スフィアでジャンプなTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のスフィアでジャンプな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番のスフィアでジャンプなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.3 1 スフィアでジャンプなアニメランキング1位
バクマン。第3シリーズ(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (670)
4263人が棚に入れました
何となく毎日を過ごしていた中学生・真城最高は、ある日、同じクラスの秀才・高木秋人から「俺と組んでマンガ家になってくれ!」と声をかけられる。だが、 3年前、プロのマンガ家だった大好きな叔父の死を目の当たりにし、マンガ家になる夢を捨てていた最高はそれを断ってしまう。しかしその夜、秋人に呼び出された最高は、あこがれの美少女・亜豆美保の家を訪ねる。そこで秋人の告白に亜豆が出した驚きの「答え」に舞い上がった最高は、亜豆に「2人のマンガがアニメ化されたら結婚してほしい」と申し込んでしまう!!

声優・キャラクター
阿部敦、日野聡、早見沙織、矢作紗友里、岡本信彦、諏訪部順一、志村知幸、川澄綾子、藤村歩、利根健太朗、野島裕史、川田紳司、堀内賢雄、浜田賢二、森田成一、桐井大介、子安武人、風間勇刀、立花慎之介

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

進化の歩みを止めることなく突っ走る亜城木夢叶・・・問われた真価に対する答えは^^?

少年ジャックを背負う人気漫画家になって作品をアニメ化する・・・その夢を叶えるために全力で走り続ける亜城木夢叶のムッチャ熱い作品・・・第3弾です。

予め3期まで放送する事をを前提とした作品構成になっているので、リアルでこの作品を視聴されたいた方には、とても長い空白の1年だったと思います。

「自分達の本当に作りたい作品を描きたい・・・」
その信念を貫き通そうとする二人・・・振り返ってみると、足枷でがんじがらめになっていました。
中学生の頃に見上げた高みに、自分達を押し上げなければ夢は叶わない・・・そんな土壇場の状況から3期の物語が始まります。

亜城木夢叶は、これまでたくさんの産みの苦しみと向き合い・・・時には悔し涙で頬を濡らした時もありましたが、一つ一つを自分の糧としてきました。
夢を叶えるために全力で駆け抜けた10年・・・だったと思います。

10年間・・・彼らの夢はただの一度もブレなかったのは流石です。
一つの夢を10年間見続ける・・・リアルに考えたら物凄く高いハードルです。
しかも、彼らは途方もない夢を目標にして頑張ってたんですよね。
夢の大きさに押し潰されても決しておかしくなかったと思います。

これまでは人知れず静かに思いを育んできました。
夢を追い掛けて10年・・・費やした時間と注ぎ込んだ情熱の分だけ、周囲を気にしなければならない立場にまで成長していました。
成長するのは良いことだと思います。その分だけ人生の選択肢が増える訳ですから・・・
でも、その成長が時には足枷になることもあるんですよね^^;

悪気は全然ありませんでした・・・
尊敬していたから・・・大好きな人の事を知って嬉しかっただけなのに・・・

ひょんな出来事が発端となり、亜城木夢叶の夢が白日のもとに晒される事になってしまうのです。
彼らは決して悪いことをしている訳ではありません。
それなのに目の前を通り過ぎていくのは、たくさんのバッシングの嵐・・・
相手の事を考えると世間の荒波に抗わない方が・・・などという気持ちが沸き上がってくるのも分かります。

でも、ここからがこの作品の真骨頂・・・
言葉で表面上は何とでも繕う事は出来るけれど、自分の本心は繕う事なんてできません。
だから優先するのは自分の素直な気持ち・・・
身体が歩みを怖がっているのが分かります。
傷つきながら・・・ボロボロになっても歩みを止めないのは、お互いの道がその先で繋がっていると信じているから・・・
だからお互いに相手の状況をただ黙って見ているだけ・・・なんて事は決してありません。
最初は怖いだけでした・・・でも勇気を振り絞った一歩に差し出された手の温もりを感じて・・・過ぎ去ってみたら充足感に満ち溢れている・・・

