ドッグファイトアニメ映画ランキング 6

あにこれの全ユーザーがアニメ映画のドッグファイト成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月10日の時点で一番のドッグファイトアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

86.7 1 ドッグファイトアニメランキング1位
紅の豚(アニメ映画)

1992年7月18日
★★★★☆ 4.0 (1217)
8084人が棚に入れました
舞台は、空中海賊が暴れまわっていた第一次世界大戦中のアドリア海。空中海賊退治で活躍していたのが、紅の豚ことポルコ・ロッソでした。イタリア空軍の英雄だった彼は、ある理由で豚になり、社会に背を向けるようになったのでした。あるとき、二人の女性ジーナとフィオを巻き込み、彼女たちが見守る中、ポルコを倒すためにアメリカから来たカーチスと決闘をすることになりました。・・・・・

声優・キャラクター
森山周一郎、岡村明美、加藤登紀子、大塚明夫

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

何で? どうして? は置いてきた

ジブリ作品。
宮崎駿監督が引退するということで、掘り出して視聴しました。

舞台は20世紀前半のイタリア。
主人公のポルコ・ロッソは、空の海賊である「空賊」を狙った賞金稼ぎ。
彼はなぜか豚になってしまったのだが、そんなことなど意に介さず、我が道を行く。


戦争、世界恐慌、男尊女卑という時代を背景にしています。
言ってしまえば、だれがいつ死んでもおかしくない世界観です。
しかし、舞台を生かしつつも、裏にある暗さを感じさせません。
楽しげな雰囲気づくりに成功しています。


話の主軸は、空賊と賞金稼ぎのけんか。
対立構造を作ることで、はっきりとした起承転結がつけられています。
しかし、明確な悪役というものが存在しません。
むしろ、とらえようによっては悪 vs. 悪です。
ところが、両者ともにとてもおしゃれな姿が描かれています。

そう。
なんといってもキャラがカッコイイ。
出てくる女性はたくましく、男性はお茶目で渋いんです。
それを代表するのが、主人公のポルコ・ロッソと、女性技士のフィオ。
特にフィオは、男性顔負けの大胆不敵さと、女性特有のしおらしさを持ち合わせた良キャラ。
男性優位主義に真っ向から対する立ち位置にいます。
そんな、魅力あふれるキャラクターたちの絡みが見所の作品です。

やや早口で、テンポのいい会話劇も見逃せません。


ただし、細かいことは放置です。
なぜポルコ・ロッソは豚なのか?
飛行機はどういう理屈で飛んでいるのか?
後日談は?
まあ、いちいち気にしていたらキリがないです。
でも、設定に深みを求める人には向いていないのかも。


また、テーマ性がジブリ作品にしては薄いのも特徴ですね。
メリットは、難しいことは考えなくて済むことです。
デメリットは、余韻が少ないことでしょうか。


とにかくキャラの魅力で勝負しているアニメです。
見終わるとすがすがしい気持ちになります。
敵を倒すことでストレスから解放されるからではありません。
登場人物たちのすてきな未来を描いているからです。
したがって、勧善懲悪ものに飽きたときに見るのがいいのかもしれません。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 64

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ジブリ作品で一番好きです^ ^

賞金稼ぎをして生計を立てる豚の主人公ポルコ。そんなポルコと敵対する空賊マンマユート団がポルコのやる事に頭を抱え、凄腕の飛行機乗りカーチスを雇う!
そしてポルコとカーチスの男の戦いが始まる(^^)


物語としての完成度がとても高いです!
イタリアを舞台として船乗りたちのかっこよさが描かれています。最後の終わり方なんかもとても印象に残るような引き方で、物語全体を引き締めてくれます。
所々で流れるBGMも良くて場面を盛り上げてくれます。

面白いところはつい笑ってしまい、シリアスなとこは涙こそ出ませんが、息を飲んで見守ってしまいます(^∇^)
どのキャラも悪い奴はいなくて観ていて気持ちいいものがあります。

観てなかったら損だと思います(^^)本当にかっこいいです!

