トリックで友情なおすすめアニメランキング 16

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのトリックで友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月26日の時点で一番のトリックで友情なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

92.7 1 トリックで友情なアニメランキング1位
約束のネバーランド(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1129)
5459人が棚に入れました
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。ここグレイス=フィールドハウスは親がいない子ども達が住むところ。至って平穏なこのハウスでささやかながらも幸せな毎日を送る三人の主人公エマ、ノーマン、レイ。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた…

声優・キャラクター
諸星すみれ、内田真礼、伊瀬茉莉也、甲斐田裕子、藤田奈央、植木慎英、Lynn、河野ひより、石上静香、茅野愛衣、日野まり、森優子、小澤亜李
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

原作既読組にとって、この手の作品は・・・?

原作既読。最終話まで視聴。

週刊少年ジャンプは40年近い愛読書です(笑)。
連載開始当初から、緊張感満載のこの作品はお気に入りの作品でした。
お気に入りの作品のアニメ化なので、本作も、とても注目していました。

【原作既読組にとって、この手の作品は?】
原作既読組は、当然、先々の展開を把握しています。
そんな状況の中で、この作品の一番の魅力である『緊張感』を楽しめるかどうか?
そこが、この作品の評価の分かれ目だと思います。
{netabare}
言うまでもなく、私も先々の展開を把握しています。
それでもハラハラドキドキが止まりません。

力のこもった作画。
巧みな演出。
映画のようなカメラワーク。
声優さんの熱演。

全てが上手くかみ合った本作は、『名作』に分類されるべき作品だと思います。{/netabare}

【正直、原作と比べるとかなり話が省略されているんだけどね・・・】
{netabare}全ては、大感動の11話~12話へ繋げるため。
ここから逆算して、必要最低限の物語を紡いでいったという印象です。

エピソードはもっとたくさんあるんだけど、あえて必要最小限のエピソードに絞った。
第2期に回せるエピソードは第2期に回す。

そんな制作陣の苦渋の選択が伝わってきます。{/netabare}

【食用児・・・って、凄い単語ですよね】
{netabare}この単語だけで、この物語の世界観が凝縮されている気がする。
エマをはじめ、子供たちの必死さが伝わってくる。
何かが狂った世の中であることが、ひしひしと伝わってくる。{/netabare}

【ところで、各話のタイトルの意味って分かりました?】
{netabare}各話のタイトル、例えば第1話なら『121045』。
これの意味って分かりました?
{netabare}あれって、『日・月・年』なんですよね。
『121045』=『2045年10月12日』という意味。{/netabare}
要するに、1話から9話までは20日余りしか時間が経過していませんが、9話と10話の間だけでも2か月以上に時間が流れていることが分かります。

この間、エマたちはママだけではなくレイの目も欺き続けたことに・・・。
だから、11~12話にかけて、レイは驚きっぱなしだったんですね。{/netabare}


第2期も期待しています。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 78
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

生きていくんだ それでいいんだ

それは田園 こちらは農園 ・・・ふっ

・・・あ、ちょっと待って、{netabare}いやっ、行かないで~、、、{/netabare}な全12話。


原作も未読であれば、ジャンプももう何年も読んでませんね。週刊少年ジャンプの人気連載作品ということで、子供とTV前で待機。
第1話を観終えて彼らは静かに去っていきました。お子様と一緒に視聴するにはご注意ください。我が家でR12指定となった “ほんとに少年向けなんかいな?” な世界観です。


いやぁ毎週面白かったですね。なにせ間髪入れずもう一周しましたから。
導入良し→つなぎも良し→締め最高、、、と1話1話退屈せず、連載継続中ながら12話の尺で綺麗にまとめたことも好感です。結末を知って価値に気づきがちな序盤~中盤を面白く仕上げてもらってほんとにありがとう。2018年冬期の作品群の中でもトップクラスの出来でありました。
続きのある物語に対し早々に2期が決まったことで、今後の楽しみが一つ増えた幸福感もあります。


幕明けの舞台はグレイスフィールド(GF)ハウスと呼ばれる孤児院から。ママ・イザベラのもとで上は11歳までの子供たち30余名が一緒に暮らしてました。
ロケーションは大草原の小さな家。孤児院と聞けばあしながおじさんや若草物語のようなものを事前には想像してました。違うんだけどね。
そこの子供たちのうちエマ(CV諸星すみれ)、ノーマン(CV内田真礼)、レイ(CV伊瀬茉莉也)の3人が物語の主役。・・・それと彼らのみならずハウスの子供たち全員が主役の物語だったのでは?と思えるお話。
6歳から12歳までの間に里子に出されるとママから聞かされている子供たち。うち一人コニーとのお別れの日。別れを済ませた後、ぬいぐるみを忘れてることに気づいたエマとノーマンがコニーに届けようと後を追って。。。

そこから物語は一転。第1話ラストから最終12話までノンストップな子供と大人の心理戦?サスペンス?スリラー?またはホラー?が展開されます。
詳しくは本編で。農園の意味は早々にわかりますので、そこからハラハラドキドキを楽しみましょう。私的今期(2019年冬)のベストでした。


以下、思ったことを五月雨に。※ネタバレ

■ホラーやスリラーではなく心理戦でした
猟奇的な世界観で色濃く印象的だったのは、エマら子供たちとママ・イザベラ(CV甲斐田裕子)、シスター・クローネ(CV藤田奈央)の大人らとの駆け引きです。この腹の探り合いに集中できたのは不要なホラー演出を削いだからなんじゃないかと思ってます。
{netabare}例えば、子供らが謀議している最中に物陰からニュッとママやシスターが登場するような演出は皆無でした。双方に企みを盗み聞きしたり直接知るような描写がありません。状況証拠や間接的な言動からの探り合いに絞ってました。{/netabare}
{netabare}ママもシスターも元はと言えばフルスコア。さらにトレーニングを積んで派遣され実地で鍛えられた猛者です。直接でなくてもなんでもお見通し、一筋縄ではいかないラスボス感を十二分に引き出す効果がありました。{/netabare}


■絶望からの分岐
絶望を知った後にどう分岐していったか?の対比が好きです。
{netabare}言うまでもなくエマ、シスター・クローネ、ママ・イザベラの3名です。
エマ:抗う人。もちろんそこは主人公。けっこう身も蓋もない世界なのにエライよこの子!
シスター:堪えられなかった人。躁鬱の躁。壊れてましたね。選ばざるをえなかった道もイバラの道。自分♂ですがシスターやママやってたら正気を保てる自信がありません。
ママ:受け入れた人。ってまんまですが、シスタークローネが壊れてた分余計に底の知れぬ深い絶望を受け入れたことがわかり、そのことが最終盤効いてきましたね。{/netabare}
{netabare}一周めはノーマン、レイ、エマの3人を中心に観てました。最終回を見届けて今度はエマ、クローネ、イザベラの3人に焦点をあてて。けっしてクローネはネタキャラではないのです。{/netabare}


■イザベラ
{netabare}マンドリンの少年(レスリー)の曲が印象的な本作。イザベラにとってどういった意味を持つのか?
第1話コニーを門まで送る時の鼻歌が初出。第10話ノーマンとの別離。第11話でレイが火をつけた時。せめてもの手向けなのかレスリーの記憶を留めておきたかったからなのか。
ハウスで過ごした記憶の欠片を手離してなかったことに意味があったんじゃなかろうかと思います。{/netabare}

{netabare}「絶望に苦しまずに済む一番の方法は諦めることよ。抗うから辛い。受け入れるの。楽になれるわ。簡単よ。」

{netabare}かつてのイザベラが現在のエマだっていうのが、これまた切ないのでした(語彙力)。頼れる仲間がいたかどうかの差なんです。{/netabare}{/netabare}


■声優さんの演技
あらためてやっぱり声優さん凄いな~と思いました。
ノーマン役の内田真礼さん。ギルダ役のLynnさん。演技の幅って無限に広がるんですね。
それと短いセリフに込められ感情の豊かさでしょうか。※特定シーンのため閉じます。

{netabare}・「うん」エマ
ノーマンと別れの際、絞り出した「うん」その数8回。その短い言葉一つ一つどれも違っていて、ないまぜの感情が伝わってきた名演です。{/netabare}

{netabare}・「いってらっしゃい 気をつけてね」イザベラ
絵と音の力ではないと思うんだよな~。憑き物が取れた嘘偽りない「私のかわいい子供たち」に聞こえました。ダメねこういうの(T_T){/netabare}



次が気になる展開、裏をかいてまたその裏をかいての緊張感の続く化かし合い。
その根底で「絶望」との向き合い方で道の別れた3人に強いメッセージ性も感じました。
OPEDも作品に合った良いチョイスですね。


{netabare}・識別番号は連番ってことはなさそう。意味はあるのか?
・2期は頭脳戦からサバイバルみたいになるんだろうね。趣きはだいぶ変わりそう。
・イザベラ処分されるんだろうな。
・てかノーマン{/netabare}

きちんと謎や伏線は残したまま2期へと繋がるわけですが、もやっとした感情は無く、終わり方含めなんともすっきりした全12話でした。


それにしても、、、
{netabare}ヒーロー願望というか、男は死にたがるというか諦めが早いというか自意識が強いというか。女性の胆力の強さをまざまざと見せつけられた気分になりました。{/netabare}



視聴時期:2019年1月~3月 リアタイ視聴

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2019.09.17追記
《配点を修正》 +0.1

その後他のレビュアーさんとのやりとりでもやっとしたとこが解消しました。あざまーす!
2期前提ではあるものの、そこへの繋ぎ方と一作品としてのまとまり具合に嫌みがないこと。他の作品とのバランスを考慮し加点しておきます。



2019.04.13 初稿
2019.09.17 追記/配点修正
2022.01.30 修正

投稿 : 2024/11/23
♥ : 83
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

幸せな一生

アニメーション製作:CloverWorks、監督:神戸守、
シリーズ構成・脚本:大野敏哉、
キャラクターデザイン、総作画監督:嶋田和晃
原作:白井カイウ、出水ぽすか

森の中に佇む、グレイス=フィールドハウスという孤児院。
そこでは12歳までの子供たちが楽しく暮らしていた。
周りとは隔絶された世界。
外部とつながっている場所には鉄製の大きな門。
そのほかは深い森に囲まれている。
優しいママのいるハウスは子供たちの楽園。
里親が見つかった子供たちは、
定期的にハウスから去っていくのだった。

タイトル名はよく考えられており、
ふたつの言葉を合わせたものだろう。
旧約聖書の創世記12章に記されている、
イスラエルの民に神が示した土地である「約束の地」。
そして『ピーターパン』で、
森林の奥地に住み、親のいない
年をとらなくなった子供のいる国「ネバーランド」。
物語のストーリーをイメージしやすくなっている。
「ネバーランド」というと、
マイケル・ジャクソンの邸宅も思い浮かび、
その内実を思うと、さらに印象深い。

主人公のエマ、ノーマン、レイの3人がいい。
ストーリーはもちろんだが、このキャラクターたちが
物語のなかにどんどん引き込んでくれる。
真っ直ぐな性格で頭が良く、運動神経に優れるエマ。
ずば抜けた頭脳を持ち、正しいことを知るノーマン。
冷静な判断力と鋭い観察眼、卓越した記憶力を持つレイ。
彼らの動きや考え方を見ているだけでも楽しい。
いわば、小学生のときのクラスにいた、
何かするたびに驚かされ、私たち凡人を
いつもワクワクさせてくれる同級生たちを想起させる。

3人が互いに想いをぶつけ合い、理解し、
不可能なことをやり遂げようとする。
そして、それぞれに対する複雑な感情を抱えたまま
自らが信じた道を選び取ろうとする。
この関係性の妙が、作品の最も優れている部分だ。

1話からの構成力も見事。
原作の良さはあるのだろうが、
アニメスタッフの力も大きいことが分かる。
大きな流れを1話目で理解させ、
そこから各話ごとに盛り上げていく展開力は出色だ。

良質なハリウッド映画を観ているような感覚。
時代を象徴するような物語も含め、完成度が高い。

幸せな一生とは、どのような人生なのか。
子供たちやママの一生を考えさせられる。

{netabare}最終回でのイザベラの描写が秀逸で、
この時点で物語は完結している。
後のことを描くことが蛇足にならないかのほうが不安だ。{/netabare}
ここまでで実写映画を作っても十分に成立するだろう。

※EDのCö shu Nie 「絶体絶命」がお気に入り。
ピアノの打ち込みとベースが抜群にカッコ良い。
(2019年4月19日初投稿)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 97

77.5 2 トリックで友情なアニメランキング2位
無能なナナ(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (555)
1756人が棚に入れました
「わたし、人の心が読めます!でも、ちょっと空気は読めません!よろしくお願いします!」孤島にある奇妙な学園。生徒、中島ナナオの前にあらわれたのは、転校生の柊ナナ。ここは、さまざまな能力を持つ少年少女が集う施設。炎や氷をあやつる者。自在に宙を飛べる者。空気を刃にして攻撃できる者――。生徒たちは、「人類の敵」と呼ばれる怪物と戦うために訓練を受けているのだ。だが、島にはいくつもの秘密が隠され、おそるべき罠が牙をむく。続発する怪事件。学園にひそむ殺人鬼。一人、また一人と姿を消してゆく同級生。予想を裏切る展開。知力、能力の限りを尽くした頭脳戦。そして友情。熱いドラマにいろどられた、「人類の敵」との死闘が、いま、始まる!

声優・キャラクター
大久保瑠美、下野紘、中村悠一、中原麻衣、増田俊樹、中島卓也、井上雄貴、大塚剛央、山谷祥生、手塚ヒロミチ、堤雪菜、小坂井祐莉絵、田丸篤志、富田美憂、二ノ宮愛子、大野智敬、鎌倉有那、髙坂篤志、遊佐浩二
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

天使のようなミチルにより氷のようなナナの心が融けてゆく物語

超能力者が集められた孤島にて、物語前半は無能力者のナナが超能力者を一人ずつ暗殺していく物語でした。
正直、ナナの心には暖かさのかけらもありません。だから途中で見るのをやめようと何度も思いました。

でも、天使のようなミチルちゃんにより、氷のようなナナの心が少しずつ融けてゆくのです。そこが感動します。


ナナはある機関に雇われた暗殺者。
ナナは超能力者に家族全員を殺されたため、超能力者を恨んでいます。

ミチルは誰の言葉でも信じる少女。決して相手を疑いません。
そして相手のためならば自分の身を犠牲にしてでも守り抜こうとします。

ナナが機関から受け取っている超能力者ごとの推定殺害人数を記載した情報。それがデタラメです。
例えば他人の傷を癒す能力を持つミチルの推定殺害人数が15万人以上と書いてあります。
ナナの頭脳であれば、それが実現不可能な人数だとすぐにわかるのですが、
家族を殺されたナナにとって、超能力者は全て殺人鬼にしか見えません。
正常な判断ができなくなっているのです。ナナは、無能なナナとして機関から利用されていたのです。


でも、ミチルの献身的な愛によりナナの心に人間らしさが少しずつ戻ってくる。
{netabare}
高熱で意識不明のミチルをナナが助ける際、助ける理由を言い訳のように述べて助けます。
きっとナナは、本心では今すぐにでもミチルを助けたかったのでしょう。
でも、超能力者を暗殺するナナには助ける理由は無いのです。

ミチルの熱が下がったとき、思わず「よかった」とナナはつぶやきます。
その言葉にナナ自身が驚きます。
なぜ「よかった」とつぶやいたのか…、ナナは考えます。
{/netabare}
そして…

最終回は大いに感動しました。ぜひ見てください。


私たちは誰でも間違いを犯します。
そのときに、間違いを気づかせてくれる友達がいたならば、とても幸せなことだと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 67
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

12話で号泣

原作未読

お話のざっくり概要
能力者たちが集められた孤島に
送り込まれる暗殺者
次々と消されていく能力者
人類の敵とは何なのか?
友情で人類の敵に立ち向かう…
だいたいそんな感じ

トリックとかはツッコミ処が満載ですし
何で暗殺者一人送るのか意味不明なんですけど
その辺は横においといて
割と声優さんの演技を楽しんで観てました。

全く事前情報無しに12話を見たんです。
ED見て驚愕しました。
何度もリピして聴きました…自然に涙出ました
もう一度聞けるなんて…思って無かった…

トリック関連は、「おいおいw」ってヤジいれつつ
コナンを見るような感じで寛容に許しましょうw
ジャンルは「知略サスペンス」ではなく
「サスペンス風多重人格演じ分け」を楽しむ感じ

大久保さんと中村さんの喋る声と内面声の
演じ分けとか豹変した時の中原さんとかw
そんな中で藤原啓治さん(´;ω;`)
おいおいそんなん泣くわ

13話は普通に良い話でしたし
内容的にはそっちの方で涙するのでしょうけどね

推定殺害は…{netabare}多分、ランダムじゃね?{/netabare}
と思われるぐらいざっくり雑な情報ですねぇ
能力的には{netabare}キョウヤ&ジン{/netabare}が強すぎるので
弱点が判明しないと無理ゲーに思います。

12話以降は必聴です。
あと、ミチルちゃんは天使
異論は認めません(`・ω・´)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 48

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

おもろいやんけ!こんなんちょっと泣くやんけ!

