デビューでコンサートなおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのデビューでコンサートな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月14日の時点で一番のデビューでコンサートなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.2 1 デビューでコンサートなアニメランキング1位
満月をさがして(TVアニメ動画)

2002年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (203)
1331人が棚に入れました
主人公・神山満月は、最愛の人・桜井英知との約束で歌手を目指している12歳の少女。ところが喉の病気が原因で、彼女は声を捨てて命を永続させる方を取るか、このまま命日を待つかの選択を迫られることとなる。
そして彼女の前に「タクト」と「めろこ」という、彼女の死を阻止する者を満月に出会わせないようにする役目を仰せつかっている2人組の死神が現れる。

声優・キャラクター
myco、斎藤恭央、本多知恵子、小川輝晃、木村良平
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

健気さが光る正統派変身少女&アイドルもの

◆『りぼん』連載マンガ原作の「歌う」変身ヒロイン

本作はいわゆる変身少女ものですが、『美少女戦士セーラームーン』の大ヒット以降に隆盛した「美少女戦士/バトル系魔法少女」では全然なくて、古き良き正統派変身ヒロインもののイメージを良く保った良作であるように思いました。

簡単に内容を紹介すると、本作のヒロイン満月(みつき、小学6年生)は病弱な12歳の少女から健康な16歳の姿に変身できるだけ、というシンプル設定で、その点で、魔法が使えず特殊な身体能力もないけど歌だけは上手い『こばと。』のヒロインとちょっと似ています(*注1)。

この満月ちゃんは余命があと1年しかない薄幸の身の上なのですが、彼女を看取りに来た死神コンビが「彼女が思い残すことなく死んでくれるように」と彼女の夢であるアイドルのオーディションの受験資格のある16歳の姿に変身する秘術を与えてくれ、そのオーデションで彼女は、{netabare}病弱なせいで普段は余り出せない声をここぞとばかりに振り絞って熱唱して審査員達を驚かせ、{/netabare}急遽アイドル・デビューが決まってしまう・・・というのが先ず第1話の展開です。

その後は、全52話(ちょうど1年分)かけて、満月ちゃんと死神コンビの1年間をじっくり描き出していく実に分かりやすいストーリーとなっていて、とにかく本作は、奇をてらわないこの王道シナリオと、これまたワザとらしいキャラ立ての皆無な自然派ヒロインの健気さが光る作品と個人的には思っており、それを評価されてか、本サイトでも、レビュー数こそ多くないものの、「物語」項目は4.1と高めの点数となっている点がちょっと良いと思いました。

(*注1)満月は、本当に12歳から16歳の「容姿」に変身できる「だけ」で、頭の中は全くの12歳のままなので、{netabare}英単語を全然読めなかったり、ラジオのインタビューで好きな食べ物を問われて「給食の・・・」と答えてしまい周りから「え???」って顔をされたり{/netabare}して、その点が天然のコメディになっている点も、何となく世間ズレした『こばと。』と似ていて、好感度が高い気がしました。

あと、このヒロインは、12歳のときの容姿が放送当時人気のあったミニモニの加護亜依に似せてデザインされたそうですが、16歳の変身後の容姿が、割と最近のアイドルものの人気作『デレマス』の島村卯月に似ていて、性格自体もどことなく島村に似ている気がするので、『デレマス』での卯月の描かれ方が物足りないと思っていた人はこちらの作品を試しに視聴してみると良いかも知れません。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
見やすい絵柄とテンポのよい脚本で掴みはOK。余命1年の12歳の少女が死神の秘術で外見だけ16歳に変身する(でも中身は12歳のまま)、という設定はなかなか面白いと思う。
・第2話視聴終了時点
16歳で12歳の女の子に「好きだよ」と告白する男子ってどうなの?というか、これ女の子の側の一方的な「告白された」思い込みにしか見えない気もするんだけど?
・第5話視聴終了時点
健気さが魅力の正統派ヒロインものと判明。これは侮り難い・・・
・第9話視聴終了時点
繊細な感情描写系と判明。これは拾い物の良作かも。
・第28話視聴終了時点
満月は小学6年生だったはずなのに、中学生っぽい環境に変化していてちょっと違和感あり(設定を途中で変更してる?・・・2nd OPの歌詞にも「High School Days」ってあるし???)
・第35話視聴終了時点
「来年の春から中学生」という同級生の発言があるので、やっぱり満月は小学6年生と確定。
・第36話視聴終了時点
ヒロインの健気さが光る回(本作初の★★(優秀)回)
・第50話視聴終了時点
ありがちの展開だけど、ちゃんと話を動かしてきたのは◎(本作2度目の★★(優秀)回)。
・第52話視聴終了時点
最終話を綺麗にまとめてきたので評価が更に上がる(本作3度目の★★(優秀)回)。
但し、欲を言えば、ここに来てようやく第2ヒロインに昇格した「めろこ」については、作品全体としてはもう少し早くからきめ細かくその《心の揺れ動き》を確り描き出して行って欲しかった気がする。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      種村有菜(『りぼん』2002年1月-2004年6月連載)
監督         加藤敏幸
シリーズ構成     まさきひろ
脚本         まさきひろ、田村竜、中瀬理香、吉村元希、広平虫、杉浦真夕
キャラクターデザイン 種村有菜(原案)、工藤裕加
アニメーション制作  スタジオディーン{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=========== 満月(フルムーン)をさがして (2002年4月-2003年3月) ========
 - - - - - - - - - - - - OP「I♥U」、ED「New Future」 - - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 それでも歌いたい ★ 死神との出遭い、満月変身、歌手オーディション
第2話 英知くんとの約束 ☆ 満月の憧れの人、二人の約束、満月のラッキーデー
第3話 マネージャーさんが来た ☆
第4話 詩(うた)にこめた想い ★ 満月の作詞(デビュー曲)
第5話 はじめてのお仕事 ★ 雑誌インタビュー&撮影会、「16歳の丘」のアカペラ
第6話 スタジオの長い日 ☆ 寂しがり屋の少女(七海){/netabare}

 - - - - - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「Myself」 - - - - - - - - - -
{netabare}
第7話 フルムーン、デビュー! ★ 初ライブ
第8話 ヒットって本当? ★ 満月の学園エピソード 
第9話 聞いてほしいのに ★ 若王子先生の授業参観・墓参り(満月の母・葉月&父)
第10話 芸能界の掟!? ★ 大御所演歌歌手(昆巻冬子)
第11話 危険なレンズ ☆ スクープ・カメラマン(三枝)
第12話 ねぎラーメンと聖者の石 ☆ 
第13話 ちっちゃなコンサート ★ 施設訪問、園児と交差する満月の想い
第14話 がんばれ!代理マネージャー ☆ 駄目マネージャー(秋葉さん)
第15話 ファースト・キス!? ★ 事故チュー回
第16話 ライバル登場! ★ 意地悪先輩アイドル(若松円)、シャンプーCMオーディション
第17話 すれ違う二人 ★ 
第18話 走れ!オーディションへ! ★ 交差点キス&エレベーター回
第19話 届かない歌声 ★ 逃避行、タクトの唄声、若王子先生・大重マネへの打ち明け
第20話 めろこ、ひとりぼっち ☆
第21話 新たな思い ☆ フルムーン芸能界復帰、円の意地悪再び
第22話 ワクワク!ソロライブ ★ 世界配信ライブ企画(ムーン&スターズ)、妨害、夜天ライブ
第23話 お引越しパニック × 大重マネvs.家政婦(田中さん) ※本筋に無関係な水増しエピソード
第24話 お父さんの歌 ★ ROUTE:Lの幻の名曲、円の横槍(高須プロデューサー)
第25話 若王子先生にお願い ★ 若王子のプロデューサー引き受け
第26話 伝えたいもの… ★ 満月の子供時代、母親(葉月)の写真とオルゴール{/netabare}

 - - - - OP「ROCK'N ROLL PRINCESS」、ED「ETERNAL SNOW」 - - - -
{netabare}
第27話 絶対に負けない ★ でっち上げスキャンダル、2人のレコーディング、何のために歌うのか
第28話 満月って恋の達人? ☆ 同級生の恋愛相談
第29話 新たな死神・いずみ&ジョナサン ★ 死神一のサディスト登場
第30話 英知くんを知る人 ★ 和美フランクリン(擁護施設の元先生)登場、英知君へのビデオ・レター、タクトの反対
第31話 学園祭の秋なんです ★ タクトの人間変身(ボディ・ガード)
第32話 素顔の円 ★ 落ち目アイドル若松円の立ち直り
第33話 忍び寄る病魔 ★ 満月の病状悪化、喉の手術の判断と満月の意思
第34話 ブランコのおじさん ★ 死神の見える人(真田さん)の魂の回収
第35話 英知くんからのメール!? ★ 満月の病状回復(英知君効果)、いずみの満月接近(死神の刻印)、新しい治療法
第36話 運命の新人賞 ★★ 2人の偽メール送り主、空港での謝罪、最優秀新人賞受賞
第37話 満月(フルムーン)からの贈り物 ☆ X'mas回、円の新曲リリース
第38話 おばあちゃんの過去 ☆ 満月の家出(アメリカへ)
第39話 太平洋を越えて ☆ アメリカ到着、英知君の思い出と募る想い
第40話 盗まれたペンダント ★ イーグル・ヴァレー観光、タクト告白
第41話 英知くんのいる街へ ★ 見つからない英知君、逆さ文字出現、桜井夫婦発見(タクト)
第42話 エターナルスノー ★ 事故死していた英知君、満月への手紙、雪の教会墓地{/netabare}

 - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「Love Chronicle」 - - - - - - - - - -
{netabare}
第43話 もう二度と歌わない ☆ 帰国、変身しない満月、喉の手術拒否
第44話 共鳴する心 ★ フルムーン引退の噂、タクトの記憶、めろこの迷い
第45話 いずみの誘惑 ★ 永遠の月の世界への誘い、ROUTE:Lのキラ・タクト、病院屋上の夜
第46話 新月の夜に ★ タクト幽霊化のピンチ、満月立ち直り ※シナリオ自体は都合良過ぎて×
第47話 生きる希望 ☆ 運命を阻止する者
第48話 フルムーンになれない!? ★ 満月の変身が解ける、タクトが幽霊化しない方法 ※魔法少女のお約束のテーマがようやく・・・
第49話 満月の思い・めろこの思い ☆ 忘れ草(ミスティック・リリー)
第50話 どうしても言えない ★★ 満月の小学校卒業式、13歳の誕生日(4/4)、満月告白
第51話 運命の日 ★ フルムーン1周年記念ライブ、タクトの記憶消滅
第52話 満月(フルムーン)をさがして ★★ ※ED「New Future」{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)33、☆(並回)15、×(疑問回)1 ※個人評価 ★ 4.1

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

めじな さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

感想

全52話。恋愛・アイドル・ファンタジー・感動もの。

最初観た時、子供向け?って思いましたが、大人でも十分観れました。
カレイドスターと同じようなカンジでしょうか。

声優さんですが、満月ちゃん(myco)の声が違和感がありました。
歌手を使うのは良いのですが、満月ちゃんの声の時だけは他の声優さんを使って欲しかったです。

ストーリーは全く先の読めないような展開が続いて、とても楽しめました。
特に後半が良いです。もう心を打たれる・心に響くようなカンジで泣けました。
最終回も泣けますね。ジーンと来ました。

めろこは好きなキャラだったのですが、
最終話のめろこ最高です!というかビックリでした^^;

この作品の目玉は、観ていて何度も聴くことになるフルムーンの唄う曲ですね。
ETERNAL SNOW、他2曲とも良いです。
悲しい展開に実によく合っていました。
とにかくED曲が良いです。

ストーリー重視、悲しい物語を観たい人にお勧めの作品です。
でも、52話あるので長いのが難点ですね。でも良い作品だと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

泣ける作品

最終回で泣いてしまった…

主人公満月は喉の病気から「声」と「命」のどちらをとるか選択を迫られている歌手を目指している少女。最愛の英知くんとの約束の為、声を捨てられないでいる満月の前に「タクト」と「めろこ」、二人の死神が現れて…(全52話)

個人的には、めろこと緒方さん演じるいずみくんがお気に入り…
特にめろこは本当に大好きなキャラクターになりました…

あと、原作とはほとんど別物みたいです。

 声優については、先ず、タクト役の斎藤恭央さん(やっくん)とめろこ役の本多知恵子さんのご冥福をお祈りします。
 タクトの演技は巧いとは思いませんが、魂のこもった演技だったのは間違いないと思います。
 めろこの演技は流石といったところでした。
 主人公の満月は歌手のmycoが演じていて、正直演技は変な感じはありましたが、流石は歌手の方、劇中に歌う曲(ED曲)は聴き心地のいい曲ばかりで、歌唱力はキャラの特性上必須であることもあり、悪くないキャスティングだと思いました。演技のつたなさも、満月らしいと言えば満月らしい気も…

それと、EDもですが、OPの2曲もすごく好きになりました。
THE★SCANTYの「I♥U」と「ROCK'N ROLL PRINCESS」
是非聴いてほしいパワフルな楽曲です

投稿 : 2024/11/09
♥ : 8

71.2 2 デビューでコンサートなアニメランキング2位
シャインポスト(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (141)
328人が棚に入れました
「世界中の人達にアイドルを大好きになってほしい!そのための輝く道標……それが、シャインポストだよ!」大きな夢を抱くも、小さな成果しかあげられないアイドルユニット『TiNgS』の玉城杏夏、青天国春、聖舞理王。彼女らに救いの手として用意されたのは、曰く最強マネージャー、のはずが……「僕、マネージャーはやらないよ」現われたのは、まるでやる気のない男、日生直輝だった。だが、彼には一つ特別な力が備わっていて……?これは、絶対アイドルを目指すため、君と少女たちが光り輝く物語。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

真面目オブくそ真面目アイドルアニメ:「だって、あたしはシャインポストだから!」

お茶目なジョーク、大成功です!

……というわけでとりあえずラノベとコミカライズとアニメとゲーム、メディアミックスで展開するらしい「シャインポスト」なのです。
(良くわかりませんが、ライブ公演はやらないかも?)

他の担当アイドルでの実績を買われ、アイドルグループ「TiNgS」のマネージャーとして芸能事務所ブライテストの社長に招聘された日生直輝(ひなせ なおき)が主人公とも言えますしTiNgSのメンバー、中でも青天目春(なばため はる)が主人公とも言えます。

第7話まで観た時点でこのレビューを書いています。本作はいわゆる「アイドルアニメ」の範疇ですが、ストーリーは真正面から「アイドルグループ」というものを捉えたすごく真面目な作りだと思います。

メンバーの能力差によるライブシーンでのパフォーマンスの差をきちんと見せる(メンバーの動きにズレがあったり顔に汗が見えたりする)作画であったり、ストーリー中での歌唱力の差を納得させる歌であったりと、きちんと「ストーリーをアニメーションとして表現できている」と思わせる作品だと感じています。

逆にアニメとして良く出来ているからこそ本作についてはいわゆる2.5次元的な展開は難しいような気がしていて、それで「ライブ公演はやらないかも?」と思う次第です。

新型コロナの影響などによる休止・延期回などもありますが、このクオリティを維持出来たらアイドルアニメとしてはかなり出来の良い作品となるでしょう。

ストーリーのベースは、既に成功している他のアイドルアニメよりは、どちらかというと実存するアイドルグループが売り出しを図ろうとする様に近しい物を感じます。もちろん尺として1クールしか与えられないため直輝にある能力が設定されておりそれが展開を早める要素として働きますが、個々のメンバーが直面する問題はわりと現実的な物だと思います。

また、各メンバーが問題を解決していくにあたって単にメンバー同士でワイのワイのと適当に話し合っていつのまにかどうにかなってしまうアイドルアニメはたくさんありますが、本作は解決に「大人」としてのマネージャーが積極的に関わるという点も他作品との差別化になっているように思います。

終盤どうなっていくのか、期待しています。

2022.10.20追記:
第9話の後に特番2つ、計3話の延期となりましたが無事に最終回を迎え、視聴終了しました。

上記で「ライブ公演はやらないかも?」とありましたが、中野サンプラザでのリアルライブ公演が決定したことが最終話にて告知されました。ただ個人的には、作中のライブシーンの見事さにリアルライブが敵わないと思うので、あまり中の人によるライブ公演にはそそられません。

OPでほのめかされていたTINGSとHY:RAIN、とりわけ春と蓮の関係にも綺麗に決着はついているので1クールアニメできちんとストーリーをまとめたと言えます。

手堅く地下アイドルあるいはトップアイドルという物を語ったという意味でアイドルアニメとして良作だったと思います。ただ、普通のアニメ好きよりは「アイドルも好き」という層によりウケそうな作品でしたね。

キャスティングに関して「杏夏役が残念」みたいな声を聞いた気がします。理解はできますし強く否定もしませんが、私は案外嫌ではありませんでした。

シナリオが変に迷走せず、とても面白かったです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 28
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

《全身全霊》アイドルアニメ!

