ジャンプで忍者なアニメ映画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがアニメ映画のジャンプで忍者な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番のジャンプで忍者なアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.6 1 ジャンプで忍者なアニメランキング1位
BORUTO -NARUTO THE MOVIE-[ボルト ナルトザムービー](アニメ映画)

2015年8月7日
★★★★★ 4.1 (214)
1491人が棚に入れました
長きに渡る戦争を経て高度成長を遂げた新時代。七代目火影・うずまきナルトが統治する木ノ葉隠れの里を中心に、新たな忍を育てる「中忍選抜試験」が5つの里合同で開催されようとしていた。里の手練場で修業に明け暮れる三人一組の下忍たち。サスケの娘にしてナルトに憧れを抱くサラダ、多くの謎を持つ超優秀な忍ミツキ、そして才能を持ちながらもナルトをクソオヤジ呼ばわりするボルト。ボルトは、多忙が故に家族と過ごす時間すらないナルトを「親なんて初めからいない方がいい」と寂しさゆえに忌み嫌うようになってしまっていたのだ。ある夜、異空間での任務にあたっていたサスケが、妙な危険が迫っている事を知らせにナルトの元に訪れる。互いの子世代の忍の事を話すナルトとサスケ。そんな中、サスケの事を「ナルト唯一のライバル」とサラダから聞き憧れていたボルトは、父親の弱点を知ろうと弟子入りを願う。友の状況を悟ったサスケは"ある条件"付きで師匠となることを約束。ボルトはナルトに実力を見せつけるために、サラダ、ミツキと共に中忍選抜試験への出願を決めた。知能勝負の一次試験、チームワーク勝負の二次試験と難関を突破していくボルトたち。三次試験の個人戦コロシアムでは、各里の長である五影が見守る中、ついにシカマルの息子であるシカダイとも激突!その時、空間が捻じ曲がるほどの大爆発が!禍々しい雰囲気を纏い現れたモモシキとキンシキと名乗る二人組は、両手に宿した輪廻眼を操りナルトの命を執拗に狙う。何もできず立ちすくむボルトを護るサスケ。それを背に立ち塞がったナルトは、モモシキが放った術と共に消えてしまった。ボルトへ微笑みを残して―。父親が歩んできた道、そしてその想いを初めて知ったボルト。その小さな姿にかつてのナルトを見たサスケ、そして五影とともに ボルトは敵うハズのない敵が待つ異空間へ、決死の覚悟で挑む!

声優・キャラクター
三瓶由布子、菊池こころ、竹内順子、杉山紀彰、木島隆一、阿部敦、小野賢章、早見沙織、浪川大輔、安元洋貴、竹内良太、石田彰、宮田幸季、武田華
ネタバレ

ラ ム ネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

螺旋丸は絆の大きさ!

小学生の頃から追って読んでいたナルト、その〆として見事な出来栄えでした。これまでのナルト物語がさらに光ってみえるし、重要なのは、この劇場版でナルトを初めて見た人もすんなり見ることができ、過去の物語を辿りたいと思わせることにも成功しているからです。固く言えば、非文脈依存的なところから、元の文脈への興味をわかせるようになっています。
…前作の「NARUTO THE LAST」はほぼファン向けに制作されたようなものでした。つまりファン向けの本編の文脈に依存した商業作品に退廃し、脚本もぐたぐたで、見入ることができません。まず単なるナルトとヒナタの恋愛成就の話しなのに舞台装置がデカすぎました。舞台装置つまり感情を劇に動員する装置です。「悪」(によってもたらされる危機) も舞台装置とすれば、〈NARUTO〉元来のバトルものとしての演出を残すがために、ナルトとヒナタの成就への試練として「悪(役)」を間に割り込ませて分断し、そいつの存在と目的性の補償のため世界改変をもくろむ人物設定にし、根拠なき月面上の戦いでナルトは地球とヒナタを無事に救い、成就するというシナリオに一時半ほど費やされます。地球もよく救われるようになったものだとも思いますが、安易すぎてちょっと怖かったです。恋愛成就のためだけにある舞台装置が見え見えかつ不可解にデカすぎて、デカさゆえに大恋愛ものになっていますが、現代の気風のなかでド直球な大恋愛ものをそこまでやるもんじゃない。それに視聴者がそれに憧憬を持てるほどウマくも作られてないし。それで、えーってなって、こっちに来たんです。
しかししかし、これは見入れました。初見者とわず、小学生から、大人まで、見れます。脚本が巧いしわかりやすい。原作を知っているので、見落としがあるかもしれませんが。能力発展の前提が踏まえてないとちょっと戦いの規模が大きすぎますかね。でも、無駄がありません。ファンにとっては、まずいおかずのないのおいしい主食ばかりです。
何が大切で、何かカッコいいのか、この父性(規範)なき社会に失いがちなものを、あざやかに、描き出します。

