ストーキングで恋愛なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのストーキングで恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番のストーキングで恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.5 1 ストーキングで恋愛なアニメランキング1位
ゴールデンタイム(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (2205)
12071人が棚に入れました
東京のとある私立大学の法学部に入学した主人公・多田万里は、入学式の後に行われる新入生オリエンテーションの会場である学部キャンパスへ移動中、道に迷ってしまう。同じく道に迷ってしまった同学部の新入生・柳澤光央と出会い、意気投合した万里であった。なんとか目的の場所へ辿り着く目処がついたそのとき、2人の前に薔薇の花束を持った美女が現れる。彼女は花束を光央の顔に何度も叩きつけた後、その花束を光央に渡し「入学、おめでとう」とだけ告げ去っていってしまう。スタイルも身につける物も全てが完璧な彼女・加賀香子は光央の幼馴染みで、幼い頃に光央と交わした「結婚」の約束の実現を夢見て、さまざまな形で光央を振り回してきた。そんな香子から逃れるために、有名私立大学の付属高校からこっそり外部受験で現在の大学に進学してきた光央だったが、新入生オリエンテーションの会場でも香子は2人の前に現れる。香子もまた、光央を追って外部受験で法学部に入学してきたのであった。

声優・キャラクター
堀江由衣、古川慎、茅野愛衣、石川界人、木戸衣吹、比上孝浩、佐藤聡美
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

高飛車姫と記憶のない王子の逃避行(全24話)

(総評)
見終わってみれば、なんてことない爽やか〜リア充物語でしたよ…

20〜23話くらいが、観るの重たかったかな。
気持ちの視野の狭くなってしまった主人公が、シリアスにうろたえてアワワギャーッとなってしまう類いが嫌な人には向かないかもしれません。

たくさんの脇役の楽しさのおかげで、主要キャラの味も引き出され、観切ることができました。
(非リア充ながら常に自信を持って面白いことしてくれる「二次元君」、
主人公達が活動していたお祭り研究会の面々の集団的な笑えるやり取り、
いつも主人公に安易な理解はせず、しかし愛ある喝をいれてくれる隣の部屋のナナ先輩、
ビシッと言うとこは言うけど、気の抜けた笑いをもたらしてくれる香子のお父さんなど。表彰もんだっ)

三角関係をうまいこと記憶喪失に絡めたのか〜?ぐらいで始まった印象でしたが、段々、{netabare}記憶の混濁と再喪失{/netabare}の重みになり。の、割に爽やか〜に復活・終結しましたね。
んー。記憶云々入れないで、普通に大学生活の変わったラブコメにした方が脇役ももっと生かされて面白ったのでは…?

でもやっぱり最後まで見守った1人としては、りんだの保護者のような姉さん心が凛々しく美しい!と思ったし、万里と香子のバカップルはどこまでもバカップルに幸せでいればいいじゃないと思いましたよ。

でもやっぱりオレ対オレを長引かせるより二次元君の私生活を充実させてやるとかかんとか、笑えるところがもっと見たかったかな。



視聴中のダラダラとしたレビュー
{netabare}
キラキラした青春ラブコメになるのかなーと思っていたら、
主人公とヒロインが情けないエピソードに巻き込まれ、ドタバタ劇の中で自分のあり様を見つめていくようだ。
{netabare} このヒロイン、見た目は近づき難いゴージャス美人なのに、片想いの幼馴染への執着心がトコトン強くて、彼の前で喋り出すとドンドン…高飛車で強気でゴリ押しで勘違いも甚だしい酷いキャラになってしまう。
(またやっちゃったー!!って、潮が引いた後のような反応がおかしい。)
昔流行った「白鳥麗子でございます!」みたいだな。
主人公に対しては、名前がなかなか覚えられなかったくらい意識しない分、自然体で情けない面を見せている。主人公には、素直に失礼を詫びて後悔できるのにね。 {/netabare}

3話
{netabare}「NHKへようこそ!」?みたいな展開を見せた、宗教誘導サークルの エピソード。思わず、そうくるなら続きが楽しみだ!と乗り出してしまった。変な話の方が気になるじゃない。「四畳半神話大系」でもああいうの出てきたけど、サークルってそういう罠がありがちなんでしょうか(ー ー;)。

そういえばうちの町には…
一見オシャレな自転車屋で、中には若い女の子と楽しそうにツーリングする写真がいっぱい飾ってあって、どうですかアナタも、と自転車買わせて誘われて行ったが先は宗教関係、というお店があるらしい。罠!!{/netabare}

幼馴染にキッパリハッキリ振られて、ヤケになって。
「自分の想いばかりを見てきた自分」の過去を捨てたい彼女と、{netabare}記憶喪失で過去が無い、{/netabare}今だけがある主人公。どこか無謀な2人はいつも破れかぶれで荷物を置いて逃げるハメに。でも何だか、気づけば2人とも楽しい。
「何をおいてきたって、結局大丈夫みたい。私、以外と頑丈みたい。」
さりげなくいいセリフかも。
{netabare}
4話の茶店で声かけてきたNANA先輩は、ただのパロディネタかと思ったら、公式サイトのキャラクターリストに居るね。この先も出てくるのかな。
林田先輩も奈々だけど…?2人のナナって点もパロディ??なぞだ。
香子のちなみ責めはおかしかったけど、笑えない人もいるかも…。男の人にはどうなんだろう、この性格難ヒロイン。 {/netabare}


5話
{netabare} 「ありがとう、すべてのいのちにありがとう」香子さんの想定大爆発、やるなぁ〜
ブァーカブァーカってミツオ…。
こーこさん、失言して〜口笛〜って今時( ̄O ̄;)オモシロイ
{/netabare}
「さすが親友!親友だから!親友なのに!」親友大連発。心の友に飢えていた香子さん、よしよし。
記憶の幽霊はどうしたいのかな。

6話、7話
{netabare} ミツオの告白を見届けてショック。
まだ引きずってたのかな?と思ったらこーこさん。違ってた。

万里の告白断ったのも、ちゃんと自分のルールで落とし前つけたかったんだね。

香子さん、「超音波」なるちなみの男女問わないモテモテさに嫉妬して…そんな何もない自分にまたガッカリして。
入学したてで仕切ってるちなみは確かにすごいけど、香子さんはコンプレックスを受け止めて言葉にできてるのが、可愛いね。言える万里とのいい関係。
壊れないで欲しいけど、失った過去が絡んだときの万里の不安定さが陰りを見せる。
反面、2人の付き合いだしのキラキライチャイチャパラダイスが〜

あのね、2人のはじめては、パリで!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
パリ!行きたい!どーやったら行けるんだろ〜*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
{/netabare}
万里さん落ち着いて!そのノリは詐欺に乗せられる男のようだぞ

でもこの2人のミュージカルみたいなノリが楽しくて、もういいじゃないラブラブで!と思うんだけど、そうは問屋がおろさないんだろうか。どこの問屋?
万里の過去問屋、りんだ番頭はんが出てくると、香子さんといた明るい部屋が途端に生活感を帯びて物悲しく。どうなっちゃうの。

この作品は、登場人物の名前がとても覚えやすいな。あだ名を絡めたり音をふんでたりするからかな。

8話
やなっさん絶不調。やつれて部屋は荒れ、女に絡まれ。
やなっさんを助ける万里の、こーこさんのパクリなノリが楽しいね。 {netabare} 芸達者な万里さん。記憶が欠けたぶん、他人の反応の吸収応用力がいいのでしょうか。
「あの人だったらこうするな」っていうマインドをいくつも蓄えとくことって、支えになるとか。
万里の中の「あの人だったら」はだいぶ欠けてるのかな?記憶がない場合の「自分だったら」はどこから出てくるものなんだろう。不思議だね。

記憶の背後霊、一瞬、起きてきた香子さんかと思った。怖い。
{/netabare}

9話
香子さん、不安になってる。やっぱり聞いてたのかな。
「ごめん、全部オレが悪い」
から始まる高校時代の回想。

万里、メソメソした子かと思ってたら、男らしいところあったんだね。ややこしい状況の時に、とっさにリンダを隠して守って…。


10話
二人がひとりの中に同居している万里。記憶はないのに気持ちが浮上してきて。
ナナ先輩が居てくれるおかげで、リンダと万里のモゾモゾした空気を観続けることができる。
ナナ先輩、携帯メールは病院の外で送っていたり、タクシーで後部座席でもちゃんとシートベルトしてたり。社会規則を守ってる方じゃないですか。
{netabare}
倒れた万里と介抱してたリンダの元へお見舞い、香子さん無理してる…頑張ってる。自分の混乱した心情を整理した上で人に伝えるのって、難しいよね。万里は、整理できなくても混乱しているんだって現状を、香子さんに伝えるべきじゃないかな。やなっさんと二次元君の悪ノリが飛び込んで来たおかげで、楽しい。 {/netabare}

11話
いろんな先輩たちのアドバイスが楽しかった。ねじれた三角関係が不安になるけど、まわりの人達に恵まれてると気が紛れるね。

13話
記憶の幽霊が怖い。自分を縛る自分。でもうまい設定かなぁ。万里を嫌いになれないもの。
あとやっぱりおまけんの人達とのくだらなくも明るいやり取りが、いいねぇ。香子さんとのおかしなデートも。こういった思い出を日々積み上げることが、きっと幽霊を祓う力になるんじゃないかな。
オープニング見る限りは、この先も万里と香子さんのラブストーリーがメインなようなので、ちょっとホッとしてε-(´∀`; )見守ります。
記憶の幽霊の溶解や和解がどうなるのかが、今後の盛り上がりになりますね。

14・15話
二次元君キャラ面白いなぁ。
海行こう計画。たくさんのくだらなくも楽しい記憶を積み重ねていければいいね。そうだ、うまく行くことばかりじゃないんだ、それを楽しもうと決め込んでる万里、こーこさんも惚れるわ。

どっか安宿でも泊まってけばいいのに、強行軍の帰り道。
ドキドキした。

16話
実際の事故と、聞いてた「事故る」の感覚の違いを語る二次元くん、素直でしみじみ。
事故後にずーっとこうこさんの顔を覗き込んで心配してた万里。
おとーさんもいい人…楽しい人ー。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 39
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

青春とは嘘であり、悪である

青春を謳歌せし者たちは常に自己と周囲を欺き自らを取り巻く環境を肯定的にとらえる。
彼らは青春の二文字の前ならば、どんな一般的な解釈も社会通念も捻じ曲げてみせる。
彼らにかかれば嘘も秘密も罪科も失敗さえも、青春のスパイスでしかないのだ。
仮に失敗することが青春の証であるのなら友達作りに失敗した人間もまた青春のド真ん中でなければおかしいではないか。
しかし、彼らはそれを認めないだろう。
すべては彼らのご都合主義でしかない。結論を言おう。
青春を楽しむ愚か者ども、
砕け散れ。

このアニメを見ていると比企谷のこの言葉を思い出します。
いつか視聴断念するだろうなぁ、と思いながら視聴してましたが、ここ数話、そして今回の8話が本当に理解出来なかったので断念します。


なんというか、やりたい事、伝えたい事、作品の魅力が全然見えてこないんですよ。
それでいて、キャラの行動も意味不明な事が多い、共感出来ない事ばかりです。
{netabare}○記憶喪失
{netabare}まぁ色々ツッコミどころはありますが、扱う事自体はいいんですよ。その設定を生かせるなら。
この設定は明らかにリンダ先輩ありきのものじゃないですか。
他のエピソードに絡めるくらいでないと、捌ききれない設定だと思うんですが…
とりあえずリンダ先輩が置かれた状況を整理すると、友達以上恋人未満だった同級生が告白し、返事をする日に相手が事故に遭い記憶喪失、その後その同級生は自分のことを先輩と呼び、同級生は何も知らないが、自分は全部覚えている状態。
とんでもない状況ですよね…
リンダ先輩の立場になって考えたら、気が気じゃなくなりますよ。
しかし、実際に視聴するとあまりリンダ先輩の気持ちが伝わってこないんですよ。
設定を捌ききれてないから、リンダ先輩の感情がすんなり自分の中に入ってこないんです。
このエピソードが中心ならまだいいんですが、加賀香子などなど、他のエピソードもあって、描写が弱いし、描写をするタイミング、展開も良くないと思います。
普通に考えれば期待度が大きいはずのリンダ先輩にあまり感情移入出来ない、この時点で今後の期待度はかなり落ちました。{/netabare}


