チームワークでファンタジーなおすすめアニメランキング 9

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのチームワークでファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月12日の時点で一番のチームワークでファンタジーなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.0 1 チームワークでファンタジーなアニメランキング1位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (684)
3765人が棚に入れました
【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタイン。最強と名高い女剣士は今日も仲間たちと共に、広大な地下迷宮『ダンジョン』へと繰り出していく。様々な謎と脅威が襲いかかる深層域で、アイズが風を呼び、迷宮の闇へと一閃を刻む! 迷宮都市オラリオの地で、それぞれの物語が今、鮮烈に交差する! これは、強さを求め続ける少女と、その眷族の物語。

声優・キャラクター
大西沙織、木村珠莉、村川梨衣、高橋未奈美
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ダンまちに外伝を求めるのは間違っているだろうか

原作未読


劇場版『オリオンの矢』を控えた本編の再放送を観了後。だいぶ後回しにしていた『外伝ソード・オラトリア』をやっとこ観ました。2期も始まりましたのでその前に予習しとこ!そんな感じです。


本編は至極真っ当な古典的RPGの薫り高い良作でした。主人公ベルくんの成長物語や紐…女神ヘスティアに魅せられた本編の1期です。
思ったより硬派じゃあーりませんか…ってのが、「タイトルでもったいないことしてるな~」の褒め言葉にも繋がりました。


今回のソード・オラトリアは本編と時間軸を同じくするもう一つの物語。ロキ・ファミリアに焦点を当てた外伝に相当します。
ファミリアの豪華なメンツはこちら↓

{netabare}アイズ・ヴァレンシュタイン(CV大西沙織) LV.5 剣姫
レフィーヤ・ウィリディス(CV木村珠莉) LV.3 サウザンド・エルフ
ティオナ・ヒリュテ(CV村川梨衣) LV.5 アマゾン
ティオネ・ヒリュテ(CV高橋未奈美) LV.5 ヨルムガンド
フィン・ディムナ(CV田村睦心) LV.6 ブレイバー
リヴェリア・リヨス・アールヴ《CV川澄綾子(外伝)、種田梨沙(本編)》 LV.6 ナイン・ヘル
ガレス・ランドロック(CV乃村健次) LV.6 エルガルム
ベート・ローガ(CV岡本信彦) LV.5 ヴァナルガンド

※サポートメンバーもそこそこ。一部紹介。
ラウルーノールドLV.4超凡夫 クルス・バッセルLV.4 リーネ・アルシェLV.2
 ⇒超凡夫って(笑){/netabare}


1期の健闘で期待値が上がり、聞けば外伝の小説もなかなか良いらしい。いわゆる期待作ポジションからのスタートということだったのに

・なんか胸囲の格差社会の話になっとる
・本編の主人公と思しき娘さんの百合百合しさ

あーダンまちよお前もか・・・ラノベの闇に沈んでしまうのか!? およよ・・・となりかけました。
レフィーヤの成長物語のようなので百合嗜好薄めの自分にはキャラへの共感が薄くなりそうと不安になった序盤です。
意外と硬派だった本編のノリを期待した皆さま。どうしてもしんどい場合は撤退も選択肢でしょう。


さて、そんななかで本作の価値は

 {netabare}“そりゃ他にもファミリアがあるわな”{/netabare} 


もともと暇を持て余した神々の遊びみたいなもんで“ファミリア”と呼ばれる各神様の眷属(出入りの自由度高いけど…)パーティが複数あることは本編でも説明がなされてました。
言うまでもなく主役はヘスティア・ファミリア。紐・・・ヘスティア様とベルくんです。
主役はフォーカスされて当たり前。しかし同時並行して各ファミリアが別の場所でクエストをこなし、当たり前ですが各々の思惑で動いているのです。
そこを拾ってくれてよかった。拾われたのがこのファミリア以外考えにくいであろうロキ・ファミリア。この物語の基本設定を考えれば一足とびで2期に移行するよりも外伝をリリースすることは自然な流れだったように思えてなりません。

というわけで、

1.ベルくんたちがすったもんだしている横で何が起こっていたのか?

ありきたりですいませんが、具体的に形にしたことをなにより評価するものであります。

本編あっての外伝ですのでこちら単体の視聴はオススメしません。私はすこし時間が空きましたができれば1期から続けて観ることをお薦めします。またはこれ観ておさらいするとか。
本編とのリンクでは一部怪しいところありなものの、ところどころニヤッとできることでしょう。

{netabare}・アイズがベルくんに稽古をつけた理由の一つは“強くなるためのヒントが欲しい”事情があったから{/netabare}

本編描写の答え合わせであり、また両者の意思がいいタイミングで絡んだ結果でストーリーが進んでいったことがわかります。
ファンタジーは作りこまれてるに越したことはありません。本編が一見、“ハーレム”+“俺TUEEE”のコンボのように見えて安直さを感じなかったのは、こういった作りこまれた物語だったからとの背景もあるでしょう。


外伝としてはこれで充分な気がします。ところがさらにもういっちょ

2.やはり主役はベルくんということに(笑)

時系列の繋がりと同様に、この作品のメッセージが本編と外伝で乖離することはありませんでした。
ちなみに本編の主役らは驚くほど登場時間が少ないのでそちらのファン(私含む)はご愁傷様です。この一言のために松岡さんと水瀬さんアフレコに呼んだんかいな?というくらい。
それでも主役は主役だねと感じられる展開はお見事。ぜひ作品を実際観て感じてください。

{netabare}ベルくんもそうだったように、高めの目標をクリアすること、作中では“冒険”と言われてる困難を克服しないと次の高みに辿り着けないという設定がお気に入りです。形を変えてアイズもレフィーヤも彼女らなりの冒険をしてましたね。{/netabare}


上記1.2.を感じることができたので多少の百合やティオナ・ティオネのバスト漫才にも惑わされることなく、いや正直邪魔と思ったのですが、価値ある一品だと思いました。
いやだって本編だって似たようなばいんばいんはあったとは思うんですが、比重掛け過ぎですよ。こういうのは塩梅が大事なのです。
できれば1期とセットで観たい。そんな不思議な作品でした。



■オマケ
アイズさん何考えてるかわかんないです

{netabare}うーん、なんでアイズさん、ベルくんに謝ることにあんだけ固執したんでしょう?
・怖がられてると思い込んでて誤解を解きかたったから
・責任感から迷惑かけてゴメンと本気で思ってたから
・それは方便でベルくんに興味があったから

結論が導き出せないので考えればいくつでも出てきそうです。
剣を壊したら「(店の人に)怒られる」と言ってみたり、服破いてレフィーヤに謝ってみたりと、無事でなによりとの周囲の反応がアイズさんにはよくわかってなかった模様。天然っぽい返しをするヴァレン何某さんであります。
人との距離の取り方を学習中って感じでしたね。そして本人も取れるようになりたいとの指向がある。親とのやり取りがいわくありげで影を落としてそうでした。

そうみると、謝んなきゃ!って思ったら思い込んだでそれ以外の融通きかなさそうですし、“助けられる→逃げる”を繰り返すベルくんはアイズにとって特異なコミュニケーションをとる人として興味の湧く対象でもあったし。
それらしい理屈は思いつくのですが決め手に欠けます。{/netabare}


{netabare}もしかすると、強くなりたい彼女にとって、逃げ足がはぐれメタル級のベルくんから得られる経験値量を感じ取り、つけまわしてたのかもしれませぬ。
それにベルくん「しあわせのくつ」持ってますもんね。
だいぶナナメ上方向でとっても納得した気分になったのでこのへんで。{/netabare}


読んでいただき有難う御座いました。



視聴時期:2019年7月

-----
2020.03.22追記

リリース順
 本編1期→外伝→劇場版→本編2期→?たぶん本編3期

外伝(本作)の放送をしたことによって、ヘスティアファミリアに視線が集中しすぎず、なかなかダンジョンに入らない後の展開も許容されてるのかと。


2019.08.05 初稿
2020.03.22 追記
2020.10.10 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 56
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

『ダンまち』本編を見てからじゃないと面白くないかも?

原作未読。最終話まで視聴。
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のスピンオフ作品。
本編のアニメ『ダンまち』は視聴済み。

アイズとレフィーヤのダブルヒロインを中心に、ロキ・ファミリアの面々の成長を描いた作品。

本編の『ダンまち』では、ほとんど出番の無かったレフィーヤの主役抜擢は面白いと思った。
ただし、レフィーヤのアイズに対する百合感情が余計だったかな?
憧れの感情はアリだと思うけど、個人的に百合はちょっと苦手です・・・。
ちょっとウジウジした性格もマイナス要素でしたが、後半、しっかりと成長が描かれていて良かった。
本編の『ダンまち』もそうだけど、登場人物の成長を描くのが上手い作品だと思った。
単純な主人公最強系ではなく、主人公が成長して最強へ近付いていく系。

最終12話のバトルシーンは、皆それぞれに見せ場が用意されていて良かった。
{netabare}絶望的な状況から、団長の一言で全員が奮い立つ場面。
ガレスの身を挺した中央突破の場面。
そしてレフィーヤがアイズを救う場面。{/netabare}
やはり、個人的にバトルシーンは盛り上がる。

『本編のあの場面の裏側ではこんな事が・・・』的な楽しみ方が、この作品のもう一つの魅力。
たまに出てくるベルくんと紐神様に、なぜか癒される作品。

多分、『ダンまち』本編を見てからのほうが楽しめると思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 45

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

求めるのは間違いだろうが、出会ってしまったものはしょうがない。

ライトノベル『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(通称:「ダンまち」)の外伝。本作の原作もライトノベルです。

ダンまちも本作も、原作は未読です。世界観および登場キャラクターもほぼ共通ですが、ダンまちがヘスティア・ファミリア(アニメ放送時のメンバーは女神ヘスティア、主人公ベル・クラネル、リリルカ・アーデ、ヴェルフ・クロッゾ)視点で書かれているのに対して、本作はロキ・ファミリア(女神ロキ、主人公アイズ・ヴァレンシュタイン、レフィーヤ・ウィリディス、団長フィン・ディムナ、副団長リヴェリア・リヨス・アールヴなど)視点で、ダンまちと同一時系列のお話が進んでいく感じです。

