ニッポンでマーケティングなTVアニメ動画ランキング 1

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61.4 1 ニッポンでマーケティングなアニメランキング1位
日本へようこそエルフさん。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (63)
211人が棚に入れました
エルフさんは日本の文化に興味津々!? 社会人の北瀬一廣の趣味はとにかく寝ること。 彼は、幼い頃からいつも夢で見る不思議な異世界で、胸躍る冒険をしていた。 ある時、仲良くなったエルフの少女と古代遺跡を探索していた時に、運悪く出くわした魔導竜にブレスで焼かれてしまう。 夢から覚めると、部屋にいるはずのないエルフの少女が隣で眠っていて――
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

マリーを愛でる作品

まきしま鈴木による原作小説は、『小説家になろう』から『HJノベルス』(ホビージャパン)で刊行中(既刊10巻、未読)。
青乃下によるコミカライズは、『コミックファイア』(ホビージャパン)にて連載中(既刊11巻、既読)。
アニメは全12話(2025年冬)。監督は、『理系が恋に落ちたので証明してみた。』などの喜多幡徹。制作は『嘆きの亡霊は引退したい』、『Sランクモンスターの《ベヒーモス》だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士として暮らしてます』などのゼロジー(以上、Wikipedia参照)。
(2025.3.7 投稿 3.29 第12話視聴後投稿)

ホビージャパンといえば、『クイーンズブレイド』シリーズ、『ビキニ・ウォリアーズ』、『sin 七つの大罪』での「ファンタジーエロ」路線の印象が強かったのですが、同社からコミックファイアが刊行された後は「エロ」要素が控えめに。

そして、コミックファイア作品は、『百錬の覇王と聖約の戦乙女』、『インフィニット・デンドログラム』から始まり、最近は、『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』、『新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。』と次第によくなってきた印象があります。

本作は、コミックファイアで初期から連載されていた作品なので、満を持してアニメ化といったところでしょうか。


【あらすじ】
主人公は現代日本で平凡なサラリーマンをしている25歳の北瀬一廣(CV.小林裕介)。彼は睡眠中に夢にしてはやけにリアルな剣と魔法のファンタジー世界に行くことができるという特殊能力を持っていた。

いつものように夢の世界を冒険していたカズヒホ(※夢の中での一廣の名前)は、既知の仲であったエルフの精霊魔法使いマリアーベル(CV.本渡楓)と共に遺跡を探索中、魔導竜ウリドラ(CV.内山夕実)のブレスにマリー(※マリアーベルの愛称)ともども焼かれてしまう。しかし、これは、あくまで一廣の夢のお話。彼は目覚めれば無事なのだが、起きるといつもとは違って夢の世界の住人であるはずのマリーが傍らで寝息を立てているのだった。

こうして一廣は現代日本でマリーと共同生活を始めることに…


【マリーを愛でる作品】
Youtubeの東映ビデオチャンネルで3月2日に配信された『生配信ですよ、エルフさん』特番では、2024年末に結婚報告があり、その後、初共演作となる小林裕介・内山夕実夫妻がそろって特番に登場ということで作品より話題に(笑)
(※内山さんがこれまでのイメージと違って夫に手料理を振舞っているらしく、そのことを口外してもいいかどうかについて夫婦会議がなされたそう(笑))

もっとも、その特番でちゃんと小林さんが宣伝していたように、本作は「マリーを愛でる作品」。異国の美女を日本で観光案内するというのが一番近いイメージ。見目麗しい異世界人が現代日本の(食)文化に触れてするオーバーめのリアクションを(色々な意味でよだれを垂らしながら)見守る作品となっております。

設定としては、『江戸前エルフ』のエルダと同じで、異世界人が現代日本に転移してくるというファンタジー作品。ただ、異世界に戻れないわけではなく、カズヒホが眠るとマリーも一緒に異世界に戻れるので、現代日本と異世界を行ったり来たりするというところが本作の特徴。


【考察のススメ】
特番で小林さんが、主人公の一廣は、必ずいつも定時に帰宅する25歳の平凡なサラリーマンのはずなのに、スカイツリーの見える高層住宅に住んでいたり自家用車を持っているなど、何の仕事をしているのか謎と言っていました(笑)

確かに、これらを自分で稼いだ金でそろえた前提だと矛盾するので、例えば、両親が亡くなって、その遺産を譲り受けたと考えれば、ご都合主義といわれそうですが一応説明はできます。
(※第11話で、{netabare}一廣は母子家庭だったことが明かされるも父親と離別した理由までは明かされず。{/netabare})

他の設定についても、主人公が一廣なのに「カズヒホ」という変な名前を変えようとしないのが不自然という意見もあるよう。

もっとも、本当に異世界転移なら、Aさんに対して「サトウ」と名乗って、Bさんに対して「スズキ」と偽名を名乗ってもいいわけで、そもそも「カズヒホ」という戸籍に登録したような変更できない名前があることが変なわけです。