○各キャラの行動に対する共感
{netabare}私だけなのかなぁ、このアニメのキャラの行動に全然共感出来ないのは。
特に居酒屋のアレ以来の行動がマジで意味不明で、私はもう無理だと思いました。
適当に意味分かんなかったこと挙げてきます。
・岡「バカじゃん?」
→私「えっ、何それは…(ドン引き)」
いや、いくら呑みの場とはいえ、もっと言いようがあるでしょ…
それで、さらに問題なのはこの後です。
岡の言い分としては、アレは呑みの場のため告白としてカウントしてない、柳沢があれだけ避けるとどうすればいいか分からないとのこと。
これに対し、万里は励ます会なるものを作り、遊園地に岡が来て、一緒に遊んで仲直りだそうです…
ねーよ(笑)誰か比企谷呼んで来てくれよ。
まず、岡が柳沢を傷付けたということを理解してないことがおかしい。
飲み会の幹事もやって、天然だけどもあれだけ気配り出来そうなのに、そこに気付かないのはちょっと…
そして、それを誰も岡に指摘しないのもおかしい。誰も思わないの?
告白に対して「バカじゃん?」って言われて、他の人にも噂されるってどうよ?
「バカじゃん?」以外に言葉は無かったんですかねぇ…
この際、岡が気付かなかったとしても、誰か気付いて「あの言い方は流石に酷かったんじゃない?やなっさんに謝ったら?」くらいの言葉はかけれたはず。
そりゃあ告白した柳沢はアホだろうけど、その返答は余裕で柳沢の行為を凌駕するでしょ。自業自得では済まされないレベル。
相手のことを考える、相手の立場になって考えるということをしないのでしょうか?
自分のことしか考えてないじゃん。
そんなんだから、問題なぁなぁにして、特に解決した描写もないまま仲直りさせたんでしょ?
何?9話を見ろって?もうお腹いっぱいです。

・「多田くんのことが好きです」
もうさぁ…このカップル本当に互いのこと好きなのか分からないっすわ。
「片思いに敗れた優しさに多田くんを選ぶ(割愛)」
まさに見ている人が思うことですよね。加賀さんいわく、これじゃあ嫌だからシナリオがあったとか言ってるけど、視聴者に突っ込まれないように先回りしたみたいな印象なんですよ。
そんなこと言うくらいなら、もっと多田くんが好きだという描写して、そんな言い訳くさいことをヒロインに言わせないで下さい。
それか、多田くんにそんなに早く告白させないで下さい。
そして多田くん、あなたは彼女が部屋で寝ている中、何堂々と他の女の人と恋愛絡みの話してるんですか?
加賀さんに告白して、友達やめよう的な発言して、それだけ本気で考えていた描写して彼女出来た挙句にやることですか?
マジで本気度が分からない。好きなの?そうでもないの?
リンダ先輩の描写は絶対に必要です。
というわけで、これは完全に展開ミス、この描写をやるとしても、付き合ってすぐの時にやるのはさすがにおかしいんしゃないですかねぇ…
あぁ、付き合ってすぐだけど、リンダ先輩のこと気になってるのか。
これは君のいる町以来の問題作候補かな(笑)

・リア充うぜえ?
変換ミスじゃないですよ。意図的な?です。
いや、確かにうっとおしいんだけども、なんか茶番っぽいんだよなぁ。
例えるなら、中学生くらいの演劇部が文化祭のステージで大袈裟に彼氏彼女を演じてるみたいな。
たぶんね、文化祭の方は笑いが起こると思うんですよ。
それくらいシュールなリア充描写に見えた。
あれ恋愛じゃなくて演技でしょ?嘘で誤魔化してる親を騙すための偽装カップルでしょ?って感じでした。
もう、何を伝えたいのか全く分からない。
ウザさを伝えたいのか、単に恋愛描写を伝えたいのか、浮かれっぷりを伝えたいのか、シュールな図を届けたいのか。
今の僕には理解出来ない…{/netabare}{/netabare}


初めてスマホで文章書いたわりには、予想外に長くなってしまいました。
今期のラノベ枠がどんどん脱落していく件について。
岡田さん脚本の長井監督なら何か変わってたかなぁ?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
ネタバレ

さんちゃ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

主人公とヒロインが顔と顔を見合わせて「ぷっ・・あははは!」て笑うようなアニメのままで良かったのに

いつか面白くなるかなーと思いつつ見てたけど
いつまで経っても盛り上がりが無くつまらなかった。
2クールも必要だったのだろうか…。

冷静に考えるとシナリオ自体に不自然さはそこまで無かったけど
如何せんキャラの心情が突飛で理解に苦しんだ。
また、意図不明なアクシデントの挿入が多々あり、感動しようと
真剣に観ている気持ちを阻害するため、結果として駄作をつっこみながら
楽しむスタンスで視聴せざるを得なかった。

以下気になった部分を箇条書きします。
やや酷評にあたるかもしれないので、ゴールデンタイムが好きな人は見ないで下さい。

例えば、理解に苦しむ心情としては、
{netabare}
・多田万里が卒業記念Tシャツに名前が書かれていなかったという
理由で突然泣き出す。「おでの!おでのなばえがない!」こんな男嫌だ。幼児退行かっ!

・21話辺りで、加賀香子が万里の精神的な病状を憂えて「大丈夫、
大丈夫、全部大丈夫だよ。私が一緒にいるよ。私が一緒なら世界征服
だって出来るよ」みたいな事いってたにも拘わらず、次の話で何の
前触れもなく突然、別れようとか言い出す。

・リンダ先輩と仲良く話してるだけで、岡ちゃんがいきなり現れ
万里を「最低」と罵って万里を無視しだす。
理由については後々説明はあるけど、もう少し事前に岡ちゃん視点での憤りを
見せないと、視聴側からすると訳が分からない。
その前に、岡ちゃんがヤナっさんに未練があったなんて、全話通しで見てもピンと来ない。
いくら飲み会の席とはいえ、ヤナっさんに告られた時、平気な顔して
「馬鹿じゃん」て返事してたし。あれ見て、その事実に対する説明もその後数話
おざなりにされてたから、ヤナっさんの告白自体単なるギャグ要素として作用してたのかな
って思ってた。
(女性キャラが香子、リンダ、岡ちゃんの3人になって、それぞれの心情を2クールで
描こうとすると尺的に難しそうなんで、結果としては岡ちゃんがヤナっさんに好意を
抱いてるって設定自体不要だったのかもしれませんね…)

・リンダが最終万里の事を恋人として好きだったのか、友達として好きだったのか
ちょっと曖昧。
8話辺りで、リンダにその答えを聴いた時「あの時の答えはノーだよ」って言ってたのに
最終話で「全部イエスだよ!」とか言い出す。本当にイエスなら、あの時どうしてノーと
答えたのかに対する心情があまりに説明不足。
{/netabare}

意図不明なアクシデント等については、
{netabare}
・3話で宗教サークルの勧誘に引っ掛かる。大学から宗教という単語は連想しづらい。
それだけに意外性はあったけど、なぜ宗教??このアクシデントが切っ掛けで、
加賀香子が多田万里を意識し始めるし、最終話要となるハート型の生き残りの鏡
に繋がってくるんだろうけど、あんな軟禁まがいの事してる時点で事件だよ。
所謂つり橋効果を狙うにしても、もっと他にやり様が無かったものだろうか?

・9話でリンダのお兄さんの結婚予定相手の浮気現場を押さえるって話。
これで、お姉さん気質で利口で大人っぽく万里をリードしてたリンダに対するイメージが
ぶち壊れて、やる事がエグくて怖い女というイメージが最後の最後まで拭いきれなかった。
万里と相談して、万里がそういう行動を起こそう!って泥をかぶるならば王道展開として
理解できるけど、なぜヒロインにとってマイナスになるような見せ方をしたのか。

・19話でリンダが万里を突き飛ばすけど、地面に倒れた万里の背中に
犬のフンがつく。これは本当に引いた。アニメでまさか犬のフン描写があるとは
思わないし、特に笑いに繋がった訳でもないし、一旦大学に戻らせるためのイベントとしても
これは無いかなー。一体何を感じさせたかったのか理解不能。

・8話でヤナっさんを励ます会で岡ちゃんが呼ばれて持ってきたのが生麺。
それは笑いどころなのか?あれか、慌てて持ってきたのが赤べこだったりコケシだったり
鮭だったりしたらもっと爆笑を生んでいたのだろうか?
慌てて持ってきたという背景(行動理由)がある以上、シュールな笑いには結びつきにくい。
単純にギャグとして取り入れていたのだとしたら、作者の笑いのセンスは少し錆びが付いている。

・万里の顎絆創膏。疲れた、もう何話か忘れました。
{/netabare}

奇想天外な作品ばかり作って失敗するライターやクリエイターに宛てた
テンプレ的な煽り文句を若干改変入れて引用させて頂くと
「誰もやらなかった事に挑戦する」と言うが大抵それは先人が思いついたけど
「あえてやらなかった事」だ!王道がなぜ面白いのか理解できなければ
予想外な展開は破綻しか齎さないぞ!と言ったところでしょうか。

普通にやってれば、それなりに見応えもあり、きっと感動を呼ぶ事も出来たのに
敢えて王道から逸れて微妙な新しさを生み出そうとした結果、何だかとっ散らかった印象
しか残さなかった感じが強い。
サムライフラメンコとまではいかないけど、最近敢えてテンプレ的な内容を
崩すのが流行ってるんですかね…。

無理して予想外な方向へ話を持っていって滑ってる事が多かった。
良い所はちらほらあってそれだけに最後のどんでん返しを期待して見続けましたが、
それを続けるには時間の無駄だったっていうのが個人的な感想です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

75.1 2 ストーキングで恋愛なアニメランキング2位
彼女、お借りします(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (591)
2070人が棚に入れました
20歳のダメダメ大学生・木ノ下和也。初めての彼女と一度だけキスをしたが、たった1ヶ月でフラれてしまった。「あぁ…やだ…もうなんか全部ヤダ…」やけっぱちになった和也は、“ある方法"を使って、女の子とデートをすることに。待ち合わせ場所に行くと、「君が和也君、だよね?」さらさらの黒髪を耳にかけながら、和也の顔を伺う美少女、水原千鶴は微笑みかけた──。

声優・キャラクター
雨宮天、悠木碧、東山奈央、高橋李依、堀江瞬、野沢由香里、赤坂柾之、梶原岳人
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

自己の中心でアイを叫んだウツケモノ

第一期は滝に打たれる思いでなんとか完走したものの、
続く第二期は早々に断念。
要するに、レンタル嬢に入れ込むダメ大学生のお話です。見ちゃおれん。

  ちなみにネットで調べたところ、
  レンタル彼女というのは本当に存在しているサービスなんですね。
  (『レンタル家族』なんてのもあるそうです。すげえな、ニッポン)

  最近、一部のよろしくない女子中高生の間で
  Hなしの『デート援交』なるものが流行っているらしいんですが、
  それを会社として堂々と紹介しているのが『レンタル彼女』であります。

  早い話、キャバ嬢を時間なんぼで個人に派遣してるみたいなものかと。
  (女性・未成年の方のために申し上げておくと、
   キャバクラも会話のみで『おさわり禁止』なんです、一応)

で、前提として言っておきますが、
僕は職業サベツをするつもりはさらさらなく、
キャパ嬢やレンタル嬢を見下したりはしていません。

ただ、そのカンケイを『遊び』と割り切れず、
カネで買った笑顔や親しさをホンモノと勘違いして、
ガチで入れ込んでしまう御仁には、トホホ感を抱いております。

  あれ、本人は『大恋愛』をしているつもりなんですよね、
  リアルでそういうやつ何人か見てきましたが、いとあはれ。
  余裕のないオトコってやだわ。

閑話休題。


アニメにおける非モテ男子が美形女子とお近づきになるきっかけって、
基本的には『部活』あるいは『同居』みたく、
相手が逃げようのない『強制ゼロ距離環境』が主体であります。

で、仕方なく一緒にいるうちにその女子が、
その非モテ男子の『実はいいヤツなところ』をいろいろ発見し、
じわじわと距離が縮まっていくのが王道パターンかと。

  なんで目を皿のようにしてそんなヤツの『いいとこ探し』をしなきゃいかんのか、
  というのは言いっこなし。
  あくまでもマンガやアニメの話なんですから。

本作はその『強制ゼロ距離』の新しいパターンですね。
レンタル嬢とお客さまのカンケイ。
う~ん、確かにこりゃあ、逃げようがありません。
{netabare}
おまけに大学が同じでアパートの部屋まで隣同士とか、
リアルだと女子的にはあまりにも『イヤすぎる』ゼロ設定なのですが、
そこもまあ、マンガやアニメの話ですから。

  リアルだったらその女の子、
  かなりの確率で、
  借金してでも引っ越して逃げ出しますって。{/netabare}

それでも、その男子がほんとうに『いいヤツ』ならば、
お話がいい感じに転がるのですが、
本作主人公の和也くんは、男の目から見ても『ダメなヤツ』大満開の章。

夢もなく、何の努力もしてないスネっかじり大学生。
親が苦労して稼いだカネをレンタル嬢に貢いでる段階でダメ男確定なのですが、
それ以外にも見栄っぱり、噓っこき、優柔不断、自己チュー、ケーワイ発言など、
ヒトとしてあまりにもアレで、
正直、友だちにするのもめんどくさいタイプかと。
{netabare}
海に落ちたヒロインを助けるため自分も飛び込んでなんだかんだ、
という惚れさせエピソードもあったりしましたが、
もうね、なんと言うかね、その演出自体がオワコンなんだってばよ。

  類似の演出ってむか~しからあるけど、ウソ800。
  『電車男』みたいな共同幻想、
  いつまでも追いかけるのいいかげんやめれ。

  立場が逆だったらわかると思うんだけど、
  チンピラに絡まれているところを女性に助けてもらったとして、
    相手が美人警察官だったら必死に追いかけたくなり、
    ゴリマッチョなおばはんだったら「ほんと助かりましたあ」で済ませる、
  ヒトとしてどうか以前に、ニンゲンとはそういう生き物であります。