タイトルに「外伝」とあるくらいで、本作視聴にあたってはダンまち本編をアニメで観ているか原作を読むかしている前提があると思われます。

アニメ化時のキャラクターデザインはダンまち本編と共通、製作スタッフも同じような感じで「同一シリーズ」感はとてもありますね。

少なくともアニメを観た限りの理解では、本作はベル・クラネルの異常な成長速度に啓発されて成長するアイズやレフィーアたち、そしてその成長を見守り自身もまた触発されるフィン、リヴェリアら古参メンバーたちといった感じのお話になっています。

ベルくんにアイズが出会ってしまったのはたまたまなのでしょうが、そういう意味で「出会ってしまったものはしょうがない」ということですね。別に恋愛的な意味でなくても…。

アイズやレフィーヤの成長の話とは別にアイズ出生に関して何か秘密があるっぽいですが、少なくとも今回アニメ化した範囲ではハッキリとはわかりません。

ダンまち本編を観ていなかったら視聴意欲は継続しないかもしれません。個人的には「ダンまち観ちゃったし、じゃあこっちも観とくか」くらいの感じで「凄く面白い」とまでは思いませんでした。

ダンまち本編が好きなのであれば、是非観るべきだとは思いますが。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38

73.7 2 チームワークでファンタジーなアニメランキング2位
空挺ドラゴンズ(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (301)
1236人が棚に入れました
空の覇者、龍<ドラゴン>。その存在は多くの地上の人々にとっては脅威・災害であり、同時に薬や油、そして食用としての価値がある“宝の山"でもあった。その龍<ドラゴン>を狩る存在がいた。捕龍船を操り、空を駆け、龍を狩り、旅をする。彼らは「龍(おろち)捕り」。これはその中の一艇“クィン・ザザ号"とそのクルー達の物語である。

声優・キャラクター
前野智昭、雨宮天、斉藤壮馬、花澤香菜、諏訪部順一、関智一、櫻井孝宏、鳥海浩輔、釘宮理恵、熊谷健太郎、古川慎、松山鷹志、武内駿輔、上村祐翔、赤﨑千夏、榎木淳弥、井上和彦、佐々木啓夫
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

開店!タキタ食堂

原作未読 +ultra枠

さて問題です。
「テロ等準備罪」を新設した『改正組織犯罪処罰法』が2017年7月11日に施行されてからの変化について次の選択肢より妥当なものを選べ。

1.居酒屋で政権批判をすると逮捕されるようになった
2.“共謀罪”という呼称が浸透し一般化した
3.{netabare}シー・シェパードが和歌山県太地町から退散した{/netabare}

答えは3.穏やかな海が戻ってきたようです。
もともと捕鯨問題を知ったのは『美味しんぼ』。小学生の時だったかなぁ。捕鯨国日本と国際包囲網との理不尽な関係に憤りを覚えたものでした。
本件に限らず、「原発問題」その他社会問題に鋭く切り込む原作者雁屋哲氏もきっと法案成立とその後の動きを喜んでいらっしゃることでしょう(鼻ほじ)。

「龍を守れ~」な愛護団体や環境活動家を登場させても面白かったかもしれませんがそれをしませんでした。英断だったと思います。舞台を穏やかな海から空に移し、喧しい外野の声を極力排除して人間と龍との関係からなにかしらを伝えたかった力作。

本作『空挺ドラゴンズ』についての視点の置き方。

狩猟対象を鯨から龍に置き換えてみて何かを訴えたいのかしら?
タイガーモス号ばりのイカした飛空船で龍の巣に突っ込む冒険活劇を見せたいのかしら?

 前者だったかと。

ポリゴンピクチュアーズさんのごりごりな3DCG眺めて感心することも一興。美術は流麗。
メインテーマ『捕鯨』or『ラピュタ』どっちなんでしょう?
“龍捕り(オロチとり)”“捕龍船(ほりゅうせん)”とネーミングセンスいい感じ。
対して…“空中海賊(くうちゅうかいぞく)”。ラピュタ寄り案件のネーミングにやる気とセンスを感じなかったのが『ラピュタ』を後方に置いた理由です。そこは“くうぞく”でよかろうに。
別に「両方だよ」ってのでかまわないんですけど、主人公らと龍だったり、人間同士だったりの闘いに視点の重きを置いてしまうと後々に見誤ってしまいそうです。
そしてお待たせしました本題。露骨ともいえる捕鯨の比喩で訴えたかったもの。


 いただきます と ごちそうさま


生命をいただくこととは?をシンプルに感じること。
捕獲した龍を解体する場面がよう出てきます。肉・内臓・皮・脂、と余すことなく解体利用されます。
ウチの母親はウナギを捌いてるところと牛の解体を見たかなんかで両方とも食べられなくなったと言ってまして、半世紀くらい前まではそこらで見物できてた風景も町中から消えて久しい昨今。架空の龍を通して生命をいただくさまを拝める機会を得られたってことになるのかな。

主人公である龍を捕る人たち。龍を購入し潤う町の人々。そして狩られる龍。捕食する側される側。食料問題もさることながら、経済問題にも直結するのっぴきならない世界での持ちつ持たれつな関係を自然に描いております。
自然かつシンプルで根源的なテーマのためカタルシスには程遠い。つまり地味ったら地味。だがしかしけっこう後からジワってくる仕様。物語の地味さとバランスを取っての見ため担当は捕龍船“クィン・ザザ号”のデザイン、いろんな顔を見せる空特に雲や風を感じる背景美術、そのへん頑張ってる3DCGということなんでしょう。
原作はまだ続いているようで、それでも全12話で一定の結論を提示してくれたことも親切。

なんか『老人と海』の読後感だったり、『密着ドキュメント!大間のマグロ漁師』の視聴後感にも通ずる捕食者と被捕食者との対話の物語。地味であり滋味に溢れてる感じ。良作だと思います。
日々の営みを切り取っただけのシンプルさを評価してます。



※ネタバレ所感

■+ultra枠ということで

海外向けですから(笑)
レビュー冒頭で「テロ等準備罪」に触れてますが、そのような好戦的な煽りは一切ない本作ですのでご安心ください。
捕鯨で有名なネタだと、油目的髭目的で乱獲してた西欧と余すことなく利用してた日本との対比なんかありますよね。

{netabare}クオーン市で出会う別の龍捕りらの所業がその悪い意味での西欧趣味で興味深い。

 ・生態不明な龍への畏敬の念が薄い
  ⇒傲慢になる
 ・毒を盛って屠る
  ⇒ピンポイント利用の経済目的
 ・町への被害想定への無配慮
  ⇒共存共栄より略奪文化の反映

食文化を理由に捕鯨続行を訴える日本に対して「鯨は人間の次に賢い生き物」の謎ロジックで対抗してきたり、調査により生態系を犯すくらい鯨の頭数が増えていても捕鯨再開にストップかけたりするくらいに感情で動く人たちに向けた作品に期せずしてなってます。{/netabare}

さりげなく毒を仕込んでるくらいでちょうどよい。


■町娘カーチャ

{netabare}唯一といっていいラブ要素良かったです。波止場の娘みたいな。

 「見たかったな、ジローが龍を取るところ」

この世界においては漱石で言うところの「月がきれいですね」ばりの I love you . だと思ってます。{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.03.27 初稿
2020.10.07 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 60

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

タイトルなし

<2020/10/19 追記>
昨日「赤い公園」の津野米咲さんがお亡くなりになられたそうです。
突然の訃報。
・・・ショックです。

津野さんは本作のED「絶対零度」を作詞作曲。
(唄は「赤い公園」)
リードボーカルではないものの、赤い公園の音楽性を支える大黒柱のような方。
曲を聴くと「津野さんだ!」とすぐわかるような個性的でありながらも、心地よく響いてくるメロディを創りあげてこられました。

心より御冥福をお祈り申し上げます。

<2020/1/11 初投稿>
原作未読。
1話観ました。
見始めなので評点はデフォルトの3.0です。

ドラゴンズと言えばやはり「燃えよドラゴンズ!」
とか書こうとしたらすでに他のレビュアーさんが書いてましたね 笑。

でもいいや、書いてしまえ。

1974年中日ドラゴンズ優勝時にレコード売上40万枚の爆発的ヒット、現在まで歌い継がれる名応援歌です。
作詞作曲はヤッターマンシリーズでお馴染み、山本正之さん(デビュー作だそうです)。
歌はマジカルバナナと脱税でお馴染み、坂東英二さん。

当時、イントロが月光仮面の丸パクリで、訴訟沙汰に発展した曲としても有名?です。
丸パクリ問題で一攫千金が夢と消えお金に困った坂東英二さんは、中日球場で選手のサインの入った紙製座布団を売り歩いて糊口を凌いだとかなんとか。

閑話休題。


本作は、ドラゴンを狩る飛空挺のお話。
飛空挺はなんだかタイガーモス号のようです。
特に音。
眼瞑ってるとラピュタと錯覚しそう。

ドラゴンは竜というより見た目「アメフラシ」「ウミウシ」という感じ。
アメフラシとウミウシは海に住むアレです。
綺麗だけどちょっとグロい謎生物。

狩られたドラゴンは、捌かれ、肉は食用、油も日用品として売り買いされます。
昔の紀州や土佐の捕鯨みたいな感じ。

群像劇なんでしょうか。
ミカ(CV前野智昭)とタキタ(CV雨宮天)の二人が中心っぽいですが、そこまでクローズアップされてるようにも思えず。

あと意外と飯テロ。
架空のアメフラシを美味しそうに調理してて、そういうところは「ダンジョン飯」を彷彿とさせます。

EDは赤い公園
最近名前聞かないなーと思っていたので嬉しいですね。
と思いながらWiki調べたらボーカルが替わっていた!
確かに声違う人になっとる(´⊙ω⊙`)
曲調は赤い公園らしさ満開ですけど。


世界観とか空気感の諸々になんとなく惹かれるところはあります。
ちょっと期待したい作品です。

<2020/4/17 追記>
全話見終えました。

・・・楽しかったー!