投稿 : 2025/02/08
♥ : 63

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「格好良い」の一言

<2018/11/2 初投稿>
日テレ金曜ロードショーでやってたので久しぶりに楽しみました♪

映画館で観たかったなぁ

というのが感想の一つ目。
初公開された頃はアニメ見る習慣なかったんでスルーしてたんですよね。
勿体無いことした。
(公開後からかなりの年数経ってからテレビで見たのが初見でした)


そして二つ目は
「格好いい」

舞台は第一次大戦後のイタリア・アドリア海

「いい女」
「元気で可愛らしい娘」
そして「格好いい豚」

メインの登場人物はこの三人。

この豚、とにかくカッコいいんですよー。

人間の顔という余分な装飾が無いから、
言葉一つ一つや立ち居振る舞い、心意気
そして男の痩せ我慢。
全てが渋くてハードボイルドな凄腕の飛行艇乗りです。
森山周一郎さんの声の魅力を100%引き出してる史上最もカッコいい豚。

「いい女」もただただ「いい女」です。
気怠げな雰囲気に
さりげない優しさと一途さ。
落ち着いた色気の中に、
いたずらっぽさも併せ持つ未亡人。
最強で無敵の「いい女」
ついでに有能。

「娘」は「元気できっぷが良くて可愛らしい」
明るく跳ねっ返りで奔放、無茶もするけど、
少女らしいあどけなさも。
腕の良い飛行艇技師なんですが、男を見る眼もありますね。まだ若いのに 笑。
つまり有能。
健康的な魅力に溢れた女の子です。

この三人、みんな「カッコ良い」
他の登場人物たちもみんな「粋」

そんな三人を中心に
アドリア海と突き抜けるような青空を飛行艇が駆け巡る。
そんな作品です。


そして、観る側が歳を経るほど、味わい深さが増していくように感じられる作品でもあります。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 43

75.6 2 ドッグファイトアニメランキング2位
劇場版 マクロスF[フロンティア] 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜(アニメ映画)

2011年2月26日
★★★★★ 4.1 (767)
4461人が棚に入れました
人気SFアニメ「マクロス」シリーズで、2009年に公開されて大ヒットした『劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~』から続く完結編。軸となるテレビ版ストーリーを大幅に改変し、二人の少女の歌声に秘められた謎をめぐる死闘を描く。監督は、テレビシリーズ第1作目からスタッフに名を連ねる河森正治。「マクロス」史上かつて類を見ないハイクオリティー映像で繰り出される激しいメカアクションと、テレビ版とは異なる新たな結末は必見。

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

感じるアニメ(マクロスシリーズの集大成)

畳み掛ける音楽、爽やかな三角関係、躍動するバルキリー。
マクロスシリーズの基本的三大要素を最高の形で融合させた集大成とも言える作品である。

理屈じゃなくて感じるアニメ。
この圧倒的な映像美と音楽を目と耳で感じること。
それがこのアニメの正統的な楽しみ方と思う。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 34

だんちょー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

\(^o^)/オープンランカ

2011年10月20日BD&DVD発売。見直しました。

劇場版2部作の2作目。

1作目はTV版の流れも含みつつ進んでいきましたが、こちらはほぼ新規ストーリー。

2作目はランカメインですね。可愛い歌がたくさん^^やはり管野よう子さんの曲はいい曲ばかりです^^

\(^o^)/オープンランカ!www

さすが劇場作品。ライブシーン・戦闘シーンなど物凄いですね♪

ストーリー展開は個人的には劇場版が好きですね。

過去作(初代・7・プラス・ゼロ)を観てる方には楽しめるネタも入ってたりして面白かったです。

TV版では曖昧に終わった三角関係もこちらではしっかり決着がつきます。

是非本作をご覧いただいて衝撃の結末を楽しんでいただきたいですw

もちろん見たことない方は上記過去4作(100話くらい?)を見てから・・・ を見なくても大丈夫な内容なのでこの劇場版2部作は見て欲しい作品です♪

投稿 : 2025/02/08
♥ : 20

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

アルトの「女装」にご注意を!