  それは女性であってもまったく同じことかと。

  相手が好みのタイプだったら
  ハンカチ拾ってもらっただけでもキュン(←死語)となり、
  そうじゃなかったら命を助けてもらっても
    「ありがとう。いい人ね」
  でオシマイ。そういう現実に早く気づきなさいよって話です。

  というか、そもそもラブは恩で買えるっていう了見自体が、
  貧困というか狭いっていうか……
  ヒトとしての基本がまるっきりなっとらんわ。 {/netabare}

で、そのダメ男くんの周りに次々と可愛い女の子が現れ、
本人はふらふらしながらも、
なんだかんだでキャッキャウフフ、というのが本作の概要であります。


僕的なおすすめ度は堂々のDからEランク。

作画は悪くないし、役者さん頑張ってるし、OP曲もすごく楽しいし、
個別に評価したものを平均すると2点台後半なんだけど、
主人公のキャラ造形と個々のプロット構築があまりにもアレで

  『正視に耐えない』

というのが、僕的な偽らざる感想そす。
モテ要素のない男のモテモテハ-レム、というだけで、
視聴者がかなり限られてくるんじゃないかしら。
{netabare}
  ヒロインのちづるが役者志望で、
  その勉強ためにレンカノやっているというガバガバ設定も、
  突っ込む気にもなれないぐらいアレですし。
{/netabare}
まあ確かに、
周りの友だちから「アレはやめときなよ」なんて言われてるのに、
しょうもないオトコに入れ込んじゃう、
あるいは切るに切れずズルズル深みにハマりこんじゃう、
自爆テロみたいな恋愛をする女子というのは実在するわけです。

  しかもそれがけっこう可愛かったり美人であったりなんかして。
  そういう実例は、少なからず見てきました。

  本人は「わたしって、男運ないんですよ」だなんて、
  愁いを含んだ笑顔で言うけれど、
  いやいや、あんたにないの『運』じゃなくて『見る目』だから。

  そういうのって拙が思いますに、
  傍で見ていて『萎える』『痛ましい』『アホらしい』だけで、
  シアワセな気持ちにはこれっぽっちもなれないなあ、と。


本作はそういうシチュのど真ん中、
アレな世界観の中でナニな方に勇気と希望をもたらすことに特化した、
いやなら見んな的コンセプトの作品であります。

僕が病みつき的に好きな『異世界おじさん』で、
おじさんが引きこもり生活を続けているメイベルにたいして
 「それでいいんだっ」
と背中を押すシ-ンがありましたが、
あれをギャグではなくガチで言っているようなアニメではあるまいかと。

人生変えたかったらまず自分が変わんなきゃダメだろ、
そんなことを考えたり実践したりしている方にとっては、
アウェイ感がハンパありません。


つまるところ本作を楽しめるかどうかの分水嶺は、

  主人公(和也)のやることなすことを笑って見ていられるか

という一点に凝縮されております。

笑って見ていられる方には『萌えアニメ』。
笑って見てらんない方には『萎えアニメ』。
丁ハン白黒どっちかで、中間ゾ-ンというものが存在いたしません。

僕はぜんぜんダメでしたが、
それはもちろん個人的な主観であって、
僕が心の狭い、ちっちゃすぎる人間だという可能性は十分にあります。

  あくまでもマンガやアニメの話なんですから、
  肩ひじ張らず、おおらかな気持ちで楽しむのも一つの選択かと。

ただ、ほんとその分水嶺、エッジが効いておりますから、
未視聴の方、
ご覧になるときは心してどうぞ。


*************************************************************

で、ここからは、こうした『萎えアニメ』の、
ビジネスに関わる考察です。
本編には関係ないので、ネタバレで隠しておきますね。

けっこう辛辣なこと書いたりしていますので、
イタい方にはイタいかも知れません。
ご興味のある方だけ、ど~ぞ。
{netabare}

アニメのDVDやBDなど『板』を売ることを考えたら、
(マニアさんは『円盤』と呼ぶらしいですね)
こういう主人公を核に据えるのはギョ-カイ的な慣例なんですよね。

  リア充さんは、やれデ-トだ、飲み会だ、おしゃれ服だと
  可処分所得の消費先が多く、
  一回見たアニメの『板』に何万円も投資するヒトの割合が少ない。

  それよっか非リア充さん、
  ぼっちだったりネットが友だちだったりで可処分所得の消費先が少なく、
  『板』を買ってくれる可能性が高い人をターゲットにしよう。

  たとえ9999万人にジト目で見られても、
  一万人に『板』を買ってもらえたら勝ち組だべさ。

そういう、マーケティングとはとても呼べないマーケティング理論の元、
タ-ゲットが『ヨロコビそうな』マンガやアニメ、
言葉を変えて言うなら、
一般の方々の感性ぶっちぎったマンガやアニメ作品が量産されていることは、
周知の事実であります(日本の経済、だいじょうぶなのか……)。

ちなみに、マーケタ-がそう考える背景的なことを申し上げますと、
たとえば今年、内閣府が発表した調査データによりますと、
20代男性で『デ-ト経験なし』と言う方が40%もいらっしゃるんですね。

この『デ-ト』の定義は、
もちろん結婚相手も含むし、『恋人じゃないヒト』も含む、
つまり友だちとか同僚との2ショットお出かけまで含むということです。

それってかなり、というか、めちゃくちゃ低いハードルですから、
その経験がゼロというのは、
ほんと「かすりもしていない」方の比率なわけでありまして。

  その比率は30代男性でも34%。
  つまり、20代までにかすれなかった方の八割以上は、
  30代が終わるまでそのまんま、という統計数値なんですね。

  これはもう『マイノリティ』と呼べる数値じゃありません。
  決して恥じるようなことでもない、
  日本コクミンが形成する一大派閥みたいなものなのではあるまいかと。

  だからまあ、ビジネスタ-ゲットとしては、
  富裕層を狙う、なんていうよりも、よっぽどパイがデカい、
  期待できるマーケットだということが言えなくもないわけであります。

だからといって、あんな作品やこんな作品はないんじゃないの、
というのは言いっこなし。
それはマーケタ-ではなくクリエイティヴの『能力』のハナシです。

狙いそのものは決して間違っちゃいないけれど、
イザ実践、消費者との接点でメタメタにずっこけるというのは、
多くの日本企業が実際にやっちゃってることですし。


ちなみに、20代女性の『デ-ト未経験率』というのは25%で、
男性より15%、四割近くも少なくなっております。
ようするに一極集中。モテる男子は何人もの女の子とデ-トしているし、
かすらない男子はホントかすりもしないという、
『弱者と強者』がはっきりしている状態というわけですね。

そりゃまあそうだろうなあ、と拙は思います。
だってさあ……

最近は男女ド-ケンというかビョ-ド-というか、
デ-トにかかるお金、メシ代はおろか、ホテル代まで割り勘、
というのが主流派ということであります。
(ネットで調べたら、20代男子の62%がホテル代割り勘経験者だとか)

  オトコの甲斐性がど~したこ~した、
  なんて古くさいことを言うつもりは毛頭ありません。

  だけど女の子は男子に比べて『カネのかかる』生き物であります。

  いまの時代、着るものはユニクロでもギリセ-フかも知れませんが、
  自分でちょいちょいと切った髪、
  ワゴン売りのブラとパンツ、100均コスメ、
  弟と共有のシャンプーやリンスというのは、
  やはりデートという戦場において、火力不足は否めません。

  やみくもにブランド品で領域展開をする必要はありませんが、
  最低限の軍備を調達・維持するだけでも、
  男の子には考えられないぐらいお金がかかるものなんです。

  自分のためだけではないにしろ、
  それだけの軍装を整えてデートに来てくれている限りは、
  事前出費がビョ-ド-ではないわけですから、
  メシ代とかホテル代ぐらい男の子が払うのが『マナー』ではあるまいか、
  そんなことを拙は愚考するわけです。

もちろん女の子にしてみれば、
それだけコストをかけてしょ~もないヤツにつきあう義理はありません。
ましてやワリカンってなんだよってハナシで、
投下した資本を回収するメドがまったく立ちません。
デ-トとは『狩り』であって、慈善ジギョ-じゃないわけです。

いきおい狩りのエモノは、
金払いのいいオトコか、コストをかけるに値するオトコに集中するのが、
投下資本の回収、デキる女の経済学というものであります。
非デ-ト経験率のエグい男女差というのは、
けっこうそんなところから来ちゃってるのではあるまいかと。

  いやそんなこと言ったってボクだってほら、
  エンバンやフィギュア買ったりセイユ-のイベント行ったり、
  いろいろと物入りなんスよ、マジで絶対。

そういう方はそういう方で、もちろん好きにすればいいわけです。
どこまで行っても自分の人生、
悔いなき選択をされることを切に所望いたします。

ただ、将来的にちょびっと余裕ができ、
リアル女子とお近づきになりたいなとか思った時に、

  どうやって誘ったらいいのかわからん
  なにを着てどこに行ったらいいのかわからん
  どんなことを喋ったらいいのかわからん

というのは、けっこうキビしい状況ではなかろうかと思います。
いわゆる『恋愛弱者』も『労働弱者』と同じく、
いったんハマり込むとなかなか抜け出せないものであったりしますし。

まあ、そういう方のセーフティネットとして、
レンタル彼女というものがあったりもするわけなのですが……

  カネをケチって女の子との付き合いを緊縮し、
  ふつうの付き合い方がわかんなくなって、
  大枚をはたいてレンタル嬢にデ-トしていただく。

世間ではそういうのを『悪循環』とか呼んだりするわけです。

           くれぐれも、ご利用は計画的に。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

ひろくん☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

祝・・・第二期決定!!!

良かった・・・1話切りしなくて。w この感じだと放送開始後に 2期決定したみたいだなぁ。
•••と、思ってたら やっぱりそうだった。( 監督さんのtwitterコメントにて確認。)

うむ、原作の初期設定がアレなのですが…よくまとまってマス。

最終回まで次話が気になる様に上手に仕上がってました。
(…どっちの意味にも取れる的な、どちらにでも展開出来る様な。)
この作品、全体的にクォリティ高いっス。。。

視ないと損。

・・・MBSキーだった、最終回で気付くw



以下レビュー。・・・なんか、途中からどーも書けなくなってしもた。


先ずは この作品、キャラデザ的に好印象でありましたので、視聴して見ようと思ったのです。
{netabare}
・・・しっかし、設定がスゴいですね。

レンタル彼女、これって【 レンタルおじさん】や【 レンタル友達 】等とは一線を画す
イヤらしい響きが残ります・・・。
( いろいろと 風俗全開です。)あ、東京ムービー制作なんだぁ、へー。

う〜ん、古今よりラブコメ作品は山の様に存在していて その中から
今までに無かった物にしようと思案した結果、この組合わせに至ったのでしょうかねぇ。{/netabare}


第4話まで視聴後の感想{netabare}・・・これは “ 一話切り ” の対象作品になるよな、、、
狙いは伺えるにしても、キっついキャラ設定。
スッゴい不快感w ••• 主人公DTくんの勘違いっぷりと レン彼/元カノの意気地。

これだけだと 主人公達の救い様が無いので、“超”友達思いの友人を出して置く•••と。



主役達に これだけのマイナスポイントを与えてからスタートさせれば、
後は感覚的に フツーの行動をさせるだけで全てがプラスポイント加算扱いになる。

減点法では無く 加点法による評価を読者にして貰う為の一手段なのかな?と。w


•••え〜と、この連載に当っては 原作の方と その担当編集及び編集長は相当思いっ切りの良い
決断を下された事でしょう。(普通に考えて、不評の嵐だった筈だもんね。)
どうせ出版不況の御時世だから『 行ってまえ〜っ!』的 “ ノリ ” だったら笑う。

に、しても 元カノちゃんはヒドい。w 担当声優の悠木ちゃん ゲスっぷり演技/表現が
上手過ぎるww{/netabare} ••• そしてレン彼担当の 天ちゃんも素晴らしい。

各話エピソードは中々に強引な印象ですが、話数が進む毎に落ち着いて来るんでしょうか。

主題歌の方は OP/ED ともに良い曲です。


と・・・、昨今の週刊“少年”マガジンって、なんなのでしょうねぇ?瀬尾公治の台頭辺りから
掲載作品のカラーというか、対象読者層を青年向けに寄せて来ているのか

作品のラインナップがヤングマガジンと言うより、ヤングジャンプに近づいてる感じデス。
( •••ヤンマガの方は、チャンプロード若くは 週刊実話に近い。w)


第5話 視聴{netabare}で気になった事

フェリーじゃねぇよ!観光遊覧船じゃい!!!『 フェリー 』って単語の意味を知っていれば、
このミスは無いぞぇ!( 先週からですが。)


で、あのケースの事故当事者に対して 海保のクルーが説教垂れるなんて事、有り得ません。
あと、『病院に泊まる』って表現は流石にヘン。『経過観察の為、一晩入院した』とするべき。
(おバカキャラだからって、この言い回しなのかなってのも どうだろね?)