【まえがき】
アイドルに関する独り言が長いので折りたたみw

{netabare}以前、中年になった元・昭和の女性アイドルたちが座談会にて、
若い頃、自分はお菓子作りとか全く興味ないのに、
雑誌プロフィールに趣味・お菓子作りとか載せていたと放言していた件が妙に印象に残っています。
が、私はそこに不快感は覚えません。
何故ならアイドルは虚像を飛ばして人々に夢を与えるものだと思っているからです。

アイドル(英:idol)はラテン語の偶像崇拝(宗教的な堕落を揶揄するニュアンス込)をルーツに持つ語句。
「アイドルはトイレに行かない」と言われた頃の往年のアイドルについては、
時に、アイドルを虚像と換言してまで、ブームの熱狂を相対化する言説がはびこったものです。

私は度々、会いに行ける群ドルより、カリスマ的なソロアイドル(本作でいうと“絶対アイドル”螢)の出現を待望しています。
これは近年の群ドルは距離が近すぎて、ファンもアイドルも現実と虚構の区別が付け辛い。
それに起因して、グループ内外で、嘘の扱いの不器用さから様々な問題が発生している。
手が届かない神格化できる存在に、現実と虚構を明快に線引して欲しいという願望が一因となっています。

まさに嘘はアイドルの核心なのです。{/netabare}


【物語 4.5点】
嘘を見抜ける主人公の男性敏腕マネージャーの登場という初回からシビれたアイドルアニメでした。

嘘付きが禍々しいオーラを放って見えるのではなく、輝いて見えるという設定がまた素晴らしいです。
嘘に塗れたアイドル業界に疲弊して、不人気アイドルTiNgSが所属する事務所に落ち延びて来た形のマネージャー。
ですが、決して全ての嘘を否定しているわけではなく、{netabare}ロケで苦手なピーマンを笑顔で食べる{/netabare}といった、
夢を壊さないための嘘ならば方便として認めている。
ただ、嘘をこじらせて真実を見失い、才能を発揮できずにいるアイドルたちを観察し、
{netabare}「アイドルは正しいことをするんじゃない。やりたいことをやるんだ」{/netabare}
などと的確過ぎる指示、助言(名言)を送ることで、背中を押してやる。
アイドルの核心を見事に捉えた、この設定、パターン。
スタッフたちが自分なりのアイドル論を突き詰めないと絶対に出て来ない。
そのアイドル愛に悶えます。


構成はグループの危機を起爆剤に、5人の主要メンバーを約2話ずつ使って掘り下げる。→転機→まとめ。
という典型的なアイドルアニメ。
が、足腰となる設定が強固なため、見知ったド直球な筋書きでも、心にズドン!と来るパワーがあります。
{netabare}TiNgS→TINGSで完全体{/netabare}という仕掛けもベタですがテンション上がりました。
アイドルアニメファンならば、杏夏→理王の{netabare}劣等感→覚醒{/netabare}コンボが決まる6話までにほぼ確実に落ちると思います。
と言うより、アイドルアニメファンなら見なきゃ切腹ですw

そして、本作で1クールアイドルアニメのメンバー数は5人が最適解との確信が一層、深まりました。
各人のアイドル志望のキッカケを“絶対アイドル”螢のワンステージに集約したプロットも、
シナリオ混線防止の観点からも、シンプルで良かったです。
「シャインポスト」の本当の意味でのタイトル回収もプロットの骨格として機能していました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・スタジオKAI

昨年、アニメ版『ウマ娘』2期のウイニングライブでも魅せてくれた同スタジオ。
放送中コロナ禍により延期を挟みながらも
(お陰様で私はギリギリ最終回までに視聴猛追間に合いましたがw)
CGも交えながら躍動感のあるアイドルステージを死守。
作画カロリーも然ることながら、来春、中野サンプラザにて、
これをライブで再現するキャストさんのカロリー消費量も相当なことになりそうです。

ただ、トップアイドルが絶望する才能などの違いについてはやや演出に頼った感。
そこを作画で伝わるレベルになればもっと突き抜けたという欲は残りました。

泣きの心情描写も手慣れたもの。
特に、涙を嘘で隠し損ねる表情。グッと来ます。


【キャラ 4.5点】
杏夏が「お茶目なジョーク大成功です♪」などと滑っていた序盤などは、
正直、このキャラたちで1クール押すのは難しいのでは?との懸念もありました。
が、彼女たちが見せるキャラクターは、本音をグループ、作品内外に覆い隠すための虚飾。
それらが引き剥がされ、虚実が一体化したアイドルたちの真実の輝きが眩しいです。

良作アイドルアニメに良ファンあり。
杏夏推しの古参ファン・トッカさん(CV.金元 寿子さん)。
推しに貢ぐだけでなく、ちゃんと苦言も送れるドルヲタの鑑。
ただ推しの晴れ姿に撃ち抜かれたら気絶するのがw
{netabare}中野サンプラザでも序盤で敢なく失神w
これ、推しが武道館にいってくれたら死ぬんじゃないかと心配になりますw{/netabare}
その他、勝負どころで、ファンたちがTiNgSを広める力になる描写。
ロケ先の色んな職業の方々が新規ファンになって行く流れも熱かったです。

敏腕マネージャー・日生(ひなせ) 直輝とは違った意味で凄腕なのが日生 優希・社長。
発掘した才能のためなら笑って嘘も付ける食えないお方w
若くしてついている杖の理由。詳述待ってます。

【声優 3.5点】
青春国(なばため)春を演じた鈴代 紗弓さんみたいな歌もいける声優さんもいれば、
聖武 理王(りお)役の夏吉 ゆうこさんみたいに当初から声優アイドルとして発掘、育成された方もいれば、
玉城 杏夏(きょうか)役の蟹沢 萌子さんみたいに現役アイドルからの声優初挑戦もある。

キャラの二面性を演じるには経験不足を感じる場面もありました。
が、アイドルグループ内の嘘も飛び交う悲喜こもごもを捉えた本作においては、
心情を理解しているであろうアイドル経験者の声には、時折、技術云々を越えた説得力も感じました。

某エピソードでは歌唱力も求められましたが見事にクリア。
{netabare}CV.夏吉 ゆうこさんの「Yellow Rose」。デパートで耳にしたら私も思わず足を止めると思います。{/netabare}


ただ、マイMVPは、主人公マネージャーを演じた山下 大輝さんの包容力がある落ち着いたイケボかなと。

【音楽 4.0点】
『ラブライブ!』シリーズ等にも楽曲提供してきた高田 暁氏・作曲・編曲のOP主題歌「ワンダー・スターター」を始め、
アイドルアニメソングとしては、変哲もないメロディ。
が、典型的な歌詞世界に隠された、
エピソードを見届けた視聴者だけが知ってるアイドルの本音。
というプレミア感が付加されれば心に染み込んでくる。
これもベタですがアイドルアニメの醍醐味。いとおかし。

楽曲として好きなのがHY:RAIN(ハイレイン)の「GYB!!」
嘘が上手すぎて自縄自縛するアイドルたちの中にあって、
HY:RAINリーダー・黒金 蓮は、突出して嘘が下手。{netabare}変装{/netabare}も下手w
クールなアレンジに乗せて“Get you back!”と直球で連呼する歌詞に、
不器用さが滲み出ていて、何か癒やされます。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

こらまたすげえアニメやってますぜ。

ホントに応援したくなりました。

なに?ティングス?どこでビラ配ってんだ!?
オレもライブ行って応援するぞ!

…とゆー気持ちにマジでなります。

ボク的にはアイドルアニメといえばラブライブなのですが、このシャインポストとゆーハナシにはラブライブやアイマスにはない下駄ばき感があり、才能があって運がない少女たちの努力と葛藤をプロのマネージメントによって少しづつ実らせてゆくとゆープロセスを丁寧に描くことによってただのキャッキャウフフな世界ではないシリアスでセールスドキュメント的なストーリーとなっているところがすごい面白いのであります。

結構前にブラッドピットが主演してたマネーボールとゆう映画ありましたが、ああゆうテイストです。

…とまあボク的にはそおゆうふうに見てるんですが、そーはいってもそこまでマネージメントに特化したハナシなのかといえば実は全然そうではなく、もちろんカワイイアイドルが主役で、歌とダンスと女の子たちの努力と涙と汗の物語がメインなのです。

ハナシのほとんどが少女たちの心の葛藤を描いたものとひたすら続くレッスン、そして観客もまばらなライブで汗水たらしながら懸命に歌って踊る女の子の姿を描いたもので、何話か見てるうちに『この子たちはオレが支える!』みたいな妄想が脳内を激しくめぐるようになってきます。


・・・ヤバいです(滝汗)。


そしてまあ、ハナシもさることながらダンスシーンやライブシーンがものすごい。何がすごいってとにかくすごいのでそれはもう見て下さい。

何話か忘れましたけど、主役の子(はるちゃん)が屋上で一人ダンスの練習するシーンがあったんですが、それはもうそれはもう。


・・・泣いちゃいました。


あとですね歌なんすけどね、これがまたええんすよ。

なんかいろんなバリエーションがあってこれって曲書いてる人曲ごとに違うのかな~。なんて思って恥ずかしながらWikipediaを見てしまったのですがまさにその通りでこれまた贅沢なんですよねぇ。

特にボクはEDのパレットガールズって曲がすごい好きで毎日聞きまくってます。

こおゆうちょっと前のソウルっぽいダンスミュージック(とゆういい方もどうかとは思うけど)をアイドルの曲に使うなんてこれはいいですよ!