架空の生物を食材にして飯テロって言うと「ダンジョン飯」が有名ですが、本作はもっと真面目ですね。
そして最後までジブリ風味。

最後の方、龍の子供がテトに見えてきました(ウソ 笑)

↑で書いたようにED曲好きなんですが、話が進むにつれOP曲も中毒に。
春の到来を感じさせる神山羊さんの歌声とメロディがクセになります。

そして他のレビュアーさんも書いてますが、

やっぱり手摺つけようよ。
見てて怖い(´・_・`)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

大空を駆けるクルーたちの非日常と日常と

アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
監督:吉平"Tady"直弘、
シリーズ構成・脚本:上江洲誠、
キャラクターデザイン:小谷杏子、
音楽:横山克、原作:桑原太矩

フルCGを使用したアニメが増えてきた。
グルングルン回転して、
美麗なポリゴンの絵を見せられると、
やはり普通に驚かされる。
技術的なことはよく分からないが、
キャラがのっぺりしていること以外は、
背景などで魅せられることが多かった。
捕龍のシーンでも十分に効果があっただろう。

勇魚(イサナ)捕りから龍(オロチ)捕りへ。
龍の捕獲法の描写で意識しているのは鯨だ。
手投げの銛を使用した鯨の捕獲は、
古代から行われていた。
作品内で龍を捕獲するときに放つ銛の銃は、
ノルウェー式捕鯨法で使用される捕鯨砲と
ほぼ同じデザインをしている。
銛にロープを取り付けているのも同じ。
鯨捕りの場合、ロープでしっかりつなげていないと、
鯨の種類によっては息絶えたときに
海中に沈んで、回収できなくなってしまうからだ。
最近では、鯨になるべく苦痛を与えずに
即死させる目的で、命中したときに
高圧電流を流せる仕組みになっているという。

個人的には、せっかく空で竜を捕獲するのだから、
もう少し仔細に捕獲法を描いて欲しかった気がする。
ただ、ユニフォームのデザインがナウシカのものと
酷似している点からもファンタジー色が強めなので、
そういうことを重視する作風ではないのだろう。

さまざまな想像が膨らむ作品だが、
いちばん惹かれたのは、クイン・ザザ号乗組員の
仲間意識や団結力、お互いに対する受容についてだった。
船乗りというと、粗野で無骨なイメージだが、
ここの乗組員たちは、女性がいることもあり、
とても和やかな雰囲気。
さまざまなタイプの乗組員たち同士が、
お互いのことを理解し、阿吽の呼吸で仕事を行う。
キャラそれぞれが深掘りされるわけではないが、
皆が明るくいい奴らなので、観ていて心地良い。

ストーリーでいちばん気に入ったのは、
ジローとカーチャの恋物語だった。
何らかの事情で、子供の頃から娼館で働く身となり、
街から一歩も出たことのない境遇のカーチャ。
一方、オロチ捕りとして、
世界中の空を飛び回るジロー。
{netabare}別離の日の朝、ふたりはオートジャイロで一緒に空を飛ぶ。
カーチャが世界の美しさと
大きさを初めて実感するシーンは、
壮大な風景の美しさと相まって心が動かされた。{/netabare}

早朝の街の上空は、空気が澄んでいて、
遥か遠くまで広大な自然が見渡せる。
こんな広い世界で、自分はちっぽけな存在だと
カーチャは強く意識するが、
同時にジローと一緒なら
無限の可能性があるとも感じる。
誰もいないふたりだけの空間で見つめた世界。
{netabare}この光景をずっと忘れない、
とカーチャは心に誓ったのだろう。
その想いをより強固なものとして残すために
ジローの髪を切って、お守りにする。
自分の未来と世界の可能性について、
ささやかな夢を持つことができたのだ。
少女が大切なものを獲得した物語。{/netabare}

一方、ラストを締める{netabare}タキタの稚魚放流の話は、
もうひと捻り欲しかった。
アニメでも『銀の匙』や『ゴールデンカムイ』で、
動物を食べる人間と動物との関係性の部分は、
しっかり描かれてきているので、
どうしても、中途半端に見えてしまう。{/netabare}
やりたいことは分からないではないが、
深い部分で含みを持たせる描写が欲しかった。

しかし、ファンタジーとして割り切れば、
空を駆ける人々のお話として十分に楽しめる。
捕獲した龍を調理して食べるシーンが
毎回入るのも楽しい描写だ。
仲間たちと大仕事に勤しむ非日常のなかで、
ささやかな日常が溶けていく。

クルーたちとドラゴンの日々はこれからも続く。
(2020年4月10日初投稿)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 54

71.2 3 チームワークでファンタジーなアニメランキング3位
スレイヤーズNEXT[ネクスト](TVアニメ動画)

1996年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (207)
1118人が棚に入れました
テレビアニメ第2作目で、原作小説であるスレイヤーズ本編第2巻、第4巻、第7巻、第8巻を元に構成されている。本編第一部の残りのエピソードをアニメ化したが、6巻の内容のみ、構成や登場人物の都合上、ほぼ丸ごとカットされている。魔道の奥義が記された魔道書「クレアバイブル」を求めて旅に出たリナ達。千年前の降魔戦争以来、なりをひそめていたシャブラニグドゥ配下の魔族たちがなぜか彼女らの行く手を阻んでくるのだった…。
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

いやぁいつになっても面白い!

公式サイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/contents/slayers/


シリーズ物第二弾、全26話。冒険ファンタジー。

■TVアニメ
スレイヤーズ
スレイヤーズNEXT    ←ここ
スレイヤーズTRY
スレイヤーズREVOLUTION
スレイヤーズEVOLUTION-R
■劇場版
スレイヤーズ(劇場版)
スレイヤーズRETURN
スレイヤーズぐれえと
スレイヤーズごぅじゃす
スレイヤーズぷれみあむ
■OVA
スレイヤーズすぺしゃる
スレイヤーズえくせれんと


サブタイトル

第25話までのサブタイトルはしりとりになっている。余談だがサブタイトルの1文字だけ赤文字になっている。


主題歌

オープニングテーマ「Give a reason」
歌 - 林原めぐみ、作詞 - 有森聡美、作曲 - 佐藤英敏、編曲 - 大平勉
エンディングテーマ「邪魔はさせない」
歌 - 奥井雅美、作詞 - 奥井雅美、作曲 - 奥井雅美・矢吹俊郎、編曲 - 矢吹俊郎
挿入歌「乙女の祈り」
歌 - 林原めぐみ&鈴木真仁、作詞 - 渡部高志、作曲 - 奥井雅美、編曲 - 矢吹俊郎

いやぁOPED共に神がかっていますね。大好きです。当時こればっかカラオケで歌ってましたよ。すっかり忘れてたのでまたカラオケ行った時は歌いたいと思います!


各話感想(14話以降~ 1話から書いておけばよかった…
{netabare}14話
緑川さんwwなんで歌ってるんですかw
ってかアイドルアニメになってるwリナとアメリア可愛いw
もうドラグスレイブのバーゲンセールw
15話
完全にコスプレ回w
ガウリィのクラゲが面白すぎるw
ちょくちょくリナが今までクラゲってツッコミ入れてたんだよな。
リナの足音がうるさいw
しりとりならぬ尻取りw完全に詰んだゼルww
16話
はいはい毎度毎度の飯テロ。なんでこんな食い物がうまそうなんだ。
ゼル女装やめいw
完全にタンゲw
何故かスポ根アニメにwまるでキャプ翼のような恐ろしさw
そしてクレアゲイブルという落ちw
17話
今度は女装回w
全員気持ち悪すぎるwゼルちゃんww
まさかのフェミ王国。
ルルwどっから出てきたんだよその名前wだが、男だ。
宝塚w結構パロ多かったんだなぁ。
Bパート始まりが完全にBLww
落ちは嘘発見器とみわがまさかの男w
ゾクゾク男の娘が暴露wひどい回だったww
神谷浩史がMOB出演!
18話
ここからが本番シリアス回が始まる。
はいはい出落ちゼロスw
マルチナ苦労してんなーwリナひっでぇw
石版多すぎwクレアバイブルとは一体なんだったのか…
完全なるコピーとはいえこれはひどいw
文字も点字みたいなもんじゃねぇか。
おばあちゃんにガウリーとの関係聞かれて赤くなるリナ可愛いw
リナとガウリーの焚き火シーンいいなぁ。
一生かって完全にプロポーズだろwって寝んな!w
黒い石版。

ギガ・スレイブ『不完全版』
闇よりもなお暗き存在(もの)、夜よりもなお深き存在(もの)混沌の海にたゆたいし、
金色なりし闇の王、我ここに汝に願う、我ここに汝に誓う、我らが前に立ち塞がりし
全ての愚かなるものに、我と汝が力もて、等しく滅びを与えんことを

ここメッチャシリアル。
いよいよ出ましたガーヴさん。


19話
あれだけ強かったゼロスが一瞬のうちにフルボッコ…
セイグラムまで。
ヘルマスターの目的は…秘密ですヽ(・ω・)/ズコー
ドラグスレイブがまったく効かないセイグラム。
絶体絶命ですね。この状況でマルチナ登場www
ばあちゃん強いな。水竜王=ゾアメルグスター
ばっちゃああああん!
今から真人間になるんですって職業じゃないんだからw
ズタボロのボコボコwwアメリアひでぇw
「人生って素晴らしい人生って素晴らしい」
いやいや勘弁して下さいよアメリアさんww
上から10皿ずつとかおまえは悟空か!w

20話
アクアおばあちゃんどうなったんだろうか。
可愛いショタだと思ったらまさかの盗人w
ゼル「リナに食われなくてよかったな」
えっとどういう意味ですか?なんか色んな妄想が膨らんじゃうんですがw
ゴールデンドラゴンとブラックドラゴン…
マルチナ駄目過ぎるw
降魔戦争?クラゲツッコミw
ゴールデンドラゴンまさかの擬人化!
しっかしまぁマルチナ良いキャラしてんなぁw
ガウリーの1012歳以上ツッコミヽ(・ω・)/ズコー
真のクレアバイブル。おいマルチナww