そして、ティッシュタイム長く取り過ぎ ••• 他に適当なエピソードはなかったの?w


ばーちゃん曰く、群馬の温泉宿…“ はせを亭 ” なる お部屋は 1室しか取れなかった。と、
・・・カズヤくんの御両親は何処へ?

{/netabare}


第6話 視聴

う〜んと、この作品 ••• 第4話位から視た方がエグ味が少なくて良い鴨ですね。w
また、見所となるのは コメディ要素では無く、二人の “ 内面的成長 ” だと思われますので。
{netabare}

ここまではハーレムな感じの内容なのですが、ポイントになるのは主役の2人共おばあちゃん子で
そこにまつわるお話しが ひとつのクライマックスになって来ると予想されます・・・が、、、

1クールの予定だとすると、女の子達との あーでも無い こーでも無いエピソードのみで放送終了となりそうです。

『 東京地裁に訴える 』・・・?、、、刑事事件は警察の捜査⇨検察送検⇨起訴の流れダゼ。
( 群馬県警管轄⇨前橋地裁だし。)
このパターンで損害賠償のみの訴訟ってのも おかしいし。


・・・彼女が出来た友達、その様子は初回〜のカズヤくんと類似した振舞いw ••• と言う事は、
るかちゃんって娘もレンタル彼女ってコトなんだろうと・・・が、しかし何故、同業者である
千鶴ちゃんに事の真相に ついて詰問しなきゃならないのでしょうか???

その理由とは なんじゃらほい?w ••• 次回が楽しみ。
( 否、待て! ••• 最初の登場シーンでは制服姿、レン彼の お仕事って18禁じゃないのかぇ?
…さらに待て! 栗林くんが るかちゃんの予約手配した時に千鶴ちゃんは検索に引っ掛からなかったの?)


・・・あ、レン彼バイトの事がバレない様にしてるのに、【 水原 】仕様で大学に来てるのはナゼ?


・・・構成上???が多い回であった。w
{/netabare}


第7話 視聴{netabare}

るかちゃん可愛い。

しかし•••何故に唐突な お付き合い要請なのか???
EDのバックに その理由が描かれている模様ですが、、、詳しくは『 原作読め!』って事かい!?{/netabare}

あ・・・何と言うか、アパートのドア周り/消火器等がカット毎にバラバラ。
L/Oかコンテの指示ミス? まさかの美術さんとこに詳細設定回してないとか?w

あと、背景のサイドに うっすらと描かれているクモの巣状の斜線は何なのかな?
原作で使われている技法的なヤツでしょうか?


いや〜それはさて置き、るかちゃんCV担当の東山ちゃん•••毒吐くセリフでもカワイイ声。
この方、どんなセリフでも優しく聴こえてしまうと言う・・・イヤな奴には絶対ならないのね。

スゴいなぁ。この感じを出せるのって あとは 茅野愛衣/久野美咲ちゃんとかになるのかな?
ホントに いい子なんでしょうね。


第8話 視聴{netabare}

今回、定番の勘違い悶々ネタ。うむ、視てるこっちも主観でイラついてみたりして。w

しかし、幾らカズヤがクズい奴だとしても、海くんに接する時の態度との大きな違い・・・。
コレ、特別扱いだよなぁ。距離の取り方が とても近い。( 近付き過ぎ気味だから突き離したい?)
が、 千鶴ちゃん、何らかの理由により男嫌い?っぽい感じに描かれているんだけど性格設定に
齟齬的なモノを感じるわね。
{/netabare}


と、原作の所為だろうと思うケド・・・、
ここまで来て 矢張り•••表情の付け方とか 心象の描写とかのバリエーションと言うかレパートリーが少な過ぎる様な気が。
( この作品の場合は 原作に忠実なものとする制作方針でしょうからねぇ。)

否、千鶴ちゃんの困った様な 戸惑ってる様な( 或いは怒/葛藤?)表情は 僕的に好きなので
そこは良いのですが、、、ね。( •••原作、読むべきか?)


第9話 視聴{netabare}

先週、スマホケースを貰って泣いてたのに 千鶴ちゃんのコト嫌いって•••無理が過ぎませんか?

そして るかちゃんド正論•••また、それだけが世の中の正解とは限らない事を理解出来てる
るかちゃんは大人なのだな。( しかし、虚言癖扱いとはキツい。)
{/netabare}


第10話 視聴{netabare}

もう 10話まで来てるのに 未だカズヤの おバカ妄想とか入れてくるし・・・連載上
“ キャッチ ” として どうしても挟みたいのかな?

今回のエピソードだと物凄く友達の気持ちを考える能力があるのに、色々なんかチグハグな
ヤツになっちゃうじゃん。


あと、千鶴ちゃんのカズヤに対する接し方のブレって “ フリ/伏線 ” になってるのか なってないのか?
…これだと猫いてる作者の方も自分で上手く出来てる感じしてないんじゃないだろうか。。。

いくつかの演出から カズヤくんに気が行かぬ様、強く意識している感じにはしてありますが、
最終的な形は どっちにでも持っていける仕様にしているってコト?


で…Cパート、思った通り 墨ちゃんヒトコトのみのセリフw{/netabare}


第11話 視聴

墨ちゃん…アニヲタ限定の人気投票なら 1位だろうな〜って感じのキャラ。
{netabare}
『 意外と頑固 』・・・この場合 『 意外と負けず嫌い 』or 『 頑張り屋 』って言うと思うんだけど。。。
あと、アミューズメントでなく アトラクション。
( 近年 言葉を知らない作家さんが多くてちょっと疲れる。w)


と、マミちゃん自宅シーンで『 もう恋なんかしない 』と言うセリフがありました。

これってカズヤくんとの別れ方から見ると その後の千鶴ちゃん達へのカラミ方を
含めて違和感生じちゃうなぁ・・・。


しかし、最終的に 千鶴✖️カズヤの関係性は マミちゃんにバレちゃう お話し。
・・・クライマックスへの繋ぎは面白いです。

千鶴ちゃんの内面に カズヤに対する何らの “ 感情 ” が有ります的カット挿入・・・。
なんじゃコリャ?…伏線の張り方が。。。w
{/netabare}


最終回 視聴

東山ちゃん、うめ〜!{netabare}

そして 千鶴✖️マミちゃん、これ 【 ホラー 】に近い展開w ・・・ドキドキするわ。

カラオケ内でのシーンだけを切り取れば マミちゃんの感情は理解出来るケド
全編通して見たら 若干くれいじ〜に映っちゃうぞ。w


『 私を一生 幸せにしてくれる人かもしれない 』・・・このセリフ、意味持たせ過ぎ。

・・・泣くぞ、オラぁ!( 俺がw ) このヒトコト、原作最終話付近での決め台詞に使うのかなぁ?


アパートに戻る 千鶴ちゃん…左手の階段から上がればカズヤとのカラミは避け気味
に処理出来るのに そうしない•••のも “ フリ ” ?

『 君がいい!』と言う発言の後、誤魔化す様な感じに仕上げたのは、その流れで
『 付き合って欲しい 』とした場合 ⇨ 断られる ⇨ 関係が完全に切れる。

のを どーしても避けたい判断があった、っていう解釈でいいのかな?
・・・どっちにしても色々張り過ぎって訳でも 有るのか無いのか•••そう言うカット多過ぎ鴨。
{/netabare}


最後に、総作監の平山ちゃん・・・とても良い仕事しました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

彼氏、お返しします(苦笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
ジャンルはラブコメ。純愛よりのハーレム系。ヒロインが「レンタル彼女」という特殊な職業であることが個性になっている作品。

OPとEDはどっちも結構好き。女性キャラも立っているので、その部分には不満はない。

ただ、圧倒的に主人公に好感が持てず(苦笑) レビューにはその辺を書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ラブコメの成否を決めるのは、ヒロインの魅力以上に、主人公(男)の魅力であると思う。特に、ハーレム系は。

ヒロインなんて、基本、「可愛い」か「超可愛い」の二択なんですよ(笑) これまで1200以上アニメ観てきて、「ヒロインが全く魅力ない」アニメなんて、極々僅かです。

に対して、主人公(男)が魅力的なアニメは、本当に少ない。ただのイケメン超人じゃあ勿論ダメ。弱さや情けなさなんてぇのも持ちながら、「可愛いヒロインが惚れるほどの男」じゃなければいけない。この塩梅がかなり難しい。

個人的には、「とらドラの竜児」や、「ラブひなの景太郎」、「青ブタの咲太」、「スクランの播磨」、「ああ女神さまの螢一」なんかは好き。「からかい上手の高木さんの西片」や「ネギまのネギくん」みたく可愛いのは、まあ許せるw

んで、本作のカズヤはどうかといえば、う~ん、かなり低い魅力度。ただのクズ。リアルと言えばリアルだけど。

水原をレンタルしといて、元カノ(マミちゃん)に現を抜かし、嘘をつきまくって水原を苦しめる。あげく、人のデート(買い物)を尾行したり、自室で(自らの乳首をいじる)キモいオナニーに励む。

人口呼吸や友達のための優しさで、あれだけ可愛い水原達が惚れるような男には思えない。「主人公に好感が持てない」のが、本作で一番残念なところ。

設定自体は面白い。レンタル彼女という発想が新しい(けどまあ、嘘の恋人のフリをしてもらい、いつの間にか本当の恋人になるというのは、もはや古典的なのですが)。

それに、元カノのマミちゃんが大分あざと黒く、キャラとしては(嫌な方でだけど)立っていたと思います。それに、ルカちゃんは、恋に真っ直ぐで積極的な(でもかなり面倒臭いw)良いヒロイン。本作で一番好感を持てました(それだけに、ルカちゃんを冷遇するカズヤの好感度がだだ下がりする結果に)。ただ、ルカちゃんがカズヤを好きな理由にはまだ裏がありそうなので、だとしたら、ヒロインレースから外れるかもしれない。

最終話、カズヤが「俺の恋愛、ハードモードにした覚えはないぞ」とかほざいてたけど、「いやいや、あんたの恋愛、ベリーイージーモードやがな」と突っ込んでしまった(苦笑) こういうところなんだよね、好感もてないのは。何を恵まれた状況で、全部自分のエラーなのに、被害者ヅラしてるんだよ、と。
{/netabare}

【余談~レンタル彼女とパパ活の違い~】
{netabare}
何が違うんだろうと気になって検索してみたら、とあるサイトに「有名なレンタル彼女」の人が書いた、「パパ活と一緒にしないで」というインタビューが載っていました。

要約すると、

①目的の違い
「パパ活をやる女の子はお金目的。レンタル彼女をやるのは、理想の彼女を演じることで、相手に恋人と過ごしている時間を楽しんで貰おうと思っている。」

②値段の違い
「パパ活は食事だけで二万円とかもあるし、基本、個人の言い値。レンタル彼女には業界の相場があり、基本的に、1時間5000円~6000円+派遣料3000円。後は、食事代や施設費用などは利用者持ち」

③責任感の違い
「パパ活は、結局セックスすることもあるが、レンタル彼女は絶対にない。認められているのは、腕組みやハグまで。個室もカラオケとタクシー以外禁止。パパ活はアマチュア、レンタル彼女はプロだから規約を守る。その意思表示として、きちんと事務所に所属している」

だそうです。

う~ん、分かるような、分からないような。ようは、援助交際する人と、風俗嬢やキャバクラ嬢との違いってことだけど、う~ん。ちょっと自分達を美化し過ぎでは?とも思った。見方によっては、「安全圏(グレーゾーン)で高収入を得ようとしている」ともとれるしね。

ただまあ、その「安全」というのが疑問で(法的にはシロなんでしょうが)。その方は事務所との取り分が折半らしいので、時給3000円。ストーカーのリスクとか考えると、高い時給とは思えないよな。その方は、「惚れさせることより、惚れさせないことを意識していた」と言うが、それは大事なんだろうな~。

ようは、「店外でするキャバクラ」なのかなとも思うけど、客層が違うというか、、、風俗やキャバクラなんかは、そう割り切ってくる客が多そうだけど、レンタル彼女ってどうなんでしょうね? ガチ目ヤバ目の人、来ないのかな?