・あらすじを追いつつ解釈しつつ感想と。
{netabare}
ナルトとヒナタの長男・ボルトは、火影(木の葉隠れの里の長)になった多忙な父親のナルトから認められないことに拗ねています。ナルトは両親がいないまま育ったと言えど、師を多く持っていますから、父親の役割を担えないことはないでしょうが、それでも反抗する息子に父として「(四代目の遺影に)父ちゃん、俺どうしたら」と言うように、関わり方がわからないから影で応援?みたいな心境にいます。ボルトには父性(規範)の内在化がされていない、何が大切で、何がカッコいいのかを弁えていません。自尊心が高いために、科学忍具班班長・カタスケから「クソチート」まがいのセーブデータを貰って友達とゲームをしています。これには、シカマルの息子が「母ちゃんの目盗んでこつこつレベル上げするのが楽しいんだよ」とひと掃けして軽蔑します。ボルトの初めのうちの行動の殆どが、父親ナルトへの承認を目的にしています。サスケへの弟子入りも、反抗心、ナルトを倒そうとして頼んだわけですし。

ナルトとサスケは、時代が変わっても忍の本質は変わらないかどうか、汚れて努力をせず下したてみたいな服を着ているボルトの変化に賭けをします。つまり、時代の変化に伴って、ふるまいは変遷していますが、本質はなかなか変わらないということです。

科学忍具班班長のカタスケは重要で愚昧な役です。下忍の昇格試験である中忍試験において科学忍具の成果をあげて売りに出して注目・一儲けしようと考えてします。
「中忍試験での科学忍具の使用を許可していただきたいんです。下忍に過酷な修行をさせることもなく、個人の忍術の幅も広がります。パフォーマンスとしても派手になりますし、他里にこれをアピールして売れれば外貨も稼げて木の葉の里も潤うことまちがいなし…」
「ダメだ、中忍試験はパフォーマンスじゃねえ、忍を育てるためのものだ」
「自分自身のチャクラを使わない忍具は、新しい忍を育てる中忍試験の主旨に反している」とナルトは忍の本質に立ってきっぱりと否定します。

が、カタスケは父親に認められたいが自信がないボルトに取り入り、中忍試験でそれを使わせます。
脚本の巧みな場面で、ナルトが「シカダイに負けんなよ」と拳を向けますが、拳を出すと手首につけた特殊科学忍具がバレてしまうので、ボルトは拳を合わせることができないシーンがありました。
結局バレて試験は失格になってしまい、忍の証である額当てを取り上げられ、落ち込んでいるなかでここぞとばかりの悪の登場=危機の襲来です。
その危機=悪もまた、チャクラの実なるものを食べることで、外部から万能の力を取り入れて戦う人物でした。「そんなものは本当の力じゃねえ」とナルトは言います。

サスケは、忍の世界で科学技術など自分の力を使わずに強くなろうとする、虚栄することを嘲笑します。ナルトも「大切なのは、チームワークと根性だ」と忍道を曲げません。この感覚、大切です。現実を遠ざけてユーチューバーみたいにネット上で金銭稼ぎをするようなことを、同時に嘲笑っているのと同じです。

