デュエットで日常系なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのデュエットで日常系な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月28日の時点で一番のデュエットで日常系なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.0 1 デュエットで日常系なアニメランキング1位
ARIA The CREPUSCOLO(アニメ映画)

2021年3月5日
★★★★★ 4.2 (83)
360人が棚に入れました
ネオ・ヴェネツィアの街が、落ち葉の絨毯で彩られる秋。オレンジぷらねっとで修業の日々を送るアーニャには、気がかりなことがありました。お互いに多忙なこともあり、長い間会えていない先輩のアリスとアテナ。そのせいで元気がないアテナに対し、アリスはなぜか会うのを避けている様子なのです。友達のアイとあずさにも協力してもらい、先輩たちが絶対に会える方法を探す中、アーニャは今の自分だからこそ見える“景色"があることに気づかされるのでした……。

声優・キャラクター
広橋涼、佐藤利奈、茅野愛衣、安野希世乃

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

公開された時点で百点、アリスとアテナさんの師弟愛で千点、エンドロールで5千点。

 数ある日常系の頂点にして至高の作品は何か?。私は万感の想いを込めて「ARIA」シリーズであると言いたい。そんなあいつらが帰ってきた…。それだけで百点をあげたくなる駄目な大人ですが、60分しかないとは思えない傑作でした!。


 本作はアリスとアテナさんを中心にした物語である。となれば、ファンなら一番気になるのは、故 川上とも子さんからアテナ役を引き継いだサトリナさんがいかにはまっているかだろう?。正直「はわぁ〜」な駄目アテナさんはかなりの一致度である。ただ、シリアスになるとやはり違う…。だから物足りないか?というとそんな事は全くなし!。何故なら話自体も、キャラの活かし方も凄く上手いから!。


 数ある名キャラクラーばかりの「aria」においても特に大好きな広橋さん演じるアリス中心の物語というだけで盛り上がってしまうが、本作においてもグッとくるエンタメとして力と、テーマ性が見事に両立している。


 子供はドキドキとワクワクが満ちているが、それを受け入れるのに精一杯。素敵なオトナはそれらを作り出すことも、見方次第でそれを見出すこともできる。すなわち、現象学的にも、受動的では世界は無意味に感じがちだが、積極的に把握しようとすることで世界の意味を見出だせるという本作を通してのテーマを軽やかに実現させている。


 そして、終盤の展開とその後に流れるナレーション、からの〜ed曲「エコーズ」。全てが絡み合っていて、大きな物語のダイナミズムがなくても思わず目頭が…、これこそariaの真骨頂。「水」の街に相応しい、想いが波間を伝わり、そして響き合い高みへ昇っていく。


 そしてedロール後に流れたものを見て「えっ!」ってなった…。こういうedロール後におまけが〜な作品は多いが、ここまでビックリ+歓喜したのは初めてかも。ファンならばこの状況でも全員もれなく突撃すべし!。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 28
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

その やさしいオレンジいろにつつまれて…

原作未読 約61分

劇場版ARIA「蒼のカーテンコール」第二幕です。関係性からTV版や前回の第一幕の劇場版「ARIA The AVVENIRE」を先に観ることをオススメします。

今回は、アリスちゃんやアテナさん、そして新人のアーニャちゃんが所属している「オレンジぷらねっと」がメインのお話でした。

アテナさん役は川上とも子さんからバトンタッチした佐藤利奈さん、レールガンの御坂美琴の声も好きですが、アテナさんの声も合っていましたね^^

「水の三大妖精」の一人と言われるアテナさん、その歌声は今回も映画館いっぱいに心地よく響き渡りました。
{netabare}
アリスとアテナの競演、そして飛び級でプリマウンディーネに昇格するシーンがあって色々と思い出してウルウルしましたね。
{/netabare}
恥ずかしいセリフもたくさん聴けましたねw

アリスちゃんとアテナさんの絆がより深まったお話でした。

定番のセリフもキャラもみなさん出てきて大満足です。ARIA作品が好きな方は是非劇場で観てくださいね。
{netabare}
終わりに次回の予告がありました。次の作品が蒼のカーテンコールのラストみたいですね。公開は未定ですが、次も必ず観に行きたいと思います。
{/netabare}
OPとEDはどちらも安野希世乃さんが歌っています。

最後に、パンフレット買おうと思ったらまさかの2,600円w でも、原作者の天野こずえさんの描き下ろしのこの作品のマンガが掲載されていたので、家に帰って読んで2度楽しめました。

さあ、お手をどうぞ

投稿 : 2024/11/23
♥ : 20

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

紡がれる想い

ARIAを愛するいちファンとして想いを残す事にしました。
約6年の時を経て…待ちに待った蒼のカーテンコール第2幕がいよいよ開幕!
この日を迎えられたことだけでも胸いっぱいです。