その方の記事には、「女性に慣れるためのトレーニングとして」とか「彼女とのデートの予行練習として」利用する方が多いとか。また、「レンカノってどんなの?」と思っていくつかサイトを覗いてみたら、「実は同性愛者だけど、親を安心させるために彼女として紹介している」とか、なるほど、そういう利用目的なら有りかなと多少は思う。(自分だったら、パパ活やらレンタル彼女使うくらいなら、風俗に行くとは思うけど。未だに、キャバクラの楽しさって一切わからんし。)

いずれにせよ、もし自分の妹が「レンタル彼女やりたい」とか言い出したら、金をあげてでも止めるな。やっぱり、あぶねぇと思う。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
レンタル彼女、、、いわゆる、パパ活では? 1時間5000円か~。風俗よりは安いかもだけど、ハマれば風俗以上の出費だよな。てか、危ないよな~、刺されるかもしれないリスク考えれば、そのくらい貰えないとやっとられんわな。

2話目 ☆3
まあ、こっからは、定番ラブコメだよな。後は、水原がレンタル彼女やっている動機次第だよな。マミちゃん、ヤバいくらいヒドイキャラだな(苦笑)

3話目 ☆3
マミちゃん、やべぇな(笑) 田中みなみさん風味(笑) 水原をバカにされて、それはそれで怒るという。別に怒ってないからは、怒ってる(笑) シンプルに、泣いたw 危機管理能力ゼロ(笑) 目が笑ってない。ケホケホ(笑) 

4話目 ☆3


5話目 ☆2
危機が2人の距離を縮める流れ。オナニーシーンをちゃんと流すのは珍しいけど、水着写真+想像って、中学生かよ(笑) んで、自分で自分の乳首いじるとか、めっちゃキモいな(苦笑)  オナニーで気付く純愛って、新しいな(笑) まあ、分からなくはない。

6話目 ☆3
相手もレンタル彼女かな?

7話目 ☆2
ガチでストーカーやん。引くわ~。

8話目 ☆3
ドタバタやな。ルカちゃんみたく、グイグイくるのも悪くない、キャラとして。

9話目 ☆1
なんかこう、モテてるのに、断っているカズヤが、イラッとするな。ルカが出てきてから、メッチャいやなアニメになったな~。カズヤがマジクソだよな~。

10話目 ☆2
友情? でも結局、ルカと付き合ってることは言えてないやん。

11話目 ☆3
新キャラ「すみちゃん」、健気で可愛らしい。が、あんな娘いるの?というか。マミちゃん、絶妙に嫌な声出すよな、すばらしい。確かに、検索されたら一撃だよな。

12話目 ☆2
いや、そこで飛び出さないで、マミちゃんの気持ちを聞こうとするあたりが、クズなんだって、カズヤは。そんなに人の恋心を熱く語るなら、じゃあ、レンタル彼女なんかやんなよ、と思うのは、私の考え方が古いのだろうか? いやいや、お前の恋愛、ベリーイージーモードじゃないっすか汗
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37

72.6 3 ストーキングで恋愛なアニメランキング3位
俺を好きなのはお前だけかよ(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (482)
1929人が棚に入れました
ここで質問。もしも、気になる子からデートに誘われたらどうする? しかもお相手は一人じゃなく、クール系美人・コスモス先輩と可愛い系幼なじみ・ひまわりの二大美少女!! もちろん、意気揚々と待ち合わせに向かうよね。そしてそこで告げれれた「想い」とは――……「俺じゃないヤツが好き」っていう「恋愛相談」だった。ハハハ。……やめだ! やめやめ! 「鈍感系無害キャラ」から、つい本来の俺に戻ってしまった。でも、俺はここでへこたれない。恋愛相談に乗れば、俺を好きになってくれるかもしれないからな! そんな俺の悲しい孤軍奮闘っぷりを、傍で見つめる少女がいた。三つ編みメガネの陰気な少女・パンジーこと三色院菫子。俺はコイツが嫌いです。なのに……俺を好きなのはお前だけかよ!! 自分がモブだと気づけなかった主人公と個性的な華々しい女の子たちのちょっと刺激的な学園青春(?)コメディー、ここに始まる!?

声優・キャラクター
山下大輝、戸松遥、白石晴香、三澤紗千香、内田雄馬、三上枝織、東山奈央、斉藤朱夏
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

惰性で最後見たけど、別に悪くない

確かに3話で区切って終わらせても良いくらいではあった。
{netabare}兎に角、地区大会決勝が特異点になってるのは草。東口と西口でエースが負けて隠れて泣く様を見て惚れるひまわりとコスモス。そんで主人公にエースの太陽とくっつけてくれるようそれぞれ頼む。肝心なところであり得ないくらい緊張するし、安易に主人公に抱き着いたり、二人きりでデートしたり。ワンチャンスあるかもと主人公に期待させておいて地の底に突き落とす。
そんな主人公を好きなのがパンジー。僕もあんな娘が好きだけどね。主人公いい子ぶってるのは少々ムカつく。
そして、エースはパンジーが好きでこれまた主人公に手伝ってほしいと頼む。これまた、地区大会だし、例の白いベンチ登場。地区大会決勝で励まされたのが好きになった理由らしいけど、後で実はパンジーではないと明かされる。
断るとエースはひまわりとコスモスのあからさまな好意を利用して主人公に関することをあることないこと言う。好きな男の言うことしか彼女は信じないものだから、主人公は孤立していじめられる。
いじめかたが少しおしゃれ。机にゴルフコースできてたらむしろ嬉しいかもしれない。
パンジーだけは味方でエースのクズさを明らかにしつつ、主人公が下衆な面もあるけど、エースを親友と信じて串カツを大量に買って待つ良い男でそれが好きになった理由と語る。
{/netabare}
とりあえずスカッとした。ずっと主人公が可哀想で感情移入してもやもやしていた。普通のラブコメじゃないぞ。面白いぞ。

ニックネームが洒落ているところは好き。みんな花の名前とかだもんな。こんなあだ名で呼ばれたい。

残りは惰性で見てたけど、別に嫌いではない。通常ハーレムになってしまって残念な人多そうだ。
ただあんな仕打ちをしておいて、どの面さげて好きと言えるのかその心境は謎。
ホースは蛇足だったかも。とりあえず最後どうなるかに期待。


OP
パパパ 斉藤朱夏
ED
ハナコトバ ヒロイン、パンジー(戸松遥)・ひまわり(白石晴香)・コスモス(三澤紗千香)
斉藤朱夏のソロ活動を応援していきたい。


ここで質問。もしも、気になる子からデートに誘われたらどうする?しかもお相手は一人じゃなく、クール系美人・コスモス先輩と可愛い系幼なじみ・ひまわりの二大美少女!!もちろん、意気揚々と待ち合わせに向かうよね。そしてそこで告げられた『想い』とは---……「俺じゃないヤツが好き」っていう『恋愛相談』だった。ハハハ。……やめだ!やめやめ!『鈍感系無害キャラ』から、つい本来の俺に戻ってしまった。でも、俺はここでへこたれない。恋愛相談に乗れば、俺を好きになってくれるかもしれないからな!そんな俺の悲しい孤軍奮闘っぷりを、傍で見つめる少女がいた。三つ編みメガネの陰気な少女・パンジーこと三色院董子。俺はコイツが嫌いです。なのに……俺を好きなのはお前だけかよ!!

1. 第1話 僕ってほんと、どこにでもいる平凡な高校生なんだ
元気いっぱい笑顔がまぶしい幼馴染・ひまわりと、オトナっぽくて才色兼備な生徒会長・コスモス。そんな二大美少女からデートに誘われた超ラッキーな男子。……はい! それが僕、ジョーロこと如月雨露です! どこにでもいる平凡な高校生に、こんな素敵な幸運が訪れるなんて! よぉ~し、二人と素敵な時を……って、なんで僕、二人から恋愛相談されてるの!? ああ、僕の美少女ハーレムラブコメ計画がもろくも崩れ去っていく。ク、ククク……いいぜ! なら別の手段をとるだけだ! さぁ、準備はいいか? ここからは、平凡なラブコメの時間は終わりだ。

2. 第2話 俺に襲い掛かる負のスパイラル
まさかの『ダブル告白』によって、夢の高校生活が茨の道へと早変わりしてしまった……。あ、どうも。『俺』ことジョーロです。しかーし! そんなことでハーレム高校生活を諦める俺じゃねえ。ひまわりとコスモスの二大美少女の恋の手助けをしながら、おこぼれをもらう作戦を決行中よ。……にしても、目の前にいるこの毒舌ストーカー女はいったいなんなの? いやがらせひどくない? 名前もパンジーとかいうわりに可愛らしさゼロ。挙句の果てには、なぜか俺の大親友・サンちゃんからは、『パンジーとの恋を手伝ってくれ』とお願いされ……!

3. 第3話 俺はお前と会っていた
終わった、完全に終わったよ。誤解が誤解を呼んで、ひまわり&コスモスに愛想を尽かされちまった。それだけじゃねえ。パンジーの呼び出しで向かった図書室で、絶対に嫌われたくなかった親友・サンちゃんからも絶縁状を叩きつけられちまったんだ……。おまけで、俺の愚かで浅はかな『悪行』のウワサは瞬く間に広まっちまって、正真正銘、俺は何もかも失ってしまった。ハハハ……。けど、これでいいのかもな。俺みたいなクズには分相応の状況だよ。って、ちょっと待てよ、パンジー。……嘘だろ? 『そいつ』が俺を欺き、全てを裏で操ってた黒幕だったのか?

4. 第4話 俺がガンバった結果
『黒幕』の正体が発覚し、学校中を駆け巡った『俺の悪行』の誤解は解けて平和な日常を取り戻した。けど、まだ取り戻せてないものがある! それは、俺にとって大切な、サンちゃん、ひまわり、コスモスとの絆。そう、仲直りがしたい! 俺はみんなと仲直りがしたいんだ! でもどうしてもその方法が……あん? 何だよ、パンジー? いつもはムカつく毒舌ばっか行ってくる癖に、こういう時だけ優しい言葉で背中を押しやがって……。わーったよ。自分の素直な気持ちを正面からぶつけることにするよ。それでいいんだろ、パンジー?

5. 第5話「俺にしては、うまくいきすぎてると思ったんだよ……」
ときめけ青春! きらめけラブコメ! いやぁ~、いけちゃうよぉ~! 美少女達とキャッキャウフフだよぉ~! 今度こそ、素敵極まりないラブコメを……ってなんじゃこりゃぁぁぁぁ! ちょっと新聞部のあすなろさん! 俺が、ひまわり、コスモス、パンジーに三股をかけている『女の敵』ですって!? 違うよ! それは将来的な話で……え? その疑惑の真偽を確かめるために、百花祭まで俺に密着取材をすると? よーし! やってやろうじゃねぇか! 疑惑払しょくのために、徹底的にラブコメイベントを避けてやるよ! ……ぢぐじょう……。

6. 第6話「俺は、言う時は言う」
俺は不都合主義に愛されてる! ちょっとした手違いで、まだ真偽不明だった『ジョーロ君三股記事』が学校中に配布されちゃいました! そんな絶望的な状況の俺を助けてくれたのは、なんと記事制作者である新聞部のあすなろ。あいつのおかげで、どうにか状況を鎮静化することができた……のだが、これ以上誤解を重ねないために、俺はコスモス達三人と距離をおくことになっちまったんだ……。おかげで、百花祭でやるダンス練習もままならない毎日。そして迎えた百花祭当日、波乱につぐ波乱ってのはまさにこのことで……!はぁぁぁ!?

7. 第7話「俺は意外な一面を知る」
遂に来たぜ、この時が! 花舞展をやり遂げた俺達に訪れた束の間の休日。行く場所なんて一つしかねぇ! そう、プールだ! いつもはKYなパンジーも、今回ばかしはしっかりと空気を読んだしな! 煌めく肢体! 物理法則を無視した素敵な水着! 勝った奴が俺を煮るなり焼くなり好きにできる勝負! ……ねぇ、最後のおかしくない? どうして、平和に過ごさせてくれないの? ま、いっかぁ! だって、女の子達が俺のために色々とやってくれるんだもん! つうわけで、素敵極まりない水着回の始まりだぜ! もちろん、ボロリもあるよ!

8. 第8話「俺の悲劇は気づくと始まってる」
「これから、誠心誠意尽くさせてもらうよ」。突如現れた転校生が俺にそう宣言した! いやぁ~、遂にこんな俺にも優しい女の子が……って、んなわけあるかぁ! 知ってんだよ! どうせロクでもない企みがあるがあるんだろ! クケケケ! そう簡単に俺を利用できると思うな! 貴様の本性を暴き、完膚なきまでに潰してくれるわ! ……ん? なんだよ、パンジー? 俺と共通の話題が欲しいから、自分の大好きな本を読んでほしいだぁ? ……へいへい、分かったよ。んじゃ、家でゆっくりと……はて? なぜ、俺は借りた本を僅か一日でなくすんだ?

9. 第9話「俺なりに考えた結果」
パンジーの本を買い戻すため、ツバキの店でアルバイトを始めた俺! なれない仕事に苦戦したが、この調子ならどうにか……あ、あぁぁぁぁ!! とんでもない大失敗をやらかしちまった! しかも、俺がひた隠しにしてた秘密をパンジーに暴かれて、大喧嘩までしちまったよ……。く、くぅぅぅ! こうなったら、せめてパンジーの本だけは買い戻して……って、俺が買う直前で売り切れだぁ!? 誰だ、そんな空気を読めないことをしやがったのは!なんで俺は肝心なところでいつも失敗するんだ! ……ん? あの天然系ビッチは帰り道で一体何を?

10. 第10話「俺だってたまには活躍する」
さて、このアホはなんだろう? 突如として、俺を理科準備室に引き連れていった女は、野球部のマネージャー、蒲田公英……通称『たんぽぽ』。ややこしい花のあだ名を持つ女なんだから、可愛い女の子だと思うだろう? 確かにその通りだ。たんぽぽは可愛い。……だが、だがしかしだ! いかんせん、アホすぎる! こんなアホとかかわるのは時間の無駄だし、とっとと教室に……うっげぇ! な、なんで……なんで理科準備室に……ヤツが現れてるんだよぉぉぉぉぉ!!