<2020/10/4 初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3.0です。
そしていつも通りに原作未読です。


かなり面白いかも。
今期「百万の命〜」に続いての大穴かも。
ノーマークだったので危うく見逃すところでした。

それにしても作品紹介のサムネ、酷いですね。
いつもならこれで切ってるところでした。
酷い詐欺だw
いや、これもバズるための作戦か?

内容ですが第一話はネタバレ要素多く、あまり書けないので、Wikiからあらすじ引用します。

(以下、Wikipediaより)
能力者と呼ばれる特殊な能力を持った少年少女たちがいた。
彼らは"人類の敵"と呼ばれる怪物と戦うため、孤島の学園に集められ、日夜訓練を行っていた。
中島ナナオもその1人であったが、能力を誰にも見せない彼は無能と呼ばれクラスの中で嘲笑の対象となっていた。
ある日、2人の転入生がナナオの前に現れる。


・・・無能で超能力と言ってもジャンプで大人気のあの超能力学園バトル作品とはかなり違うと思います。
無個性じゃなく無能なのでw

レビューのタイトル「第一話で掴みは完璧」はこの通りで気になる方は是非ご覧ください。

それにしてもそもそもバトルものなのか、これ?

第一話終了後にATXで放送されたSP番組(主要キャラの声優によるトーク)を見る限り、今後もいろいろとトリッキーなようで。

「大穴が二つあればどちらかは大当たりなんじゃないか?」
という意味も含めて期待したい作品です。

<2021/1/1 追記>
最終話まで見て。

途中は「軽い推理サスペンスものなんかな?」
とか思ってたけどちゃんとしてますね。
とても良い作品。

作画が良くないととにかくダメ、という方にはお勧めできませんが。
そうでなければ万人にお勧めできるかも。

「安西先生・・・続きが見たいです。」(CV置鮎龍太郎)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 57

76.2 3 トリックで友情なアニメランキング3位
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★★ 4.1 (769)
4432人が棚に入れました
ジョースター家の宿敵・DIO復活の影響で、「幽波紋(スタンド)」と呼ばれる能力を身につけた青年・空条承太郎。DIOの呪縛によって倒れた母・ホリィを救うため、祖父・ジョセフや仲間と共に打倒DIOの旅に出る。長き旅路の中で、次々現れる刺客を退けながら、ついにDIOのいるエジプト上陸を果たした承太郎たち。だが、そんな彼らの行く手を阻むかのように、奇怪にして恐ろしき新たなる敵の影が迫っていた――。

声優・キャラクター
小野大輔、石塚運昇、三宅健太、平川大輔、小松史法、福圓美里、子安武人、大川透

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

鳥肌♡

23話事、47話のOP見ました?
絶対にとばしちゃいけないよ。
鳥肌ものだったので書く事に決めました。
かっこいいよ、すごく
もう何度みた事か…
繫ぎとか入り方とかカメラワーク?とか
もう、もうねw

見逃した方は

JoJo's Bizarre Adventure Episode 47 【Special OP】で
検索してみて下さい。

JOJOの素晴らしさとかテーマとかを綴ってみる。

人間讃歌がテーマのJOJOですが
絵柄で見ないなんて損してると思うのです。
1期からOPとEDや作画、声優、音楽などなど
拘りや尋常ならざるスタッフの意気込みや
熱の入れ方が他のアニメと全く異なる。

見所は全部。
名言がぎゅっと詰まってるこのアニメ。
EDは多分、荒木先生の趣味だろうし
作画の色指定迄してるんじゃないかな?と思うぐらいの色使い。

喩えがおかしい事や真面目に描いてあるだろうけど笑っちゃう場面や
名言、場面、擬音、JOJO立ち沢山ありすぎてもう…♡
動物に厳しいとこや女にも容赦ない(何故か凄く柄悪いw)
荒木先生の当時のセンスで描いてるので
これは今時の人にわかるのだろうか…という昔風なところや
ちっちゃい”あ”に拘ってるところや
1部に関しては、それ台詞だったの!?とアニメ化になって
驚いた事も多々あり原作に忠実。
忠実すぎて余韻を残させてくれないところは
┐(´д`)┌ヤレヤレだぜって感じだけど
アニメ陣営の本気度がこれでもかと伝わって来る。
色んな思いがありすぎて書ききれないけれど
3部のヒロインはエンヤ婆だと私は断言する。

凄く愛されてるって思うアニメはJOJOが一番じゃないかな?
アニメで見れて良かったなって思うのも個人的には
JOJOが一番。
OPも最初は?って感じで見てても
いつのまにかしっくり馴染んで
歌ってしまうぐらいの溢れてこぼれ落ちる程の愛
キャラの面々も癖はあるけど愛着が出て来る。
系譜が好きな方には是非共オススメしたいアニメ。

一言で表現すれば「愛」
もう終わりが…ってなってくると胸が熱くなる。
多分、見終わって追記書くと思うけれど
終わって欲しくないのと、4部からまたないかなとか
JOJOファンにとっては良いアニメ化だったと思う。

書かないと決めていたJOJOレビュー
勢いで書いた後悔は(ちょっとだけしてる)

という訳?でall 5 です。
スペダン2期からの2作目の5です。
女でも面白いと思うけれど、ジャンプなのにオタ向き作品かもしれない。
アニオリ部分は評価が別れるけど
私個人で言えばアリでした。
(アリアリアリ、アリーヴェデルチ!なんて絶対に言わないんだからねっ!!)

では…

ノミっているよなあ・・・ちっぽけな虫ケラのノミじゃよ!
あの虫は我我巨大で頭のいい人間にところかまわず攻撃を仕掛けて 戦いを挑んでくるなあ!
巨大な敵に立ち向かうノミ・・・これは『勇気』と呼べるだろうかねェ
ノミどものは「勇気」とは呼べんなあ

それではジョジョ!「勇気」とはいったい何か!?

「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!「恐怖」を我が物とすることじゃあッ!
人間讃歌は「勇気」の讃歌ッ!!
人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!
いくら強くてもこいつら屍生人は「勇気」を知らん!
ノミと同類よォーッ!!
人間讃歌は「勇気の讃歌」ッ!!人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!! 




アリアリアリ、アリーヴェデルチ!

追記
48話でラストでしたがOPにSE入ってかっこよさが増したw
4部5部も好きで面白いけど個人的には6部を見たい。
アニメ化しないかな。
凄く良かった。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 49

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

david productionはジョジョだけではなく「魔法少女まどか☆マギカ」にも制作協力している。

マンガ好きが選んだ、「絶対に無理だろうけど…実写化してほしいマンガ」
昨今のドラマや映画は、原作モノが多い。とりわけ、小説ではなくマンガを原作としたものは、その“トンデモ設定”をいかに実写化するのだろう…と話題になりがちだ。最近でいえば、『暗殺教室』『進撃の巨人』『テラフォーマーズ』などなど。

そこで今回は、全国のマンガ好きを対象に、「絶対に無理だろうけど…でも実写化してほしいマンガ」についてのアンケートを実施してみた!

♠リアルなジョジョ立ちは、ぜひ見てみたいもの
3位:『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦/集英社)
20年以上にも渡り連載されている長寿タイトルもランクイン。ときに哲学めいた複雑な会話やストーリーが展開され、理解不能と脱落する者も少なくないが、ハマってしまえばもう抜け出せない。それゆえに、「登場人物の雰囲気を出せる人がいない」と、ファンの想いは熱烈なものだ。バトルシーンのカギとなる、精神エネルギーを具現化した能力“スタンド”に関しても、「CGだとしょぼくなる」という声が寄せられている。ちなみに、本作を語る上で外せないのが、“ジョジョ立ち”と呼ばれる、登場人物たちの奇妙なポージング。イラストだからこそ許されているが、これが実写化されてしまったら、どんなにシリアスなシーンでも爆笑してしまう自信がある。

どのアニメを視聴するか迷っている方に。今期アニメを制作会社からチェックしてみよう!

まだ単なるアニメ好きだったころ……どれくらい作品自体に惹かれるかで視聴を決定していた若者も多いだろう。しかし、アニメ好き→アニオタへと大人の階段をのぼったとき、気になるのがアニメーション制作会社。今期の「(会社名)の作品はコレか……視聴してみよう!」となっているファンも多いはず。

ひと昔は少々コアなアニオタたちが決める手法ではあったのだが、どうやら最近ではライトなアニメファンにも広がっている様子。筆者の周りのライトなアニメ好きの口から「来期のシャフトは~」といった話が出たときには驚いた。

思い返してみれば2006年あたり、「涼宮ハルヒの憂鬱」を京都アニメーション(通称:京アニ)が制作したあたりから、ライト層にも制作会社で視聴を決定する傾向が強まったように感じられる。

【david production】
今期放送中:ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 後半
過去の作品(例):超次元ゲイム ネプテューヌ(2013)、妖狐×僕SS(2012)、ベン・トー(2011)

とにかく毎回驚くようなクオリティの絵と動き、演出に魅了されるジョジョ。そのため、ジョジョのイメージが非常に強いのだが、実は「魔法少女まどか☆マギカ」や「黒子のバスケ」などヒット作にも制作協力している。

魔法少女まどか☆マギカ
魔法少女というモチーフとかけ離れた驚愕のストーリーは話題を呼び、社会現象にまでなった。
「自分が知る限り、これは完璧なアニメ!」と太鼓判を押すのが『魔法少女まどか☆マギカ』。
「ビジュアルは驚くほどクリエイティブで、サントラもパワフルで刺激的。
物語とあらゆる要素が完璧に細工されたオルゴールのように所定の位置に置かれている!」。

『ジョジョの奇妙な冒険』から「911」の描写が削除! 同時多発テロ事件への配慮か
2015年1月からスタートした、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ~スターダストクルセイダーズ~』のエジプト編。1989~1992年まで週刊少年ジャンプで連載されていた漫画シリーズの第三部が原作となっている。

・近い未来を漫画として予言する能力
三部には、未来を予言する能力をもった少年ボインゴが登場。彼は近い未来を漫画として予言することができるのだが、原作とアニメで一部の表現が変化しており、視聴者の間で話題となっている。

・Tシャツに書かれた911の文字
ボインゴの予言の漫画には、日本人漫画家が交通事故に遭い、電柱に刺さって死亡する描写がある。実際に登場する日本人漫画家のシャツにも「911」と書かれており、それが予言の漫画にも反映されているわけだ。

・飛行機の描写もなくなっている
しかしアニメ版には「911」の描写がなく、さらに予言の漫画に描かれていた飛行機の描写もなくなっているのだ(原作では、電柱に突き刺さる日本人漫画家の背景に飛行機の描写があった)。

・911に関するジョジョの噂話
日本人漫画家のTシャツに「911」の数字 → 2001年9月11日に同時多発テロ発生
日本人漫画家は「おっ10時半だ」と言ってバスに乗る → 世界貿易センタービル崩落が10時28分
日本人漫画家がバス事故で死亡した背景に飛行機 → 同時多発テロを連想させる描写
日本人漫画家が突き刺さったシーンに電柱が4本 → 同時多発テロでハイジャックされた飛行機は4機

・アメリカ同時多発テロ事件
そもそも、『ジョジョ』の911描写は、2001年9月11日に発生した「アメリカ同時多発テロ事件」よりも前に描かれたものである。よって、作者の荒木飛呂彦先生は事件をもとに911を描いたわけではない。

・たべっこドーナツにも注目!!
しかし、「911」と「飛行機」と「死亡」の描写が予言の漫画にあるため、テロ発生後、読者の間で大きな話題となった。そのため、アニメでは描写を控えたのかもしれない。

・忠実すぎて感動した!
この件に関してジョジョマニアに話を聞いたところ「それよりアニメにもしっかり『タベッコドーナツ』の描写があったのが素晴らしかった。ボインゴの漫画のほうだけ平仮名で『たべっこドーナツ』になっていたのも忠実すぎて感動した!」と言っていた。

2013年10月18日、テレビアニメ版公式サイトなど各メディアにおいて、原作のPart3『スターダストクルセイダース』のテレビアニメ化が正式に発表された。テレビアニメとしては第2シリーズということになる。『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』のタイトルで、2クールずつ分割で合計4クール放送。前半2クールが2014年4月から9月まで放送、後半2クールはエジプト編として2015年1月から6月まで放送された。
花京院がチェリーを食べる時に発した擬音のような台詞「レロレロレロレロ」は、2014年度アニメ流行語大賞金賞(第1位)を受賞した。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 31
ネタバレ

コエンマ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

原作:荒木飛呂彦

小野大輔:空条承太郎
石塚運昇:ジョセフ・ジョースター
平川大輔:花京院典明
三宅健太:モハメド・アヴドゥル
諏訪部順一:テレンス・T・ダービー(アトゥム神)
子安武人:DIO

41話
{netabare}ミニ四駆ゲーム対決?花京院敗れる。次は承太郎が野球ゲーム対決。コツを掴み勢いづくが、ダービーに何か読まれてるようです。承太郎はヤバくなるが最後になぜか投球予告外角高めストレート{/netabare}

42話
{netabare}承太郎の予告は嘘をついてないと分かる。ところがシュートw
魂までコントロールは絶対出来ないとダービーは思うが、かなりの動揺。承太郎がイカサマをしてることが分かる。ただどういうイカサマかダービーは分からない。
承太郎は、読心術がハイかイイエしかないみたいだなとダービーに話す。
段々追い込まれたダービーは、花京院の魂を解放してしまう。解放した時点で負けを認めたことになる。
コントローラーにジョセフのスタンドがのびていて、やっとダービーはイカサマの正体が分かります。勝ち!
DIOにダービーの負けを伝えに来たヴァニラ・アイスが登場。DIOが血を認めヴァニラ・アイスが自ら首をきる。DIOがお前の血はいらないことで、首を繋げてあげる。なんだ、この茶番劇は!
建物に入る前にポルナレフとイギーにアヴドゥルは、お互い目的のために助け合わず先を進むように約束し合う。
中に入り柱かな?「このラクガキを見て うしろを ふり向いた時 おまえらは 死ぬ」!!!を見つけたアヴドゥルは振り返り、両腕だけしか残らない状況に。ヴァニラ・アイスのスタンドで消された。
{/netabare}

43話
ポルナレフ死す!?
あばよ、イギー。

{netabare}実はポルナレフ、生きてた。

Dioの能力は、まさかの時を止める‼最強すぎる。
それを知らない花京院が死ぬ直前に時計台でヒントを。

はしょる
生き残り
ジョナサン・ジョースター
承太郎
ポルナレフ(フランスに帰る){/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

69.0 4 トリックで友情なアニメランキング4位
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1006)
5488人が棚に入れました
父親に勘当され、家を追い出されて七重島にやってきた高校生『八真重護』は一人暮らしを始めた部屋で地縛霊『龍ヶ嬢七々々』と出会う。
重護は、10年前に何者かに殺害された七々々を成仏させるため犯人捜しを決心する。かつて七々々が世界各地で収集し、今では島のあちこちの『遺跡』に隠されている『七々々コレクション』。
この不思議な力を持つお宝を使えば七々々を殺した犯人を見つけることができる。重護は七々々コレクションを手に入れるため冒険部に入部する。
しかし、七々々コレクションを狙って、ひとくせもふたくせもあるプレーヤーの思惑が渦巻いていた。
騙し騙されのお宝争奪戦が、今、始まる!

