トンネルでツンデレなTVアニメ動画ランキング 2

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早速見ていきましょう!

70.6 1 トンネルでツンデレなアニメランキング1位
くまクマ熊ベアー(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (365)
1258人が棚に入れました
悠々自適な引きこもりライフを満喫する美少女ユナは、
VRMMORPG『ワールド・ファンタジー・オンライン』の廃ゲーマー。
ある日いつものようにログインしてみると、なにか普段と様子が違う。
もしかして……ここってゲームの中? それとも異世界?
そして、その地に降り立ったユナの装備は
『クマの服』『クマの手袋』『クマの靴』で固められていて――んん?
くま……? クマ……? 熊……? ベアー……?

「なんじゃこれはーーーーーーっ!?」

クマっ子、爆誕!
しかもこのクマ、ただのクマじゃない。
世界最強クラスの魔法とスキルを秘めた、
とんでもなくスーパーなクマだったのだ!
そんな、世界征服だってできちゃいそうな
強大な力を手にしたユナの目的――それは!?
この世界でも、ひたすら楽しく自由気ままに生きること!

最強無敵なクマっ子による、クマな冒険とクマな日常の物語、始まります♪

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「私TUEEEE」なのは、平穏な生活のために。

これは、
よくある感じの、
異世界転生/召喚系、日常アニメなんですけど、
ほかの同じ系列のアニメと違うのは、
主人公が異世界で、
達成する目標(魔王討伐とか異世界制覇とか)がいっさい無いんですね。

そして、
ここがキーポイントだと思うんですけど、
普通は
ほかの同種作品って、
現世で死亡して、とか、異世界の神に召喚されて、
物語が始まるんですけど、
ここがポッカリと抜け落ちているんです。

つまりは主人公ユナちゃんは、
ひきこもりの凄腕デイトレーダーで、
VRMMORPGに入り浸ってる子なんですけど、
ある日VRゲームにログインしてみたら、
突然、運営側の勝手なプレゼントで
クマのチート装備を強制的に持たされて、知らない冒険マップに飛ばされて・・・

ってこれ、召喚でも転生でもなくて、
異世界スリップ、ですよね?

で。
ここから始まる物語が、すごくノドカで、
穏やかなんです。
圧倒的に強くて無敵なユナちゃんは、どこかに旅立つのではなくて、
最初に来た街に、居ついてしまいます。
そこで、友達をつくったり、
友達の母親の病気を治したり、
貧困にあえぐ孤児院を救済したり、
商売を始めたりしながら、
仲間を増やし、理解者や支援者も増やしていきます。

クマの着ぐるみを着ていないと無力になってしまうという縛りはあるけど、
これはコスチューム姿が恥ずかしいってだけで、
何かクマの着ぐるみを巡る騒動とかも起こらないし、
ユナちゃんの希望通り、平和な日々が続きます。

日常系の究極進化版(笑)

私が、この作品で気に入っているのが、
ユナちゃんが現実世界では、ひきこもりの成功者=デイトレーダーとして大儲けしてる→だから、学校に行く必要もないし、そのつもりもない。ちゃんと生活しろ、と説教してくれるのは離れて暮らすおじいちゃんだけで、
ユナちゃんの両親は、ユナちゃんの経済的成功に便乗して、
おそらく仕事もやめてしまって、
ユナちゃんからたんまりと小遣いを貰って、遊んで暮らしてる、
いわば不健全な家族の典型として描かれているところ。

そんなユナちゃんを心配して、
神様が、運営側のフリして、
ユナちゃんを別の世界に行かせたのだと思います。

で、神様の目論見どおり、
ユナちゃんは異世界の街で、友達を作り、仕事に励み、仲間を増やし、社会貢献までしていくことになります。

お話はこのまま終わってしまうんですけど、
お話が終わったあと、現実世界に帰って来たユナちゃんは、
社会とか、世界とかについて、ちゃんと理解できるように、
成長できていると、いいなって思ってしまいましたねー。

楽しくにぎやかに、平和に暮らせるパワーがあるっていいなあって、
ニマニマしながら、毎週楽しい30分を過ごさせてもらいましたww


※あにこれ内に2つサイトがあります。共通の感想をアップしておきます。
https://www.anikore.jp/review/2107213/

投稿 : 2024/11/23
♥ : 32

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

第1話での挑戦的なシリーズ構成・演出で自ら視聴者を振り落としたかも…。と思ってたけど原作は1巻しか読んでない妻が楽しめてるので、これはこれで良いのかも?