11. 第11話「俺はいらないかもしれない」
大ピンチだ! 利用者が少なすぎるからって図書室が閉鎖されることが決まっちまったよ! コスモスがどうにかしてくれようとしたみたいだが、そいつも失敗。……だが、利用者を増やせれば閉鎖は免れるらしい! よっしゃぁ! こうなったら、俺が……すっげぇ都合のいい頼れる味方に手伝ってもらって、閉鎖を阻止してやろうじゃねぇか! つうわけで、頼むぜ葉月! かつて図書室の閉鎖を阻止した実力を俺達のために全力で振るって……おい、どうしたんだよ、パンジー? なんで、葉月を見てそんなに怯えてるんだ?

12. 第12話「俺が好きなのは……」
やるしかねぇ……。ホースによる『善意の呪い』からパンジーを解放するために、俺がパンジーに告白をしてやるよ! 俺達が恋人同士になっちまえば……は? どういうことだよ、パンジー? もう、恋人になる約束をしている人がいる? しかも、その相手は……サンちゃんだって! だから、俺はもう必要ない、図書室にしばらく来なくていいって。……分かったよ、俺は用済みってことか。コスモス、ひまわり、あすなろ、悪いが後は任せた。俺じゃホースに勝つことはできねぇ……、そんな俺はいたって無駄だよな……。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

観終わった

2話までの感想{netabare}
あれ?面白い?
八方美人を演じてたら窮地に陥ったって話…になるのかな?
今後、他人(主人公)を利用するだけ利用して、自分に都合が悪くなると責任を他人(主人公)に押し付ける連中を見返す展開になるのなら結構良いかも?

とりあえず2話での主人公の言い訳は、「オレもサンにパンジーは不釣合いだと思ってたんだ」「『パンジーなんかよりお前の方が良い』と振り向かせられると思った」じゃダメだったんかなー?
と思うが、あくまで俯瞰で見てるから言えることで当事者だと一杯一杯で難しいか。
まぁそれ言ったらラブコメが成立しなくなっちゃうけどね。
ぶっちゃけ「他の女より私の方が良いと分からせてやる・振り向かせてみせる」ってガッツの無いヤツが踏み台に利用した主人公に責任追及するのは身勝手だなぁとは思わなくもない。
他人を責められるほどお前はそんなに偉いのか?と。
ってことで復讐(カタルシス)に対する溜め(フラストレーション)パートだと思ってるんだけど、そうじゃなかったら単なる胸糞なワケで…いやぁどうなるんだろう?という意味では結構次回が楽しみな作品。
とはいえまだ2話なので、これから更に絡み合う話になってくのだとしたら…胸焼け起こすかもw{/netabare}

3話感想{netabare}
良い最終回だった。
2話で懸念してた「これ以上人間関係こじれるようだとさすがに胸焼け起こしそう」も杞憂に終わり、スキっと解決してホントに良い最終回だった。
但しあくまで問題が長引かなかったのが良かっただけで、その内容自体は「?」。
パンジーが実は巨乳の美人で…そこは「おいおい」と呆れ気味だけどまだいい。
巨乳は良くて貧乳はダメってのもよくワカランところではあるけど、問題は「そこまで嫌う?」のがイマイチ共感できない。
そうだなぁ、パンジーは折角ストーカーってことなので、もっと重篤で「期待に背く行動をしたらミザリーされかねない(こんなの私の好きなジョウロじゃない!、と殺されそう)」みたいな、なんか「この人と付き合うのは身の危険を感じる」という所を見せてくれないとあそこまで性格を嫌う理由が分からない。
または虚言癖で「レイプされました妊娠しました責任とってください」なんて言い出しそう、ってことなら関わらないようにする・図書館に行くのを避けるのも納得なんだけど、そうでもない。
これだったら“変態だけど可愛ければ~”のキャラの方がよっぽど付き合いたくないw
ってかそこまで嫌うならそれこそ2話でサンから相談受けた時「アイツだけは止めとけ」と言うでしょー、親友を第一に考えてることの説得力にも関わらない?
なんかトラウマでもあって「他の人は平気かも知れないがオレはどうしてもこういう性格はダメなんだ」って話でも今後あるのかなぁ?

と、自分の2話までの感想を読み返してみて気付いた。
この作品のキャラ達は「心変わりを許容する・期待する」価値観なのかそうじゃないのかがよく分からない。
恐らく物語の最後は「パンジーいいよな」になると思うので、作者は許容する精神でありながらキャラにはそれが無い前提で話を作ってる?{/netabare}

6話までの感想{netabare}
うん、まぁ…こんなだよね。
ジョーロが3話までに迷惑かけられた連中を許したことについては、下心があるんだしまぁって感じ。
そうはいっても…新聞部の言うことを一方的に信じるって、そんなことあるんかいな?
いやあるんだけど…新聞部の言ったことだから間違い無いだろうと思考が止まってるヤツ、そういうヤツが大半であるなら人を陥れ放題だなぁとは思ってて。
ってことで6話は案の定ソレだったってオチで。
そこまではいい、そこまではいいんだ。
ただ…なんでジョーロを良いヤツみたいに演出したがるんだろう。
自分を悪者にして背中を押した?いやいや、普通にガチ怒りしたでいいんじゃね?
記事を無批判に信用させられる新聞部という「権威」を傘に着たというか、その権威に傷がつくというか、場合よっては廃部にまで追い込めそうじゃん、女子ネットワークとはワケが違う。
パンジーに友達作るよう仕向けたのは感謝のお返し?いやいや、体は好みだけど性格が嫌いって話だったじゃん?
今までボッチだったので友達作れば性格変わるかも?と自分好みに仕立て上げようと画策した、でいいじゃん。

なんでそんなにジョーロを良いヤツにしたがるのかちょっと意図が分からない、これは3話の「親友思い」でも引っかかってたことなんだけど。
下心アリアリの下衆野郎だから気にしないで居たのに、良いヤツだとスルーした部分にケチが付くというか…う~ん…。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
何やってるんだか分からなくなってきた。
なんかこう、イマイチ考え方に共感どころか理解すらできない。
ジョーロはハーレム目指しておきながら他人(他の女性)が何か下心ある素振り見せたらビッチ呼ばわりなの?
本絡みの一件は、キッズアニメでよくある「一人で抱えないで仲間を頼れ」って前提の元、そうでない行動をした主人公が責められてた…のか?
どうでもいいプライドにしがみついた結果誰かを傷つけたのなら責められても仕方ないけど、誰か傷つけたっけ?
まぁ本絡みに関してはまだ続くのかな?探すのを手伝ってくれた二人はこの後出てくる?{/netabare}

最終回?までの感想{netabare}
ありゃー、参ったね。
最終回の終わり方についてあれこれ下書き書いてたのだけど、そうしてる間に同期放送作品の“星合の空”の最終回が放送されて、そっちのがもっとアレだったらしい。
そっちの作品は私は1話で視聴切っちゃってたんだけどね…見続ければ良かった?
ってことでゴチャゴチャ書いてた下書きもどーでもよくなっちゃったw
それにしても今期ちょっとヤバいの多くない?
これまた他の作品の感想で触れたけど「ちゃんと締めてるだけマシなのかも?」という、我ながら基準がもう訳ワカラン。

と、とりあえずこの作品に関して言えば、3話まで見れば良いんじゃないかな?
そこから先は見ても見なくてもいい。
個人的に一番期待してたのは、前半パンジーが余裕ぶっこいてるポジションだったので、それが吠え面かく展開来ないかな~と思ってたのだけど…実際それに近い展開にはなったのだけど、その一方で今度はツバキという余裕ぶっこいてるポジが登場しちゃって。
じゃあ次はツバキが吠え面かく展開を…となるだけで、キャラの役割が変わっただけで構成は一緒なのを繰り返してる様に感じてしまった。
表現が辛辣すぎるかもだけど、引き出しが少なすぎじゃね?と。
主人公の心変わり自体はそれがテーマだろうからいいとしても、他のキャラの心変わりっぷりはなかなかついてくのが難しかった。
でも最後の恋敵を蹴落とすための裏切り投票は「ですよねーw」って感じで笑えた…のだけど、それがよりにもよって「続く」でウラがあるような無いようなで素直に受け止められない。
なんでこんな作りにしちゃったんだろう…それでも“星合の空”に比べればマシなのかなぁ?と思うと…う~ん…。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「俺は、すべてのすべてのラブコメを過去にする」

この作品の原作は未読ですが、キャラデザがブリキさんと知り視聴を決めた作品です。
それにハルカス、白石晴香さん、三澤紗千香さんに奈央ぼうと、これだけ役者が揃ったら視聴しない道理はありません。
この作品も期待値MAXで視聴に臨みました。


ここで質問。もしも、気になる子からデートに誘われたらどうする?
しかもお相手は一人じゃなく、クール系美人・コスモス先輩と
可愛い系幼なじみ・ひまわりの二大美少女!!
もちろん、意気揚々と待ち合わせ場所に向かうよね。
そしてそこで告げられた「想い」とは…

…「俺じゃないヤツが好き」っていう「恋愛相談」だった。ハハハ。
…やめだ!やめやめ!「鈍感系無害キャラ」から、つい本来の俺に戻ってしまった。
でも、俺はここでへこたれない。恋愛相談に乗れば、俺を好きになってくれるかも
しれないからな!

そんな俺の悲しい孤軍奮闘っぷりを、傍で見つめる少女がいた。
三つ編みメガネの陰気な少女・パンジーこと三色院菫子。
俺はコイツが嫌いです。なのに…
俺をすきなのはお前だけかよ!!
自分がモブだと気づけなかった主人公と個性的な華々しい女の子達の
ちょっと刺激的な学園青春ラブ(?)コメディー、ここに始まる!?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品…登場する女の子の可愛らしさが半端ありません。
キャラデザがブリキさん、という影響も多分にあるのですが、ちょっとした仕草など細やかな部分も配慮しているのが伝わってきます。

そして何より声優さんの演技が堪らないんです。
今回序盤から色々持って行かれたのはパンジーこと三色院菫子役のハルカスの演技でした。
今まで聞いたことの無い声質…
あの声質で「寂しいわ…」とかジョーロみたいに傍で囁かれたら、卒倒してしまうかもしれません^^;

私は専門家じゃないので詳しいことは分かりませんが、声優さんの完璧な演技って、きっとこういう作品の事を言うんだろうなぁ…とか思ったり。

今、公式HPのトップページを見ながらこのレビューを書いているのですが、物語の中での彼女たちの言動が、頭の中でフラッシュバックの様に蘇ってくるんです。
ジョーロへのアプローチの仕方は人それぞれ…
だけどどのキャラも素直に愛おしく感じれるんです。
パンジーさんには色々持っていかれたので推しキャラとしては頭一つ分抜きん出ていますけれど…

そういえば、先ほどこの作品のwikiをチラ見した時に、面白いことが書いてあるのを見つけました。
「本作はラブコメディ系のライトノベルではあるが、本作はライトノベルでありがちな主人公が複数のヒロインに好意を持たれる(落ちもの・ハーレムもの)という設定は否定的に描かれている。」

「落ちもの」って何かな…と思って調べたら、「ストーリーの導入部分において、平凡な主人公のもとに魅力的な異性が突然現れるところから物語が始まるというもの。」なんだそうです。登場する女の子は次第に増えていき、殆どの出会いはいつも突然だったように記憶していますが、確かに誰も空からは落ちてきてはいませんね。

ついでに「ハーレムもの」についても調べてみました。
主人公である1人の男性(女性)キャラクターに対して多数の異性キャラクターが対置され、多くの場合は大勢の異性が1人の男性(女性)に対して好意を抱く。
また、主人公はハーレムを構成する異性に対して好意を持っていて平等に接することも多い。

…この作品の作風とハーレムものとの違いが分からないです^^;
確かに「ハーレムを構成する異性に対して好意を持っていて平等に接する」という部分では違いがあるかもしれません。
でも疑念が残ります…
この違いがフェイクという路線がどうしても捨てきれません。
というより、捨てちゃいけない気がします。
何故なら、その展開を一番望んでいるからです。

主人公が誰の事も好きにならず、誰も選ばないのだとしたらハーレムの構図は不成立となります。
でもジョーロがこれを選択するでしょうか…そもそもの目的から完全に逸脱してしまいますよ。
個人的にはハーレムものは嫌いじゃないので、その違いへの拘りが理解できないんでしょうね。
これらを差し引いても十分魅力的な作品だと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、斉藤朱夏さんの「パパパ」
エンディングテーマは、パンジー、ひまわり、コスモスによる「ハナコトバ」
エンディングの発売が12/25って遅くありませんか?
エンディングはまだちゃんと聴けていないので評価は止めておきたいと思います。
オープニングのノリは好きでしたよ。

1クール全12話の物語でした。
全体的に面白かったと思います。
後半登場したホースには登場キャラ同様に違和感を感じましたし…
唯一残念なのは幕の引き方でしょうか。
最終回のラストに「あともうちょっと続く」と言うのは、発売日未定のOVAの前振りだったんですよね?
これをOVAにしちゃいますか…というのが率直な感想です。
確かに「TVシリーズの完結編、ジョーロ(モブ)とホース(主人公)の決着を描くOVA」らしいので、気にもなりますし売上枚数もきっと伸びると思います。
でもできるなら気持ちの熱いうちに全13話として描き切って欲しかったのが本音です。
まぁ、後日発表される詳細に期待しましょう。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

74.5 4 ストーキングで恋愛なアニメランキング4位
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (485)
2171人が棚に入れました
彼女いない歴=年齢な普通の高校生、桐生慧輝に宛てられた突然のラブレター。遂に彼女ができると喜んだものの、そこに差出人の名前はなく、しかも何故だか純白のパンツまで添えられていて……???彼をとりまく可愛い女の子たちは誰もが怪しく、そしてちょっぴりワケあり風味!?果たして“パンツを落としたシンデレラ"は誰なのか?謎が謎を呼び、変態まで呼び寄せてしまう、新感覚変態湧いてくる系ラブコメがはじまる……!!

