ドタバタで日常系なおすすめアニメランキング 13

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのドタバタで日常系な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番のドタバタで日常系なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

83.2 1 ドタバタで日常系なアニメランキング1位
ゲーマーズ!(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1096)
5161人が棚に入れました
ゲーム好きで“ぼっち”な高校生・雨野景太、学園一の美少女でゲーム部の部長・天道花憐、景太と犬猿の仲の星ノ守千秋、“リア充”だが実はゲーム好きの一面もある上原裕ら個性的なゲーマーの青春を描いたラブコメディー。

声優・キャラクター
潘めぐみ、金元寿子、石見舞菜香、大久保瑠美、豊永利行
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いや、味付け間違えてるって。策士策に溺れる、、、。

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
私のレビューで「評価4なのに酷評系」は、「名作になったのに勿体ない」「愛ゆえのレビュー」と思って頂ければ幸いです。

ゲーム好きなオタク系主人公と、実はオタクでゲーム好きな美少女ヒロインのラブコメ。それだけだとテンプレなので、色々と小技を使って違いを出そうとしています。

まあ、ラブコメの評価は、キャラと会話によるので、設定とか凝らなくても良いんですがね。そのキャラと会話が良いので、及第点以上のラブコメだと思います。

あぁちなみに、単純なクオリティでいけば☆3(65点くらい)かなとも思いつつ、星野森千秋が可愛すぎるので、☆4は贔屓でふ(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
つまるところ、天道花憐と星野森千秋のどちらが好きか、というアニメだと思います。

私は断然、星野森千秋派です♪ 勿論、どちらも可愛らしいですが♪

「圧倒的リードしていたはずなのに、気づいたら半周遅れでスタート地点に立っていた」千秋の切なさ。ツボでした♪

自分が好きなヒロインといえば、「河合荘」の「河合律」、「サーバント×サービス」の「ルーシー」、「ReLIFE」の「日代千鶴」、「ネトゲ嫁」の「アコ」、なんかなんでまあ、千秋も同じ系統ですよねw

亜玖璃もかなり良いキャラでしたが、やはり上原君とベストカップルですから。2話の亜玖璃は激可愛いかったし、その後のアホデレな感じも良かった。

地味に千秋妹も良い。不器用な秀才は好きです(アニメでもリアルでも、男でも女でも)。

しかし、どうにも「クセが強くて報われないサブヒロイン」を好きになる傾向があるなw 「俺修羅」でも「チワワ」派だったし、「とらドラ」でも「あーみん」派だった。あまり、正ヒロインとか金髪ツンデレにはハマらないんだよね。

それに、「好きになる理由」も、天道さんより千秋の方が深いと思うし。

勿論、正妻の天道さんもかなり良い♪ 完璧超人からどんどんダメになっていく様子は、かなり萌え度が高かったです。


さて、ここからが酷評。愛ゆえにです。

う~ん、ストーリー、余計なことしたな~。すれ違いコントは面白かったけど、引っ張りすぎ。すれ違いコントは中盤の2話くらいで良かった。後は、正統派のダブルヒロイン+ハーレムものとして、シンプルに各キャラの魅力を出していくだけで良かったと思う。これだけキャラが良いんだし。最終話のコメディもいらなかったし、サービスシーンもいらない。ゲーム部の面々のキャラも立たず。

色々とダメな点が多い本作。制作は、本作の良さ、分かってるの?

2話の「中学時代からの純愛を貫く、亜玖璃」。6話の「キャラ崩壊&迷走がたまらなく可愛い、天道さん」。9話の「色々残念ながら切な可愛い、千秋」

なんかが、間違いなく本作の良さ。

そこを生かさずに、無駄に凝った演出や展開、逃げのサービスカット、空回りするギャグや聞いてて不快なゲーム批判展開してどうすんの? 正直、12話なんて無い方が良いレベル。

おいしい魚は、刺身が基本でしょ。やっても、塩焼きか煮付け。せっかく素材が良いのに、カレーにしたりハンバーグにしてどうする。

うまくやれば、お気に入り棚入りもあった本作。でもやっぱり、星野森千秋はメッチャ可愛いですです! 2期、絶対やって、がっつり王道のダブルヒロインラブコメやってほしいですです!
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
ゲーム好きなオタク系主人公と、実はオタクな美少女とのラブコメ。先の展開をハッキリと文字表記するのは新しいかな。そして、そんなオタクが自分の分野で打ちのめされるのはなかなか面白い。

2話目
TOPへの愛は、テイルズのレビューにw タスク君、地味にナイスキャラだね♪ リア充への捉え方、なかなか良いね。へ~、アグリも良いね。二人の出会いと、二人とも高校デビューだね。

3話目
演出がクドい(笑) デスデス! 仲良し(笑) 星ノ森さん、なかなか萌えが強いw 正統派のラブコメって感じ♪

4話目
面白い演出ではあるけど、早く先週の続きを知りたいんだよね

5話目


6話目


7話目
あっ、夢中で感想かくの忘れてた(笑)

8話目
千秋、フリーターw 千秋、フラグ立ってるw 曇りガラスの作画とか、無駄にちゃんとしてる。運命キターw

9話目
おい、妹、汗かいてナニしてたw おい、女子高生、上下灰色スウェットで出歩くなやw なんだその定期を隠す可愛らしさw 千秋、大自爆(笑) どの口がって、正しいツッコミw

10話目
作画、変じゃない? スターオーシャンセカンドストーリーは確かに名作だね♪ ニコ動演出w

11話目
笑い方、クレヨンしんちゃんですやんw 千秋かわいいな~。溢れる魅力でw

12話目
このアニメに関しては、露骨なサービスシーンいらない。せめて、OVAで。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 34

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

こじらせゲーマーたちのすれ違い青春錯綜系ラブコメ

この作品の原作は未読ですが、潘さん、金元さん、大久保瑠美さんや桑原由気さんが出演されると知り視聴を決めた作品です。
もちろん、キャラデザも好みの範疇なので私にとって何の抵抗もなくスルリと入り込める作品だったと思います。

ですが、完走して振り返ってみると…どうしても突っ込まざるを得ない点が1点出てきてしまいました。

この物語の主人公は、無類のゲーム好きな高校2年生の雨野 景太…
まずこの主人公なのですが、あまり人気の無いゲームやマニアックなゲームにも手を出すなど守備範囲は広く、自分がプレイしたゲームの中に面白さを見出そうとする姿勢はどちらかというと私好みです。
あ、好みといってもBL目線ではありませんよ…

彼の抱える問題は自分を貶め過ぎているということ…
決して自身過剰が良いという訳ではありません。
でも生きていく上で…例えば自らの進退を決めようとする時、自分の自信に対して正当な評価ができないと可能性を自分で狭める結果になる可能性があります。
それって、絶対勿体無いと思うんです。
あと視聴を進めていけば気付くと思いますが、状況の説明・判断能力がどうにも今一つなんですよね。

きっと彼の言っている事は概ね正しいと思います。
でも主語や人物を特定する一言が欠落しているので、彼の言動でいつも周りが右往左往…
そんな彼は、周りの右往左往にも気付かずこの攻撃を連発するのですが悪気が微塵も無いので始末に追えません。

だから景太の唯我独尊道を淡々と連発されるのを眺めるだけだったら、きっとこの物語は面白くないと思います。
でも、この作品…面白いんです。
何が面白いか…景太を取り巻く仲間たちが最高なんです。

本作品で私のイチ推しであり一番面白かったのは、金元さん演じるメインヒロインの天道 花憐です。
容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能…きっと神から全てを与えられた人って、こういう人の事を言うんだろうなぁ…と思えるような人です。
それだけではありません。
性格も人当たり優しく物腰も柔らか…
これだけ高スペックを並べたって面白さの欠片もありませんが、物語を重ねるうちに少しずつ変わっていくんです。
周りの人からの影響が過半を占めているのですが、その変わりっぷりが堪らなく面白いんです。
金元さんが演じられた、という要因も多分にあるとは思いますけれど…

次に気になったのは、石見舞菜香さん演じる星ノ守 千秋…
彼女も激変した一人です。
そう考えると天道さんも激変した一人ですが、その変化にもしっかり個性が感じられる上、結果的にその人の魅力となって跳ね返ってきていたので、二人の変化は結果オーライだったんだと思います。
千秋に可愛らしさを感じたのは、口癖とちょっと引っ込み思案な性格…

主人公とヒロインの二人…これからどの様に物語が転がっていくかが楽しみです。

そしてこの3人に振り回されたのは景太と同じクラスの上原 祐と彼女の亜玖璃…
振り回された、というより巻き込まれた…という表現の方がしっくりくるかもしれません。
この二人は本当に優しくて面倒見がよくて…
でも、祐もどこか景太に似たところがあって、彼も大切な一言がすっぽり抜け落ちているんですよね。
そのお陰で話はこじれまくりました…その状況に時にはモヤモヤした時もありましたが、結果的に面白かったのだから良いと思います。

と、ここまで主要登場人物にスポットを当ててきましたが、この作品のジャンルが「学園ラブコメ」に指定されているように、物語の展開は色恋沙汰満載です。
だから当然続きも気になる訳ですが…
だからこそ、あの最終話の展開には衝撃を受けざるを得ませんでした。

私の期待していた展開とは凡そ真逆…
確かにその展開は間違ってはいないと思います。
でも、これが多くの視聴者が待ち望んでいた最終話だったのでしょうか…

そしてもう一度見返してみて納得…
この作品は1クール12話の作品…というより、1クール11+1話と考えた方がしっくりくる作品だったんですね。

オープニングテーマは、天道花憐、星ノ守千秋、亜玖璃による「GAMERS!」
エンディングテーマは、「Fight on!」と「恋のprologue*」でどちらもLuce Twinkle Wink☆が歌っています。
OP、ED共に曲は好きでしたが、レビューを書くためにをチラ見したときにその理由が分かりました。
オープニングの楽曲提供はまふまふさんで、エンディングの作詞はKOTOKOさんと黒崎真音さんなんです。
改めてアニメにおける楽曲の大切さを痛感した気がしました。

原作はまだ続いているようです。
色々としっかり決着を付けて欲しい…そしてそれを見届けたい気持ちでいっぱいです。
続編が制作されるなら絶対に視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

キャラ付けが実に上手いラブコメ。面白かったです。

原作のラノベは未読なんですが、アニメ3話までの時点でとても楽しく観ています。

タイトルの「ゲーマーズ」= gamers、つまり「ゲームをする人たち」ということで、それぞれのスタンスでゲームをする主人公の雨野くんを含めたメインキャラたちによるラブコメディーです。

各々の言動により誤解が誤解を呼び、すれ違いと混乱に彩られたグチャグチャな人間関係になっていくのを楽しむラブコメディーのようですね。

OPの背景アニメーションも、いろいろなテレビゲームの画面を元にしていてとても楽しいです。

ゲームに限らずオタク特有の「他の人から見るとどうでも良いこだわり」みたいなものを譲ろうとしないために話がこじれたり、特に意識することもなく性格の良さみたいなところから世話を焼いてしまったり、それを見かけて嫉妬したり、実にキャラクターが活きている感じがしてとても面白いです。

そんな物語を紡ぐメインキャラクター5人(第3話時点)は以下の通り。

雨野 景太(あまの けいた): 主人公。もちろんゲームをプレイする以上ある程度上手くはなりたいけれども、ゲームに全てを賭けるということでもなくゲームで遊ぶことを楽しみたいタイプ。ひとりゲームをプレイするためこれまで友達がいなかった。家庭用ゲーム機、アーケード、スマホのソーシャルゲームなどジャンルは問わずゲーム好き。

天道 花憐(てんどう かれん): 音吹高校のゲーム部立ち上げに奔走し、景太をゲーム部に勧誘するも、ゲーム部のゲーム上達に賭けるスタンスの違いから入部を断られる。ソシャゲはゲームと認めず、敵視している模様。スクールカーストでトップクラスの美人。

上原 祐(うえはら たすく): イケメン高身長ということでスクールカースト上位に位置するも、実は高校デビュー組で元々は地味なゲームオタク。ゲーム好きを隠そうとしない主人公を意気に感じ、友人関係に。たぶんメインキャラの中では一番の常識人。

亜玖璃(あぐり): 上原 佑の彼女。自身は特にゲーマーというわけではないが、佑がゲーマーたちとの付き合いのせいで自分と過ごす時間が減っていることに不満を持っている様子。

星ノ守 千秋(ほしのもり ちあき): ゲームに関して景太と非常によく似たスタンスで取り組むものの、ある一点に関してだけは正反対の意見を持っているため景太と話は合うはずなのになぜか大ゲンカになる。


こういう「ちゃんと人間が描けている」作品は、特にラブコメということでなくても大好物です。今後の展開も楽しみです。

2017.8.18追記:
第6話で、とうとう第1話冒頭場面につながりました。ですが、原作ではここからの展開がまた面白いんですよ。

7月末ぐらいなのですが、第1話視聴時には未読だった原作既刊分を読了してしまいました。原作もメチャメチャ面白いです。まだアニメに出てきていないキャラもいるのですが、それも含めてヒロイン勢で今のところ一番好きなのは千秋ですね。

アニメを観てなかったら原作に出会えていなかったかも。アニメ化ありがとう!

2017.9.1追記:
ということで第8話までで原作3巻を消化。ということで次回から原作4巻相当分に突入ですが、アニメでは4巻を全部使い切らずに終わるかもしれないですね。ちなみに原作は8巻まで刊行されています。

2017.9.29追記:
最終回視聴終了。アバンタイトルの三角くんエピソード、原作にもあるんだけど原作でも謎のままです。というか、まさかアニメで一部でも使われるとは思わなかったのですが(笑)。

本編のエピソードも、会話内容は原作準拠。ただし原作では放課後の教室で駄弁っていただけなのが、「ゲーム同好会の合宿で温泉旅館に宿泊」というシチュエーション変更。良改変だったと思います。

前回までの「事実上の本編」と比べると、最終回の入浴シーンの作画は力入ってたな…(笑)。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 64

87.0 2 ドタバタで日常系なアニメランキング2位
ガヴリールドロップアウト(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1196)
5699人が棚に入れました
天使学校を首席で卒業した優等生のガヴリール・ホワイトが、下界で人間の学校に通いながら修業するはずだったのに、ネットゲームに夢中になり、歩くのも面倒くさがるなど自堕落な生活を送る……というコメディー。

声優・キャラクター
富田美憂、大西沙織、大空直美、花澤香菜、水瀬いのり、井澤美香子、渕上舞、梅津秀行
ネタバレ

vbkOs43966 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

【胸糞】イジメ肯定アニメ【卑劣】

なんだこの「イジメ肯定作品」ワ!
「弄る」だとぉ~?フザケルンジャナイヨ!
やってることは「苛め」じゃねえか、コノヤローッ!
断じて許せん!
いい加減にぃぃぃせいィィィィィィァ~ッ!!
{netabare}
本作は、
苛める側にとって非常に都合の良いキャラのお陰で成立している、
イジメを肯定するアニメ作品だと言えます

本作には「素直・真面目・不器用な人をからかって笑い者にする様子」が描かれております
不器用な人間を「弄る」という体裁で「苛める」描写があります
イジメの光景を視聴者の皆様に楽しんでもらおう、といった主旨の作品です

えー、わたくしは、
本作のようなイジメ・ギャグ作品が大嫌いであります(笑)
憎んではおりません、単純に嫌いなんですよ
呆れると同時に不愉快でもあり、嘆かわしい
他人を傷つけて笑いをとる行為なんて、面白くもなんともありません
ハッキリいって「芸がない」と言えます

こうしたイジメ・アニメには、一定の需要があるのでしょう
事実、本作を傑作扱いする方もいらっしゃいます

確かに、
イジメをそれと気づかせず巧妙に表現する術に長けている
という点に於いて、本作は傑出しているとは思います
また、
真面目に生きるとバカを見るという皮肉を、
キャラクターの振る舞いを用いて物語っている芸術的に高度な作品だと捉えることもできないことはありません
が、
あまりに都合の良い設定のもとでそれらが描かれている時点で、
評価に値しないでしょう(笑)
ただし、
本作は、オレつえー無双チート作品としては、なかなかに素晴らしい完成度を誇っていると言えそうです

イジメを肯定する作品が存在すること自体は、
社会的に容認・肯定されてしかるべきでしょう(笑)
なぜなら表現の自由とは尊いものであり、
何人たりともオカしてはならない聖域・性感帯だからです
本作のようなイジメを肯定する内容を含んだ反社会的な作品であっても、
その事を理由に排除・弾圧の対象にしてはならないのです
表現されたものがどんな内容であろうとも、
その存在を認めてフェアに扱う必要があるのです
イジメで笑いをとりにくるギャグアニメであろうがなかろうが、関係ありません
観たい人が観て、楽しめる人が楽しんだらいいのです
オトナの嗜みとは、こういうものです()

がヴというキャラは、放っておけば無害な存在ですね
がヴは口を開けば他者を傷つけるような言葉を平気で発する傾向にあるため、
周囲の人々はいちいちがヴに干渉せずに、
放っておくのが最良の判断だと言えるでしょう(笑)
家にいてもらう方が、世のためになりそうなキャラです
ゲームが大好きで四六時中没頭できることはスゴいことなのです
課金ユーザーは企業にとっては有益な存在です
がヴはゲームというヒトの役に立つ趣味を持っているのですから、
ひたすらその道を歩めばいいわけです
無理して家から出る必要はありません
嫌々外に出てバイトなどしようものなら、
店に不利益をもたらすだけで、世の中の役には立ちません
このように考えますと、
ヴィーねというキャラは、いかにも悪魔らしい振る舞いをしていることになるでしょう
なぜなら、
がヴという災いを世に放つために、真面目に率先して行動しているからです
まー、がヴとヴィーねについてはこんなところでしょう(笑)


えー、ところで、
ラフィという「ドエス(笑)」キャラクターの振る舞いには、感心できませんな
人が困っているところを眺めてほくそ笑むなんてのは、
ココロの成熟が未発達な証ではありませんか
このキャラの行為を好意的に受け止めることはできません
なぜなら、イジメを肯定することになるからです
イジメの発生は、苛める側の人間が未成熟であることに起因します
いや、マジメな話ですので、これは(笑)
よく考えてみてください
「この人バカだなァ」と思えるヒトがいたとして、積極的に苛めようとしますか?
大抵のニンゲンは、わざわざ苛めたりはしませんでしょう
つまりは、苛めずにはいられない人間が、苛めを行っているのでございます
したがいまして、
苛められる方にも原因があるなんて考えは、明確に誤っているワケです
苛める側に、100%非があるのです
ただし、苛める側の人間の脳の発達を待っているだけでは、
イジメの期間はイタズラに延長され、
問題は深刻さを増していくばかりです
ですので、
苛められる側に落ち度はまったくありませんが、
苛められている人間にも変化が求められることになります
ま、覚悟を決めて、相手を半○○にするのが、
手っ取り早い解決手段となります
このように、イジメとは連鎖的に悲劇を生み出すシステムであります
ラフィのような人間の振る舞いを好意的に受け取れないのは、このためです

ラフィのような「苛めずにはいられないヒト」は、
他者の境遇を自身に重ね合わせ、
その痛みに共感できるほどにまで、
アタマが発達していないんですわ
言い換えると、
シミュレーションの性能が未開発なまま放置された状態なのであります
つまりラフィは、
未発達が故に幼稚園児の頃に持っていた残酷さを保ったまま、大人になっちまったようなキャラなのでございます
ラフィというキャラは、よほど、
イビツな環境で育ってきたのでしょう
「親の顔が見てみたい」とはマサにこの事でございますなあ
ある意味、被害者であります(笑)


いじる?
いじめる、が正解でしょう

イジルもイジメルも、
他者をからかってバカにするって意味では変わらんでしょうが(笑)

「苛める」を「弄る」に変換することで、煙に巻く作戦(笑)なのでしょうなァ
なるほどね~、コイツァなかなかに狡猾な手口でございますわ
まるで「詐欺師」が用いそうな論調ではございませんか
まさしく、詐欺、詐欺、詐欺であります(笑)
うっかりしてると、騙されますな、これは
お~、怖い怖い
油断できませんよまったく

ところで、人を弄る光景ってのは、実際面白いんですか?って話ですよ
もちろん、そんなのはヒトそれぞれだとは思いますが、
わたしとしては、ちっとも面白くないんですよ
弄られている人間はストレス感じてたりしますので、
やるべきではないんですよ、弄るなんていう卑劣な行為は

たまに、ゲンジツの社会にもいますよね?
「お約束」で成り立っているテレビのバラエティー番組みたいなノリで、
実際に他人を「いじっちゃう」ヒト
しかもそういうヒトって、
「イジリ」を「芸」だと認識しているのか、
「私は相手を上手にイジってあげているんである」
「そんな私はカッコいいんである」
などとカンチガイして、得意気に他人をイジっちゃうんでありますよ
ヤバイでしょ、こういうヒトって(笑)
何より「自分をデカくみせようとして必死」な感じが出ていて滑稽なんですよね
その上「自分をデカクみせようとして小物に成り下がっていることに気がつかない」のですから、痛々しくて見ていられませんよ
泣けてきますでしょう?(笑)
もう、こういうヒトを見ていると、
なんというか情けなくてね、涙が出てきますね(笑)
ニンゲンって面白いナァ~って、感動的ですらあります

ま、弄るスタイルで他人を苛めるヒトってのは、
「洗脳(笑)」されているんですよ、間違いなく
ゲンジツでも夢の中にいるという状態ですから、
ある意味では幸せなヒトなのかもしれませんけどねぇ~

こんな話をしていると、
おいソコのお前!アニメとゲンジツを比較(一緒に)するな糞ゴミヤロウッ!
といったような、鋭いご指摘が聞こえてきそうなものです
はい、まったくその通りでございます
アニメとゲンジツはベツモノでございます
アニメがあくまでフィクションでございますことは百も承知であります
ワタクシはそういった認識を持った上で、
ゲンジツで起きても面白いと思えない事柄をアニメでやられても、
ちっとも面白くないですね~、って話を、しているのでございます
何卒、その旨ご理解いただきたく存じます

~ーーーーーーーーーーーーー

地ッ…さっきから黙ってりゃあいい気になりやがってヨォてめこら…
ネットでしかイキがれねえ、この、イキリ(笑)豚ヤロウがッ…!
ネットでワル(笑)気取るのも大概にせいや
そんなに嫌なら、
観るの「やめろや(ドスを効かせた声)」←(笑) キャー(*ノ▽ノ*)怖~ィ

…ーーーーーーーーーーーーー

あー、いやいや、観ませんよ、こんなヒドイ作品
こっちから願い下げでございます

「イジメを肯定する作品」なんて、
ワタシのジンセイには「不要」ですから(笑)

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

駄天使たちに「悔い改めよ!」と誰かさんに言って欲しい。

無気力でバイオレンスな駄天使ガヴリエル、おばかで寂しがり屋の悪魔のサターニャちゃん、心優しい優等生悪魔のヴィネットさん、サディスティック天使のラフィエルさんが繰り広げる、天使と悪魔の賑やかな日常を描くアニメ。上の説明を見てお分かりになる通り、天使と悪魔の役割が概ね逆転してます(笑)

1話では悪魔としての義務を遂行すべく、へっぽこ悪魔のサターニャちゃんがあれこれと小さな悪事を企て、小さな報いを受けるという何となく微笑ましいパターンだけでしたが、2話になるとサターニャちゃんが天使のガヴに意地悪されたり、同じく天使で加虐趣味のあるラフィエルさんにパシリにされたり‥{netabare}3話ではガヴの暴力性が全開し、かなりきつい表現が目立つ様になりました。サターニャちゃん、自業自得な所が無いわけではないのですが、問答無用で腹パンチされたりとか、ドアの下敷きにされて気絶させられ→放置されたりとかはあんまりにも‥。前者は全然、後者も大した悪事を働いて無いのに散々な目にあったサターニャちゃんなのでした。踏んだり蹴ったりでかわいそ過ぎる(汗)
{/netabare}
絵柄がコミカルなのにバイオレンス描写が入っているギャグアニメとしては「キルミーベイベー」とか「バーナード嬢曰く」なんかがありますが、こういうのは暴力や嫌がらせそのものが笑えるのではなくて、主にお調子者のキャラが、積極的に相手を挑発したり悪戯を仕掛けたりして、その結果として手痛いしっぺ返しを受けるという、因果応報の表現がオーバーだったり、意外な形で返って来たりと、当然からは予期しづらい"ずれ"を見て楽しむものだと思うのですが、多分これはバランスの問題で、やり過ぎてもいけないし、少な過ぎてもいけないもので、また相応の報いなら、ギャグでも何でもない普通のお話になってしまいます。本作では1話の時点ではそのバランスの良さが感じられ、素直に笑えたんですが、2話、3話、続く4話となるに従って、サターニャちゃん絡みの大半のギャグが単なるいじめ描写にしか見えず、作風が悪趣味な方向に傾いてきている印象を受けました。

キリスト教の世界観では駄天使ならぬ堕天使という概念がある様に、天使は悪魔に成り代わる存在として知られていますが、作中の天使たちの所業は打算と欺瞞に満ちていて既に悪魔そのもの。

見方によっては、従順である事は怠惰と結び付くし、神の代行者として暴力を振るったり、試練を与えたりする点は天使らしい表現と言えなくもなく、一方で悪魔は人間を堕落させるという※義務に対して忠実であるとされる事もあるので、勤勉なイメージが与えられるというのはあながち的外れではないとも言えます。天使と悪魔の持つ一般的イメージ-良心の担い手と堕落への誘い手-から一歩離れ、それぞれの持つ負の面、正の面を誇張して表現している様にも見えました。

結局の所、天使とか悪魔の設定によってもたらされる性格付けは後天的要素?によって差し引きゼロみたいになっていて、両者とも殆ど人そのものなんじゃないかなって私には思えました。中二病の人に限らず、人間が多過ぎるとか、人間なんて滅んだらいいなんて軽率な言葉を口にする人、ごまんといますし、椅子引いてそこに座ろうとしている人を転ばそうとする人とかもまぁいますものね‥(汗)

今期の似た設定のアニメ、小林さんちのメイドラゴンでは人間社会で生きるドラゴン達の持つ疎外感や肩身の狭さなどがそこはかとなく描かれていましたが、こちらではそういった影の差す描写もなく、ギャップを見せて楽しませる趣向だけが前面に出ている印象でした。
{netabare}
ついでに言うと天使は、天使という名の示す様に、単なる使いで※a意思を持たず、神の代行者として働く存在なので、勝手に終末のラッパを吹く事は出来ないとされています。作中描写を鵜呑みにすれば誤解を生む可能性があるし、文句を言いそうな宗教関係の人とかも出てきそうなのでちょっと危険に感じました。2話でガヴが進路希望用紙に「世界の終わりを告げてみたい」と書くシーンがその該当箇所で、あくまでも希望という事なので私は笑えちゃいましたが‥。このシーンについては常識人の委員長の反応とかイメージ映像とかが逐一面白かったです(笑)

ロボの様な天使を描いた方が良かったとは決して言いませんが、もうちょい天使らしい※b何らかの枷があった方が設定に必然性が加わるし、他の日常アニメとも差別化が図れて良かった気はしました。

※a:聖書によれば敵対者の悪魔ですら、神の許しのもと、人を誘惑し堕落させるだけの存在として描かれている。

※b:神様は何でもお見通しだから、悪い行いをすると頭の中に声が聞こえてきて良心の呵責に苛まれるとか、「悔い改めよ!」とばかりに洗脳光線を浴びて浄化されちゃうとかがあった方がバランスが取れていたのかも知れません。(お約束な感じだし、絵的に色々とヤバイ気もしますけど)
{/netabare}
キャラはかわいいし、日常パートには楽しいところもあるのですが、回を重ねる毎に人(主にサターニャちゃん)をいじめて笑いを取る様な描写が過剰に思えてきましたので次回のお話を見て視聴続けるかどうか判断したいと思います。


5話見終えて、新キャラに天使のタプリスさんが登場しましたが笑わせ方は今までと変わらずでした。

強者であるガヴとラフィーさん(中立だけどヴィーネさんも)、弱者であるサターニャちゃんとタプリスさんのより分けがはっきりし過ぎている為、決まりきった展開が多く、展開に意外性がないのが致命的でした。

子供や動物のたわい無い遊びを見て微笑ましく思うというよりは、ラフィーさんのリアクションを見て分かる様に、あざ笑う類の笑いなので素直に楽しめなかったのだと思います。

サターニャちゃんをおちょくるのに飽きたら、次はタプリスさんと、別の弱者を見つけておもちゃにするというやり方も、いじめの性質に良く似ていて、私にはどこを楽しんでいいやら分からず付いていけませんでした。強者であるガヴとラフィーさんが常に安全で、何ら報いを受けないというのもまた、釈然としない気持ちを募らせる原因になったのだと思います。

いじめ、いじめられる関係というのは、バランスを欠いた人間関係の典型的な例であるという事を、このアニメを通して再確認する思いでした。

キャラデザや声優さんに魅力がある作品だけに残念ですが、私はここで断念です。

※:C.S.ルイス宗教著作集1「悪魔の手紙」参照。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ガヴリールドロップアウト…そのまんまでしたね。

この作品の原作は未読ですが、放送直前スペシャルが面白かったのとやはり声優さん…花澤さん、アイカツ/ユメちゃん役の富田美憂さん、冴えカノ/えりり役の大西沙織さん、装神少女まとい/ゆまちん役の大空直美さん、とこれだけの声優さんが登場する作品なら視聴すべき…と思ったのがきっかけでした。

放送直前スペシャルで花澤さんのトーンが他の3人とちょっと違う…と思っていましたが、本編を視聴して納得…一歩引いて全体を見ているからだったんですね。

天界にある天使学校を優秀な成績で卒業すると人間界で修行する事を許される…
人間界には天使も悪魔も存在するので、悪魔はどの様なシステムで人間界にいるのかは不明ですが、天界からは学校を主席で卒業したガヴリールと次席のラフィエルの二人が人間界に送り込まれる事になりました。

私は天界を良く知りませんが、少なくても人間界で優秀な天使が堕落するほど天界には娯楽が少ないのでしょう…
天界学校主席卒業のガヴリールがものの見事に堕天して…物語が動いていきます。