第2期制作決定おめでとうございます。第1話だけは未だになんであんなことしたのかなと思いますけど、全体的に見れば原作既読の私でもまあまあ楽しめました。

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
「小説家になろう」発ファンタジーのアニメ化作品です。商業出版は主婦の友社「PASH!BOOKS」から。

同出版社からコミカライズ版も刊行されています。

デイトレでお金持ち、両親は遊び歩いていてほぼ独り暮らし同然の少女ユナがVRMMORPG「ワールド・ファンタジー・オンライン」にログインする様と、村人の少年からの依頼でチートなクマ装備を身に着けて強大なモンスターであるブラックバイパーと戦う様子が描かれた第1話でした。

原作既読か、もしくはアニメ公式サイトの「ストーリー」をチェックしてから第1話を視聴していると「???」という感じになるかと思われます。それもそのはずで、本来のストーリーでは6とユナの先頭はもっと後のエピソードだからです。

ただ、作中でのギルドでの会話から察するにストーリー的な時系列改変がされたわけではなく、後のエピソードを第1話で見せておいて第2話以降で見せていくつもりのようです。

何の事前チェックもなくアニメのみを視聴している人へのミスリードを狙ったシリーズ構成や演出だったように見えますので、わりと思い切った賭けをしてきているとは思いました。メインキャラクターもユナしか見せていないというのは、一般的に見れば悪手であるような気もしますし。

ということで「何じゃこりゃ?」と思った人でも一応視聴継続の判断は2話目以降でしていただけると良いんじゃないかと原作読者としては思うわけですが、そんなことは視聴者の勝手だと言われればそれまでですね。

なお、私個人としてはユナの声のキャスティングや演技についてはわりと気に入っています。ただ、これも「変だ」とか「気に入らない」という意見は散見されるようです。

とりあえず第2話以降に期待しています。
== [第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2020.10.15追記:
原作本来の冒頭エピソードに相当する第2話でした。メインキャラクターではフィナ、解体を生業とするゲンツさん、その他は第1話にも出てきた冒険者ギルドのギルドマスター、受付嬢のヘレンさんといった辺りのキャラクターたちが登場しましたね。

とりあえずユナとフィナの食事シーンですが、あそこまで豪華なフルコース的な物は食べていないはず。その他にも原作と比較するとチラチラと違和感のある描写がありましたが、これはちょっとどうかなあ。

う~ん、微妙…?

2020.12.6追記:
第9話まで視聴終了。原作からはけっこう改変されているんですけど「どんな話?」っていう部分で考えてみると大まかには合っているような気がするので、これはこれで良いような気もしてきました。

とりあえずED主題歌の歌詞の通りユナの回りには大切に思える人が増えていってる様子は描かれているので、こういうもんかなと思えるようになりました。

2020.12.24追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。

食べ物や部屋の内装など、原作の設定を危うくするような描写がちょくちょく見られはしましたが、アニメをぼんやりと楽しく観ている人にはあまり関係のないことだったかもしれません。

ただ、ミリーラの街でユナが「困っている人がいたら放っておけない」的なことを口にしていましたが、そこは原作通り無自覚なまま「自分のためにやっている」という建前を貫いて欲しかったとは思います。

最終話でのユナの言動に曇っていくフィナの表情などは特にそうでしたが、キャラクターの心情が正しく伝わるという意味では作画のレベルは総じて高かったと思います。

結果として戦闘などのシーンに割けるリソースは少なくなったのかもしれませんが、ストーリー的にもそこをウリにしている作品でもないだろうと思うので、リソース配分としては適切だったんじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 27