何という絆の固さなのでしょう・・・
何という信頼の深さなのでしょう・・・

そして彼らは夢の実現に向けたお互いの立ち位置も決して揺らぎませんでした。
「一歩先で待っていてくれているから頑張る・・・」
次の瞬間、画面一杯に広がるのは言葉では言い尽くせない最高のパフォーマンス・・・

真摯に・・・愚直に我を貫き通した10年・・・
ホント紆余曲折の10年でしたが、その年月の重みをしっかり受け止めても余りある、とびきりのラストが用意されていました。

この真骨頂以降を・・・きっと10回以上は視聴したと思います。
何度も涙腺が崩壊しちゃいました(//∇//)

これまで、ごく一部の登場人物にしか触れてきませいでしたが、他にも魅力的なキャラがたくさん登場します。
特に下の二人は主人公と同じくらい大好きなキャラでした^^
高木(旧姓:見吉)香耶(CV:矢作紗友里さん):二人を陰日向で支えた功労者です。
蒼樹紅(CV:川澄綾子さん):序盤と終盤でキャラのイメージがガラッと変わりました。人当たりが徐々に良くなっていくんです・・・最後、平丸先生が羨ましくて仕方ありませんでした^^;

オープニングテーマは、nano.RIPEさんの「もしもの話」と、ヒャダインさんの「23時40分 feat. Base Ball Bear」
エンディングテーマは、スフィアさんの「Pride on Everyday」と、JAM Projectさんの「夢スケッチ」
3期に相応しい主題歌だったと思います。
一番のお気に入りは「夢スケッチ」です。本編からの入りが絶妙である事も、本編で涙で前が見えない状態で気持ちが昂ぶっていた事も評価に含まれていますけれど^^;

75話視聴してきてホント良かった・・・お気に入りの作品がまた一つ増えました^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

漫画で漫画家という邪道(メタ的)なようで王道な友情・努力・勝利!

PCP完全犯罪党が始まった辺りから始まる第三期、丁度原作知らないとこなので補完するため観始めた。
ストーリーは凄くイイけど、台詞回しやら場面転換が淡々としてるのは原作通り。
これで演出も伴ってたら感動大作になっていたかも。とはいえこのサクサク感もバクマン故の持ち味か。
OPがエンディングにしか見えない。アニメの中でアニメ化してるのは笑った。

この作品、ジャンプで読んでいた頃は漫画を題材にした漫画とはまたメタっぽい変化球できたなぁ、
なんて思っていたけど、実際は友情・努力・勝利のジャンプ三本柱の王道まっしぐらな内容だった。
このノリはデスノコンビというより、むしろヒカ碁を彷彿とさせるような熱さを感じる。

この作品が生んだ"シリアスな笑い"という言葉は、とても印象的で心に残った。
平丸さんと吉田氏の回は良かったなー。
シリアスな笑い取りに来てるようで、しっかり伝えたい気持ちが詰まっており、プロだなぁと思う。

七峰君
{netabare} 以前、他作品の設定ツギハギみたいなので騒がれてたライトノベルがあったけど、
売れるならある種正しいのかなぁなんて。MAD作るのも才能だなぁとは思う。

"パクリ"と"影響を受けた"の境界線って難しいし、オリジナルがどの範囲内を示すのか分からない。
そんなわけで7峰君のやり方自体は否定されるものとも限らないと思うけど、問題はあるだろうなぁ。
一番は"意見を出してくれる人の信頼性"だ、情報流出や、それこそアウトなネタを知らず知らずに
アイデアとして取り入れてしまったり、という自体になったとき責任の所在が不明瞭で危なっかしい。

創作界隈を知る人ならなんとなく分かることだが、大勢で何かを創ることはとても難しい。
一見すると、大変な役割を複数で分けてやれば負担は減るし、楽できるじゃん、と思える。
でもそういう考え方をしている人たちでは何かを作り上げることはできないのだ。
重要な役を分担するほど、できもしない理想への期待が高まってしまう。
不特定多数で共同制作をするなら、あったらいいがなくても問題はないものに留めておかないと進まない。