前作「イツワリノウタヒメ」から続く
劇場版の後編。
私的な意見ですが、前作を観ていなくても
本編を観ていればこの作品だけでも理解出来ると思います。


いきなりスタートからシェリルのライブから始まりますが
映像が高画質過ぎる!(劇場で観たからそう思えただけ?w)
そのライブ途中にこの作品の鍵を握る出来事が起こります。


これも私的意見なのですが、この劇場版シリーズ、
何故かシェリルが可愛そうに思えて仕方が無かったです。
(基本本編に沿ってはいますが、内容は全く違います。そこがミソ)


中盤はちょっと眠たくなるような映像が流れますが、(若干イライラ含む)
そこは見逃さず!(艦長に注目!終盤に「あれか!」と思える場面がありますw)


本編でもでしたが、終盤の戦闘シーン+歌とのコラボレーションは鳥肌物です!この作品の題名「サヨナラノツバサ」という楽曲が使用されていますが
ただただ「最高」です。あれは劇場で観てほしかった・・・


最後重大発表があります!
「アルトついに・・・」


そして完結編の意味が分かります。


知りたい方は観てみて下さいね!!

投稿 : 2025/02/08
♥ : 19

75.1 3 ドッグファイトアニメランキング3位
劇場版 マクロスF[フロンティア] 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~(アニメ映画)

2009年11月21日
★★★★★ 4.1 (748)
4460人が棚に入れました
西暦2059年、パイロットを目指す少年、早乙女アルトが、新天地に向かって進む銀河移民船団のマクロス・フロンティアにいた。ある日、銀河頂点の歌姫、シェリル・ノームのコンサートツアーが船団へやって来ることになり、アルトは彼女にあこがれるランカ・リーとともに会場に行くが、突如、重機甲生命体バジュラの奇襲を受ける。

声優・キャラクター
中村悠一、遠藤綾、中島愛、小西克幸、神谷浩史、福山潤、豊口めぐみ、保志総一朗、三宅健太、小林沙苗、井上喜久子、杉田智和

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

それでもこの愛止められない

この作品の特に印象的に残ったのが
「ユニバーサルバニー」という曲の
ライブシーンでしたヽ(*´∪`*)ノ"

可愛いシェリルのホワイトうさぎに
Sexyなシェリルのブラックうさぎ♪

衣装やセットがもうすごく素敵でランカ派な私ですが、
ユニバーサルバニーは
もしかしたら1番好きな楽曲かもしれないですd(・ω・●)

はたして・・アルトはどちらを選ぶのか!? が気になるとこですね。

イツワリノウタヒメまでみたらぜひサヨナラノツバサも観てほしいです。
きっと感想は大きく分かれるんじゃないかなーって思いますε=ε=ε=(●・д・ノ)ノ

読んでくださりありがとうございました★o(´▽`*)/♪

投稿 : 2025/02/08
♥ : 31

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

マクロスFの濃縮版(前編)

マクロスフロンティアの劇場版です。
ストーリーはテレビ版とは異質。
愛・おぼえていますかと同様、マクロス正史ではないかも。

劇場版だけあって、圧倒的な映像美と歌。
シェリルの迫力ある歌唱力が群を抜いていました。
戦闘と歌が並走する長シーンは圧巻です。
鳥肌が立ちました。

ストーリーは直情的。
伏線をバラマキまくりです。
サヨナラノツバサで謎解きかな。

シェリルかランカかと問われれば、私はやっぱりシェリルですね。
自由奔放、ややツンデレ入りなんて、超私好みです。
彼女、歌にかける情熱がほとばしっています。
プロフェッショナルですね。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 30

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

新生マクロスF アニメverも好きな人はこの映画verもぜひ!!