声優・キャラクター
田辺留依、小野友樹、阿澄佳奈、花澤香菜、興津和幸、鈴木絵理、早志勇紀、能登麻美子、鳥海浩輔、内山夕実、伊藤かな恵、櫻井浩美、細谷佳正、久野美咲

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

壱級天災と星埜ダルクのお宝探索、だったら名作級でしたでしょう。

2014年放送のテレビアニメ ノイタミナ枠 全11話

原作 鳳乃一真 監督 亀井幹太 構成 倉田英之 キャラデザ 川上哲也
制作 A-1 Pictures

原作は2012年~2016年に刊行されたファミ通文庫のラノベ作品。
なので、アニメ化はちょうど中間の時期に制作されました。

舞台はかつて天才学生集団「GREAT7」が設計した「人口学園島《七重島》」。
主人公「八真重護」は父親に勘当され、過疎化しつつある七重島のアパート「幸せ荘」に送られる。

八真重護 CV小野友樹 高校2年生
龍ヶ嬢七々々 CV田辺留依 幸せ荘202号室の地縛霊
壱級天災 CV阿澄佳奈 自称名探偵
星埜ダルク CV花澤香菜 天災のメイド 男の娘 

物語の設定は、GREAT7の中心人物であった龍ヶ嬢七々々が集めた古代のお宝の隠し場所を推理して探し当てると言うもの。
七々々は18歳の時に何者かに殺害されて、七重島は七々々コレクションが眠る宝島と化している。
主人公の部屋に地縛霊ニートとなってゲーム三昧の日々だが、
コレクションに関しては何も教えられないと伝える。

印象としては作画、動画の出来が良く、高予算ぽい造りではあるが、
原作側からのストーリー進行の縛りがあるように感じられました。

前半では魅力的な舞台での楽しい日常と推理ゲーム。
後半では強敵登場とバトルアクション、お宝さがしも命がけ。
と、ありがちな構成ですが、前半のほうが面白かったですね。

この作品、主人公の魅力がきちんと描かれていません。
原作の後半に行くにしたがってキャラたちの秘密が明らかになっていく造りのため、
登場人物の行動原理が描かれないまま最後まで進んでしまうのです。

妙にとげとげしい言葉使いの主人公ですが、その理由は原作後半で明かされるようです。
同様に超絶美少女?「星埜ダルク」に関しても・・・

つまり、このアニメは2クールストーリーの1クール目で、
続編のめどはたっていない作品として扱うべきでしょう。

キャラは良く造られていまして、特に天災とダルクの主従コンビは最高です。

男の娘ダルクはエロ担当で花澤ヴォイスが絶品。隠れ代表作でしょう。
割と高身長色黒ボクっ子で女子としても目を引き、男の娘ならなおさら、
そして、花澤ヴォイスがバッチリフィットの真ヒロインです。
が、後半に出番が減るのが最大の手落ち。
バトルなんかより、花澤ダルクの日常が見たかったです。

その主の天災も良いキャラ、ニャル子さんの再来と言うべき阿澄ヴォイスにメロメロでした。

物語の展開が原作の後半に集中しているらしく、
前半と言うより、顔見世作品で終わってしまったのが残念過ぎました。
それでも、悪くはない、楽しいキャラアニメではありましたし、
アニメーションの完成度は高い方だと思いました。

スピンオフで「天災とダルクのお宝推理」でも制作すれば名作級のアニメになりそう。

声優の評価は、阿澄、花澤 特大補正です。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 27

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんだこのテンポの悪さは

ニート地縛霊に宝探し…
ラノベでありがちな設定ではあるが、なんだこのテンポの悪さは。
監督かな…
落越友則氏x倉田英之氏とくれば監督は舛成孝二氏なら鉄板だったのに。

あ〜なるほど。
構成だけではなく倉田英之氏は脚本も書かなきゃいかんよ。
だからだよ。
ツボに入って来ないし、ブレてる。

裏の顔があるのは定番だらからいいんだけど、この主人公に魅力を感じないというか…
とりあえず走ってりゃダンジョン攻略というのはショボすぎでしょ(苦笑)
そんな展開でも、天災は良い!(CVあすみん)
エロマンガ先生でいうとエルフちゃんポジションで。
一般生徒だが、眼鏡っ娘 夢路百合香はもっと良い!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3
ネタバレ

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

予想がハズレまくった

色々と予想とは違った展開を楽しめたアニメでした。

私が1話を観たときの今後の展開の予想としては

主人公の『八真重護』(やまじゅうご)くんが
一般人ながら、とんでも設定の脇役に
振り回され、インディジョーンズ的な
大冒険を繰り広げる・・・

といった感じでしたが、
そうじゃないみたいです。

もうちょっと、活躍する系の主人公です。

逆にタイトルにもなっている『七々々』ちゃんは活躍しません。
家でゲームゲームゲームです。
そしてプリンプリンプリンです。

バーチャ(バーチャファイター)をやっているシーンが多かったですが
どうやら持ちキャラはジェフリーみたいです(渋い)

{netabare}はじめに予想を裏切られた為、
途中からは、こちらも
身構えて視聴していました。

やはり、どこか怪しさを臭わせる感じを残しつつ
話が進みます。

種明かしはやってくれますが
そっから、また実は…みたいな
展開もあったりするので
攻略済みの話でも
信用出来なくなってしまいました。

あと
七々々(777)とか
重護(15)とか
壱級天災(191031)とか
きっと数字に何かあるぞっ!


と思っていましたが
な~んも無かったです。

{/netabare}


キャラクターはとても良いと思います。

『天災』がかわいいと言うのをよく見かけますが、
問題無いです。そのとおりです。
『天災』かわいいです。
良い感じのキャラです。

あと、密かに『影虎』のたまにやるボケも好きです。

{netabare}最終回は
もの凄く2期を思わせる感じでしたが、
「この続きは原作でっ!!」ってことらしいですね。
残念!!

七々々ちゃんが言ってた
「私を殺した犯人を、私がぶち殺す」←(ちょとセリフ違う)
ですが
私も日ごろから思っていたことでした。

どういうことか…

※レビュー脱線します注意

よく『仇討ち』とかしようとしている子を
説得するのに

「そんなことして…そんなお前の姿を見て
死んだ○○が、喜ぶとでも思ってるのかっっ!!!」

ってのがありますよね。



いや、場合によっちゃ喜ぶんじゃ?



と思うんですよね~


なので、死んだ後に勝手に他人に気持ちを
決められても嫌なので、
私は友人に

「もし、俺が殺されたら、仇を討ってくれ
仇を討ってくれるお前の姿を見て、俺は喜ぶ」

と言ってあります。


それと、ついでに
「俺の部屋のHDDを粉々に粉砕して、部屋に火を放ってくれ
もし、部屋に入れなかったら、外から火矢を討ってくれ」

と言ってあります

恐らく友人の人生はめちゃくちゃになるでしょうが
三途の川で待ち合わせの約束をしているので
そこで、バナナでも渡して謝ろうと思っています。
{/netabare}


最後に
天災のスピンオフしてくれよ

投稿 : 2024/11/23
♥ : 37

73.0 5 トリックで友情なアニメランキング5位
かがみの孤城(アニメ映画)

2022年12月23日
★★★★☆ 3.7 (123)
389人が棚に入れました
学校での居場所をなくし部屋に閉じこもっていた中学生・こころ。

ある日突然部屋の鏡が光り出し、

吸い込まれるように中に入ると、そこにはおとぎ話に出てくるようなお城と見ず知らずの中学生6人が。

さらに「オオカミさま」と呼ばれる狼のお面をかぶった女の子が現れ、

「城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでも叶えてやろう」と告げる。

期限は約1年間。

戸惑いつつも鍵を探しながら共に過ごすうち、7人には一つの共通点があることがわかる。

互いの抱える事情が少しずつ明らかになり、次第に心を通わせていくこころたち。

そしてお城が7人にとって特別な居場所に変わり始めた頃、ある出来事が彼らを襲う――――

果たして鍵は見つかるのか?なぜこの7人が集められたのか?

それぞれが胸に秘めた〈人に言えない願い〉とは?
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

鏡の国の赤ずきんちゃん

赤ずきん、狼、鏡、絶海の城等々。
至る所にファンタジーミステリー要素を散りばめた青春SF作品です。

主要登場人物は中学生の男女7人。
それぞれに何かしら心に秘めているような。
鏡を通して孤城に集められ、鍵探しにより願いを叶える。
その暁には、記憶を失うという。
一見単純だけど、それぞれの想いが交差して気になるストーリーでした。

{netabare}最大の謎は、何故この7人が集められたか。
ラストに明かされるその答えが、意外性のあるものでした。
それはともかく孤城での集いは楽しいようで、次第に打ち解ける面々。
しかし、各人が抱える問題も根深く、己のことは話したがらないようです。

現実世界と孤城との行き来により、様々な事件が発生します。
そんな中で少しずつ互いの素性が明らかに。
そして、タイムリミット直前の大事件。
それは、偶然を装って置きながら、仕組まれたことのように思えました。

記憶の消える直前の、狼さまの「善処する」
その口元がすべてを物語っているのでしょう。
結局、こころとリオンの物語だったのかな。
後味の良い感動に包まれて心地よかったです。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 16
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「テーマ」も「謎」とてもいいですが、なぜオオカミ?なぜルール?

 2回目を見られたので少し感想を整理します。以前のものもそのまま残しています。原作は既読です。

 まずこの作品の特徴として、映画館とパソコンで印象がかなり違います。映画館で見たときはかなり物語世界に入り込めました。が、パソコンで見た方がサラリとしたストーリーの印象でした。ですので、映画組とパソコン組だと評価が分かれるかなあ、という気がします。

 それともう1つ。自分が過去、この問題についてどれくらい関心があって、関連書籍を読んでいたか、考えたか、自分・身の回りで類似例があるか、で印象が変わる気がします。

 もちろん、アニメ作品ですからこんな単純な切り分け以外の評価の要素はあるでしょうが、この2点は実生活に近いテーマなだけに視聴環境による集中度合と、視聴サイドの蓄積で変わる映画=万人向けではない気がします。

 ですので、感想や評価が合わない人がいても、それがこの映画の特徴かなという気がしました。なお、2回目みて、1回目よりも理解が少し進んだ気がしたので、ちょっと評価点をあげています。3.9→4.2です。

 
で、内容です。

 いじめ、不登校というテーマをそれこそ真正面から取り扱ったのはとてもいいと思います。この点では、本当に優れていたと思います。

 決して頭がいいとも思われないグループの理屈で教室が支配される。その中心的な少女の教師への媚びと、面倒をさけクラスの自治を、カーストのトップグループに任せてしまう教師の事なかれ主義、エゴ。
 親の学校に行かないのは「おかしい」という思い込み。仮病ではく本当にどこかが痛くなる少年少女の身体と精神の密接な関係。そして、陰湿ないじめの実態。

 その一方で、どうやってその状況と向かい合うか、打破するかと言う提示もありました。特にまず子供の話を聞くということ、学校がすべてではないということ、学校の他のコミュニティーが十分に子どものコミュニケーションの場になること。

 全体としてこういうことが非常に丁寧に取り扱われており、個々の少年少女の状況も、いじめだけでなく、毒親、性的な虐待、仲間外れもリアルでした。



 やはり引っかかるのが、なぜかがみの孤城なのか?おおかみの意味は?その黒幕の思惑は?ルールはなぜ存在する?というところです。

 まあ、牽強付会なところはありますが、ちょっと考えたところです。ネタバレしないと語れないので隠します。

{netabare} 少年少女の救済の物語と、「狼と七ひきの子ヤギ」の内容です。「オオカミ」=「大人」に「騙されて食べられた子ヤギ」=「社会の犠牲になった子供」でしょうか。
「お母さんが帰って来て、狼から助けてくれる」=「カウンセラー、モノが分かっている大人、あるいは直接お母さん」

 ただ、この図式だと救済者はやはり大人だけになってしまいます。やはり自力救済としての、かがみの孤城の意味が必要になるのでしょう。

 そしてひっかかり、理解に苦しむのが、オオカミそれ自体は、本来は敵になる存在です。そしてルールの存在。

 ルールからはみ出した子供たちを、更にルールで縛ることの意味です。オオカミに食べられるという恐怖は必要か?なにより連帯責任だと不登校の子供にマイナスにならないか?そして、このルールと恐怖はかなり物語のおおきなポイントとなります。

 物語としてのルールの意味は病院の規則でそこしか面倒が見れないような意味があったり、学校に行っている時間と合わせている、という意味はありそうです。あるいは弟が日本の中学生と会える時間に設定したとよめなくはないです。

 が、そもそも病気の少女の弟が学校に行ってほしいという願いが、かがみの孤城を作ったとして、少女自身がおおかみに扮する意味がわかりません。まあ、ヒントが自分自身だよ、というオチことかもしれません。

 ですが、やはり、ルール+城主の少女と子供たちの救済の関係がよくわからないし、この童話の意味性が物語上のアイテムになっている気がします。
 まあ、普通ならそこはよく考えた話だね、でいいのかもしれませんが、そういうレベルの内容ではないので、すべてに意味性が付与されるべきだと思います。


 次に、かがみの意味です。鏡というのは、自分を映すもの。外部からの視点なのか、鏡に入る=内面に入るのか、あるいは両方の象徴なのか。

 孤城は子供だけの閉じたコミュニティは逃げ場である、ということでフリースクールとつながってくる感じです。そこに集まる子供たちはなぜ集められたのか、という意味においては納得なんですけど、孤城です。
 物語的な意味は、ある人物の関係者にまつわる話で、それは分かります。ですけど、少年少女の救済の場としての孤城ですね。


 この城内に自分の生活上で一番関心がありそうなことが設置された個室が与えられます。やはり自分自身という感じはします。自分のやりたいことを見付ける…なら、かがみと合わさって意味性はでてきます。

 ゲームにしても、恋愛マニアにしても、皆かなえたい願いを持っているということもあって、も、まあ、キャラ付けにはなっていますし、彼ららしさではあるんですけど…だったら、鏡というのはそれを見付ける話の方がふさわしい気もします。

 かがみ、そして、孤城。こちらは、物語の舞台としての、雰囲気作りはあるでしょうが、社会から孤立した場所で自分と他の同じ苦しみを背負っている人たちと話し合う場=フリースクールの意味なんだろうなあ、と思います。

 逆に言えば、あのフリースクールは「かがみの孤城でした」という事かもしれません。

 子供が自分のやりたい事、コミュニティが学校だけでない事を理解する、場所が「かがみの孤城」、大人は原因でもあり、助けてくれるパートナーでもある。それが「かがみの孤城」+「狼と七匹の子ヤギ」という意味性はおぼろげながら見えてくる気がします。

 映画館で見た第一印象でもそうでしたが、結局城主ヒロインのオオカミの仮面の意味、病気で死ぬという物語。かがみの孤城という場を提供した理由が弟を救う。そして、狼と七ひきの子ヤギのモチーフがが孤城の仕掛けになっている点で、テーマと物語が綺麗にかさなってこないなあ、という印象は残ります。
{/netabare}

 それと大学教授の娘。あの子の使い方はもったいなかった。結局重大なヒントもくれるし、救済にもなりますが、どちらも物語を回すだけの薄い存在になった気がします。


 で、総評ですが、面白いです。ダレもなく本当に面白い。テーマも深い。謎も面白い。キャラ造形も素晴らしい。作画もいいです。

 ただ、やっぱり、なんで城主は狼でルールがあのルール?そして、かがみの孤城の秘密が〇〇と重なるの?という違和感が邪魔をしてしまいます。

 言葉を変えると、この作品でモチーフ・アナロジーになっている童話は、このテーマを描くのに最適だらか?あるいはテーマやキャラ達の物語を深めるための作品だったか?
 このモチーフの童話は正直万人が知っているとも思えません。集められた子供たちの素性とも関係ないです。よって、仕掛けとしての機能の方が強い気がしました。別に邪魔になっているわけでもないんですけど、やはり城主とルールだけはちょっとノイズだった気がします。
 



以下 一回目のレビューです。


 本作は原作の辻村深月さんはミステリ出身ということもあり、内容に謎とき要素はあります。ファンタジー要素もありますが上手く使ってストーリーを構成していますし画面も良かったです。そして、さすが直木賞を取っただけあって文学的な雰囲気もあります。

 この作品がアニメとして作られたことは非常に頼もしいと思います。2016年の「君の名は」「聲の形」は決して文学的ではないですが、しかしこの両作品の存在がアニメでこういう文学的作品が作られる下地を作ったのでしょう。
 「ジョゼと虎と魚たち」「漁港の肉子ちゃん」を初め文学的なアニメ作品の流れで、本作が作成されたのはアニメファンとしては喜ばしい限りです。

 話自体もとても面白く、2時間はあっという間でした。ですが、正直言えば全体的に消化不良というか映画で描きたかったものが曖昧になっている気がします。

 本作で失敗があるとすれば、謎ときのストーリーとテーマ性が上手く融合していなかったことです。

 イジメというか不登校、親、学校の関係がリアルで、ストーリ-への落とこみやキャラ設定は良くできており、テーマ・メッセージとしては優れています。
 イジメというのは不条理で勝手です。そして教師はイジメのトップに立っている子…特に女の子の組織力を使ってクラスの自治をしようとします。いう事聞く子供がいい子だと思い込みます。
 相手の親と話しても無駄です。そのイジメの張本人と同じ考え方だからです。学校に行かなくれもいい。親が子供の言い分をまずは聞いてあげる。そして担任ではなく校長などと話す。最終的に解決しなければ逃げてもいい。好きな事をやっていればいい。学校など3年…あるいはクラスなど1年で終わる。そういう部分はちゃんと描いていました。

 その一方で、推理・謎解きというか仕掛けの部分については、考察しようと思えば半分くらいで謎が大体わかってくるし、フーダニットやホワイダニットの部分がカタルシスにもなります。そこに至る伏線も流れも設定も悪くはないです。

 ただこの2つの優れた要素である「テーマ」と「謎解き」が上手く融合していない気がしました。謎解きがテーマを補完するような関係ならいいのですが、テーマと謎解きのが上手く融合していないような、バラバラ感がありました。
 
 オオカミさんの正体と意味合いですね。肝心なそこの部分について悪く言えば感動ポルノどまりに感じられる気がするからです。要するにオオカミと7人の子どものアナロジーが、謎の設定とか仕掛け止まりになっていて、テーマを補完するものではない感じです。

