テンションで無双なTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のテンションで無双な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番のテンションで無双なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.5 1 テンションで無双なアニメランキング1位
魔導具師ダリヤはうつむかない(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (114)
270人が棚に入れました
彼女が最後に見た光景は資料が雑然と散らかるデスクだった。徹夜続きで働き、突然心臓が止まってしまったのだ。やりたいことがたくさんあったはずなのに、机に突っ伏して最期を迎えるなんて…。彼女は二度目の人生を魔法の存在する世界で送ることになった。名前はダリヤ・ロセッティ。彼女が暮らすこの世界には、人々の生活を便利にする「魔導具」がある。普段の生活はだらしないが魔導具師としては尊敬できる父のカルロ。ダリヤはカルロの作る魔導具に憧れ、自分も魔導具師になろうと決意する。これは彼女が魔導具師として前をむき、花開いていく物語。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

6話 右肩下がり。イチャイチャいらない。3話までの面白さがあればなあ…

1話 テーマを絞れている作品に良作多し。女性原作者?

{netabare} 道具を扱った作品には良作が多い気がするので、何となく見始めました。そして本作は良作の匂いがしなくはないです。1本話のテーマがあるとそれだけで、奥行きもキャラ描写も一段と良くなりますから、道具を中心においているのは期待ができます。それと「現存する道具」よりも「不便を解消する道具」を作るところに意味を持たせようとしたところは視点がいいと思います。

 心配なところは、現世の職業などから道具への興味のきっかけに繋がっていけば、もっと説得力があるんでしょうけど、そこの点は惜しい感じですが今後描かれるのでしょうか?落書きを見ていると記憶は残ってそうですよね。
 それと稚い少女がなかなか良いキャラだっただけに、あのメガネ少女になってちょっとアレ?とはなりました。

 原作者の方なんですけど男性名ですが、作品を見ると女性原作者の雰囲気があります。主人公の前世が女性で過労死していること、ドライヤーに視点が言ったこと、チートではなさそうなところ、苦労や失敗を描いているところ、理屈があまり精緻ではないところ、ファザコンなところ…などですね。あとキービジュアルを見ると、ヒロイン以外のカップルもいて、それも女性原作者かなと思う要素です。

 女性主人公の転生ものは「本好き」「聖女の力は…」「はめふら」など女性原作者に結構面白い印象があるので、もし本作が女性原作者なら期待が持てそうです。

 作画の水準は中の上くらいかなと思いますが、構図やカット、人物の配置、演出、背景美術などは結構高い水準かなと思います。好みでした。

 ということで、本作もノーチェックの作品でしたが面白そうです。ちょっと今期は見るべき作品が多くなりすぎて困りますが、一方で異世界ものも作品によっては面白そうなのが増えてきた感じで喜ばしい限りです。{/netabare}


2話 まだ導入…展開は次回以降でしょう。トビアスが分かりやすい負けキャラ。

{netabare} あれ、なんか普通…オタク少女がすごい発明して金儲けして…と思ったらそう来ましたか。なんとなく、トビアスの表情にコンプレックスというか何かが浮かんでいたので不穏な感じはありました。

 なるほどねえ…どう考えても婚約破棄の流れでしょう。わかりやすい言動でした。やっぱり女性原作者だろうなあ、という流れですね。

 アニメのEDのクレジットだとトビアスって3番目ですけど、サブスクの作品紹介だと8番目だし2番目にまだ登場していない他の男がいるし…という見方は邪道ですがそういうことだと思います。(そもそもキービジュアルがそうか)

 3話で新しい出会いで、新展開かな?権利を残して商会を去るかトビアスを追い出すか。まあ4話以降でしょう。なお、ダリアが不遇の時代が長くてもいいですけどね。その方がカタルシスも大きいでしょうから。

 作画は…まあ、ちょっとなあ、という感じになってきました?{/netabare}


3話 婚約破棄手続きの描写がすごい。これは一見の価値があります。

{netabare} 婚約解消手続きを丁寧に描きすぎだろう、と思わなくはないですが、面白い視点でした。荷物の持ち出しまで描くとか…それだけでいろいろ感じることができるいいエピソードだと思います。

 手続きの多さにため息をつきながら淡々とこなすのも内面の未整理な精神を表すいい演出でした。そしてそのあと美容院ですよね。これがまた女性的な感覚です。これで気持ちの整理を一応はつけよう、という内面描写なのでしょうか。そこに昔の発明品のドライヤーが置いてあるのもいい演出です。

 ベッドの件はちょっと絵だけでは読み取れませんが、やった痕跡がある…ということ?貴族の女性がそんなとこを見せるのかなあ?と思いましたが、わざと浮気相手の女が忘れ物をする、というのはよくある話ですので、女性の悪意の描き方も上手いなあと思いました。

 正直、異世界もののアニメでは今までにない描写で、感心してみました。ひょっとしたら、原作者の経験談?と思うくらい、ちょっと迫真の話でした。


 ただ、婚約解消ですが私は商会の権利に欲が出たトビアスの思惑とか、モラハラとか、そういうのをダリヤから断ち切るのかと思っていました。そこは父親の遺志を優先という気持ちだったんですね。そうすると2話のトビアスの態度の描写がちょっと活きてこないなあとは思いましたが。

 で、そのあとの出会い方とかは、まあ、ご都合主義だよなあ、と思います。「遅刻食パン」「雨の捨て猫」などと一緒の展開ですよね。それで血だらけはいいですけど、いくらなんでも血だらけすぎるだろう、というのも婚約破棄描写のリアリティとのギャップにちょっとずっこけました。