21話
いよいよ伝説の魔導書クレアバイブル解禁!?
のっけから完全にDBwヤムチャ視点w
ドラゴンジョークわらえねぇよ!w
ゼロス化物じゃねぇか…
アクアばあちゃん元気だったのか。
やっとクレアバイブルに辿り着いたか。
ロード・オブ・ナイトメアって響きがカッコイイ。
ロードオブロードって何かのゲームであったようななんだっけなぁ…
赤龍vs青龍再び…
正義の拳ww

ラグナ・ブレード『完全版』
悪夢の王の一欠けよ、天空(そら)の戒めとき離れたし凍れる黒き虚ろの刃よ、
我が力我が身となりて、共に滅びの道を歩まん、神々の魂すらも打ち砕き

ガーヴ強すぎ…

22話
ラグナブレード完全版の反動か…
ガウリーとゼルかっけぇー。
ラグナブレード連発して大丈夫なのかよ…
倒したかと思ったらラグナブレード効いてないのかよ。
ショタはヘルマスターだったのか。まぁ大体わかってたが。
ガウリィまじヒロイン…
まーたサイラーグのサイラーイ。

23話
ガウリィの回想…
ガウリィ犬扱いすんなw
涙がちょちょぎれる…(´;ω;`)ブワッ
やっとシルフィーきたか。
ガウリー売るってどういう事ww川に流すとかw
ガウリーの暗黒騎士化。
ドラグスレイブの吸収とか半端ない。
ナイスタイミングでのザングルス。
ラグナブレードのバーゲンですね。
まっまっまさかのガウリーだったのかー(迫真
こっこんな展開誰がわかるって言うんですかー(棒

24話
あっ操られてるだとー(棒
そしてまた拐われる…
マルチナ駄目すぎるw
何がどうして街が復活してるのやら…
お父様ああああ…生きていないだと?
フィブリゾの魔力で復活した仮初の命。
精神攻撃がひどい。
魔力増加版ラグナブレードでやっと侵入成功。

25話
フィブリゾが鬼畜すぎる。
アメリアがいちいち可愛いなぁもうゼルと結婚しちゃえよ。
マルチナの扱いが毎度毎度ひどいw
まさかのシルフィール版ドラグスレイブ。
アメリア…
死を操るものとかひどすぎる。
シルフィールもゼルもザングルス…
もうだめだこりゃ。全滅…

ギガ・スレイブ『完全版』
闇よりもなお暗き存在(もの)、夜よりもなお深き存在(もの)混沌の海、たゆたいし、
金色なりし闇の王、我ここに汝に願う、我ここに汝に誓う、我らが前に立ち塞がりし
全ての愚かなるものに、我と汝が力もて、等しく滅びを与えんことを

ロード・オブ・ナイトメア降臨キタ━(゚∀゚)━!
このストレスが溜まりに溜まった状態からの降臨はスカッとする。
もうメチャクチャかっこ良すぎる。
いつ見てもいいなぁ本当に最高だ。

26話
リナをおっかけてからの告白シーンは本当にいやぁ泣きましたよ(´;ω;`)ブワッ
そして戻ってきてからのギャグ落ちw
エピローグの結婚式で何故ザングルスとマルチナなんだよw
もうなんていうか色々理想的な最終回過ぎて素晴らしい出来だった。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

Zel さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

悪夢の王の一欠けよ、天空の戒めとき離れたし凍れる黒き虚ろの刃よ

1996年放映作品
全5シリーズの内1stに続き2期にあたる
前作もファンタジーとして秀作と言える作品だったがこのNEXTはシリーズ最高峰と言われる名作

リナ ガウリイ アメリア ゼルガディス
という前作からのお馴染みのメンバーは健在
というかより一層個性を増している
ゼルなどcoolなキャラが崩壊しかけていて最高に笑えるw
それに加えて獣神官ゼロスが今作から一行と共に旅をする事になる
このゼロスがとても神秘的で惹きつけられる
温厚な人柄の奥に隠れる狡猾で残忍な眼差し
ゼロスの登場のおかげで物語は120%増しで面白くなっていると言っても過言ではないだろう

1st同様前半は一行が旅をしてる最中にトラブルに巻き込まれてそれを解決していくパターンだけど、様々なトラブルがやがて一つの謎に関わっていく
クライマックス数話の次々と魔族の大物が出てくる大迫力で息を呑む展開は圧巻
そして最後は感涙必須w

ちなみに3期にあたるTRYは翌年1997年放映
そこから11年の時を経て2008年に4期REVOLUTION
2009年に5期REVOLUTION-Rが放映されている
月日が空き過ぎた為4期以降は未鑑賞
いつか観たいと思ってます


主演リナを演じる林原めぐみさん
言わずとも知れている名優さんです
同時期に放映していたヱヴァの綾波レイと同一人物と知った時は驚きました

光の剣士ガウリィは松本保典さん
サザエさんのノリスケさんもやってます

残酷な魔法剣士ゼルガディスは緑川光さん
スラムダンクの流川楓などクールなキャラが多いです

セイルーン王位第一継承者の姫アメリア役の鈴木真仁さん
アメリアと言えばこの方です!まさにはまり役だと思います
最近は出演作品が少ないようですが好きな声優さんです

ゼロス役の石田彰さん
夏目友人帳の名取周一や男子高校生の日常の会長などいけしゃあしゃあとした役がよく似合う声優さんです

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

前作よりさらにスケールアップ

シリーズ第2作目。
謎の神官や怪しげな王女などの新キャラの追加や魔族の登場で前作を上回るストーリーを展開、ドタバタした冒険劇を繰り広げて最高に面白かったです。
前半はギャグ要素が強く、後半になるほどシリアスな重い展開に変わっていきます。
最終話はスレイヤーズ史上最も印象に残る名シーンを見せてくれました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 6

73.2 4 チームワークでファンタジーなアニメランキング4位
七つの大罪 戒めの復活(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (316)
1906人が棚に入れました
いまだ人と、ひとならざるものの世界が、分かれてはいなかった時代。

ヘンドリクセンとドレファスの二大聖騎士長の支配から王国を奪還した<七つの大罪>とエリザベス、ホーク。
王国誕生祭も無事に終わり、リオネス王国にようやく平和が訪れた。

だが、次なる脅威の予兆は確実に生まれつつあった――

声優・キャラクター
梶裕貴、雨宮天、久野美咲、悠木碧、鈴木達央、福山潤、髙木裕平、坂本真綾、杉田智和、宮野真守、木村良平、櫻井孝宏、内田夕夜、小西克幸、佐藤利奈、東地宏樹、岩崎ひろし、M・A・O、小野大輔、小林裕介、津田健次郎、高垣彩陽、遊佐浩二
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

まあ、こういう展開になるよね・・・。

原作未読。最終話まで視聴。

第1期のラスボス・ヘンドリクセンが、第1期で死んだはずのドレファスに・・・。
なかなか、衝撃的な形で物語が始まります。

個性豊かな『七つの大罪』組は早々に{netabare}バンとキングが別行動。
ゴーレムはディアンヌの怒りを買っちゃったり・・・。{/netabare}
単なる仲良しパーティー出ないところが七つの大罪の魅力。

ここまでは良いとして・・・。

強敵が現れる→負ける→パワーアップ→強敵を倒す
どうしても、こういう展開になってしまうのが、この手の作品の弱点。
残念ながら、第2期はこういう展開に陥っちゃっています。

メリオダスとリズとエリザベスの話とか・・・。
バンに対するジェリコの思いとか・・・。

本編に並行して様々な物語が展開されていて、視聴者を飽きさせない構成は良かったと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

作家性を殺した原作者

鈴木央さんは知る人ぞ知るベテランマンガ家で、集英社のゴルフ漫画「ライジングインパクト」でデビューを果たして20年以上経つ。しかしながら同社でも人気のあるマンガ家だったかといえば、ワンピースやハンターハンター、NARUTOはおろか、スポーツものでも当時のテニスの王子様ほどではなく、ジャンプを引退し、後に小学館で小出しに漫画を描いていたものの当たらず、ダメ元で講談社に移り、恐らくは編集の言うとおりに漫画を描いたら大ヒットしたという苦渋の作家である。

アニメ監督で言うと新海誠のようなものだ。

なので正直言って僕みたいにジャンプの頃から読んでた人間にとってこの「七つの大罪」はいかにも漫画を当てるために描いた大雑把な印象でしかなく、味付けの薄く深みのない作品に思えてならない。

おそらく本人も描きたい内容では決してないと思う。読者が読みたいものではあるだろうが。。皮肉な話である

僕は鈴木央さんといえば「金剛番長」が結構好きでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

安定しているが、強さのインフレと数値化はいただけない。

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:2期なんで。1期は大変面白かったです。強さを数値にするのはちょっと。。。
期待度:★★★★

エスカノール強すぎワロた。

全体的に面白いですよ。王道のバトルアニメです。
1期から見てください。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

61.3 5 チームワークでファンタジーなアニメランキング5位
空戦魔導士候補生の教官(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (654)
4395人が棚に入れました
カナタ・エイジは、学園浮遊都市の一つ《ミストガン》の空戦魔導士科(ガーディアン)本科2年に所属する生徒であり、特務小隊(ロイヤルガード)S128小隊にも所属している。しかし、ある理由によってエイジは後方支援科(ロジティクス)の手伝いをするなど、本来の任務と小隊の仲間から距離を取っていた。そんな折、エイジは同じ小隊の仲間であり同級生であるクロエ・セヴェニーから、ある小隊の教官を務めることを要請される。