この物語のメインキャラは以下の4人です。

ガヴリール(CV:富田美憂さん):人間界の娯楽に吊られて堕天した女の子…天使って堕天すると、性格や夢まで変わっちゃうみたいです。CVの富田さんはアイカツのユメちゃん役を演じていますが、そういう目線でガヴリールを見ると確かにユメちゃんっぽさを感じる事ができた様に思います。

ヴィーネ(CV:大西沙織さん):悪魔なんですが4人の中で一番まっとうな女の子…どちらかと言うと相当良い子で、困った人を助けたりガヴリールの面倒をよく見たり…全然悪魔っぽくないんですよね。

サターニャ(CV:大空直美さん):自称大悪魔を名乗る女の子…若しくは痛い子と言った方が彼女にピッタリかもしれません。
ガヴリールを敵対視するのは、天界学校で主席だったから…かどうかは分かりません。少なくてもメロンパンが大好きで良く買っているみたいですが、殆ど食べた事の無いような…
CVの大空さんは「いなり、こんこん、恋いろは。」で伏見いなりを演じられていますが、はまり役はやっぱりゆまちんだったのではないでしょうか。といちゃんを全力で支えたゆまちん…最高に格好良かったので。
決して大空さんにサターニャが合っていないと思っている訳ではありません。
この物語におけるサターニャの存在はとても大きく、個人的にはサターニャ推しで見ていたので。

ラフィエル(CV:花澤さん):いつもニコニコしていて見た目は柔らかで温厚…でも彼女ほど内面と外見に違いのある人はいないでしょう。全体的に外面は白っぽいイメージですが、時々垣間見える言動からお腹の中はきっとこれでもかっていう位真っ黒なんだと思います。

この4人が織りなす日常…を描いた作品なので物語の抑揚はあまりありません。
あるとすれば、日常に時折天界から外乱が入るくらい…
その外乱に対して如何に人間界での日常を守りきるか…彼女たちが外乱に対して必死になるのはその程度なんですが、いのすけや沢城さんといった声優さんが運んでくる外乱…これが案外と面白いのです。
なので、あまり難しい事は考えず頭を空っぽにして視聴する作品だと思いました。

私はサターニャ推しでこの作品を視聴していましたが、誰を推すかでも評価が変わるような気がします。
ヴィーネも良い子なんですけどね…我が家にいて欲しいのがヴィーネ…外から眺めるだけならサターニャ…私はこんな評価でした。
天使勢…ラフィエルの黒さには時折クスリと笑えましたが、ガヴちゃんはというと…
学生なんだからもう少しちゃんと勉強しようよ…と思わず思ってしまうのは私がおっさんだからでしょう。

オープニングテーマは、「ガヴリールドロップキック」
エンディングテーマは、「ハレルヤ☆エッサイム」
どちらもメインキャラ4人で歌っています。
どちらもカラオケで挑戦済ですが、オープニングの方が難易度が高かった様に思います。

1クール全12話の物語でした。
推しのキャラや声優さんがいるなら、その魅力をしっかり味わえる作品だと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 34

78.3 3 ドタバタで日常系なアニメランキング3位
うちのメイドがウザすぎる!(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (583)
2276人が棚に入れました
ロシアの血を引く小学2年生・高梨ミーシャのもとへ、元自衛官にして筋金入りの幼女好きである鴨居つばめが新人家政婦としてやってきた。元自衛官のポテンシャルを存分に生かしてミーシャに接近しようとするつばめと、徹底抗戦の構えをとるミーシャとのホームコメディが幕を開ける。

声優・キャラクター
白石晴香、沼倉愛美、M・A・O、原田彩楓、井澤詩織、加藤将之
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

欲望剥き出しのいい年した女性

母を亡くし父と二人で暮らす小学生女子・ミーシャ。 そんな父子家庭にやってきた新人家政婦は、やたらマッチョな上に三度の飯より幼女が大好きで・・・!?闘うヘンタイ家政婦 VS ロシア系小学生のほっこりしない系?ホームコメディ

眼帯を付け、独眼の鴨居つばめ(28歳)は初潮以降は興味ないと語るロリコンなのに、他のロリコンは許さない。そして、元航空自衛隊で腹筋バッキバキ。あんだけ体脂肪率低かったら、生理止まってるやろうな。だから、ホルモンバランスが崩れておじさんっぽい性格なのかもしれない。筋肉と言えば、陸上自衛隊のイメージだった。航空自衛隊は陸上自衛隊ほど肉体的にハードなものは求められていないイメージ。

ミーシャが大きくなったら興味なくなるのだろうか。そうだったら酷いな。{netabare}ちゃんと初潮を迎えてもお仕えすると名言してた。一安心?{/netabare}あの手この手でミーシャのストーカー。身体能力凄すぎ。コスプレの違和感凄すぎ。小学生だけはさすがに無理ありすぎ。変態なエネルギーが興味のある対象に向いたときは半端ない。家事も運動も何でもこなせて、打たれ強いし、割とパーフェクトヒューマン。僕はつばめはミーシャと結婚するよりも康弘と偽装結婚するほうが、ミーシャとずっと合法的にいられると思うんだけど、ポリシーに反するんやろうな。

6話で登場する鴨居つばめの元同僚みどり(33歳)。ドMの超変態。つばめのことが大好き。{netabare}隊にいたとき犬の訓練をしていたようだが、つばめが来てから、犬に負けじとフリスビー取ったり、餌をもらおうとしたり奇妙な行動は笑えた。{/netabare}つばめがこいつと話すときだけ常識人になってしまうのは少し残念。そうでもないか。人畜無害だからか、ミーシャは割となついている。

11話の終わりと最終12話で {netabare}少ししんみりな展開。ミーシャ家に泊まりに来たわしわしとゆいが夜中トイレに行こうとして間違えて入ってはいけないミーシャ母の部屋に入ってしまうわけだが、つばめが自分が入ったと庇う。腹を立ててミーシャ母の部屋にミーシャは閉じこもるが、実は、部屋に勝手に入られても何も思わなかった自分自身に腹を立てていた。母親を忘れてまま、日々を過ごしていいのか葛藤。つばめは雪の日に庭で遊んでいたミーシャに単純に惚れていたが、幼い頃に大好きだった父を喪った自分と重なるところがあったのか、自らの過去を明かす。幼女好きになったのは人形をねだると可愛いのではなく、むきむきな人形を買ってきたり、筋トレを一緒にしたりする父への反動だとか、母が父は空の上にいると言ったことをきっかけにパイロット候補生になるも、視力を失って自衛隊を辞め、眼帯姿になったこととか。{/netabare}

途中は単調に進行していくが、沼倉愛美さんの演技力が突き抜けてた。見事にキャラクターを表現していた。そのためか、退屈さは感じにくかった。原作はまだ続くだろうし、期待している。

OPはウザウザ☆わおーっす! ハラショー。EDはときめき☆くらいまっくす。EDでメロディーに乗せてミーシャとつばめが掛け合う歌が面白かった。さらに、映像でトレーニングの強さも見物だった。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 「うちのメイドがウザすぎる!」
仕事を探している鴨居つばめは、職業安定所で理想が高すぎる(?)条件を提示し、あっさり断られます。失意の中、去年のお正月に帰省した際に見かけた、ロシア語を話す幼女の家の目の前にやってきました。庭を覗き込むと、以前とは違いすっかり荒れ果てて人の気配がありません。「あの雪の妖精は冬の日の幻だったのか?」とがっかりしていたつばめでしたが、ふと柵の近くに目をやると、そこには「家政婦さん急募!」の文字が・・・!

2. 「うちのメイドにさらわれた」
高梨家の家政婦になったつばめは、夏休みだというのに自宅でゲーム三昧のミーシャに友達がいない事が気がかりな様子。自らが友達になろうと思いあの手この手を使ってみても、ことごとく失敗してしまいます。諦めきれないつばめは、自宅で無意識に筋トレをしている際に、ふとミーシャがプレイしていたゲームを思い出しました。ノートPCを開き、そのゲームをプレイしようとしたつばめでしたが・・・。

3. 「うちのメイドが忍び寄る」
ミーシャのもとへ家政婦として通う事に幸せを感じ、意気揚々と出勤するつばめでしたが、ランドセルを背負う通学中の少女たちを見て、ふとミーシャは学校に通っているのか気になりました。おやつの合間に学校に行かないのかと聞いたつばめに対して、ミーシャは「ロシア人だから学校に行かなくてもいい」というのですが・・・。

4. 「うちのメイドは幼女が尊い」
今日は康弘が家に帰れず、土日は家政婦のつばめもやってこないため、久しぶりの自由を満喫しようとしていたミーシャでしたが、そこに突然つばめが現れます。康弘より、当分休日出勤と泊まり込みが続くので、土日も家政婦の仕事を依頼されていたのでした。つばめのおかげで、至れり尽くせりなものの心が休まらないと嘆いているミーシャは、宿題の作文が気がかりで・・・。

5. 「うちのメイドはどこにでもいる」
朝、教室ではおしゃれ命の女子小学生・森川ゆいが、同級生たちと談笑していました。そこへミーシャが登校してくると、他のクラスメイトは「本物の美少女」に見とれてしまい、ゆいはミーシャに対抗心を燃やします。後日、JSギャルの聖地にやってきたゆいは、ファッション雑誌にスナップ写真を撮られたいと何度も通りを往復していました。足が痛くなってきた頃、ついに声がかかるのですが・・・。

6. 「うちのメイドの昔のオンナ?」
学校帰り、わしわしと別れて帰宅途中のミーシャの前に突然立ちはだかったのは、ゴスロリファッションを纏った背の高い女性。ミーシャをマジマジと見つめ、肌や髪の毛、唇などの特徴をねっとりと語り始めました。ミーシャはすかさず防犯ブザーを鳴らし、やって来た警官に「不審者に声をかけられた」と伝えます。警官に連れて行かれたその女性は・・・。

7. 「うちのメイドがいない家」
みどりを新たに家政婦として雇ったミーシャは、つばめに対して突然クビを宣告しました。ところがつばめはあっさりと受け入れ、振り返りもせず家を出て行ってしまいます。少しの罪悪感に苛まれながらも、ミーシャはみどりに晩御飯を作るようお願いしました。しかし、出てきたのは吐瀉物のような見た目のカレー。ドMのみどりは、料理を美味しく作る事が出来ず・・・。

8. 「うちの元メイドはお嬢様」
しばらくの間、ミーシャの家で家政婦としてつばめと共に働く事になったみどり。仕事を終えて帰ろうとすると、家の者が車で迎えに来るという連絡がありました。みどりの実家は、超豪華なホテルを経営しているホテル王だったのです。それを聞いたミーシャは、みどりの家に泊まりたいと言い出します。康弘を説得し、皆でみどりの家に泊まりに行く事になったのですが・・・。

9. 「うちのメイドとあの日の出会い」
ある日、クマゴローがベッドの上でくつろいでいると、ミーシャから声を掛けられます。嬉しそうに部屋を出たクマゴローですが、ミーシャから「病院に行くぞ」と呼びかけられました。注射が怖いクマゴローは、思い切ってベランダから飛び出し、外に逃げてしまいます。しかし外は寒く、暖かい家に戻ろうかと悩んでいると、そこに現れたのは・・・。

10. 「うちのメイドとヤスヒロと」
ミーシャが家でくつろいでいると、康弘から「連休が取れたので温泉に行こう」と提案されました。「めんどくさい」と素っ気ないミーシャでしたが、テレビでも人気のカピバラと一緒に入れる温泉と聞いて大喜び。しかも康弘と二人きりの為、「久々につばめと離れられる!」とテンションが上がります。しかし下手に情報を漏らすと、つばめは追いかけて来そうです。そこで、わしわしの家に泊まっている事にして旅立ったのですが・。

11. 「うちのメイドと開かずの部屋」
これまで、ゲームやネットで一日を過ごし、好きな時に起きて食べて寝る放蕩三昧の生活を送っていたミーシャ。しかし最近は真面目に学校に通い、友達もできてリア充(?)生活を送るようになりました。そしてとうとう今日は、わしわしとの「お泊り会」の日。ミーシャは部屋でテンションが上がり、何をしようかと考えていると、当然のようにつばめが現れて・・・。

12. 「うちのメイドとこれからも」
入ってはいけないと言われていたミーシャにとって大切な部屋に入ってしまった、わしわしとゆい。誰かが侵入したと知り、激昂したミーシャの前でつばめは「自分が入った」と2人をかばいます。中から鍵をかけ、部屋に閉じこもってしまったミーシャ。そこへ、連絡を受けた康弘が帰ってきました。他人が部屋に入る事をミーシャが拒む理由は・・・。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

変態もドン引きの変態

原作未読/※最終話視聴にあたり総評は最下部に追記

キャッチコピーは『闘うヘンタイ家政婦 VS ロシア系小学生のほっこりしない系?ホームコメディ』。

登場人物はかなり少なめで、小学2年生の主人公・高梨ミーシャ(声:白石晴香)と、もうひとりの主人公でメイドの鴨居つばめ(声:沼倉愛美)のふたりがほぼメインで進行していきます。

第7話まで観た時点では、つばめの度が過ぎた変態っぷりに同じく変態の私でさえちょいちょいドン引きしてしまう場面もあったけれど、概ねミーシャの突っ込みにより笑えるものとはなっております。作品全体としても毎回一回以上は声に出して笑ってしまうシーンもあり、テンポも良いので楽しく見られるものとなっていました。

{netabare}ミーシャが学校へ登校するようになってから登場するクラスメイトのわしわしこと鷲崎みみか(声:原田彩楓)は、個性が強すぎる主人公ふたりに相対した温和なキャラで作品のバランスを取ってくれるので、もうちょっと出番を増やして欲しいかななんて思ったり。

同じくクラスメイトの森川ゆい(声:井澤詩織)はただの面倒くさいウザキャラかと思いきや、つばめを師匠と仰いだりと素直な性格をしているので、今後も期待しています。『ガヴリールドロップアウト』のサターニャを彷彿とさせるキャラなのでわりとお気に入り。

そして、強烈なドMキャラ・鵜飼みどり(声:M・A・O)ですが、そのドM発言をしつこいくらいに繰り出すのであまり笑えなかったけれど、初登場時のミーシャとわしわしからの2連発防犯ベルでは吹いてしまいました。みどりの場合、その行動が面白かったりするので、少しでいいからドM発言を自重して頂きたいw{/netabare}

エンディング『ときめき☆くらいまっくす』はつばめの激しいキャラが前面に押し出されているものとなっており、その中毒性から連続視聴中でも飛ばすことが出来なかったw


▼第8話
{netabare}この作品って細かいとこにも笑いのネタが置かれているというか、1回の視聴じゃ気づきにくいネタがあるので、2回連続で視聴するとより笑えてしまう。たとえば冒頭で、つばめがミーシャの成長を記録したと熱弁するカットではミーシャBDのジャケットなどが映っているんだけれどよく見ると「VOL.102(50GB)」とか、50GB分で102本ってオイw また、寝起きのミーシャを撮影するカメラ画面では地味に5.1chと表記してあったりとw てな感じで、出来るだけ見逃したくない次第。このシーンでのミーシャのセリフ「あんな奇行に走っておいてよく平然とメイドモードに戻れるな」も笑ったなあw

また今回はみどり回だったともいえ、みどりの可愛さや面白さが際立ちまくっており、みどりに対しての評価が爆上げしてしまった。なかでも就寝シーンでの鼻血を垂れ流しながら「いや、大丈夫、イエーイ!!!」はクッソ笑った。ひとつひとつ記しておくことができないほど今回も終始笑いが止まらなかった回でした。また時折挟まれる、不穏なBGMも笑いのタネとして最高でしたw 今期のギャグ枠としては私の中でナンバー1候補筆頭となっております。{/netabare}

▼第9話
{netabare}クマゴロウを持ち帰ったゆいの妹を優しく諭すつばめが微笑ましかった。いつもは変態ながらもこういった素敵な人間性を垣間見せるからやっぱつばめは最高ですw そして、ミーシャちゃん幼女時に雪にはしゃぐ姿はまさかの家族サービスってw みどりはみどりで、ミーシャやご近所さんのために雪かきに勤しむ優しさw ほんとこいつら変態のクセに人間が出来すぎているから困る。さらに今回はわしわしも登場したけれど、こちらもまさかの肥満化w 後半の雪合戦では、ダイエットのために始めたのにも関わらず、わしわしそれ雪玉作りじゃ痩せないから~! ホント、この作品はたった一話のなかに毎回いろいろ詰め込んでくるから面白い。{/netabare}

▼第10話
{netabare}分かってはいたけれど、あの不穏なBGMとともに旅館の仲居として登場したつばめに声を出してクッソ笑わされてしまった。さらに違うアングルから3度繰り返す演出にしばらく笑いが止まりませんでした。そして入浴シーンで、ミーシャちゃんの幼児パンツに目を向けさせといてからの再度、不穏BGM&つばめの登場にまたもや爆笑w いきなり笑いっぱなしで、すこぶる体力をもってかれたかと思えば、後半では格好良すぎるつばめになったりと、振り幅が激しすぎて大変だw{/netabare}

▼第11話
{netabare}今回はわしわし&森川さんとのお泊り回で和み成分大目でした。そして登場からいきなりの笑いを提供してくれたみどりん。初登場時あたりは微妙だなんて記した気もするが、もはや彼女もこの作品にはいなくてはならないほど愛すべきキャラクターだ。ここにきて、つばめの変態っぷりにみどりんまで引かせてしまうとは、やはりつばめ恐るべし。終盤では、シリアス展開で来週への持ち越し。この様子だと次で最終回のようなので、終ってしまうのが寂しい次第である。{/netabare}

▼最終話&総評
{netabare}嗚呼、今季最高に笑わせてくれた「うざメイド」がついに終わってしまった…。最終話は、つばめの過去が語られ、ミーシャがつばめの手を引きつばめを部屋へ招き入れた瞬間に目から水が流れ始めたよ! いままで散々笑わせてくれたギャグアニメでありながら、最終話では感動的な展開に持っていくとは、先週までは思いも寄らなかった。原作はまだ連載中らしいけれど、このアニメ版は綺麗に幕を閉じれたものと思います。

ミーシャやつばめはもちろんのこと、わしわしや森川さん、そしてみどりん。彼女たちにどれだけ笑わされ、癒されたかわかりません。つばめ&みどりんのド変態っぷりにドン引きすることもあったけれど最高に面白い作品でした! 久しぶりに満点をつけさせてもらます。そしていつの日か第二期が観れることを願うばかり。{/netabare}


▼キャスト
高梨ミーシャ:白石晴香
鴨居つばめ:沼倉愛美
鵜飼みどり:M・A・O
鷲崎みみか:原田彩楓
森川ゆい:井澤詩織
高梨康弘:加藤将之

▼制作情報
アニメーション制作:動画工房
原作:中村カンコ/漫画:既刊4巻
監督:太田雅彦
副監督:大隈孝晴
キャラクターデザイン・総作画監督:山崎淳

▼主題歌
オープニングテーマ「ウザウザ☆わおーっす!」歌:高梨ミーシャ(白石晴香)&鴨居つばめ(沼倉愛美)
エンディングテーマ「ときめき☆くらいまっくす」歌 :鴨居つばめ(沼倉愛美)&高梨ミーシャ(白石晴香)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 39
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

00年代の良さも感じるような、良作ドタバタホームコメディ♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
百合要素があるホームコメディで、監督と構成が「ゆるゆり」「うまる」のコンビとくれば、安心感がありますね。

まあ、「少年メイド」と「ハヤテのごとく」を足して、変なモノをかけたみたいなアニメです(笑)

※2018秋ED 剣道部大賞(非公式)受賞w

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
レビューは酷評くさいけど、☆4、あくまで高評価です。色々惜しかったなと。

特に序盤は面白かったです。鴨井の飛び抜けた変態性も、ミーシャの辛辣なツッコミも。特に3話は秀逸で、+ミーシャの成長も描かれ、学びと深みのあるストーリー。この段階までは、今期の(個人的)覇権かと期待していたのですが。

まあ、ギャグアニメの宿命の、「マンネリ化」ですね。中盤はサブキャラを入れてマンネリを防ぐ意図は感じられましたが、ミドリにしても森川さんにしても、「ウザい」という点で鴨井と被っていたし。ワシワシの毒舌くらいかな、目立って良かったのは。

終盤は、感動路線。路線自体は好きなんだけど、ただのホームドラマをやるには、濃すぎるキャラクター達が邪魔をしていた印象。やはり、本作の場合はギャグと絡んでこその感動なんだけど、そのギャグが焼き直しばかりだからね。

最終話も綺麗にまとめてはいたものの、なんとなくとって付けた感が。鴨井の過去にしても、小出しにしていた情報から想像できる範囲内だったし、視力に関しては、ある意味予想外なほどドラマがなかった。ミーシャが鴨井を部屋に入れるクダリも、やや唐突というか、まだ早いというか(原作最終回でも良いくらい)。

まあ、とはいえずっとそこそこ面白かったけどね。しっかし、ロシアの小さい子とか、本当に可愛いよね(い、いや、変な意味じゃなくて)w
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
OP、一昔前のアニメみたいだな。ロシアの小さい子とか、ホントに可愛らしいもんな(変な意味ではなく)w 筋肉(笑) 朝っぱらからデリヘル(笑) 初潮過ぎたら興味ない(笑) う~ん、二人ともキャラが強いな(笑) ますますデリヘル(笑) なんとなく、「少年メイド」と「ハヤテのごとく」を足して、変な物をかけたみたいなアニメだな(笑)

2話目 ☆4
何気に、筋トレのフォームが正しい(笑) 恐ろしい世界w 絶対、ガチギレされるやろ(笑) ん? 意外と平和に解決? 地雷ワードを鮮やかに回避したな。料理のクオリティw 設定を小出しに。ミーシャ、楽しかったんだな♪ これは、可愛らしいツンデレ(笑)

3話目 ☆5
色々と、難しいよな。おやおや~w そりゃ、笹を期待するよな(笑) いや~、説得力あるな。変態忍者(笑) 変態プロファイリング(笑) 熊五郎、可愛いな~。繁殖w バラグライダーはやりすぎ(汗) ハムスターのことも、ちゃんと学びがあるし、学級に馴染むきっかけにもなっているし、良いシナリオ。

4話目 ☆3
熊五郎の心意気♪ 婚姻届けw 何気に有能なんだよな。んじゃ、月70万くらい稼いでるのかな。ぼっちスキルw 小2で同性で恥ずかしいもないだろ。

5話目 ☆3
女子の嫉妬。親友になるのかな? メイド、そこにいたんかい(笑) フリルの数だけ攻撃力が増すと思っていた時代(笑) ローアングルおじさん、逮捕w 同調圧力(笑) 親指だけ縛る、プロ仕様(笑) バルログかよ(笑)

6話目 ☆3
防犯ベル連打w なんで要求が上がっていくんだよ(笑) みどり、キャラ強いな(笑) ド、ドMじゃないか(笑) 「知りたくなかった」「小学生になんてことを」「国防とは」「どうでも良いし」wという連続塩ツッコミ(笑) 反面教師(笑) 妄想がサイコパス(笑)

7話目 ☆3
シリアスもなかなかに。まあ、間違いなく、この展開だとは思ったけど。素直なお嬢様は可愛らしい。やはり、Bパートのノリが好きだな。お嬢様人形、怖いな(笑)

8話目 ☆3
ミドリの実家、メチャ金持ちやな。なんか、いつもと違ってギャグが滑ってる感じ。昭和のつまらないギャグアニメみたいな感じ。

9話目 ☆4
ペットいなくなるのは、焦るよな。クマゴローは、マフラーじゃない!って、なんか良かった。なにをこの程度の雪で(笑) ユイちゃん、脊髄だけで生きてる(笑) 雪だるまが通りかかるか(笑) ワシワシ、ダイエットと見せかけて、実は雪の良い思い出を作るのが狙いとか、ニクいな♪

10話目 ☆4
義理の父って設定、はっきり出てたっけ? ストーカー力強すぎるだろ(笑) シリアス風だな。パンダ柄のヒグマ(笑) 娘とサラッとハッキリ言うのが良いね。

11話目 ☆3
血の涙、妄想が変態過ぎる(笑) ワシワシも結構言うよね(笑) 森川さんの顏w 33歳(笑) 風呂で眼鏡。鴨井、優秀だし、本当にお嬢様のことを思いやってるな。まあ、最終回の前フリって感じですね。

12話目 ☆3
妻の部屋って、そんなに溜めるかな? 父は空の上にいるって、そういうことか。怒らせると傷つけるの違い。関西弁、忘れてたw それでもいてほしい。何とも思わないことに、ショック。ミーシャ、潔癖だな。う~ん、光=ミーシャ ってのが、イマイチ結び付かないんだよな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33

85.6 4 ドタバタで日常系なアニメランキング4位
僕らはみんな河合荘(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (2406)
13645人が棚に入れました
親の転勤で「一人暮らし」をすることとなった男子高校生・宇佐は「河合荘」という賄い(食事)付の下宿に住むこととなった。そこには彼にとって憧れの先輩である女子高生・律も住んでおり、宇佐は「彼女と共に、穏やかで充実した高校生活を送りたい」と願う。

しかし河合荘には律の他に強烈な個性を持った住人がおり、宇佐は彼らに大きく振り回されてしまう。

声優・キャラクター
井口祐一、花澤香菜、四宮豪、佐藤利奈、金元寿子、小林沙苗
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

こんな下宿先に憧れます、馴染めるかは…さておいて。

2014年の4月放送。
全12話。


【前置き】

個人的に好きな「それでも町は廻っている」が掲載されている雑誌ヤングキングアワーズの人気作ということで、興味が湧いた作品でした。
加えて、好きなレビュアーさんの視聴後レビューも軒並み高かったので、見て損は無さそうかなぁ…と。

して、肝心の第1話。
開始数分で職務質問をされるキャラクターが登場した瞬間、私は本作を全話見ることを決意したのでした。



【あらすじ】

男子高校生の主人公『宇佐(うさ)君』が、下宿「河合荘」で一人暮らしをすることになりました。

そこには偶然にも、憧れの先輩である『河合 律(かわい りつ)』も住んでおり、充実した高校生活を妄想する宇佐君でしたが、無愛想で常に本に夢中な律ちゃん。

行き遅れのOLや腹黒い女子大生、更にはマゾヒストな同居人と、個性的な面々が住むこの河合荘で宇佐君は、律ちゃんと距離を縮められるのでしょうか?