 そして何より「ポーションあるんかい」と思いました。

 そうそう、いろんな花が出てきますが、花言葉等はまだ調べてませんが、何か関係ありそうなら調べてみます。花が分かれば、ですけど。{/netabare}


4話 魔法付与と魔石の扱い方にちょっと混乱します。トビアスの話が面白いです。

{netabare} やはり権利関係でのもめごとが来ましたね。今のところダリヤが優勢っぽいですがトビアスの婚約者の女性が貴族ということで、ゴリ押しがあるのでしょうか。副ギルド長が子爵夫人ということですが、伯爵とか侯爵とかなんでしょう。
 で、あの黒髪の騎士様が公爵でした…みたいなオチでしょうか。あるいは公務員?的な立場なので司法に対して公正な判断をさせるとか。

 で、魔法付与の話は確かにレインコートのところでもあったので設定なんでしょうけど、魔石を組み合わせて云々と技術体系が違うように感じるのですがどうなんでしょうね?そっちの組み合わせの妙みたいな工夫が面白そうだったのに、魔法付与とか言われてしまうと…そもそも、どういうファンタジー的な設定なのかちょっと混乱があります。

 それにしても、もめごとの描写はものすごく上手ですよね。トビアス回りの。そして妙に生々しい手続きの話も。ですが、恋愛パートのところは言っては悪いですが、昭和の少女漫画みたいなレベルです。というより、血まみれ騎士様の描写がイマイチなのかなあ。そのギャップがすごいですね。

 すでに作画がメタメタになってきたので頑張ってください。トビアスがらみの話は面白いです。{/netabare}


5話 魔導具あるいはトビアスの話が見たいです。ちょっと「聖女の力」を思い出します。

{netabare} 冷風機があるのにドライヤーの発想がなかったのかなあ?という疑問はありますが、それより盗聴防止かあ。魔法付与とかも考えるとなんか「聖女の力は万能です」+「本好きの下剋上」という感じがしなくはないです。どちらかと言えば「聖女の力」ですね。両作とも転生女性の話としては秀作ですので、当然参考にはしているのでしょう。

 それはいいとして、1話まるまるデート回と父の思い出でしたね。やっぱりホーク様とセイの初デートを思い出してしまいます。プレゼントも含めて。
 今回はトビアスの活躍がちょっとしかなくて残念です。あの貴族令嬢的な婚約者のダークサイドも早く見たいです。

 何より導具あるいは商会にまつわる話の方向性が見えないのがちょっとダラダラ感になっています。特の魔導具に関しては設定すらまだ見えません。騎士との出会いイベントが終わったらもう6話です。まとまりがある筋が通った話はあるのでしょうか。それがトビアスがらみだといいですが。

 正直1話~3話の期待感からしてちょっと4・5話が弱いなあという気がします。6話での持ち直しに期待します。

 そうそうOPの主旋律はそうでもないですが、後ろのストリングスがいいんですよね。ちょっと「ユーレイデコ」のOPに似た感じで。郷愁を誘う感じがいいです。{/netabare}


6話 右肩下がり。イチャイチャいらない。3話までの面白さがあればなあ…

 右肩下がりだなあ、という印象です。特に魔導具開発が情緒的なものになってしまい、その点はとてもがっかりです。2人のイチャイチャに妙に理屈がくっつくのもおもろさに繋がっていません。

 5・6話で一気につまらなくなりました。3話まではメチャメチャ面白かったのに。
 魔導具のエピソードで感心するでもなく、コメディでもなく、ラブストーリもすでに既定路線です。ヒューマンドラマも弱いです。トビアス関係で期待したのですが、今回でいろいろ言葉で説明があって反省しちゃうし。もちろん、そこからの闇落ちもあるでしょうけど…

 ドライヤーと婚約破棄・引っ越しの話のレベルに戻れば面白いと思うのですが。中間だし、一回中断しましょうかね?トビアスが闇落ちしたら見たいですので、あらすじだけ確認すると思いますがステータスは撤退です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

魔導具と工業製品が錯綜する歪な世界!もう少し世界観を整理せよ!

 最終話(12話)まで観ました。2024.09.25

 水虫はこうして治療するんじゃ〜!ゴイスー!細菌の知識が無くても、ある程度は経験で知ってるだろ?異世界人アホ過ぎ…。治癒魔法とかあるのに、カビには勝てないのね…。

 まぁ、そこはさておき、最終話まで何となく淡々と物語が進んでいきます。そして、ダリヤは父の墓前で魔導具師としてさらに研鑽することを誓うのであった!父よ…あなたは偉大であった!

 ダリヤさん…。あなた転生者ですよね…。違ったら感動的なシーンなんですが、前世の記憶がある人間がやってもねぇ…。
 
 魔導具や転生設定、婚約破棄等が上滑りしたままワンクール終了してしまいました。スパダリとの関係も友情から進展しないし、盛り上がりに欠けたかなぁ。なんか微妙なアニメでした。

 結局、ダリヤ以外のキャラは、転生者でも無いのに婚約者以外は良い人しかおらず、現代人的な意味での紳士、淑女キャラで、個性が全体的に薄いのが良く無いのかなぁとは思います。

 転生者設定とは、そもそも現代チートと、過去の人間や異世界人みたいに偏見と因習に支配されていない、視聴者目線を持っているキャラを担保するもののはずです。

 スパダリ騎士のヴォルフにしても、淑女を慈しむ騎士道の持ち主ではありません。これでは現代的な理解ある彼氏です。異世界人の意味がありません。

 騎士道精神に則り、淑女の定義から外れる下層階級や労働者、職人の女など、そもそも人間では無いので、戯れに興味を持って、ちょっと妾か性奴隷の恩典を与えてやる位の態度で良いと思います。キャラも立ってますよ!