本作品を一言で言うならば、監督、キャスト、ファンなどARIAに関わる全ての人達の想いが紡がれた作品です。

第2幕『CREPUSCOLO』は「Orange Planet」が中心のお話になります。
アリスちゃん推しの私にとっても、アテナさんあってのアリスちゃんなので、アテナさん役を引き継ぐ形になりました佐藤利奈さんには本当に感謝しています。
公開初日の舞台あいさつで涙を流しながら「一生懸命私が抱きしめて歩みたいと思っています」と語ってくれていました。
この言葉を聞いて、きっと故・川上とも子さんも、故・河井英里さんも「ありがとう」と言ってくれていると思います。
2人の想いを紡ぎ、アテナさんに新たな魂を吹き込んでくれた佐藤利奈さんのアテナさんも本当に素敵でした。

劇場で久しぶりに目にしたネオ・ヴェネツィアの情景が目に飛び込んで来ると、ARIAならではの音楽とあいまって一気に懐かしい雰囲気に包まれます。
様々な想いが溢れてきて、自然と涙がこぼれてしまいました。

TVシリーズから前作「AVVENIRE」までの歩みを決して過去とせず、それらを糧として各々が成長していく姿が今回もしっかりと描かれています。
さらにキャラの本質がブレていないのも相変わらずで、そんな姿に愛おしさを感じてしまいます。
最後は、あの「ORIGINATION」の神回をさらに超えた感動を届けてくれました。

皆んなの想いと共に、ゆっくりと時間をかけて育まれてきたAIRAの新作劇場作品は、優しさがいっぱい詰まったARIAらしさ満載のでっかい愛のある作品です。
こんな素敵な作品とまた出逢えたこと、本当にありがとうございました。

そして、最終章「ARIA The BENEDIZIONE」公開決定、今度は姫屋ですね。
早く来て欲しいけど…終わって欲しくない…そんな気持ちですが、
灯里ちゃんなら、そう言う想いが強い程「大好きな存在」だから良い事なんですよ∥ ̄口 ̄∥って言ってくれるかな(笑)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 18

71.8 2 デュエットで日常系なアニメランキング2位
ご注文はうさぎですか?? ~Sing For You~(OVA)

2019年9月26日
★★★★☆ 3.9 (85)
416人が棚に入れました
音楽会のソロパートに選ばれたチノ。特訓をお願いされたリゼは、人前で歌うことに慣れさせようとカラオケ大会を開催しますが、チノの練習というよりは、みんなで盛り上がってしまいます。緊張したチノは当日ちゃんと歌えるのでしょうか──!?

声優・キャラクター
佐倉綾音、水瀬いのり、種田梨沙、佐藤聡美、内田真礼、徳井青空、村川梨衣、早見沙織、清川元夢、速水奨、水樹奈々

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

"歌姫爆誕"…ん! コマメ隊って!?

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ2期までとOVA〜Dear My Sister〜は視聴済です。
2020年には3期の放送が予定されているので、その前に視聴しておこうと思い現在に至っています。


音楽会のソロパートに選ばれたチノ。
特訓をお願いされたリゼは、
人前で歌うことに慣れさせようとカラオケ大会を開催しますが、
チノの練習というよりは、みんなで盛り上がってしまいます。
緊張したチノは当日ちゃんと歌えるのでしょうか…!?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

相変わらずの出来栄えに思わず見惚れてしまいました。
とにかくキャラを可愛らしくみせることに特化しているのがこちらにも伝わってきます。
ごちうさの人気を不動にする上では絶対に欠かせませんし、妥協できない点ですからね…
だから本作も気合いが入っていたと思います。

でもこの作品は可愛いだけのアニメではありません。
所々に笑いのネタが仕込まれているんです。
今回私がツボったのは「コマメ隊」でしたけれど…^^;

気心しれた仲間内でアニソンを歌いにカラオケに行くのはアニメの視聴と同じくらい好きですが、
大勢の人の前で歌うのはやっぱり緊張すると思います。
まぁ、わたしなら速攻で辞退するでしょうね。
星の数ほどいる私より歌の上手い人にやって貰った方が間違いなく良い結果に繋がるので…

そして今回はキャラ萌えだけじゃなく、歌でもしっかり魅せてくれるのが本作の特徴だと思います。
個人的に感慨深いな~と思ったのが、この作品の主題歌でした。
「銀のスプーン 〜Blend of Memory〜」という曲なのですが、歌い手が サキ(奈々姫)とチノ(いのりん)なんですよ。
いのりんが熱狂的な奈々姫のファンであるのは周知の事実で、これまでもシンフォギアなどでもお二人は共演されていますが、同じ場所で同じ歌を一緒に歌う機会って、きっと滅多に無いと思うんです。
お二人ともプロなので、仕事に私情は挟まないと思いますが、いのりんにとってはきっと嬉しい出来事だったと思うんですよね。
こういう接点を大切にしたいと思うのは、きっと私だけじゃないと思います。