声優・キャラクター
下野紘、竹達彩奈、日高里菜、野水伊織、本渡楓、大橋彩香、春野杏、河本啓佑
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

大変な変態略して大変態

女性は好意を持った相手にしか性癖曝露しないと思うというか男性もそうじゃない?好意持ってない相手から性的な視線を向けられるのはきつい人が大半だろう。
という考えが僕の中にあるから、主人公の状況が羨ましくてしょうがない。変態な女の子好きなんです。相当ハードコアでない限りは受け入れられる自信がある。自分で何言ってんだという感じだけども。
なので、あのハーレムを拒絶してしまう主人公にいらっとさせられてしまった。

ラブレターだけでなく、パンツまで置いているとびっくりするよね。ちょっとしたミステリー作品。周囲にいる女性の誰がパンツの持ち主か探しまわる。こういうノリの作品は個人的に好みなんです。共感できるという方は少なそうなのが残念ではあるが。

ヒロインはどの娘も個人的には好きだけど、一人だけ選ぶなら紗雪先輩かなあ。なんだかんだ趣味を隠していれば、一番まとも。
{netabare}主人公の周囲にはドMな朱鷺原紗雪。ドSな古賀唯花。主人公とその友人である翔馬を実は腐った目で見ている(多少の照れ隠しぽい様子で描写されている気はする)南条真緒。翔馬のことをストーキングしている小春。匂いフェチな藤本彩乃。そして、妹。モテモテですなあ。{/netabare}

純粋に翔馬がロリコンっていうところが一番気持ち悪い。
{netabare}ロリコン故に年齢にこだわりすぎ。一学年の違いがなんやねん。小春可哀想やった。でも、翔馬が友達からお願いしますと言った直後に教室中に貼られたストーキング写真を発見してしまったシーンは笑えた。結局、受け入れてるし、行動を逐一記したメモ見つけて恐怖を感じても仲良し。お似合いのカップル。{/netabare}

ミステリーも11話でついに決着が。謎の本格ミステリー感を出すのはいらないです。
{netabare}回収パンツを履くかどうかで見分けるとは。やはり妹。途中からそうだろうなという予感があって、その通りだった。血縁関係でなかったのか。主人公に救われたわけだから、好きになるのは当然だよなあ。最後に露出癖があるというカミングアウトにはびっくりした。まともと見せかけて変態だった。最後まで隙なし。紗雪先輩のノーパンに実は共感していたという。地味な伏線回収?{/netabare}

カミングアウト後とかに流れBGMが凄いぴったりで頭に残るし、好きだった。
あれを常に流していたい。

OP
ダイスキ。 歌 大橋彩香
ED
無謬の花 歌 Mia REGINA
ステラ 歌 TRUE
挿入歌
流星 歌 Mia REGINA
ダイスキ。のリズムが意外と癖になる。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
第1話 パンツを落としたシンデレラ!?
部長命令で書道部の掃除をする桐生慧輝は彼女いない歴イコール年齢の高校生。女の子に囲まれつつも、自分に好意を持つ者は誰もいない……と思われた放課後、部室に一人残った慧輝を待っていたのは自分宛てのラブレターだった。しかし、そこには肝心の差出人の名前がない。しかもなぜかパンツが添えられていて……?? 友人翔馬のアドバイスを受け、かくして“パンツを落としたシンデレラ”探しの日々がはじまった!怪しいのはあの日掃除に参加していた女の子たち!!手はじめに書道部部長、朱鷺原紗雪に探りを入れてみると、予想通り彼女には秘めた想いがあるらしかったが、彼女の告白は、慧輝の想像を超えるものであった……。

第2話 優柔不断な王子様!?
図書委員も兼任する慧輝には、古賀唯花という小柄で金髪クォーターの可愛い後輩がいた。紗雪先輩にかき回されながらも図書委員の仕事をこなす二人だったが、この日はなんだか唯花の機嫌が悪い。どうにか機嫌を直してもらおうと悩む慧輝は、ひょんなことから唯花と初デートをすることになる。ウインドウショッピングに映画、会話の弾む食事……。楽しい時間の中で見せる彼女の態度は、彼女こそがシンデレラなのではないかとも思わせる。妹、瑞葉のアドバイスもありなんとかデートを終えた慧輝は後日、唯花からの呼び出しを受ける。ついにシンデレラからの告白なのか!?待ち合わせ先で見せられた唯花の本性とは……!?

第3話 恥ずかしがりやのシンデレラ!?
実は慧輝のペットになりたい朱鷺原紗雪、実は慧輝をペットにしたい古賀唯花。本性を見せられて以降、すっかり二人に振り回される慧輝の日常。今日も悪夢で跳ね起き、唯花のいたずらに頭を抱えて一日が始まる。放課後は絵本作家志望の唯花お手製、監禁絵本の読み聞かせ、セルフ拘束バニー姿の紗雪に翻弄され、しまいには唯花による慧輝監禁拘束にまで至り、更にそこへ紗雪まで乱入してきたからもう大混乱。たまたま通りかかった同級生、南条真緒の手により救出された慧輝だったが、その真緒からも意外な告白を受け……。彼女の告白は彼女いない歴への終止符か?それとも更なる波乱の幕開けとなるのか??

第4話 素直になれないシンデレラ!?
クラスメイトの南条真緒は、なんだかこの頃元気がない。元気づけようと声をかける慧輝にもつれない素振りの真緒だったが、それでも翔馬を加え三人でゲームセンターに行くことに。真緒の久しぶりの笑顔にひと安心の慧輝。翔馬とのゲームに白熱するが、そんな二人を見る真緒の目はどこか意味ありげで……。“三人ではなく、これからは二人で進みたい…”翔馬と分かれた帰り道、真緒から出た言葉に戸惑う慧輝。突然の豪雨で雨宿りをする二人はふとしたきっかけで口論となり、すれ違いの日々がはじまってしまう。業を煮やした慧輝が真緒を問い詰めた末、彼女から聞かされた意外な真実は、新たなる恋の幕開けとなるのか……!?

第5話 『小春ちゃんは一年生だよ☆』大作戦
度重なる衝撃の告白の末、変態の巣窟と化した書道部。だが慧輝の身にはそれどころではない問題が降りかかっていた。彼と紗雪との痴態写真をネタに呼び出された先に待ち受けていた小さな影。その正体は上級生の鳳小春であった。彼女は翔馬の事が好きで好きでたまらないというが、当の翔馬は年下にしか興味がない。小春に翔馬との仲を取り持つよう頼まれた慧輝は『小春ちゃんは一年生だよ☆』大作戦を敢行することとなる……!翔馬との顔合わせは上々。しかし他人の恋路ばかりにかまけてはいられない。そこで新たな相談役、小春から聞かされたのは新たなるシンデレラの可能性だった。そんな折、慧輝の目の前に女の子が落ちてきて……!?

第6話 落ちてきたシンデレラ!?
階段から足を踏み外し慧輝の前に落ちてきた生徒会副会長の藤本彩乃。ちょっと不思議な彼女のふるまいに翻弄される慧輝だったが、恋するストーカー小春の恐るべき調査能力により、その彩乃がシンデレラ候補として急浮上してくる。そんな彩乃から奉仕活動の手伝いを頼まれ、河川敷へと赴いた慧輝は、嫉妬に燃える紗雪の誘惑も機転を利かし乗り切りつつ、ゴミ拾いを進めていった。ハプニングで水に濡れてしまった彩乃に貸したジャージのお礼にと、生徒会室でのおもてなしを受ける慧輝だったが、居心地の良いその環境には彩乃の願いを叶えるための数々の策略が隠されていた。我らが慧輝の貞操が危ない……!?

第7話 『小春ちゃんは一年生だよ☆』大作戦 完結篇
見た目は子供だけど、実は年上の鳳小春。一年前、秋山翔馬と運命的な出会いを果たして以降、彼のことを思い続けてきた小春は、慧輝の助けもあって翔馬との仲を順調に近づけていた。次なるステップへ向けてあと一押しが必要と考えた慧輝は、ボウリング場でのダブルデートを提案する。それを機に更に距離の縮まる二人だったが、同時に小春の感じる違和感も募っていくのであった。そしてついに小春はある決意をする。知ってもらおう。偽りのない、本当の自分の姿を。果たして翔馬は小春の本当の姿を目の当たりにした時、それを受け入れることができるだろうか……?二人の恋に決着がつく……!?

第8話 パンツをなくした王子様!?
休日の昼下がり、妹の瑞葉とのんびり過ごす慧輝。しかし、そんな平穏は変態一号朱鷺原紗雪の来訪によって打ち砕かれた。紗雪によるセクシャルなハラスメントを受け、瑞葉にあらぬ誤解を受ける慧輝。紗雪が去ったところに追い打ちをかけるように訪れる変態二号の古賀唯花。彼女もセクシャルなハラスメントを実行し、またしても兄妹の信頼関係は崩れ去っていく……。桐生家にようやく訪れた静寂。風呂上がりの瑞葉に甘えられて髪を乾かしてやる慧輝。慌ただしかった一日が終わるかに思えた慧輝だったが、ベッドの裏に隠していたシンデレラのパンツがいつの間にか消えていた。持ち去った人物こそ、シンデレラだ……!

第9話 『慧輝くんはご主人様だよ★』大作戦!!
一日限定でご主人様となることを決意した慧輝は、紗雪をペットとして遊園地デートを決行する。浮かれ気味の表面とは裏腹に、ちょっとした風に揺れるスカートを気にする紗雪。違和感を持った慧輝は、紗雪がスカートの下にシンデレラのパンツを穿いているのではと疑い始める。様々なアトラクションを駆使し、スカートの中を確認しようとする慧輝。しかしはっきりしないまま時は過ぎ、一日が終わろうとしていた。慧輝は意を決し、ご主人様命令として紗雪にパンツを見せるよう求める。恥ずかしそうにスカートをめくりあげる紗雪。ついにシンデレラの真実が明らかになる……と思われたが、スカートの中身を目にした慧輝は驚愕の表情を浮かべる。

第10話 奴隷になった王子様!?
後輩の唯花に弱みを握られた慧輝は彼女の奴隷になってしまい、無茶な要求に追われる日々を送っていた。慧輝の部屋から盗まれたシンデレラのパンツを彼女が持っていれば不遇な日々に終止符が打てるのだが……。なんとか立場を逆転しようとその時を虎視眈々と狙うある日、慧輝にチャンスが訪れた。バスルームに消えた唯花を尻目に、慧輝がタンスに手を伸ばしたその時、唯花の悲鳴が届く。駆けつけた慧輝はうっかり唯花の裸を見てしまい、さらに立場を悪くしてしまう。その後、偶然の事態により唯花との奴隷生活から解放されるが、その後天文部で目にした一枚の写真から慧輝は、ある真実へとたどり着く……!

第11話 水着を脱いだシンデレラ!?
遂にシンデレラの正体にたどり着いた慧輝。だがそれを立証するためには、その人物がシンデレラのパンツを持っている現場を押さえなくてはならなかった。そこで慧輝は書道部員や妹を交え、突然のプール行きを決行する。ある目的をもって。あいかわらずの変態部員たちに翻弄される慧輝はプールでバイト中の小春と出くわす。彼女は告白大会の参加者が集まらなくて困っているという。かくして、優勝したら「一度だけ慧輝になんでも命令できる権利」をかけて参加を決めた女子たちの、熱のこもった告白大会が繰り広げられる。そして迎える決着の時--。真実を追求するためにとった慧輝の行動とは?そして判明した衝撃の事実とは!?

第12話 可愛ければ××でも〇〇になってくれますか?
“パンツを落としたシンデレラ”の正体に激しく動揺する慧輝。変わっていく彼女との距離に戸惑い、家出を決意し街に飛び出したものの、行く当てもなく彷徨うばかりだった。先々で出会った温かい友人たちの言葉も、根本的な解決には至らない。やがて降りだす雨が彼の身体を濡らす。思案の末ひとつの結論に至り、家へと帰り着いた慧輝だが、高熱を出してそのまま倒れてしまう。入れ替わり立ち代わり看病に訪れる女の子たち。長い一夜が明ける。変わるもの、変わらないもの、それを受け入れるために変わるべきか否か……。果たして慧輝の出した結論は?すべての謎が明かされた時、変態たちの夏が、熱く燃える--!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

観終わった

1話感想{netabare}
えっ、伊魔崎が30分TVアニメの監督だって!?
あいまいみーからのステップアップってことでいいのかな。
そりゃ“かくりよ”でも下積みやってたけど…だだだ大丈夫なん??