声優・キャラクター
松岡禎丞、山本希望、東山奈央、野水伊織、種田梨沙、山田悠希、藏合紗恵子、柿原徹也

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

言ってなかったっけか、オレが教官だって

諸星悠によるライトノベルを原作とする作品です。全12話

原作未読


突如現れた体に呪力を宿す魔甲蟲。人類はそれに対抗するべく

居住区を浮遊都市に移し、魔力を宿す人間・ウィザードのその

中でも魔甲蟲と戦うことのできる唯一の存在・空戦魔導士の育

成に力を入れていた。その学園浮遊都市の一つ・ミストガンで

カナタ・エイジは空戦魔導士科に所属しているも、ある時を境

に任務をサボるようになってしまった。そして周りからは裏切

り者と呼ばれていた。そんなある日、空戦魔導士科長から10

戦10敗の落ちこぼれ小隊の教官としてカナタを任命するのだ

った・・・


この枠は毎期毎期楽しみにしている枠で今回もいつものように

楽しみにしていました。と言っても今期No.1の面白さとかク

オリティとかではなくお決まりの展開、テンプレヒロインなど

などこれらを楽しみにしているわけですw

ただ自分がこの枠で最も気にしているのがアニソンでとにかく

私自身がカッコイイと思えれば良しという感じなのですが今回

のはイントロが良くて後はなんか物足りないという所止まりで

ちょい残念でした。まあ野水さんの曲は自分の中で当たり外れ

がかなり大きいので今回は仕方ないかという所です。


物語はお約束の出会いからという所から始まり、バトルも緊張

感が足りない(完全な茶番劇ではなかったのでおっ!とは思う

事がありましたが)といつもの感じで楽しめました。主人公の

カナタが持つ力をあまりベースにしないで進んでいくので若干

ながら物足りないというかワクワクと高揚してくる感じが少な

かった感じでした。


曲についてはOPは先に述べた通りで物足りない止まりで、EDは

少し古い感じのする曲でしたが悪くはなかったです。でもやっ

ぱりこの枠はどうしても楽しみのかなりの部分を曲が占めるので

今期は不完全燃焼ですw


全体としてテンプレ部分は十分に楽しめましたが、曲がイマイチ

だったので総合しても物足りない部分があるかなという感じでし

た。

◆個人的点数評価 77.473点

投稿 : 2024/11/09
♥ : 30

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

レクティ成長物語(酷評注意)

原作未読 全12話

突如として現れた謎の生物(魔甲蟲)によって全世界を蹂躙された世界。人類は浮遊都市に居を移して、謎の生物に対抗する空戦魔導士を学校で育成させています。その学校でS~Eまでランクされていて、弱小落ちこぼれ小隊のE601を成長させるべく教官として現れた「裏切者」のレッテルを貼られた元エースのカナタが着任してから物語が始まります。

E601小隊の2人でよく考えず勘違いで怒りだすキャラ(ミソラ)や、自分を「女神」などと言うナルシストなキャラ(リコ)、そしてカナタの後輩でことあるごとにカナタに「裏切者」と言うキャラ(ユーリ)がいたりと、キャラの第一印象が最悪でした。

でも、この作品のなかでオドオドして他の二人の仲裁役だったE601小隊の1人であるレクティが、自分自身の弱いところを克服するために色々と頑張っていた姿を観ていてなんとか完走しました。

作画もあまり褒められたものではありませんでした。崩壊しているところも多く、バトルがメインの作品なのにそのバトルが全然迫力がありません。

切りがいいところで終わってはいますが、全てが中途半端な印象でこの作品が好きな方には申し訳ありませんが、オススメできませんね。

最後に、「裏切者」の理由が最後までよく分かりませんでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 30

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

戦闘シーンの出来の悪さが印象に残ります

毎クール必ず何本かあるような、よくある学園ハーレムバトルアニメ。
この手の作品には最初からストーリー面では特に期待することはなく、女の子キャラがかわいいとか、ギャグが笑えるとか、ちょっとエロいサービスシーンが多いとか、まあそういった部分で楽しめればいいや、くらいの低いハードル設定で視聴しているので普通に最後まで観ることができましたが、正直に言って面白くはなかったです。
いちばん印象に残ったのは、戦闘シーンの出来の悪さ。なんとなく敵が出てきて、なんとなく空中にぷかぷか浮きながら緊迫感もなく会話が交わされ、なんとなく敵と戦って倒すといった感じで、ここまでスピード感も迫力も爽快感も何もない戦闘シーンはなかなか珍しいような気がしました。
女の子キャラはそれなりにかわいくて悪くなかったですが、他の同タイプの作品のキャラと比べて特に印象に残るというほどでもなく、まあ普通レベルかなといったところ。サービスシーンはそれなりにあって、作画も戦闘シーン以外は特に悪くないので、単に女の子キャラを眺めるだけならそれなりに楽しめるかもしれません。
こういうジャンルの作品自体は嫌いではないので、来期はどんな作品が待っているのか知りませんが、また似たようなタイプの作品をあまり面白くないなあと思いながら眺めているような気がします。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

59.9 6 チームワークでファンタジーなアニメランキング6位
社長、バトルの時間です!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (202)
651人が棚に入れました
世界の中心、ゲートピア…。かつて世界は果てしない荒廃が続くばかりの魔境だった。そこへ天から女神が舞い降り、天空に巨大な「門」が出現。人々は「門」の中に世界を維持する奇跡のエネルギー、キラクリが存在することに気づく。月日は流れ、ゲートピアは都市として発展。「門」のダンジョンの中で専門的にキラクリを採取するトレジャーハンターが登場。世界を維持する奇跡のエネルギーは、キラクリハンターの手にゆだねられている。主人公・ミナトはある日突然、幼馴染のユトリアに呼び出される。淡い期待を持って向かったその場所で、ミナトはユトリアに告げられるー「わたし、あなたのこと…社長に向いていると思ってたの!」こうして先代の跡を継ぎ、ミナトの冒険社長ライフが始まったのだった。

声優・キャラクター
堀江瞬、市ノ瀬加那、和氣あず未、青山吉能、堀江由衣、八代拓、上坂すみれ、茜屋日海夏

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

評価が難しい作品ですねぇ・・・。

最終話まで視聴。

作画良し、キャラ良し、声優良し、OPも好きなんだけど、肝心な物語が・・・。

バトル物としてはバトルシーンがショボ過ぎる。
幼馴染の男女が登場するけど、ラブコメともちょっと違う。
コメディ要素が無い訳じゃないけど、コメディというほどでもない。
ライバーが登場するとコメディ色が強くなるんだけど、それ以外が・・・ね。

最後まで掴み所のない物語だけが残念な作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 31

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ビジネス用語がテキト~

ファンタジー世界における冒険者の仕事を、企業活動とみなしてあれこれするストーリーです。「シャチバト」という公式略称があるようです。同タイトルのスマホゲームが原作ということになるのでしょうか。

主人公のミナトは、先代社長だった父親の行方不明がきっかけで「キボウカンパニー」の社長に就任します。

弱小のキボウカンパニーは、大手のインペリアルや新興ながら勢いのあるサイエッジなどのライバル企業と競いつつ、先代失踪の謎に迫るべく奮闘するといった感じのお話です。

作中の各企業の基本的な業務はダンジョン内にある「キラクリ」の発見・収集であるようです。ダンジョン内にはモンスターがいて、社員による冒険者パーティーによるダンジョン探索と戦闘が行われます。

作中ではちょっとどこかで聞いたことのありそうなビジネス用語が、極めてテキト~な感じで使用されます。ちゃんと意味をわかって使っているのか怪しい感じです。

用語が怪しいせいで、作中のキャラクターやストーリーに説得力があまりありません。私は完走したから一応レビューは書いていますが、改めて観なくても良いんじゃないかな…。
(でも作画が崩れたりはしないんだな、これが…。)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 28

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

社長、あまり面白くないです!

原作未プレイ 全12話

異世界でダンジョンを攻略する冒険者が所属する小さな会社の社長に突然就任したミナトを中心に社員たち冒険者と様々なダンジョンの攻略を描くお話です。

作画は安定していますが、コミカルなのかシリアスなのかどちらなのかという場面が多かったですね。

設定が悪いのか、話のテンポが悪いのか、キャラに魅力がないのか、観ていて今ひとつ面白くなるような要素がありませんでした。

社長というよりギルドの参謀ような感じでしたね。

お話は途中で終わっています。続きは原作でということでしょうか〜販促作品だと厳しい感じがします。

OPは、和氣あず未さん、EDは市ノ瀬加那さんが歌っています。

最後に、おっとりしているけど毒舌なキャラは、作品に2人も要りませんw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

72.5 7 チームワークでファンタジーなアニメランキング7位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 新章 迷宮篇(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (270)
1067人が棚に入れました
迷宮都市オラリオ―― 『ダンジョン』と通称される、壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。この街で、一柱の小さな女神と出会った冒険者志望の少年は、 仲間をつくり、ダンジョンに挑み、多くの死地をくぐり抜け、 さらなる<昇格ランクアップ>を遂げていた。そんな彼のもとにもたらされた一通の書状。 書かれていたのは、ダンジョン未到達階層への遠征任務。 未知なる冒険へ向けて、仲間たちと共に、少年は新たな一歩を踏み出す。これは、少年が歩み、女神が記す、――【眷族の物語ファミリア・ミィス】――
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ベル君とその他大勢

【感想】
分割2クールで変なとこで終わるので、続きが放送される直前にまとめて見るのがいいかも

とりあえず前半クールだけでの評価

作画とても綺麗だし相変わらずダンジョンの構造にこだわりがあってダンジョン設定の解説が凝っていて良かった
面白かったけど尺稼ぎなのか、特にリリとかカサンドラのシーンがぐだぐだ悩んでいる時間長すぎて引きのばしている感じがしました

さらに分割2クールみたいで変なところで終わるし最終話で次回予告されていたけど続きいつやるの?って感じで間が空くと状況わからなくなりそう

前半終了時点ではシリーズをここまで追ってきたファンならなんとか見れるけど、今クールだけに限っていえばベルくん+その他大勢って感じになってるのが残念

【シナリオ】 {netabare}
今期は原点回帰のダンジョン探索に戻ったのは良かったけど、逆に言うとダンジョン探索しかない
3期とかにあった他のファミリアとの抗争とか町の様子とか全然なくて、今回の依頼にかかわるキャラクターしか出てきません
しかもヴァレンなにがしさんはじめとした華のあるロキファミリアの皆さんがほぼ出てこないのもきつい
突然変異の怪物を倒して町に帰還してここからどうなるんだろ?って思ったらさっき帰還したばかりの層に戻って、ずっと景色が変わり映えしないのも大きなマイナスかな?