2008年アニメで一斉を風靡したマクロスシリーズのマクロスフロンティアの劇場版版第1部

新たに再構築した新作で約120分の内容です。

ストーリーはほぼアニメverと同様。
ですが細かく見ているとテレビverと違うシーンが結構あります。
シェリルノームの作中での設定が少し変わっていたり作中の人物が少し大人びて?いたり、


新規作画7割、再撮影9割になっており見た感じでは
「ストーリー(流れ)はよく似ているけど何か違う」
という感じを受けると思います^^;


あと新規作画の件で1言付け加えると
ライブのシーンがかなりリアルさを増したものになっていると思います。
ライブ参加者が持つあの光る棒(名前出てこなくて……)が1本1本細かく描かれていたり、歓声、スタジアム雰囲気、演出etc..
どれもかれこも素晴らしくまるで実際にライブに来たかのような錯覚を受ける。
シェリルの舞台は独特でまるで未来のライブって感じを受けましたが良かったと思います♪

テレビverでお馴染みの
What`bout my star
Welcome To My Fan Club`sに加え
新曲Pink monsoonでしたかね(ライブ)


それと
この映画verではテレビverでは無かったランカちゃんのCMソングがたくさん流れます^^
テレビ版でもあったあのコンビニのシーンももちろんありますが今回はそれに加え
新しく何種類かのCMソングが流れてます
これに関しては特にいうことはないですね。


話は変わり
今回作画の方は7割新規ということで
特に日常シーンに新しい描写がたくさん入っていました。
夜のシーンが増えた印象ですね。
シリアスシーンとか静かなシーンが少し増えていたかなと、、

醍醐味の歌ではシェリルがランカより1歩抜きん出ていた印象です♪
最後の戦闘歌シーンはほぼ半分以上シェリルのステージです
第2部ではランカが輝き出すのでしょうね、、多分

あと戦闘シーンでは相変わらずカッコ良い機体と歌とのマッチには
さすがマクロス!!
となりとても満足でした☆

敵の攻撃から逃げるアルトのシーン(道路を滑る感じで逃げるあのシーン)が特に圧巻でしたね
こんなに進化するんだ~と思いました

このレビューを見てから見る方はぜひそこに注目していただきたいです(^_^;


こんな感じで今回は結構シーン説明をまじえてこの映画を紹介しましたが
この作品はテレビverマクロスFを未視聴の人でも十分楽しめる内容になっていると思います。
テレビverを見ているとなお楽しめますね

そんな1作でした(o^^o)

その他新曲↓
妖精(シェリル)
オベリスク(シェリル)
ユニバーサル・バニー(シェリル)

オベリスクは良かった曲だと思います
でもやっぱり1番好きなのは「ライオン」ですね~

ライオン~ランカver~とか最高でした☆☆



次の第2部サヨナラノツバサでは

娘々Final Attack フロンティアグレイテスト☆ヒッツ
が聴けるんですね~♪
楽しみにしてます♪


一作目イツワリノウタヒメ キャッチコピー
「歌で銀河が救えるわけないでしょ!」

投稿 : 2025/02/08
♥ : 26

62.9 4 ドッグファイトアニメランキング4位
劇場版 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい(アニメ映画)

2009年4月25日
★★★★☆ 3.5 (468)
2235人が棚に入れました
これはもうひとつの、レントンとエウレカの物語。
突如、南太平洋に出現した、謎の生命体『イマージュ』と、人類との間に戦争が始まって、約半世紀もの月日が流れていた。
西暦2054年、人民解放軍第303独立愚連隊の戦闘母艦・月光号に配属された少年兵、レントンの夢はただひとつ、人民解放軍によって8年前に連れ去られた幼馴染の少女、エウレカを助け出し、約束の場所である故郷ワルサワに帰ること。その夢を実現させる為、幼い頃より共に育ったLFO、ニルヴァーシュに搭乗し戦場に赴く。

声優・キャラクター
三瓶由布子、名塚佳織、藤原啓治、根谷美智子、山崎樹範、小清水亜美

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

ポケットが虹でいっぱいって何?