 異世界ほんわか日常ものにするなら、転生者設定は余分だった様です。
………………………………………………………………………
 10話まで観ました。2024.09.11

 唐変木ですがダリヤは嫌味では無く、過去の技術系俺スゲエエエエエなろうとの差別化を図ろうとしているのは良く分かります。

 前世の知識があっても、技術力や社会的な条件が異なる異世界で前世の製品が作れるかと言うと、絶対に無理です。

 なろうではマヨネーズを良く作ったりしますが、生で食べられる衛生状態の卵を技術力の低い世界で大量に買えるのか?現代でも国や地域によっては無理ですよ?

 反射炉とかも知識があれば作れるけど、良質な石炭を得られるの?韮山反射炉では、最後まで良い石炭を得られず、大量生産出来ませんでしたよ?常磐炭では駄目でした…。

 なので、前世の便利製品を異世界の技術である魔法を絡めて製作する魔導具師と言うのは、良いアイデアだと思います。

 さらに、特許やら工房との交渉、商売のライバルとの競争とかで主人公が奮闘するというのも、物語を面白く出来そうです。

 ただ、やっぱりなろうなんですよね。日本ゴイスー!を出さないと気が済まない様です。で、9話の泡ポンプボトルかぁ…。これは魔導具なの?

 こういったものは、特許とノウハウの塊なんですが、何となく完成させたダリヤさん、量産のために交渉をした工房のフェルモさんに、正論を吐かれます。

 敬意と金を払われるべきなのは、オリジナルを作った人間であるべきだ!

 おお!作品を否定しかねない痛烈な皮肉をダリヤさん、理解出来ない感じです。作者もか?

 技術力にリスペクトが無い作品では、やはり物語に芯が通っていません。大人しく、水虫のスパダリとイチャイチャしていれば良いのです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

女性向けで好みとは違うとはいえ… いまいち? ずっと水虫の話をしていた印象が

1話感想 3.5 女性向けですが描写は丁寧で悪くなさそう
なろうで総合ポイント順に並べた時、総合5位。
女性向け=異世界恋愛で総合Pt1位が本作品ですね。

では、女性向けには一番気合を入れて作るべき作品ということなので、しっかりアニメ化するべきでしょう。

見た感じ出来はなかなか良さそう。
作画は悪くなく描写も丁寧でした。

ただ、大人から天才した割には、子供の頃が子供っぽすぎる。
これは前世の記憶がちゃんとあるわけではなく、なんとなく記憶に残っていて地球の知識を利用できるだけ、という設定なんですかね?

本題はあくまで彼が登場し恋愛が始まってからなのだと思いますが、普通に見られそうに思いました。

ものづくりの楽しさがあったとこは男性にも面白かったのでは。

別に全てが好みってわけではないでしょうけれど、面白い部分もあるし、女性向けで1位なら見ておいて損は無いかな? とも思います。
本数次第ですが可能なら見たいですね。

全話感想
うーん、まあ、確かに女性向けで好みが違うのは仕方ないのですが…。
なんか微妙でした。そもそもアニメの出来が微妙かなぁ。

影のつけかた、変な直線の影を全編にわたって引いているんですよね。
あれは一体何。
屋内なら窓から差し込む光なのかと思いましたが屋外でもずっとあるし…。
一度気になるとずーっと気になってしまいました。普通に変。

他にはまあ内容も、全体的になんか煮えきらないというか。
恋愛方面でも活躍方面でもそれなりに進んでいるのでしょうけれどなんかね。
ヴォルフレードは好意はあるのでしょうがあくまで友人って態度が煮えきらないと感じました。
その割には全体的に媚びている感じがするのがなんかなー。
はっきりしなくて微妙なのですが…。

てか水虫の話がくどい。発明品をバンバン作るわけでもなく、一つ一つをくどくど語っているので、防水布もドライヤーもくどいのですが、特に水虫の話がくどく感じました。

というわけで、全体的にイマイチで何が良くて、なろうの女子向けNo.1なのでしょうね。

No.2の聖女の魔力は万能ですの方が男が普通に格好良いので女子ウケは良さそうに思いましたが。

まあ追放ざまぁ系とか婚約破棄とか、複数の人気要素が絡み合って高評価ってことでしょうか。
このアニメで評価するのではなく、原作読んだほうが良いかな。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

61.9 2 テンションで無双なアニメランキング2位
異世界スーサイド・スクワッド(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (99)
248人が棚に入れました
犯罪都市、ゴッサム・シティ。 A.R.G.U.S長官のアマンダ・ウォラーはある任務のため、ハーレイ・クイン、デッドショット、ピースメイカー、クレイフェイス、キング・シャークを招集。ゴッサムの極悪悪党(ヴィラン)共が送りこまれたのは、ゲートによって繋がった剣と魔法の世界、オークが闊歩しドラゴンが空を翔ける″異世界=ISEKAI″だった!! ISEKAI到着直後から暴走するハーレイ達だったが、王国の兵隊に捕まり監獄送りに。 首に装着された爆弾の爆発まであと72時間…。 タイムリミットが迫るハーレイ達。 女王アルドラとの交渉の末、掴み取った解放の条件は″敵対する帝国軍の征圧″ NO CHOICE !!自由を得るため…ハーレイ達はファンタスティックでデンジャラスな戦地へ向かう!! 逃げても即死!任務失敗でも即死! 命懸けのミッションを背負ったハーレイ達はこのISEKAIを生き抜くことができるのか!? 決死の特殊部隊=スーサイド・スクワッドのド派手な”暴”険譚が今、幕を開ける!LET'S PARTY!!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