これに加えて、第1話で「夢の中のカズヒホ」と「現実の一廣」の姿が違うこと、腕に着けたデバイスから異世界の正確な時刻がわかることを併せて考えると、「一廣は異世界ではなくゲーム世界に転移した」という推測が成り立ちます(※ゲーム世界なら、最初に名前を入力することも納得できる。)。

また、ゲーム世界なら、そのゲームを作った存在がいるはずで、第1話で探索することになる古代に文明が発展し住人が謎の失踪を遂げた「ナズルナズル遺跡」は、そのゲームを作った存在と関係があるのではないかという考察もできる。

「カズヒホ」?なにその変な名前で終わってしまうより、こう考えた方が話も広がって愉しいと思うんですよ。

まあ、こういう視聴者の反応をみていると、アニメ制作者が説明過多になるのもわかるんですが、前回の『ダンダダン』のレビューで指摘したように、アニメは基本的に画で伝える媒体。
だから、個人的には、映像としての魅力にもつながると思うので、できるだけ画で伝える工夫を続けて欲しいです(※優秀なアニメーター不足を言葉による説明で補っているとみることもできます)。


もっとも、特に「なろう」原作は、考察するとかえってアラが気になってしまうような作品が多いことも事実。

例えば、本作の第1話だと、ウリドラに燃やされたとき、一廣自身は夢の中で死んでも無事なことを知っていてもマリーまで無事なのか分からないのに、やけに落ち着いていた。一廣は、マリーの安否がわからず少なからず彼女に好意を持っているのなら、マリーを心配するのが普通だと思うので、これはマリーが無事だという結論ありきのご都合主義展開だと思います。
また、一廣は現代日本に転移直後で右も左もわからないマリーを部屋に一人残して外にサイズもわからないマリーの服を買いに行く。とりあえずマリーにTシャツなんかを着せて現状説明が先だと思うので、「マリーの着せ替えシーン」をとにかく早く視聴者に見せたかったんでしょう。これもご都合主義展開だと思いますが、「マリーを愛でる作品」というコンセプトが出たシーンともいえます。

でも、娯楽でストレスためても仕方ないんで、個人的には、間違い探しをするより、どうしたら矛盾せず説明できるか考えながら観た方が愉しくみられるんじゃないかと思ってます。

ちなみに、第1話でラストへの伏線がきちんと張られている作品は良作なことが多いので、視聴する作品を早期に見極めるうえでも、そういう視点があるといいいかもしれません。


【感想】
で、考察を勧めておいてなんですが…、本作は、上でも書いたようにストーリー展開に雑なところがあるので、例えば、第11話で、{netabare}一廣が祖父のことを「あの人」と呼んでいたり、よそよそしい言葉遣いをしたりしていて心理的な距離を感じるのですが、コレ、わざとやっていて何かの伏線なのか、そうじゃなくてただの一廣の素なのかわかんないんですよね…

この辺の情報を補完することは、原作改変にあたらないと思うのでアニメ化にともなって積極的に情報を補って欲しいところでした。


その辺を気にして12話を観ましたが、一廣は、母子家庭だったのに母親にも捨てられ、現実世界ではあまり楽しそうではなく夢の世界に生きるようになったということのよう(※真相はよくわからないですが、普通に一廣の性格形成に影響ありそうなんですけど…)。

祖父が不幸な境遇にあった孫である一廣を温かく見守っていたというのはわかるんですが、一廣がその祖父のことをどう思っていたのかが分からない。
(※漫画を読んでるときは、そこまで気にならなかったんですけど、アニメ化でその辺のアラが気になる作りになってしまってます。)

結局、1クールでみたとき、回想シーンでも祖母や父親に深く触れられておらず、主人公である一廣の掘り下げが弱かった印象。なので、一廣の心理がよくわからず、「一廣とマリーとの恋愛ものというより、どうしても観光案内という印象が強くなってしまう」作品でした。

ちなみに、漫画は続きがあるので、2期あるかも…しれません。{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 6

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ストロング・ストレングス

ゴイスーチーレム×日本スゴイ!×飯テロアニメ
それか◯◯さんシリーズの派生か

OP・映像が綺麗で作品へのフィット感が凄い
ED・これも世界観にしっかりマッチしてる

01
ウリが明確で見方を間違えようが無い良質な介護アニメ

夢の世界のアナザーワールドってな真面目なSF設定をゴイスーに応用。ヒロインの逆転移で現実界でイチャイチャする設計。うまく考えましたな。ヒロインのマリーも良くも悪くもクセのない無難なビジュアルで幅広い層にウケそう。思い切りのいい振り切った設計でガツンとハマる人も多そうな作品。市場の需要に答えただけのビジネス介護アニメを真に受けて不快になるピュアな人にはあまりにキモ過ぎて耐えられないでしょう。