ボルトはナルトが戦う様子を目撃することで、忍の本質がいかに大切か理解します。しざる得ない、そこに強烈な身体性を見る、それがあまりに強く優しいものか理解するのです。ボルトは特殊忍具を恥じて投げ捨てます。この捨て去るシーンが一つの感情の山場ですね。
サスケ「お前はナルトよりウスラトンカチだ」ボルト「ウスラトンカチ?」サスケ「負けず嫌いってことだよ」ここでファンにとってはこれまでの意味論的な待望の謎が解けます。今まで説明されてこなかったからです(たぶん)。
敵に連れ去られたナルトを、強い不在感を伴って、ボルトはサスケに連れられて五影たちと救いに行きます。

そして敵の手から救出したナルトに必殺の螺旋丸(チャクラの玉!) を託されます。チャクラは身体エネルギーと精神エネルギーから練り上げられるとされます。ボルトは、小さな螺旋丸しか作れていませんでしたが、ナルトのチャクラの力添えで、巨大な螺旋丸になりました。そのチャクラの重みをボルトは感じ取ります。「行け、ボルト」というナルトの言葉で、ボルトは認められ、任されて、虚栄なき身体性のもとで自立するのです。

・内部的な力と外部的な力がありますよね。NARUTOでは、内部的な力を重視しています。湧き上がるものと纏う(まとう)ものの、湧き上がるもの。内発性。内発は非文脈依存的、独立的、外発は文脈依存的、非独立的です。そして、その内から湧き上がる力は、絆によって強くなる。それがNARUTOで繰り返し表されてきたモチーフでした。

・「絶対悪じゃない悪による危機」は主に「絆」を試す舞台装置になりえると、前編「THE LAST」の方で言いました(そういう前提で言ったつもりでした)。で、何がカッコいいのかが主題なので、カッコわるい奴が悪役になります。カッコわるい悪による危機によって、カッコいい絆が描かれるわけですね。

戦いののち、朝の団欒に、五影たちとナルトとサスケとボルトが勝利を祝って肩を組み笑っている写真が、文脈を知る人にとっては好きですよね。

破れた服をヒナタがとって、
「母ちゃん、それ、縫わなくていい。それがカッけんだ」
「父ちゃんが言ってました。大切なのは、ここじゃなくて(頭)、ここだって(胸)」
 ボルトは何が大切なのか、何がカッコいいのか、頭ではなく、身体で理解しました。

サラダ「父さんとは違う道を選んで火影になるの!」
ボルト「俺は火影にならねえ。火影ってのはただのレールだ。サラダ、俺が目指すのはお前の父ちゃんみたいな忍だ。俺は俺の忍道を行ってやる。」
 ハッピーエンド/バットエンドともかく、これからも続いていくエンドは、世界の在り方ともかく人の生き方を描いているので、子どもをさらに感化させます。忍び耐える者とはなにか、何がカッコいいのか、そういうことを胸に留められます。

・ボルトに妹ヒマワリがいることで自立心があることも良い設定です。あれで一人っ子だったら、もう少し性格が違っていたかもしれません。
・ヒナタの子だから、ボルトとヒマワリに白眼の可能性はないのか、日向の血が半純潔じゃないと開眼しないのか。
・大蛇丸ってホモセクシャルじゃないのか。息子って、水槽から出てきたホムンクルスでもなさそうだし。
{/netabare}
さて、秀作でした。2016/06/12

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

変わりゆく時代にあっても、変わってはならぬもの(※作品紹介レビュー)

つい先日、友人と映画BORUTOを見てきました。私のNARUTO歴を最初に申しておくと、マンガはジャンプの最新話まで読破、アニメは途中まで、映画はこれがお初、です。中途半端なNARUTOファンで申し訳ないですが、最新作の紹介をしたいと思います。