6話 視聴は断念してますが、確認したところ作画は良かったです。

1話 映像的には期待外れ。ストーリーは期待通り。

{netabare} 作画というか映像に期待していましたが、思ってたより普通でした。

 日本刀使いのお姉さんとの戦闘ですが、迫力というかスピード感がいまいちでした。多分、実写的な映像だと正しい動きなんでしょうけど、アニメ作品としてはどうかなという感じです。エフェクトもあえて抑え目なだけに余計感じました。カーアクションも今一つです。私は映像的にはもっと日本的アニメライクにぶっ飛んでいいのでは?と思いました。

 ブタのクリーチャーと人間の質感の差がありすぎて、違和感がありました。それと構図・カメラワークが平凡で迫力が出せていないです。背景美術がちょっと安っぽいかも。劇場版クオリティでとはいいませんが、岩肌とかかなりチープな感じはしました。
 この構図・カメラ・背景美術・クリーチャーの質感は通常のアニメと比較してもどうかな?と思います。

 とまあ、映像的には否定的なことが多いです。話そのものは期待通りかなという気がします。しかし、本作の期待の大きな部分は映像だと思うので、その点ではがっかりでした。

 内容は、展開が早いので飽きませんが、同じノリだと飽きてくると思うので、2,3話で彼らの目的が決まってくるとストーリーが展開するのでしょう。

 そうですね。映像は期待値9からマイナス3点。ストーリーは期待値8点で期待値通りという感じで、今のところ映像的な不満要素が目立ってしまいました。{/netabare}


2話 ハリウッドに迎合して日本的面白さを捨てた気がします。

{netabare} 無理にハリウッド的なセンスの演出を入れているという感じでしょうか?非常に見づらい気がします。もっとベタな日本的な異世界の演出にすればいいのに…と思います。ハリウッドに迎合してアニメとしての面白さを自分から捨てに行っている気がします。

 話の構造は単純そう…ですが、まあ、王女様で一波乱ありそうですので、そこはいいんですけど、もうちょっとテンポよくならないかなあ…いや、テンポじゃないなあ…なんでしょうね?やっぱり画面に魅力がない?

 ただ、1話よりも話が展開して見られたことは見られました。期待値が大きすぎることを割り引くと切るほどではないですが、3話が勝負です。{/netabare}


3話 DC慣れしてないせいか、キャラに違和感が強いです。異世界転生ものとのズレが少し気持ち悪い。

{netabare} ひょっとして、5人のスーサイドスクワッドのキャラは知っている前提なのでしょうか?まあ、DCとはそういうものかなと思いますが、日本のアニメファンと親和性がどうかという点で第0話などでキャラ説明が欲しかった気がします…と思ったら一応ユーチューブに公式のキャラ紹介があるんですね。それを見てからの方が良かったかな?

 ただ、あの短い紹介はさわりの情報でしかないですから、そうじゃなくてその人間の背景が見えないんですよね。それがDCの戦略かもしれませんが、別の映画を見ないとその人物のバックグラウンド、バックボーンが分からないということ?
 失礼ながらDCやマーベルって、他の作品を知っている前提を続けていけば当然理論的には先細りですよね?まあ、それは映画の話だから良いでしょう。

 日本の異世界転生ものの人物の方がもっと浅いかもしれませんが、引きこもりからのトラック事故で、神様に何かしてもらって…の型になっています。そういう部分がDCのキャラになっているので、その点で違和感がある気がします。そこがちょっと見ていて気持ち悪い理由かもしれません。何を見ればいいのか視点が定まらないというか…
 素直に日本の異世界転生の亜流で見ればいいのでしょうけど、なんかみんな強者の風格なので、キャラに慣れないままここまできてしまいました。

 本編ですが、今まで痛快さがなかったので、やっとかあ、という感じですが、この展開ならまあまあ面白い…というよりDCプラス異世界をどうやって描いてゆくのか興味はあります。
 ただ、全部キャラだよりで攻略というか展開の面白さの水準が上がってきません。見せ方・演出でも攻略方法でもピンチの作り方でもいいですけど、何かがないと飽きる気がします。
 あと、スーサイドスクワッド、異世界の王女さま、アマンダの絡みが少ないので、その辺の物語が始まらない感じに少しじれてきます。

 一応敵側の事情みたいのもあるみたいですが、3話目にきてここまでかあ…テンポが悪いのかなあ…なにか作品に乗れないのは何故なんでしょう?
 そして、ギャグが少し品がないというかなんというか…人の弱点を徹底的にこき下ろす感じですね。

 EDは気をてらったのかも知れませんが、せっかくいい曲なのにアニメに痛快さがないし、演出が自分の好みと違うということかなあ。{/netabare}


追記 現地の言葉って日本語の子音だけいじったのかな?