オケもストリングスとホーンセクションなんかも入ってて超贅沢。
間奏のトランペットのソロなんかもう涙もんですぜダンナ!

とゆうことでふむふむ。この曲誰が書いてるのかと恥ずかしながらWikipediaを見てみたらやはりなるほどな方でした。


いやー。これ。面白いですよ。

今期、リコリコやらアビスやらラブライブやらオバロやらダンまちやらほかにもいっぱい面白いのがあって豊作のシーズンだからあんまり話題になってないかもですが、ボクはこのシャインポスト必ず見てます。


1話につき2回見てます。
いや2回以上見てます。

ラブライブも面白いですがシャインポストも見逃せないですぜ。

おススメです。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


いやー。最終回よかったですねぇ~。

TINGSのみんなキラッキラしてたなぁ。
ぐすん。

あんまり作画レベルって気にしないほうなのですが、この作品は最後までめちゃくちゃきれいでしたねぇ。

サンプラザで歌った新曲もすごいよかったですねぇ。演じきった後に息が上がってゼーゼーゆって肩を揺らしてるシーンとか。

ね。マジでこの子達応援したくなったでしょうが!ホントにそこにいるみたいなね。

TINGSの歌もダンスも素晴らしかったんですが、どおゆうわけかハイレインの『ゲッチュバッ ゲッゲッ チュバッ』が頭から離れなくて困っております。

武道館で対バン形式でTINGSとハイレインでライブするって話も盛り上がってきてるし、その辺のストーリーで2期もあればいいけどなぁ。

あーでも杖ついてる社長の話を深堀りするのんもいいかもなー。


総集編が2回続いたのにはびっくらこきましたが、総じて面白かったです。
楽しませんていただきました。

お疲れさまでした。
ありがとうでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

71.6 3 デビューでコンサートなアニメランキング3位
BanG Dream!(バンドリ!) 2nd Season(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (222)
829人が棚に入れました
高校2年生になった香澄たちPoppin'Partyは、生徒会や家の手伝い、塾やバイトで大忙し。5人で一緒に居られる時間が少なくなり、拠点である蔵にもなかなか集まれない。そんな彼女たちのもとへ、1人の少女が現れて――。新たな出会い。変わらぬキズナ。Afterglow、Pastel*Palettes、Roselia、ハロー、ハッピーワールド!も登場し、個性豊かなバンドメンバー達がキラキラドキドキなステージを魅せる!「また、みんなでライブしたい」音楽が今、走りだす!

声優・キャラクター
愛美、大塚紗英、西本りみ、大橋彩香、伊藤彩沙、佐倉綾音、前島亜美、相羽あいな、伊藤美来

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

他作品から出遅れた1期目の反省からか、2期目は1/3スタート! 2019年9月公開予定の『BanG Dream! FILM LIVE』は、超楽しみなんですけど!?

== [放送前にレビュー記載、第1話視聴後レビュー、第2話視聴以降の追記あり] ==
この作品にはセールス的にまったく貢献していませんが、実は1期目もそこそこ好きだったので内容に関しては密かに期待しています。

== [第1回視聴後レビュー(2019.1.4)] ==
前作については「一応観てた方が良いけど観てなくても致命的ではない」くらいの感じでしょうか。作画はCGになって、ゲームとの齟齬が減ったかも?

作中世界では「大ガールズバンド時代到来!」らしいです。現実にちょっとブームがあったのは2000年頃(ZONE、Whiteberryなど)ですかね?(← 「大」ではなかったですが(笑)。)

という話は置いといて、ライブシーンは多めでしたね。それと今後のストーリーでメインになりそうなキャラクターたちの現況がわかる初回でした。Glitter Greenは活動してないっぽいです。

ロッカーの頭のオカシさを体現する二大巨頭、戸山香澄(とやま かすみ)と花園たえとそれにいい感じで振り回されてる市ヶ谷有咲(いちがや ありさ)が健在のようなので視聴継続は決定です。

特に花園たえ、学生バンドに居るよな、ああいう誰もいないうちからいつの間にか好き勝手にギター弾き始めているかと思えばみんなで何かやろうっていうときに「バイトだ」とか言って来ない奴(笑)!
== [第1回視聴時レビュー、ここまで] ==

2019.1.11追記:
第2話を視聴しました。主宰ライブの面倒くささとかチケットノルマの話が、リアルっぽくて良かったです。チューニングの音やリハとかの場面も気分が上がります。

アマチュアバンドならではの運営っぽい話が今後も出てくるなら、期待大!

OP/EDともにRoseliaの楽曲でしたが、これはもしかして週毎に変わるんでしょうか?

それと、六花ちゃんが「影の主人公」って感じで良いですね。今後も目立ちそうです。

2018.1.18追記:
第3話を視聴終了。

練習場所である倉で、雑談中もツインギターがギターを持ったままとか、会話の最中にいきなり香澄がギターを鳴らしたりとか、おたえのギターリフから唐突に演奏に入ったりとか、ロッカーの生態としてムダにリアルで2nd Seasonはサイコーです。

そして、六花がんばれ(笑)!

余談: ノベライズ版のあとがきによると、香澄が星(STAR)を見つける話だというtweatをした方がいらっしゃるそうです。

S: 沙綾
T: たえ
A: 有咲
R: りみ

2019.1.25追記:
第4話を視聴終了。せっかくAパートはそこそこ良い感じで進んでいたのに、ライブパートがアカンかった…。

(勝手に私が思い込んでいるだけかもしれないけど)この2nd Seasonはもうちょっと地に足が着いた感じで進んで欲しいです。いくらこころんでハロハピであっても「お金さえかければ出来る!」と信じるに足るパフォーマンスを見せて欲しいです。

「足からジェット噴射して飛行」はやりすぎなんです。そういうのはやるにしても『ガルパ☆ピコ』でやってください…。

2019.2.8追記:
第5話はPastel*Palette回。アイドルが事務所の都合でバンドを組まされ、最初はロクに演奏できずに当て振りとか、アイドルバンドあるある過ぎる…。

デビュー時のトラウマを乗り越え、自力で演奏するパスパレの皆さんでした。

第6話はAfterglow回。Afterglowの、とてもアマチュアバンドらしい結成秘話が披露されました。

しかし個人的には一番グッときたのは蔵でのポピパの、パンを選ぶときの「せ~の!」からの流れ。おたえのギターからの「パンを買うなら~ やまぶきベーカリー♪」は最高でした。こういう「遊び」のシーンが入るだけでリアルっぽさがグッと増すのです!

2019.3.1追記:
第7話、第8話の溜め回からの激動の第9話を視聴終了。起承転結でいえば「転」、それも大暗転…(笑)。とはいえアバン、Aパートは穏やかなもの。文化祭回でした。そして内容にふさわしくEDはいつものポピパ「Jumpin'」ではなくRoseliaの曲だったのでした。

そんな激動回ですが、演奏はありませんでしたがメンバーが女子大生となった先輩バンドGlitter*Green(中の人はミルキィホームズ)の面々がほっこりと登場。ステージ衣装でなく学校の制服で演奏するRoseliaとかいうレアなシーンもあったのでした。

その他、単純にシーンとしての見どころとして六花のギター・ソロが冴えわたって、めっちゃカッコよかったです!(そのあとでポンコツになってましたが…。)

2019.3.22追記:
第12話まで視聴終了。ポピパ主催ライブの準備で大忙し。参加する各バンドのセットリストに個性があふれ出ています。ハロハピのそれは、いったい…。今後「他バンドからのスカウト」っていうのはネタ化するのでしょうか?

ポピパの新曲「Returns」はとても良い曲ですね。ポピパさん、カッコいいです!(六花並感)

最終回の第13話はポピパ主催ライブで、大ライブ映像回でしょうか。楽しみですね!

2019.4.1追記:
3/18深夜の放送当日に最終回まで観終わっていたのですが、レビュー更新がすっかり遅れてしまいました。

あの最終回のライブ状況で、PA卓についてオペしてた六花ちゃんはヤバ過ぎる…。この人はギター演奏といい、超高校生級(笑)!

新曲「Dreamers, Go!」も名曲でした。CDでは「Returns」のカップリング曲なんですね。そして主題歌をサブタイトルにしたあたりはEDで見事に回収。

Raise A Suilenがリアルでのライブメンバーになるのは3rd season(2020年1月放送予定)までおあずけみたいです。

そして9月予定の劇場版『BanG Dream! FILM LIVE』って何ですか、超楽しみなんですけど!?