◆作品情報◆
ジャンル、原作、監督、放映時間、公開日、映画制作の紹介です。

{netabare}ジャンル:忍者
原作:岸本斉史さん(漫画、少年ジャンプ)
監督:山下宏幸さん
放映時間:1時間50分
公開日:2015年8月7日
映画制作:集英社・テレビ東京・ぴえろ{/netabare}



◆キャラ&声優さん紹介◆
キャラ名、(声優さん名)、二言紹介、で書いてあります。

{netabare}うずまきボルト(三瓶由布子さん)・・・ナルトとヒナタの長男にして、本作の主人公。が、火影に対しては懐疑的。
うずまきナルト(竹内順子さん)・・・ボルトとヒマワリの父であり、七代目火影。里のため、日々の公務に奮闘する。
うちはサラダ(菊池こころさん)・・・サスケとサクラの一人娘。写輪眼を開眼し、将来火影になることを夢みている。
うちはサスケ(杉山紀彰さん)・・・サラダの父であり、影から木ノ葉の里を守る者。本作でも、ナルトをサポートする。
ミツキ(木島隆一さん)・・・ボルトとサラダとスリーマンセルを組む少年。他里から木ノ葉隠れのアカデミーに転入。

なお、ネタばれになるので書きませんでしたが、とあるキャラ役で「みなさんも大好きな」あの声優さんが出演しています。私と友人が第一声でわかったくらいです。出番は多くないですが、心踊りました。
{/netabare}


◆あらすじ◆

時は過ぎ、平和な時代を迎えていた。次世代の忍たちもすくすくと成長し、五里合同の中忍試験が開かれようとしていた。そんな中、木ノ葉の里にせまる新たな闇。そして、ボルトが抱える心の隙間。これらとの戦いを乗り越えて、はたして新たな火の意思を継ぐ忍を育てることができるのか・・・。



◆オススメポイント◆

① 15年後の世界を堪能できる

マンガの本編では語られることのなかった15年後(20年後?)のNARUTOの世界を、思う存分楽しむことができます。ボルトたち次世代の忍の活躍はもちろん、七代目火影ナルトの奮闘っぷりや現五影たちのバトルなど興味深いものばかりです。個人的感想を言わせていただくと、とにかくサスケがひたすらカッコよかったです。


② 戦闘シーンがとにかくアツい

戦闘シーンもとにかくカッコイイです。スピーディーで、マンガでは味わえないリアルな描写からは目が離せません。また、映画独特の構図と言いますか、ダイナミックで迫力のある技の演出がまた素晴らしい。バトルものの中だと、トップクラスなのではと思います。


③ 「秘伝・在の書 オフィシャルムービーBOOK」がもらえます

この映画、ファンサービスがとても手厚いと思います。まず、映画限定の薄いコミックがもらえます。内容は特別読切や映画に登場するキャラの紹介、そしてフルカラー収録の最終話などと盛りだくさんです。そして、映画の方も最後の最後まで楽しんでもらう工夫がされています。いやほんと、ラストまで大満足です。



◆注意点◆

① 主人公はナルトではありません

映画のタイトルを見ればわかりますが、主人公はボルトです。ナルトについては火影としての、そして一人の父親としての悩みや葛藤が中心に描かれていて、ストーリーを牽引するのはボルトとサスケです。幼い少年が父親の親友と出会うことによって、一人前の忍に成長していく姿を楽しんでいただけたらと思います。


② あの世界観をどうとらえるか

素晴らしい映画作品だと思いますが、違和感を覚えたのが一点だけ。それは、忍の世界のはずなのに科学技術が発展しすぎていること。たった15年の間にテレビはおろか、パソコンを使ったメールのやり取りまでできるようになっています。しかしこの点が、この作品のテーマに深く関わってくるので、あとはみなさんの判断次第かなと思います。



◆感想&まとめ◆

私のこの作品に対する感想は、終始「カッコイイ」でした。

他のNARUTO映画を見たことがないので比較することができませんが、おそらくその中でもトップクラスに面白い作品だと思います。なぜなら、原作者の岸本さんがこの映画を「本当の最終話」だと思って作っているように感じられるからです。(もちろん、今後NARUTOの続編が出てくる可能性はありますが)