ちょっと考えられないひどいシナリオです。
TV版のストーリーの劣化版というより、TV版をぶち壊してますね。

そもそも副題の「ポケットが虹でいっぱい」の意味がわからない。
その辺から説明して欲しいところです。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 24

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

これからの世代に未来への希望を託す

エウレカセブンの劇場版。
レントンは捕らわれの身となった幼馴染のエウレカを探す為に軍に所属するのであった。

登場人物はテレビ版と同じですが、性格や所属などが違います。
というわけなので、テレビ版の続編とは考えにくい。
パラレルワールドのオリジナルストーリーとしたほうが理解しやすいです。

最終的には”愛”の話。
レントン&エウレカ以外にもホランド&タルホ、ドミニク&アネモネには恋愛感情がありますが、それだけに止まりません。
相手を大切にする事が重要なのであるというメッセージを本作品から自分は受けました。

問題になるのはテレビ版と劇場版との時間の使い方。
劇場版では約2時間にまとめなければなりません。
説明不足になるのは必然的。
作品の解釈や補足などは各々で考えたり調べたりしなければいけないでしょう。

ニルバーシュも可愛く描かれています。
戦う場面のカッコよさは勿論の事、レントンとたわむれる場面はコミカルに描かれていて微笑ましく思えます。

エウレカ本編を楽しんだ人に対しては人間関係が変わっているので複雑に感じるでしょう。
ちなみに自分は、よく理解できませんでした^^;
本編と基本的な考え方は変わっていないと思いますが劇場版では分かりづらい。
本編を視聴し終わった後のおまけ作品だと考えれば気楽に視聴できるでしょうか。

時間の尺が難しいのは分かっているつもりですが、神話などは少し考え過ぎ。
もっと人間らしい話を前提にしても良かったでしょう。
神々の話を持ち出されても話が大きくなるだけです。
本作品には必要だったのかもしれませんが、個人的にはストーリーをややこしくする原因の1つだと思います。

どうせ見るなら本編を視聴してからがいいでしょう。
確かに人物の立場は変化していますが、それでも登場人物の特にレントンとエウレカの事は下調べしておいて損はありません。
ただ、難しく考えすぎるとキリがありません。
約2時間の作品なので気が向いた時に視聴して下さい。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これはレントンとエウレカの、もうひとつの物語―。

交響詩篇エウレカセブンシリーズですが、私は未だテレビアニメ本編しか視聴したことがありません。
テレビアニメ本編以降の作品情報が、視聴より先行して入ってきたことが視聴の進まない原因だったのですが、ハイエボリューション3部作は是非視聴したいと思っていました。
それなら時系列でこのシリーズの作品を視聴していこうと思い立ち、早速本作品を視聴してみました。

ですが、ハイレボリューションシリーズの視聴前に「エウレカセブンAO」の視聴を予定しているのですが、こちらが2クールと大作なのでハイレボリューションに辿り着くにはもう少し時間が掛かりそうです^^;

テレビアニメ本編を視聴したのが2014年の1月なので、正直記憶がだいぶ曖昧になっていると思います。
だからもう一巡してから視聴するとより堪能できたのかもしれませんが、全50話を前に完全に逃げ腰になってしまいました^^;
そのため、約4年半振りに本シリーズを視聴することになった訳ですが…

視聴して早々感じたのは物語の設定に対する違和感です。
物語はレントンの幼い頃を舞台に切り出されるのですが、ヨチヨチ歩きからもうちょっと大きくなったくらい…
その頃にレントンとエウレカが一緒にいるんだから驚きです。

