タイムリミットで仮想現実なおすすめアニメランキング 1

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76.2 1 タイムリミットで仮想現実なアニメランキング1位
ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 2nd(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (508)
2344人が棚に入れました
「最終負荷実験」という名の、アンダーワールド全土を巻き込んだ「人界」軍と闇の軍勢の戦争。戦局は、「光の巫女」アリスの奪取をもくろむ「ダークテリトリー」軍ガブリエル一派と、アンダーワールドを守ろうとする「人界」軍アスナたちとの戦いへと様相を変えつつあった。未だキリトが精神世界の奥深くで眠り続ける中、「闇神ベクタ」ことガブリエルは、現実世界から幾万もの米国プレイヤーたちをログインさせ、「人界」軍の一挙殲滅を狙う。対するアスナたちは、アンダーワールド創世の神の名を冠する3つのスーパーアカウントで抗戦する。この大戦の行く末は、今は深く眠る一人の少年――「黒の剣士」が握っている。「アリシゼーション」編 、ここに完結!

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥、茅野愛衣
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ちょ、待って。

長かった。
分割4クールのラストクールです。
2018年秋からだから丸2年。
やっと完結です。

私の好きな作品だから言っちゃ難だけど。
{netabare}あの終わり方はね。
度肝を抜かれたとともに、苦笑しちゃいました。
世界観がぶち壊しじゃないですか。{/netabare}

それに、アリシゼーション編は間延び感が甚だしい。
原作に忠実なのかな。
構成の仕方を熟考すれば、もっと密度の濃いものになったかと。
アメリカンを3倍に薄めたテイストといいましょうか。

それでも、毎週楽しみにしていたのは事実。
クール間の休止期もジリジリしていたのも事実でした。

さて、本題です。
本クールはリアルワールドとアンダーワールドの融合と言えましょう。
{netabare}米軍の侵攻に対して、リアルワールドから援軍が。
敵味方がはっきりするのが、この作品の特徴。
ゲスった奴らに鉄槌が下される。
相当哀れでしたけど。{/netabare}

こちら三女神はと言うと。
やっぱり、シノンが最高です。
メッチャ好きです、声と性格。
また一つ、シノン株が私の中であがりました。

その他、アリスとアスナの軽い三角関係が妙にむず痒い。
アリスの眉ひくひくがリアルでした。
金髪好きの私としては、アリスのビジュアルが大好き。
今、金髪キャラベストテンを作成するとアリスがブッチでしょうね。

なにやら、新しい企画が始動した模様。
平静な心で待つとしましょう。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 25

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

”全キャラ登場”に頼ってしまった作品

原作未読。最終話まで視聴。

あぁ…。こういう着地・・・。
これが正直な感想です。
「4期もかけて、こんな感じ」って。

SAOは期待値高めですからね。
「War of Underworld」は第1期、第2期とも高評価しようがないですね。
不必要に長かっただけというか・・・。
これだけの物語に2クールもかかるのかなって。

本作の前半部分に当たる「アリシゼーション」の2クールは密度が濃かったけど、「War of Underworld」はとにかく内容が薄い。
最終的に”全キャラ登場”に頼ってしまった作品という印象。
これでは苦しい。

「War of Underworld」第1期も☆の評価を下方修正しました。
う~ん、残念。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 39

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

SF設定はメチャメチャ深いです…が話長すぎ。アリス様が神々しい。

 SAOのファンではありますが、あまりに長い。主人公が23話中19話廃人っていったい?もちろん最後の覚醒のカタルシスや活躍していなかった各レギュラーメンバーの見せ場ではあるんでしょうけど。

 まあ、最終話で宇宙空間に金色のアリス様が映えて神々しかったです。そのお姿が素晴らしかったので救われました。アリス様が必殺技を使うときの叫ばない冷静な「リリースリコレクション」でゾクゾクしてしまいました

 アリス様とはどういう存在なのかについては、SF的にかなり深いテーマに行き着いています。このテーマは古くはジェイムスPホーガンの『内なる宇宙』などがあります。『ハローワールド』もこういう設定なんでしょうね。マトリックスやゴーストインザシェルは有名どころです。
 実際の物理学者も、宇宙創造とか平行宇宙を考えるとき神という上位概念の存在を数式の中に見出す人もいるので、非常に奥が深いと思います。

 本作のラースは、結晶を用いた量子コンピュータの一種なんでしょうが、その中に世界があって本当に人が住む世界がある。アリス様は自分自身が、人間という造主物がつくったコンピュータ内の情報だと理解したとき、何を考えるのか。

 ヒューマンフォームのロボットに、コンピュータ内で進化した人間の人格を移植したとき、それは人間なのだろうか、という問いかけ。脳医療とVR世界はユウキの話の時からも出ていました。

 これがキリトと表裏になるわけです。キリトは現実世界からVR世界に緊急避難してきた存在でした。2人は現世における身体の起原が異なりますが、心を通わせられます。こうなると、一体魂とは何ぞや?という哲学的な問題にも肉薄してゆきます。別の知性の形態として茅場という天才学者がネット社会で生きているということを示唆してもいました。

 アニメの世界だけでなく、人工知能については近い将来チューリングテストを通過したAIの知性をどう考えるか、という問題に直結します。人間並みの思考ができるAIは人間なのか。人権はあるのか。SNS上の友達が実はAIだったという時代は目の前に迫った課題になります。
 そしてアクセルワールドにつながるであろう時間加速の概念も出てきましたし、それがもたらす悲劇もありましたし、結果としてアンダーワールドは進化し宇宙時代を迎えていました。

 SF設定を拾ってゆくだけで、よくまあこれだけ盛り込んでストーリーにしたなあと感心しました。

 アニメです。長すぎ問題は、せめて1クール…いや5話削るだけでもいいですけど、もうちょっとなんとかできなかったでしょうか。原作もアンダーワールドは冗長でしたけど。
 女子たちの戦いなどが面白いのとアリス様が活躍するのでいいんですけど。キリト寝すぎと尻切れトンボはもうちょっと何とかしてほしいですね。
 
 ということで、SF設定は秀逸なのに、ストーリーが長すぎてダレるという最近のアニメとしては珍しいズレかたをしていました。
 作画は奇麗だし、女子たちは美しいしで、まあいいんですけど…原作のアンダーワールドの進化した先が面白そうなので、早めに次のシーズンをお願いします。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9
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