だから、NARUTOファンの方は見なければなりませんね。そして、ファンでない方にもぜひ見ていただきたいと思います。NARUTOのストーリーを知らなくても、バトルものとして十分に楽しめるはずですから。

なのでみなさんも、BORUTOを見てアツい夏を過ごしてみたらいかがでしょうか。


~師に出会い 父知り掴む 我が忍道~


最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。


オススメ度 ★★★★★★★★☆☆




◇余談◇

『この作品で伝えたかったこと』

※基本的に、視聴済みの人向けに書いてあります。若干ネタばれの内容も含んでいるので、ご注意ください。

{netabare}
この作品を通して描きたかったことは、おそらくたくさんあるのでしょう。

理想の平和な世界。それぞれの成長。ナルトの火影としての活躍と苦悩。サスケの陰から守る者としての生き様。そして、家族がいないから感じる孤独と、家族がいるからこそ感じる孤独の違い。

でも、一番描きたかったのは、「時代が変わっても、忍が持つべき矜持は変わらない」ということだと思います。

映画の中で、ナルトとサスケの考えがぶつかるシーンがありました。ナルトはボルトのことを今の忍で俺たちとは違うと言い、サスケはそうではないかもしれないと言ったあのシーン。

世界は平和になって科学技術も発展し、自力で忍術を覚えなくても術を発動することができるようになった。しかし、それは仮初めの力で、もっと大きな力の前ではまったく役に立たない。やはり、修行を積んで身につけた「本物の忍術」でないと役に立たない。

立派な忍者になるために大切なことが、ナルトが言っていたように「3つ」ある。

1つは、「チームワーク」。つまり、人とのつながりや愛情のこと。2つ目は、「根性」。つまり、諦めない気持ちのこと。そして3つ目が、「努力」。直接ナルトは言っていなかったけど、修行をして自分自身の力で手に入れるまでの過程、それが大切なんだと思います。

また、このNARUTOという作品で描かれている忍者とは、「忍び耐える者」です。

だから大切な誰かを想い、諦めないで、努力すること。それが忍の矜持であり、たとえ平和な世の中になっても変わらないもの、変わってはいけないものなんだと思います。

そして、それは私たちの現実世界でも同じこと。

今の世の中は本当に豊かで、比較的簡単にものや知識が手に入ります。しかし簡単に手に入るものというのは得てして失いやすく、「自分のもの」にするためにはそれ相応の努力が必要になってくる。

でも、今は「ラクして儲ける」ことがいいみたいな風潮がありますから、「努力」とか「根性」とかは毛嫌いされてしまいがち。下手すると「古い」とか言われてしまいそうです。

でもそんな時代だからこそ、つながりや愛情、努力や根性といったものが大切なのかもしれません。私たちは忍者ではありませんが、より強くよりたくましく生きていくためには、必要なことなのかもしれません。


ナルトのような、夢を諦めない強い子に育ってほしい。それが原作者である岸本さんの願いな気がします。

私も自身の目標に向かって、諦めずに努力を続けていける強い人でありたいと思います。


{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これぞナルトの集大成!

まさに集大成の名の通りの超大作でした!
前作のTHE LASTも良かったけれど、LASTは恋愛が全面にプッシュされていましたから…ナルトっぽくないなと思った方も多かったはず。
しかし今作は主人公こそ違えど、ナルトらしさを全面に押し出した作風の作品となっていました。
そして、ナルト映画至上最も面白い、全てを出し切ったような力強さを感じました!