 お城のルールの意味わからないですよね。特にルール違反の罰則が意味不明です。そのルールを守ることが7人の子供たちの救済の意味として何だったのかが不明です。 {netabare}不登校たちが集まれるようにという配慮はわかりますが、なぜ食べられる?
 あるいは守らないことが前提なんでしょうか?鍵は1人以外が食べられないと見つからない感じに描かれていました。{/netabare}オオカミさんにとってそのルールを設定する意味や大切さって何だったんでしょう?あるいは不登校の子たちにとってルールを守る意味など。要するにテーマである不登校とお城の謎の設定に乖離がある気がします。

 そしてそれに気が付いたきっかけの近所の女の子。彼女は逆にテーマ的な意味はわかりますが、{netabare} その彼女の家に飾ってあった絵が {/netabare}謎に絡んでくる意味です。そこのご都合主義展開が読み取れなくてポカーンとしてしまいます。

 そうなってくると、むしろオオカミさんの謎がノイズになって、不登校やいじめ問題のテーマ部分とどう重ねればいいのかがわからず、ちょっと頭が思考的になってしまい、文学として「考えるな感じろ」が無くなってしまいました。そしてテーマがある社会派の謎解きとしても、テーマと設定の分離があり、全体的に要素がバラバラな気がしました。

 画面はお城の床の反射のエフェクトがかなりすごいので、それは見どころです。逆にそれ以外はあんまり見どころはない感じです。色彩がどんどんカラフルになって行く気がしたのは、何かの演出家もしれません。
演出も良かったです。暗い部屋で食べる鳥そぼろと鮭と炒り卵の三色弁当を出すセンス。自分の気持、親の気持、少し幸せな時間から孤独な時間。いろんな感情が錯綜する感じが素晴らしかったです。

 総評すると、テーマとそのリアルさ、謎解きの面白さ、キャラ造形の水準の高さ、など非常に良くできた部分は沢山あり2時間退屈しませんでした。ただ「テーマ」「謎とき」が上手く絡んでおらず、要するに頭でっかちで「感じる」部分の文学性が不足して、下手をすればラストの方が感動ポルノに見えなくは無いです。特にエンドロールとおまけですね。ただ、キャラには感情的に乗れるのでカタルシスはありますけど。

 途中であまり盛り上がりはないです。作品の性質上それでいいと思いますが、そういうアニメが好きな人はつまらなく感じるかもしれません。

 ということで、もう1度見ようか原作読もうか迷いって、結局映画の帰りに原作買ってしまいました。読んで思うところあれば追記します。




追記 原作読み終わりました。

 映画化は良くできていた、という結論です。途中若干説明の細かさや構成の違いはありましたがほぼ映像化できていると言っていいでしょう。文字と画面の違いを考慮してうまくアニメ化できていたと思います。と言うか話の内容からいって、映像の方が見やすいしキャラが良く描けていたのでどちらかといえば映画がお勧めです。

 やはり初見レビューで上げた謎とテーマ・メッセージが合っていない感覚は、原作でも同じでした。舞台設定というか「鏡」「オオカミさまの正体の謎」「絵本」などのフレームが機能していない気がしました。

以下 映画の内容なので見る予定の方は気を付けてください。
{netabare} やはり色んな部分が「設定」というか「道具建て」でしかない印象でした。本来アナロジーやテーマ性、関連性などで物語を分厚くする部分が機能していないと思います。ということは推理小説の手法が裏目に出た感じが強いです。
「鏡」が何を表していたか?「オオカミと7匹のひつじ」を作品の舞台にした意味合いは?東条萌とミオ=オオカミ様のつながりは?ミオの学校に行きたいという気持ちがなぜイジメで学校にいけない子たちの救済になったのか?ルールを守ると食べられる意味は?

 特にやるべきだった話として、東条萌の考え方「自分は自分」というか「学校なんて大したことない」という考えが「オオカミと7匹のひつじ」の絵本を通してミオと共有されるべきだったと思います。
 また、喜多島=アキがミオという子のどんな気持ちを通じてイジメ・不登校の救済に立ち上がらせたのかが「病気」軸ではなく他の描き方は無かったのか。病気と不登校の意味はまったく違うのに無理にそこを重ねた感じです。
 そして、ルール破りが「記憶をなくす」という作用の為だけになっている気がします。

 つまり、東条萌、喜多島=アキ、ミオ=オオカミさまを大きく関連付けるものが「鏡」「オオカミと7匹のひつじ」というフレームになっている。そしてミオの悲劇が病気ではなくイジメ・不登校を乗り越える何かになっているという描き方ができれば、本当に説得力がある話になったと思います。{/netabare}

 テーマとメッセージの重さは受け取りました。こころちゃんの救済の物語は素晴らしかったです。ただ、重要キャラ3人が肝心なのにうまく機能していなかったと思います。
 若干評価下げます。ただ、映画として見た場合の満足度はまあまああると思います。

 なお、原作は分厚くて2分冊ですが、文字が大きくて文字数がそうでもないのでそんなに時間はかかりませんでした。つまり今回批判した部分は、本が読める小学生、中学生、読書の習慣がない高校生程度でも読める配慮で複雑にしなかった可能性があります。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 16
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いつだって皆ガラスのハートで狼と戦ってんだ

【物語 4.0点】
アニメ大好き原作者・辻村 深月氏。悲願のアニメ映画化作品。

原作は学校に関しては訳ありな思春期中学生7人らが織り成すSFファンタジー設定ありのミステリー風味の青春群像劇。

ウリの1つである謎解き要素。
アニメファン。特にアドベンチャーゲームの深夜アニメ化作品などを完走した方や、
セリフや作画に醸し出される違和感を捉え考察できる方なら、
割りと序盤でネタは読めると思います。

これを陳腐と感じるかは気分次第なのでしょうが、
私は原作読んだ時、辻村氏は本当にアニメが好きなんだな~。
この作品は是非、実写化ではなくアニメ化してあげて欲しいと好感したので、私にとっても念願の劇場鑑賞でした。


ヒロインの心の葛藤と成長。
孤城の謎の解明と解決。
青春とファンタジーがリンクするのも典型的ですが精巧なプロットで歯車の噛み合わせは良好。

極論、孤城で最初に7人が出会った時に、心を開いて語り合えば1日(上映時間5分)で終わるお話。
だが、それができれば苦労はない不登校生徒。
設定、シナリオの穴となり得る部分も無理に塞がずに、
この嫌なことは嫌だと本音を言えずにグズグズしている感じ。
これこそが青春さと良い意味で開き直り、人間ドラマに仕立てて、
謎と解答の小出しに都合を付ける所が、原作小説の巧みなところ。
劇場版もこの妙味を上手く引き出せていたと感じます。

文量的に映画1本で全編詳述は不可能。
そこは原 恵一監督らスタッフがヒロイン中心に再構成してまとめ上げる。
ただ、私は、できれば1クールの青春群像劇でアニオリ含めて各キャラを掘り下げた構成も観てみたかったとは思いました。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・A-1 Pictures

原作を凝縮した構成上、表情描写で心情を語ることが必須な本作。
キャラクターデザイン・佐々木 啓悟氏(『七つの大罪』など)が設定した瞳も、
相変わらず他者への恐怖などを雄弁に語ります。
不登校生徒らが感じる、押し潰されそうな空気感を好再現し、胸を締め付けて来ます。

この辺りの心の取り扱いは『あの花』などでも勝手知ったる同スタジオ。
ずっと戦ってきたでしょ?とのカウンセラーの励ましが琴線に触れるヒロイン心情への共感も、作画による支援があってこそ。


ファッション、小物にも考察を誘う伏線としての役割が求められますが、そこも上々の仕事ぶり。


【キャラ 4.0点】
ヒロイン・こころ他、孤城の7人は心に触れちゃいけない地雷を抱えたキャラばかり。
その地雷原を惚れっぽいKYも交えて全力で踏み抜く少年がウレシノw彼の言動は物語の起爆剤にも。
起爆剤と言えば、“願いの鍵”は如何にも裏切り者を出しそうな火薬庫設定。
そこも7人の心の扉の開放率から考察すれば、あぁ、やっぱりそうくるのかと納得。
明快と言えば明快だし、ありきたりと言えばありきたり。

主人公・こころにより集約した構成ゆえ、その他のキャラ解像度も彼女の周辺が高めに。
真田は映画でも相当なサイコパスでした。
{netabare}自宅を包囲する真田たち。{/netabare}私の夢にも出てきそうなトラウマです。
あれを軽く考える担任。私もないと憤ります。

こころ不登校のある意味での導火線ともなった友人・東条萌。
友を見捨てて追い込んでしまった側の葛藤も好表現。 
{netabare}東条宅に招いた、こころと和解し、真田グループに愛想を尽かして酷評する。{/netabare}
あの痛快シーンが何気に私のベストシーンだったり。
娑婆に巣食う獣(ケダモノ)共と戦う勇気を貰えます。


【声優 3.5点】
主演のこころ役には俳優・當真 あみさんをオーディションで選出。
7人の中でこころに近いサッカー少年・リオン役には北村 匠海さん。
アフレコ経験ありなし様々ですが、キャストは若手俳優中心の布陣。

“ちゃんとした声優”の濃厚なキャラ提供よりもナチュラルなボイス素材を求める
実写とアニメの中間志向にはよくある音響方針。

ですが、かと思えばウレシノ役には梶 裕貴さん。
ゲーム少年・マサムネ役にはベテラン・高山 みなみさん。
バリバリの声優起用もあり統一感はない気もw
ただキャスティングの方向性がバラバラなのも、
このキャラ設定、シナリオならアリかもしれません。

7人を孤城へ案内するオオカミさま役の芦田 愛菜さん。
この方のアフレコ作品も何本か観てますが、
同世代よりロリ幼女属性の方が圧倒的に上手い。
根っからの子役なのでしょうね。

こころのカウセリング担当の喜多嶋先生役には宮崎あおいさん。
セリフは心の痛みを包み込む繊細な言い回しなのに、
相変わらず淡々とした掴みどころのないボイスw
ただ、このキャラに関しては、あまり掴みどころがあり過ぎてもつまらないので、
これも、アリと言えばアリなのでしょうか。


【音楽 4.0点】
劇伴担当・富貴 晴美氏。
心情描写中心で外面は地味な本作。
繊細なピアノ~大仰な金管による心情曲で感情の起伏を捉えて山場に寄与。

ED主題歌は優里「メリーゴーランド」 
表層は、これアニメ関係あります?って感じの、トレンドを押さえた、すれ違い系ラブバラード。
ただ深層まで咀嚼してみると逢いたくても逢えない部分などから作品要素が滲み出てきて、強ち的外れでもない感じ。

まぁ、どうせこの曲も、世間にこの映画主題歌と認知しない人が多数いたとしても、またヒットするのでしょうねw
至る所で曲でネタバレ流されてもアレだから、作品シンクロ率はこれくらいでも良いのでしょうかw


【付記】
先読み簡単だよ?と吹かしながら未見の方に問題出して遊びたくて仕方がないしょーもない私w
一応レビューにヒントは散りばめたつもりなので、鑑賞後、しょーもないなと思ってみて下さいw

投稿 : 2024/11/23
♥ : 23

68.4 6 トリックで友情なアニメランキング6位
ひぐらしのなく頃に卒(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (309)
965人が棚に入れました
2021年7月放送開始

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

よく頑張ったと思う

業のレビューで旧作先に観て下さいと言ったんですが、卒でうみねこのなく頃にと言うスピンオフ?作品も絡んでいたようです。それは観てなかった(^^;

とは言え私は楽しく観たんですが、賛否両論と言うか、一部ひどいと炎上してるようですね(^^;
ツッコまれるだろうなとは思いましたが、(私も業よりは評価下げました)ここまでとは…

旧作からのファンとご新規さん楽しませるのは、難しいと思いますよ、しかも旧作の出来が良すぎる。インパクトで勝負するしかなかったのでは。ちょっと終盤、超展開すぎてひぐらしっぽく無くなってましたね。でも私はワクワクしたし、良い意味で驚いたり、笑ったり、よく頑張って作ったと思いますよ。

最後にですが、あるキャラが好き放題するんですよね。推しのファンの人は残念に思うかもしれません。それとやはりグロ注意です。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14
ネタバレ

camuson さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

印象度:89

「ひぐらしのなく頃に業」の解答編。

{netabare}業の「〇騙し編」(「猫騙し編」を除く)は、
実は旧作の殻をかぶった騙し絵であったというコンセプト。

卒の「〇明し編」は、
旧作と表面的には同じ見た目の業の「〇騙し編」の裏側で、
旧作とは全く異なる黒幕が、
裏側でどのように画策暗躍していたかを見せていくという構成。{/netabare}

業の「祟騙し編」に旧作の解答編にあたる「皆殺し編」を
無理矢理突っ込んだ意味がよくわかりました。

作者は、邪悪を隠す殻として、ホラーだけでは物足りず、
感動物語の殻が必要だと考えたのでしょう。
旧作では感動を呼んだ「皆殺し編」までを含めた殻をかぶせることで、
その裏に隠された黒幕の邪悪さを引き立てたかったのでしょう。

ここにきて、さらなる上位世界に存在する「作者」の邪悪さまでもが露になり、
主要キャラたちは、邪悪な作者「竜騎士07」によるコマに成り下がっています。
主要登場人物たちが、まるでピエロです。心が痛みました(笑

ここまでやり切ってしまうとギャグとして笑えるものなのだなと、
気付かせてくれただけでも、作者は有能です。


そして「神楽し編」。(「かみたのし」ではなく「かぐらし」と読む)
怒涛の畳みかけと、まとめ力は、やはり天才的だと思いました。

「ドラゴン・ボール」「シン・エヴァ」「あしたのジョー」
爆笑に次ぐ爆笑。
殴り合った後に清々しくなって仲直りするテンプレートを、
女子の喧嘩に持ち込むというGJぶり。



おそらく作者は旧作「ひぐらし」制作中に、
作品内で表現しきれなかったメタ世界のアイデアを、
「うみねこ」内で思う存分発展させたと思うわけですが、

「うみねこ」で、ほぼほぼ、出し切ってしまったため、
その後、アイデアが枯渇して、
迫力ある作品がつくれていなかったように勝手に想像します。

ある日、登場人物をコマとして扱うメタ世界の住人たちは、
作品の壁など軽々超えるであろう、という悪魔的な気付きを得て、

「〇〇のなく頃に」シリーズを一つの世界観でまとめあげてしまうという
今回の悪行に至ったのだと邪推します。
(「キコニアのなく頃に」は全く知りませんが・・・)

なかなか広げた風呂敷を巧く畳めない作家が多い中で、
若干強引だとしても、まとめ力が凄いなと思った次第です。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

思えばこれって死に戻りの呪い、タイムリープの元祖だったのでは!