元々空からニルバーシュと一緒にエウレカがレントンのところに降ってきたのが出会いの始まりでしたが、実はもっと幼少の頃には共に同じ空を見ていて…そんな彼らの忘れていた記憶を補完した設定なのかな…?
とも思いましたが、ホランドにタルホなど、本編で大活躍したキャラが登場した以降、会話の節々に耳慣れない単語が混入し始めて、違和感は疑念へと変わりました。

視聴を進める中で気付いたこと…
この作品は、キャラ名こそ本編と一緒ですが、運命に弄ばれる中で背負わされた荷物は全く別物だったことです。
エウレカの設定もぶっ飛んでいましたが、何よりゲッコーステイトのメンバーの設定は驚きを通り越した気がします。

一つの物語を基軸に枝葉を派生させる…といった基本構成はきっと悪くないのだと思います。
だから、エンディングの是非は議論の余地はあるものの、物語の放つメッセージの着地点としては1つの正解を導いていると思いました。
自分の運命を呪い…周りを憎んで…自分のためだけに自我を通す…こんな勝手が許される筈はありませんし、もっと色々と…出来ること全部やりきる前から諦めちゃいけない…
現状を投げ出す前にもっと様々な可能性が模索できるはず…
今、目の前にある現状を自分事として受け止め、自分のやるべき事…自分にしかできない事から目を逸らさない…

この作品は本編の出来が半端無いから、その出来の良さに引っ張られた部分もあったのではないでしょうか。
だってメッセージは確かに伝わってくるんですもん…
この作品と、そして時には本編が頭の中で錯綜しながら一つの物語が紡がれていく構成はホントに凄いと思いました。
だからこそ、ラストのドッグファイトの意味合いが不可解になるんですけどね。
確かに何事もなく綺麗さっぱり…なんて気持ちが落ち着く筈はありません。
でもあそこまで追い込む必要があったのかと問われると正直そこまでは必要なかったんじゃないかと思います。

きっとエウレカの必死な叫び声はゲッコーステイトのメンバーに届いていたと思うんです。
大粒の涙をボロボロこぼしながら悲痛な叫びを発していたにも関わらず…
この物語では、本編ほど一緒の時間を過ごさなかったのかな…?
もし本編と同じ時間を過ごしていたら絶対取り得ない選択肢だったでしょうから…
だからラストの展開は正直胸が痛みました。
だからこそエウレカの英断が輝きを増したんでしょうけれど。

この作品のキャッチコピーの一つに「もうひとつの、恋の物語―。」がありました。
私はレントンとエウレカの本編以降に育まれる恋の物語を期待していたのですが、ちょっと違っていたみたいですね^^;
でも決して面白くない訳ではありません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

上映時間約115分の作品でした。
主要スタッフは本編と一緒なので、見応えと迫力は凄かったですよ。
引き続き、時間を見つけて本シリーズの視聴を進めていきたいと思います。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 14

79.6 5 ドッグファイトアニメランキング5位
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(アニメ映画)

1984年7月21日
★★★★☆ 4.0 (463)
2111人が棚に入れました
50万周期にわたり大宇宙で抗争を続ける巨人族の二大勢力、男のゼントラーディ軍と女のメルトランディ軍。西暦2009年、その戦火は地球にも及び、ゼントラーディ軍の奇襲をうけた地球統合軍の巨大宇宙戦艦SDF-1マクロスは、脱出時の動力不調から太陽系外周部へ飛び出すこととなる。追撃をうけながら地球への自力帰還をめざす航海の5か月目、土星の衛星タイタン宙域から物語は始まる。地球を離れる際避難した5万8千人の民間人は、広大な艦内に市街地を建設し生活を営んでいた。バルキリー隊パイロット一条輝はアイドル歌手リン・ミンメイや、上官早瀬未沙と近しい関係になっていく。そんなありふれた日常風景が、接触した巨人族たちの規律に思わぬ混乱を招くことになる。