特に印象に残ったポイントは3つです。

①ナルトの息子、ボルトの成長
科学技術士に頼み込んで、ゲームのステータスをMAXにするパッチを作ってもらったり、誰にでもAランク程度の忍術が使えるようになる科学忍具を躊躇いもなく使用していたボルト。
使用禁止の中忍選抜試験でも使用を繰り返し、信頼を失ってしまいます。
忍術の修行なんてダサくて出来ないと考えていた彼が、信頼を失ってから自分の愚かさに気付き、変わっていく様子に、NARUTOらしい熱さをかんじました。
また、そもそもボルトが違反してまで中忍試験に科学忍具を持ち出した理由に、多忙な父に凄いところを見せて構って貰いたい。という事がありました。あまり共感は出来ないけれど、偉い人の息子ってこんな悩みを持っているのかもしれないなと納得させられるようなリアリティがありました。


②大人の魅力漂うナルトとサスケの活躍
原作は、忍連合が結成するまでしか見れていないのですが、二人とも大人になってめちゃくちゃかっこよくなっていました!
私のナルトの好きなキャラの変遷は
波の国(ハク)→中忍試験(カブト・大蛇丸)→サスケ追跡・カカシ外伝(カカシ・ミナト)→尾獣捕縛(デイダラ)→六尾出現の章(ウタカタ)→カカシ
となっていました。
一時的に大好きで冷めてしまったキャラもいますし、好きでい続けているキャラもいます。
主人公格であるナルトとサスケは特に大好き、というほどでは無かったのですが今回の映画であまりの格好良さに評価を改められざるを得られませんでした。
だってサスケが格好良過ぎるんです!

ナルトいねえじゃん!!( ‘ ^‘c彡☆))Д´) パーン
…いやぁ、ナルトもかっこ良かったですよ
ただナルトへの反応がo(*°▽°*)oこの顔文字なら、
サスケへの反応が(((o(*゚▽゚*)o)))この顔文字だったというだけです…

ボルトが主人公という事で、視聴前はナルトの活躍が見込めないかなっと思っていたのですが、思いのほかナルトとサスケの活躍するシーンが多くて良い目の保養になりました。

もちろんナルトとサスケ以外もお馴染みのキャラが沢山登場しています。
よく、こういう演出にすると話がまとまらなくなる作品も多くありますが、話に筋が通っていて、構成上手いなと思いました。


③スピード感ある戦闘シーン!!!

序盤からハイアクションでいきなりテンションが上がりました!!
スピード感と動きそして、カッコ良いカメラワークでつくられる迫力!!
動きは文字ではお伝えできないので、是非見て楽しんでいただきたいですね

後半のナルトの尾獣モードとサスケのスサノオの術の合体共闘もとにかくすごい、カッコいいのオンパレード

私のアクションランキングを書き換える素晴らしい作品であったと自信をもってお伝えできます!
アクション好きならば、なおさら観ていただきたい1作でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

65.7 2 ジャンプで忍者なアニメランキング2位
ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-(アニメ映画)

2012年7月28日
★★★★☆ 3.9 (119)
781人が棚に入れました
木の葉の里に、死んだはずの“ 暁 ”メンバーたちが襲来してきた。ナルト達は撃退し、家族たちが暖かく迎える。ただ一人、天涯孤独の身であるナルトを除いて・・・。
そんなナルトと、ささいな親子げんかで家を飛び出してきたサクラの前に“ 仮面の男 ”が現れ、恐るべき瞳術を発動させる。ふと気がつくと仮面の男は消え去り平穏な木の葉の里が帰ってきた。だが、そこに住む人々は何かがおかしい。さらにナルトの元には、本来この世にいるはずのない男女二人が・・・。

シルメリア さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ボルト大ヒット記念により地上波で放送されていたので(._.)φ