それとここまで視聴を続けてくると、推しキャラが不在…というよりも、みんな推したいという気持ちになってくるのは私だけでしょうか。
1期の頃はココア1点推しでしたが、2期でシャロが、OVAでリゼの株が跳ね上がりました。
そして本作では、千夜の立ち位置と立ち振る舞いが抜群なんですよね。
ココアやチノについては、言うまでもありません。
もうこうなると誰を推しているかが分からなくなるんです。

昨年、チノ、ココア、リゼ、シャロ、千夜のCafe Styleスケールフィギュアが発売されましたが、見ているとフルコンプしたくなる欲求が半端無いんですよね。
リゼ、シャロ、千夜の出来は相当良い部類だと思いますし…
資金がそこまで潤沢じゃないので手は出せませんけれど…^^;

そういえば、本作には公式サイトがあるんですが、そこにはキャラ紹介欄がバッサリ削られているんです。
キャラ紹介欄が無い公式サイトって、これまで見たことが無いと思うですけど…
このOVAに辿り着く人は、キャラのことなど知っていて当然という感じなんでしょうか?
まぁ、キャラの事は適度に分かっているので紹介欄があっても私は見ないでしょうけれど。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は、「銀のスプーン 〜Blend of Memory〜」
挿入歌は、チマメ隊と杉並児童合唱団による「木もれび青春譜」
イメージソングは、Petit Rabbit's with beansによる「しんがーそんぐぱやぽやメロディー」

全1話のOVAでした。30分しか無いのでサクッと視聴できる作品です。
3期の視聴に弾みを付けてくれる作品だと思いました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 13

ジョガマヤ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

原作の完全補完。今後(も)ごちうさを見る、読む人におすすめ。

原作の漫画媒体では魅力を表現しきれない歌姫回を自慢の神曲ラッシュで彩り、アニオリ多めで映像化した本作。
私は先行上映で映画館にて見させてもらった。音響が良い。開始時刻からいきなり本編が始まるので驚いた。
涙が止まらなかった。もう以前のチノちゃんではない。「自分から」言い出したのだ。
漫画、アニメ、キャラクターソング含めて一次創作なのだと改めて思い知った。
また、3期「ご注文はうさぎですか?BLOOM」登場するキーパーソン、サキさんことチノちゃんのお母さんに先に触れておくという意味でもあったのだと思う。
実際、DISC GUIDEでも「3期を前提にして作った」とあった。まさしく3期0羽だろう。
1期〜DMSのテーマが「姉妹」であることは周知の事実だろうが、DMSや今作あたりからテーマは「家族」へと移り変わっていく。3期、そしてさらにその先では「家族」が描かれることになる。原作を読んでいれば分かる。
サキさんがチノちゃんに与えたのは何だったのか(その一つはココアさんだと個人的には思う)、そしてそれがチノちゃんにどう影響を与えていくかというのがさらに3期のテーマになる。
死を、別れを(広義には「暗闇」)どう乗り越えるかというのが実はごちうさのテーマであったりする。ただ優しいのではなく、成長して、暗闇に光が差していく過程が興味深いのだ。創発の根源である過去を掘り下げ、動き続ける日常を描き、未来へ歩む。
たんぽぽの意味は考えてみると伏線も回収していたりして、考えていて面白かった。花言葉を調べてみると良い。
また、過去回想シーンのおじいちゃん憑依前のティッピーに注目してみると良い。(これ以上のネタバレは避ける)
劇中歌は今までのキャラクターソングはもちろん、新曲も多くて大変素晴らしかった。音楽への力の入りようは相当のものだ。
もちろんギャグも手が込んでいた。
この作品のイメージソングとして「しんがーそんぐぱやぽやメロディー」があるが、こちらも併せて購入してほしい。今までのテーマ曲をすべて混ぜ合わせたようなとんでもない曲だった。涙がとめどなく溢れ出た。思い出の曲たちへの思いが止まらなくなるのだ。「セカイがカフェになっちゃった!」がごちうさの集大成だとすれば本曲はごちうさソングの集大成だと言えるだろう。
合唱曲の楽譜CDやレコード風CDなど他の部分にも手が込んでいた。

これ以外にも全作に通じて存在する概念があるのだが、それは1期のレビューに書いているので確認してほしい。
※私のツイッターアカウント(@blacktea_zygmy)を見ていただくと他にも感想考察を読むことが出来ます。イベント前後や原作の更新日などはうるさいです。一通り原作を読み終わった方はどうぞ。また、別の記事(https://note.com/fitt_gset/n/n96b63f612f52)でも魅力を紹介しているのでそちらもどうぞ。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3
ページの先頭へ