{netabare} なんか、日本語の文法に聞こえたのでちょっと解読。
話せhanase→natake
はいhai→nari
陛下heika→neria
先のsakino→kaito

なので、日本語のは行がナ行、な行がタ行、さ行がカ行、あ行がラ行、か行が
ア行…のような変換をしたんですね。{/netabare}


4話 まあまあ面白くなりましたが…話にスケール感がなくちまちまやっているだけ

{netabare} この4話が2話くらいのテンポで戦いに入ってほしかったなあ。なんでどうでもいい部分で2話つかっちゃったんでしょう?この4話の冒頭で「あれ?これ見たっけ」という3話と混同したくらいです。

 4話はまあまあ面白かったです。あくまでまあまあですけど。ジョーカーの現世での戦略にもなんの説得力もないし、戦闘自体に面白みがありません。

 話にスケール感がないんですよね。アメリカの現世の組織との関連とか、異世界の世界観とかに大きなものがありません。地方領主の内乱程度にしか見えません。

 うーん、期待しましたがこれは日本の通常のなろう系と五十歩百歩です。一応、最後の女王の表情は気になるので5話の頭は見ますが、これは中断の一歩手前ですね。{/netabare}


5話 異世界なのに現世人VS現世人なの?コンセプト倒れの失敗作かな。

 2時間の映画を1クールでやるくらいの構成・脚本でしょうか。今回が5話目で100分使っています。なのに導入も導入やっとスタートです。通常の映画なら初めの4分の1くらいの構成でしょう。それを5話ですか…そりゃあ間延びします。中間点だとしても60分ですからね。

 で、うーん、やっとスタートしたので興味がなくはないですが、作品のコンセプトがどうもおかしいですよね。なんで異世界で現世人VS現世人をやっているのでしょう?
 それが現地の魔法とかクリーチャーを活かせているならまだいいのですが、本質的には人対人になりそうですからね。しかも、その登場人物のキャラ性はDCをよく知らないこちらは、まったく乗っかれません。

 しかもあのアマンダの完全な戦略ミスでその構図を作り出しているので、アマンダにどうしてそういう構図を作り出してしまったかの理由・動機がないと物語になりません。それが物語に絡んでヴィランたちと本当の意味で共闘が生まれるならいいですけど。

 ということで、中断かなあ。キャラが大人でカッコつけている分、余計痛いし馬鹿馬鹿しく感じてしまいます。異世界はその辺を相対化したファンタジーテンプレに乗っかるから荒唐無稽でも見られるのです。リアリティがあるならリアリティがあるバックグラウンドが見えてこないと単なるドタバタ劇です。コンセプト倒れの失敗作に見えます。

 とはいえ、後半で化ける可能性もあるのでチェックは時々するかもしれません。ステータスは途中で断念した、にしておきます。


6話 視聴は断念してますが、確認したところ作画は良かったです。

 ハーレクインがカッコ良く動いていました。画面の見ごたえはありました。でも、それだけですね。話はやっぱり狭い範囲のことで広がりがない感じでした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

【失敗作の典型例-7】安易な便乗商法 →「結局出オチだったか・・・」

【レビューNo.144】(初回登録:2024/9/29)
オリジナルアニメで2024年作品。全10話。(大元はアメコミ)
私は知らなかったのですが、
・原作はアメコミのキャラクター組織「スーサイド・スクワッド」で、本家の
 アメリカでは実写版映画・ドラマを始めアニメ化もされてたようで
・今回「スーサイド・スクワッド×異世界」の企画モノとして、日本発の完全
 新作オリジナルアニメとして制作
という経緯のようですね。


(ストーリー)
犯罪都市、ゴッサム・シティ。
ジョーカーと恋人のハーレイ・クインはド派手な犯罪劇を繰り広げるも、追手
のカタナの襲撃によりハーレイ・クインは捕まってしまう。
そんな彼女の前に現れたのは、A.R.G.U.S長官のアマンダ・ウォラー。
アマンダの狙いは
・ゲートによってこの世界と異世界が繋がった
 → 異世界は可能性に満ちたフロンティア
・ハーレイ・クインは他のヴィランと共に、異世界での調査及び資源確保機構
 の設立と維持を担当
・見返りは刑期の短縮、しかし彼女達が服従するよう首に爆弾を装着
 → 本部からの信号を72時間以内に受信しないと爆破
自由を得るため、ハーレイ・クイン達は未知なる異世界へと足を踏み入れる。


(評 価)
・出だしは「これ最高かよ!!」と思わず叫んだのだが・・・
 この作品出だしはホントよかったんですよね。
 ・ファンキーさに溢れるメイクと言動 
 ・犯罪劇からのスリルあるカーチェイス
  {netabare}しかも車の運転がピアノを奏でる仕様とか演出も実にクール!{/netabare}
 ・作画も切れ味鋭くよく動く
 冒頭から引き込まれる感じで、スゲー作品が始まったなっと。
 
 声高に己の美学を語るジョーカーと恋愛狂のハーレイ・クイン。
 このコンビでどんな物語が始まるのかと期待してたら・・・
 ・ハーレイ・クインだけ捕まりました!
  → まだ序盤だしそういう意外性もまあア、アリかな(震え声)
 ・ハーレイ・クインは異世界に送り込まれます、しかも他のヴィランとw
  → え―――っ、ジョーカーは置いてけぼり?!なんじゃそりゃ!!
 期待したコンビの早々の解散劇に、テンションダダ下がりだよ( ノД`)