【論じてみる】
{netabare}
冒頭のオープニング曲から、もう既に私は心を持って行かれ気味でした。
和で基調された趣ある映像は作画も綺麗でしたし、有頂天家族でも主題歌を歌ったfhanaさんの声も非常にマッチ。

しかしなによりサビの部分の、律ちゃんが色々な本の世界のキャラクターに成りきってコスチュームから表情までコロコロと変わるシーンが、もぅメチャクチャ可愛いかったのです。
黒髪ショート万歳。


ストーリーは、日常系の中ではワリと大人向けな気がします。
雰囲気もさることながら、会話に多くの下ネタ(主にマゾヒストなネタ)も含みますしね。
下劣であったり、過剰なエロ描写は一切ありませんけど。

ただ、コメディを交えながらも、人間模様を少しずつ丁寧に描く内容なので、総じて見応えがありました。
だからといって気楽に見れないわけでもなく、中々に絶妙な匙加減だと感じましたね。


年齢も離れた赤の他人同士が下宿先とはいえ一つ屋根の下で一緒に暮らし、一緒に夕食を食べ、誰彼ともなく「暇だなぁ…」と言いながら団欒の席に集まる生活。
特に今の現代では早々ありえないような日常生活な気がしますが、だからこそ魅力的な印象を持ちました。

特にそう思えた要因として、その住人を家族のように慕っていつもニコニコし、時にはちゃんと叱って?くれる、大家の『住子(すみこ)さん』の存在が大きいですね。
それぞれの帰りを待ちながら一人で夕食を作る住子さんの背中は、この河合荘の居心地の良さを物語っているようでした。
住子さんが大家であるからこそ、この河合荘は秩序を保ちつつ、こうも楽しそうに成り立っているのでしょうね。



さて、中学時代は変人処理班(略して『ヘンショリ』)と呼ばれていた宇佐君は、この河合荘の面々とも、すぐに打ち解け順応していきます。
本が大好きであるが故に、人付き合いが疎かになっていた律ちゃんとは、まさに真逆でしたね。

作品のテーマにも見える、この『人との距離感とその付き合い方』の描写は、思った以上に生々しく、ハッと思わせてくれる台詞もしばしば。
中でも、序盤で語った律ちゃんの本音、


『話合わないのお互い分かってるのに合わせたり…、かけてこないのにケー番交換したり…。

 そういうのより…、一人のがいいのに…。

 でも、笑って調子合わせて……、

 一人は嫌じゃないのに、一人だと思われるのは嫌で…。』


という台詞には、共感した人も多いかもしれませんね。

あと、腹黒女子大生サヤカさんが第5話で語った、パソコンで例えた人付き合いの対応の仕方も、とても上手い言い回しで、なるほど!!と思わせてくれました。
「ハードディスクが壊れてる」と称されたシロさんが、それを嬉々として受け入れている点から見ても、とても的を得ていましたしね。



本作は、成長という意味合いでは主人公の宇佐君よりヒロイン律ちゃんに注力されており、彼女が住民との触れ合いから何かしらを感じ取り、人付き合いを頑張る様が見所でもありました。

それが作中で大きく好転を迎えることはありませんでしたが、宇佐君とほんの少し縮めた距離感が、いつかまた一つ彼女を変えていくのかなぁと思うと、これから更に広がっていくであろう作品の世界観を追いたくなりました。

まぁ…、無愛想で、時に笑い上戸で、時に照れて顔を赤らめる今の律ちゃんで、もう十ニ分に魅力的で良いキャラなんですけどね。
最終話の酔った律ちゃんなんて、宇佐君と同じく

「なんだ、この可愛い生き物!」

なんて思っちゃいましたし。

ただ、声を演じられた花澤香菜さんの仕事量の多さから、個人的にはどうしても声だけは既存のキャラクターと重なってしまい、そこは残念でした。
元々大好きな声優さんなのですが、凄まじい売れっ子になってしまったが故の弊害ですね。
「化物語」で千石撫子に悶えていた頃は、まさかこんな不満が出るとは思いもしませんでした…。
{/netabare}



【マゾヒスト シロさんの魅力】
{netabare}
謎多き男である城崎(シロさん)は、作中でも欠かせない愛すべきキャラクターだったのではないでしょうか。

このシロさんは、真性のM男であり、 作中至るところで
『罵られては興奮し、人が罵られてる様を見ては嫉妬し渇望する』
という、ここだけ聞けば社会的に隔離することで、犯罪件数が確実に好転するようなキャラクターです。
しかし逆に捉えれば、罵るだけでどんな頼みも引き受けてくれるので、住人からは

「シロの燃費は、エネルギー革命レベルだな。」

と言われる程でもあるのでした。

加えて、あくなき無邪気さに加え、実は風貌以上に達観した見識も持ち合わせており、総じて底の見えない魅力に満ち溢れていました。

このキャラ立ちは、作中でも群を抜いていたように私は思います。
まぁ、苦手な人は最早嫌悪感以外何も浮かばないキャラクターかもしれませんが。


シロさんらしい台詞として私が共感したのが、慕われた小学生に対し

『遊びは子供だけの特権じゃないよ、大人だって遊ぶ時は遊ぶんだから。』

と言ったところですね。
こういう心持ちを、私もこの先ずっと忘れたくないです。

……まぁ、こんな良い台詞は全体の2割程度で、あとの8割は↓


「宜しくルームメイト、お互い干渉せずに時々物理的に縛ってくれ。」から始まり


「思いっきり塩っぱい目と、冷笑をアリガトウ(*´Д`)ハァハァ」とか


「心外だなぁ…小学生に興味ないよ、その…お母さんにはあるけど(*´Д`)ハァハァ」とか


「子供はそれでいいんだって、必要な時に大人を頼って…。

 切り捨てて、踏んでしまって行ってくれれば…(*´Д`)ハァハァ」とか


「俺は痴漢行為じゃなく、その撃退法に興味を抱いただけで、似て非なる者だよぅ(*´Д`)ハァハァ」とか


「たった一度の出会いで何度も虐めてくれる節足動物さんは、SM界のエコロジストやで(*´Д`)ハァハァ」とか


「俺さっき…、熱射病ギリギリ責めやっててさぁ…、おおっとドン引きアリガトー(*´Д`)ハァハァ」とか


「俺は断然ネコだね、出来れば俺をすご~く嫌っててほしいなぁ、

 でも時々は気まぐれに近付いて俺の期待を思いっきりブチ壊して「ざまみろだにゃ~ん」とかって(ry」などなど…。。。

(↑一応これでも厳選したのよww)

その言動は基本的に常軌を逸しているのですが、それが住人にシロさんだからと許され?受け入れられているのは、やっぱりその人柄の良さからくるのでしょうね。

ワリと気軽に好きという私ですが、このシロさんはその中でも、大っっ好きと胸を張って言えるキャラクターでした。
{/netabare}


【総評】

コメディのクオリティが高いだけでなく、人間同士のリアリティあるやり取りも魅力的で、根幹にしっかりとした柱がある作品のように思えました。
コメディに関しては、マゾヒストを許容出来るかに大きく左右されはしますけど。
(ちなみに私は、何度か吹いてしまう場面もあった程ハマりました。)

原作が基本的に短編の為、後半は若干シナリオ構成が不安定に感じる節もありましたが、総じて毎話一定以上の水準で楽しめ、私はこの河合荘の世界観と面々が大好きになれました。


では最後にもう一つ。
心に残った、律ちゃんのこの台詞について。


『確かに好き嫌いは皆違うし、そこは仕方ないけど、

 友達に…自分の好きなモノを簡単に否定されたら、傷付くよ…。』


私は本作が、その好きなモノになりました。
うん、簡単に否定されたとしたら…やっぱり誰でも傷付いちゃうかもしれないですね。

特にシロさんのことを酷く言われたら……。。。
…いや…、いいのか…シロさんに限っては…、むしろその方が…。

でも、それぐらい好きな作品に出会えたことは、とても幸せなことです。

読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『城崎(シロさん)』声 - 四宮豪さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『河合 律』声 - 花澤香菜さん

投稿 : 2024/11/02
♥ : 54
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

12話まで鑑賞済。レビューと総評っぽいものを追加。なかなか上手くまとまらないです。

原作未読で視聴を始め、今は単行本5巻まで既読です。
(一応アニメ終わってから4巻以降を読みました。)

採点&総評っぽい物-----
{netabare}
●物語
劇的な変化は無いけど少しずつ前に進めていると感じられる、そんな物語だったと思います。ゆっくりで良いけど、それでも早く宇佐君と律ちゃんの未来が見てみたい。そんな矛盾を抱いております。
話題転換やオチが基本下方面なので、そういう意味では観る人を選ぶとは思います。『生徒会役員共』とはまた違った方向の下ネタなので・・・。

日常物に分類できそうな作りではありますが、心理描写も細かく、伏線っぽい物も配置されてたり、観直してみて気がつくことも多々ありました。

●声優
シロ役・四宮様、麻弓役・佐藤様、大変お疲れ様でしたw
下方向・M方向なセリフ盛り沢山な上に、ボケにツッコミに奔走されていたと思います。
宇佐役・井口様も、基本1人で溢れんばかりのボケに対処されていたと思います。
千夏役・清水様は・・・安定のSJSだったと思います。

●キャラ
河合荘の6人からサブキャラまで、濃い面々でしたw

1回目序盤ではよくわからなかった宇佐君の過去ですが、2回目観直してみると「あ~なるほど」と。「ヘンショリ」というスキルで前面に出てましたが、基本空気も読める、よく気がつく、対人スキルの高い子だと思うんですよね。「適当に流して合わせる」のではなく「個々に対応できる」という、そんな印象。

序盤では取り付く島も無さそうな律ちゃんでしたが、色々出来事を重ねる内に、徐々にではありますが宇佐君との距離も近づいていき・・・。ラストは一見大したこと無さそうなのに、心底良かったな~と。

結局何を生業にしているのかイマイチ分からなかったシロさんですが、要所では住人に配慮しつつ、シリアスになり過ぎない要素として良い味だしてたと思います。M方向はともかく、他では意外と河合荘の良心的な部分もあったかな?と。

シロさんと同じシリアス回避・ラブコメクラッシュ要員だった麻弓さんですが・・・何といいますか、ブレずに振り切ってるな~とw とはいえ最後の一線は越えない、暴走するだけの人でも無かったのですが。美人でスタイル良くて、一見充実してそうな人なのに・・・w 大丈夫、徐々に股数減ってるからw

個人的に一番謎なのが彩花さん。ミステリアスとはちょっと違う気がしますがw こんなこと書いてしまうのはアレですが、一度素顔が見てみたいw 11話(?)での宇佐君の怯え様と彼女の魔術スキルから、気になって仕方がありません。

大家の住子さんは・・・若いといいますか、可愛いといいますか。住人を見守りつつ、一緒に楽しみつつ、締めるところは締めつつ。河合荘の母親といいますか。

●作画
クール通して安定していたのでも十分な上に、背景などの描写も細かく、綺麗に描かれていたと思います。「太陽の光」は特に気にして描かれていたのではないでしょうか?
キャラのデザインも個人的には問題無く見られたと思います。表情の変化・デフォルメなども良かったと思います。

●音楽
ED曲は一発でお気に入りに。
OPも映像と合わさると、いい感じだと思います。
{/netabare}

12話まで鑑賞後-----
{netabare}
結局原作3巻までのエピソードで終了となりました。
4巻5巻と読んでみて、キリのいい場所で終わっているとは思います。
が・・・やはり先が気になりますねw(TV終了時点だと)

ムカデ騒動の時の宇佐君は・・・カッコ良かった。
咄嗟にあんな反応、なかなか出来ない。
中盤以降から色々な要因はありつつも、宇佐君と律ちゃんの距離は確実に縮まってはいるな~と思える回だと思います。
しかし・・・ムカデガムテの話は笑えない。遭遇したらどうすればいいんだろうw 熱湯なんて常に手元にある物でもないしw

「霊感少女・林」と「SJS・千夏」再び。
主に宇佐君、律ちゃんの心を揺り動かしていってくれました。
SJSだからなのか、恋バナに興味がありすぎるのか・・・子供って怖いですよね~w あの彩花さんですらツッコまない部分に、勇敢にも(?)踏み入れて行くんですから・・・。何回観ても「あ~やめたげて~」と思いますw

11話のテーマは「友達」でしょうか?
彩花さんの友人・ツネコさんの時は・・・大変笑わせて頂きましたw 2人の出会いから、ツネコさんが河合荘をあとにするまでw
後半は律ちゃんに友達(?)が出来るわけですが・・・。

終盤の物語のメインは宇佐君と律ちゃんだったように感じました。2人の関係もありますが、どちらかと言えば「律ちゃんの心の中」が主題だったような。林さん再登場に揺らされて、千夏にツッコまれ。本の話が出来る知人が出来るけど、その流れの中で「宇佐」と「距離感」というものを感じて。
宇佐君を自覚しているのかいないのか。自覚しているならどう自覚したのか。その辺、今一つ把握し切れなかったですが、それでも最後はケータイの番号を交換するまでには至ったということで、1話に比べれば格段の進歩だと思います。
間違って梅酒で酔っ払って、絡んだり拗ねたりする律ちゃんは可愛かったw
{/netabare}
8話まで鑑賞後-----
{netabare}
ヒロインであろう律ちゃん含め、河合荘の個性的な面々との暮らしもよい感じの距離感になりつつあるな~と思えております。律ちゃんとの距離は縮んだり伸びたり絶妙ではありますが、こちらも悪くないような流れでしょうか。

チカンの件とか書生カフェの件とか・・・このところ律ちゃんがいろいろ可愛すぎるw
そして宇佐君にしてみれば惚れてる弱みなのでしょうが・・・ズルいw

基本M方向に物事を持っていけるシロさん。収入は一体どこから?w
見事なまでのダメ男キャッチャーぷりですが、要所でツッコんでくれる麻弓さん。
こんなこと書くのはアレですが、一度化ける前の素顔が見てみたい彩花さん。
大家さんだけど、住人のことをちゃんと見ている、それでいて時々悪ノリもしてくれる住子さん。
河合荘の皆はどのキャラもお気に入りです。

劇的に物語が進むわけではありませんが、少しずつでも変化が見える作品だと思います。原作を同時進行で読んでいるのですが、早く先に進みたくて仕方がない今日このごろです。

というか・・・8話でようやく原作2巻完了とか、どんなペースなのか?とw
元々原作自体、密度が高いのか。
アニメ化スタッフが意図して、そういうテンポにしてるのか。
『何巻まできたのか?』とか考えるとまだ2巻とも思えますが、実際に視聴していて「遅い」とか「ユルい」とか「まったり」とか感じたことはないので・・・不思議です。
30分が長いと思ったこともありませんね。

{/netabare}
3話まで鑑賞後-----
{netabare}
今クール上位に入れても良い出来だと思います。

若干下ネタに走り気味なところはありますが、テンポやノリ、方向性は好みです。

画的な部分も、飛びぬけて綺麗なわけでもないですが、丁寧に描かれていると思います。キャラデザも別に文句ないです。連載されてる雑誌名を知らなかったら、少女マンガ原作か?と思ったかもしれませんがw

キャラはとにかく・・・濃いですね。特に主人公以外。
個人的には『管理人さん』がツボですね。
住人のお世話をしてくれたり、心配してくれたり、ネタに乗っかってくれたり。とても柔軟なおばあちゃんだと思います。

今クールは『ブレインズベース』作品がお気に入りになりそうです。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

読書好きな彼女とへんじん荘

~ この物語は、

読書好きな高校2年生の女の子、りっちゃんと、
恋に恋い焦がれ恋に泣くこともできない、優しくも気が弱くはない、
思春期真っ盛りの男子高校生1年うーさーの恋愛成分をほどほどに含む、
一つ屋根の下系(下宿・一階建ての平屋)コメディです。

「りっちゃんはオレの嫁」とかハァハァしたいという過度な期待をされているヤローは、
メガネのりっちゃんでもプロデュースしてハァハァしてください。

また、
まゆみさんは誰にでも発情しますし、
さやかちゃんには中毒性のある息絶え絶えのハァハァできますし、
シロさんは密かにいいヤツですし、
すみこさんの料理は美味しそう、
だからと言って、河合荘に住みたいとかいう変態さん、特に男はお断りです。

独り虚しく勝手にハァハァしやがってください ~





・・・ん~、オレの中で今期ナンバー1☆☆☆☆☆

そう、この作品はショートカットで同級生とわちゃわちゃ騒がないりっちゃん、
ついでに、りっちゃんに惹かれる青春男うーさー、その果敢なアプローチ、

というかやっぱり、りっちゃん、ついでにうーさーを好きになれるか否かで楽しさが変わる。

{netabare}ドSな{/netabare}さやかさん、まゆみさん、変態シロさん、さやかさん、さやかさん、{netabare}超ドSなクイーン{/netabare}さやかさん、
を好きになっても、この二人を好きになれなかったら楽しめない。

まあ、ショートカットで、人見知りして、美少女で、
{netabare}最近読んでる本に感化されてはっちゃける{/netabare}カワええ子なんて、
オレからしたら最高にハァハァ(*´Д`)ハァハァ


★思い出話とか~{netabare}

そう言えば、初恋の女の子はショートカット。広末が全盛期の時代に思春期を送った。
最近、前髪があるショートカットを見なくなった。
前髪パッツンとか、ヘルメットは観なくはないし、パッツンのゆるふわパーマとかはあるが、
何だろう、このスポーツやってるかも的なただのショートカット。
ショートカット、最高だよ(*´Д`)ハァハァ
あまちゃんとかもええけど、違うんだよ。
ショートカットの美少女、社会人では見かけないあのショートカット(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ

・・・ええ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ{/netabare}


実は、初めてOP見たときからその素晴らしさに惹かれていた。
二つの場面が大好きで、OPでものすごい期待感を持ってしまった。
あの降り注ぐ文字の雨を傘で守る所、
うーさーがりっちゃんを見て瞬きするところ。
・・・べ、別に、うーさーにトキメイタなんてこと、ないんだからね!wwwww


けど、なんだかんだ言って、まゆみさんみたいな性格の人が一番好きなんだけどね。
{netabare}尻軽でなければ、というか見境がつくのであればねww{/netabare}



と、キャラばかりに視線を寄せたけど、
この作品の良さにはリアリティのある人間関係、感情の個性ってのがある。

正直、2,3話ぐらい非常にムカつくエピソードがある。
どうしてそういう行動を取ったのか、何でそんなヤツなのか、
そこには未成年の子どもらしい、過信や慢心、すれ違いや意志の弱さがある。

さやかさんメインの話はなんかホッコリしてしまった♪



とか、なんとか言っちゃって、
結局はりっちゃん{netabare}の眼がキラキラし始めてから{/netabare}続きが楽しみで楽しみで仕方なかった。

何度も繰り返して観たい、とは思わなかったけど、
どうしても一回観ずにはいられない、って欲求が駆られた。

結局、りっちゃんの声から違和感を取り除けなかったけど、

このちょっと古臭い色使い、人間関係、変わらない頭の悪さ、
ってのには懐かしくって心地よくってたまらなかった。

ちょっと不安定な日常と、少なくない淡い恋愛感情を楽しめそうなら観てみるといいんでない♯







~むかしのかんそう~{netabare}

2014.04.18 22:49 物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 3.5  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0
【3話までの感想『マイ花澤さん論 とちょこっと感想』】


マイ花澤さん論 ※ファンの方、閲覧注意{netabare}

りっちゃんとは合ってない気がする。

オレの結論としては、
花澤さんはイイ声優だが万能型ではない。

冬アニメの合ってる度w
ディーふらぐ ロカ☆☆ ありだが合っているとは思わない
関くん 横井さん☆☆☆☆☆ ぴったり
ニセコイ 小野寺☆☆☆ 悪くないけど、作品がオレに合ってないからよーわからん
のうりん 農☆☆ なまりは合ってない
ダンディ ぜんつー星人☆☆☆☆☆ 合っている、実にイイ♪

前にもどっかで言ったけど、
花澤さんはオレの中でまゆしーの声優さんなんだよねw

なんとなくイメージとして、
「元気」「高校生(以上)」な感じ。
声が結構ハスキーだから、まずちびっ子がびみょい。(普通ちびっ子って声高いし)
そして、結構な頻度で寡黙キャラの出番も多いんだけど、あんま合っている気がしない。

昔の作品(ラストエグザイル?・・・とか??)だと色々合っている気がするけど、
最近の作品だと当たり外れが多い気がする?

けど、ぶっちゃけ上手いから3話ぐらい観てると違和感がなくなる。
それでもその3話までがツライ。

声聞いて「中の人は○○さんだ」ってあんまり当てられないけど、
花澤さんはほぼ確実に分かる。
(声優さんが誰だか分かるのは、
この作品ええ♪→原作なんだろう→ウィキる→ついでに声優さんも見てみる、の流れ。
エンドロールで気付くことも結構あるけど。)

要するにオレが言いたいことは、
花澤さんが出演するだけで売上が伸びるなら、しょうがないかwwwww
まあ、いいんでない。
ただオレの場合、主役が合ってないって感じると視聴意欲が下がってしまうこともあるだけ。

・・・許容範囲が広いと思いきや、みみっちいヤツだなw{/netabare}


さてさて、河合荘の話しよっかな。

ちょっとエッチなネタも扱う、1つ屋根の下である意味共同生活だけどアパートみたいなもん作品。

キモはエッチなことをするのではなく、エッチいことをネタにすることもあって盛り上がること。
つまり、エロい作品ではない。
エロいキャラ、変態キャラはいるが、主要キャラ同士で物理的な加害者・被害者にはなっていない?

ってエロとエッチばっか言ってるなwwwww

それはあくまでも面白さの1つであって、それだけの作品ではない。
変なキャラ同士で盛り上がっているのを見てホクホクして楽しむのが、イイ感じ♪

あらすじとかキャラ紹介は他を見てちょ。
ちなみに一番好きそうなキャラはさやかちゃん。
{netabare}主人公になびかなそうな{/netabare}色恋沙汰方面で露骨なキャラは好きだな☆☆☆☆☆

見て、好きなキャラがたくさんいたら見る価値あると思うよ~♯

投稿 : 2024/11/02
♥ : 34

77.2 5 ドタバタで日常系なアニメランキング5位
それでも町は廻っている(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1364)
7123人が棚に入れました
嵐山歩鳥は、丸子商店街の喫茶店「シーサイド」で、ウェイトレスのアルバイトをする女子高校生。ある日、マスターの磯端ウキが、店を繁盛させる秘策を思いつく。それは、話題のメイド喫茶だった。しかし、関係者が誰もメイド喫茶を知らず、ウェイトレスがメイド服を着ればメイド喫茶だろうと「シーサイド」はメイド喫茶として再スタートする。同級生でありウェイトレスの同僚であるトシ子、同じ学校の先輩双葉、歩鳥に思いを寄せる同級生広章など、歩鳥の周囲の日常は流れていく。

声優・キャラクター
小見川千明、悠木碧、櫻井孝宏、入野自由、矢澤りえか、白石涼子、杉田智和、ゆきのさつき、田村睦心、仙台エリ、松来未祐、黒田崇矢、金光宣明、桜井敏治、中博史、千葉繁
ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ファンタジー要素がなあ

素晴らしいOPから始まり、センスのあるナンセンスなノリと作中の舞台の独特な空気感やキャラパワーで思わずクスッと出来る作品。刺されば最後まで楽しめる程の魅力があります。ただ個人的には後半ちょっとだけマンネリで、残りの3話がファンタジー入ってたのがあんまり好きじゃなかったです。ファンタジー要素に関しては、作品内で仕上がった枠組みの範疇を逸脱してしまうと急につまらない部類のメタ臭さが出てしまいなんだかなあと思いました。それでもなお全体的には安定して楽しめたのでおすすめの作品です

主人公と先生の絡みと主人公弟とエビちゃんの回が好きでした(先生との絡みが後半減っちゃって残念だったけど)。特にエビちゃん回はめちゃくちゃ好みだったので原作追おうと思います

各話の感想
{netabare}1話
この作品のOPすごいですよね。一つ一つのシーンがアニメーションとして秀逸でユーモアがあり、雰囲気はシックかつどこか茶目っけがあり生き生きしてる。作品は見たことないけどOPだけは知ってました。曲と映像が相性バッチリで素晴らしいOPです。

ああ新房さんだなあっていうような印象的な絵面ばかりだ〜。作画良い
妙に小気味がいいナンセンスなノリと無駄に情緒的で独特なキレのある作画とのミスマッチ感が絶妙。普通に面白いかも



2話
ギャラが高そうな声優当ててるキャラが犯人って話好き

主人公の声優さんの演技がキャラと合っていてすごく上手い。



3話
前半の謎解き回おもろかった。今までと同じ空気感でしっかり謎解きやってて感心してしまった。後半は新キャラ登場。原作の話をある程度飛ばして早めに登場させるのは良いですね。ナンセンスさと他要素を上手く落とし込んでいて面白い。作者さん天国大魔鏡とかいうガチガチのSF作ってるから本当に頭いいんだろうけど、この作品でもそのセンスらしさが滲み出てる



4話
割り算の余りのくだり面白かったw主人公と先生の絡み回でしたね。めっちゃ好きです。演技も凄くいい味出てて面白いwくだらなさに味があり沁みます

先生の先生と主人公が似ているってのは伏線...ではなさそう



5話
後半の小学生メイン回めっちゃ好きだから続きみたいな。甘酸っぱいこういうのもっとみたい!この子達メインでいい!エビちゃん顔赤くしてるのかわいいけどリアルにいたらキツイなあw
あと3年生くらいからは女子と関わってるととやかく言われるのは共感できる。



6話
先輩の誕生日のくだりとエロ画像削除笑ったw真田不憫...



7話
前半の真田回面白かった。真田は他キャラに比べると面白いとは思ってなかったけど今回の主人公に悶々とさせられる真田は表情豊かで面白かった
後半も普通に面白かったです。深夜の街中の妙な非現実味を初体験する主人公弟の反応に共感できます。作画の雰囲気ともよく合ってました



8話
コインランドリーで全裸はまずいですよ!と思ったらミスリードww騙されたw真田今回も可哀想
後半ED映像の回でしたね。バイオリンはネタだと思ったらガチだったw アコーディオンのファンシーな音好きなんすよね。ベースだけやけに上手い、っていうセリフありましたけど、現実はベースの上手さは一般聴衆には普通気づかれないという悲しいものですよ。もっと練習描写欲しかったところだけどこの作品だからまあ大目に。練習と称してドラムをやらされる後半羨ましい。



9話
前半の無駄に熱い試合シーン面白かったです。ラケットの持ち方や球の打ち方に違和感はあったけどそんなこと割とどうでも良くなるくらい雰囲気がスポ根のそれでした。それでもしっかりコメディやってたのは流石

後半はファンタジー入っちゃっててちょっとなあ。日常の範疇を越えちゃうといい加減なメタ要素が顔を覗かせてしまうから好きじゃない



10話
前半非日常すぎ。ネタ切れなのかな?それにしてもやりすぎ

後半もファンタジーだけどこういう話は好き。オチが面白くてアバンの伏線回収も粋。心霊関係はファンタジーと現実の境界線辺りだからセーフ?こんな死後を過ごしたいなあ。



11話
※感想書き忘れ



12話
後半の死の現実を突きつけられてからの悲壮感ある流れが良かったです。泣きの作画と雰囲気が素晴らしい。

先輩が初めて店に来た回が最終回に持ってくるのは流れ的に違和感あるし、ファンタジー寄りの話はこの作品にそぐわない。あとは「原作○○話」みたいな字幕も不必要だった。今回みたいな積み重ねが生きる回ではちょっと冷める。最後のシーンもせっかくなら全員と会って欲しかったな。

最終回は良いところも悪いところもあるけど、全体的に見れば結構良い作品だった{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

隠れた怪作

<2018/12/23初投稿>
原作既読。
本放送時に観てました。
原作は割と最近に完結。

架空の街、丸子商店街。
多摩川なんかも出てくるので神奈川県川崎市の新丸子駅周辺でしょうか。
田園調布から中原街道を西に進み、丸子橋を渡った辺り。
地味な下町が舞台です。

そんな丸子商店街の鄙びたメイド喫茶「シーサイド」(なんだそれ?)で繰り広げられる日常コメディというか、なんだろ?

他愛もない出来事にぼんやりした細かい笑いと、時おりハッとするような一言や出来事。
たまに推理ものになったりSFだったりホラーだったりファンタジーだったりUMAや隠し味程度のラブコメも。

つまり謎作品。

基本一話完結形式です。

主要な登場人物は

・嵐山歩鳥(ほとり)
推理小説が好きで将来は探偵になりたいと本気で思ってる、頭のネジが変な角度で刺さってる女子高生。
色気ゼロだけど「おまんじゅうのような」愛嬌がある。
歩鳥の弟曰く「野球の才能がある人が、バットで書道やってるような人」
シーサイドでバイト中

・辰野トシ子
歩鳥の同級生・友達・バイト仲間。
あだ名は「たっつん」「たっつんつん」
美人で巨乳でなんでもソツなくこなす。
歩鳥の相方兼お守り役その①
つまりツッコミポジション。
左利き。眼鏡。
そういや原作で野球の攻守を「攻めて、受けて」って言ってた。

・紺双葉
歩鳥、たっつんの先輩。
少年のようなクォーターのロッケンロールな美少女。
口が悪く、怖そうだけど実は極度の人見知りで甘えん坊。
歩鳥の相方兼お守り役その②
つまりツッコミポジション。
担当はベース。金髪。

・針原春江
さんま似の、歩鳥とたっつんの同級生。
卓球部。
性格がめちゃくちゃ良くて子供に好かれる。
安定した人格の極めて常識人。
たっつんとは中学時代ライバル関係。
「ピンポン」でこんな人を見たような・・・

・真田広章(ひろゆき)
歩鳥の幼馴染で同級生。
そこそこイケメンなのに自覚はなく、なぜか歩鳥に片想いしてる。
歩鳥へのリアクションが童貞。
いや女性関係のリアクションは悉く思春期の童貞のそれか。

・磯端ウキ
シーサイドの経営者兼マスターでお婆さん。
旦那に先立たれ一人でお店を切り盛りしてた。
趣味はパチンコと麻雀。
子供の頃からよく遊びにくる歩鳥の面倒を見ていた。
お守り役その③。
CVはなんと櫻井孝宏さん。
ババア役もこなすイケボ。

・嵐山猛(タケル)
歩鳥の小学校高学年の弟。
常識的な小学生。
賢く小学生の割には冷静。

・嵐山ユキコ
歩鳥の小学校低学年の妹。
ピーキー。
このまま大人にしてはいけないタイプ

他にもたくさん出てきます。
みなどこにでもいそうだけどちょっとずつ個性的でクセがある。

アニメの出来そのものは良いと思うのですが、シャフト演出が物の見事に滑った作品かなと思ってます。

特に笑いのところ。
原作の笑いはただでさえぼんやりしてるのに、アニメ版は笑いどころで溜めを作りすぎててなんだかなぁ、という感じでした。
あと歩鳥を可愛く見せる必要はなかったのでは。

その分、評価下げました。

あと、これは仕方ないとこなのですが、話数が足らず原作が本当に面白くなるところまでアニメではやれてませんでした。
アニメ放映時はまだ原作も続いてましたしね。

原作は作品掲載順が時系列になっておらずバラバラで一話完結。
なのに話と話が微妙につながっていたり。
読み進めるとどんどん面白くなってきます。
噛めば噛むほどのスルメのよう。

風変わりな作品ですがまだの方には是非観てほしい、そんな作品です。

できれば続編やってほしいけど無理だろなー。

<2019/1/1 追記>
新年初書き込みです。
一言言っておきたくて。

この原作者さん、絵柄はぬぼーっとしてわかりにくいですが実は絵がめちゃくちゃ上手。
デッサン狂うなんてことはなく、人間の体全体を的確に描いてます。
どんなポーズでも自由自在。
ついでにいろんな漫画家さんの絵柄のパロディもしれっと。

きれいな顔描く人や、迫力ある絵を描く人は数いれど、こんだけ正確に書き上げる漫画家さんはそうは見かけない。

つっても私の素人意見ですが。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 36
ネタバレ

ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

(男+女) ÷ モラル = 0

原作未読で視聴。 制作はシャフトで全12話。監督は新房昭之。


『東京の丸子商店街に住む女子高生の「嵐山 歩鳥 (あらしやま ほとり )」の日常をコミカルに描く物語』。 なお、物語の舞台は、主として歩鳥(ほとり)がアルバイトをする近所の昭和臭のする喫茶店「シーサイド」で展開されます。また、作品のジャンルは日常コメディに分類されるそうです。ですからストーリーのようなものはありませんし、イベントのようなものはありません。あまり期待してはいけません。


序盤、この作品のペースに慣れるのにちょっと時間か掛かるかもしれません。ですが、2話ぐらいから徐々に慣れてくると思います。慣れたかどうかの目安としては、シーサイド店長のお婆ちゃんのメイド服姿に違和感を持たなくなった時です。



私はいつも他の方のレビューなどを参考にして次に観る作品を決定するのですが、今回は、まどマギ、物語シリースを手掛ける監督でお馴染みの「新房昭之」のタグでこの作品に決めました。彼が手掛ける作品は、ハズれが少ないんですよねホント。そして今回の場合ですが、やはり当たりでしたよ。登場人物が見事にアホばかりでとても面白かったです。特に、主人公の天然系のアホの「ほとり」、ちょっと勘違いした自意識過剰なアホの「トシ子」、男勝りなアホの「紺先輩」、この3人が揃うと会話が楽しくてもう最高でした。「三人寄れば文殊の知恵」という言葉がありますが、あれ嘘ですね。アホが3人集まっても、アホさ3倍増しでした。


制作はシャフトなので、多少の独特な演出があります。苦手な方もいるかとは思いますが、私はこの作品のようなコメディと、シャフトの独特な演出とはマッチしているのではないかと思っています。 ここで私の個人的な好みで申し訳ないのですが、私はシャフトの演出の中で俗に言う「シャフト角度(*1」と呼ばれるものが好きですね。シャフト作品でこの演出のシーンが出て来ると、「来た!シャフト角度!」と心の中で発してしまいます。私の中ではもはや歌舞伎の見得のポーズをみたいな扱いです。ただ、この作品ではあまりそれが見られなかったのでちょっと残念でした。