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

のどかな異世界召喚モノ

原作未読。最終話まで視聴。
もう一つ同タイトルのページがあるみたいなので、どちらにも同じ内容でUPしときます。

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鬱陶しいほどにクマ推し・・・。
・・・・・・・・・。可愛いじゃねぇか。

いわゆる異世界召喚&主人公最強系に属する作品だけど、とにかく物語が『のどか』なのが特筆すべき点。
物凄~く気楽に視聴できる。

主人公が女性なので、ハーレム感ゼロなのも良い。
ハーレムと主人公最強は食べ合わせが悪いですからねぇ。

ただ残念に感じた点のは2点。

【主人公のわがままで転居・就職を余儀なくされる面々】
王都のパン屋の母娘とか、漁村にいたアンズとか、いちいちクリモニアに連れて帰っちゃう。
フィナの母親にいろいろ押し付けちゃうのもどうなんだろう。
まあ、本人たちが納得しているみたいだから問題ないけど・・・。

いずれもユナが良いことをしているように描かれているけど、私にはそう思えないエピソード。
逆にユナの傲慢な感じしか伝わってこない。

【メインヒロイン・フィナのやきもち】
わざわざ最終回に描く必要があったのかな?
せっかく女性を主人公にしてハーレム臭を消していたのに、最終話にメインヒロインを誕生させてハーレム臭を発生させてからエンディングって、訳が分からない。
こんなことをして、何の得が?
最終話の着地は、もう少し心地良くして欲しかった。


同時期に『神達に拾われた男』が放送されていたのも災難でしたね。
系統が似ているのでどうしても比較されてしまう。
時期がずれていたら、もう少し評価が変わった気もする。
これはこの作品のせいではないけど(笑)。


第2期決定とのこと。
楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 29

62.8 2 トンネルでツンデレなアニメランキング2位
迷家-マヨイガ-(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (925)
3520人が棚に入れました
興味本位で参加した胡散臭いバスツアーで合流した若き30人の男女。
ツアーの目的地は納鳴村(ななきむら)と呼ばれる存在が定かではない幻の村。
『納鳴村』では現世でのシガラミに縛られないユートピアの様な暮らしができる……と都市伝説のように囁かれていた。
現実の世界に絶望している…退屈な日常を抜け出したい…人生をやり直したい…。
それぞれの思惑や心の傷を抱えた30人を乗せ、バスは山奥深くへと導かれてゆく……。
そして30人が行き着いたのは、朽ちつつも微かに生活の匂いが残る無人の集落だった。
30人につきつけられる『納鳴村』の真実とは?
1話たりとも見逃せない!
謎が謎を呼ぶスリリングな展開!
閉鎖された村での人間模様と主人公の心の葛藤を描く、前代未聞の群像アニメが幕を開ける!

公式サイト
http://mayoiga.tv/

公式twitter
https://twitter.com/mayoiga_project

声優・キャラクター
酒井広大、相坂優歌、八代拓、佐倉薫、鈴木達央、五十嵐裕美、清水彩香、加隈亜衣、多田このみ、長谷川芳明、三好晃祐

要 塞 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

生き迷う人々の群像劇

 最初は和風ミステリー+Jホラーという印象を受けました。
特にオープニングのインパクトが強かった。
なんかヤバそうな村が背景に映りこんでいて、
初見で、ホラーっぽい印象を持ったのは自分だけじゃないはずです。
もしホラーだとしたら・・・
下手すりゃ登場人物全滅?
だとしたら視聴後、ムナクソ悪くなるのではないか?
と、不安になりましたが、水島監督を信じて視聴しました。
その結果は・・・

 この作品には、
「自分」という存在に対する、問い、が含まれているように感じました。
総勢30人のツアー参加者+αの抱える心の闇。
地図に無い村の謎。
真実が明らかになったとき、
あなたがツアー参加者だとしたら・・・
どちらの結末を選択しますか?