木の葉の里に、死んだはずの“ 暁 ”メンバーたちが襲来してきた。ナルト達は撃退し、家族たちが暖かく迎える。ただ一人、天涯孤独の身であるナルトを除いて・・・。
そんなナルトと、ささいな親子げんかで家を飛び出してきたサクラの前に“ 仮面の男 ”が現れ、恐るべき瞳術を発動させる。ふと気がつくと仮面の男は消え去り平穏な木の葉の里が帰ってきた。だが、そこに住む人々は何かがおかしい。
とあらすじより抜粋↑
視聴は2回目です。
ボルトをまだ、観ていないので<(_ _)>
私の中では、この作品が劇場版では
ナンバー1ですね(≧∇≦)b
限定月読によって、別世界の木の葉の里に飛ばされたナルトとサクラ。
この世界は、自分達の居た世界とは何かが違う!
それが見所故に話せない・゜゜(p>д<q)゜゜・
これが…針鼠のジレンマか?(笑)
仕方がない、
ラーメン一楽のトッピングランキング発表して
筆を置きます。
1位 メンマ
2位 チャーシュー
3位 タマゴ
4位 海苔
5位 ナルト
こちらからは以上ですε=ε=(ノ≧∇≦)ノ

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
ネタバレ

むらほ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

おもしろい!

限定月読によって創造された世界にナルトとサクラが入れられたことによってその世界に歪みが生じてしまう。
ミナトとクシナが生きていて、サクラの親が英雄の四代目火影として亡くなっていて、各主要キャラクターの性格が反対になっていて、{netabare}暁が木の葉に雇われて、秘伝や血継限界を集め、自来也を殺したS級犯罪者であるその世界のナルトがいて、{/netabare}サスケが木の葉に残っている世界。
強さのバランスがおかしい事や、矛盾、説明不足なところは「創造世界だから」納得するしかないけど、鏡写しで世界をまるごと作れるマダラってちょっと強すぎじゃないかと思う。
ナルトが家に帰ったとこはうるっときた。
今まで見たナルトの映画では一番ストーリーが面白いと思った。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

限定月読の世界とはいえナルトをあの名前で呼んでしまうとは…w

ちょっと見るタイミングを間違えましたね。

あの花劇場版を観たすぐあとの視聴だったので限定月読の世界でナルトが{netabare} メンマ {/netabare}と呼ばれるのがずーーと頭に残ってしかたがなかった。あまり集中して見れませんでした(汗)

それ以外は限定月読の世界ではいつもと違うキャラが見れて面白かったです。特にガイとカカシですねw

バトルメインかと思いきやどちらかというと家族愛がメインな印象。
NARUTOの生まれのエピソードは本来はグッと来るところなのでしょうが原作で散々見たのでそこは大きな感動はありませんでした

作画はまぁぴえろはTVシリーズから崩壊していたので期待はしてませんでしたが劇場版なのだからもう少し気合をいれて製作してほしかった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

59.5 3 ジャンプで忍者なアニメランキング3位
NARUTO ナルト 大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ(アニメ映画)

★★★★☆ 3.5 (78)
418人が棚に入れました
南海の彼方に、「みかづき島」という常夏の島にある月の国があり、その国の王子は諸国漫遊の旅の途中で、間もなく帰国するらしい。その王子(ミチル)と息子(ヒカル)を護衛する任務が、カカシ隊第7班とロック・リー(以下、「7班」)に与えられた。道中、立ち寄ったサーカス団を気に入ったという理由だけで丸ごと買い上げたりと、常識からかけ離れた行動を取るミチル・ヒカル親子のことをナルト達は、理解出来ないでいたが、ヒカルの勇気ある行動をきっかけにナルトとヒカルは仲良しになる。しかし、ナルトとヒカル達が月の国へ戻ると、大臣シャバダバの画策により、月の国はクーデターに陥り、ミチルの父親である現国王は失脚していた。

声優・キャラクター
竹内順子、中村千絵、井上和彦、増川洋一

弑羅魏優夜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

個人的にかなり好き。

NARUTO疾風伝以前の映画の中では一番面白いと思いました。

木ノ葉隠れの里の少年・うずまきナルトが今回受けた任務は月の国の王子とその息子の護衛というB級任務。
カカシ、サクラ、ロック・リーと共に赴いた先には豪勢な旅団、豊満な王子とワガママ放題の息子が待っていた。
途中合流したサーカス団との珍道中も賑やかに波も嵐も乗り越えて、ついに彼らは「みかづき島」に辿り着く。
しかし楽園であったはずの彼らの国は、すっかり変わり果てていた……。
【Amazon.co.jp 商品説明より】