音楽も良かったです。オープニングの曲は、誰でも一度はどこかで聞いた事がある山下達郎作曲の「Down Town」で、それをちょっとミュージカル風にアレンジしたものでした。お洒落な感じで良かったです。ちなみに歌っていたのは「坂本真綾さん」でした。エンディングの曲は、作品中の文化祭で、ほとり・トシ子・春江・紺先輩が結成したバントの演奏でした。こちらも良かったです。


これほどの良作な作品で2期がないのが不思議です。読みたい原作がまた1つ増えてしまいました。


見ても大丈夫なネタばれです。第8話のコインランドリーのテレビから流れる野球中継。試合の得点は、{netabare}56対2{/netabare}です。無茶苦茶です。勝ってるチーム、勘弁してあげてw。




*1)シャフト角度とは、振り向き越しに顎を天井の方に向け、目線だけを下に向けて相手を見下す極端な上から目線の仕草です。(シャフ度などと言われたりもします) (。-人-。) ゴメンネ ちょっとレビュー長かった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 41

71.9 6 ドタバタで日常系なアニメランキング6位
みつどもえ(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (925)
4736人が棚に入れました
人が苦しむ姿が好きなサドの長女みつば、おっぱいが大好きで小学生離れした運動能力を持つ次女ふたば、暗いオーラを出すガチレンジャー好きで愛読書はエロ本の三女ひとはといった三つ子と、個性豊かなクラスメイトや先生によって繰り広げられるドタバタストーリー。

声優・キャラクター
高垣彩陽、明坂聡美、戸松遥、下野紘、斎藤千和、豊崎愛生、大原桃子、葉山いくみ、三瓶由布子、山本和臣、茅原実里、内田彩、井口裕香、斎藤桃子、井上喜久子、天田益男

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

毎度お騒がせします。

アニメーション制作:ブリッジ
2010年7月 - 9月に放映された全13話+特別編1話のTVアニメ。

原作は、『週刊少年チャンピオン』から『別冊少年チャンピオン』に移籍して連載されている、
桜井のりおによる漫画作品。あと一回で原作は最終回です。
監督は太田雅彦。

【概要/あらすじ】

埼玉県上尾(あげお)市にあるという市立鴨橋小学校6年3組に在籍している、
日本一似ていない三つ子の姉妹が主役。

丸井みつば … 長女。女王様気取りでサディストだが弱キャラ。素直になれないツンデレ。あと、雌豚。

『グシャッってしたいグシャッって』
『ふふ…まだガキね 見られる悦びを知らないなんて…』
『なによ…』
『ありがたく思いなさいよ!!』

丸井ふたば … 次女。一人称は「小生」無邪気なオッパイマイスター。残念な頭脳に最強のフィジカル(人間凶器)

『反省の色よりパンツの色っス』
『おっぱいください!!』

丸井ひとは … 三女。クールな暗ガール。人見知りで表情が怨霊。エロ本愛読者。勉強は出来るが運動音痴。

『~なんて無意味だし不必要だよ』
『こ……この……泥棒猫…』

他には子どもたちからナメられっぱなしの担任の矢部智・23歳、変わり者揃いの6年3組の児童など。
そして、やはり変わり者な父兄たちも交えて織りなす、シモネタ成分が混入した変態学級コメディです。

【感想】

OPで登場人物全員がダンスしてるのを観て、昭和時代にそんなことやってたドラマがあったな?とタイトルに反映。
原作漫画は、ハタチそこそこの可愛いお姉さんが変態ロリコメディを描いてるってことで10年ほど前に話題に。
女児が、パ○ツとか○ラとか連呼してミニスカでM字開脚したりしていますのでイロモノであることは否めないですね。
大人がやったら露出狂やらセクハラや犯罪になることを子供キャラがやることでフリーダムなイメージ。
そのとばっちりで若干の大人キャラが酷い目にあっていますが。

作品そのものは会話の行き違いの誤解から生じる各キャラの反応の捻じれを楽しむ、
お笑いコンビ・アンジャッシュが得意とする勘違いコントが面白く、休載を挟んだものの11年間という長期作品に。
アニメ監督である水島努が、自分でやってみたかった作品の一つとしてカウントしています。(アニメ版も褒めている)

アニメ版は普通にハイテンションギャグとして面白いのですが、

・たたみかけるようなテンポが不足している。
・キャラデザが良くない。

の二点で不満を持っている原作ファンも存在しています。

確かに。原作より丸っこくて潰れているキャラデザに不満が持たれるのも理解できます。
アニメよりも原作のほうが三つ子が美少女なのは事実なのですが、
その原作も時期によって絵柄が変化していますので絶対視は出来ませんけどね。

このキャラデザの意図はなんなんでしょうね?
ネタがネタだけに真性のロ○コンが寄ってこないように、
少女の可愛さよりも元気っぱいな子供の健全エロスの強調が目的かもしれませんね。

原作初期は作者が大ファンである『浦安鉄筋家族』の影響が強くて、そこから自分のカラーを確立した感じ。
アニメの第2話は、その原作初期から拾っている下品すぎるネタで視聴続行のハードルになってる感じ。

アニメ化された第1巻~第5巻のなかで拾われてないエピソードが多く、
何故によりにもよって作中で一番汚いエピソード2つを使用したのか疑問。

敢えて第2話を無視すれば、面白い原作漫画を『みなみけ』のスタッフが手掛けたコメディアニメとして、
十分な満足感を得られるだけに、ちょっと惜しいなという気がしました。


これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

らしたー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

汁気たっぷりの6年3組

--更新(7/22)--

連休を利用して原作コミックス(既刊12巻)を読んでみました。

アニメは脚本的には原作に非常に忠実。
キャラデザの方向性が賛否あるようだけれど、まあ、どっちも好きかなと。
みつばの雌豚度合いはアニメのほうが格段に上。下腹部的な意味で。
年頃の女の子があれだけ体重をネタにされて、
それでも女王たらんとする姿には感動すら覚える。
なんという愛されキャラ。

血とか汗とかよだれとかに対する愛着は原作もまったく同じ。
この作者はどうしてここまで人体的な汁気にこだわるのだろう。
個人的にはすごくシンパシーを感じてしまうけれど。。

なんだかんだで杉崎、吉岡、宮なんとかの3人が魅力的。
単純なサブキャラという以上の存在感を放っている。

そしてたぶん、これはリアクション芸を楽しむ作品なんだろうと。
そう確信した。

--更新ココマデ--


※二期にあたる『~増量中』までを含めた感想

原作者の桜井のりおが若い女性であるという事実。
しかも連載開始時は二十歳そこそこの若さだったはずである。

まずそのことに感動を覚えるし、同時に日本の二次元コンテンツ産業の骨太さの一端を垣間見たような、切なくも頼もしい気持ちになってしまうのである…。
こーいうのを描ける女性作家がちゃんといて、それを商業ベースで展開するだけの懐の深さをもつ日本という国が、なんだかたまらなく好きだ。

基本的にこう、よだれとか鼻水とか鼻血とか汗とかおしっことか、およそ体から分泌される液状のもの全般に対する、愛着が感じられる。もちろんいい意味で。
結局、「つけてる下着にこそ意味がある」という発想も、そういった身体的な汚れと密接な位置関係にあるからこそなんだろうなあ、とか、脱いだパンツが少し汚れてたりにおったりするほうが好きなんだろうなあ、とか、相当どうでもいいことを真面目に考えてしまった。

お下品なのは間違いないのだけれど、けして野卑な感じはせず、カラっと晴れた低俗さを貫けているのはすごいな、と。

個人的にはみつばと杉崎の、はてしなく徒労感の漂う掛け合いが好き。
杉崎にかぎらず、全般的にサブキャラたちの絶妙な立ち回りが三つ子姉妹の魅力をうまく引き出している面が強く、結果として6年3組という「学級」そのものを物語の主体として落とし込むことに成功しているように思う。

特定のキャラが汚れ役になるのではなく、エピソードに応じてどんな人物も容赦なく汚れ役をやらされるところは、なんか新しい。いつ誰が汚れ役に指名されてもおかしくない独特の緊張感が漂っている。

この、「単純ないい子ちゃん」を許さない作品態度の根底には、さらけ出したら人間いろんなものが出てくるよね的な、滑稽なまでにリアルな人間観あるような気がする。それこそ、アイドルだってオナラするんですよナニ夢見てるんですか、というミもフタもなさに通じる何かが。

そういう意味で、キャラ設定というものに過剰な潔癖さと夢想を求めがちな男性思考ではなかなか描けない世界なのかもしれない。それを小学校を舞台に表現しちゃうところも含めて、受容できる人とそうでない人がパッキリと分かれそうな作風ではある。

声を大にして傑作と呼ぶには、自分の中の良心めいたアレが邪魔をしちゃうのだけれども、意味不明なエネルギー感といい、ブレることのない低俗路線といい、いい感じに世の中をなめくさった軽快な何かに仕上がっている気はした。


たくさん恥をかいて成長すればいいと思います。子供も大人も。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

ともか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

小学生の頃って自分もこんなだった?? …ナイナイw 乂(^_^;)

暴走する小学生3姉妹が面白い(らしい)という予備知識だけで視聴。
全13話+番外回1話。


丸井家の小6三つ子姉妹が繰り広げる、
単話形式の日常ドタバタコメディ。
「日本一似てない問題児三つ子姉妹」が主役となって
1話につき4本立て(くらい)でネタを連発してくれます。

テンポは良いのだけれど、
類似したネタが繰り返し出てくる点は少々マイナス点。


◆登場キャラの顔ぶれ(初登場が早い順)
みつば(長女):ちょっとおませなサドガール
ふたば(次女):ちょっとスケベなマッスルガール
ひとは(三女):ちょっと不思議な暗(あん)ガール

信也:…たぶん優等生…(のちに⇒優等生改め変態)
雄大:健康優良児
咲子:オカルト大好き少女
丸井草次郎:ちょっと不審な三つ子パパ
ゆき:争いごとがきらいで、恋話が好き。眉毛がトレードマーク
宮下:6年3組で唯一の常識人。面倒見の良さが後に災いする事を
   彼女はまだ知らない…。
みく:みつばのことが大嫌いなブルジョワ。

※他にも、ヘタレ教師やマヌケ教師等登場します。


こんなキャラたちのギャグの勢いが強烈で、
「やりすぎなくらいが良い!」と言う感じ^^;
ただ、わざとらしい汚ネタが多く(特に序盤)、
不快になる話があったのも否めない。

↓こんなくだらないネタでワイワイ騒いでいます。
・チクビ(ハムスターの名前)
・おしっこ
・パンツ
・おっぱい
・ブラジャー
・ゴキブリ
…etc.

ただ、考えてみると、
(程度はさておき)自分が小学生の頃も似たようなものだったのかも?
と、思えなくもないw^^;

そうだとしたら、周りの人たちに迷惑かけてたんだなぁ…って
今更ながら反省してみたり( 〃..)


あと、みんな凄まじい暴れっぷりだけど、
実は思いやりのある良い子たちですよ^^
と、付け加えておきます。


作画はかなり独特な感じで、
キャラは異常に丸顔、
人物・物の輪郭が黒の線でくっきり描かれます。

好みが分かれるところだと思うけれど、
個人的には好きじゃない。。

どこか古い感じがするキャラ作画でありながら、
動きは滑らかで、キャラが喋るとおりに口が動く等、
映像は新しい技術が使われているようです。


音楽はOP曲が印象的で、ED曲も悪くないです。
OP曲:「みっつ数えて大集合!」
ED曲:「夢色の恋」

9話特殊ED:某有名クラシック曲に、氷上を滑る次女の映像
最終13話特殊ED:「夢色の恋(弾き語り)」


番外の1話は本編と全く変わらない調子の話で、
特に「必見」というような変わったネタもありません。



暴走&汚いネタも気にならない、という方で、
頭を空っぽにして楽しめる、勢いだけで突っ走る作品を
お探しの方にオススメできると思います。

子供には見せないほうが良さそう。
リアルでこんな子供が増えたら困りますしねw^^;

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

85.4 7 ドタバタで日常系なアニメランキング7位
あそびあそばせ(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (924)
4083人が棚に入れました
『あそびあそばせ』の原作は、涼川りんが「ヤングアニマル」(白泉社)にて連載中のJCガールズコメディ。
日本生まれ日本育ちのため全く英語ができない金髪碧眼の美少女・オリヴィア、真面目で知的な雰囲気を漂わせながら英語が全くできない眼鏡っ娘・香純、明るいけれどリア充になれないおさげ髪の少女・華子という3人の女子中学生たちによる、最高に可愛くて最高に楽しいお遊戯を描く作品だ。

声優・キャラクター
木野日菜、長江里加、小原好美、置鮎龍太郎、井上ほの花、金澤まい、戸田めぐみ、悠木碧、前川涼子、増谷康紀、斎賀みつき、筆村栄心、伊沢磨紀
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

頭おかしいアニメ選手権ならメダル圏内

<2018/5/6 初投稿>
まだ始まってもいないので評価はデフォルトの3です。

原作既読なんですが、あにこれの紹介文だけ読むと中身が全然伝わってこない、まさに紹介文詐欺 笑。
アニメの絵柄も普通のアニメっぽいし。
わざとか?

でも騙されてはいけません。
中身は身も蓋もタブーもないコントです。

原作はこんな風にも言われてます。
「画力を無駄遣いしている作家No.1」(出典Wikipedia)
ヒント:{netabare} 漫☆画太郎{/netabare} 先生

女性にも人気のこの作品(作者は女性)。
原作通りなら電波に乗っけにくいシーンもあるし、なによりあのおかしなテンション。
うまくアニメ化できるのか?

原作の破壊力を失なわなければ、今夏イチオシです!

<2018/7/8追記>
第1話観ました。
意外と(と言っては失礼でしょうか)原作の良さが出てました。
話はこれからもっとバカになってくので・・・

<2018/7/13さらに追記>
ネットでは早速「OP詐欺」「顔芸」が評判になってるようです。制作側の思惑通り 笑。

ところでこの漫画の本領は、個人的には顔芸よりも笑いの質だと思ってます。
目のつけどこや発想が変でためらいも遠慮もない。
「ついてこれる人だけついてきなさい」
監獄学園や古くは稲中と同じニオイがプンプンするやつ。
こういうのがたまらない。

<2018/7/17追記>
第2話観ました。
会長登場とオリビアの英語、お化粧、軟テの4本。
まだ割と大人しい話ばかりですね。
会長の心のツッコミも弱々しい。
あと、華子は腕とセンスの両方が試される役なんだなと実感。声優さん頑張れ。

<2018/7/22追記>
第3話観ました。
今日はアポクリン汗腺と顧問、将棋は{netabare} お尻{/netabare} から{netabare} ビーム{/netabare} 出すゲームの3本
だんだん本性が漏れ出てきてていい感じ。

<2018/7/29追記>
4話です。
ようやく登場ですね。
前多。
{netabare} ゴブ×ドワ{/netabare}
そして数少ないまともでナイスなツッコミする華子の弟くんも出てきて、これでようやく「頭おかしい漫画」らしくなりひと安心。
前多笑える。
まだ4話ですが中間評価で点付けてみました。
4.5点。

<2018/8/6追記>
5話です。
今回は
・オートクチュールから{netabare} 火事{/netabare}
・つぐみ登場
・岡さん登場
・箱根彫刻の森美術館
の4本です。
でも好きなのは4本目。
失速せず安定飛行に移った感じ。
下ネタに躊躇ないです。

<2018/8/12追記>
6話観ました。
前多は便利だな。
出しとけばとりあえず笑い取れる。

<2018/8/19追記>
7話観ました。
クワガタとかガムテとか家庭科とか。
笑えた。
5話と同じくらいに。
また少しバカが加速しました。

<2019/9/2追記>
9話まで観ました。
オリビアのエセ英語の話だったのでもしやと思ったら{netabare} ダッチなワイフ{/netabare} そのままやってくれました。
めちゃくちゃだなー 笑。
ネットでの「海外の感想」読むのが楽しみです。
あと、オリビアの{netabare} 兄ちゃん{/netabare} と藤原さん。
期待の変キャラがまた出てきました 笑。

藤原さんはまだほんの顔見せですが、やっぱり強烈キャラ。好きだわ。
オリビアの兄ちゃんなかなか吹っ切れてます 笑

<2018/9/3補足>
・Wikiによるとリンコス語とは1960年にハンス・フロイデンタール博士が宇宙人との交信のために作った人工言語だそうです 笑。
・9話の{netabare} ダッチなワイフのクソ汚い英語{/netabare}、やはり海外の感想サイトでオリビアの兄ちゃんと共に高評価でした 笑

<2018/9/9追記>
10話
香純が大変な回ですが、藤原さん掘り下げてくれた。
目覚める藤原さん最高 笑!
そして名言「テンポよく回します」
・・・バカすぎる 笑
9,10話と緩まず来てますね。

<2018/9/16追記>
11話
「副会長」と「オカ研」と「副会長」の話
三つ目が特に酷い(褒め言葉)
オールスターキャスト風な。
ダメな感じのパロディも健在ですが、個人的には副会長の名言とやっぱり前多がツボでした。
ただひたすらカオス!
ここに来てさらにバカがブースト加速してます 笑

<2018/9/23追記>
最終話の最終エピソードを「あれ」で締めるんですか。
原作で「読者から送られてきたオリジナル・ゲームのアイデア」を元にしたオマケ漫画がありました。
作者自身が「わけわからん」と言ってたゲーム。
まさかこれで締めるとか原作知らない人は「ネタ切れで切羽詰まってわけわからんオリジナルでもぶっ込んで来たのか?」と心配になるでしょう 笑

総評としては「よくここまでやったよなぁ」というのが感想。
4話くらいから11話くらいまで実力を遺憾なく発揮してましたね。

好きなキャラは、前多(CV置鮎龍太郎)、藤原さん、オリビア兄(CV森川智之)、✳︎とその婆ちゃん、済南先生です。

頭おかしいアニメ選手権やったら充分メダル狙える実力のある作品。
(同時に作者のメンタルも少々心配です)

華子の声がもっと聞き取りやすかったら最高だったんだけどな。

<2018/9/26追記>
最終話観直しました。
よく見たら{netabare} EDテーマ「インキャインパルス」{/netabare}の三人の頭に前多作の"最強の魔物"が・・・{netabare} エンドカード{/netabare} には大量発生してるんじゃん。

何がしたいんだろう?笑

投稿 : 2024/11/02
♥ : 74

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

遊ばれるな。遊べ、私たち。

この作品の原作は未読です。
2018年夏アニメでオープニングテーマの雰囲気と作風のギャップという切り口で見た時、この作品ほど上位に食い込む作品は無いのではないでしょうか。

この作品は、「美少女×お遊戯コメディ」をコンセプトに「遊び人研究会」で活動する3人の女子中学生たちの日常を描いたモノです。

オープニングアニメは曲調も相まってとても綺麗で、可愛らしいとうい言葉がきっと適切だと思います。
でも、物語が始まると雰囲気はそのままで、目の前で起こる出来事のレベルが一変します。
可愛らしいという言葉が凡そ相応しくない顔芸とシュールなギャグが私たちに襲い掛かるのです。

主要登場人物は3人の女の子…
キャラと一緒に演じる声優さんと合わせて紹介したいと思います。

本田 華子:黒髪ロングの二つ結びおさげと貧乳が特徴の女の子です。家には執事がいるほどのお金持ちのお嬢さんです。
CVは木野日菜さん:魔装学園H×Hのシルヴィア・シルクカット、刀使ノ巫女の糸見沙耶香

オリヴィア:ロングウェーブヘアで、金髪碧眼の美少女です。両親は外国人ですが、日本でしか生活したことがないため、英語が全く話せません。
CVは長江里加さん:フレームアームズ・ガールのバーゼラルド

野村 香純:ボブカットと眼鏡、大きい胸が特徴の美少女です。基本的に真面目で礼儀正しい恥ずかしがりな女の子です。
CVは小原好美さん:月がきれいの水野茜、魔法陣グルグルのククリ、はねバド!の藤沢エレナ

この作品はプレスコ方式で収録されていて、原作コミックを参照しながら声優さんは演技していたんだそうです(wikiより)
感想してまず最初に思ったこと…3人を演じた声優さん、お疲れ様でした。

3人の普段の状況はさて置き、顔芸モードに入った時のノリは、これまで演じてきたどのキャラとも違う異質とも言えるノリでしたから…
野村 香純を演じた小原好美さんですが、通常モードのトークは水野茜やククルちゃんをイメージすることができました。
オリヴィアを演じた長江里加さんも、通常モードでバーゼラルドを何とかイメージできるレベル…
ですが、本田 華子を演じた木野日菜さん…シルヴィアや糸見沙耶香が全くイメージできませんでした。
きっとこれって凄いことなんだと思います。
特に喜怒哀楽の一番激しかった本田 華子…声優さんが喉を傷めるんじゃないかと不安にもなりましたよ。

しかもプレスコ方式なので、台詞と表情のタイミングもバッチリ…
この声優さんの熱演と作り手のこだわりがマッチした結果がこの作品の出した答えなのでしょう…
正直、相当面白かったし、しっかり笑わせて貰いましたよ^^

監督は岸誠二さん…これまで「Angel Beats!」「蒼き鋼のアルペジオ」「結城友奈は勇者である」「暗殺教室」「月がきれい」などを手がけられてきました。
今回ピックアップした作品は、どの作品も号泣した作品ばかり…
てっきり監督業には向き不向きがあると勝手に思っていたのですが、岸監督はこんなシュールな作品もイケたんですね。
自分的に新たな発見です。
岸監督だったから、ここまで面白い作品になったのかもしれませんね。

シュールなギャグが苦手じゃなければ、万人受けする作品なのではないでしょうか?
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは「スリピス」
エンディングテーマは、「インキャインパルス」
どちらも主人公の3人組が歌っています。
喉を傷めると言えば、エンディングの曲も相当激しかったです。
仕事って身体が資本なので、無理して故障しなければ良いんですけどね…

1クール全12話の物語でした。
本田 華子とオリヴィアに時折可哀想という気持ちを抱きながらも、他の二人と微妙に立ち位置の異なる野村 香純推しで見ていた感があります。
二人の激しさに後れを取ったというか、何というか…
それと、何気に執事の前多も面白いので、これから視聴する方は要チェックです。
もし、続編が放送されるなら、絶対視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 35

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

一緒に遊びましょ♪みんなで遊べば仲が深まる♪よね…?

サムネやOPで「女の子可愛いな…」とホイホイされて見ると、
痛い目を見る作品ですw

私は先に評判を聞いてたのですがOPを見てみると違ったので、
「あれ?いい話なアニメ?」と期待したら、見事に騙されましたw

そう、みんな普通にしてたら可愛いのよ。
普通にしてたら…。

全12話です。


● ストーリー
オリヴィアは、本当は日本育ちで英語が話せないのに、
片言の日本語しか話せないふりをしていて、

本田華子(ほんだ はなこ)は、
リア充になりたくて、

野村香純(のむら かすみ)は、
英語が苦手で。

同じクラスの3人は、
“遊び人研究会”、通称“あそ研”を作った。

放課後は空き教室で、
おしゃべりしたり遊んだり。


1話が3つほどのショートストーリーで構成された作品。

OPに騙されましたが、
内容はギャグです。残念女子です。笑

3人とも普通にしていたら可愛いのに、
言動がおかしくて、キャラが濃いw顔芸も強烈ですw

手押し相撲や靴飛ばしなどのオーソドックスな遊びをすることもあれば、
(ただしキャラの濃さでクセの強い遊びとなっていますw)

オリジナルな遊びをしていることもあります。
(まるで負けたら何かが終わってしまうかのような必死さでw)

個性的なキャラも多いため、
ネタは飽きずに楽しめました。

しかし、やや下品なところも多く、
(主に華子のせいだけど)

好みは分かれる作品かもしれません。

よい意味でも悪い意味でも、みんな素なんですよね。
絶対男子の前では見せない、素の女子の姿なんだよ。笑

あえてそれをやることでギャグにしてるんだと思う。
女の子としても人としても残念。だけどそこが笑える面白さ。笑

これは女子校という設定も後押ししていますね。
女子校が舞台だからこそ許される行為だと思いますw

だって3人の行動って、同性の前だから笑って済ませられるけど、
男子がいたらさすがにドン引きされちゃうでしょう…?笑

この作品の下品なところは私の好みではありませんでしたが、
キャラの可愛さと強烈な顔芸など、楽しめたところもありました^^


● キャラクター
メインは3人ですが、
その他のキャラも濃い人が多かったです。

1回きりの登場の子もいますが、
繰り返し登場する子が多いのが嬉しいです^^

顔芸もすごいですが、それに合わせた声を出すのも大変だったと思います…。
声優さん、うまかったです。すごかったです。面白かったです。笑

私のお気に入りは、オリヴィアと香純でした♪

オリヴィアは単純に可愛くて好き。
香純は、照れているときのもじもじ顔がたまりませんでした(*´ω`*)

華子は暴走レベルが桁違いだったので、
彼女がもう少しまともだったら、
この作品全体ももっと落ち着いていたと思います。笑

そう考えると、この作品を良い意味でも悪い意味でも壊している犯人は華子なのかな…。笑


● 音楽
【 OP「スリピス」/ 本田華子(木野日菜)、オリヴィア(長江里加)、野村香純(小原好美) 】

この曲に騙されたんだよな~!

いい曲だし、映像の3人はめっちゃ可愛いし。笑

好きなOPです^^
 

【 ED「インキャインパルス」/ 本田華子(木野日菜)、オリヴィア(長江里加)、野村香純(小原好美)feat. Ikepy & KSKN 】

えっと、こっちはこっちで強烈すぎるんですけど…。笑

OPはとても可憐で可愛いのに、
EDはとても気性の激しいヘビメタw

同じ作品の主題歌だと思えない並びの2曲ですw


● まとめ
初めは好みの作品ではないなーと思っていたけど、時には女の子らしくきゃっきゃと、時には暴走して、の笑いは嫌いではありませんでした。

でもこの3人にしつこく絡まれたら、すごくやだ。笑

意味不明な勢いも多いので、
好みは分かれそうです。

その代わり、好きな人にとっては
唯一無二の作品となるでしょうね^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

72.7 8 ドタバタで日常系なアニメランキング8位
WWW.WORKING!!(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (718)
4069人が棚に入れました
家計の財政難のためにファミレスでバイトをすることになった東田大輔。
しかし、そこには料理音痴フロアチーフ、
なんでも金にものを言わせるホールスタッフなど、
まともな人間がいないファミレスだった…! ?

声優・キャラクター
中村悠一、戸松遥、内山昂輝、日笠陽子、水樹奈々、雨宮天、小野賢章、麻倉もも、小澤亜李、下野紘、細谷佳正、鳥海浩輔
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

神すぎるOPです♪本作を犬組と比較するなんて野暮ですよ!