 「ひぐらしのなく頃に業」の続きです。「ひぐらしのなく頃に業」における梨花の夢により、数々の悲劇?に見舞われた沙都子。引き続き、自分も梨花も聖ルチーア学園入学を阻止し、雛見沢で一緒に暮らす現実にさせるためにとる沙都子の巧妙な手口の数々だったです。その結末?は、どうなることやらです。

 繰り返す者の力をエウアから授かった沙都子は、異常な高度の数々とその結末を描いていたです。あの手この手を使って惨劇を意図的に仕組み、仲間も周囲の人の命も顧みず沙都子だったです。
 生きていた記憶を持ったまま、都合の良い過去から何度でも、自分の思惑を満たそうとした沙都子だったです。また、高みの見物をするエウアだったです。

 惨劇が終わらないことに見当もつかない梨花は、いつ真相に気付くのだろうか?沙都子とのチキンレースの行方だったです。
 状況を打破するためにとった誰かさんの手助け行動が、終盤で惨劇の核心に迫るです。どんな逆転が起こるのだろうか?どのように真相にきづけるのか?見所です。

 結論的には、もっと早くこの結末?に至るのが遅すぎると思えた展開だったです。梨花、沙都子の決めた未来は、これで「ひぐらしのなく頃に卒」にしてもらいたいと思えたです。

 にしても梨花、沙都子について、圭一の語った親友の定義は、心に残ったです。{netabare}「たとえ一緒に居なくても、これから会うつもりがなかったとしても、いつかまた出会ったとき、自分も相手も絶対にずっと親友どう押しでいてくれると互いに信じあうこと」。{/netabare}これは、現実であってほしい理想を越した願いだと思うです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

75.9 7 トリックで友情なアニメランキング7位
名探偵コナン(TVアニメ動画)

1996年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (756)
4068人が棚に入れました
高校生にして日本屈指の名探偵・工藤新一は、幼馴染みの毛利蘭と遊園地へ遊びに行く。新一はそこで謎の組織の取引現場を目撃するが、組織のもう一人の仲間に気付かず殴り倒されてしまう。新一を殺す為に組織の男が飲ませた毒薬は何故か新一を幼児化させてしまった。小さくなった新一は正体を隠しながら謎の組織を追う為に、周りには新一の親戚、江戸川コナンだと名乗る。コナンは父親、毛利小五郎が探偵をやっている蘭の家へ居候し、謎に包まれた黒の組織を追う為、探偵として事件を解き続ける。

声優・キャラクター
高山みなみ、小山力也、山崎和佳奈、山口勝平、緒方賢一、高木渉、大谷育江、岩居由希子、林原めぐみ、茶風林、湯屋敦子、井上和彦、千葉一伸、堀川りょう、宮村優子、松井菜桜子、田中秀幸、島本須美、高島雅羅、堀之紀、立木文彦

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

大人気推理アニメ

私が大好きなアニメの一つ。
難易度の高いミステリーとトリック、魅力あるキャラクターの活躍、手に汗握る展開とアクション、かっこいい名言、雰囲気を十分に盛り上げてくれる音楽、恋愛やギャグ要素など、どれをとっても申し分ない出来です。
矛盾や強引な設定が多々あって突っ込みたくなる時もありますが、それを指摘するとアニメが成り立たなくなるのであえて考慮はしませんが・・・。
また長い間このアニメが続いているのでさすがにマンネリ化を感じる事もありますが、黒の組織が絡んだストーリーになると緊張感満載のハラハラ感が楽しめます。
謎が謎を呼び、私の予測を外れた展開や衝撃的な展開は早く続きが気になりもう目が離せません。
なかなか黒の組織との話が進まないところが欠点ですが、進んでしまうとこのアニメが終わってしまう感もあるので、いつまでもこのアニメを楽しみたいファンにとっては微妙なとこですね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

molecule さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

八方美人で人気者の長寿アニメ凄い

犯罪モノって現実的な素材であるだけに解きほぐ機構を固めておけば発展は無限…なようで、流石に連載十数年も超えるとキャラの使い回しが利かなくなって当然か。
事件なんて幾らでも数起こせるけど、主目的がそれによって引き出される常連キャラの内部ストーリーと見るアニメの方法論で限界がないわけない。
ただその見方を歓迎する要素が、引き出しの多い題材→話数の膨大なことによって、物語世界に引き籠っていられる期間が長いという利点を生んでクオリティの瀕死なことをファンの目から庇ってる。

実際TVオリジナルストーリーに限ればもっと遥に早い段階で退屈なものに落ちていたし、劇場版はシナリオの浮き沈みはあるものの完全に爆弾に依存しはじめたのは題材と媒体の宿命かな。

しかしほとんど本筋(黒の組織)の解明に引きずられてるだけの興味を、それでも繋ぐだけの牽引力のあるキャラってそうはいない。リアリティとファンタジーと、ここまで扱い易いバランスの「人」は他の分野には生めないだろうな。物語っていうのはストレスだから、このキャラクタの万能ぶりこそ神だね。

大人のファン層と子供、どっちに向けても愛想が良くて八方美人で人気者の長寿アニメ凄い。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5
ネタバレ

atsushi さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

もはや習慣

灰原さん(ムサシ)と光彦(ピカチュウ)の声は毎週聞いてるからなぁ。
コナンと離婚しても続いていることから、もはや作者が死ぬまで続ける気じゃないだろうか!?と心配してしまう。

いつかは終わりが見たいと思うアニメ。

夏の怪盗キッド祭りでまじっく快斗の話がアニメ化され、刷新された声優がスゴイ。
紅子とか林原めぐみから沢城みゆきに変わっても、どちらもその声優の声だと分かるのに役のイメージは同じに聞こえる辺り、どちらもスゴイ人だと思う。
2011.09.25 07:08

1年ぶりに追記、今後のネタバレ
{netabare}新キャラのアムロはバーボンらしく、池田秀一の赤井と対決とかいつの時代の展開だよ(笑)
よくこのキャスティング思いついたな。 {/netabare}

さらに1年ぶりに追記。
710話にして宮村優子が超絶劣化。
さらにトリックもグダグダ。色々とヒドい。B'zももうアニソンだけの人みたいだ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

72.3 8 トリックで友情なアニメランキング8位
逆境無頼カイジ UltimateSurvivor(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (805)
3777人が棚に入れました
高校卒業後に上京した後、働きもせずに自堕落な毎日を過ごしていたが、借金の保証人になったがゆえに肩代わりをする羽目となり、その返済のために危険なギャンブルの世界に足を踏み入れていく主人公・カイジ(伊藤開司)。
平穏な環境ではただのダメ人間だが、命がかかった極限の状態に置かれると、人並外れた度胸とギャンブルの才能を発揮する――ある種張り詰めた雰囲気の中…。「ざわ…ざわ…」

ep66 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

実写映画でしかカイジを知らないって人!

ぜひ観て下さい。
そんな人がどれだけいるか分かりませんが、自分がそうでした。
その実写映画だけでカイジを判断して、
「なんかライアーゲームと比べて頭脳戦がイマイチ。
ちょっと騙し合っただけじゃん。」
なんて思ってました。そして間違ってました。

アニメ版を見てみたら、ストーリーが全然違う!頭脳戦も熱い!
カイジの評価がガラリと変わりました。
流石に実写映画だけで評価するのは愚かでしたね。
(と言いつつ原作まだ読んでないんですが)

とにかく映画でのネタバレなんてなんのその。頭脳戦好きなら充分楽しめます。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

人の心を動かすのは人の心だけ(良い意味でも悪い意味でも)。清濁、賢愚も合わせてこそ人間。

言わずと知られ過ぎて、絵柄や独特の擬音をネタにされたりしがちな原作だが、本作で描かれる限定ジャンケン、鉄骨渡り、Eカードまでの物語の素晴らしさは他に類を見ない。


「人の心を動かすのは人の心だけなのだ(by海原雄山)」。この言葉は、人を感動させるために必要な物を示しているが、人を心底震えあがらせるあてはまる。


本作にはイケメンも美少女も出ない。善人も偉人も出ない。「アウトレイジ」ではないが、全員クズか最低人間である。


しかし、なんと多様で印象的なキャラばかりなのか!。


設定とか、心理の読み合い以上に根本のキャラクター創造力の素晴らしさがあるからこそ、物語が真に生きたものになっている。


本作はその素晴らしい物語とキャラをより魅力的に表現している。流石は老舗のマッドハウス!な良い仕事ぶりである。


特に声優さんのはまり具合、演技の素晴らしさは正に神!。鉄骨渡りの件は本当にこっちまで歯の根が合わなくなるほどの恐怖が伝わってきた。利根川や会長もキャラの強大さにピッタリだ。



原作が持っているポテンシャルを最適な形で表現する。映像も音声も表現手段であって目的ではない。


表現したい物が豊かで、それに手段がピッタリ合えば傑作になる。しかし、肝心の表現したい物が貧相では、いくら手段を頑張っても虚しいものだ。


アニメは小綺麗なイラストの連続でも、長いPVでもない。


本作で描かれる物は、キャラも物語も汚いもんばっかである。しかし、小綺麗なだけで中身のないスカスカな作品よりも、本当には遥かに心震わせる破滅まで含んだキャラクターの生きた姿が確かに描かれている。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 14

癒しフランキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

駄目人間堕落物語

カイジはきっと自分のことを才能が無いと感じたり、自分は駄目な人間だと思ったり、そんなネガティブなものを感じていても、普段て堕落した怠惰な生活を送りながらなかなか変われずにいたんでしょうね。私にもそういう時期があったのでカイジの気持ちが痛いほどよくわかります。ですが、カイジは一番駄目なことを思ってしまったんだと思います。それは『金持ちが羨ましい。』と思ってしまったこと。自分が一生懸命に働いても本当にちっぽけで爪に火を灯すような暮らししか出来ないが故に金を持っている有力な人間をただそう苦労もせず金が入り、豊かな生活をしていると、どこか矛盾を感じてしまったのだろうと思います。まず、彼はそこが失敗だったのです。その失敗の始まりによって彼が凄惨で悲惨な人生を歩むことになります。人間が人間である条件とは何なのか。普通の正常な精神とは何なのか。話を重ねていくにつれ、カイジの心は壊れていく・・・。私はそう受け取りました。心の壊れた人間の歩む末路とは・・・。登場するこの作品のラスボスとも言える人物兵藤(原作はどうか存じ上げませんが)はもはや人間の皮を被った悪魔そのもの。カイジの失敗が吉とでるのか、凶と出るのか・・・。原作に忠実に作られているそうなので、原作ファンの方も見る価値あると思います。その意味で作画5にしておきます。また、ナレーションがマダオ、碇ゲンドウで有名な立木さん。もう話題にもなったのできっとお楽しみいただけるかと思います。

【最後に一言】
やっぱり、お金は人間を醜くしますね^^;この作品を見てもリアルでもものすごく感じます。ギャンブル好きなひとはやっぱ私は苦手ですねー(苦笑)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

70.8 9 トリックで友情なアニメランキング9位
時光代理人 LINK CLICK(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (151)
508人が棚に入れました
繁華街の一角に佇む「時光写真館」。 そのさびれたドアの奥には、 特殊な能力を持った2人の男がいた――。 写真館を経営するのはトキ(程小時)とヒカル(陸光)。 トキの幼馴染・リン(喬苓)を通じて顧客から舞い込む依頼を遂行すべく、 「撮影者の意識にリンクし、 写真の世界に入ることができる能力」を持つトキと、 「その写真の撮影後12時間の出来事を把握できる能力」を持つヒカルはコンビを組み、 過去を引きずるクライアントからの依頼を解決していく。 『絶対に過去の改変をしてはならない』ルールのもと依頼を遂行していた二人だが、 正義感の強いトキはつい過去に干渉してしまい、 その行動はやがて少しずつ未来を変えていく――。

声優・キャラクター
トキ/程小時(チョン・シャオシー):豊永利行
ヒカル/陸光(ルー・グアン):櫻井孝宏
リン/喬苓(チャオ・リン):古賀葵
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

第一話のLAST10秒と第十二話の一部分が無ければ自信をもって推薦できる物語

これは中国のWebアニメです。
トキとヒカルの2人が経営する写真館には、特別な依頼が毎回あります。
トキとヒカルは特殊な超能力を持っており、その能力を用いて依頼内容を遂行するのですが、その能力は私たちに全くなじみのないものでした。

でも、このアニメの魅力は、その超能力の内容だけではありません。
人間の心の弱さ、温かさ、それをしっかりと描いています。


第一話ではエマという女性が登場します。
彼女は、仕事をするために貧しい地方から大都市へ出てきたようです。
毎晩遅くまで働いて、家に帰るのはいつも深夜。帰ったら直ぐに寝るだけの生活。
豊かな大都市で暮らす彼女は孤独でした。

物語の途中から、私はトキやヒカルよりもエマのことが気がかりになりました。
「彼女には幸せになってほしい」 いつの間にかそう思いながら視聴してたのです。
きっと彼女の姿が東京に出てきた頃の私と被ったのでしょう。
そして終盤、心温まる出来事がありました。それが凄く感動します。
但し、LAST10秒の出来事さえなければ…。唯一それが悔やまれます。
{netabare}
LAST10秒の原因は、トキが思いやりでメッセを送ったためです。彼は無意識で未来を改変したようです。
おそらく原作者は、過去を変える事の影響が思いもよらぬ結果につながることを、第一話で伝えたかったのでしょう。
そう考えると奥が深い物語です。でも、どうせならばハッピーエンドにしてほしかった。せっかくの感動が後味の悪いものに変わってしまいました。{/netabare}


第二話では、夏(ナツ)と林貞(リン・ジェン)が登場します。
これも二人の心が描かれています。二人の友情物語のようです。{netabare}
二人は学生の頃からの親友でした。
二人で開いたラーメン店は、二人の名前からとった「林夏麺館」、ささやかな店でしたが、二人とも幸せでした。

しかし、人気が出て店が大きくなると、二人の仲が悪くなります。
林貞は原点を大切にしていましたが、夏は店の発展が重要と考えたためです。
そして、林貞は看板料理のレシピを夏に教えることなく店を去ります。
だから夏は林貞を恨みます。
でも、実は…{netabare}学生の頃に看板料理のレシピの重要な調味料を思いついたのは、夏だったのです。{/netabare}
夏はそんな大切なことも忘れるほど仕事に忙殺されていたのです。

心にゆとりがなかったので大切な友達と別れることになったと、夏はようやく気づくのです。
最後、二人が仲直りできて良かったです。

但し、夏が大切なことに気づいたときの衝撃と後悔の念が、あまり感じられませんでした。そこが凄く残念です。
{netabare}例えば、第八で写真館の大家のリンが「ごめんなさい」と、しみじみと謝りますが、夏も同じようにしみじみとした口調で謝ってほしかった。そうすれば、もっと感動したはずなのに…と思いました。{/netabare}{/netabare}


第三話~第四話
今回の依頼は、伝えられなかった想いを伝える仕事です。
依頼人の想いを伝える行為は、過去を改変する可能性が高く、本来は依頼を受けないのですが、ヒカルは何故か今回の依頼を受けました。
そして、第四話の最後で何故依頼を受けたのかが明らかになったとき、思わず鳥肌が立ちました。
{netabare}
バスケ部の補欠だった依頼人の陳瀟(チェン・シャオ)に憑依したトキは、勝ってはいけない試合で勝ってしまいます。
過去を大きく改変したことで責任を痛感したトキでしたが、ヒカルから「分岐点さえ変えなければ問題ない」と言われて、ひと安心。
そして、バスケ部キャプテンへの感謝の言葉を伝え、依頼人が想いを寄せる女性へ想いを伝え、そして依頼人の母へ感謝の言葉を伝えるのですが…

こんなに過去を改変しても「問題ない」と返答するヒカルに対して、トキは得体のしれない違和感を感じます。
そして今日が2008年5月12日だと依頼人の母から教えられたとき、トキは忌まわしい過去を思い出して驚嘆するのです。
{netabare}
私達日本人は、2011年3月11日と言われると、多くの人が東日本大震災を思い出します。
中国では2008年5月12日に四川大地震があり、死者・行方不明者合わせて9万人以上の方が亡くなったのです。
ヒカルの言う分岐点とは四川大地震のことでした。
トキが依頼人の想いを伝えた人たちは、全て亡くなる運命だったのです。

おそらくヒカルは写真を見た瞬間に、彼らの亡くなる情景も見てしまったのでしょう。
仕事とはいえ、地獄のような光景を見るのは相当つらいと思います。{/netabare}{/netabare}


第五話
これは第四話の続きです。トキは一人でも多くの人を助けようとするのですが…
それは過去を改変することを意味しています。やってはいけないことです。

でも、依頼人の母親だけは何としてでも助けたい…。トキは覚悟を決めて行動します。
しかし…、{netabare}結局、助けられたのはトキの方でした。
依頼人の母親は、いつも自分よりも子供を大切に思っていました。それが母親なのです。

そして依頼が完了した後、依頼人の左手薬指には結婚指輪がついてました。未来が改変されたようです。
もしかしてトキは、あの少女を助けたのかも…。そう思いたいですね。{/netabare}


第六話は、好きな女性との結婚を認めてもらうために、何十年もの間、女性の父親に戦いを挑み続ける男性の依頼です。{netabare}
女性の父親は格闘家。自分より強い男でないと娘との結婚は許さない頑固者です。
その女性の父親は誰にも見切れない奥義を持っているため、勝てる人は誰もいません。
トキはいつもの正義感から、つい頑張りすぎるのですが…、それでも勝てません。

結局はハッピーエンドとなりますが、疑問が2つあります。

女性の父親が最後に「孫は外国で試合にでるほどの腕がある。祖父を倒せない者を、そんな孫の父親として認められんからなぁ」とヒカルに告げました。
ということは、依頼人と女性とは既に結婚していて子供もいる。ただ単に父親に認めてもらいたいために長年戦いを挑んでいたようです。

もう一つは、第六話は番外編とのことですが、どこが番外編なのか不明です。
この第六話があったから第八話での展開ができたのです。
これは中国での放送時の状況がわからないので、何とも言えません。{/netabare}


第七話~第八話
3年前に行方不明になった子供を捜す依頼です。{netabare}
子供の父親は3年間、ずっと子供を捜し続けていました。子供の母親はショックのあまり気がおかしくなってました。子供を想う両親の愛情が、子供を失った悲しみがしっかりと伝わってきます。
あの時、もう少し子供にかまっていれば行方不明にならずに済んだ。父親も母親も、3年間ずっと後悔し続けています。

そして、写真館の大家であるリンの後悔…自分を責め続ける気持ちも、痛いほど伝わってきます。
リンは学生の頃、その子供を知っていました。「あの時、声をかけていたならば、あの子は無事だったかもしれない」と、リンも後悔し続けていました。

トキは持ち前の正義感から懸命に協力します。
そして… LAST5秒はすさまじい衝撃がありました。{netabare}
なんと、第一話とつながったのです。エマの事件を依頼されたのです。{/netabare}{/netabare}