七峰君のネットアイデア作法は、一見良い方法だけどそういった問題点が多かった、って所なんだろう。 {/netabare}

模倣犯の回も素晴らしかったなぁ。コナンばりの閃き、こういうのはアニメ効果も伴ってぐっと来た。

OPがエアーマンに

新妻君
{netabare} かっけえなあー。長期連載の人気漫画って惰性になりながらもなかなか終わらないよね。
面白いもの描ける作者はきりのいいとこで終えて次々と新しいもの生み出していけばいいのにと思う。
まさに新妻君のようなエンターテイナーに惹かれる。
それは大場つぐみ&小畑健の漫画観なのかもしれず、この挑戦的なスタイルは素晴らしいな。 {/netabare}

そういえば静河流いないのか……けっこう好きだったのに残念。

亜城木夢叶&ラストスパート
{netabare} 最終話のタイトル「夢と現実」は1話のタイトルと実は同じ。これは凄いね!
ちなみに連載前の仮題は「夢と現実と博打とYシャツとキミ」だったらしい。
ライバルとの切磋琢磨、脇目もふらずやり通すこと、そして夢を叶えること、
まさに友情・努力・勝利!ジャンプ三本柱の王道をこれだけ真っ直ぐにやったことが清々しく感動した。

漫画で読んでた時は淡々と読んでてそんなに感じることもなかったけど、ハラハラドキドキの連続、
こんな毎度熱い展開だったとは。アニメでバクマン。のストーリーの魅力を強く感じることができた。

ほんと1話1話でうまくまとまっていたし、演出も良くいい内容だったと思う。 {/netabare}

久々のお気に入りアニメになった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

こたろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

バトルじゃない。スポーツでもない。でも熱血ジャンプ漫画

中学生のときに志を立ててから約10年。
青春の全てを漫画にかけてきた主人公達の熱血「漫画家」まんが。第3期、完結編です。
作中でジャンプ漫画の事を扱い、ときには揶揄しながら、本作自身がコテコテのジャンプ漫画の集大成。
努力、友情、勝利です。


原作を読む限り、4期があるだろうと思っていました。それぐらい原作ストックはあった筈です。
ところが実際はこの3期で完結。
このへんは大人の事情なのかもしれませんが、原作のエピソードや登場人物を多少削る事になっています。
ただ、削られた部分は原作でも微妙だった(そして長かった)ところ。
感動もしますが結構殺伐ともするので、あえてアニメに入れない選択もアリだったと思います。
これに関しては、破綻無くキレイに編成してあったと思います。

そこは良かったのですが、それでも2クールで収めるには少々尺不足でした。
ちゃんとドラマになっているし各話で盛り上がりどころもキチンと創ってあって、出来る限り最良の構成になっていたのは流石。
ですが、ちょっと贅沢を言わせてもらえば、もう少しじっくりやって欲しかったエピソードも多々あり、原作ファンとして少し不満が残ります。

それでも、見応えは充分。
1期から続いた、主人公達の努力と挫折と成長の物語、ライバル達との凌ぎを削るアツい勝負の物語、仲間や愛する人との友情と愛情の物語、それぞれに花道が用意してあり、1期からのシリーズを通して非常に良くできています。
一貫してブレないテーマである「夢を叶える」
そこに向かって突っ走りつづけた少年達を見守ってきた我々としては、もう終盤では涙ながらに見ていました。
本作のテーマを見事に表現してあるOPとEDが素晴らしい。
4曲ありますが、どれもバクマンの完結編を飾るのに相応しいものばかり。
EDの映像と歌詞だけで泣かされてしまいます^^;

アニメとしての質は今更言うまでもないNHKクォリティ。
再現度が高く、原作絵をキレイにイメージどうりに創られていて、文句の付けようがありません。
作中で漫画がアニメ化される話を扱いますが、それだけに下手なアニメは作れませんよね。
このジャンプ漫画をアニメ化した「バクマン。」というアニメで下手なものを見せたらいいツラの皮。自虐になってしまって笑えません。スタッフには微妙にプレッシャーだったんじゃないでしょうか^^;
余談になりますが、
そのアニメ化のエピソードで声優のオーディションをする話がありました。
役柄として「大御所」や「今、人気ナンバー1声優」という登場人物がでてくるのですが・・・ほんとに人気声優や大御所を起用してあります。1話しか出番ないのに。
さすがの拘りだなぁ、と、ちょっと感心しました。あのキャストなら文句なしです。