【第11話までの感想】
犬の「ぽぷら」の偉大さは認めますけど…犬猫どちらが本家かの議論はもう止めませう。
キャラの味は犬も猫も其々で濃厚でせう。
{netabare}猫はアニメ化でリメイクがされていますけれど、元々同人作品で、ガンガンに連載されヒットした犬のような完成度はありません。
逆に同人特有のフリーダムな展開が新鮮ですし、この猫あっての犬でもあります。
考えてみたら、犬猫交互にアニメ化しても良かったかもしれませんね。

ポップなOP曲に乗せて、それぞれのアブノーマルな感性でラブストーリーが交差する猫組WORKING!!
聖バレンチヌスが登場する異空間設定も、単調になりがちなギャグの流れに、少しスパイスを効かせ風味を変えることで、本作特有のラブコメギャグを活かしています。

その聖バレンチヌスに導かれた「華&東田」のカップル。
この二人の会話のすれ違いがとても楽しく、ときに「華」のボケが斜め上過ぎてついて行けないこともありますけど「足立&さゆり」、「進藤&志保」のカップルも交えて猫組の漫才ラブコメには毎週腹を抱えて笑っています。

本作に「ぽぷら」が居なくてもマジ天使な「永田」さん、ホラーな笑顔がとてもキュートな「さゆり」がいるではありませんか!
ドSの「志保」もデレてから少しキャラが変わって、乙女チックになってきましたよ。
結構登場キャラが多いのですけど「店長」と「妃」や「ミリ」をはじめサブキャラを所々で上手く使い熟し、各キャラを立たせる演出は、なかなかに巧みだと思います。
斉木、web原作では朝鮮語設定ですけど、単行本で英語に変更したのはナイス判断!
アニメも単行本設定踏襲の良識ある制作陣の対応がGJ!です。

余談ですけど、{netabare}野幌森林公園{/netabare}での肝試しの際に拾ったアライグマのアライさんを東田が飼いました。
しかし、現実のアライグマは気が荒くてペットには不向きです。
特に春と秋には野生化したアライグマが幹線道路によく出没し、轢かれて毛皮状態になっていますけど、アライグマは逃げずに、轢いてくれと言わんがばかりに何故か道路に立ち止まるのです。
ま、その他にも狐や狸、鹿もよく道路に飛び出してきてヒヤっとしますけどね。
(なお、熊は平地にはいません!鹿を轢いても凄い衝撃です。仮に熊と衝突したら自動車も大破しますし、搭乗者も無事では済まない。)

最後に、本作のシリーズがフェミニズム作品との声も聞きますけど、一見女性上位に見えても、物語は男性陣ペースで進行しています。
第1話から見て女性キャラの性格が徐々に変化しているのが分かりますよね。
犬組も猫組も原作者が理想とする男女関係のモチーフであり、女性の我儘や気まぐれな態度を男性が包容力でしっかりとリードしてもらいたい、こんな原作者の気持ちがしっかりと表現されていると思いますよ。
特に、本作の女性キャラ。
原作者が猫組とネーミングした通り、女性は猫的とのメタファーがメッセージとして存在しているのかもしれませんね。

看板作品だけあってA-1もしっかりと作り込み作画も安定しています。
WORKING!!シリーズを動画工房で制作したらどうなるのかな?と想像しつつも、最後まで完走させて頂きますよ!{/netabare}
各話レビューをタップorクリックすると本作の聖地が出現します。
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第1話メモ
制作は本編と同じA-1 Pictures

正直、またやるの?ネタ尽きないな・・とも思いつつweb版作品なのでどんな展開になると思いきや、本編にも増して一癖も二癖もありそうなキャラが登場して、本編とはまた一味違うカオスが生まれそう。
今後の展開が楽しみになりました。

OP曲が神過ぎw
これを聴くと一週間の疲れと癒され、次の一週間の活力が出る真のエナジーソング。
内容はどうあれ、この曲を聴くだけで価値がある作品。
歴代のなかでも最高のOP曲です。

{netabare} この作品、舞台設定がもろ地元なんですけど、このシリーズが続くと変人ばかり住んでいるように思われそうですね。
初回からいきなり冬景色。これから嫌でも雪と付き合わなければならないのに憂鬱です。

父親の会社倒産でアルバイトをする羽目になった東田君。
でも、このバイト家族に嵌められたのかも?
本編姉妹店のファミリーレストラン「ワグナリア」で働くこととなり、同僚店員のカオスさに翻弄されます。
しかも、1話からいきなり華が東田に惚れたフラグは何かの伏線?
フロアチーフの暴力女子高生の宮越華に霊感女子大生の村主さゆり、金持ちお嬢様の女子大生鎌倉志保に、志保の親への借金で頭が上がらない進藤ユータ、働かないのになぜか出勤している近藤妃、仕事ができず華に体罰を受ける店長の榊研一郎ほか濃いキャラが1話から続々登場です。{/netabare}

本編同様、安定した面白さが期待できそう。

第2話メモ
{netabare}斉木が出てきたけどあんまり壊れないな。
もともと壊れているのか?これから壊れるのか?
それと原作レイプだけど、ちゃっかり韓国隠したね。パチパチ。
www究極のキャラは姫と幽霊おやじだ。
姫の父親は犬のアレだろう。
しかし、宮越バカ過ぎだろう。
やっと調理のギャグが始まった。
滑ってるな。面白くない。
ま、今回の見どころは村主のホラー笑顔かな。(かわいいけどね・・)
足立の指が笑えない。
セリフの方は今ひとつキレがない回。
進藤の草食ってるコマもダルかったけど、ガキ時代はクールだったんだ。
今は面影もないな・
回想で志保との関係を説明しただけだね。
でも、ど直球でふったのがサド志保誕生の理由というのは受けた。
最後は宮越のボケで終わり。
話が錯綜したり行ったり来たりで展開とギャグのツボが掴み難い回だった。
猫組よ!宗家の維持を見せろ!
やっぱ、小鳥遊、ぽぷらは偉大なキャラだったなと思った。
東田と小鳥遊とぽぷらは同じ高校。セーラーが同じだ。1話にちらっとぽぷらみたいのが出てたし。
{netabare}聖地豆
{netabare}WORKING!!のワグナリアのモデルは野幌にあるロイヤルホ○ト。
店が割れた頃、行列になっていて笑った。
東田の高校のモデルは札幌○高校。
進学校で男子詰襟、女子セーラーだから市内では2校しか該当しない。
ぽぷらのセーラーはリボンの色を変えている。{/netabare}{/netabare}{/netabare}

第3話メモ
{netabare}肝試しの場所は野幌森林公園でないかな。
深夜は真っ暗だけど星は綺麗に見える。
ふと、ひたぎと阿良々木の星空シーンを思いだしました。
ああ、熊ネタやったか・・(笑)
北海道は野生の熊がそこいら中歩いていると真顔で信じている方もいるのに。
アライグマは特に野生化すると飼っても懐かないし獰猛だし、私なら金を積まれてもお断りです。
志保は金でペアをユータに取り替えてるしね。
キャラが濃い東田家ならなんとかなるかなコンビニ。
先日、郊外の国道でひかれてシマシマ尻尾だけ残して見事に潰れて毛皮状態のアライグマを見たけど、この時期餌探して飛び出して来るキツネやタヌキも多くて困る。
で、新キャラが登場でしたね。
東田のクラスメート柳葉ミリと永田るい。
不登校ミリ、鬼火引き連れてるってどんなキャラよ。ホラーキャラは村主だけにしてや。
るいは今のところマトモだけど、アライさんの話しで妄想してるところをみると、これからネジが緩んでくるんだろうね。
そのうちぽぷらも出てきそうだ。
今回もお約束の村主ホラー笑顔。涙付き。
これ毎回やるのか。
犬組のもだけど、ワーキングはダルイ回が交互に訪れる法則があるんですよね。
今回は面白かったけど来週はダルイ回かな。{/netabare}

第4話メモ
{netabare}とりあえず家の近所でもある北海道神宮を汚すのはやめなさいw
朝、神宮前に変なのウロウロしてたから。
遠近法もおかしいな。神宮前は片側三車線で反対車線側はあんな近くに見えない。
一応車線はちゃんと描かれていたけど。
猫組ってこんなにラブコメ要素が強かったかな?
村主のホラー笑顔、今回は出番なしか。{/netabare}

第7話メモ
{netabare}7話もまたチョコネタのループだったがどこまで引っ張るんだ。
村主ときさきが小学生時代同級生だった設定を今頃明かしたのたか。
ネタがマンネリ化してきたから脚本も大変だねw

考えてみれば犬組3期の間に、猫組挟んでもよかったのでは?
犬組の小鳥遊とぽぷらの印象が強すぎて、猫組に馴染めないという意見も分かる。
まぁ本来は猫組あっての犬組なのだが、プロデュースのミスは今更取り返しがつかないか。

それでも制作のA−1はこの作品を大作を預かっている意識があるんだな。
噂によるとA-1の制作ラインは破綻寸前とのことだが、この作品に限っては作画が崩れたシーンがほとんどない。
日常コメディで作画崩壊やったら終わっているけどw

しかし、今年は降雪が早かったのもあるが、冬景色はいらないな。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 32

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ワグナリアを巡るもう一つの「WORKING!!」…

この作品の原作は未読ですが、「WORKING!!」の方は3期まで視聴済です。
レビューを書くためにwikiをチラ見したところ、こちらのweb版は2002年から約10年662話も続いた作品だったそうです。アニメ化はこちらが後発となりましたが、こちらの方が歴史が長い作品との事でした。
この作品も4コマ漫画の様ですが、ワグナリアを舞台に662話ものネタが続くなんて驚くばかりです。

でも、同じワグナリアを舞台にしている事もあり、両者の作品には共通点があったと思います。
主人公の東田大輔は、小鳥遊 宗太を彷彿とさせるような面倒見の良さがあったり…
あとはどちらもあまり仕事をしていない点でしょうか…

でもこの作品…主人公の東田ではなく以下の3人のフロアスタッフの女性が中心となって動いていくんです。

宮越華(CV:戸松遥さん)母親が料理研究家だというのに料理のセンスは最悪…一体何をどうしたら人を瀕死の状態に追い込むような料理が作れるのでしょうか…?

村主さゆり(CV:日笠陽子さん)愛想がなく無表情で「見えざるお客様担当」である事を除けば、3人の中では一番まともだったのではないでしょうか。

鎌倉志保(CV:雨宮天さん)この人が3人の中で一番ぶっ飛んでいたと思います。お金持ちのお嬢様らしく常に札束をチラつかせ、借金をネタに相手をいじめたり…
そして途中からは轟八千代が携帯していた日本刀まで持ち出して、挙句の果てには振り回したり投げつけたりする始末…
でもポイントはそこじゃありません。デレた時の彼女…可愛らしさが半端ないんです。

他にも近藤妃という仕事をしている姿を一度も見かけたことの無いフロアスタッフもいます。
元々声優は種田梨沙さんでしたが、病気療養のため水樹奈々さんに変更となったキャラです。

こうして改めてキャラと声優さんを見てみると、本当に実力派揃いの声優さんで固められていたんですね。
どうりでキャラが魅力的な訳です…

この3人の女性には、生まれつき…或いは成り行き上から対となる男性が存在します。
宮越の手作りチョコで何度も死にかけた東田…
村主さんの笑顔がトラウマとなってしまった足立…
父親が借金をしているせいで志保のイジメのターゲットになっている進藤…

物語はワグナリアでの仕事っぷり…というより、3組の動向がメインとなって描かれていました。
「店内での恋愛禁止令」が出ていた「WORKING!!」では、仕事に関してもそれなりに描かれていましたが、こちらは本来メインであるべき仕事の部分がバッサリ切り落とされています。
だから、この作品の舞台は別にファミレスじゃなくても良かったのでは…等と思ってしまいました。
まぁ、高校生が気軽にバイトできるのがファミレスだから…という理由なら何となく納得できますけれど…

それにしてもワグナリアのバイトはどういう基準で選考されているのでしょうか。
バイトがこんなに仕事をしなかったら間違いなく店は潰れると思います。
それに普段お客さんがあまりいないのに、バイトの人数が多いのも気になります。

これが北海道ならではの大らかな気質故の事なのか…
或いはワグナリアの経営方針なのかは分かりませんけれど…
まぁ結局のところ、面白ければ結果オーライなんですけどね。

でも、もしどちらの「WORKING!!」もアニメ化されるなら、こちらから先に放送して欲しかったのが本音です。
この作品も十分に面白いのですが、web版じゃ無い方が圧倒的にキャラが濃くて、この作品の持ち味でもあるハチャメチャさが上回っている様に思えてしまうんです。
屋根裏を占拠して住処にするわ…脇差を常に携帯した女性がいたり…「ちっちゃくないよ!」が口癖のぽぷらちゃんの様なキャラがいなかったり…
その分、こちらは声優さんの実力で推していく作品でしたけれど…

この3組の行く末はどうなるんでしょう…?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは女性主要キャラ3人による「Eyecatch! Too much!」
エンディングテーマは男性主要キャラ3人による「無重力フィーバー」
個人的に好きなのはオープニングです。曲の出だしから可愛い感じが好きです。背景のアニメとも合っていたと思います。

1クール13話の物語でした。物語が1クールで綺麗に纏まっていたと思います。
高津カリノ先生のブログ「うろんにらくがき」に記載されていましたが、コミックスの1‐3巻が今回アニメ化されたそうですが、コミックスは4,5巻と続いているそうです。
それにブログの方ではまだマンガが続いているようですし…
今後の動向次第では続編の希望が全くないわけではなさそうです。
でもまずは本作品…しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24
ネタバレ

戸愚呂(青春) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ハート型のチョコレート

前作のワーキングは視聴していません!
何となく1話を観て、そこから毎週気楽に観てました。
オカルトとか吹奏楽はかなり真剣に観てましたからね、こういう作品も大事大事

心地良い会話のテンポと鋭いギャグで毎回笑わせてもらいました。

前半はただただ日常系として楽しく視聴してました。
本当に飽きさせない、いつまでも観てられるなぁ、と。

中盤からラブコメ要素がじわりときて、終盤にかけて怒涛のハートラッシュという印象です!
まさかここまでラブコメになるとは思っていませんでしたよ、嬉しい誤算でした。

この、ハートが少し顔を覗かせ始めた中盤から更に面白くなってきましたねぇ、みんな可愛いし!

この作品の良いところといったら、やはりキャラクターだと思います。
特に女性陣はとてもキャラが立っていて、どのキャラに焦点が当てられても安定して面白いし、可愛いんです。

誰が1番好きかと言われると困ってしまいます。
{netabare}
みんな終盤のデレがたまらんのですよ、、、
{/netabare}

お気に入りのシーンは多々あるのですがひとつ、
妃さんと斉木さんの英会話シーン、、ただ英語で会話してるだけなのに面白い、、ずるいw
というか基本的に斉木さんはミサイルのような一撃が毎回強すぎたw

最終話のEDは女性陣も参加していて心が躍りました

最後の宮越さんの自然な接客での締め、良かったです!

前作の方が面白いと言う声の方が多いみたいですね
3期あるみたいですが、今作を観た感じからして飽きずに観れそうなのでチェックしようと思います!

◼︎まとめ

ありとあらゆるチョコレートを刻んで溶かして大きなハートの型でつくったチョコレートの様なイメージ。
どこから食べても個性溢れる違う味が楽しめ、一向に飽きない味わい。
一見カオスなチョコレートだけれど、
全体を見るとそれはそれは綺麗なハート型のチョコレートになっている。

とにかく楽しくて甘い!そんな作品でした

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

85.5 9 ドタバタで日常系なアニメランキング9位
女子高生の無駄づかい(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (839)
3364人が棚に入れました
ちょっと残念な女子が集う、さいのたま女子高校を舞台に、とてつもないバカ・田中(通称:バカ)、アニメや漫画を愛するオタク女子・菊池(通称:ヲタ)、いつも無表情でロボットのような少女・鷺宮(通称:ロボ)を中心に、個性豊かで魅力的な仲間たちが、女子高生というキラめきに溢れた青春を無駄に浪費していく抱腹絶倒のJK学園コメディが今、幕を開ける!

声優・キャラクター
赤﨑千夏、戸松遥、豊崎愛生、長縄まりあ、富田美憂、高橋李依、佐藤聡美、M・A・O、興津和幸
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

タイトルなし

あだ名がみんなに浸透しているのが凄い。田中のこれは許せる枠結構言われたら傷つくよな。バカもどうかとは思うけど。
一番笑えたのはショッピングモールのゲーセンで寝そべって動かなくなったシーン。{netabare}掃除のおじさん連れてきて、てこの原理とか爆笑必至。{/netabare}
留年回避の勉強会は大変そうだった。暗記パン食べて生活しているのか。しかも、精力剤でぎんぎんに。

ヲタが腐っているときの目は印象的。一番まともと見せかけて美味しいもの食べるときはうるさいし、そこまでまともな奴ではないような。11話が凄い良かったなあ。{netabare}憧れのPが担任って少しショックもあるけど、夢を再認識できた。まずは膝が曲がる絵を描かないとね。膝が曲がらない呪いは辛い。{/netabare}

おばあちゃん子のロリ可愛い。やさぐれようとしてもメイクをしようとしても失敗して空回り。素のままでいいぞ。

ヤマイは中二病こじらせ中。包帯かぶれが大変。{netabare}顔はめパネルに頭がはまって抜けなくなったままバカと登校するのあほすぎて笑ってしまった。{/netabare}

リリィは男が苦手。もとい触るとぶつぶつが。{netabare}バカは男性ホルモンに溢れているのかゴライアスガエルみたいな感触なのかリリィに蕁麻疹を出させる特殊能力を備えている。{/netabare}まじめのことが好きなのかな。想いは通じてないけど。

まじょはスプラッターとか魔術的なのが好き。そんなに印象に残ってない。

鷺宮まさかの文系かあ。微生物大好きだからどう考えても理系じゃね?結局どの道に進みたいんや。実は文学少女?それとも、文学的に微生物学者?それとも、原作者の中に女性は文系という偏見が?だとしたら酷いですね。考えすぎとは思うけど。

色々と笑わせてもらえた作品だけど、あそびあそばせの上位互換ではないという印象。女子校は男子校と似たようなものだから、さらに暴れてもらいたい。

OP
輪!Moon!dass!cry! 歌 田中望(赤﨑千夏)、菊池茜(戸松遥)、鷺宮しおり(豊崎愛生)
ED
青春のリバーブ 歌 田中望(赤﨑千夏)、菊池茜(戸松遥)、鷺宮しおり(豊崎愛生)
さいのたま女子高等学校 校歌
OPはカレーが食べたくなるBGM。独特すぎる。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
浪費する、青春──。 WEBコミック誌「コミックNewtype」で大人気連載中の学園ガールズコメディが待望のTVアニメ化決定!ちょっと残念な女子が集う、さいのたま女子高校を舞台に、とてつもないバカ・田中(通称:バカ)、アニメや漫画を愛するオタク女子・菊池(通称:ヲタ)、いつも無表情でロボットのような少女・鷺宮(通称:ロボ)を中心に、個性豊かで魅力的な仲間たちが、女子高生というキラめきに溢れた青春を無駄に浪費していく抱腹絶倒のJK学園コメディが今、幕を開ける!


第1話 すごい
かつてとあることをきっかけに何となく疎遠になってしまっていた田中、菊池、鷺宮の三人は、偶然にも同じ高校に進学したことによって再会を果たす。久しぶりに会う旧友を前に、ぎこちなさを隠せない菊池だったが、昔と何一つ変わらない田中と鷺宮のやりとりを見ているうちに、自然とツッコミを入れてしまう。クラス分けでも同じクラスになった三人は、そのまま入学式に出るが、途中から何やら落ち着かない様子の田中。入学式を終えて、教室へと向かう途中で、田中は取り返しのつかない失敗をしてしまったと話し始める。

第2話 まんが
クラス全員にあだ名をつけるという田中の試みによって、菊池はヲタ、鷺宮はロボ、そして田中自身はバカというあだ名が定着したある日の日曜日。ヲタはベッドに寝転びながら、低所得Pの新曲を聞いたり、アニメを観てみたり、漫画を読んでみたりと、週末を満喫していた。バカから暇過ぎるからという理由で、大量に送られてくる自撮り写真を完全に無視して、趣味を謳歌するヲタは、いつか自分も有名になって夢の印税生活をしてやると奮起し、描きかけで止まっていた自らの漫画を描き始める。

第3話 わすれもの
百井咲久は、その可愛らしい見た目から、周囲にいつも小さくて可愛いと言われ続けてきた。自分の容姿にコンプレックスを抱き、グレてやるとまるで尖ったナイフのように生きているのにも関わらず、周囲の反応は変わらない。そしてバカにロリというあだ名をつけられてしまい、事あるごとにあだ名を連呼されることに怒ったロリは、もうバカとは口を聞いてやらないと宣言するが、バカの巧みな誘導によって、つい返事をしてしまう。さらにはバカの嘘にまんまと騙されてしまい、ロリはバカに対して最高の悪口を言うのだが……。

第4話 まじめ
高校受験当日、高熱をはじめあらゆる体調不良によって、志望していた高校に落ちてしまい、さいのたま女子高校に入学することになったマジメこと一奏。辛い3年間が始まると落ち込んでいたマジメだったが、入学式のクラス分けが貼られた掲示板に、ずっと憧れていた鷺宮しおりの名前を見つけ、奇跡が起きたと喜ぶ。しかし、そんな喜びも束の間、中学では一度として崩れなかったロボの表情が、バカによっていとも簡単に崩されてしまったのを見て、衝撃を受けるマジメ。マジメはどうにかロボとお近づきになろうと、バカの観察を始めるのだが……。

第5話 りりぃ
バカたちのクラスに転入生がやってきた。転入生の名前は染谷リリィ。さらさらのロングヘア、ぱっちりとした大きな瞳、瑞々しくぷるんとした唇、扇情的な隆起を描く豊かな胸、きゅっとした細い腰に、すらりとした長い足、そして透き通るような白い肌という、リリィの完璧な美少女ぶりを見て、ヲタは思わず格差社会かと叫んでしまう。リリィはにっこりと微笑んで、自己紹介をするのだが、その内容が好き嫌いのくだりに入ったとき、その可憐な容姿からは想像もつかない斜め上の言葉が次々と飛び出していき……。

6. まじょ
ファミレスで、いつものようにバカのすごい話を聞いていたヲタとロボ。そんな三人に久条琥珀という見知らぬ少女が話しかけてくる。琥珀の話によると、双子の姉である翡翠が、バカたちと同じさいのたま女子高校に通っているのだが、とある事情で数えるほどしか学校に行っていないらしい。このままでは出席日数が足りずに、退学処分になってしまうかもしれない。翡翠にどうにか学校に通ってもらうため、バカたちに翡翠と友達になって欲しいという。話を聞いたバカたちは、快く友達になることを引き受けるのだが……。

7. やまい
屋上の給水タンクの上に座って、人間はもっとプライドを持たなければならないとつぶやくヤマイ。そんなヤマイに話があるから降りてこいと言うワセダだったが、ヤマイはワセダの言葉には屈しないと返す。しかし、ワセダが内緒で饅頭を一つやろうと言うと、あっさりと降りていき、いつものごとく進路指導室へと連れて行かれる。ワセダはヤマイの包帯がいつもに増して多いことを心配していて、いったい何があったんだと問いかけるが、ヤマイは大したことじゃないから案じるなと反論し……。

第8話 みずぎかい
ある夏の昼下がり、ファミレスに集まっていたバカ、ヲタ、ロボの三人。するとバカが、もしかして人生で一度きりの16歳の夏休みを無駄に過ごしている自分たちは、ものすごい贅沢をしているのではないかと話し始め、さらに女子高生が水着で武装すれば無敵じゃないかと語る。このあたりに海はないと返すヲタに、電車に乗ればすぐ海に行けるし、なんだったら海外でもと言うバカ。すかさずそんな金はないとヲタに一刀両断されるバカだったが、都合良く福引きで特賞が当たるなんてこともあるかもしれないと言い、三人は量販店に向かう。

第9話 おしゃれ
ある日、スーパーで買い物を終えたロリは、帰り道で同級生をいじめている小学生たちを見かける。彼らにいじめをやめるように注意をするロリだったが、小学生たちは言うことを聞くようなそぶりもなく、ロリに対してどこの小学校に通っているんだと凄む始末。小学生に間違われたことに憤慨し、自分が高校生であると主張するロリ。しかし、小学生たちはロリの言うことをまるで信じようとしない。高校生ならもっと胸が大きいはずだと言われたロリはショックのあまり、買い物袋を落としてしまい……。

第10話 ろぼ
廊下の掲示板に張り出された2年生に進級したときのコース分け。事前に文系か理系かを選択し、そこには選んだほうが記載されているはずにも関わらず、バカのところには未定と書かれていた。まだ進路希望の紙を提出してなかったのかと聞くヲタに対して、ちゃんと出したはずと答えるバカだったが、そこにワセダが現れ、お前は進路希望を意味を理解していないと、バカを進路指導室へと連れていく。進路指導室から教室に戻り、貴重な休み時間が減ったと喚くバカに呆れるヲタ。そしてふとしたことからバカとヲタの喧嘩が始まってしまい……。

第11話 ゆめ
年末が近づいたある日、机に向かって漫画を描いていたヲタだったが、中々アイディアが浮かばずスランプに陥ってしまう。気分転換をするために、低所得Pの楽曲を聞き始めたヲタは、こんなに素敵な曲をどうやって作っているのか、作っている人はどんな人なのだろうと恋にも似た思いを馳せる。どうにかしてこの熱い思いを届ける方法はないかと考えているうちに、ヲタはかつて歌ってみたをやるために、機材一式を買い揃えていたことを思い出す。一度は難しくて挫折してしまった歌ってみただったが、低所得Pに気持ちを伝えるため、ヲタは再び歌い始める。

第12話 なかま
年明け早々にワセダから、今度の期末で相当頑張らないと留年してしまうことを宣告されたバカ。どうやら1教科でも赤点を取ったら本当に留年してしまうらしい。落ち込むこともなく笑いながら、ワセダから留年するかもしれないと言われたことをヲタやロボに話すバカに対して、ヲタは一つも笑えないと返す。さらにマジョからも占いの結果が良くないことを示していたと言われるが、どこ吹く風のバカ。どうやら以前からとっておきの勉強法を実践しているから、何の心配もないと言うのだが……。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

おバカすぎる女子高生の日常アニメ

とある女子高の個性的すぎる女の子たちのおバカすぎる日常のお話。
毎話のタイトルが、その話のメインキャラのあだ名が特徴になることが多いみたい。
いつのまにか、今期アニメで一番楽しみなのはこれになってました。
最初は面白そうなアニメだなあ、と見始めましたが、最終話まで見て、これはなかなかの良作だと思いました。
OPは妙に耳に残る良曲でしたし、EDもいい曲で良かったです。
ホント2期やってくれないかな。。またバカたちのおバカな日常が見たいです。
最終話まで見てから、あらためて1話を観てみました。冒頭のヲタのアルバムを見るシーンや、バカ、ヲタ、ロボが入学の日に再開するシーンに思わずじわっときました。その後の話も最初観た時よりも面白く見れました。これ、意外と2周目の方が楽しめるかもしれないですよ!
以下、各話のレビューです。

1話「すごい」。{netabare}田中(バカ)メインの話。
すごい女子高生ってなに(-_-;)家族が裸族とか田中アホすぎw
「それでも町は廻っている」の歩鳥を数倍アホにした感じ?
まさに「バカ」って感じ。でもこういうキャラ好きだなあ(*^_^*)
他の登場人物もみんな一癖あって面白い。もちろんワセダもね。{/netabare}
2話「まんが」。{netabare} 今回は菊池(オタ)メインの話かな。
パセリ丼ってどんなん(-_-;)パセリ嫌いにはありえんわ。。
鷺宮(ロボ)の漫画評ズレてる分だけえげつない。。ヒザ曲がらないとか(-_-;)
くすっと笑えるネタはいくつかあったけど、1話に比べてちょっと落ち着いたかな。
一番笑ったのは、山本(ヤマイ)とワセダの絡みかなあ。ヤマイ回が楽しみになりました♡{/netabare}
3話「わすれもの」。{netabare} 今回は百井(ロリ)の話かな。
バカは相変わらず、すごいを連発。心臓を守るために胸毛必要って(-_-;)
ロボは相変わらずマイペース。この2人を足して割れば良くなる・・わけないか(・_・;)
ロリ今でもサンタさん来ると思ってるんだね(*^_^*)かわいいなロリ。
はじめてのおつかいみたい。。気持ちも行動も見た目も小学生なんだね。
でも買い物でお金が足りなくてお肉よりもお菓子を選ぶとか、小学生というか幼児レベルだよ。。
バカ、床に寝て張り付いて離れないとかバカというか幼児レベルでしょ(-_-;)
バカって相手かまわず誰にでもバカみたいに接するんだね。お前も幼児か!と言いたい。。
今回はロリ回に合わせたのか、幼児っぽいギャグが多かったかも。。{/netabare}
4話「まじめ」。{netabare}今回は一(マジメ)の話だね。というかタイトルまんまだし。
バカ、いつも同じようなすごい会話してんのね。これ毎話冒頭のテンプレなのかな。
ロボに対して密かに憧れてるマジメ。何か勘違いしてるような。。
バカはポッキー口で大量に咥えたり、友達のジュースに細工するとかやってることが子供すぎ。
ロボと仲良くなりたくて、バカ観察ノートをつけてるマジメ。
でもバカが文字を見ると眠くなってノート読まれなくて良かったね。
ハゲカツラかぶって登校する女子高生いたら面白い超えて変人だわwでも笑った(^O^)
あと学校に培養してる菌が入ったシャーレを持ち込んでるロボはやっぱり変人だと思った。。{/netabare}
5話「りりぃ」。{netabare}今回のすごい話なんだろと思ってたら・・バカらしいなー(-_-)ロボは無駄に知識すごいし。
今回は・・ん?転校生の話なの?変化球きたな。女の子とオスって露骨すぎ(-_-)
そんなリリィにお菓子食べながらだいぶ変わってる奴だなと面と言えるバカもだいぶ変わってると思うよ(^O^)
リリィはバカが苦手なんだね。でワセダに訴えて席替えしてもらうリリィ。
リリィのキャラってヤな感じだけど、バカたちにいじられ役になると面白くなるかも。
何か今回はメイン話よりも、ロボがさりげなく実験やハンダ付やってたり、ヤマイが木に登ってたりしたとこはくすっと笑えたかな。ED後のヤマイとワセダの面談もね♪{/netabare}
6話「まじょ」。{netabare}3年ものの食パンって中学の頃から保存してたのかよwキモすぎでしょ(-_-)
あれ?また新キャラ?今回はどうやら翡翠(マジョ)の話。不登校の子なのかな?
というか、ホルマリンの瓶が並んでる部屋って(+_+)
バカの誰でも平気に会話できるとこはいいとこだね。おかげでマジョはバカたちと友達になれて。
わかってくれる人だけ大事にすればいい・・ロボいいこと言うね。
恋愛映画を観るマジョ姉妹とロリ。三者三様の感想が面白い(^O^)
ヤマイって高いとこが好きなんだね。木とか下駄箱の上とかw
マジョがロリをほのぼの映画に誘うけど・・(゜o゜){/netabare}
7話「やまい」。{netabare}オタの挙動からパンツの話を思いつくバカってすごいな。
今回は私待望のヤマイの話。まずは安定のワセダとの絡みから。
まんじゅう1つで陥落するヤマイの信念。。肌弱いのに包帯巻いてあせも誘発ってバカだ(-_-)
ダイオウグソクムシ娘のぬいぐるみ・・キモかわいいから意外と人気でるかも。私はいらないけど。
マジョ妹の部屋も真実の口のレプリカ飾ってるとかなかなか。ガスマスク持ってるマジョには負けるけど。
カラコンすると充血はあるあるだよね。目には良くないけど。
マジョのガスマスクをメ○カリで入手して学校に持ってきてかぶるヤマイ。
マジョからガスマスクの由来を聞いて引くヤマイ。マジョの話はヤマイと違ってガチ話だからね。
とここまではいつもの感じだったけど・・!
ははは(^○^)なにこのヤマイ鹿とバカコアラ!おかしすぎる。。お茶飲んでたら絶対噴きだしてたわ!
しかも首が抜けなくなってそのまま2人で学校に行くとか、ワセダが一緒に記念撮影するとかもうね。。
バカの一本締めとか、さいのたま校歌とかも面白かった。{/netabare}
8話「みずぎかい」。{netabare} ヲタ意外とスタイル良くてびっくり。
今回はサービス回なのかな?というかずいぶんストレートなタイトルだな(-_-)
ロリが忘れたスマホを取りに夜の学校に行くけど、なぜかみんな学校にいるしw
あれ?屋上のプールあんなに汚かったのに綺麗になってるし。バカたちが掃除したの?
で急に雨が降って濡れるみんな。あーここでマジメの濡れるのが好きネタが来るとはうまいなあ。
なんで学校に水着が置いてるのか知らないけど、水着に着替えるみんな。
マジメもスタイルいいんだね。バカが胸大きかったのは意外だった。
ヤマイは相変わらず高いとこが好きなんだね。
翌日、バカがまたプールに行ってみると・・ってえーーっ!そういうオチ!?だから話が出来すぎてたのか。
結局ヲタ以外のスタイルはバカの妄想だったってことね(-_-;){/netabare}
9話「おしゃれ」。{netabare}んー。今回もある意味サービス回なのかな?
ロリのまゆげボーンは笑った。なぜそうなる(-_-)しかも鉛筆で書いてるとか。。
着せ替えロリ人形可愛いかった(*^_^*)
なるほど。百合=Lilyなんだ。今頃気づいた。。
今回はあまり笑えるところが少なかったけど、かわいい子とか百合好きの人は面白かったのかな。{/netabare}
10話「ろぼ」。{netabare} なんでロボくち動かしてんの?動画ミス?と思ったらガタンゴトンて(-.-)
今回はロボの話。そういえばまだやってなかったんだね。
ぷちぷちとか鉛筆けずりとか糸通しとかで、はあっ♡となるバカ。バカらしくない声色出して笑った。
そんなバカたちをうまくとりなすロボってすごい。
そんなロボがバカとヲタと一緒の高校を選ぶくだりはちょっとじわっときた。
ヲタが大好きな低所得Pってワセダだったんだね。それヲタが知ったらどうなるんだろ。{/netabare}
11話「ゆめ」。{netabare}ワセダの話から始まったけど、今回のメインなのかな?
ヲタが憧れてやまない低所得P。ボカロPの即売会に出店したワセダ。そこにヲタが逢いに向かって。。
今日のヲタかわいいな。そして変装?したワセダに自分の想いを打ち明けるヲタ。
そして、ワセダもヲタを追いかけて、自分が低所得Pだと打ち明ける。。ショックを受けるヲタ。
でも・・あらためて自分が低所得Pが好きで憧れてる気持ちを再確認して自分も漫画家を目指そうとするヲタ。
なんだろう。。美容院のおじさんとか、即売会のぴーなっつおじさんの難解例えとか笑える要素はあったけど、今回の話はじわっときてちょっとうるっときてしまいました。。{/netabare}
12話「なかま」。{netabare}あれ?今回はすごいアバンないの?
タイトルからして、今回が最終話なのかな・・・ちょっと寂しいな。
こたつでみかん食べながらのゆるーい会話いいね。
バカがワセダに次の試験で赤点とると留年だと告げられて(゜o゜)
ヲタやマジメが勉強を教えてあげることになるけど、バカのマジボケがバカらしくて笑った。
勉強が嫌になって学校をサボってなぜか養豚場でバイトしてるバカ。でもなぜ養豚場?
ブタがそれぞれ各キャラの声でブヒブヒ鳴いてるし。
その中でヲタとロボとのイイ話が展開するけどブタの声がうるさくてイイ話がぶち壊しw
そして年度が変わり、2年になったみんな。またワセダが担任なんだ。あれ?でも・・
バカがロボだと思って話しかけてる人はよく見ると良く似た別人だし、ヤマイは異世界だと騒ぐし(-_-;)
ワセダがおじいちゃん先生になってたとこは笑った。。でもあの席よく空いてたな。
と思ったらロッカーからピンク髪の子が出てくるし(゜o゜)
謎の新キャラ?こ、これは2期の伏線・・・じゃないよね(・_・;)
ラストはいつものバカのすごい話で締めくくり。。あーもうこれで終わりなんだよねー・・・{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