ゴイスーには設定を考える必要があったりお膳立てするための尺も必要。その構造上のコストを上手く削減することに成功したコスパタイパ抜群な次世代介護アニメ。見知らぬ世界で時にワクワク時にハラハラ、「ごはんおいしい」でウキウキ、頼れるカズヒホにドキドキなど、マリーが一喜一憂するリアクションだけに特化したうえに、観光番組の情報で「ぼく、知ってる!」までもが出来てしまう非常に優れた設計。

今時誰も物語なんて求めていない。萌えキャラの反応やシチュだけをお手軽に楽しみたい。とにかくマリーの可愛さを楽しむだけではあるが、それでも作画がヘボいと萎えてしまうもの。そんな需要に誠実に応えようとする作品であり、応えられる品質だと思う。ヒロインレースではなくマリーが正妻だろうけど他の女性キャラもいるみたい。どう使うんだろ。チェイサー的な箸休めのための存在かな。こういうところも気が利いている。

マリーがずっと上機嫌でニコニコ楽しそうにしてるので、見ているこちらも釣られてしまいそう。次元超越者には落ち込んだ時に元気を貰える動画としても機能しそう。萌えキャラを観光地に連れてってゴイスーするだけ。だからこそずっと楽しそうにハシャいでる姿をずっと隣で愛でていられる。まるで擬似デート動画のよう。◯◯さんシリーズの正統進化、聖地創造も可能になる擦るべき金脈。海外観光地とタイアップにも応用可能でイケメンアニメにも転用可能。これはもう発明といっても過言では無い。これでは言わずにはいられない。ニホンスゴイ!

元の世界を憂うくらいはするだろうけど、少女虐めてお涙頂戴はしなさそうな雰囲気。「かわいそう!がんばえー!」とか「人間の…本質…ッ」したい人にはゴミでしょう。ギャグも弱いというか、ただそういう需要に応える作品じゃないってだけ。個人的な感想ではもちろん「きっしょ」で終了なのだが、ビジネスとしてはとても優れた作品だと思う。昔でいうなら湯煙り殺人事件とかのエンタメ観光番組の後継かな。演歌がJロックに切り替わったように、娯楽は世代とともにスライドしていくもの。あと必要なのは制作側のツラの皮の厚さだけ。

予想以上。明確でシンプルなコンセプトを貫く力強さ。単純な方が突破力はあるもの。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

得体の知れない男の元に、エルフ様がやって来た!

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.30

 美人だけど、ファミレスみたいな安い店でのデートで喜んでくれる女の子と付き合いたい!という、男子の地獄の様な妄想が具現化したアニメなのかな?

 そして、日本ゴイスー!もうね、ちょっと前まで日本人が、唐傘被った土人だと思っていたアジア各国の女子達だってこんなんじゃ喜びませんよ…。

 1ドル80円だった時代とちゃうよ?四季があるのだって、日本だけと違いますからね。

 そして、主人公のカズヒロはけっこう金を持っている様です…。いやいや…あり得んだろ。金持ってるのに、車に乗って初デートでファミレスに連れて行く?次はサイゼリアか?青森の祖父母が案外金持ちなのかな?そうは見えないけど…。祖父曰く母親はクソ野郎だったそうなので、金は無さそうです。

 なんか…バブルの頃の若者を描いた映画、「私をスキーに連れてって」を観ていてる気分です。実家が太い訳でも無い新入社員なのに、あり得ないほどリッチでした。

 主人公が貧乏ならまだ感情移入も出来ますが、金持ちの昼行灯では嫌味なだけですね。

 そして、「佐々木とピーちゃん」みたいに、異世界と現代を行ったり来たりします。が、おかげで異世界も現代も描写が薄いです。まだ現代日本の観光地へ行って日本ゴイスーをやった方が良いです。

 特に異世界編は冒険に確たる目的も無いので無くても良い印象が強いです。あんまり異世界で滅茶苦茶やると、現代編に響くからかな?

 現代編もカズヒロは変な所でケチです。金はあるんだろ?白人エルフ様をもっと接待しろ!

 エルフのマリー様が可愛いだけのアニメでした。とにかく主人公のカズヒロに魅力が無いのが致命的です。社会人としてどの程度なのかも不明ですし、家族や世間をどう思っているのかも不明な、唐変木の昼行灯という得体の知れないリアルティの無い人物が、異世界と現代日本でヤレヤレ言いながらエルフとイチャイチャするのをどういった感情で観ていれば良いのか、最後まで悩むアニメでした。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2
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