ダンジョン潜る前に仲間達が攻略準備をしていて、パーティ戦闘がどうなるのか楽しみでわくわくしていたら期待外れでした
ベル君の急激な成長の速さが見ごたえですが、周囲の仲間を完全に置いてけぼりで一人でどんどん強くなるのがここにきてマイナスに働いている感じです
3期で仲間がいっぱい増えてやっと心強いパーティになったと思いきや、ベルくん一人で単独踏破できる階層のモンスター掃除くらいしか活躍機会がなくて強敵相手だと手も足も出ない
ほぼベルくん頼みでいてもいなくても関係ないむしろ足手まといだからついていかないほうがいいような状態でした
これではとてもパーティと呼べるものじゃなくて、仲間達の成長が急務なように思います

良いとところはやっぱりベルくんの急激な成長です、純粋な憧れの気持ちや強くなりたい気持ちが原動力になっている感じで応援したくなる主人公
ただ、ベル君以外のいる意味がわからなくなってきたのと、ファイアボルトの威力がますます大きくなって戦闘が機敏な動きとファイアボルトのワンパターンで単調になってきたのでそろそろ変化が欲しい
{/netabare}
【微妙だったところ】 {netabare}
・今回の敵役ジュラがもう少し大物感が欲しかったかも

・カサンドラの予知夢で不吉なことがあるって言っても誰も聞く耳持たないし、あれだけ具体的な不吉なシーンが見えているのに強く訴えないでずっともじもじしているのがひどい、信じてもらえるかわからなくてももっと具体的にどうなるか教えて強く止めるべきでしょ、なんのための予知なの?

言いたいけど言えなくて何度ももじもじして尺稼ぎするくらいなら、最初に全部話しちゃって「危険なことが待ち受けてるのはわかった、でもリューさんを放っておけないから行かなきゃ!!」って流れのほうが自然だし、同じ行くにしても危険を承知で行くって決めるほうが仲間って感じがしていいと思う

・パーティに指示を出す才能あるって言ってたけど、全滅のピンチに決断できずに迷う時間長すぎて、見捨てない選択をした尊さよりも
見捨てる気持ちが強かったからこそあれだけ迷ったっていう印象が強くて決断の遅さで状況を悪くしたように見えます、このシーンもぐだぐだしていて印象が悪かった

・水場に落ちたらどれだけ危険なのか必要以上に解説しすぎたせいで、その後ベル君が下に落ちてバラバラになって残された仲間達が全滅しかける展開が想像できてしまったこと

・ベル君は急いで救援に向かわないといけないはずなのに、ダンジョンで出会ったゼノスの子に見とれてて、そんな場合じゃないでしょって思った
「ダンジョンで出会いを求めるのは間違ってるだろうか?」
まさにこんな状況で、時と場合を考えてください、仲間が全滅しかかっています!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

カサンドラ不要論

2022/11/12 初投稿

「新章 迷宮編」です!!
どうやら再びダンジョンへ行くようです!

自分は割と階層攻略型ダンジョンの話とか好きなのです。
「ドルアーガーの塔」とか「SAO」(なかなか素直になれず,キリトに文句をつけながらも実は割と好きw)など

胸が躍ります(笑)


結論から言うと,期待外れでした。
期待しすぎなのでしょうか?
いや,多分そうじゃないと思う。

率直に言って,悪夢(予知夢?)の設定は無い方が良かったのでは?

カサンドラが悪夢を見る。

冒険中現実にならないよう,夢と違う状況になるよう努力する

結局夢の状況になりかける

最終的には,危機脱出

悪夢の話無しで良くない?

ダンジョン探索

かなり苦戦したけど,みんなで力を合わせて,危機を乗り越える!

一人だけ違うベクトルで一生懸命動いている(本人は危機回避しようとしているつもり)より,PTの絆を描いた方がスッキリしませんか?
だいたい,全滅しないのは最初から分かっているし。

百歩譲って,1回ならまあいいけど,連続だとちょっと・・・
「カサンドラ,要らね~」って思っちゃいました・・・
ヒーラーって重要なのにもかかわらず・・・f^^;


そしてもう一点,すごく中途半端に終わっている・・・
早く続きを!!
さらに,希望を言うと
・カサンドラの夢はもう要らない!
・神様(ヘスティア)との絡みも作って!!
・ヴァレン何某出して!!!


余談
何かのゲーム(ウィザードリー?)にラビットフットってアイテムが有った気がします。確か幸運のお守り的なヤツ。
調べたら

日本語版Wikipediaによると
ラビットフット
1940年代 - 1960年代にアメリカのヒッチハイカーやバイク乗りたちの間で流行した。
当初は実物の兎の足で作っていたとか(グロ・・・^^;)

ついでに言うとFOOTなので脚ではなく足ですよね?

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

59.8 8 チームワークでファンタジーなアニメランキング8位
ブブキ・ブランキ(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (347)
1563人が棚に入れました
3DCGを中心とした制作を手がけるアニメスタジオのサンジゲン設立10周年を記念したオリジナルTVアニメ。

また、小松田大全さんによる初監督作品となる。

声優・キャラクター
小林裕介、小澤亜李、斉藤壮馬、石上静香、小松未可子、潘めぐみ、津田健次郎、日笠陽子、木村昴、興津和幸
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

こういう「制作が力んだ作品」つまり力作は好きですね♪ →8話目を境に、ジェットコースター並の急降下(苦笑)

[文量→中盛り・内容→各話感想系]

【総括】
3Dアニメ。アニオリ。SF、ロボット、バトル。

斬新なアニメでした。美しい3Dで世界の真理をシリアスに描き出す、ダークファンタジーの大作を思わせておきながら、急にコンバトラーV的なスーパーロボットアニメに展開させ、結果的にはガンダムのオマージュ作品だったという(苦笑)

レビューでは、自分が高評価した点と、なぜ低評価に転じたのかを書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1話は、本当に面白かった。名作の気配がした。

なぜ、あのままダークファンアジーを真面目に、硬派にいかなかったのだろう?

8話からの方針転換(ギャグ、スーパーロボット)は、予定調和だったの? それとも、評判にビビってテコ入れをはかった?

最初の3話までは、評価を5にしようとしてた(本当に面白かった!)。4,5,6話で、疑問を感じて、評価3に。8,9,10,12話は評価1。11話は4(この辺は、各話感想に)。レオコチームのカッコ良さをプラスに考えて、総合評価は3かな。

まあ、2期あるようだから観るけど、たった1話(8話)で、これだけガッカリしたアニメは初めてです。オリジナルアニメであり、この世界観、尻すぼみ感は、迷作、コメットルシファーを彷彿とさせました(苦笑)
{/netabare}

【各話感想(レビュー)】
{netabare}
1話目
世界観の紹介って感じ。デザイン的には、忘念のザムドに近い? 3Dですが、シドニアとかより大分キレイですね。色々気合いが入ってる感じは伝わる。なんか、部屋を暗くして観たくなる(映画っぽい)アニメだな。好きな感じの作品♪

2話目
かなり熱い展開、手に汗握る感じ。仲間の4人は、良いキャラしてますね♪ 特に、二刀流の眼鏡っ子は良いね(^.^) 粗暴な純情、ちょっとサヤ師を思い出す(笑)

3話目
ずいぶんゆっくり展開してるけど、だからこそ楽しいけど、大丈夫か心配になってきた。コガネは、分かりやすい復讐者だけど、最後、あの銃の奴と相討ちになりそうで、怖いな^_^; シリアス展開は好きだけど、最後はハッピーエンドが好きだから。

4話目
一度観た回想シーンを、あないに長々流さなくても^_^; ブブキ戦の「邪魔できない」の基準がよくわからないな。

5話目
いや、人力じゃ絶対ムリ(笑) 魔法少女降臨! なんか、展開が安っぽくなってきたぞ^_^;

6話目
シズルのバトルシーン、カッコいいな♪ でも、あの絵のくだり、ACのCMに似たようなのあったよね?

7話目
ブブキって、そういうシステムな(核を壊されても持ち主に能力が依存する)の? じゃあ、コガネの右手ちゃんの核に傷がついていたのも、大したことないじゃん。レオコは、少し「キルラキル」の鬼龍院皐月っぽいな。

8話目
謎の新キャラ、新組織が大量登場! いや、だから後半にそれやると物語が安っぽくなるんだってば(汗) しかも、ギャグテイスト……そぐわないってば。ヤバイ、加速度的につまんなくなってきたぞ^_^;

今後の定番としては、レオコ陣営が仲間になるのか? それとも群像劇? いや、最後は世界各国のブランキ大集合してラスボスとバトル? そんなGガンダム的な展開は求めてないんだが。

9話目
あぁ、やっぱり今後はこのテイストでいくのね。ガッカリです。監督は何を考えてるんだ? てか、監督変わったの? とすら思えるレベル。これが目指すべき姿なら、序盤のシリアスは、前フリですか?

10話目
あぁぁ、安っぽさが止まらない(苦笑) 心なしか、生命線だった絵も所々……。東京証券取引所なら、ストップ安の勢いですw 東、10年ぶりの母親との再会だぞ! もっと感動しようよ……。自給自足って、宝島でそのまま暮らすつもりかよ……。突然のラブ展開w 女子3名のカップリングは完成ですな。

11話目
なぜロシアがNARUTO走り(笑) レオコ、カッコいいな。レオコチームもカッコいい感じ。しかしながら、昭和感のする、次回へのひき(笑) まあ、ここ3話よりはだいぶ良いかな。

12話目
ミギワとレオコ(チーム)の高校時代はいい感じ。レオコチームは、本当に、キルラキルの皐月と四天王だね。レオコ→ミギワは、正に愛憎って感じ。大人がカッコいいアニメは好きです。……かと、思ったらまさかのアクシズ落とし&ニュータイプ同士の共感(笑) そうか、ミギワは東方不敗だったのかw まさかの、お気楽な感じでの2期発表(苦笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

礼央子(れおこ)さま、大好き!