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ゲームファンとアニメファンの二兎を追う

1期視聴済 そして相変わらずゲームはしてない


2018年始特番で1期の一挙放送と武道館Liveなどのコンテンツを合わせて鑑賞したのが始まり。
アニメは周囲が言うくらいこき下ろすほどでは無かったと思ってますし、声のお仕事しながら楽器もこなす声優さん達に感銘を受けてもいました。

“そこそこのアニメ”&“頑張れ声優さん”

私のバンドリへの評価はこの2つの要素で出来てます。そしてこれはおそらくレアケース。ゲームの要素が抜けてるのです。
ゲームはスマホ音ゲーのお化けコンテンツで、むしろこっちからのユーザーが流れてくるほうが多かろうもん。1期で匙投げた方が多かろうアニメのみメンバーズは絶滅危惧種じゃなかろうかと邪推してます。

この前フリで何が言いたいかというと、、、


「ゲームユーザー向けの作品にがらっとリニューアルしちゃって戸惑ってます」


■戸惑い1 いつの間にか綺麗になって・・・
この2年(1期の放送からの意)ですっかり綺麗になっての再会。めっちゃCGです。ポピパの誰かは髪の色でやっと判別できました。それと第1話で5人集めての尺を取ってくれたのでなんとか。
演奏シーンで止め絵がないのはCGさまのおかげと思えば、慣れればOKということなんでしょう。


■戸惑い2 人多すぎ
ゲームオリジナルキャラを投入!って知らんがな。ざっと5ピースバンド×4組なので一挙女子20名追加です。Roseliaは1期にも登場してますが覚えてません。とはいえ総勢25名の顔と髪型と髪の色と制服の組み合わせで判別可能ではありました。さすがゲーム原作なのかスタッフ頑張ってたと思います。
なお4組とは以下、しっかり第1話で全員集合してたりします。

 『Roselia』 (ロゼリア)
 『Pastel*Palettes』 (パスパレ)
 『ハロー、ハッピーワールド!』 (ハロハピ)
 『Afterglow』 (アフターグロウ)

{netabare}さらに1組『RAISE A SUILEN』。試験勉強並に覚えることが多いのです。{/netabare}


■戸惑い3 曲多すぎ
1話1曲+one more 次から次へと右から左へ。思い入れがないのでほぼスルーです。


軽い疎外感はありますね。ゲームユーザー向けコンテンツになれ果てたのか?と。
結局のところ序盤の構成は「ゲームユーザー向けのコンテンツ」の体裁を取りながら「アニメ作品」としての二兎を追っていて、バランスは悪くなかったと思います。

1兎.バンドと曲紹介
2兎.ポピパを軸にしながらの筋を通したストーリーライン

ざっくりAパート日常描写。Bパート後半に演奏シーンで新規4組を取り上げてました。
{netabare}2話ロゼリア回。ポピパと双璧のロゼリアをまずもってきたのは正解です。
4話ハロハピ回。ファンタジーですね。↑↑↓↓←→←→BAとは粋なことをしてくれます。
5話パスパレ回。雨降って地固まる。三軒茶屋駅と生田スタジオの再現性がハンパないです。リアルの三茶はミュージシャン多い。
6話アフロ回。夕日と青春との相性の良さよ。そしてこちらも雨降って地固まる。{/netabare}

バンド紹介と並行してるのは、{netabare}“目指せ!ポピパの単独ライブ開催”、と{/netabare}ポピパを軸にしながらのストーリーラインでそこは崩しません。
そして折り返しの後半戦、{netabare}第7話から{/netabare}アニメらしく物語が動き出します。やっとだよ。。。



と、ボヤキはここまで。ここからV字回復。本格的に二兎めを追いだしてからがすこぶる良かったのです。軽く1期を凌駕する出来でした。
これならゲーム組もアニメ組も双方幸せになれるひとときを過ごせたのではないかと思うほど。


想像するにアイドルもの(バンドだけど・・・)の定番。後半トラブル発生→解決→大団円の流儀を守るなどお作法順守という安心感と、トラブル内容の濃さとが両立してたんじゃないでしょうか。

{netabare}1期は紗彩の加入騒動と香澄の声が出ない騒動。そこそこエモい仕上がりでした。
2期のトラブルと比較すると、1期より関係者の数の多さ、規模が拡大しているのがわかります。いわゆるステークホルダーが多い状態。収拾するにも関係各先の調整なり思惑が複雑に交差し、1バンド内のゴタゴタとは桁違いのレベルで重さが変わってきます。
第9話以降の{/netabare}後半はそこそこエモいではなく“エモい”でした。

{netabare}10話11話OPはRoselia『BRAVE JEWEL』。唐突な感じがしますし、これだけ作中の楽曲が多いと流して聴いても不思議ではありません。

『自分を責めないで 抱きしめなさい
 弱さを知る者は 強さを宿す
 貴方は手にしてるから』

傷つき折れそうな心を奮い立たせるような歌詞。おたえとその先のポピパへのエールとしか思えません。またこれが友希那んとこのバンドというのがエモい。ユキナは曲と背中で語るのです。{netabare}ついでに文化祭で猫カフェをしたがるおちゃめな娘さんです。{/netabare}{/netabare}

いろんな人の思惑が交差します。そして誰も悪くない。引っ掻き回し役の“ルー大柴”風JKプロデューサーもしかりです。こんな時に試されるのがバンドの結束力ですね。展開はわかっちゃいるけど、掌の上で踊りたくなるのです。

※ほんとにネタバレ
{netabare}11話が秀逸。揺れに揺れてるポピパメンバーの中で香澄が壁を越えておたえの懐に飛び込みます。さすがきらきら星メンタル保持の主人公です。
「ポピパはポピパだよ。おたえはポピパ。ギター弾こう!おたえ」→そして『STAR BEAT!~ホシノコドウ~』へ。はぁ~1期観ていて良かった。

そしてポピパはやっぱりポピパ。
おたえ「私ポピパが好き」
ありさ「いつか武道館とか行くのも悪くねェなと」
さあや「おたえ、行かないで」
りみ「おたえちゃんがポピパ大好きなこと知ってるもん」「ポピパでいてくれてありがと」{/netabare}

そして名曲が生まれました。続きは本編で。


楽曲に支えられ、仲間に支えられ、「あー音楽っていいな」と思える良作でした。



■■アニソン雑感

巷で神曲と言われようが作品を視聴してないとそうは感じられない私です。
経験上、楽曲単体でハマることは稀有で、未視聴作品のCVさんが担当する曲に限ってはハマったのは後にも先にも『回レ!雪月花』のみ。それもネタの性格が強い。
一言で言えばタイアップ。
作中繰り返し流れる。キャラの心情が投影されてる。作品世界を表わしている。

巷で流行っている曲よりもアニソンのほうを覚えているくらいになった現在でも変わりません。
本作バンドリ2期の前半で大量投入された曲は一過性でピクリとも食指は動かず、作品世界とリンクした後半の「Returns」「BRAVE JEWEL」「キズナミュージック♪」には心が震えます。
本作で作品とのリンク有無が大事なのだと再認識しました。みんなそうなのかな?

好きなもん聴けばいーじゃん、という話ですが、「これ良い曲だよ」がなかなか非ヲタ一般人の方には通じません。映像(物語)と音楽がリンクしてこその良曲。私にとってのアニソンです。



視聴時期:2019年1月~3月 リアタイ視聴

-----

2019.04.01 初稿
2019.09.20 追記
2020.10.19 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 34

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

キズナミュージック

1話視聴
一期から比べたらキャラデザまてCGに変わって明らかに違和感が…
今期からけっこうCGアニメ増えた印象ですが、バンドリ2期はその中でも出来は悪い印象。

他のCGアニメ作品も人物動きがカクカクするけど、ゴム製品人形劇。
ん~バンドリ2期の人物動きは、木製人形劇…カクカク感が一番酷いかも。

ブシロードさんバンドリのソーシャルゲーム売上凄かったはずですよね、何十億?何百億?
今期でも資金力ならNo.1のはず、アニメに還元する気は無しですか。

1話目から演奏シーンが増えた姿勢は評価出来るのでもう少し視聴。


10話まで視聴
ごめんなさい~1話であれだけネガティブレビューでしたが…
全然いいです

話がテンポ良く見易い、ライヴシーンを増やして熱いですね。
ロゼリア&RASともすればキャラかぶりがちなのに存在感が良いです、カッコいい。


視聴完了
ストーリー性やフルCGにそんなにこだわらず音楽ガッツリ聞きたい人にはお勧めでした。
私もライブシーン増えたので楽しめました♪

フルCGに代えた事は結果的には成功だったのでは。

まだまだ表情なさやカクカクした動きとかCGには改善の余地あるけど、これからの技術革新で低予算でも複雑な動きのアニメも増えてくるのかも。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26

71.5 4 デビューでコンサートなアニメランキング4位
アイドルマスター シンデレラガールズ(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1010)
4819人が棚に入れました
歴史ある芸能プロダクション「346プロダクション」には数多くのアイドルが在籍している。
そこで新たにスタートする「CINDERELLA PROJECT(シンデレラ プロジェクト)」!
普通の毎日を送っていた女の子。
アイドルの卵に選ばれた彼女達が、初めて見る世界で紡ぐシンデレラストーリー。
みんなと一緒にお城へと続く階段を登っていく事が出来るのか。

今、魔法がかかり始める――


声優・キャラクター
大橋彩香、福原綾香、原紗友里、黒沢ともよ、上坂すみれ、大空直美、内田真礼、山本希望、青木瑠璃子、洲崎綾、五十嵐裕美、高森奈津美、大坪由佳、松嵜麗、武内駿輔

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

せいいっぱい輝く、輝く星になれ ~ 【分割2クール決定】

アイマスって萌え萌えのチャラい女の子が歌って踊りまくる内容スカスカのアニメって思ってる人いるでしょ。

パンパカパーン。
はい、大間違いです!

