wkr さんの感想・評価
4.3
一本筋の通った純愛ストーリー
こういうのでいいんだよ こういうので
原作がエロゲらしいので無駄にエロに走るのかな、とか思っていたらそういうことは一切なく杞憂に終わりました。夕方にやってても全然違和感ないくらいにはエロゲ感がないです(絵柄と一部のキャラくらい)。全体的にテンポ感がよく、結構早めてるなということを感じ取れますがその割には色々しっかり描けています。内容は魔法少女モノではありますが、メインは本当にまっすぐな恋愛モノです。メインの2人はかなり純粋で、主人公はちょっとキザにも見えるけど、冷静に考えてみると意外と純粋なキャラで好きになる過程もちゃんと描けていて、ヒロインのすももちゃんは可愛くて優しくて、とにかく魔法少女の主人公のような好感の持てる天使みたいなキャラです。その2人のキャラ造形がしっかりしてるお陰でうまいこと感情移入することができます。魔法少女モノ要素は恋愛要素の事を進めるために使っていて、よく言えば筋が通ってる作品、悪く言えば舞台装置的な印象を受けましたが、設定がしっかりしつつ恋愛要素ともうまく馴染んでいて、その魔法少女をしていく上でのキャラ達の変化も描けているのでただの舞台装置では終わってないところが良かったと思います。メインはしっかりテンポ良く描くことが出来ていて、一本筋の通った良い純愛作品です。
個人的にはもう一押し欲しい内容で、作画は安定してたけど見せ方が物足りないなと思ったりする場面があったり、ご都合主義な設定や不自然な展開がやや目立っていたりするので、名作程ではないかなと。それでも全体的にはかなり出来は良く、すももちゃんは天使だったので☆4.3(やや名作寄りの良作程度)です。
「投票で決める1クールアニメベスト10!」という動画の投稿主さん個人のランキングでこの作品がランクインしてたので視聴しました。この投稿者さん、たまに身勝手な解釈で評価つけた動画あげてますが(ぼざろの動画とか特にw)、掛け合いが生き生きしてたり普通に動画内容面白かったり、この方のお陰でRe:ステとかにも出会えたので、結構好きで感謝してる投稿者さんです。この動画に載ってた作品だと他には「武装少女マキャヴェリズム」とかも気になってます。「やがて君になる」は前々から気になってたので今度観ます
https://youtube.com/watch?v=Lb6ojO1nbp8&si=qb2osfrPT6bQGOCG
話毎に感想
{netabare}1話
主人公がぬいぐるみになってしまう(別世界の変身ドリンク?を飲んでしまったため)→戻るために星の雫が必要、選ばれた女の子しか取れないから色々理由をつけて協力してもらうことに
導入が強引かなあ。主人公がどういう認識されてるのか、とかのキャラの土台も少しふわっとしてる。専門用語解説されるのでエンディングは飛ばせませんね。それにしても専門用語が多いかも...わかりやすくはあるけど。絵柄がハルヒっぽいなあと思ってたら、キャラ原案がいとうのいぢさんでした。
2話
日が暮れるとぬいぐるみになってしまう主人公(月の満ち欠けに影響される)。
雫をとってるところを見られてしまったら記憶を消さなきゃならない
良い話!すももちゃん優しいし二人の信頼関係がテンポ良く描かれてました。そして恋愛要素あり?その後の話に期待できる良い序盤。都合のいい設定が出てきたのは気になったけどそれ以外は良い感じ。それと、専門用語は別に多くはなさそうです
3話
敵登場。勝負したいらしい。
やはり主人公に好感がもてるラブコメは良いですね。ヒロインも本当に優しくて可愛いし、優しさが仇となる場面はシンプルに心が痛む... そしてラスト、的キャラが転校してきました。クラスの男子盛り上がり過ぎだろw
4話
敵キャラが転校してくる。
もう一つの世界に星の雫を集める魔法少女的なのを育てる学園が二つある。それぞれが成績優秀者を現実世界に送り込んで星の雫を奪い合いをするのが伝統(互いに磨き合い、向上するため)。指輪が代表にすももを選んだ
主人公とすももちゃんの純愛が脅かされる...のか?
成長するストーリーが見えてきました。段々と見えてくるすももちゃんの新たな一面も魅力的ですでも水が怖い設定は理由がしょうもないからあまり説得力がないかな、もう少しキツい設定でも良かったと思う。立ち直る所も少し説明不足だったのは惜しい。
5話
林間学校
主人公!気付け!!勘違いするな!!!どっちも好きな理由がちゃんと描かれてるからこそ応援したくなる。すももちゃんは単なる萌えキャラかな〜とか思ってたら想像以上に魅力的なキャラだった。
次回告白するんですか!?
6話
魔法の力は本人の心が大きく作用する。
すれ違いがより酷いことに。なんちゅうタイミングの悪さ...w どこまでも優しいすももちゃんが天使すぎる。そして今回ついに告白!!!でも夕方だから次の回でぬいぐるみバレある?
でも今回、明らかに自分が好きってことを主人公は聞いたのに、そのことがその後の展開に何も作用してこないのは気になりました。わざわざ聞かせた意味あるのかなあ。せっかくだから腹を決めるまでの過程の描写として上手いこと絡めて欲しかった。でも先生が好きなんだと勘違いしてるからそのことが信じれてないとか
7話
すももちゃんの母さんがすごい人。母さんは先生と姉弟。先生は実はステラウェバー(星の雫を加工して色々作る職人)
掘り下げ回。そして告白、焦ったいんだよ!
8話
ニヤニヤ回
初々しいなあ^〜〜しかもキスですよ!魔法は心のありように〜という設定が恋愛話とうまく馴染んでますね。アスパラの方に、アマデウス的なストーリーもありますね。
ラストが不穏...
流れ変わりそうなのでまとめると、今のところ恋愛要素はテンポ良くしっかり描けていて、星の雫集めのくだりでキャラを見せたり少し成長ストーリーを見せたりしていて良い感じですが、名作という感じはしないかなあ。もう一押しが欲しい感じです。次の回に期待します。
9話
正体がバレたらただのぬいぐるみになってしまう
えぇ...
10話
都合の良い設定がまた出てきましたが、前のよりは理にかなってますね。水怖い設定の後押しも出てきました。確かにこれはトラウマになるかも。
秋姫夫婦ロマンチックすぎる。やっぱりテンポ良くするために少なからず描写不足なところもありますね。
あと松田うるせえ
11話
結構展開が行ったり来たりしてますが、あんまりダレないのは凄いですね。でもバレたら罰を受ける、という設定はどうしたのか。マスコット的存在だからバレても良いってことなのかな?ここもフワッとしてるなあ。
今回、半年間の記憶を無くすか、そのまま人形になるかの選択を迫られる。
切なすぎる
12話
アスパラ側のストーリーにも一応区切りがついてるのが良いですね。
純愛!!!!こういうのでいいんだよ、こういうので
{/netabare}