・個人的には尻すぼみという印象
 とはいえ、まだ序盤はよかったんですよ。
 まだ互いの連帯感や足枷となる束縛もなく、それぞれが自由気ままに暴れて
 る感じがヴィランぽかったのですが・・・
 しかし異世界の王国に協力し始めた辺りから雲行きが怪しくなってきて、
 ・善意的に解釈すればアメリカンテイストを馴染みやすく日本風にアレンジ
  したということなんだろうが
 ・その結果コテコテのアメコミ感が薄まり拍子抜けというか
 ・最終的にはいつもの異世界モノに似非アメリカンをぶっ込んだだけの中途
  半端な作品に成り下がったなあっと
 個人的には「アメリカ最高!ヒャッハー!!」的なバカっぽい弾けた作品を
 期待してたんだよなあ。

 ストーリー的にも
 {netabare}・異世界の魔法 VS ヴィランの異能力の激闘か?!
  → 実はハーレイ・クイン達よりも先に送り込まれていたヴィランがいた!
    異世界でヴィラン同士の異能力バトルとか何やねんそれ?!
 ・王国の女王、(国益のため)冷徹無慈悲でなかなかいい味出してるやん
  → 実はリッチーが変装して裏で王国を操っていた!(本物はすでに死亡)
    え―――っ、今までの積み重ねが台無しやん!!
    意外性だけで話を創ろうとしてないか?!
 ・そのリッチーとの最終決戦
  → 苦戦していたハーレイ・クイン達もアイテムで魔法使いになりました!
    いや、各キャラの異能力を駆使して打ち勝つからいいんでしょうに
    それを斜め上から解決とか・・・
 ・最後に実はジョーカーが暗躍してました!みたいな
  → これも制作陣のドヤ顔が目に浮かぶような
    でもとってつけたようなこのオチをどう評価しろと?!{/netabare}
 個人的にはやってることがことごとく裏目に出て、物語の面白さに寄与して
 いないという印象ですね。


聞くところによると『騎士団長 島耕作』や『異世界ひろゆき』とか異世界コラ
ボは結構行われているようですね。
本作もそんな流れで安易な便乗商法に乗っかったものの・・・という感じでし
ょうか。
「×異世界」が新たな面白さを生み出すというより、むしろ足枷になっている
ような印象でしたね。
私が原作既知でキャラに愛着を持っていれば、また評価も違ったのかもしれま
せんが。
最初の期待感MAXから下がり続けたので、10話の寸止めで終わったのがせめて
もの救いですかね。
(その先を描いても更に評価を落とすだけでしょう・・・知らんけどw)


OP『Another World/布袋寅泰』
・まさかの布袋さんで力入ってるなあっと。
ED『Go-Getters/Mori Calliope』
・映像が黒人おばさん(アマンダ)の謎のダンス。
 これが今流行りのポリコレってやつか?!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

こま さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

10話最終回まで視聴。9話で面白くなるからそこまで頑張って観てね‼️…とか言われてた作品。

海外作品のスーサイドスクワットを日本でアニメ化したので合ってるのかな。
それぞれ色んな人が演じてるので人気はあるみたいだね。化粧が全然違うの笑ったw

物語前半部分で飽きなければ観れるとは思う。
今の所ただの海外版異世界転移。

異世界に渡るゲートを開く為の非人道的な人体実験(たぶん能力者)
テロリストの大量殺人とカーチェイス。
この部分で何をしているか分からないと間違いなくつまらない。
そして異世界転移先でモンスターと戦う何時もの。
違うのはステータス表示が今のところ無い、囚人、既に異能持ちが数人、その異能を封じる手錠がある異世界である事くらいか?

そして個人的に何だコレ…とか思ったのがED。アレは誰に向けたものだろうか?
果たして需要があるのかw
3話からはスキップしようと思った。

今の所何とも言えないので4話までは観てみようと思う。

3話感想。EDはスキップ!!
ハーレクインが好みなら観ればいいんじゃない?
首の爆弾爆発を阻止する為墜落したヘリへ向かう。
その為には自由に動けるようにが1番!なので異世界の女王と交渉。
砦を奪還すれば考える→見事破壊に成功するが、犯人は別の異世界人に奪われてしまうのだった。
次は無いと思え…で終わり。

現在ハーレクインもだけど狂ってる感は無いふつうの人達。
異世界人が別の異世界人と戦う流れもありふれたもの。今だと転スラかな。
そして致命的なのがキャデザもだけどヒロイン以外が微妙。そしてED。
なのでヒロインに魅力を感じないなら観る必要無いかなと。

4話で話しが動かない、つまらないなら切ります。

10話までの感想。9話で動くから面白くなるよ!とか何処かで聞いたので観てみた結果…。
何処かで観たような展開でしたとさ…。

作品に対して言いたい事は色々ある。
首に付けられた爆弾のせいで自由に動けないのマジで要らなくない?
女王の顔が、ドアップがキモすぎとか騎士団の団長?の頭部が…。
これなら敵味方ともに全員イケメン美女で良かった気がする…。
更にこんな状態でエロ要素すら無いからねw

とにかくコレを観たいと思わせる要素が無いしコレである必要が全く無い。
魅力的なキャラが少ないのも。
個人的には賢者の孫の方がマシかもレベル。
賢者の孫でさえいまだに覚えてるのに、この作品は記憶にはほぼ残らないかもね。
もうメンバーの名前忘れかけてるよ…。

覚えてるのは赤ちゃんドラゴンが仲間になったり、何故か大きくなったり、仮面の人が酔って下半身丸出しになったり、何故か仮面取って長髪のカツラ被って自分がエルフになろう!とか言い出したり、けど顔はふつうだったり、エルフに拷問して殺したり、女王が実はモンスターだったり、王女がハーレクインの化粧をしたり、騎士団長が変な鎧を着たり、それを脱がされブーメランパンツ一丁にされたりくらいか?