原作無しのオリジナルTVアニメ。

キャラも含めてCGメインの作画で、動きも含めて好みに合わない人がいるかも。

礼央子さまが腹立たし気に闊歩しているEDの「ANGER/ANGER」(MYTH&ROID)が大好きで、録画視聴中でもとばさなかった。

2期目の「星の巨人」を観るなら視聴必須。だが、単体で本作を観ての面白さは保証しない(個人的には嫌いではなかった)。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

少年少女推奨の冒険・能力バトルに乱入するアラフォーの矜持

サンジゲン10周年記念・3DCG作品の分割1クール目。

【物語 3.0点】
物語進行の緩急等が独特で合わない場合も……。

“心臓”+四肢……。
巨大合体ロボの如き“ブランキ”迫力の戦闘が拝める!?
と思いきや本格化は分割2クール目から。
1クール目は異能の武器“ブブキ”に適性がある少年少女たちと、立ちはだかる大人ら、
人間同士の能力バトルが中心。


構成について考えさせられたのが、中盤。
“四天王”の大人たちとの連戦。

{netabare} メインストーリーをひとまず横に置いて、
主人公VS敵。両サイドのキャラ同士の過去の因縁と激突が、
運搬列車上という舞台も変更せず、
作中時間もろくに進まずにジックリ3話以上、
放送期間で言うと約1ヶ月続く……。{/netabare}

メインシナリオ進行とキャラの回想を交互にする等、
もう少しリズムを生み出す工夫が欲しかったです。


【作画 4.0点】
果敢。

3DCGをアニメ制作のメインに据えるには?
という課題への解決策が随所に散りばめられる。

例えば、キャラの輪郭などを描画する際に、線の太さにメリハリを付ける
いわゆる「入り・抜き」についても、
CG制作ソフト上でサポートするなど、
CGによる手書き風タッチの実現に尽力。

3DCGが苦手とするギャグにもチャレンジするなど開拓精神も旺盛。

背景では、適宜リアルな街並みを削り、流線背景を当て、
作画ソース低減とマンガ的演出を両立させる等、
予算を浪費しない、持続可能な3DCG制作現場を追求。


それほど大ヒットとはいかなかった本作ですが、
3DCGアニメ制作史上においては、
後世、重要なエポックとして回顧される可能性。


【キャラ 3.5点】
周年作品らしい、お祭り騒ぎ♪但し、やや空回りな部分も……。


“ブブキ”を継承した5人が担当する5つのパーツが合体して成立する“ブランキ”各機。
1体増えるごとにキャラも当然、5の倍数で増殖し、把握が困難に。


敵役の“ブランキ・炎帝”の“心臓”礼央子様が真打だが、本領発揮は1クール目終盤。


主人公の少年少女らのキャラデザは微妙に低頭身に設定。
高頭身の大人たちの壁を乗り越えて……というテーマ性を内包したデザインだが、
萌え&イケメンのトレンドからはやや外れた印象……。

ここは、“王舞の右手”・朝吹黄金の“ブブキ”「右手ちゃん」に萌えるしか(笑)
(因みに本作展開当時「右手ちゃん」は、ぬいぐるみ化もしたとかw)


【声優 4.0点】
3DCGをとことん追求できる制作現場実現の探究か。
本作の収録はプレスコ(音声収録後に作画)
手描きの如く表情豊かなCG構築には声優さんの演技も寄与。

特にチーム・アメリカの“心臓”エピゾ役・細谷 佳正さん。
頭空っぽのほうが夢詰め込める♪系のアホキャラを爆裂させ終盤前の丸一話をジャックw

コンテ繋げたムービーだけ見て、あれだけの独演を繰り広げるとはw
ホンマようやりますわ(笑)


【音楽 4.0点】
劇伴は横山 克氏。刺激的なバトルBGM等で好演出。
特にテーマ曲である「BBK/BRNK」のバリエーション「~The Gentle Giants of the Galaxy」は、
テクノとストリングスを融合した逸品♪


OPは鈴木 このみさんの「Beat your Heart」が主人公サイドの少年少女に奮起を促し、
EDはMYTH&ROIDの「ANGER/ANGER」が敵の首班・礼央子様の沸々たる憤怒を代弁しぶちまける。
主題歌でもハードデジタルロックの応酬による"王舞”VS"炎帝”の場外戦が勃発♪


【感想】
細腕のティーンが不釣り合いな重装備を振り回し世界を救うとか(笑)
冒険やヒーローはそんなに甘くはないんだよw
そう捻くれた大人は現実を諭すわけだけど、
改めて少年少女のピュアな言動が新世界を切り開く王道を示したい。
そんな主張も感じられる本作。

そのアンチテーゼとして設定されたと思われる
礼央子様と彼女を守護する“四天王”のアラフォーたち。

これは分割2クール目『~星の巨人』のネタバレになりますが、
{netabare}“ブブキ”や“ブランキ”の適性は血筋で継承され、
その能力は子を成した時に、次代に受け継がれ喪失する。{/netabare}

すなわち“四天王”は自分たちの幸福もお預けにして、
文字通り、全身全霊、礼央子様のために人生を捧げている。
涙ぐましいアラフォーの執念です。

シリーズ通じて、オッサン、オバサン属性をからかわれたりする“四天王”ですが、
私には笑えません。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

58.4 9 チームワークでファンタジーなアニメランキング9位
ソラとウミのアイダ(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (164)
504人が棚に入れました
海からから魚が消えた。水産省はかねてより計画していた“宇宙イケス”を試験運用。男女雇用機会均等法の強化によって「漁師にも女性を」と声が上がる。舞台は尾道。目指すは宇宙。これは宇宙漁師を目指す6人の少女の物語。

声優・キャラクター
高橋花林、立花理香、井上ほの花、すずきももこ、米野真織、神坂みお

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

ばってん、おかしか。

アニメーション制作:トムス・エンタテインメント/だぶるいーぐる
2018年10月 - 12月に放映された全12話のTVアニメ。
広井王子が原作者であるソシャゲのメディアミックス作品。監督は、濁川敦。

【概要/あらすじ】

舞台は尾道、目指すは宇宙。「私たち宇宙漁師になります!」

世界中の海からすべての魚が突然消えた。人類は魚を食べられなくなった!
そこで、農林水産省の事業で宇宙空間に大量の巨大イケスを建設して魚を養殖。
その一方で漁業組織として広島県尾道に『尾道宇宙漁業団』を設立。
尾道からロケットを飛ばして宇宙に行き、メカを操縦してイケスに入って漁をするという。
水産業は日本の独占状態であり宇宙漁の拠点は尾道にしか存在しない。

ところが、宇宙イケスに放たれた魚たちは巨大で獰猛な生物に変異して漁は危険。
宇宙漁師は、携帯アプリを利用して八百万神社にいる守護神を呼び出して、
守護神の力で魚を倒してゲットするという。

そして、この物語は魚が消えた日から10年後。
男女雇用機会均等法の強化により女性漁師の増員がさけばれる中、
出身地が東京・広島・カルフォルニア・京都・秋田・熊本とバラバラな、
6人の志願者の少女たちが宇宙漁師候補生として選ばれた。

これは、空町 春(そらまち はる)たち、
同じ寮で暮らす尾道宇宙漁師育成センター女子部の訓練や日常。
互いに絆を深めう成長の物語なのかもしれない?

【感想】

広島市中区のアニメイトビル内にて他のアニメ作品と比較しても頭2つ優遇されているアニメがあります。
2Fに続くエスカレーター沿いの壁にタペストリー、降りたところを出迎える立て看板。
いろいろ合わせて合計10個ぐらいでしょうか?
3Fで下りエスカレーターに乗ってアニメイト店舗のある2Fに入ると、
9枚のサイン色紙、アニメの場面のパネルがたくさん、単行本にCDにと特設コーナーが待ち受けています。
そのアニメこそが、『ソラとウミのアイダ』なのです。

・“個性的”な6人のヒロインによる日常コメディ
・“聖地”尾道の協力を得ての観光PR
・方言女子で地域性をアピール
・マスコットキャラを出したりソシャゲ要素でゲームの販促
・駄菓子の低学年向けおまけシールみたいな奇っ怪な魚を狩るハンターモノ要素
・宇宙に出ることでSF好きにもアピール

サクラ大戦などのヒットメーカーである広井王子が原作者で、他作品の売れ線要素を詰め込んでみて、
ゲームやアニメで勝負!といったところですが、ゲームは振るわずアニメも1巻の円盤の初週が113枚。

広島の尾道を舞台にしてコラボしてみたものの同じく尾道の『かみちゅ!』、竹原の『たまゆら』
みたいに郷土愛やノスタルジーに訴えかけるものがなく、
よそものが尾道をアピールしてみました!みたいな場違い感。
ソシャゲを売りたい!と同列で商売で尾道が扱われてない?という疑問。

これが表現したいからメインテーマにして作品を作る!ではなくて、
映画の舞台として有名な観光名所である尾道の力を借りて、作品を売りたい!
いろんな作品のヒット要素を寄せ集めて作ってみましたみたいな安易な商売っ気が見透かされた感。
欲張りすぎた結果が、ちぐはぐな内容で残念ですね。

・世界中の海から魚がいなくなった原因が説明無し
・政府が国家予算で水質や環境を管理してるはずの宇宙イケスで怪物に変異した魚が野放し
・漁に行くたびにロケットを飛ばして大気圏を突破して巨大魚を数匹獲って帰るって、
 ロケット1基打ち上げに100億円かかるのですが、刺し身一切れで新車が買えそう
・食の安全に世界一厳しい日本なのに、化物に変異した魚を食べるって遺伝子異常の懸念でありえないですけど?
・魚と戦う手段が守護神のオカルトパワー一択で訓練してメカに乗る意味は?