 登場人物が多いので、どうかな、と視聴前は思っていたのですが、
案外、苦になりませんでした。
キャラ全員の名前が覚えられなくても、全然いけると思います。
主要人物は名前と特性が頻繁に描かれているので、
お気に入りのキャラを決めて応援するのも、楽しい見方かもしれません。
 社会に馴染めないと思っている方、
今の自分を変えたい、生まれ変わりたいと思っている方、
そして、自分が嫌いな方・・・
バスツアーに参加すると、
自分なりの答えが見つかるかもしれませんよ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

遠野物語 Another 犬鳴村 マッチ売りの少女。面白かったです。

「終末トレイン」が本作みたいになるのでは?というコメントをどこかでみて視聴しました。

 遠野物語の「迷い家」というか日本むかし話の「マヨヒガ」をモチーフにしたのでしょう。遠野物語の「迷い家」は、山中で出会う家でありその家から何かものを一つ持ち帰ると幸運がもらえる、というものです。
 伝説とPTSDの治療として過去の出来事と向き合うという心理学の話と結び付けたようです。

「Another」の雰囲気と「犬鳴村」の都市伝説を舞台設定にした作品です。中身は「マッチ売りの少女」かな。「Another」とキャラデザ(いとうのいぢ氏)が似ていますが、なんと「メイドインアビス」のつくしあきひと氏ということで少し驚きました。
 
 全体感としては、十分面白い部類に入ると思います。謎解きとかテーマ性を期待しますが、そこは保留してまず話を受け入れることができるかどうかでしょうね。

 1点引っ掛かりがあるとすれば、主人公は光宗という少年だと思いますが、彼の過去とか内面を深掘りし、解き明かし、それがカタルシスになっているか?というと疑問です。彼の惚れっぽさとかは心理学的には何かあるのかもしれませんが、そのおかげでラストにモヤモヤが残ります。まさきの救済と見るべきかどうかがものすごく気になりました。
 初期設定とか初期の結末とひょっとしたらズレたのではないか、という気がします。水島監督ですし、ありそうですよね。はじめはもっと内面に闇を抱えてそうな感じでしたし。その点で重要な光宗氏の描き方は失敗していると思います。

 ただ、それ以外については設定も雰囲気も展開もよかったと思います。怖さとか事件の衝撃度は少なかったものの、ストーリー性は十分楽しめます。
 結末もすべてきれいに収まるのではなく、人それぞれ感があるし、過去の傷も含めて自分ということ、そしてエンディングをどう見るかをゆだねられた感があって、なかなか悪くない終わり方だったと思います。
 一つ何かを持ち帰ると幸運になる、というオリジナルの「迷い家」の逆とみるかやはり救済とみるのかもポイントでしょう。

 丁寧に全部説明されて謎を解明してくれないと駄目なタイプの視聴者からの評価が悪くなるのは理解します。また「ガルパン」「SHIROBAKO」と並べたときに同じ人?という感じがあり、同じ雰囲気の作品を求めた人からも不評になるでしょう。

 作画もキレイだし、登場人物が多い割にはストレスなく見られて面白かったです。無理に考察しなくても、素直に物語を受け取れれば、それなりに余韻もありました。ただ、人数が多い分、個人の掘り下げが物足りないし {netabare} 心理学者と「こはるん」関連{/netabare}の伏線がもうちょっと物語としてほしかったかな。

「Another」と比較すると驚きという点では数段劣りますが、中身は本作の方がある気がします。秀作の一歩手前という感じの良作でした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6
ネタバレ

ポル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

面白いと思った

感想見るとみんな辛口というか評価低すぎのような気も。
ホラーで怖い部分もありましたし、普通に続き気になりました。
キャラ絵デザインも好きな感じでしたし。
謎もある程度解決?したような感じでしたし。今期のアニメではまだ見れる方だったんじゃないかと思いますよ。

シリーズ構成は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の岡田麿里とのことですが、「あの花」と比べないで見てあげてください。ジャンルは全然違いますしあまり期待しすぎるのもよくありません。

{netabare}
ただトラウマって誰もが好き好んで向かい合いたいものじゃないから気分を害する人もいるんじゃないかと。登場人物で自分のトラウマと似たような経験をされた方とかは気分良く見れなかったんじゃないかと思います。ナナキ村のトラウマの具現化がなぜあの場所だけ起こるのかや残った人たちのことは投げっぱなしで終わっちゃったな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5
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