「キャラを丁寧に描き、シナジー効果で威力を倍増」→日常系コメディの鉄則を体現した優秀作

【レビューNo.24】(初回登録:2023/1/28)
コミック原作の2019年作品。全12話。
「【レビューNo.4】『4人はそれぞれウソをつく』」のレビューで本作に触れたので、ちゃんと
レビューしておこうと。

(ストーリー)
バカ・ヲタ・ロボ(あだ名)は幼馴染であったが、いつの間にか疎遠になっていた。
そんな3人は女子高で再会を果たす。しかしここには他にも個性あふれる面子がそろっていて・・・
再びつるむことになった3人を中心に、いろいろと残念な女子高生たちが「無駄づかい」の日々を
過ごしていく。

(評 価)
・「日常系コメディは『キャラが命』」をしっかり理解している
 日常系コメディでは際立った設定や仕掛けがないため、彼女たちの会話劇が作品の中心となります。
 だからこそ登場人物たちがしっかり「キャラ立ち」しているかが、作品の「生命線」となります。
 この作品は本当にそこを理解しているなっと。主要キャラ3人は
  ・バカ:説明不要
  ・ヲタ:{netabare}漫画家志望でBLが大好きなヲタク{/netabare}
  ・ロボ:{netabare}いつも無表情で感情表現が乏しい{/netabare}
 この「あだ名」が秀逸な仕掛けで、このあだ名だけでそれぞれがどんなキャラなのかが大体わかる
 ようになっています。サブキャラも
  {netabare}・ロリ、ヤマイ(厨ニ病)、マジメ、マジョ、りりィ(本名だが百合女子を暗示){/netabare}
 とバラエティ豊かにしっかりとキャラ付けされています。
 皆かわいい(除くバカ?)のに「残念女子」です。でも「残念さ」の『さじ加減』がまた絶妙です。
 個性を強調するあまり過剰な設定をする作品も多いですが、この作品は全体調和を考慮し程よくバラ
 ンスが取れています。バカが暴走して多少はみ出すところもありますが、ヲタやロボがきちんとフォ
 ローするので作品としてしっかり収まるよう構成されています。

・10×10=100 シナジー効果で威力倍増
 ストーリーとしては、序盤は主要キャラ3人が各サブキャラと絡み、サブキャラを視聴者に印象付け
 ながら各々の魅力を引き出していきます。その過程が丁寧で好感が持てます。キャラが増えていくと
 「主要キャラ×サブキャラ×サブキャラ」「サブキャラ×サブキャラ」
 との掛け合いになっていきますが、誰かの個性のボケに対し誰かの個性できちんと受け止め、投げっ
 ぱなしで終わらせない。ギャグ展開の基本ですが、これができていない作品が意外と多いです。
 (特に受けが雑な作品が多い)
 だからそこにシナジー効果が生まれ、「このキャラとこのキャラでこういう面白さに発展するのか」
 というエピソード展開が可能となります。「10+10=20」でなく「10×10=100」となる仕掛けです。
 それも序盤で視聴者にキャラに対する愛着がわくよう、丁寧にキャラを印象付けているからです。
 「キャラを大事に扱いそして育てていく」基本的なことですが、それをしっかり実行しています。
 あと生徒間だけでなく、担任(ワセダ)等の個性ある教員も登場して、エピソードに幅が出るような
 工夫がなされています。

・意外な終盤展開
 本作は彼女たちの「無駄づかい」の日々を描いていきます。4コマ漫画原作らしい小気味いいテンポ
 で日常コメディが展開されていきますが、
 {netabare}
 11話で「ワセダ×ヲタ」でヲタの成長物語を、最終話で「バカ×ヲタ・ロボ」の友情物語が描かれて
 います。最終話でのヲタのセリフ
 {netabare} 
 「あいつ(バカ)とつるんでいるのは、もしかしたら自分より下がいるっていう安心感を得たいから
  なんじゃないかって」→そして彼女は何を思うのか・・・{/netabare}{/netabare}

 これらもこれまでの日常系コメディからの積み重ねがあればこそ活きる展開です。
 でも最後はこの作品らしい締めで、きちんとコメディ作品として終わらせてくれます。

「【レビューNo.22】『月刊少女野崎くん』」でもレビューしたように
 ・王道パターンを丁寧かつ全力でやる。
 ・サブキャラも丁寧かつ魅力的に描き、キャラを育てていく。
 ・それをテンポや演出等で効果的にアニメとして面白く魅せる。
本作品もその基本を忠実に守り、しっかりとした面白さがある作品に仕上がっています。
特にこの作品はキャラが育ってきてこそ、その本領を発揮します。
だから序盤はバカのイラっとくる言動やスポットの当たるキャラの好き嫌いにより、イマイチという
感想を持つかもしれませんが、5話ぐらいまで温かい目で見守ってやってください。中盤以降期待に
応えてくれると思います。

OPは歌詞も曲もイミフな魔訶不思議な感じで、それに中毒性を感じる人も多いようですね。
EDはキャラソンで「青春のリバーブ」→「残響」という意味らしいのですがさてさて・・・

(追 伸)
この作品を観ていただければ「【レビューNo.4】『4人はそれぞれウソをつく』」のレビューで少し
辛口めいた感じだった理由が分かると思います。あの作品はあの作品なりの良さはあるんですが。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

84.0 10 ドタバタで日常系なアニメランキング10位
小林さんちのメイドラゴンS(第2期)(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (560)
2102人が棚に入れました
あのはちゃめちゃドラゴンメイドが再び!ひょんなことから小林さんちのメイドとして働くことになったドラゴン・トール。大好きな小林さんに時々(嘘。たくさん)迷惑を掛けながらも、なんとか人間社会に溶け込み立派に(嘘。そこそこに)メイド業をこなしていた。同じドラゴンのカンナ、ルコア、ファフニール、エルマたちも、それぞれ自分の居場所を見つけて、人間たちと異種間コミュニケーションを満喫していた。そんなまったり、たまに激動の日々を送っていた頃。小林さんに、新たなドラゴンの脅威が襲いかかる―。

声優・キャラクター
田村睦心、桑原由気、長縄まりあ、高田憂希、髙橋ミナミ、嶺内ともみ、小野大輔、中村悠一、加藤英美里、後藤邑子、石原夏織

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

さすがですわ

あれから4年以上経過しているとは。
なんだか色々忘れていた。

今作からイルルというロリ爆乳が登場。
なかなかがっつりな導入であった。

小林さんの懐の広さは安定。話の内容も安定。
気づけば見終わっていた。
体にすっと入って来る。個人的今期覇権アニメ。
それぞれのキャラクターの心理描写を丁寧にしていて素晴らしい。

ルコアさんの翔太君愛は相変わらずすごい。良い動きしてるわ。

小林さんのデレが可愛かった。浴衣着てくれても良かったかも。
ウエディングドレスは良かった。
オチが凄まじいな。ちょっとそれだけは疑問符。
そのほかはベタ褒めしかできん。


OP
愛のシュプリーム! fhána
ED
めいど・うぃず・どらごんず︎❤︎ スーパーちょろゴンず トール(桑原由気)、カンナ(長縄まりあ)、エルマ(高田憂希)、ルコア(髙橋ミナミ)、イルル(嶺内ともみ)
イシュカン♡リレーションシップ トール(桑原由気)
fhánaはいつも素敵な楽曲を提供してくれる。愛のシュプリーム!は今までのfhána楽曲と一味変わってる。ラップ?みたいな。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
あのはちゃめちゃドラゴンメイドが再び!ひょんなことから小林さんちのメイドとして働くことになったドラゴン・トール。大好きな小林さんに時々(嘘。たくさん)迷惑を掛けながらも、なんとか人間社会に溶け込み立派に(嘘。そこそこに)メイド業をこなしていた。同じドラゴンのカンナ、ルコア、ファフニール、エルマたちも、それぞれ自分の居場所を見つけて、人間たちと異種間コミュニケーションを満喫していた。そんなまったり、たまに激動の日々を送っていた頃。小林さんに、新たなドラゴンの脅威が襲いかかる-。


1. 第1話 新たなるドラゴン、イルル!(またよろしくお願いします)
自称究極のメイドであるトールは、今度オープンする新しいメイド喫茶にライバル心を燃やし殴り込みに行く。しかし戻ってきたトールは「なんか働くことになりました」と言い出した。そんな変わらない毎日を送っていたある日、ニュースで小林さんと出逢った山が何者かに破壊されていることを知る。

2. 第2話 イケメン、小林!(いろんな意味で)
イルルを退けた小林さんだったが、その代償に魔法で「アレ」を股間に付けられてしまう。すると普段は何とも思っていなかったトールやカンナが違って見え始め、次第に小林さんは悶々し始めていく。

3. 第3話 課外活動(もちろん普通じゃありません)
小林さんちに遊びに来た才川。しかし見知らぬ女の子(イルル)が……。一緒に遊ぼうと誘うも、イルルは冷たく避けていく。そこに偶然訪れたルコアは、避けようとするイルルの気持ちに気付き、助け船を出そうと計らう。

4. 第4話 郷に入りては郷に従え(合わせるって大変です)
美しいコード配列に感嘆する小林さんと滝谷。なんとそれを書いたのはエルマだった。ついに一人前の戦力になったと小林さんは大喜び。小林さんは会社の「柱」としてもっとたくさんの仕事を抱えているそうだ。しかしその話を聞いた途端、エルマは急に怒りだす。

5. 第5話 君と一緒に(まあ気が合えばですが)
商店街で会うなりいがみ合うトールとエルマ。いつもの光景に呆れ気味の小林さんだが、出会った当初はそうではなかったと言う。犬猿の仲の二人の出会いは、遡ること遥か昔。あちらの世界でトールが一人旅をしている時のことだった……。

6. 第6話 合縁奇縁(片方はドラゴンです)
毎日ルコアの奔放な接触アプローチに悩まされている翔太。本来なら自分が主人のはずなのに……。一人前の魔法使いを目指す身として、主導権を取り戻さなければ、と一念発起する。そこで翔太は、ルコアの弱点を探り始めるのだった。

7. 第7話 一般常識(みんなずれてます)
夜闇が支配する路地裏に、怪しい人物が2人。不穏な空気を醸し、何やら密談を交わしている。「なんだい?こんなところに呼び出して」--2本角の痴女が言う。「お前の力を貸せ」--執事服の陰鬱男が返す。最凶最悪のタッグが今、動き出す--。

8. 第8話 世界に一つだけの(好きな言葉を続けてください)
何やら部屋に籠り始める翔太。父の日のプレゼントとして魔術道具を制作するため、難しい魔術書を読み漁っていた。その難易度が高いため手伝おうと名乗り出るルコアだったが、自分一人の力でやり遂げたい、と断られてしまう。だがやはり制作は失敗続きで……。

9. 第9話 いろいろワケがありまして(エルマざんまいです)
待遇改善を要求する--!それはエルマの一言から始まった。小林さんたちの勤める会社は、極めて“黒”に近い。そこにエルマがようやくおかしいと気付き、旗を掲げたのだ。改善などどうせ無理だろうと高を括っていた小林さんだったが、ドラゴンのバイタリティは予想を遥か上回っていて……。

10. カンナの夏休み(二か国語放送です!?)
小林さんと喧嘩した勢いで家出をしてしまったカンナ。帰りたくないからと太陽のある明るい方向へと大海原を飛んでいく。その時、たまたま見つけた陸地へと降り立ったカンナだったが、なんとそこは決して眠らない街・ニューヨークだった。

11. プレミアムシート(特別料金はかかりません)
本格的に腰を痛めて来た小林さん。改善しようと健康グッズを買い漁るが、それらはほとんど使われないまま……。業を煮やしたトールがしっぽ肉を食べさせようとするも、あえなく拒絶。トールは、小林さんが求める「一般的な治療法」を探し始める。

12. 生生流転(でも立ち止まるのもありですかね)
いつも通りの朝。いつも通りのドラゴン娘たち。何一つ不満のない、かけがえのない平凡な日常。だが小林さんの中には、終焉帝の話を聞いてから、ほんの少しだけ重い何かが転がっていた。でもそれが何か判然としない。もやもやとする中、待ちに待った夏祭りが始まる--。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

肩の力を抜いて笑って観たい

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
「流石、京アニ」と言えるハイクオリティな日常系アニメ。

レビューでは、本作で好きだった部分と、本作が作られたことの意味を、自分なりに書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本シリーズは、「1つ深い日常系」の、とても素敵な作品である。

1期は☆5(神作)、2期は☆4(高評価)。1期よりやや評価を下げたのは、各キャラの掘り下げの要素が強くなり、深みがあるセリフ(トールと小林さんの関わり)がやや減ったからである。

例えば本作なら、

1話目「違いを楽しみ、楽しみが続けば種を好む、尊敬には信頼が加わり、絆を生み出していく」

7話目「眠りは同調圧力」

なんかが好きで、こういうのがたくさんあった方が、個人的にはより好みだった。

とはいえ、単純に楽しい話はいっぱいあって。

10話目の「カンナNY編」は☆5をつけた。たった1話にかけるほどの熱意や労力じゃないでしょと思えるクオリティに、「これぞ京アニクオリティ」と思った。

本作で最も良かったのは、エルマのキャラが深まったことだと思う。過去話や仕事話、仲直り含めて、実質、エルマが本作の主人公だと思う(カンナも主人公級の活躍でしたね。自由研究の話は可愛かったな~)。

まあ、シリーズ構成の大きな流れとして、2期でサブキャラを深めていくのは王道なので、「少し落ち着いた2期」というだけで、物語の面白さは減衰していないと思いたい。ラストは、もしかしたらアニオリかな?と思わせるような、ドタバタ大団円で、非常に読後感が良い。全話見終わって、楽しかった記憶しかない。

さて。

とはいえ本作を語る時、どうしてもあの痛ましい事件を考えなければなりません。

私も1アニメファンとして、心が痛み、今でも忘れられないし、忘れてはいけないことだと思っていますが、本作を通して、京アニも前に進んでいるのだから、自分自身もいつまでも暗い気持ちで作品を観ては失礼だとも思いました。

本作のOPは、事件の前に決まっていたらしいのですが、あの明るい曲をそのまま使ったことの意味、シリーズ監督のクレジット、又、あの事件後に作られた歌の後半部分の讃美歌からも、京アニの思いは伝わります(この辺はReiさんが思いのある素敵なレビューを書いてくれているので、そちらに)。

レビュータイトルを「肩の力を抜いて笑って観たい」としたのはその辺が理由で、本来はそういう作品を作っているわけだから、忘れちゃいけないけれど、囚われても良くないと思うので、そこは、京アニとファンが、時間をかけてでも一緒に乗り越えていかなければならないことなのかなと思います。

ということで、私としても色々な思いがあるし、頭では分かっていてもまだ簡単には割りきれませんが、レビューの中にあえてあの事件のことを書くのは、(それが正しいのか間違っているのかは分かりませんが)このレビューで終わりにしようかなと、今はそういう気持ちです。

最後に、あの事件でお亡くなりになられた全ての方のご冥福をお祈りし、現在なお戦っているご遺族の方やリハビリ中の方、制作に関わったスタッフ全ての方に対し、心からの応援を込めて、レビューを閉じさせて頂きたいと思います。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
燃え燃え(笑) 途中のCMのクオリティ、高いな~。もはやドラゴン語はスルー(笑) あんなに可愛くされたら(笑) 「違いを楽しみ、楽しみが続けば種を好む、尊敬には信頼が加わり、絆を生み出していく」。

2話目 ☆4
まあ、トールなら、そうくるだろうな(笑) チャンスを生かすトールです(笑) メイド服脱がれて冷める小林(笑) いやCM、やっぱすげえな。小林さんが防犯ブザー持ってる意外さ。私に騙される?って、イケメンか(笑) トールガチ切れ。キモ(笑) 繁殖、したい(笑)

3話目 ☆4
なるほど、コスプレがしたかっただけ。逆に深い気がする。カンナの趣味が可愛すぎる件(笑) ここで特殊ED。 

4話目 ☆4
調和勢、面倒くさい(笑) やたら哲学的な遊園地(笑)

5話目 ☆4
お互いの内面が分かる程近づき、認められない部分ではぶつかる。エルマも消す(笑) 

6話目 ☆3
ルコアとファフニールの話。才川、死んだ(笑) CG(笑)

7話目 ☆4
グラム88円(笑) 眠りは同調圧力。久々の哲学的な会話。本当に、CM良いよな。

8話目 ☆4
まあ、父親だよな、小林さんは(笑) 珍しく、小林さんのサービスシーン(笑) ネコバヤシ(笑)

9話目 ☆4
エルマ、良いキャラだよな。素敵な仲直り。

10話目 ☆5
NY編、間違いなく楽しいな。ただ、楽しいな。驚き方が、外人w 小林さんと同じことを。巻き戻したら、ホントに居たわ(笑) さりげないシーンの作画がめちゃくちゃ良いのが、流石京アニだよな。小さな美しい世界を丁寧に描く。 


11話目 ☆3
トールの過去話。最初は皆、個人の意思。

12話目 ☆4
納豆は、破壊と創造(笑) 小林さんのデレ(笑) 花火の煙までちゃんと表現するのがな、流石だよな。なんとなく、アニオリっぽいラスト? 今は死別することを考えなくて良いんじゃない? と同じ意味だよな。結婚式、、、小林すん、ウェディングドレス、似合わない(笑) ここで一期OP。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

1期と比べると落ちるかな

2017冬放送のメイドラの続編。

{netabare}
率直に言うと、メイドラってこんなにつまらなかったっけ?ってなってしまった。
星3.0を付けている通り、一期と比較しているだけで、一定以上の面白さがあるのは確かなんだが...

たぶん変なシリアスが多かったことが原因かな。
正直シリアス要素に限って言えば全部つまらなかった。
というか、メイドラで良かったシリアスが思い浮かばない、一期の最終話もかなり酷かった覚えがある。
シリアスになると、小林のキャラがきつく感じる。
謎に説教臭いし。
こういうコメディ系アニメに入るシリアス、好きな人もいるんだろうけど自分は嫌いかな。
少しぐらいならまだいいけど、これはあまりに多すぎたし無駄にギスギスだし。

まあ、最初にも書いた通り安定してコメディ要素は安定して面白いので決してつまらない作品ではないんですが。
特に10話のカンナ回は神回だった。ああいうのでいいんだよという感想。
自分は正直メイドラの面白さの7割はカンナだと思っているので。
アメリカのあの金髪の子の登場があれ以降なかったのはちょっと悲しかったけど。
2期要素で言うと、イルルと駄菓子屋の絡みが面白かった。
面白かっただけにあんまりあの駄菓子屋の人が出てこなかったのは残念。

作画も良かった。色々あって作画落ちないか心配だったけど、一期から落ちないどころか上がってるような気もして素晴らしかったと思う。
ただ、正直に言うと、作画はいいけど京アニは嫌い。
押しつけがましいというか、「俺ら作画すごいだろ?」って見せつけてきている感をかなり感じてしまう、例えば9話の戦闘はまさにそれ。

OPとEDは自分が特殊なのかもしれませんが、個人的にはかなり微妙でした。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 7/10
作画わかりやすくなったな。
OP微妙すぎる...。酷い、なんだこれ...
サビが微妙だったらミュートしてたかもしれない。
個性的ってレベルじゃないなw
削り取られたような(直球)
やっぱり一期の最終回のじじい正論だったじゃん
エルマちょろすぎるw
えw 謎展開。
ED一瞬ブレンドSかと思った。
いや、EDもかなり微妙だなぁ。

2話 8/10
謎展開すぎるw ちょっときつい。
いや、ドラゴン相手に何でそう簡単に逃げられる。
シャフト感ある演出。

3話 7/10
メイド服似合ってねえ。 謎に一期OP

4話 6/10
人柱かよ
何か2期シリアスよりになってる気がする
真面目な話とか本当に要らない。
ただ雰囲気壊してるだけで、シリアス展開全然いい話でもないし。
私服あってねえ。
遊園地は1話かけてやってほしかった。 

5話 6/10
トールが人間を見下してるところ見ても面白い風に感じない。
シリアスつまんねえ。
ほんとイキってるトール見ても面白く感じんわ。
コメディアニメなのにここぞとばかりに作画を見せつけてくる京アニの癖嫌い。
カンナが出てくれるだけでめっちゃ面白く感じる。
男との絡み面白い。
駄菓子パートはめっちゃ面白かった。
トールとイルマの過去話いらない。 

6話 5/10
どこから出てきたんだあの謎カメラ。
ほんとにつまらないシリアス多いなぁ。
才川のノリは正直きつい。
それでもカンナパートはやっぱりいい。

7話 8/10
バズるとかいう言葉使う小学生嫌だなw
やっぱメイドラの面白さの7割はカンナだな。

8話 4/10
こんなシリアス方向に走るアニメだったっけこれ。
何で住所もらえるんだよw 前半も後半もコメディ要素がすくないなぁ。
しかもそんないい話だとは思えない。

9話 5/10
今回は面白そう。結局この会社はブラックなのかよw
え、会社の話あれで終わり?
小学生が一人でレンタルってレベル高いなw
翔太君千里眼防げるの強い
いや、翔太君そんな魔法沢山使えるんかよw
???戦闘いらねえよ。
何で今更元の世界に帰るとかそういう話。
普通に仲良くしてるじゃん。
京アニほんと嫌いだわ。
変な描写無理やり挟んで作画見せつけたり「俺らイカしてるだろ??」感出してくるの、OPもそんな感じがしてきつい。
前半めっちゃ面白かったのに後半で冷めたわ。

10話 10/10
日本円分かってくれるのかw
金髪の子また登場してくれないかなぁ。
こういう話でいいんだよ。 

11話 6/10
意味わからん会話だなw
なんで父と仲良くなってるの?
このおっさん何しにきたんだ、ほんといらんわ。
カンナはかわいい。

12話 6/10
イルルと駄菓子屋の人の絡みもっと増やしてほしかったなぁ。
この大団円パート好き。
2期と違って1期のOPはいいな。
{/netabare}

曲20段階評価
OP「愛のシュプリーム!」1.5/10
ED「めいど・うぃず・どらごんず♡」4/10 
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

76.3 11 ドタバタで日常系なアニメランキング11位
上野さんは不器用(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (410)
1775人が棚に入れました
ココは、とある中学校の理科室。科学部部長の上野さんは、部活の後輩・田中に恋する乙女。天才的(変態?&ちょっとフェチ?)すぎる奇想天外な発明品を使って、あの手この手で気を引くためのアピールをするが・・・。果たして上野さんの恋は成就するのか!?それとも・・・

声優・キャラクター
芹澤優、田中あいみ、影山灯、大森日雅、伊藤美来、井澤詩織、戸松遥、佐藤利奈、竹達彩奈、井口裕香
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

逆セクハラ

田中の鈍さと上野さんへの扱いが酷くてムカつく。いくらなんでも性格悪すぎないか?これに好意寄せるのは自己肯定感が低いかも。それかドM。男女逆転して考えたら完全にアウトだけど、僕はこういうノリは好き。上野さんは逆セクハラばかりしてるのに、肝心なところでは踏み込めなくて、なんか可愛い。まさにHow clumsy you are!!

何気に声優が良い。

OP
閃きハートビート 歌 伊藤美来
歌声可愛い。
ED
マイペース・サイエンス 歌 上野(芹澤優)、田中(田中あいみ)、山下(影山灯)
ラブミーサイエンス 歌 上野(芹澤優)
放課後トラベラー 歌 上野(芹澤優)
コスモルミナ 歌 上野(芹澤優)
不器用センセーション 歌 上野(芹澤優)
心のふりこ 歌 上野(芹澤優)

以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
科学部部長の上野さんは、部活の後輩・田中に恋する乙女。天才的すぎる奇想天外な発明品を使って、あの手この手で気を引くためのアピール試みる。1年生部員の山下も冷静沈着なアシストで上野さんをバックアップ!果たして上野さんの恋は成就するのか!?