スタッフすら理解してないような設定のムダや矛盾が多すぎて、
やりたいことがないのに単なる金儲けで作られただけの本当にただの寄せ集めアニメ。
蛇足なソシャゲ要素が全方位で足を引っ張ってハンターアクションにもシリアスにもSFにも青春モノにもなりきれず。

そういうマンガ的な部分が気にならなくするためにディテールや映像への拘り、シナリオの練り込みが重要ですね。

主人公の春の性格がおかしいとか博多っ子など棒読み声優が多いとかの問題を棚上げしたところで、
設定のおかしさやシナリオの問題点の多さから視聴者に訴えかけるものが無く、
萌えやイイ話を突っ込んでみたところで、作品として振るわないのも無理も無いかなといったところ。
このアニメのいいところ?キャラデザが、そこそこに可愛いぐらいしかなかった残念な作品でした。


これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 48

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

「宇宙漁師」というパワーワード(笑)!→ 宇宙生簀(いけす)という荒唐無稽設定がいまいち活きてこず?

== [以下、視聴前および第1話視聴時のレビュー: 全話視聴終了後追記あり。] ==
同タイトルのスマホゲームがあって、そこからのアニメ化らしいです。

出自を考えるとたいして期待できないようでいて、しかしTV CMやYouTubeで公開中のPVで語られる設定が荒唐無稽かつ「宇宙漁師」という言葉に惹かれてとても気になってしまう。

「もしかしたら化けるかも」な2018年秋アニメ候補として挙げておきます(はずれたらごめんなさい)。

2018.10.04追記:
第1話を視聴。このスピーディーかつ強引な展開は、たぶんゲーム設定準拠な感じ。これはもうダメかもわからんね…(笑)。

でも宇宙港以外の尾道ご当地感はけっこうあったのと、H2Bモドキの有人ロケットと通称: トビウオと呼ばれる宇宙漁のための作業ポッドのデザインは自分的にはけっこう好みです。もうちょっと観てみるか…。
== [ここまで] ==

2019.1.7追記:
最終回まで一応は完走したものの、積極的に他人に視聴を勧めるような作品ではありませんでした。他の方のレビューでもちょくちょく見かける通り、一部のキャストの演技についてはかなり低評価の対象となり得るものがあります。

作画面では大きな破綻はないのですが、宇宙漁師[女子部]メンバーの成長を描くというメインストーリーに関しては視聴者にアピールするような強力な何かは特になかったかと思われます。

結果、凡作にとどまった感じです。決して「つまらない」とまでは言いませんが…。

なお、尾道の「ご当地アピール」に関しても同じクールの『ゾンビランドサガ』を観てしまうと(比べる相手が悪すぎるかもしれませんが)遠く及ばない感じなのでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 39
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ソラとウミとの間には~、今日も冷たい評価がある~(苦笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
いや~、プロローグでこんなにツッコミ入れたアニメは初めてでした(汗)

「漫画原作」「ラノベ原作」「小説原作」「アニオリ」「なろう原作」など、様々あるなかで、やはり一番、打率が悪いのは「ソシャゲ原作」なんだなと再確認してしまいました。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
プロローグから。

「世界の海から突如魚が消え、原因不明のまま10年」「どうしても食べたい人類が、魚を食べたい為に宇宙に生け簀を作った」「尾道の漁師がまず宇宙へ」「男女雇用機会均等法により、女性も宇宙漁に」

って、ツッコミどころしかなくて、腰が砕けた(苦笑)

まず、「魚食えるとか食えないの問題より大問題だろ」「宇宙じゃなく内陸に生け簀を作れば? それができないなら、地球の大気や磁場なんかに問題があるんだろうから、人類的にピンチなんじゃ」「なぜ、尾道である必然性が?」「男女雇用機会均等法を持ち出さなくても、普通に女性漁師がいて良いんじゃね?」などなど。

なんか、「中学生が考えた設定」みたいで、ガックシきたな。と思ったら、原作は広井王子さん? そう言われれば「らしい」というか、トンデモ設定から名作を作ってきた方だけど、流石に心配になる。

てかこれ、サンマ1匹100万くらいするんじゃ?

ツッコミどころを挙げればキリがないんですが、まず、こういうガバガバの設定は、ストーリー性が希薄なソシャゲならなんとかなっても、ストーリーが大事なアニメという媒体では無理があるなと。

とにかく、魅せ処である宇宙漁がショボい。守護神の個性の違いが、もっと出せれば良かったけど、なんか、パーっと出て来て、パーっとやっつけただけだった。ていうか、(序盤と終盤に比べると)漁の要素が薄い中盤の日常回の方がまだ観られるという、皮肉。

ネットで、こんな秀逸なツッコミを見かけました。

「この企画で会議通した奴、有能過ぎるだろ。ウチの会社にほしいな」

(笑) 確かに、物凄いプレゼン力なんでしょうねw

なんだったら、(NHKで観たんですが)マグロだけではなく、サバやイワシ、ブリやヒラマサ、果てはクエまで養殖に成功している近畿大学の水産研究所をアニメ化した方が面白かったのでは? おっちょこ女子大生を主役にして(笑)
{/netabare}

【余談~ 声優さん評価 ~】
{netabare}
私は、声優さんに対しては、あんまり良いも悪いもないんだけど、この作品に関しては色々目立っていたので、珍しく声優さんに触れようかと。

まず、主人公の「空町春」役の「高橋花林」さん。{netabare}独特の声質があり、「音楽少女」の「箕作沙々芽」役ではうまくキャラにハマってたけど、主人公役はあんまり合わないかな? どちらかと言えば、クセの強い脇役キャラの方が良いかもしれませんね。{/netabare}

次に、「村上波乃」役の「立花理香」さん。{netabare}可もなく不可もなくな印象。普通に聞けたけど、(周りが周りだけに)逆にあんまり印象にも残らなかったかな? 悪い意味じゃなく、普通でしたよ~。{/netabare}

次に、「美剣真」役の「神坂みお」さん。{netabare}演技が上手い下手というより、ボーイッシュなキャラに(低音の)声質が合っていたかな? でも、関西弁には違和感あり。って、福岡出身? か。方言話さすなら、関西出身の声優さんにお願いするか、猛特訓しないとね。{/netabare}

続いて、「櫻舞湖」役の「すずきももこ」さん。{netabare}これは、演技力も方言も酷いかな。まあ、演技にはやや成長も見られましたが。方言は、私が北東北出身だから凄い違和感を感じるだけかもしれません。一生懸命やられているんでしょうが。ワンポイントアドバイスとしては、台本に濁点がふってあるところ以外も全部、できるだけ濁点をつけた方が良いですよ、少し鼻にかける感じで(鼻濁音)。普通の部分を綺麗に発音しちゃって、語尾など方言らしい部分にだけ、あからさまに濁点をつけるから、訛が変に浮いて聞こえるんですよ。こんな簡単なこと、周りのオトナがちゃんと指導してあげてほしいですね。茨城県出身の方なんですね。東北訛なんて難しいことをさせずに、普通に演技している声を聞いてみたかったです。{/netabare}

そして、「薪真紀子」役の「米野真織」さん。{netabare}これは多分、話題になるレベルの棒読みなので、今後この世界(声優業)での活躍は厳しいかもしれませんね。熊本出身で熊本弁のキャラですし、方言の問題じゃないですね。キャスティングの、オトナの問題かと。ただ、最終12話なんかだと、少し成長していました。1つのセリフの中で抑揚をつける意識は感じられました。マキマキのキャラ自体は控え目で可愛らしく、声質は合っていたので、ちょっともったいなかったなと。{/netabare}

最後に、「ルビー安曇」役の「井上ほの花」さん。{netabare}なんか、可愛らしいアニメ声で、まだ未熟ながら可能性を感じさせますね。「あそびあそばせ」の「生徒会長」とも、演技をちゃんと変えていましたし。流石に、井上喜久子さんの娘さんといったところでしょうか? メインキャラの声優陣では、一番ちゃんとしていたかな。{/netabare}
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆1
ひっでぇプロローグ(汗) ギャグのクオリティ、ひっくい。無理矢理な尾道紹介。

役に立たない守護神なんか、そもそも入れるなやと。てか、魚がそんなにでかいなら、機体もでかくするか、無人(遠隔操作)にすれば?

完全にゲームだな。爪を折ったら、売り物にならんやん。切ろうかな(汗)

2話目 ☆2
まあ、宇宙飛行士と考えれば。タギリ姫、、、刀使ノ巫女で見たな(笑) プール使えないなら、海でやれば?

3話目 ☆2
訓練生で、旧型で、初のプールで、ベテラン(男性漁師)の最高記録と同じなら、もう天才というか、男性漁師はド下手だろ。

4話目 ☆3
こういう日常回なら、まあ観られるかな。

5話目 ☆3
抜き打ち&初&ダイバーもなし。下手すりゃ死ぬぞ(汗) ちょいサービス。ちゃんと隠すのは良いねw む、無理矢理なピンチ演出(汗) ポット内部も完全防水なの? どんなオチやねん。

6話目 ☆2
とにかく、東北弁のイントネーションが気になるな。そこで「カモメのジョナサン」出すなら、部屋で見せない手法もあるだろうに。リチャード・バッグは、「ONE」だけ読んだな。作画も崩れてきたかな?

7話目 ☆2
まきまき回。なぜディフォルメ多用? 「女子でも漁には関係ない」という作風でありながら、「料理も作れない女子部員になってしまう」という発言。なんか、ブレてない? ギャグが寒いな~。こんなに危険なのに、有人である理由がわからないな。

8話目 ☆2
身体を鍛えてなんとかなるもんなんか? なんでドレスやねん(苦笑) なんかこう、正式につまらんな(笑)

9話目 ☆3
夏祭り回。こういう、本編と関係ない日常回の方が面白いってのが、アニメとしてはすでに失敗なんだよね。

10話目 ☆2
加速しきっている電車に追い付く自転車。宇宙漁師より、競輪選手の方が稼げそうだな(笑) 家族が騒げば、流石に隠蔽はできないんじゃ? なんかシリアスになりそうですな~。

11話目 ☆1
急に良い人になられても。「お前らを守るためだ」と言った直後に、「助けに行ってくれ!」って、情緒不安定か?

12話目 ☆2
逆光の感じとか、絵はまずまず。兄の行方不明ネタで引っ張るな。結局、水着でサービスかい。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25
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