第九話~第十二話
ヒカルは警察からのエマの事件に対する捜査依頼を受けようとしません。
それどころか、エマの写真をトキに見せないようにしました。
それはヒカルの思いやりです。
{netabare}
エマが死んだことをトキが知れば、トキは自分が過去を変えたせいでエマを死なせたことに気づきます。そして激しく後悔して自分を責め続けるはずです。
おそらくヒカルは、そんなトキの姿を見たくなかったのでしょう。
{/netabare}
しかし、大学時代の友人の依頼を受けたことで、{netabare}エマを殺した犯人と接点ができ、やはり犯人と対決することになります。
トキはいつも無意識に過去を改変します。
良かれと思ってやったことで、{/netabare}今度は大学時代の友人が危険な目に会います。
{netabare}
エマを殺した犯人。それは金髪の男のようでしたが、その裏に潜む真の犯人。
それは、トキやヒカルと同じ能力を持っているようです。
人に憑依して殺人を犯しているようです。
そして…{/netabare}


この物語はすごく良いのですが、最後の一歩が全然納得できません。
第一話にしても第十二話にしても、原作者はハッピーエンドにすることができたはずです。
この2話がハッピーエンドならば、誰にでも胸を張って推薦できる内容でした。
最終話、私はエマが助かることをずっと祈りながら見てたのです。

第三話から第五話や、第七話から第八話は、胸が熱くなるほど感動するのですが、
第一話のLAST10秒と第十二話のほんの一部分がどうしても好きになれません。

なぜ明るい未来を描くことができないのか…と、つくづく思います。


中国のアニメは、近年驚くほど進歩しています。
作画や音楽、キャラクター、物語だけではなく、人の心を丁寧に描いています。
心が描かれているアニメは、どこの国がつくったものであれ感動します。
それだけに残念でたまりませんでした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 33
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ラストが良き

外国人がよく名前出してたから春にbilibiliで英語字幕で見た。

↓英語字幕視聴時点感想
{netabare}
日本語版みたら細部まで見えて評価下がるかもしれないけど、まあ現時点での一応な感想。

話としては東京リベンジャーズにID:INVADEDとヴァイオレットエヴァ―ガーデンを足したような感じだった。
ただ、この作品はパクリというわけではなく(実際は元ネタあるかもしれないが)、しっかりと独自性があったように思う。
写真の中の人物に憑依して未来が変わらない程度に動き、料理のレシピの入手したり、行方不明の人を探したりなど、様々なミッションをこなしていくという内容。

未来を変えてはいけないから、できるとしてもその時点で何か情報をつかむ程度。どうやって立ち回って情報を入手するのか?どうやってミッションをこなすのか?と毎回先の展開が気になった。
憑依するとその人に情も映ってしまうという設定も面白く、情と未来に影響を与えるようなことをしてはいけないという規則、どっちを取るべきかと主人公が葛藤するのもだんだんと情の方が勝っていき、傍観者であるもう一人の主人公、Lu Guangと対立するというのも良かった。

話としては部分部分理解できないところがあっても料理店の回と地震の回はかなり感動した。
あと、最終回がすごく良かったかな。東京リベンジャーズの最終回が賛否別れてる限り、これも賛否別れてしまうんだろうけど。
この作品には明確なラスボスが存在し、最終回はそいつに立ち向かう話で、順調に追い込んでいくのも面白かったが、予想通りそいつも実は...と言った感じで、最後はバッドエンドだったけど余韻がすごかった。
ここまでの話が結構綺麗につながったというのも良かったし、盛り上げ方が上手い最終回だった。
ただ、これも中国の方では2期が決まっているようでバッドエンドではないけど。

個人的な予想だけど、あの金髪(正確にはあいつに憑依してる者)は歴史の修正者なんじゃないかな。
タイトルの時光代理人は主人公たちのことじゃなくて、あの金髪(に憑依した者)のことで、時と光を代理するもの的な。
エマに関しては主人公がメールの流れを変えたことで両親と会いに行くことになって本来自殺するはずの運命が変わってしまったから、代わりに金髪が自殺を唆したんじゃないかな。
金髪を使った理由は、あいつがそもそも普通に殺人犯だから。
あいつに憑依して犯罪を犯したとしても何も変わらないから、"時光代理人"が利用するのに最適で、使った説もある。
けど、普通な状態の金髪は犯罪者にも見えなかったし何とも言えない面もあるのと、最終回で主人公たちを殺そうとしたこと違反者を罰するためだとしても、その行動自体も歴史を変えていることになるから矛盾してしまうという問題点がある。

EDへの入りが毎回よかったし、OPもEDもこの作品にめっちゃあってたんだが、日本語版もいい曲だといいな。
↓一話毎メモ
{netabare}
1話
12時間だけ写真の世界に入れてその撮影者に憑依できる設定
その撮影者の感情まで頭に入ってくるから変に感情移入しちゃってるのか。
ミッションは、あのゲーム会社の不正を暴くことだったのかな?
憑依した状態で変な動きをするのは歴史が変わるからよくないっぽい
あの人殺されちゃうのか... いい話だったのに胸糞エンド... 
まあミッションは成功だったのかな。

2話
あれ、前回のことは黙っておくのか。
ヌードルのレシピをゲットすることがミッション。
このミッション達成して何があるんだw 
あのおばさんがパートナーに裏切られたからレシピをゲットすることで優位に立とうとしてるのか。
これ依頼を受けてミッションを解決する系か
謎の百合展開。
憑依かと思ったけど実体はそのままそこにあるのね。
過去の記憶も頭に入ってくるのは辛そう。
毎回悲しい話だなぁ。花からとれる粉を入れてるのか。
ラーメン食いに行くの許可すんのかよw 
オチw ハッピーエンドで良かった。
少し感動

3話
言葉をかけたら未来変わるだろうけどいいのか?
何も変わらんからいいだろうって楽観視だなw
てかこれ東京リベンジャーズに近いね。
ケガさせるのは未来に影響するのか。
めっちゃ運動出来るじゃんw おいこれ未来やばくなるだろw
これ12時間経ったらあの眼鏡糞雑魚に戻るんでしょ?w
バスケで主人公らは知り合ったのか。主人公つっよw
バスケの試合が下手なスポーツアニメよりも動いてる
歴史が...

4話
やらかし主人公
喧嘩しないといけないのなんか悲しいなぁ。
いい親じゃん。
セリフがカットされてるのは微妙だけど、そこ除いてもめっちゃいい話だった。
父地震で死んでるのか...。
結構主人公についても色々わかった3,4話だった

5話 
何回この回想やるねんw
主人公がだんだんと入りこん出る人に感情移入していく描写が丁寧。
もう滅茶苦茶じゃん。地震起こること伝えるのはまずいだろw
こういう系の話苦手だけど感動してしまった。
母親死ぬように白髪が仕向けたのか...。
まあ未来を変えてはいけないし仕方ない。

6話 
行方不明の子供の捜索。あれ姿そのまま?あっ...

7話
アクションを起こせば写真の中に移ってそれを白髪が観測してるのね
本人に入るのか。
さっきは撮影者がいなかったからそのまま転移した感じなのかな?
あと、これ一回失敗したらアウトなのね。
なんだよその薬品w 財布探るとこ演出上手い。
主人公つええ おばさんw これ助かるのか。
仮面で笑ってしまう。
警官にばれちゃって事件の解決を依頼されてる感じか。
一話と繋がるのか。これいろんな話がつながってるのすごい。
最後の引き上手いな

8話
今回のミッションはしょぼい。
けどなんかハプニング起こるのかな。
ここであの快楽殺人犯とつなげるのか。
未来変わってるじゃんw

9話
侵入上手い。
この女の人主人公らの能力知らなかったのかよw
これ未来変わったってこと?

10話
こっわ。死ぬのならなんで過去に行く意味があるんだ?
ちょっと理解できてない部分ある。金髪意外に黒幕いるのか?
これ金髪が同じ能力を持っているというオチなら面白いんだけど、たぶんそうなるよね
ああ、ここで殺されたらちゃんとした歴史に戻るということか。
英語力のせいで最後のほう意味が分からなかった...。
これ海外評価もめっちゃ高いし日本語版やってほしいなぁ。
犯人に主人公たちの家に来るように伝えたのか

11話
被害者の写真に入ってナイフをよけるって回りくどい戦い方だなw
そんなことしなくても勝てそう。
犯人も同じ能力持ってそうと思ってたけどそんなことはないか。
えぇ...過去改変 ?ああ、予想当たってた。
やっぱり同じ能力持ってるのか...。
普通に快楽殺人犯なのか何かあるのか。
違反したから罰せられた? 助けようとしたのがダメだったのか?
これ違反者を金髪が殺してたとかそういう系か?
Luを殺してたけどあれは過去じゃなくて現在を変えただけだし。
いや普通に快楽殺人犯?
あの橋のシーンは未来が変わったのじゃなくて単純にエマが自殺してただけか。
日本語版やってくれ。
ところどころ理解できなかったけどめっちゃ面白かった。

曲評価(好み)
OP「Dive Back in Time」☆8.5
ED「Over Think」☆9.5
{/netabare}
{/netabare}

↓日本語版視聴後感想
{netabare}
と言っても、英語版とほぼ感想変わらないので書くことはないです。
最後の方で理解できてなかった部分が理解できたのは良かったかな。
近視とかも伏線だったとはね。

改めて考察すると結局犯人の目的はやっぱり単なる殺人ではない気がする。
主人公らに憑依できているという時点で金髪の"友達"は未来人の可能性が高い(もしくは憑依の条件が別なのかもしれないけど)。
そうなると、わざわざ過去に入って特にかかわりもないような人を殺したりするかなぁって。あの金髪が恨んでいる相手を殺しているという線も、そもそもあの金髪は一人じゃ動けないんだから他人とのかかわりは少ないだろうし薄い
エマを自殺させたのはやっぱり歴史の修正?が目的?
ただ、関係ない人を殺してるし結局よくわからない部分もある。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆10
二周目。OPオリジナルの方が良かったな。
キーパーソン来た。中華ギャグで初めて笑った。さすが中国、料理がw
主人公がだんだんと対象に共感していくのがいい。
ラスボスさん。ラスボスの声結構違うな。
このラスボスって結局快楽犯なのか謎なんだけどどうだろう。
主人公と関係ない人も殺してるし。EDもオリジナルの方がいいな。

2話 ☆10
百合回だったな確か、おばさんのw 仲たがいするんだよなぁ。
現場と指示を出す側とで全然感覚が違ってくるよね。
そういうのが表現できている。
こういう切り口というか題材の話あんまり日本アニメにはないよね。
あってもいいのに。
やっぱいいわこのアニメ。翻訳も上手くいってる。
こういう回には合わないEDw

3話 ☆8
回想長すぎ。過去が改変されることはない(フラグ)
これこの眼鏡のチームの置かれてる状況がほんとかわいそう。
ここバスケの作画がスポーツアニメ並みにいいんだよね。
やっぱこの回は過去改変しまくってるのが少し微妙
主人公覚醒。なろう主人公化。

4話 ☆9
2週目だから感想書きづらい。
やっぱここで具体的なセリフがないのはちょっとな。
やっぱ過程が変わっても全員死ぬから過程は特に意味ないって言う展開上手いよな。

5話 ☆10
この回結構好き。命令違反するなw 滅茶苦茶かよ。
予言で誤魔化すの好き。
ヒカルが主人公に頼まれてもちゃんと母が死ぬような行動をするように命令するのがいい。
字幕の時の方が感動したという謎現象。
単話としては今回だけど本筋としてはここからが面白いんだよね。

6話 ☆7
何だこの回。しらねーぞこれ。
ミッション意味わからん、なんだよこれ。蛇足だろ。
これせめて3話ぐらいに挟んどけよ。
いやもうそんな歳になってるのかよw どういうことだ?
不正でもしてたのか? 

7話 ☆8
騙されやすすぎだろw
中華版よりかは母のそうはならんやろ感がない

8話 ☆9
誘拐手段が手を凝りすぎているw
これ中華版で見たとき分からなかったけど、一回目の失敗があったからこそ意識取り戻せたってことか。
こういうヒーローもの中国にも広まってるんだな。
同じ旅館のホテルこんなにあるんだね。
BBAさぁ...。ここの緊張感すごい。
中華版の時拳法回見てなかったから分からんかったけど、これあそこともつながってるのね、すごい。これ歴史変わるだろw
謎仮面w †悔い改めて† 結局何が目的やってんこいつ。
引きが上手いんだよなこの回。

9話 ☆8
別の方法(意味深) 中華ギャグ これこの後どうなるんだっけ。

10話 ☆10
主人公ほんと自分勝手だな。錬成。
この辺英語だとよくわからなかったんだよね。ほんと引きが上手い

11話 ☆9
ここ分かっててもビビる。これここで入る写真探してるのか。
これ未来を見たってことであってたのかな?

12話 ☆10
新しい友達ってトキの変わりってもしかして意味だったりする?
回りくどい戦い方 ここのエマを説得するシーンやっぱいいわ。
最後のバッドエンドが本当に良すぎる。

曲評価(好み)
OP「Dive Back in Time」☆8
ED「Over Thick」☆9
{netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

代理人と当事者のはざま

CHINA発オリジナルアニメ


タイトルだけで録画することを決めて、後になってCHINAフルパッケージ製品と知りました。日本の声優さんは吹き替えってことですね。
これまでのCHINAアニメはお世辞にも良品があるとは言えなくて、面子重視や家族一門優遇などに代表される慣習だったり彼の国でどんなのがウケているのか比較文化視点で楽しむのが専らでした。予防線張って楽しむ感じ。愛してしまったらつらいもの…

そんで蓋開けてみたら面白かったです。全11話 + 番外編1話で12話分。※番外編は第6話に相当。
開幕毎度の止め画とお決まりフレーズに手抜きを感じてみたり、オープニング曲カクカクしたダンスの唐突感に溜息ついてみたりしたのは何を隠そう私ですが、完走する価値はあったかと思います。

【概要】
とりあえず主要キャスト3名
 トキ/程小時(チョン・チャオシー)
 ヒカル/陸光(ルー・グアン)
 リン/喬苓(チャオ・リン)

この三人が営む“時光写真館”には秘密があって…と、写真を撮った時間にその被写体に成り代わってダイブできますよという掴み。設定上過去改変のジレンマとの落としどころが物語のお楽しみポイントなんだろうと思います。
主役二人の名前をもじった作品タイトルや店名と思いきや、日本語の“時間”は中国語で“時光”と代替が効くみたいでそのまんま“時間写真館”“時間代理人”の意で取れそうです。ついでに中国語の“光”には『なにもない』が含まれてたりもするのでやや影のある印象を受けたタイトルでもありました。そんな事情を知ってか知らずかダークな基調で進行するサスペンスorミステリーとなってます。
ダイブはあくまで依頼を受けてのもの。大幅に改変しない程度に…ってこのへんは差配するヒカルの匙加減なのですが、ルールにのっとって過去に干渉していきます。


【ざっくり感想】
基本数話で一括りのエピソードが重め。“情愛”“哀感”が沁み出ていて視聴後は良い意味での疲労感を伴います。シリアステイストな物語だと“ストーリー進行”と“キャラの行動言動”の説得力が重要となります。前者については申し分ないです。まばらなエピソードが繋がってくる構成も見事でした。後者については少し引いた目で見る必要があります。CNINESEの行動原理が随所に見られ日本人視点だと違和感を覚える箇所多々。“悪い”とか“変”とかではなく“違う”なのです。
日本版制作スタッフは頑張ってたと思いますよ。もう少し劇中文字情報の日本語字幕を隙間なくやってくれたらと注文はありますが、原曲のアレンジもわりと日本人が好むテイストだったと思います。
{netabare}※個人的には第6話の拳法達人師範に挑む回のキャスティングに涙ちょちょ切れそうになりました。師範役に千葉繁さん。言わずと知れた世紀末救世主伝説のナレーションは語り草となってます。拳法回でこの人か!と嬉しい驚き。さらに挑む側の青年の老いた役には石丸博也さん。この方の吹き替えあってのジャッキーでした。世代ドストライクです。{/netabare}


1クール使って楽しむネタバレ厳禁仕様のため続きは直接どうぞ!
自分は繰り返し視聴しましたよ。良く練られた脚本。一本取られました。



※ネタバレ所感

■時代は巡る
判断は歴史に委ねますが、リアルでは中国恒大集団の債務不履行をもってバブルが弾けたと思ってます。高度成長の恩恵もあればひずみも極大化した頃合い。
大きな時代のうねりと変化を目の当たりにしてきたと思うのですが、ふと立ち止まって回顧してみたくなる心境にマッチしそうなエピソードが大半でした。学生時代や会社創業期などを題材に

 苦労したり貧しかったりしたけど幸せだったあの頃

みたいな原体験がそこかしこかにあるのでしょう。日本でも80年代に「俺たち都会で大事な何かを失くしちまったね」な曲がありましたけどそんな感じ。現代日本にはそのまま当てはまりはしません。
大きい変化はあっても変わらない大切なものを再認識するのは普遍的な事柄ですので一概に合わないとは言いませんが、時代の空気感の切り取りの点でCHINA仕様というのはあると思われます。