決して一過性ではない、心に染み入るような感動を、確りと私たちに与えてくれる名作、それがアイマスです!(断言)

この新シリーズは、あの無印アイマス(2011-12年にTV放送され、去年劇場版も公開された作品)から潔く離れて、新人アイドル候補生たちの成長を、全く一から紡いでいく物語となるようです。

無印アイマスほどの感動は、きっと無理だと思いますが、それでも・・・期待してしまう!

さあ、楽しませて貰いましょう!!!!!

=======================================

【各話タイトル&評価】

シンデレラガールズだけに、各話タイトルが、シンデレラ姫に関係あるものになっているようです。
(※但しネイティヴ・チェックが入ってないみたい・・・)

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に疑問を感じた失敗回
?は内容が微妙で現時点で評価保留の回

第1話(1/9放送) Who is in the pumpkin carriage?(かぼちゃの馬車に乗ってるのは誰?) ★
第2話(1/16放送) I never seen such a beautiful castle.(こんな美しいお城は見たことがありません)☆
  ※そこは I've never seen...だろ、という突っ込みは無しで(笑)
第3話(1/23放送) A ball is resplendent, enjoyable, and...(舞踏会は眩(まばゆ)くて、楽しくて、そして・・・) ★
第4話(1/30放送) Everyday life, really full of joy!(毎日の生活が、本当にホントに楽しくて) ☆
第5話(2/6放送) I don't want to become a wallflower.(わたし、壁の花になりたくない) ★
  ※ここはコロケーションから見て普通は be なのですが、意味は分るから深く突っ込まないでね(笑) 
第6話(2/13放送) Finally, our day has come!(待ちに待った日が来た!) ☆
第7話(2/20放送) I wonder where I find the light I shine...(私の灯(とも)す明かりはどこにあるのかしら・・・)★★
   ※多分、where I could find...と婉曲表現にしたほうが良いし shine の語法が変(「私を照らす光」にしたいのなら the light which shines me にすべきでは?)
第7.5話(2/27放送) Special Program(第1-7話の総集編)-
第8話(3/6放送) I want you to know my hidden heart.(貴方に分かって欲しい、我が秘めし想いを) ☆
第9話(3/13放送) ”Sweet” is a magical word to make you happy!("お菓子"は貴方を幸せにする魔法の言葉ね)☆
  ※「お菓子」の意味で使うなら"Sweets"なんだけどね(笑)
第10話(3/20放送) Our world is full of joy!(私たちの世界は愉しいことが一杯です) ★
第11話(3/27放送) Can you hear my voice from the heart?(私の心の声が聞こえますか?) ☆
第12話(4/3放送) The magic needed for a flower to bloom.(魔法には咲き頃を待つ一輪の花が必要でした) ★
第13話(4/10放送) It's about time to become Cinderella girls!(さあシンデレラ・ガールになる頃合いですよ!) ★

   ※制作スケジュールきつくなって早くも総集編を入れたようですが、これで8話以降の作画が安定すると考えれば逆に良かったかも。デレマスは多分全25話でシナリオ構成しているのだと思うけど、制作が苦しくなったら無理せずに2-3回でも総集編入れちゃって足らなくなった分はネット配信でも後日放送でも良いと思う。それでガルパンみたいに内容が安定するならばむしろ歓迎です。

   ※3/14公式サイトから分割2クールの告知。第1期は第13話(4/10放送)までとし、第2期は7月からの放送となるそうです。制作スケジュール・制作人員の管理に失敗したみたいですが、大事な作品が目に見えて破綻する前に早めに手を打った感じなので、むしろ安心しました。制作スタッフのここからの頑張りに期待したいです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 52

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

女の子は誰でも素敵なシンデレラ

※主観的なぼやきなので人の価値観に訴えてるわけではありません。

シンデレラガールズ。女の子は誰でもシンデレラになれることを魅せてくれる作品。タイトルをそのまんま、そう感じさせてくれるのは難しいことかもしれない。

少し前のアニメから薄々感じていたのですが、冴えカノで推してきた、普通の女の子が逆に新鮮に見える構図というか、萌えと、かわいいがごっちゃになっていると言うか、そんなモヤモヤしたものを抱いておりました。

いわゆる記号的という言葉は、それこそ手塚治虫の時代からあって、彼の場合は線を極力少ない描写の中で、いかにアニメを作るかなんていう、作画による記号と言っていたり、キャラクターが死ぬという描写も、「死ぬ」という記号によるキャラ装飾の表現として使っていた。私は記号的キャラやその言葉自体を否定するつもりはないですが、かなり広義的な意味に変わり、広く使われるようになった感を抱いています。

萌えにしてもツンがデレるからキュンとくるわけで、ガハラさんの蕩れなんかも、見蕩れるという言葉からだと思うので、ちょっと違うんじゃないかなwと思ったり。まぁ存知のことだと思いますが、ちょっとぼやきたくなってしまいましたw


そこで本作は1話の時点で「キャラ付けどうする?」とか、Pが採用基準は「笑顔」と皆に言っていて、総勢何人だよって位キャラクターが多い中、記号的キャラが少ないです。一人邪気眼がいますがw、それでも彼女達はそれぞれ魅力的に映るし、個性や動きセリフなんかで、記号的じゃなくても充分だなっと感じました。そこは本作の力が入っていたからなんだろうけども、どんな女の子もシンデレラになれる。そこを感じさせてもらいました。続きは7月とのことなので本領発揮はこれからですかね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 47
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

I think getting to work will mean admitting I am a loser (๑´Д`)ノ

原作ソーシャルゲーム 原作未プレイ 全13話(前半)
アイドルマスターシンデレラガールズ = 通称「デレマス」 (以下デレマス)

分割2クール形式で、’15年1月~前半【1stシーズン】 そして来る!!
7月~後半【2ndシーズン】が放送の『THE IDOLM@STER』シリーズ最新作!!


大手の芸能プロダクションである346(みしろ)プロダクションのアイドルプロジェクト
「CINDERELLA PROJECT」にスカウトされた女のコたちの成長と活動の記録を
プロデューサーさんと一緒に、悩み奮闘し輝く様を描いた
ガールズサクセス青春アイドルストーリー♡

「一生懸命に夢の階段を駆け昇る、彼女たちは…
いつかキラキラと輝くシンデレラに…なれるのかな…?…かなぁ|д・)?」


まずはじめに、本作放送開始当時、私は俗にいう「アニマス」もとい、
「無印アイドルマスター」は視聴していなかったので…やっぱり…
先に「」アニマス」観てから~視聴した方が…いいのかなぁ~
とりあえずぅ~「デレマス」は~撮りためておくかなッ((*ノд`*)σ[HD]ピッ♪

と思っておりましたが…とあるあにこれユーザーの方に、
「無印アイマス」と全然お話し関係ないから「デレマス」から観ても
なんら問題ないよヾ(・ω・`) 凛ちゃん可愛いし!! との鞭撻を頂き、|д・)
そんならあたしゃも気にせず観ちゃいましょうか!!と見始めたのが…
これまた功を奏し、この度私の大好きな『杏ちゃん』♡と出会うことができました♪

もちろん「アニマス」から見ていたらもっと違った発見もあったのかもしれませんが
何よりこの数ヶ月を『杏ちゃん』を追いかけ、
『杏ちゃん』一色で過ごせた私は大変幸せな気分を味わうことができました♪

やっぱり、あにこれにて皆さまにお絡み頂くことは大変嬉しく、そして時に
その人の新たな出会いという名の、”アニメ人生”までをも変えてしまう…
とても素晴らしい、繋がり、あらためて喜びを感じる今日この頃…


ん|д・) 余計な前置きはいぃから…はやく『杏ちゃん』を出せ!!! とな…|ºдº)??

ご安心ください(*゚∀゚)*
そんなに慌てたところで、『杏ちゃん』は走って逃げたりわしませんよッツ(*>ω<)b
                                                                      ε“ε”ε“ヾ(๑´Д`)ノ

だって私、本レビューを書く時はぜがひでも、『杏ちゃん』と一緒に♡と心に誓ってきましたの♪


そう何を隠そう私、ダメもとで…この休みのクールの期間を活用し
ぜひ!! 『杏ちゃん』の本レビューへの出演を!!と
プロデューサーさんにはかねてより打診をしてきました…

その結果!!!! …私の熱意が伝わり、なんとかプロデューサーさんから”OK”のサインを
頂くことに成功いたしましたヽ(*´∀`)ノ

はい(。_。(゚д゚( 皆さまありがとうございます!!!