ナルトが若干九尾化する場面がすごい好きです。
やっぱり強いですね^p^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

AKIRA さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

スケールが小さく悪役もショボイ印象…

現在見ているNARUTO疾風伝もそろそろ原作に追いつきそうなので合間に劇場版を見始めました。

無印のころの作品は計3作あってこれはその最後みたい。

全体的に子供向けな印象を受けました。起承転結が分かりやすく。ジャンプのバトル要素を踏襲している感じ。

スケールが小さく悪役もしょぼい印象でかつナルトが「あきらめるんじゃないってばよ」を連発するのでうっとおしかったり。

声優陣は豪華なのに登場人物がそれに見合っていないのももったいないなと思いました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

lg さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

-感想-

鑑賞回数:1回 ※評価はしてません。

【総合】
----------
 これから感想更新していきます「(゚ペ)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

63.1 4 ジャンプで忍者なアニメランキング4位
NARUTO ナルト 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!(アニメ映画)

2004年8月21日
★★★★☆ 3.6 (117)
622人が棚に入れました
カカシ班は、映画『風雲姫』シリーズ・最終作の撮影のために雪の国へ向かう、女優富士風雪絵の護衛任務についた。しかし、雪絵は雪の国へ行くことを嫌がり、役を降りると言う。仕方なく、雪絵を強引に船に乗せ雪の国へ向かう一行。
途中雪忍の狼牙ナダレ達に襲われる。狙いは、女優富士風雪絵として身分を偽っていた雪の国の先代君主の娘、風花小雪と彼女が持つ六角水晶。
雪の国では10年前にクーデターが起こり、君主風花早雪が実弟、風花ドトウに殺された。その際、風花小雪はカカシと供に雪の国を脱出した。その後、風花小雪は身分を偽り、富士風雪絵として生活していた。

声優・キャラクター
竹内順子、杉山紀彰、中村千絵、井上和彦、甲斐田裕子、石塚英彦、美山加恋

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

サスケやカカシの活躍も見たかった

作画やアニメーション全般は丁寧な作りで好感が持てます。

ただ、もともとの原作もそうだが、今作も時代や文化レベルのような世界設定が中途半端なのはいただけない。舞台である雪の国も北極か南極みたいな描写だし、メカニカルな忍具が出てくるのも違和感。忍のキャラデザも、原作のイメージとかけ離れているし、敵キャラとしての凄みや魅力に欠けている。

また「映画女優を助ける」と言う基本ストーリーにもかなり違和感があり、特に「ナルト」である必然性を感じなかった。違う作品にナルトたちがゲスト出演してるみたいな作品。

ナルト以外の人気キャラ(サスケ、カカシ)にほとんど活躍の場が無いのも、悟空だけが活躍して終わる「ドラゴンボール」と同じで、ジャンプ系漫画のオリジナル映画にありがちな悪しきパターンを踏襲している。ファン心理が分かっていないかなという印象でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

第7班はやっぱりサスケがいないと

1作目くらいですかね7班がちゃんとそろって出てくるのって。

映画とか女優というのがNARUTOの世界観にイマイチしっくりこなかったですが、ストーリーも練れていたし、女優の設定も上手く使えていたのでその点は評価できます。

原作とは関係ないオリジナルの作品なのでNARUTOを知らなくても楽しめる作品です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

wfrGJ00038 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

メモ

バトルよりストーリーに重きを置いている。
4人揃っている、まだ初々しい第七班を見せてもらった。そういう意味では、ナルトを昔から見ている人は、改めて見るのもいいと思う。


女優
映画撮影
火の国
雪の国
第七班
サスケがいる
バトル
忍術
諦めねえ

竹内順子

投稿 : 2024/11/02
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