■比較文化的なとこ
しっくりこないやりとりは演出の稚拙さというより異文化の側面があるように思えます。例えば第8話↓
{netabare}タピオカ店経営夫妻の子供が誘拐された件。ざっと
・占いで出店日や場所を決める夫。それを受け入れる妻。
 →風水大事だもん。細木数子の比じゃないくらい影響ある社会
・「お前の先祖だから言うことを聞け」で素直に従う犯人
 →一族一門への無条件の肯定は許容される。一方で他人には…ってやつ

もう少し科学的調査して出店しようよとか、そんなんでひるむ凶悪犯ってありえねーとかにはならないのです。もちろん関係なくやる人はやるんでしょうが、大事にしたいCHINESEの道徳観念に訴えていると見れば納得もします。{/netabare}


■改変への向き合い方

ネタバレ込みの雑感。トキとヒカルとでのスタンスに違いがあることが物語を豊かにしてました。

{netabare}けっこう無自覚に仕事始めたトキが変えられない過去に心を痛めるあたりから終盤に突入していきます。ご法度の過去改変に挑みシュタインゲートに辿り着けるのかー?って煽りからのあの結末はやられましたね。良い意味で。
バッドエンドなんでしょうが、続きが気になるしかけ。続編あったら確実に視聴すると思います。{/netabare}



※最後に

{netabare}「俺たちの店がオープンするよ。みんなチェックしてくれよな。ルー・グアンも何か言えよ」
「あ、はぁ…見てくれ。よろしく」{/netabare}

{netabare}これは中華アニメ新時代の宣言とメンツが邪魔して素直に「見てください」とはいかないお年頃って感じですかね。経済と同じようにディズニーや日本アニメと肩を並べるようになれば掌を返すかわかりませんが歴史が決めることでしょう。
大事なことなんですが、表現の自由にかなり制約のある社会では単発ヒットはあってもソフトものが根付くかどうかはかなり懐疑的です。競争者が増えることは長い目で見れば良い流れだとは思いますので今後に期待します。第二のジャッキーよカモン!{/netabare}



視聴時期:2022年1月~2022年3月 リアタイ

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2022.03.30 初稿

投稿 : 2024/11/23
♥ : 24

62.9 10 トリックで友情なアニメランキング10位
出会って5秒でバトル(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (195)
618人が棚に入れました
"抗え、この不条理に――。小学館「マンガワン」で大人気連載中の出会って5秒でバトルがついにTVアニメ化!"
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

漫画買います

2021年夏クールFAVORITEアニメ。

「能力バトルもの」はこういうので良いんだよっていう作品。

{netabare}ここ数年で私が見た「能力者バトルもの」といえば、『グレイプニル』や『ダーウィンズゲーム』辺り。

どちらも究極「非情になれるやつが強い」みたいな精神的な要素で戦っていて物足りなさを感じていたのだが、
本作『出会って5秒』は第1話から頭脳戦できちんと敵を討ち倒していて爽快だった。

あとヒロインの優利ちゃんが、狂ってない純正共闘ヒロインだったというのもポイント高い。

主人公は打算のみで動くサイコスタイルを貫いていくのかと思いきや、
優利とテレパシー会話して以降は、少しずつ人間的な心が芽生えていく感じも良かった。

ただ、ピッコマで期間限定無料公開されていた4巻だったかまでをイチ早く読んで予習した時に思ったのは、
この作品のアニメーション化は難しそうだなって。

リアルタイムの戦闘シーン動かしながら、複雑な心理戦の説明台詞を落とし込むのって、
普通に考えて限界があると思うし、実際、終盤はかなり違和感があった。

他にも、アキラが優利ちゃんに本当の能力を伝える激アツシーンは、
漫画だと「うぉぉおおおおお言ったァァぁぁあああああ」って感じだったんだけど、
アニメだと結構あっさりしてるなと思っちゃった。

ともあれ、第4ステージの舞台は東京らしい。
気になるし優利ちゃんが可愛いので漫画で続きを読もうと思います。

{netabare}【余談】閲覧非推奨度“3”[5段階評定]

鬼頭明里のアニソン、裏声の綺麗さをやたらゴリ推ししてくる曲調好き。

失礼ながら、声優:鬼頭明里の声は正直聞き飽きて可愛いと思えなくなってしまったのだけど、
機械補正かかったアーティストとしての鬼頭明里の声はかなり好きかも。{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

74.1 11 トリックで友情なアニメランキング11位
逆境無頼カイジ 破戒録篇(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (948)
4705人が棚に入れました
伊藤開司=カイジは、帝愛グループとのスターライトホテルにおける争いに敗れ、借金はついに約1,000万円に膨らんで、逃亡生活を送っていた。そこでカイジは、金融会社社長でヤクザの遠藤に接近し、新たなギャンブルを紹介してもらおうとする。しかしそれは実現せず、結局地下の奥深くにある帝愛グループの強制労働施設へ送り込まれてしまう。なんとか地上に戻ったカイジは、元ゼネコン現場監督の坂崎孝太郎と知り合い、その紹介を受けて帝愛が経営する高レートの裏カジノへ案内されるが、そこでカイジは1玉4,000円のパチンコ「沼」で一攫千金を目指すことになり……。

声優・キャラクター
萩原聖人、内田直哉、津嘉山正種、立木文彦、浪川大輔

ligame さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最高のクズ

カイジの2期です。
裏切りや騙し、人の欲望など人間のいやらしい部分がこの作品ではうまく表現されています。
人間の心理描写もとてもうまいです。
この作品独自のギャンブルはどれもすごく興味を引かれます。
福本作品はほんと観ていて飽きないです。
絵は独特なんですが全く気にならないくらい好きな作品です。

主人公の伊藤開司はクズなんですが逆境での勝負強さが半端ないです。
クズなんですが頭がいいです。
クズなんですがすごく熱いです。
クズなんですが鼻が高いです(笑)
クズなんですがかっこいいです。
クズなんですがよく泣きます。
クズなんですが泣いたときや喜んだときの顔にたまに萌えてしまいますw
カイジは最高のクズです。
登場人物のほとんどがクズですが、このクズっぷりは見ていて清々しいですw

前半は地下施設でのチンチロ対決、後半は裏カジノでのパチンコ沼対決です。
地下チンチロ編では班長大槻、沼編では裏カジノの店長一条との勝負になります。
どちらの対決も見どころ満載です。
カイジがどういった秘策を練るのかに注目です。
それに勝負の時の緊張感がすごくたまらないです。毎回ハラハラドキドキしながら観てました。
2クールで地下チンチロとパチンコ沼の2つのエピソードをやるためかなり時間がゆっくりと進んでいきます。テンポが悪いと感じる人もいるかもしれませんが、これこそカイジという作品だと自分は思います。

声優さんの演技もかなりすごいです。
カイジ役の萩原さんはもちろんすごくうまいんですが、特に印象に残ってるのはナレーションの立木さんですw
立木さんなくしてこのアニメは語れないです。
最終回にゲスト出演した藤原竜也さんもなかなかうまかったですね。

最終回はとてもいいラストでしたね。
1期のOP「未来は僕等の手の中」が流れたときはちょっと感動しました。
3期はあってもおかしくないとは思いますが、2期以上のテンポの悪さになりそうな気がするので3期はなくてもいいかなと思いますw
この作品は絵が嫌いな人にもぜひ見てほしいです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17

CC さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

カイジ

毎週ビール飲みながらカイジを視聴する私。
カイジの25分は短いww
50分アニメにしてくれww
物語:私のツボ♪ テンポ遅いとかぬかしてる奴は早漏なだけw
作画:批判する奴は原作見てみ。原作の絵はカナリひでぇからwwこのアニメの見やすさは異常

声優:おっさんだらけのスタジオで収録してるんだろうなぁw構成も違和感感じないし、最高でしょ。

音楽:カイジらしくて好きだ。OPかっこいい。

キャラ:びんびんに立ってんでしょw


こういう大人の深夜アニメ大好きだ。
ギャンブルもできねぇ餓鬼は糞して寝てろ。
平成生まれはこの作品の面白さはわからねぇよ

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11

gao さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

原作は超面白い!

【観る前】
原作の漫画は、可愛い女の子も登場しませんし、絵もうまいとは言いがたいです。
ですが、シナリオが秀逸で、キャラも立っており、近年読んだ漫画の中で一番面白かったです。
ギャンブルを題材にしていますが、極めてシンプルなルールのゲームが多く、「その方面には興味ないよ」って人でも楽しめると思います。
シンプルであるが故に奥が深く、駆け引き、騙し合い、発想の転換による大逆転など、頭脳戦が好きな人に特にお勧めです。

原作の雰囲気をうまく出せれば面白くなると思うので、このアニメ版も観てみようと思っています。

【観た感想】
原作の雰囲気、うまく出ていると思います。
そして予想外だったのが、立木文彦さんの熱いナレーション!
予想以上に楽しめそうです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

67.6 12 トリックで友情なアニメランキング12位
ハルチカ ~ハルタとチカは青春する~(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (710)
3240人が棚に入れました
青春にはいつも、解き明かせないたくさんの謎が溢れてる!

「原作シリーズ累計55万部突破」初野晴の大人気・吹奏楽青春ミステリ<ハルチカ>シリーズ、待望のTVアニメ化!
原作はシリーズ累計55万部を突破した大人気・吹奏楽青春ミステリ<ハルチカ>シリーズ。廃部寸前の弱小吹奏楽部で、吹奏楽の甲子園と呼ばれる"普門館"を目指す、幼なじみ同士のチカとハルタ。
部員集めに翻弄する日々と、仲間たちと交わす友情、そして次々に現れる謎(ミステリ)。チカとハルタの奏でる音楽がいま、遠く高らかに鳴り響く!

声優・キャラクター
ブリドカットセーラ恵美、斉藤壮馬、花江夏樹、山下誠一郎、千菅春香、島﨑信長、瀬戸麻沙美、岡本信彦、山田悠希
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

スカートの下の白いひらひらって何?知っている人がいたら教えて!

気になって気になってアニメどころではありません。
ってことはないですけど。テヘ!

P.A.さん制作だから、作画がクリアーです。
しかし、瞳の描き方がくどい。
七色の瞳なんてちょっと気持ち悪いですね。

「ハルチカ」って言うくらいだから、ハルタとチカが主人公。
アニメ内容は後述することとして、チカの性格がピカイチ。
一言でいうと、人を惹きつける性格。
初対面でもフレンドリー、情にもろくて一本気。
穢れない心で飛び込んで来るので、あっという間に友達です。
この子の性格、好きだなあ。
是非知り合いになりたいです。

ちなみにハルタは推理探偵ポジションでややBLがかっています。
それも手伝って、男女が絡む学園ものでは珍しく恋愛は皆無です。

作品は、学園推理ものin吹奏楽部の様相。
もしかして、京アニの2作品を混ぜている?
ここは、混ぜるな危険!とだけ言っておきます。

以下は私的なことなので閉じます。

{netabare}舞台は静岡県市清水区。
清水にはあまり思い入れはないけど、静岡文化会館にはドッキリ。
ここで入学式や卒業式があったり、コンサートのバイトをしたり。
あっそうそうロビーこんなんだったっけとか、会館前の雰囲気が懐かしいじゃんとか。
入学式の時、会館3階から眺める桜があでやかなことあでやかなこと。
それもこれも約30年前のお話、青春時代を思い出し嬉しくなりました。
この他、静岡の街は私にとって思い出がいっぱい。
もっと、私の大好きな静岡舞台のアニメが観たいですね。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 41

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

青春しないことで爽やかさを演出するというバランス感覚。

2016年放送のテレビアニメ 全12話

原作 初野晴 監督 橋本昌和 構成 吉田玲子 キャラデザ 西田亜沙子
制作 P.A.WORKS

舞台は静岡県清水市 清水南高校(実在するが関係は不明)
南高校吹奏楽部の部員たちが日常のミステリーを解決する部活アニメ。

穂村千夏 CVブリドカットセーラ恵美 体力系少女 フルート担当 高校1年生
上条春太 CV斎藤壮馬 頭脳明晰な美形少年 ホルン担当 高校1年生

草壁信二郎 CV花江夏樹 新任音楽教師 吹奏楽部顧問 26歳

設定上は高校生の男女がイケメンの吹奏楽顧問に恋をして(ホモ?)、
三角関係の恋愛だそうですが、
これは、主役二人が恋愛状態に陥らないための苦肉の作かも。
セーラームーンばりのミニスカセーラーの制服ですがエロさはみじんもない。
これはキャラデザが原因でしょうか。チカ以外の女生徒はちょっとエロいかも(笑)

爽やかなOP詐欺(笑)
まあ、クラブ活動はOPで表現して、物語は学内推理物の部分だけなのかもしれません。
1話ごとに軽い事件が起こり、ハルタの推理で解決するというスピーディな展開はとても見やすく、
ポップでライトな部活アニメとしては安心して観れます。
ただ、吹奏楽の部分は削られて、ほとんどSOS団の状態ですね。

原作は<ハルチカ>シリーズ5巻で推理小説として評価されてるようです。

SHIROBAKO、Charlotte、に続く13作目のPA作品として期待されたようですが、
グラスリップ並みの売り上げに終わり、一般的には残念な作品となってるようです。

TARITARIが初監督だった橋本昌和とSHIROBAKOで脚本担当の吉田玲子のコンビですが、
それなりに楽しそうに相談している姿が目に浮かびます。
この作品は非常にバランスの取れたB級アニメとしてPAファンなら楽しめること請け合いです。
爽やかでギャグが効いてとにかく綺麗にまとまっているのです。
まとまり過ぎたTARITARIという感じでインパクトに欠けて、
同時期の響けユーフォニアムと比べられるという不運の作品ですが・・・

推理を楽しむ適当ギャグアニメで、おまけとして吹奏楽のかっこいいシーンもあるよ、
と言う程度に考えたら、気持ちよく観れる作品だと思います。
タイトルの割に青春していないんですが、
鬱さのかけらもないお馬鹿キャラアニメとして楽しんだほうがいいでしょう。
最終回の脚本は吉田玲子さん。岡田摩里さんに挑戦するかのようなエキサイトな瞬間が観れます。

分かる人には楽しめる、マニア向け作品ですが、一陣の風のような爽やかストーリー。
視聴者を「ズコー」っとさせてやろう、なんていう制作者の悪ガキっぷりが、
微笑ましい、憎めない作品でした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 30

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

バランスのとれた学園青春ものの良作

廃部の危機にある、5人しかいない吹奏楽部の上条春太(ハルタ)と穂村千夏(チカ)が、学校で起こる様々な謎を解き明かしていく学園青春日常ミステリーです。

吹奏楽部のアニメといえば、響け!ユーフォニアムが有名ですし、学園日常ミステリーといえば、氷菓が有名で、この2作品と比べられることも多いかもしれません。

確かにユーフォニアムと比べると吹奏楽パートは少ないですし、氷菓と比べるとミステリー部分が弱く感じられるかもしれませんが、学園青春ものとしてのバランスが良かったですし、主人公のハルタとチカたちの掛け合いも楽しくて、最後まで楽しく見ることができました♪

かわいい感じの中性的な男の子で、数々の謎を解き明かす頭脳明晰なハルタ。
運動神経が良くて元気な女の子で、度胸と行動力でハルタと一緒に謎を解き明かすチカ。

二人は幼馴染で、謎解きなどでよく一緒に行動してるので、ほかの部員からは付き合ってると思われてるところもあるけど、実は二人とも顧問の草壁信二郎(くさかべしんじろう)先生に恋していて、実は恋のライバルだったりするところが面白かったです♡

謎を解いていくたびに吹奏楽部の仲間が増えていって、最初5人だった部員が最後には大勢になっていくところも良かったかな。

吹奏楽部としてのお話も、最後にうまくまとめていたと思いましたが、上手になっていく過程の描写が少ないのは話数的にも仕方がないかな。

学園青春ものとしてバランスのとれた良作だと思います☆

投稿 : 2024/11/23
♥ : 18

70.7 13 トリックで友情なアニメランキング13位
SK∞ エスケーエイト(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (159)
489人が棚に入れました
「そのとき俺は確かに見たんだ。この沖縄に舞う、白い雪を─…」スケートボードが大好きな高校二年生・暦がハマっているもの――……それは"S"。「Sエス」とは、閉鎖された鉱山をスケートボードで滑り降りるルール無用の危険な極秘レースだ。中でも、そこで行われる「ビーフ(決闘)」に多くの人々が熱狂していた。暦はカナダからの帰国子女で転校生・ランガを「S」に誘う。スケートボードに乗ったことのないランガだが、「S」の熱狂は構わずランガを巻き込んでいく。裏の顔を持つ個性豊かなスケーターたちと繰り広げられる、サイコーでアツいスケボーレースバトル×無限の可能性が今、ここに始まる──!!