それでわもったいぶらず、早速『杏ちゃん』に登場してもらいましょう!!!

はいッ!!どうぞ-!! 『双葉杏』ちゃんでぇ~す(∩´。>∀<)⊃



…………………



…………………



ん|ω・)!???



…………………



あれ(・ω・≡・ω・)いなくない… !!?


『杏ちゃん』どこぉ~(・ω・。)キョロキョロ(。・ω・)????

はぁ~(;´Д`) 困ったな… もぅコレだからウチのマネージャーは…何をやってるんだか…
あれだけあらかじめ、間に合うようにって、打ち合わせしておいたのに…(*´・ω・`)


あ!! そっか! そーだネ!! ほらぁ~アレだよぉ(o´艸`)

飴ちゃん♪!!  飴ちゃんばらまいちゃうんだからぁ~!!


とうッ!!  .*・゚.*飴・゚.*・゚✩.*飴・゚.*・ヽ(*´∀`)ノ.*・゚.*飴・゚.*・゚✩飴♫


杏๑ノ´д`)ノ-<あめだぁぁ~~~♡!♡!♡!!!

はいッ!! 『杏ちゃん』いましたね~(*゚∀゚)* もぉ~そんなとこに隠れてたなんて|彡゜…w

あッ!! ひょっとしたら杏ちゃんについてあまり詳しくない方もいらっしゃる
かもしれませんので参考までにここにプロフィールをご紹介させて頂きますね✩


『双葉 杏』 CV:五十嵐裕美 ※ ↖のサムネのコ
年齢:17歳 / 誕生日:9月2日 / 星座:花も恥じらう乙女座
血液型:B型 / 身長:139cm / 体重:30kg
B-W-H: ?-?-? / 利き手:右 / 出身地:北海道 / 趣味:なし

「仕事なんてやってられるかぁ~」 「働いたら…負け」

とにかくゴロゴロ寝たり、だらだらするのが好きな脱力系アイドルで、
いつもうさぎのぬいぐるみを持っている。
「アイドルとして成功すれば印税で暮らせる」と考えアイドルの世界に。
不労所得の為なら、労力は割と惜しまない。 (公式サイトより引用)


うん!! 杏ちゃんすばらしッ(*゚∀゚)* それではご紹介が終わったところで
さっそく、本作の感想を『杏ちゃん』との対談形式を用いて
来る2ndシーズ視聴を前に今一度プレイバック♪していきましょう!!!


杏๑´д`)-<{netabare} い、いやだっ!! 杏は働かないぞっ!!{/netabare}


まず始まってすぐ、たくさんのキャラが総出でなんと全部で14人!?
さすがにこ、これには私、てんやわんやで
キャラみんな覚えられるのかな…かなぁ??と心配しておりましたが…

1人”強烈”なインパクトのあるコがいると周りの視界がふぁ~と広がり
1人1人のキャラへ自然と目配りができ、そのコの持つ個性や魅力に
あらためて気づくことができるものですネ~♪

その一際”強烈”なインパクトなるコこそが他ならぬ『杏ちゃん』なのですよ~(・∀・*y)


杏๑´∀`)-< {netabare} あんずはいつでもフリーダムなのだ! ~ハッハッハッ~
だから後は二人に任せて帰るね๑´∀`)ヾ(・ω・`)ナンデヤネン!! {/netabare}



そして、本作では”プロ”のアイドルとしての活動ストーリーが色濃く描かれていて
売れなきゃやっていけない…人気アイドルを目指す”ガチ”な彼女たちの本気の姿勢が
まじまじと、コチラに伝わってきて、中々に手に汗握る展開となります!!!


杏๑´∀`)-<{netabare} あんずぅ~週休8日を希望しまぁ~す♪{/netabare}



今プロジェクトの見所は、個性豊かな、キャラの面々が
どのような形、ユニットとしてアイドルデビューすることになるのか…
はたまた…自分のお気に入りのコがいつデビューの日(当番回)を迎えるのか…
かたずを飲んで見守るカタチになりますネ♪


杏๑´д`)-<{netabare} あ~みんなやりたそうだし~今回~杏はゆずるよ~{/netabare}


そんな訳で私は『杏ちゃん』の当番回だけもう10周以上見てしまいましたが(/ω\*)w

あ!! 私、散々『杏ちゃん』言ってますが、他13人のキャラたちもみな選りどりみどりで
はじめの方、LIVEシーンにて主たる3人が飛び出すシーンはまず胸熱で良いです!!
                           ↑↑飛び出すシーンは何かと熱い!!w

私的には『杏ちゃん』の他にも
『アナスタシア』、『蘭らん』、『みくにゃん』、『ちえりちゃん』、『きらりん✩』なども
オススメしているのですよ…実は(o´艸`)


杏๑´д`)-< {netabare} あー飴なめたい、お家帰りたい。続けるの?コレ。はぁ…だいたいこんなことしても…{/netabare}


あーヽ(;゚д゚)ノ 私の『杏ちゃん』が…
ここは戦略的杏ちゃんフォローをすかさず入れておかねば|д・)
名づけて! ”すべてにおいて『杏ちゃん』はセンターだった♡”大作戦!!

はい今作のOP曲!! Star!! がとッてもいい曲で、何を隠そう、コチラの
OP映像でセンターをつとめてるのが我らがアイドル
『杏ちゃん』であります(*`・ω♡)ゞ

「小さな一歩だけど~君がいるから~ヽ(´∀`✿)ゝ✧♪」のところが

もう!! ♡゚+o。ズ゙キュ―(*゚д゚*)―ン。O+゚♡ でありますぞ(/ω\*)
いやぁ、このまま、2ndシーズンも『杏ちゃん』センターでお願いしますよ!!
プロデューサーさん(^人^)


杏๑´д`)-<{netabare} なんでもいいけど飴なめたい! あんずぅ~アイドル印税生活狙ってます(ドヤッ★){/netabare}


と、まぁ色々と好き勝手述べてきましたが、最終回…
やはり私は、泣いてしまいましたよ。゚(゚´Д`゚)゚。

色んなトラブルや問題を乗り越えて…今やれる精一杯をみんなが一生懸命にやりきる―

杏๑´д`)-<{netabare} 「それでいいんじゃん?? 杏なんてやれることややるだけで精一杯だよ」 {/netabare}

↑この一言に全てが集約されていました✩ みんなが緊張や不安を隠せない
この状況で…みんなを和ませる『杏ちゃん』は全てにおいてハイスペックで魅力的でした♡

2ndシーズンの更なる盛り上がりとみんなの活躍を期待を大にして待ちたいと思いますヽ(*´∀`)ノ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 44

61.9 5 デビューでコンサートなアニメランキング5位
永久少年 Eternal Boys(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (20)
78人が棚に入れました
「俺の人生、どこで間違ったんだ……」 長年勤めた会社が倒産、再就職も上手くいかず失業保険が切れたら完全に終わり…! 人生崖っぷちのおっさん真田健太郎は、満福芸能プロダクションが再起をかけて立ち上げた”おっさんアイドルプロジェクト”「永久少年」記者発表会のステージに立っていた。 元中学教師の教師、元サッカー選手の浅井、元人気子役の今川、満プロのマネージャー山中、元No.1ホストの柿崎。 かくして始まった訳アリおっさんたちの合宿生活はトラブルの連続。 それでも「永久少年」としての成功を夢見て奮闘する6人の姿は、徐々に人々の心を掴んでいき……? おっさんアイドルが、その夢を叶える日はやってくるのかー!?
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

おじさんだってやれる!を証明してみませんか?

【視聴終了後感想】
視聴終了、最後まで変な展開もなく妙に現実的で安定してました
アイドルアニメって言うよりも、ヒューマンドラマとして見たい作品

アイドルアニメなのにキラキラした憧れの芸能界ってイメージはほとんどなくて、現実はキビシーって感じ
だけど、厳しい現実にめげずに立ち向かうおじさん達が輝いていて、アイドルアニメって感じはしないけど、普通にいい話でした

アイドルって言ってもやっぱりおじさんなので、アイドルらしからぬだらしなさとか、年齢相応のおじさんくささがあって全然華やかさがないのが欠点で、特別推したいってわけじゃないけど見て損はないですよ



【以下、11話までの感想】
{netabare} 作画は良くないけど声優がとても豪華!
歌もいい感じ、ライブシーンの踊りがちゃんとしすぎてて普段の冴えない感じどこいった?って思うけど、ステージに立つとちゃんとスイッチはいるのいい!
まだカッコいいー!!ってのはまったくないけど普通にいい話、ご都合主義すぎないシナリオが好み

おもしろいですよ!