1. 実験その1「ロッカくん」/実験その2「クマタンダー2号」
ココは、とある中学校のとある理科室-。科学部部長・上野さんは、その天才的頭脳で究極の携帯型濾過装置「ロッカくん」を完成させた。性能を確かめるため、部活の後輩・田中に対し濾過した謎の液体を飲むようにすすめる。果たして、謎の液体の正体とは一体…!?{netabare}自分なら上野さんのおしっこ飲める。なんなら、濾過してなくても飲める。我ながら変態だな。実際、出したておしっこは無菌だから飲んでもセーフ。飲尿健康法もあるくらい。クマタンダーはパンチラ防止機器。スカートの中を暗黒にして履いてない状態で覗かせる。自ら見せるよりめくって見られるのは恥ずかしいようだ。というか田中、スイッチを切ったら駄目。{/netabare}

2. 実験その3「ダッシュたん」/実験その4「一七六防護服」
「田中のパンツくれ」上野さんは田中のパンツを要求した。新たに開発した、瞬間脱臭装置「ダッシュたん」の力を試すため、強力な臭い発生源が必要だという。自分だけ実験台になるのはイヤと言う田中。上野さん、山下も巻き込みお互いの衣類の臭いをかぎはじめるのだった。{netabare}臭い嗅がれるのは恥ずかしいな。女の子に対して臭いはデリカシーなさすぎねえか。防護服着ておっぱい触らせようとするも、違うと言ってるのにお尻に平手打ち。セクハラだけど、SMプレイになってる。言葉責めも激しい。乙女のパンツで遊んだ挙句、さらにけなすのは酷。{/netabare}

3. 実験その5「キルトハイド」/実験その6「ガラクたん」
水泳部部長・北長さんが訪ねてきた。最近、水泳部にのぞきが出るらしく、上野さんに対策のための発明品制作を依頼していたのだ。疑似立体映像投影装置「キルトハイド」-。それを受け取った北長さんは、おもむろに水着を脱ぎ始めて…!?{netabare}全裸になるのはびっくりした。というか田中馬鹿にもほどがある。服は着て帰ろう。ガラクたんで水生成して、間接キスを狙うけど、田中潔癖。{/netabare}

4. 実験その7「ウエノ13号」/実験その8「サモンスタット」
いつもの放課後。どこかいつもと違う上野さん(?)…。田中をじっと見つめたり、ひざまくらを要求したりと、かなり積極的。秘めていた乙女心を解き放ち、ついには田中に頭をなでなでさせはじめる。{netabare}田中は状況を受け入れるのが早い。自分で作ったロボに嫉妬は笑える。サモンスタットで何でもペットにできちゃう。謎の生き物見て触るだけ。パンストだけど。井澤詩織ボイスの無駄遣い。{/netabare}

5. 実験その9「ピースペクター」/実験その10「PEリザーバー」
夜の中学校、理科室。学校に点在する怪しい噂・地獄八怪奇の正体を暴くため、上野さんは新たな発明品を作成した。「ピースペクター」 それは、人ならざるものの挙動を捕捉し、モニタに映し出す装置である。上野さんと田中、山下とウエノ13号のペアに分かれ、校内を探索しはじめるのだった。{netabare}山下まさかのお漏らし。ウエノ13号の機能に救われた。田中が気を利かせてまさかのロッカくん持ってきちゃった。吸水して濾過するPEリザーバーの件では運動場から窓伝いで侵入する女の子西原登場。汗も飲めるぜ。田中は下より上の汗を濾過した水なら飲めるみたい。上野が阻止して飲むけど、西原の母性本能を目覚めさせてしまう。声優は僕の好きな佐藤利奈で嬉しい。{/netabare}

6. 実験その11「II傘」/実験その12「E-Qブースター」
急に降り出した雨。傘を持ってきていないと困る田中に、上野さんが差し出したのは「II(アイアイ)傘」。微弱な重力場を発生させ、対象物を受け流す装置である。傘の歴史が変わると、これには田中も上野さんを称賛する。その時、水たまりに足をとられた上野さんはII傘に向かって渾身の尻もちをついてしまう…!?{netabare}傘が股間かお尻かは定かではないが、めりこんでしまう。一緒に傘に入ってラブラブおち。E-Qブースター装着して上野と田中が相撲をとるわけだが、田中が上野のズボンを直接掴む容赦のなさ。配慮が足りん。{/netabare}

7. 実験その13「パンティロッティ」/実験その14「ガチャポーター」
田中にパンツ食べさす計画会議、通称TPT会合が開催された。いくらなんでもパンツは食べないだろうと思われたが、入念な事前仕込みにより田中は究極の空腹状態を迎えていた。上野さんは、満を持して非常食兼用パンツ「パンティロッティ」を差し出した!!{netabare}田中にパンツ食べさすは草。本当に食べるとは。しかも躊躇なく。ガチャポーターは欲しいものが転送されるらしいけど、実はパンツしか転送されない仕様。パンツ渡してまで、本当にこいつと結婚したいのかあ。まさかの山下のパンツやら北長の水着が出てくる。上野さんの狙い通りにはいかないけど、田中が成敗されててすっきりしますね。{/netabare}

8. 実験その15「コイツネートルナD錠」/実験その16「ペロリリオン」
新たに発明した「コイツネートルナD錠」をさり気なく田中にすすめる上野さん。眠気を解消し、睡眠時には簡易人格を形成するスグレモノである。熟睡する田中に上野さんはそっと身を寄せ、大胆な行動をとり始める。{netabare}手を握って好意を確かめる直前で目覚める。死刑は妥当。田中の双子の妹みずなとよもぎ登場。上野さんがあげた飴がきな粉味なのかチョコミント味かで喧嘩するのを兄として叱るけど、人が口に入れた物を入れるなとかいう視点の違和感。飴は好きな味に感じるというだけ。{/netabare}

9. 実験その17「ジゴスパッツ」/実験その18「SQ水」
スマホの電源が切れ、充電ケーブルを探す田中。 上野さんはおもむろにスカートをまくりあげ、超発電衣服「ジゴスパッツ」を取りだした。 あらゆる日常動作を電力に変換することができるアイテムである。 スマホの充電のため、上野さんは田中にスパッツをこするように要求する。{netabare}下半身に注目って女の子が発する言葉とは思えない。こすりかたがエロい。SQ水着ると宙に浮く。みずなが水筒をくれと教室のドアを開けると激しい引力で上野さんの水着が破れる。田中は少しは何か感じてもいいんじゃない?しかも、みずなが何の用事で教室に来たのか全然覚えていない。{/netabare}

10. 実験その19「カンチカン」/実験その20「レパラー手」
放課後、田中が理科室に着くと教室内は電車と化していた。 車掌の格好をした山下。自らに「痴漢しろ」という上野さん。 痴漢通報装置「カンチカン」の実験をしているのだという。 カンチカンを完成させ、痴漢被害に苦しんでいる人々を救うため-- 田中は痴漢することを決意した。{netabare}触る前から警報鳴っちゃう。痴漢対策としては最適解では?でも、鳴りっぱなしで触られても逆に意味がない。レパラー手は物質を削って、再構成してツルツルにする。ムダ毛処理用らしい。上野さんはムダ毛を処理してもらおうと思うが、田中はなんと女の子はすね毛生えないと思っていた。同じ人間なんだから生えるの常識だぞ。むしろ、ツルツルにする必要性があるのか常に疑問に感じる。女性だから処理しないといけないわけじゃないというのが僕の考え。田中よ、女子の毛について聞いたら駄目。デリカシーなさすぎねえか。{/netabare}

11. 実験その21「インビジブルマ」/実験その22「リアスコート」
新たな発明品「インビジブルマ」は空圧層を展開し、どんな場所にも着席することが可能となる。 装置の素晴らしさを特等席で見せるため、田中の顔の上で実験することになった。 上野さんは装置の不調を装い、田中の顔面に自らのお尻を落下させようと企んでいた。{netabare}お尻を落下させなくても顔面騎乗にしか見えん。田中いつの間にかスカートの下抜けるなんてどんな集中力だよ。最終的にお姫様抱っこ。リアスコートでスカートの中をきっちりガード。男子嫌いな女子テニス部部長南峰が肌着をパンツでないと言い張りつつ、卑猥な目で見るなとか言ったり、公衆の面前で見せたり。流れで可愛いとか言っちゃう。上野さんに言ってほしいよね。{/netabare}

12. 実験その23「眼キュー」/実験その24「バレッタン」
新体操部部長・東川が科学部を訪ねてきた。 部活をのぞき見する連中を監視する装置「眼キュー」が壊れたという。 上野さんに対するスキンシップがやけに激しい東川に対し、いつになく気になる様子の田中。 「お二人って…そういう仲なんですか?」田中は東川にある勘違いをしてしまう。{netabare}一人称が僕っていうだけで、男だと思うなんて。確かに見た目だけで男女の区別はし辛いこともあるかもしれないけど、言動で判別は余計難しいよね。田中の安心したという発言に上野さん反応薄い。僕も山下と同じ気持ち。なんでそこは押しが弱いんだよ。バレッタンは使えば食べてなくても、他の人が食べた物の味覚を感じられる。実験によって自然な流れで手を繋ぐ。山下から恋人繋ぎを促されるのに、そこは踏み込めない。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「ちゃんと見んかい!」

この作品の原作漫画は未読です。
芹澤さんが出演されると知り、視聴を決めた作品でした。
芹澤さん…私は個性的な役どころを演じられる声優さんだと思っています。

芹澤さんが出演されている主な作品は以下です。
・「双星の陰陽師」の音海繭良
・「賭ケグルイ」の夢見弖ユメミ
・「3D彼女 リアルガール」の五十嵐色葉
・「魔法少女サイト」の穴沢虹海(にじみん)
・「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」のシェラ・L・グリーンウッド

改めてそれぞれのキャラを見てみると、同じ声優さんが演じているとはとても思えないキャラが並んでいます。
繭良の様な正統派、色葉の様な少し影のあるキャラを演じるかと思えば、夢見弖ユメミやにじみんの様なある意味狂気的なキャラや、シェラみたいな色っぽいキャラまで演じられているんです。
これが声優さんの真骨頂なんでしょうけれど…やっぱ声優さんて凄いっ!

そんな芹澤さんが演じているのは主役である中学3年生の上野…科学部の部長です。
この上野さんが何とも可愛らしい…
上野さんは同じ科学部の田中に(密かな?)思いを寄せていて、何とか気持ちを伝えようとするのですが、普段の態度は強気なんですけれど、いざとなると途端に腰が引けてしまい、顔は真っ赤…汗ダクダク…
挙句の果てには髪の毛まで直立不動になる始末…
ある意味究極とも言える純情でシャイな女の子なんです。

でも何もしなければ気持ちが伝わらないのは上野さんだって百も承知…
だから平静を装ってさりげなく近づくために上野さんが駆使するのは、凡そ中学生のモノとは思えない発明品の数々…

例えばとある発明品を上野さんが身に付け、その効果を田中に確認させる…
すると田中が思春期特有の衝動が我慢できなくなり自分に迫ってくる…
そんな展開を毎回期待しながら、あの手この手で田中を発明品の実験に付き合わせるんです。

田中…いい加減、上野さんの気持ちに気付いてあげなよ…
と思うのですが、この田中が超が付くほど色恋沙汰に鈍感なんです。
上野さんの積極果敢なアプローチ…普通の中学生の男の子なら間違いなく陥落している事でしょう。
ですが、鈍感であるが故に難攻不落なんです。

上野さんにも意地があります。
自ずと言動がエスカレートしていくのですが、上野さんの純情でシャイな性格が災いしてあと一歩届かず堂々巡り…

この展開がお決まりのパターンなのですが、上野さんのリアクションがパターン化されているのを割り引いてもこのやり取りが実に面白いんです。
加えて、上野さんの激しい心情のアップダウンを芹澤さんが見事に演じられている分、面白さも増しましです。
でもこの作品の魅力は、やはり上野さんの開発する発明品の数々だと思います。
「ロッカくん」「ウエノ13号」「パンティロッティ」など…
発明品の効能が気になるのはネーミングセンスがが抜群だからなんでしょうね。

上野さんと田中の微笑ましいやり取り…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、伊藤美来さんの「閃きハートビート」
エンディングテーマは、6曲も用意されていました。
エンディングの個人的な推しは第8話、第9話で使用された上野さんの歌う「コスモルミナ」でした。

1クール全12話の物語でした。
こういう見て元気になれる作品が月曜日の朝から視聴できるのが私的には嬉しかったです。
月曜日の出勤は気持ち的に辛い時もありますが、この作品のお陰で元気になれましたから…
しかも15分枠なのでサクッと視聴できるのも良かった点でした。
原作は連載が続いているようなので、続編があるなら是非視聴したいと思います。
最後に…上野さんの本懐が遂げられることを願っています。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

もっと不器用でよい

原作未読


1回につき5分×2話で15分と短尺。基本的に1話完結型のギャグアニメ。
昨年(2018年)は『あそびあそばせ』『ポプテピピック』『ヒナまつり』『ちおちゃんの通学路』ことごとくスルーしてきたので、年始に「ギャグ枠なんぼのもんじゃい!」と誓いをたて臨んだ一作。
あまり食指が動かない系統であるとはじめに自己紹介しときます。


上野(CV芹澤優)、田中(CV田中あいみ)、山下(CV影山灯)の科学部三名が主要キャラ。上野(♀)さんが、タイトル名の通り不器用ながらもあの手この手駆使しながら田中(♂)の気を引こうと空回り、山下(♀)が緩衝剤(時にはボケ、時にはツッコミ)として機能するという関係性。放課後の部活動がほぼ作品の舞台で、わりと閉じられた空間で展開されます。
その気の引き方の変態っぷりがギャグの主成分であり本作の柱になってます。第1話から全開なためノリに合わないと判断したら切っちゃってよろしいかと。

科学部三名皆マイペースで、そのコミュニケーションのズレも笑いのポイントなんですが、キャラが固まる前の早い段階{netabare}(第3話){/netabare}でゲストキャラが登場してきました。ゲストキャラの声優さん達とても豪華なのですが、投入をもう少し遅くしても良かったんじゃないかなぁというのが気になるところです。
主演の芹澤優さんは、昨年(2018年)私が視聴した『3D彼女』『魔法少女サイト』とはまた違うキャラクターを全力で好演してます。・・・が、


まあこれが面白くない。クスリとも笑えない。渾身の第1話でさえゴミを見るような目の自分がいたし、リカバリの第2話では寝落ちしました。ギャグ作品で面白くないと致命的です。
なお、“お笑い”については面白かった面白くなかったが全て。笑いのツボこそ人それぞれで、シンプルにツボにはまったかそうでないかと思ってるので、あまりグダグダ言うのもなんかね。


少しフォローしとくと、本作で上野さんのド下手(≒不器用)な愛情表現、田中の馬耳東風、山下の宇宙人っぷりの絡み具合のバランスであったり、ネジの飛んでるゲストキャラ達であったり、ド○えもん/キテ○ツ大百科を彷彿させる珍妙な品々であったりと、こと材料は悪くありません。
そこを増加倍加させるための上野さんの不器用さっぷり変態っぷりだけは尖っていて好感です。
予定調和のお笑いは毒にも薬にもならないと思えば、本作『上野さんは不器用』は挑戦的な意欲作と言えるでしょう。


そしてちょっとだけグダグダ言うと、私としては一般的には度を越してるように見えるところ、もっともっと欲しかったですね。メーターを振り切ってほしかったのです。

{netabare}第5話の山下の失禁シーン。ここでこそ濾過器の登場でしょうに!{/netabare}
{netabare}第6話の山下の激おこシーン。意外とも思わず、上滑ったと感じたのはこれまでの積み重ねで作品にネガティブな印象を持ってしまってたからですね。限界です。{/netabare}

振り切って欲しかったから、上野さんの恥じらいの裏返しみたいな軽いデレ。アレいりませんでした。入れるなら散々イジリ倒されてからの終盤ないし最終話くらいなら破壊力があったでしょうに、、と思います。
ただしそれは{netabare}上野さんが田中に惚れているという{/netabare}作品の構成上、実現は難しい。この度はご縁がなかったものと思うことにします。


15分と短尺でダメージも少ないため多少引っ張りましたが、6話で断念しました。



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2019.08.23追記
《配点を修正》 -0.1


視聴時期:2019年1月~3月リアタイ視聴



2019.03.26 初稿

投稿 : 2024/11/02
♥ : 45

66.4 12 ドタバタで日常系なアニメランキング12位
ガイコツ書店員 本田さん(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (175)
655人が棚に入れました
ガイコツ書店員本田さんがお送りする、爆笑必至のお仕事エッセイコミック、待望のアニメ化!!

本田さんは戦う!! 業務と!! 絶版と!! マンガを愛する人々と!!
コミック売り場がこんなに笑える職場だなんて聞いてない!? とある書店のコミック売り場から、マンガ愛をふんだんにこめた日報をお送りします。



声優・キャラクター
斉藤壮馬、三瓶由布子、喜多村英梨、斉藤貴美子、伊藤静、遠藤綾、山本和臣、安元洋貴、羽多野渉、増田俊樹、西山宏太朗、岡村明美、日笠陽子

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

Q.書店員って、どういうイメージですか?

いやー、書店員の裏側(業界の仕事)が知れて面白かったですね。作者の本田さんが10年間働いた書店で経験した事を面白く表現した!ってとこですね。


原作・未読。(試し読みは有り)
アニメ・全話視聴。(全12話・15分アニメ)


主人公(ガイコツ)役のCV斎藤壮馬さんもビックリしたでしょうね。原作者の『本田さん』は女性の方なのに演じるのが自分で良いのかな?ってね。
ま、インタビューではやる気満々でしたが(笑)

前述で書いた通り書店で経験した事を描いてるこの作品。個人的に作中の情報で場所を予想してみました。多分関東の『紀伊國屋書店』かな?と思います。(ヒントは♯5)
近場にアニメイトがある事と立地条件等の単純なものですが。店名は控えようと思います。

今現在は原作者の『本田さん』は書店員としては働いてないようです。インタビューで「退職しました」と言っていたので。退職理由が「マンガ描くための有給が無くなったから、最低な理由ですよね」だそうです。
いやいや、あんなに忙しい職場なんだから仕方ないよと私は思います。本当にハードな職場ですからね。大手は特に。ヘルニアやる人も居ましたし。


と、ネタ話ばかり書いてしまった。
作品の感想を書こう。


本田さん「ガイコツ、もっとかわいく…」
アザラシ(編集)「あ、良いんです。本田さんにカワイイのは求めてないんです。」

…おい!

と、ツッコミを入れました(笑)
まぁでも漫画化してアニメ化したからええやん。


作品内容は書店の裏側って感じでしたね。11話前半パートはちょっと表現遊んでるけど一応書店のお話にはなってます。
よく行く本屋さんに聞いたんですがやはり「KAD○KAWAはほぼ毎日新刊が出て面倒くさい!」って言ってました。
なので♯10の表現は大笑いしました。これ、分かる人には分かるネタやん!?ってね。
流石『多頭型出版生命集合体』、新刊すぐ出すくせに重版はクッソ遅い会社!そら書店員も必死になるわ。


後はそうですね。レジ締めのお話。
今でもレジ締めって人力でやってるとこが多いと思いますが最近ではセルフ決済(QR決済や電子ペイ・カード決済等)があるとこではレジ締めが楽になったり、無くなってるとこもあります。これは東京の飲食店でもあります。(ここは完全電子決済のみ)
なので近い未来には本田さんの様にレジ締めで緊張しなくて済む日が来るのかな?と。
本編ではあたふたしてる本田さんをお楽しみ下さい。


私もコミケや昔バイトした時に聞かれたんですが『BLとゲイはどう違うの?』『百合とレズの違いは?』『ファンタジーのエロと写真集のエロはどこから表現ダメなの?』『日本のマンガって何でほぼ白黒?』『何でこんなに特典が付いてるの?』等々海外の人に聞かれました。
いやー…、困った(汗)
ま、その時はスマホ翻訳とスペル英語と知り合いの助言で難を逃れましたが本当何なんでしょうね(笑)
この作品でも似たような表現が出てきますので興味がある方はご覧下さい。
え?電子書籍しか読まないから書店員の話を観ても… …えっと…、し、CVを楽しみましょう!
ドタバタ劇としてもオススメします。
ただ重いストーリーを楽しみたい、紙芝居テンポのアニメが苦手等々の方にはオススメしません。


1話目が放送され、2話目で本田さん自らネガキャン。そんだけヤバい職場の書店員!これを観ると書店で働いたことない方はイメージが変わると思いますよ〜(笑)
後OP曲、斎藤壮馬さんが歌ってる『ISBN』なのですが途中の数字が気になりました。『9784』。
調べたらこれって国際標準図書番号なんですね。
13桁で表され冒頭が『9784』の場合、日本の書籍や図書って意味なんですね。知りませんでした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

たった2話でも、アニメ化の際の失敗を感じた(汗)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
15分の、低予算お仕事系のギャグアニメって感じですかね。そこまで尖った作風でもなく、普通にダラダラ観られるくらいのレベル(悪くはないの)ですが、他の観たいアニメと放送時間が被ってしまったので、切ります(ウチのテレビ、1つしか録画できないから)w

《以下ネタバレ》

【視聴断念(2話まで)】
{netabare}
ギャグのテンポは悪くないし、本田さんのツッコミも頑張っていたとは思います。が、まず本田さんがガイコツである必要性を感じませんでしたし、ギャグもわりと平和というか、個人的にはもっとブラックなネタが好みですね。

てかこのアニメ(2話観ただけですが)、構成や演出が良くないんだと思います。

まず1話目をまるっとギャグ回にして、2話目をキャラ紹介やお仕事回にした構成。本作の魅力はむしろ、2話目の「書店員の裏側」「個性豊かなキャラクター」にあると感じましたが、だったらそこを1話にもってくるべきだと思いました。

毎クール、新作アニメがバカみたいな数作られる現代、特にショートアニメは良くも悪くも敷居が低いので、1話目で視聴者の心を掴めないと、すぐに切られてしまうと思います。まあ、1話Aパートはギャグでも良いんですが、Bパートはお仕事回にした方が、引き強かったように思います(原作通りなのかもしれませんが、1話完結のギャグアニメなんだから、そこはアニメという媒体に合わせて柔軟に)。

あと、ギャグパートとお仕事パートのテンポが変わらない早さなのは、どうなんでしょう? ギャグパートは(ツッコミで笑わすタイプだから)ハイテンポの方が面白くなりそうですが、同じテンポでワチャワチャとお仕事の説明をされるので、内容がよく分からないままに進んでいって、辛さややりがいに共感できず、イマイチ楽しめず。お仕事パートは少しテンポを落とし、もっと分かりやすくした方がより楽しめたと思います。

てな感じで、低予算だからこそ、(作画とかじゃなく)工夫できる部分はしっかり工夫して、原作の魅力をしっかり出すアニメを作ってほしいなと思いました。

まあ、録画が被ってなければ、見続けても良かったんですけどね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
書店員、暇そうというイメージは分かるなw 学校ぐらし じゃん(笑) 18禁を親父に頼むのもな。THE 低予算って感じですね。う~ん、ネタ的には可もなく不可もなく。新たな発見(書店員の知られざる仕事)があるわけでもないし、本田さんがガイコツである意味もよく分からないしね。

2話目
書店員の仕事が観られて良かったけど、なんかハイテンションでハイテンポでワチャワチャ進むので、イマイチ内容をつかみきれない。ギャグパートとお仕事パートはテンポを分ける(お仕事パートはゆっくりしっかり魅せる)べきだと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

りあるあるある

原作:漫画/放送期間:2018年10月-12月/全12話

原作者は、書店のコミック売り場で10年間働いた経歴からそのときの現実に起きた出来事や体験が描かれているという作品。

あにこれでのあらすじには、「爆笑必至」とあったが、さすがにそれは誇張しすぎで爆笑するほどのネタはなかったけれど、ちょいちょい笑えるネタもあったり、テンションの高さとスピーディな展開に加え、1話あたり約10分のショートアニメということもあって、さくさく観られました。

作中で登場するキャラクターたちはガイコツなど現実にありえない者ばかりでしたが、モデルとなる人物が存在するようで顔が分からないように処置しているとのこと。またリアル体験談ということなので、ネタ自体は「書店あるある」となっているようです。

扱っているテーマが本ということもありエッチなものだったりゲイ・BLなどのネタが多めに登場するので観る者を選ぶ可能性がありますが、書店の裏舞台を垣間見れるといった点では観る価値はあると思うので、最後までゆっくりと視聴していこう思います。

ちなみにお気に入りキャラは、ペストマスク先輩(声:日笠陽子)ですが、この作品、作画が大して動かない分、声優さんたちがめちゃくちゃ頑張っているように感じました。そしてびっくりするほど声優陣が豪華w


▼総評
{netabare}酷評になってしまうが、序盤から感じていたことだけれど作中ではこれでもかってくらいに“外人さん登場!”といったシーンが多くみられ、それらが面白ければいいのだけれど、私的には「ああ、またか…」といった感じでいつしか退屈なものとなってしまった。

書店員さんとしては本当にあるあるネタなのだろうけれど、ネタに困ると外人さんに頼っているように思われ、外人さんによるネタは本屋だけの専売特許ということもないので、わざわざアニメで観るほどでもないなと感じてしまった。また「爆笑必至」を謳っているにも関わらず、爆笑できるようなネタがなかったことも残念。

ショートアニメなので低予算と思われ、あまり言ってしまっては酷というものだが、最後まで視聴した感想としても上記に記したように声優さんたちがめちゃくちゃ頑張っているように感じられただけの作品となってしまった。{/netabare}


▼キャスト
本田:斉藤壮馬
ペストマスク:日笠陽子
カミブクロ:三瓶由布子
ホウタイ:喜多村英梨
ランタン:斉藤貴美子
アーマー:岡村明美
オキツネ:伊藤静
コオモテ:遠藤綾
フルフェイス:安元洋貴

▼制作
アニメーション制作:DLE
原作:本田/漫画:既刊3巻
監督:轟おうる
シリーズ構成・脚本:岡嶋心
キャラクターデザイン:柿木直子

▼主題歌
オープニングテーマ「ISBN 〜Inner Sound & Book's Narrative〜」歌:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat.本田
エンディングテーマ「Book-end,Happy-end」歌:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat.高野寛

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

93.8 13 ドタバタで日常系なアニメランキング13位
小林さんちのメイドラゴン(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1704)
8189人が棚に入れました
朝、会社に出ようとしたらドラゴンがいた。
茫然とする小林さんの目の前で、そのドラゴンは角あり尻尾ありのメイド服を着た美少女へと変身した。
トールと名乗るそのドラゴン娘は「今日からメイドとして働かせてください!」と申し出る。
どういうことか分からず尋ねると、昨夜酔った勢いで小林さんが家に誘っていたようだった。
「人を雇う余裕はない」と断る小林さんだったが、会社に遅刻してしまいそうな時間だと気づき―。

声優・キャラクター
田村睦心、桑原由気、長縄まりあ、高田憂希、高橋未奈美、小野大輔、中村悠一、加藤英美里、後藤邑子、石原夏織
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

鶴の恩返しならぬ竜の恩返し? 萌えあり、神話・伝説ネタあり、ほっこり笑えるホームドラマ

ある日ある夜、お酒に酔った小林さん、前後不覚の千鳥足、足向く先は何と山、そこで会ったはドラゴンさん。つるぎ刺さった巨体見て、絆され助けたその翌日に、メイドラゴンのトールさんがやって来た。

OLでオタクで死んだ魚の目(笑)の小林さんとメイドラゴンのトールさんが織り成すの笑い多めの日常もの。

多忙で笑いのない日々を送っていた小林さんのお家に、ドラゴンだけどメイドで、天真爛漫で元気印のトールさんが住み込んで、賑やかな生活のはじまり、はじまり~というお話。寂しさの立ち込めていた小林さんちに新たな家族?の到来で赤々と火が灯った様です。

トールさんが小林さんの服を口に含んで洗濯?したり、自分のしっぽを切って食卓に出したりとギャグは概ね万人向け(笑)クトゥルー神話ネタで一部視聴者を置き去りにした「※1這いよれニャル子さん」みたいな、分かる人にしか分からない神話・伝説ネタとかも若干ありますが、あまりくどくないので気にせず楽しめると思います。酔っ払った小林さんの持ってた一升瓶に"竜殺し"とかの小ネタも笑えました。鬼殺しより遥かに強烈そう‥。

でもあれこれ知ってると面白い場面も‥。私的には1話の電話越しからトールさんに怖ろしげな支持を出すファフニールさんの声(小野大輔さん)に爆笑。彼の※生い立ちとか末路とか考えると無理もない台詞でした(笑)

大まかな印象はありがちなご主人様とメイドのお話で、トールさんが強大な力を持っている所とか、小林さん好き好き(笑)な所は、上でも引き合いに出した「這いよれニャル子さん」に良く似ていますが、女性同士のお話なのでやらしさが全然無くて、老若男女見やすいアニメになっているのではないでしょうか? 主人公に一目惚れというよりは助けてもらった恩返しという所にも好感が持てました。

ご近所さんや商店街の人たちも一緒になって物語に絡んでくる場面などもトールさんが妙に馴染んでいて何となしに顔がほころんでしまいます。ツノあるのに‥(笑)ツノは出せるけどしっぽは出せないという所はトールさんと小林さん以外の人間達との距離感を表している様でした。ツノは出せるんだ‥(笑)

2~3話
{netabare}
2話ではトールさんを慕う同じくドラゴンの幼女のカンナちゃんことカンナカムイちゃんも登場し、ホームドラマ色やほのぼの色がより強くなった印象。お父さん役の小林さんとお母さん役のトールさん、子供役のカンナちゃんとくれば、まるで仲の良い3人家族ですね(笑)

3話には、電話の声の印象ではかな~り怖そうだったけど、実の所は割と優しいファフニールさんが人間の姿で登場。いつもニコニコ穏やかなケツァルコアトル=ルコアさんも加わり、ますます賑やかな雰囲気に。
{/netabare}
4話
{netabare}
カンナちゃんが小学校に通い始めるというお話。

文房具から体操服から上履きまで、結構色々買い揃えなければなりません。ランドセル38000円もするんだ‥とか小林さんみたいに思いつつも6年間使える上等なものなら安いものですね。小林さんの僅かな動揺を見逃さず、カンナちゃん気にしてましたが、こちらもとてもリアルな描写でした。ちょっとした言葉の端でも子供はお金の話に敏感に反応する事があるものです。小林さんの方もちゃんとそれに気付いてて、言葉じゃなくて行動で「大丈夫だよ」って伝えられた様で‥こういう気遣いは大人として見習いたいものですね。

そして場面変わって小学校。おっとりだけど何でも出来ちゃうかンなちゃんはあっという間にみんなの人気者。小林さんの言いつけで、カンナちゃんの学校生活を監視するトールさんは過保護で文句たらたらなお母さん(お父さん)状態。気持ちは分かりますが、全国のお父さんお母さん真似しちゃいけませんよ? 木の枝の上に横たわったり、草むらの影から頭を出したりしながら人類批評するトールさんの図がちょっとドラゴンっぽくもあり、シュールでもあり何気に笑えました(笑)

後半はいい年した大人(ドラゴンだけど)が子供と一緒になって思いっきり(殺さない程度で)爆風ドッヂ。島本和彦先生の漫画「炎の転校生」とかから脈々と続く、ありがちで伝統的なギャグなんですがフツーに笑えました。ファフニールさんいつになく燃えてるなぁ(笑)地面えぐれたり木とか折れたり色々とメタメタになってましたが、ツノとかしっぽ隠すよりもそっちを心配した方が良いかもとか思ったり‥でもルコアさんが全部元に戻せるそうでヨカッタヨカッタ?