終わってしまった寂しさはありますが、きれいに完走した物語はやっぱり清々しい気分。
アツくて爽やか。
実に少年マンガらしい面白さを語り追求しながら、それを体現した秀作。
あにこれでは大手少年誌原作はあまり評価されない傾向にありますが、やはり日本一売れている雑誌の人気マンガ。
それを堅実にアニメ化した作品ですから、間口は広く定番的に面白いのは確かです。
是非とも万人にオススメしたい一作。もちろん1期からね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

67.7 2 スフィアでジャンプなアニメランキング2位
初恋限定。(初恋リミテッド)(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (481)
3189人が棚に入れました
雪ノ下中学の二年生、有原あゆみは、男の子から愛の告白をされることを夢見ていた。
その願いはある日、最悪の形で叶うことになった。野獣のような風貌の高校生・財津操から告白されてしまったのだ。操が恐ろしくてなかなか交際を断る勇気を持てないあゆみ。そんな中彼女は、毎日操につきまとわれて疲労困憊する姿を心配してくれた、同級生の財津衛を好きになる。
だがどんな運命のいたずらか、衛はあの操の弟だったのだ…。
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

様々な初恋を描いた隠れた良作

中学生~高校生の初恋を描いた群像劇です。

原作未読ですが少年ジャンプで連載してたみたいで、少年誌らしい女の子のアングルが多めな感じ。
でもあんまり嫌な感じはしないので、女性でも楽しめるかな♡

好きになったり振られたり、恋に臆病になったり悩んだり・・
いろんな子たちの初恋が、ギャグを交えながらじんわりくる展開もあったりして、期待以上に楽しめました♪
これ隠れた良作だと思います!

江ノ本さんと楠本くんの話が好きでした。3話、6話、そして最終話。
最初、男は顔だって言ってた江ノ本さんが、最後には、男は顔じゃないって言ってたのは面白かった♪

恋愛もの、純愛ものが好きな方におすすめします☆彡
参考に、恋の一方通行相関図も一番下に書きましたw

以下、各話の簡単な感想です。◎は良かった話です。

1話「美少女Aと野獣Z」
{netabare} 突然強面の男子から告白されちゃった有原あゆみさん。
その男子、財津操くんは本当は優しい人なんだけど、彼女は操くんの弟の財津衛くんが好きで・・
でもせっかく助けてくれたのに、キックするのはちょっとかわいそう。{/netabare}

2話「となりの山本さん。」
{netabare} 綺麗なのに恋愛には全く興味がない山本岬さん。
1話の財津兄弟の幼馴染だったりと、意外な関係がちょっと面白い。
実は財津衛くんは山本さんのことが好きなんだけど・・{/netabare}

3話「ゆらめきアンバランス」
{netabare} 体育祭の応援担当になった江ノ本慧さんと楠田悦くん。
でも二人はウマが合わなくてケンカばかり・・
江ノ本さんが楠田くんのことを徐々に好きになっていく過程が見ててニヤニヤしちゃいます♡
楠田くん、私も最初は好きなキャラじゃなかったけど、憎めないところがいいなって思いました♪{/netabare}

4話「世界の誰より大好きな」
{netabare} おにいちゃんの別所良彦くんがすごく大好きな別所小宵さん。
別所良彦くんは山本さんが好きなんだけど、山本さんはある出来事で有原さんのお兄さんを好きになっちゃいます♡
ホント、何が恋のきっかけになるか分かりませんね♡{/netabare}

5話「とまどいダイビング」
{netabare} 中学の時に水泳のオリンピック候補にまでなったのに、高校で水泳をやめてしまった渡瀬めぐるさん。
水泳部で一緒だった武居先輩(いつも水着なのはなんか嫌w)に水泳部に誘われるけど・・
胸を見られるのは嫌だけど、女として見てくれないのも寂しいような。{/netabare}

6話「雪が降り出すその前に」◎
{netabare} 男女6人でクリスマス会をすることになったけど・・
全然ロマンチックな展開じゃないんだけど、なんだかココロに沁みました。。{/netabare}