ホントに冴えないけど「冴えない」っていうネガティブ要素が最初からあって現実の厳しさがあるぶん余計な対立とか意味のないシリアスとかがなくて余計なことしないからシナリオもブレずに地道にコツコツ積み上げていく感じで無理やり感がなく見やすい

【シナリオ】
最初はもっとギクシャクしてもめてばかりのバラバラなユニット想像してたけど思ったよりもみんないい人で、でこぼこで足並みそろってないけどみんなで頑張っていこうって感じが出ていて雰囲気が良い、ここは「大人の落ち着き」が感じられて好き

全然別の業界で生きてきた永久少年たちは体力も考え方も違ってスタート地点も気持ちもバラバラ、真田さんはマジメだけどアイドルなんてどうせ無理って気持ちが根底にあって、それがちゃんと彼の挫折ポイントとして描かれていたのもリアルな感じで良かった、現実にアイドルに興味なかったアラフォーの人がいきなりアイドルやれって言われても、「よしやるぞ!!」ってなるわけないですからねー

【キャラクター】
現実でもアラフォーのアイドルっているけど、アラフォーには見えないしおじさんにも見えない年齢を感じさせないイケメンばっかりで、このアニメと違ってオシャレでキラキラしているんですよね
体力のある元Jリーガーの人は若々しさがあるし、元ホストはオシャレで芸能人感があっていいけど、他の冴えないアラフォーの皆さんは本当に冴えなくてアイドルとか無茶でしょ感があっていい感じの設定!
リアル純烈?!

【作画】
作画はあまり良くないけどストラブやジェントルメンは永久少年と見た目でも差があってちゃんとキラキラして芸能人感が出てるのが良かった
冴えない感じを出すためにわざとクオリティ落としてるのかな?

真田さんは背筋がピンとしていて姿勢もこじんまりしていて声も小さくて、マジメさと冴えない感じがよく出てる
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

ミュラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

中年アイドルって今やめずらしくないかも

何歳になっても夢を追っていいんだ。
ということで、中年のおっさんを集めてアイドルグループ作って
活動しようというアニメ。

通常の半分の尺。毎回15分という中途半端さは何なんだろう。
これで次のクールも続くのだから、良く分からない。

当初は中年で仕事を失った厳しさや辛さが描かれていたようだが、
メンバーの掘り下げが進むうち、話があっちこっち飛んでいる気がする。
時系列がバラバラなので、分かりずらい。
11話のエピソードはもう少し早めに出すべきだったのでは?

今や40歳、50歳でも現役で活動しているアイドルが多くいる中では、
新鮮さを感じられないアニメ。
かと言って、他のアイドルアニメのようなカタルシスを感じるような場面もなく。
難しいとは思うけど、このままだと面白味がないなあ。
中年のおっさんならではの設定を生かせないものかと思ってしまう。
とても若いグループとか登場させて切磋琢磨しても面白いんじゃないかと
思いますけどね。

3/29
全24話終わりましたが、後半の内容の薄さはどうだろう。
最終回だけで良かったのでは?
あまり追加で記載することは無かった感じです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

精神年齢まで永久少年なのは勘弁して欲しかった

{netabare}
アラフォーぐらいのおっさんアイドルものという誰得企画アニメ。
当然と言えば当然だけど、腐女子が食いついてる気配は全くなかった。

クールドジ男子と同じく、15分x2クールの構成。
クールドジ男子の方はこの構成が良い方向に働いていたと思うけど、この作品の場合はそこが欠点になっていたように思う。
何せこの作品はストーリーものなのだから、キャラの掘り下げやストーリーを15分で終わらせるとなるとどうしても話が薄くなってしまう。
話の印象がどれも薄すぎて、週を跨いだ後には前回何をやっていたか忘れていたレベルだし、これと言って印象に残った回もない。

おっさんアイドルという特殊な設定の割には普通のアイドル物と同じようなストーリーをなぞっていただけでこれと言った面白みがなかった。
おっさんがアイドルとなるとアプローチの仕方も変わってくるだろうに...。
まあ、現実世界での例がないので具体的には分からないけれど。
周囲からの目や、家族の話などいくらでも話の作りようはあっただろうに。
登場キャラが20代だったとしても問題なく話が成り立ってしまうのはどうなのか。
それにノリが...。おっさんが中高生みたいなノリでワチャワチャ燥いでるのは違和感しかなかった。
会社にアポなしで直談判とか、しょうもない喧嘩とかほんとに社会人なのか疑いたくなるw

キャラの個別回はそれなりに良い回もあった記憶だけはある。
ただ、メインのストーリーはあまり面白くない。
曲も全体的に微妙。

私的評価:41点
私的ベスト回:2話

↓1話毎メモ
{/netabare}
1話 ☆7
おでんが大好きでw あっ...。これは気まずい。
これトラウマよみがえってる人いそう。同情を誘っていくスタイル。
金ないのに居酒屋行くな。絶対上手くいかなそうな企画草。

2話 ☆8
15分アニメはOPかEDどちらかだけにしろよ。頭セレプロかよ。
1480回再生。
誰もやってないことへの挑戦というか固定観念を突き破るというか、このアニメテーマ性がいいから結構好き。
確かに、このプロジェクトに1番あってるとも言える、ただのおっさんの主人公。

3話 ☆7
謎挿入曲、他人頼み。アイドルユニット増やすなよ。すとぷりか?
辞めるのはっやww ゴミやろこいつ。これだから職無いんだよw

4話 ☆6
こんな一瞬で自分でやろうと決めたこと辞めるやつが何か出来るわけないな。これはクールドジ男子。店で踊るなw

5話 ☆5
この子供はなんだっけ…? 墓参り

6話 ☆8
ヤクザものかな。じゃあなおっさんw

7話 ☆5
今更だけど3,40代アイドルものアニメってファン付くのかな。
美少女アイドルものでこんな感じのあっても絶対好きにはなれんわ。

8話 ☆5
日常生活を定点カメラで配信しよう。
アイドルじゃなくてYouTuberじゃねーか。
おっさんが高校生みたいな喧嘩すんなよ。心まで永久少年じゃん。
喧嘩で視聴者増えてて草バカにしに来ただろこれ。

9話 ☆6
誰の話だこれは。石田くんの過去回か。先生なのね。
40でアイドル目指すってどうにかしてるよなw

10話 ☆5
指示厨。Gentlemenは主人公側じゃないんだったw
エターナルボーイズのライブなのに全然盛り上がらなくて草。
ジェントルマンを話の主軸に置くな。
ジェントルマン好きだけで話終わるな。

13話 ☆5
唐突なプロデューサー志望。ノリが中高生なのどうにかしろ。

14話 ☆6
誰だよこいつ。おっさんこんなことして恥ずかしくないの?
急に外人入れるとか絶対荒れそう。ED映像かっこいい。

15話 ☆6
おばあちゃんファンw 迷走しまくってて草。
Twitterに回ってくる怪しい求人に応募するやついるんだw

16話 ☆5
おっさんの裸見たくない。海でおっさんがしょうもないことすんな。

17話 ☆6
ブルーロックに参加しよう。アイドル落ちとか馬鹿にされそうw

18話 ☆7
パパ活の意味自分も同じ勘違いしてた…。訂正できなそう。
ネットの奴らなら直ぐに息子と特定しそう。

19話 ☆6
まあ誤解でもそうなるわな。非常識すぎるだろこいつ社会人か?
アポなしかよw こいつが社長オチ? 子供の前でパパ活言うな。
私服の社長。見知らぬ人相手にじじい呼びしたやつが。

20話 ☆4
レンくんってこの作品上で浮いてる存在だよね。
主人公のぬいぐるみ握るの紛らわしいわ。
しょうもないことでおっさんがギスってて草。

21話 ☆5
言うほど喋らないほうがいいか? こいつ頭おかしいな。
これ何の会社なんだ。

22話 ☆5
なんでそんな変換ミスが起こる。そんなにアルバム売れんのか?
少の下だけ文字のラインからはみ出てる違和感あるデザインになりそう。
アイドルアニメにもいる噛ませチンピラ。

23話 ☆7
小学生かw クソみたいな宣伝法。冷たい目で見られてそう。OPだ。
いきなり大きくなった感あるのがなぁ。
40代だからこその苦労とかもっと描いて欲しかったな。

曲評価(好み)
OP「Dreamy Life」☆6
ED「FRIENDS」☆2.5
OP2「My Way」☆8
ED2「Story of Love」☆4
4話挿入曲「シャル・ウィ・ダンス?」☆6
7話挿入曲「Eternal」☆5.5
9話IN「Gentleman」☆5.5
13話IN「永遠に・・・」☆6
15話IN「つよしのまろやか男道」☆6
23話IN「Again」☆5
{netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 1
ページの先頭へ