最後に黒幕出て来たけど、この人こっちにいたのかーとしか思わなかった。
2期来るとも思えないけど来ても観ない。終わり。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

56.1 3 テンションで無双なアニメランキング3位
ひとりぼっちの異世界攻略(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★☆☆ 2.6 (34)
153人が棚に入れました
高校生活を“ぼっち”で過ごしていた遥は、授業中に突然クラスメイトと共に異世界召喚に巻き込まれてしまう。 チートスキルが並ぶリストから好きなスキルを選んで神様から与えられる――はずが、チートスキルは早い者勝ちで既にめぼしいものはクラスメイトに取り尽くされていた!? 神様の逆ギレで残ったバッドスキルを全て押し付けられた遥は、スキル『ぼっち』のせいで、異世界でも孤独に冒険することに……。 チートに頼らず、チートを超えてやる―― 最強”ぼっち”の異世界HARDモード攻略譚、開幕!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

主人公が良い子なのはもういいです。初期設定の期待を活かせませんでした。

 4話まで見ました。初期設定では上手くいけば…という期待がありました。クラスの階層別にキャラ付けしたり、はずれのスキルを上手く組み合わせるという感じ、そしてタイトルのひとりぼっち。

 ただ、その期待を全部裏切ってきましたね。ぜんぜん主人公がぼっちの性格造形じゃないですね。心の底から一人になりたい感じがないです。クラスでぼっちだったからクラスメイトに対してネガティブな印象や恨みがあるとか、一人になりたいけどサバイバルのために女子とかかわる、取引する…みたいな感じが全然ありません。そして残りのスキルというのが苦労の上でスキルを組み合わせて…という工夫じゃなくて、俺TUEEEにするための設定でした。

 クラスメイトの女子たちはもう委員長+モブの構造になってしまいました。そして、せっかくのクラスの深堀りをする前に異世界の人を助ける展開。いいところを全部自分でつぶしてきた感じですね。男たちにかろうじて期待が残りますけどね。

 そして、何より最近鼻についている主人公が「良い子」であるということ。これが本当にどうしちゃったんだろうというくらい多いですね。そうなると話に深みが出ようがありません。人間から離れて記号になってしまいます。それも出来の悪い記号です。ハーレムならちょっと主人公がエロいところの描写ぐらい入れればいいのに、それすらないです。性欲があると主人公になれないんでしょうか?これも「良い子」現象ですよね。

 ここで中断かなと思います。作画も悪くないし、委員長はデザインだけは可愛いし、発想やキャラの初期設定は良かったと思います。それが活かせませんでしたね。





1話 EDの女子たちが1枚絵でキャラ付けを感じ、期待感がでた。

{netabare} ずっと独り言でしたね。題名から言って仕方ないですけどね。異世界転生ものがファンタジーゲームの派生ジャンルだとすると仲間が出来るまではこんな感じでしょう。

 もちろんテンプレすぎて1度は半分で即切りしたんですけど、考えてみるとアニメーションが結構丁寧なんですよね。なかなか綺麗です。それで最後まで見てみました。EDですね。ここの女子たちが1枚絵なのに結構キャラ付けを感じました。これは結構珍しい気がします。

 うーん…まあ、どうせ毎期異世界に何本も挑戦しては玉砕しているので、頭を空っぽにして挑戦してみましょうか…と思い視聴してみます。{/netabare}


2話 マンネリは脱せず。あと5年早ければ…グループに人格を付与したのが面白い。

「ありふれた職業で…」と同系統で、ギャグよりでしょうか。ひとりぼっちライフだけど、クラスメイトが絡んでくる感じですね。
「どうぶつの森」みたいな家づくりはありましたが、あまり詳細な説明がないので、スローライフとか家づくり、街づくりの要素があるのかわかりません。

 サブ、モブキャラは、ギャルとかオタクとか不良とかグループ化して、個人というよりカーストのグループの位置づけに疑似的に人格を付与している感じで、メインヒロインと思われる委員長も職名がそのまま名前になっているのが作品作りとして面白い発想かもしれません。「クラス」というイメージに合っている気がします。

 作画は非常に丁寧で、OPの凝り方からそれほど安っぽい扱いの作品ではなさそうです。最近の超メジャー以外の異世界ものの中では相当いい方だと思います。

 ただ、やっぱりテンプレ感はぬぐえません。たとえば「転スラ」直後の2019年あたりで本作が出ていたら「面白い!」という評価になった可能性はあります。いいんですけど、5年分のマンネリを埋めるものはない気がします。