声優・キャラクター
飯島真理、長谷有洋、土井美加、羽佐間道夫、小原乃梨子、神谷明

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「歌で戦争を終わらせることができる」この主張が素晴らしい

このアニメは劇場版として映画放映されました。

私は個人的に、ガンダムよりもマクロスが好きです。
なんてったってマクロスシリーズでは「歌で戦争を終わらせることができる」この主張が一貫しています。
それが素晴らしい。
「そんなことできるわけがない」と笑いとばす人もいるでしょうし、馬鹿にする人もいるでしょう。
でも、歌で戦争を終わらせることができたら、素晴らしいと思いませんか?

この劇場版はリン・ミンメイの歌が何曲もBGMとして流れてきます。
心が弾む歌や悲しい歌、美しい歌が、物語のシーンとすごくマッチしています。

マクロスを全く見たことがない人は、是非これを最初に見るとよいですよ(^_^)

ちなみに、この劇場版では一人の登場人物であるはずのリン・ミンメイが、本来主役であるはずの一条輝を押しのけて、物語の中心として活躍しています。
それがまたすごいですよ。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 48

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

初代マクロスの劇場版だが、総集編ではなくリメイク作品(11/3:「我々にも、文化〈カールチューン〉が甦るのか…。」)

基本設定はオリジナルTVアニメ『超時空要塞マクロス』に準拠の劇場版作品。

キャストも同じで、主人公は可変戦闘機VF-1Aのパイロット一条輝(いちじょう ひかる)。今やマクロスシリーズの代名詞となったWヒロインは早瀬未沙(はやせ みさ)とリン ミンメイ。

本作の概要とSF作品としての評価はTVアニメ『超時空要塞マクロス』のレビューを参照してください。

劇場版とするにあたって輝は物語冒頭から軍人であったり、ミンメイも物語冒頭で既にアイドルとしてデビューしていたりといった改編で尺を短く整理しています。

また敵対勢力もTVシリーズでは男女別行動とはいえ全体で「ゼントラーディ軍」であったものが、本作では男は「ゼントラーディ軍」、女は「メルトランディ軍」として行動しておりゼントラーディとメルトランディも敵対しているという改変がされています。

本作ではTVシリーズでのエピソード「愛は流れる」(第39話)に相当する部分で物語は終わり、昼のメロドラマ的なグダグダ部分はスッパリとなくなっているため、「初代マクロスってどんな話?」という部分を効率よく解決したい方には、本作を観る方が時間的にも作画クオリティ的にもお勧めです。

…ただ、本作はTVシリーズなくしては生まれなかったはずの作品であり、私自身はTVシリーズ終盤のグダグダなパートにも愛着があります(笑)。

2017.11.3:「文化の日」なので、ブリタイの台詞を思い出してレビュータイトルで遊んでしまいました。すみません(笑)。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 46
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「愛・おぼえていますか」を知っていますか?<追記;天使の絵の具>

初代マクロスの劇場版。
というより、マクロス世界では本当の映画という設定らしいです。

テレビ版に比べ作画に力が入っており、内容もコンパクトです。
この作品は映画設定なので、マクロス史実とは異なっており、当然テレビ版ともストーリーが違います。
でも、こちらの視聴により、初代マクロスを充分堪能できますので、時間のない方にはよいかと思います。

私が若かりしころ好きだった飯島真理さん。
主題歌である「愛・おぼえていますか」を歌っています。
当時は、他人が作った曲を歌っていたので批判的でした。
今聞くと、とてもよい歌です。
80年代アニソンの頂点ですね。

<追記;天使の絵の具>
{netabare}ED曲である「天使の絵の具」
飯島真理さん作詞作曲のポップな曲です。
自分で作った曲を歌う飯島真理さん。
ミンメイと一体化してノリノリです。