終幕前の子供間のマジやべぇ伝染には‥(汗)でした。子供の前で軽率な言葉は使わない様にしたいものですね。

今回も楽しいお話でした。
{/netabare}
5話
{netabare}
今回は小林さんの事をもっと知りたいトールさんのお話とファフニールさんのお家探しのお話、トールさん、人間の超能力に驚愕というお話の3つ。お約束のカンナちゃんと才川さんの「萌え~(笑)」なオマケもあちこちにありました。盛り沢山ですね。

最初のお話はトールさんが認識阻害(透明人間みたいになる事)を使って小林さんの職場見学するというもの。

人の働く姿をドラゴン視点から見下ろすトールさんでしたが、どことなく興味深げ。

でもパワハラ上司の登場でそんな心持ちも一転、小林さんを罵倒する所長の姿を見て激怒、を通り越して殺意を抱くトールさん。憎き敵を抹殺せんと‥足かけて転ばせただけ(笑)これも小林さんへの愛ゆえですね。

繰り返し同じ言葉で罵倒する人って現実にもいますけど、このアニメで描かれている様に、特に社会的地位のある程度高い年かさの人に多い気がします‥。自分よりも落ち着いていたり、優れていたりする人間に対して攻撃的になるのは、多分自分が見下されていると思い込む心の裏返しなので、怒りの燃料は主に劣等感と被害妄想、ゆえに無尽蔵、なので非常に性質が悪いのです。

所長の2度目の登場シーン、ここでもほぼ同じ問答が繰り返されトールさんのささやかな復讐あり、所長、殺されなかっただけでも幸いでした。小林さんに感謝しなければなりませんね‥パワハラの証拠録られてクビになったけど。リアルでもこういう風に因果応報が上手く機能してくれるといいんですけどね‥(汗)

それはそれとして、人に頼られ、黙々と仕事をこなす小林さんの姿を見て、トールさん、ますます小林さんの事が好きになった様子。恋する人の美点を見つけて歓喜してしまう所など女の子っぽくて可愛らしかったです(笑)

次のお話はファフニールさんのお家探しのこと‥「人類など滅ぼしてくれん」とか突発的に口走るファフニールさんですが、テレビゲームにご興味を持たれた様で(笑)街頭での呆然とした面持ちでのエアプレステ?笑かさせて頂きました。

トールさんの指示に従って人間のやり方で人間界に住む事に決めたファフニールさん、不動産屋さんに「お予算は?」って聞かれて金塊をゴトって‥流石です。いくらでも持ってますものね、この人(笑)

あれこれあって、行き着いた先はオタクモードの「ヤンス」の語尾が面白い滝谷君のアパート。快くファフニールさんを同居人として受け入れてくれました。かな~りいい人。ファフニールさん、ゲーム狂の素質が見え隠れするので滝谷君と仲良く出来そうですね(笑)良きゲーム仲間の誕生?楽しいコンビになる予感がします。

最後はトールさんがテレビで見た人間の超能力に興味を持つというお話。最初のお話の延長上にあるお話ですね。好きな人やものに関する事なら何でも知りたい!と思うのは、人でもドラゴンでも同じな様です(笑)小林さんの事を知りたい、小林さんは人間だから人間の事も知りたいという様に‥よ~く分かります。トールさんの愛と笑いに溢れたお話でした。

今回も充実した内容でした。次回もとても楽しみです。
{/netabare}
6話
{netabare}
新キャラのジョージーさんと翔太君の登場回。

OPで竹とんぼみたいにくるくる回ってるメイド姿の人がジョージーさんなんですが、才川さんのお姉さんで、メイドさんではなく、ただのメイドマニアの人でした(笑)

今回登場したジョージーさんといい、小林さんといい、女性でメイド好きの人って稀だと思いますが、漫画「エマ」の作者の森薫先生とか思い出すと、重度のメイドマニアって案外女性に多いのかもって気になります。(服着れるし)

続いてはお約束の才川さんとカンナちゃんパート。部屋で一緒にゲームとかして遊んでいただけなんですけど、事ある毎にカンナちゃんと密着してしまう才川さん大変でしたね(笑)

性差のはっきり表れる前の子供時代の方が、男女ともに心も体も中性的で、同性や異性の区別無く好きになっちゃう事が多いと思うので、描写は色々とあざとかったんですけど、わたしには割と自然で微笑ましい光景に見えました。

翔太君とルコアさんのお話では、ルコアさん、気まぐれに翔太君の作った魔法陣から現れたものだから最初は悪魔と間違えられ、結局は風貌や態度から淫魔と見なされてしまいました(汗)3話ではトールさんがファフさんの姿に注文付けてたシーンもありましたし、ルコアさん元神だし、外見の融通は利くと思うんですけど‥ルコアさんもトールさんみたいに今の自分の姿を気に入っているのかも知れませんね(笑)

このお話では"魔法使いの家系"という言葉も出てきましたが、メイドラの世界にはハリー・ポッターにあるみたいな魔法界らしき場所がある様子。トールさんの元いた世界との関連は今の所不明。

最後は滝谷君とファフさんの同居生活のお話。2人が仲良くプレイしてた対戦ゲームは「※スパイVSスパイ」(パロディですが)。レトロゲーマーとしてはチョイスが渋くてこういうの見るだけでも嬉しくなります。

でもアニメ内で頻繁に見られる、ゲーマー=ネトゲ廃人=アイドルオタクというテンプレはちょっと控えて欲しい気が‥。3つとも当てはまる人もいるにはいると思いますけど、大抵はどれか一つか二つだと思うので(笑)

ゲームは情報媒体が基板だったり光ディスクだったりするだけで、本や映画と同じで内容は千差万別。誰だって数学の問題集と芸能人のゴシップ本を一緒にしないですよね‥。当然ゲームにも色々あります。ゲーム文化の歴史はまだまだ浅いので、一般的な認知が甘いのは仕方ありませんが、こういった混同は"ゲームはゲームでしょ"という誤解を生む原因になるので、この作品に限らずきっちりと区別して欲しいと思う事はあります。

それはそれとして、ファフさん、イベントのオタ芸?練習とか食事の片付けとか案外人間の世界に馴染む為の努力もしている様で(笑)尊大な口調とは裏腹に結構健気でした。

今回も短編3つ+の構成で飽きずに楽しめました。次回にも期待。

※:VSをアンドと読む。すなわちスパイアンドスパイ。敵を倒すのは目的ではなくあくまでも手段という、アクションながら知恵比べに重点を置いた割と珍しいタイプの対戦ゲーム。罠の仕掛け合いや白兵戦などで相手を出し抜きつつ、フィールド内に隠されたアイテムを集め先に脱出するのが目的。続編とかもある。
{/netabare}
7話
{netabare}
今回は水着回、後半にコミケのお話。

海の家を見て何の気無しに口にした小林さんの言葉の端から、小林さんの家族に興味を持ち始めたトールさん。トールさんに訊かれて小林さん、自分の家族を"普通の家族"という言葉で表現。彼女の社会的立場や温厚な人柄とかを見ると、かなり恵まれた環境で育った人だという事が察せられますので、謙遜した表現というか、事実から大きく外れた表現と感じました。日本人は特に、とかく自分を普通と思いたがる癖がありますよね(汗)

作中で触れられたのは人とドラゴンの常識の違い云々の話でしたが、人同士の家族を比べてみても、それぞれの持つ常識にあれこれと違いはあるものです。国とか地方とか、環境が大きく異なれば尚更の事。どっちが恵まれているとかは一概には言えませんが、小林さんの言う普通の家族ってかな~り貴重なものなんじゃないかと思われます。出来れば"いい家族"と言って欲しかったシーンでした。

次のコミケのお話はその場にしかない一体感、ライブ感を知るトールさんのお話。このあにこれでも新しく参加する人もいれば、去って行く人もいます。代わりになる人など一人も無く、今ここにある巡り合わせはこの時だけのもの。嬉しい事も寂しい事もありますが、この場に身を置く限り、一期一会の気持ちでその時その時を大切にしたいものです‥。

オマケのカンナちゃんパートでは、夏休みの理科の宿題に昆虫採集が含まれている事(選択性ですが)とプリントに"集めた昆虫を貼ろう!"って書いてあるのに唖然。しかもバッタ、チョウ、セミの指定が‥(汗)

虫に防腐剤注射したり、ピンで刺したりするのは知ってますが、"貼る"とはこれ如何に? 昆虫の死骸をボンドとかで紙に貼っつけて提出するんでしょうか? 見るからにおぞましいプリントの束になりそうです(汗)まぁ選ぶ子供(特に女子は)少ないと思いますが‥。

カンナちゃんはと言うと、虫を貼り付ける欄に食感を擬音とかで書いただけでした(笑)貼り付けられるにしても食べられるにしても虫たちの末路は同じですね。合掌‥。

水着回の後にコミケネタと今回は2本立て、単純なギャグになりがちな舞台やテーマを扱ったお話でしたが、家族における親子の関係、人同士の繋がりについてちょっと考えさせられる、メイドラらしい、しみじみとしたお話でした。

他のアニメだと水着回を捨て回みたく思ってるブリキ男としては嬉しい誤算。

次回も楽しみです。
{/netabare}
8話
{netabare}
最初のお話はお弁当対決。

審査員役のファフさんの立ち居振る舞いが堂に入っていて、グルメマンガ張りだったのには笑えました。

お題目はサラダ、肉、デザートの三種、定番からゲテモノ!まであれこれ登場しましたが、弁当作りの経験割とあるやつとしてはトールさんのシーザーサラダは量さえ加減すれば、お弁当箱とは別の密閉容器に入れて有りだとか、小林さんのベーコンエッグは弁当にはおかしいとか思ったり‥。ベーコン使うならアスパラとかにんじんのベーコン巻き、タマゴ使うなら玉子焼きがあたりが妥当なんじゃないでしょーか? 色々と気になってしまいました。最後にヘンテコ生物食べてしまった小林さんがちょっと心配になったお話でもありました(笑)

次のお話では新キャラのエルマさんが登場。いつぞやのシーンのトールさんの台詞の中で彼女と死闘を繰り広げたと言うリヴァイアサン(レヴィアタン)がこの人の様です。中々の純朴(天然)キャラですが、何の冗談か小林さん勤めてる会社にしれっと入社しちゃいました。PC見た事も無いのに入れるSE関係の会社なんて無いと思うので魔法でも使ったんではないでしょ~か?

最後は人に求められるのに慣れていないと、どう応じて良いか分からないという小林さんのお話。愛される事に慣れていない人は愛する事も苦手だったりする事がありますが、小林さんは両親から愛されて育ったはずなのに、何でそんな風になっちゃったんでしょうね? 愛情の匙加減が分からない様です。わたしも多過ぎたり少な過ぎたり、若干そんななので、ちょっと心に痛いお話でした(汗)

最初のお話に"仲良くケンカ"というファフさんの言葉がありましたが、あれも上の話と同じで、ある程度の互いの信頼無くしては出来ない事ですから、小林さんもトールさんに甘えていると見て取れます。愛情表現にも色々とあるのです(笑)

本筋とは関係ありませんが、神と敵対しているはずのトールさんが指で十字架を作ってポーズ決めている図には大きな違和感が。何かの伏線だったりして‥。
{/netabare}
9話
{netabare}
今回は運動会のお話。

前回の小林さんの"求められる事に慣れていない"理由の一端が描かれました。

運動会に両親揃って来てくれると子供はそれは嬉しいものですが(特に低学年の子は)こういうのを見ると家族の人が誰も来てくれなかった子の事も思い出してしまいます。そういう子は大体の場合、友達の家族とかと一緒にちょっと萎縮した面持ちでお弁当を食べるのです。子供にも寄りますけど‥。そう言えばみなみけにもそんなエピソードがありましたね‥。

今回のエピソードを見ても分かる通り、愛情表現の不器用な小林さんもトールさんもカンナちゃんも、欠けたものを互いに補い合って助け合って生活している者同士。これはもう立派な家族と言う印象でした。こういう家族の形もあってもいいんじゃないかとわたしも時たま思います。現実では法律やら何やらで不可能だったり、手続きが面倒だったりするんですけどね(汗)
{/netabare}
10話
{netabare}
今回はほぼ演劇の話一本、老人ホームでボランティア上映と言うお話。

演出担当のファフさんが料理回に続いて例の感じのキャラになっていたのには若干のマンネリ感が‥。でもお約束の笑いは頂けました。ご馳走様でした(笑

上映会の話。結局出来上がったのは、童話にアニメに、老人向けという事で忠臣蔵要素を加味したごたまぜ劇でした。見ていてちょっと恥ずかしい気持ちになるのはルコアさんの衣装のせいではなく(笑)素人の作る劇というのはこのアニメで描かれている様に得てしてオリジナリティが希薄で、どこぞから借用したものの継ぎ合わせである事が多いので、それを見ている気になるからなんでしょうね。わたしも子供の頃そんな劇に参加した事がありました。まぁ劇の内容はともかく、子供が頑張っている姿を見れれば大抵の大人は満ち足りた気持ちになれるんじゃないでしょうか(笑)

オマケはクリスマスのプレゼントのお話。サンタの姿を一目でも見たいという気持ちが子供の眠気を強力に退けると言うのはよくある話ですが、例に漏れずカンナちゃんも頑張ってました(笑)

サンタの存在を疑い始めた頃、わたしも同じ様な事した事ありますが、結局の所、大人の愛と辛抱強さの前には負けてしまってました‥。幼少期を思い返した時、私は大人に関する良い思い出をあまり見つけられないのですが、愚直ながら愛情を注いでくれた人もいたのだと改めて思い出させて頂いた次第。感謝したいですね。

サンタの存在をいつまで子供に隠し通せば良いのか、そもそも隠す必要はあるのか? 疑問に思う方もいるかも知れませんが、私的にはなるだけ隠しておいた方が大人も子供も楽しめるので良いのかと(笑)ネットの普及してしまった現在では秘密を死守するのが困難でしょうけど(園児とかでもサンタ信じてなかったりして?)‥この世には不思議な事が沢山あるのだと夢中でいられる時代というのは、儚くも貴重なものだとも思いますので。
{/netabare}
11~13話
{netabare}
最終話にかけて各話レビューサボっちゃいましたので色々と端折って。

11話は年末年始の小林家の様子を描くごく普通の日常もの、12話はトールさんの過去のお話、最終13話はトールさんとそのお父さんの親子のお話という流れ。

後半にかけて小林さんの態度が若干横柄になり、トールさんの遠慮が薄くなりましたが、これはとても自然な流れで、二人の信頼が強まった事の表れと私は感じました。やはり最初の印象から遠からず、小林さんとトールさん、何となく夫婦関係みたいに見えます(笑)

最終回の中盤、トールさんを失った後の小林さんの心境もよ~く理解出来ました。人との繋がりが深ければ深いほど、その人が去ってしまった時の喪失感は強くなるものです。でもトールさんすぐに戻ってきてくれて良かったですね(笑)

最後はトールさんのお父さんと小林さん&トールさんの対決というお話。

お父様の言う秩序の話ですが、トールさんが人間界に下っても、便乗や混乱は起きないとわたしには思われました。これまでのお話にも異界からいろんな人が来て人間と仲良くやってる描写がありましたし、ドラゴンだって何人か来ていますものね。ファフさんとかルコアさんの方が影響力ありそうですし‥。そんななのでお父様が理屈を盾に無理に説得している様にも見えてしまいました。そとみは厳格で怖そうでしたけど、本当は娘が可愛くってしょうがない優しくて心配性な、割と普通なお父様だったのではないでしょーか?

小林さんがトールさんを"私のメイド"と言うシーンは今回のハイライトですね。好意を素直に受け、与える事が出来る様になった小林さんの成長が伺えました。

その後もあれこれと問答がありましたが、大まかな流れとしては、ドラゴンと人間の立場の違い(人間同士で言うと身分の違いとかに置換出来そう?)はあるものの「娘さんを私にください!」「娘はやらんっ!」な古典的なお芝居に近かった気がします。ただそこに至るまでの過程はちょっと変わったファンタジーで、概ね小林さんとトールさんのラブストーリーという体で上手くまとめた最終回だったのではないでしょうか?
{/netabare}

小林さんの同僚の一見爽やかイケメンの滝谷君も面白い。オタク話になると声の高さもテンションも異常に上がり、出っ歯が生えてメガネ着用、語尾には何故か「ヤンス」が付いてしまいます。もはや変態!もとい変身としか‥それにしてもスゴい変わり様です‥(笑)

スゴい変わり様と言えば、小林さんの酒癖の悪さはかなりのもの(汗)こちらはちょっと不快に感じる人もいるかも知れません。アニメではこういう表現が割と目立ちますが、酒飲み本性違わずという言葉がある様に、しらふでも怒りやすい人は酒を飲んでも怒りやすく、怒らない人は怒らないというのが私が経験上知っている酒飲みの性質です。酒を飲んで人格が豹変する様に見えるタイプの人はしらふの時でもぴりぴりしていて、怒りを抑えている印象を受ける事が多いのです。小林さん、多忙過ぎてストレス相当溜まってるんじゃないかな?とか余計な事考えちゃいました。明るいトールさんとかわいいカンナちゃんとの生活で心癒されて、酒癖の悪さも治るといいですね(笑)

あとちょっとした事ですが、場面が変わる時に表示される格ゲーの必殺技コマンドとか、一見ほぼ無意味なんですけど、シンプルながら気持ちを切り替えるいい演出になっていたと思います。これのおかげでだだ漏れ感が無く、快適に視聴出来る気がしました。

OP「青空のラプソディ」は溌剌としていて動きも多くて見てるだけで楽しくなってしまいますし、ED「イシュカン・コミュニケーション」もちょっぴり邪悪なドラゴン視点の歌詞が印象的。

行き場を失ったドラゴンさんたちが小林さんちに集まって、擬似家族みたいになっていく、笑かされほっこりさせられるアニメです。



最後まで見終えて

原作者のクール教信者さんが重度のおっぱい好きなそうで(笑)趣味全開の描写が毎回の様に有りましたが、男視点からでも目に余るものがありました。女性からはひんしゅく買いそう‥。おっぱいが揺れるのってオタクアニメでは定番の表現だと思いますが、メイドラのはちょっと度が過ぎる‥。よく言えば奔放に作られていると言えるし、悪く言えば節操が無い気がします(汗

全編を通して、日常ギャグ、家族ドラマとして安定した作りだったと思います。キャラ魅力も十分。登場人物の大半をうら若い女性が占めてしまうアニメよりも、このメイドラの様に、滝谷くんやファフさんみたいな男性キャラ、商店街のおじさんとか近所のおばさんみたいなモブキャラ、才川さんや翔太君みたいな子供キャラを、バランス良く登場させているアニメの方が私はずっと落ち着きます。「みなみけ」なんかでも保坂先輩とか藤岡(あえて敬称略)がいなかったら、雰囲気全然違っただろうなぁとか思い出したり(笑)

ちょっとわざとらしい演出が気になるルコアさん関連のお話が苦手でしたが、全編を通してとても楽しく視聴させて頂きました。

2期あれば是非見たいアニメです。

駄文お読み頂きどうもありがとうございました。


※1:人間の真尋君に一目ぼれしたニャル子さんこと邪神"ニャルラトホテプ"とその愉快な仲間たちが繰り広げる、アニメ、特撮、クトゥルー神話ネタ多めのラブコメ&ドタバタギャグアニメ。

※2:財産の為に弟と共謀し父を殺害、後に武力で弟も退け呪われた指輪を含む財宝を独り占め。ファフニールは元々人(もしくはドワーフ)の姿でしたが、洞窟に納めた宝を守るために竜の姿に変身し、その上に横たわりました。宝を奪われる恐れの為、毎日決まった時刻に湖に水を飲みに行き、その時の他は洞窟の外に出なかったという‥。

※:スピンオフ作品(web漫画)「小林さんちのメイドラゴン カンナの日常」も面白いですよ。ニコニコ静画(http://seiga.nicovideo.jp/manga/?track=home)で無料で読めます。(ちょっと重いのでコメントOFF推奨)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 60
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

感情的な場面の積み上げ…という京アニの手法の典型例?

追記 改めて再評価してみました。破壊と悪意、自己保身や欲望があるので日常系ではないと思いますが、だからこそ面白かったと思います。ブラックユーモア的…というとちょっとオチが人情味的すぎますね。

 で、本作を見ていてちょっと思ったのが、京アニのアニメって、面白い、感動的という評価をされてもテーマの深さで評論の対象にならないですよね?ちょっと気が付いたことがあります。京アニのアニメの作成の手法についてです。

 面白そうな「場面」をしつこいくらいに積み重ねているというか…その作品のニーズに対して感情に訴えかける「場面」をこれでもか、と入れてくる感じですね。それを驚異的な作画と感情たっぷりの演技・演出で飾るので、心を強引に揺さぶってきます。

 だから感情は動かされますが、後になにも残らないのでしょう。テーマが無くモチーフと設定しかないからだと思います。逆に言えばだから普通はアニメ化の選択をしない4コマや4コマモドキのマンガ、特に評価が高くない(失礼)原作を、面白いアニメに仕上げられるのだと思います。原作改変が批判されない理由も、この辺にあるのでしょう。

 つまり原作のつまみ食いして良い意味でも悪い意味でエモい場面にどんどん変換して行く感じでしょうか。だから視聴中、視聴後感は感情が高ぶってものすごくレベルが高く感じるんですけど、後になって振り返ると「あれ?」何を得たのだろう?という感じですね。

 京アニの作品が2期になってより感情的になるのは、この動かすべき感情の「ニーズ」がはっきりするからでしょう。ですから私は京アニの2期は、1期の微妙なバランスのチューニングがずれてしまっていてほぼすべて嫌いです。

 特に「らきすた」以降かなあ…「けいおん」はこの手法が上手くいった例でしょうね。ここで、この4コマ的なマンガをアニメにする独特のアニメ制作手法を完成させた感じでしょうか。

 それ以前にフルメタのふもっふの評価が高くてセカンドレイドの人気がない理由もこれが原因でしょう。境界の彼方も深そうでいて内容が無くエモい場面とセリフばっかりですしね。原作をきっちり映像化した「氷菓」と「聲の形」が良かったですね。
 ユーフォの特に2期とヴァイオレットは更にこの感情を強引に揺さぶる手法を進化させた感じですね。


 違う話ですが、本作の小林さんですが、後半に行くにつれ、小林さんが聖女になって行くのは、ドラゴン達がボケで小林さんがツッコミに回ったからだと思います。当初は小林さんも特に対トールではボケてたんですけどね。その比率が下がってゆく気がします。話を回すためにドラゴンの種類を増やしたからこその変化でしょう。

 あとケツァルコアトルが不気味なのは目が見えないから…そして目が見えた時の目の異様さ、でしょうね。



以下 1回目のレビューです。

{netabare} 結論から言って面白いです。といっても日常系やギャグとして面白いというのではなく、価値観がまったく違うドラゴンという種族が、小林を中心とした人間との出会いで考え方に変化が起きる話としてです。また、考え方の変化も必ずしも人間の道徳をそのまま受け入れるのではなく、可能性を感じる程度でとどまることです。

 ファフニールがその意味では一番わかりやすくて、人間の文化と同居人との生活で、人間世界を破壊するデメリットを感じ同居人に対する信頼は得ますが、それでも人間そのものに対しては距離を置きいつかは決別する可能性も理解しています。ですので、ファフニールのパートはギャグにしてもどこかダークな雰囲気が漂います。

 もちろんカンナおよびカンナと才川についてが癒しパートとなります。が、才川の性格や今までの孤独を考えると、あのメイド萌えの姉の存在が少々異質に思えてきます。カンナに対する才川の異常な執着が、才川の両親との関係性の歪みの象徴に見えて少し切なくなります。

 トールそのものも人類をあからさまに信頼していませんし、人命に価値を置いていません。もちろん大量に殺戮を繰り返していたのでしょう。つまり、小林を含めたこの世界の人間は、トールがいる限り死と隣合わせにいるわけです。エルマとの対立もあります。むき出しの悪意に癒しはありません。原作がそうなのか京アニチューニングかわかりませんが、1期を見る限りギャグとして振り切れない裏の設定を強く感じました。

 小林という人物。文句を言いながらもトールやカンナを受け入れて仕方なく同居を始めるというところまではいいのですが、カンナの小学校の道具を用意するところは「こんなにいい人なんだよ」というエピソードが表面にですぎました。このチューニングが以後続いて行きます。

 小林というキャラが謎でした。マイペースで人情的ではあるのですが。我々が漠然と善と見做す価値観を物語に当て嵌めて生まれたような人物像ですね。というより、小林が本当はそうじゃないんだけど「善」とか「道徳」に縛られて、自分の本来の欲望とは違う価値判断をしているというか。だから酒を飲むと性格が変わるのかもしれません。モノローグはたっぷり見せてくれているんですけど内面が見えない人物でした。
 ひょっとしたら現代人の感覚に近いのかもしれません。善悪の判断とか行動の基準が外部の価値判断に縛られているというか。いや、なんか違いますね。そこまで不自然ではありません。カンナによる母性の発露とトールとの出会いによる成長?最終回を見るとそうかもしれません。でも、やっぱり謎でした。この辺りは2期を見終わると言葉になりそうなので追記するかもしれません。

 ケツァルコアトルと少年の部分はなぜか全く面白くありませんでした。エロが過剰というよりも、ケツァルコアトルの少年の扱いが愛情故というより玩具にしか見えないせいかもしれません。このケツァルコアトルというキャラも内面が分からず少々不気味です。いざというときに仲間になる感じもありませんし。
 あと、トールのしっぽを食べるとか舐めて奇麗にするとか、少しリョナというかグロ的な部分もあって、少し気持ちが悪くなったこともありました。

 これらを考え合わせると本作を単純にギャグとみるには「行間」にあるダークな部分や寓話的な何かが表現されすぎています。まして「日常系」にはとてもではないですが、見られませんでした。

 とはいえ、アニメ作品としては面白いです。ドラゴンと人間の価値観の違い的なストーリー部分ですね。ギャグとしてもまあまあですが、笑えたところはあまりなくほっこりもしませんでした。人情もの…でしょうかね。あとはカンナが可愛いくらいでした。どちらかといえば演出とかアニメ表現とかメタ的な視点で、アニメの出来の良さを楽しむという意味で面白かったということかもしれません。

 ただ、京アニのハルヒ、けいおん、氷菓、ユーフォの流れの超一級の作品ではなく、演出と細かいエピソードの積み重ねで何となく話を進めて行く、らきすた、日常の次くらいの流れに属する作品かなあと思いました。ただ、この2作よりはストーリー性がありますので、あるいはまったく違う系統なのかもしれません。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

日常の大切さを知る系アニメ

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
祝! 2期放送開始ヽ(´∀`)ノ

一言で言うと、「流石、京アニ」。

この時期は「響けユーフォニアム」など、シリアスで芸術性の高い作品が続いていた(そしてそれが大好きだった)けれど、むしろこういう日常系が、本来の京アニらしいんだよな、と、京アニの守備範囲の広さを再確認。

癒し、萌え、を求めている方は是非! 私は、残業の後に観るようにしてましたw

作画は抜くところは可愛く抜きつつ、魅せるところではガッツリ魅せてくれ、かなり良かったと思います。

あと、OP、EDはどちらも良かったです。OPは私の好きな「fhana」さん(河合荘の主題歌)。EDも可愛らしくて良い感じ。久々に、どちらも飛ばさずに全話観ました♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
このアニメの成功の大きな要因は、小林さんを、中性的ながらも「女性」にしたことだと思います。

話の筋的には、小林さんが男であっても成り立つものばかりです。というか、もし、萌えの方向にもっていきたいなら、「男性」の方が良いくらいです。

この作品は、「日常系」ではありますが、トールの背景には大きなシリアスがありますし、「いつか死が二人を分かつまで」という「期間限定の日常系」です。もし定義するならば、「日常の大切さを知る系」と言っても良いでしょうか(小林さんの社畜感含めw)。

そういう作風の中で求められるのは、「萌え」や「燃え」以上に「癒し」。その「癒し」を演出する上で、小林さんを女性にしたのは、必然性がありますね。

例えば最終回、トールと終焉帝の戦いに小林さんのが割って入るのだけれど、もし小林さんが男だったら、どうしたって打算的な部分が入ると思うんですよ。いわゆる、「男女間に純粋な友情が成り立つか否か」という命題的なアレですよ。

うん、やっぱりなんか違ってくると思う(終焉帝にしたって、娘が現状から逃げて男のところに転がり込んでたら、流石に最後まで許さないでしょうしw)。

トールは小林さんを愛し、小林さんもトールを愛しているけれど、その愛は、「恋愛」に属するものではなく、キリスト教における「隣人愛」に近いものだと感じました(いや、私はキリスト教徒でもなんでもないですが)。だから、この作品は「百合」ではないのかな、と(まあ、トールは怪しいですがw でもあくまで、トールは小林さんを尊敬し、敬愛していると思うのです)。

私はこのへん、「のんのんびより」に近いものを感じました。サンクチュアリ感というか、なんというか。自分的にどストライクでした(音の少なさ、台詞感のたっぷりとした間、というのも共通点ですね)♪

この作品、キャラの良さも光りました。

特に、小林さん。小林さんの良さは、1拍おくところなのかな。

ガーッと感情的になることは少なく、必ず考えてから言葉を発します。その思いやり方が実に微妙で絶妙で、「あぁ、優しい人間ってこうだよな」と思います。小林さんの言葉で、心に残ったものはいくつもありました。

例えば、第2話の「誰かを信じたから友達や恋人になるのではなく、友達や恋人になった後に誰かを信じられる」というのは真理をついていると思うし、第7話の「大体の人って、大人になったんじゃなくて、子供でいれなくなっただけ」とかは色々考えさせられた。第8話の「あの子はメイドだけど、友達でも良いと思ってるよ」は、温かい言葉だし、第11話の(いつも通り尻尾を食べさせられそうになり)「来年も再来年もムリ」という発言は、来年も再来年も一緒にいることが前提ってことで、これ、最終回での終焉帝との問答の伏線になっていたのですね。

などなど、他にもたくさん。これだけ名言が出るアニメも珍しいです。

それだけ思慮深く、ともするとドライな小林さんが最終回に発した、(トールがもう戻らないと聞き)「マジか……」の一言は、胸に突き刺さりました。「マジか」なんて、もしかしたら日本人が一番日常的に使っているかもしれない言葉にここまで実感を込められるのは、逆に新鮮でした。

他にも、トールのドラゴンならではの思考回路や、倫理観、突拍子のない行動も笑えたし、そういう「異種間コミュニケーション」も見所のひとつでした(そこも書くと更に長くなるから割愛します)。
{/netabare}

《以下ネタバレ》

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
衝撃の開幕(笑) かなり良い設定とテンポ。1期にひとつは必要な作風だね。私の尻尾焼き、は笑った(笑) 最後にちょいシリアス。

2話目
カンナカムイ、アイヌの神様だね。「誰かを信じたから友達や恋人になるのではなく、友達や恋人になった後に誰かを信じられる」ってのは、なかなか深いと思う。戦闘シーンの作画は、流石に京アニ!
ふ~ん、なんかやっぱり深みがありそう。

3話目
なんか、いいほんわかさ。「のんのんびより」「甘々と稲妻」以来だな。小林さんの枕元に、寝たまま電気消せるスイッチあった。面倒くさがりの小林さんらしく、細かい作画○。ケツァルコアトルって雄の蛇神じゃなかったっけ? 酒飲んで妹に手だしたはずだし。

4話目
文房具の進化って、計り知れないよね。余談ですが、最近個人的ヒットの文房具は、1位スタンプのり 2位ライフスタイルツール。トールの人間評がいちいち辛辣w 才川さんもなかなかナイスなキャラw

5話目
ルコア、ファフニール、それぞれが人間世界に、それぞれのペースで溶け込んでいるのが良かった。

6話目
ガチのメイドおたく(笑) ホントに刺激的で平和な世界。

7話目
水着回。小林さん、貧乳でgood(笑) 蟹食うなや(笑) 史上最も残酷な西瓜割り(笑) 「大体の人って、大人になったんじゃなくて、子供でいれなくなっただけ」……深いな。コミケを観て、「訓練なしに統率とれてる」って、流石ドラゴン的思考w

8話目
いつもと少し違う作風、小林さんの「あの子はメイドだけど、友達でも良いと思ってるよ」は、温かい言葉。新キャラ登場。OPにいたのに、ホントに「やっと」出てきたね(笑) 百合なんだけど、なんか好きな百合だ。「友達はいたけど、親友はいなかった」……響くな~。

9話目
運動会、相変わらず良い話。余談だけど、最近の学校って、運動会の選手宣誓で、「最後まで戦い抜く」じゃなくて、「最後まで競技する」って言うそうですね。

10話目
婆さんの笠、燃やしたw 爺さん達、大喜びw

11話目
お正月、いつもの尻尾ネタ。でも小林の「来年も再来年もムリ」という発言は、来年も再来年も一緒にいることが前提ってことですね。良い感じ♪

12話目
どんな掃除の歌だw ここで0話に戻るんですねw 酒でグダまいて意気投合かw

13話目
小林さんの動揺。「マジか」の一言が、逆に新鮮。そして、1話目に戻る。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 78
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