声優・キャラクター
畠中祐、小林千晃、永塚拓馬、三宅健太、緑川光、松本保典、子安武人、小野賢章

アニメ好き さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【完結】切ろうと思ったが面白くて切れなかった。監督天才

オリジナルアニメで登場人物が完全に腐女子向けの男ばっかだったので1話少し見て切ろうかと思ったんですが、動きが良くて、背景などの配色のカラフルさがとても綺麗でスケートシーンに勢いがあって切れませんでした。
あとから調べてみると内海紘子という、京都アニメーションでfreeという有名なアニメの監督をした人が作っているらしい。けいおんの原画も書いてたんだとか。この天才が監督をしていたから腐女子アニメでも切ることなく見れたんだと納得しました。

食卓のソーマみたいな絵がキレイな勢い系の馬鹿スケートアニメで、脳死で雰囲気を楽しめるアニメです。
女性監督は配色きれいで丁寧なアニメ作りがちな法則があるんですかね?
ストーリーの続きは全く気になりませんが2話以降も見たいと思います

2話見ました!女性監督なのにスケボーの詳しい技術などの解説が沢山あるのが不思議でした。滅茶苦茶調べたんでしょうか?脚本の人が知識を持ってても監督が理解してないとアニメにならないと思うんですが。不思議です。
とにかくどのキャラも濃くて、必ずギャップがあるように作ってあります。スケートを0から学ぶ青髪の人がいるので視聴者も、同じ初心者目線でスケートの話を聞くことができました。内容が濃いです。3話目も見たいです

5話で爆笑しました!
スケートをあそこまで頭おかしく表現できるこの作品は素晴らしい!吹っ切れてて最高に楽しいです。
この監督只者ではないですよ。
動きも音楽もストーリー展開もBL要素もすべて高クオリティで毎話完成されています。良作!

結局最後まで楽しんで見れました。
ストーリーの展開とかは王道の少年漫画ですが、演出も話数の配分なども完璧に作り込まれています。
女性監督らしく腐女子向けなシーンも毎話盛り込まれており、円盤の売上もかなり良かったようです。
これをオリジナルストーリーで作り切るのは監督が天才過ぎます。化け物ですね
腐向けのアニメは嫌いな自分がぶっ飛んだスケボーバトルに魅せられて、主人公達が成長する様子に毎週ハラハラさせられる。アニメの良いところが詰まった良作でした。監督天才!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

00年代のアニメ感

CM前後のアイキャッチの入れ方とか、ギャグの崩し方とか衣装デザインとか…
前回のスケボーブームが90年代くらいだと記憶していますが、その辺りの層を意識しているのか、ずいぶんと肌になじむアニメでした。

物語はきれいにまとまっており、大変見やすかったです。
作画は流石のボンズ、アクションが上手いし、目立った崩れがありません。

物語は大変良くまとまりがあり面白かったのですが、何分各キャラの掘り下げが弱い。
2クールは長いかもですが、もう少しいろんな角度でキャラを見たかったです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 2
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ホビー系っぽい感じのノリの熱い王道アニメ

タイトル通りスケボーを題材にしたアニメ。スケボーと言っても真面目な感じではなくて、何でもありな感じのスケボー。
腐向けに見えますが、男性の自分が見ても違和感ありませんでしたし、誰にでもお勧めできるアニメだと思います。

{netabare}
まず主人公レキの元にカナダからの転校生であるランガがやってきます。レキは夜中に山で開催されているSというスケボーのレースに参加しているのですが、いろいろあってその日はランガがそのSに参加することに...。そしてランガはSに参加するとスノボの経験を活かしてレキが勝てなかった相手に勝利する。ここまでが一話。
この後は他の強敵たちにもランガが勝利していく展開が描かれます。
ここまでがこのアニメの一つの区切り目。
みやとかシャドウとかライバルキャラも全員魅力があってかなり面白いです。肝心のSもボンズ制作なので、作画とか見せ方が上手くてかなり盛り上がります。

そしてアダムというキャラが表れるところがターニングポイントですかね。
ラフプレイ的なスタイルを取って、対戦相手は大概酷い目に合うという...
4話では実際にレキがアダムと戦ってケガを負います。
5話はアダムVSランガのビーフなんですが全回の中で一番良かったと思います。ラブハックという技を攻略するシーンがかっこよかったです。
あとアダム戦のちょっと後に挟まれる6話の平和回が何気に好きでした。最後のオチも含めて面白い日常会で息抜きにもなりました。

その後はSの大会が開かれるという展開になるのですが、レキは負け知らずのランガを見て自分には才能がないと思い込み闇落ち展開になります。
闇落ち展開は結構あっさり感を感じてしまうことも多いのですが、このアニメはそんなこともなく、とても良かったと思います。闇落ちの原因も立ち直った理由も納得できたし、長パートで描いていたこともあってあっさり感を感じませんでした。仲直りするシーンとスケボーの楽しさを再認識するシーンほんと良かったです。

ただこの後の大会なんですがこのパートだけは微妙なところも多かったです。大体原因はアダム。さすがにスケボーから降りてスケボーを持って相手を殴ってけがさせるのはちょっと...。まあ一話から爆竹とかあったけどけが人とかでてないしまだ許容範囲だったけど、さすがにスケボーから降りて物理で殴るのはどうなんだ?ってなった。アダム以外のSは面白かったんですけど。

大会ですが、いろいろあってシャドウの代わりにレキがアダムと再戦することになります。このビーフも結構好きでした。レキはここまで全然出番がなくて主人公感が全然なかったのですが、この回は主人公だと感じさせてくれる回でした。普通の方法ではない方法でアダムと同着近くまでもっていくんですがこれもよかったです。実力差は明確にあるし、普通にやったら全然かなわないはずですしね。

最終回はランガVSアダムの再戦。最終回らしく、コースも今までとは変わって明らかにやばそうなコース。
ゾーンとかいう謎要素が出てきたのは微妙でしたが、スケボーを見て我に返るのはいい展開でした。最後は倒れたアダムにランガが手を差し伸べ、アダムが楽しくスケボーをしてた頃を思い出してやる気を取り戻し、ランガとアダムの熱い戦いが見られます。最後は締めも良くて盛り上がりも最高でした。

強いて言うならアダムVSレキのビーフは見たかった感はあるけど...
レキとランガはすごい魅力あるキャラでしたしね。
あと、OPとEDは個人的に今期トップクラスでした。

円盤も結構売れてるので、また何か展開があるんじゃないでしょうか。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

73.7 14 トリックで友情なアニメランキング14位
名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊(アニメ映画)

2002年4月20日
★★★★☆ 3.8 (363)
2645人が棚に入れました
工藤優作(コナンの父)がシナリオを提供した新型ゲーム機「コクーン」の披露パーティーに招かれたコナン達。会場で発生した殺人事件の手がかりを求め、コナン達はコクーンが作り出す仮想空間へと入るが、システムは人工頭脳ノアズ・アークに占拠されてしまう。

「日本という国のリセット」を企てる彼は、プレイヤーである子供達が一人もゲームをクリアできなければプレイヤーの脳を破壊すると宣告。コナン達が選んだゲームは「オールドタイムロンドン」。19世紀末の殺人鬼・切り裂きジャックを追いかける、命がけのゲームに挑む。

一方、現実の会場では優作たちが殺人事件の捜査に乗り出していた。ゲームの世界と現実の世界。ノアズ・アークがゲームに仕掛けた現実の事件の解決に至る真実とは何か?ノアズ・アークはゲーム世界のどこに潜むのか?

現実世界の殺人者は誰なのか?そして、その動機は?これらの謎に立ち向かうため、工藤親子は二つの世界を隔てた「親子による共闘」を開始する。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、山口勝平、茶風林、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江、林原めぐみ、田中秀幸

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

蘭ねーちゃんが他のアクションゲームの世界に行けば余裕でクリアできてたと思う

自分のスペックがそのままゲームキャラに活かされるという点で、ちいさな子どもたちにはたぶん不利なアクションゲームでしたが、蘭ねーちゃんなら…?

バイキングでもトレジャーハンターでもグラディエーターでも、きっと持ち前の破壊力でそのゲーム世界を制圧できたはずです。もし京極さんがいれば間違いなくできていたでしょう!
そんな話をTVアニメスペシャルでいいから見てみたい。ジャンルが推理→アクションになっちゃうけど!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

AIは「ノアの方舟」伝説たり得ない

仮想ゲーム内の19世紀末のロンドン。
コナンたちが現実世界で起きた殺人事件の手掛かりを探していく、
2002年公開の劇場版『名探偵コナン』第6作。

【物語 4.0点】
『コナン』としても、ミステリーとしても、SFとしても異色。


緻密なミステリーや推理より、
大がかりなシナリオによるドラマ性が追求される劇場版。
本作に至っては、仮想世界なので、
リアルでは絶対に死なない登場人物も“ゲームオーバー”で退場に……。
仮想世界の権限を有するAIによる“介入”もあるので常識は通用しない。


親の血統や地位を笠に着た、今風に言うところの“上級国民”の横柄さも描かれる本作。
それに対するアプローチも変化球で、
本作は、それらを腐敗と断罪して、庶民のストレスを発散する痛快さは提供せず、
むしろ、血筋を受け継ぐ“貴族”たちに、
今後も世の中を背負って立つよう奮起を促す渋い“説教”


人工知能(AI)についても、上記の旧態を打破するための革新として過信はしない。

19世紀末、栄華を極めた大英帝国にも矛盾はあった。
そもそも我々は「ノアの方舟」伝説で腐敗が一掃された世界で選ばれた創造物ではないのか。
今の世の中が汚いからと言って、安易に浄化とか、“リセット”とか言うもんじゃない。

そんな示唆も残して、AIは……{netabare}今は技術悪用の恐れがあり時期尚早と去っていくのだ。{/netabare}


【作画 4.0点】
最後のセル画制作による劇場版『コナン』となった本作。

VRロンドンの霧も、風情のある現象としてではなく、スモッグとして描き、
時代の光としてのホームズ、闇としての切り裂きジャックが求められた、
激しい格差といった歪みも抱えた往時の英国の社会心理まで再現しようという意欲が伝わる。


AIが主催するデスゲーム等、未来テクノロジーのデモとしての華やかさがある一方、
ゲーム内で、博士による秘密道具及び超絶アクションを封じられたコナン君は、
名実ともに頭脳だけ大人の小一に……。
鑑賞者は久々に、この縮んだ身体で追い詰められて行くもどかしさも共有することに。
『コナン』アクション映画としても本作は異色。

但し、某空手少女は本作でも元気はつらつ♪

最後も{netabare}列車アクション{/netabare}で見せ場はあり。


【キャラ 4.0点】
本作の鍵を握る“天才少年”ヒロキ。
出る杭を打つ日本の教育への毒針、本当は友達が欲しい孤高の天才。

犯人役もまた、{netabare}血筋を背負いきれなかった存在{/netabare}として描かれる。

そして、上から目線の“上級国民”チルドレン。

各々テーマ性を内包したオリジナルキャラが物語深化に寄与。


一方でコナン君は親父同様、重度のホームズオタクぶりを発揮し、
ピンチの中でも妙にイキイキ!?
悪党であるモリアーティ教授への愛まで語り出したら、いよいよ重症ですw
今回は推理力よりホームズ知識力に舌を巻く。


【声優 4.0点】
モリアーティ教授(CV.小林 清志さん)、モラン大佐(CV.藤本 譲さん)
切り裂きジャック(CV.速水 奨さん)
などリアル世界だけでなく仮想世界内の敵役までベテラン声優で固める盤石の布陣。

コナン君の親子の絆もテーマの本作。
CV.田中 秀幸さん&CV.島本 須美さん。
工藤夫妻のボイスがVRロンドンの何処で出張ってくるかも注目w

{netabare}父ちゃん、いくら奥さんが好きだからって、
妻をホームズが愛したオペラ歌手に当てはめて、美声披露まで美化するのはやり過ぎやでw{/netabare}

緒方 恵美さんによるセレブ少年グループのリーダーの生意気ボイスも〇
{netabare} 実は真相を隠す煙幕だったりする。{/netabare}


【音楽 4.0点】
劇伴はお馴染みの大野克夫バンド。

いつものコナンのテーマ曲もロンドン仕様?にアレンジするなど、
現実&仮想世界にまたがるシナリオを好アシスト。


ED主題歌はB'z「Everlasting」
孤独の中から絆を取り戻す壮大なバラードと共に、
実写のロンドンの街並みを眺め余韻に浸るひと時。


【感想】
血縁やコネにより腐敗する人間による統治より、
決定のいくらかを人工知能に委ねた方がクリーンな政治ができる。
地方議会レベルではありますが、そうした主張も出ては来ている昨今。

とは言え、その水準まで、AI技術や信頼が高まるのは、
もう少し先になるのではと私は思います。

“家”の宿命を背負った“貴族”の底力も中々の物。
古くて汚いからと一掃するのは勿体ない。

だから二世、三世の皆さんには、どうか“リセット”されないように、
襟を正して奮起して欲しいなと願います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 18
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

コナン版『ソードアート・オンライン』

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版第6作。

{netabare}
(Wikipediaより抜粋)
コナン一行は仮想体感ゲーム機「コクーン」の完成披露パーティーに招かれた。そのパーティーの最中、殺人事件が発生し、コナンは被害者のダイイング・メッセージから、事件の手がかりがゲームの中にあると考え、コクーンに乗り込む。
ところが、ゲームのスタート直後にシステムが人工頭脳「ノアズ・アーク」によって占拠され、コクーンに乗り込んだコナン達を含む50人の子供達が人質に取られてしまう。
「日本という国のリセット」を企てるノアズ・アークは、プレイヤーである子供達が全員ゲームオーバーになってしまったら、プレイヤー全員の脳を破壊する、つまりプレイヤー全員を死亡させると宣告する。
覚悟を決めコナン達は、5つのステージの中から「オールドタイム・ロンドン」を選択した。19世紀末に実在した殺人鬼・切り裂きジャックを追いかける、命がけのゲームに挑戦する。
{/netabare}

どうです?『ソードアート・オンライン』の世界、そのものですよね。
面白くない訳がありませんよね。
事実、かなり面白かったです。

最近流行の『異世界』物の先駆け。【本作は2002年公開】

投稿 : 2024/11/23
♥ : 25

62.6 15 トリックで友情なアニメランキング15位
バチカン奇跡調査官(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (191)
825人が棚に入れました
美貌の天才科学者にして真理究明の申し子・平賀と古文書・暗号解読のエキスパート・ロベルトという若き天才神父コンビが、バチカンに寄せられる奇跡の申告を調査し真偽を確かめる“奇跡調査官”として、 世界中の謎や事件に挑みます!

声優・キャラクター
岡本信彦、諏訪部順一、江原正士、斉藤壮馬、遊佐浩二、安元洋貴、代永翼

61.5 16 トリックで友情なアニメランキング16位
名探偵コナン 11人目のストライカー(アニメ映画)

2012年4月14日
★★★★☆ 3.5 (256)
1520人が棚に入れました
毛利小五郎の探偵事務所に脅迫電話が舞い込み、小五郎の前で路上の自動車が爆発。そのころスタジアムでサッカー観戦中だったコナンは、犯人が突きつけた暗号を解読しなければ次の爆破が実行されると聞かされる。暗号解読に挑むコナンだったが、恐るべき真実に突き当たり……。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也

ペチ14 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

Q質問 A解答 T突っ込み

Q,このアニメはどうだった?

A,物語 5
予想を覆すような出来事が多くて素晴らしい作品でした。
さすが有名アニメだなって感じ

声優 5
高山みなみさんは戦姫絶唱シンフォギアでも素晴らしい演技力だしまさかサッカー選手本人が出てくるかと思わなかった

キャラ 5
あらすじを説明してるところとか分かりやすい

作画 4
コナンらしいねーと感じた

音楽 5
いきものがたり最高ですねー

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

日暮 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ハラハラします(^_^;)

映画の方は「天空の難破船」から、
続けて観させていただいております^^★

映画館で観ましたので、
とても!迫力がありました!!
爆発音には、何度も驚かせられました^^;
爆発するたび、私の体が、ビクってなりました(汗

最後のシーンは、凄かったです!!
サッカーボールで、あんなことが・・・!!!
驚きましたね★
「仲間たちと力を合わせる」ということは、
改めて、良い事だと思いました♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

劇場版名探偵コナン16作目。小五郎に突き付けられた挑戦状。

劇場版名探偵コナンの16作目です。
今回は小五郎に犯人からの挑戦状が突き付けられるところから始まります。
今回はサッカーを題材にしており容疑者にもサッカー関係者が多いです。
今回は実際の殺人は起こらず爆弾の捜索・解除にコナン君や小五郎、警察や少年探偵団が奔走します。
またサッカー選手が声優として本人役で出ているのも見どころです。
名探偵コナンファン、サッカーファンが楽しめる映画になっていると思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8
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