作目を映像化。花咲く都・巴里を舞台に、 巴里華撃団の結成から活躍を描く。帝都での活躍を認められた大神一郎は、新しく結成された巴里華撃団に派遣されることになった。希望と文化あふれる異国の地に意気揚々と向かう大神だったが、そこで待ち受けていたのは問題児ばかりの面々だった……。総合プロデューサー・広井王子、シリーズ構成・あかほりさとる、音楽・田中公平など、これまでの「サクラ大戦」シリーズを支えてきたスタッフが結集。声の出演は日高のり子、島津冴子、井上喜久子、小桜エツ子、鷹森淑乃ほか。

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

舞台はフランス・パリ

フランス・パリの帝都防衛のため、日本のような歌劇団構想が始まる。
(日本=帝国歌劇団)

そのため、大神隊長がパリに行き団員を集めてゆく。
帝国歌劇団同様、キャラが濃いと言うか個性的ですね。

主人公?のエリカはちょいとドジッ子キャラで天然っぽい。
が、いざバトルとなると人が変わります。

帝国歌劇団に比べ酒場のステージなので、派手さは減りますが、こちらもステージの楽しさが味わえる内容です。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

エリカの天然ぶりは最高!

この作品はまだ巴里華撃団がエリカ一人の時の話からメンバーが加わり仲間の絆が深まっていく様子を描いた、ゲーム版サクラ大戦3のサイドストーリー。
なのでゲームをプレイしてない人にはストーリーに入っていくのが難しいと思います。
キャラはサクラ大戦1&2から9割方一新したが、前作のキャラに負けず劣らずの魅力あるキャラばかり。
特に天然ドジっ子シスターであるエリカはサクラ大戦シリーズの中でも1、2位を争うかわいらしさで最高のボケっぷりを見せてくれます。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

予想外

ニューヨーク編が非常につまらなかったので、サクラ大戦は第1シリーズ以外は個人的に楽しむことはできないのではないかと勝手に敬遠していたのですが、そんなことは全くありませんでした。

やはりこれまでのサクラ大戦のアニメシリーズを手掛けている、川崎ヒロユキさんによる脚本が素晴らしかったですね。そして豪華な声優陣が、キャラクターたちに見事に命を吹き込んでいるなと強く感じました。特に井上喜久子さんの演技が抜群で、驚かされるものでした。全体的にどのキャラクターも魅力的であるという点は、非常にプラスでした。

第3話での戦闘はとてもカッコよかったです。CGが非常に画面になじんでいて圧巻でした。

ストーリーはゲームをやっていないと少しわからないようになっているらしいので、原作のゲームを是非プレイしてみたいと思いました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2
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