7話「キスをしようよ」
{netabare} ボーイッシュででクールな感じの土橋りかさん。
同じテニス部の寺井春人くんと内緒でつきあってるけど、なかなか進展しなくて。
二人の不器用な恋がもどかしいけど、最後のぎこちないキスが良かった♡{/netabare}

8話「チョコレート・ボマーの憂鬱」
{netabare} バレンタインデー♡
それぞれの子たちの想いが交錯して・・
理由はなくてもドキドキすれば恋・・そういう恋はこの時期にしか味わえないかもね。{/netabare}

9話「その思い出には満開の」
{netabare} 美術部の千倉名央さんは部室に飾られた桜並木の絵が大好きで、それを描いた連城先輩に出会い、好きになってしまうけど・・
他の話と比べて静かでしっとりとしたお話でした。{/netabare}

10話「カッパファイト!」
{netabare} 楠田くんをカッパ役に欲しいと現れた演劇部の不動宮すみれさん。江ノ本さんのヤキモチがかわいい♡
5話の渡瀬さんの話の続き。武居先輩の言葉って告白だよね?
最後の楠田くんの江ノ本さんへの言葉・・楠田くんそれ絶対言っちゃダメでしょ。。{/netabare}

11話「少年達の逃避行」
{netabare} ダメでどうしようもない男の子たちの逃避行。
嫌われても自分の想いを伝えたい・・財津お兄さんいいこと言う!{/netabare}

12話「ハツコイリミテッド。」◎
{netabare} なんか青春してていいなぁ。
海に向かって叫ぶとか、砂浜の追いかけっこからの告白とか。
みんないい感じになってスッキリしたラストでした☆{/netabare}

おまけ。恋の一方通行相関図
{netabare} 財津操 → 有原あゆみ → 財津衛 → 山本岬 → 有原有二
                     ↑
            別所小宵 → 別所良彦{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

やる気梨 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

アナタは 恋をしたこと ありますか?

あらすじ


雪ノ下中学の二年生、有原あゆみは、
男の子から愛の告 白をされることを夢見ていた。
その願いはある日、最悪の形で叶うことになった。
野獣のような風貌の高校生
財津操から告白されてしまったのだ。
操が恐ろしくてなかなか
交際を断る勇気を持てないあゆみだったが

そんな中彼女は、毎日操につきまとわれて
疲労困憊する姿を心配してくれた、
同級生の財津衛を好きになる。
だがどんな運命のいたずらか、
衛はあの操の弟だったのだ……。



※作品データベースより引用



感想


これは「いちご100%」で
有名な河下水希先生の作品ですね。

僕は、この作品は
全巻持ってるくらい原作から好きなんです。
連載時には、打ち切りになってしまって
がっかりしてたんですが…。
まさかの、アニメ化してくれて嬉しかったです!


まず何と言ってもキャラが多いですね
それぞれサブキャラという概念があまりなく
様々な視点で描かれています。

各話ごとにスポットが当たる
キャラが違うので
違う恋愛模様が見れて非常に面白いです。

さらに、毎回スポットが当たるキャラが違う分、
ある意味どのキャラも主役の様なものだと思うので、
それぞれのキャラの声優が豪華なのも良かったかと思います。
声優さんの演技のおかげで、
さらに感情移入出来たと思います。


基本的には、タイトルの通りに
「初恋」についての物語だけです。
中高生の男女の、甘くも切ない恋愛を描いていますね。

この初恋の話の、
展開や演出が何とも良かった。
見ているとニヤニヤが
止まらない様なシーンが
多かったですね〜。

個人的には、江ノ本と楠田の恋愛の話が
1番好きでしたね。


登場人物は多かったけど、
それぞれの立ち位置やキャラがハッキリしてたので
わかりやすくもあったと思います。

後半までは、
全く目立たないと思ったキャラでも、
感動するくらいの物語をしていたのは
単純に凄いと思いました。

またキャラがそれぞれ
魅力的で設定も良かったと思う。
自分は、好きなキャラも多くいたし、
みんなも誰かの恋愛については
共感したり感動して、
好きなキャラが出来るのでは無いかと思います。