その後の真理さんは結婚し渡米。
アイドルを否定し、自分の目指すシンガーの道へ。
ただ現実は厳しく、ついには無理なボイストレーニングにより喉を傷めます。

ミンメイを演じていた頃は、自分の居場所に迷っていた彼女。
1990年代後半になると、ミンメイと向き合うようになります。
アニメイベントに参加したり、英語版マクロスのミンメイ役を吹き替えたり。
もちろん、声は当時のような清らかさはありません。
しかし、その表情は天使の絵の具を獲得したかのような笑顔です。

たまに日本に帰ってくる真理さん。
私の永遠のアイドルです。{/netabare}

投稿 : 2025/02/08
♥ : 38

71.8 6 ドッグファイトアニメランキング6位
マクロスプラス MOVIE EDITION(アニメ映画)

1995年10月7日
★★★★☆ 4.0 (206)
1109人が棚に入れました
2040年、人類の移民惑星エデンにあるニューエドワース基地では、統合宇宙軍の次期主力可変戦闘機の採用コンペティション「スーパー・ノヴァ計画」が行われていた。競合メーカー2社のテストパイロットは、かつて親友同士であったイサム・ダイソンとガルド・ゴア・ボーマン。幼馴染の二人は、7年前のある事件をきっかけに袂を分かっていた。そして二人は、偶然にも幼なじみの音楽プロデューサー、ミュン・ファン・ローンと再会し、彼女を巡る三角関係でも火花を散らす。しかしミュンは、絶大な人気を誇る人工知能のヴァーチャル・アイドル、「シャロン・アップル」の秘密に深く関わっていた。

声優・キャラクター
山崎たくみ、石塚運昇、深見梨加、内海賢二、速水奨、林原めぐみ、西村朋紘、銀河万丈、兵藤まこ
ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

板野サーカスの最高峰。

1995年にマクロス7と同時上映された作品であり、
OVA全4巻を劇場用に再編集して新規カットを20分加えた映画です。

OVA版の方で評価を概ね書ききって、こちらで述べることはあまりないのですが、
一つだけ特に語ることがあるとするならば、
{netabare}ガルドの最後の空戦の追加シーンとか、ミュンがシャロンを抱きしめてチップを抜き取るシーンとか、{/netabare}
いろいろ良い場面が加わっていますので、OVAと映画と両方を観たほうが作品を楽しめるということですね!

肉眼で追い切れないほどの数の高速ミサイルの雨の全部を手書きで計算して描くとか、
板野一郎さんは本当に凄い人ですね。必見の価値有りです!

OVA版の追記程度の文章量ですが、これにて感想を終わります。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 33

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

プラス劇場版

OVA版をまとめた劇場版です。
こちらだけの視聴でも問題はありません。
むしろ、コンパクトにした上で、新作カットも入っているので、こちらの方がお得かもしれません。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 23

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

作画の凄さで言ったら本作を超えるものはない

マクロスシリーズは正直、本作以外はほぼ真面目に見たことがない。

初代もダイナマイト7もフロンティア、ゼロ、デルタすべて本作からしたら足元にも及ばない。

なんといっても見所はヴァルキリーのドッグファイトシーンだろう。あんなにリアルで今までにハリウッドでも見たことない映像はなかった。しかも制作のトライアングルスタッフは僕が元いた会社の上司の所属していた会社だったのだが、その面影は一切なかった。

当時、どのようにしてあのクオリティーを保ったのか聞きたかったが、監督があの渡辺信一郎さんなので何か特別なスタッフが関わっていたのだろう。ブレードランナーのアニメを見たらその凄さは変わらなかったので、うちの会社にいてくれたら僕の状況は変わっていたかもしれない(笑)

後、作曲家菅野よう子さんのデビューでもある。正直、これ以降の彼女のアニメソングもほぼ聞いたことがない。ターンAか攻殻ぐらいだが、どちらもそんなにすごいとは思わなかった。

奇跡のような作品。

投稿 : 2025/02/08
♥ : 19
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