カットがおかしいのはそりゃ当然、パースやアングルがおかしいのもそりゃ当然、だって伊魔崎だもん。
ハーフリータ(ってよりいちご大福?)の頃から知ってるワケだけど…マンガ方面は詳しくは黙っとこう。
アニメでは“メタルジャック”が作画悪くてヒデーヒデー思いながら見てたら突如絵柄がガラっと変わる回があって(内田順久の面影ゼロ)、スタッフ見たら伊魔崎の名前があってビビったのも遠い思い出。
彼が標榜してるのは金田というか山下系で、個人的な印象としては「作画のいい国際映画社」。
なので80年代のノリだと思って見るのが肝要かと。

でもって本編の感想だけど、これはまだ犯人は分かってないってこと?
部長以外の女性キャラも色々変態揃いみたいだけど、変態な内容よりもそれを受けた主人公のリアクションの方が、作品の面白い・つまらないを決定付ける要因な気がしてきた、最近。
ってことで主人公のリアクションに期待、それこそ伊魔崎なんだから派手にやっちゃって良いんじゃないなか。
あんまり大人しい作品は向いてないっしょー。{/netabare}

5話までの感想{netabare}
一人変態美少女を出してそれにスポット当てた話を3・4話くらいかけて、そしたら次の変態少女を出して3・4話かけて…を繰り返す方式「ではない」のねー。
デトアラ方式?青ブタ方式?まぁ呼称はどうあれそういうタイプかなー?と思ったらそうじゃないっぽい。
キャラクターは次々にカミングアウトして、そろそろOPに出てるキャラの登場・紹介が終わりそう。
ひたすら次々に新たな変態が出てくるだけだったら1クールでも辛いところだけど、このペースだと主要キャラが全員出揃ってから何かあるのかな?
お互いの得意ジャンル(変態)を生かした駆け引きが展開されるなら面白そうだけど…一応それの片鱗は出てる?BL本報酬にするとか。
というか、そうでないと一人一人が薄味な予感。
折角デトアラのよしのみたいのが出たと思ったらすぐに次のキャラに話が移って…って、そっちのキャラはレムじゃね?いや“わたてん”のみやこ??
詳しくないからワカンネー、もっと似てるの居るんかね?
とりあえず主人公は変態に振り回されて「トホホ」である限りは楽しめてる、これが「デヘヘ」になると考え物だけど。

ところで年をとっても見た目ロリってのはロリコンには理想なんじゃないのか。
のじゃロリとかロリ先生ってそういう願望の顕れだと思うのだが…年下好きとロリコンを混同してる予感、ひょっとして前フリ?
あと腐といっても実在の近しい人物をモデルにして本出すのは立派な変態じゃないかなぁ。
身内をネタにする場合ナマモノと呼ぶのかどうか知らんけど、それで利益を得ている(同人で評判らしいし)のならモデルにいくらかは還元してやろうよ、とは思う。
ナマモノの何がマズいのか自分も上手く説明できないけど、それとは外れるかもだけど思いついた例ではプリティダービーで一部の馬が居ない理由を考えれば分かり易いかと。
グリッドマンの同人誌でも可。
同性愛だから毛嫌いされてるって方向に話進めたがる勢力が居るけど、本質はそこじゃない…と思う。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
パースが妙なのは監督がそうだからしょうがないってことで気にはならないのだけど、別の方向で気になって仕方ないことがありまして…。
ずっと気にはなってたんだけど、これ言うとそれまで気にしてなかった方も気になり出してしまうかも?と思って最終回まで黙っておこうと思ってたんだけど…もう限界~。

まばたきする度に前髪動いてヘン

元々作画の労力を減らそうという工夫なのか「目」のアップが多い。
それだけだったらスルーできたのだけど、前髪がいちいち動いてると「目と髪は別レイヤーじゃないのか、それって逆に手間じゃね?」と気になって気になって…。
ってかまばたきに要するコマ数もなんか違う気が…これは気のせい?
絵に関してはツッコむことはすまいと思ってたけど、こんなところで引っかかるとは、う~ん。

内容に関しては概ね良好、ケーキショーマ小春で陣営組んで残りの女子を探る感じになるのかな?
ケーキがいちいちドギマギしないで呆れるリアクションをしてくれるのは助かる。
自分(ケーキ)の身に危険の及ぶ変態はカンベンだなぁと思ってたが、一番それに引っかかりそうな唯花も登場時以外は抑え目な感じ?
妹も何か持ってそうな予感を匂わせてるが…どうなんかな。
↑でも書いたがもうちょい女子同士の絡み・駆け引きが見たいが、まだ話数あるしそこら辺は好意的に期待。{/netabare}

総評{netabare}
後半もっと派手なバカ騒ぎになると思ったら予想以上に大人しい展開で…悪くはないのだけど「ふーん」って感じで終了。
序盤で登場した様々な変態キャラの変態性が生かされなかったというか、スタートダッシュは良かったけどすぐに徐行モードになっちゃったというか。
ぶっちゃけキャラの紹介エピソードだけで終わって、そいつらによるイベントが何も無かった、って感じ。
最後妹ネタでしんみりさせるのはもはや見飽きたっていうのもあるかも?
主人公…でなくても登場キャラにツッコミ&受け流しタイプがちゃんと居る作品は好きなので、マイナス印象ではないもののすぐに忘れそう。
…あいや、監督いまざきだったのを覚え続けるか。

で肝心の伊魔崎だけど、金田フォロワーの中で一番下手なのでパースが変とかは当初から気にしないように努めてたけど、↑でも書いた通り「まばたきする度に前髪が動く」のが気になって仕方無い。
1回や2回ではなく全話に渡ってそうなので意図的だと思うのだけど、その狙いが分からない。
例えが古いけど“天使になるもんっ!”では頬が揺れる表現を試みてて、それが果てしなく気持ち悪くて「流行らなくて良かった」と胸をなで下ろしたもんだけど、同じ感じで何か新たな表現でも模索してたんだろうか?

余談
ハーレム系ではお約束なので突っ込むのはヤボかも知れないけど──
「自分は変態だ」と思ってる人間は一般人には言い寄らないと思う、惚れることは無いと思う、もし惚れた相手が一般人だったら自分の変態についてガチ悩みするのが普通だろう。
なのでケーキが言い寄られるのは「同質の匂い」を感じ取ったか、もしくは御し易そうとナメてたか──と睨んでたのだけど、本編見てみた限り前者ではなさそう。
一方で後者を感じさせる描写がチラホラ見受けられた。
ケーキに限らずショーマも、ロリコン矯正は迫られるがコハルのストーカーは野放し(ガマンを迫る)に思える。
要はヒロインズは総じて「私は変態だけど治す気は無い、お前が合わせろ」って態度ばかりで、果たしてそれは変態として正しい姿かどうか疑問。
タイトルではいかにも腰が低そうだがその実は上から目線。
「治せると思って治せるなら変態なんかしてない」と言われそうだけど、だったらノンケに声かけるなと。
そこら辺のジレンマや、いっそケーキも変態性を垣間見せる一面でも描いてくれたら良かったんだけどねぇ…。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

変態の匙加減は、難しい(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
皆さん、「アイドルの、生ぬるい変顔」とか、「モデルの、可愛さを残したスッピン風自撮り」って、どう思います?

逆に、「アイドルの、ガチ引くレベルの変顔」とか、「モデルの、不細工過ぎるガチスッピン自撮り」は、どうですか?

どっちが好きですか?

本作、変態ということを推していますが、良くも悪くも受け入れられる(可愛いと思われる)レベルの変態ばかりでした。

つまり、前者的な変態。

それを良しとするか、生ぬるいとするかは、賛否がわかれるところでしょう。個人的には、あと2歩くらいは踏み込んでほしかったかな。

ちなみに、後者的な変態であり、未だにそれ以上の変態に出会えてないのは、「変ゼミ」という作品です。

まあ、もう出会いたくはないんだけどさ(笑)


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
分かりやすいほどのハーレムラブコメ。

コメディの部分は、「緊急家族会議~!」とか、良いフレーズがあり、なかなか楽しめました。紗雪と唯花の口喧嘩や、小春のぶっとんだ発言とか、いくつか良いものはあり、そういう意味でのワードセンスは感じられました。

OPも、明るく楽しく、かなり好きでした。2019夏の中では、トップレベルに良いな~と思っていました。

ただ、ハーレムの要素がな~。

個人的に、ハーレムものを楽しめるかは、

①女性キャラが同レベルで魅力的か。
②それぞれの女性キャラが主人公を好きになる過程に納得いくか。
③主人公がハーレムを築くに足る人物か。

という3点が大きいのですが、その観点から見て、①は及第点でしたが、②③が落第点でしたね(ちなみに、自分の中でこの①②③がバランスよく高いと思っているのが、「俺修羅」)。

さて、本作の①ですが、唯花と彩乃が特に可愛かったかな。唯花はなかなか笑えるというか、声優さんとの相性もよく、早口でたまに本当に可愛らしい時がありました。彩乃は、いちゃつきっぷりが可愛かったし、一番まともでしたし。匂いフェチって、そんなに変態か? 自分の体臭を好いてくれるのは、ただラッキーなだけじゃね? 瑞葉も悪くない。特に恋心をなんとか隠そうとしている前半が良かった。私は、妹を恋愛対象とすること自体が嫌なのでそこだけ気になりましたが、まあ、義理ならギリOKですし、そこを瑞葉が分かった上での行動で、家族としての繋がりも大切にしていたのは、良かったと思います。

でも、②と③がな~。

②なんて、あんなんで惚れてくれるなら、誰でも落とせそうだし、ただの尻軽に思われるだけ。③はハーレムテンプレの鈍感優柔不断フニャチン野郎なだけで、特に何の魅力もなし。あんだけ美少女に言い寄られてるんだから、据え膳食らわば皿までですがな。バカなのかな?

だって、可愛くて変態は、短所ではなく、むしろ、ちょu、、、いや、何でもないっす(汗)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
分かりやすいハーレム。街中で頭撫でてなんて、実際は恋人でもなかなかやらんぞ。キャラデザ的には良いんだけど、いきなり主人公にベタ惚れだからな。最後、ドMオチか。これ、ラブコメに流れるか、エロに流れるか。

2話目 ☆2
ということは、ヒロイン全員が変態なんだね。女王様もいるんだろうし、BL(男の娘)とかもいるんだろうな。これだけイチャコラしてユイカと付き合わないとか、気が狂っているんだろうか。やっぱり、ユイカは女王様か。だろうな、と。あとはなんだろう、痴女とか? 先輩と被るか?

3話目 ☆3
ユイカはまだしも、サユキ先輩は基本的に、ご褒美では? ハーレム全開だな。

4話目 ☆3
まあ、BLだろうな。これは予想通り。次あたり、男の娘、とかかな? もっと、ななめ上の変態がほしいな。

5話目 ☆3
天文部さん、ストーカー、か。まあ、変態というか、可愛らしいよな。新キャラ、匂いフェチ? それって、変態のカテゴリーか?

6話目 ☆1
犬に例えての尻揉み。不快でしかないな。藤本さんは、今までのキャラでは一番可愛らしいかな。

7話目 ☆4
ボーリング、私が苦手なのもあるけど、あんまり楽しめないんだよな~。ロリコンっても、外見がロリっぽいのが好きな人の方が多いんじゃ? 年齢に惚れるロリコンは、まあ、犯罪の気配がするけど、翔馬はたぶん、見た目が好きなだけだろ? じゃなけりゃ、高一を好きにはならんだろ。

とりあえずキープ、その通り(笑) まあでも、小春ちゃんは可愛いし、良いラブコメで、良い最終回だったな♪ 特殊ED。イイね!

8話目 ☆2
妹、典型的な妹キャラだが、まあ、可愛いかな。どこかでみたやりとりだけど。ドMのプライドは良いけど、「なぜ認めているか?」を知りたいな。そんな兄妹はいない。これで、俺を好きだとは思っていないって、頭大丈夫か?

9話目 ☆2
なんともドキドキしないデート回だな。だからもう、ヤれば良いんじゃないかと。これだけコクられまくっているような状況で、シンデレラ探しは意味あるのか?

10話目 ☆3
あそこまでキッパリと乳論を言われると、清々しいな。乳に貴賤はないってのはその通りだが、私はリアルでもアニメでも、巨乳はそんなに好きじゃないです。普通が一番。

11話目 ☆2
水着は、胸小さい方が、むしろエロい(笑) 環太平洋アークだっけ? 水着告白大会ですが、俺修羅場と比べると、いかにレベルが低いかがよく分かる。

12話目 ☆3
家族恋愛ネタは、ちょっと苦手だな~。でも、慧輝の選択には好感が持てる。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23
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