あとはOPやEDなどの
音楽も何気に良かったと思います。
特にEDが好きでしたね♪
それに、何話かでの特殊EDも
素晴らしい出来だったとおもいます。


ただ、一つ文句があるとすれば
もっとそれぞれの恋愛を見てみたかった…!
別々の恋愛を描いているせいで、
一つの恋愛だけ見るとほぼ進んでおらず、
曖昧な形で終わりを迎えてしまいます…。

まぁ、放送していた時には、
原作が終わってしまっていたので、
どうしようもないと分かっていますが…。
もう少し、それぞれの恋愛が見て
どうなるのか知りたかったという想いがありますね。

結果だけ見ると付き合ったと言えるのは、
1組ぐらいですしね…。

その後のことを、
視聴者に想像させる余地を
わざと残していたのかも知れませんけどね。


でも、総合的に見て
凄い好きな作品でした。
作画も悪く無いですし、
音楽も良いです。


評価が低い…というか。
知名度が低いみたいですが、
評価の割にはかなりいい作品だと思います。
恋愛ものとしては良作品でした!

個人的には、
もっと高い評価を
受けてもいい作品だと
思いました。


恋愛物が好きな人には、
ぜひ見て欲しい作品ですね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 29

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

アナタは 恋をしたこと ありますか?

あらすじ


アナタは 恋をしたこと ありますか?

うまくいくことばかりじゃない
まちがうこともあるかもしれない

でも初めて出会った恋する気持ちは
私たちを未来へ運んでいく


雪ノ下中学の二年生、有原あゆみは、
男の子から愛の告 白をされることを夢見ていた。
その願いはある日、最悪の形で叶うことになった。
野獣のような風貌の高校生
財津操から告白されてしまったのだ。
操が恐ろしくてなかなか
交際を断る勇気を持てないあゆみだったが

そんな中彼女は、毎日操につきまとわれて
疲労困憊する姿を心配してくれた、
同級生の財津衛を好きになる。
だがどんな運命のいたずらか、
衛はあの操の弟だったのだ……。


五人の中学二年と三人の高校一年生の
女の子たちの初恋の瞬間を
恋愛コミックの旗手、
河下水希が鮮やかに描いた作品
初恋限定。-ハツコイリミテッド-



感想

これは「いちご100%」で
有名な河下水希先生の作品ですね

全巻持ってるくらい原作から好きなんですが
打ち切りになってしまってがっかりしてたんですが
アニメ化して嬉しいです!


まず何と言ってもキャラが多いですね
それぞれサブキャラという概念があまりなく
様々な視点で描かれている
オムニバス形式ですね

基本的にタイトル通り「初恋」をテーマに描いている。
登場人物は高校生、もしくは中学生の男女で
序盤は1話ごとに少女たちの初恋の瞬間を描いている。

この初恋の瞬間は非常によく描けており、ベタor過剰な演出はあるが
見ていて可愛らしくニヤニヤが止まらないシーンの数々だ。

確かにアニメ的展開や、
お約束的展開、都合展開もあるが
このシンプルだが「初恋」という
テーマを突き抜けた作品は好感が持てる

多い登場人物を「初恋」というテーマで上手く動かしており、
後半までは目立たなかったキャラクターが、
たった1話で思わず涙をこぼしそうになるくらいの
初恋物語を展開してくれたのは、純粋に感動した

またキャラがそれぞれ
魅力的で設定も良かったと思う
好きなキャラも多く
個性的であると思う

ただ、1つだけ残念なのは初恋の結果が
あやふやになっているモノが多かった。
ある意味そこにはリアルがあり、
上手く行かない初恋や登場人物たちの初恋の行方を
視聴者の想像に任せるという部分もあったのかもしれないが、
ここをどう受け入れるかで作品を見終わった後の脱力感に
人によって違いが出てくるかもしれない

あとはOPやEDなどの
音楽も何気に良かったと思います
特にEDが好きでしたね♪
ウォークマンにも入れてる位好きです!


評価が低いというか
知名度が低いですが評価の割には
かなりいい作品だと思う
良作品でした!

もっと高い評価を
受けてもいい作品だと
思いましたね!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 62
ページの先頭へ