 もう数話みて、不良(+田中)VS委員長?オタク?と、ギャルを使役してどうなるかは見てみたいですね。






 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

意志と表象としての異世界

なろうR18部門らしい。
小説14巻漫画20巻共に連載中、累計280万部の人気作。さすがジャパン‼️

無駄に作画はいいが、構成や演出などはやはり微妙

OP・面白い声。映像もなかなかで好感触
ED・オスの歌い手にしては珍しくキモくない声

01
導入なので終始ソロなのは仕方ない

延々独り言の初回だがまだのんびり農家よりはマシか。もちろんいつものように設定はガバガバ。なので視聴中リアルタイムに秒単位で湧いてくるさまざまな矛盾に対し、浮かんだ問いを一旦仮説を立てて見直してはさまざまな角度から最定義、脱構築しながら再受容し飲み込んでいくというアクションを瞬時にそして継続して行う、いわゆるスルー力を鍛えるトレーニング教材動画として優秀ないつものなろうクオリティ。ちょっとした矛盾にはいちいち動じなくなる寛容さが自然と身に付く動画教材がいつでも無料で視聴できるなんてとても良い時代になりました。

ぜんぜんバッドスキルじゃないじゃーん。ええそうです。そりゃそうでしょう。ED見るに、おれはずっとぼっちがいいんだけどなーみんながほっといてくれないんだよなーたははーまいったなー系か。まあそりゃそうか。ずっとぼっちなら売れるわけがない。

02
スクールカーストをそのまま勢力図にした派閥抗争、じつにわかりやすい

不良ギャル体育会系真面目文化系オタクその他もろもろの属性をそのまま陣営化。wiki見たら個人名すらないという潔さ。海外行っても結局同国同族で固まるのも事実あるあるでなんら不自然ではないというか、不良系の蛮行もまあそりゃあそうなるかもねという納得感もありつつ個々のキャラ付けも一切説明不要。わかりやすさに全振りしてたフリーレンでさえトールキン時空のお約束が前提なので通じない人もいたわけだが、スクールカーストなら知らない人はいないというか皆が皆体験しているリアルなのでテンプレの強度は別格。ダイスはTRPGからかもだがサイコロ知ってれば問題ない。

脳が疲れた時に読む作品として脳死で済む認知負荷ゼロのわかりやすさかつハイコスパな作劇。なろうだからこそ許される極端に洗練された圧縮省略技法。脳が劣化したバカが読むやつとバカにするのは簡単だが、これはこれで見習うべきものや得られるものはあると思う。客をバカにして自滅しそうな界隈は多少はここから盗めるものがあるのでは。どんなにバカでもわかるように、徹底的に「わかりやすさ」という議題に真正面から向き合いその道を極めんとするある種の真摯さは、ある意味コミニュケーションの極意。わからないやつが悪いのではない、わからせられないほうに責任があるという自責思考。これはこれで独自の文化というものを感じさせる。やはり売れてるものには何かしらの理由があるということか。ふう。これくらいでいいかな。

いきなり王国同士の抗争や世界の存亡の危機に巻き込まれるみたいなのに飽き飽きした界隈向けの味変か。即死チートも全員召喚だったが、これは今んとこ生徒しかいないのでよりわかりやすい。原作はR18なので多少ナーフされてもエログロシーンはあるかも。人間の…本質…ッみたいなのも騎士や剣士でやるよりヤンキーの方が胸糞レベルは上がるので、人間は愚か系厨二風味もありそう。

漫画数話読んだら流れはまんまだが、スキルや設定の説明を意図的にカットして意図的にツッコミどころにする改悪もいつものやつには欠かせない所作。このあとは結局ギャルたちの師匠ポジになっていつものわちゃわちゃが始まったのでもういいかな。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

うーん、まあ微妙ではありますが… 個人的には容認可能。ぼっち嗜好に共感も

原作はノクターンノベルズで連載中ですね。
18禁作品のアニメ化か、と思ったのですが元はなろうでやっていて、18禁シーンで怒られて途中から移籍、という感じのようです。

18禁シーンあるのか…?

さて、客観的な評価はどう考えても微妙ですね。
普通に糞アニメ扱いで良いと思います。

ただ、個人的には容認できる部分も多かったです。

筋金入りのぼっちの主人公。
クラスメートと合流できるのにあえてしない選択。
好き好んでボッチで居るタイプですね。
癖のある行動ですが、ここは、個人的には共感できなくもなかったです。

他人といっしょに居ると苦痛で、1人で居る方が楽ってタイプも居るんですよ。
まあ異世界に行って不安な状態でそれを貫く自身は私には無いですが、でもスキルとかがあればできるかもしれない。

作画はやや微妙ですね。そんなに綺麗でもないし絵柄が古い。
まあ古い絵柄って、オールドオタクな私は結構好きなので、私にはあまりマイナスではないです。

まあ神様転生でスキルがうんたら、とかが嫌な人も居るわけで、私もそういう質の低い作品を見すぎてちょっと、と思うところはあります。
でも、質が低くなければ別に良いんですよ。
ハズレスキルの使い道を色々考え工夫している様子は、結構悪くは無いと思いました。

いきなりゴブリンを殺せたりするのもちょっとと思いましたが、ゲーム脳で、またLVがある世界では敵を殺せばLVが上がって生存率が上がることはわかっている。だったらとりあえず殺すかな。

というわけで、山程荒があるのですが個人的には許せるポイントが多かったです。
まあ神様に対する態度が悪すぎたところはマイナスですが、他をこれだけ許していれば、まぁ…と。

まあ、本当にボッチだとこの主人公がずっと1人語りで進める様子を見せられるのか、と思うと微妙に思う気持ちもあるにはあるのですが。

なろう系は何が人気なのか調べるためにも、嫌じゃなければ見たいと思っているので、見られるなら見ようかと思いました。
18禁からアニメ化というところは応援したいですし。

でもクオリティが低いのは確かなので、本数次第ですが。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1
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